- 1二次元好きの匿名さん22/01/26(水) 23:09:31
タマちゃん目線ですが北オグです
「なんや、オグリ今日はえらい早いな」
ウチが起きた時にはオグリはもう着替えていて、カバンに荷物を詰めてた。
「っていつもと全然雰囲気違うやん! オシャレしてどこ行くん?」
いつものカーディガンにTシャツにジーンズの格好じゃなくて、袖がふわっとしてる……確かパフスリーブやっけ?そういう感じの服にスカートを合わせてる。めっちゃ女の子っぽいしあと薄くリップも塗っとる。これは相当気合い入っとんな。
「今日は北原とパフェを食べに行くんだ! あの店はとても美味しいから北原にも食べて欲しくて」
そう言うオグリの尻尾がものすごい速さで揺れとる。
北原……オグリのトレーナーのおっちゃんか。
今からちょい前に北原のおっちゃんは、中央のライセンスを取ってここに来た。あのおっちゃんが来た時のオグリなんて、でっかい犬みたいにぴょいんぴょいんして嬉しさ爆発させてたんよなぁ〜懐かしいわホンマ。
「そっか、楽しんできてな」
「うん、ありがとうタマ。行ってくる!」
そう言ってオグリはバタバタと部屋を出ていった。
せっかくの休みの日や、ウチもどっか出かけるか。 - 2二次元好きの匿名さん22/01/26(水) 23:10:07
「ただいま、タマ」
夕方になってオグリが帰ってきた。朝のあの元気はどこへ行ったのか、ちょっとしょんぼりしながらベッドに座ってため息をつく。どないしてんコイツ。
「オグリ、何かあったん?」
「ぬいぐるみ……」
「ん?」
どうやら話を聞いてみると、クレーンゲームでオグリのぬいぐるみを見つけた北原のおっちゃんがそれを取ったらしい。でも、
「それがどうかしたん? 普通にトレーナーが自分のぬいぐるみ取ってくれたら嬉しいんちゃうか?何落ち込んどんねん」
別におかしなことでもないやろと思ってると、オグリがボソッと言った。
「……私は、本物なのに。それにぬいぐるみより速く走れるし、北原の期待にも応えられる」
あーなるほどな。ぬいぐるみに妬いとんのかこの子は。
「まあ、あんま重いとこ見せるとおっちゃんに飽きられてまうんちゃう? なーんてな!」
ちょっとからかったろと思って笑うけど反応が無い。
「オグリ?どないしたん?……っておい!?︎」
オグリの方を見ると、今にも泣き出しそうな顔をしていた。耳までペタンとなってすっかり萎れている。
……アカン、やりすぎた。
「じ、冗談や冗談!きっと北原のおっちゃん、オグリのことが大切なんやろ、ぬいぐるみはきっと応援の形やで!」
「……私のことが、大切?」
やっとオグリが顔を上げた。大体オグリに見合うトレーナーになるって宣言して中央に来たようなおっちゃんや、オグリのこと大事にしてないわけがない。そう言うとオグリは嬉しそうに笑った。
「そうか…北原……」
ちょっとばっかし頬を染めて笑うその顔はどう見ても恋する乙女のもので……
アカン、ウチまたやらかしてもうた。
- 3二次元好きの匿名さん22/01/26(水) 23:11:17
タマちゃんの関西弁が間違ってたら申し訳ない
- 4二次元好きの匿名さん22/01/26(水) 23:14:33
俺は良いと思う(2重3重くらいの意味で)!
- 5二次元好きの匿名さん22/01/26(水) 23:15:33
ここ数日キタハラ関連がとんでもない事になってたので、
ちょうど整いたかった - 6二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 00:03:12
脳が回復した、ありがとう...ありがとう...
- 7二次元好きの匿名さん22/01/27(木) 01:21:37
ああ^〜