- 1二次元好きの匿名さん24/05/07(火) 08:23:32
俺とおっちゃんと蘭の3人が乗る電車は今、山奥にある旅館「五經館」に向かっている。
本来は園子と久々に帰ってきた京極さんが2人きりのデートに使うつもりで予約したみたいだが園子が風邪でダウン。
中々予約出来ないみたいでキャンセルするのも勿体無いという事で俺たち3人が代わりに行く事になったと言うわけだ。
小五郎「おぉ!すげぇ景色だなぁ都会とは大違いだぁ!!」
コナン「ほんとだねおじさん!」
小五郎「…っていつもはお前が言うはずなのに…蘭!わざわざ電車に乗ってまで漫画読むか?普通」
蘭「だって面白いんだもん!漫画家岸辺露伴の新作短編集!人気だから本屋さんみんな売り切れでさっき駅の売店で最後の一冊ようやく見つけたんだよ?」
コナン(露伴…そういえばこの前読み切り載せてたっけ。元太たちも漫画持ってるみたいな話してたような…)
小五郎「ったく、なんか今流行ってる漫画家か。ほら、見せてみろ。こう言う漫画はな、どうせ絵だけ上手くて中身が伴ってない事が…」
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小五郎「うぉぉぉ…なんだぁこれ…泣かせるじゃねぇか…!!」
蘭「お父さん泣いてるの!?」
小五郎「泣いてなんかねぇよ!それにしても読めば読むほど心にガツンと来るじゃねぇか…!情景が脳裏を掠めると言うかその場にいる感覚がすると言うか…懐かしさが去来する感じだよ!ガキの頃過ごしたあの日の匂いがスッとすり抜けるような!!」
蘭「えぇ…何それ…」
コナン「ねぇ僕にも読ませてよ!」
「名探偵の目にも涙って言ったところか…ちょっと失礼」
ギザギザのヘアバンドを巻いた男が感涙の涙を流すおっちゃんの顔を覗き込みながらスケッチブックにペンを走らせる。Gペンのようなイヤリングがキラリと光る。
とりあえずここまでは書けたけど露伴が年上に対してタメなのか敬語なのかわからなくなった