- 1狩人◆PpuNVmvyfA24/04/25(木) 22:22:42
我々の……正確には我々が今動かしている身体の持ち主の名は甘坂エイリ。
我々はALIEN、異邦者であり狩人。そして既に滅びた種だ。
甘坂エイリは我々を祖とする新種であり、またキヴォトスと呼ばれるこの場所における異邦者でもある。我々が目覚めた時、新種は我々に怯え切っていた。なにやらガッコウがどうだのミレニアムがアビドスがどうだの言っていたが我々は興味がなかったので覚えていない、我々の関心ごとは新種がより発展する種となり繁栄するためのことのみ。
なのだったのだが、新種は我々に怯えるあまり逃亡を繰り返し、いつしか墜落した。
新種の命を失うわけには行かない我々は代わりにこの体を動かして今生きている。その中で元々の新種を知るニンゲンやらびっととかいう長耳の人間に迫られる。新種の起こし方なぞ我々が1番知りたい。
結局我々
我々は既に滅びた種である。このまま我々が生きればそれはただの繰り返しになりいつかまた同じように滅びるだろう。それだけは避けなければならない。
新種が我々を超え新たなる種として繁栄すること。我々が望む獲物はそれだけなのだから。
前スレ
ミレニアムモブの日常(が見た楽園は遥か遠く)12|あにまん掲示板元ミレニアムサイエンススクールセミナー会計補佐見習で現アビドス高等学校一年兼覆面水着団ジェフティ、甘坂エイリです。漸く馴染み始めたわたしとコユキちゃんはアビドスの皆さんと先生と共にリゾート群島まで足を…bbs.animanch.com - 2狩人◆PpuNVmvyfA24/04/25(木) 22:24:31
強さ以外使われてないすてーたす
強さ(90以上で最上位勢)dice1d100=30 (30)+新武装25+自己訓練3=58
成績(100で全知級)dice1d100=87 (87)
神秘(100でホシノ級)dice1d100=51 (51)
事務能力(100でユウカ級)dice1d100=98 (98)
開発力(100でウタハ級)dice1d100=28 (28)
学年 dice1d3=1 (1) 年生
リオとの友好度dice1d100=57
ユウカとの友好度dice1d100=91
ノアとの友好度dice1d100=104
コユキとの友好度dice1d100=67
身長130+dice1d50=3 (3) cm
髪の長さ(100でもういるアリス)dice1d100=69 (69)
胸dice1d5=2 (2)2.コユキ
腹dice1d4=1 (1)1.がりがり
尻dice1d5=3 (3)3.割とある
使用武器:本格的に出番がなくなったMG M61A2バルカン「ウルカヌスさん」(正式名称ウルカヌスの焔)+可変装甲アーマー「ウルカヌス・ジェフティ」(最近尻尾が生えた)
格ゲー力dice1d100=81 (81)
KSG耐性dice1d100=83 (83)
料理力dice1d100=21 (21)最低保証30
エイム力 dice1d100=58 (58)-30=28
趣味 読書(少女漫画)
むつかしい政治の話し理解度dice1d100=92 (92) +30
内なる神秘?ALIEN(異邦者)・Hunter(狩人)
- 3二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 22:25:44
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- 4二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 22:36:41
狩人としてもエイリの起こし方知りたい状況だからな
まあ狩人もエイリが全部外のこと知ってて引きこもってるとは流石に思ってない気はするが - 5◆PpuNVmvyfA24/04/25(木) 22:38:01
(あ、消し忘れある……まあいっか)
- 6二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 22:45:25
狩人もこんなに長く表に出るとは思ってなかった感じなんだろうか
- 7二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:13:05
このレスは削除されています
- 8狩人◆PpuNVmvyfA24/04/25(木) 23:18:54
サキ「狩人!」
"エイリ……。"
展覧会から少し飛んだ先でセンセイと長耳達が待っていた。
長耳たちがつれていったニンゲンたちの姿は見えないが、聞くところによるとセンセイがヴァルキューレとやらに引き渡したとか。
"後は私に任せて。美術品を見せる裏で生徒たちを誘拐して売り渡そうなんて、許されることじゃないからね。ヴァルキューレにも話をつけておくよ"
『そうか』
サキ「礼とか、言わないからな」
"寧ろ私からみんなにお礼を言わせてほしいな。みんなのおかげで生徒たちの命が助かったんだ"
サキ「……ッ、作戦は終わったんだ、帰還させてもらう!」
不機嫌そうに短髪の長耳は帰っていき、銀髪の長耳も不服そうに頭を下げてから去っていった。
我々とセンセイだけが残されたが気になることがあったので、一応今のうちに聞いておこうと思う。
dice1d4=2 (2)
1.新種を呼び起こす目処はついたのか
2.あの犬やピンクの他に新種を知る存在はいないのか
3.何故長耳どもに加担するのか
4.そもそも新種を起こすのはいいとしてそのあとどうするつもりか
- 9狩人◆PpuNVmvyfA24/04/25(木) 23:54:48
"いないわけじゃないけど……みんな忙しいのもあるし、エイリをあんまり刺激しすぎないようにもしててね"
『起こすために刺激を探しているんじゃないのか?』
"エイリが戻ってきてからのことも考えないといけないからね"
『……その辺りには興味がない。我々は新種が起き繁栄すればその過程は何でもいい』
センセイはすぐに動くつもりはないようだ。
……我々も独自に動くしかないか?
だがジュウデン箇所を他に知らない以上迂闊に遠くにも行けない。充電可能な区域で探すしかないのだろうか
この体でできることは多くはない。だが長引けば長引くほど我々に近づいてしまう。それは避けたい。
我々は話は終わりだと伝え、コウエンの長耳たちの場所へ戻る。
飛行の際、遠くにdice1d2=2 (2) が目に入った。
1.広大な砂漠 2.乱立する高い塔
新種の記憶だろうが、ひどく感情が揺さぶられる……気がした。
- 10二次元好きの匿名さん24/04/25(木) 23:56:53
立て乙です。
- 11狩人◆PpuNVmvyfA24/04/26(金) 00:31:23
帰ってくると、ひどく不機嫌そうな短髪の長耳と明らかに暗い表情をした長耳、そして馬鹿笑いしている長身の長耳の姿があった。
モエ「鎧ちゃんおかえりー」
『何だあの二匹は』
モエ「2連続でバイト成果無しで焦ってるんじゃない?このまま弾薬切れで破滅…ってのはなんか地味だよねー」
『……まぁいいか。充電に行く』
モエ「いってらー」
一日程度は動いたままでも問題はないだろうが、万が一というのもある。
なにせ今の我々の戦闘力は鎧に完全に依存している。備えて悪いことはないだろう。
遠くに黒い雲が見える。近く雨が降るだろうな。
らびっとのおしごと
おわり - 12狩人◆PpuNVmvyfA24/04/26(金) 00:31:59
(やっぱりエイリの帰りたい場所はミレニアムなんだなって)
- 13二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 02:58:30
まあ弾薬問題は解決出来てないしそりゃ焦るか
- 14二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 07:55:26
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 08:25:43
このレスは削除されています
- 16二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 13:12:13
狩人しっかり充電してるな
まあジェフティなきゃまずいから欠かさずやるようにするか - 17二次元好きの匿名さん24/04/26(金) 16:16:20
まだ先生は動く気はないのか
まあコユキはまだ立ち直れてないし、ユウカも準備で多忙な状態だから動きたくても動けないのもあるかもしれないが
狩人と会っていい方向にいくとも限らないし
いろんな手段を模索してる段階なのかな - 18狩人◆PpuNVmvyfA24/04/26(金) 22:58:46
ふと気付くと我々の意識は暗闇の中にあった。
夜の闇とも違う闇の中、我々は生身のままでの浮遊感を味わっていた。
しかし我々に焦りや困惑と言った感情はなかった、この空間には覚えがあったからだ。
少し見渡すと、黒の中に見覚えのある白があった。
膝を抱えて浮かぶ人間、我々より生まれた新種だ。
かつての逆だな、新種
エイリ「……」
気は済んだか?
エイリ「……」
我々の問いかけに新種は応えない。
塞ぎ込み、耳を塞いでるかは知らんが返答はなくただ漂っていた。
この手段が取れたのはほぼほぼ偶然だ、寝たら来れた。そのチャンスを我々は逃したくはなかった。
新種が引きこもっている間に情勢は変わったぞ
エイリ「知ってる…砂狼さんや小鳥遊さんが来たことも」
話が早いな
エイリ「今更わたしがいてなんになるの!?わたしより狩人の方が強い!どっちつかずで不安定なぐらいなら私がいなくなればいい!」
我々にそのつもりはない
エイリ「……」
我々は狩人だ、狩りに生きた。お前もその定めを持つが……お前は狩人なだけではないはずだが?
エイリ「……」 - 19狩人◆PpuNVmvyfA24/04/26(金) 23:18:13
そもそも我々が表に出る理由は新種に狩を教えるためだ。
なのに見ているかもわからず狩りもできず。我々には外は合わん
エイリ「SRTの人たちに餌付けされてた」
狩りをしなくてもいいのは楽かと思っていたが暇だし鈍るしでそこまでいいものでもなかったな
エイリ「楽しそうにしてた」
そうか?
エイリ「……今は、帰って」
外の様子は知っているんだ、センセイが何かしようとしているのは知っているだろう?
エイリ「だから、嫌だったのに」
我々は待つさ、新種が繁栄する時を
新種に背を向け少し歩くと、意識が薄れていく。
思った以上に問題は根深いが、思ったより無理というわけでもなさそうだ。
我々は新種の命を維持するその時間でセンセイや犬が何かするだろうな。 - 20狩人◆PpuNVmvyfA24/04/26(金) 23:40:58
水滴の落ちる音で目が覚めた。目の前は白く濁り、その先で四匹の長耳が大慌てで駆け回っていた。これは、雨か。
サキ「やっと起きたのか狩人!こっち手伝ってくれ!!!!」
短髪の長耳に呼ばれ仕方なく立ち上がると、鎧の表面に溜まった水がざばっと落ちる。
テントを必死に押さえている長耳たちはこうしてみていると人間どころか小動物に見えてくる。ウサギとはよく言ったものだな。
サキ「雨であっちこっちやばいんだ!力仕事頼む!」
『貸しが増えていくな』
テントの支柱を掴む、風や雨水で多少抵抗はあるが問題はそこにはない。あるとするならば……我々の手は2本しかないことだ。
ミユ「さ、サキちゃん、もう防水シートがないよ……!」
サキ「くそっ!少し守る範囲を縮小するしかないのか……モエ!お前はいつまでそこで施設抱いてるんだ!」
モエ「この子ら精密機械!いくらすると思ってんの!?」
ミヤコ「防水周りが終わったら排水路を!HUNTER!救援をお願いします!」
『離していいのか?』
サキ「良くない!防水周りも終わらないんだよこれ……!」
右往左往している中、支柱を握り呆然と眺めている時だった。
突然、視界が光ったと同時に身体を痛みと熱が過った。なにが、おきた?
体が痺れ、姿勢制御もままならなくなり柱から手が離れる。倒れ込む我々を包むように、テントの布が落ちてきた。
サキ「か、狩人ぉー!!!」
豪雨の音の中だというのに、長耳の声がやけにはっきり聞こえた。
雷雨警報
つづく - 21二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 00:03:43
落雷…まあ、金属製なんだろうし、支柱掴んでたから避雷針モドキにはなりそうよね…
- 22二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 02:02:12
ただでさえ自分たちの窮状のどこに正義があるのかと薄々思いつつ見ないふりしてたのが大雨で何もかもダメになりかけてる上に本当だったら無関係の他所の生徒まで巻き込んで昏倒させたの想像以上のダメージになってそう
- 23二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 10:57:50
ライトニング
- 24二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 11:29:09
意識はあるっぽいしジェフティも電流対策はしてるだろうからしばらく休めば回復するだろうけど雷雨関連の手伝いは難しそうだな
- 25二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 12:12:20
RABBIT小隊のダメージはかなりデカそうだな
この雷雨でRABBIT小隊の装備はかなりダメになるだろうし弾薬問題も解決してない
狩人いなきゃ弾薬の関係上不良にも押されかねないわけだから
装備的な面でもメンタル的な面でもダメージデカそう - 26二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 14:08:52
意識はありそうなのは不幸中の幸いだな
サキの声も聞こえてるし - 27二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 17:13:51
ジェフティは無事でも落雷となれば内部のエイリの体にはダメージはあるだろうな
多分体の表面だけでダメージは済んでそうではあるが
意識はあって状況も把握できてそうなのは良かったけどこっからRABBIT小隊と狩人はどうなるんだろうか - 28二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 17:36:16
これで重症とかなったらユウカとか心労で倒れかねないぞ
現状入れ替わりを知ってるかは分からないがもし知らないなら入れ替わりの件も追い打ちになるし
それにエイリ失踪絡みの件がいつミレニアム内に露呈するかも分からないからな
狩人がもしミレニアムの誰かと出会ったら入れ替わりとかがバレて間違いなく何があったか調べるだろうし
露呈したらセミナーがエイリを砂漠に追放したという話も再燃してかなりまずい事態になるだろうし - 29二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 18:58:20
その頃のミレニアム
dice1d4=1 (1)
1.晄輪大祭の準備で大忙し
2.ヴェリタスすら大忙し
3.「なんか、エイリとコユキいなくなってちょっとだけ静かになったよね」「ねー」
4.ユウカも不安よな、ヴェリタス動きます
- 30二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 19:04:48
1ということはヴェリタスはそんな忙しくないのか
- 31◆PpuNVmvyfA24/04/27(土) 19:06:00
(名前入れ忘れた)
ユウカ「あーもうこんな時期に大雨なんて…スケジュール再設定しないと!」
ノア(リオ会長の不在、エイリちゃんとコユキちゃんの留学。ユウカちゃんの負担が大きいのは分かっていたつもりだったけれど……)
<ユウカ荒れてるなー
<口開くなら作業目処ついてからにしなー?
<ゆゆうですしおすし
ユウカ(こうしてると、エイリが失踪したってことを忘れられる……非情な算術使い、か。ほんとそうよね、仕事に打ち込んで後輩への心配を忘れようだなんて)
ノア(ゲーム開発部、呼んでみるかユウカちゃんを送るのもありかもしれませんね) - 32◆PpuNVmvyfA24/04/27(土) 19:18:11
コタマ「以上が盗聴したユウカさんの通信です。」
マキ「エイリが失踪……って、冗談にしちゃタチ悪くない?」
ハレ「ユウカがそんな冗談を言うとも考えにくい。失踪が事実だとしてそれが知り渡ればミレニアムでも荒れる。最悪割れるかも?……どうするの副部長。こればら撒く?」
チヒロ「やるわけないでしょ。イタズラにミレニアム混乱させてどうすんの、大体ただでさえ晄輪大祭準備期間なのになんでこんな引きこもってるのかなあんたたちは!」
コタマ「インドア派ですし……」
マキ「グラフィティ合戦とかできればなー」
ハレ「エナドリ持ってくのも大変だし」
チヒロ「この子らはもー……どうせ知ってるだろうけど部長には共有しとく。変なことしないようにね」
コタハレマキ「「「はーい」」」
チヒロ「返事だけは良いよね毎回……」
その頃のミレニアム
忙しいらしい
おわり - 33二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 19:35:22
ヒマリとリオで話し合いすることになりそうだな
失踪原因についてとか色々話し合いする内容ありそうだし
入れ替わりを把握してるなら狩人についての話し合いもしなきゃいけない - 34二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 19:43:24
少なくとも狩人のままでミレニアム生と会っちゃったらまずいことになりそうだな
明らかに別人になっちゃってるしミレニアムが荒れる原因になりそう
少なくともシロコより仲良い子じゃないと説得は無理だろうし - 35二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 19:48:49
そういえばまだアヤネやセリカ、コユキは見つかったけど入れ替わってること知らないんだよな
アヤネとかが失踪の件でミレニアム行く可能性はありそう - 36二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 23:42:13
先生はどういう考えなんだろうな
コユキが復活するか大祭が終わるまで待つ感じなのか
どっちも時間かかりそうではあるが - 37◆PpuNVmvyfA24/04/27(土) 23:55:23
(ちょっと予習してたらこの時間なので明日の昼にでも更新します……)
- 38二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 07:45:13
ヴェリタスはヒマリに共有して後は動かない感じかな
- 39二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 12:14:16
このレスは削除されています
- 40◆PpuNVmvyfA24/04/28(日) 13:29:52
落雷ダメージ
dice1d100=89 (89)
(30以下ですぐ出てくる、70以下で痺れてる、それ以上で……?)
- 41二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 13:47:01
こりゃめっちゃダメージ負ってるな
しばらくは無理そう - 42二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 13:49:16
気絶した感じかな
RABBIT小隊のメンタルダメージデカそう - 43空井サキ◆PpuNVmvyfA24/04/28(日) 13:50:03
大きな稲光がテントに直撃した。
その衝撃にも思わず引いてしまうが、それより目に入ったのは支柱を掴んでいるはずの狩人だった。
「狩人ぉ!?」
狩人の姿が揺らぎ、崩れるテントに呑まれていく。
止めようにも止められず、私たちは狩人がテントに潰されるのを見ているしかできなかった。
無力感をこれほど感じたことはなかった。
ミユ「て、テントが……!」
モエ「鎧ちゃん…!」
ミユとモエの声でハッと我に帰った。
そうだ、あんな鎧を来ててなんかおかしいとはいえ中身は同じ生徒なんだ。テントから出さないと!
私は飛び出してテントの残骸を漁る、雷雨の中で雨がどうとか、もうそんなの気にする暇もなかった。
鉄柱や布に覆われた狩人、装甲はところどころ焦げてるし、呼びかけても反応がない。気絶しているのか?
「モエ、ミユ!狩人を引っ張り上げるぞ!」
モエ「生きてるの!?」
「わからん!鎧のせいで脈も取れない!1人じゃ無理だ!最悪引きずる!」
ミユ「あ、焦げてる…」
三人がかりで狩人を引き摺りだす。引っ張るだけでもなかなか動かないと理解できたんだ、持ち上げる気にもならなかった。
こんな雨の中だけど、他にできるところもなく地面に横にしただけ。
揺らしても叩いても反応がなく、生きてるのかもわからない。
疲れもあり、気づけばその場に座り込んでいた。 - 44二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 13:56:06
これ大丈夫か?
100じゃないし流石に死んではいないだろうけど
すぐには起きないだろうし
RABBIT小隊のメンタルは相当やばそう - 45空井サキ◆PpuNVmvyfA24/04/28(日) 14:14:06
「私たち、何をしてるんだろうな」
ふと、言葉が口から出ていた。
出そうとも思ったわけじゃない。心情が、勝手に漏れ出るように息と共に言葉が出ていた。
「急に落ちてきて、なんか使えそうだからって協力者にしてさ。実際なんだかんだ助けられてたけど、本来はこいつだってSRTにとって守るべき市民のはずなのに」
ミヤコ「HUNTER……!?サキ、HUNTER、狩人は!?」
「なぁミヤコ。私たちの正義ってさ、こんなあっさり崩れて無くなるものだったんだな」
ミヤコ「何を!?私たちが諦めたら、それこそSRTの正義が消えてなくなる、だから絶対に諦めないって」
「そんなものとっくに無くなってたんだよ!!!」
自分でも驚くほどの大声に、ミヤコも驚いたように言葉を止めた。
言葉が出てきそうなのに、出てこない。
モエ「もう、終わりにするしかないのかな」
ミヤコ「モエまで…!」
「SRTが廃校になってこの公園に住み始めて、何か正義になることができたかよ!?弾薬ももうない、食べ物にも苦労して、戦いも狩人に頼るようになって!」
ミヤコ「それ、は……」
モエ「もう、諦めようかな……通信設備もこうなったし…」
ミユ「ミヤコちゃん、もう、もう……無理だよ…」
モエとミユにまで言われて、言葉を詰まらせたミヤコ。
振り返って、また歩き出そうとしていたのが聞こえた。
ミヤコ「RABBIT2,3,4はHUNTERの救護を。私は、まだやることがあります」
「まだ続けるのか、こんなことを」
ミヤコ「はい。それが私達の……私の正義ですから」
私は、ミヤコの方を向けなかった。 - 46空井サキ◆PpuNVmvyfA24/04/28(日) 14:28:00
「狩人……」
未だ動かない狩人の頭部にそっと手を当てる。
厚い装甲越しで、何もわからないけどこうしてやりたくなった。
大雨の中、雷の音と雨粒の音と、ミヤコのスコップの音だけが……ん?
明らかにおかしい。スコップの音が、多い。
ばっと振り向いたら、ミヤコだけでなく先生の姿まであった。こんな雨の中、ずぶ濡れでミヤコを手伝っていた。
明らかに慣れてない手つきで、足を滑らせて何度も転んで泥まみれになっても、まだ直向きにミヤコを手伝っていた。
サキの衝動dice1d100=68 (68)
(50以上で行く)
- 47空井サキ◆PpuNVmvyfA24/04/28(日) 14:55:39
「dice1d2=2 (2) (1.モエ2.ミユ)、狩人を見ていてくれ。行くぞ」
ミユ「えっえっ」
モエ「やっぱ同類だよねそういうとこ」
私たちがスコップを持って排水口の作業に加わると、ミヤコも先生も意外だったのか目を丸くした。
「なんだ、スコップの使い方がなっちゃいないんだ、そんなんじゃいつまで経っても終わらないだろ」
ミヤコ「サキ……」
"ありがとう、サキ。"
「ふん、私たちだって、あのまま呆然と雨が止むのを待ってるわけにもいかないだろ」
私たちも加わって、暫く泥掃除をし続ける。
泥を退かせてやっと水が流れ出した頃。いつしか雨は止んで、少しだけ、空には晴れの日差しが差し込んでいた。
泥塗れの正義
つづく
- 48二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 15:52:04
とりあえずサキのメンタルはある程度良くなった感じかな?
- 49二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 15:57:10
こっからRABBIT小隊も狩人もエイリもいい方向に行くといいな
- 50二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 19:17:16
雨は止んだか
ただ弾薬問題とか使えなくなった装備問題とか色々問題山積みではある - 51狩人◆PpuNVmvyfA24/04/28(日) 23:56:34
目が覚めると、視界一面黒一色だった。
まさか、また我々の内か?と思うも特に浮遊感のようなものは感じられない。寧ろ箱か何かに押し込められたような閉塞感がある。
腕は、動く。
「──!?─!!」
なんだ?何か音が聞こえる。
少ししてがくんがくんと体が揺らされる。
なんだ、何が起きているんだ!?
だが、自分は何かをされている。視界が暗い理由が何となくわかった。鎧が雷によって止まってしまったんだ。
新種の記憶にもあった再起動を行わなければ。
ジェフティ、リブート
『Reboot』
駆動音とともに視界が開いていく。
『complete.』の音声が聞こえる頃には、眩しい日差しが目に入ってきた。
サキ「おい、おい!狩人!」
『何があった?』
我々を掴みぐらぐらと揺らしている短髪の長耳を掴んで止める。
上半身を起き上がらせると、大雨でボロボロになったテントが目に入った。 - 52狩人◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 00:23:22
サキ「……先生に、助けられた」
『そうか』
立ちあがろうとすると、全身に痛みが走る。
想像外からの痛みに思わず手が滑って泥に頭から突っ込んだ。長耳からも「どうした!?」と心配される。
……自分の状態が見えない。鎧を解いてみると、腕に痣のようなものが浮かんでいたら。
あの雷で、ついたのか
サキ「狩人、それ……」
ああ、新種には悪いことをしたな
サキ「そんな、痕が残ってるのに!何でお前……」
我々は新種ほど感情豊かではない
サキ「とにかく!安静にしていろ!今、残ってる救急資材がないか確認する!」
やや無理やり寝かされる。
この様も新種はきっと見ているのだろうな。次に会うとき、何か言われるのだろうが……少し、面倒だ。 - 53狩人◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 00:36:10
新種は、跡が残るのは嫌がるだろうな。
だがまぁ仕方ないか。そこは我慢してもらおう。
見渡す限り、それこそ雨による追加の水が止まっただけで一度浸水した機械は使うこともできずただの置き物に。
やや遠くに見える他の長耳もなにかぎくしゃくしているように見えた。
何があったかは知らないが、どうやら仲違いのようなものがあったんだろうな。
我々に何か影響がない限りは静観するのが当然だがどうせすぐに影響は出るのだろうな。
……我々にそんなことができるか?できるわけがないな。新種の考えることもわかっていないのに。
日が出て沈み、夜の闇が広がり照らされまた日が出る。
こいつら人間もこれぐらい単純でいればいいのだが、これは我々が所詮古い種族であることの理由なのかも知れないな。
陽雷光に照らされて
おわり - 54狩人◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 00:37:10
(完全にカルバノグに参加してるなぁ、と思う顔)
(数少ない弾薬も沈んでこれからどうするかは知らない、未来のうさぎが考える) - 55二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 02:55:22
マジで崖っぷちになってるな
もう弾薬もほとんど使い物にならないだろうから賞金稼ぎも厳しいし
バイトも弾薬ない状態でやるにはリスクが高すぎる
またはめられそうになる可能性もあるし - 56二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 03:42:52
とりあえず狩人が目を覚ましてよかった
まあ問題はたくさんあるけど - 57二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 04:05:43
傷跡残っちゃったか
先生やアビドスやユウカコユキノアが見たら曇りそうな要素がまたひとつ増えた
特にアヤネセリカとかコユキユウカとかは泣きそう - 58二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 12:43:08
このレスは削除されています
- 59二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 15:48:10
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- 60二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 17:54:23
そういえば先生も来てたな
狩人が被雷したことは把握してるんだろうか - 61◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 22:00:29
雷痣治るの?
dice1d4=4 (4)
1.キヴォトス人だから治るよ
2.キヴォトス人だから治るよ暫く残るけど
3.狩人だから治るよ(!?)
4.跡は残るよそのうち目立たなくなるけど
先生狩人のこと何が起きたか知ってる?
dice1d4=2 (2)
1.死角だったので知らない
2.1+聞いたらテントの崩落に巻き込まれたから休ませてると言われた
3.2+雷に撃たれたと聞いた
4.手紙置いてってくれました(文面どうしよ)
- 62◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 22:01:13
(エイリへのダメージは容赦ないなダイス…)
- 63二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:40:52
散々不運に見舞われてるの含めて異邦人神秘のせいで世界から拒絶されてない?
- 64狩人◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 23:19:21
大雨から明けて、また公園の日々が戻ってきた、かに思えたが……
ミヤコ「……」
サキ「……」
モエ「……」
ミユ「……」
"……"
『なんだこれ』
休眠から起きてくると、長耳4人に加えてセンセイまで加わって何かを一心不乱に口に詰め込んでいる姿が目に入ってきた。
"あ、エイリ。テントに巻き込まれたって聞いたけど平気だった?"
『充分に回復した、狩りに支障はない』
"そう言う方向性の心配じゃないんだけどな……"
ミヤコ「HUNTERもこちらへ」
銀髪の長耳に促されて座り話を聞くとレンポウセイトカイからの支援はなく、弾薬ももはや1,2戦分あるかどうからしい。
その場合、戦力になるのは我々だけ。ただの震える兎になってしまうということのようだ。
ミユ「サキちゃんも、素手ででも戦ってやる!って言えなくなっちゃった……」
サキ「実際戦って、狩人におんぶに抱っこだったんだ。……反省ぐらいする」
モエ「……!!!くっひひひひー」 - 65二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:30:40
まずは弾薬問題解決しなきゃどうしようもないのは確かだよな
この状況でどう解決するかと言われたら相当厳しそう
バイトも賞金稼ぎも弾薬がほとんどない状況じゃ難しそうだし - 66狩人◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 23:38:41
長身の長耳が何かを考えついたようで不敵に笑う。
何を思いついたのか聞かれると、浸水で使い物になくなった弾薬や予備の銃器を売ることで必要なものを調達する、と言う方法。
カイザーインダストリーとかいう場所は需要があるらしい。
……ん?中の新種が反応したような。
モエ「まー任せときなよ」
センセイを控えに置きどこかに連絡し始めた。
その間、鎧に搭載された武器を長耳たちが使えないかと言う案を試すことになった。
代表的なのは【ブレード】と名付けられた金棒だ。dice1d4=3 (3) 本ほどあった。
とりあえず短髪の長耳が震えるか試してみることになる。
サキdice1d100=3 (3)
ブキdice1d100=80 (80)
サキの方が大きければ振るえる(すぐ戦えるわけではない)
- 67二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:40:35
ダメだったか…
3:80だったからだいぶ振れなかっただろうな… - 68狩人◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 23:47:48
サキ「ヨシきっ」
意気揚々と投げ渡されるブレードを受け取った短髪の長耳はそのまま受け止めきれず倒れ込んだ。
何をしているんだこいつは
サキ「まっ待てっ、なんだこれっ」
短髪の長耳を潰す金棒をひょいと回収すると、肩で息をしながら起き上がった。
サキ「何キロあるんだよそれ!?」
『知らん、使えるからその辺りに興味もなかった』
ミヤコ「HUNTERの怪力を侮っていたのかも知れません…」
『とりあえず次はこれか』
ミヤサキ「「いやいやいや」」
新種がウルカヌスと呼んでいた銃を出したら一斉に首を振られた。解せぬ
モエ「はぁっ!?うっそ!?……まぁなら仕方ないかぁ」
長身の長耳が戻ってくると、明らかに肩を落としていた。上手くいかなかったようだ。 - 69二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:52:46
まあウルカヌスは使うにしても弾薬売ってる場所とか限られてそうだし弾薬費がめちゃくちゃかかりそうだからな
- 70狩人◆PpuNVmvyfA24/04/29(月) 23:56:56
サキ「ダメだったんだな」
ミヤコ「ダメだったんですね」
ミユ「ダメ、だったんだ…」
"ダメだったみたい。"
『ダメなやつだ』
モエ「一斉にダメダメ言わないでよ!てか鎧ちゃん明らかに違うニュアンスだったよね今!?カイザーも伝手の一つにすぎないし!オークションでも何でも使ってやるっての!」
自棄になったかのように端末を操作し始めた長身の長耳。苦笑するセンセイ。
我々には直接は関わらないし内心どうでもよくなってきたな、とはあえて言わないようにするため口にイナリズシとかいうセンセイから持ってきたと言う食い物を放り込んだ。
モエ「……えっ?もう売れた?」
長身の長耳が素っ頓狂な声を出すまで、時間はかからなかった。 - 71狩人◆PpuNVmvyfA24/04/30(火) 00:25:45
ミサイルや銃器、錆びたいろいろなものが運ばれていく。
渡された箱の中に積まれた紙束をみてウサギたちは目に光を浮かべた。
モエ「売れちゃった……」
サキ「おかしくないか?品質確認もなくミサイルや銃を受け取るなんて……」
モエ「事実なのはこのお金だし!いやー何買おうかなー」
ミヤコ「まずは弾薬を」
サキ「あと燃料だな」
『食い物』
それぞれが思い思いのものを挙げていると「助けて!」と何か声が聞こえた。振り向くと、そこにいたのは……
なんだ?なにか不似合いな該当や球?をつけた機械がそこにいた。
狂犬注意報
つづく - 72狩人◆PpuNVmvyfA24/04/30(火) 00:31:33
(ほぼ原作ままのところをカットするのもなかなか大変なんだなって)
- 73二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 01:08:10
エイリのパワー、本気で殺意高く使ったらやばそう
- 74二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 09:16:38
カンナ登場かな?
まあカンナからしたら狩人に関してはRABBIT小隊に厄介な戦力が増えたって感じなのかな
まあ狩人はRABBIT小隊とカンナが交渉とかしても関わらなさそうだしカンナも狩人がなにもしてこないならRABBIT小隊に戦力が増えたから警戒するぐらいな感じで狩人にそんな深く関わることはなさそうだが - 75二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 12:35:11
このレスは削除されています
- 76二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 12:37:56
金銭問題や弾薬問題などは一気に解決出来たかな
- 77二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 14:20:50
とりあえず弾薬とかを気にする必要がなくなったのは良かった
- 78二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 22:26:18
オツモブ
- 79狩人◆PpuNVmvyfA24/04/30(火) 23:20:48
????「た、たすけてくれぇ!」
情けない声色で助けを求めてるのは、見慣れない機械だった。
機械のくせに外套や連結した球を身につけたその姿はなんというか不審という印象を受けた。
サキ「侵入者早くないか?」
モエ「くひひ、補給前に使い切っちゃおっか」
デカルト「まてまてまて!私だデカルトだ!助けてと言ったのがわからないのか、人の言葉もわからない畜生へと落ちてしまったのか!?だから過ぎた欲は身を滅ぼすとアレほど伝えたと言うのに蜘蛛の糸を垂らすものの気持ちとはこういうことなのか!?」
ミヤコ「……何のようですか?簡潔に、お願いします」
モエ「なんかあったならあのほーほけきょとか言うお仲間に助けて貰えば?」
デカルト「所確幸だ!【所有せずとも確かな幸せを探す集い】!お前たちは学生だと主張するのになぜ学び覚えることもせず物欲に貪欲であり続けるのだ!だからそうして目の前の幸せしか追い求められず足元を疎かにし理想と欲望を履き違えて破滅の道へと歩んでしま゛っ!?」
デカルトの話のあまりの長さに思わず尻尾を首に巻いて引き寄せてしまった。仕方ないのでそのまま掴み上げるとまた長々と何か抗議をしてるような声が流れてきた。言葉と認識したくない。
デカルト「我々の数少ない仲間たちは皆ヴァルキューレの公安局に取り押さえられてしまったのだあの狂犬めこれ見よがしに新しい銃器を見せびらかし我々持たぬものの幸せを踏み躙ったのだ!」
サキ「公安局?なんで公安局が」
ミヤコ「新しい銃器……ヴァルキューレの懐事情が寂しいのは有名ですが」 - 80狩人◆PpuNVmvyfA24/04/30(火) 23:37:08
デカルト「私は確かに見た!見たことない銃器で仲間たちを撃ち抜く悪鬼の如き集団と暴れ回る狂犬!あれこそが古より伝わるYA-KU-ZAであると言える!正義正義と振り翳すがその実はただの欲望だ!」
ミヤコ「なんにせよご愁傷様でした」
デカルト「ご愁傷様で済むものか!それに君たちにも他人事ではないのだ!公安局の連中はこの公園区域一帯を広く制圧し民草を全て毟ろうと──」
レーダーからアラート。
咄嗟にデカルトを引き寄せると、いた場所を銃弾が通過した。
全員がばっとその方向を見ると、丸い盾を持った人間が複数とその中央に金髪の犬耳をした人間が佇んでいた。
???「野生動物は危機に瀕すると最も強力な群れに擦り寄るというが…手間が省けるのは良いことだ」
"カンナ!?"
サキ「ヴァルキューレの狂犬……!」
カンナ「シャーレの先生、RABBIT小隊。そして……ジェフティ」
金髪の犬耳は測るかのように我々や長耳たちを見る。
ジェフティ、たしかこの鎧の名前だったか。
だが、それより……
dice1d100=32 (32) +20 (50以上で……?)
- 81狩人◆PpuNVmvyfA24/04/30(火) 23:53:27
ミヤコ「ヴァルキューレの公安局長が、一体何のご用でしょう?」
カンナ「自らの立場と所業を理解した上でその質問をしているなら呆れるな。公園の不法占拠する犯罪者を摘発、市民の安全を守ることはヴァルキューレとして真っ当な仕事だと考えるが?」
カンナという犬耳の顔、覚えがある。新種ではなく、我々の記録としてだ。
あれは自らを狩猟するものとして、我々を獲物として見ている。
モエ「いやみったらしー言い方してくれるじゃん、こちとら防衛室お墨付きだぞー」
カンナ「防衛室は公園への滞在許可は出していない。処分を一時保留しただけだ」
久しぶりだな、こんなに感情が昂っているのは。
いや、初めてかもしれない。新種が死に瀕して感じたのはどちらかと言えば焦りだったな。
モエ「……結局立ち退けってことでしょ、行く場所ないって知ってるくせに」
サキ「要は襲いに来たってことだろ」
モエ「前散々な結果だったのを忘れた?」
カンナ「風倉、情報が武器なことぐらいお前も知っているはずだが?先日の大雨でお前たちが無力化散々なのはわかっている。補充も一歩遅かったな。対してこちら側は今回スポンサーを得てな、武器を大量に仕入れることができた。いくらエリートだろうと、数少ない弾薬と浸水し故障した装備で勝てるほど戦いは甘くな──」
dice1d1000=962 (962) +58
dice10d120=29 59 22 81 7 82 15 62 26 100 (483)
- 82狩人◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 00:04:11
ズドォォォォン
<ぎゃぁぁぁー!?
<盾なんのやくにもたたねーーー!!
カンナ「…ご挨拶だな、ジェフティ」
『我々を侮ったな、狩りは甘くないぞ?犬……』
カンナ「侮ったのはどちらか、試してみるか……っ!」
『狩るのは我々で狩られるのは貴様だ!』
ミヤコ「っ!HUNTER待ってください!」
"エイリ!?"
サキ「何やってんだ狩人!?」
狩人dice1d200=10 (10) +58
カンナdice1d100=73 (73) +75
サキdice1d100=12 (12) ×2 +65
ミヤコdice1d100=5 (5) ×2 +68
サキ&ミヤコの両方が狩人を超えた場合取り押さえて中断
- 83狩人◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 00:59:23
『っぐ…!?』
カンナ「っ隙ありだ!」
腕を振るおうとした瞬間、両腕に痛みが走った。
思わず腕を止めたところに、犬の銃弾が頭心臓と急所に当たり衝撃が伝わる。
ダメージdice1d50=12 (12) -30
サキ「おい狩人!いきなり戦い始めるなんて!」
ミヤコ「HUNTER…!」
"待って、エイリ、カンナ!"
センセイが我々と犬の間に立ち塞がる。
押し除けようとすると、長耳二匹に両腕を掴まれる。払おうとしたらまた腕の痛みがそれを阻害した。
"カンナ、説明は後でする。立ち退きの期限を聞いても、いいかな"
カンナ「……このまま戦ったとして被害が大きいのはこちらでしょうね。立ち退きの期限は今月中でお願いします、先生。総員、撤収する!」
吹き飛ばされた人間たちを含めて、帰っていく。
……ちらと、我々を見たような気がした。
気に食わない、我々を獲物と見るあの目が。
慣れない痛みに、意識が薄れていく。
長耳たちに声をかけ、鎧を解いて木にもたれかかる。長耳たちの声を遠くに感じながら我々の意識は闇に溶けていった。
HUNTER DOG
おわり
- 84狩人◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 01:00:20
(自らの本質に振り回される狩人に振り回されるエイリ)
- 85二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 01:07:41
カンナと狩人はこの後再び激突することになりそうではある
この後立ち退きをなんとかするためにRABBIT小隊と一緒に動くことになるだろうからな
その時は派手にやり合うことになりそう - 86二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 01:31:19
とりあえず狩人が起きてからどうするのか話し合いすることになりそうだな
狩人がいるし武力行使や潜入とかの際に使える手段は増えそう
かつてないほど狩人はやる気あるだろうし - 87二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 02:58:27
というか先生カンナの目の前でエイリ呼びはかなりまずい失言では?
カンナはあくまでも謎の人物ジェフティ認識でエイリとは知らなかったわけだし
カンナの場合立場的にエイリのことを知ってる可能性は普通にあるだろうし
明らかにミレニアムが作ったであろう装備を着ているわけだから
カンナが知らなくても連邦生徒会の幹部とかなら三大校の役職に就くであろう人物とかは把握してるだろうし
連邦生徒会からミレニアムに正式に抗議されたら色々ミレニアムは政治的に混乱することになるぞ
セミナーの次期会計がDUにいてRABBIT小隊のデモに協力してるとかミレニアムが連邦生徒会に政治介入してると言われかねない
ミレニアム側からしても会長がエイリに指示出したのではという疑惑が出るだろうし
しかもヴァルキューレ側に思いっきり危害加えてるわけだから
SRT廃止に反対する勢力がエイリをミレニアムから派遣してもらって支援してもらってると言われそうだ
オークションで装備がすぐに売れたのもミレニアムがRABBIT小隊を影で支援するのとSRTの兵器を研究するために購入したと言われかねない
しかも無実証明するためにミレニアム側が買った人物調査しても実際に買った人物は廃止に反対してることが間違いない人物だろうからその人物を仲介して買ったと主張されそう - 88二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 03:05:16
狩人が明確に意識してる相手だからなカンナ
やれる機会があったら絶対その機会は逃さなさそう - 89二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 10:07:56
このレスは削除されています
- 90二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 14:33:59
カンナと狩人が次ガチでやり合う時は決着まで行くのかな
狩人がこんなにやる気あるのは珍しいだろうし - 91◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 17:01:47
カンナ「私を知っている……ジェフティ、先生の言っていたエイリとは何者だ…?」
<局長、お怪我は
カンナ「ない。する前に止められたからな。お前たちこそ無事か?」
<いやぁまぁ、ちょっと吹っ飛ばされて背中打ったりはしましたけどそれぐらいで。
カンナ「あんなロボットが作れるとしたらミレニアム、か。探りを入れる必要があるか……ん?先生から?」
『"ごめんねカンナ。みんなも怪我してないといいけど……ジェフティに関しては私に任せて欲しい。あの子も生徒なんだ、何故カンナをあそこまで敵視しているかわからないけど、なんとか事情を聞いて抑えてもらおうと思ってる。その上で先に伝えておくよ、気をつけて。"』
カンナ「……高くつきますよ、先生。」
すぐ後のカンナ
おわり - 92二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 17:30:19
とりあえずカンナには口止め出来たか
先生としてもカンナにあそこまで敵意向ける理由は分からないだろうからな - 93狩人◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 22:53:24
dice1d10=9 (9) (最大値で)
- 94狩人◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 23:13:35
両腕に走る痛みで目を覚ます。
それですぐ気づいたのが、我々が鎧を纏っていないこと。そういえば気絶する直前に解除したような朧げな記憶があった。
モエ「あ、起きた。」
"おはよう、エイリ。腕は大丈夫?"
長身の長耳が我々の顔を覗き込んでいた。
起き上がると、夕方ぐらいの時間だったのか日が沈む様が見える。
しかし、長身以外の長耳の姿が見当たらなかった。
新種の体がここまで脆かったとはな
"エイリは、本来戦うような子じゃないからね"
それが罷り通るような場所ならば、我々がこうして表に出ることにはなっていないだろうに
モエ「おーい鎧ちゃん、ちょっとこっちおいでー」
長身の長耳に呼ばれ、促されるままに機械に耳を貸すと暫くの音ののち単発の長耳の声が聞こえた。
なんでもゔぁるきゅーれ?とかいう場所の不正がどうこうのショウコがなんたらで潜入するそうだ。正直我々は半分聞き流していた。
我々の興味は他にあった、あの猟犬気取りだ。奴に狩りのなんたるかを見せつけ目に物みせなければ気が済まない。
鎧を纏い追いかけようとしたところで、センセイに声をかけられた。
"エイリ。カンナのことだけど"
どうせ殺すなだろう、聞き飽きた
"それもあるけど…教えてくれないかな、どうしてそんなにカンナを目の敵にするのか"
dice1d4=2 (2)
1.あの猟犬気取りの目が気に食わない
2.見下されている気になってムカつく
3.長耳どもの敵の長なんだろう、そいつを狩れば終わりだろうに
4.極論なんでも良い、良い加減ちゃんとした狩りの一つもやりたい
センセイの問いに、そう答えた。
- 95狩人◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 23:35:16
"見下されている……?"
モエ「それって……単に犯罪者として見られてるだけなんじゃ」
なんだっていい。長耳たちはあいつらを襲いに言ったんだろう?
"そう言うわけじゃないと思うけども…"
食い物入れにあった適当なものを流し込んでから鎧を纏う。
目の前が再度クリアに見えたと思ったら視界の隅に長耳の姿が見えた。
モエ「くひひ、ちょっとその鎧と繋げさせてもらったよ。なんか通信関係だけそれ空けられてるみたいだし」
『……』
モエ「ミヤコ達の位置を共有したよー」
"エイリ……行くんだね"
『なんだ?』
"怪我をしてるんだから、あまり無理はしないでほしいけど…"
『この程度、もう慣れた』
飛び立って長耳たちを追う。
決着をつけなければ、気が済まない。その気だけで我々は乗り込むつもりだった。 - 96狩人◆PpuNVmvyfA24/05/01(水) 23:56:24
日が沈んだビル街を我々は飛ぶ。
レーダーに映された箇所に示されたビルでは、爆発や発砲の光がところどころに見えた。
……しかし、流石に建物としては大きいな。この中で探すのはやや面倒だ
モエ『キャンプRABBITからRABBIT各員。今HUNTERがそっち向かってる。やる気満々だから陽動とかに使えるかもね』
サキ『はぁ!?狩人お前怪我してるんだから休んでいろよ!?』
ミヤコ『HUNTER、私たちの場所はわかりますか?』
レーダーにビルの完全な地図はない。だからざっくりにしかわからないが……
銃声が聞こえた。おおよその位置は理解できた。
『我々は手伝いに来たわけじゃないが』
モエ『まーまーついでってことでお願いね』
長耳たちと人間たちが向かい合い戦っているあたり、窓の外から攻撃ができそうだな。よし
dice1d4=4 (4)
1.窓を蹴り破る
2.ゲイザーとか言う非殺傷ミサイルで気を引く
3.背後から尻尾のブレードに襲わせる
4.奥の手、ウルカヌスを取り出す
- 97狩人◆PpuNVmvyfA24/05/02(木) 00:11:50
新種が使い渋っていたが、こうして外から攻撃なら有効だろうと重い右腕に装備する。
我々…正確には新種の体躯より大きい銃。
ゆっくりと腕で狙いを定めて引き金を引くと鎧で弾いてきたものが豆鉄砲に思えるような弾丸の嵐が長耳たちと戦う人間たちを横から吹き飛ばす。
奇襲で獲物をパニックにさせた時は心が躍るな。
<なっ、なに!?
<横、空から!?航空支援!?
<ヘリなんてどこにも…ぎゃんっ!?
サキ『こんなクロスファイアはそうそうなさそうだな……』
ミヤコ『クリア。次の地点へ移動します』
我々が横で飛んでいるだけで、ニンゲンたちは気が逸れて長耳たちに次々倒されている。
我々の狙い、本番はもう少し先だから楽で少し良い。
ミユ『あの、HUNTER……腕、大丈夫ですか?怪我してるのに』
サキ『そうだよ、腕怪我してるのにあんなガトリング撃ってどうすんだ!?』
『我々はそこまで柔じゃない』痛みdice1d100=13 (13)
モエ『と、とりあえずHUNTERは屋上へ!そこが目的地だから!』
『わかった』
もうすぐだ。根拠はないが、そう感じた。
あの猟犬気取りに狩りを見せつけてやろう。我々にしては珍しく、心が躍った。
子供の時間
つづく
- 98狩人◆PpuNVmvyfA24/05/02(木) 00:12:39
(一度の思いつきで後々苦労することはとてもよくある)
(今回の場合軽率にカンナと戦ったせいで理由づけとリベンジ……) - 99二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 01:48:03
このレスは削除されています
- 100二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 01:48:41
ウルカヌスの火力はやっぱり凄いな
- 101二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 08:09:25
カンナと全力戦闘する感じか
どっちが勝つんだろうな - 102二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 14:32:07
ウルカヌス使ってもあまり痛みはないのか
これなら戦闘に支障は出ないかな? - 103狩人◆PpuNVmvyfA24/05/02(木) 22:55:12
見つけた。
ビルの横を飛び上がる最中、見たことある犬耳の姿が見えた。
……あいつだ。窓や凹みに手をかけビルをよじ登っている。
『猟犬気取りらしい格好だな』
カンナ「ッジェフティか!こんな時に」
『今お前を叩き落とせばそれで済む話だが……新種に悪いしセンセイに借りもあるしな』
カンナ「なに、っをおおおおお!?」
犬耳の首根っこを掴んで飛び上がる。ビルの屋上まで来て放り投げるといい身のこなしで着地した。
犬耳は怪訝な顔をして我々を見つめる。どう言うつもりかは説明したつもりだったんだが
カンナ「ふう、一応聞くがジェフティ。覆面水着団で唯一存在が確定しているお前がこうしてヴァルキューレを襲う意味を理解しているのだろうな?」
『興味ないな。今我々にあるのは猟犬気取りの目が気に食わないということだけだ』
カンナ「狂人が……!」
『我々は迎合しない、我々は狩人だ!』
狩人dice1d1000=548 (548) /dice1d10=10 (10) +58
カンナdice1d100=78 (78) +80
- 104狩人◆PpuNVmvyfA24/05/02(木) 23:23:54
カンナ「お前の動きはっ」
『!?』
カンナ「既に一度見ている!」
首を狙う腕が犬耳にしがみつかれそのまま落とされる。
鎧を纏っているのもあって関節を外されたりはしていないが、腕を伸び切った状態で床に落とされて衝撃が腕に響いた。
ダメージdice1d50=46 (46) -30+30(装甲貫通の衝撃)
だが致命的ではない、何なら拘束ですらないその体勢は腕を強く振るだけで払い除けることができた。
カンナ「鎧もあるが、この馬鹿力……そっちの方が厄介か」
うさぎ到着までdice1d2=2 (2)
狩人dice1d1000=457 (457) /dice1d10=4 (4) +58
カンナdice1d100=31 (31) +80
- 105狩人◆PpuNVmvyfA24/05/02(木) 23:50:24
『舐めるな!』
痛みのないdice1d2=2 (2) (1.右、2.左)腕での掻く動きを避ける犬耳を尻尾が巻きつく。
そのまま大きく振り回して地面に叩きつける。
「ぐっ…!」と犬耳のうめき声が聞こえた。
ダメージdice1d30=10 (10) +20
そのまま引き寄せようとした時、視界を銃弾が埋め直後に頭が弾かれる。
さっきまで持っていなかった銃をいつの間にか持っていた。いつの間に抜いたのだか知らないが、衝撃で意識が逸れて尻尾も戻ってきてしまった。
仕切り直しだ。
うさぎ到着まで1
狩人dice1d1000=598 (598) /dice1d10=10 (10) +58
カンナdice1d100=19 (19) +80
- 106狩人◆PpuNVmvyfA24/05/03(金) 00:44:20
『取った!!!』
胸ぐらを掴み地面に叩きつける、完全に手応えがあった。
dice1d50=25 (25) +30(前ターン分)
ミヤコ「RABBIT1、ORPに到着……HUNTER!?」
モエ『時間切れだよHUNTER〜』
倒しきれなかったか。
そう思い手を離した。
- 107狩人◆PpuNVmvyfA24/05/03(金) 01:18:38
カンナ「……時間稼ぎでもあったか」
ミヤコ「そのつもりはありませんでしたが……結果ヨシ、ということで。HUNTERと交戦し手傷を負った状態では私たちの相手までできないでしょう?」
扉を蹴破ってあらわれた長耳たち、傍には紙の束が入った紙袋が抱えられていた。
カンナ「詰み、か……」
犬耳は諦めたように、そう溢した。
コンクリート・ジャングル・ハント
つづく - 108狩人◆PpuNVmvyfA24/05/03(金) 01:19:12
(テラースキルとして1d1000にしたけどバランス取れないから色々してるけど大変です)
- 109二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 04:14:50
ダメージ量的にはカンナの方が多いかな
カンナもこの状況でRABBIT小隊を相手するのは流石に無理か - 110二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 11:14:44
ほしゅ
- 111二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 13:23:15
狩人もある程度はスッキリしたかな?
- 112二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 18:05:14
先生としてもこの後大変そうではある
ヴァルキューレがこれをきっかけに本気でジェフティ確保に動いたらまずいことになるし
狩人が逃げたらまた探さなきゃいけないし狩人が捕まったら洒落にならない事態になる - 113二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 20:26:31
今ヴァルキューレが本気でジェフティ確保に動き出したりニュースとかでジェフティがヴァルキューレを襲撃したというのが流れたら明らかに不都合な事態になりそう
先生がどんなプランを考えてるかは分からないけど、逮捕されたり狩人がまた行方をくらませたりメディアに大々的に報道されたら台無しになりそうだからな
エイリが戻った後のことも考えなきゃいけないとなるとなんとかして抑えなきゃいけないだろうから色々手を回しそう - 114二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 20:30:06
狩人としては決着つかなかったのは不本意だろうけど優勢だったし再度襲うことは無さそうではある
何かしらの理由でまた激突することになったらモチベーション高く戦いそうだけど - 115狩人◆PpuNVmvyfA24/05/03(金) 23:24:33
『……』
我々はまだやれる、と言いたいが……格付けは済んだと判断して良いだろう。浮いて足場の外に出る。
カンナ「負犬らしく吠えさせてもらうが……どういうつもりだ、お前たちは」
ミヤコ「…これが、私の正義です」
カンナ「こんな犯罪そのものを犯してまでか…!今度こそ貴様らまとめて連邦生徒会から除籍処分を受けかねんぞ!?」
ミヤコ「そういう公安局長こそ、自身の犯した不正をどうお考えで?」
銀髪の長耳は抱える紙袋を見せつける。「TOP SECRET」と書かれたそれは明らかに重要そうなものだった。
ミヤコ「公安局の取引記録です。子うさぎタウンの再開発に伴う違法リベートの記録。キヴォトスの治安を担当するヴァルキューレが私企業との取引において犯罪行為を幇助する。よっぽど問題かと考えますが」
カンナ「……」
ミヤコ「公安局長がこれを知らないはずがありません。……これは、ヴァルキューレ警察学校の理念を揺るがす重大な犯罪です!」 - 116狩人◆PpuNVmvyfA24/05/03(金) 23:38:15
カンナ「……ああ、そうだな。ヴァルキューレは公正であるべきという理念は守られていない」
ミヤコ「だったら!」
カンナ「そんな綺麗事では、世の中は回らない!」
犬耳は悲痛な声を上げた。
長耳たちもその姿に困惑したようで、思わず目を丸くする。
カンナ「SRTには特権がある、お前らがその特権の上で正義を論じている間に私たちが何をしているか知らないだろうが……手を汚さずに、正義を掲げる事などできない!!」
『付け加えるならば』
犬耳の首に手刀を突きつけ、銀髪の長耳の首に尻尾の刃を突きつけた。
咄嗟に短髪の長耳と長髪の長耳が銃を向けた。
『生き残ったものが正義だ、死者に正しさはない』
サキ「狩人っ、お前!?」
ミユ「っ!?」
ミヤコ「HUNTER!」
全員が一斉に我々に銃を向ける。
正義とやらの話は聞き飽きた、そういうつもりでもあったのだが……こいつらにとっては相当大事なようだ。
『"カンナ、エイリ"』
銀髪の長耳が持っていた機械からセンセイの声が聞こえた。
その声に戸惑ったのか、全員が銃を下ろした。 - 117狩人◆PpuNVmvyfA24/05/04(土) 00:15:36
カンナ「先生、ですか。」
『"自らの信念を貫くのは大変なことかもしれない。けれど自分の未来は、自分で選ばなければならないんだ"』
カンナ「それをすれば、自分の信念に従えば、私は全てを失う!私の立場で、こんな立ち位置で私に選択肢などない!」
『"例え0からでも、始められるよ。RABBITのみんなみたいにね"』
犬耳ははっとして長耳たちを見る。
肝心の長耳は困惑していたが……
ただ、そうだな。
『"たとえどんな大変で、辛い時でも。自分の歩く道は、自分で選んで良いんだ。"』
恐らく、これは新種にも向けられた言葉だろう。
新種が外の状態をわかっていることを先生は知らないはずだ。
……届くかも知れない、と言う希望的観測だろうが。
長耳たちもうんうんと頷いていた。
レーダーに反応が増えた。ヘリとか言う乗り物だったか。
一足先に飛び上がり誘導してやることにする。乗っている長身の長耳は目を丸くしていたが。
モエ『うぉわっ鎧ちゃん!?あ、あーミヤコ!ポイント上空に到達したよ!』
ミヤコ「RABBIT全員、ハーネス着用。順番に離脱します。……それでは、公安局長。次があれば、もっと良い形で」
ヘリから吊るされた紐に繋がり、運ばれていく。
我々も並走して飛行すると短髪の長耳から羨む声が聞こえた。無視した。
『正義とは、お前らにとってそんなに大事か?』
ミヤコ「はい。私たちはそのためにSRTに入り、今ここにいるのですから」
『……敗者と死者に正義をかたる資格はない』
サキ「どういうことだよ?」
『さぁな』 - 118狩人◆PpuNVmvyfA24/05/04(土) 00:21:00
正義、か。
新種も【正しいこと】に拘っていたな、ある意味長耳たちと同じわけか。
我々としては理解できるようでできない感覚だが……わざわざ言う必要もないだろう。それどころか口が滑りすぎた方だ。狩りで昂ったか?
