- 1二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 21:29:18
- 2二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 21:30:44
チャゲアス回か
- 3紹介24/04/19(金) 21:31:09
今回私はチャージマン研 19話『銀行ギャング キャロンが危ない!』を紹介する。
まずチャージマン研については一部界隈でしか話題にならないただのクソアニメだろ、と思う方が大半だと思う。確かにそれについては否定のしようがない事実である。
この悪名高き昭和の怪物、通称チャー研は全65話中その大半が驚嘆すら引き起こすストーリーの中身のなさ、指導不足による声優の棒読み及び怪演技、それらの土台となる作画の壊滅ぶりを視聴者に投げつけてくる奇作であり、
ニコニコのセンスあるコメントを伴って初めて楽しめるくらいのクソアニメである。
しかし、こと19話に関してはその限りではない。むしろこの話についてはかなり出来が良いとさえと感じる。
確かに持ち前の棒読み演技、紙作画は健在ではある。それでも随所で光るところを私は見つけてしまったのだ。 - 4紹介24/04/19(金) 21:32:27
まず、チャージマン研においては珍しいことにストーリー上で矛盾らしい矛盾が見当たらない
枝葉の部分では、銀行強盗が迷いなく人質にもなり得る客を射殺していたり、人質に対して警察が無責任すぎる描写(俗に言う『知らんな』のシーンである)等引っかかる描写もなくはないが、
ストーリー全体としての矛盾はあまりない。
そして起承転結がしっかりしている。
起では主人公の妹キャロンと機械バリカンがローラースケートを楽しんでいる様子から始まる。
そして主人公であるチャージマン研の抹殺のためキャロンを付け狙うジュラル星人も登場し、転につながる伏線を仕込んで終わる
承ではジュラル星人とは一切関係ない銀行強盗と警察の銃撃戦が始まり、偶然研がそこに居合わせる。
転では坂道でローラースケートが暴走したキャロンが銃撃戦へ乱入する。銀行強盗がこれ幸いと人質にとるが、先に狙っていたジュラル星人にキャロンを奪われお縄となる。
そしてキャロンがジュラル星人に車で拉致されたと気づいた研がチャージングGOして結末へ
結では追いついた研がジュラル星人と戦う。そして見事勝利をおさめ、その後再びローラースケートで遊ぶ3人が描かれる。
またもやローラースケートが暴走したコメディーリリーフバリカンが壁と激突しみんなで高笑いして締めくくられる。
見ての通り箇条書きマジックもあるかもしれないがかなり綺麗に起承転結が作られており、きちんとオチもつけられている。
特に転の導入では独立した二つの話が交じり合っていて、薄くはあるがしっかりとした物語の厚みが感じられる。
正直いつもの作劇の体たらくと比べてかなりまともにストーリーが作られており、これだけでも薦める理由に足るとは思うのだが、
さらに、私がこの話を薦めたい理由が大別して二つある。 - 5紹介24/04/19(金) 21:33:31
一つは
このアニメにしては珍しく大敵ジュラル星人の活躍シーンが描かれていることだ。
転の序盤において、目の前で妹が強盗の人質にされる研。しかし銀行強盗と言えどあくまで人間。
人を殺せない研は持ち前のアルファガンを使うことができず悔しい思いをしてそこに立つのみ。
そこへキャロンを奪取するためジュラル星人が立ち塞がる。
真の悪とは我々だとばかりに三下強盗を一蹴し、標的をゲット。
木端の悪党がそれを超える巨悪に蹂躙され、悪役が悪役としての株を上げる展開が描かれている。
私は好きだ。
さらに「一歩でも近づいてみろ このガキの頭に風穴があくぜ」等、アウトロー同士会話だからこそ生じる、このアニメにしてはシャレたセリフ回しが妙に頭に残る - 6紹介24/04/19(金) 21:35:58
二つ目は
比較的高水準な戦闘シーンだ。
通常のチャージマン研では主人公研が武器であるアルファガンで、悪事を働くジュラル星人をただ蹂躙していく戦闘が描かれる。
動きの繋がりが飛び飛びになっていたりするし、画像の使い回しなど小癪な尺稼ぎが行われる。
さらにこれが約1分から2分の間に行われるというイカれたテンポで戦闘が毎回戦闘が終わっていくのだ。
しかし19話の戦闘シーンは一味違う。
テンポこそ変わらないが、ちゃんと見れるバトルになっている。
この戦闘シーンでまず特筆すべきは変身後研の登場シーンである。
まず妹を拉致したジュラル星人の車のミラーに研が乗るスカイロッド号が映るところから始まる。
この映った飛行艇にこの話以外ではあまり見られない疾走感を私は感じた。
しかし、紹介文を書いてる手前恐縮なのだが、正直このシーンにスピード感を感じる理由が自分でもよく分かっていない。
実は紹介文を書いているのも、この謎の疾走感に心を動かされたのが契機である。
にも関わらずこの感性の理由をつかめない。
展開の素早さ?それともスカイロッド号が傾いてることによる躍動感?なぜかは分からない。
だが本当に私はこのスピード感溢れながら遅れてくる主人公に胸の高鳴りを感じた。
さらに、たとえ歯痒い思いをしても人間相手に兵器を使わない主人公を先程見せたことで、
