- 1二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:09:03
- 2二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:10:49
旋
- 3二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:10:55
空
- 4二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:11:05
孤
- 5二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:11:13
月
- 6二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:11:47
もう来てて草
- 7二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:12:39
何やこのスレ
- 8二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:20:59
イコさんまだ出番ちゃいますて
- 9二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:23:44
- 10二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:42:56
- 11二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 22:46:15
家でよかった。電車とかでみてたら完全にやばいやつになるところだった
- 12二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 23:08:16
機動力高すぎですやん……
- 13二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 05:27:46
これは二宮も落とせる生駒旋空
- 14二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 15:02:01
1㎜もイチャつけてなくて草
- 15二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 15:02:52
2万回イチャついてました
- 16二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 15:55:53
機動力の高さが売りのスナイパーより現着が早いイコさんヤバない?
- 17二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:34:34
生駒隊は事あるごとに尾行しなきゃいけなくて大変だ
- 18二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:32:39
(イコさん来たから控えよか)
(んじゃ今夜また) - 19二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:39:13
- 20二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:48:35
40レス先から旋空弧月してて草
- 21二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:50:45
これが生駒旋空…!?
- 22二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 00:24:02
- 23二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 00:28:01
- 24二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 00:29:26
今回のおっきーはトノくん顔負けに忍んでましたねぇ~
- 25二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 00:31:03
- 26二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 11:36:17
あ~ダメダメエッチすぎます
- 27二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 16:40:49
まだヤってないぞ、夜にするんだから
- 28二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:11:48
真登華・・・巧くせいこうできるのか・・・?
俺が影ながらサポートできるように距離を置いて観測しよう。
真登華は俺には勿体無い優秀なクルーだ。
もちろん、隠岐に不満があるワケじゃないが
俺に出来る事があればそれを遂行するのが隊長としての俺の役目だ。
・・・あれ?
・・・二人を見失った。 - 29二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:19:19
隊長、二人を見つけました。
こちらにはまだ気付いてない様です。
・・・仕掛けますか? - 30二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:21:49
笑いこらえ過ぎてお腹痛くなってきた
- 31二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:42:59
- 32二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:46:45
- 33二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 19:12:13
- 34二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 19:32:59
樫尾『あれは巴君?
こんな街中で隠密行動、すなわち尾行ではありませんか!』
『視線の先には・・・柿崎隊長?を担いで離脱する照屋先輩。行く先はピンクのネオンサイン。
いわゆる不純異性交遊ではありませんか!』
『トリガー起動!』
『これより巴隊員の援護に移ります。
目的はボーダー内での健全な関係維持の為。
羽矢さん、サポートお願いいたします』 - 35二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:16:54
何が始まるんだよ
