- 1二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:14:24
- 2二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:18:01
夜のバトル(意味浅)
- 3二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:18:26
ライドの特訓かな(´・ω・`)
- 4二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:19:20
体力続く?どっちも
- 5二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:20:43
俺は夜のモトトカゲになります(´・ω・`)
- 6二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:24:24
どうせネモのことだから夜にバトル(意味浅)するだけな気がする
- 7二次元好きの匿名さん24/04/27(土) 22:29:16
原始に帰ります
- 8二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 01:18:58
夜のバトル期待してたら普通にバトル初めて若干気落ちするんだろうなw
- 9二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 06:45:45
- 10二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 07:56:47
夜のバトル(意味深)にならないのザ・ネモって感じして好き
- 11二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 13:30:27
体力あるんか
- 12二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 13:31:54
ネモへのあつい信頼
- 13二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 14:41:44
- 14二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 16:26:39
- 15二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 21:30:53
可愛いじゃないか
- 16二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 23:05:57
いい
- 17二次元好きの匿名さん24/04/28(日) 23:09:49
続けて
- 18二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 02:40:18
大変興味深い
- 19二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 05:37:52
――一体、何回目の夜のバトルのお誘いだっただろうか、僕が『そういうお誘いだ』と気づいたのは。
「ねえ、夜のバトル……する?」
ネモの部屋で、今日も今日とて夜のバトルとやらにネモは僕を誘う。実はこの時にいつもはしっかり締めているネクタイを緩め、ボタンをはずしていることに僕は気づいていた。
いつもなら『いいよ!じゃあグラウンド行こっか!』とネモをグラウンドに誘ってバトルするのが常だった。でも今日は――
「いいよ、バトルしよう。」
「……わかった、じゃあグラウンドいこっか。」
ネモは諦観半分、バトルの期待半分といった微妙な表情をしている。そしてそのままグラウンドに行こうとドアに向かうネモを、
「ちょっと待って」
僕は手をつかんで引き留めた。
「?ハルト?どうし――」
「――きょ、今日は、部屋でバトルしない?」
ああ、どうしても恥ずかしさで口がどもってしまう。
「?ハルト?部屋じゃバトルできないよ?」
「だから、ポ、ポケモンなしで、『夜のバトル』しよう?」
「――!!そ、それって、その……」
みるみるうちにネモの顔が赤くなっていく。最初に誘ったのはネモの方なのに、いざ気づかれるとなるとやっぱり恥ずかしいのだろう。正直かわいいと思う。
「気づくのが遅くてごめん、ネモ。でもやっとわかったんだ。だから――」
「――わ、わかった!わかったから言わないで!恥ずかしい……」
「……」
――沈黙。でも当然だろう。僕もネモも、お互いことの進め方なんてわからないのだから。
「――て、手離してハルト、わたしシャワー浴びてくるね!いろいろ準備あるし!」
「わ、わかった。」
沈黙の気まずさを破るかのようにネモがことを進めようとする。僕が手を離すと、ネモはそのままバスルームへと駆け込むように入っていった。
自分はどうしようか、バスルームからかすかに聞こえる衣擦れの音などを聞きながら、部屋の真ん中で立ちすくみながら僕は考える。自分もシャワーを浴びるのは当然としてそのあとはどういう風に――
