- 1二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 17:57:42
前スレ
『ブルアカss』|あにまん掲示板先生が生徒に贈り物をしようとしたら、手違いでとんでもないものを渡してしまいました。という概念を落としておきます。良いよね、ケモ耳生徒に首輪。bbs.animanch.comすみません、投稿できなくなっていたスレ主です。
ウミカやマリー、カエデで書いてた人になります。
電波を探し求めてなんとか書き込みできるようになりました!
うわぁぁぁん!本当にごめんなさい!
- 2二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:00:00
ヒヨリみたいなことしてて草
- 3二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:00:39
リアルヒヨリで草ァ!!
- 4二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:03:49
で…ですね…実は一番最後に、サクラコさんで依頼をいただいていました。
せっかく依頼をいただいたのにお届けできないのはあんまりです!
うわぁぁぁん!
どうせ私なんてまた電波規制されちゃうんですね! - 5二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:11:13
なので、頑張ってお届けします!
いいから書けとか言われる前にあげちゃいます!
もうやけっぱちです!
それではどうぞ! - 6二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:11:39
いいから黙って書け
- 7二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:12:31
その日、私、歌住サクラコはシャーレの元に訪れていました。
先日、シャーレの先生がシスターフッドを訪れた際、シスター達が誤解から大変なご迷惑をお掛けしてしまい、これは謝罪しなければならないと判断した為です。
善意で成していたことが、このような結果を招いてしまうとは、あまりにも悲しいこと。
マリーにも、深いショックを与えてしまったことでしょう。
「失礼します、先生。」
「サクラコ、よく来てくれたね、いらっしゃい。ゆっくり掛けていいよ。」 - 8二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:13:12
先生は柔和な表情で、私に微笑み掛けてくれました。
ありがとうございます、とわたしはソファーに腰掛けます。
「紅茶で良いかな?」
「はい。」
トポトポ、とお湯が注がれる音。
先生はティーカップを2つ持ってきて、ソファーの対面に腰掛けました。
「先生、まず良ければこちらを。」
「わざわざ用意してくれるなんて…、ありがとう、サクラコ。」
持参して来たのは菓子折り。
このようなもので謝意を伝え切れるとは思いませんが、それでも手ぶらで来るようなことは許されません、
私は深々と先生に頭を下げました。 - 9二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:13:58
「先生…この度は、誠に申し訳ございませんでした。」
「気にしないで、私も贈り物については勉強不足だったんだ。良い機会になったよ。」
「ですがこのような事になってしまっては、この歌住サクラコ、シスターフッドの長として、何もしないという訳には…。」
「うーん、それは困ったね。」
ニコリとしながらも、参ったなと口にする先生。
「なら、サクラコに貰って欲しいものがあるんだけど良いかな?」
「貰って欲しいもの、でしょうか?それに…謝罪に来たにもかかわらず、さらに贈り物をもらうなんて。」
「そうかもね、ただ、ちょっと私が持ってても、持て余してしまうものがあるんだよ。だから、押し付けられたってことにしてくれないかな?」
- 10二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:21:51
ガサゴソ、と棚から何かをとり出す先生。
「これだよ。」
「雑誌…でしょうか?」
「うん、たまにある生徒が雑誌を好んでここで読むんだけどね。古いものが結構溜まって来ちゃったんだ。その子から許可ももらってるから、資源ごみで出してしまってもいいんだけど、その…シスターフッドの皆って慎ましい生活をしてると思うから。ちょっとした娯楽だと思って、もしよかったら皆で読んであげてほしい。……迷惑かな?」
「いえ、…いいえ。決してそのようなことはありません。先生は本当に寛大なお方ですね。」