実際にスカイロッド号に乗っている研がガチモードで敵を殺しにきているということがより如実に伝わるようになっている。
結果、互いに確殺の意思を持ち合う敵同士が天地を結んで対立しているというかなり熱い構図となるのだ。 - 7紹介24/04/19(金) 21:37:02
そして、私イチオシの登場シーンに続いてジュラル星人との戦闘が展開される。
もちろん直接生身でやりあう戦闘描写はいつも通り薄味だ。むしろ無いと言ってもいい。何せジュラル星人が変装を解いた瞬間撃たれて終わる。
だが、車両を用いての戦闘描写は目を見張るものがある。
スピーディーに放たれる対空迎撃ビーム、スカイロッド号が車を追い越す描写、追い越されたことに気づき急ブレーキを踏む敵、細かいがそれでもバトルの一連として必要なシーンが過不足なく表現されている。
また両者が乗り物から降りて対峙するシーンでの、地面を舐めるような臨場感増すカメラアングルも光っている。
なおかついつもの素早すぎるテンポ感も崩れていない為かなり満足のできる戦闘シーンとなっている。
これまで妹の危機に何もできなかった主人公が不倶戴天の敵を相手に本気を出すという熱い展開、
そして敵との邂逅が陸空を隔てのカーチェイスという手に汗握るシチュエーション、
その後の必要最低限の完成度を持つ戦闘シーン。
私の胸は踊ってしまった。 - 8紹介24/04/19(金) 21:38:49
今日まで一度も見ていないという方は当然として
こんなクソアニメなんて真剣に見ても無味無臭でつまらないと、今までコメントの絨毯爆撃と共に不真面目にこの19話を視聴した方に向かって敢えて言う。
ぜひもう一度、今度は真剣にこの作品を見てほしい。
無味だと感じたものが、実は薄塩程度には味があると気づくと思う。
そして私と似た感性を持つ方が一人でもこの作品に出会えて
自己の脳髄が刺激されることを切に願うのみである。 - 9スレぬ24/04/19(金) 21:40:06
と言うわけでチャー研19話に関しては本当におすすめできるからみんな見てちょ
- 10二次元好きの匿名さん24/04/19(金) 21:56:58
なぜ本気になってしまったんだこんなのに……
- 11二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 00:10:29
唐突に登場した銀行強盗がついさっきまで誘拐を企んでたジュラル星人かと思って行動の一貫性のなさに戸惑うんよ
実際は無関係のただの人間だったけど覆面を被って変装しているし変身能力があるから姿が違ってても変じゃないし
せめてここをジュラル星人が様子見をしようと考えたときに「ん?銀行の方でなんの騒ぎだ?」とか言い出すとかしてほしかった - 12二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 00:14:58
めちゃめちゃ熱く語ってたのに最終的にうすしお扱いで草
キャロンが危いと知らんなの印象しかなかったなこの回 - 13二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 00:30:53
ジュラル星人も攻撃を飛ばした次の瞬間に研が映ることなく反撃されて死んでるから頭おかしくなる
- 14二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 00:50:15
notシャレたセリフ butまともなセリフ
- 15二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 01:55:38
こうまで熱く語られるといいものだったような気がしないではない
- 16二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 07:38:18
ニコ動からの民だとチャゲアスとヨシサッソクカッサラッテヒトジチニシケンヲナキモノニシヨウゼの印象も強い
- 17二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 17:14:57
なんでや!ポテチのうすしお味美味しいやろ!
- 18二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 17:18:21
おもろいからええやん!
- 19二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 17:19:40
『コメントの絨毯爆撃と共に不真面目にこの19話を視聴した方』
おそらくこの作品を視聴したことのある奴の内99.9%がこの文に該当する事実に笑う - 20スレぬ24/04/20(土) 17:25:19
- 21二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 18:44:41
見たけどいつものチャー研だったよ……
だがその感性は大事にしてけ - 22二次元好きの匿名さん24/04/20(土) 21:43:42
見てきた
テレビアニメってこんなに動かなくていいんだ