「ハルト」
色々とモンモンとした考えを破るかのように、ネモの声が僕の思考を遮った。声の先に目を向けると、バスルームの扉を少しだけ開けて、ネモが顔だけだしてこっちを見ていた。
よく見ると肩とむき出しの鎖骨のあたりまで見えている。つまりネモは今――
「よ、よかったら……一緒に入る……?」 - 20二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 12:54:47
続けて
- 21二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 13:07:13
素晴らしい
- 22二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 20:14:26
「え?」
僕はネモの言っていることが、一瞬理解できなかった。だってそんなの……そんなのって……
「ネ、ネモそれは……は、恥ずかしくないの?」
僕は当然の疑問をネモにぶつける。するとネモの顔がみるみる赤く染まっていく。
「だ、だってこれからもっと恥ずかしいことするのに、なんていうか段階を踏まないと頭だいばくはつしちゃいそうで……だ、だから一緒にお風呂くらい入って慣れた方がいいかなって。」
「そ、それはそうかもだけど」
確かにぶっつけ本番というのは僕もこんらんして訳がわからなくなるかもしれない。それにネットで得た知識だと『大抵最初はうまくいかない』とも聞く。一緒にお風呂に入るのはお互い慣れるのにいいかもしれない。でも、だからと言ってそんないきなり……
僕がそんなことを考えながら逡巡していると、ネモが少しだけこちらに身を乗り出して言った。
「ハルト……駄目?」
そのネモの表情に僕は衝撃を受けた。あの快活なネモが、まるで子供が母親に小さくおねだりするかのように僕にお願いしている。いつものテンションなとっくに僕の手をつかんでバスルームに引きずり込んでるだろうに。
でも今のネモはそうはしてない。むしろこちらの思いを伺って、迷って、恥ずかしいさもなんとか抑えて僕にお願いしている。
うまく言えないが、今のネモはすごく「女の子」だった。今まで僕はネモをとてもそんな風には意識したことはなかったし、今回のことも半ばバトルの延長線上にあると感じていた。
でも、違う、そんなわけがないことが、このネモの表情からわかる。自分はなんて馬鹿だったんだろうか。ネモはそんな感じで僕を誘うような人間じゃない。そんなこと当の昔からわかってただろうに。そうなると、答えは一つだけだった。
「――わかった、一緒に入ろ、ネモ。」
「――!!あ、ありがとうハルト。じゃあ――」
「――うん、今行くよ。」
ネモの顔がバスルームに引っ込む。
それを確認すると、僕はバスルームの扉の前まで歩いていく。そしてバスルームの扉のレバーに手をかけると、
「スゥーハァー……」
深呼吸して覚悟を決めると、
「ネモ、入るね。」
バスルームの扉を開けた。 - 23二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 21:49:32
――バスルームの扉を開けると、そこには当然ネモがいて、その恰好は――
「え、えへへごめんねハルト、やっぱりいきなりは恥ずかしくて。」
ネモはバスタオルを身体に巻いていた。いきなり全裸だと目のやり場に困っただろうし僕にとっても都合がよかった。でも正直、これだけでも十分目に毒だ。いつものポニーテールを解いて髪を降ろしてるだけで、いつものネモとはずいぶんと印象が違う。なんというか「お姉さん」といった印象が強くなる。そしていつもは黒タイツと制服で隠れされている脚も、太もものだいぶ上まで見えている。そして見上げるとそこには厚めのバスタオルの上からでもわかる胸の膨らみ、そしていつもは見えない鎖骨にネモの長身と比べて華奢な幅の肩。そんなネモの身体を眺めているだけで、僕は顔が赤くなるのを感じざるを得なかった。
「あ、ハルト赤くなってるー、ふふふ。」
ネモがそんな僕を見て笑う。いつもはアハハと豪快に笑うのに、今は口に手を当てて控えめに笑う。それだけでネモもかなり緊張しているのだとわかった。 - 24二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 21:49:45
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:05:58
「じゃ、じゃあ服脱ぐから、ネモ後ろ向いてて。」
さすがに見られながら脱ぐのは恥ずかしい。
「えー、どうせなら脱ぐの手伝うよ、ほら。」
しかしネモは後ろを向くどころか、僕の制服のネクタイに手をかけてきた。
「ちょ!?ちょっとネモ!」
「だってわたしだけ裸なの恥ずかしいし、早く脱いじゃってよ。」あっという間に僕のネクタイを解くと、制服のボタンに手をかけてくる。
「うーもう……」
結局されるがままに半袖ワイシャツを脱がされる。そして
「はいバンザーイ。」
