安価でファイアーエムブレム風花雪月の世界を生きる

  • 1122/01/30(日) 18:01:53

    ベレトorベレスが士官学校に来てから、第二部最終章まで生き残ることを目標にしよう。

    ストーリーは蒼月の章(青獅子の学級)でいきます。主人公(ベレトorベレスとは別です)は青獅子の学級の生徒の一人ということになります。


    基本的に大まかな流れは原作通りです。


    まず主人公の性別は…>>4です。

  • 2二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:05:33

  • 3二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:05:42

    女の子

  • 4二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:05:50

  • 5122/01/30(日) 18:09:04

    性別:女


    ちなみに士官学校に入る前から交友関係があったのは…>>8

    (なしでも構いません)

  • 6二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:16:27

    なし

  • 7二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:18:48

    ペトラ

  • 8二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:20:26

    無し

  • 9122/01/30(日) 18:22:55

    誰とも交友関係がない…と。

    ちなみに貴族か平民のどっちかな?>>11

  • 10二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:23:57

    貴族

  • 11二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:24:07

    平民

  • 12122/01/30(日) 18:27:12

    性別:女 平民


    平民だけど紋章は…>>14

  • 13二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:27:54

    あり

  • 14二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:30:24

    なし

  • 15122/01/30(日) 18:35:57

    性別:女 平民

    紋章:なし

    士官学校に入る前の交友関係:なし


    本編に入る前の設定として最後に名前だけ決めます。(詳しい掘り下げは後にということで)

    彼女の名前は>>17

    ———————————————————

    〜青獅子の学級・教室〜

    ディミトリ「俺がこの青獅子の学級の級長であるディミトリだ。よろしく頼む。」

    ええと…よろしくお願いします。ディミトリ殿下。

  • 16二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:38:22

    レミー

  • 17二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:38:44

    エムレ

  • 18122/01/30(日) 18:47:02

    名字もお願いします。(ハピみたいに無しでもOKです。)

    エムレ=>>20

    性別:女 平民

    紋章:なし

    士官学校に入る前の交友関係:なし

    ———————————————————

    ディミトリ「そう畏まらなくてもいい。ここでは、王族だろうが貴族だろうが関係ないからな。」

    そう言われましても…

    メルセデス「ふふふ…。私だって平民だけれども、ディミトリはディミトリって呼んでるのよ〜。」

    フェリクス「…フン。おい、お前。こいつのことは猪と呼んでも構わんぞ。」

    ええと…それは流石に…。

    シルヴァン「ほら、フェリクス。エムレが困ってるじゃないか。エムレ、今から俺とお茶でもどうかな…。」

    イングリット「…シルヴァン。いい加減にしなさい。今から、新しい先生が私たちの元に来てくださるのですよ。」

    アネット「…シルヴァンは相変わらずだね…。…改めましてよろしくね!エムレ!」

    アッシュ「そうだね…あはは…。よろしく、エムレ。」

  • 19二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:51:38

    スレーブ

  • 20二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 18:52:21

    ファルコム

  • 21122/01/30(日) 19:00:45

    エムレ=ファルコム

    性別:女 平民

    紋章:なし

    士官学校に入る前の交友関係:なし

    (しばらくは本編を進めます。)

    ———————————————————

    ドゥドゥー「殿下、お連れしました。」

    ディミトリ「ありがとう、ドゥドゥー。エムレ、彼はドゥドゥーだ。俺の従者を務めてくれている。」

    ドゥドゥー「お前がエムレだな。よろしく頼む。」

    よろしくお願いします。

    ディミトリ「そして、あなたが私たちの担任の先生なのですね。改めまして、私はディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッドと申します。以後、お見知りおきを。」

    >>23(ベレトorベレスでお願いします。)「よろしく。」

  • 22二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 19:01:54

    ベレス

  • 23二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 19:02:09

    ベレト

  • 24122/01/30(日) 19:11:41

    〜白雲の章 大樹の節(4月)〜

    ベレト「よろしく。」

    よろしくお願いします、ベレト先生。

    ディミトリ「私たちは今節、黒鷲の学級、金鹿の学級と共に学級対抗戦を行う予定です。あなたの指揮で…」

    ベレト「そう畏まらなくてもいい。自分は元々教師ではないからな。」

    ディミトリ「そうですか…。…分かった。」

    ディミトリ「改めて、先生。今節は学級対抗戦を行う予定だ。そのように準備を進めておいてほしい。」

    ドゥドゥー「そういうことだ。先生。」

    ディミトリ「先日のお前の指揮は見事であった。俺やエーデルガルト、クロードに的確に指示を下し、賊たちをあっさりと倒してしまったからな。学級対抗戦でも期待しているぞ。」