- 36二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 02:16:56
『巴君!』
「あ、王子隊の・・・」
『樫尾です。緊急事態と見受けましたので参戦いたします。
まずは照屋先輩の足留めをしますか?』
「あ・・・スミマセン。
しかし、既に戦闘モードなのか機動力かトップギアに入ってて追い付きません。」
『君は確か・・・ダミービーコンを装備していたはず。それを建物入り口に大量に展開すれば一瞬隙が出来るのでは?』
「そうですね。宇井先輩のサポート無しでは初めてですが、やってみます。」
『羽矢さん!そんなワケでサポートお願いします!巴君のダミービーコンを一気に展開、二人で前方の“newミカド”入り口に投擲しますのでこの付近の地図を下さい!』
『「ダミービーコン、起動!!」』
ノリと勢いで手を取り合う二人の男子中学生。
王子隊オペの橘高隊員の反応が遅くなったのも仕方がない絵面であっただろう。 - 37二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:24:34
なんか別の話題になってる…
- 38二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:04:55
「!?」
突如現れた大量のトリオン反応に、咄嗟に脚を止め警戒体勢に入る照屋隊員。
まんまと樫尾の献策は填まり、その一瞬の隙に照屋と建物の間を塞ぐ位置取りに成功する。
「あ!弓場さん・・・!!」
咄嗟に虎太朗の口から出た銃手界の重鎮の名前はハッタリであった。
だが、柿崎隊長の親友でもあり、厳つい風貌で知られたその姿は想像だけで照屋を我に返らすには充分であった。
・
・
・
数拍の間を置いて隊服のジャケットを脱ぎ柿崎隊長を自分の背にくくりつける照屋隊員。
(スミマセン。ちょっと我を失いましたけど、これからも隊長は私が支えて行きますからね)
と、後を振り返る照屋隊員。
「さぁ、本来の任務に戻りますよ?」
と二人を促し、何事も無かったかのように隠岐のトリオン反応をサーチし始めた。
内心、想うところは在ったものの、突っ込む言葉が浮かばず冷や汗をかきながらも付き従う虎太朗とは対照的に、そっと換装を解きその場を離れようとする樫尾。
『樫尾じゃん?』
不意に背後に現れたその声はうるさ・・・賑やかな事で知られた生駒隊所属の南沢海であった。 - 39二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:08:18
50になる前に生駒隊くると思ってたけど旋空きててダメだった
- 40二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:25:54
生駒隊・・・
(この人、会話が通じないんだよなぁ)と思いながらも樫尾にとっては実力が上の為に無視も出来ない相手。
先日のランク戦では位置取りと置き玉、先輩の援護で落とせたもののグラスホッパーを使った機動性の高い立ち回りには常に不利を強いられる。
無言で向き直る樫尾をスルーして虎太朗を構う海。
『虎太朗チャン🎵こんなとこで何してんの~?』
「あ・・・南沢先輩。」
挨拶しながら、おきういを捜してる旨を告げるが同じ生駒隊構成員だったな、と喋った事を反省する虎太朗。
段々と自分が厄介事に巻き込まれている気配を察知し離脱する樫尾。
チームの先輩の面白そうな逃避行を察知して首を突っ込む南沢。
そして遠巻きに、参戦したくはないものの鬼の形相で促す弓場隊長の圧から逃れられず監視するオビ=ニャンと外岡隊員。
それぞれの思惑が交差する中、再びおきうい追尾が始まった。
嘘つきブロッコリーの足音は
まだ聴こえない
(続く・・・のか!?) - 41二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:39:25
- 42二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:51:04
隊長、こちら照屋。
隠岐先輩と宇井さんは予定の猫カフェで落ち合うようバラけていきました。
隠岐先輩の方は虎太郎君が、宇井さんは私がガードします。
くれぐれも生駒隊長の旋空の半径に留意されてくださいね。
通常と違い、オペ不在ですから。
(・・・だからいつも以上に私が支えなきゃ)
(そういえばさっきトリオン体とはいえ、延髄に手刀当ててしまったけど大丈夫だったかしら?)
(膝枕で介抱した時の隊長ったら支えがいのある寝顔だったなぁ。もっともっと支えなきゃ)
※この間、0.5秒
だが、この僅かな油断が付近を買い物中の香取・染井のコンビとの接触を招いてしまった。
!?
!!
あ・・・す、すみません!
接触し転倒させてしまった相手がボーダー隊員でなかったら進退問題だっただろう。
だが、相手はもぎゃりーぬでお馴染みの香取葉子だった。
「・・・ムカつくわ・・・」
そういい放つと香取もトリオン体に換装していた。 - 43二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 07:25:12
なんか徐々に他の隊を巻き込んでるな…
- 44二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:44:38
逆に考えるんだ。生駒隊は50になる迄来れないと。
- 45二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:46:44
- 46二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 15:28:47
あと少しで50か、わくわくするな
- 47二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:41:32
『葉子、隊員同士の私闘は厳禁よ?』
染井の勧告に少し考えて
「ヤラなきゃいいんでしょ・・・」
バッグワームを展開しつつ、グラスホッパーで
揺さぶりながら距離を詰める香取。
普段ならここでアステロイドを発砲しつつスコーピオンで斬撃に掛かるところだが、ここでバッグワームを解除しながら射出したキューブはオプションのスパイダーであった。
「ムカつくわ。」
再度呟いたその矛先は照屋ではなく自分をハメた格下の新人隊長へ向けたものか、迂闊に喰らった当時の自分へか。
複数のワイヤーが照屋を捕縛し、絶体絶命のピンチであった。
・・・生駒隊登場まであと3。 - 48二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:08:32
文香も虎太郎も、俺には勿体無い優秀なクルーだ。
後から入ってきたヤツらがどれだけ追い抜いて行っても、少しも色褪せるモンじゃねぇ。
柿崎は自チームのメンバーを常に心底そう想っていた。
その大事な部下のピンチに身を呈して盾になろうとする柿崎。
その両腕をかわして飛び込んで来た香取の右肘が柿崎のみぞおちに密着する!