ワイシャツの下に来ていた下着のTシャツも脱がされる。もう上半身裸になってしまった。そんな僕を見たネモは、
「うわ、け、結構男の子っぽいね、ハルト……」
自分で脱がしておいて僕の身体を見て恥ずかしがっていた。そんな反応をされるのがもうこっちも恥ずかしい。
「し、下は自分で脱ぐから!向こう向いてて!!」
なんとか声をしぼりだしてネモが向こうを向くのを確認すると、僕はまず靴下を脱いで自分の服が置かれた棚の上に置く。隣にはネモが脱いだ服が置いてあり、一番上には灰色のスポーティなショーツが置いてあったので慌てて目をそらす。そしてそのまま半ズボンも脱いで棚に置き、いよいよ下着一枚になった。
「ハルト、まだ?」
「も、もうすぐだからまだ向こう向いてて。」
ネモにせかされ、僕は最後の一枚に手をかける。一瞬逡巡したが
「……えい!」
そのまま最後の一枚も脱ぐ。そして自分でもびっくりするような速さでバスタオルを手にとって腰に巻いた。
「ネモ、もういいよ。」
「う、うん。」
こちらを向いたネモと向かい合う。もうお互い、バスタオル以外は裸だった。 - 26二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 22:10:49
続けてくれ
- 27二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:25:57
「じゃあハルト、その、じゃあ洗いっことかする?」
「え!?」
「だってやっぱりお互いの……その裸に慣れないといけないし。」
確かにそのために一緒にお風呂に入ってるのだが洗うのも洗われるのも恥ずかしい。
「そ、それでどうせならバスタブにお湯張って、一緒に入ろうよ。」
「ええ!?」
それはもうお互い丸見えじゃないか。慣れるにしても段階が……
「はい決まり!じゃあまずお湯張るね。」
そういうとネモはバスタブの蛇口を捻ってお湯を出す。その際にこちらにお尻を突き出すような恰好となりネモの……
「うわ!」
僕は慌てて目をそらす。
「ん?ハルト?どうし――あ!ヒャア!」
気づいたネモが慌ててお尻のバスタオルの付け根を引っ張るが、バスタオルにほとんど伸縮性はない。
「もう!見ないでよう!ハルトのエッチ!」
「……ごめん。」
……慣れるためにやってるんだけどなあ、と僕は若干の理不尽を感じながら素直に謝る。
「もう……――よしOK、5分もしたらお湯溜まるから。じゃあ次は……、ハルト、私の背中流してくれる?」
「う、うん。」
もうこうなったらなるようになれだ。一番大事なところはばっちり見ちゃったし、どうせ今夜には最後まで……だからこんなところで躓いている場合ではないのだ。
「じゃあ、お願いね。」
ネモはこちらに背中をむけてお風呂用の椅子に座ると、バスタオルをハラリと脱いだ。
「わあ……」
ネモの露わになった背中に、思わず声が漏れた。背中だけではなく身長の割に華奢な肩に、細い腰、そしてそこからお尻までの男にはない曲線を描く身体。それを頼りなく隠すかのような黒髪の長髪。
「――なあに、固まってどうしたのハルト?」
ネモがこちらに振り向いて言う。顔は最初から赤くなっており表情には若干の期待感が見てとれた。
「その、ネモ、すごくきれいだなって」
「!そ、そう、ありがとうハルト。」
ネモの期待に応えられたのか、ネモは嬉しさを隠しきれないといった表情で向こうに向き直った。 - 28二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:26:11
「じゃあお願いねハルト、私洗う時タオル使わないから手で泡立てて洗ってね。」
「え?」
手で直接?ネモの背中を?つまり隅から隅までネモの身体を触るってことで……
「う、うんわかった!」
かといって逡巡はしてられなかった。棚から高級そうなボディーソープを手に取ると、手のひらに3回ほどプッシュして泡立てる。
「じゃあ洗うね、ネモ。」
「うん……ひゃ……」
左手をネモの肩にかけて、右手をネモの背中にヒタリと付けた。そのままゆっくりとなでるようにネモの背中を洗っていく
「あ……ん……んう……ひゃ……もう、ハルトくすぐったい……んん……」
こうして僕とネモの「洗いっこ」が始まった。
続きは明日で - 29二次元好きの匿名さん24/04/29(月) 23:26:41
ありがとう
- 30二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 08:42:12
楽しみにしてるぞ
- 31二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 08:59:30
おはようございます
――――――――――――
ネモの「くすぐったい」という声を聞いても、僕は手を止めなかった。明らかにネモの声には『くすぐったさ』ではなく『気持ちいい』という感情が混じっていた。
「ん……ううん……いいよハルト……そんな感じで……」
僕はネモの背中から腰まで洗うと、
「……」
ちょっとためらったがそのまま手をネモのお尻まで伸ばす。
「ひゃ!もうハルトォ……」
背中と比べて柔らかな感触が心地よかった。そのまま背中や腰と同じように念入りに洗う。