死者は本来語る術を持たない。新種にこうして語りかけることができ、意思疎通ができる我々は幸運というほかないだろう。
この幸運を掴むため、新種の繁栄のため。我々も何か別のことをしなければならないかも知れないな。
いるべきシ者
おわり - 119狩人◆PpuNVmvyfA24/05/04(土) 00:21:38
(あれ、もしかしてエイリ関係の問題進展ないままカルバノグⅠおわる?)
- 120二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 03:53:34
エイリ不在のまま晄輪大祭開幕ですね……
本編でもアヤネが選手宣誓を任されたりとアビドスも関わりがあるからそれの話し合いとかもあっただろうし、この世界線だとその辺りも色々と変化がありそう
状況や心情を考えたらそもそも参加するのかすらも怪しくなってくるくらいだしそこも注目ポイントかな
アビドス抜きにしてもミレニアム側もエイリ周りについての不安や心配を仕事で無理やり振り切ってるような精神状態のユウカがそろそろ限界迎えてたりしそうだし
仮に上手く準備を終えられたとしても結局大事な後輩2人を欠いたままで始まっても上手く楽しむことができなかったりしそう - 121二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 12:54:03
おほす
- 122二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 13:38:44
作戦が上手くいって良かった
狩人も満足した感じかな? - 123二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 13:51:32
アビドスの面々が出場してるのにエイリの姿が見えないのに気付くミレニアム生徒もいたりするかな
ミレニアム内でのエイリの知名度とアビドスに留学していることがどれくらい知られているかにもよるけど - 124二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 13:56:33
「アビドスが出るってことは久しぶりにエイリとコユキに会えるー!」って喜んでるセミナーモブ達を見て胃を痛くしてるユウカとか
いざ当日になって居ないことに気づいて「あれ?エイリとコユキは?」って聞かれて胸の辺りがズキッとするアビドス勢とかがいるかもしれない…? - 125二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 16:14:47
このままいくと狩人はSRTメンバーとして参加することになりそうではある
ミレニアムやアビドスが混乱する可能性を考慮すると正体は隠してもらう必要はあるだろうけど - 126二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 16:18:01
晄輪大祭終わって落ち着いてからじっくり取り掛かった方がいいと先生が判断してもおかしくないからな
コユキはまだ立ち直ってないし、仮に元気取り戻しててもちょっと様子見してからの方がいいだろうから
ユウカやノアも準備で疲労が溜まってるだろうし
先生としては急ぐ気はなさそうだし今伝えてユウカがダウンしたりコユキに更なるダメージになるリスクを考えると晄輪大祭というデカいイベントが終わった後の方がいいと判断してそう - 127二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 19:00:44
まあ晄輪大祭前にエイリ絡みの問題解決するのは無理だろうな
先生も晄輪大祭絡みとかで色々仕事あって多忙だろうし
終わって落ち着いてからにした方が良さそうではある - 128二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 19:04:57
アビドスに留学した生徒がいることについてはかなり知られてるはず
コユキがセミナーが1年生を追放して砂漠送りにしたという噂をセミナーアドレスから流した件でユウカたちは正式な留学であると公表して抑えたわけだから
誰が留学してるかは知らないかもだけど留学生がいること自体は相当広がってるだろうな - 129二次元好きの匿名さん24/05/04(土) 23:05:01
ヴィタリスが沈黙を保ってるのが地味に怖い
マキ辺りが口を滑らせそうだから抑え込んでるのかヒマリがリオを問い詰めるのを待ってるのか - 130狩人◆PpuNVmvyfA24/05/04(土) 23:43:01
ヴァルキューレ襲撃から一夜明けて。
我々と長耳たちは、ヴァルキューレのビル(学校だったか)を映すテレビを揃って眺めていた。
シノン『今!私はカイザーグループとの癒着問題で噂になっているヴァルキューレ警察学校本館前に来ています!とある匿名希望による情報提供によれば?公安局の生徒たちがカイザーグループから金品を受け取り権力を行使したとか!』
マイ『市民を保護し正義を守るヴァルキューレが私企業と手を取っていたと言うのが事実ならばとんでもない事態でしょう!』
シノン『それに加え、謎の一団がヴァルキューレ警察学校を襲撃。施設の破壊が行われた様子です。おおーっと、あれは件の公安局長、緒方カンナさんでは!?違法リベート問題に対して一言いただけませんか!?』
カンナ『な、なに、まてそれはどこからの情報だ!?』
テレビには、2人の人間とあの犬耳がなんやかんや言い争っている姿が映し出されている。
大変そうだな、犬耳も
ミヤコ「すごいニュースになっていますね」
ミユ「も、もしこれで公安局に狙われて襲撃にでもしにきたら……」
全員獲物にすれば良いだろう
サキ「だから、冗談でも殺すなと言っているだろうがー!」
ひょーはんへはないー
サキ「なお悪いわー!」
我々の方をゴムか何かのように引っ張りやがる短髪の長耳を押さえ込んだりしていると、センセイの姿が見えた。 - 131狩人◆PpuNVmvyfA24/05/05(日) 00:22:04
モエ「あー先生じゃん。随分思いっきり効いたみたいだけど連邦生徒会脅迫でもした?」
"脅迫は流石にしないよ…。"
ミヤコ「とにかく、安心しました。私たちは、まだここにいられますから」
銀髪の長耳が珍しい笑顔を浮かべ──
デカルト「あー、そのだね」
サキ「あ、侵入者だ。やれ狩人」
お前我々を機械か何かだと思っていないか?
一瞬で強張った顔に逆戻りした。
確か、デカルトとかいう女学校がどうとかの機械だ。
デカルト「まてまてまて!今回は挨拶と、あと礼をしにきたんだ!」
モエ「あー知ってる知ってる【ご挨拶】と【お礼参り】ね」
デカルト「これだから学びのない無法者は!!!!……えほん。聞くところによるとヴァルキューレの陰謀を暴いたのだとか。おかげで私たちの聖所も守られて所確幸の同志たちも戻ってきています。思惑がどうあれ助けられて知らず存ぜぬでは求道者が廃りますので……あなたたちに、特別な食べ物をプレゼントしにきたのです!」
特別な食い物。
その単語を聞いた瞬間長耳全員の視線が真剣なものになった。食い意地張りすぎだろうこいつら。 - 132狩人◆PpuNVmvyfA24/05/05(日) 00:38:49
デカルト「これが、私たちの最も貴重な食べ物!鳥の骨を揚げた、唐揚げです!!!!」
デカルトが出した皿には、揚げられた証とでも言える程度の申し訳程度の衣がついた、骨だった。
何故か大葉とレモンもついている。
ミヤコ「……唐揚げ?」
デカルト「はい。普通の唐揚げと違い鳥の骨を揚げたものなので食べることはできません。しかし香りは唐揚げそのもので匂いを楽しめば実カロリーはゼロ。なんと革命的な食材でしょう!これ一つでビール3杯はいけますね、あとご飯も」
サキ「つまり、ただのゴミか」
モエ「鳥の骨だから燃えるゴミだね」
デカルト「ええいやめなさい生ゴミだの燃えるゴミだの!なんと失礼な娘たちでしょう親の顔が見てみたい!」
またああだこうだ言い合う長耳と機械、流石に聞くに耐えないため機械の首を掴む。
「えっ」と困惑したような顔をしているが、短髪の長耳は我々を見ると「やっちまえ」とだけ呟いた。
次は食べられるものを持ってこい!!!!
デカルト「あーーーーれーーーーー……」
思い切りぶん投げたデカルトはすぐに豆粒ほどの大きさになるほど飛んでいき、やがて星となった。
……くたびれ損だな。新種の体では骨も食えないだろうし。
ミヤコ「結局、こういうオチになるんですね……」
肩を落とし、銀髪の長耳はつぶやいた。
RABBIT小隊のHUNTER分隊
おわり - 133狩人◆PpuNVmvyfA24/05/05(日) 01:02:57
(カルバノグⅠがおわりました)
(これもう異星からの使徒編を挟むべき……?時系列って割とキツキツだったかな…?) - 134二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 02:22:58
このレスは削除されています
- 135二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 02:23:55
時系列的にはこの後晄輪大祭やってからパヴァーヌ2章って感じだったはず
晄輪大祭絡みが終わってからじゃないとユウカやノアが動くことは難しいだろうから異星からの使徒編やるなら晄輪大祭後の方が良さそうなんじゃないかなと - 136二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 03:34:00
パヴァーヌ2章に狩人のまま突入した場合、そもそも関わらない可能性も出てきそう
狩人目線、まずミレニアムがどこか分からない上行き方が分からないし
先生はパヴァーヌ2章時にはミレニアムにいるから時間的なことを考えると直接狩人に会いに行けない
何かしらのメッセージでアリスの危機とかを知らせたとしてもエイリなら当然知ってるであろうミレニアムへの行き方なんて書くわけないし
通信でミレニアムの誰かが連絡取ったなら明らかに別人になってるわけだから警戒して行き方を教えるとは考えにくい
RABBIT小隊がついていけば行けるだろうけどその場合RABBIT小隊がパヴァーヌ2章に参加することになりそう
状況的に戦力いた方がいいし
それに狩人のまま参加したらパヴァーヌ2章終わるまではエイリは間違いなく出てこなさそう
どういう心境であれ狩人の方が強いのは間違いないし騒動終わるまで狩人の方が役に立てそうだからな
合理的に考えるなら狩人に任せた方がいいと考えそうだし - 137二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 03:55:25
まあ晄輪大祭には狩人がRABBIT小隊と一緒に参加することになるだろうな
そのあと異星からの使徒編かパヴァーヌ2章かかな?
時系列的に晄輪大祭とパヴァーヌ2章の間にイベントはなかったはずだし
パヴァーヌ2章の後に最終編からの異星からの使徒編の可能性もありそう
異星からの使徒編はRABBIT小隊と狩人が中心になりそうではある
現状エイリ以外で一番狩人と関わってるわけだし狩人に関して言えば先生より理解してて仲も先生よりいいだろうし
かなり重要な立ち位置にRABBIT小隊はなりそう - 138二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 08:36:05
狩人のままだと晄輪大祭には不参加じゃない?狩人はそもそも興味を示さないだろうし
それに混乱を避けるために情報を伏せてる以上下手に表に出せないし
先生はエイリが戻ってきた時のことも考えて狩人がエイリの知り合いに会うのには慎重になってるしで - 139二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 13:28:21
とりあえず当面は生活に問題なさそうでよかった
- 140二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 14:37:57
- 141二次元好きの匿名さん24/05/05(日) 23:30:35
晄輪大祭には参加できるのかな…無理でもお忍びで見に行けないだろうか
- 142狩人◆PpuNVmvyfA24/05/05(日) 23:33:42
晄輪大祭?
ミヤコ「それも、SRTとしてですか?」
"うん。と言っても私が知ってる中でSRTとして活動しているのはRABBIT小隊の4人だけだけど……"
ある日、センセイが書類の束を持ってやってきたかと思えばなにやらキヴォトスの色んなガッコウが集まり競走をするらしい。
長耳たち4匹の話であり我々は全く関係ないのだが……センセイは我々に申し訳なさそうな態度をとった。
"ごめん、エイリにも戻ってきて参加して欲しかったんだけど……"
新種に出てくる気と戻る気が無ければただの徒労だ。
"正直、なかなか目処が立っていないんだ。何せね……今回のこの…晄輪大祭?はミレニアムが開催して、アビドスが選手宣誓を行うらしくて。準備でみんなてんやわんやしてる"
ミレニアム、そしてアビドス……
サキ「確かミレニアムが甘坂エイリの本来の学校で、アビドスが留学先だったよな?」
良い悪いはともかく、刺激にはなるだろうな
長耳たちは、SRTがまだあるとして扱われるのが嬉しいようでとてもやる気に満ちている。
我々には直接関係ないしなんなら行く気もそんなにないが……様子を見ても良いかも知れないな。
いつまでも静観しているわけにもいかない。 - 143狩人◆PpuNVmvyfA24/05/06(月) 00:45:58
先生が去ったのち、長耳たちは即座に作戦会議に移る。
何故我々も混じっているのかは……わからないが。
サキ「私たちが、SRTの代表としてか……!」
ミヤコ「先生には、感謝しないといけませんね」
ミユ「そ、それより……4人だけで…?」
モエ「ぜっつぼうてき〜」
ウンドウカイとはそういうものだったか……?
サキ「いや、本来は違うが……」
なんにせよやる気には溢れているようだ。我々はどうしようか……
dice1d4=3 (3)
1.会場の下見をしてみよう
2.鎧を使った練習でも手伝ってやるか
3.センセイに会いに行ってみるか
4.行ってみるか、ミレニアム
- 144狩人◆PpuNVmvyfA24/05/06(月) 01:00:26
- 145狩人◆PpuNVmvyfA24/05/06(月) 01:31:22
シャーレオフィス、と書かれた塔。
視界に何度も見えるあのでかい塔で霞むが、充分に高い塔だ。
食い物の確保のためよくきている方ではない正面から入り込むと、横から「ぴぃっ」と鳴き声が聞こえた。そちらを見ると特に誰も見当たらないがレーダーにしっかり映っている。あのばいとと呼ばれる人間だろう。
その先は記憶にだけ覚えがある我々にとっては未開の地だ。
エレベーターにのるのも煩わしいが、流石に室内で複数の人間に襲われれば死は必至。可能な限り正面から行く。
オフィスと書かれた看板に、「今います」とだけ書かれた板が提げられている。おそらくいるのだろう。恐れずに扉を開けると長耳たちのものとは違う機械を前にしたセンセイ。そしてその横に侍るツノのある人間がいた。
"エイリ!?"
セナ「予定にある存在ではありませんね、何者ですか」
『センセイに用があってきた、お前に興味はない』
セナ「……した、負傷者を作るのはあまり好みませんが」
『死体が欲しいなら、すぐに作ってや──』
"2人とも待って!?"
大きな口の銃を構えたツノもちを前にわれわれも戦闘体勢に入ったところで、センセイの大声が場を制した。
……思わず反応してしまった。これは、センセイの力なのかそれとも新種の苦手意識によるものか。
どちらでもいいか。我々はライキャクヨウとかいうやや豪華なイスに座り、感触を楽しんだ。
光を待つ-誰かと共に
つづく - 146狩人◆PpuNVmvyfA24/05/06(月) 01:32:45
(セナが妙に好戦的なのはなんか知らんロボが真正面から乗り込んで先生が目的とか言ったからです)
(実はミレニアムかアビドス勢を期待してたのは秘密) - 147二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 07:33:17
先生と狩人が話すのか
何をどこまで話すのかは分からないけど
狩人としては先生から出来るだけ情報を手に入れたいのかな - 148二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 12:01:49
まあ狩人がミレニアム行ったら大分混乱するだろうからな
明らかに別人になってるから何があったんだって話になるし
先生としては今は狩人には派手に動いてほしくない感じなんだろうけど - 149二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 13:58:07
当番はセナだから後からこの話し合いがミレニアムやアビドスに漏れることはなさそうではある
先生としては晄輪大祭が終わるまでは打てる手はなさそうだからな
狩人がどっかいって行方が分からないという事態は避けたいだろうけど - 150二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 17:11:58
先生やミレニアム、アビドスとしてはエイリ絡みの問題は極秘裏に解決しなきゃいけない問題だからな
露呈したら色々まずい事態になる
何を話すのかは結構重要そうだ
選手宣誓の関係でアヤネがセミナーとかと話し合いすることはありそうだけどどんな感じになるんだろうな
宣誓絡みは早々に話し終えてエイリ絡みの問題についても話してそうではあるけど - 151二次元好きの匿名さん24/05/06(月) 22:23:36
先生からしたら予想外の出来事だからな
狩人は何で来たのかも分からないだろうし
狩人は何を目的にしてるのかが鍵だろうな - 152狩人◆PpuNVmvyfA24/05/06(月) 23:13:21
センセイは、困惑を隠しながらも笑顔で我々に相対した。
少し手を伸ばして首を握れば、他の人間と違い容易く殺せる。それぐらいわかっているだろうにな。それ程までに横の角付は頼れる存在なのか?あのピンクみたいに?
軽く頭を張り考えを切り替えた。今の我々が考えるべきなのは、センセイと話すことだ。
『センセイに聞きたいことがある』
"なんだい?"
『コウリンタイサイとかいう競走があるらしいな』
"そうだね。もしかして出たくなったの?"
『半分正解で不正解だ。新種を出させたい』
"!?"
明らかにセンセイは動揺するそぶりを見せる。相当意外だったようだな
先生の抵抗dice1d60=12 (12) +40(明らかに性急)
- 153狩人◆PpuNVmvyfA24/05/06(月) 23:30:43
"それ、は……"
センセイは肯定も否定もしない。明らかに悩んでいる。
長耳たちと行動している間、センセイは新種のことをあまり口にしないようにしていた。我々を【エイリ】と呼ぶことを除いてな、我々も正直気にしていなかったが……
ふと、思ったことがあった。
『これは我々の考えたことだが……センセイは我々も【甘坂エイリ】として考えていないか?』
"……!"
『我々は新種ではない。が、センセイが我々をそう呼ぶことで新種が我々に【甘坂エイリ】を押し付ける口実になっているのではないか?』
"エイリが……"
セナ「お話中失礼します、お茶になります」
センセイが言葉に詰まったところで、我々とセンセイの前に緑の水がおかれた。……飲めるのか?これ
"あ、ありがとうセナ"
『我々もか?』
セナ「私には関係ない事象なことは理解しています。なので今まで通りシャーレの当番として来客対応します」
『イタダキマス……!?』
緑色の水は、熱く苦い。が、吐き出すわけにもいかず口の中でかき混ぜ無理やり飲み込んだ。
『な、なんだこれは……』
セナ「緑茶ですが」
『……次があれば水でいい』
セナ「次があればそうします」
角付は表情一つ変えなかった。 - 154二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 00:22:33
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- 155狩人◆PpuNVmvyfA24/05/07(火) 00:23:34
(選択肢だけど流石に見過ごせない誤字……)
『それで、どうだセンセイ?』
緑の水を飲んでため息をついたセンセイに、もう一度問う。
先生は、悩んだ顔をもはや隠そうともしていなかった。
"……dice1d4=4 (4) "
1.即答は、できないね
2.エイリを、これ以上傷つけたくない
3.何をするつもりなの?
4.わかった、詳しく聞こう
- 156狩人◆PpuNVmvyfA24/05/07(火) 00:55:16
通った。
思わず顔がニヤけるが、兜の裏なわけだしバレてはいないだろう。
『あぁ、考えとしては単純だ。新種が出て来ざるを得ないようにする』
"それが、できるの?"
『試す価値はある、と言うやつだ。センセイはそうだな……戦う心づもりだけしていれば良いだろう』
"戦う……?あなたは、一体どう言うつもりで"
『話はこれだけだ。我々は帰る……ああ、そうそう。』
立ち上がり、扉を開けたところで振り返る。
我々はおそらく、笑っていただろう。
『新種は、外の状態がわかっている。……あとは、わかるだろう?』
"……!まさか!待ってくれ、エイ"
センセイの返答を待たず扉を閉じた。
我々の案は荒療治だ。博打とも言えるが……慎重で居られる期間は少ないだろう。
だが我々の最優先事項は、新種が繁栄すること。
それ以外に、何も必要はない。
宣戦布告
おわり - 157狩人◆PpuNVmvyfA24/05/07(火) 00:57:04
(シャフ度するロボ)
(置いてけぼりのセナ)
(青ざめる先生) - 158二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 03:44:04
この荒療治がどう転ぶかだな
逆効果になってますます籠る可能性もあるし
話し合いは狩人が上手くやった感じかな
狩人からしたら先生が同意したという名目が欲しかったんだろうか
エイリは外の状態が分かってるという情報を狩人しか持っていなかったというのがデカかった感じはある
迂闊にそのことを言わなかったのが狩人には功を奏した感じか
逆に先生からしたら明らかにやばい策に許可出してしまったわけだから青ざめるか - 159二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 09:53:58
このレスは削除されています
- 160二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 12:08:09
もう晄輪大祭前にエイリを表に出すには博打に出るしかないのは確かではあるか
先生も晄輪大祭前に解決するのは無理だと判断してるし
まあ戦う心づもりなんて言ってるわけだしミレニアムで暴れる感じかな
アビドスで暴れようにも狩人が本気で警戒してるホシノがいるからすぐ取り押さえられて終わりの可能性があるし
エイリもホシノがいるからって理由で任せて出てこない可能性がある
それにミレニアムの方に感情が揺さぶられてたし仕掛けるならこっちだろう
まあ暴れた結果次第ではガチでミレニアムを退学になるリスクがあるが
派手にやればミレニアム中にエイリが暴れたことは知れ渡るわけだし
普通なら簡単に退学させることは出来ないけどエイリは退学届を出してるからそれを受理するだけでいいわけだから
アビドスへの留学が転校になるかもしれない
そういったリスクも考えたから先生に話を持ちかけたのかもしれないけど - 161二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 14:02:07
ミレニアムで狩人が派手にやらかしたらミレニアムは相当荒れるだろうな
あまりに豹変しすぎて相当なことがあったんだって解釈されるだろうし
セミナーが1年生を砂漠送りにしたのが事実だからじゃないかって感じになってこの話が再び広まりそうではある
今度はセミナーが声明だしても収まりそうにはないし
晄輪大祭の準備どころではなくなるし最悪セミナーに対する強い反発とかが起きて晄輪大祭延期や中止が視野に入るかもしれない
あるいは別の学校が準備を代行するか - 162二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 18:18:26
- 163二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 18:57:22
狩人からしたら人を殺すとかでもない限り一度きりとはいえ派手にやらかしても先生が許可出したという大義名分を手に入れたわけだからな
狩人のストレス発散も兼ねてめちゃくちゃやりそうだ
先生は許可出したという事実がある以上どう転んでも狩人が逮捕されたりしないようにしなきゃいけないだろうし
話し合いでも狩人が主導権握ってたからな
予想外の狩人訪問からの予想外の提案による動揺、エイリ呼びが裏目だったかもしれないという可能性を示されてさらに動揺しちゃってたし
それで焦って許可出した感じなのかな
ただこれでもダメなら当面は無理だろうな
それに狩人がやらかした以上パヴァーヌ2章の時に狩人のままなら多分パヴァーヌには関わらないだろうし
やらかした人物呼びたくないだろうからな
パヴァーヌ2章スキップして最終編突入になりそう
上手くいってもまたエイリが逃げ出して逃亡生活再開の可能性もあるし - 164二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 21:18:09
まあこれで失敗したら狩人自身での解決は諦めて先生たちに任せる可能性は結構ありそう
問題は狩人の作戦はどういう結果になってもやばいことになりそうだからしばらくは先生たちはその対処に追われることになるだろうってことかな
ミレニアムで何かしたら確実に大騒動になるだろうし
多分今度はセミナーも抑えるのは難しいだろうから - 165狩人◆PpuNVmvyfA24/05/07(火) 23:22:06
先生と狩人の会話を聞いてたエイリの焦り
dice1d80=60 (60) +20
さて、先生に話もつけたし後は好きなタイミングで実行するだけだ。
コウリンタイサイまであとdice1d3=3 (3) 日、猶予はなくはない。……一応長耳たちに声ぐらいはかけておくか。
軽い考えで長耳たちの公園に戻ってくると長耳全員が紙に何かを書いている。
サキ「あ、帰ってきた」
『意外そうだな』
モエ「鎧ちゃんは何か流れで一緒にいるだけでふらっといなくなってもおかしくないからね〜サキも寂しいってさ」
サキ「そんなことは言っていない!!保護して協力者になってもらったから何も言わずにいなくなると探す必要が出てくるだけだ!」
『少し出ると言っただろ』
サキ「そうだな、何処に行くとか全くなく出るしか言ってなかったな!」
『センセイに会いに行っていた。これでいいか?』
ミヤコ「……先生に?」
銀髪の長耳の目の色が明らかに変わった。とはいえ聞く姿勢を崩していないあたり続きを促されていると受け取り、我々も話を続けた。
『我々とセンセイの利害は新種を引っ張り出す点において一致している。コウリンタイサイというものがその起点にするのにちょうど良いと考えて話しただけだ』
モエ「すっごい、鎧ちゃんが頭よく見える、サキぐらいだと思ってたのに」
『どう言うつもりか言ってみろ』
モエ「ぐえぇ、さーせ、ん……」
サキ「まて、狩人まで私を馬鹿にしてないか!?」
ふざけたことを言う長身の長耳の首を掴んで持ち上げるとすぐに呻き声と共に謝罪された。
……なるほど、これが人間のコミュニケーションだったのだな。
- 166狩人◆PpuNVmvyfA24/05/07(火) 23:47:26
『それで?お前たちもコウリンタイサイとやらに参加するんだろう?』
ミヤコ「はい。SRT生ではないHUNTERは流石に参加させられませんから4人での出場になります。おそらく最も少ない人数での参加になるでしょう」
『我々は別に用がある。下見にでも行ってくる』
サキ「今日中には帰ってこいよ!」
『善処する』
しっかり充電も行われたのは確認したし、長耳にもセンセイにも話は通したということで強く地面を蹴り飛び上がる。
行くべきはdice1d4=2 (2) 。我々の戦いを始めなければならない。
1.キヴォトススタジアム、とかいう近くにあるコウリンタイサイの現場
2.酷く感情が揺さぶられたあのビル街(ミレニアム)
3.我々もある程度覚えているあの砂漠(アビドス)
- 167狩人◆PpuNVmvyfA24/05/08(水) 01:24:31
どこか見覚えのある街並みの空を飛ぶ。
我々の目的のためには、新種の記憶にもある相手を探さなければならない。
手頃な高い塔に乗り、レーダーを最大に動かす。
それでも一部しか範囲には入っていないが……
暫く、この場に留まり音を聞き遠くに流れる人間の姿を見つめ続けた。
前兆
つづく - 168二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 02:55:20
よりによってミレニアムか
大騒動になるだろうな
留学してたはずのエイリがいきなり暴れてるわけだし
エイリからしたら焦るだろうけど阻止するには戻るしかない
ただ、戻ったとしてそのあとどうするのかをエイリは考えなきゃいけないからな
急すぎてまだ考える余裕はないだろうし
戻ったら戻ったで色々な問題が生まれてるからそれに対処しなきゃならないし
まあ戦闘自体はキヴォトスではそこまで珍しいことではないし相手がヤバい事態にならなきゃ出ようとは考えなさそうでもある
狩人が劣勢なら出なくてもいいだろうし、やられそうになったら諦めて狩人も仕切り直しするだろうからな
相手がまずいことになってそっから出てくるかどうかって感じだろうな
先生はどうするんだろうか
狩人が行くであろう場所に目星つけて先回りするのかな?
まあミレニアム来た時点でエイリ絡みの問題はもう隠すのは無理だろうが - 169二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 03:55:40
狩人、一番エイリにとっても先生にとっても嫌な場所選んだな
ミレニアムで派手にやったら流石に隠しきれないし
まあこれで上手くいって捕まってもアビドスに戻ることになりそうではあるが
結構やばいやらかしを狩人はしそうだしリオ会長がどう判断するかはかなり重要だろうな
やらかしの内容次第では退学も視野に入れるだろうし
なんならエイリが責任感じてミレニアムから離れようとする可能性もかなりある
元々退学するつもりだったわけだし
まあ少なくとも今ミレニアムに戻すと色々支障がでかねないし狩人の存在は特大のイレギュラーになりかねないからパヴァーヌ2章終わるまでに戻すとは考えにくいが
アリス問題と同時進行で解決できる話じゃないし - 170二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 10:17:19
このレスは削除されています
- 171二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 13:58:21
誰をターゲットにするんだろうか
- 172二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 14:01:50
先生は大体の生徒は助けたり支えになったりができて来てたんだろうけどエイリに対してだけは一回致命的に傷付けちゃって以降寄り添えられてないっていう
エイリの異邦者の本質が出ているところでもある
今度こそエイリにとって良い形で寄り添うと決めてる先生だけどもし仮にこの先でまたエイリと対立しなきゃ行けないみたいな事態になったらどうするんだろうか
- 173二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 15:31:12
エイリが戻ってもまた逃げ出したら狩人からしたら良くても先生たちからしたら状況は良くなるどころか悪化してるだろうからな
多分このやり方で戻っても高確率で逃げるだろうし
エイリももう同じミスはしないだろうから充電切れで捕まることは期待できないし
充電スポットなんていくらでもあるだろうから
それに一時的に主導権奪って公園付近に戻ってから狩人に主導権押し付ける可能性もあるし
体の主導権はエイリにあるわけだから押し付けることも出来そうだしな - 174二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 22:08:09
保守
- 175狩人◆PpuNVmvyfA24/05/08(水) 23:03:42
高いビルでもあり視界は広く取れている。レーダーと合わせ鎧の機能でなんとか下の人間の顔もわかる。
新種の記憶がよく残ってる相手ならいいが……
あれにしよう。dice1d4=3 (3)
1.ノア(当たり)
2.ゲーム開発部(当たり?)
3.ユウカ(当たり)
4.C&C(大外れ)
- 176狩人◆PpuNVmvyfA24/05/08(水) 23:27:57
……いた。
青……というよりは紫の髪の人間だ、新種の記憶にも色濃く残った「ユウカセンパイ」で間違い無いだろう。
狙いを定めて飛び降り、ユウカセンパイの目の前に着弾する。
ゆっくりと立ち上がり、再度記憶と照合する。
ユウカ「な、なによ今……の…ジェフティ、エイリ!?」
『……』
ユウカ「アビドスからいきなりいなくなったって心配してたんだから!いったい今までどこで何……を?」
尻尾の刃を突きつける。
敵意の証明には十分だったようで咄嗟に二丁の銃を取り出して我々に向けるが、その表情と目には明らかに困惑が浮かんでいた。
ユウカ「エイリ、どういうこと?なんであなたが」
『甘坂エイリじゃないとしたら?』
ユウカ「……!」
我々は動かず、尻尾のみがユウカセンパイを襲う。
だが器用にも最小限の動きで避けている。なんなら後ろからの奇襲すら読めているか見えているように避けて、銃弾で逸らして。数一つない。
ユウカ「何者か知らないけど、それはエイリのものなんだから返してもらうわよ!」
ユウカセンパイの啖呵に、我々も応えるように爪を向けた。
エイリの衝動dice1d100=77 (77) +80(先生の時分)
狩人dice1d1000=344 (344) /dice1d10=3 (3) +58
ユウカdice1d100=75 (75) +65
- 177二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 23:28:08
ついに対面か
- 178二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 23:29:41
やはり狩人強いな
エイリの157を上回る172だ - 179狩人◆PpuNVmvyfA24/05/08(水) 23:45:21
(狩人の戦闘ダイス1d1000/1d10でちょうど良いかも知れない、一部のやべーやつには無効化される感じで)
ユウカセンパイの持つ銃は鎧の装甲を貫通どころか傷をつけることもできていない。
尻尾を器用に避けることはできているものの、我々が加わると簡単に掴むことができた。
ユウカ「ぐ、っう…!」
着崩された服を引き落として姿勢を崩し首元を掴む。
あとは少しずつ力を入れ続ければ良い。
ユウカセンパイの呻き声が頭に響く。どうしてこんなことをしているの?わたしが生きるために?
ユウカ「あ、っぐぁ…!」
『口ほどにもなダメ!!!!』
ユウカ「あだっ…!」
口と手が勝手に動いた。これで間違いはなかったようだ。
思考が塗りつぶされる感覚を覚える。嫌だ、やめて、こんなことしたくない。
我々にまで届いていた。
『なんで、こんなことを!我々が出てくるのが遅いせいだろう我々は出たくなんてなかったのに、わたしがユウカ先輩にこんな…わたしに何でそんなことを』
ユウカ「え、エイリ……?エイリなの!?」
『ごめんなさい、ごめんなさいユウカ先輩。わたしはもうわたしじゃなくて、でも我々でもない、弱いわたしが我々がないと生きていけないのはわかってるけどもうそれはきっとわたしじゃない』
ユウカ「お、落ち着いて、エイリ!誰か!誰かいないの!?」
我々の意識が沈んでいく。意識が二つ同時に表面に出ようとするとやはり負担が大きかったか……だが、成功したぞ。
誰かdice1d4=1 (1)
1.セミナーモブ
2.ノア
3.ゲーム開発部
4.C&C
- 180二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 23:48:53
セミナーモブが来たか
これもう大パニックやろ
エイリがユウカを襲ったとか
助けを求めようと大声で叫びそうな気はする
エイリこれパニックになって逃げ出しそうだな
明らかにメンタルやばいし - 181二次元好きの匿名さん24/05/08(水) 23:50:43
まあこれはもう色々隠しきれない気はするな
多分エイリ失踪は本当にごく一部しか知らないだろうから
知らない人から見たらエイリがユウカを恨んでってなってもおかしくない - 182甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/08(水) 23:57:13
わたしの目覚めは、これ以上なく最悪なものでした。
死の恐怖からの逃避から狩人が表面に出て、元SRTの人たちと仲良くしてて。わたしなんてもういらないんじゃないか、そのまま狩人がわたしになれば良いんじゃないかってずっと思っていました。
でも、わたしは目覚めないといけない。わたしは生きないといけない。わたしは、強くならないといけない。
そんな使命感のような考えが勝手に湧き上がる。そんなこと、わたしは一度も考えたことなかったはずなのに。
ずっと暗闇の中から覗くわたしに痺れを切らしたわたし達は、わたしをわたし達から追い出そうと画策しました。先生との話で、何となくわかっていました。わたしの感情を無理矢理昂らせて、わたしを暗闇から引っ張りだそうとした。そしてその方法は、1番わたしが嫌な、だからこそ効果的なわたしの大切な人を傷つけること。
わたしが目覚めることが何よりも優先しなきゃいけなかったから、わたしはユウカ先輩を襲撃した。
その時、わたしは目覚めたんです。 - 183甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/09(木) 00:11:23
目を開くと、見慣れてはいない…けどなんだか懐かしい天井が広がっていました。
<あ、起きた。ユウカdice1d3=1 (1) (1.先輩、2,3.)ー、エイリ起きましたよー!
ユウカ「エイリ!」
ユウカ、先輩…
少し頭を傾けると、泣きそうなぐらい心配って顔をしたユウカ先輩がわたしの顔を覗いていました。
ユウカ先輩……ごめんなさい
ユウカ「何で、謝るのよ……」
わたしたちがユウカ先輩を襲って、傷つけて。わたしのためにわたしがしたことですから
ユウカ「……もう、何言ってるのかわからないわよ」
ごめんなさい…
<なんか、おかしくない?様子というかなんか混乱してる?
考えが纏まらない。
なんだか、二つのことを同時に考えてるような気分がしてこれでいいってはずなのにこんなことしでかしたらどうしようとか、相反するような考えばかりが浮かんでは溶けていく。
- 184甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/09(木) 00:48:31
どこまでがわたしで、どこからが我々で、どこからが私なのか……
先生にも悪いことしちゃったな……
しょうがないよね、わたしが起きるためだったし。
でもわたしにそんな価値があるの?他に何もいらない。
頭の中が割れそうなほど痛い。起きたはずなのに、呻き声すら出さないままわたしの意識が消えていきました。
覚醒 融合
おわり - 185甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/09(木) 00:49:01
(もしかしてこれChapterにした方が良かったかも知れない話になってきた)
- 186二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 01:06:55
とりあえずエイリが戻ったけど今後に大きな不安を残すことになったな
ユウカたちは今後エイリをどうするかについて話すことになりそうではある
そこをはっきりさせないと色々とあれだし
多分落ち着いたらアビドスに戻す形になるんだろうけど
リオ会長はエイリが戻ることを飲むわけにはいかないだろうからな
横領がバレたらまずいわけだし
戻さない理由として覆面水着団関係やエイリと正実の戦闘、知ってるならヴァルキューレの襲撃やSRT廃校反対デモへの参加などの件を挙げてこれらのほとぼりが覚めるまでは戻すわけにはいかないって理由つけるだろうな
実際ヴァルキューレビル襲撃絡みでヴァルキューレは間違いなくミレニアムを調べるだろうからそんな時にあんなアーマーついてる生徒が事件から少しして留学から戻ったのは偶然とは思えないだろうし
覆面水着団のジェフティが公園から姿を消した直後に留学から戻るとか何かあるとしか考えられないってなる可能性は高い
リオ会長もジェフティは結構長い期間公園にいたからそこにいること知ってる可能性はあるし
SRT廃止やそれに反対するデモとか会長なら情報ぐらいは仕入れてそうだしな - 187二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 08:39:49
これってエイリのヘイローってひび割れたまま?それとも狩人と混ざってるみたいに半端にひび割れてる?
だとしたら発狂してるみたいなセリフと合わせて側からまた時の心配えぐそう - 188二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 11:22:25
一時的だろうとはいえエイリがヤバい状態になってるからな
しかも雷痣の跡も見ることになるだろうし
ユウカとかみんなめちゃくちゃ曇りそう
何があったらこんなことになるんだって話だし
晄輪大祭本番目の前にこれって大丈夫なのかマジで
みんなまともに楽しめる状況じゃなくなってるし
これRABBIT小隊からユウカたちが話を聞くことになりそうだな
何があったのかに関して今のところ一番知ってるのはRABBIT小隊だろうし
エイリから話を聞けばRABBIT小隊と一緒にいたことは分かるだろうし晄輪大祭前日にRABBIT小隊がミレニアムに侵入するはずだからそこで捕まえてエイリに何があったのかを事情聴取するだろうな
エイリは全部話すとは限らないし仮に全部話してても実際全部話したかどうかは分からないから他の人にも聞きたいだろうし
何より狩人に関しては先生より接してる時間長いからエイリを除いたら一番よく分かってるだろうからな - 189二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 12:37:27
このレスは削除されています
- 190二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 12:38:56
長い期間公園にいて色々やってたわけだから流石にリオ会長は気が付きそうではあるか
カルバノグ1章の途中から晄輪大祭本番3日前までいたわけだし
晄輪大祭絡みで忙しくて考える余裕がなかったユウカやノアたちやアビドス生達とは違ってアリス対策とかを優先してとかの理由でユウカたちに仕事を任せていた感じだろうからチェックする余裕はありそうだし
明らかに様子がおかしくなってたからとりあえず静観してたっていうのはあり得る
先生も接触してたわけだし
それにSRTのデモに参加してたからそこにユウカたちを向かわせたら連邦生徒会とのいざこざや覆面水着団とミレニアムの繋がりが疑われるからそれを危惧するのはおかしいことじゃないから
ヴァルキューレは公園にいたのは覆面水着団のジェフティだと断定していたわけだし
まあ会長が留学決めたわけだから会長が戻すのを拒否すれば良いわけではあるが
多分話し合いはエイリ抜きでやることになりそう
ユウカとリオ会長とホシノと先生あたりで話し合うことになるのかな
留学関係は会長いなきゃ決められないし
まあそもそも会長が見つからなくて手続き的な問題で戻せない可能性もありそう
姿見せてない感じだろうし - 191二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 13:40:14
ユウカはエイリのことを相当心配してるだろうな
大分様子がおかしくなってるわけだし
事情聞いたらみんな心配しそう - 192二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 21:57:39
ここまで不安定な状態ならミレニアムに戻そうという動きが出かねないな
- 193◆PpuNVmvyfA24/05/09(木) 22:20:06
- 194二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 22:27:25
ヘイローは元に戻ってるのは良かったが・・・
エイリは狩人と意識が混ざってるのかこれ
分離するのか一つになるのか - 195甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/09(木) 22:35:27
(表に出てるのが狩人だとヒビ割れてる感じ……?)
起きあがろうとして、腕をついたところで見たそれに思わず「えっ…」と息をこぼしました。
わたしの両腕には放射する雷のような跡がついていました。あの台風の日に掴んでいた鉄柱が雷に打たれて感電した、あの時のもの。
治りが、どう考えても遅い。そもそもこんなに跡がついたことなんてない。
怖くて気持ち悪いグロテスクな跡なのになぜか目が離せず、だんだんと自分の呼吸が荒くなっていくのを感じました。
<……その火傷跡、何があったの?アビドスって、そんなヤバいところだったの?
ち、ちがう、よ……これは、わたしたちが、長耳さんたちを……あれ…?
<ああごめんごめん。検査結果もう直ぐ出ると思うから安静にね。ユウカ先輩今忙しくってさ
顔の向きを逸らされ、天井を向いて寝かされました。
たしか……晄輪大祭、だっけ。体育祭……か。
アビドスのみんな、心配してるんだよね。小鳥遊さんも沙狼さんも、わたしたちに怯える様子もなかったから。
弱いのはわたしだけ。わたしたちの期待なんて、どう背負えっていうの?
……
付き添ってくれていた人もいなくなって、機械に通される。
わたし、何しに戻ってきたんだろ。わたしたちがユウカ先輩を傷付けるのを止めようとして、それから?このあとは?もう退学届も出しちゃったのに今更何をすれば良いの?
来る人dice1d4=3 (3)
1.ユウカ(忙しいんじゃなかったの?)
2.ノア
3.先生
4.リオ(!?)
- 196二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 22:47:40
先生…先生かぁ…
- 197甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/09(木) 23:21:14
"エイリ!っ!"
<せ、せんせぇ待ってくださいよ〜
ずっと続くと思われていた静寂は扉の開く音と大声でかき消されました。
大声の主は、センセイ。すごく焦った顔をしていたけど、わたし…というよりは両腕を見て悲痛そうな目をした。
先生……
"……エイリ、なんだよね?"
はい。
"ごめん!間に合わなくて"
先生は土下座するんじゃないかと言う勢いで頭を下げました。わたしは慌てるばかりでどれのこと?とは聞けなかった。
い、いえ。わたしたちの考えがそうだっただけですし、ジェフティさんに追いつくのも難しいと思います。先生に、責任はないですよ
"あるさ……今、エイリは泣きそうじゃないか"
えっ?と声を出すことすらできなかった。わたしが、泣きそう?そんなつもりなんてなかった。病衣で拭っても特に水滴はついていませんでしたし。
いいんです。わたしたちのしたことなので。
それに目論見通りいったでしょう、センセイ?
"っ……エイリ、狩人は"
わかりません。あれから姿も声も表さないんです。大体わたしと同化しつつあって出ようにも出られないんですよ?
"そう、か……。エイリ、ユウカやホシノ、RABBIT小隊のみんなには私から連絡する。だから、今は安静にしておくんだ。"
?はい。
"ありがとう。ごめんね慌ただしくして"
<い、いえいえー!……エイリ、また来るね
走り去った先生を追いかけるように、付き添いの人も退出していきました。
小鳥遊さん、砂狼さん、十六夜さん、黒見さん、奥空さん……コユキちゃん。
数週間のわたしの逃避行は、まあすぐ終わるんだな。なんて他人事のように呟きました。 - 198二次元好きの匿名さん24/05/09(木) 23:46:32
多分実際に会って話してると明らかにイントネーションがおかしかったり表情が微妙に変わったりするんだろうなこれ……
普段のエイリを知っているほど違和感と不気味さを覚えそう - 199甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/10(金) 00:01:53
わたしたちの目的は?
わたしの繁栄。
わたしの目的は?
生きること。
わたしたちは何がしたいの?
そんなの考えたこともなかった。
わたしは何がしたい?
わたしは──dice1d4=2 (2)
1.また、コユキちゃんに会いたい
2.小鳥遊さんや、ユウカ先輩達に謝りたい
3.帰りたい
4.わからない
わたしたちが分かり合える存在はわたししかいない。
わたしがわたしたちを恐れる必要なんてない。
だって、わたしたちはわたしだから。
Chapter9-1
ALIEN:FUSION
おわり
- 200甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/10(金) 00:03:25
(一人称で内心含め明らかにおかしくなってるのに自覚がない表現やるの難しすぎてもう泣きそう)
(晄輪大祭前の雰囲気か?これが……) - 201二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 00:09:38
エイリアンの生存本能というか生存欲求が前面に出てきてる……
これで世界を滅ぼす兵器がいますよとか言われたら…… - 202二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 09:13:25
これ先生心配だろうな
明らかにエイリの様子がおかしくなってるし
先生どう動くんだろう - 203二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 13:35:23
ユウカや先生はどんな心境なんだろうな
- 204二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 18:39:03
どうなるんだこれ
とりあえず一回目線変更しそうだが
これもうエイリ自身で解決するのは不可能だし
しばらく寝たきりだろうからな
無理矢理でも引き剥がすか様子を見るかだろうかこれは
引き剥がすなら即急にやらなきゃダメだろうし
とりあえず先生はRABBIT小隊に狩人についてや生活で何があったか具体的に確認した後ユウカやホシノあたりと話し合いそうではあるな
この状態のエイリを見たらコユキとかがさらにダメージ喰らいそうだし情報規制しそうではある
この雰囲気のまま晄輪大祭突入したらガチでよろしくないこと起きそうだな - 205二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 20:37:40
エイリはしばらく安静にしてそうだからな
他の人目線はあり得そう
ヒマリとリオ会長の二人でこの件について話し合いとかしそうだし
退学届の件もまだあるからな
失踪期間中にジェフティが起こした問題はかなりあるからエイリの処遇を簡単には決められない面もあるだろうし
バレた時のリスクがとんでもないことになってるからな
元々オデュッセイアから恨みを買っていたのに加えてヴァルキューレ襲撃の件でヴァルキューレからも恨みを買ってるだろうし
さらにSRT廃校反対デモに参加していたからSRT廃止反対派とミレニアムの繋がりも疑われかねない
実際ヴァルキューレは元々指名手配されていた相手なわけだから正体の調査はしてるだろう
先生といえども指名手配犯の調査をやめろとは言えないだろうから - 206二次元好きの匿名さん24/05/10(金) 22:01:21
とりあえず先生がユウカたちにエイリがいなくなっていた間に何があったのかを説明した上で今後の処遇を決めることになりそうだな
いない間に何をやっていたのか把握しないことには何も決められないし - 207二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 00:43:39
私にもわからん
- 208二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 02:55:41
先生たち問題山積みで大変だろうな
- 209◆PpuNVmvyfA24/05/11(土) 07:59:31
(思いっきり寝落ちしました……)
- 210二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 14:05:25
気にしないで
- 211甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/11(土) 20:26:34
dice1d4=4 (4)
1.ユウカ
2.ノア
3.「寝てるの飽きた」
4.リオ
- 212二次元好きの匿名さん24/05/11(土) 20:30:39
ここでリオ会長か
場合によってはかなりまずい事態になりそうだ - 213甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/11(土) 20:52:08
「…これも、私の罪なのでしょうね」
夜中、誰かの声で目を覚ますと、そこにはあまりみない黒い長髪と一部を除いてすらっとした体つきの人…リオ会長が寝ているわたしを見下ろしていました。
わたしが起きたことに気づくと一瞬目を見開き、すぐにいつも通りの表情に戻りました。
リオ、会長
リオ「戻ってきてしまったのね、エイリ」
……はい
リオ会長から言い渡された、アビドスへの留学。そこから逃げ出して逃げ出して、結局戻ってきたわたしに対しては言われて当然の言葉だと受け取れました。
わたしがしゅんとしたのを感じ取ったのか、リオ会長は少しだけ目を伏せました。
リオ「エイリ。繊細なあなたには辛い指令だったことは理解しているわ」
……
リオ「それでも……だからこそ、あなたはまだミレニアムに戻ってはいけないわ」
弱いからですか
リオ「強い弱いは関係ないわ。」
リオ会長の言葉はいつも簡潔で、わかりにくい。
ただ、言葉通りの意味だけではないことは、何となくわかっていました。 - 214甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/11(土) 22:38:21
リオ「なんにせよ今は休みなさい。……その腕も、跡を消せるか相談すると良いわ。それじゃあ」
……リオ会長…わたしは、リオ会長にとって、何ですか?
リオ「守るべき後輩よ、過去も今もね」
それだけ言い残して、リオ会長は去っていきました。
悩んでるの、察されていたのかな?リオ会長って何を考えてるのかはよくわからないけどあっちは凄く鋭い……。
目も覚めちゃったし、少しだけ外の様子でも見に行こうかな……
ベッドから起き上がり、ひたひたと足音も出ずに歩いて窓から外を眺めます。
不思議と、夜中なのに明るく感じました。
晄輪大祭まであと2日
深夜の密会
おわり - 215甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/11(土) 22:38:58
(誰かくる、話すだけで1話は難しいと感じたので次の日何か自体動かそう……)
- 216二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 00:58:12
お疲れ様です
- 217二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 03:15:25
リオ会長が来たのは驚いたな
傷跡なんとかなるといいけど - 218二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 12:24:23
この調子であと2日かぁ
- 219二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 12:25:12
リオさんイケメンだ
- 220二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 13:40:41
基準というか理由として強い弱いがノータイムで挙がるあたりだいぶ狩人の思考に染まってそう
この分だと他人を見て「狩りやすいか狩りやすくないか」みたいな指標で無意識に判別してたりするみたいな方向にも影響が出てそう
リオがリオなりにエイリのことを大事に思ってるのはちゃんとエイリに伝わってるんだろうか - 221二次元好きの匿名さん24/05/12(日) 22:08:48
ちゃんといけるかな
- 222甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/12(日) 22:50:54
朝、保健室で目が覚めておきあがる。
両腕には咄嗟に目を向けてしまうような跡が残ったままで、これが現実であると言うことを示していました。わたしたちは、生きないといけません。
まだ登校も始まっていない早朝、ゆっくり立ち上がって、また外を見る。綺麗なビル街が記憶の通り並んでいて、じわりと目が滲みました。
コマンドdice1d4=4 (4)
1.誰か来るまで大人しくしてる
2.ちょっとその辺を歩く
3.扉を開けたらドローンがいた
4.ジェフティを回収しにいく
- 223甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/12(日) 23:00:32
……ない、ない!
当たり前と言えば当たり前だった。
あの時気絶してその後起きて、ジェフティさんを着ていなかった。そもそもここはジェフティさんが作られたミレニアム。解除方法があってもおかしくなかった。ジェフティさんがないわたしは完全に無力。せめてウルカヌスさんだけでも回収しないと……わたしは、ただの小動物未満なんです。
今の人がいないうちに、ありそうな……エンジニア部。そこに行ってみましょう。
ひたひたと素足なせいでならない足音とともに、工廠へ向かいました。
エンカウントdice1d4=1 (1)
1.ノーエンカ
2.徹夜してたヴェリタスdice1d4=4 (4) (チヒコタハレマキ)
3.徹夜してたエンジニア部dice1d3=3 (3) (ウタヒビコト)
4.徹夜してたセミナーdice1d3=3 (3) (ユウノアモブ)
- 224甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/12(日) 23:48:49
早い時間帯というのもあって、誰とも会わずにエンジニア部の部室まで来れた。
中央には展開されたジェフティさんが鎮座されており、泥の汚れとか雷の焦げとかが完全になくなっています。
……よし。
意を決してわたしはジェフティさんに乗り込み起動します。流石に充電も十分ですね……急いで病室に帰りましょう。
流石にいきなりいなくなってたのがバレたらまた大騒ぎになりかねませんし……。
なおdice1d4=1 (1)
1.しっかりカメラに映ってた
2.しっかりジェフティからのログが届いてた
3.病室に来た人がジェフティ(箱形態)を見てバレた
4.バレてなかった
- 225甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 00:53:52
ユウカ「おはよう、エイリ」
おはようございます、ユウカ先輩。
ユウカ「あんまり出歩いたりしないでよ?ただでさえエイリは本来なら留学中なんだから」
……バレてました?
ユウカ「監視カメラって覚えてる?」
あ、あははは……ゴメンナサイ
ユウカ先輩にジト目で睨まれ、誤魔化すこともできず頭を下げる。
ユウカ「まったくもう。……正直、話したいことがありすぎて困ってるから、一つずつ順序立てて話しましょ」
はい……わたしも、色々ありましたから
少しの時間だけ、ユウカ先輩と話しました。
アビドスに留学してからのこと、狩人のこと、逃げ出したこと。
懐かしみつつ、あの頃とは違う何かになった自分を感じていました。
Chapter9-2
想い出
おわり - 226甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 00:54:07
(ここまで的確に誰とも合わないことある?)
- 227二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 04:16:06
ジェフティはないとまずいだろうからな
そりゃ回収に行くか - 228二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 13:19:04
このレスは削除されています
- 229二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 13:23:25
修理されたジェフティだけどまた何か機能追加されたりしたんだろうか
また失踪された時のために発信機とかつけられたりして?
それかエイリのプライバシーとか諸々考慮してその辺はいじってないとか? - 230甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 20:07:39
リゾート群島で2度死にかけたこと。
狩人が目覚め、その声に怯えたこと。
アビドスから逃げたこと。
トリニティに流れ、自警団の方々に拾われたこと。
仲正さんと戦い、また空を流れたこと。
墜落して死を覚悟し、狩人に乗っ取られたこと。
長耳さんたちに回収され、生きるため数々の戦いを越えて……ここに辿り着いたこと。
淡々と話すわたしに対し、ユウカ先輩はいつの間にか目に涙を溜めていました。
ユウカ「エイリ……ごめんなさい、エイリ…!」
ユウカ先輩…?
ユウカ先輩にぎゅっと抱かれる。
すごく懐かしいような、初めてなような……でも、抵抗する気は全く起きなくてそっと体を委ねました。
ユウカ先輩に頭を撫でられ、少し目を細める。くすぐったさと暖かさが混じった感覚で何だか眠くなってしまいそう。
ユウカ「……頑張ったわね」
はい……ですが、わたしは……
ユウカ「いいの!……今は、いいの。行方不明になったって言われてたエイリが戻ってきてくれたことが何より嬉しいんだから!」
コユキちゃんは、許してくれるでしょうか
ユウカ「そんなの、普段散々迷惑かけられてたんだから一回ぐらい……謝れば許してくれるわよ」
ユウカ先輩に抱かれ、表情を見られていなかったのはきっと幸運だったのでしょう。
ぼろぼろ泣いていたユウカ先輩に対して、わたしはいつの間にか涙ひとつ流さなくなっていたのですから。 - 231甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 20:19:45
ユウカ「そ、そうそう。ミレニアムとアビドスのことよね」
ユウカ先輩から聞かされたこと。
それは主にdice1d4=4 (4) とのことでした。
1.これから晄輪大祭で大忙し
2.↑+アビドスが選手宣誓を担当する
3.↑+コユキちゃんが復帰してアビドス枠で参加
4.↑+もうわたしが見つかったこと連絡済み
- 232甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 21:07:11
ユウカ「もう知ってるわよね?晄輪大祭のこと」
はい。ミレニアムが今年主催するとか……
ユウカ「そう。それで宣誓を行う代表生徒をアビドスとトリニティから選出してもらうのよ。流石にコユキ出すとは思いたくないけど」
小鳥遊さんを始めとして奥空さんも黒見さんも地元愛強い人ですし……そこは問題ないかと
苦笑いを浮かべるユウカ先輩。とはいえアビドスの人たちはなんかこう、バイタリティに溢れてるのでちょっとやそっとじゃあ崩れないでしょう
自分が逃げ出したことがちょっとやそっとに入るのか否かは、少し心のどこかで引っかかりましたが
ユウカ「そうそう。申請されたアビドスの参加者にコユキの名前があったわ。塞ぎ込んでたって聞いてたけど回復したのかも」
本当ですか!?
ユウカ「ええ。エイリの名前も書いてあるんだから今からアビドスに戻って明後日また来て晄輪大祭に参加しても良いのよ?」
あ、あー……えーと、考えておきます……?
出る気dice1d130=37 (37) -30
- 233二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 21:16:13
仕方ないけど全く出る気無いなこの子
- 234甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 21:54:56
はぐらかしつつも、わたしは実のところ参加する気はありませんでした。dice1d4=1 (1) です。
1.アビドスに受け入れられると思ってないから
2.ジェフティさんはどう考えても反則だし生身のわたしは役立たずだから
3.わたしインドア派だから
4.恐らくいるであろう白羊さんたちひつじさんチームと長耳さんたちに会うのが気まずいから
他にも理由は思いつきますが逃げ出したようなひとが学校の名誉を背負う資格なんてものはないでしょう、その一言に尽きました。とはいえそれを口に出すのも憚られました。……ユウカ先輩にこんなに隠し事なんて、留学前のわたしなら考えられなかったでしょう。
隠し事、疾しい事、後ろめたいこと……もはやわたしはそればかりに染まっているのを自覚していました。
そんなわたしの内心を知ってか知らずか、ユウカ先輩はもじもじしてやや言いづらそうにしてから意を決したように口を開きました。
ユウカ「そのね?もうアビドスにエイリが戻ってきたって連絡したのよ」
………
『おせわになりましたユウカ先輩』
ユウカ「待って待って待って待ちなさい」
わたしアビドスから逃げたんですよ!?そんなわたしが帰ったら鞭打ちですよ!?
