【閲覧・CP注意】アクアがバレンタインデーに有馬かなから part3

  • 1二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 13:09:18

    [裸リボンの自分自身]をを貰った世界
    ホワイトデーには[自身のプロマイド]を返す予定

    ※このスレはダイススレで決まった内容を元に書かれた
    SSの続きスレになります。
    突飛な設定の文句はダイス神にお願いします。

  • 2二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 13:09:52
  • 3二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 13:10:23

    ※スレ主とSS職人さんは別です

    SS職人さんが作品書いてもらっているスレですが、
    別のお話も歓迎します。
    ただし作品作ってくれている方への批判はNGで!

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 13:37:22

    新スレ立て乙

  • 5二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 14:23:05

    保守

  • 6二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 15:11:02

    >>1

    有難うございます…!

    後程投下させて頂けたらと

  • 7二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 15:13:01
  • 8二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 15:18:40

    >>6

    ありがとうございます。

    楽しみにしてます

    >>7


    やらかした…

    すまぬ

  • 9二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 15:20:30

    >>8

    そんな問題じゃないからお気になさらず!

  • 10二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 15:20:44

    >>6

    楽しみです!

  • 11二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 23:30:25

     アクアは、ふと、自分が自室に居たことに気づいた。
     目の前には、コートに身を包んだ有馬かな。
     ベッドで、隣に座り、黙って、こちらを見上げている。

     随分と長い夢を見ていたような気がする。
     確かあの時。
     有馬かなに、自分の素直な気持ちを伝えようとして。
     その瞬間、いつものように、幼い己と、雨宮吾郎が現れて。



     だが、さらに、あの時。

    『だらっしゃああああああああああ!!!!!!』

     本来、その馴染みの精神世界では、馴染みのなかった声が響いて。

     幼い有馬かなが、かの少女が精神世界に現れて。

  • 12二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 23:32:55

    >>11

     とても、長い夢を見ていた気がする。


     一体どれほどの時間が経ったのか。

     そもそも、自分は、有馬かなの前で、黙りこくって夢を見ていたとでも言うのか。


     それとも、あれは、ほんの一瞬の出来事だったのか。


     あのあふれ出た闇は、一瞬のうちに幻影をもたらし。

     そして幼き有馬かなが登場して。

     そういうことだったというのか。



    「有馬……」


     アクアは、とりあえず有馬かなに呼びかける。

     何にせよ、不自然にならないよう、取り繕わないといけない。

  • 13二次元好きの匿名さん24/04/21(日) 23:38:15

    >>12

    「アクア……?」


     こちらを見て、有馬かなが、アクアの名前を呼ぶ。

     ただ、そのその声は、どこか困惑している。


    「えっと……あれ? 私……」


     有馬かなの声は、困惑に満ちている。


    「なんか、昔のアンタが居て……、あと、お医者さんのような白衣の人……」


    「!?」


     アクアは驚愕する。


    「それと……あれは、私?」

  • 14二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 07:53:06

    共有してたのか

  • 15二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 12:44:13

    続き!