なんて心優しいお方なのでしょう。
許しを乞うために来た者に、罰を与えるどころか恵みを与えてくださるなんて。
机の上には十数冊の雑誌が広げられていました。
『ドキッ!今をときめくモテキュンコーデ!』
『気になるあの人と急接近!ドキドキデートプラン!』
『甘いひと時を過ごすならココ!キヴォトススイーツ店総集編!』
等々。
- 11二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:24:00
「クスッ…。確かに、先生がお持ちになるには少々持て余してしまいますかもしれませんね。」
「うん、と言うわけでもらってくれるかな?サクラコ。」
「そう言うことでしたら、はい、喜んで。」
その後、私は先生と楽しく談笑をしつつ、いただいた雑誌を紙袋に入れてもらい、学園へ戻ることになったのでした。
トリニティ総合学園へ戻った私は、紙袋を片手に、聖堂へと向かいます。
「サクラコ様!!」
「無事に戻られましたか!」
入るや否や、すぐに私はシスターの皆様に囲まれてしまいました。
「その……、シャーレの先生は?」
「大丈夫ですよ。先生は私達をお許しになってくださいました。」
「まぁ…!罪深き私達を咎めることなくお許しになってくださるとは…!」
「いえ、いいえ!違います!サクラコ様の威光に、シャーレの先生と言えども、きっとひれ伏さざるを得なかったのです!」
「流石サクラコ様!!」
なんだか違う方向に解釈されている気がしますが……。
「そういえば皆様、シャーレの先生から…」
私はいただいた雑誌を取り出そうとしました。
その時、
- 12二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:25:01
- 13二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:26:04
※なお、雑誌の持ち主はお察しください
- 14二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:26:41
- 15二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:27:18
- 16二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:28:05
「いいですか?これ(雑誌)は先生のお慈悲なのです。
道を誤らんとした私達を許し、幸せへと導かんとするご意志なのですよ。
先生は私に(皆様と趣味を共有する)機会を与えてくださったのです。
それを自ら手放す事こそ、真に愚行であると言わざるを得ません!宜しいですね?」
「「「………。」」」
よかった、ちゃんと伝わってくださいました。
これで一安心、
「そうですね…私たちが間違っていました!」
「将来を誓い合う2人を祝福しなくてどうするんですか!!」
「そうです!サクラコ様が望まれている以上、どのような過程であれ私たちがすべきはサクラコ様と先生の門出を祝う事!!」
「直ぐにシスターフッド総手で取り掛かりますわよ!!」
「「はい!」」
……あれ?
- 17二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:29:24
〜〜〜〜〜
「うん…なんでこうなるのかなぁ…。」
「本当に申し訳ございませんでした…。」
翌日、トリニティ総合学園には簀巻きにされた先生が連行されて来ていました。
たった一夜のうちにシャーレを襲撃し、先生を拉致してしまったのです。
なんと言う事でしょう…。
これでは本当に先生と私は…、
「先生、今からでも遅くありません、彼女たちにしっかりと話をして誤解を解きましょう。」
「そうだね、なんとしてでも止めなきゃ。」
「はい…。」
ガチャ、
「サクラコ様、先生。お召し物の用意ができました。」
「待って、いつの間に私のサイズまで採寸されてるの?」
「お気になさらず、ツテはいくらでもありますので。」
「おかしくないかなぁ!?」
- 18二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:30:03
そんな先生の指摘を意にも介すことはなく、
「さぁ、サクラコ様。此方へどうぞ。」
「あの、少々お待ちを…」
「何を言っているのですかサクラコ様!ここまで来た以上お覚悟を決めなくてどうするのですか!」
「いや、だからそうでは…!」
手を引かれて部屋を後にさせられます。
学園の外はすでに大混乱でした。
先生を取り返そうと大騒ぎです。
聞けば他校の生徒すら参加していると。
即日挙式だなんて、何をどうやったら実現してしまうのでしょうか…?