ユウカ「小鳥遊委員長にどんな偏見抱いてるのよ!?エイリの方が付き合いあったでしょ!?」
怖い人から後輩と学校を大事にしてる怖い人ぐらいには変わりましたよ!!
ユウカ「あんまり変わってない!?」
「うへ〜保健室なのに騒がしいね〜」
「ユウカちゃんもストレス発散になりましたか?」
とっくみあいがピタッと止まり、油を差し忘れたロボットみたいに2人して首を回して入り口を見る。
そこには、笑顔……というよりニヤニヤした顔をしたノア先輩と飛び出す前、のほほんとした感じに包まれている時の小鳥遊さんが並んで立っていました。
- 235甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 22:43:23
ユウカ「の、ノア…」
小鳥遊、さん……
ホシノ「エイリちゃん久しぶりだねぇ〜元気だった?」
ノア「ユウカちゃん楽しそうですね?もう予定から3分オーバーしてますよ?」
笑顔ながら確かな圧のある2人に、わたしとユウカ先輩は身動きも取れないまま首根っこ掴まれて運ばれていきます。
あ、あのせめてジェフティさんを
ホシノ「だーめ」
ハイ……
Chapter9-3
地母の包み
おわり - 236甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/13(月) 22:45:07
(ホシノが突撃してきたので割とアビドス復帰の目が見えてきた……?)
- 237二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 22:51:49
一見コミカルだけど精神の変質がそこかしこに見て取れるな……
アビドスに戻れてもこの辺がネックになりそう
そもそもアビドスに行ってからの諸々で狩人が目覚めたのもあるし
本当にこのまま戻して良いものか - 238二次元好きの匿名さん24/05/13(月) 23:29:06
涙も流さなくなってると
気まずいとかそういう感情は残ってはいるみたいだけど…… - 239二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 07:42:51
話聞いて急いでホシノは来たのかな
- 240二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 10:48:28
ホシノと何を話すんだろうか
- 241二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 12:40:52
ホシノの内心どんな感じなんだろうな
狩人とも会って話してるし
とりあえず戻って良かったって感じかな - 242二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 16:02:29
ノアやホシノはある程度元気そうにエイリが会話しててほっとしてそう
- 243甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/14(火) 17:55:06
- 244二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 18:08:55
このレスは削除されています
- 245二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 18:10:50
ホシノはエイリを追い詰めた諸々の一因は担ってるしなぁ
- 246二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 18:12:12
まあ今はめちゃくちゃ忙しいだろうからな
落ち着いたら色々やってもらった方が良さそう - 247甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/14(火) 18:17:26
ウタハ「くっ、一日程度ではこれが限界か……」
ヒビキ「晄輪大祭の準備もあるし仕方ないと思う」
コトリ「あ、あのー、やっぱり私チアガールは……」
ウタハ「諦めるんだね、1日2日でダイエットできるほど人体は甘くないんだ」
ヒビキ「そもそもなんでそんなに……食生活悪いの?」
コトリ「ヒビキとほぼ同じじゃないですか!何でヒビキはそんなにすらっとしてるんですか!ピザいつも食べてたのに!」
ヒビキ「……体質?」
コトリ「世の中は不公平です……」
ウタハ「ちなみにあまり大声でそんな話をしていると」
スミレ「ダイエットトレーニングが必要だと聞こえました!あなたですねコトリさん!!さぁトレーニングの時間です!」
コトリ「え、ちょっとあぁああぁぁぁぁぁ〜……」
ウタハ「こうなるから気をつけようね」
ヒビキ「こうしてみるとうちってまともだよね」
ウタハ「……そうだね。」
小ネタ
おわり - 248二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 18:25:53
アビドス行ってから色々あったからな
覆面水着団のジェフティの悪名は凄いことになってそうではある
正実と戦闘したりヴァルキューレ襲撃したりしてるわけだし - 249二次元好きの匿名さん24/05/14(火) 22:36:45
単独でウロチョロしては騒動起こすから鉄砲玉か偵察要員に見られてそうだなジェフティ
- 250甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/14(火) 23:05:34
小鳥遊さんに運ばれたのは特に何の変哲もない一室。ちょっとテーブルと椅子とホワイトボードがあるだけのあんまり使われてない教室みたいな部屋でした。
ホシノ「書記ちゃんにちょっと一室借りてねー、監視の一つや二つあるだろうけどまぁ特にやましいこと話すつもりもないしさ」
小鳥遊さんの雰囲気が、読めない。
元からふわふわというかうへうへした感じの人ですがその奥ではアビドスを大事に思っていて、怖い人だというのはありました。
でも、それ以上に自分自身でもおかしいぐらいにわたしは小鳥遊さんに怯えていました。
おそらくバレているであろう恐怖を誤魔化しながらも小鳥遊さんに向かい合うように座ると、さっそくうへーっと鳴きながらテーブルに顎をつけました。
ホシノ「改めて久しぶりだねエイリちゃん。トリニティの騒ぎ以来だから数週間振り?」
わたしからすれば、3,4日ぶりですが…。その、わた、狩人の中から見えてはいたので
ホシノ「あー聞こえてたのあれ?なんか恥ずかしいねー」
……その、なんのご用でミレニアムに?
ホシノ「家出娘のお迎えかなー」
退学届は、アビドスとミレニアム分用意はしてましたが
ホシノ「受理はしてないからねー」
き、きたない……
いや、いきなりいなくなったわたしが言えたことじゃないんですけども - 251甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/14(火) 23:51:07
ホシノ「それで?帰ってくる気ある?」
じっとわたしを見つめる小鳥遊さんから思わず目を逸らしてしまい、返答できずにいました。
YESともNOとも、言い切れる自信がなかったんです。
ホシノ「まぁ、おじさんもあんまり人のこと言えないしね、できれば戻ってきて欲しいんだけど」
逃げ出したわたしが、いいんですか?
ホシノ「おじさんも同じようなことしたことあるからへーきへーき」
小鳥遊さんが……?
正直意外でした。
小鳥遊さんは常にアビドスの中心的存在でブレない人だと思っていました。
そんな内心が見てわかっていたのか声に出ていたのか、「うへへ」と鳴かれました。
ホシノ「じゃあそんなおじさんからなんだけどさ…コユキちゃんのこと、覚えてる?」
っ……
ホシノ「あれから塞ぎ込んじゃってね。最近やっと出てきてご飯も食べてくれるようになったんだよ」
え……な、なんで?好き勝手やる、って言ってたのに!
ホシノ「エイリちゃんがいなくなったあの日さ、コユキちゃん気絶するまでずっと泣いてたんだ。それからもずっと引きこもってて……それで、私達も必死にエイリちゃんを探したんだよ?」
……ご迷惑を、おかけしました
ホシノ「だからさ、また会ってあげなよ。戻ってくるかはまた別としてさ」
コユキちゃんが、そんなにわたしを思っていたなんて知りませんでした。
この時もう、わたしの心持ちは決まっていたのかも知れません。 - 252甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/15(水) 00:43:30
……逃げ出したわたしを、受け入れられるのですか?
ホシノ「実のところ、エイリちゃんを責める資格もないしね。あんなに怖がってたエイリちゃんを置いてあった私達にも責任はあるんだ」
そんな!こと……
ホシノ「エイリちゃんが自分を責めるように、私達も自分を責めるようなことがあったわけ。だからさ。私達にもエイリちゃんに謝る機会が欲しいんだ」
わたしは、そこにいてもいいんだ。
そう思えた途端、涙が出そうになって……でなかった。
感動はしてる、はずなのに…
出てもいない涙を拭って、小鳥遊さんを見据えます。
わたしを、今も受け入れてくれるとしたら……もう、わたしは迷わなくてもいいんですね。
わたしたちは、アビドスに帰ってきてもいいんですね。
ホシノ「うへへ、よかったよ。これで帰るの拒否されたなんて言われたらセリカちゃんたちに怒られてたし」
えぇ……
ホシノ「狩人は、もう良いの?」
はい。わた、狩人はもう、大人しくなりましたから。
ホシノ「……そっか。んじゃ、書記ちゃんたちのとこいこっか」
はい!
小鳥遊さんに続いて教室を出ます。
入る時には連行された罪人の時のような気持ちだったのに今はなんだか晴れやかでした。
……わたしたちが大人しくなったというのは、少し語弊がありました。
正確には、どちらもわたしなんですから。最初恐れる必要なんてなかっただけだったんです。
Chapter9-4
罪の戒め
おわり - 253甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/15(水) 00:43:47
(ダイスが入ってないやん)
- 254二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 08:33:27
ホシノ、エイリが変わったことに気がついてるのかな?
- 255二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 12:27:51
コユキが出てきて飯を食べるようになった時はみんなほっとしただろうな
- 256二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 19:45:19
エイリが戻ったらアビドスのみんなはどんな反応するんだろうな
- 257二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 20:18:22
ギャン泣きしながら抱き着いて離れないコユキはいる
- 258二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 20:45:13
コユキただでさえほっそいのにろくに食べられてなかったんだとしたらやつれてないか心配
それの世話してたアヤネとかもだいぶ疲弊してたのかもしれない - 259甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/15(水) 22:23:29
小鳥遊さんに連れられて来たのはかつての仕事場、セミナー執務室……の横にある面談室。
ノア先輩と小鳥遊さんがどちらも笑みを浮かべたまま席につき、どちらに座るか悩んだ末dice1d2=1 (1) (1.ノア先輩,2.小鳥遊さん)の隣に座りました。
ノア「エイリちゃん、身体の方は…?」
は、はい。もう元気です。跡が残っちゃったのは、仕方ないかなと……ミレニアムの制服は長袖ですしジェフティさんも着るから目立たないと思います
ノア「……わかりました。ではこれからのことを話しましょう。具体的にはエイリちゃんをどうするか」
ホシノ「え、アビドスに帰るんじゃダメなの?」
ノア「いいですよ?」
ホシノ「えっ」
えっ
何か問題があるのかと思ったら何も無いと。
……ユウカ先輩を襲ったことは、いいのでしょうか
ノア先輩は、いつもこう……会話を自分のペースに置くのが上手な人です。
ノア「着地のミスでちょっとユウカちゃんが巻き込まれちゃいましたけど、怪我もなかったし何より、ですね?」
ホシノ「うへぇー、ほんとにねぇ〜」
お、大人なやりとり……
- 260甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/15(水) 23:30:15
ノア「また、今回の家出から鑑みてエンジニア部からジェフティに発信機が取り付けられました。主張するには位置情報に機能を絞った分キヴォトス全域をカバーできているのでジェフティを起動してさえいればどこでも位置が特定できる、そうですよ?」
ホシノ「わぁすごい。おじさんにもそれくれない?」
ノア「高いですよ?とても」
ホシノ「どれぐらい?」
ノア「億はいきませんね」
ホシノ「うんやめとこう」
話は終わったと言わんばかりに双方立ち上がる。
わたしも慌てて立ち上がります。
ノア先輩はわたしの頭を撫で、人を呼ぶと台車に乗せられてジェフティさん…の箱形態が運ばれてきました。いつのまに……
<お、重かった……
お疲れ、さま?
<エイリの馬鹿力が羨ましいよ
ホシノ「んじゃ、おじさんたちはお暇させてもらうよ。また当日にね〜」
箱と一緒に渡された鞄にはわたしが来ていた服もありました。ジェフティさんを起動して格納、小鳥遊さんを背負います。
……いってきます
ノア「いってらっしゃい」
<いってらっしゃーい!
開け放たれた窓から飛び立ち、また空を駆けます。
背中から「うへ〜!」と感動のような鳴き声も聞こえました。
ホシノ「久しぶりだねこの空気抵抗も!」
……アビドスへまっすぐで、良いですか?
ホシノ「お願いね〜」
は、はい。 - 261甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/16(木) 00:10:32
トリニティ……
D.U.、子ウサギ公園……
わたしが逃避行の際に出会った人達。また顔を出さず行方不明のまま……なのかもしれません。
一応先生が声をかけるらしいのですが……落ち着いたら、また顔を出した方がいいですよね。
許可が出るかはわかりませんが。
ホシノ「ねぇねぇエイリちゃん?」
はい?
ホシノ「コユキちゃんさ、結構キツそうでね。アヤネちゃんがお世話してたんだけど……最近やっと出てきてくれてさ」
……
ホシノ「そんでま、ミレニアムからエイリちゃんが見つかった!なんて連絡が来たからいの一番で飛び出そうとしたんだよ?引きこもってたせいで走るのも精一杯だったのに」
どうして
ホシノ「コユキちゃんにとって、エイリちゃんがそれだけ安心できる相手だったんだよ。大切な人がいなくなるのって、すっごく辛い……らしいよ」
コユキちゃんが……そんなに思われていたなんて思っていなかった。
だっていつもコユキちゃんの悪戯を止めたりしていたし、趣味だって合わないし
……でも、アビドスまで一緒に来て友達なんですよね。
わたしは、わたしが無くなることを恐れていましたがコユキちゃんもわたしがい無くなることを恐れてたのかも知れませんね。
謝らないと、なぁ。
ホシノ「うへへ、お互いにね〜」
小鳥遊さんを背に乗せ、アビドス砂漠を目指して飛びます。
逃げ回る時とは違う、何だか晴れやかな気分の飛行は懐かしくもありました。
Chapter9-5
かえりみち
おわり - 262甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/16(木) 00:11:05
(ユウカは晄輪大祭の準備に戻されたらしい)
- 263二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 08:31:54
考えてみればあの時コユキはエイリを置いて行ってトリニティに向かったわけで
置いて行かれることがどういうことか知ったからこその塞ぎ込みだったのかなあと - 264二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 12:20:13
コユキ、エイリが見つかったの相当嬉しいんだろうな
- 265二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 14:59:32
RABBIT小隊がエイリと会ったらどんな反応するのかな
エイリとRABBIT小隊は話したことないはずだし - 266二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 21:34:27
エイリに関しては狩人がRABBITに話してたしエイリも狩人の中でRABBITと狩人のやり取り見てたし困惑はしても混乱はしないかも?
エイリはエイリで狩人と混ざってから『正しいこと』にそこまで頓着しなくなってるみたいだし衝突することは無いと思う - 267◆PpuNVmvyfA24/05/17(金) 00:20:24
(流れが書ききれなかったので幕間でお茶を濁す)
狩人(リアン(エイリ))が見つかって帰って行ったと言う話を聞いた人たち
ひつじさんチーム
dice1d4=3 (3)
1.リアンちゃんお家に帰れたんだって!よかったね!(カリナ)
2.リアンが現れて消えて数週間か、随分長い家出してたじゃねぇかよあの鎧(ニオ)
3.帰った先は、アビドス……やっぱりジェフティだったんだ…(リンコ)
4.リアンちゃん、元気だといいな。きっと迎えてくれる人がいることを思い出してくれたんだね(クリス)
うさぎdice1d4=4 (4)
1.HUNTER……せめて抜けるの一言ぐらい言ってもいいのに(ミヤコ)
2.狩人が甘坂エイリに戻った、か……。それが目的とは言ってたけど狩人はどうなるんだろうな(サキ)
3.ミレニアムかぁ。やっぱ高そうだったもんねあの鎧、SRTにも欲しかったよあんな装備。空爆とか捗りそうで(モエ)
4.帰れる場所があるっていい、なって……狩人さんも……甘坂、エイリちゃん?も(ミユ)
- 268◆PpuNVmvyfA24/05/17(金) 00:29:29
リンコ「……ジェフティ、かぁ」
カリナ「なーになーに、ジェラート?」
ニオ「ジェしかあってねぇよ耳鼻科行くか?」
クリス「覆面水着団……エデン条約の騒ぎの時にはジェフティだけいなかったらしいけどそれがリアンちゃんだったなんて」
リンコ「リアンって名前も偽名、ジェフティも本名じゃない。あんなに怖がってたのにしっかりしてたんだね」
クリス「……次、来たら戦うのかな」
ニオ「覆面水着団として来たら自警団として戦うことになるだろうけどよ、どうせここにくる鎧なんて怖がりの迷子ぐらいなもんだろ」
カリナ「ニオったらツンデ(パァン)れっ!?」
ニオ「その喧嘩買ったぞ馬鹿」
カリナ「またバカって言ったー!!!」
クリス「……ジェフティ、リアン。また会えると良いね」
リンコ「怖いと痛いのは、嫌だけど」 - 269◆PpuNVmvyfA24/05/17(金) 00:34:10
ミユ「み、みんな……狩人さん、ミレニアムに言って……甘坂エイリに戻ったんだって」
サキ「急にいなくなってそれか。今度会ったら報告連絡の大事さを叩き込んでやる」
ミヤコ「……HUNTERは、あるべき場所に帰ったのですね」
モエ「私たちゃ今だに公園暮らしなのにね」
サキ「ミレニアムだしやっぱ金持ちだよな……食糧を確保するのに使えるな」
ミヤコ「拿捕したら処罰しますよRABBIT2」
サキ「手荒な真似なんてするか!私を何だと思ってるんだ!」
モエ「頭でっかちの直情型バカ」
サキ「なんだとこの破滅主義者の爆発魔がー!!」
ミユ「……いいな。帰る場所があって、帰れて」
狩人の帰還
おわり - 270◆PpuNVmvyfA24/05/17(金) 00:38:16
(ひつじさんチームとか無限にわちゃわちゃできそうただ何ならこいつらの方が日常してるけど4人で完結してるせいで周りとそんなに絡まないんだよね…)
(知らんところで自警団してるだけのモブの集まりと思うと割といけてるとは思うんだけども) - 271二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 04:24:01
ひつじさんチームとエイリが再会したらどんな感じになるんだろうな
- 272二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 08:45:31
エイリがアビドスに戻ってどんな感じになるんだろうな
- 273二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 14:21:27
セリカやアヤネも見つかったの聞いた時は嬉しかっただろうな
- 274二次元好きの匿名さん24/05/17(金) 22:11:03
ほす
- 275甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/17(金) 23:28:46
少しの飛行ののち、アビドスの砂漠の中にある街、校舎も見えてきました。
ミレニアムより外気温も高いですが小鳥遊さんは「空だからかアビドスなのに涼しいよ〜」とすっかり飛行にも慣れ切って寛いでいます。
『小鳥遊さん、もうすぐ着陸しますよ』
ホシノ「うへぇ〜なんか暑くなってきたよ〜」
『降下してるからですね』
着地地点にはdice1d4=3 (3)
1.アビドスの皆さんが既に待っていました。
2.dice1d3=2 (2) (1.十六夜2.砂狼3.黒見)さんの姿が見えました。
3.誰もいないのをレーダーでも確認しました。
4.あれは、コユキちゃん?
あまり大きく事故らないよう、ゆっくりと着地します。
- 276甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/17(金) 23:38:21
ホシノ「みんないそがしくってねー。そだ、公民館いこっか」
『公民館……ああ』
小鳥遊さんがいう公民館とはわたしとコユキちゃんが住んでいたあの建物のことでしょう。
確か、わたしがいなくなったあとコユキちゃんがふさぎ込んじゃって、奥空さんがそのお世話に追われていたとか。奥空さんにあたまがあがらなくなってしまいそうです……
とにかく小鳥遊さんを背負ったまま再度離陸して公民館は向かいます。
アヤネdice1d2=1 (1)
セリカdice1d5=1 (1)
1.いる
2以上.いない
- 277甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 00:20:39
公民館に到着、小鳥遊さんを下ろしてジェフティさんを脱ぎスタンドに設置します。
暫くぶりの専用スタンドで充電しておいて、息を呑んで公民館に入りました。
アヤネ「お帰りなさいホシノせん、ぱ……」
セリカ「あ、帰ってき……た?」
……お久しぶりです
アヤネ「エイリちゃん……?」
セリカ「あんた、帰ってきたの…?」
……。
何も言えないわたしの手をお二人に引かれてぎゅっと抱かれました。
「おかえりなさい」と呟く2人の声には泣いているような揺らぎがありましたが、それを指摘できないままdice1d10=9 (9) 分ほど抱かれていました。
ホシノ「あー2人とも?」
セリカ「あっ」
アヤネ「そ、そうだ!コユキちゃんに会ってあげて。最近やっと部屋から出て来れるようになって……」
一体何が……
ホシノ「あとは若い2人に任せてー」
セリカ「ごゆっくりー」
アヤネ「ご飯用意しておくね」
三人に背中を押され、2階のコユキちゃんの部屋へ向かいます。
最後は、ある意味喧嘩別れなので足が重く感じますり意を決して扉を開きました。
dice1d3=3 (3)
1.電気もついてないカーテンも閉まり切って暗い部屋でベッドに座り込んでいました
2.暗い部屋の中で膨らんだ布団が見えました
3.扉が開いた途端コユキちゃんが飛び込んできました
- 278甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 07:56:15
(寝落ちした……)
こっ、コユキちゃん……?
コユキ「……ずっと、考えてました。エイリちゃんがいなくなったあの日から涙が枯れるぐらい泣いて、その後、わたしの何がいけなかったのか考えてました。……でも、わからなかったんです。多分、わたしはどこか壊れていて、それがわかってなかったからエイリちゃんはいなくなったんだって思って。それで、これは、わたしが悪いことした罰なんだって思ってました。」
……
コユキ「私エイリちゃんがなんで戻ってきてくれたかなんてわかりません。わたしには、何もわからないから……エイリちゃんの側に居させてください。もう、間違えたくないから……!」
コユキちゃん…
コユキちゃんの顔は、悲痛な表情をしていました。
親に見捨てられた子供のような、絶望したような……
わたしは軽くではありますかぎゅっとコユキちゃんを抱き返しました。
コユキちゃん、わたしね、怖かったんだ。
得体の知れない何かがわたしの中にあってわたしを取り込もうとしていて。それがコユキちゃんや皆さんを傷つけるんじゃないかって。
でも、もう大丈夫だから。
コユキ「エイリちゃん……?」
わたしたちもわたしも同じなんだってわかったから。
だからもう大丈夫、コユキちゃんと一緒にいれるよ。だってわたしとコユキちゃん、友達だもんね
コユキ「エイリちゃんー!!!」
わわっ、もー。
しがみつくコユキちゃんを抱きつつ頭を軽く撫でる。
わたしにいて欲しいって言ってくれる人がいる。口には出せなかったけど、それが何より嬉しかったんです。
Chapter9-6
わたしたちの居場所
おわり - 279甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 07:56:47
(コユキが重力キャラになるのかも知れない)
- 280二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 08:00:10
どっかでコユキたちがいる状況で狩人出てきた方が後々の為にもいいかな
変なタイミングで切り替わって面倒なことになる前に余裕がある時にエイリの状況を把握出来た方がいいは思うが - 281二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 15:15:26
コユキと仲直りできてよかった
- 282二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 22:20:59
しばらくコユキはエイリのそばから離れなさそうだな
- 283甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 23:07:01
わたしにdice1d3=3 (3) 離れないコユキちゃんとともに下に降りると、既に砂狼さんと十六夜さんも来ていてアビドスの皆さんが勢揃いしていました。
1.手を繋いで
2.しがみついて
3.背負われて
わたしはぐずるコユキちゃんを持ち上げて適当な場所に座らせて皆さんに向かって、深く頭を下げました。
お久しぶりです、みなさん。……ご迷惑を、おかけました。
セリカ「そ、そこまで謝んなくてもいいわよ!」
アヤネ「うん……。コユキちゃんも仲直りできたみたいだし、よかったよ」
シロコ「エイリ、またアビドスに通う?」
皆さんが許してくれるならば、また留学生として
ホシノ「いいよ〜あ、これ返すね」
軽っ……
小鳥遊さんに渡されたのは、あの日置いていった退学届に、アビドスとミレニアムの学生証。
……ミレニアム宛のもある。
ミレニアムには、ユウカ先輩には渡していなかったんですね
ホシノ「正式に受理されてない置いてあっただけの退学届なんて渡すわけにもいかないからねー、しゃれになんないもん」
……皆さんには、お話しするべきかも知れませんね
シロコ「いいの?」
ホシノ「……」
小鳥遊さんと沙狼さんは暗い顔をされましたが、わたしはこれでも心は決めていました。
- 284甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 23:16:09
わたしは、皆さんにわたしたちがしていたこと、わたしたちのことについて話しました。
正直これだけを聞かれて理解されるとは微塵も思っていません。わたし自身理解しきれているとはとても言いきれなかったから。
黒光りする、生き物とも機械とも言えない不思議な何か。それがわたしの中に存在し、わたしはそれに怯え逃げたこと。そしてその中でわたしが乗っ取られたこと。そして、今はわたしたちは大人しくしていることを。
信じる度
ノノミdice1d100=99 (99) -50(あまりにも荒唐無稽)+30(エイリは嘘をつくタイプではない)
セリカdice1d100=11 (11) -50+30
アヤネdice1d100=91 (91) -50+30
コユキdice1d100=73 (73) -50+50
- 285二次元好きの匿名さん24/05/18(土) 23:17:36
ほぼ自然に「わたしたち」呼びになってるのに気付くだろうか
- 286甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 23:22:39
気づいて
ホシノdice1d2=2 (2)
ノノミdice1d2=2 (2)
シロコdice1d2=2 (2)
セリカdice1d2=1 (1)
アヤネdice1d2=2 (2)
コユキdice1d2=1 (1)
1.る
2.ない
- 287甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 23:55:25
セリカ「……?」
コユキ「今……?」
ノノミ「あら、ホシノ先輩とシロコちゃんは驚かないんですか?」
ホシノ「あーちょっとね」
シロコ「ん、見たことある、というか戦った」
アヤネ「えっ!?」
明らかに怪訝な顔をしている黒見さんと何か悩むそぶりを見せているコユキちゃん以外はあっさりと受け入れ、なんなら前もって知っていた小鳥遊さんと砂狼さんに詰め寄っていました。
正直、とても意外でした。信じられないって思う方が当然ですもんこんな話
ただ同時に、わたしたちが存在することが受け入れられていることが不思議と嬉しく感じました。
……それでも。
本当のわたしたちを見られてなお、どうなのか。そんな不安が頭を離れませんでした。
それからわたしたちはいなかった間の勉強とかを見ていました。と言ってもわたしは理解していたのですが……
教員ロボットがいないアビドスには厳密にはテストはありません。だからか勉強しているところを見たことがありません。
それでユウカ先輩からコユキちゃんとわたしの分の教材が送られてきました。
それをみんなで見たりしていたようです。コユキちゃん、なんだかんだアビドスの皆さんにも馴染んでいたみたい。馴染んでなかったのは、わたしのほうだったんですね……
Chapter9-7
アビドス留学再
おわり - 288甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/18(土) 23:55:58
(これでアニメとかでアビドス組が勉強してるシーンとか出たらどうしよ)
- 289二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 01:30:36
お疲れ様でした
- 290二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 04:16:11
セリカとコユキが気がついた感じか
- 291二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 12:20:17
コユキはすっかり馴染んだんだな
- 292二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 18:16:42
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- 293甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/19(日) 23:06:40
さて。
わたしのアビドス復帰が決まりましたが、それより優先するべき事項が皆さんにはありました。晄輪大祭です。
残り2日を迎え、選手宣誓を担当もする皆さんにとってはこのイベントはアビドスという存在を周知させるための大事なもので、決して逃せられるものではないというものでした。
そもそもアビドスが選手宣誓に選ばれたのもコユキちゃんが……というよりはリオ会長が結んだ留学という関係によるものが大きい、とdice1d3=2 (2) は言います。
1.小鳥遊さん
2.十六夜さん
3.奥空さん
ここで一つ問題がアビドスには生じました。わたしです。
数週間前にいきなり失踪し、本番二日前に急に戻ってきたらミレニアムからアビドスへの留学生がわたしです。ミレニアムに送った名簿にはわたしの名前がありますが……その、わたしが参加するつもりが全くなかったのが一番の問題といいましょうか。
コユキ「……」
こ、コユキちゃん。そんな泣きそうなというか泣いてる目で見ないで……
シロコ「でも、どうして?参加する気がなかったって」
至極個人的な事情なのですが……運動会である晄輪大祭でジェフティさん使えませんよね?
セリカ「そりゃそうでしょ」
わたし、ジェフティさんがないとただ力が強いだけで運動神経とかそういうのないので……あと、指定の体操服が半袖のしかなくて
セリカ「なによ肌弱いとかそういう……っ!?」
制服の袖をめくった黒見さんは真っ青な顔をして袖を元に戻しました。
そのとか見えたのか、小鳥遊さん以外の皆さん、特にコユキちゃんも顔色を悪くしてしまいました。
少し前、D.U.で台風がありまして、その時色々あって落雷で感電したんです。大分回復はしてきていますが痛みがないわけじゃないので……その、ごめんなさ「うぁぁぁぁぁぁぁぁーん!!!!」へぶっ
頭を下げようとした瞬間に腹部への強い衝撃。飛びついてきたコユキちゃんの直撃を受けそのまま倒れてしまいました。
病院に行ったら、なんてのも言われましたがミレニアムで見てもらったあとです。なんて伝えたら口を噤んでしまいました。
- 294二次元好きの匿名さん24/05/19(日) 23:25:12
みんなのメンタルはもうボロボロ
- 295甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/19(日) 23:29:42
い、行かないわけじゃないよ。ジェフティさんで上から見てるから、ね?
コユキ「うぐうぐ……」
シロコ「普通に行かないの?」
ジェフティさん箱形態だと嵩張るので……皆さんの応援させてもらいます。
あ、選手宣誓するのってどなたなんです?
アヤネ「私、だよ。練習はしたんだけど」
セリカ「だ大丈夫だっていけるいける!」
奥空さんが……。
不安もありますが楽しみにしていると言うのがひしひしと伝わってきます。たしかもう1人はトリニティから選ばれるそうなのですが……
何故でしょう、すごい嫌な予感がします。
ホシノ「ま、私たち学校としては無名の弱小みたいなものだしさー胸を借りるつもりでやってけば意外と何とかなるかもだよ?」
シロコ「ん、負けるつもりはない」
ノノミ「砂漠仕込みの脚力です⭐︎」
わぁ頼もしい。
そんな感じで皆さんやる気十分みたいで、夕方ごろになるとそれぞれ帰って行きわたしとコユキちゃんの2人が残されました。
ずっと泣いたりしがみついたりしていましたがようやく落ち着いたようで話ができそうでした。 - 296甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/20(月) 00:46:53
(鯖落ちァ!)
コユキちゃんは、晄輪大祭でるよね?
コユキ「……エイリちゃんが出ないなら、私も」
だめー。別に留守番してるわけじゃないんだから、わたしも会場には行くし1人で留守番になっちゃうよ?
コユキ「……」
ああ泣かないで泣かないで……
なんだか、こんなコユキちゃんは初めてでわたしもどうしたらいいのかわからない。
どうしよう……わたしたちもこんなの対応できないし……
と、とりあえず一緒にdice1d4=4 (4) にしよう?
1.ご飯
2.ゲーム
3.お風呂
4.寝る
コユキちゃんはわたしに顔を埋めながら頷きました。
- 297甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/20(月) 01:05:22
ミレニアム時代でもわたしとコユキちゃんは同じベッドで寝ることはありません。
理由は簡単でコユキちゃんの寝相が悪いのとコユキちゃんが潰れたりしかねないからです。
……ただ、今回の場合コユキちゃんが物理的に潰れるより精神的に潰れる心配をした方が良さそうで。いつもの騒がしいコユキちゃんが何だか懐かしくなりました。
コユキちゃん、部屋どっちにする?
コユキ「……dice1d2=2 (2) 」
1.エイリちゃん
2.私の
ん、わかった。着替えて集合ね
- 298甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/20(月) 01:23:12
コユキちゃんの部屋はミレニアムから持ってきたゲーム(デジタルアナログ問わず)でいっぱい。
ただどれもやる気力がコユキちゃんにはなかったみたいで真っ先にベッドに飛び込みました。わたしも隣に座ります。
一つあくびをしたところでコユキちゃんに引き倒され、抱き枕にされます。
コユキちゃん、わたしより16cmも大きいのでこうすぽっと入ってしまいます。
コユキ「…エイリちゃん」
…なに?
コユキ「もう、いなくなったりしません?」
……
コユキ「エイリちゃん?」
死ぬつもりなんて、もうないよ
コユキ「むぅ、いきなりスケールが大きくなりすぎですよ」
そうかな?
コユキ「そうですよ、生きるとか死ぬとか……そんなの……」
コユキちゃん?
コユキちゃんから、静かに寝息が聞こえます。
……わたしも、寝よう。
おやすみなさい……
Chapter9-8
小幸
おわり - 299甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/20(月) 01:24:22
(このあとめちゃくちゃdice1d4=3 (3) )
1.普通に寝た
2.床に放り投げられてた
3.逆さまになってた
4.コユキが潰れた空き缶になってた
- 300二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 01:56:12
尺度がdead or aliveになってる……
これやっぱりパヴァーヌ2章で…… - 301二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 01:59:18
あっ選手宣誓のもう1人……
エイリ関連の事情もあって心境とか宣誓前の会話とかも変わるかもしれないし例の放送事故も起こらないかもしれないけど……
エイリ、いざという時は空から連れ出して退場させろ - 302二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 06:10:55
コユキがいい感じになるといいな
- 303二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 12:03:01
選手宣誓どうなるかな
- 304二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 19:59:24
やっぱりエイリちゃんとコユキは一緒にいてこそだね。
モモイとミドリに肉迫し得るコンビだと思う。 - 305二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 22:58:37
全員で席外してたけど、いつぞやみたいにエイリについてエイリ抜き(今回はコユキも抜きで)対策委員会で話し合ったりとかするんだろうか
- 306甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/20(月) 23:03:09
dice1d2=1 (1)
1.晄輪大祭当日
2.晄輪大祭前日、なんかイベント↓1〜3
- 307甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/20(月) 23:23:03
マイ『放送をご覧の皆さんこんにちは!現在キヴォトス陸上大会の聖地【アスレチックスタジアム】より中継席からお送りしております!』
シノン『早朝にも関わらず既にスタジアムは多量の生徒でごった返し!まさにアビドスの砂のようです!その理由はただ一つ!本日キヴォトス大運動会、その名も晄輪大祭が開催されるのです!』
晄輪大祭当日。アビドスの皆さんを送ったのちdice1d3=3 (3) で風を装甲に受け、放送を聞き流していました。
1.スタジアムの屋上
2.スタジアム上空
3.売店通り
しかしミレニアムでも中々見ない量の人人人。レーダーが真っ白です。その分わたしも目立っていますがあまり気にはされていないようです。視界の隅に美食研究会の姿があります。ですが特に追われるように見えないので……ヴァルキューレも参加で人手がないのでしょうか?
人混みを見ての感想
dice1d4=2 (2)
1.こわい(こなみかん)
2.みんな楽しそうでちょっと羨ましい(羨望)
3.奥空さん大丈夫でしょうか(不安)
4.何も感じられない
- 308甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/20(月) 23:38:00
歓声と宣伝の声と銃声が響き続ける中、放送で気になる文言が耳に入ってきました。
シノン『これより、開会式の最後を締める選手宣誓が行われます!代表選手のお二人が壇上に登りました!」
選手宣誓、奥空さんが代表の1人を務めるとか。流石に見ないわけにもいかないので地を蹴って空中に上がり、スタジアムの屋上の端からカメラアイを最大ズームします。
そこには緊張で顔を真っ赤にした奥空さんと、隣にいるのは……確か、リゾート群島で出会った浦和さん。
リゾートの時は隙あらば猥談するような方だった記憶がありますが、緊張とは無縁のその姿はトリニティ然とした淑女そのものに感じられました。
奥空さんも何か助言を受けたのか深呼吸をして落ち着きを取り戻しています。
dice1d10=8 (8) (10で浦和やらかさない)
- 309二次元好きの匿名さん24/05/20(月) 23:47:32
浦和さあ……
- 310甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/21(火) 00:09:00
アヤネ『選手一同を代表して宣誓します!』
ハナコ『選手一同を代表して宣誓シます〜』
アヤネ『私達は、晄輪大祭に参加するものとして』
ハナコ『私達は、晄輪大祭に参加するものとして』
アヤネ『正々堂々のスポーツの精神に則り!』
ハナコ『【ありのままの欲望に】に誓って。』
ん?何か言ってることが違うような……台本間違えたのでしょうか?
それにしては浦和さんに焦りのような様子は見えません。
アヤネ『ひとつひとつの競技に全力で取り組むことを!』
ハナコ『【身体の対話】に取り組むことを。』
アヤネ『ち、誓いま……え、ハナコさん?』
ハナコ『ふふふ、前から思っていたのですが……素肌を曝け出しぶつけ合うなんて、なんて淫らなお祭りなのかと。ですがこれは良い機会なんです、やはり相互理解のためには言葉ではなく……身体でわかりあうことが確実なのですから』
アヤネ『え、え……?』
ハナコ『キヴォトスの全生徒が集まり仲良く◯◯◯◯するなんて、まさにキヴォトスの泰平を示すようではありませんか!ふふ、◯◯、◯◯ですよ!皆さん激しく◯◯しましょう!激しく、身体燃え尽きるまで!』
や、やった……
浦和さん、やってしまった……いや、というよりやりやがった、という感じ…!例えるならば予算会議当日にコユキちゃんが無断債券発行してしっちゃかまっちゃかになったときのような!!!
おこdice1d50=19 (19) +50 (80以上で突撃)
- 311甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/21(火) 00:28:45
飛び出そうとして、踏みとどまった。
参加してるわたしが何か言う資格もないし、それ以上に……
ホシノ「……」
遠くに見えた、小鳥遊さんが無言でわたしと浦和さんを見つめていました。それは、やめろと言わんばかりの鋭い目つきで……背筋にぞくっと悪寒が走ります
慌てたスタッフに浦和さんと奥空さんが運ばれていき、改めて晄輪大祭の開会が宣言されました。
Chapter9-8
凍える炎
おわり - 312甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/21(火) 00:30:07
(【悲報】浦和、浦和だった)
- 313◆PpuNVmvyfA24/05/21(火) 09:37:54
- 314二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 11:55:21
ホシノの内心どんな感じなんだろうな
- 315二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 17:54:03
このレスは削除されています
- 316二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 20:31:36
ホシノの鋭い目つきは確かに怖いだろうな
- 317二次元好きの匿名さん24/05/21(火) 21:34:44
空からジェフティが現れたと思ったらハナコ抱えて大空に飛び立つトンチキシーンがワンチャンあったわけか・・・
- 318甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/21(火) 23:06:37
開会式が終わり、最初の試合まだ時間があるとのことでわたしも屋根から降り軽食を探していました。
今のわたしはミレニアム時代の学生証やカード類も持ってきているのでお金にも余裕があります。ただ胃袋には余裕らしい余裕は全くありませんが……
明らかな全身鎧が練り歩いているのもありやや目を惹かれているようですが、箱を背負い歩くよりはスペースをとらないんです、と周りに言い訳しました。
遭遇票
dice1d4=2 (2)
1.ひつじさんチーム
2.ハスミ
3.先生
4.美食
- 319甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/21(火) 23:22:37
ハスミ「あなたは、ジェフティ」
……どうも。
声の主を首が痛くなるほど見上げるとあまりにも大きな…全体的に大きい黒翼の人、正義実現委員会の副委員長羽川ハスミさんが、全体的に大きい体を揺らしてわたしを見ていました。
ハスミ「美食研究会がいるのです、覆面水着団も同様だと思っていましたが」
来ているのはわたしだけです。それに、騒ぎを起こす必要もありません
ハスミ「……銀行強盗を行う集団の言をあまり信用するつもりはありませんが、そう願いたいものです」
では、と会釈をし横を通り過ぎようとしたところで翼に遮られます。
何か?
ハスミ「もう一つ聞きたいことがあります。……その鎧の上からでもわかるほどあなたの細い身体。その秘訣は何ですか?」
少食です
ハスミ「くっ……!」
何故悔しがるのか、ただの未成熟な身体の秘訣とは何なのか。
疑問は尽きませんが何故か崩れ落ちた羽川さんを置いて食べ物を調達し特等席(屋上)に戻るとしましょう。
買ってきたもの
dice1d4=4 (4)
1.玄武商会特製肉まん
2.百夜堂特製軽食セット
3.美食研究会おすすめフランクフルト(本当なのかな)
4.全部
- 320甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/22(水) 00:02:11
買いすぎた。
並べた食べ物を見るだけでそう思います。
食べ切れるのかなこれ……
シノン『これより第一種目【借り物競走】を開始しされます!選手が入場します!』
ユウカ先輩、短髪の長耳さん……
アビドスからはdice1d5=1 (1) が出ているみたいですね。
1.砂狼さん
2.十六夜さん
3.黒見さん
4.奥空さん
5.コユキちゃん
<それでは、借り物競走、よーーーーーい、どん!!
ピストルの音と共に、一斉に走り始めました。
Chapter9-9
食べて競走?
つづく
- 321甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/22(水) 00:02:42
(なお、騒動以外はだいたいカットされる)
- 322二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 03:37:44
ハスミからしたら痩せてる理由は気になるか
- 323二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 10:46:13
このレスは削除されています
- 324二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 12:42:24
お祭りだし美味そうなものは買いたくなるか
- 325二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 21:54:22
後でみんなに分けるのかな
- 326◆PpuNVmvyfA24/05/22(水) 23:44:21
(いろんなことで時間過ぎたらひつじさんチームやうさぎの小ネタで何とかするスタイル)
その頃のひつじさんチーム
dice1d4=2 (2)
1.観客席でふんすふんすしていた(カリナ)
2.選手宣誓にドン引きしていた(ニオ)
3.ニヤニヤしていた(リンコ)
4.控え室で準備していた(クリス)
- 327◆PpuNVmvyfA24/05/22(水) 23:57:48
カリナ「……?」
ニオ「マジでやりやがったよ……リンコ、トリニティ1の秀才が補習授業部行きとかどう言うことだよと思ってたけど素行の話だったのか」
リンコ「とあるものは禁断の果実の誘惑に勝てず口にし知恵と恥を得た。彼女にとっての果実は恥であることかそれとも堕落そのものか…なんてね」
ニオ「しかしどうすんだこれ、トリニティが変態学園扱い受けかねないだろこんなの」
リンコ「それが狙いなんじゃないの?」
ニオ「どんな破滅願望だよ……」
カリナ「ねぇねぇニオー!リンコー!」
ニオ「あんだよ」
カリナ「◯◯◯◯とか◯◯ってなに?」
ニオリン「「……」」
カリナ「え、ふたりとも?」
ニオ「禁断の果実とやらを食わなかったらそいつもこいつみたいだったのかね」
リンコ「カリナは禁断と言われたら食べる派だけど」
カリナ「◯◯っておいしいの!?」
ニオ「とりあえずその単語二つを今すぐ脳から投げ捨てろバカ、お前の頭に余計なものふたつも入れてたまるか」
カリナ「ばかじゃねーし!いいもんあとで◯◯◯◯が何かクリスに聞いてくるもん!」
リンコ「晄輪大祭、終わるまで覚えてると思う?」
ニオ「賭けにもならねぇ、忘れてるよ」 - 328◆PpuNVmvyfA24/05/23(木) 00:05:23
そのころの参加者控室
クリス「何してるの浦和ちゃん……!?借り物競走の参加者dice1d2=1 (1) 」
1.私なんだよ!?どんな目線で見られるか…!
2.私じゃなくてよかった、いやよくないけど!
ツルギ「……自警団の白羊クリスか」
クリス「ひゃいっ!あ、剣崎、さん…」
ツルギ「あれの影響とかはティーパーティが考えるだろう、今は集中しておけ」
クリス「あ、ありがとうございます」
クリス「剣崎さん、かぁ。正義実現委員会の委員長。dice1d4=2 (2) 」
1.私も強ければなぁ
2.こわかったぁ……
3.やっぱあの組織に白って合わないよね……
4.私だって、やればできるんだから……
そのころのひつじさんチーム
トリニティの危機?に戦々恐々
おわり
- 329二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 09:59:09
このレスは削除されています
- 330二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 17:17:28
まあクリスはついてないな
- 331甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/23(木) 22:58:51
dice1d3=3 (3)
1.借り物競走描写
2.カット
3.その間エイリになんかおきる
- 332甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/23(木) 23:06:43
何かってなにさ
dice1d4=1 (1)
1.襲撃に巻き込まれる
2.競技にも巻き込まれる
3.なんだか、おなかがすく
4.安価↓1〜3
- 333甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/23(木) 23:37:33
買ったものを競技の合間に食べ続け、出たゴミを回収して捨てるところを探している時でした。
なにやら騒がしい。いやずっと騒がしいには騒がしいのですが何やら違う騒動なような……
試しに行ってみるとdice1d3=1 (1)
1.ヘルメット団が暴れていた
2.美食研究会が爆破していた
3.温泉開発が始まっていた
- 334甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/24(金) 00:02:11
<この際だはしゃぎ回ろうぜー!
<ひゃっほー!
とりあえず飲み物を探していたところ、爆発と共に銃弾が飛んできました。
装甲に阻まれ傷もありませんが、有力な生徒が体育祭や観戦にいる間ヘルメット団にとっては暴れたい放題でした。
<おいおいそこの鎧よー!ヘルメットじゃなくてそんな目立つ格好なんで相当イキってんじゃん?
<ヘルメット団の上位互換ですってか?
……え、わたしですか?
<他にいないだろ!?
装甲をカンカンと叩かれてやっと気づきましたが、どうやらわたしに絡んでいたみたいです。戦うつもりはないのですけど……
あ、すみません。オレンジジュースひとつ
<聞けよ!?
え、えっと……何か御用でしょうか?
<そんなすげぇ鎧持ってるってことは金あるよな?ちょーっと奢ってくんね?
dice1d4=3 (3)
1.どうぞ
2.物によりますが
3.え、嫌です
4.ごちそうさま(スルー)
- 335甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/24(金) 00:23:59
ごちそうさま。
<毎度ー!
飲み終わったのでお金を渡して戻ろうとしたところで手を掴まれました。
<話ぐらい、聞けよ!
顔面に当たる銃弾は装甲に弾かれる。
構わず振り回すことはできますが……あまり騒ぎになるのも良くないでしょう。
何か?
<親切じゃない奴は
<親切されなくてもしょうがないよなぁ!?
銃を向けるdice1d3=3 (3) +1人。
仕方ないので……dice1d4=4 (4)
1.破壊
2.窒息
3.星
4.連行
- 336甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/24(金) 00:25:12
追加ダイスdice1d2=1 (1)
- 337甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/24(金) 01:04:40
ヘルメット団相手、正当防衛も成立。
あとは……無力化。
仕方ないよね。
<な、何を
これは聞いた話ですけど……ヘルメット団って顔を出したくないらしいですね?
<えっ、ま、まさか
1人のヘルメットを両手で掴み力を入れるとメキメキと音がなります。少し勢いつけるとばきっ!と音を鳴らしてヘルメットが砕けました。
<ぎゃぁぁああぁぁ!?
逃しませんよ
顔を両腕で隠すヘルメット団の人を尻尾で巻き上げる。
ついでに他の人たちもまとめて簀巻き状に。
<ええええっ!?
<なにこれっうごけないんだけど!?
<おたすけー!
すみません、警備の人……実行委員呼んでください。
お店の人が警備の生徒を呼んでくれました。わたしの鎧に引いていましたが、簀巻きにしたヘルメット団を渡してその場を去りました。
……そろそろ戻らないといけませんね。
幕間
祭りの恥は割捨て
おわり - 338甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/24(金) 01:21:29
(晄輪大祭ってもしかして描きにくい?)
- 339二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 01:54:16
大体どのスレでも競技シーンメインだから裏側の部分は書きづらいのかもしれない
- 340二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 08:07:25
あっという間に無力化したな
- 341二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 12:37:35
まあ問題なく済んでよかった
- 342二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 21:40:33
警備にしっかり引き渡したし後で問題になることもなさそう
- 343甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/24(金) 23:02:42
休憩時間の間、わたしはdice1d4=4 (4) とともにいました。
1.アビドスチーム
2.ミレニアムチーム
3.ひつじさんチーム
4.SRTチーム
- 344甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/24(金) 23:48:35
ヘルメット団とのごたごたが終わり屋上に戻る最中、見たことある長耳……のヘルメットが目に入りました。
声をかけるかどうかと考えてる間に聞き覚えのある「狩人!」という声が聞こえてきます。
あなた、たちは……ラビ、長耳さん
サキ「RABBITであってるからな!?長耳は狩人が勝手に言ってただけだからな!?」
ミヤコ「本当に、HUNTER……狩人ではなくなったんですね」
長耳のヘルメットと、ヘッドギア?をした人。確か空井サキさんと月雪ミヤコさん。
……はい。わたしたちは今はありません。
わたしは、甘坂エイリ。狩人でもエイリでも、好きなように。
サキ「何と言うか、本当に違うのかわからないな」
ミヤコ「違うの表に出ている人格、とは言われていましたし…それも怪しかったですが」
き、気まずい。わたしはわたしたちの中から見ていただけですし……わたしたちのように振る舞うべきなのでしょうか
そんな考えを見抜かれていたのか、空井さんはわたしをこんこんと叩きます。
サキ「狩人はお前を出そうとしてたんだからそんなまごまごするな!」
あうっ
ミヤコ「……本当に、別人のよう」 - 345甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/25(土) 01:16:38
そ、そうだ!皆さんSRTとして参加されてるんですよね?
4人だけ、なのに。
サキ「そっちはミレニアム……じゃなくて今はアビドスなんだっけか?そっちも確か5人だけの学校って」
留学生がわたし含めて2人いるので7人です。晄輪大祭には、わたしは参加してませんけど……
ミヤコ「何故?」
純粋に疑問、と言う顔を月雪さんは浮かべます。
三大校のような適材適所で散りばめられるところと違い少数での参加を余儀なくされるアビドスやSRTにとっては1人の違いは大きな差になるでしょう。
普通ならば。
まぁ……理由はいくつかあります。
ジェフティさんが使えないとか、腕の感電跡とか
サキ「……なんか、贅沢だな」
えっ?
サキ「い、いやなんでもない!」
贅沢……心当たる節はありました。
表情は見通されていないはずですが、雰囲気がばれているのか月雪さんも目を逸らします。
……
ミヤコ「サキ。もうすぐ競技が再開します」
サキ「あ、ああ。じゃあまたな!」
は、はい。
そそくさと戻る2人を見送ります。
わたしも、何も考えないようにして戻りました。
Chapter9-10
苦渋な贅沢
おわり - 346二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 12:54:30
このレスは削除されています
- 347二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 12:54:46
まあそりゃ別人だなってなるか
- 348二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 20:03:53
RABBIT小隊は今のエイリにどんなイメージ持ったのかな
- 349甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/25(土) 23:37:41
長耳さんたち……RABBIT小隊と別れ競技を眺める事に戻るわたし。
どうやら借り物競走はミレニアム、ユウカ先輩が勝ったようです。ノア先輩に何か揶揄われているのは見えましたが……
アビドスはdice1d6=6 (6) がdice1d4=4 (4) みたいですね。
1.ホシ 2.ノノ 3.クロ
4.アヤ 5.セリ 6.コユ
1.アビドスの人が持ってたみたいですぐにゴールできた
2.近くの人に声かけたら持ってたらしく上位ゴールできた
3.なかなか見つからなくて下位ゴール
4.全然見つからなくてほぼ最下位
- 350甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/26(日) 00:40:48
こ、コユキちゃん……!?
なんで人見知りなのに借り物競走なんて出たの……!?ああ、すごくみなさんに慰められてる
続く競技に出るはdice1d5=3 (3) みたいです。
……皆さん、大変そうではありますがどこか楽しそうです。
その後も、わたしはどこか後悔のような感情に苛まれながら6人で頑張るアビドス、それ以下の4人で挑むSRTの人たちを見続けました。なんだか、胸が痛い。
衝動dice1d100=88 (88)
逃避dice1d100=10 (10)
- 351甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/26(日) 00:44:39
(クロじゃないシロだ……)
(しかも衝動と逃避じゃ意味通じにくい……) - 352甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/26(日) 01:31:38
(とりあえずこちらの想定で……逃避ではない)
胸の痛みをぎゅっと押さえ、見続けます。
それが、今のわたしのしなければいけないこと。わたしの、贅沢の代償。
昼休憩の放送がなり始めるまで、わたしはその場から動けずにじっと見続けました。
コユキちゃんに、なんと声をかければいいのか……
わからないままアビドスの人たちのところに向かいました。
Chapter9-11
日差し、歓声、太陽の下にて。
おわり - 353二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 03:21:00
まあコユキはどんまいだな
- 354二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 11:01:08
このレスは削除されています
- 355二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 13:02:22
このレスは削除されています
- 356二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 13:03:48
エイリがコユキに上手く声かけられたらいいな
- 357二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 21:08:32
何とか普通に仲良くしてほしいものだが
- 358甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/26(日) 23:56:12
昼の休憩の時間になり、各校それぞれ別れて思い思いの方法で昼食をとるみたいです。
わたしはそこまでお腹空いていませんが、アビドスの皆さんの様子を見にいくことにしました。
近くに着地してから変形を解いて箱を背負って向かいます。わたしを見つけたらとてもしょぼんとしていたコユキちゃんが明らかに目を輝かせわたしに飛びつきました。
コユキ「エイリちゃん!」
えっコユキちゃんな゛っ
セリカ「いたそ……」
突撃してきたコユキちゃんに飛びつかれ、支えきれず背後に倒れ……後頭部を箱に直撃。
声にならない声が上がりました。 - 359甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/27(月) 00:08:41
いたた……
コユキ「あ、う……その、ごめんなさい…」
へ、へーきへーき。最近ずっとジェフティさん着てたから忘れてたかも
コユキ「そ、そうですよね……」
明らかに、暗い。
コユキちゃん、隙あらば何かをやらかしては「囧なんでー!」ってなるようなタイプだったのに……
dice1d4=4 (4) のせい?とコユキちゃんに聞いてみました。
1.わたしがいなくなってた(あたり)
2.わたしが晄輪大祭に参加してない(ハズレ)
3.さっきの借り物競走(小あたり)
4.ホームシック(ハズレ)
- 360二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 00:35:07
外れたほうがいいのか、当たったほうがいいのか、どっちなんだろうね
- 361甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/27(月) 00:52:33
ミレニアムから離れて久しいしコユキちゃんもホームシック、とか?
コユキ「……!!!」
いたっいたい!コユキちゃん痛い!
間違ってたらしいのかものすごい勢いでぽかぽか叩かれる。やめて、体格差考えて!
わたしが失言したのは間違いないのでできる限り抵抗はしませんでした……というか抵抗するとコユキちゃんが吹き飛びかねませんでした。
セリカ「はいはいそれぐらいにしておきなさい」
コユキ「囧あー!あー!」
アヤネ「まぁまぁほらあーん」
コユキ「あー……もきゅもきゅ」
扱いが小動物。
それでおとなしくなるコユキちゃんもコユキちゃんですけども
ノノミ「なんだか、懐かしいですね⭐︎」
ホシノ「コユキちゃんがこんなになるのもねー」
懐かしい、んですか?
シロコ「ん、エイリがいなくなってから、アヤネが半分つきっきり、ご飯も食べたがらない」
……その、わたしの行動がきっかけでご迷惑を
ホシノ「まーまー」
ノノミ「シロコちゃん、美味しいの一つお願いしまーす♡」
シロコ「ん」
突然十六夜さんに後ろから押さえつけられ、沙狼さんがホットドッグを構えて近づいてきます、わたしそんなにお腹空いてません!と主張しても聞いてくれず、何より動けない。十六夜さんもしかしてわたしみたいに怪力だったの!? - 362甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/27(月) 01:07:32
あのわたしそんなにお腹空いてないといいますか
ホシノ「やっちゃえシロコちゃーん」
シロコ「ん、あーん」
あー!!
詰め込まれたホットドッグはおいしかったです。
ただ、こんな優しくしてもらうようなことはないのですが……コユキちゃんのために、できることをしないといけないですね。
……飛び入り参加はしないけど。
Chapter9-12
もきゅも休憩
おわり - 363甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/27(月) 01:08:38
(わちゃわちゃは正義……やはりブルーアーカイブ?)
- 364二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 11:49:56
コユキが暗い原因に思いあたれないのは単純に元からエイリが恋愛でいうところのクソボケ気質だからなのか
それとも狩人の侵食のせいなのか - 365二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 17:59:17
コユキとしてはいて欲しかったんだろうな
- 366甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/27(月) 23:43:53
昼食が終わり皆さんも競技に戻っていきます、わたしも邪魔にならないよう、また屋上へ戻りました。
またじっと見ていようとしていまひたが、ふとレーダーに見覚えのある反応が複数。
……ちょっと、見に行きましょうか。 - 367甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/27(月) 23:50:46
上空から見ると、ユウカ先輩に先生。トリニティの羽川ハスミさんに……あとの2人はわかりませんね。それと、あの制服はヴァルキューレ。
何か聞き込みをしているみたいですが…
ユウカ「アスレチックスタジアムの地下?使われていない空間に備品を運び込むなんて……」
アコ「犯人に聞けば良い話です、早く行きましょう」
ハスミ「……」
皆さん地下に行くらしいですね。
……レーダー範囲ギリギリのところで追いかけてみましょう。
正義実現委員会の副委員長、さらには先生もいるのなら普通に考えていらないとは思いますけど。
歩行音は大きいジェフティさんですが飛行音は高速でない限りはそこまで出ません。
空中にいると目立つと言うことを除けば尾行には最適ですね。 - 368甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/28(火) 00:36:37
暗い地下では満足な飛行はできません。できたとしてもほぼホバー移動ですね。
あまり音はなりませんがやはり慎重にならないとぶつけてしまいそう。気づかれていませんように……
暫く後をつけていると、遠くの方にさらに複数の反応、さらに機械の反応がありました。
<〜〜〜!