「ひゃ……ううん……ふう……んう……」
ネモの艶やかな声を聞いて、僕は頭がしびれてくるのような感覚になっていた。ネモのこんな声を聞くなんて……
「終わったよ、ネモ。」
何か逆に冷静になってきた僕は淡々と言う。
「ふう……、じゃ、じゃあ次は……腕とか?」
ネモは右手を横に伸ばしながら言う。いつもはグローブに包まれている右手は、細身で、それでいてしなやかだった。
「うん、じゃあ洗うね。」
ネモの右腕を指先から洗っていく。ネモの手は爪もきっちり切りそろえていて、表面もケアしているのだろうか、バスルームの照明を反射して光っていた。
「ネモの手、きれいだね。」
「……ん、ありがとうハルト。」
そのまま二の腕、肩まで洗っていく。 - 32二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 09:14:59
いいね
- 33二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 09:30:37
応援してる
- 34二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 10:01:26
肩まで洗い終わると次は――
「――!!わ、脇の下は駄目!」
急にネモが腕を引っ込めて脇の下を締める。いきなりどうしたのだろうか。
「ネモ?どうしてダメなの?」
「だ、だってさすがに脇の下はくすぐったいし――」
「――さっきまで気持ちよさそうにしてたよね?なんで脇の下だけだめなの?」
「――だって、その……ううー!これ、裸見られるより恥ずかしいかも……」
そういうとネモは棚に手を伸ばしてあるものを持ってくる。
「――ネモ、それって……?」
ネモが手に取ったのは、見たことない形の、おそらくは女性用のカミソリ、そしてこっちもおそらくだがシェービングフォームだった。
どっちも、まだヒゲの生えてこない僕には縁遠いものだった。じゃあなぜネモが――
「う、薄いけど生えてくるから時々剃ってるの。うう……こんなことハルトに言わなきゃならないなんて――」
「――!!」
頭にかみなりが落ちたようだった。つまりネモの脇の下に……生えるのだ、あれが。
当然と言えば当然なのだが女の子でも生えるのだ。ネモが恥ずかしがるのも当然だった。
でも、こうして恥じらうネモを見るのは何か根源的な感情を刺激されるようで、もっと見てみたいと思ってしまう。
そして欲望のままに僕の口は回る
「ネモ、それ貸して、僕が剃るから。」 - 35二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 10:39:49
このレスは削除されています
- 36二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 10:56:40
このレスは削除されています
- 37二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 11:08:34
「――ええ!?ちょ、ちょっとそこまでは……見られるだけでも恥ずかしいのに――」
「ネモが『洗いっこ』しようって言ったんだよ?これも『洗いっこ』だよね?」
「――うう、そうだけどぉ……わかったよハルト、もう……」
若干躊躇いつつも、ネモは僕にカミソリ一式を渡してきた。僕はそれを受け取るとネモに脇を上げるように促す。
「ネモ。」
「……うう、はい。」
ネモは両腕を頭の上に上げて脇を晒すポーズをとる。僕はまずは右から、とネモの横に回り込む。
こうして見ると脇を晒すポーズグラビアアイドルよくしてるような、すごく無防備なように感じる。
同時に何も隠せてないポースなので当然横に回るとネモの身体がよく見える。
健康的な脚に、その先のお尻、細身の腰、そして特にネモの華奢な身体の割に大きな胸に、その先の……
「……ハルト、見てるのばれてるからね。」
ネモがジトッとした目で僕を見てきて、慌てて僕はわれに返った。思わず見惚れていた。
「さ、やるなら早くして。」
とネモは僕に促す。
「う、うん。」
僕はシェービングフォームを手の平にあけると、泡立ててからネモの脇の下に塗り込む。
「――んふふ、ふふ、やっぱりくすぐったいよー。」
とネモが笑う。
正直、ネモの脇の下は産毛が生えてるか生えてないかといった感触で、とても気にするようなものとは感じなかった。
これなら僕の脚の方がすね毛が生えてるような気がする。
シェービングフォームを塗り終わると僕はカミソリを手に取って脇の下をなでるように剃っていく。
刃物を使っているのだからここは集中しないといけない。
「ん、んう…くすぐったい…」
ネモが声を漏らす。
右脇が終わったので今度は左脇、と僕は回り込んで同じ作業をこなす。
「終わったよ、ネモ。」
「はああ――」
ネモがグッと身体を伸ばす。結構緊張していたのだろう。
さて次は……
「じゃあハルト、次は脚とか洗ってくれる?」 - 38二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 11:11:24
いったん切ります