  • 16二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 16:08:13

    面白い!続きが気になります。

  • 17二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 22:45:58

    ロリかなちゃんはかなちゃんの中の人格だったのか

  • 18二次元好きの匿名さん24/04/22(月) 23:57:25

    >>13

     見えていた、というのか。


     今の一連のやりとりが。

     本来アクアの精神世界の話に過ぎない筈のあのやり取りが。

     あの場に居た、アクアの精神の顕現たる幼いアクアと雨宮吾郎が。

     そして、幼い有馬かなが。

     見えていた、というのか。


    「どういうこと……?」


     どこまでも、困惑した有馬かなの声。


    「それは、俺が聞きたい……」


     アクアは思わずつぶやく。

  • 19二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 00:10:23

    >>18

     思えば。


     あの場にかの少女が、幼き闖入者が現れたのは初めてのことだった。

     はっきりとした事情は分からないが。

     そもそもアクアに転生をもたらしたような超常的な何かの作用が。

     アクアと有馬かなが居るこの場にて、一種の精神世界の混在、共有をもたらしたということなのか。


     ひとつの繋がりをもたらしたということなのか。



     ……だとすれば。


     だとすれば、そもそも、あの場に現れた少女は。

     今アクアの目の前に居る、自分の横に座っている、有馬かなとつながる存在で。

     そうであるのなら。

  • 20二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 00:13:34

    >>19

     あの場にて、アクアや、幼きアクアや、雨宮吾郎の事情を一通り把握していたかの少女と。

     有馬かなは、認識をある程度共有してしまった可能性もあって。


     言い換えれば。

     ある意味、アクアにとって恐れていたように。


     それは、有馬かなに、知られてしまった可能性もあって。


     ……いや。


     本当は。


     それでも、どこかで知って欲しくもあったのではないか。


     いや、そんなことはない。

     これは、あくまで、自分だけの真実で。

  • 21二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 00:14:35

    >>20

     わからない。

     本当に、わからない。


     どちらが、自分の望みなのか。


     アクアは、改めて有馬かなを見た。

     ぎこちなくコートに身を包んだ彼女は、ただ、目だけは、しっかりとアクアを見上げる。


    「……ねぇ」


     そして、問いかける。


    「あれは……アクアなの? 私が見たものは、アクアの……心の中なの?」

  • 22二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 08:23:25

    ついに触れるのか…

  • 23二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 17:53:22

    心の中であったこと思い出して素直になれよ

  • 24二次元好きの匿名さん24/04/23(火) 23:42:49

    かなちゃん的にアクアの奥底見たのか…

    色々思う所有るけど
    今の格好で深刻な雰囲気出てること想像すると少し笑ってしまう

  • 25二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 07:32:38

    そうか、今のかなちゃんコートの下って裸リボンか…

  • 26二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 18:27:44

    でも覚悟決まったんじゃない?

  • 27二次元好きの匿名さん24/04/24(水) 23:50:07

    このレスは削除されています

  • 28二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 08:06:27

    もう後に引けないね

  • 29二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 19:56:20

    いよいよか…

  • 30二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 03:32:56

    >>21

     何と答えれば良いのか。

     そもそも有馬かなが、何を、どこまで見て、どこまで知ってしまったのか。

     アクアには分からない。


     だが、嘘はつけなかった。

     有馬かなが、アクアの内心の何かを垣間見てしまったというのなら。

     今更それを否定することもまた、裏切りと思えた。


     だから、ただ頷いた。


    「……そう」


     有馬かなは、どこか悄然として言った。


     アクアは、有馬かなに聞く。


    「お前は……お前が見たものが、何なのか、分かっているのか。覚えているのか」

  • 31二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 03:35:08

    このレスは削除されています

  • 32二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 03:39:31

    >>30

    「良く分からない」


     有馬かなはぽつりと言った。


    「本当の事を言うと、良く分かってない。あの小さなアンタは分かるけど。一緒に居た白衣の人が誰なのかは良く分からない。アンタと関りがありそうなのは分かる。でも、それ以上のことは分からない」


    「そうか」


    「アイ、さりなちゃん、そんな名前が聞こえた」


     アクアは返すべき言葉に迷う。さらに有馬かなは言葉を繋ぐ。


    「というか、さ。あの夢の中で、多分、子供姿の私自身がその名前を出していた。でも……それがどういうことなのか、私には、分からない」

  • 33二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 03:41:26

    >>32

     あの時、子供姿の有馬かなは、全てを察していた。全てを察して、そして、ある意味幼いアクア達と認識を共有して会話を重ねていた。

     ただ、その記憶、認識が全て今の有馬かなに伝わっているということでもないようだった。


    「アンタのお母さんの名前と、その女の子の名前。その二人の名前が並んで出てきた意味。私にははっきりとは分からない。ただ、きっとアンタにとっては、そのことは、とてもとても大切な事なんだと思う。無理に説明しろなんて言わないわ。ただ、私はそれを、アンタにとって本当に大切なことなんだ、って受け取った。だから、そう思っている」