"〜〜!"
ユウカ「〜!?」
うーん、流石に聞こえません。
もう少し近づいて……
<いけー!ブル……シャー!
あれは、ミレニアム製の重戦車!?
いかないと、と思った時にはすでに体が動いていました。
ブースターをふかして天井付近を飛んで飛び出、重戦車の頭を掴み持ち上げてひっくり返します。
<な、なんだぁっ!?
ハスミ「ジェフティ!?」
ユウカ「エイリ!?」
先生、大型兵器とバリケードはお任せください!
"っ!ユウカとアコは左側、マリーとハスミは右側から制圧を!"
ユウカ「は、はい!」
ハスミ「了解しました!」
突撃のついでで吹き飛んだバリケードを飛び越えて皆さん次々と不良の人たちを倒していきます。
……ユウカ先輩、強いなぁなんて思ったりもしますが。 - 369甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/28(火) 00:52:27
<くそっ、一旦外に撤退するぞ!
ユウカ「ちょっ、待ちなさい!」
逃げていく傭兵たち。
どうしたものかと考えていると、急に重戦車が稼働を再開し無理やり起き上がりました。
……戦車が起き上がる!?ミレニアム製ですしジェフティさんみたいなのにひっくり返されるのを想定していたのでしょうか?
ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
ユウカ「エイリー!?」
アコ「な、何ですかあれは!どっちも!」
ハスミ「とにかく、追いましょう!あのまま暴れられたら競技に支障が出ます!」
何とか掴んで引っ張られる中、ユウカ先輩たちが追いかけてくるのが見えました。
1番敵に近いのはわたしだから、なんとかしないと!
Chapter9-13
タンク・クラッシャー
おわり - 370二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 10:18:57
また怪我したらコユキは相当心配しそうだからな
- 371二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 17:17:55
無事に制圧出来るかな
というかハスミとアコとマリーがジェフティの正体知っちゃったけど大丈夫かな
まあ口止めすればなんとかなるとは思うが - 372二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:31:11
みんな無事だといいが
- 373甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/28(火) 23:54:16
爆走する重戦車に捕まって振り回される。
握力にはそこそこ自信はあるけど、流石に振り回されながらだと流石にきつい。
ジェフティさんの装甲越しなのもあって滑るような心配はないものの少し力を緩めると振り落とされてもおかしくないような暴走ぶりでした。
地下から傭兵たちとともに飛び出すと、入ってきた場所とはまた違う……ここは、スタジアム内のグラウンドでした。
シノン『おーっと!会場に乱入したのは、あれは……戦車でしょうか!?しかも何か、ロボットのようなものが載っています!』
コトリ「説明しましょう!あれは私たちエンジニア部が作成した応援ロボットで、乗っているのは同じくエンジニア部が作った万能型パワードアーマーです!」
シノン『応援ロボットのことです!どう見ても戦車で応援をする気が感じられませんがこの際置いておきましょう!』
ウタハ「しかし妙だね、強い衝撃を受けない限りは戦闘システムの起動は……あぁ、上に乗ってるジェフティかもね」
ヒビキ「戦った結果、暴走した……のかも?」
競技中だったみたいですが、重戦車はお構いなしに周囲の生徒を手当たり次第砲撃しています。これ以上遠くに行くこともないのかと判断しきれず、わたしは振り回されたままですが。 - 374二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 00:09:11
なんかロボが暴走しながら入ってきたかと思えば見覚えしかないアーマーがしがみついてる図、コユキが見たらもう気が気じゃなくなりそう
- 375甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/29(水) 00:39:45
ジュンコ「ぎゃーうってきたー!」
サキ「何なんだあれは!テロリストか!?」
コトリ「こっちにも来ましたー!!」
戦車は回転したりしながらも砲撃を続けます。正直目が回るので真下、戦車の装甲を掴むしかありませんでした。
ハスミ「ユウカ、あの戦車はなんなんですか!?」
ユウカ「私だって知りたいわよ!あんなの使うなんて聞いてないし……エイリが!」
アコ「あの振り回されてるロボットのことでしょうけど、さっき銃も使わずひっくり返してましたよね?もう逃げる様子もないですしもう一度やらせれば良いのでは?」
ユウカ「そ、それもそうよね!戦車を陽動するわ!聴いてたわね、もう一度よ!」
は、はい!
急に戦車が止まり、遠心力で吹き飛ばされかけましたが装甲板の犠牲により何とかそのまま保持。
どうやら攻撃したユウカ先輩……というより羽川さんを標的にしたようですね。おかげで回転が止まりました。
掴みやすく頑丈そうな部分……はないので、顔部分横にある砲塔を掴み、そのまま思い切り振り上げます。戦車の巨体が浮き上がると周囲から歓声が上がりました。
ユウカ「そのままひっくりかえし……てもまた転がるわよねあれ?」
"流石に球体の戦車装甲とはいえ上下の装甲は比較的平たく薄いと思う。戦車の下部をこっちに向けて!"
は、はい!
"お願い、ハスミ!"
ハスミ「了解しました、撃ち抜きます!」
羽川さんの言葉の直後、鋭い弾丸が戦車の底を貫きます。
爆発する……ということはなく、大きなノイズが徐々に小さくなっていき、やがて停止しました。 - 376甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/29(水) 01:08:31
止まった戦車を降ろすと、捕まった傭兵たちがその近くに転がされました。
ユウカ「はぁ…止まったわね」
ハスミ「逃げていた不良生徒も身柄を確保しました。」
"……えーと"
明らかにどうするか迷う目でみなさんわたしをみます。
……どうしよう。少し考えたのちdice1d2=2 (2)
1.大人しく先生についていくことにしました。
2.あわてて飛び上がり、屋上にまた隠れました。
Chapter9-14
大玉戦車転がし
おわり
- 377二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 09:38:55
脱兎のごとく
- 378二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 15:44:36
まあ本気で逃げれば振り切れるからな
空飛べるし - 379甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/29(水) 23:34:38
屋上に戻ってきて、思わず膝を抱えてしまいました。
……わたし、何してるんだろうな。わたしたちが何かしてるのかな?自分のことなのにわかりません。
戦車が大暴れした復旧が終わるまで一時休憩となっていましたが…耳に妙な音が入りました。これは、通信の音?
dice1d4=1 (1)
1.ユウカ
2.ウタハ
3.アヤネ
4.ヒマリ
- 380甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/30(木) 00:06:39
ユウカ『…エイリ。私よ、ユウカ』
ユウカ先輩…?どうしてこの回線に?
ユウカ『ウタハ部長からね。……ねぇ、大丈夫なの?』
何を、とは聞けませんでした。
なんでって、わたしたち自体何が平気で何が平気じゃないかなんてわかってないからです。
ユウカ『そりゃ、エイリの力持ちは知ってるけど。元々戦いは苦手だったでしょ?それがあんな飛び出しちゃってさ。無理してないわよね?』
……はい。なんというか…慣れるんですね。
アビドス、トリニティ、D.U.も……色々戦って慣れちゃいました。
エイリの嘘dice1d100=87 (87) +20(狩人流)-20(嘘が下手)
ユウカの看破dice1d100=54 (54) +20(才女)
- 381二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 00:33:14
今回は珍しく嘘が通じてら
- 382甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/30(木) 01:08:20
ユウカ『なら、いいけど。あんまり無理しちゃダメよ?ジェフティ越しでも怪我はするんでしょ?それにコユキもエイリには懐いてるんだからあんまり心配かけさせないこと。それと』
ノア『ユウカちゃーん?段々話が逸れてますよ?』
ユウカ『あ、ごめんノア。えーと、それで……エイリ、何かあったら連絡してね!コユキにもよろしく伝えておいて』
はい。お任せください。
ぶつん、と通信が切れるのを確認して、屋上に寝転がる。
太陽光の日差しがカメラ越しに眩しい。ミレニアムの屋内かアビドスの日差しぐらいでしか覚えが無かったわたしですが、わたしたちにとってもこの眩しさは羨むようなもの。
起き上がると休憩が終わり競技が再開される旨の放送が流れました。
屋上の淵に座りアビドスの皆さんに向けて手を振るとdice1d6=4 (4) に振り返されました。
1.小鳥遊さん 2.砂狼さん
3.十六夜さん 4.黒見さん
5.奥空さん 6.コユキちゃん
少しだけ、仮面の裏で笑みが浮かびました。
Chapter9-15
お母さん?は心配です
つづく
- 383二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 09:18:07
セリカのこと名字で呼ぶと違和感凄いな
- 384二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 12:41:11
ユウカもそりゃ心配するよな
- 385二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 20:27:27
誤魔化すのが上手くなってるな
- 386甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/30(木) 23:55:27
騎馬戦、大玉転がし、ビーチフラッグ、クレー射撃、パン食い競争。多くの戦いの末に総合得点はミレニアム、トリニティ、ゲヘナの三大校が横並び。アビドスも六人ながら健闘しているようです。
最終種目、リレー。
最小人数であるSRTに合わせた4人で行われるようです。
わたしは、dice1d2=1 (1) で、走者の小鳥遊さん、砂狼さん、黒見さん、そしてdice1d3=2 (2) をみていました。
1.屋上の縁
2.アビドステント
1.十六夜さん
2.奥空さん
3.コユキちゃん
- 387甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/31(金) 00:24:19
コユキ『エイリちゃん、ちゃんとみんな見てます?』
見てるよー
ノノミ『うん、よく聞こえます♪』
奥空さんのいつも使っている通信機を使ってわたしに繋ぐことを思いついたらしく、向こう側にはわたしが映ってるらしいです。わたしからは少し遠くに見えている相手の声がくっきり聞こえるのは妙な違和感を覚えますね……
遠くに見えるミレニアム側では、ユウカ先輩が囲まれているのが見えます。まさか……ユウカ先輩がアンカー?ゲヘナも美食委員会の人、トリニティは、あれは羽川さん?
……みなさん、何と言うか勝ちを捨てた?というよりは各々何かの思惑がある…いや思惑というほどもない?
いやまぁ、アンカーが小鳥遊さんではなく黒見さんのアビドスもあんまり言えないかな……? - 388甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/31(金) 01:15:27
始まったリレーは追いつき追い抜き追いつかれ、あまりリードもない団子状態でアンカーに渡される。
ユウカ先輩、わたしほどじゃないにしてもそこまで運動得意でもなかったような……
全力で、必死で走るユウカ先輩……の隣を巨大な胸を揺らし走る羽川さん。凄くぶるんぶるんしてます。
目に入りますよ、そんなの。そのままほぼ横並びで2人は息を切らし、胸を揺らしてゴール……5,6位で。
1位はゲヘナ代表の人。ちなみにアビドス、黒見さんはdice1d3=2 (2) +1位でフィニッシュでした。
- 389甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/31(金) 01:59:52
全員のゴールが確認され、空砲が鳴らされました。
同時に宣言されます…ゲヘナの総合優勝であると。
ゲヘナの生徒たちから歓声が、それ以外からは落胆の声が上がります。
ノノミ『頑張りましたね⭐︎』
シロコ『ん、頑張った』
ホシノ『まぁ六人にしちゃあよくやった方だよね〜』
コユキ『エイリちゃん?』
……何?
コユキ『どこにいくんです?』
心臓が飛び出るかのような錯覚を覚えました。
別にまた姿を消そうなんて考えじゃありません。閉会式やフォークダンスとかわたしが参加するわけじゃないしどこかで時間を潰そうか、なんて考えていただけ。
それを、見抜かれていた。
振り向いてコユキちゃんたち、というよりアビドステントを見たら……コユキちゃんだけ、通信機ではなくわたし自身をじっと見ていました。
その眼差しにどうしてか恐怖まで掻き立てられたわたしは、誤魔化すことも忘れて弁明しました。
じ、時間潰そうかなって
コユキ『また、いきなりいなくなったりしませんよね?』
そのつもりは、ないよ?
シロコ『エイリ、嘘が下手』
本当です!嘘は、言ってないです……
ホシノ『1人で帰っちゃわないでね〜?みんなで帰ろうよ、アビドスにさ〜』
……はい。
小鳥遊さんになんとかまとめて貰ったはいいものの。コユキちゃんの視線が頭から離れません。あんな目、今までコユキちゃんがしてたかな……?
Chapter9-15
箱に残る光
おわり - 390甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/05/31(金) 02:00:50
(ヤンデレコユキってなんかすごいんじゃないかと最近思えてきた)
(開錠特化で閉める・閉じ込める方向には役に立たないのも含めて) - 391二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 11:43:18
あにほす
- 392二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:38:30
コユキからしたらそりゃまたいなくなるのではと考えるか
- 393二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 22:29:12
またいなくなられるってのはコユキにもそうだしホシノにも刺さるからね…
- 394甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/01(土) 00:03:45
閉会式も過ぎて表彰が終わり、各学校も帰り支度を始めました。
わたしもアビドスの皆さんに鎧を脱いでから合流して片付けを手伝っていました。そこまで重いものもないのでわたしとしては楽でしたね。ジェフティさんを着たらもっと楽ですけど……流石に?
ユウカ「アビドスの皆、お疲れ様」
お疲れ様です。
コユキ「にゃっ!?ユウカ先輩!?」
ユウカ「何よその顔、きちゃ悪い?」
ホシノ「やっほ〜会計ちゃん〜」
片付けられたアビドスのテントにユウカ先輩が訪れました。どうやら実行委員としての後片付けの一環のようです。
ユウカ「こほん。まずは晄輪大祭お疲れ様。それと選手宣誓もね」
ホシノ「あー…あんまり思い出したくないね〜」
ユウカ「それに関してはごめんなさい……トリニティには抗議文送っておくから」 - 395甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/01(土) 00:35:22
ユウカ先輩は、まだ仕事が?
ユウカ「実行委員のね。後夜祭とかあるけどどうするの?」
ホシノ「いやーおじさんダンスとか苦手でさー。明日からまたお金稼がないといけないし早めに帰らないとねー」
ユウカ「話だけ聞いたら苦学生のそれよね……何かあれば相談ぐらいは乗れるからね?留学させてもらってる立場だもの」
ホシノ「うへへ〜エイリちゃんやコユキちゃんもいるし十分助けられてるよー」
ユウカ「……ホシノ委員長、少し」
ホシノ「ん?おじさんもしかして誘われちゃってる?」
ユウカ「茶化さないでください!」
ユウカ先輩に手を取られ物陰に連れて行かれる小鳥遊さん。それでもうへうへしてるのはあれはあれでユウカ先輩に気を許してるのでしょうか?
シロコ「ん……先生とあっち向いてホイ、できなかった」
セリカ「そのあっち向いてホイに対する執念はどこからくるの……?」
アヤネ「あはは…で、でも六人で1桁位に入れたのは健闘ですよ!」
コユキ「大体ホシノ先輩とシロコ先輩の得点だったような」
セリカ「私だって稼いだでしょうがー!!!」
コユキ「囧あー!!!!」
ええと、うん、お疲れ様でした。
それしか言えなかった。参加してないから当然なんだけど……ただ、疎外感というよりは…安心ともまた違う感覚でした。
暫くするとユウカ先輩と小鳥遊さんが帰ってきました。
dice1d4=1 (1)
1.2人ともども疲れた顔をしています
2.疲れたようなユウカ先輩に対して小鳥遊さんはいつも通りの緩い顔をしていました。
3.2人してすっきりしたような顔をしていました
4.真剣な表情を浮かべていた2人ですが、慌ててにこにこしたものに変えました。
- 396甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/01(土) 01:21:44
あの、大丈夫ですか?
ユウカ「だ、大丈夫だから気にしないで」
ホシノ「うへ〜」
何を話したのかは言うつもりがないらしく2人して苦笑いを浮かべました。皆さん頭にハテナが浮かぶものの追求は皆さんできないみた
コユキ「何話してたんです?」
ユウカ「秘密よ、と言うか聞かせられないから少し離れて話したのよ!」
コユキちゃんにそんな常識が通じるわけありませんでしたね。
ユウカ先輩も「まだ実行委員の仕事があるから」と行ってしまったためわたしたちはみなさん揃って来る時に使ったヘリでアビドスへ帰ります。
わたしもジェフティさんで護衛も兼ねて随行です。
セリカ「あー、またバイトの日々かー」
アヤネ「エイリちゃんも帰ってきてくれたし、また賑やかに戻る……かな?」
ノノミ「7人でアビドスなんてびっくりですね⭐︎」
シロコ「ん、人数は力」
微力を尽くしたいと思います……
コユキ「エイリちゃんが微力?」
慣用句だよコユキちゃん
飛び回りながら、周囲を眺める。広い空、広いキヴォトス。夜空に流れる一筋の光が見えた気がしました。
Chapter9
GET READY ACTION
おわり - 397甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/01(土) 01:49:55
(あ、次日常イベントのつもりなので↓1〜3ぐらいで案あればどうぞ……)
- 398二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 03:02:35
- 399二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 06:36:27
- 400二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 10:32:44
休む
- 401二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 10:46:55
- 402二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:27:49
アビドス+コユキの会議(エイリの違和感や狩人について)
- 403二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 17:18:00
- 404甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/01(土) 22:27:23
- 405黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/06/01(土) 23:38:56
朝早く。
バイトに行ったエイリちゃんを除いてアビドスの全員が部室に集められました。
私はついていくつもりだったんだけど……
アヤネ「ごめんね、エイリちゃん……というかジェフティの場所ならモニタリングできるから、ね?」
「むぅ……」
エイリちゃんが今いるのは、聞いてたバイト先。
今はまだいなくなる予兆はない。
ホシノ「んじゃはじめよっかー」
ノノミ「集めたのって、dice1d4=1 (1) ですよね?」
1.ホシノ先輩
2.シロコちゃん
3.アヤネちゃん
4.セリカちゃん
- 406黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 00:31:31
ホシノ「あーそだったね」
「エイリちゃんが、何かあったんですか?」
ホシノ「あった上で帰ってきたから聞きたいんだけどねー。……エイリちゃん、やっぱ帰ってきてから人変わった感じしない?」
それはずっと感じていたこと。
帰ってきてからのエイリちゃんはなんというか、エイリちゃんだけどまた違う感じはしていました。
ホシノ先輩も、それを感じ取っていたのか。セリカちゃんが最初にびくっと反応しました。
セリカ「やっぱり、あのこと?」
「……」
ホシノ「あ、心当たりとかある感じ?」
セリカ「心当たりというか、なんか変わった感じがしてたし……気になったのよ。エイリって【わたし】と【わたしたち】って使い分けてない?」 - 407黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 00:45:47
気づいてた。
エイリちゃんにとって【わたし】【わたしたち】は別物。だって普通「わたしたちはわたしのなかで大人しくしている」なんてサラッと言わないから。
セリカちゃんに言われたみんなは揃ってハッとする。気づいてたのは私とセリカちゃんだけだったみたい。
アヤネ「それってつまり……」
セリカ「エイリが言ってた狩人ってのは、消えたり大人しくなんてなってない。寧ろこう……あれよ、一つになろうとしてるんじゃないの?」
ホシノ「おじさん多重人格には詳しくないんだけどさー……もしかしてやばい?」
危機感
コユキdice1d100=44 (44) +50
ホシノdice1d100=54 (54)
シロコdice1d100=5 (5)
ノノミdice1d100=46 (46)
アヤネdice1d100=17 (17)
セリカdice1d100=53 (53) +20
- 408二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 00:49:04
コユキ…まあそうよな。友達が変質していましたなんてなったら。
- 409黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 00:59:22
頭がぐらぐらする。エイリちゃんは帰ってきたはず、なのになんだか距離が遠いと感じてたのはそのせい?またいなくなってしまう?
シロコ「んー……?」
ホシノ「シロコちゃんはあんまり気にならない感じかなー?」
シロコ「ん、狩人とは戦った。けど……エイリを害するつもりは一切なかったから」
ホシノ「それに関しては同感かなー。少なくともエイリちゃんに対する悪意はなかったね」
ノノミ「狩人さんって良い人、何でしょうか?」
ホシシロ「「それはどうだろう…?」」
「あ、アヤネちゃん、エイリちゃんは……!」
アヤネ「え?……居場所は変わってない、バイト中だと思うよ?」
エイリちゃんがいなくなったあの時、置いて行かれていてほしいのにいなくて世界が真っ暗になったような気がしたのを覚えてる。
あんなの、また感じたくない、絶対。そのためにも……できること、しないと。
セリカ「狩人っての、ホシノ先輩とシロコ先輩は会ったことあるんだし……エイリと話通じたりしない?」
ホシノ「おじさん怖がられてるんだよねーシロコちゃんは?」
シロコ「【死を乗り越える】って言われて戦ったから……」
「わた、私が行きます」
全員の視線が刺さる。
心配されてるのはわかってるけど、知らないと不安でどうにかなってしまいそうで。とにかく何かをしたかった。 - 410黒崎コユキ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 01:13:32
「エイリちゃんのこと、知らないままにはできないし助けたいです。私は、エイリちゃんの友達だから」
シロコ「ん、わかったけど1人に任せる訳にはいかない」
ノノミ「後輩に任せきりの先輩じゃないですもんね?」
ホシノ「うへ〜まぁねー」
セリカ「ほっとけないのよあんたたちは!」
アヤネ「一緒にエイリちゃんを、助けよう?」
「は、はい!」
何だか涙まで出てくる、みんなで手を合わせておー、と意気込む。
エイリちゃんを、助ける。何もできない私だけどその気持ちだけは絶対にあるんだって思えた。
わたしとわたしたち
続く - 411二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 03:58:04
コユキたちはどんな方法で助けようとするんだろうな
- 412二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 13:03:52
おつ
- 413二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:49:40
狩人を無理やり表に出すわけにもいかないしなぁ
- 414甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 23:14:07
その頃のエイリ
dice1d4=4 (4)
1.いつもの工事現場での力仕事(+40)
2.事務職バイト(+50)
3.接客業(+0)
4.騙して悪いが(!?)
首尾dice1d100=94 (94) +上の数値
- 415甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 23:16:09
- 416二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:21:48
…本来なら首尾はよかったんだ。
けれどエイリは騙されてた。
だから、首尾の話はここで終わりだ。 - 417甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 23:26:44
dice1d4=3 (3)
1.傭兵
2.警備
3.輸送
4.飲食店
- 418二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:30:41
これがもしコユキが流した噂が尾を引いてたんだとしたらコユキがエイリを危険な目に合わせたことになりますね(ゲス顔)
- 419甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 23:39:49
わたしがいなかった数週間、皆さんはお金を稼ぐ片手間でわたしを捜索していたらしいです。
というのもありわたしもバイトに励みアビドスにお金を入れないといけませんね……私費は嫌がられますし
そんなわけで稼ぎのいい仕事を探した結果見つかったのが運送業です。ジェフティさんは飛行ができるので渋滞や道端の戦闘に巻き込まれる心配が少ないんです。ないとは言い切れないのが悲しいところですが
<お嬢ちゃん……運ぶ物結構重いんだけど平気かい?
ええ、これでも力はそこそこありますので
<頼むよ?俺らこれで飯食ってるんだから
体格じゃあ仕方ありませんが怪訝な顔をした市民の方に案内された先にあったのはdice1d4=1 (1) 。積載量的には問題ないでしょう。
1.大きめのダンボール
2.ロッカーぐらいのサイズの金属製の箱
3.トラック
4.コンテナ
<これをここに送ってね、できれば急いで欲しいけど中身壊しちゃダメだよ?
はい、お任せください
- 420甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/02(日) 23:53:03
ひょいと持ち上げますが、確かにこれは見た目よりは重い。
中身が気になりますけど……流石によくはないですよね。
では、行ってきます
<よろしく頼むよー、中身を見たり壊さないようにね!
建物を出てからジェフティさんを着て飛び上がり、目的地までまっすぐ飛びます。
これで安全高速の輸送が実現できるわけです。こんなことでも自分が役に立つと思うと嬉しいですね。
謎の脅威dice1d100=2 (2)
危機感知dice1d100=98 (98) +20(ジェフティレーダー)-20(慢心)
脅威>感知の場合dice1d60=19 (19) -30ダメージ
- 421甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/03(月) 00:03:34
何か来る。
そう感知してすぐ回避行動をとるとわたしのいた場所を弾丸が通過しました。
弾丸の発射地点はビルとビルの合間。わざわざ上空のわたしを狙うなんてことは普通あり得ません。周辺にヘリとかの飛行機もありませんから間違いなくわたし、あるいはこの荷物が狙い。
壊さないでほしいってこれを予見したことだったのでしょうか。どちらにしろおそらく割れ物の荷物を運んだまま戦闘を行うのは難しいので、なんとか突っ切らないといけません。
dice1d4=2 (2)
1,2.ダンボールを抱え最大速度で目的地へ向かいます
3.上空だともしかして目立つでしょうか、低空飛行で向かいましょう
4.ロック音?……地対空ロケットランチャー!?
- 422甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/03(月) 00:25:00
指定地点まで飛んで見つけたのはdice1d4=1 (1) 。
1.廃ビル
2.廃工場
3.商店街の路地裏
4.シャーレ
ここに運ぶことだったようですが……?
- 423甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/03(月) 00:41:47
生体反応は……あるにはある、一応声をかけてみましょう。
すみませーん、お届け物でーす!
dice1d4=3 (3)
1.「はーい」とばたばたして市民さんが出てきました
2.誰も出てきません
3.「おうありがとよ!」大量のヘルメット団の人が現れました
4.「動くな!」ヴァルキューレに囲まれてる!?
とりあえず戦闘があるかも知れないのでブレードとワイヤースパイクも起動しておきます。
- 424甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/03(月) 01:14:29
ヘルメット団に物資を渡すバイト?という疑問はありますかここにいる人に渡すことが役目なのでまぁいいかということで抱えた箱を置くと1人がその中身を改めててから部下らしき人たちに運ばせ、わたしに銃を向けました。
……何か?
<用済みだよ
そうですか
<その鎧も売り渡してや゛っ!?
意気揚々と話すヘルメット団のリーダーらしき人のdice1d3=2 (2) をブレードでぶん殴ります。蹲ったリーダーさんを掴んで持ち上げて盾にして周囲に牽制します。
1.側頭部
2.脇腹
3.脛
わたしは帰りますので、それでは
<か、構うな!撃てー!!!
四方八方から銃弾が降ってきますがジェフティさんの装甲を突破するものはないようで盾に使ってるリーダーさんばかりが消耗していきます。
アビドスに帰るには、少し時間がかかりそうです。
会計補佐のおし……ごと…?
つづく
- 425甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/03(月) 01:14:57
(次回、無双回予定)
- 426二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 03:28:25
ジェフティの装甲やっぱり頑丈だな
- 427二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 12:50:04
強くなったなぁエイリ…
- 428甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/03(月) 23:03:38
残虐性dice1d100=3 (3)
戦闘時間dice1d100=62 (62)
殲滅度dice1d100=97 (97)
騒ぎを聞いてやってくるdice1d4=1 (1)
1.ヘルメット団増援
2.アビドスチーム
3.ヴァルキューレ
4.先生
- 429甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/03(月) 23:39:07
最初の時点で何となく勘づいてはいました。この人たちにジェフティさんの装甲を突破する手段はない、と。そうとわかれば話は早い。
早速リーダーさんを振り上げ振り下ろして集団に叩きつける。ヘルメットにヒビが入る音が聞こえましたがまぁ気にしなくても良いでしょう。
<な、なんだよこいつ化け物か!?
小銃じゃどうにもならない!ロケラン持ってこーい!
何度か人ごと叩きつけてヘルメットが割れた辺りで投げ捨てて別のヘルメット団の胸ぐらを掴み集団に投げる。
体勢が崩れたところにウルカヌスさんで一掃射。「ぎゃー!」という悲鳴で倒したと判断し次に行きます。
ブレードを構え姿勢制御のためのブースターを片方だけ全開。近づくもの引き裂……きはしないけど、弾き飛ばす大回転斬り。ベーゴマのように次々と吹き飛ばして無力化させていきます。
やがて殆ど敵性反応も無くなったかな、という段階で「何事だ!?」の声と共にぞろぞろと生体反応が近づいてきます。何かと思い見ればこれはまたヘルメット団。ヘルメットが割れ素顔で気絶した人たちを見るとなんてひどいことを、とか言いながらわたしに銃を向けました。
<何者だ、お前がやったのか!?
わたしはただの配達人です。襲われただけの
<問答無用だ、かかれー!
ああもう……
dice1d3=2 (2)
1.相手をする(カット)
2.帰る
3.ヴァルキューレがきたので逃げる
- 430甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/04(火) 01:10:28
粗方片付けて、正直疲れたのもありました……スマホでカシャっとリーダーさんの横に荷物を置いて撮ります。
まだ包囲されていませんので、離脱しましょう。高度を上げようとしたわたしをみて増援の人たちも声を上げます。
<逃げるのか!?
はい。失礼します
配達が終わった証拠も撮ったので戻って報酬をもらいましょう。もしかしたらミサイルとか持ってるかも知れないので、急ぎ目で。
うーん、こんなことしてるのコユキちゃんにバレたらまたしがみつかれるかも知れません。次のバイト選択はちゃんと考えよう……。
あ、ちなみにバイト代ですがdice1d4=3 (3)
1.ちゃんと貰えました。すごく意外そうでしたけど…
2.渋られましたけど渡した証拠の写真を見せつけると渋々払ってくれました
3.尻尾で簀巻きにしてもともと言われていた金額をいただきました
4.襲われたのでビルの一室ごと吹き飛ばしました
狩人のおしごと
おわり
- 431二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 01:21:05
残虐性3、無駄なく淡々と「処理」してるみたいな雰囲気を感じる
こういうのも狩人の影響なんだろうか
躊躇なく縦にしたりウルカヌスさんぶっ放したり尻尾で巻いて脅したりは前の優しいエイリだとやらなかったかもしれない… - 432二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 09:58:29
まあ怪我なく無事に済んでよかった
- 433二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 12:32:27
しっかり殲滅したな
バイト料もちゃんと貰ってるし - 434二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 22:59:24
バイト絡みであまりいいことないなエイリ
- 435甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/04(火) 23:01:51
- 436甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/04(火) 23:15:34
コユキ「エイリちゃん、dice1d4=4 (4) に行きましょう!」
1.カジノ
2.ショッピングです⭐︎
3.ゲーセン
4.四葉のクローバー探し
突然のコユキちゃんの宣言に思わず面食らいました。
コユキちゃんもミレニアム生の例に漏れずインドア派のはずですが何やらお出かけしたい気分なのかばたばたしてわたしを急かします。
なんだなんだと思いつつもすっかり慣れて外出の準備(と言っても財布と学生証とスマホぐらいですが)を済ませます。
- 437甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/04(火) 23:36:28
四葉のクローバー……
確か、少し前先生を呼びつけてクローバー探しに付き合わせたりユウカ先輩と夕方まで探したりしていたのを覚えています。
その時見つけた四葉のクローバーが実はカタバミという別の植物だと言われた時は囧←こんな顔してたけど……それはそれでと確か大事にって栞にしていたはず。
それで、何の気分?先生に見つけてもらったんじゃなかったの?
コユキ「ちっちっち、エイリちゃん甘いですよ。先生に見つけてもらったあのカタバ、クローバーはもちろん大切に持ってます。けど折角だからお揃い欲しいですよね!?」
あえて聞くけど誰とお揃いにするつもりなの?
コユキ「アイアンクロー構えながら聞かないでくれません!?そ、そりゃあdice1d3=1 (1) 、ですよ?」
1.エイリちゃん
2.先生
3.みんな
ふぅん、じゃあ行きましょうか。D.U.に自然公園とかあると思うし
コユキ「アビドスには流石に無いかー…」
あったら小鳥遊さんたちもそこまで苦労してないよ
一足先に公民館を出てジェフティさんを纏う。そしてコユキちゃんを背負って離陸、しっかり捕まってもらってD.U.へ向かいます。
流石に植物関係はジェフティさんは役に立たないですよね……。
- 438甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/05(水) 00:31:59
D.U.の自然公園に到着してコユキちゃんを下ろしてジェフティさんを箱に戻してその辺に置いておく。
盗難の心配がないのっていいですよね。
下ろしたコユキちゃんは迷わず草むらに突撃、長いピンクの髪が地面に着くのも気にせず草むらを探し回りだしました。
……コユキちゃん。ユウカ先輩や先生と探したんだよね?コツとかないの?
コユキ「幸運は、あると思って探した方が楽しい!」
ぶん殴るよ?……まったく。あんまり時間はかけられないからね?
コユキ「はーい!」
コユキちゃんの趣味、運のどうこうというのはわたしはあんまり気にするタイプではありません。わたし自身運が悪い方ですしどうにかできるものともあまり思ってないからです。
ただまぁ……コユキちゃんへの罪滅ぼしというわけではありませんが付き合ってあげても別に良いかな、とは思うんです。
コユキちゃんの明るい笑顔は場合によっては励まされますし、その手伝いができるなら、少しぐらい良いかな、なんて。
わたしもコユキちゃんの隣でクローバーを探し始めました。
dice1d100=41 (41)
(1で発見)
幸福の定義
つづく
- 439甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/05(水) 00:33:50
(趣味は一切合わないのに互いに理解はあって付き合いはする2人)
- 440二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 00:36:51
遊んでるようでいてその実心の裏ではなんとかエイリを繋ぎ止めようと必死になってるコユキ
そんな事は梅雨知らずまあ付き合ってあげるかと軽いノリでしかないエイリ
表面化してないけどやっぱりズレて行ってるんだなあと - 441二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 03:24:23
やっぱり2人は仲良いな
- 442二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 09:15:34
この四葉のクローバー探しでさらに関係が深まるといいな
- 443二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 13:34:36
四葉のクローバーは簡単には見つからないか
- 444二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 23:04:44
はげ
- 445甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/05(水) 23:31:44
はぁ、と石段に腰掛けて自動販売機から買った水を飲み干す。
1,2時間は探したと言うのにコユキちゃんは全く堪えた様子もありません。体力ありますねコユキちゃん……
流石にぶっ通しは良くないので首筋にペットボトルを当たると「ひゃんっ!?」なんて可愛らしい声が上がりました。
コユキ「何するんですかぁ!」
水分補給。コユキちゃんが重くないとは言っても運ぶのも手間なんだよ?
コユキ「あ、どーも。んっくんっくはー!!!」
絵面がお子様
コユキ「エイリちゃんに言われたかないですー!」
そのわたしよりお子様っぽいって言ってるのー!
互いにうにうにと頬を揉み合う。なんだかコユキちゃんとこうして触れ合うのが何だか懐かしく思える。普段鎧着てるからかな?
それで、見つかったの?
コユキ「全然です。やっぱりわたしたちじゃダメなんでしょうかね…」
今ナチュラルにわたしも不運扱いしたね?否定はしないけど
コユキ「ならはなひへくらはいー!!!」 - 446甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/06(木) 00:01:35
放されたコユキちゃんは不意に表情を暗くしました。
一度離れ離れになってからコユキちゃんはこういう顔をすることが多くなりました。わたしのせいであることは誰の目から見ても明らかでしょう。
少しでも晴れるなら、と付き合ってはいますが……これは無駄な行為なのでしょうか?わたしは何をすればいいのか?
何をして欲しいのかなんて、コユキちゃんにもわかってないのかもしれません。コユキちゃんそういうの疎いですし
コユキ「休憩終わり!よつば探し再開ですよー!」
はーい。
dice2d100=90 24 (114) (1が一回でも出れば見つかる)
- 447甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/06(木) 00:34:31
日が赤く染まり出した頃、未だ見つかりませんでした。
コユキちゃんも焦る顔をしつつもどこか諦観の影が見えます。どこかわかっているのかも知れませんね、「わたしたちでは見つけられない」と。
コユキちゃん、そろそら帰らないと
コユキ「……」
皆さん心配するよ?
コユキ「わかってます、けど…」
……別に今日じゃなくてもいいでしょ?
コユキ「え…?」
バイトとかで日が合わないこともあるだろうけど、また一緒に四葉探せば良いでしょ?
コユキ「…言ったよね?言いましたよね!?約束ですよ!?」
う、うん…?
急にずずいと迫るコユキちゃん。すごく鼻息荒くしてる理由はよくわからないけど、特に何も考えず頷いてしまいました。早まったかな……
コユキ「じゃあまた来ましょう!」
ジェフティさん着るからまだ乗らないで
コユキ「アッハイ」 - 448甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/06(木) 00:35:53
ジェフティさんを纏ってから改めてコユキちゃんを背負い、アビドスへ帰ります。
夕焼けがわたしたちを照らす中コユキちゃんはやや肌寒そうにしています。高度を落とすか聞いてもいらないと返されました。
コユキ「エイリちゃん」
何?
コユキ「もういなくならないでください、寂しかったです……」
……
コユキ「エイリちゃん?」
ごめんね、コユキちゃん。これからは一緒にいるから。
コユキ「……すね」
コユキちゃん?
コユキ「じゃあこうしてしがみついてやりますからー!」
暴れないで空中で危ないから!
結局、コユキちゃんを抱えて帰ることに。コユキちゃんは喜んでたからまぁ、いいのかな?
できる限り、わたしにできる限りのことはしないといけない。これも、わたしの罪滅ぼしなんだろうな、なんて1人思いました。
コユキの友好度67+dice1d10=5 (5)
幸せの約束
おわり
- 449二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 08:36:03
おつ
- 450二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 12:07:06
コユキからしたらもういなくなってほしくないだろうからな
- 451二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 12:41:48
このレスは削除されています
- 452二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 12:44:29
四葉のクローバーは簡単には見つからないか
まあコユキとしては一緒にいて楽しかった感じだろうけど
次のイベントはなんだろうな - 453二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 16:39:52
なんとかして繋ぎ止めるための何かが欲しいんだろうね
- 454二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 20:40:40
少しでも一緒にいる時間増やそうとしそうだな
- 455甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/06(木) 23:28:25
- 456甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/06(木) 23:29:37
相談相手dice1d5=4 (4)
1.ホシノ
2.シロコ
3.ノノミ
4.セリカ
5.アヤネ
コユキはdice1d3=3 (3)
1.ひっついてる
2.バイトに連行された
3.遊んでる
- 457甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/06(木) 23:59:38
セリカ「コユキが?」
はい。わたしがここからいなくなった前後でなんかこう、変わったといいますか
セリカ「……」
dice1d3=1 (1) で黒見さんに帰ってきてからずっと思ってきた質問を投げかけたら冷たい視線が帰ってきました。
1.バイト先の柴関ラーメンの屋台
2.いつもの部室
3.公民館
いや、わかってますよ?わたしのせいってことぐらい。でもやっぱりなんか、わたしのせいで変わっちゃったんだと言うのを直視しきれなかったと言いますか目を逸らしていたと言いますか。
セリカ「コユキもだけど、変わったのはあんたの方でしょ」
……そう、でしょうか
セリカ「私にはそう見えてるけど。と言うか何で私?アヤネちゃんとかじゃないの?」
いやぁ、dice1d3=3 (3) ですし
1.黒見さんだけわたしたちに怪訝な視線を向けていた
2.奥空さん忙しそうだった
3.今コユキちゃんと遊んでる
- 458甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/07(金) 00:39:36
今公民館で一緒に遊んでるはずです
セリカ「同い年の扱いじゃない……てかせめてなんか頼みなさいよこれじゃ私サボって喋ってるだけじゃない!」
じゃあ柴関ラーメン小を
柴大将「あいよっ!」
黒見さんがわたしの目の前に座り額にデコピン。いたい。黒見さんは呆れた顔をしています。
セリカ「ねぇ、あんたは誰なの?」
わたしが誰かって、エイリですよ。甘坂エイリ
セリカ「あんた【たち】も?」
わたし、たち?
思考が途切れる感覚がしました。
わたしたちってどういうこと?わたし以外のわたし?
黒見さんが何を聞いているのか、わかりませんでした。
たちって、なんですか。わたしは、一人しか
セリカ「……狩人ってやつ、いたらしいじゃん?」
わたしたちです「それ」えっ?
セリカ「自覚なかったの?狩人とかのこと言うときわたしたちって呼んでたの」
狩人(わたしたち)はわたしたち?
わたしは、わたしたちじゃなくて……
頭がぐるぐるする中、丼が置かれる音と美味しそうな匂いが思考を中断させました。
柴大将「まずは食べなよ」
……いただき、ます - 459二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 00:48:15
実際どんな感じなんだろう
言われておかしいことに気づけるのか
それとも言われてる意味がわからないままなくらい融合進んでて狂気に片足突っ込んでるのか
正気度ダイスとかになったりして - 460甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/07(金) 01:02:44
……おいしい、です。
セリカ「……話は戻るけどさ。コユキが変わったのは間違い無いわよ。でもそれ以上にあんたの方が変わった。それによ」
ふぁい?
セリカ「コユキが変わって不安なら本人に言えばいいじゃん。私だってアヤネちゃんのことわかんなくなったら聞いたりするし。ホシノ先輩はよくわかんないし」
………。
セリカ「ま、その辺はラーメン食べ終わってから考えて」
わたしは、どうなった?わたしたちは何を望んでいる?
わからない、自分のことのはずなのに、わたしたちのことがわからない。わたしの繁栄、生き残る。
おいしいラーメンの味が、頭を駆け巡る靄に覆い尽くされるように埋もれていきました。
融合率dice1d90=71 (71) +10%
猫の忠告
おわり
- 461甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/07(金) 01:03:18
(異星からの使者編に入りそうな数値)
- 462二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 01:05:04
あかんこれかろうじて残ってる2割弱でぎりぎり今まで通りのエイリっぽくいられてるだけだわ
- 463二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 03:25:07
融合率大分高いのがどう影響するか
- 464二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 12:23:33
ホスリ
- 465二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 15:07:29
コユキの心配が杞憂だと思わせておいて実は無理矢理にでも繋ぎ止めておかないと狩人と完全に融合して手遅れになるやつだこれ
- 466二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 15:57:54
異星からの使者編ルートかなこれ
融合率結構高いし
まあ使者編次第ではジェフティを捕まえようとヴァルキューレや存在に気がついて興味を持った黒服参戦とかで多勢力の思惑入り混じる事態になる可能性はあるが
ヴァルキューレや黒服は見つけてきたら何かしら動くだろうし - 467二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 22:48:21
ちょっと怖くなってきた
- 468甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/07(金) 22:59:58
- 469甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/07(金) 23:22:11
きっかけは、何だったでしょうか?
確か……dice1d4=1 (1) こと。
1.妙にヘルメット団の戦意が高かった
2.見慣れない異形の機械が現れるようになった
3.空から変なものが降ってきた
4.夢の中でわたしたちに会った
あれから、アビドスはどんどんおかしくなっていきました。
- 470甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/07(金) 23:50:59
<やれぇぇぇぇ!刈り取れええええ!
ホシノ「いやーなんかやる気あるよねー」
セリカ「本当に何なのよ!」
アヤネ『最後の1人になるまで戦うなんて……それこそ前までのヘルメット団じゃありえなかったのに』
コユキ「本当にヘルメット団なんですかこれぇ!?」
相手がやる気ならやるしかないですから……!
連携も何もない突撃。
銃を撃ち落とされても顔面を被弾してもヘルメットが割れても、ヘイローが割れることすら覚悟しているんじゃないかと言うぐらいの気迫。
一人一人の強さはやはりヘルメット団とはいえ大量に、しかも1人残らず死兵のように突撃してくる様に全員……少なくともわたしとコユキちゃんは弾切れ以前に精神的に疲弊が近づいていました。
<ぐぎゃっ!
シロコ「ん、やっぱりおかしい。まるで操られてるみたい」
セリカ「操られてるって誰に!?またどっかから雇われてるの!?」
ノノミ「指揮官みたいな人がいません……というかそれっぽい人も突撃してますね?」
<まだ、まだぁっ!ぐ、ぇっ
ホシノ「はいおつかれ〜いやーおじさん疲れちゃうよこんなのが続くと」
最後の1人が小鳥遊さんの弾丸を胸部に受け倒れ、ヘイローが消失する。
明らかに異常自体なのに、みなさんは勢いが増す一方のヘルメット団に対する対策や反撃の機会を見出せずにいました。 - 471甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 00:44:11
ホシノ「うへぇー……つかれたよー…おじさん休憩ー」
シロコ「ん……私もちょっと疲れた」
本日dice1d10=6 (6) 回目の襲撃を退けて部室で休憩。
先生に現状を伝えても返信は帰ってきてないみたいで、どうせまた多忙と置いておかれました。
このままだとただのジリ貧だと言うこともあり、わたしは一つのことを提案しました。
まず、この異常な出来事がアビドス以外でも起きてるのかを確認したいです。わたしはトリニティに行ってみたいと思ってます、コユキちゃんはミレニアムに連ら「やです!」……ミレニアムへもわたしが連絡します
セリカ「ヒフミ、巻き込まれてないと良いけど」
ノノミ「もしこれが別の自治区でも起こっていたら……大変ですね♤」
ホシノ「エイリちゃん、コユキちゃん。気をつけてよ〜?アビドスはおじさんたちが守るからさ」
はい
コユキ「いってきます」
コユキちゃんを背負い、飛び立ちます。見つかり次第襲ってくる人たちから逃れるためできるだけ高度を上げながらトリニティに向かいます。
きっかけは何だったのか、それはわかりません。ただこれは、今までとは違う何かがある。そんな気がしていました。
Chapter10-0
ALIEN:Trigger
おわり
- 472甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 00:45:31
(ブルアカ的に完全オリジナルのストーリーが始まり戦々恐々となるスレ主)
(これがメインストーリーレベルの規模になるかイベントストーリーぐらいで収まるかは不明) - 473二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 04:19:11
一体何が原因なんだろうか
- 474二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 05:30:47
狩人も好きなキャラだったから、再登場無しは寂しいな
- 475甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 13:24:29
セルフ保守を兼ねたトリニティの状況
dice1d4=2 (2)
1.平和
2.平…和…?
3.やばい(比較的やばくない)
4.やばい(やばい)
- 476二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 15:58:36
なんとも言えないな
平和と断言出来ない何かがあったんだろうけど
ミレニアムやDUとかはどうなってるんだろうか - 477二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 16:47:52
先生と連絡取れないのも不穏に感じる
- 478二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 20:27:58
このレスは削除されています
- 479二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 20:29:25
トリニティで平和とは言い切れない理由はなんなんだろうな
アビドスと同じことが起きてるけどトリニティの規模的にはそれほど大きな問題ではないという可能性もありそうだし - 480二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 20:29:48
エデン条約編が終わった後ってトリニティでのトラブルの種は何があったかな
アリウス残党関連で揉めたか? - 481二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 20:38:41
先生が連絡取れない理由が他校で大事件起きてるとかの可能性もあるしな
- 482甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 22:25:16
コユキちゃんを乗せてトリニティの空を飛びます。
出てから気づいたのですけど、わたしたち自警団の皆さんの連絡先知らないんですよ。あの時スマホ持ってなかったので。
そんなわけで位置情報を参考にあの溜まり場を探しているわけですが……
<たすけてぇー!
<ヒャッハー!
<ああもうまたゲヘナの誘拐犯っす!
<ばにばにばにばにばに
<まだいたのですかアリウス残党は!
<ヘルメット団だ道を開けろー!!出なければ潰してやるぜー!
<きへへへへへへへへへへへへへ!
……平和ですね。
コユキ「そうですね…そうですかね!?」
結局エデン条約が調印されないままでもある現状、ゲヘナ生がトリニティ生を攫おうとし、アリウス?とかいうガスマスクが暴れ、ヘルメット団も暴れ、それらの対応に正義実現委員会が追われる。
平和と言えるかはすこぶる怪しいですがまぁ、これがトリニティなんでしょう知りませんけども。
もう直ぐ溜まり場に到着しますが皆さんいるでしょうか……?
カリナdice1d2=1 (1)
ニオdice1d2=1 (1)
リンコdice1d2=1 (1)
クリスdice1d2=1 (1)
(1でいる)
- 483二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 22:30:55
全員いるな。ヨシ!
- 484甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 22:40:17
全員いる……。
少し驚きながらもゆっくり着地すると真っ先に司馬さんが「リアンちゃん!」と声を上げました。コユキちゃんは何故かわたしの背に隠れました。
お久しぶりです、みなさん。
ニオ「先生から聞いたがおうちには帰れたらしいな」
いろいろありましたがまぁ、はい。
クリス「よかったね。後ろの子はお友達?」
はい、コユキちゃんです。
コユキ「……はい、よろしくお願いします」
カリナ「司馬カリナだよ!よろしくねコユキちゃん!!!」
ニオ「声が喧しいんだよ馬鹿」
それで皆さん、一つ聞きたいことがあってきたのですが…自警団の皆さんから見て何か違和感とか異変とかそういうこと、ありませんか?
dice1d4=2 (2)
1.カリナ「んー、いつも通りじゃない?」
2.ニオ「正実の連中がフル稼働してなお自分らに鉢が回ってくる程度の騒がしさだよ」
3.クリス「最近治安が悪くなってるとは思うけど、エデン条約騒ぎの後だし仕方ないのかな?」
4.リンコ「起きてるよ。おかしいこと」
- 485二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 22:41:20
なんとも言えないな
- 486二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:16:19
このレスは削除されています
- 487二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:28:53
まああの騒動の後だし騒がしさが増してもおかしくないからな
- 488甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 23:29:38
ううん、起きてるとも起きてないとも言える…
クリス「確かアビドスだっけ?何かあったの?」
断定はできていないのですが……
皆さんにヘルメット団の襲撃がやたら多くなり、さらに戦意が異常なほど高いこと。
ミレニアムやトリニティで同じことが起きていないかどうかを調査しにきたことを話しました。
皆さん肯定も否定もできないなんとも複雑な表情をします。
カリナ「うーん?」
ニオ「おかしいとも言えるし普段からこんなもんとも言える。難しいところだな」
リンコ「……ミレニアムは?」
ミレニアムですか?さっきユウカ先輩に確認したらdice1d4=4 (4) でした
1.何も起きてない
2.だいたいいつも通り
3.普段より爆発の頻度が高いらしいけどそれぐらい
4.ゲーム開発部が暴れてる
- 489甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 23:37:14
(あっぶね)
リンコ「ゲーム開発部?」
あー、えっと、ミレニアムの部活の一つです。比較的…やや…まぁミレニアム的にはよくある部活の一つですね
ニオ「何となく察したわ」
クリス「それで、暴れてるって?」
ええとですね、dice1d4=4 (4) とかで……トリニティでおかしなことが起きてないなら、ミレニアムに調べに行きます。
1.部活襲撃(またやったのか)
2.セミナー襲撃(またやったのか)
3.無差別襲撃(ん?)
4.モモイを殴ります!(!?)
カリナ「えーもう行っちゃうの!?」
すみません、割と緊急事態なので……
皆さんに頭を下げ、ミレニアムに向かいます。
起きてるのはトリニティではなくミレニアム?いやそもそもトリニティは異変が起きてるのか起きていないのかもわからない状態。
ですが、なんとなく予感はできていました。
もう、何かが始まっていると言うことを。
- 490甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/08(土) 23:37:34
(苦悶の表情を浮かべるスレ主)
- 491二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:39:45
マジかこれ
これパヴァーヌ2章参加難しくなる?
今アビドス生だしアビドスで明らかな異変起きてるならそっち優先しそうだしな - 492二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:51:51
パヴァーヌ2章とアビドスでの異変が同時進行してるのか?
こりゃやばいな - 493甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/09(日) 00:00:15
飛び立った後、コユキちゃんにスマホの操作をお願いしてユウカ先輩に再度通信回線を繋ぎます。
甘坂エイリです。ユウカ先輩、ゲーム開発部の方ってどうなりました?
ユウカ『エイリ?何かあったの?』
正直よくわかってないんです。アビドスではヘルメット団が異常に暴れ出し、トリニティは色んな人が暴れては治安維持組織と交戦してる、ミレニアムではゲーム開発部が暴れる。偶然とも言えますけど何か起きてるんじゃないかと……
ユウカ『……まず、モモイたちだけどdice1d4=3 (3) よ』
1.ミドユズアリが暴れてる
2.ミドユズが暴れてる
3.普通に起きたモモイ含めてまだ暴れてる
4.モモイ昏睡してスンと収まった
アリスさんって確か、わたしと同じみたいにすごい腕力してたような……
ユウカ「C&Cに連絡して止めてもらうつもりなんだけど……ネル先輩がいなくてね。また苦戦してるのよ」
ゲーム開発部とは一体……
とりあえず、ミレニアムでは異変が起きている。そうわたしの中では断定しました。いくらゲーム開発部が問題児であっても目的が見えません、そんな頭がゲヘナだとは思えないからです。
ユウカ先輩に今向かっていることを伝えて通信を切ると、コユキちゃんが声をかけてきました。
コユキ「何が、起こってるんでしょう……」
わからない。わからないけど……dice1d4=4 (4)
1.急いで止めなきゃ
2.何かは起きてるのは間違いない
3.先生がいないのも含めて、この異変なのかも知れない
4.狩りらしくなってきた
急ぐよ、しっかり捕まって。
コユキちゃんが落とされないようにしつつもできる限り全速力で真っ直ぐミレニアムに向かいました。
Chapter10-1
Millennium:Disaster
おわり
- 494甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/09(日) 00:01:53
(みんな一体何と戦っているんだ)
(融合率81%) - 495二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 03:01:18
>>狩りらしくなって来た
ただでさえ「もしかしたらまずいんじゃないか」と思ってた相手が不意にこんな事言い始めたコユキの心境やいかに
- 496二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 03:56:01
ミレニアムとアビドスで並行してやばいことが起きてるな
先生が連絡取れない理由次第ではさらにやばいことになりそうだ - 497二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 04:37:30
ケイの一件とは別なのか、それともパヴァーヌが同時に起こってたりするのか
- 498二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 12:22:28
謎だ
- 499二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 12:27:38
一部の生徒の理性が緩くなってるとかそんなんだろうか
その場合いま暴れてない面々もところどころ行動がおかしいとか見えてくるんだろうか - 500甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/09(日) 22:43:52
ミレニアムに到着するとdice1d4=4 (4)
1,2.表面上は特に変わっているようには見えませんでした。
3.襲っているヘルメット団や迎撃に出ているミレニアム生の数が多いような…?
4.ヘルメット団に各部活が功を競うように襲い掛かり貪るように回収して行っています
とりあえず中央部のセミナーへ向かいました。
上空を移動するのでよっぽどがなければ攻撃などされませんが、屋上のヘリポートに着陸して鎧を脱がないままセミナー執務室にコユキちゃんとともに乗り込みます。
ユウカ先輩!
ユウカ「来たのねエイリ…コユキも?」
コユキ「…にはは!なんか面白そうな感じがしたので!」
ユウカ「……現状を共有するわ。突然ゲーム開発部の子達がお互いに戦い始めた。その中でモモイがアリスちゃんにぶん殴られて吹き飛んだんだけど……普通に起きてまた戦い出したのよ。dice1d4=4 (4) 」
1,2.今はC&Cに制圧をお願いしてるけど…
3.↑+それに感化されたのかどんどん参加者が集まりだしてね
4.↑+ネル「そこからはアタシが話す。久しぶりだなチビ」
- 501甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/09(日) 22:44:36
(苦悶の表情を浮かべるスレ主)
- 502二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:20:26
また苦悶の表情を浮かべてるよスレ主…
- 503甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/09(日) 23:36:20
美甘さん…
コユキ「ゲェーッ!」
ネル「ゲーム開発部のガキどもとその場の奴らは全員制圧した。だがミレニアムのあっちこっちで何かを競うみたいに戦いが広がっている。明らかに異常だ。今他のC&Cでそれぞれ対応に入ってるが手が足りねぇ」
美甘さんは特に傷とかついてなさそうですがやれやれと呆れた様子。
ユウカ先輩も頭を抱えます。
美甘さん、ユウカ先輩。わたしにも何かできますか?