あ・・・こりゃ肘スコピでヤラれるな・・・
そう覚悟した柿崎だがその瞬間目の前に居たはずの香取は視界から消え、気が付けばスパイダーのワイヤーで後ろ手に拘束されていた。
!?
フンっ!ムカつくわ。
戸惑う柿崎を尻目に油性マーカーを取り出した香取は柿崎の両頬には赤い渦巻き、額には“忍”の太文字を。
照屋の鼻を黒く塗り頬には3本づつのヒゲを書き
額に“猛犬注意”のスタンプを押した。
『・・・いつあんなスタンプ作ったのかしら』
そんな染井のツッコミをよそに、換装を解く香取。
これで気が済んだのか、緊縛された二人に背を向け、染井と共に去ってしまった。
生駒隊登場まであと2。 - 49二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:20:22
次は何が飛んでくるんだ…
- 50二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:21:14
- 51二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:29:13
・・・なんで戦闘体と生身でボデイの厚さが違ったのか、そこに疑問を感じながらも口には出さない柿崎は、冷静に巴隊員を招集しワイヤーの切断を頼んだ。
普段、自分が支えなきゃ、と慮る相手に庇われた照屋隊員はより一層、忠誠度が上がったが、それはそれとして気恥ずかしい。
隊長、お揃いですね!と笑うと、柿崎も
あぁ、全く災難だったな、と応じ虎太郎も笑う。
この落書きじゃ追跡できないと思った二人は換装を解き生身に戻る。
普段、動きやすい格好の柿崎とお嬢様・文香。
このドタバタの間に隠岐宇井ペアが合流した事を確認すると、大人しく帰投する流れになった。
・・・自分が不甲斐ないせいで、クルーに恥を掻かせてしまったなぁ、と自省する柿崎の背中を見詰める照屋。
騒ぎを起こした自分を責めずに飛び込んで来た柿崎を改めて尊いと感じ、そっと背中に額を押し付けて歩く。
二人だけの世界から取り残され、少し離れて歩く虎太郎。
あ、そういや南沢先輩やら樫尾会長ほったらかしにしてしまったなぁ、と思い出して冷や汗を流すのであった。
生駒隊登場まであと1。 - 52二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:40:45
隠岐と宇井隊員のトリオン反応が重なる地点を生駒の旋空が両断!
これでイチャイチャは阻止やな?
と思ったが、反応は消失。
ダミーか!!
まんまと釣られた生駒達人だったが、司令塔役の水上は冷静であった。
ダミービーコンで釣った、と見せかけて猫カフェが本命、もフェイクや。
今頃は昼飯行っとるわな。
でも面白いから黙っとこか。 - 53二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:59:38
一方、その頃。
ダミービーコンで一応の時間は稼いだものの本命の猫カフェは張られてると感じた隠岐は時間をズラす為にも昼飯を模作する。
『何が食べたい?』
影浦先輩んトコは美味いけど、ぎょーさん隊員居りそうやなぁ、と思うと今回は憚られる。
あまり仰々しいのも気ぃ使わせる。
せやなぁ。
新しくオープンしたクロワッサン美味しいベーカリー行ってみよか?
カフェオレ片手に歩くのも悪くないやろ。
※ここから先はちょっと僕の脳が『・・・バカは俺だ・・・』となるので、誰がバトンタッチして隠岐宇井を良いカンジにイチャイチャさせて下さい!(丸投げ) - 54二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:57:17
隠岐センパイ、遅いッスね~。
そろそろ来ても良さそうなのに。
水上に唆されて猫カフェ付近に潜伏する生駒隊アタッカー、南沢海。
同じグラスホッパー使いとして、隠岐センパイは俺が止めるッス!
あ!さとケン発見!!
となりに居るのはとっきーじゃん?
何してんの?