    フェリクス「お前は剣の腕も見事なものと聞いた。早速、俺と手合わせをしろ。」

    イングリット「フェリクス。…すみません、先生。こんな感じで…。」

    ベレト「構わない。」

    ———————————————————

    ベレト「学級対抗戦には、ディミトリ、ドゥドゥー、エムレ、>>26に出てもらうことになった。君たちの活躍を期待している。」

  • 25二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 19:22:35

    ksk

  • 26二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 19:41:52

    メルセデス

  • 27122/01/30(日) 19:51:55

    ディミトリ「模擬戦といえども真剣勝負には変わりない。必ず勝つぞ!」

    ドゥドゥー「殿下はおれがお守りします。」

    メルセデス「うふふ。頑張りましょうね〜。」

    ディミトリ「そういえば、エムレ。お前は何が得意なんだ?剣を扱うのが得意とか、魔法が得意とかあるだろう?」

    えーと…>>29が得意です。

  • 28二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 19:53:23

    魔法

  • 29二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 19:53:39

  • 30122/01/30(日) 20:04:35

    ディミトリ「そうなのか。模擬戦ではお前の弓の腕前にも期待しているぞ。」

    頑張ります。

    ベレト「そろそろ、始まる。準備をしてくれ。」

    ———————————————————

    〜ガルグ=マク近郊〜

    ディミトリ「まずは…どちらの学級から攻めようか?」

    どうする?>>33

  • 31二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 20:14:26

    帝国

  • 32二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 20:25:30

    ksk

  • 33二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 20:26:13

    同盟

  • 34122/01/30(日) 20:37:26

    ベレト「まずは、金鹿の学級を攻めよう。」


    クロード「おっと…あの新任の先生は俺たちを狙っているようだな。ローレンツ、イグナーツ。一先ずはお前らに任せたぜ?」

    ローレンツ「ふん。君に言われなくともわかっている。イグナーツ君、僕と共に彼らを迎え撃とう。」

    イグナーツ「ボクも行くんですか…?」

    ヒルダ「二人とも頑張ってねー!」

    ハンネマン「この対抗戦でベレト君の力の一端でも知れれば良いのだが…。」


    エーデルガルト「青獅子の学級と金鹿の学級が交戦しているようね。…ドロテア、フェルディナント。ディミトリたちの後背を突きなさい。」

    ドロテア「エーデルちゃんのご命令とあらば。」

    フェルディナント「ふっ…。私一人でも役不足なくらいだ。」

    ヒューベルト「貴殿では力不足ですよ。…あまり、驕らないように。」

    金鹿の学級との戦いの結果>>36

  • 35二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 20:43:02

    加速

  • 36二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 20:45:27

    イグナーツとの弓の撃ち合いに勝利

  • 37122/01/30(日) 21:03:40

    !?矢が飛んできた…。
    ディミトリ「あれはイグナーツだな。エムレ、お前に任せてもいいか?」
    分かりました。
    ベレト「では、自分たちはローレンツやヒルダ、クロードの相手をしよう。」

    イグナーツ「エムレさんも弓の使い手なんですね…。ボクも負けていられませんね。」
    覚悟してください!
    ———————————————————
    エムレとイグナーツの戦いの末…
    イグナーツ「いたた…強いんですね…。クロードくん、ボク負けちゃいました…。」
    ふう…。
    クロード「ローレンツの方も負けちまったみたいだな…。お前らはもう下がっててくれ。」
    ローレンツ「くそっ…。模擬戦とはいえ、負けるのは腹立たしい…!」
    イグナーツとローレンツが撤退していったようだ。
    ディミトリ「クロード。次はお前だぞ。」
    クロード「これはこれは、ディミトリ殿下ではありませんか。私の首などには価値がありませんのでどうか見逃していただき…」
    ディミトリ「…」
    クロード「って、おい。何か言ってくれよ。」
    ディミトリ「…先生、俺と共にクロードを倒そう。」
    ベレト「分かった。」
    そう話しているとハンネマンが現れた。
    ハンネマン「いいや、先生。君の相手は我輩が務めよう。さあ、どこからでもかかってきたまえ。」
    ベレト「そういうことだから、ここはディミトリに任せる。」
    ドゥドゥー「おれはヒルダを相手します。」
    ヒルダ「ええーっ!あたしじゃ簡単にやられちゃうよー!ドゥドゥーくん、あまり痛いことしないでよねー。」
    ドゥドゥー「分かっている。」

  • 38122/01/30(日) 21:05:03

    メルセデス「エムレ。あなたって強いのね〜。ディミトリたちの元へ行き…」

    分かりました。

    メルセデス「エムレ!危ない…!」

    え?きゃあっ!?

    ドロテア「あら、避けられちゃったわ。エムレちゃんを狙ったのに。」

    フェルディナント「ドロテア。今のは魔力を込めすぎではないかね?」

    ドロテア「別にそんなことないですよ。魔道への造詣が深く無いフェルくんには分からないと思いますけどね。」

    フェルディナント「…相変わらず、私には辛辣なのだな。まあ、いいさ。」

    メルセデス「エムレ。頑張りましょうね〜。あの二人をやっつけて、先生やディミトリと合流しましょう。」

    結果>>40

  • 39二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 21:17:06

    フェルディナンドを無視してメルセデスと共にドロテアを集中攻撃

  • 40二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 21:17:51
  • 41122/01/30(日) 21:34:51