    「……」


     ただそう述べる、有馬かなの配慮が有難かった。


    「それでも、分からないことが多い私でも、一つだけはっきりわかったことがあった」


     有馬かなは、アクアをじっと見る。

  • 34二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 03:47:31

    >>33

    「あの雨の日。あのことには、アンタなりの事情があったのね」


     思い浮かぶ、アクアと有馬かなの間にあったその出来事。


    「……すまない」


    「……説明しろ、馬鹿」


     多分その罵倒は、幼い有馬かなに言われたのと、同等なもので。


    「本当にすまない」


    「いいわ」


     有馬かなは、ため息をついた。


    「私だって踏み込むべきだった。アンタがそれだけ苦しんでいるのなら。それができなかったのは、私が悪い」

  • 35二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 12:44:00

    すれ違ってたのが今ここで繋がる…

  • 36二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 22:28:16

    説明しろって言えるのが強さだよね…

  • 37二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 09:54:02

    保守

  • 38二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 19:32:34

    もう隠し事は無しだな…

  • 39二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:15:51

    >>34

    「それは……お前が」


     いわば、有馬かなとある種の精神の共有を行った結果。アクアもまた、有馬かなの事情をより深く察せるようになっていた。

     有馬かなを縛る、彼女の過去の問題。

     そして、それを含めて、精神世界で、幼きアクアと、幼き有馬かなは、心をそこで通わせたのであり。


    「それでも、それは私の問題」


     有馬かなは、改めて言い切った。


    「とにかく、分かった。私にはわかった。アンタには事情があった。私にも事情があった。だから……もう、いいの。理由があったのなら。それだけで、それで、十分私は、救われた」


     彼女は、とても嬉しそうに言った。


     多分そのことは、ずっと有馬かなのわだかまりとして残っていて。

     しかも、アクアにはそれは説明できないことだったから。

     ずっと、そのままになっていて。


     だが、それは意図せずして。


     一種の解決にまでたどり着いていたようだった。


    「……色々とさ。きっと、言えないことがあるのよね」


     本来は色々と聞きたいこともあるのだろうに、有馬かなは、ただ、そう言った。

  • 40二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:52:47

    >>39

    「……すまない」


    「だったら、いいわ」


     有馬かなは、頷いた。


    「私は、それでいい。それにさ、どういうことか分からないけど。あのちっちゃな私には、多分事情は伝わってたし。それで納得もしていた」


     確かに、それは、その通りで。

     あの幼い少女は。

     その全てを分かった上で、あのような行動を取ったとも言えるのであり。



    「今は、説明したくないのなら、そこは、求めない。でも……いつか、ちゃんと教えて?」


    「……有馬」


    「教えて?」


     有馬かなは繰り返す。


    「……分かった」


    「約束よ」


     とても嬉しそうに、有馬かなは言った。

  • 41二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:57:55

    >>40

     だが、それから、有馬かなは顔を伏せた。

     そして、しばらく黙りこくる。


    「……有馬?」


    「それで……さ。さっき、何か、言いかけてた」


     そうだった。


     アクアは、応えようとして。そして、闇が溢れて。

     幼きアクアと、雨宮吾郎が現れて。

     アクアの行動が縛られそうになり。

     有馬かなに、酷いことをしてしまいかねない状況になり。


     だが、その時、さらに幼い有馬かなが現れて。


     そんなことがあったのであり。


     有馬かなは、アクアをじっと見上げて、言った。


    「ちゃんと、聞かせて」

  • 42二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 10:19:14

    このレスは削除されています

  • 43二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 21:24:36

    ここでPart1に繋がるのか

  • 44二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 07:26:08

    それは聞きたいよな

オススメ

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