え?猫チャン好きなの?
一緒に来いって?
俺には隠岐センパイを止めるって任務が・・・
マリオ先輩、ちょっと行ってきて良いッスか? - 55二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:52:55
「ハイ、オッケーでーす!」
カメラマンの声に、クロワッサンを手にしてポーズを取っていた嵐山隊の面々は年相応の面持ちになった。
「はあ〜。何度やっても撮影は緊張しますね〜!」
「佐鳥先輩、気を抜き過ぎです。私達嵐山隊は常に他人に見られる立場なんですから、もっとこう…」
「まあそう言うな。木虎。早朝からずっと撮影撮影だったんだ。声の一つも出したくなる」
「市内のPRも仕事ですしね。PRじゃなく息抜きに来れたら良かったんですけど…」
「美味しいですからね〜。こちらのクロワッサン」
「ですから、佐鳥先輩…」
「ドリンクもいいですよ、嵐山先輩。メタルフィルターで淹れるコーヒーだすなんて、ここ位じゃ無いでしょうか」
「時枝先輩も…!」
他愛もないやりとりをかわす嵐山隊に横から声が掛かる。
「皆さんお疲れ様です。午後から動画撮影に移りますので、それまで休憩でお願いします」
ディレクターの合図で、年配の白衣の男と見習いらしき青年がサンドイッチやドリンクで埋まったトレイを一行の元へ運んでくる。
「お疲れ様です。嵐山さんも皆さんも。サービスですので、つまみながらゆっくりして下さい」
「いや…もう嵐山さんたちにコマーシャルに出て貰えるだなんて…無理だろうと思ってたんですけどね…」
「ボーダーさんには相談して見るもんだねえ」
「ええ。ぼくたちで喜んで頂けるのでしたら何よりです」
店主らしい白衣の男女が嵐山に話掛ける。にこやかに返事を返す嵐山の背に隠れて、木虎たちはそっと目配せをした。
(…どうします?)
視線はトレイの上に向けられている。というのも…
(午後の事を考えると、お腹減らしておきたいね…)
(撮影でさんざん食べちゃったからなあ…美味しいのはとても良くわかるんだけど)
本物の表情に拘りたい!とのディレクターの強い要望で、嵐山隊は朝から撮影でクロワッサンの実食を繰り返す羽目になっていた。当然の様に嵐山隊一同は既に満腹状態である。
「僕はですね!嵐山隊の皆さんの『ああ…美味しい…!!』って表情を撮りたいんですよ!」との熱弁は、(いや…テイクの度にクロワッサン食べなくても…)と説得を試みた嵐山や朝だけマネージャー代わりに着いてきた根付に口を挟む事を許さなかった。(長いと怒られたので分けます) - 56二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 04:26:20
あらすじ:嵐山隊危機一髪!?クロワッサンの逆襲!
「(こんなことにならない様)次は気を付けるよ…」交渉に破れ、嵐山隊への詫び文句と共に仕事や仕事とか仕事なんかが待つ本部に帰る根付の背は普段の三割減程小さく見えたという(佐鳥談)
(私、これ以上食べたら、暫くの間身体が重くなりそうで…)
(縦横に動いて揺さぶる戦法の木虎には死活問題だね)
(はい。トリオン体と生身とで重さとかバランス変わったらズレとか出ますし、そうなるとランク戦の結果にも影響出かねませんし…)
(美味しそうなんだけどな〜…ハムサンドにチーズサンドにBLT…)
(やめて。誘惑しないで下さい、佐鳥先輩)
(かと言って、ドリンクだけですますのは流石に気が引けるね…)
(う〜ん…通りすがりの柿崎先輩とかいないかなあ…。あそこの虎太郎くんとかガッチリ食べてくれそうなんだけど…)
と…
「あれ、佐鳥にとっきーやん。木虎ちゃんも」
「お〜、みんな〜。お揃いって事はお仕事?」
佐鳥が聞き覚えのある声に目をやると、見知った男が見知ったオペレーターを連れていた。
「お疲れ様です、隠岐先輩、宇井先輩」
「お〜、仕事だよ〜。夕方あたりまでかかるんじゃないかな〜」
「うわ…お疲れさんやなあ…」
「いつもの事です。人前に出るのも私達の任務ですから」「お久しぶりです、二人とも。今日は非番ですか?」