    メルセデス「エムレ。ドロテアをまずは倒しましょう。」

    分かりました、メルセデスさん。


    ドロテア「ちょっと…貴女たち私を狙ってます?」

    そういうことですよ。

    メルセデス「うふふ。そういうことだから、悪く思わないでね〜。」


    フェルディナント「三人とも私を無視して戦い始めてしまったな…。ドロテアの援護に…」

    フェルディナントがドロテアを助けに入ろうとすると…

    ディミトリ「彼女たちの邪魔はさせない。フェルディナント、お前の相手は俺だ。」

    フェルディナント「ディミトリ。君とは一度手合わせしてみたかったのだよ。私と君、どちらのほうが槍の腕前が上か今ここで決めよう!」

    ディミトリとフェルディナントが戦いを始めた。


    クロード「まったく…あいつら、意外と容赦ないな…。」

    ヒルダ「本当だよ!明日、筋肉痛になりそうだよ…。」

    ハンネマン「あのベレト君は強いな。我輩では相手にならなかったよ。」

    クロード「そあの先生かなり強いですよね。彼は一体何者なんでしょうね?」

    ———————————————————

    エーデルガルト「先生、貴方の相手は私とヒューベルトよ。」

    ヒューベルト「そういうことですな。くくく…私はあまり手加減できませんので、そのつもりで。」

    ベレト「ドゥドゥー。君も手伝ってくれ。」

    ドゥドゥー「分かった。」


    それぞれの戦いは何事もなく終わっ…>>43

  • 42二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 21:40:27

    無事

  • 43二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 21:43:47

  • 44122/01/30(日) 21:55:11

    ドロテア「痛いわね…。エーデルちゃん、ごめんなさい。」
    ドロテアが撤退したようだ。
    メルセデス「やったわ〜。私たちが勝ったのよ〜。」
    そうみたいですね。

    ディミトリ「お前も中々やるな。だが、今日のところは俺の勝ちだな。」
    フェルディナント「くっ…。私はエーデルガルトにもディミトリにも劣っているというのか!?」
    フェルディナントがドロテアと共に撤退していったようだ。ドロテアは相変わらず、フェルディナントに嫌味を言っているようだったが。
    ドロテア「フェルくん、貴方何していたんです?名門の貴族様は私なんかを助けたくないんですね。」
    フェルディナント「そんなことは断じてない!私はディミトリと…」

    殿下!
    ディミトリ「お前たちも無事だったか。さあ、早く先生たちの元へ行こう。」
    メルセデス「うーん…。少し疲れてきちゃったわ〜。でも、まだ終わってないんだから、もう少し頑張っちゃおうかしら〜。」
    ———————————————————
    エーデルガルト「…ヒューベルト。私たちの負けみたいね…。」
    ヒューベルト「後はマヌエラ殿に頑張っていただきたいですな…。」
    ベレト「エーデルガルトたちが退いていく。勝ったみたいだな。」
    ドゥドゥー「ああ…先生、お前のおかげだ。」

    マヌエラ「あなたたちはよって集ってあたくしを虐めるのかしら…?」
    ディミトリ「…申し訳ありません。ですが、傷つけないようには配慮します。」
    ベレト「…」
    メルセデス「うーん。ごめんなさい、マヌエラ先生。」
    マヌエラ「あんまり、謝られても反応に困るわね…。というよりも、生徒たちに情けをかけられているあたくしが惨めになってくるわ…。」

  • 45122/01/30(日) 22:01:06

    こうして、学級対抗戦は青獅子の学級の勝利によって幕を閉じたのだった。

    ———————————————————

    〜白雲の章 竪琴の節(5月)〜

    今節、青獅子の学級には赤き谷ザナドへ逃げ込んだ盗賊たちの討伐という課題を課せられたのだった。

    ベレト「皆、今節は盗賊退治ということだ。そのように準備をしてほしい。」

    ディミトリ「…盗賊たちとはいえ、命を奪うことには変わりない。要は殺し合いだ。皆も覚悟を決めておいてくれ。」

    殺し合いか…。

    ドゥドゥー「エムレ。お前は人を殺したことはあるか?」

    エムレは>>47と答えた。

  • 46二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:03:19

    ある

  • 47二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:03:50

    ない

  • 48122/01/30(日) 22:11:26

    いいえ…ありません。

    ドゥドゥー「そうか。ならば、覚悟を決めねばならないな。どうしても、嫌ならおれたちに任せておけ。」

    …わたしも戦います。

    ディミトリ「そうか…。だがな、エムレ。」

    ディミトリ「人間を殺した感触はいつまでも忘れられないんだ…。もし、人を殺して、平気でいられるような奴がいたらそいつは人間じゃない…。」

    ベレト「…そうだな。」

    フェリクス「フン…。」

    ———————————————————

    今日は温室に来ていた。

    あの花は…初めて見るな。

    そうしていると、>>50に声をかけられた。

  • 49二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:16:53

    シルヴァン

  • 50二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:17:13

    ドロテア

  • 51122/01/30(日) 22:25:12

    ドロテア「エムレちゃん。こんにちは。」

    ドロテアさん、わたしに何かご用ですか?もしかして、学級対抗戦のと時のお礼参りとかではないですよね…

    ドロテア「私はそんなことしないわよ…。そんなベルちゃんみたいなこと言って…。」

    ドロテア「ただ、貴女とお話ししたいの。だめ?」

    いいですよ。

    ドロテア「貴女って平民なのよね?どうやって、この士官学校に入ったの?私みたいに一応の貴族の後ろ盾があったとかだったり?」

    エムレは>>53と答えた。

  • 52二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:42:13

    優れた武芸の腕と勤勉さを買われ、故郷の領主から卒業後騎士となることを条件に援助してもらった

  • 53二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:43:40

    >>52

    +士官学校で他の生徒とのパイプを作ってこいと言われている

  • 54122/01/30(日) 22:56:03

    わたしはファーガスのある領主様の援助でここ士官学校に入学させてもらえることになりました。領主様はわたしの武芸の腕と勤勉さを買われたのです。

    ドロテア「そんな領主様がいるのね…。でも、もちろんただでというわけではないのよね?」

    はい。わたしは卒業したら騎士にならねばなりません。それに…ここで人脈を広げることも条件として与えられました。時間を無駄には出来ません…。

    ドロテア「大変ね…。見たところ貴女はまだ幼いのに、そんなに使命を背負っているなんてね…。でもあまり、根を詰めすぎちゃだめよ?適度に休息をとりながらじゃないと逆効果よ?」