ネル「引っ込んでろチビ、今はアビドス生だろお前」
アビドスで似たようなことが起きています。その解決法を探るためでもあります
ユウカ「留学の関係のあるアビドスとミレニアムだから理もある、か。ネル先輩お願いできますか?」
ネル「ガキのお守りはごめんなんだがな……仕方ねぇか」
口振は嫌がっていますが特に拒否する様子はなく、「やれるな」と軽く声をかけ、頷くとにっと笑いました。
出撃しようとしたところでユウカ先輩に「待って」と止められます。何かと全員が振り向きました。
ユウカ「コユキ、悪いんだけどここに残ってくれない?」
コユキ「えっ、なんでです?」
ネル「ヒマリか」
ユウカ「正確にはヴェリタス。彼女達が暴走してハッキングして回るなんてことになれば解決できるのはコユキだけになるわ」
……コユキちゃん、お願いできる?
コユキ「…………はい。エイリちゃん、怪我しないでくださいよ?」
美甘さんがいるんだから大丈夫だよ!
すごく悩んだのち、コユキちゃんは諦めたように頷きました。 - 504甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/10(月) 00:04:39
暗い顔で残ったコユキちゃんが気がかりですが、今はそのことを気にしている場合じゃないと美甘さんとともにヘリポートに登り飛行体勢を取った途端美甘さんが背に飛び乗りました。
ユウカ『エイリ、ネル先輩。お願いしたいのは暴れる生徒たちの制圧とこの現象の調査。ミレニアムのあちこちで同時多発してるこの事態にはネル先輩の戦闘力とエイリの機動力が必要だから……2人にかかってると言えます。……お願い』
ネル「誰に物言ってんだ、行くぞチビ!」
出撃します!
美甘さんを背に乗せて飛び立ちます。
既に銭湯の音と煙が上がってる場所が複数。手当たり次第制圧しましょう!
Chapter10-2
出撃、ダブルオー
おわり - 505甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/10(月) 00:05:22
(規模がメインストーリーになってきた)
(今回のエイリの役所、ネルの乗り物兼支援ドローン) - 506二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 07:21:32
大変だな
- 507二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 15:19:47
あちこちで起きてるとなると抑えるのは大変だろうな
原因もさっぱり分からないし - 508二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 21:11:52
これゲヘナとかでも起きてるなら複数校での合同捜査も視野に入れるレベルの事態だよな
相当やばいことになりそう - 509甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/10(月) 23:00:58
ネル「オラオラオラオラオラァ!」
道路を飛ぶわたしの背に乗ってSMGを反射する美甘さん。
ブレードを構え争う集団に突撃しては跳ね飛ばしまし空中に打ち上げられた身体は美甘さんに鴨うちにされ落ちていきます。
dice1d5=3 (3) 個目の集団を壊滅させたところで美甘さんに声をかけられました。
ネル「おいチビ」
なんですか
ネル「多少しぶといが今んところそれだけだ。何かわかったか?」
……dice1d4=4 (4)
1.何かを奪い合っているように見えました
2.1+少し話を聞いて見た方がいいでしょうか?
3.2+ウタハ「エイリ、聞こえるかい?」
4.見たことある……わたしたちは知っている……?
- 510甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/10(月) 23:01:33
(なんか4多くない?)
- 511二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 23:13:55
何かしらにエイリが違和感感じてるのかな?
エイリがそれに気がついたら何が起きるのか
ゲマトリアは何か知ってるのかな? - 512二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 23:44:24
【わたしたち】が知っているのか…
…エイリアンでなんかあったかな。 - 513二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 23:52:52
これ今無事な人どれぐらいいるんだろうか
ユウカやC&C以外で - 514甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/10(月) 23:54:56
この現象……違う、現象じゃない。
これは、誇り、文化?認められない。我々は獲物じゃない!
ネル「──!おい、チビ!」
はっ……み、美甘さん?
ネル「ぼさっとすんな!…何かわかったのか?」
わかるようで、わかりません。
ただ……生徒も、市民も隔たりなく戦い、争い、奪い、貪り合う。弱肉強食の具現。
ユウカ先輩!わたしたちが制圧した場所……あるいはまだ戦っている場所に【透明な存在】がいませんか!?
ユウカ『透明……ステルス!?』
ネル「めんどくせぇな…」
ユウカ先輩から送られた映像には、戦闘中の生徒たちが映ります、全員が敵であり獲物である大乱戦の中明らかにおかしい個所からの銃弾が映るのが見えました。その弾丸で倒れた生徒の銃が独りでに浮き上がり、消えた。
……いた!
ネル「銃を奪った?」
ユウカ「暴徒と化してる生徒たちもまるで得点みたいに倒した相手の銃を回収しているのが確認できています。この透明な存在がなにか核心に近い存在なのは間違い無いでしょう」
ネル「だがどうする?透明な奴を見つけられるのか?」
ジェフティさんの索敵機能で見つけられるかも知れません。見えないと言ってもそれこそ見えないだけ。赤外線やソナー等見つける方法はあるはずです!
ジェフティさんのカメラを切り替え、周囲を索敵します。
制圧したばかりなんだからもしかしたらこの場所にすら……!
索敵dice1d100=82 (82)
隠密dice1d100=75 (75)
- 515二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 23:57:34
マジでこれ大規模な事件になりそうだな
シャーレが本気で権限行使して動いてもおかしくない
全く情報がない謎の敵とか - 516甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/11(火) 00:10:55
いました!!
叫ぶと同時に完全に捉えたそれに対してウルカヌスさんを乱射。
さらには美甘さんが突撃して銃弾が【止まった】場所に飛び蹴り。バキッと何かが壊れる音とともに姿を現したそれは爬虫類を模したような鱗模様の装甲をした二足歩行のロボットが立っていました。
ネル「こいつか!」
飛び出す美甘さんに迎え打つようにロボットも飛びかかり銃弾が放たれる前に美甘さんの腕が掴まれ肩にマウントされた銃が美甘さんを捉える前に逆上がりのように回転して顎を蹴り飛ばし狙いが逸れた射撃はあらぬ方向に飛んでいき拘束も解かれました。
ネル「ちっ……チビ、押さえ込むのはてめぇがやれ!あたしが動きを止めてやる!」
は、はい!
ネルdice1d100=21 (21) +100
エイリdice1d100=32 (32) +58
?????dice1d170=89 (89)
- 517甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/11(火) 00:42:06
ネル「オラオラオラオラオラァ!」
ロボットを中心に円形に動き回って狙いを定めさせないようにして動きを止めたところに、真上からわたしがのしかかり押さえ込みます。
とりあえず無力化のために両腕を肩ごとと両脚もぎ取ります。
四肢をジタバタさせて暴れていたロボットもようやく大人しくなりました。
ネル「こいつが、犯人なのか?」
わかりません……ただ、それに近しいものだと思います
ユウカ「何にせよ大きな進展になると思うわ。ヴェリタスとエンジニア部を呼ぶからそれを回収して帰ってきて」
わかりました。
ネル「あたしはちょっと野暮用がある」
えっ
ネル「こいつ一体だとしたら流石に規模が大きすぎる。複数いると思うのが普通だろ。……見つけ方はわかったしな」
止める前に美甘さんは走り出し、あっという間に見えなくなってしまいました。
残されたわたしはロボットの頭と胴体を抱え、ミレニアム本校舎に帰還することにしました。
Chapter10-3
Unknown:Discovery
おわり - 518甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/11(火) 00:42:53
(先生どこ行ったんだろう)
(謎ロボット……一体何者なんだ) - 519二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 01:01:55
とりあえず原因自体は分かったけどどれぐらいいるかだよな
それに洗脳、透明化出来るロボットなんて誰がどうやって作ったという疑問もある
複数機存在する以上ある程度の量産は出来そうだからな
ゲマトリアがやるとしてもこれほどあちこちに喧嘩売る動機がないしな
隠密も低くないっぽいし戦闘力もある程度あるだろうから時間はかかりそうだし
それにアビドスで起きてる異変はヘルメット団が異様に士気が高い状態でアビドスを襲ってることだけど
ミレニアムで起きてる異変は恐らくこのロボが洗脳して生徒同士で戦闘させてる感じだからな
アビドスとミレニアムで起きてることは完全に同じ感じではなさそうな気もする - 520二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 10:04:34
先生どこにいるんだろうか
これで先生行方不明ならさらにまずい事態になりそうだが - 521二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 12:17:20
この無力化したロボットを調べて何か分かるといいな
- 522二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 17:01:30
犯人特定してなんとかしなきゃ根本的な解決は難しいけど犯人を探すのは相当難しいだろうな
透明化の技術を持っているわけだし
見つけても洗脳を利用して乱戦に巻き込んだ隙に逃げるとかされたら捕まえるのは至難だろうし
先生がどうしてるかは分からないけど洗脳のことを知ったら本気で動きそうではある - 523◆PpuNVmvyfA24/06/11(火) 21:41:10
先生今どこにいるの?
dice1d4=2 (2)
1.どこかの学区(アビミレトリ以外)
2.黒服に呼び出されてる
3.2+シャーレに帰ってきたとこ
4.どこなんだよ…そこは…
- 524二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 21:44:39
黒服に呼び出されてるのか
何の要件なんだろうか - 525先生◆PpuNVmvyfA24/06/11(火) 22:12:33
黒服「先生は外の世界というのを如何お考えでしょうか?」
"……私が生まれ育った世界、という回答が欲しいわけじゃないんだろ?"
朝早くから携帯に連絡が入り誰かと思えば目の前の人物黒服からの電話だった時は正直がっくりきた。
こいつの連絡なんて実験と称した生徒への非道な行為の予告かあるいは神秘だとか恐怖だとかそういう蘊蓄にもならない話ぐらいだ。普通に考えれば行く義理なんてものは一切ない。だが…というよりだから、行かざるを得ない理由が少なからずあった。
"外と内の判断をキヴォトスがしているとするなら……キヴォトス以外の世界全て"
黒服「クックック、概ねその認識でよろしいでしょう。ですがさらに加えてお聞きするとすれば……世界とはどこまでを指しますか?」
"回りくどい話はいいだろう。私とクイズ遊びがしたくて呼んだわけじゃないはずだ"
黒服「私としてはそれでも構いませんが……わかりました、本題に入りましょう。先生とも我々ゲマトリアとも違う第3の陣営と呼べる存在を確認しました」
"外の世界から、か?"
黒服「ええ。ただし先生や我々と同じような存在と思ってはいけません。彼等は神秘……生徒を害する考えを持っているようだ」
"!?"
黒服「彼等にとっては生徒だの子供だの大人だのというものには微塵も興味はないようです。強いて言えば知的生命体を狙っている」
"随分詳しいな"
黒服「一体ロボットのようなものを確保しましてね。我々の方でも解析を進めています。」
"協力的だな"
黒服「利害の一致ですよ。先生は生徒を傷つけられたくない、我々は実験場を荒らされたくない。彼等に対しては協力ができるはずですよ」
"……礼は言っておく、ありがとう"
黒服「いえいえ。ですが先生、いくら謎の相手だからと言ってカードの使い過ぎにはお気をつけて」
"帰る。"
部屋から出て駆け足でシャーレに戻る。
その間にタブレットに送られた情報を見ようとしてその前に溜まっていたモモトークの通知を開くと、最初に出たものに思わず目を見開いてしまった。
dice1d4=4 (4)
1.ユウカ『非常事態です、連絡ください』
2.シロコ『アビドスが危ない』
3.アヤネ『大変です!アビドスが襲われてるんです!』
4.アリス『たすけて』
- 526甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/11(火) 23:20:39
襲撃者を回収しエンジニア場に運び込みました。
既にユウカ先輩に呼ばれたと思われるdice1d4=2 (2) と白石さんで解析の用意はできていました。
1.小塗さん
2.小鈎さん
3.各務さん
4.明星さん
ウタハ「来たね。謎の光学迷彩機能と推定洗脳機能を持つ謎のロボットか、エンジニア魂が疼くね」
一応武装も腕ごとですが持ってきてあります。無線で発射とかされないと良いですけども……気をつけてくださいね?
ウタハ「これの解析次第によってはジェフティに新機能もつけれるかもしれないね」
聞いてない……
- 527甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/12(水) 00:39:43
ハレ「電子頭脳の解析を並行してやらせてもらうね」
ウタハ「了解した、外装は任せてほしい」
小勾さんのパソコンから伸びたコードを無理やり頭に突き刺すと画面には見知らぬ文字が流れます。
これは……何語?
ハレ「……???」
わかります?
ハレ「コードの書き方とか暗号とかの話じゃない……使う言語自体が違うように見える」
解析できないでしょうか……
ハレ「1からとなると相当な重労働になりそうだね……」
ウタハ「こっちはわかったことがあるよ」
早くないですか!?
ウタハ「dice1d4=1 (1) 」
1.光学迷彩だが、光の屈折を操作するタイプみたいだ
2.この腕、爪状にレーザーが形成されている。非常に高い威力を誇るだろうね
3.槍のようなものが腕に隠されていたよ。こんなのが当たれば大怪我は間違いない
4.この装甲、妙だ。こんな素材を私は知らない
- 528甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/12(水) 01:02:13
光の屈折?
ウタハ「ああ、周囲からの光を周囲の景色に合わせて曲げることで不可視になると言う理論だ。とはいえいることには変わりない、ジェフティのカメラならばしっかり捉えられると思う」
ジェフティさんが、鍵になると?
ウタハ「未知の技術相手にどこまでやってくれるか楽しみだね」
ハレ「解析が進み次第ユウカ経由になると思うけど連絡する。エイリはロボットをできる限り捕まえてほしい、完全に未知の言語を解析するとなるとサンプルが欲しい」
わ、わかりました!
ウタハ「無理は禁物だよ、多少わかったとはいえ全容は未だ不明。油断も禁物だ」
はい!
ジェフティさんを着たまま作業室を飛び出し、レーダーを全開にします。光学迷彩頼りというならレーダーにも映るでしょうし機械の体なら……見つけた。
複数今白石さんたちに解析されている機械と同じ反応が見える。一つは美甘さんが戦っているのでそこから1番遠い相手を狙います。
わたしたちは獲物じゃない、わたしたちが狩人だ、わたしたちが狩る側だ!
体の奥から叫ぶ衝動とともに、空を飛びました。
Chapter10-4
Machine:Scan
おわり - 529甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/12(水) 01:02:30
(そのうち先生が来る)
- 530二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 01:07:56
黒服と先生が協力し合うとかいよいよもってやばい事態になってきたな
マジでキヴォトスの危機かもしれない - 531二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 02:45:17
このレスは削除されています
- 532二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 02:47:06
黒服やウタハ、ハレたちが何か見つけてくれるといいな
- 533二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 09:00:50
プレデター?と思ったけどあいつら洗脳とかはしないで自分たちで狩りをするよな
- 534二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 13:09:29
どれぐらいいるんだろうな
多そうな感じはするが - 535二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 21:36:01
このレスは削除されています
- 536甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/12(水) 23:12:26
奴がレーダーに映るのは、dice1d5=2 (2) +dice1d5=3 (3) 体。
近くから行こうかと滞空していたら反応が一つ消えました。恐らく美甘さんでしょう。そこから1番遠い反応に向かって直進します。
ユウカ『エイリ、まだミレニアムにいて大丈夫なの?アビドスは……』
……今、回線をアビドスに繋ぎます。
ホシノ『はーいもしもしー?』
小鳥遊さん、エイリです。現在ミレニアムも異常なことが起きてるみたいで
小鳥遊さんに起きていること、さらには謎のロボットの存在を伝えると「うへ〜」といつも通りの鳴き声が返ってきました。この人変わらないなぁ…
ホシノ『おかしなことになってる連中の近くに見えないロボットでしょ?見えないのがいるってわかってるならやりようもあるよ』
小鳥遊さん、コユキちゃんは色々あって動けません。わたしは戻れますが少し時間がかかります
ホシノ『んー平気平気。結局のところ多少しぶといだけで襲ってきてるのもヘルメット団だしね。会計ちゃーん?そんなわけでお願いねー』
ユウカ『わかってます。元々こちらの生徒なんですから……じゃあエイリ、できるだけ改修を心がけて欲しいけど無理はしないでね?』
大丈夫です、狩りのやり方はもう分かりましたから
ユウカ『……また連絡するわ』
通信が切れもうすぐ接敵です。
今回争いの制圧よりまず謎のロボットの破壊または確保を優先。初手で仕留めます!
エイリdice1d100=23 (23) +58
謎ロボdice1d175=155 (155) -30(尻尾ワイヤー)
ダメージdice1d100=16 (16) +30(70以上で確保、100以上で破壊)
- 537甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/12(水) 23:42:51
完全に捉えた。そう思っていたブレードの一撃は完全に見切られていたのかdice1d3=1 (1)
1.軽くしゃがまれて透かされる
2.腕を掴まれ止められる
3.何かに阻まれ当たる直前で止まる
何で、と思う暇もなくロボットはdice1d2=2 (2)
1.反撃に移った
2.跳んで逃げ出そうとした
エイリdice1d100=68 (68) +58
謎ロボdice1d175=57 (57)
- 538甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/13(木) 00:13:15
しゃがんだのをバネにして跳びだしたロボットを飛行して追いかける。
ビルの壁を透明のまま足場にして飛び跳ねて逃げている、それこそ美甘さんみたいに変な機動力してるかジェフティさんみたいに見えた上で飛行でもしないと追いかけられないのを実感します。
ですが、跳躍で移動している分咄嗟には動けないはずですので……待ち構えればいい!
捕まえた!
ロボットをつかんでそのまま地面に向けて投げ飛ばす。
ズドン!と衝撃と砂埃を立てました。
ダメージdice1d100=58 (58) +20(70以上で確保、100以上で破壊、50以下で離脱)
- 539甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/13(木) 00:22:45
砂煙が晴れると、小さなクレーターの中心でロボットが火花をあげ停止していました。
うまく行った、と思わず息を吐きました。……狩りもうまくいかないな。
ユウカ先輩に鹵獲に成功したことを伝え、回収します。ふと美甘さんの方の状況を聞くとdice1d4=1 (1) 機の破壊が終わったとのことで。
さらに先生がミレニアムに到着した、という連絡を受け通信が途切れました。
そういえば、ゲーム開発部は制圧されたらしいけど怪我とかしてないかな……ふと心配になりました。
まぁ、先生が行くだろうしいいか。
そんなことを思いつつ中身がどうかはわからないけど外装に傷はほぼないロボットを担ぎ上げミレニアム本校舎に輸送を始めました。
Chapter10-5
ALIEN:versus
おわり
- 540甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/13(木) 00:23:37
(ストーリーラインに悩んでるのはあまり大きな声では言えない)
- 541二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 09:34:16
無事鹵獲出来たか
これでウタハやハレの解析が進むといいが - 542二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 12:04:00
怪我なく無事に鹵獲できてよかった
- 543二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 22:07:22
このレスは削除されています
- 544◆PpuNVmvyfA24/06/13(木) 23:03:56
(申し訳ありません、今日の更新ないです…)
- 545二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 01:48:26
このレスは削除されています
- 546二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 02:45:34
了解です
困ってるなら安価カテだし安価に頼るのも手かと - 547二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 03:55:03
先生急いで来たんだろうな
- 548二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 12:18:24
このレスは削除されています
- 549甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/14(金) 22:01:10
(メガテンしてました)
ぱっと見ほとんどそのままの状態で回収したロボットをまた輸送します。
そんなことしてる間にも他のロボットはどんどん消えていく……
美甘さんはなんなんでしょう、多分そういうものなんでしょうね。
ロボットをエンジニア部の部室に運び込むところで、意外な人を目にしました。dice1d4=2 (2)
1,2,3.先生
4.リオ
- 550甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/14(金) 22:57:44
"エイリ"
先生……到着されていたんですね
ハレ「…何この空気」
……サンプルを回収しました。それ以外美甘さんが破壊して回ってるみたいです
ウタハ「受け取ろう。こちらでも解析は進めているよ、聞くかい?」
"お願い、ウタハ"
では、わたしも
ロボットを置いてしっかり固定してから先生と並んで用意された椅子に座ります。
開かれたウィンドウにはロボットの三面図のような画像が開かれました。
ウタハ「エイリが回収したロボットだけど、dice1d4=2 (2) 」
1.解析はできた、あくまでキヴォトスでも作れるものだね
2.ある程度はできたよ。預言者と呼ばれるロボットに近いのかも知れないね
3.謎の素材でできているけど作りそのものは普通のロボットと同じだね
4.材質、構造、全てキヴォトスには存在しないものだ
- 551甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/14(金) 23:32:24
ウタハ「光学迷彩、跳躍力、射撃能力。どれも既存のオートマタとは一線を画す性能をしている。倒せないことはないがこれが群れをなしてくるとしたら……考えたくないね」
ハレ「中身に関しては……あんまり芳しくない。言語とかそういうものがキヴォトスで使われてるものどれとも違う。ハッキングするにはまずこの使われてる言語を知る必要がありそう」
"……エイリは、何かわかる?"
なぜわたしに?
"感、かな"
……
心当たりらしいものはあります。それもわたしたちに。
ただ冷静に考えれば、これは荒唐無稽な話です。とても信じられるものでもないですしそもそもこれ自体確証はないのですから。
そもそもエイリはどこまで理解してるのか
dice1d50=15 (15) +50(刻まれる恐怖)
- 552甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/15(土) 00:07:57
……待ってください、白石さん。
跳躍力、運動能力、武装はいいんですが、洗脳はどうなってるんですか?
そもそもこの騒動は洗脳と思われる現象から始まったわけですし
ウタハ「それなんだけどね……dice1d4=4 (4) 」
1.音波兵器のようなものがあった。これかもしれないね
2.空のガスボンベのようなものがあった。もしかしてこれなのかもしれないね?
3.機能が不明の場所があるんだ。何か謎の機能があるかも知れない
4.なかった。洗脳や扇動に使えそうなものは何もなかったんだ
ロボットはわからないことだらけ。
わたしたちが取れるのは対処療法だけ……後手後手です。
それに、わたしたちが知っている「それ」とも違うようにも思えてきている。断片は掴めているようであくまで断片でしかない。
何か、大きな一手が必要なのかも知れません。
Chapter10-6
UNKNOUN:Mystery
おわり
- 553甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/15(土) 00:08:56
(よくわからないことがわかりました)
(頑張れば作れると思うけどそもそもの争いを助長しているような機能がなかった(まとめ)) - 554二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 04:37:01
ロボットの謎は多いな
先生たちはどう動くのか - 555二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 13:02:42
どうやって争わせていたか分からないのはきついな
対策の打ちようがない - 556二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 21:24:07
保守
- 557甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/15(土) 23:19:51
ネル「そもそもよ」
いつの間にかいた美甘さんの声に全員がバっと振り向きます。
美甘さんはさも当然のように椅子を引っ張ってきて座ると、持ってきたと思われる残骸を無造作にテーブルに置きました。
ネル「結局こいつらは何者なんだ?オートマタってことはこいつらに指示してる奴らがいるのか?」
ウタハ「その可能性を否定はできない。現状私達これらの性能も目的も何もわかっていない」
"何か大きな手を打たないと、このまま被害が広がれば学園同士の戦争にまで発展しかねない"
アイデアは……
dice1d3=2 (2)
1.ウタハ「場当たり的な対応しかできないか」
2.誘き寄せられないでしょうか
3.安価↓1〜3
- 558甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/16(日) 00:33:30
ウタハ「誘き寄せる、か……」
"うん、争いが起きてるところに現れてるみたいだから……できるかもしれない"
問題は、何を使って誘き寄せるかですが
ネル「だから【争いに引き寄せられる】んだろ?簡単じゃねぇか」
……まさか
すごく嫌な予感がしました、わたしはそれを指摘することもできないまま運ばれることになり……いつのまにか、ミレニアムの大規模グラウンドにまでいました。
ネル「ウタハ、チビの奴と同じレーダーはあるんだろ?」
ウタハ「問題ない。たとえステルスでも光学迷彩ならばレーダーには映るはずだ」
あの、あんまり聞きたくないんですが何をするつもりで?
ネル「あ?簡単な話っつったろ?あたしとお前で殴り合うんだよ、いい感じにな」
ああやっぱり……わたしと美甘さんで勝負になるんですか!?
ネル「なるように手加減はしてやるから安心しろ、出てくる前にお前を叩きのめしちまったら意味ないしな」
ウタハ「先生、こちらでやりすぎない程度に止めてあげてほしい」
"ネル、エイリ。怪我しないでね"
ネル「はっ、こいよチビ!手加減してやるから本気でかかってこい!」
ああもう!吹っ飛ばされて帰って来れなくなっても文句言わないでくださいね!
ブレードとウルカヌスさんを構え、美甘さんに相対します。
……勝てるとは微塵も思えませんが見下されっぱなしは気分が悪いです。とりあえず見返すつもりで戦いましょう!
Chapter10-7
つづく - 559甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/16(日) 00:33:50
(ネルパイセンはつよいおかた)
- 560二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 02:52:02
どうなんだろうな
仮に洗脳するタイプの個体がいるとしたら
エイリが回収したロボよりさらに隠密性能は少なくとも高そう
洗脳タイプの個体がいるならどんな理由で現れるかにもよるだろうから
元から争い起きてるところには洗脳する意味はない気もするし
仮に争いが起きてない何かしらの条件を満たしたところに出現するとかならグラウンドに現れるのは通常個体だろうな
現状より多くのデータが欲しいわけだからとにかく捕まえたいのは確かではある
まあエイリが瞬殺されたとかロボが警戒して現れなかったりハレやウタハが全く分からないレベルで未知の技術を使ってる可能性もあるが - 561二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 09:14:31
ネルとエイリの戦闘はどうなるか
- 562二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 12:06:24
いい感じに殴りあい出来るといいが
狙い通りに行くかな? - 563二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 21:35:59
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- 564甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/16(日) 23:39:52
いきます!
ネル「来いよ!」
エイリdice1d5=1 (1)
1〜4.dice1d100=36 (36) +58
5.dice1d500=59 (59) /dice1d5=3 (3) +58
ネルdice1d100=25 (25) +120/2(手加減)
おびき寄せdice1d4=3 (3)
1.来ない
2.チラホラ反応が近づいてる
3.反応が違うやつが来た
4.あれ、ウタハさんテンション高くない?
- 565甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/17(月) 00:14:24
瞬間移動のように至近距離に現れた美甘さんの蹴りを咄嗟にブレードで受ける、振り払おうとした時にはもう跳びたって距離を取られていました。
ヒットアンドアウェイ、美甘さんの得意なやり方ですがスタミナの消耗なんてものは期待できない。どうにかカウンターをしないといけないから……
ネル「オラオラ攻撃の一つもしやがれよ!」
では、どうぞ!
美甘さんが蹴りを入れる寸前に脚を尻尾で巻取り叩きつける。
勢いをつけた地面への衝突ならダメージを受けると思ったけど尻尾を長く伸ばしすぎたのか銃撃の反動で殺せる程度の勢いしかなく普通に手で受け身を取られた。
ネル「手加減はこっちがするんだぞ、てめぇがしてどうすんだ!」
そんなつもりは、毛ほどもないんですけど!
ネル「ならもっと必死になりやがれ!」
ウタハ「うん、ネルに引っ張られてるのか近づいてきてる……ん?この反応は……」
エイリdice1d5=1 (1)
1.dice1d100=17 (17) +58
2〜5.dice1d1000=371 (371) /dice1d10=2 (2) +58
ネルdice1d100=13 (13) +120/2
誘き寄せdice1d4=3 (3)
1.大きい反応が現れた
2.変なのが現れた
3.あれは……飛行船!?
4.「こんにちは」
- 566甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/17(月) 01:06:53
くぅっ、振るうブレードは全く当たらずSMGの銃弾は刺さりダメージそのものはないものの軽い衝撃が勢いを削ぐ。
ネル「こん、っにゃろ!」
ふぐっ…!
おおよそ人間の動きには見えませんが一跳びで銃撃戦の距離から蹴りが届く距離になって鋭い蹴りが頭部に突き刺さる。
大きく弾かれたのをジェフティさんの姿勢制御でなんとか整えて反撃に移ろうとしたところで白石さんの声が響きました。
ウタハ「2人とも、上だ!」
上?
ネル「なんだありゃ……」
咄嗟に戦う手を止めて上を見ると、空にはいつも飛んでいる飛行機や飛行船のようなものではなく言うなれば……空中戦艦。
ステルスを解除したのか突然現れたそれは下の扉を開き、ロボットたちが帰るように吸い込まれていく。
……これは、好機では?
美甘さん、乗ってください!
ネル「おし!」
ウタハ「乗り込むつもりかい!?」
ネル「あんなのに暴れられたらミレニアムだからかキヴォトスがどうなるかだ!いけチビ!」
出撃します!
ウタハ「くっ、先生!セミナーに急ごう、管制ならあそこでやるのがいい!」
"わかった。たのんだよエイリ、ネル!"
先生と白石さんを送り出され美甘さんを背に吸い込み続けるハッチに突っ込みます。
何がどういう目的かはわかりませんが、ミレニアムをこれ以上荒らさせはしません。その気持ちだけは間違いないものでした。
Chapter10-7
UNKNOWN:Appearance
おわり - 567甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/17(月) 01:13:43
(方舟前座)
- 568二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 03:15:56
空中戦艦に二人で乗り込んでどうなるのか
- 569二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 08:22:14
これは色彩\(^o^)/オワタですね
- 570二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 15:04:17
とりあえず誘き寄せには成功したか
空中戦艦を無事制圧出来るといいが - 571二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 19:53:35
このレスは削除されています
- 572二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 19:54:12
この経験を理由に方舟にエイリも乗り込むことになるとかはありそう
- 573甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/17(月) 23:29:37
吸い込まれて空中戦艦に突入。光に向かって突き進んで抜けた先はdice1d4=2 (2)
1.わかりやすく格納庫といったところ、無造作にあのロボットが積まれていました。
2.何もない無機質な部屋、窓の外では吸い込まれたと思われるロボットがレールで運ばれていきます
3.まるで機械なんてものも見当たらない森の中でした、レーダーにも吸い込まれたはずのロボットたちが見えない…?
4.ここは、ミレニアム?そんなビルだらけの街並みが広がっています。
ネル「乗り込んだはいいが……とりあえずこの船を落とせばいいのか?」
どうでしょう……流石に真っ逆さまだとミレニアムの被害も大変なことになりかねません。できれば拿捕したいですけど
ネル「言葉もわかんねー連中の船を動かせるとは思えないけどな」
それは……まぁ、はい。
潜入は成功した、と言うことでまずは先生、あるいは白石さんに連絡を取ります。
白石さんならジェフティさんの位置がわかるはずですし……
ウタハ『エイリ!無事かい!?』
白石さん!はい、無事突入できました
ネル「おい、あたしは無視かよ」
ウタハ『信頼の証と思ってほしいな。ネル、君なら余裕だろう?』
ネル「チッ」
ウタハ『ジェフティを中継してレーダー範囲の解析を行う、少し待って欲しい』
解析率dice1d130=96 (96) -30(妨害)
- 574甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/18(火) 00:30:41
ウタハ『……ヨシ!ある程度は見えた!ガイドを送るよ』
ネル「うし、行くか」
『"今は2人だけが頼りだ、無理はしないでね"』
ネル「誰にもの言ってんだよ」
美甘さんと共に扉を突き破り何の装飾もない通路を飛びます、妨害らしい妨害はないものの横目に見えるロボットが何か物悲しく見え……
ネル「んあ?どうしたチビ?」
……
ネル「んん…?なんだこれ!?」
はっとして美甘さんの声に振り向く。いつのまにか足が止まっていてレーンに運ばれる「それ」に目を奪われていました。
大きく肥大した頭部に爬虫類のような骨格、鋭い尻尾。
関節部や全体の白い色のように差異はあるものの、それはまさしく【わたしたち/ALIEN】そのものでした。
ショックdice1d100=64 (64)
- 575甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/18(火) 00:56:23
ネル「なんだこりゃ……トカゲ?」
わた、わたしが……?
運ばれるわたしたちの横にはわたしの姿もありました。
どうして?何故?頭が回らない。
ネル「あのロボだけじゃなくトカゲまで作ってんのかここは?おいチビ、早くいくぞ!おーい!」
っは、はい……
過呼吸となっているのを自分でも感じている。
わたしが、わたしたちが作られている?じゃあわたしは?わたしたちはなんだったの?
必死に流される【わたし】たちから目を逸らして美甘さんについていく。
急いで壊さないと、わたしが、わたしたちですら無くなりかねない。
ネル「……ウタハからきた道はあっちだな。行くぞ」
はい…!
ブレードを構え直し、飛ぶ姿勢になったところで美甘さんが背に跨る。扉だとか壁だとか関係ありません、目的地まで、直進する!
Chapter10-8
ALIEN:Machine?
おわり - 576甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/18(火) 00:58:31
(だいたいラインは定まってきた、かも?)
- 577二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 01:47:48
これはどうなんだろうな
仮にALIENも作ってるとしてなんで作ってるかも分からないし
まだ謎だらけなんだよな
洗脳の原因はなんなのかとか
この戦艦がミレニアム生を何かしらで洗脳してたなら少なくともアビドスからミレニアムまでをカバーできるほど広範囲に洗脳できるのか
ミレニアム地域、アビドス地域って感じで地域ごとに戦艦が配置されているのか
どちらにせよきつい事態になりそうではある
前者なら広範囲に洗脳できるわけだから相当すごい技術持ってそうだし
後者なら被害出てる学校把握して全て撃墜なきゃいけないわけだし
なんで洗脳されてる人とされてない人がいるかも分からないからな - 578二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 10:07:34
この戦艦が敵の本拠である保証はないからな
戦艦が複数あって本拠にしている戦艦以外で回収や洗脳などをしている可能性は充分ある
何せ敵の正体も数も目的も使ってる言語も何も分かってない未知の敵なんだから
実際どれぐらいいるかとかを知るには戦艦から情報引き抜いてから言語を正確に把握してその上で解析するしかないけど乗り込んだ二人が情報回収する余裕はないだろうし
この空中戦艦を制圧して回収してミレニアムで調べてたとしても全て解析する相当な時間がかかるのは間違いないからしばらくは厳戒態勢だろうな - 579二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 12:34:38
未知の言語が使われてるから仮に制圧したとしてもその後着陸させるやり方が分からないという事態になる可能性はありそう
空中戦艦の操縦なんか二人ともやったことないだろうからな
やり方書いてある本があっても未知の言語が使われているだろうから読めないだろうし
よくわからないスイッチとかもあるだろうから迂闊に触れない - 580二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 21:19:02
まあまず二人で制圧出来るかだな
制圧出来なくてなんとか脱出する方向になるかもしれないし - 581甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/18(火) 23:36:47
白い通路を2人で進む。
レーダーで大まかな地形はわかったもののどこに何があるかはわからないままわたしたちは巨大戦艦内を奔走します。
dice1d4=1 (1)
1.大量に現れるオートマタ
2.1+あれ、どこかで見たことあるような顔……
3.2+それどころかあれゲーム開発部では?
4.誰もいないので本当にあっちこっち動き回る
- 582甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/19(水) 00:10:45
ネル「くそっ、こんだけ狭いのにうじゃうじゃきやがる!」
狭い、いや狭くはない。ミレニアム本校舎の廊下ぐらいはありますがそれが狭くみえるレベルでわらわらとオートマタがわたしたちの行手を阻みます。
一体一体は(美甘さん基準で)強くはないものの本当に無限かと思うほどに壁となるオートマタたちに2人して辟易としました。
どうします?わたし1人で突っ切ったとしても……
ネル「分断されるだけか……あたしはいいがチビを単独にさせるのも良くないな」
ウタハ『こんな物量、どこから……』
『"ネルがエイリにしがみついて突っ切るとか"』
ネル「チビが止まった瞬間押し潰されるぞ……いけるか?」
いけますとも
美甘さんに背中に飛び乗られ、ブレードを構えて突撃します。
オートマタを弾き飛ばしながら、レーダーに映る適当な部屋へと向かいました。
dice1d4=1 (1)
1.書庫?
2.謎機械室?
3.生成室?
4.コントロールルーム?
- 583甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/19(水) 00:28:40
飛び込んだ一室はdice1d4=3 (3) が多数収められている…なんでしょう、資料室とかでしょうか?
1.本
2.石板ならぬ鉄板
3.タブレット
4.なにこの、なに?
美甘さんが適当な一つを手に取りますがすぐにこちらに投げ渡されました。
それには文字……文字?かどうかもわからない線の羅列が刻まれています。
解析してるらしい小勾さんなら何かわかるでしょうか?
ウタハ『とりあえずわかることがある。何かしらの知的生命体が存在し、ミレニアム……あるいはキヴォトスに侵攻しようとしてる』
……とりあえず一通り見てみます、データを共有して何かわかれば
ウタハ『ハレには頑張ってもらおう』
暫く、わたしたちは板を並べては刻まれた内容を撮影し白石さんへ送り続けました。
見覚えdice1d100=71 (71) (70以上で何となく読める気がする)
Chapter10-9
Document:enigma
おわり
- 584甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/19(水) 00:29:40
(謎言語を理解してしまいエイリはSANチェックです(嘘))
(いつのまにかオリジナルストーリーがメインストーリーみたいな規模になってる) - 585二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 03:14:04
言語を理解したのはでかいだろうな
これでエイリも資料を調べられるし
ただ相当な資料があるからエイリとハレがどんな資料を重点的に調べるんだろうか
とりあえず全部の資料の内容を共有した上で優先順位つけて順番に調べる感じになりそうだけど
空中戦艦に備わってる技術とかの資料や戦艦を作った知的生命体の歴史資料、侵攻計画関連の資料に宇宙の地図や具体的な他の惑星のデータ、船内の具体的なデータやオートマタの特徴など色々ありそうだし
まあ順番決めるだけで最終的には全ての資料を調べそうだけど
完全に未知なデータなわけだし - 586二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 09:02:24
タブレットの量は相当たくさんありそうだし共有するのも一苦労だろうな
- 587二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 14:16:22
資料室ではどんな情報が得られるかな
- 588二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 23:11:17
このレスは削除されています
- 589甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/19(水) 23:14:22
……これ、は
ネル「ん?」
不思議な既視感がありました。
先生も持っているようなタブレット端末の一つを取り出してみると、自然に起動手段が頭に入ってきてくるような感覚を受けて電源を入れます。
開かれた画面にはキヴォトスでも使われないような言語…多分言語が刻まれています。
ネル「読めねぇ」
……dice1d4=1 (1)
1.模倣生命体アバター
2.1+、そして機械兵器プレデター
3.模倣生命体モーフ
4.3+、その試作体ゼノ
ネル「読めんのか!?」
『"……"』
ウタハ『エイリ、君は……』
何故かはわかりません……でも、読めます。
- 590甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/19(水) 23:52:41
ネル「アバター?」
ウタハ『言葉だけを見れば化身という意味だけど……模倣生命体、か』
模倣生命体アバター。未知の生命体のサンプルを回収する際に使用。迷彩能力により確実に回収が可能
流体金属によりあらゆる環境にて活動可能。
擬態中は擬態先に限りなく近い性質を保つため破壊に注意。
ネル「なんか弱点とかないのか?」
弱点、ですか?えーと……dice1d4=4 (4)
1.ない、ですね……
2.擬態前は熱に弱い、らしいです
3.迷彩で隠れないとスライム状ですごく目立つ、とか
4.特定の音波で操作できるらしいです
ネル「どうしろってんだよ」
他にもあるかもしれませんが…?
ウタハ『おそらくはここは資料室の類だろうね。エイリが文字の解読ができる現状情報という宝の山だと思うよ?』
ネル「クッソ、あたしは暇だっつのに……」
ウタハ『よし、次を見てみよう』
は、はい。
白石さんに促されるまま、別のタブレットを手に取ります。保管されているデータ名は…dice1d4=2 (2)
1.大戦艦マザー
2.調査記録
3.模倣生命体モーフ
4.3+、その試作体ゼノ
- 591甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/20(木) 00:10:11
ウタハ『調査記録…キヴォトスの調査かな?』
恐らくは。擬態不可能、再現不可能、回収可能、駆除困難……色々書いてあります
ウタハ『先ほどの模倣生命体とやらで擬態および再現不可で回収できて駆除はできなくはないが困難……何のことか、あまり考えたくはないね』
……
一通り見て回ろうとしますが、流石に量が量ですし、一旦詰め込めるだけジェフティさんのスロットに格納しておきましょう。
だいたいdice1d100=6 (6) 枚ぐらいは入るでしょうか。
そんなことをしている間に美甘さんから「おい」と声がかかります。
なにかと振り向いたら指を人差し指で押さえる所謂「静かに」のポーズをします。
何か来ているのかとレーダーを確認すると部屋の外に大量のオートマタが集まっているのがわかりました。これのことをいいたかったのでしょうか?
美甘さんに手招きされ小声で「これ以上ここには居られないな、次行くぞ」と促されます。
後ろ髪引かれる思い出はありますがブレードを構え、美甘さんを乗せて扉を突き破り飛び出します。
驚いた様子もなく銃撃の雨を浴びせます。
美甘さんがなんとか怪我しないでほしいと思いながら、次何か安全そうな地帯がないか探すのを白石さんに任せつつオートマタと金属色の液体の壁を突っ切って行きました。
Chapter10-10
Avatar:morph
おわり
- 592甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/20(木) 00:10:44
(今更だけど生徒がエイリネルウタハしかでないからかブルアカ感が消え失せてない…?)
- 593二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 01:21:00
ここでエイリが得た情報が何か役にたつといいが
空中戦艦を上手く制圧した上で戦艦を回収出来たらミレニアムとしては間違いなく大きいだろうな
様々な資料や高度なステルス付きの空中戦艦を鹵獲できたなら技術の発展とかミレニアムの戦力強化に繋がりそう
まあ戦艦に関しては墜落させちゃったらミレニアムに被害出ちゃうからなんとか無事着陸させないとまずいしなんか手があるといいが
エイリが言語理解したことはでかそうではある - 594二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 09:44:56
ガチで侵略しようとしてるんだなってのが調査記録から伝わる
- 595二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 12:11:14
これもう大丈夫って確証得るのには時間がかかりそうだな
高度なステルスを持つ空中戦艦がある以上他校付近にもにも空中戦艦がいない保証はないし
キヴォトスの調査記録もあるわけだから明らかに計画的にやってるわけだし具体的な計画や規模が分からないと警戒解くのには時間かかるだろうな
リオ会長もこの件が解決するまでは動けないだろうから
キヴォトス侵攻企てる未知の敵が今侵攻してきてるという時にアリスの件にリソース割く余裕はないだろうし - 596二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 16:17:50
次に辿り着く部屋はどんな部屋なんだろうか
研究室などの色々な部屋がありそうではある
相当この空中戦艦はデカそうだし - 597甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/20(木) 23:04:56
ネル「……おかしいな」
おかしい、とは!?
オートマタの壁を突き破る中、美甘さんが一人呟きました。
わたし的には突き破るのにも一苦労なのでやや荒げたような声で聞くと、答える前に途端にオートマタの壁が終わりわたしたちの体が投げ出されるように転がりました。
びっくりした……
ネル「なんだ?襲ってこないのか?」
壁となっていたオートマタたちは何故か近づこうとせず、一定のラインで壁のように集まっています。
このあたりに入らないようにプログラムされているのでしょうか?
ネル「単純な機械でよかった。そんでもってそんな大事な区画ってわけだなここは」
一本道というわけではなかったですがあのオートマタたちで進むにも一つしかありませんね……ところで美甘さん、先ほど言ってたおかしいとは?
ネル「あ?あー……資料があるってことは見るやつと書くやつが必要だろ?その割にはあのオートマタしかいねぇな……ってな」
模倣生物アバター、がいるかもしれませんよ?
ネル「いたらぶっとばせばいいだろ」
意気揚々と1番近くの部屋に入って行きました。せめて何の部屋か確認とか……読めるのわたしだけでしたね、美甘さんが入った部屋の横にはdice1d4=1 (1) と書かれていました。
1.培養室
2.生物保管室
3.研究室
4.機関室
- 598二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 23:13:17
何を培養してるんだろう
植物や培養肉とかなのかな - 599甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/21(金) 00:00:38
ネル「なんだ、これ……」
美甘さん……!?
わたしだけではなく、美甘さんもそれを見て言葉を失いました。
並んだカプセルには、犬の市民さんや、鳥の市民さん……それに生徒のような人が浮かんでいました。
部屋に書かれていた培養。
資料室のタブレットにあった「模倣」。頭の中で急激に嫌な予想が組み立てられていくのが感じられました。
ウタハ『何があった!?』
……ここは、培養室です。目の前のカプセルで、生徒と思われる人や市民さんたちらしき方々が浮かんでます
ウタハ『培養……まさか、クローニングか!?』
ネル「おいチビ、なんか画面あんぞ解読してくれ」
は、はい!
傍にある端末を起動すると、資料室のタブレットと同じように調査結果と思われる文書が表示されました。
検体01。異常な耐久性を持つ、雌のみ、動作および頭部の模様発現に失敗
検体02。異常な耐久性を持つ、雌雄が存在、小型の類似生物あり
検体03。異常な耐久性を持つ、雌雄が存在、小型の類似生物あり
検体01が、生徒……とするなら、この人は……
ウタハ『誰かのクローンか……』
ネル「これ生きてんのか?」
休眠、冬眠に近い形で生きてはいる、と言えるかも知れません
ただ、クローンによる兵隊なんてものがあり得るならば……キヴォトスの人にとって最悪の盾に使える。 - 600甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/21(金) 00:21:04
ウタハ『不幸中の幸いだが、それらのクローン……特に生徒型は動作しなかったとあったね。最善を期すならば破壊するべきかも知れないが……』
それって、この人たちを殺すってことなんじゃ
ネル「……」
ウタハ『……だから、私はこのまま移動することを提案するよ。殺生なんて、やるもんじゃない』
俯く美甘さんに明らかに声色が沈む白石さん。
……何を悩んでいるんだか。
ネル「いくぞ、チビ。ここに用はねぇ」
は、はい!
ウタハ『ある程度彼等のやったことについては情報が得られた。ただ一つ問題があるね』
ネル「オートマタ以外の乗員の姿が一つもない。資料とか置いてあるなら書いたやつがあるはずだろ?」
ウタハ『エイリ、ジェフティのレーダーに生体反応はあるかい?』
え?ええと……dice1d4=2 (2)
1.ちらほらと、戦艦中にまばらに存在します
2.一ヶ所たくさん集まってる場所がありました
3.数個しか存在しません、片手ほどの人数でこんな戦艦を?
4.ありません、この戦艦にわたしたち以外の生体反応はありません!
ネル「これでも船なんだろ、艦橋か機関室かどっちかを押さえるぞ、そうすればこの船を降ろすこともできるはずだ」
ウタハ『近いのはdice1d2=1 (1) だね、向かってくれ』
1.艦橋 2.機関室
わかりました。
培養室を後にして、もう乗られる必要もなかったので並んで廊下を駆けます。
美甘さんの表情には焦り、あるいは悩むような考えが浮かんでいました。美甘さんでもそんな顔するんだ……とは言いませんでしたが。
わたしたちはまぁ当然……あれ?わたしって、こんな考え、してたっけ?
Chapter10-11
Creature:Existence
おわり
- 601甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/21(金) 00:21:48
(流石にブルアカ成分が薄くなりすぎたので巻いていこう……)
- 602二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 08:35:06
おつおつ
- 603二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 14:05:00
無事制圧出来るかな
- 604甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/21(金) 23:13:09
(すみません、仕事が長引いて今日ありません…)
- 605二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 03:07:45
二人とも無事に艦橋を制圧出来るといいな
- 606二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 12:17:18
保守
- 607二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:31:36
気楽にいこう
- 608甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/22(土) 22:05:50
ウタハ『2人とも、この先が艦橋だと思われる。用意はいいか?』
目の前には巨大な扉が。いやわたしたちが小さいだけかもしれませんが。
生体反応はこのさきに固まっています、というかこの先意外にいない……ようです。
ネル「とりあえず全員ぶちのめすか?」
ウタハ『それで制御が効かなくて落ちたりしたらどうするんだい。1番階級の高そうなものを狙うんだ』
言語が通じない可能性が高いですがどうします?
ネル「1番偉い奴がやられたらそいつらも降伏済んだろ?」
ウタハ『エイリが翻訳できることを祈ろう』
ネル「っし……321でぶっとばせ、あとは何とかする」
わかりました。3,2,1,突撃!!
拳を握り締め扉を思い切り殴って突き破ります、同時に美甘さんが飛び出し銃弾をばら撒きました。
部屋にいたdice1d4=1 (1) たちは反撃の隙も見出せず次々と美甘さんに倒されていきます。
1.生徒のように見えますが、ヘイローがない人
2.人型の……のように見える棒?
3.トカゲの様な二足歩行の謎生物
4.見た目ロボットですが生体反応がある人
言葉dice1d3=3 (3)
1.通じる
2.エイリだけ通じる
3.通じない
4.通じない
- 609甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/22(土) 23:38:50
<繧ュ繝エ繧ゥ繝医せ縺ョ莠コ髢薙□!
<縺薙%縺セ縺ァ萓オ謾サ縺励※縺阪縺ョ縺?
<謐慕佐縺励m!繧オ繝ウ繝励Ν縺?!
ネル「何言ってんだかわかんねぇんだよ!!」
<驥手岼縺吶℃繧具シ
次々に銃撃が浴びせられていますが、全く怯む気配がありません。
ただ反撃もされない。
美甘さんも奇妙に思い戻ってきました。
ネル「何なんだこいつら、人間なのか?」
多分、違うと思います。
ただ……これらが住人なのではないかと思います。
<繧ュ繝エ繧ゥ繝医せ縺ョ莠コ髢薙h
ネル「な、なんだ?」
話しかけられてる、のでしょうか?
<騾壹§縺ェ縺??縺銀?ヲ窶ヲ縺ェ繧峨%繧後↑繧峨←縺?□?
リーダーっぽい?人?からタブレットを渡されると、そこには資料室にあったタブレットと同じ言語で『この文字が読めるか?』と書かれていました。
美甘さんは頭を捻っていましたが。 - 610甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/23(日) 00:53:48
読めます、という意思表示で頷くと顔色を変えないままその人?は両手をあげて喜ぶような素振りを見せました。
<縺翫♀縲∬ィ?闡峨′繧上°繧九?縺?
<雉「縺?函迚ゥ縺ェ縺ョ縺九b?
ネル「なんか馬鹿にされてないか?」
ど、どうなんでしょう……
<『我々はdice1d3=3 (3) だ、お前たちはこの場所の住人だな?』
1.モーフ
2.エイリアン
3.クイーン
そう名乗る人?たちは片手に文字が表示されるタブレット片手に握手を求めてきます。
とりあえず握り返し握手したのち、改めて彼女達はタブレットを構えました。
- 611甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/23(日) 01:56:04
え、えーと……あなたたちの目的は何なのですか?
ネル「通じるのか?」
わかりませんが……
<『我々の目的を聞きたいのか?』
あ、通じてますよ!
ネル「なんかあっさりだな」
思わず同意しかけましたが、何かと不安要素もあります。なにより争わせてサンプルをとり、再現……まるで養殖でもするのかのような行動……あまり穏やかな目的とは思えませんでした。
<『我々の目的はこの地のdice1d4=4 (4) だ』
1.資源の回収
2.開拓
3.浄化
4.制圧
……はい?
思わず、聞き返してしまいました。
Chapter10-12
QUEEN:Invader
おわり
- 612甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/23(日) 01:57:21
(敵が定ったらだいたいエイリのなんやかんやも決めて謎を消化できるかなぁ?そもそもこの後パヴァーヌ2章あるんだけど)
- 613二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 02:33:20
まあ浄化よりはマシだけどそれでも大分まずいな
最悪キヴォトス対クイーン全面戦争編になりかねない
説得するにしても何故制圧しようとしたのかを聞かないことには難しいだろうし
パヴァーヌ2章に突入するのは相当後になりそうなんだよな
今回の件はクイーンの目的が制圧である以上キヴォトスの危機に発展する可能性が高くなったから主要校や場合によってはゲマトリアとかも参加した上での合同会議とかになるだろうし
仮になんとか撤退させても一度来た以上二度目がない保証はないから二度目があった時の対応を決めるためにも会議はやりそうなんだよな
その時は船に乗り込んだネルとエイリは詳しい説明も兼ねて会議に参加するだろうから
後ミレニアムが大分被害あるから流石にしばらくはリオ会長も復興の方の指示とか出さなきゃいけないし - 614二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 03:26:34
クイーン問題が解決しない限りはリオ会長はアリス確保に移る気はなさそう
ヒマリがまずはクイーンをなんとかするべきと言ったらそれに同意するだろうし
キヴォトスを滅ぼすかもしれない人物とキヴォトスを制圧する目的を明言した組織なら後者を優先するだろうからな
クイーン問題が解決しないうちは貴重な人材であるヒマリを監禁するわけにもいかないだろうし
クイーン問題を解決して後処理とかを終えた後改めてって色々やる感じになりそう - 615二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 11:48:48
制圧か…
- 616二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 17:29:57
まあ出来るだけ穏便に済ませたいところではあるな
仮に空中戦艦を撃墜しても他に仲間がいるならこっちにきて撃ち合いに発展する可能性もあるし - 617甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/23(日) 23:56:16
制圧……キヴォトスを!?
ネル「ハァ!?」
ウタハ「正気か……?!」
<『驚いているようだね、いつも戦っているこの地の人間からしたら日常じゃないのかな?』
クイーン・リーダー(仮)の持つタブレットには本気で疑問に思っているように書かれていて、わたしの翻訳を通じて美甘さんは銃を向け白石さんも閉口します。
銃を向けられてもリーダーは表情一つ変えません。もしかして、ないとか?
ネル「日常っちゃ日常だがよ、得体の知れないテメェらに大人しく黙らせられるほど人間ってのはお利口さんじゃねぇんだ!」
<『知っているよ。この地の人間は幼く野蛮で愚かだ、よく文明が維持できていると感心するほどに』
ネル「誰がチビだテメェ!!!!」
言ってません美甘さん
<『アバター達が見つかったのは意外だった。だがそれは少数派みたいだね、多数派は増幅されるがまま争い続けている。いずれ勝手に滅びそうだ』
ヘルメット団をはじめ色んなところで暴れさせてるのはクイーンなんですか!?制圧って、なんでそんなことを!?
<『広い土地、豊富な資源はいいけど…原住民がね。文化が途絶えない程度に間引く必要があるよね』
ネル「てめぇ!!!」
<『だが同業がいたのは想定外だった。今回は挨拶だからね、また会おう。』霆「遘サ縺輔○縺ヲ縺ゅ£縺ヲ
リーダーが周りに声をかけた瞬間目の前が真っ暗になります。その直後視界が開けると真っ青な空と下にはミレニアムの市街が広がって……空中!?
ネル「なんじゃこりゃあああ!?」
美甘さん!
咄嗟に近くにいた美甘さんの手を取り背中に乗せます。百数十Mほどの空中に突然投げ出されたことになります。周囲にあの戦艦の反応は、ありません。
ウタハ『エイリ、ネル!無事か!?』
白石さん!
『"急に2人の反応が消えたんだ、何があったんだい?"』
……今から帰還します。そこでお話しします。 - 618甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/24(月) 00:46:07
ミレニアムタワー最上階セミナールーム。
謎の戦艦に突入していたわたしと美甘さん、管制していた白石さんと一緒にいた先生、そしてセミナーとしてユウカ先輩とノア先輩が集まりました。
ユウカ「話は聞いたわ。とんでもないことになったわね……」
ウタハ「ああ。クイーンと名乗る謎の集団、目的はキヴォトスの制圧と言っていたね」
ネル「あんな戦艦一つでできると思ってんのかね……」
ウタハ「一隻だけとは流石に思えないけどステルスのせいでいくつあるのかわからないのが問題だね」
ネル「そうだ、リオとヒマリはどうした?あいつら引っ張り出す案件だろこれ」
ユウカ「それが、dice1d4=2 (2) なのよ」
1.どちらも連絡ついて移動中
2.連絡がついたけど色々あってこれない
3.dice1d2=2 (2) (リオヒマ)が連絡つかない
4.どちらも連絡がつかない
ネル「結局何も解決してねぇのによ……」
全員が言葉を失います。
単体ならば(美甘さんで)どうにでもなりそうですが、消えて隠れて生徒を暴れさせているとなると対応で美甘さんだけでは手が足りなくなります。
- 619甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/24(月) 01:19:45
ユウカ「言葉が分からず文字をエイリが解読できるだけだから交渉もできたもんじゃないし……」
ウタハ「エイリ、何故クイーンの文字が読めるのかの理由はわかるかい?」
いえ……わたしたちもあんな文字は見たことない、はずです
ユウカ「とにかくエンジニア部はクイーンのステルスを看破する方法を、エイリは回収したデータをヴェリタスに共有してあげて。そのあとはアビドスに戻った方がいいわ、ホシノ委員長に情報共有お願い。先生はシャーレでミレニアム・アビドス以外でもクイーンによる凶暴化が起きてないから確認をお願いします」
ユウカ先輩の指示を受け、皆さんそれぞれ動き出しました。
わたしもヴェリタスに合流しようとしたところでユウカ先輩に呼び止められます。
ユウカ「エイリ、多分このクイーンの問題はエイリが鍵になると思うの。エイリだけが読めたことといいね」
いえ、これで皆さんのお役に立てると思えばですよ。
ユウカ「……無理はしないで。あなたのいつか帰る場所はここなんだから」
…はい!