- 39二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 16:02:32
保守
- 40二次元好きの匿名さん24/04/30(火) 17:29:50
ほ
- 41二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 01:07:32
ほしゅ
- 42二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:30:17
おはようごさいます。
「えっ……、う、うん。」
ネモの言葉に一瞬うろたえるがすぐに返事をする。でも脚を洗うとなると、ネモの顔も、身体も、否が応でも正面から見ないといけない。
「ふふ、ほら、早くー。」
そういうとネモは身体ごとこちらに向き直って座りなおした。
「ネ、ネモ……」
「ほら、お願い。」
そういって右脚を突き出してくる。そして、ネモはもう、何も隠すつまりはないようだった。上気した顔に笑みを浮かべながら、ネモは何もかもをさらけ出して僕におねだりする。
「わ、わかった」
僕はそう言うと突き出された、ボディーソープをもう一度プッシュすると、足の先から洗っていく。
「んふふ、足の裏くすぐったい」
ネモは無邪気にクスクスと笑う。
「こうして脚まで洗ってもらってるとまるでお姫様になったみたい、子供の時以来だなあこんなの。」
お嬢様なネモがそういうなら確かにそうなのだろう。でもネモはわかってるのだろうか。このまま『脚の根本』まで洗っていったら……
僕はそのまま膝まで洗うと、そのまま両手でわっかを作るようにして太ももも洗っていく。
「あっ、ふう……そこまで洗われると、さすがに――」
ネモの声に艶っぽい響きが乗ってくる。
「――内ももは……んん……はあ……」
ネモの声をあえて無視して、時間をかけて、ネモの太ももを洗っていく。
「ん……ふう……ハルトぉ……そこは……」
そのまま僕の手は『脚の根本』に当たった。
「あっ……」
ネモの声に、拒絶の意志は感じ取れなかった。ネモの顔を見上げると、頬を染めたまま、少し息が荒くなってるようだった。少し、目じりが下がって目が半開きになっている。
「ネモ、大丈夫?」
「へあ……?――!!あっうん!大丈夫だよ!」
僕の声かけでネモは意識を取り戻したようだった。あれは大分キてたと思う。
「じゃあもう片方も洗うね。」
僕はそう言うと左脚を手で上げて洗う。さすがに次は根本の一歩手前で止まる。
「終わったよ、ネモ。」 - 43二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:31:49
さて、あと洗ってないのは……おなかとかぐらいだろうか。
「ハルト……どうせなら胸とか洗ってくれる?」
「え゛っ」
さ、さすがにそれは……
「んふふ、ジョーダンだよジョーダン。さ、泡は最後に流すとして、次はハルトの番だよ。」
「髪は洗わないの?」
「髪は洗うと時間かかっちゃうから、今日は明日の朝洗うよ。」
そう言うとネモは髪を結いあげるとヘアクリップで止めた。なんだか大人っぽくてドキドキする仕草だった。
「じゃ、ほら、椅子座って、背中流してあげる。」
そういいながらネモは立ち上がって僕に椅子に座るよう促す。
「うん。」
そういうと僕は椅子に座ってネモが背中を洗ってくれるのをまった。が、しかし……
「おりゃ!」
ネモはボディーソープをつけた手で、僕に抱き着くように身体の前側に両腕を巻き付けてきた。
「ネ、ネモ!?」
「ほらほら、散々やってくれた仕返しだー!」
そういうとネモはちょっと乱暴に僕のおなかや胸に這わせる。すごくくすぐったい。
「アハ!アハハハ!!ちょっとネモ、駄目だよお!」
「うるさーい、うりゃうりゃー!」
――どれくらいそうしていただろうか、気が付くと僕は息も絶え絶えになっていた。
「ハア、ハア……」
「あー、ごめんごめん、ハルト、ちょっとやりすぎ……あっ」
突然、ネモの目がある一点を凝視している。そこでようやく気が付いた。腰に巻いていたバスタオルが解けている。つまり僕は今……
「うわ!」
「駄目。」
慌てて『それ』を隠そうとする僕の両手をネモがつかんだ。そのままのぞき込むようにして、僕の『それ』を凝視し続ける。
「ネ、ネモぉ……」
そしてネモは、
「――そっか……わたしで、ずっとおっきくしちゃってんだ……」
至近距離から、今まで見たことないような顔で、ネモは妖艶にほほ笑んだ。頭がクラクラするような感覚がした。 - 44二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:34:19
「じゃあ、洗い終わったしお風呂浸かろっか。」
シャワーで泡を洗い流した僕たちは、最後にバスタブに浸かることにする。
「う、うん。」
僕はもう、腰にバスタオルを巻いていなかった。一度見られてしまったらもう開き直るしかない。
「じゃあ、先に入るね。」
そう言うとネモはバスタブを跨いでお湯に浸かる。
「ふうー、いいねえこれ、お湯に浸かるの久しぶり。ほら、ハルトもおいで。」
「うん。」