    ありがとうございます。

    ドロテア「ところで貴女の年齢はいくつなのかしら?私よりは年下だと思うけど…。」

    >>56です。

  • 55二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:58:37

    15

  • 56二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 22:58:47
  • 57122/01/30(日) 23:12:06

    えっと…19歳です。

    ドロテア「嘘!?私より年上なの!?というか、ヒューくんと同い年なの…?」

    わたしは子供に見られるんですね…。

    ドロテア「その…ごめんなさい。貴女が可愛かったからつい…。」

    いえ…気にしていませんよ。

    ドロテア「ふふ…優しいのね、ありがとう。」

    ドロテア「ところで貴女は人脈を広げると言っていたけれど、それは貴族様じゃないとダメなのかしら?」

    それは…

    ドロテア「私と友達になるというのはダメかしら?私は家柄も優れていなければ、紋章も持っていないし、王国の人でもないけれど…。」

    構いません。友達になりましょう、ドロテアさん。

    ドロテア「本当に!嬉しいわ、ありがとう!」

    ドロテアとしばらく話をしたのち…

    エーデルガルト「ドロテア。ここにいたのね。マヌエラ殿が呼んでいるわ。」

    ドロテア「分かったわ。エーデルちゃん。またね、エムレちゃん。」

    はい、また。

    エーデルガルト「…貴方、エムレと言ったかしら?…いえ、なんでもないわ。」

    エーデルガルトさん…?


    ちなみにエムレは王国の>>59領で育ったようだ。

  • 58二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 23:18:12

    ksk

  • 59二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 23:18:31

    ガラテア

  • 60122/01/30(日) 23:31:05

    〜書庫〜

    エムレは兵法書を読んでいた。

    しばらくすると>>62に声を掛けられた。

  • 61二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 23:56:24

    トマシュ

  • 62二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 23:56:56

    ヒューベルト

  • 63122/01/31(月) 00:03:43

    ヒューベルト「…」

    …誰か背後に居る気が…

    ヒューベルト「おや、気づかれましたか。」

    あなたは…

    ヒューベルト「ヒューベルトとと申します。エーデルガルト様の従者を務めている者ですよ。貴殿の学級のドゥドゥー殿のようなものと思っていただければ結構です。」

    ヒューベルトさん。何かわたしにご用ですか?

    ヒューベルト「…そうですな。貴殿は、神仏の類を信じていますかな?」

    エムレは>>65と答えた。

  • 64二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 00:31:33

    信じている

  • 65二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 00:34:03

    信じてる

  • 66122/01/31(月) 01:02:02

    そうですね…。わたしは信じています。

    ヒューベルト「左様ですか。セイロス聖教会と懇意にしているファーガス神聖王国出身の者ならではと言えるのでしょうかな。」

    ヒューベルトさんはどうですか?

    ヒューベルト「私は…そうですな。神の類の存在は信じてはいますよ。」

    どうしてこのような質問を?