ユウカ先輩に送り出され、ヴェリタスに向かいます。
わたしが帰る場所、かぁ。それを意識すると何だか嬉しくなります。誰だって居場所は欲しいですからね。
何故わたしたちだけクイーンの文字が読めるのか。クイーンリーダーの言っていた同業という言葉。わたしたちが関係しているのは自明でした。
解明し、解決。ミレニアムらしいやり方でクイーンと戦いましょう。
Chapter10-13
Mystery:Human
おわり - 620二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 08:42:23
うわーを
- 621二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 11:58:14
もう明らかに敵の規模がやばいなこれ
先生がシャーレの権限フル活用して緊急会議開くレベルかもしれない - 622◆PpuNVmvyfA24/06/24(月) 16:21:48
(セルフ保守ついでに現状判明してる点をまとめてみる)
1.アビドス及びミレニアムで生徒の凶暴化が発生、戦闘力は別に上がらないが気絶するまで戦闘を続ける
2.凶暴化した生徒の近くに光学迷彩で隠れたロボットが存在している
3.突如巨大飛行戦艦がミレニアム上空に出現
4.戦艦内では未知の言語が使われており、現状読めるのはエイリのみ
5.戦艦内のデータでは生徒の再現・擬態には失敗、駆除は困難だったらしい
6.戦艦内で生徒、犬市民、鳥市民のクローンと思われる何かを発見
7.戦艦は生徒っぽいがヘイローがない生物が動かしていた、自分たちをクイーンと名乗った
8.クイーンの目的はキヴォトスの制圧。広さと資源はいいがどいつもこいつも野蛮なので文化が消えない程度に間引くつもり
9.クイーンのリーダーと思われる個体はエイリを同業と呼んだ
10.クイーンの総戦力は不明、凶暴化にも関わっていることを仄めかしているもの全容は不明
結論:クイーンが全部悪そうだけど何をどこまで殴り飛ばせばいいのかわかんないしまず見つけるところから - 623二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 21:18:39
このレスは削除されています
- 624二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 21:19:08
明らかにミレニアムだけで対応は難しそうだな
敵の規模が分からないし
ゲマトリアが全面協力してくれるのがこの状況ではでかい
なんとか策を思いつくといいが - 625甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/24(月) 23:13:01
一度会議が終わり、ヴェリタスを訪れました。
小勾さんに戦艦から回収した6枚のタブレットを渡しました。
解析のために翻訳表を作るためにわたしが情報と合わせて文字表を作ります。
翻訳表作成進捗dice1d100=95 (95)
ハレ「助かるよ」
いえ、読めるのがわたしだけというのが問題なのは間違いありませんし……それに、文字だけで音声の方はわかりませんから
ハレ「不思議だよね、全く知らない文字なのに読めてかつ同じ言語の発音はわからないって」
……
ハレ「責めてるわけじゃないよこうして読めるようにしてくれてるだけで大助かりだし文字の意味がわかればオートマタの解析も進められるからね」
- 626甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/24(月) 23:43:45
ハレ「うん…いい感じ。これでとりあえず文字と資料にある単語は読めるはず」
お役に立ててよかったです
ハレ「しかし早いね、まだdice1d5=5 (5) 時間しか経ってないのに」
こういうのって対応する部分を割り当てるだけなので。
ハレ「やるじゃん」
早速使ってタブレットの一つを小勾さんに読んでもらいましょう。
えーと、文書のタイトルは【dice1d4=2 (2) 】
1.キヴォトスの文化
2.キヴォトスの生物
3.人口削減・保護計画書
4.セイトと言う生物の謎
- 627甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/25(火) 00:26:48
ハレ「この地、キヴォトス…の、生き物。人…形の固形…体。牝のみ。異常、外的、ダメージ、抵抗。物理、駆除、困難……と」
読めてます!
ハレ「うん、これなら翻訳表にある分なら何とかなりそう。ユウカに送って私はオートマタの解析に入ろうかな」
大丈夫ですか?
小勾さんはぐぐぐっと伸びをした直後、積まれている中から一般のエナジードリンクを取り出し一気に飲み干しました。
もうdice1d12=4 (4) +1本目ですが……これで動いてると豪語する小勾さんにわたしは何も言えませんでした。
ハレ「エイリはこれからどうするの?」
アビドスに戻ります。数日空けてますし……コユキちゃんもいい加減解放されると思いますし
ハレ「アビドスも同じこと起きてるんだっけ……生徒七人で暴走なんてしたら洒落にならないし」
はい、なのでいるはずのオートマタを破壊すれば一旦収まるはずです。それからはアビドスの方に話してみます
ハレ「そっか。がんばれエイリ」
はい!
ふわりと撫でられて目を細めてしまいます。
一礼して、アビドスに戻る準備をします。小鳥遊さんたち、無事だといいのですが……
Chapter10-14
QUEENS:Translation
おわり
- 628甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/25(火) 00:28:00
(なおコユキ)
dice1d4=1 (1)
1,2.一旦落ち着いたので解放、アビドスへ
3.まだ予断を許さない、オートマタの解析に付き合わされることに
4.逃げ出した
- 629二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 09:59:42
アビドスは無事だといいが
- 630二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 12:14:00
クイーンに対してどう対応していくのかな
他校に被害はあるんだろうか
どこかは被害が出てもおかしくないが - 631二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:01:55
被害が拡大する前にクイーン止めないと復興作業にかかる時間が長くなるからパヴァーヌ2章に突入するのが相当後になる可能性はある
現段階でも被害は相当出てそうだし
この件きっかけに宇宙からの侵略者対策もしなきゃいけなくなるだろうから - 632甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/25(火) 23:02:45
最近やっと見慣れてきたアビドスの広大な砂漠。
コユキちゃんを乗せて帰ってきたわたしたちですが、行く時は隙あらば誰かしら戦うゲヘナ状態だったのに静かです。人1人いない枯れ果てた砂漠のようでした。
コユキ「もしかして皆さんが狩り尽くしたとか」
あり得るのがやだなぁ
流石にあの人たちに襲われたら大変だなぁなんて思いながらアビドス高校校舎に向かうと、dice1d4=1 (1) に迎えられました。ぱっと見何かおかしい点はありませんが……
1.小鳥遊さん
2.十六夜さん
3.砂狼さん
4.奥空さん
- 633甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/25(火) 23:42:49
ホシノ「やーやーおかえりー。ミレニアムでなんかわかった?」
わかるにはわかりました、と思います
ホシノ「うへ?」
コユキ「えーと、色々ありましたんで部室でいいです?」
ホシノ「はいはーい」
小鳥遊さんとともに部室に行き、ミレニアムでわかったことをある程度説明しました。
謎のロボット、巨大空中戦艦、そしてクイーン。
アビドスで起きている現象。あのオートマタ、アバターが存在するならば間違いなくクイーンによるものと考えられます。
ホシノ「うへぇ〜……見えないロボットに見えない飛行船かあ」
ジェフティさんなら見つけることができます。現在ヴェリタスとエンジニア部で対抗策を探してますしシャーレが各学区で同じことが起きていないか調べています。
コユキ「思ってたよりスケールでかくなってきましたね!」
ホシノ「いやだねぇー」
アビドスの方は何かありましたか?
ホシノ「んーdice1d4=4 (4) 」
1.なんもないよーいつも通り
2.ヘルメット団とか不良が潰しあって逆に平和
3.気絶すれば大人しくなるから襲ってくる連中大体狩り尽くしたよ
4.dice1d4=4 (4) (ノノシロアヤセリ)ちゃんが凶暴化してね
- 634二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:53:18
セリカが凶暴化か
マジであちこち被害出てるな
最終編前にウトナピシュティムの本船の出番が来るかも - 635甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/26(水) 00:27:28
黒見さんが!?
ホシノ「ヘイローを壊すんじゃないかって勢いで戦い出したから大人しくはさせたよ」
コユキ「ホシノ先輩が凶暴化とかじゃなくてよかったですよ」
ホシノ「おじさん闘争心とかそういうのないタイプのおじさんだからさー」
アッハイ
その他の皆さんは今のところ凶暴化の兆候はなく交代で黒見さんの様子を見ているとか。
正気に戻っているか否かに関わらず、わたしたちも見てみるべきと判断して黒見さんの家に向かいます。
闘争心を煽るとか凶暴化させるとか。された側がどうなるのかを聞いてみたいと言う狙いがありました。
そういえばキヴォトスの人間を間引くとクイーンは言っていました。その方法がまさか……人間同士を争わせて殺し合わせる?
つまり、今ただ凶暴化してるのは前座に過ぎないのでは?一刻も早くクイーンを見つけ出さないといけない。そう考えたわたしはコユキちゃんを背負い急ぎました。
Chapter10-15
CAT:berserk
おわり - 636◆PpuNVmvyfA24/06/26(水) 00:30:51
(おまけ)
トリニティdice1d4=4 (4)
アリウスdice1d3=1 (1)
ゲヘナdice1d2=1 (1)
D.U.(ヴァルキューレ)dice1d4=1 (1)
百鬼夜行dice1d5=4 (4)
それぞれ最大値で凶暴化事案あり
- 637二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 03:40:06
セリカは今どんな感じなんだろうな
- 638二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 09:13:52
このレスは削除されています
- 639二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 12:34:07
凶暴化した生徒次第ではやばいことになるぞ
- 640二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:22:09
大変そうだな
- 641二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:45:54
山海経やレッドウィンターは無事なのかな
- 642◆PpuNVmvyfA24/06/26(水) 22:57:38
(正直に申し上げると赤冬、山海経、ハイランダーとまで広げると収拾つかないと考えノーダイスにしました……)
(ゲヘナとかは凶暴化してるけど普段が普段すぎて変わってるように見えないとか案もありましたが……)
- 643甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/26(水) 23:00:18
dice1d2=2 (2) に様子を見にいくと、ちょうど交代の時間だったからかdice1d3=1 (1) の姿がありました。
1.アビドス保健室
2.黒見さんの家
1.十六夜さん
2.砂狼さん
3.奥空さん
- 644甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/26(水) 23:10:49
ノノミ「あ、エイリちゃんにコユキちゃん!おかえりなさい⭐︎」
黒見さんの家から出てくる十六夜さんの姿が見えたので近くに着陸するともう慣れたような反応で笑顔で手を振られました。
ただいま戻りました、十六夜さん
コユキ「ただいまでーす。セリカちゃんのことホシノ先輩から聞きましたけどどうです?」
コユキちゃんの質問に十六夜さんはdice1d4=2 (2)
1.いつも通りのニコニコ顔で答えました「もう落ち着いてます⭐︎」
2.穏やかながら影のある表情で答えました「今は眠ってます。さっきまで起きてたんですよ」
3.しょぼんとした顔をしました「起きるたびに暴れそうになっちゃって…」
4.答える前に方向のような声が響きました「あぁあああああ!!」
- 645甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/27(木) 00:00:48
そうですか……
コユキ「大丈夫だったんです?」
ノノミ「はい!ホシノ先輩が受け止めて押さえ込んでガンっと♤」
コユキ「ヒェッ」
小鳥遊さんにも話したクイーンの情報を十六夜さんにも話すと「ヤバいですね⭐︎」とだけ帰ってきました。それだけ小鳥遊さんへの信頼が強いのかもしれません。当の小鳥遊さんが暴走したらどうするんでしょうか……
一応黒見さんの様子を見てみることにしました。
そっと黒見さんの部屋に入ると、黒見さんが静かに寝息を立てていました。
話は、聞けなさそうですね
コユキ「ゲーム開発部もそうでしたけど気絶させないと大人しくならないから話も聞かないの厄介ですよねー」
うーん……
コユキ「そうだ、アバターでしたっけあのロボ。いるんです?」
えっと……dice1d4=3 (3)
1〜3.見つけた。
4.いないね?
- 646甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/27(木) 00:15:44
何か薬物とかそう言う持続的な効果がない限りはアバターを破壊すれば凶暴化は治ると考えていいはず。
手当たり次第捕まえてミレニアムに送りつけてやりましょう。
コユキちゃん、セキュリティ開け期待してるからね?
コユキ「やっぱりそんな役回り!」
言語がわかってしまえばコユキちゃんキーで開けられる場所もわかる。クイーンも流石にコユキーを予想はできないでしょうし、やっていきましょう。
Chapter10-16
PANDRA:Hide
おわり - 647◆PpuNVmvyfA24/06/27(木) 00:21:58
おまけ
暴走したの誰よdice1d8=7 (7)
1.不良モブ
2.ヘルメットモブ
3.トリモブ
4.シスフの誰か
5.正実の誰か
6.自警団の誰か
7.カズサ(レイサ案件)
8.ミカ(ツルギ案件)
- 648二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 08:33:16
暴走したのはカズサかい、大丈夫かな?
- 649二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 12:11:17
カズサ対レイサになるのかな?
- 650二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 19:10:41
時間が経てば経つほど被害者は増えていくだろうな
効く人と効かない人の基準みたいなのがあるのかもしれないが - 651二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:00:42
侵略者がエイリを『同業』って呼んだのって狩人との融合が進んだエイリを現地生物に擬態している自分たちとは別の惑星から来た侵略者って判断したのかも?
いわゆる大航海(植民地)時代のイギリスとフランスの関係的な - 652二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:08:11
流石にミレニアムだけじゃ厳しいし他校の助けはいるだろうな
クイーンの戦力がどれだけいるか分からないし - 653甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/27(木) 23:45:22
アビドス校舎を中心に探し回り、見つけてはアバターを破壊してdice1d5=2 (2) 体。
機能停止した機体を公民館に運び込みます、今度ミレニアムに持っていきましょう。
公民館に戻ってきて、スマホに通知が来ました。あの戦艦に突入した関係のわたし、コユキちゃん、美甘さん、白石さん、先生、ユウカ先輩、ノア先輩のグループでの発言です。
『"シャーレで調べた限り、凶暴化が起きているのはアビドスとミレニアム、そしてトリニティだね』
ウタハ『トリニティでも起きていたか……』
『"ある生徒が凶暴化して暴れていたんだけど、自警団が抑えてdice1d4=3 (3) 』
1.制圧に成功
2.説得に成功
3.大激闘の末両者ノックアウト
4.纏めてツルギに叩きのめされた
『自警団、白羊さんでしょうか?』
『"そういえばエイリは自警団と知り合いだったね。クリスたちではないんだけども"』
ウタハ『しかしトリニティか……クイーンの目的は人間の間引き。そこから考えるならゲヘナの方だと思っていたが』
ネル『ナメてんじゃねぇの?』
ユウカ『ナメてるって……』
コユキ『でもなんとなく遊んでる感じしてません?』
『どうにでもできる、みたいな慢心はあったような…』
『"あのロボット、アバターだっけ。見つけたら回収してもらおうと思う。"』
『あ、こちらもアビドスのアバターを破壊回収したので今度持っていきます。』
ウタハ『助かるよ、何かわかればハレから連絡が行くと思う』
- 654甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/28(金) 00:27:20
うーん、これからどうしよう。
そう思った矢先、個別チャットに通知が来ました。
クイーン『【やぁ、同業】』
コユキ「なんですこれ?文字化け?」
思わず息を飲みました。コユキちゃんには読めていない、名前欄にはクイーンと書かれている。
……あの、あの時にあったクイーンだ。そうとしか考えられなかった。
……コユキちゃん、クイーンから連絡が来ました。コユキちゃんは先生たちに連絡を
コユキ「ゔぇえっ!?あ、はーい!」
『クイーンなのか?』
クイーン『【そうだよ。面白い電波があったから少し借りてね、同業がいるなんて思わなくてね】』
『同業とはどういうこと?』
クイーン『【そのままの意味だよ?君はこの地の人間じゃないよね?自分たちとも違う侵略者だと思っていたよ】』
思わず眩暈がしました。
わたしはまだ、わたしたちを受け入れられてなかったのでしょうか?昔のわたしってどんなだったっけ?思い出そうとして、何だかモヤに包まれてるみたいで。
クイーン『【同業が自分達と敵対する理由を聞いてもいいかな?】』
『……dice1d4=3 (3) 』
1.侵略する気はない
2.邪魔をされたくない
3.目立たれたら迷惑だ
4.お前たちが気に食わない
- 655甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/28(金) 01:03:04
クイーン『【酷いなぁ、アバターは隠していたのに見つけ出したのはそっちじゃないか】』
『巻き込んだのはそっちだろう』
クイーン『【知らなかったんだから仕方ないじゃないか。……同業、君は間引き範囲に入っていない。敵対する理由はないと思うんだけど?】』
『そもそも我々は侵略者ではない』
クイーン『【あぁ……そういう。まぁ無理強いはしないから気が変わったら声をかけてほしいな】』
クイーンからの反応は無くなりました。
……気になることはいくつか言っていました。わたしがどちらかといえばクイーンたちのような侵略者に近いとか、面白そうな電波を見つけたとか。
ただ、わたしたちの生きる場所を狭めようとし、脅かす存在は排除しなければならない。
わたしたちがクイーンと戦うのは、おそらく既定路線なのでしょう。あとは、わたしが何者なのか。
心配そうな顔をするコユキちゃんの頬をもちもちしながら、頭の隅っこに考えを放り投げました。
Chapter10-17
Invader:Negotiation
おわり - 656二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 11:51:48
このレスは削除されています
- 657二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 15:43:47
クイーンは今後どう動くんだろうな
- 658甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/28(金) 23:33:31
モモトークを閉じるとどっと疲れが押し寄せてきて思わずベッドに横になります。
何故かはわかる…わからないけどわかりますがクイーンはわたしに好意的です。恐らくはわたしのルーツである(らしい)わたしたちに近い存在でありキヴォトスの人間たちとは別として見られている。
わたし自身そのことに関してはdice1d100=98 (98) ほどうれしいです。
ただその目的が侵略、制圧である以上わたしとクイーンは根本から相反する存在であると思われます。
故に、わたしはクイーンを倒し最低限キヴォトスから追い払わないといけない。
そう思い返していると腹部に妙な圧迫感。腕で見えていませんでしたがコユキちゃんがわたしにのしかかっていました。
なにしてるの
コユキ「変な文字化けと普通にチャットしてて頭がおかしくなったんじゃないかと心配してたんですー」
そんなこと言うのはこの口か
コユキ「あーーー!囧」
しかし、どうするべきか。このままアバターを壊して回ってもおそらくそこまでの痛手にはならない。直接乗り込んで暴れ回るぐらいはしないといけないけど……まず見つけなければ話にもならない。
どうしようdice1d4=1 (1)
1.レーダー全開で飛び回る
2.白石さんにつよつよレーダーとか作ってもらう
3.いっそモモトークで呼び出す
4.安価↓1〜3
- 659二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 00:13:08
あかんどんどん感性が普通のキヴォトス人のそれとはかけ離れていってる
- 660甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/29(土) 00:25:28
……あの戦艦のステルスとアバターのステルスが同じ原理なら、レーダーに映るはず。
コユキ「には?」
コユキちゃん、ちょっと言ってく「よーし行きましょー!」コユキちゃん?
コユキ「逃しませんからね?もう置いて行かれるの嫌ですから」
う、うーん。流石に小鳥遊さんに話を通しましょう。また2人していなくなったら流石に怒られますしね。
とりあえずモモトークで声かけておきましょう。
『小鳥遊さん、今よろしいでしょうか?』
ホシノ『はいほい、おじさんに何かようかな?』
『凶暴化騒動の元凶である戦艦を探しに行こうと思うんです。アバター、ロボットは目視では見えなくてもレーダーに映るので戦艦も同様かと』
ホシノ『キヴォトス広いよー?それにコユキちゃん置いてくの?』
『シャーレの調査でアビドス、ミレニアム、トリニティの三点がアバターの活動圏なことがわかりました。それでも三大校二つとアビドスですが……キヴォトス全域よりはマシじゃないかと。コユキちゃんは本人の強い要望で乗せていくことになります』
ホシノ『アビドスは任せてー、と言いたいんだけど…砂漠辺りとかはあんまり行かないしそもそも見つけられないからなぁ。行くのはいいけど二つ約束してね?』
『はい?』
ホシノ『1つ、ちゃんとコユキちゃんと一緒に帰ってくること。2つ、暗くなったら帰ってくること』
『あの、約束の内容が小学生なんですけど』
ホシノ『でもエイリちゃんいなくなったりしたからなー』
ぐっ、痛いところを……
ただでさえ戦闘にはそんなに向いてないコユキちゃんを連れ回すのはあまり乗り気ではないのですが連れて行かないと言う選択肢は既になし。
約束は結ぶしかありませんでした。 - 661甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/29(土) 01:00:02
『わかりました。一日の終わりには帰ってきて寝ます』
ホシノ『うへへ、勉強もせずに外回りなんてエイリちゃんもアビドスに染まったね?』
『書類仕事が外回りに変わっただけでそんなに変わったわけでは…いや変わってはいますけど』
ホシノ『ミレニアムも大変なんだねぇ』
一応許可は取れた、のかな?
ジェフティさんの用意もして、飛行ルートを策定しておこう。
あとコユキちゃんの耐寒具……
コユキちゃん。戦艦を見つけたら直ぐに突入しないといけないから近場に下ろして「やです!」うんわかってた
うーん、わたしはともかく間引き対象になっているコユキちゃんを戦艦にまで連れていくのは憚られる。説得はまた今度しておこう……。
Chapter10-18
ALIEN:revenge
つづく - 662甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/29(土) 01:00:32
(どんどんエイリが人間じゃなくなってパヴァーヌ2章が地獄になりそう)
- 663二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 01:31:16
嬉しさ98は相当好意的に思えてそう
だけど生存を脅かすなら容赦しないってなってるから例え交友がある相手でも生き死にに関わると見るや否や排除しにかかるっていうこと……
あっ……アリス…… - 664二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 09:01:32
たいへんなことになってきたぞ
- 665二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 17:48:13
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- 666二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:06:51
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- 667◆PpuNVmvyfA24/06/30(日) 00:22:50
(話の流れが思いつかなかったのでダイスだけ振ります)
リオ何してんの?
dice1d4=2 (2)
1.アリスをどうこうしようとしてたらなんかやばいの出てきて慌てて戻ってこようとしてる
2.エリドゥ完成を急いでる
3.トキ派遣
4.アバンギャルドくん派遣
ヒマリ何してんの?dice1d4=3 (3)
1.デカグラ調査に砂漠に行ってる
2.デカグラ調査に氷海に行ってる
3.アバター解析に参加
4.エンジニア部となんか企んでる
あの戦艦どこにいるの?
dice1d4=4 (4)
1.アビドス砂漠上空
2.トリニティ上空
3.ミレニアム上空
4.サンクトゥムタワー上空
あの戦艦何隻あんの?dice1d4=3 (3)
1.【今回は自分たちしか来てないよ】
2.【小型の無人船がいくつかあるけど有人はこれだけ】
3.【自分ら含めてdice1d3=2 (2) 隻ぐらい】
4.【dice1d3=2 (2) だけどなんか変な反応が近づいてるから応援要請済】
(あと何か疑問あれば回答できそうなものはダイス振ろうと思います……)
- 668二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 00:30:46
先生は何してるとか
後トリニティやゲマトリアの対応は気になります - 669二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 00:40:49
よりによってサンクトゥムタワー上空か
墜落しようものなら大変なことになるぞ
疑問としては2隻とも同じ場所にいるのか
戦艦の規模は同じぐらいなのかそれとも違うのか
後クイーンの今後の方針とか? - 670◆PpuNVmvyfA24/06/30(日) 00:44:39
トリニティの対応dice1d4=1 (1)
1.無事捕獲されたカズサの事情聴取中
2.カズサ以降特に何も起きてないので平和
3.暴走者が増えてきて対応に追われる正実と自警団
4.アリウス、暴走
先生の対応dice1d4=1 (1)
1.暴走者カウンセリング
2.アバターに襲われそうになったのを生徒に助けられてる
3.クイーンがシャーレに来た
4.黒服の呼び出し
ゲマトリアの対応dice1d4=3 (3)
1.アバター解析完了
2.人工天使スタンバイ
3.暴走できないミメシス兵団スタンバイ
4.クイーンの先制攻撃
- 671◆PpuNVmvyfA24/06/30(日) 00:50:42
船は二隻あったらしいけどもう片方どこにいるの?dice1d4=1 (1)
1.横に並んでるよ
2.トリニティ上空
3.ミレニアム上空
4.成層圏
もう片方の大きさエイリたちが突入したのに比べてどんな感じ?
dice1d4=1 (1)
1.姉妹艦なので同じ
2.護衛艦なので小さめ
3.空母なので大きめ
4.輸送船なので大きいけど直接脅威かと言われたら微妙
制圧の方針は?dice1d4=1 (1)
1.このままじんわり争いを助長させて数を減らそうね
2.なんか頑丈すぎない?もうちょい強く干渉したほうがいいかな
3.何匹か生体サンプル捕まえて効率的な間引き方法探さないとダメそう
4.もうめんどくさいから半分ぐらい吹き飛ばして良くない?
(ダイス回答はこれぐらいにしておきます……)
- 672二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:04:28
まあクイーンがじっくりやる方針なのは良かったのかな
急ぐ必要はなさそうだし
ゲマトリアはかなりガチで動いてるな
今回は全面協力してくれるわけだし頼りになりそう - 673二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 12:26:45
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- 674二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 21:24:31
仮に見つけたとしても二隻が同じ場所にいるから同時攻略作戦をしなきゃいけない可能性がある
- 675甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/30(日) 23:15:46
- 676甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/06/30(日) 23:34:03
コユキ「にはははー!おじゃましま」
失礼しま……才羽さん!?
モモイ「コユキにエイリじゃん!久しぶり!」
"いらっしゃい2人とも"
そこにいたのは、ミレニアムで暴走し美甘さんに鎮圧されたはずの才羽モモイさんでした。
え、正気ですか?という意図の視線を先生に送るもにこやかに返されます、この人いつもこう。
わたしたちはクイーンの拠点戦艦を探しに中継拠点としてシャーレの使用を申請しにきました。用紙とかありますか?
"いやぁ、そういうのはないし好きに使っていいよ。"
セキュリティって何かご存知でしょうか
コユキ「?」
コユキちゃんは知らないもんね知ってる
モモイ「やいやいやい!その前に私に言うことがあるんじゃないかなエイリィ?」
え、えーと……美甘さんに鎮圧されたと聞きましたがお元気そうですね?
モモイ「それが取り柄だからねってちっがーーーう!dice1d4=4 (4) ことだよ!」
1.留学の日にこなかった
2.ちょくちょくミレニアムにきてるのに顔出さなかった
3.暴走?したらしい日会いに来なかった
4.またなんか1人……2人でなんかしようとしてる
- 677甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/01(月) 00:38:22
なんかしよう…って、まあそのつもりで来ましたけど確かに
モモイ「でしょ?そんな1人2人でなんとかできるかより私や先生と一緒にやろうってこと!みんなでやれば怖くない!」
才羽さん……!
モモイ「エイリ……!」
先生には今協力取り付けたところですしわたしの身長上2人も載せられませんし才羽さん暴走して敵に回ることすら危惧しないといけないんですから大人しくしててください
モモイ「ぐわーっ真面目に返されたー!!!」
orz←こんな体勢になった才羽さんはコユキちゃんに任せるとして、先生との話に移ります。
といっても今回は交渉がどうこうではなく報告に近いものです。
モモトークでも伝えましたがクイーンのリーダーからわたしに勧誘が来たことを伝え、これから戦艦に乗り込むのを前もって言いました。先生はあまり良い顔はしないものの飛行能力のあるジェフティがなければ戦艦へ乗り込むことは難しい。必然的にわたし+1人で行くことになりますがコユキちゃんがひっついてるので……まぁ電子ロックの解除においてコユキちゃんの右に出るものはいないので潜入して情報を回収することを目的としたい。というものでした。
"話はわかったよ。正直無理はしないでほしい、としか言えないけど……補給とか準備は万全にしてほしい。"
ありがとうございます。
"これで、少しでも協力できたのなら私も嬉しいよ"
その、わたしたちがしたことは
"大丈夫さ。生徒のことを信じて手助けするのが先生だからね"
……失礼します
コユキちゃんを連れてシャーレを後にします。まずはどこに行きましょうか?
そう思いふと空を見ると、見覚えのある黒い影が遠くに見えました。 - 678甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/01(月) 00:55:44
……
コユキ「エイリちゃん?」
コユキちゃん、あれ見える?
わたしが指差した方、サンクトゥムタワーから伸びる光の先。
コユキちゃんが視線を向けますが首を傾げます。
とりあえず視界情報を画像保存してコユキちゃんにモモトークで送りつけます。
スマホを確認するとスマホの画面とサンクトゥムタワーを交互に見ています。
コユキ「……あれ、まさか」
戦艦……二隻ある
コユキ「囧嘘だーーーーー!!」
コユキちゃんの慟哭が周囲に響き、才羽さんと先生が慌てて飛び出してきてまた状況説明に注力することになってしまいました。
Chapter10-18
Tower:Hide
おわり - 679二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 11:14:17
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- 680二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 16:09:26
まあこれクイーンがいつでもサンクトゥムタワーを壊せるぞって脅してるようにも見えるからな
しかも二隻あるから仮に片方をなんとかしてももう片方が砲撃とかをしてきたらやばいことになるし
乗り込んだとしてそれがバレたら乗り込まれてない方が暴れるという可能性がある以上乗り込みにくくなった - 681二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:05:00
これ先生どうするんだろうな
迂闊に行動したらDU地区がやばいことになるし - 682甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/01(月) 23:36:05
そんな、もう行動してきたなんて……
コユキ「だ、どうしましょう!?」
ふと空を見て得られた真実。戦艦は二隻あり、しかも両方いまキヴォトスの中心であるサンクトゥムタワーの真上にこれ見よがしに陣取っていました。
とはいえステルスで隠れてはいますが……
"コユキ、どうしたの!?"
モモイ「なんかあった?」
コユキ「2人ともー!これ見てくださいよー!」
コユキちゃんにスマホの画面、戦艦の画像を見せられた先生と才羽さんは目を見開いてサンクトゥムタワーと交互に見ています。
モモイ「わぁ……」
"まさか、二隻目とはね…"
ぴろん、とモモトークの通知がなりました。
開くと見覚えのある文字化けしたかのような文が届いています、まるで見ているのがわかっていたかのように。
『【やぁ、気づいてくれたみたいだね】』
『どういうつもりだ、見せつけているのか?』
"これは……?"
クイーンからの通信です。わたしに直接送られてるみたいで
モモイ「エイリなんかキャラ違くない?」
そこには触れないでください!
『【君なりの宣戦布告を受け取ったからね、これが自分達の返礼だ。ただ自分たちも無用な破壊はそこまで望んでいないんだ、異国の文化は価値あるものだからね】』
『それでやることがコソコソ隠れて争わせることか?』
『【手厳しいな、これでも文化を破壊しないように数を減らすやり方を考えた結果だよ?ここの住民達は争いが大好きみたいだからね、ちょっと背を押して数を減らしやすくしているだけさ】』
『侵略者の理屈が原住民に理解されるわけがないだろう』
『【君は原住民じゃないだろう?】』
っ……!!! - 683甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/02(火) 00:10:40
翻訳する口が止まりぎり、と噛み締める音が聞こえました。
この不快感が何なのか、キヴォトス外の存在をルーツに持つだけだ、わたしはキヴォトスの存在だ、そのはずなのに。
コユキ「エイリちゃん?なんて書いてあるんですか?」
な、なんでもない。単なる挑発
"交渉は難しそうだね……"
テーブルにつかせるためには対等であると示さないといけませんね
モモイ「アリスの光の剣で叩き落とすとか!」
二隻あるんですよ?もう片方に砲撃されたら大変ですしそもそもサンクトゥムタワーに戦艦の残骸が降り注ぎますけど
モモイ「落としたら跡形もなくぼかーん!って爆発すればいいのにね!」
……
『我々が協力してお前たちを迎撃すると考えないのか?』
『【されたら怖いよね、びっくりするかも】』
『その顔を楽しみにしている』
反応がなくなり、ふうと息を吐きます。
みんなの視線にはっと我に帰り思わず頭を下げました。
ごめんなさい、勝手に喧嘩売ってしまい……
コユキ「そーですよー!キヴォトスが一丸になるとかありえないでしょそんなことー!」
モモイ「しかもなんか妨害もあるんでしょ!?」
"エイリ。君はどうしたい?"
先生は真剣な目でわたしを見ています。わたしの腹つもりはすでに決まっていました。 - 684甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/02(火) 00:39:12
わたしはいままで自分がどういう存在かで悩んでいました。
でもわたしたちが教えてくれました。何だっていいんです、わたしはここに生きているんですから。
コユキ「……」
このキヴォトスに生きているんだからわたしはキヴォトスの人間だって言えますから。
先生、わたしはキヴォトスを侵略者の手から守りたいです。力をお借りしてもいいでしょうか?
"うん、任せて。"
先生と軽く握手を交わします。
初めて先生と交渉ではない協力ができる気がしました。
コユキ「エイリちゃんだけなーにシリアスしてるんですかー!」
モモイ「そうだそうだー!」
いやそんなこと言われましても
"キヴォトスのみんなにはモモイやコユキも含むんでしょ?"
そうです、そうですよー!
恥ずかしくなってきたのでコユキちゃんを背負ってシャーレを後にします。
これからやるべきことは決まりました。まずはミレニアムとアビドスに声をかけにいきましょう!
Chapter10-19
UNION:Chance
おわり - 685甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/02(火) 00:39:33
(なんか急に悟った感がなくもない)
- 686二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 11:42:38
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- 687二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 18:05:04
どうやって二隻の空中戦艦をなんとかするんだろうな
- 688甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/02(火) 23:34:33
キヴォトス……とまではいかなくても最低限クイーンの影響下にあるトリニティ、ミレニアム、アビドスが協力してクイーンを迎撃する。
まだ雛形でしかない作戦ですがやってみせないといけません。そう決心を抱いてわたしたちはミレニアムはセミナータワーにやってきました。
それでユウカ先輩にわたしが考えてきた迎撃作戦を伝えてみたのですが…
ユウカ「dice1d100=68 (68) 点」
- 689甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/02(火) 23:56:42
お、おお……なんとも言えない感じの点数
ユウカ「クイーンの戦艦、片方はアリスちゃんが撃ち落としてエイリが回収。もう片方を小鳥遊委員長とネル先輩で制圧。あの2人ならまぁよっぽどのことがない限りは平気でしょうし。たださ……流石に片方撃ち落としてエイリが回収は無理じゃない?」
やっぱり無理ですかね?
ユウカ「エイリの最大積載量はわからないけど流石に戦艦なんてものを持ち上げるのは無理でしょ……無理でしょ?」
コユキ「大丈夫できますって!」
ユウカ「それで被害に遭うのはエイリとD.U.なんだからね!!!」
コユキ「があああああああ」
ノア「ユウカちゃん、それ以上いけません」
戦艦が二つある以上、ほぼ同時並行で攻略を進めないといけません。アリスさんのレールガンが二つあればまだいいかもしれませんがないものはしかたないのでまだ何か手が必要ですが……
???『悩んでいるようですね』
ユウカ「放送!?またハッキングしたのね!」
???『この超天才超級超美麗び「明星さん!?どうして!?」……力になってあげましょう。エンジニア部工廠に来てください、エイリ』
ぴーんぽーんぱーんぽーんとわざとらしい掛け声で放送が途切れました。
そもそも放送なのにこちらの声が聞こえていたみたいです、盗聴もされているのでは?
ユウカ「……盗聴器探しておくわ、エイリとコユキはエンジニア部へ」
は、はい!
ノア「いってらっしゃい。」
ユウカ先輩とノア先輩に見送られ、窓からコユキちゃんを乗せて飛び出しました。 - 690甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/03(水) 00:19:25
エンジニア部工廠に入ると白石さんに豊見さん。そして小鈎さんと明星さん、付き添いの和泉元さんが並んでいました。
ウタハ「やぁ、エイリ」
白石さん。小鈎さんがいらっしゃるのは、解析ができたとかでしょうか?
ウタハ「だそうだね。私たちの用件はジェフティのアップグレードだ」
コトリ「アバターというらしいこのロボットから着想を得た新機能ですよ!ぜひお楽しみに!」
あっはい
ジェフティさんを脱いで格納した途端群がるように何か作業をし始めたのを横目に和泉元さんに引っ張られ横たわるアバターに繋げられたパソコン名前に置かれました。両隣には小鈎さんと明星さんが座り明らかに逃さないと言わんばかりの挟み込みが行われていました。
解析率dice1d70=10 (10) +30(対応表)
- 691甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/03(水) 00:38:32
ハレ「まぁ報告書とかに書く資料と実際にコーディングする言語が同じわけがなかったんだよね」
それはまぁその通りなんですが
ヒマリ「そこでですがエイリ、あなたは資料の言語を意訳的に読むことができるそうではないですか。アバターに刻まれたシステムも意訳でもいいので読めないか試してみてください。」
わ、わかりました……
ずらっと並ぶ画面の字。ハッキングに関してはわたしは専門外ですがそもそも何が書かれているかを調べるためのもの。
……やってみましょう。
dice1d4=2 (2)
1.なんにもわからん
2.大雑把な機能はわかった
3.2+役割が分かった
4.3+暴走のメカニズムがわかった
Chapter10-20
つづく
- 692二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 09:16:41
ジェフティはどんな感じにアップグレードするんだろうな
- 693二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 14:38:35
大雑把な機能が分かったのは良かった
- 694甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/03(水) 23:27:16
クイーンが現在ばら撒いているアバター。
これはdice1d4=1 (1) ことがわかりました。
1.偵察機であり洗脳そのものとは関係なく争う様子を観察していた
2.中継機でありおそらくあの戦艦から送られる音波を拡散していた
3.回収機であり倒された生徒をサンプルとして回収している
4.一種の機械生命体である
- 695甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/03(水) 23:55:20
ハレ「偵察機……」
はい、凶暴化に関係する機能がありません。だから凶暴化によって起きていることを観察・記録しているんだと思います。
ヒマリ「とするならば凶暴化の元凶は空中戦艦。さらにそれが二隻となると、ある程度指向性を持たせて凶暴化を発生させていると考えられるでしょう。サンクトゥムタワー上空に揃って居座っているなら挑発しているかそこからでも届くかでしょうから」
さらに言えばわたしや美甘さんが行っていたアバターの破壊は言わば目を破壊しているだけに過ぎず凶暴化の予防には一切なっていなかったことになります。
やはり、凶暴化を収めるには空中戦艦をどうにかするしかなくそのためにはいろんなところの協力が必要です。ミレニアムから必要なのは……戦艦を叩き落とす火力と精密性。
つまりはアリスさん、美甘さん、エンジニア部とヴェリタスの皆さんです。
先生に既に話はつけてありますので……それを足掛かりにどうにか説得をしようと思います。
それを口に出すと、小鈎さんも明星さんも目を見開いて驚いたような顔をされました。
ハレ「もしかして、まだ協力してない判定だった?」
ヒマリ「可愛い後輩が被害を受けているのですから。言われずとも協力はしますよ?ねぇエイミ」
エイミ「私に振らなくてもよくない部長?異常事態の放置はよくないし、部長の護衛はやるよ」
皆さん……ありがとうございます!
思わず頭を下げていました。
1人じゃない複数人の協力。協力しての狩りともまた違う絆を感じられました。 - 696甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/04(木) 00:41:50
ウタハ「仲間外れは良くないな?」
白石さん?
ウタハ「そもそもスーパーノヴァやジェフティを作ったのは私たちだ、無関係とは言わせないよ?」
胸を張る白石さんの後ろでは豊見さんが自慢げにジェフティさんを見せびらかしていました。
……何か変わりました?
ウタハ「必要なのは戦艦への突入方法だろう?いいアイデアがあってね。dice1d2=2 (2) だよ」
1.アバターからの転用
2.1+それにとっておき
ありがとうございます。
ウタハ「なに、まさかこんなに使い込んでくれるとは思ってなかったよ私も」
それはわたしも思っていましたが……
ウタハ「なにせ目指していた宇宙戦艦があっちからきてくれるんだ、実物を参考にさらなるものを作ってやらないとね」
あ、そこはブレないんですね
エンジニア部、セミナー、ヴェリタスは協力してくれるみたいです。
あとは、ゲーム開発部……才羽さんはシャーレにいるからいても三人だけですが…極論アリスさんの協力が得られるかですね。頑張りましょう!
Chapter10-20
Mechanical:UNION
おわり
- 697甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/04(木) 00:42:25
(ジェフティが強化されるたびパヴァーヌ2章は大変なことになる)
- 698二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 02:26:44
半ば敵対ルートが決まりかけてるからな今……
と言うかもう確定……? - 699二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 02:31:41
最終的にはジェフティに立ち戻ってゼロシフトを実装すればヨシ!
宇宙?戦艦出てきて困るのはパヴァーヌよりも最終編かも、箱舟なんて要らなかったんや! - 700二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 07:31:10
大変だな
- 701二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:40:48
とっておきはなんなんだろうな
- 702甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/04(木) 23:21:38
まだジェフティさんの調整に時間がかかるらしいので先にゲーム開発部の様子を見にきました。
美甘さんに制圧されて先生にカウンセリングされた以外の情報はわたしにはありませんが……そもそもわたし来てよかったのかな?
とりあえずノックをしてから扉を開けました。
ミドリdice1d4=1 (1)
1.保健室
2.保健室
3.沈んでる
4.ゲームしてる
ユズdice1d4=2 (2)
1.保健室
2.ロッカーにいる
3.ロッカーにいる
4.ロッカーにいる
アリスdice1d4=1 (1)
1.アリスは魔王だったのかもしれません
2.しょんぼりしてる
3.ゲームしてる
4.アリスは勇者なのでみんなを助けに行きます!
モモイdice1d1=1 (1)
1.シャーレにいる
- 703甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/04(木) 23:54:23
暗い部室の中。テレビを前に座り込んでいるアリスさん……と、ロッカーに入ってるっぽい花岡さんだけで、才羽さんの姿はありませんでした。
アリスさん?
アリス「……エイリ」
目を悪くする……というのはアリスさんには関係ないか。美甘さんに制圧されたと聞いてましたが
アリス「アリスは、バーサクを受けてみんなを魔物だと思い襲っていました」
覚えてるんですか?
アリス「勇者は、みんなを助ける人なのにモモイを……」
才羽さんけろっとしてシャーレいましたけど
なんにせよすごく落ち込んでいるのがひしひしと感じられました。
そこにいる花岡さんも同様なのかはわかりませんが……なんにせよ戦艦の迎撃にはアリスさんとスーパーノヴァが必要です。なんとか説得しないといけないのですが……
アリスさん。まだやれることはありますよ?
アリス「……」
アリスさんたちを含めた色んな人を凶暴化・暴走させた元凶を迎撃するため協力者を集めています。
アリスさんも協力してくれませんか?
アリスの乗り気dice1d100=25 (25) +20(勇者)-20(モモイを殴った)
- 704甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/05(金) 00:43:08
アリス「アリスは……」
凶暴化していた時の行動が相当堪えていたのか、アリスさんは暗い顔のままです。
ゲーム開発部の廃部騒動の時あんなに大暴れした時にもそれぐらいの意識でいて欲しかったと言うのはわたしのわがままでしょう。
才羽さんに説得してもらうしかないでしょうか……モモトークで連絡しておきましょう。
わたしはこれで失礼します。花岡さんも美甘さんに制圧されたそうですし安静にしてください。
ロッカー「!?」
いやヘイロー出てますし……
花岡さんにも声をかけゲーム開発部を後にします。
才羽さん頼みになってはしまいますが関わりの薄いわたしでは説得が難しいでしょうし……ミレニアムは一旦これぐらいでいいでしょう。
コユキちゃんと合流してアビドスへ戻ることにします。そういえばジェフティさんの新しいとっておきって何なんでしょう?dice1d2=2 (2) らしいですけど……。
1.超浪漫武器
2.ジェフティさんを象る技術の極み
Chapter10-21
ROID:Sorrow
おわり
- 705甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/05(金) 00:45:58
(ジェフティがやべーラロボである理由のアレが実装されますがどうせエイリは使いこなせないので問題ありません(楽観的意見))
- 706二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 00:48:39
アリス,ここから立ち直るにせよ引きずるにせよこのことがあった上でパヴァーヌ突入すると考えるとやばそう
しかもエイリを敵に回すかもしれないと… - 707二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 00:56:35
スケールダウンジェフティinスケールダウンゼノモーフ VS 名もなき神々の王女
つまり──何を意味する? - 708二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 08:42:36
どんな技術なんだろうな
- 709二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 14:50:28
モモイが説得できるといいが
- 710二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:16:52
エイリはもうパヴァーヌに関わらせない方がいいんじゃないか?
そもそもアビドス送りにされたのだってエリドゥやら横領やらに気付く人間を減らしたかったからだろうし
ゲーム開発部のセミナー襲撃がかなり尾を引いてたことを考えると関係修復不能(エイリ視点)になりかねない
それだったらいっそ全部終わった後でユウカから「こんなことがあって会長が行方をくらませたから見つけたら連れてきて」って連絡が来たで済ませるのが丸い気がする - 711甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/05(金) 23:52:56
(元々パヴァーヌ2章完走を目標としてたのでその場合どう埋めるかと言う悩みもあったり……)
ホシノ「うへ〜、大変なことになったなあ」
アビドスに帰り小鳥遊さんに声をかけるとちっとも緊迫感のない答えが返ってきました。
協力してくれるのかどうかを改めて聞き直すと「いいよー」とこれまたさらっと返されました。
ホシノ「先生も絡んでるんだし、セリカちゃんも治さないといけないもんね」
ありがとうございます
ホシノ「いいのいいの。それよりー……ノノミちゃんたちに話はしたの?」
いえ。先生たちに話して、ミレニアムに行って、今帰ってきて小鳥遊さんに話しているので
ホシノ「あー……南無」
えっ
アヤネ「エイリちゃん!!」
ばんと扉を開けて奥空さんが飛び込んできました。
額に青筋を浮かべてわたしに詰め寄る様はユウカ先輩のようでした。
アヤネのおこdice1d4=1 (1)
1.またいきなりいなくなって!!
2.セリカちゃんの家あけっぱなし!!
3.ホシノ先輩だけで私たちに相談もせず!!
4.全部
- 712甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/06(土) 00:14:00
アヤネ「またいきなりいなくなって!置き手紙もなく!!!」
あっ……えっと、小鳥遊さんに言伝は
ホシノ「うへっ」
アヤネ「ホシノ先輩ー!!」
ホシノ「ほへんへーー!」
ああああぁーー!
うにょーんと頬と伸ばされるわたしと小鳥遊さん。
奥空さんの気分が治るまでわたしたちはうにうにされました。
コユキ「助かった……」 - 713甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/06(土) 01:03:18
奥空さんが落ち着いた頃。
奥空さんにも一連の話を伝えると少し考えたのち真剣な表情をしました。
アヤネ「ホシノ先輩も協力するとのことですし、私もオペレートで力になります。」
コユキ「いやー案外ちょろいですねみなさん!」
コユキちゃんもコユキちゃんで静かにねー
コユキ「囧もごー!!」
ホシノ「そういや、話にあったらしいとっておきって何なのかな?ミレニアムのとっておきって」
ふふふ……では見せちゃいましょう。
エンジニア部特製パワードアーマージェフティの真の機能!らしいものを!
小鳥遊さん、コユキちゃん、奥空さんを連れて校庭に出てジェフティさんを纏います。
ホシノ「ぱっと見変わってないね?」
で、では、実行します!
ベクターキャッチを起動、ゼロシフト起動!
わたしの言葉と共に視界が切り替わります。周囲を見渡すと高く遠い空、上空にいました。
アヤネ『消えた!?』
ホシノ『どこいったのかな〜』
上です、上空!
アヤネ『あ、位置情報きました!上空数百メートルはあります!』
ホシノ『瞬間移動、ね。ミレニアムもすごいの作るじゃん』
次の瞬間、わたしの姿は元の位置に戻っていました。瞬間移動、これがジェフティさんの真の力。不思議な高揚感が全身から湧き上がるのを感じました。これがあれば、強くなれる。そう言う確信でした。
Chapter10-22
SHIFT:ZERO
おわり - 714甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/06(土) 01:05:10
(ゼロシフトがついに実装されてしまいましたが原作ほど無法ではないです。ついでにホシノが瞬間移動じみた移動できることも示されてるのでインフレはありません)
(またジェフティなのに尻尾生えたり金棒で殴ったりしてるところからジェフティ・ゼノといえる機体なのかもしれません、大体中身の神秘的な何かのせい) - 715二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 10:46:37
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- 716二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 17:53:39
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- 717二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 18:05:41
これでさらに移動が早くなるだろうな
いっそパヴァーヌはスキップして最終編というのもありかもしれない
一回空中戦艦に乗り込んでるエイリがアトラハシースに乗り込むのはおかしなことでもない気はするし - 718二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:18:10
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- 719二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:22:30
エイリアン入りパヴァーヌ二章は是が非でも見たいなあ…
エイリの異邦人としての側面に一つのけりがつきそうだし
あと何より(まだ決まったわけじゃないかもしれないけど)生きるか死ぬかを天秤にかけて判断して敵対しそうなエイリの存在を挟んで本編だと少しなあなあ気味だったアリスの危険性に真っ向から向き合わなきゃなりそうなところとか楽しみ - 720甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/06(土) 23:39:09
ジェフティさんの真価、ゼロシフト。
いつもブレードやウルカヌスさんを入れてる空間圧縮機能「ベクターキャッチ」によって目的地間の空間を圧縮することで少ない動作で超長距離を移動、実質的な瞬間移動となる。らしいです。
ただ空間を圧縮する関係上安全のためにその間には何もないことが望ましい。
つまるところ【直線】かつ【障害物がない】ところにしか使えないのです。
ここまでが豊見さんに聞いた話。また聞きですが披露した際には奥空さん(とコユキちゃん)に大層驚かれました。
そうです、逆に考えれば空中なら直線かつ障害物も碌にないので使い放題。方々を飛び回るいまのわたしにとっても戦闘に使うわたしにとってもとても便利だったのです。
というわけでわたしとコユキちゃんはトリニティに来ていました。移動時間コンマ1秒未満。先生も欲しがりそうですね。
コユキ「う、うぉお……いきなり視界が全く別の景色になるとなんか気持ち悪い」
大丈夫?吐かないでね?
コユキ「が、がんばふ……」
とりあえず……先生を探そう。
dice1d4=3 (3)
1.ティーパーティー
2.正実
3.シスターフッド
4.救護騎士団
- 721甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/07(日) 00:39:03
あの聖堂ですね。先生の反応があります。
コユキ「わーおでっかい。ゲームでしか見ませんよあんなの」
わたしたちが空中から見てるだけでも校舎一つ二つ分はありそうな聖堂です。
流石にジェフティさんを来ていくのもどうかと思い脱いで箱に形態にして正面から入り込むことにします。
すると猫耳をシスター服のベールで隠した猫耳の生徒に声をかけられました。
マリー「ようこそ、シスターフッドへ。相談でしょうか?」
いえ、こちらに先生がいらっしゃると聞きまして。
マリー「そ、そうでしたか……えっと、少々お待ちください!あ、こちらにかけてお待ちください!」
コユキ「なんかすごく真面目そうなシスターさんでしたね」
シスターらしいシスターという感じでしたね。とはいえ先生がここにきてると言うことは協力の要請をしてることのはずですが……
流石に椅子に立てかけるわけにもいかず箱は隅っこに置いて先生を待ちました。
dice1d4=3 (3)
1.「やぁエイリ」割と直ぐ先生が奥から戻ってきました
2.「こんにちはー」なんか全体的にでかく露出の多いシスターさんに声をかけられました
3.「失礼します」すごく厳格そうなシスターさんに声をかけられました
4.「あ、あの!こちらへきていただけますか?!」先ほどのシスターさんに連れられて聖堂の奥へ行くことになりました
- 722甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/07(日) 01:35:36
厳格そうなシスター「こんにちは」
こんにちは
コユキ「こ、こんにちは……?」
すごく自然にわたしとコユキちゃんたちの隣に座ったシスターさんはにっこりと威圧感のある笑顔を浮かべます。
えっと、何か……?
シスター「ああすみません、【見かけぬ可愛らしい方】と思いまして」
コユキ「ヒェッ」
……わたしたちは先生に会いにきました。そうお伝えしてあります
シスター「はい、聞き及んでおります。その上でお伺いしましょう。あなたの目的を」
広い空虚な聖堂内に、張り詰めた空気が広がった気がしました。
Chapter20-23
つづく - 723二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 03:26:39
すっげぇ怪しいぞ!きっとトリニティの裏を牛耳るボスだな!
- 724二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 13:26:24
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- 725二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:55:00
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- 726甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/07(日) 23:44:36
コユキ「目的、ですか……?」
シスター「はい。トリニティ外…みたところミレニアムの方でしょうか?それがここまで先生に直接会いたいといらっしゃるのですから余程のことなのでしょう。それをお聞かせ願えませんか?」
……
シスターさんは笑顔を崩さない。
まるで本当に労い、本当に労わるかのような言葉と口調が裏の何かを隠しているように感じられます。
コユキちゃんは案の定怯えて使い物になりませんし
dice1d4=3 (3)
1.先生ならもう話しているかもしれませんし、白状しましょう
2.これはトリニティにも関係あること。と前置きして話しましょう
3.先生へ直接話したいです。混乱を招きたくないので
4."あれ、エイリ。"
- 727甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/08(月) 00:32:48
シスター「私には、聞かせられませんか?」
先生の口から聞いていないのであれば……はい
シスター「……【残念】です」
目を伏せたのを見て戦う気かとジェフティさんを構えようとした時、シスターさんは立ち上がりわたしに手招きをします、わたしたちは思わず首を傾げました。
シスター「少し先に聞きたくなったからつい尋ねていましましたが仕方ないですね。こちらへどうぞ。【案内】いたします」
……先生のところへ、行けると思っていいのですね?
シスター「はい、勿論」
シスターさんに連れられ、聖堂の奥の一室に入るとそこには先生が待っていたかのように座っていました。
"サクラコ、連れてきてくれてありがとう。でも時間がかかったみたいだね?"
サクラコ「お恥ずかしながら、呼びに行ったら大きな箱を目にしまして、先生に害がないか聞かなければと思いまして……」
"あぁ……うん、あの箱はね"
サクラコ「改めて、私は歌住サクラコ。このシスターフッドの長をしております」
シスターフッドの長。そう聞いた途端よこのコユキちゃんの背筋が伸びました。
試されていたのでしょう。
今はアビドス高等学校1年、甘坂エイリと黒崎コユキです。キヴォトスで起きている事態、巨大空中戦艦の対策の相談のため先生を尋ねにきました。
"うん、私の方でトリニティの方でもこの事態の解決ができないか相談して回ってるんだけどdice1d4=4 (4) "
1.とりあえずティーパーティーに話は通せたよ。トリニティに害が起きかねないからね
2.正義実現委員会で話したよ、凶暴化事件の再発防止のためと言う形だけどね
3.救護騎士団に声はかけたよ、凶暴化が突然起きるから救護の用意ができるかとかね
4.実はここが最初でね…
- 728甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/08(月) 01:00:22
えっ
"というよりエイリが早いよ!?ミレニアムはどうしたの!?"
え、エンジニア部、セミナー、ヴェリタス、対策委員会の協力は取り付けられました。
"はやいね!?"
ジェフティさんのおかげです。
どうやら移動時間の差でこうなってしまったようです。
歌住さんはどうやら先生から話に聞いていたみたいで本当にただわたしが信用できるか探りを入れていただけ、なのでしょうか……?
とにかく、トリニティでの先生の説得にわたしも協力しましょう。データとかはいくらでも出せますからね。
Chapter20-23
SISTERS:FEELERS
おわり - 729甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/08(月) 01:04:23
(実は話の流れ何も思いついてない)
- 730二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 02:52:19
このシスター、特になにも考えていないのである!
たとえプロットをつくろうとも、ダイス神の御心次第でゼロシフトされるから… - 731二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 09:00:16
こっから説得できるかな
- 732二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 13:24:07
どこから説得しに行くんだろう
- 733二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 21:05:41
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- 734甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/08(月) 23:47:45
とりあえず、わたしたちはシスターフッドを出て次の協力要請に向かいました。
流石に2人乗せて飛行するの危ないのでわたしが周囲を哨戒しつつコユキちゃんに随伴をお願いした形になります。
"エイリ、コユキ?そこまでする必要とかあるのかな……?"