抵抗する間もなく服を着替えさせられ、あっという間にメイクを施されます。
「さぁ、ご覧になられてください。」
目の前に布を被せた姿見を立てられ、1人が勢いよく布を剥ぎ取ります。
- 19二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:30:33
- 20二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:32:05
- 21二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:32:46
- 22二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:33:33
- 23二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:34:07
- 24二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:34:34
「歌住サクラコさん、あなたはここにいる…グスン!…彼を、病める時も グスッ、グスッ…健やかなる時も、富める…グスッ…時も 貧しき時も 夫として……グスン…愛し 敬い グスッ!慈しむ事を誓い…うわぁぁぁぁん!」
「ヒナタさん!?泣かないでください!可愛いお顔が台無しですよ!」
「だって…だってサクラコ様ぁぁぁぁ!」
わんわんと涙を流すヒナタさん。
誰ですか彼女に誓いの言葉を読み上げさせる役をさせたのは!?
あぁ…もう…、
- 25二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:35:05
- 26二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:35:50
- 27二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:36:26
- 28二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:36:59
- 29二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:37:44
- 30二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:38:43
- 31二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:40:58
「うーんと、パーティー会場はここかな?」
「あ、あなたは……!」
「色々言いたいことはあるんだけど…全部ひっくるめると、悪役登場ってとこかな⭐︎
お待たせ、先生。楽しいお祭りのところ悪いんだけど……ぶち壊しに来ちゃった⭐︎」
「先生…どうせ何かの間違い…よね?はぁ…いつものことなんでしょうけど。ちょっと今回は、加減が効きそうにない。」
「おじさんさ〜、先生が結婚するのはいいけど、いくらなんでもパーティーに呼んでもらえないのは、ちょっと悲しいかなぁ〜。ね、シロコちゃん?」
「ん、問題ない。どっちにしろ先生は襲って奪う。」
「おぅおぅ、随分似合ってんじゃねぇか。ま、シャーレが襲撃されたってことでなんとなく察しはついたけどな?真正面から堂々助けに来てやったぜ、先生。」
「と言うことで、邪魔する人達は…折るね⭐︎」
「あはは…とりあえず終わりそうでよかったよ。」
- 32二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:42:11
- 33二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:43:41
「この度は…本当に申し訳ございませんでした。」
「いや、サクラコが悪いわけじゃないから…。」
騒動から数日後。
私は再びシャーレを訪れていました。
再三にわたってこれだけ迷惑をかけてしまっては、シスターフッドの長の座を辞する事も覚悟していましたが…、先生はそれでも許してくださいました。
「どのように償えばいいのか…。」
「大丈夫だから、ね、サクラコ。」
それでも深々と私は頭を下げ続けます。
そうでもしないと私の気が晴れません。
「それに、少し嬉しかったんだよ。」
「はい?」
突然の告白に、私はキョトンとしてしまいます。
「生徒の花嫁姿を見れて。君が将来その時が来ても、大勢の人たちから祝福されるのが分かった。それだけでも、私にとっては嬉しいんだよ。」
少し、呆れてしまいました。
この人は、どこまで行っても生徒のことばかり考えるのですね。
ゆっくりと立ち上がり、先生のことを見つめます。
「先生」
「なにかな?」
「もしも…また私のウェディングドレス姿が見れるなら…見たいですか?」
- 34二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:44:24
少しの沈黙の後、先生は答えました。
「………そうだね。」
「なら、その時はお待ちしておりますね。
ーーー花婿さま。」
「サクラコ!?」
「それでは。」
込み上げる気持ちを胸に、私はシャーレを後にしました。
(終)
- 35二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 18:50:58
うわぁぁぁぁん!
ほんとのほんとに疲れました!
そして、お待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした!
結婚式の描写ガバガバでごめんなさい!!
騒動の原因は間違っても某アリウスの子ではありません!
だから…それでも私はやってないんです!
うへへ…だから許されますよね? - 36二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 04:32:47
保守
- 37二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 16:12:18
保守
- 38二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 22:50:40
保守
- 39二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 09:05:15
- 40二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 09:19:27
トリニティに偏っている…
でもやっぱりドレスといえばお姫様。お姫様といえばミカじゃんね