    ヒューベルト「いえ、特に深い意味はありませんよ。お答えしていただき感謝します。」

    ヒューベルト「それと…その兵法書を読まれるよりは、こちらを読まれた方が貴殿の為にはなるかと。」

    あ、ありがとうございます。

    ヒューベルト「いえ、それでは…。」

    ヒューベルトは立ち去っていった。

    ———————————————————

    〜赤き谷ザナド〜

    いよいよ、盗賊討伐の日だ。セイロス騎士団がここ赤き谷ザナドへと追い込んだそうだ。

    ベレト「ここに盗賊たちがいるらしい。」

    ディミトリ「民に被害が及ぶことは避けねばならないな。…お前たち、気を引き締めて望んでくれ。」

    分かりました。


    コスタス「ちっ…!騎士団の連中がもう来やがったか!」

    賊「お頭…もう逃げましょうよ…。騎士団の連中に勝てるわけないですよぉ…。」

    コスタス「馬鹿野郎!死ぬのを恐れて盗賊なんてやってられるか!」


    ドゥドゥー「あれが盗賊たちの親玉のようだな。おれたちが負けることはないだろうが、油断はしないことだ。…殿下、あなたの身はおれが守ります。」

    ディミトリ「俺もお前を守ろう。…さて、先生。俺たちに指示を出してくれ。」

    まずはどうする?>>68

  • 67二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 05:30:54

    加速

  • 68二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 06:43:24

    二手に分かれて進軍

  • 69122/01/31(月) 07:44:44

    二手に分かれて進軍することになった

    ベレト「このまま北上して賊たちを討つ者たちと西側の橋を使って、進軍する者たちとに分けよう。ディミトリ。君たちはこのまま北上してほしい。」

    ディミトリ「分かった。それで先生たちは西から攻めるということだな。」

    ベレト「ああ。西からはフェリクス、イングリット、メルセデス、エムレ。この四人は自分と共に行動してくれ。」

    フェリクス「お前の剣技を見せてもらいたいものだな。」

    イングリット「了解しました、先生。」

    メルセデス「あら〜。頑張りましょうね〜。」

    皆様、行きましょう。

    ———————————————————

    賊「うわあああ!」

    賊「ひ、ひいいい!!」

    フェリクス「フン…。やはり、この程度か…。」

    イングリット「フェリクス、油断は禁物です。」

    メルセデス「ごめんなさいね…。せめて主の御許で安らかに…。」

    ごめんなさい。…わたしたちは負けられませんので…。

    ベレト「…先に進むぞ。」

    ———————————————————

    コスタス「あれは…士官学校のガキどもじゃねえか!?ちくしょう!俺たちを舐めやがって…!」

    コスタスたちの元へ青獅子の学級の皆が集ってきた。

    ディミトリ「やはり…お前はあの時、ルミール村を襲撃してきた賊だったか。…年貢の納め時だ。観念するんだな。」

    ベレト「…覚悟しろ。」

    コスタス「テメェらはあの時の…!テメェらだけは俺がぶっ殺してやる!」


    賊たちを無事に討伐し終え…>>71

  • 70二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 08:04:02

    加速

  • 71二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 08:21:11

  • 72122/01/31(月) 08:45:19

    ベレト「…終わりだ。」

    ベレトの攻撃がコスタスに直撃し…

    コスタス「あんな…奴の…口車に…乗ったのが…間違い…だった…。がはっ……。」

    ディミトリ「…これで終わりだな。後のことは騎士団に任せよう。俺たちは大修道院に戻ろう。…良い指揮だったぞ、先生。」

    その後、ベレトはしばらく赤き谷ザナドに留まったのち、生徒たちとともに大修道院へと戻った。

    〜ガルグ=マク大修道院〜

    ディミトリ「…エーデルガルト。君たちは今から課題か。」

    エーデルガルト「…ええ。」

    ディミトリ「実戦では何が起こるか分からない。十分に気をつけて臨んでくれよ。」

    エーデルガルト「…貴方に心配される謂れはないわ。私のことをみくびらないで。」

    ディミトリ「…不快にさせたなら謝ろう。申し訳なかった。」

    エーデルガルト「…マヌエラ先生、行きましょう。」

    マヌエラ「ええそうね。それでは先生たち、また後でね。」

    エーデルガルトとマヌエラが課題をこなすために、大修道院を出て行った。

    ベレト「…エーデルガルトのことが好きなのか?」

    ディミトリ「…ははっ。先生も冗談が言えたのだな。…そういうわけではない。事情はあとで話すさ。」

    ———————————————————

    〜白雲の章 花冠の節(6月)〜

    今節の課題は、ファーガス神聖王国のガスパール領にて起きた反乱の鎮圧の事後処理のようだ。既に、セイロス騎士団の者が向かっており、すぐに鎮圧されるとのことだ。

    〜大聖堂〜

    エムレは大聖堂に来ていた。

    アッシュ「…………………。」

    あれはアッシュさん…。あの…どうなさいましたか?

    アッシュ「あ、エムレ…こんにちは。…」

    アッシュ「今節の反乱の首謀者はロナート卿も聞いたんだ。…ロナート卿…いえ、ロナート様は僕の養父。」

    アッシュ「でも、今回のことは僕に何も言ってくださらなかった。どうして…。」

    アッシュ「ねえ…エムレ、僕はどうしたらいいんだろう…。君に聞くべきでないことは分かっているけど…。」

    エムレは>>74と答えた。

  • 73二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 09:23:19

    ロナート卿と今から話し合うべきだろう。アッシュが信頼する方であれば、ちゃんと話し合えば道は違っても納得できる答えが出せるはず

  • 74二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 09:36:19
  • 75122/01/31(月) 10:33:46

    ロナート卿と話し合ってください。アッシュさんが信頼するお方なら、例え道は違えたとしてもお互いに納得出来ると思いますから…。

    アッシュ「…そうだよね。ありがとう、エムレ。」

    アッシュ「でも、ロナート様は、一度決めたことは決して曲げないお方。だから、僕と話し合ったとしても、この挙兵はやめないと思う…。だけど…このまま手をこまねいている訳にもいかないよね。せめて、何故このような事をしたのかということだけは知りたい。」

    はい…是非そうしてください…。

    アッシュ「君は僕よりも年下なのにしっかりしているよね…。僕も見習いたいなあ…。」

    アッシュさん…こう見えてわたし、あなたや殿下より年上なんですよ…。

    アッシュ「あわわわわ…ごめん…!」

    ———————————————————

    〜訓練場〜

    今日は鍛錬をしていた。すると…

    フェリクス「おい。」

    フェリクスさん。どうなさいましたか?

    フェリクス「お前、剣の腕の方も中々と見える。俺と手合わせをしろ。」

    わたしで良いんですか?

    フェリクス「そうだ。早く準備しろ。」


    フェリクスとエムレの手合わせの結果>>77

  • 76二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 10:42:02

    フェリクスとエムレのの勝率は7:3

  • 77二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 10:45:18
  • 78122/01/31(月) 11:16:22