コユキ「どうなんでしょうね?」
トリニティは事例が少ないとは言え凶暴化も起きてるんです。油断はできません
行き先dice1d4=1 (1)
1.ティーパーティー
2.正義実行委員会
3.救護騎士団
4.あ、やせいの凶暴化生徒がおそいかかってきた!
- 735甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/09(火) 00:00:24
ティーパーティー。
トリニティにおける生徒会、ミレニアムでいうセミナーに当たる組織。三つの派閥からそれぞれ1人生徒会長を出した三頭政治というものをやっているらしいですが……エデン条約の騒ぎで何やら大変みたいで
建物に入ろうとしたわたしたちが止められました。
"どうしたの?"
<申し訳ありませんが、ティーパーティーへの他校の生徒の立ち入りはご遠慮いただきたく
あー……そりゃあこんな鎧を入れたくはないですよね。鎧じゃなくてもエデン条約関係でしっちゃかめっちゃかだそうですしミレニアムとしてもアビドスとしてもそれを突っつくような必要はない、ですね。
仕方ないです、わたしたちはその辺りで待ちましょう
"ごめんねエイリ、コユキ"
コユキ「早めに帰ってきてくださいねー!」
何かあれば連絡を……直線距離で駆けつけますから!
"建物は壊さないようにね?"
<では先生、こちらへ
先生は白…クリーム色?な制服の羽が生えた生徒に連れられて大きな建物に入っていき門前にはわたしとコユキちゃんが残されました。
コユキ「さて、何して暇つぶしましょうか」
トリニティ小旅行だね
コユキ「トリニティは比較的治安いいって本当なんでしょうかねー……」
dice1d4=4 (4)
1.カッフェ
2.私はショッピングです⭐︎
3.ひつじさんチームに会いに行こう
4.dice1d3=1 (1) +凶暴化事件に巻き込まれる
- 736甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/09(火) 00:49:04
そう言えば小腹が空いたのもあり近場のカフェにコユキちゃんの手を引いて入っていくとまず目に入ったのがdice1d4=1 (1) でした。
1.メニューの多さ
2.値段
3.名前の複雑さ
4.なんだか量が多そう
コユキ「うーん、とりあえずサンドイッチ二つとミルクティーとかにします?」
折角だしスコーンとか頼んでみる?ミレニアムでこんなの見ないよ
コユキ「お金あるんです?」
ミレニアム長者番付dice2d5=2 1 (3) (合計値)位は伊達じゃないんだよ
コユキ「少しぐらい使わせてくれてもいいのにー」
今度余計なことを言うと口を縫い合わせるよ
コユキ「ゴメンナサイ」
割と視線を受けながら注文したものを待っていると何だか周囲が騒がしくなってきました。
何事かと周囲を見るとdice1d4=4 (4) が銃弾をばら撒き市民さんや生徒たちが逃げていくのが見えました。
1.スケバン
2.ヘルメット団
3.一般トリニティ生
4.ひつじさんチームdice1d4=3 (3) (カリニオリンクリ)
コユキ「まぁこういうオチですよね」
オチの段階ですらないけどね
<サンドイッチセット2つとミルクティー2つとスコーンでーす
あ、はーい……でかっ!?
- 737甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/09(火) 00:58:10
……ん?
山盛りに盛られたサンドイッチから目を背けるように再度暴れている生徒を見ると、見覚えのある小柄な大会に蛇とリンゴのキーストラップがついた銃を持った……蛇玉さん!?
リンコ「ほらほら逃げなよ、禁忌の味は甘いよ?」
蛇玉さんは逃げる人の足を後ろから撃ち抜いて転ばして執拗に銃弾を浴びせています。
他のひつじさんチームの人はいない……反撃しようとしてる人も見当たらない。蛇玉さんは確かそんなに強い方ではなかったはずですが……考えるのはあとにしましょう。
蛇玉さんを止めるため、ブレードを片手にジェフティさんを纏い立ちはだかりました。
Chapter10-24
つづく - 738甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/09(火) 00:59:05
(なおリンコの強さは14の頭脳特化なので反撃されたら直ぐ沈む)
- 739二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 07:27:55
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- 740二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 12:19:05
戦闘はどうなるんだろうか
- 741◆PpuNVmvyfA24/07/09(火) 19:42:39
軽い前置き
暴走リンコの強さdice1d4=1 (1)
1.据え置きの14(全カット)
2.強さ倍増の28(全カット)
3.dice1d100=34 (34) (30以下の場合全カット)
4.悪意に染まり頭脳88をそのまま使用
他のひつじさんチーム何してんの?
dice1d4=2 (2)
1.自警団活動
2.今探してる
3.戦闘開始とほぼ同時に到着
4.補習
- 742二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 19:50:20
一般モブちゃんにも劣る戦闘力
- 743甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/09(火) 23:19:26
蛇玉さん……何故
リンコ「リアン、あなたはずっと何者かと思っていたよ」
わたしはわたしです。他の何でもない
リンコ「そう。何でもなければ何者でもない。人の皮を被った怪物!」
まずはその口から大人しくさせます!!
飛来する弾丸を避けて目標は蛇玉さんの真横。銃弾に遮られたりもしない一直線の道筋を見据えてゼロシフトを起動させます。
リンコ「消えっ──」
真正面にいたはずが真横に現れたわたしに反応できず脇腹に叩きつけられたブレードは華奢な体に容易く沈み込み、蛇玉さんの口から空気が漏れる。そのまま振り抜くと数m飛んで転がりました。
ヘイローが消失し気絶したのも確認できました。
……引っかかることを言っていたことに後ろ髪を引かれ担ぎ上げ、先ほど座っていた席の余っている椅子を並べて寝かせました。
コユキ「すごいですね瞬間移動」
うん、わたしもびっくり……さてどうしようか
コユキ「食べるしかないでしょ…」
目の前に積まれたすごいサイズのサンドイッチを少しずつはむはむしていると、駆けつけたdice1d4=3 (3) に声をかけられました。
1.正実生
2.先生
3.スズミ
4.ひつじさんチーム
- 744甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/10(水) 00:23:50
<「あなたたちは……」
コユキ「んぇ?」
道路の方から声がかかり何かと思い振り向くと、灰色の制服と頭から生えた片翼が特徴的な生徒がこちら…というより寝かされた蛇玉さんを見ていました。
<「私は守月スズミ、自警団のものです。暴れている生徒がいると聞いてきましたが……」
自警団……
スズミ「まさか、暴れていたと言うのは」
蛇玉さんです。襲われたので制圧しました
スズミ「……そうですか。ご迷惑をおかけしました」
深く頭を下げる守月さんを宥めつつ、誘ってサンドイッチを一緒に食べてもらうことになりました。正直食べきれないので助かりましたね。
しかし守月さんは何かと蛇玉さんのことを気にしているようで思わず聞いてみることにしました。
蛇玉さんが、気になりますか?
スズミ「……リンコさんは、目の静かでいつも冷静な知恵者でした。それが何故」
後で先生にも聞いてみてほしいのですが、今キヴォトスでは謎の方法によって生徒が凶暴化することがあります。蛇玉さんも、その魔の手に
スズミ「そんなことが、あり得るのですか」
ミレニアムやアビドスでも同じことが起きています。 - 745甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/10(水) 00:40:42
スズミ「……わかりました。私達も気をつけて自警団の任務に努めなければなりませんね」
あ、蛇玉さんどうしましょう?
スズミ「近くにチームの仲間がいるはずです。時期に来ると思いますので引き渡せばいいと思います」
コユキ「……(もしゃもしゃ」
「では」と言い残し守月さんは去っていきました。
サンドイッチ押し付けられなかった……なんてことは考えてませんよ?ほんとですよ?
コユキ「け、けふう」
あっ!食べきってる!
コユキ「お喋りしてるからですよー」
ぐぬぬぬ
負けてられないとばかりにわたしもサンドイッチを頬張ります。食べ終わる頃には、いつのまにかいたひつじさんチームの皆さんから生暖かい視線を集めていました。
Chapter10-24
CURSED:SNAKE
おわり - 746二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 09:59:25
コユキさんかわいい
- 747二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 15:58:00
まあ無事に済んでよかった
- 748甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/10(水) 23:44:33
<おーいリアンちゃーん!
聞き覚えのある声に振り向くとひつじさんチームの三人が戦闘態勢で走ってきていました。
皆さん飛び込むようにカフェに入ってくると一斉に目を覚さない蛇玉さんに駆け寄りました。
ニオ「こんの蛇無駄にちょろちょろしやがって」
カリナ「これも知識の蛇の本気なのかなー?」
ニオ「んな擬態する奴が羊に懐かれるかよ」
カリナ「ニオだったら数分で制圧されてそうだもんね」
ニオ「てめーに言われたくねぇよ単細胞バカ」
カリナ「バカじゃないし!!」
クリス「こんにちはリアンちゃんとお友達さん。リンコちゃんを助けてくれてありがとう」
いえ、どちらかと言えば暴れてるのを制圧した形ですので…
クリス「リンコちゃんがおかしくなって止まらなくなっちゃったから、それも含めて止めてくれてありがとう、ね?」
……はい。
ひつじさんチームの皆さんも椅子を持ってきてそれぞれ思い思いに食事を頼みいつの間にか女子会的様相を呈してきました。コユキちゃんはわたしの横から離れようとしないけど…… - 749甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/11(木) 00:24:20
一体何があったんですか?
カリナ「ティータイム中にいきなり用事があるっていなくなっちゃった」
ニオ「蛇にしちゃ妙に急いだ様子だったな、滅ぼすだの壊すだの呟いてたぞ」
クリス「まるで、悪意の塊みたい。悪い大人もかくやだね…」
話を聞く限りはゲーム開発部みたいに突然凶暴化した……と言う感じで。
それを思うと、対峙した時の蛇玉さんの言葉が思い返されます。
「何でもないし何者でもない人の皮を被った怪物」それが蛇玉さんからみたわたしだったのでしょうか?
わたしたちのことを知っているのでしょうか。そんなはずないと思っていたのですが。
カリナ「どうしよう?起きたらまた暴れたら」
ニオ「殴ればいいだろ、この人数だ」
コユキ(あれ、もしかして私も入ってる?)
リンコ「ん……」
クリス「あ、リンコちゃん!」
リンコの状態dice1d4=3 (3)
1.暴走のまま
2.ぱっと見普通(擬態)
3.ぱっと見普通(治ってる)
4.だいたいわかった
- 750甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/11(木) 00:44:55
リンコ「うっ……頭いた…というか脇腹痛い……」
カリナ「リンコ無事!?生きてる!?」
リンコ「ゆ、揺らさな…吐く、吐くから……」
ニオ「いいから手を離せバカ、蛇がまた気絶するぞ」
リンコ「けほ……ありがとニオ、助かった」
蛇玉さんが目を覚ました途端に司馬さんに肩を掴まれがくんがくん揺らされて白目剥きかけてましたが水鳩さんに引き剥がされけほけほと小さく咳をして解放されました。
こほんとさらに一息ついて、蛇玉さんはわたしとコユキちゃんに向けて話し始めました。
リンコ「リアン。多分あなたたちへのメッセージでもあるんだよね、これ。私に何が起こったのか、できる限り話すよ」
え、わたしにですか?
クリス「……?」
Chapter10-25
つづく - 751甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/11(木) 00:47:37
おまけ
ひつじさんチームの種族特徴
司馬カリナdice1d2=2 (2)
1.ノーマル
2.ロバ耳
水鳩ニオdice1d2=1 (1)
1.ノーマル
2.鳩の羽
蛇玉リンコdice1d2=2 (2)
1.ノーマル
2.爬虫類目
白羊クリス
dice1d2=1 (1)
1.ノーマル
2.羊の角(トリニティ……?)
- 752甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/11(木) 00:58:10
カリナ「王様の耳はロバの耳ー」
ニオ「多分語感だけで言ってるなこいつ」
クリス「リンコちゃんって不思議な目だよね。」
リンコ「蛇目でお迎え、なんてね……」
ニオ「こっちは意味わかっていってるんだよな間違いなく」
クリス「でもリンコちゃんは優しい子だもんね」
リンコ「……それは買い被りすぎ」
クリス「またまたー」
ニオ「クリスには弱いんだよな……」
カリナ「ニオさー、クリスだけちゃんと名前呼ぶのずるくない?」
ニオ「気安いあだ名ですよカリナ先輩(棒読み)」
カリナ「そうだったの!?じゃあ許す!」
ニオ(バカだこいつ)
クリス(それがカリナちゃんの可愛いところではあるんだけど)
リンコ「そう言うところだよ」
カリナ「???」
おまけ おわり - 753二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 09:39:34
何を話すんだろうな
- 754二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 13:07:29
とりあえず大丈夫そうでよかった
- 755二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 22:41:46
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- 756甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/11(木) 23:15:47
麦茶で一息ついてから蛇玉さんは凶暴化していた時のことを話し始めてくれました。
リンコ「ある時から、頭の中に音……多分声がずっと響いていた。【dice1d4=4 (4) 】って、何度も。それで気づいたら周りのもの全部敵に見えて、戦ってた」
1.タノシイ
2.コワセ
3.サミシイ
4.ヨコセ
頭の中に音。音波的なものだと思ってましたが……もしかしてもっとオカルティックなテレパシーみたいなものなのでしょうか?
- 757甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/11(木) 23:59:03
ニオ「寄越せねぇ?」
カリナ「口悪いねその声!ニオみたい」
ニオ「話が途切れるから黙ってろバカ」
カリナ「発言権をよこせー!」
リンコ「あの2人は放っておいて続きだけど体が暴れている間、なんか妙なのに会った。ヘイローがない生徒みたいなの」
クイーン……
リンコ「あいつらは名乗らなかったけど……嬉しそうと言うか、楽しそうだった。執拗に暴れ傷つける私を、私と共に眺めて楽しそうにしていた」
クイーンはキヴォトスの人間は争いが好きだからそれを助長させて間引いていくと言っていました。
蛇玉さんはどちらかといえば争いは苦手なタイプの人。その人にも争わせて間引きを行わせようとしているのかもしれません。
……しかしどこか不思議に思えます。ぬるすぎる。
間引きをすると言う割にはただ単に暴れさせるだけ。殺し殺させて数を減らす気が感じられていません。
やはり、何か別の目的でもあるのか……探りを入れる必要がありそうです。
リンコ「それで、気づいたらここに寝てた。脇腹すごく痛いんだけどリアン、何かした?」
鎮圧のために思い切り殴りました。ごめんなさい
リンコ「んーん、いい。助けられたのには間違いない」 - 758甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/12(金) 01:09:27
やはり……行くしかないか。
そう決めていると横から先生の声が聞こえました。
"エイリ、コユキ。おまたせ……あれ、ひつじさんチームのみんな?"
クリス「先生。ちょっとリアンちゃんに助けてもらったんですよ」
"そうなんだ……リアン?"
えっと、皆さんといたときに使ってた偽名です。
その、なんか定着しちゃいまして
リンコ「慣れた」
カリナ「リアンちゃんの方が言いやすいよね」
ニオ「正直どっちでもいい」
"そ、そうなんだ……とにかく、こっちの方はナギサの協力を取り付けたよ。正義実行委員会も協力してくれる。あとは救護騎士団なんだけど……"
先生。こちらの蛇玉さん、先ほどまで凶暴化による暴走をしていました。制圧して回復しましたがある程度覚えているみたいなんです。
リンコ「どうも、知識の蛇です」
"気に入ってるんだねそれ……"
先生がカフェに入ってきたと同時にわたしも外に出ようとします、案の定コユキちゃんに掴まれましたが。
コユキ「どこいくんです?」
クイーンに少し話を聞いてきます
コユキ「1人でですか?」
クイーンはわたしだけ何故か排除対象に入ってないの、わたしだけの方が安全だよ
"……リンコの話と関係ある?"
あります。奴の目的、何かしらの真意はまだありそうですから。ゼロシフトがあれば戦艦に張り付くことは可能です……潜入したいんです、コユキちゃんにはステルスが反映されないので
頭を下げ、説得する。先生にコユキちゃんのことを任せて帰ってくると約束して、わたしは飛び上がりサンクトゥムタワー上空、巨大戦艦に向かいました。
Chapter10-25
Break:Temptation
おわり - 759甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/12(金) 01:10:10
(大戦艦潜入(二回目)編)
- 760二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 11:10:45
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- 761二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 15:40:54
侵入は上手くいくのか
- 762甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/12(金) 23:41:19
サンクトゥムタワー上空、タワーから伸びる光を挟むように巨大な戦艦が佇んでいます
わたしはその片側の船底に張り付いていました。
ジェフティさんのカメラなら映る戦艦のすぐそばにゼロシフトで突然現れた形になります。
近付く物体があれば戦艦のレーダーが捉えるかもしれませんが突然船底に現れれば捉えることもできないでしょう。
さて、ステルスは起動するとしてどこから潜入しましょうかdice1d4=2 (2)
1.船底に穴が空いている
2.窓が開いている
3.甲板から入れないかな
4.『縺薙▲縺。縺ォ縺阪※』この声、クイーン!?
- 763甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/13(土) 00:28:34
船体の横側に開いている窓が一つ。
レーダーで周りを確認しながら入り込みます。アバターと同じように透明になっていますが……どこまで信用できるか。
見覚えがある道を通り、艦橋へ突き進みます。ブレードを握り扉を蹴り破ると前と同様にヘイローのない生徒たちのようなクイーンたちがわたしに目もくれず、中央にあのクイーンが座っていました。
「蟆代@縺カ繧翫□縺ュ窶ヲ窶ヲ縺翫▲縺ィ」
『少しぶりだね。何か用かな?』
……随分余裕ですね。わたしがここで暴れたらひとたまりもないだろうに
『この場で襲われたら……まぁ自分は消されるだろうけど引き継ぎは行われるし君も逃げられはしないだろう。頑張ってこの船が君ごと落ちるかな?』
随分、高く買ってるようで
『敬意だよ。それでどう?自分たちを迎撃する算段はついた?』
ええ、二つとも叩き落とすつもりで
『怖いなぁ』 - 764甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/13(土) 01:02:16
『そうだ、もう片方の船長には会ったかな?』
……いいえ
『dice1d4=2 (2) な奴だからね、きっと面白いよ』
1.役目に真面目
2.臆病
3.変わり者
4.優しい甘ちゃん
ケラケラと笑うような動作をするクイーン、表情が変わっていないのがなんだか気味が悪い。
こうしてわたしと話している目の前のクイーンも相当変わり者なのではないか?そう思えてなりませんでした。
『本質的には君とは敵じゃないしさ』
心を読めるんですか?
『君がわかりやすいんだよ』
……ついでに一つ聞きたいことがあります。あなたは争いを助長して間引くと言っていましたが随分迂遠じゃないですか?
『dice1d4=3 (3) 』
1.まーゆったりやろうと思っててね
2.流石にここまで暴力的な癖に命を大事にしてるとは思ってなかったよ
3.面白くない?虫の喧嘩みたいで
4.思ってたより抵抗する奴もいてさー、もうちょい強度高めないとコロシアイまでやってくれなさそうなんだ
- 765甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/13(土) 01:32:37
『んじゃいってらっしゃーい』
なっ
何か言う前に視界が一瞬暗転し、次の瞬間にはあのクイーンたちの姿が変わっていました。先ほどまで話していたものとは違うものが中央にいましたが……椅子に隠れてますね
「隱ー!?謨オ!?」
えーと、もう片方の船のクイーンから送られたみたいですね
「菴輔@縺ヲ繧九?縺ゅ>縺、!?鬥ャ鮖ソ縺ェ縺ョ??シ」
あの、何言ってるかわからないんですけど
「縺ゅ▲縲√%縺ョ譏溘?豌代〒縺ッ縺ェ縺?蟆代@蠕?▲縺ヲ縺ュ」
『あなた、キヴォトスの民じゃなくて我々に近い存在なのね』
そのつもりはないんだけどな……
とはいえやっぱりどこか友好的。どうにか情報を聞き出しましょう。
Chapter10-26
つづく
- 766二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 12:22:38
このレスは削除されています
- 767甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/13(土) 23:21:57
『それで、聞きたいことって?』
目の前のクイーンは臆病らしい。もしかしたら結構聞き出せるかもしれない……
dice1d4=1 (1)
1.もう片方の船長が言っていた【人間を間引いて制圧】は事実か
2.キヴォトスで起きてる凶暴化はどうやって起こしてる?
3.お前ら(クイーン)そもそもどういうナマモノ?
4.安価下1〜4
- 768甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/13(土) 23:45:43
『あああれ?dice1d3=1 (1) 』
1.大体あってる
2.別にあんな方法で間引かなくてもいいんだけどね
3.だって野蛮だし自分たちで滅びかけたほうが納得できるでしょあんなやつら
目の前のクイーンはやはり表情ひとつ変えない。種族的に表情がないのかもしれません。
『もしかしてあなたさ、原住民に情沸いちゃったやつ?』
…はい?
『あなたもこの土地が欲しいんでしょ?暮らしてたみたいだけど…そういうのたまにあるらしいよ?』
『まぁここは協力してもう少しっ』
クイーンの頭を掴む。人の頭より柔らかく軽いそれは少し力を入れるだけで壊れてしまいそう。
「縺ェ縺」菴?菴輔☆繧九?!?」
そういえば……あなたがこの船長ならあなたを潰せばこの戦艦を機能不全ぐらいにはできますか?
「繧??√d繧√※繝シ?」
dice1d4=3 (3)
1.ぷちゅっ
2.突然衝撃が襲う
3.体が動かない
4『た、たすけてー!』
- 769甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/14(日) 00:30:20
握り潰そうとした体が動かない。
ジェフティさんにエラーはない、縛り付けられているように感じられました。
『流石にそれは見逃せないな』
聞き覚えの機械音声とともにわたしの腕に手を置いたのは最初の戦艦にいた方のクイーンでした。
相変わらず無表情のままわたしの腕を、身体を謎の手段で止めています。
『やっぱり、わかりあえないのかい?君はこちら側のはずだけど』
ずっと思っていたけど……我々はそもそも侵略なんてするつもりはない。
わたしたちは、ここにいると決めたから。
『本当に敵対するんだ』
くどいですよ
『仕方ないな』
指が鳴った途端、視界が暗くなった。
ジェフティさんのシステムが落ちた?
何が起きたのかを探る前に、急に頭がぐらついて意識が、遠のく……
『前はまだこっちを理解して欲しかったけど、完全に敵になるってのに乗り込んできたと言うなら話は別だよね?』
一体、何が……
クイーンの機械音声を遠くに聞きながら、わたしは眠りに付きました。
Chapter10-26
Queen:TRAP
おわり - 770甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/14(日) 00:32:14
(クイーンも大変みたいです)
- 771二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 08:20:00
エイリが人質になっちゃったら大分まずいな
戦艦を墜落させたらエイリの身が危うくなっちゃうし - 772二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 17:28:09
このレスは削除されています
- 773甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/14(日) 23:34:37
カタン、と軽い音で目が覚めました。
真っ白な部屋で拘束された形で目が覚めたわたしは周囲を見渡すも何もないこと、そしてdice1d3=2 (2) がわかりました。
1,2.ジェフティさんがないこと
3.ジェフティさんの機能が落ちていること
わたしは、捕まったのでしょうか?何かされた覚えもないのに……
『やぁ。そう言えば君の個体名を聞いてなかったね?』
……クイーン
『うーん、個体名自分達も欲しいなあ。まぁいっか。どう?居心地は』
最悪です……
『そりゃそうだ。原住民の一時的保管場所だからねそこは』
- 774甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/15(月) 00:31:45
『君のことは見てたよ、原住民を集めて自分たちを迎撃するつもりなんだってね』
……意外だったか?
『そうでもないさ。野蛮な連中が外敵によって一致団結するのはよくある話だ。……ただまぁ、君という存在がなければ見つかるつもりはなかったけどね』
拘束自体はそこまで強いものではなく、わたしでも十分破壊できるものです。ただジェフティさんを、探さないと……
わたしをどうするつもり?
『どうしようかなー。』
『ちょっと!記録外の異星人が出た時のマニュアル!』
『無くしたよそんなもの。ただそうだね。こっちから少しちょっかいかけようと思うし、君ともゲームをしようと思って』
遊び感覚か
『遊びだからね。そんじゃ、まずはその部屋を出てみなよ』
ブツッと音声が途切れました、どうやら何か試されているみたいです。
手始めに手錠を破壊して立ち上がります。周囲は窓もない真っ白な部屋、そして扉があります。
……破壊してみましょうか。
エイリパンチdice1d1000=600 (600)
扉dice1d500=115 (115)
- 775二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 00:43:35
エイリパンチは破壊力!
- 776甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/15(月) 01:00:47
えーりゃっ!
ばぎぃんと大きく音を立てて扉がはしゃげて吹き飛びました。
手の痛みを耐えながら通路を見回すと【➡︎ 鬆?キッ】とかかれた看板があります。
文字は読めませんでしたが矢印からして……誘われているのでしょうね。
壁に沿って少し歩きますが哨戒らしきオートマタがいるぐらい。ジェフティさんがないため無理はできません……
引き付けて破壊してまずはジェフティさんを探しましょう。
Chapter10-27
つづく - 777甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/15(月) 01:02:01
(エイリギアライジング)
- 778二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 10:24:53
保守
- 779二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 14:27:54
ジェフティを見つけられるかな
- 780二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:32:31
このレスは削除されています
- 781甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/15(月) 23:43:30
とりあえず、ジェフティさんを探す方針としてはdice1d4=3 (3) でいきましょう。
1.徹底的に隠れる
2.見つかったら殴る
3.積極的に情報を探す
4.何か見つけ次第捕まえる
船内のオートマタはアバターのように機敏というわけではない。撃たれればかなり痛いでしょうけど倒せないわけではないでしょう、奇襲できれば尚更です
基本は隠密。わたしに心得はありませんが……わたしたちなりにやっていきましょう。
エイリdice1d100=26 (26)
警備dice1d100=38 (38)
ジェフティ発見dice1d100=70 (70)
- 782甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/16(火) 00:14:48
『捕獲対象を発見』
早速出た!?
やや人型のオートマタ、銃を構えわたしに向けて発砲してきます。
丸腰のわたしは反撃もできず物陰に隠れるしかありませんでした、射撃が続きますが音が近づいてくるのも感じ取れています。
オートマタがわたしを狙おうと物陰に覗き込もうとしたところで飛び出し、頭部と肩部を掴んで無理やりちぎると大きな火花と共にオートマタは機能停止しました。一応持っていたARを拾っておきましょう。
人の形をしたものを千切るのは気分が良くない。これが人だったら……あまり考えないようにしよう。
実際の嫌悪感dice1d50=24 (24) (同化のため最大値50)
- 783甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/16(火) 00:45:52
……よし、切り替え完了。
相手はいくらでもいるし一体を破壊しただけで参っていては抜け出すことも難しい。
迷いは厳禁。ということで次々進んでいきましょう。
そんな感じで進んでいき、dice1d4=2 (2) を見つけるためにdice1d100=93 (93) 機ほどのオートマタを破壊していました。
1.クイーンらしき人?
2.船内地図
3.キヴォトスの街中のような…ミニチュア?
4.ジェフティさん
- 784甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/16(火) 01:02:41
ふぅ、やっと地図を見つけた……相当あっちこっち動き回ったし結構攻撃もされましたね。
ダメージdice1d99=22 (22)
ジェフティさんがありそうなのは【蟾・蜍吝ョ、】……工務室。
ここを目指していきましょう、ジェフティさんをわたし以外に使えるとは思いたくないですがもしももありますしそもそもクイーンがどう言う存在なのか?
わたしはそれも知りませんからね。
Chapter10-27
STEELGEAR:ALIEN
おわり
- 785二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 07:08:46
かなりの数ボッコボコにしてて草
- 786二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 12:09:54
オートマタが豆腐装甲って事はないだろうし、生身も強くなってないか?
- 787二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 16:19:23
単騎潜入した結果一回とっ捕まりましたは帰った時コユキがやばそう
というかジェフティと通信が途切れたり反応がロストしてたりしてコユキがそれを察知してたならもうすでにやばそう - 788二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:22:53
保守
- 789甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/16(火) 23:29:11
船内地図を頼りにジェフティさんがありそうな部屋、工務室に向かいます。
途中までは破壊し尽くしたオートマタの残骸を踏みつつも途中からはまた哨戒のオートマタが徘徊しています、もうすぐジェフティさんを奪還できると思い歩を進めました。
dice1d4=3 (3)
1.ちゃんと隠れる
2.できる限り隠れる
3.隠れない
4.暴れる
- 790甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/16(火) 23:44:33
ここが工務室。まるでミレニアムのエンジニア部工房みたいです。
道中dice1d100=41 (41) 機ほど壊してdice1d77=61 (61) +22ほど傷を負いましたが……なんとか辿り着きました。
<繧医≧縺薙◎
!?
声に向き直すと、dice1d4=2 (2) にそっくりなヘイローのない人……クイーンがジェフティの前に待ち構えていました。
1.わたし
2.コユキちゃん
3.ユウカ先輩
4.美甘さん
「縺薙l縲∵ャイ縺励>繧薙〒縺励g?」
ずっと思ってましたが……わたしたちの言葉は喋らないんですか?
「……髱「蛟、これ、いい?」
うっ、本当にやりはじめるとは
「これ、ほしい?自分、排除」
要はジェフティさんを返してほしければ自分を倒せといいたいのでしょう。
……やりようはありますね。
エイリdice1d100=60 (60) +35
クイーンdice2d100=23 47 (70)
- 791二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 00:00:14
傷だらけというかそれなりなダメージ負ってるのにかなり戦えてるな
- 792甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/17(水) 00:30:38
体に鞭打ってオートマタから奪った銃をクイーンに向けて撃つ。クイーンは片腕を盾のように変質……変形させて防いだ。
液状化して変形する……これがクイーンの性質?
「野蛮 人間 単調」
「なにっを!」
反撃が無いためそのまま近づいて銃を盾に叩きつけます。ばきっとおおきな音を立てて銃が砕け破片が飛び散る。
その破片を握り顔を見せたクイーンに投げつける。液状化して離れたのを見てしめたと口に笑みが浮かびました。すかさずジェフティに駆け寄り手を当てる。
ReBOOT!
『Re booting』
ジェフティの装甲が開きわたしを吸い込み閉じる。周囲をクリアな画面が覆い心地よい閉塞感を覚える。
「……騾?縺九&繧後」
さて、どうする?形勢は逆転したぞ?
「……」
ブレードを喉元に突きつけると、クイーンは諦めたかのように両手を上げた後掴みかかるようにわたしに近づいた。思わず振り払うとクイーンの胴体を真っ二つになるように通過。切断されたクイーンの身体は溶け落ちた。
……え?
思わず、声が漏れ出た。 - 793甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/17(水) 00:40:39
ばしゃん、と音を立てて飛び散ったクイーンをわたしはどうすることもできなかった。
わたしが、殺した?
その事実から目を背けるようにこの場を離れようとした時だった。
ジェフティさんのアラートに振り向くと、先ほどと同じ姿のクイーンが佇んでいました。
頭が冷えてくると……なんとなくわかってきた。クイーンっていうのは、何かの形を真似た液状の生物か
「逕溷多菴薙→險?縺」縺ヲ谺イ縺励>縺ェ」
だとするなら、倒す方法は……今の装備で出来るのか……?
後ろで扉の閉まる音がした。頑張れば突破はできるだろうけどもその間目の前のクイーンに背を向けることになる。結局はクイーンを何かしらの手段で無力化しないといけないことが理解できた。
ブレードを再度構え、コユキちゃんの姿をとるクイーンを見据えた。
Chapter10-28
つづく
- 794甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/17(水) 00:41:00
(ブルアカ成分どこ?)
- 795二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 08:56:11
このレスは削除されています
- 796スレ主◆PpuNVmvyfA24/07/17(水) 16:09:05
(フルスペックベクターキャノンでもないとどうにもならなそうなのが原作で出てきたのでインフレはありません)
- 797二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:26:52
このレスは削除されています
- 798甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/17(水) 23:40:31
ブレードを振るってもすり抜けるように通り液体が飛び散るだけ。
殺しきれないと考えたわたしは直ぐに次の行動に移っていました。
ジェフティさんが置いてあった機械、に繋がれたテーブル。
引きちぎって構え、ワイヤーブレードでクイーンの身体を粉微塵に切り裂いては飛び散らせる。
ぐにょぐにょと集まり人の身体に固まろうとした瞬間。火花飛び散るケーブルを押し付けた。
「縺弱c縺ゅ≠縺ゅ≠縺ゅ≠縺ゅ≠!!!」
激しい雷光と共に劈くような悲鳴が響く。
ジェフティさんのカメラ越しじゃなかったらわたしも目を焼いていたかもしれない。
液状で不純物の多く電気を通しやすい体によく電気が流れ耐性のない細胞が破壊され──破裂した。
っ……
さっきまでと同じように飛び立った破片は動かず、活動を停止したことを示唆している。
さらに入り口の扉が開いたことでこの場の戦いが終わったことを示していました。
キルショックdice1d100=66 (66)
- 799二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:51:22
実績:ファーストブラッド
- 800甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/18(木) 00:09:01
腕が、震える。
こんなよくわからないナマモノでも、命を奪ったと言う実感が襲ってきた。
わたしは何故こんなことをしているの?
何故今更わたしたちは震えているの?
大きく息を吸い、吐く。ジェフティさんの機能で浄化された空気が全身に染み渡るのを感じる。体の震えも、少しずつ収まってきた。
にぎにぎと何回か手を開いて閉じてを繰り返しある程度しっかり動くようになったのを感じてブレードを握り直し、工務室を後にしました。
ねくすとすてーじdice1d4=2 (2)
1.模型室
2.格納庫
3.研究室
4.艦橋
- 801甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/18(木) 00:37:25
ここは、格納庫?
美甘さんと潜入した時に入り込んだところとは別で白い景色はそこまででもない、しかし大量のオートマタが格納されていました。
ここは……アバターがこんなに
『君たちが手当たり次第壊すからさ。こうして補充しないといけないんだ』
……
館内放送のように聞こえるクイーンのことを聞き流しつつ思考を巡らせます。
アバターそのものは観察しているだけで暴走に関与はしていない。この場で壊しても時間の無駄、かな……?
『じゃあ次だ。どうせ1人2人も変わらないだろう?』
その場にいたのは、dice1d3=2 (2) と同じ姿をした、ヘイローがない存在……クイーン。
1.白石さん
2.猫塚さん
3.豊見さん
コユキちゃんといい、わたしを煽っているのか。
でも、まぁいい。
今更2体目だろうと関係ない。切り開いて、進まなければならない。わたしたちが生きるために。
Chapter10-28
BLOOD:BEGINING
おわり
- 802甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/18(木) 00:38:06
(クイーンの同業者で遊ぼう)
- 803二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:32:28
クイーンの同業者をどう遊ぶおつもりですか?
- 804二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 12:14:27
このレスは削除されています
- 805二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 15:52:33
・1人で潜入しました
・捕まりました
・人間ではないっぽいとはいえ知的生命体を殺めました
うーん帰った時がやばそう - 806スレ主◆PpuNVmvyfA24/07/18(木) 23:53:11
(申し訳ありません、投下ありませんでした……)
- 807二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 11:09:38
このレスは削除されています
- 808二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 17:35:29
このレスは削除されています
- 809甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/19(金) 22:47:44
(あれっなんか保守書き込み消えてるナンデ…?)
白石さんクイーンは腕をサブマシンガン状に変化させ銃撃する。普通の弾丸なら問題ないんだけど着弾したところから液体が漏れている…正直当たりたくない。
とにかくまず散らさないといけない、周囲の地形を把握、ゼロシフトを連続して発動して物陰から物陰へ移動。見失ったのかキョロキョロと探したところを真横に現れブレードを振り抜き首を切り落とす。
切り離された胴体ごと液状に戻り飛び散る、今のうちに何か通じそうな武器を探さないと……dice1d4=2 (2)
1.待機状態のアバター
2.カプセルに入ってる謎液体
3.なんかジェフティに生える
4.安価↓1〜3
- 810甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/19(金) 23:53:31
アバターが格納されている機械の他に、何かの液体が入ったカプセルがあるのが見えました。
あれは何だ?とも考えるまでもなくこれだと判断しました。
「縺ウ縺」縺上j縺吶k縺ェ縺ゅb」
そこっだぁ!
復元され人型を取ったクイーンの頭を掴み、カプセルの窓部分に叩きつける。
ばぁんと音が立ち同時にビシャっと液体が飛び散る。窓が割れるより前にクイーンの液状化が間に合ってしまった。
咄嗟にブレードで追撃するように叩きつけた場所に突き刺して、引き抜く。
謎の液体が吹き出し、さっき飛び立ったクイーンの液体が浸される。
するとdice1d3=3 (3)
1.焼けるような音と共にクイーンの悲鳴?が鳴り響いた
2.「「「「「「縺ェ縺ェ縺ェ縺ェ縺ェ縺ェ縺ェ縺ェ」」」」大量に重なる声が聞こえました
3.『実験体が放出されました』艦内発送?
- 811甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/20(土) 00:31:56
『おお、ボーナスエネミーだ!』
「闊ケ髟キ縲∝勧縺代▲」
人型に戻ったクイーンがスライムのような何かに取り込まれていく。
わたしに向けて手を伸ばしたクイーンが崩れ溶けて取り込まれていく。
……ウルカヌスさんを構えます。
『楽しんでくれてるかい?』
お前、仲間じゃないのか!?
『どうだろうね?』
流れる機械音声には感情とかを読み取る余地はない?
……クイーンがどういう存在なのかもわからないけど、仮にも味方をこんな使い捨てにする必要があるのか?
いや、考えるのは後にしよう。右手のブレードと左手のウルカヌスさんを構え直し目の前のスライムを見据えました。
Chapter10-29
つづく - 812甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/20(土) 00:32:33
(エイリの不思議のダンジョン大戦艦編)
- 813二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 10:57:12
お疲れ様でした
何で保守消えてるんだろ - 814二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 17:36:41
無事に勝つことが出来るかな
- 815甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/20(土) 23:36:44
さて、目の前のクイーンスライム(仮名)をどうしたものか。
この手の奴は物理攻撃が効かないと言うのが主流ですが生憎わたし……というよりジェフティさんの武器は物理に偏重しています。
だからクイーンを倒すためにもそういうのを探したのですが……結果はご覧の有り様で。
その時、ジェフティさんの通信機能に通知が入りました。
藁にもすがる勢いで繋ぐとdice1d4=1 (1) の大きな声が鎧の中に響きました。
1.コユキちゃん
2.白石さん
3.奥空さん
4.小鳥遊さん
- 816二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 23:51:12
さーて最近エイリに対してヤンデレ気味なコユキだがどうなる
- 817甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/21(日) 00:11:16
コユキ『エイリちゃん!!!!!』
うぐっ……コユキちゃん?
コユキ『もうdice1d72=33 (33) 時間も経ったのに連絡ないですし!!!!』
そ、それは……ごめんね?色々あって、と言うか現在進行形で起きてるけども
コユキ『……今、どこにいるんですか?』
クイーンの戦艦の中。今戦ってる
コユキ『喋ってる場合じゃないじゃないですか!!!!!!』
耳がキーンってなるから大声やめて……
リンコ『話は聞いたよ』
通信に蛇玉さんの声が入ってきました。
確か、コユキちゃんのスマホからも繋げられると聞いたから……蛇玉さんが同じところにいる?
リンコ『そういうこと、蛇の知恵を貸してあげるよ』
心を読まないでください
コユキ『気に入ったんですねそのフレーズ……』
えーと、目の前にでっかいスライムがいます
リンコ『ごめんゲームは専門外』
残念ながら現実です
- 818甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/21(日) 01:31:05
リンコ『えーと……要は液状軟体生物なわけでしょ?なら火だよ、フレイムスロワー』
やっぱりそうですよね……
リンコ『なさそう?』
試してみます
炎、しかも目の前の巨大スライムを蒸発させることができるほどの……
何か、何かないでしょうか
dice1d4=1 (1)
1.危険物収容処?これか?
2.かけられているアバターの武装らしき砲身、これなら!
3.『Artillery READY』
4.……そうだ。この場にないなら
- 819甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/21(日) 01:50:21
飛び込んだ先には数々の兵器が収められているらしき部屋。
アバターが使用する火器なのでしょうか、大きさ的にはわたしにも使えそうなものがあります。
とにかく使えそうなものを片っ端から格納しましょう。どれかしらは刺さるはずです!
「縺翫↑縺九′縺吶>縺溘≠縺ゅ≠縺ゅ≠」
スライムのものらしき呻き声?が鳴り響いています。
艦内でこんなものまで飼ってるなんてあのクイーンは何を考えて……しかもボーナスとまで言っていた。
本当にゲームでしかないとでも?
そうなら、後悔してもらいましょう。クイーンの兵器でクイーンの戦艦を落とすぐらいの勢いで暴れてやります。
Chapter10-29
まだつづく
- 820甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/21(日) 01:50:55
(ちなみにクイーンの言語は文字化けツール産なので復元できたりできなかったりします)
- 821二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 11:09:34
このレスは削除されています
- 822二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 17:17:03
このレスは削除されています
- 823甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/21(日) 23:14:09
(原作が更新で勢いえらいことになってますがこの作品には影響が一切ないので安心)
武器庫(危険物保管とか何とか)から回収した兵器を格納し部屋を飛び出すと元からいた位置でスライムは蠢いていました。
正直嫌悪感を催しますが一旦はいいでしょう。実験隊と言われてたものですから処分する手段は何かしらあったはずです!
dice1d4=4 (4)
1.火炎放射器
2.冷凍ビーム
3.プラズマ放射機
4.ヌカランチャー
- 824甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/21(日) 23:18:13
(苦悶の表情を浮かべるスレ主)
- 825二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 23:46:49
この宇宙船は早くも終了のようだな
- 826甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/22(月) 00:20:28
やはり火力ですね、この砲弾投射機で!
コユキ『なんですそれ』
えーと……ヌケ、ランチャー?
リンコ『ヌケ……NUKE?えっまさかそれ』
発射!
カタパルトから放り出されるように射出された砲弾はゆるい放物線を描きスライムに当たる。
当然そのまま取り込まれますが、直後破壊的な爆音と爆風、そして熱量が部屋全体を襲い爆煙が格納庫を覆います。
ジェフティさんの装甲が赤熱するレベルの熱量……これがクイーンの兵器。キヴォトスで使われないでよかったと思うほかありません。
レーダーが熱の影響かうまく動作しておらず、スライムがどうなったかが見えません。わたしはじっと構えて煙が晴れるのを待ちました。
リンコ『エイリ、今の爆音ってまさか……』
もしかするかもしれません。これ……核爆弾です
核爆弾。
サーモバリックのように命の危険のある兵器、毒をばら撒く死の爆弾。キヴォトスでは禁制品……どころか禁忌とされているものです。
そんなものまで……しかもアバターぐらいのサイズで携行できる程度のもの。
こんなものが暴れたらキヴォトスは滅びかねません。
ようやく煙が晴れると、周囲は跡形もなくなるぐらい焦げて一部融解している。
スライムも同様に消失していました。
この船、まだ落ちたりしないよね?そう願いつつ、先に進みます。 - 827甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/22(月) 01:08:31
コユキ『それで、帰って来れるんです?』
わからない。どうにかクイーンをしてやって抜け出して帰るつもり。
リンコ『ミレニアムか、シャーレか……アビドスだっけ?そこにも連絡しないとね。丸一日+αいなくなった迷子として』
迷ってはいないのに……
格納庫を突破したわたしはコユキちゃんに各所への連絡をお願いしました。
先生や小鳥遊さんやユウカ先輩からの小言は、覚悟しておきましょう。それまでは生き残ることを考えなきゃ。
焦げて溶けた部屋から抜け出して白い通路をまた突き進む。順路と書かれた看板を頼りに飛んでいき次に辿り着いたのはdice1d4=3 (3) 。ステージクリア型のゲームか何かか、と思い始めながらも扉を蹴り破りました。
1.研究室
2.食堂
3.生物室
4.艦橋
Chapter10-29
NUKE:OUT
おわり
- 828甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/22(月) 01:12:02
(核爆弾のキヴォトスでの扱いは名言されてませんが、毒を使い確実に殺すための爆弾ということで禁忌of禁忌の扱いとしました。まぁそんなことクイーンは知らないしそもそも使う予定はなかったのですが)
- 829二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 01:33:05
放射線とか装甲貫通して被曝してない?そうじゃなくても汚染で帰れなくない?大丈夫?
- 830二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:20:47
ヌカって糠でも弾にしたのかと思ってたらアレか……
- 831二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 13:06:19
ぶっちゃけ技術的にはゼロシフトの方が万倍ヤバいので…
空間圧縮の兵器転用とかしてはいけませんよウタハ! - 832二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 22:55:00
保守
- 833甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/22(月) 23:44:39
部屋に飛び込んで見えたのはあのスライムも入っていた大量のカプセル、その中には一つ一人生徒らしきものが入っています。
ヘイローがないあたりクイーンなのか単に意識がないのかはわかりませんが……
『ようこそ培養室へ』
培養……?
『並んでるこれらはアバターが回収したサンプルをクローニングしたんだ。見た目はよくできてるでしょ?』
はっと周囲を見回すも、カプセルに入ったひとたちは溶ける様子も目を覚ましもせず満たされた液体の中浮かび続けている。これは生きていると言えるのかどうかもわからないままわたしはカプセルから目を逸らせませんでした。
『これがねぇ、なんか知らないけど動かないんだよ。なんか知らない?頭の輪っかも出てこないしさ』
ヘイローがない。
わたしたちに当然のようにある頭の輪、わたし自身ある事が当然だと思いないとどうなるとか考えたことはありませんでしたしそんなの付与する方法とか知りません。
つまり、このひとたちは決してヘイローが出ず目を覚さないまま一生を終えることが運命付けられているのでしょう。 - 834甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/23(火) 00:14:50
それで、我々にこれを見せて何だと?
『いやぁこれ何とかできないか知らない?』
知らない。戦うならここでやってもいいですけど?この人達全て巻き込まれますよ
『勘弁してよ折角ここまでクローニングできたのに勿体無いじゃん。別に自分たちもキヴォトス人を絶滅させたいわけじゃないんだよ、入植したいだけ』
そのために人を間引きするんでしょうに
『キヴォトスの人間だって未開の土地の開拓ぐらいするでしょ?そこにしらんナマモノいたら狩りつつ一応保存するじゃん?同じ同じ』
一緒にするな
ブレードを部屋の角にあったスピーカーに投げ刺し音声が途切れた。
この人たちもこの戦艦を落としたら漏れなく死んでいくでしょう、それこそ生まれてすらいないのに。いっそ今のうちに生命維持も落としておこうか、とも思いましたが……
できませんでした。どうしてできなかったか、と聞かれれば断言できるような理由はありません。介錯にすら抵抗はあるのも意識はないんだから最初から生きていないとか考えは多く出て結局選んだのは何もしない、なんて言う責任も何も投げ捨てた行動。先生がみたらなんて言うやら。
多数のカプセルを置いてその場を後にして奥に進みました。
ねくすとすてーじ
dice1d4=3 (3)
1.食堂
2.居住区
3.居住区
4.艦橋
- 835甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/23(火) 01:02:35
培養室を過ぎたあたりから急にオートマタの抵抗が増えてきました、それに伴い真っ白だった通路が徐々に茶色のような木造建築的な色になっていきます。
オートマタ自体は閉所ながらゼロシフトによる奇襲とテイルブレードで対応は十分できます。
そんな中アラートが聞こえ咄嗟にその辺にいたオートマタを掴んで盾にするとガガガガッと何かが刺さる音がなりました。その先には小さな人型の液体が両手指をわたしに向けています。
クイーンもやっとやる気を出してきたと言う感じでしょうか
「縺ー縺代b縺ョ!」
「縺シ縺上i縺ョ螳カ繧貞ョ医l!」
ああもう!
何を言ってるかわからないのに何か言ってるというのはわかるのが気味が悪い。
さっさと片付けて次に進みましょう。時間を浪費したらみんなにどんな説教されるかわかったものじゃありません。
『……ふふ』
Chapter10-30
つづく - 836甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/23(火) 01:03:33
(出撃から33時間経過してる事実、帰る頃には48時間とかになってないといいけども)
- 837二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 08:53:09
お疲れ様でした
- 838二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 14:32:07
どれぐらい脱出に時間かかるのか
- 839二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 16:23:38
腕の傷跡のグロさが増したりしてたらコユキがまだ泣いてしまう
- 840甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/23(火) 23:22:55
このっ、しつこい!
「縺ァ縺ヲ縺?¢?」
「縺ー縺代b縺ョ!」
「縺溘☆縺代※!」
わらわらと湧いてくるやや人型っぽい液体。スライムとクイーンの中間みたいなやつらをdice1d3=2 (2) で排除しながら突き進む。
1.火炎放射で蒸発
2.冷凍ビームで凍らして砕く
3.電磁砲で破裂させる
4.ヌカランチャー
金切り声とぐちゃぐちゃしたような音が混ざったような不快な音が辺りに響く。ノイズキャンセル機能とか白石さんにお願いしようかなとか思い始めているとまたあの船長クイーンの放送が聞こえてきました。
かけてくる声の方向性dice1d4=4 (4)
1.『襲撃者を倒せー』
2.『化け物から船を守るんだー』
3.『きゃあクイーン殺し』
4.『キヴォトスの民って乱暴だねー』
- 841甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/24(水) 00:04:47
我々はそっち側じゃなかったのか?
『自分はキヴォトスの存在だと言ったのはそっちじゃんかー』
わたしが例外側だって自覚ぐらいはありますけど
『まぁいいや。そろそろ目的地のはずだよ』
目的地?と疑問に思いつつも【繧エ繝シ繝ォ】と書かれた横断幕のついた扉を蹴り開くと大きな広間が広がっていた。飛行すら充分できそうな大広間の中央にはdice1d4=3 (3) いました。
1.あの船長クイーンが佇んで
2.巨大な機械兵器が鎮座して
3.わたしの姿をしたクイーンが立って
4.ジェフティさんがもう一機そこに
- 842二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 00:29:45
自己否定は不味い、意外と生徒への理解が進んでるねこいつら
- 843甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/24(水) 01:04:30
わたし……?
『レディー……ファイっ!』
放送の音声と共にクイーンは走り出し右手を大きな見覚えある爪の長い手にして振り上げる。咄嗟にブレードで受け止めるもずしっと衝撃が伝わった。
クイーンがこんなに膂力があるなんて……?
疑問に思う前に視界の隅から鋭い棘が襲ってきて咄嗟に本体を殴り飛ばして距離を取る。
そのクイーンの姿は、ベースはわたしなのに両手両脚が人間のものとは思えない……黒く光るトカゲのようなもので、腰からはワイヤーのような細さと先端に棘のようなものがついた尻尾が生えていて、ひどく既視感を覚えます。
一体、これは……
『さー、なんだろうね?ほらがんばれがんばれ』
まるで、我々……狩人のような。
既視感、気味悪さ、苛立ち。様々な感情が渦巻くのを抑えブレードを構え直しました。
Chapter10-30
まだつづく - 844甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/24(水) 01:08:13
(もしかしてこのChapter10って終わるまで50か60ぐらいかかるのでは?)
(投下量が少なすぎると言うのはごもっとも) - 845二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 10:39:06
お疲れ様です
気にしないでおこう - 846二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 20:33:17
ほしゅ
- 847二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:18:26
ある程度省略してダイジェスト進行するのはどうだろうか
- 848◆PpuNVmvyfA24/07/25(木) 00:43:32
(それもありか……)
本編思いつかないのでセルフ保守小ネタ
その頃の◯◯
dice1d4=1 (1)
1.流石に二日間もシャーレを空けられないため帰ってる先生
2.また行方不明になられておこになるアビドス組
3.また行方不明になられて倒れかけるユウカ
4.割と楽しんでるコユキ
- 849先生◆PpuNVmvyfA24/07/25(木) 00:57:25
"……ふう"
アロナ『先生、エイリさんが心配ですか?』
"そうだね、もうすぐ二日だ。歯痒いな……何も助けになれないなんて"
アロナ『シッテムの箱でも流石にキヴォトスのネットワークに繋がっていない空中に浮かぶ見えない戦艦にハッキングは難しいです……』
"たまに自分の無力さが嫌になるよ"
アロナ『先生……』
"大丈夫さ、不安なのはエイリやコユキなんだから。帰ってきたら、ちゃんと叱ってあげないとね。エイリが心配で助けになりたい子はたくさんいることを"
エイリがファーストブラッドを経験してる頃の先生
すごく心配してた
おわり - 850二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 08:06:25
仕方ないとはいえやはりジレンマにかかる先生たち
- 851二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 12:19:53
先生ってエイリに対して>>162にあるようにディスコミュと失敗と軋轢ばかりで
先生からしたら何も力になれてないって感じてもおかしくないくらいだからなこれまでの関係…
丸2日戻って来ないまま何もできないの割と辛そう
そんでもって帰って来たら知的生命体殺して来ましたはもうそろそろ先生の"先生"や"大人"のアイデンティティ揺らぎ始めそう
- 852二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:28:18
保守
- 853甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/25(木) 23:43:58
今までクイーンは戦闘に向いていない種族だと思っていました。
だってわたしでも易々と倒せるしそこまでダメージもない、基本的に技術で戦う言ってしまえばミレニアム生のような存在だと思っていました。
「……」
おしきれ、ない……!?くっ!
顔面を狙ったブレードが大きな手に捕まれ、押し合いになる。
こんな人同士の押し合いに負けたことなんてなかった、大体の人は軽く持ち上がっていたから。
埒が開かないと考え距離を取りウルカヌスさんや火炎放射で攻撃するも弾丸は液状の体を通りぬけ炎は大きな手が振られての風でずらされ撒かれる。本当にわたしがベースなのかと思うぐらいに強いと感じられました。
エイリdice1d100=21 (21) +58
エイリ・クイーンdice1d100=91 (91) +58
- 854二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:48:05
エイリ・クイーンめちゃ強い
- 855甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/26(金) 00:17:08
がきんがきん、と重い金属のぶつかり合う音が何度も響く。
ブレードを受け止められるか手の甲で滑らされ、ごんっともう片手で殴られる。ジェフティさんを着てなかったら大怪我も確実と言う勢いで吹き飛ばされるが、ジェフティさんの全力のブーストでなんとか壁にちょっと叩きつけるぐらいですみ息を吐いた。
どうしよう、有効打がない。
わたしとクイーンの違い、それは間違いなくジェフティさんの有無。それを活かせないと勝てないのはわかっているけども……
『苦戦してるねー』
……
『やっぱ自分とは戦いにくい感じ?』
ジェフティさんの、機械の強み……これだ!dice1d4=4 (4)
1.並列制御
2.飛行能力
3.武器の多さ
4.ゼロシフト
- 856二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 00:33:27
人間大の兵器が持ってちゃいけない奴!
- 857甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/26(金) 01:06:36
わたしは多分わたしたちから見ても落ちこぼれなんだと思う。
だから、うまくやるとか、そういうことが多分できない。だからやることは……少しは自信ある頭脳と高性能の押し付け!
そうと決まれば話は早い。ゼロシフトのクールタイムは1秒未満ではあるけどないわけじゃない。空間を圧縮する時間が必要らしいけども詳しくはわからない。
だけど1秒数えておけば問題ない!
壁から離れる瞬間に振りかぶってゼロシフトを発動させ、真横に現れてから大きく振るう。
突然のことに反応しきれなかったクイーンは片手で防御しきれずに壁に吹き飛びべちゃっと飛び散った。
数秒後、飛び立った液体が集まり元に戻る。やっぱり雷や炎で攻撃しないとダメなのかも。 - 858甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/26(金) 01:50:50
ゼロシフトについていけていない。
そう確信したわたしは何度もゼロシフトを繰り返し翻弄する。
クイーン四方八方からブレードを叩きつけられ頭に来たのか両腕と尻尾を振り回し始めた。勢いのついた剛腕を受け止めるのは一苦労だけどほぼ互角の腕力とはジェフティさんのパワーアシストの分少しだけつよい。ブレードを構え腕の進路上に現れて受け止める。両手と片手の分不利でも少しだけ止めることができた、それで十分。左手に危険物保管庫から持ち出したプラズマ砲を胸部にあて放ちました。
「!!!!??????!!?」
消し飛べ、怪物……!
クイーンから明らかに色が失われその中を雷が駆け巡っているのが光でわかる。
身動きが取れなくなったクイーンはがたがたと震えたのち大きく跳ね破裂。残骸が周囲に飛び散りました。
クイーンの弱いところは、すぐに死ぬところみたいですね
『君らが頑丈すぎると思うんだけどなぁ……まぁいいや。進みなよ』
扉が開く音が聞こえました。
わたしまで出てきたんだから、もう弾もなさそう……そう思いたいだけですけど、大人しく先に進むことにしました。
Chapter10-30
MILLER:mirror
おわり - 859甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/26(金) 01:52:55
(ところでこのクイーンとか言う不思議生物がキヴォトス人とか目じゃないぐらい不思議な気がしています)
(液体生物、擬態ができるっぽい、雷や炎に弱い、硬化もできる、やたら技術力がすごい) - 860二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 08:35:26
インフレし過ぎちゃった?