「まあね〜。お昼できるとこ探しててさ〜。…とっきー…それ、全部注文したの?山盛りのクロワッサン…」
「いえ、お昼にと店長さんに差し入れて頂いたんです」
「おお〜太っ腹。いいなあクロワッサン」
「ですけど、撮影で実際に食べるシーンばかり撮って頂いたせいで…その…」
「あ〜…木虎ちゃんとかまあ気にするわな」「広報は身体のスタイル保つのも仕事だもんねえ…」「(余計な肉が付いて)動きが鈍るのが怖くて…流石に…」
「と言う事は、佐鳥やとっきーがげっそりしてるのも…」「…顔に出てましたか」「せやな。割と」
「…美味しいんだよ。美味しいんだけど…朝から延々食べてたらさ…流石に…」
「oh…」「美味しい?」「うん。間違い無く。朝から食べてて飽きはしなかったよ」
「…ちょっと貰っていいかな?」「ん〜…いいんじやないかな」
「じゃ遠慮なく」宇井はトレイに手を伸ばすと、クロワッサンを取り上げ口に運んだ「おお〜…さっくさくだ〜」 - 57二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 04:26:28
「宇井ちゃん先生のさっくさくが出たんで、俺も頂きますわ〜」隠岐はチーズサンドイッチを手にした。一口囓って…
「おぉ〜…これは…」「美味しそうだね〜」「うん。炙ったりせえへんのにとろけるチーズってあるんやなって」
「ほうほう…とっきー、他におすすめある?」「BLTとかどう?BLT」「聞かれてないと思いますよ。佐鳥先輩」「あ〜…じゃBLTなんてどうでしょう」
「BLTはええですな。鉄板やしね」「じゃ推しのBLTを…」
サンドイッチを口にした宇井の顔が笑み崩れる。「んん〜…」
「当たりみたいやね。次は…どれもこれも美味しそうやん…う〜ん…木虎ちゃん」「はい?」「このペッパーハムサンドってどうやろ?」「どうでしょう…私、辛いものはあまり…」「よし、じゃいってみるわ。あかんかったらドリンクちょうだいな」
「よ〜し、いけーっ」「はい宇井ちゃん先生静かにしてや…あ、ちょち待ち」「ん?なに?」「いや、ちょっと…」おもむろに隠岐が宇井の顔に手を伸ばす。
「えっ!?」「ちょ…」
「あかんて。口元にお弁当つけとったら。みんなに見られるて」慣れた様子で隠岐が宇井の唇の端を指先で拭う。
「あ〜あはは。これだけ美味しいとね〜」「まあわかるけどあかんて。女の子なんやし」「分かった。気をつけるわ〜」「さて…じゃおれも(サクッ)」「どう?やっぱり辛い?」「ん、これもええな〜。ぴりっとしていけますわ」
「じゃあ…」いいさして、何かに気付いたように二人が言葉を切る。
むけられた視線を辿ると、いつの間にか黙った木虎達が隠岐と宇井を見ていた。
((あっ…))
やらかした。気付いて言い訳するより早く、
「隠岐先輩、宇井先輩、よろしかったらこちらいかがでしょう」
いつの間に用意したのか…華やかな紙袋を木虎が差し出した。中を見ると差し入れて貰ったクロワッサンやクロワッサンサンドが入っている。
「これ貰っちゃっていいの?」「はい。ぜひ」「じゃ遠慮なく…」
「貰うばかりで申し訳無いけど、お昼休みの邪魔するのもなんやから、お暇するわ」「みんなお仕事頑張ってね〜」
そそくさと立ち去る二人の背を見ながら
「…私、生駒隊長の気持ち、少し分かったかも知れません…」
返事の代わりに佐鳥と時枝は木虎の肩をぽんと叩いた。 - 58二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:24:42
これからどうなるんだ…
- 59二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 23:09:22
あ~隠岐宇井がイチャイチャしてるのいい…体がよろこんでるのがわかる
- 60二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 07:35:00
おきういがイチャついてきたな…もっとしてくれ
- 61二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 16:03:02
いいぞ!もっとやれ~!