    フェリクス「…やはりな…。俺と互角に打ち合うとは…。」
    いいえ…あなたの勝ちですよ。わたしよりもあなたのほうが勝率は高いですから。
    フェリクス「フン…訓練で勝率が高かろうと、戦場では一度きりだ。そこで、負ければ死ぬ。」
    そうですね…。
    フェリクス「それに…お前の体格は剣や槍を扱うには向いていないはずだ。にも関わらず、技術で食らいついて来ている。…その剣は誰から教わった?」
    それは…
    フェリクス「話したくないのなら別に構わん。俺がお前との訓練を通じて、その剣技を盗むだけだからな。…俺はさらに強くなってみせる。」
    フェリクスさんはどうして強くなりたいのですか?
    フェリクス「…先生にも同じことを聞かれたが、知らん。深くも考えたことがない。俺は生まれた時から剣と共に生きてきた。ファーガスでは剣を振るえねば生きてはいけない。お前もファーガスの生まれなら知っているはずだ。」
    はい、存じています。
    フェリクス「フン…。また、訓練に付き合え。お前となら楽しめるからな。」
    ———————————————————
    いよいよ、ガスパール城へと向かう日だ。
    〜マグドレド街道〜
    カトリーヌ「アンタたちに同行することになった、カトリーヌだ。よろしく頼むよ。」
    ディミトリ「あの『雷霆』のカトリーヌさんとご一緒出来るとは…光栄ですね。はい、よろしくお願いします。ところで…私と何処かで出会ったことがありませんか?」
    カトリーヌ「…さあな?アンタの見間違いじゃないのか?」
    カトリーヌ「アッシュ。アンタはこの反乱について何か知っていることがあるか?」
    アッシュさん…大丈夫ですか?
    アッシュ「エムレ。あれから、僕はロナート様に手紙を出したんだ。でも、返事は返ってこなかった。」
    アッシュ「カトリーヌさん、僕にも分かりません。ロナート様は何も話しては下さらなかった。…どうしてなんですか…。」
    ディミトリ「それは…お前を自身の復讐に巻き込みたくなかったのだろう。」
    ベレト「復讐…。」
    カトリーヌ「…ベレト、ダスカーの悲劇は知っているか?…4年前にファーガス神聖王国のランベール王がダスカー人の手によって命を落としたという事件だ。…続けて構わないか?」
    ディミトリ「……………………。はい…。」

  • 79122/01/31(月) 11:32:42

    カトリーヌ「…その事件に加担した一人として、ロナート卿の倅、クリストフが教団の手によって処刑されているんだ。事件の真相はどうあれ、教団に深い恨みを抱いているのかもしれないな。いや…正確には、クリストフを突き出した…」

    セイロス騎士「カトリーヌ様、先生。敵が接近してきています!霧が濃いせいか、騎士団の包囲をすり抜けてこちらに向かって来ています!」

    カトリーヌ「…ベレト、任務変更だ。総員、戦闘準備にかかれ!」


    ベレト「霧が深いな…。」

    ディミトリ「こう霧が濃くては、敵がどこから現れるか分かったものではないな。不意な攻撃に十分注意して進軍せねばならない。」

    これは…魔法…?

    アネット「エムレも気づいた?殿下、先生。これは何者かの魔法によって生み出されていると思います。」

    シルヴァン「そういうことなら、話が早い。そいつを見つけ出して倒しちまえばいいからな。」

    ディミトリ「そうか…分かった。ならば、その発生源を断つことを目標にしよう。」

    ———————————————————

    民兵「領主様に手出しはさせないぞ…!」

    アッシュ「…そんな!街のみんなまで…。」


    民兵「…ロナート…様…。どうか…生き延びて…。」

    ディミトリ「…くっ…すまない…。こんなことが許されてたまるものか…!」

    アッシュ「…僕はあんなに良くしてくれた街の人を殺したんですか…。一体何をしているんだろう…。」

    ベレト「………。皆、悲しむのは後だ。まずはこの反乱を収めねばならない。」

    ———————————————————

    カトリーヌ「アンタたちじゃアタシには敵わないよ…。」

    兵長「…おのれ…ロナート様…申し訳…ありませぬ。」

    ベレト「霧が晴れていく…。」


    ロナート「雷霆のカトリーヌ!貴様だけは…息子を殺した貴様だけはわしが討ち取る!」

    カトリーヌ「…ロナート卿との因縁がこんな形で決着を迎えることになるとはな…。」

    結果>>81

  • 80二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 11:43:57

    ksk

  • 81二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 12:02:28

    ロナート執念でカトリーヌの肩に槍を突き刺す

  • 82122/01/31(月) 12:22:56

    アッシュ「ロナート様…!」
    ロナート「アッシュ…。」
    アッシュ「街のみんなまで動員して…何故このようなことをしたのですか!?」
    ロナート「レアは民を欺き、主を冒涜する背信の徒だ!大義は我らにある!」
    アッシュ「だからって…こんなこと間違っています!」
    ロナート「…ならば、遠慮なくわしに刃を向けるがよい…。アッシュ…お前のことは愛しているぞ…。」
    アッシュ「…ロナート様…。」
    ディミトリ「アッシュ。覚悟を決めるんだ…。だが、駄目だというのなら…」
    カトリーヌ「待ちな…ロナート卿はアタシが討ち取る。アンタらは、アタシの周りに敵兵が来ないように見張っておいてくれ。」

    ロナート「カサンドラ…!貴様…何故息子を殺した…!クリストフの友でありながら…何故…!」
    カトリーヌ「ロナート卿、クリストフは何をしでかそうとしていたか知っていますか?」
    ロナート「ダスカーの悲劇に加担していたのだろう…!だが、息子はそんなことをするような子ではない…!にも関わらず、貴様は息子を教団に突き出した…!」
    カトリーヌ「…そうでしたか。あなたもご存じないのですね。…せめて、アタシの手であなたを葬ります。」
    ロナート「覚悟しろ…!」

    ロナートとカトリーヌの戦いの末…
    ロナート「これで終わりだ…カサンドラ!」
    ロナートが槍を突き出したが…
    ロナート「何故、避けぬ…!」
    カトリーヌは敢えて肩で槍を受けたのだった。
    カトリーヌ「…ロナート卿。これで終わりだぁ!」
    カトリーヌが雷霆を振るい…
    ロナート「ぐわぁぁぁ!」
    ロナートは倒れたのだった。