- 861◆PpuNVmvyfA24/07/26(金) 08:41:10
(不思議なだけで別に肉体は強くないからインフレとはまた違った感じになっています……)
(なんならメグもとい火炎放射器や御坂式レールガンあれば普通に倒せるので……液状の謎ナマモノを生物と認識できるかがいちばんの問題かも)
- 862二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 17:50:54
ホ
- 863二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 18:24:19
熱に弱いなら銃撃され続けても摩擦で蒸発すると思う、技術力以外は基本不利かも
- 864甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/27(土) 00:05:21
扉の先を進むと一瞬の暗転ののち、わたしは3度目の艦橋にいました。
中央でふんぞり帰っているあのクイーンがみえたのでゼロシフトで目の前に現れようとしたところ、がんっと何かにぶつかった。
『なるほど、何かと思えば直線の超光速移動だったんだね』
クイーン……
『まずはゲームクリアおめでとう』
軽く拳でぶん殴るも大きな音と共に止まる。止まった場所にはガラスがあるわけでもなく完全に硬い何かで止められていた。
『楽しかった?殺しは』
っ……
『これで晴れて敵対だね』
その、宣戦布告のためにあのクイーンたちは死んだというの?
『dice1d4=3 (3) 』
1.そうだよ
2.殺したのは君でしょ?
3.あはは
4.手間が省けてWIN-WINだね
- 865甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/27(土) 00:34:11
何がおかしい
『これから滅ぼし合う相手にそんなに親身になるなんて、優しい同業さんだね』
……あなたたちは、ここで滅ぶつもりか
『かもね?今回は君の勝ちだ。次の本当の戦いを楽しみにしてるといい』
一体何が目的なんですかお前は!
『最初に言ったでしょ?入植(ゲーム)だよ』
再度の暗転の直後、美甘さんと来た時のようにわたしは暗い宙の中に放り出されていた。
重力に従って落ちていく中、横目に二つの戦艦が見える。あの中には多くのクイーンの命があって、今もある。そのことがずきりと胸に刺さった気がした。
ジェフティさんの通信を繋ぎ、コユキちゃんに繋げる。数秒後大きな声が聞こえた。
コユキ『もしもしエイリちゃん!?』
もしもし?クイーンの戦艦からの脱出に成功。これからトリニティによるから
コユキ『よ、よかったぁ〜……』
リンコ『どうだったの?』
……まぁ、大変だったとだけ。
リンコ『…』
コユキちゃんの安堵の声とともに、蛇玉さんの声も聞こえます。
口調に変わりはありませんがどこか穏やかな声色に感じました。 - 866甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/27(土) 01:12:10
コユキちゃんとの通信を閉じた直後、わたしは滑空しながら先生に通信を入れます。数秒の呼び出し音の後、先生が通話に出ました。
『"もしもし、こちら連邦捜査部シャーレ"』
アビドス高等学校一年甘坂エイリです
『"エイリ!?帰ってこれたの!?"』
はい。……今のうちに、お話ししたいことがあります。
『"話したいこと?"』
はい…クイーンと話した内容、そして……私の意見、迎撃方針について。
『"わかった"』
変わらない先生の即答。生徒のこととなるとすぐこれなんですから。
……その先生が、クイーンを命としてみれるかとか生徒の姿をしたクイーンを倒せるのかとか。やたしには聞き出す勇気がなかった。
だからわたしはもう決心しています、その手を濁った液体で染まったわたしが終わらせよう。
わたしたちはもとからそうして生きてきた。今更さらに濡れても変わらないでしょう。
その決心を、可能な限り遠回しに先生に伝えようと思いました。
Chapter10-31
つづく - 867甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/27(土) 01:13:20
(既に半ギマリなエイリ)
- 868二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:00:09
お疲れ様
- 869二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 14:33:38
ハントは惰性や義務感でするものではない…
もっと自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ - 870二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 16:25:47
いつかクイーンとの戦争が来てしまうのだろうか
- 871二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:51:28
保守
- 872甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/27(土) 23:56:55
先生は、クイーンに関してどの程度伝わっていますか?
先生はわたしの問いに少し間をあけて"いや、エイリとネルから共有された情報まだだね"と帰ってきました。
わたしは先生にクイーンについて、わたしがしたことを隠しつつもわたしが捕まっていた間にあったこととして伝えることにしました。
液状生物であることや熱と電気に弱いこと、さらにはキヴォトスより遥かに発展した技術を持つこと。そして人間の姿を真似ることができることを。
『"そっか……ありがとう、いろいろ見つけてくれたんだね"』
怪我の功名ではありますが。これからコユキちゃん、小鳥遊さん、ユウカ先輩に怒られます
『"それは仕方ないかな、二日もいなくなってたんだし"』
後悔しています……
『"反省の方をしたほうがいいと思うな"』
……話を切り出せない。わたし、ここまで臆病だっただろうか?
そう思っている間にトリニティが見えてきました。
時間切れかと思いつつも通信を切ろうとした時でした。
『"エイリ、思い詰めていないかい?"』
──なぜ、そんなことを?
『"今まで戦艦の中で捕まっていて、単身脱出してきたんだ。きっといつも以上に疲れが溜まっているはずだよ。疲れていると気分も落ち込んじゃうからね、早めに休んだらまた話をしたいな"』
…わかり、ました。失礼します
通信が切れると同時に大きく息を吐き出す。
見抜かれていた?それとも心配されていただけ?後ろめたいことがあるだけに冷や汗すら出てきていました。 - 873甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/28(日) 00:35:23
トリニティに到着したわたしはレーダーの反応を頼りにコユキちゃんがいる場所を探します。
少し探した末にトリニティの一角にある大きな寮に反応がありました。どこかにいないか窓から見ていますがどれもカーテンが貼られてて中がわかりませんね……詳細にどこかまではわからないのですがどうしたものか。
普通に通信で呼び出そうかと思ったところで「おーい!」と聞き覚えのある声が聞こえその方を見るとコユキちゃんが広いベランダから乗り出してこちらに手を振っていました。
コユキ「よくここわかりましたね!」
レーダーでこの建物まではわかったから。
リンコ「いらっしゃい」
コユキちゃんに続いて現れたのは蛇玉さん。随分広い寮の部屋ですが蛇玉さん1人だけだったのでしょうか?
リンコ「dice1d3=2 (2) 」
1.いや、単に外泊
2.相方に嫌われて1人になった
3.元から1人だよ
あっはい。
コユキ「何にせよトリニティにお泊まりですよ!なんかなかなかない経験してますよね私たち!」
そうだね…?
リンコ「流石に三人は想定してない作りだけど、夜も更けてるしとまってく?」
お世話になります……
ミレニアムの部屋とは違い、何かとシャンデリアとか蝋燭とかよく装飾されたお部屋です。
ジェフティさんを待機状態にして、コユキちゃんと一緒に眠ることにします。寝相悪いから心配だけど背に腹は変えられません。
- 874甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/28(日) 00:45:59
コユキ「……あの、エイリちゃん?」
なにー…?
コユキ「なんでその、そんなに薄着なんですか?」
いまのわたしが着てるのは薄手のキャミソールとショーツだけの最低限のもの。……そういえばいつもの制服じゃない、捕まった時になくなってたみたい。ジェフティさんをずっと着てたから忘れてた。
色々あった、感じ?
コユキ「そんな格好になる色々って何です!?もしかしてくいーんってそんなにいやらし」
リンコ「うるさい」
コユキ「ゴメンナサイ。」
蛇玉さんの蛇睨みによってコユキちゃん撃沈。大人しくわたしと抱き合って眠ることになりました。
人肌ってこんなに温かいものだったんですね。
コユキちゃんの心臓の音がどこか大きく、ずっと聞こえる気がしました。
Chapter10-31
HAG:HAG
おわり - 875甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/28(日) 00:47:14
(この後めちゃくちゃdice1d5=1 (1) )
1.普通に寝た
2.エイリが転げ落ちてた
3.コユキが転げ落ちてた
4.2人とも落ちてた
5.コユキも脱げた
- 876二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 01:29:35
日常を取り戻すためにハンターに近づいて日常が遠のく悪循環
- 877二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 08:31:12
まぁともあれ寝れることは良いことだ
- 878二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 18:17:56
あげ
- 879二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 23:08:49
普通に寝て英気を養うのも悪くないモノだ
- 880甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/29(月) 00:19:14
(投下できなかったので保守ネタだけする)
みんなのおこ
ホシノdice1d100=95 (95) +50
アヤネdice1d50=47 (47) +50
シロコdice1d100=98 (98)
セリカdice1d80=25 (25) +20
ノノミdice1d100=28 (28)
ユウカdice1d60=42 (42) +40
ノアdice1d100=82 (82)
- 881甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/29(月) 00:23:38
ホシノ「……」
アヤネ「エイリちゃんまたそんなことして!学習能力ってものがないんですか!!」
シロコ「ん、流石に1人で動かすのはよくない。誰か1人つけて大人しくさせるべき」
ノノミ(ホシノ先輩……)
セリカ(私もこれ以上騙されたり誘拐されないようにしないと…)
ユウカ「あの子はまたそんな無茶してー!!!!」
ノア「大変ですね」
ユウカ「……落ち着いてるわねノア」
ノア「私の分までユウカちゃんが表に出してるので。ちゃんと説教、しないといけませんね?」
ユウカ(あ、ノアも相当怒ってる……)
保守ネタ みんなのおこ
大体みんな激おこ
おわり - 882甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/29(月) 00:24:45
(激おこホシノとアヤネに説教されたのちユウカとノアにも詰められることが確定しました)
- 883二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 10:47:42
そらそうよ
- 884二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 12:10:23
いやでもホシノも二度同じ事するし…先輩を見習ったというか…
- 885二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 17:00:45
ほとんど全員激おこじゃん
- 886二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 17:56:11
ホシノがダントツでキレてるな
シロコと47の差があるし
どんな説教するんだろう - 887二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:05:44
今は単騎で突撃したことしかみんな知らないけどこれでファーストブラッド関連が明るみになったらもうみんな病みそう
- 888甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/29(月) 23:29:12
トリニティから無事?帰還したわたしたちは、早速部室の床に敷かれた座布団の上で正座させられていました。
アヤネ「では、審問を始めさせていただきます」
あの、これは一体
アヤネ「被告は静粛にお願いします」
被告????
コユキ「あのなんで私まで」
シロコ「ん、密かにトリニティで盗みをしようとしたって秘密の蛇って名乗る人から電話が」
蛇玉さんかぁ……コユキちゃん?
コユキ「だって鍵も付けないで箱になんか入れてたんだから気になって」
アヤネ「2人とも静粛に」
はい「ハイ」
有無を言わさない奥空さんの圧力にわたしたちはこれ以上何も言えず黙るしかありませんでした。
十六夜さん、黒見さんはなんだか困惑というか苦笑しているように見えましたがそれ以外の三人、特に小鳥遊さんはいつものうへうへした感じではなく真顔で中央席に座っていました。
ホシノ「とりあえずおかえりなさい。それでエイリちゃん?」
はい
ホシノ「なんで外出る時は連絡入れるって約束破ったのかな?」
……弁明を
ホシノ「いいよ」
その、クイーンの戦艦に乗り込んで捕まってしまって、次に目を覚ましたのが今日だったので……一日強気絶してたということになりますので連絡が取れなかったのはそういう感じの
ホシノ「そもそもそんなところに1人で行ったのが悪いよね?」
ッスゥー……はい。 - 889甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/30(火) 00:26:59
ホシノ「おじさんが何に怒ってるか、わかる?」
突入前に、連絡しなかったこと……
ホシノ「それもあるけどね。1人で行ったことだよ」
すっと立ち上がりわたしの顔に手を添える小鳥遊さん、その顔は怒っていると言うかむしろ泣きそうな顔をしていました。
ホシノ「いつのまにかいなくなられて、そのまま2度と会えなくなったら……残された方は2度と消えない傷を負うことになる。そんなのを、コユキちゃんに2回も背負わせたいの?」
それ、は……クイーンは危険だと思ってて……
ホシノ「危険だから!みんなでやるんだよ」
……
でも、それでも。みんな手を汚す必要なんてないのに。
それを口に出せず、わたしは認めるように小さくはい、と頷きました。
ホシノ「……」
シロコ「とにかく、コユキもだけど1人で出歩くのはダメ。また変なことしないようにする」
コユキ「えっ私も?」
シロコ「ん、コユキも」
コユキ「囧」 - 890甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/30(火) 00:49:43
アヤネ「エイリちゃん。エイリちゃんは私たちが信用できない?」
それ、は……そんなことはありません。
皆さん強くて、優しい人たちです
アヤネ「なのに、話してくれないの?」
…………もう少しだけ、考えさせてください
シロコ「どうする?」
ホシノ「だーめ」
ああああああああぁぁあぁーーー
小鳥遊さんにうにょーんと頬を伸ばされます。
抵抗もできずわたしが降参するまでしばらくむにむにとされ続けていました。
ついでにコユキちゃんももちもちされていました。
Chapter10-32
つづく - 891甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/30(火) 00:52:29
(ちなみにdice1d4=2 (2) まで話したとか)
1.謎ワープ技術
2.1+炎や電撃が苦手
3.2+生物としての性能は低そう
4.3+人に擬態?できる
5.4+ファーストブラッド
- 892二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 01:06:45
盛大なブーメランが投げられました
着弾は世界が滅びかけたあとしばらく経った頃の予定です - 893二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 08:44:14
凄まじく柔らかい頬をお持ちのようで弄ばれてるな
- 894二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 13:01:09
謎ワープ技術と炎や電撃が苦手までか。まあまあ話したな
- 895二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 16:45:35
先があまりにも長いけどもしアビドス3章まで行ったなら「私にはああ言ったくせにー!」ってアイアンクロー待ったなしだわ
- 896二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 19:53:38
選択肢5つあるのにダイスが4までな辺り意地でもファーストブラッドだけは喋らないという意思を感じる
- 897甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/30(火) 23:03:25
暫くむにられた後、わたしはコユキちゃんとお目付役のdice1d4=2 (2) とともにミレニアムを訪れていました。
1.小鳥遊さん
2.十六夜さん
3.砂狼さん
4.奥空さん
セミナールームに入ったわたしとコユキちゃんはユウカ先輩とノア先輩、さらに白石さんが揃っているのを見て即座に正座に移っていました。
- 898甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/30(火) 23:17:02
ノノミ「こんにちは〜⭐︎」
ユウカ「こんにちはノノミさん」
ノア「……」
……
コユキ「囧……」
朗らかに挨拶を交わす十六夜さんとユウカ先輩を他所にわたしたちはノア先輩の笑顔に圧をかけられていました。
数分の後、見かねたのか白石さんがため息の後にノア先輩に声をかけました。
ウタハ「ノア。こうして2人を縮こめさせるためだけに私を呼んだわけじゃないだろう?」
ノア「……わかりました。エイリちゃん、コユキちゃん」
はい
コユキ「ハイ……」
ノア「話は先生やホシノさんから聞いています。エイリちゃんは随分悪い子になってしまったみたいですね?」
……
ノア「否定して欲しかったですね」
首を振るしかない。
こういう言い方はなんかよくないとは思いつつも自分はみんなとは何か違う、異物的な存在であるようなイメージがどんどん強くなっていく自覚はありました。
優れた劣ったとかそういう問題ですらないただ「違う」という何かが今の自分を形作っている。口に出したら保健室に叩き込まれそうな考えをわたしはしていました。
ノア「私、こう見えて怒ってるんですよ?エイリちゃんたちがまた危険なことに首を突っ込み怪我をするかもしれない、もしかしたらもっと大変なことになるかもしれない。そうなった時悲しむのはユウカちゃんやアビドスの皆さんです」
……はい
ノア「エイリちゃんは、人を信じられなくなりましたか?」
それは!それ、は……
否定も肯定もできない。
昔みたいに素直に受け止めることも狩人のように裏を怪しむこともできないどっちつかずな自分。
どうすればいいの、そんな声をあげたくなる。それでみんなをこの戦争にこれ以上巻き込むことは1番望んでいないのに。 - 899甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/31(水) 00:29:30
クイーンたちとの戦いはキヴォトスでよくある争いとは違う、侵略であり殺し合いなんだ。
そう伝えるにはもう遅くて。わたし側から協力を要請したし、もうわたしは手を汚していることを知ればきっと小鳥遊さんたちもユウカ先輩たちも悲しむ。
だから……せめて、突入はわたし1人で行きたいけどその道が今閉ざされている。
……どうすれば
ノア「まだ、何か隠しているんですか?」
それ、は
ウタハ「暫くかかりそうだな、ジェフティの解析と整備をしてくるよ」
えっ……あ!白石さん待ってくださ
ノア「待つのはエイリちゃんですよ?」
白石さんが箱形態のジェフティさんを運んでいきます。それを止めようとしてもノア先輩に制される。
まずい、ジェフティさんの記録には間違いなくクイーンとの戦いとその末路がある。
でもそれを止めるための口実がない。
どうにもできないままノア先輩に抑えられ、ユウカ先輩も加わった説教を何処か遠く、聞いていました。
Chapter10-32
LOVE:BIND
おわり - 900甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/31(水) 00:31:13
(この後ウタハが【人型の生物が破裂する様を見て】受けるダメージdice1d50=43 (43) +50)
- 901二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 00:42:11
SANチェックいる奴では……?
- 902二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 09:33:34
このレスは削除されています
- 903二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 15:13:34
数値的にほぼ吐いてそうな精神的なダメージ負ってそうだが
- 904二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 16:05:15
逆に普通ならこれくらいのダメージ負うのに平然としているエイリは……
- 905二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 16:14:13
?
人ではないんだから受ける影響も違って当然でしょう - 906二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 23:14:35
ウタハこのまま精神的に折れてしまうのか?
- 907甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/31(水) 23:41:40
暫くユウカ先輩とノア先輩に縛られたのち、通信で白石さんに呼ばれてエンジニア部の作業室にわたしたちは向かいました。
道中十六夜さんがミレニアムのいろんなものに目移りしてたので少し時間がかかってしまいましたが……作業室に入ると、明らかに様子のおかしい白石さんが壁を背にしていました。
ウタハ「す、すま、ないね……少し、データの整理に手間取って」
……
コユキ「あの、明らかにやばい顔してるんですけど大丈夫ですか?」
ウタハ「も、問題ない、さ。エイリ、すまないが聞きたいことがある、別室に来て欲しい。コユキと、ノノミだったか。少し、ここで待っていてほしい」
ノノミ「はーい♪」
コユキ「エイリちゃんまたどっか行かないでくださいね!?」
白石さんを何だと思ってるのかな
白石さんに連れられて小さな個室に入ると壁のドックに接続されたジェフティさんとそこに繋がれたPCが目に入りました。
明らかに焦燥した様子の白石さんはPCを操作し何かの画面を出してわたしに見せつけます、それはジェフティさんの戦闘記録映像。コユキちゃんの姿をしたクイーンを倒した瞬間のものでした。
……見てしまったんですね
ウタハ「エイリ、嘘だと言ってくれ……君は、これに映っているコユキや私の姿をした存在を……殺したのか?」
はい。
わたしの即答に白石さんは目を見開き、頭を掻きむしる。……こういう反応をされるから、隠したかったのに。
ウタハ「エイリ……君は、あの戦艦を堕とす火力を求めていたね」
はい。
ウタハ「それは、その戦艦にのっている存在が、全て死ぬかもしれないことを承知の上で聞いていたのか?」
いいえ。白石さんにお願いした時はそこまで知りませんでしたから
ウタハ「……それを知ってなお、あの戦艦を撃墜する兵器をわたしに作れというのか」
dice1d4=2 (2)
1.はい
2.……はい
3.いいえ
4.もう言うつもりはありません
- 908甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/07/31(水) 23:52:08
クイーンの目的は本人の言を信じるならキヴォトスの侵略と人間の間引き。
映像を見たならご存知のはずですがクイーンは人間に擬態することもできます。成り変わることすら不可能ではないかもしれません
ウタハ「……」
これは生存競争なんです。生きるためには、戦って殺すしかない。
白石さんは崩れ落ちるように丸椅子に座り込み俯く。
ここまで話してしまった以上、白石さんにはまだ伝えないといけないことがありました。
……無理強いは、できません。
多分、わたしがおかしいんだと思います。最初にクイーンを殺した時、手が震えました。それでも少しすれば収まりましたしすぐ次を殺すこともできて、白石さんの姿やわたし自身の姿を取るクイーンも「知ってる姿だからやりづらい」だけでクイーンを殺すこと自体に抵抗もなくなっていたんです。
一度やってしまって箍が外れたのか、元々わたしがそういう存在なのかはわかりません。
ですが、恐らく今キヴォトスで1番クイーンを殺すことに抵抗がないのがわたしです。
……白石さんが兵器を作ってくれたら、わたしが使います。
兵器が殺すんじゃありません、使うものが……私が殺すんです。白石さんは、何も悪くありませんから
ウタハメンタル
dice2d100=91 37 (128) >93なら声を上げられる
- 909甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/01(木) 00:10:41
ウタハ「まて……待ってくれ」
はい?
ウタハ「自分がもう壊れているとか……最初からおかしいとか……そんなことを言わないでくれ。エイリ、君は傷ついていないんじゃない、傷の痛みが麻痺しているだけなんだ」
どっちでも変わりません。むしろ麻痺しているだけなら目を覚ます前に進まないと
ウタハ「後輩が!そんな、dice1d4=2 (2) 顔をしているのを放っておけるわけないだろう!!」
1.泣きそうな
2.諦めた
3.辛そうな
4.絶望した
白石さんはわたしをぎゅっと抱き寄せます。
ちょっとひんやり気味の白石さんの体温を受けながらわたしはああ、やっちゃったな。なんてどこか冷めた考えもしつつそんな表情してたっけ?と自分の顔をぺたぺた触れていました。
ウタハ「背負わせてくれ」
え?
ウタハ「ジェフティを作ったのは私なんだ。ジェフティを使って殺したのならば、その製作者の私にも責任の一端はあるだろう」
無理があります!作った兵器に、作った人に罪はなく使ったものに責任があるのが普通でしょう!?
ウタハ「後輩が1人で責任を背負おうとして、それを分かち合おうとするのも、先輩として普通のことだ!」
……どうして、そんなに。
ウタハ「何回も言ってるだろう。エイリ、君は大切な後輩なんだ」
白石さん……
- 910二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:28:30
今のエイリに響くのかな……前にウタハと話した時も最低値だったし……
なんならマイナスに補正入りそう - 911甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/01(木) 00:44:52
……ありがとうございます
ウタハ「え?」
手を汚すのは、わたしだけでいいと思っています。そのわたしの手を掴みたいのなら……別にいいと思います。それでも、白石さんが知らなくてよかったことに責任を抱かれるのもとも思います。
だから……クイーンが死ぬかもしれないようなことは、全部わたしがやります。直接手を汚すのは、わたしだけでいいんです
ウタハ「決意は固いんだな」
これが、1番正しいと思ってますから。
ウタハ「……このことは」
白石さんが最初です。誰にも言うつもりはなかったので
ウタハ「そう、か……先生にもか?」
先生が聞いたらその責任を全部受けようとしますよ?そんな自分が殺したことも押し付けられるほどわたしおかしくはなってないつもりです
ウタハ「頑固だな」
それは元からです
少し微笑みあって、わたしはジェフティさんを受領します。
別室をでようとすると白石さんから「二ついいかな?」と声がかかりました。
ウタハ「この事は、私の口からは誰にも言うつもりはない。もう一つは……これだけあっても私のこと名前で呼んでくれないのかい?」
え?えーっと……その、ウタハ、先輩?
そう呼ばれた白石……ウタハ先輩はずっと暗い表情だったのがにこっと笑いわたしを見送りました。
Chapter10-33
つづく - 912甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/01(木) 00:48:14
(ちなみに)
コユキdice1d3=1 (1)
ノノミdice1d5=5 (5)
(最大値でこっそり聞いてた)
- 913二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 00:57:28
子供には重過ぎる責任だが、マイスターの覚悟を見たよ
- 914二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 08:35:33
ノノミちゃんがこっそり聞いてますねこれ
- 915二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 18:19:37
保守
- 916二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 21:33:02
世界を守るためにたった一人で罪を背負う
相手が外から来た侵略者か学園に生徒として潜り込んだアンドロイドかの違いだけでやってることはリオ会長と一緒なんよね
やっぱ変なところがリオ会長と似てるなエイリ - 917甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/01(木) 23:40:06
工房に戻ると機械できゃっきゃするコユキちゃんとその姿を少し暗い顔で眺めている十六夜さんの姿がありました。
戻りました、けど……
コユキ「おかえりなさーい、見てくださいこれ!新兵器とかなんとか!」
ノノミ「……お、おかえりなさい⭐︎」
十六夜さん?
コユキ「あーノノミ先輩はですね、さっき」
ノノミ「な、なんでもないでーす♧」
コユキ「囧がああああああああ」
それ以上いけない
突然のアームロックでコユキちゃんを黙らせた十六夜さんですが、だいたい何が起きたかは察しました。
……聞かれたんだろうな。
ただ人の目があるところでできる話でもないのでそのまま、ユウカ先輩たちに挨拶してアビドスに帰ることにします。
その前に、モモトークで伝えるだけ伝えておきましょう。
『十六夜さん、おそらく白石さんとの話を聞いてしまったのでしょう。忘れた方が十六夜さんのためではありますが……できれば、秘密にしてくれるとありがたいです。それと、わたしに何かあればコユキちゃんをお願いします』
ノノミ「エイリちゃん……!?」
コユキ「なんですなんです?というか飛んでるのにエイリちゃんがなんかあったんですか?」
ノノミ「え、えっと」
十六夜さんとの秘密だよコユキちゃん。コユキちゃんも買ったゲームが面白くなかったからって損したからミレニアムのお金から補填をしようとしてユウカ先輩にブチギレられて
コユキ「わーわーわー!!!」 - 918甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/01(木) 23:57:54
十六夜さんを送り届け、わたしたちも公民館に戻りました。
明日からまた学校に専念しないとな、というか多分また変なことをしたら小鳥遊さんに〆られかねませんし。
コユキちゃんは部屋でゲームしに行ったし……
夜中、わたしはジェフティさんを纏い公民館の屋上の縁でサンクトゥムタワー、そこから伸びる光。
あるいはその先に浮かぶクイーンの戦艦を眺めていました。
クイーンはその技術力に反してわたしたち人間より大幅に死にやすい。そのことがキヴォトスに知れ渡ればクイーンへの反撃が滞ることになりかねなくなり、その場合最悪クイーンが持っていた核兵器による多くの死傷者が出かねない。
皆さんが殺すことも、皆さんが殺されることも止めるためには、忌避感が少ないわたしがやるしかない。
……隠しきれればよかったんだけどな。白石さん…ウタハ先輩には悪いことしたなぁ。
夜会話dice1d7=6 (6)
1.コユキ
2.ホシノ
3.ノノミ
4.シロコ
5.アヤネ
6.セリカ
7.クイーン
- 919甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/02(金) 01:11:27
セリカ『もしもし、エイリ?まだ起きてたのね』
入ってきた通信は黒見さんでした。スマホと接続して着ながら通話できるのやっぱ便利ですねこれ。
黒見さん。どうされました?
セリカ『んー?ミレニアムでも怒られてきたんでしょ?凹んでないかなって』
小鳥遊さんからの説教も聞いたので……
セリカ『あんなホシノ先輩初めて見たわ……ノノミ先輩とシロコ先輩もね、もしかしてまた行くつもり?』
しばらくは、大人しくしようとは思っています。ただ……クイーンが動くならば
セリカ『ねぇ、なんでそこまで1人で行こうとするわけ?ホシノ先輩の強さとか知ってるのに…そんな話したくない?』
少々複雑な事情がありますから。ごめんなさい
セリカ『ふーん』
黒見さんの反応は中立的。不思議と怒りっぽい感じなのに対応は優しいものでした。黒見さんも巻き込むわけには、いかないよね。
セリカ『まぁ、言える範囲で相談すればいいんじゃない?先生とか』
そ、そうです?
セリカ『別に1から10まで言えないってわけじゃないでしょ?』
それは、そうですけども
セリカ『そういうことよ。ふぁぁぁ…ふ、もう寝るわ』
あ、おやすみなさい。
セリカ『おやすみー…』
眠そうな黒見さんの声が途切れアビドスの夜空に浮かぶ月を眺めます。
わたしは本当はどこから来たんだろう。わたしたちもしらない事実があるんだろうけど、きっとそれが明らかになることはないんだろうなとやや諦めた感じで息を吐きました。
Chapter10-33
HIDE:TRUTH
おわり - 920甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/02(金) 01:12:09
(日常ダイスとクイーンの暗躍ダイスで進めていく感じかなぁ)
- 921二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 01:55:39
ノノミはどうするんだろう
1人で抱え込むにしろエイリに見抜かれる程度には動揺しているならホシノあたりは何かを知ったか勘づいたかってくらいは看破するだろうし
抱えきれなくなって話してしまうのか、誰にも言わないままなのか
他の人が知ったらなんて言うかな
特に一度後輩に「もし自分がみんなに敵対するようならヘイローを壊して」なんて言葉を残したことのあるホシノとか - 922二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 08:32:22
保守
- 923二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 17:56:31
このレスは削除されています
- 924甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/02(金) 23:41:41
なんだか久しぶりの登校な気がする。
どこか懐かしくすら思える砂漠の日差しを鎧に受け背中のコユキちゃんの解けるような音を受けながらアビダス市街の上空を飛ぶ。
コユキ「ここ数日なんかC&Cみたいに駆け回ってて学生らしいことしてなかったですもんねー」
アビドスでやってるのも学生かと言えばやや怪しいけどね……
コユキ「そういえばあのぜろしふと?でばびゅん!って飛んでいかないんですかー?」
してもいいけど多分コユキちゃん酔うよ?吐くよ?
コユキ「……安全運転でお願いします」
はーい
アビドス校舎の部室に窓から滑り込む。
また砂で埋まりかけてるのをみて掃除しないとなーと呟いていると目を丸くしたdice1d3=2 (2) と鉢合わせました。
1.十六夜さん
2.奥空さん
3.黒見さん
- 925甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/03(土) 00:14:51
あっ
コユキ「あっ」
アヤネ「……」
そっと窓から出ていき、一周して廊下からコユキちゃんを背負って何事もなかったかのように扉を開く。
おはようございます
コユキ「おはよーございまーす!」
アヤネ「おはようございます。座ってください」
……はい
コユキ「はい」
案の定見逃されず奥空さんに正座させられて説教されました。
流石に窓を破るとかそういうのがなくても怒られてしまいました。ミレニアムではギリギリ許されなかったのですけども - 926二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 00:23:47
今は尻尾生えた白栗だっけ?
なんにせよコユキ背負ったパワーアーマーが窓から滑り込んだらそら怒るわw - 927甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/03(土) 00:45:15
セリカ「おはよ……なにしてんの?」
シロコ「怒られてる」
ノノミ「…元気ですね❤︎」
説教を聞いている間に次々登校して来る皆さん。変わらず正座させられてるわたしたちを晒されていました。
小鳥遊さんの決めた方針によりわたしたちだけでは動かさないと決まったようで、dice1d4=4 (4) とdice1d3=2 (2) することになりました。
1.砂狼さん
2.十六夜さん
3.奥空さん
4.黒見さん
1.勉強
2.バイト
3.賞金稼ぎ
- 928甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/03(土) 00:59:07
バイト……
コユキ「なんか働くのってつまんないですよね、どーんと稼ぐ感覚がないと言うか」
セリカ「そんな感覚があるもんがぽんぽんあったらアビドスはこんなに借金してないのよー!!!」
コユキ「囧ああぉぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
とりあえずバイトの場所教えてください、行きますから
セリカ「コユキもうちょっと詰めて」
コユキ「わたしはぬいぐるみじゃありません!」
コユキちゃんを抱えた黒見さんを背に乗せてバイトの場所に向かいます。
たまには戦いから離れてバイトとか、いいかもしれませんね。
セリカとバイト編①
おわり - 929甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/03(土) 01:00:10
(ダイスでなんかやべーのが出ない限り一旦寄り道……)
(アビドスでできるバイトって何があるんだろう?) - 930二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 01:11:10
セリカとわちゃわちゃしている裏の動向も気になるところ
多分エイリが隠してるもっと別の何かがあったと勘付いてるホシノとかやばい秘密を抱え込まされるハメになったノノミとか - 931二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 11:34:08
このレスは削除されています
- 932二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 21:30:27
保守
- 933◆PpuNVmvyfA24/08/04(日) 00:18:43
投下できなかったのでその頃のdice1d4=2 (2)
1.シロコ
2.ウタハ
3.ひつじさんチーム
4.クイーン
- 934◆PpuNVmvyfA24/08/04(日) 00:39:09
ウタハ「……」
ヒビキ「ウタハ先輩、思い詰めてるね」
コトリ「エイリさんと話して……というより、ジェフティの記録を確認してからですね。もしかしたら相当大変なものが記録されてたのかもしれません」
ヒビキ「でもエイリはそんな様子なかったよね、あの子そんなタフな子だったっけ?」
コトリ「うーん、アビドスの留学に鍛えられた、とかでしょうか?」
ヒビキ「すごいね、アビドス」
ウタハ「空間圧縮破砕砲……こんなものを作っていいのか?私は、人殺しの道具を作っているのか?」
コトリ・ヒビキ「「?」」
その頃のウタハ
ロマン兵器作成中、ただし悩める技師
おわり - 935二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 01:37:18
選ぶ必要がある、敵の命か味方の命か
- 936二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 01:48:27
このウタハパヴァーヌ2章の時どうするんだろう
生き残るための殺生を形はどうあれ受け入れてしまった前例がある以上は…… - 937二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 02:38:22
リオが守るべき生徒に殺生をさせてしまったからには自分も背負うべきってなるかも
エイリの進む道次第で色々決まるんじゃあないかな、似て非なる存在なのはアリスと同じだし - 938二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 12:05:22
仮に知ったとしたら先生はどう思うんだろう
目を離した間に知的生命体の殺生っていう一線を超えてて
それを知った別の生徒も悲痛な覚悟決めてるなんて知ったら - 939二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 12:53:20
しかも相手が対立したせいで思い詰めさせたり上手く接することができないまま狩人が現れたりとしっかり向き合えて寄り添えてなかった生徒という
次こそは今度こそはと思ってるうちにもう取り返しがつかないレベルで変容してるの先生からしたらもう尊厳破壊ってくらいになってそう - 940二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 20:58:31
保守
- 941二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 22:06:55
エイリ、今の所先生の『先生』としてこうありたいこうあるべきみたいなところと致命的に相性が悪いし
あとホシノに対してある種のカウンターというかホシノがエイリを叱ろうとすると全部ブーメランになる存在になってるのがちょっと面白い - 942十六夜ノノミ◆PpuNVmvyfA24/08/04(日) 23:26:13
みんながそれぞれ今日の活動をしに行ったところで今日のおやつを準備。
そんな中私はどこか上の空なところがありました。ミレニアムでエイリちゃんとエンジニア部さんの会話。そのことで頭がいっぱいだったんです。
ウタハ『殺した……のか?』
エイリ『これは生存競争なんです。生きるためには、戦って殺すしかない。』
殺す。エイリちゃんが言うなんて夢にも思わなかった言葉。
そんなこと概念でも聞いたことなんて数年振りで……
ホシノ「ノーノミちゃん?」
「ひゃっ、ホシノ先輩?イタズラはダメですよー?」
ホシノ「うへへ、なんだかノノミちゃんが悩んでるみたいでねー?」
簡単に見抜かれるほど悩んでたみたい。
でも、こんなこと話してもいいのでしょうか?エイリちゃん、話されるのは嫌がっていたし……
ホシノ「エイリちゃんかな?」
「えっ」
ホシノ「ミレニアムいくまではいつも通りだったからねー。まぁそこで何かあったと考えるのが普通だよ」
「敵いませんね……⭐︎」 - 943十六夜ノノミ◆PpuNVmvyfA24/08/05(月) 00:09:47
「ホシノ先輩は…例えばシロコちゃんとか、後輩が取り返しのつかないことをしてしまっていたらどうしますか?」
ホシノ「うへっ、急になんか重たい話出たね」
「……答えてくれますか?」
少し念を押して聞くと、ホシノ先輩は少し真剣な表情を浮かべます。わたしが冗談で聞いてるわけではないというのは理解してくれたみたいですね。
ホシノ「そうだねー、おじさんもあんまり偉そうなこと言えないけど……まずやりたくてやってるわけじゃないなら、よく頑張ったねって言ってあげようかな」
「えっ?」
ホシノ「仮にしてしまったことが取り返しのつかないものだったとしても、心から悪くなってしまったからやったことじゃないならまずは頑張りを認めてあげる。その後に慰めるとかかな」
「もし、本当に悪い子になってしまっていたら」
ホシノ「殴って止めるかな」
「ホシノ先輩……」
エイリちゃんは、生存競争だからやるしかないと言っていました。
それは、エイリちゃんが悪いことをしている言い訳なのか真剣にそうするしかないと考えているのか。
今の私には判断ができません。だから聞かなきゃ。 - 944二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 00:18:40
ホシノ…それがわかってるならさぁ…
いや、これを経て今度はエイリたちが、かな? - 945十六夜ノノミ◆PpuNVmvyfA24/08/05(月) 00:36:54
ホシノ「ノノミちゃんが何を聞いたかはわかんないけどー、教えてくれない?」
「ダメです⭐︎」
ホシノ「うへぇ。後輩が意地悪だよー」
「秘密なんですから、だーめーでーす♧」
ホシノ「いじわるだー…でも、笑顔戻ってきたねノノミちゃん」
「えっ、そ、そうですか?」
ホシノ「そー。ノノミちゃんはいつもにこにこが似合ってるからほら、行って来なよ」
ホシノ先輩にトンと背中を押されます。
その手のひらから勇気と、それとはまた違う複雑な感情が込められていた気がしました。
差し入れとしてお菓子を包んだら、ホシノ先輩の分を渡して校舎を出ます。
エイリちゃんが考えていることを1から10まではわかっているわけではありません。でもエイリちゃんが優しくて、優しすぎる子で無理をしてしまうことはわかっていますから。
私たちが背中を支えてあげるのが必要だと思うんです。
「この時間なら……柴大将さんですね⭐︎」
包みを持って、砂漠に飲まれた市街を歩みました。
その頃のノノミ
先輩と後輩とその後輩
おわり - 946◆PpuNVmvyfA24/08/05(月) 00:38:05
(ホシノのエイリへの発言が大体3章のホシノにもブッ刺さるのは何故なのか)
(自分は強いから、先輩だから平気だとでも考えているのかも?) - 947二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 09:47:54
このレスは削除されています
- 948二次元好きの匿名さん24/08/05(月) 16:43:45
詳細は伏せられたけど口ぶりからして「エイリが何か取り返しのつかないことをした」ことはホシノの知るところになったか
詳しいところを知ったらどんな反応をするんだろうか - 949甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/05(月) 23:03:53
柴大将さんの屋台に来たわたしたちはいつもバイトしている黒見さんから教わりつつ、わたしが黒見さんが苦手としてる経理部分を担当、コユキちゃんがにははーと笑いながら清掃を担当していました。とはいえ屋台の規模なのでコユキちゃんは早々に飽き……終わらせて屋台の一席で管を巻いていましたが。
流石に三人は来すぎだったのではないでしょうか?
セリカ「仕方ないでしょくじで決まったんだんだから」
コユキ「お客さんが少ないと気を遣わなくていいですね!」
典型的なやる気ないバイトだよコユキちゃん
柴大将「なかなか姦しいじゃねぇの!お客さんが来たら頼むが……なんなら嬢ちゃんたちが頼んでくれてもいいぜ?」
あ、じゃあ柴関ラーメン小で
コユキ「柴関ラーメン普通のトッピング全部盛りで!」
セリカ「あんたたちバイト中なの忘れないでよね!?」
来客dice1d4=1 (1)
1.ヘルメットモブ
2.ノノミ
3.便利屋
4.サオリ
- 950甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/05(月) 23:45:39
<お腹すいたー
<ラーメンdice1d5=1 (1) +1つー
柴大将「あいよっ!」
被っているものからしてヘルメット団の人でしょうか、わたしたちとコユキちゃんの隣に座りました。ちょっと椅子が足りてないので予備のものは持ってきましたが。
<なんか今日人多くない?
<バイト?
コユキ「えあっ、えーと」
そんなものです、お手伝いついでにご飯をと
<お互い世知辛いねー
セリカ「あんたたち打ち解けるの早くない?」
敵対してるわけでもないですし……
- 951甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/06(火) 00:26:02
ヘルメットの口元だけ開けて出されたラーメンを食べるヘルメット団の人たち。頑なにヘルメット外さないのが不思議ではありますが……
ごちそうさまでした
コユキ「ごちそうさまー!」
柴大将「毎度っ!」
セリカ「ほら、2人とも使った食器洗う!」
はーい
<そういえば大将、こんな噂知ってるか?キヴォトスのあっちこっちで、人間が溶けることがあるんだってよ
柴大将「人が溶ける?なんだいそいつは」
思わず顔をそちらに向けていました。
人が溶ける?関係あるかどうかもわからないけど心当たりが一つありましたから。
クイーンがアバターに頼らず直接降りてきた?そして擬態してるのを見られた?何も確証はないけどもまさか?と思うことが止まりませんでした。
<なんかぼーっとしてる奴がいたから声かけたら溶けていなくなった!とか。もしかしたら幽霊か何かかもしれないーってみんな怖がってたぜ!
<まぁどうせ夢か何かかもしれないけど!
……詳しく、聞いてもいいですか?
自分の使った食器を洗い終わったわたしはヘルメット団の隣に座ります。
機嫌がよさそうなその人はどこででた噂なのか、とかそういうのを教えてくれました。……探してみる必要がありそうですね
セリカ「いかせないからね?」
……はい
黒見さんがバイト中だと、行けなさそうですけども。
せりかのおしごと!
つづく - 952甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/06(火) 00:26:33
(なんかクイーン編後半に入った感じがしました)
- 953二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 08:17:24
おつした
- 954二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 18:58:57
保守
- 955甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/06(火) 22:04:52
クイーンの影
dice1d4=3 (3)
1.恐怖!液体人間
2.悲愴!侵食豪雨
3.襲撃!機械人形
4.茫然!空中戦艦
- 956甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/06(火) 22:47:51
バイト中のことでした。
レーダーに反応がありその方向を見ると、またアバター……とは少し違いますが多分アバターの姿がありました。
誰も気づいていないあたりまた隠れて覗いているのでしょうか?
レーダーを注視しつつバイトを続けていましたが暫くして、事件は起きました。
<うわぁぁっ!?
コユキ「えっ……?な、なんですかあれ?」
セリカ「ヘルメット団が、転んでる?」
アバターが、ヘルメット団を襲ってる!?
コユキ「アバターって、ミレニアムにも出てきたあのロボットですか!?」
アバターにはステルス機能があって肉眼だと見えません!ジェフティさんのカメラなら見えます!……助けてきます!
セリカ「うわっちょっとエイリ!」
ゼロシフトで駆けつけると同時にアバターの胴体を殴り飛ばす。
がしゃーんと音を立ててアバターはその姿を表します、それは……前に見た機械然としたものではなく所々機械のままとは言えまるで人間……生徒のようでした。
<なっ、なんだこいつ!?
ロボットです、逃げてください!
<や、やってやらぁ!
邪魔!
<ふぎゃぁぁぁぁ……
ヘルメット団の首根っこを掴んで黒見さんの方に投げ捨て、ブレードを構えてアバターの前に立ちはだかる。
アバターの外装が変更されてる?人型に近づければ破壊が躊躇われるという考えでしょうか?他の人ならともかく、わたしならその効果は薄い!
dice1d4=2 (2)
1.絵面がホラー
2.爆散
3.絵面がスプラッタ
4.捕獲
- 957二次元好きの匿名さん24/08/06(火) 23:13:30
精神に負荷かけてきたかな
- 958甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/06(火) 23:38:24
ロボットなら……!
ワイヤーブレードを巻きつけて引き寄せ、ブレードを胴体に突き刺す。
ばちばちと火花が飛び散る中、そのままワイヤーを解いてブレードごと上空に投げ捨てる。
数メートル飛んだところで一瞬の光の後大爆発を起こし周囲に爆風を撒き散らしました。
コユキ「なんですかあれ、爆弾!?」
アバターです……けど
セリカ「あんな爆発するロボットがあっちこっちに出たら大変よ!?」
小鳥遊さんたちに、連絡しましょう。
セリカ「そうね……バイトが終わったら行きましょう!」
あ、バイトは前提なんですね……
セリカ「これだからお金持ちミレニアムはー!!」
Chapter10-34
Avatar:Bomb
おわり - 959甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/06(火) 23:39:05
(クイーンやる事地下ピぐらい悪辣?)
- 960甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/06(火) 23:50:21
(ダイス振り忘れたエイリのメンタルダメージdice1d100=15 (15) -30慣れた)
- 961二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 00:16:19
ノーダメで草
- 962二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 09:27:33
保守
- 963二次元好きの匿名さん24/08/07(水) 19:34:08
このレスは削除されています
- 964◆PpuNVmvyfA24/08/07(水) 19:36:58
(すっごい今更だけど人間そっくりの人を襲うロボットって暴走アリス案件みたいだぁ)
- 965甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/07(水) 23:35:22
その後、わたしたちの様子を見に来た十六夜さんとともにアビドスに帰ってきました。
相変わらず寝てた小鳥遊さんを他所に先ほど現れたアバターに関して共有しました。
ノノミ「人を襲うオートマタ、ですか?」
オートマタとも言えないかもしれません。機械ですが見た目は人とぱっと見勘違いしてしまうかもしれませんから
コユキ「アリスちゃんみたいですね!」
セリカ「アリス?」
詳しく説明すると長くなりますのでミレニアムに生徒として所属しているアンドロイドと考えてください
セリカ「進んでるのねミレニアム」
……ノーコメントで。
話を戻します、よく見れば機械みたいな関節してるのと人体でできる動きしてないのがわかりやすいかと
過去ミレニアムで現れた完全にオートマタなものと同じ反応があったのでおそらくクイーン側の何かしらの技術で人間の皮を被っているような形になると思います
ノノミ「アヤネちゃんとシロコちゃんにも伝えないといけませんね♤」
皆さんに新アバターの姿を共有して、バイトも終わったし解散というところでした。
十六夜さんに声をかけられ、コユキちゃんたちからは離されて2人で教室に入ります、十六夜さんの顔はやはり真剣な…というより暗い顔をしていました。
ノノミ「ミレニアムで、話を聞いていました。エイリちゃんが、その、殺しをしたって」
やっぱり、聞いていたんですね
ノノミ「ごめんなさい…。それでも、聞かなきゃいけないことがあるんです。エイリちゃんは、どうしてそうしてしまったんですか?」
どうして?思考が一瞬止まるのを感じました。自分が何を考えているのかわからない、と言うよりまるで1+1の答えを聞かれたような妙な感覚がありました。 - 966甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/08(木) 00:44:10
え、えーと……
そうですね。そういう戦いをしたから、でしょうか
ノノミ「戦い……?」
はい。クイーンはわたしたちを……殺すつもりです。
それに対抗するためわたしはそうするしかないと考えて、そうしました。
これは、生きるための戦いなんです。
わたしの考えを伝えると、十六夜さんは暗い顔のままわたしを抱き寄せます。
どうして?とは言えないまま、わたしは大人しく抱かれていました。
ノノミ「…このこと、ホシノ先輩には」
できれば言わないで欲しいです。けど……強制はできません。
この件は、わたしがなんとかしますから
ノノミ「そんな!」
皆さんまで、人…?殺しになる必要はないと思ってます。
それなら、もう塗れたわたしがやらないと。
小鳥遊さんに伝えるなら伝えてください。
【人殺しをしてまで、人殺しを助けたいですか?】と。
そっと身体を押しのけ、何も言わない十六夜さんを一瞥して教室を去ります。
胸がずきりと痛む気がしました。涙も出ないくせに、何でこんなことは感じるんだろう?そう自分がわからなくもありました。
この痛みが、わたしを人間に留めている。これすら感じなくそれどころか邪魔に思ってしまえばわたしはわたしたちに回帰するんだろう、そう思います。
わたしはわたしたちを継いだ人間。先がなければならない、先を行かなくてはならない。
そのためにわたしは、この先も手を汚します。
みんなが、傷つき汚れないように。
Chapter10
異星の来訪者編1章
遠く蒼い空から
おわり - 967甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/08(木) 00:46:18
(もうすぐ次スレだしいい感じに区切れそうなのでChapterをきってみよう)
(なおこのままほぼシームレスにChapter11始まる予定) - 968二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 02:05:35
やっぱりもう取り返しのつかないくらいというか戻れないくらい精神の変質進んでる……
- 969二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 03:17:38
例の融合率は進んでたりするんだろうか
- 970二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 06:07:53
順調にハンターが育っていて嬉しいよ!早く一杯狩ろうね!
- 971二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 11:58:38
あと一、二回ぐらいでこのスレも完走かな
- 972二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 19:11:36
精神の変質何とか正せないだろうか
- 973甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/08(木) 23:03:17
あれから数日。
わたしはアビドスから離れず、ちょくちょく現れるアバターの破壊を続けていました。
小鳥遊さんは相変わらずうへうへしてるし、十六夜さんはどこか暗いですし奥空さんは微妙に圧ありますし。
コユキちゃんと誰かといてアバターに襲われた数、合計dice1d30=29 (29) +1回。
全て、破壊しました。
イベントdice1d4=1 (1)
1.突然の雨
2.アバターがキヴォトスのあっちこっちに
3.液体人間の噂
4.安価↓1〜3
- 974甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/08(木) 23:38:18
その日のアビドスは大雨でした。
砂漠にも雨とか降るんですねーと言い合いながら公民館の窓から外を眺めます。
外では洪水のように水が流れ普通に外に出るのも危ないです。
これじゃコユキちゃん外に出られないね
コユキ「自分は外に出られるみたいに聞こえるんですけど?」
ジェフティさんは全領域対応です。
コユキ「エンジニア部脅威の科学力……ご飯買ってきてくださいよー」
はいはいあとでね……?
窓の向こう、大雨の中に人影が見えました。
コユキちゃんにあれ、と伝えて再度見たら姿がなくなっていました。
なんだったんだろう……と思いつつ買い出しに出かけたところでした。
dice1d4=1 (1)
1.知ってるあいつ
2.知ってるあいつ2
3.しらないやつ
4.うへ
- 975二次元好きの匿名さん24/08/08(木) 23:38:54
事情を知ってるノノミからしたら何十回も人型ロボット壊してるの見るたびに心軋んでそう
- 976甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/09(金) 00:26:54
「縺薙s縺ォ縺。縺ッ(こんにちは)」
うわっ
大雨の中突然かけられた聞き覚えのある音に振り返ると、そこには戦艦の中にいたはずのあのクイーンが友達にでも会ったかのように手を振っていました。
思わずブレードを握って切り払いましたがすり抜けて液体が飛び散るだけ、ダメージはないみたいです。
「髮ィ縺ッ縺?>繧医?(雨はいいよねぇ)」
まさか、この雨に紛れて!?
「縺泌錐遲(ご名答)」
目の前のこいつが言うのを信じるなら、この雨が……?
いくら液体生物だからって、そんな無茶苦茶な……
「縺。繧?▲縺ィ豁ゥ縺薙≧縺(ちょっと歩こうか)」
ちょ、ちょっと!……くそっ!
すいすいと大雨と洪水の中を歩くクイーン。流石に見逃すわけにもいかず、その背を追いました。
Chapter11-1
砂漠の雨
つづく
- 977甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/09(金) 00:30:36
(えっブルアカカテ?どうしようそっちでやれって言われちゃう…)
- 978二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 00:38:17
(作品単体カテがあるやつでも安価カテでやってるの普通にあるからお好きな様にしてええんやで)
- 979二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 01:33:18
最大レス数的にやりやすいってなったら安価カテで続行すれば良いし
ブルアカカテできたならせっかくだしそっちで思ったなら移動すれば良き
お好きな方でgo - 980二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 01:41:55
カテはどっちでも大丈夫よ
ところでクイーンについて行ったエイリ今1人だよね?
帰ったらまたヤバそう - 981二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 09:09:35
ブルアカカテなら此処よりかは人増えそう
だけど流石にパートが長いからとっつき難さを感じてしまうかな - 982二次元好きの匿名さん24/08/09(金) 20:07:36
ブルアカカテはオリキャラも安価もダイスもいくらでもあるし、ここから再移住してもまぁなんの問題もないやろ
- 983甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/09(金) 23:35:35
灰色の雨が降り注ぎ泥のように水が流れる中、滑るように水の上を移動するクイーンの後ろをわたしは空中浮遊してついていく。
水の流れはわたしたちの向かう方向とは逆方向。だというのに水から生えているような風貌のクイーンは雨も水流も無視するように動いている。つくづく謎の生物だと思う。
「濶ッ縺?岑縺?縺ィ諤昴o縺ェ縺?シ溘%繧薙↑豌エ縺ョ豌鈴?縺ョ縺ェ縺??ゅ?荳也阜縺ァ繧よス、縺?↓貅?縺。縺ヲ縺?k(良い雨だと思わない?こんな水の気配のない砂の世界でも潤いに満ちている)」
ただの洪水にしか見えないけど
「蛟倶ス薙?螟ァ螟峨□縺ュ縺(個体は大変だね)」
なんかむかつく……結局何が聞きたいんだ、何の用なんだ
「縺昴≧縺?縺ュ縺(そうだねえ)」
その時、周囲でざぱんと何かが打ち上がる音。同時にレーダーに多くの反応が。誰も全く同じ姿形のクイーンでした。
「縺ェ繧薙〒繧ッ繧、繝シ繝ウ縺ェ繧薙※蜷堺ケ励▲縺溘°繧上°繧具シ溽函蜻ス縺ョ蝓コ譛ャ縺ッ豌エ縲∵ーエ繧堤オア縺ケ繧句・ウ邇(なんでクイーンなんて名乗ったかわかる?生命の基本は水、水を統べる女王なんだよ自分たちは)」
……っ!
この雨、人為的なものかどうかはわかりませんがこういった水に潜り込むことができる、そういいたいのでしょう。 - 984甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/10(土) 00:02:50
「縺セ縺輔°縺ィ縺ッ諤昴≧縺代←縲∵ョコ縺怜?繧後k縺ィ諤昴▲縺ヲ繧具シ(まさかとは思うけど、殺し切れると思ってる?)」
……
一体一体は恐らく脆い。殺しきるのも難しくはないでしょう
でも、何体いるかもわからない未だ増え続けているものを全て倒し切るなんてほぼ不可能。そう考えたわたしは行動をあげ、逃げるようにその場を離れました。
逃げた先のコンビニで今日のご飯を買ってジェフティさんに格納、急いで公民館に帰ります。
扉に手を掛けた時でした
「縺ソ 縺ヲ 縺 繧 繧(み て い る よ)」
っ!?
思わずばっと周囲を見回しました。
レーダーにもクイーンの反応はありません。なのに、今聞こえた声は?
はぁと大きく息を吐いた瞬間。肩部の装甲を叩かれる音が聞こえるばっと振り向く。ですがそこにあるのは大雨の光景だけ、クイーンは姿形もありません。
頭がおかしくなりそうだ。我々でもこうなんだ、人間に耐え切れるのか?
我々は逃げるように建物の中に飛び込んだ。 - 985甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/10(土) 00:31:49
飛び込むように逃げ入り扉をバンと音を立てて閉める。
はぁ、と一息ついてから「ただいま」とコユキちゃんに声をかけます。
コユキ「おかえりなさーい、遅かったですけどなんかありました?」
雨で迷った。
コユキ「レーダーとは何だったのか…」
この雨の中はクイーンのホームの独壇場と言ってもいい。一刻も早く戦艦を叩き落としてクイーンの足と逃げ場を潰さないといけない。
……共有をどこまでするか、考えないといけませんね。
憂鬱ですが、買ってきたおにぎりを頬張って一時的に頭から消し去りました。
Chapter11-1
灰色の雨、水の女王
おわり - 986甘坂エイリ◆PpuNVmvyfA24/08/10(土) 00:32:10
(明日、次スレ建ててそっちで続きやる感じになるかな…?)
- 987二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 00:39:44
我々……
- 988二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 11:15:59
おつおつ
- 989二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 19:39:22
このレスは削除されています
- 990◆PpuNVmvyfA24/08/10(土) 22:08:57
- 991二次元好きの匿名さん24/08/10(土) 23:18:07
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