僕もネモの向かい側に入るとゆっくりと肩まで浸かる。いつもはシャワーだけだから本当に久しぶりだった。ちょっとぬるめのお湯が気持ちいい。
「……あのさ、ハルト――」
名前を呼ばれてネモを見ると、ちょっと不満げな顔をしている。どうしたのだろうか。
「――そっちじゃなくて、こっち、来て。」
ネモが両手をこちらに向けて僕を誘う。
「えっ」
それは、それはつまり――
「う、うん。」
僕は立ち上がって反対を向くと、少し下がってから座る。僕がネモの脚の間に収まると、ネモは後ろから、
「ん……」
両腕で僕の身体を抱きしめる。これ以上ないくらいバスタブの湯の中で僕とネモの身体は密着した。ネモの身体の感触が、体温が、背中を通して伝わってくる。急にお湯の温度が上がったような気さえした。
「はあ……」
ネモが僕の肩に顔を載せてくる。ネモと僕の、頬と頬まで密着する。
「ああ、なんかすっごい、これ、ハルトとこんなことできるなんて――」
ネモの声が、耳元どころか、口元から聞こえてくる。また頭がクラクラするような感覚がしてくる。
「――今、わたし、すっごい幸せかも……」
それは、多分僕も同じだった。もうのぼせたわけでもないのに頭がフワフワしていた。そうして、少しの間、無言の時間が続いた。
「……ハルト、こっち向いて――」
唐突にネモが声をかけてくる。
「――うん。」
首だけをネモの方に向ける。目がぼやけるほどの至近距離には、ネモの顔。そしてその顔がそのまま、ゆっくりと近づいてくる。
「――ん。」 - 45二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:34:48
そして、ネモと僕の距離は0になった。これが、僕のファーストキスだった。
- 46二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:35:24
――――――――――――――――――――――――――
ガチャリと、バスルームの扉の扉を開ける。お風呂から上がった僕たちは、お互いをバスタオルで拭きあったりしたあと、裸のままバスルームを出た。
「……」
お互い無言だった。今までの何よりも、さっきのキスの方が心にきたかもしれない。
「……えい!」
沈黙を振り切るかのようにネモは全裸のままベッドに飛び込んだ。
「んふふ、裸でベッドでゴロゴロするの気持ちいいー」
そうしてネモがゴロゴロしている隙に、僕は自分の荷物からあるものを取り出す。これからすることには必ず必要だった。
そのまましばらくゴロゴロしていたネモだったが、突然仰向けの体勢で止まる。
「ハルト――」
ネモは何も隠さず、隠そうともせず、今までで一番無防備な体勢だった。まるで大人向けの映画のワンシーンのような――
「――来て。」
一言だけ、ネモは言った。
僕は、持っていた『それ』の袋を破る。これから、『夜のバトル』の本番が始まるのだ。僕は覚悟を決めて、ネモの上に跨った―― - 47二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 07:36:03
―――――――――――――――――――――――――――
窓扉の隙間から朝日が差し込んでくる。それを受けて自分の意識が覚醒していくのを感じる。一瞬学校のことを考えたが、今日は休日のはずだった。
心の中で一安心して目を開けると、目の前にはネモの笑顔があった。先に起きていたのだ。
「ふふ。」
いたずらっぽくネモは笑う。
「朝起きて、初めて見るのがハルトの顔なんて、なんだかすごい。」
「……何それ。」
恥ずかしくてぶっきらぼうな返事をしてしまう。
「――ふふ。さて、朝だからには起きないと!」
「うわ!」
ガバリとネモが勢いよく起き上がる。
「ハルト、今日は何しよっか?」
朝日を浴びながら、ネモが僕に問いかける。何をしようか?何をしようかだって?思わず笑みがこぼれる。
――そんなの決まってるじゃないか。
「ふふ、じゃあせーので、」
「うん、せーの!」
「「バトルしよ!!」」
終 - 48二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 16:03:15
甘酸っぱいハルネモは健康にイイネイヌ
- 49二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 16:14:41
ありがとう
- 50二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 16:45:32
あげ
- 51二次元好きの匿名さん24/05/01(水) 19:23:31
永久保存版だな
- 52二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 01:11:07
ありがとう
- 53二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 12:06:22
素晴らしいハルネモに出会えた事に感謝
- 54二次元好きの匿名さん24/05/02(木) 22:39:53
あげ
- 55二次元好きの匿名さん24/05/03(金) 09:24:25
良いSSありがとう