  • 83122/01/31(月) 12:41:32

    ロナート「…貴様…何故…」

    カトリーヌ「あなたの怒りは最もです。…アタシは友であり、あなたの息子であるクリストフを殺したには違いありません。だから、あなたの怒りを受け止めたかった。」

    ロナート「…そう…か…カサンドラ…アッシュ…の…こと…を…気にかけて…やって…くれ。…クリストフ…すまない…だが…わしも…お前の元へ…。……。」

    そうして、ロナートは息を引き取った。

    カトリーヌ「…みんな、お疲れさん。各自、兵をまとめておいてくれ。」


    ディミトリ「…俺はファーガスの民を手にかけた。…なあ…先生。俺は彼らを守るのが責務だったはずなのにな。」

    ベレト「…だが無視は出来なかった。」

    ディミトリ「…彼らは何の罪もない民だったのだぞ!…殺すべき相手ではなかった…!」

    ベレト「ディミトリ…。」

    ディミトリ「…すまない、先生を責めるのはお門違いもいいところだな…。だが、彼らと分かりあうことは出来なかったのだろうか…。いつの時代の為政者も大義を掲げ、平気で人々を傷つけようとする。…だが、それで何もかも許されるのか?…俺にはそれが許されるとは到底思えない…。」

    アッシュ「…先生、殿下。弟たちは無事でした…。あの…ここは冷えますから、早めに帰路に着いてくださいね。」

    ディミトリ「分かっているよ、アッシュ。…行こう、先生。」

    こうしてロナート卿の反乱は鎮圧されたのだった。

    ———————————————————

    〜白雲の章 青海の節(7月)〜

    ロナート卿の反乱は鎮圧された。だが、ロナート卿は女神再誕の儀の日に大司教レアの暗殺を企てているという密書を所有していた。青獅子の学級はその警備に協力することとなった。

    〜青獅子の学級・教室〜

    ディミトリ「さて…レア様の暗殺を企てているという密書が発見されたんだよな。だが…本当の狙いは別にあると思っている。」

    ベレト「…レアの方に警備の手が回る関係上、手薄になる場所がある。」

    ディミトリ「そういうことだ。奴らは別の何かを狙っているに違いない。俺たちでその狙いを探ろう。」

    ドゥドゥー「承知しました。」

    ———————————————————

    今日は食堂に来ていた。

    食事を摂っていると>>85に声を掛けられた。

  • 84二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 12:42:25

    シルヴァン

  • 85二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 12:47:55

    イングリット

  • 86122/01/31(月) 13:11:37

    イングリット「エムレ。少しよろしいでしょうか?」

    どうなさいましたか、イングリット様?

    イングリット「様付けは不要ですよ。ここでは対等なのですから。」

    分かりました…イングリットさん。

    イングリット「あなたは父から援助を受けて、ここ士官学校に入学したというのは本当ですか?」

    …はい…。

    イングリット「そうなのですね…。父はきっと無理をして、私のみならずあなたも入学させたのだと思います…。ガラテア領で生まれ育ったあなたならご存知かと思いますが、私たちの領地はとても貧しいですから…。」

    ……。

    イングリット「あなたが父からどのような条件を提示された上でここガルグ=マク士官学校に入学したのか、私には分かりません。ですが…父の期待は裏切らないで欲しいです。」

    承知しています。

    イングリット「ふふ…あなたは真面目ですね。どこかの誰かさんたちにも見習って欲しいくらいです。」

    イングリット「ところで…あなたのご家族は…。」

    妹がいます。ですが、両親は…亡くなりました。

    イングリット「…ごめんなさい…。その何故亡くなったのかは…。」

    父も母も>>88で亡くなりました。

  • 87二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 13:19:00

    大きい獣に襲われた(闇うご実験魔獣だがエムレは真実を知らない)

  • 88二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 13:19:12
  • 89122/01/31(月) 13:39:53

    両親は大きな獣に襲われて亡くなりました。ある日突然…。

    イングリット「…その…ごめんなさい。立ち入ったことを聞いてしまい…。あなたはとても苦労して来ているのですね…。私の領民であるにも関わらず、何もしてあげられなくて申し訳ありません。」

    イングリットさんは悪くありません…。だから、顔を上げてください。

    イングリット「困っていることがあったら、何でも言ってくださいね。いつでもあなたの力になりますから。」

    はい、感謝します。

    イングリット「ところで…あなたは食べるのは好きなのですか?…結構な量を注文されているように見えましたが…。」

    …はい。

    イングリット「別に照れる必要はありませんよ。…私も食べることは好きですから。」

    ———————————————————

    ドゥドゥー「…掃除をしていたのか。」

    ドゥドゥーさん、こんにちは。

    ドゥドゥー「おれも手伝おう。」

    ありがとうございます。


    ドゥドゥー「……。」

    あの…ドゥドゥーさん?

    ドゥドゥー「お前はおれを怖がらないのか?おれはダスカー人だ。ファーガス神聖王国の国王を謀殺した民の一人だ。」

    でも、ドゥドゥーさんはその一件については関係ないのでしょう?

    ドゥドゥー「…皆がお前のように思っているわけではない。おれたち全てを憎んでいる者も少なからずいるからな。そんなおれと一緒にいればお前にまでよからぬ噂を立てられる。…お前もなるべくなら、おれに関わらないほうがいい。」

    エムレは>>91と答えた。

  • 90二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 14:43:03

    でも貴方の優しさは貴方自身からだからそれを信じたい

  • 91二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 14:51:59
  • 92122/01/31(月) 16:20:10

    ドゥドゥーさん。

    ドゥドゥー「どうした?」

    わたしはあなたの優しさはあなた自身のものだと思っています。だから、わたしはその優しさを信じています。…関わらない方がいいだなんて、そんな悲しいことは言わないでください。

    ドゥドゥー「…おれのためにお前が悲しむ必要はない。…そうだな…すまなかった。今のはおれの気持ちをお前に押し付けているだけだった。…お前がおれを信じてくれるのなら、おれもお前の優しい心を信じよう。」

    …ありがとうございます。

    ドゥドゥー「…ひとまず、掃除を終わらせてしまおう。お互いに手が止まっていたからな。」

    はい。

    ———————————————————

    あれは…>>94さん…?

  • 93二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 16:24:48

    レア

  • 94二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 16:25:06

    シルヴァン

  • 95122/01/31(月) 16:42:22

    あれは…シルヴァンさん?

    シルヴァン「いやいや、勘違いだって。俺は君のことが…」

    女性「信用できません。さようなら。」

    シルヴァン「はあ……。」

    ………。

    シルヴァン「なーんか冷たい視線を感じるぞ…。イングリットか!?」

    わたしです。

    シルヴァン「おっ、エムレだったか。君の視線がイングリットと似ていたもんだからつい…。その、暇なら俺と食事にでも行かない?君みたいな可愛い女の子と一緒なら…」

    すみません…また今度で…。

    シルヴァン「あはは…やんわり断られちまったな…。どうして、俺は女性に縁がないのかね…。こうして、日夜お相手の女性のことを真剣に考えているというのに…。」

    …シルヴァンさん。あなたは本当に女性が好きなのですか?

    シルヴァン「…どうしてそう思うんだい?いや、分かったぞ。俺の立ち振る舞いがそう誤解されているってことなんだな。そうなんだな!?」

    …いえ、あなたは何か悩みを抱えていらっしゃるように見えましたから…。

    シルヴァン「俺が?ははーん…。…なーんか君、先生に似ているよな…。何でも見透かしてくるような雰囲気で…。」

    シルヴァン「そうだな…。じゃあ、君に質問したい。…君は紋章で人の価値が決まると思っていたりしないかな?」

    エムレは>>97と答えた。

  • 96二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 17:15:35

    思わない。

  • 97二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 17:40:19

    >>96

    人が生きるのに必要ですか?紋章があっても腹は膨れませんよ?

  • 98122/01/31(月) 18:13:17

    わたしは思いませんよ。

    シルヴァン「へえ…理由を聞いても?」

    紋章は人が生きるのに必要なのですか?…紋章があったとしても腹は膨れません。…わたしは妹と共に生きていくことに精一杯でしたから。

    シルヴァン「…そうだよな。君の考え方は最もだ。俺だってそう思う。でもな、エムレ。世の中には紋章の有無で人生そのものが変わっちまうこともあるんだ。それだけは、君に知っておいてほしい。…望んでも紋章を手に入れられなかった者や望まぬ紋章を持たされた者もいるということを、な…。」

    シルヴァンさん…。

    シルヴァン「…なーんて、俺にしては少しかっこいいと思っただろ?というわけで、俺とお茶でも…。」

    ふふ…また今度と言いましたよ?

    シルヴァン「…分かってるさ。…エムレ、君に感謝するよ。」

    エムレが立ち去っていった。


    シルヴァン「…世の中の女が君みたいな人ばかりならどれだけ良かったことか…。」

    ———————————————————

    〜青獅子の学級・教室〜

    ベレト「敵の狙いはおそらく…>>100だ。」

  • 99二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:23:19

    聖墓

  • 100二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:25:42
  • 101二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 18:52:19

    加速

  • 102122/01/31(月) 19:40:55

    ベレト「敵の狙いはおそらく聖墓だ。」

    ディミトリ「聖墓…。大修道院にそんな場所があったのか…。先生、誰から聞いたんだ?」

    ベレト「…レアが話しているのを聞いた。」

    ディミトリ「あのな、先生…盗み聞きは感心しないぞ…。」

    ドゥドゥー「それで、どうするのだ。…レア様に許可は取ったのか?」

    ベレト「…いや、このまま忍び込もうと思っている。」

    アッシュ「えっ…それは不味いような気がするんですが…。」

    アネット「うう…あたしたちなんだか悪いことしているみたいですよ…。」

    ディミトリ「…先生。…お前の言うことを信じよう。…もし、咎められたのなら、俺も一緒に罰を受けよう。」

    ———————————————————

    〜聖墓〜

    ディミトリ「さて…本当に敵が現れるのか…。」

    フェリクス「誰であろうが、斬り捨てるだけだ。」

    シルヴァン「しかし…本当に現れるんですかね…。バレたら不味いと思いますよ。」

    イングリット「…今は先生の言うことを信じなさい。…エムレ、メルセデス。どうしたのですか?」

    …転移魔法の音が聴こえました。

    メルセデス「ええ…。」

    ベレト「総員、戦闘配置に着いてくれ。」


    ???「馬鹿な…何故我々の計画が漏れている…。」

    ???「まあよい、我々の目的はここ聖墓に眠る紋章石の回収だ。」

    ディミトリ「棺の近くで何を…。あれは、紋章石か!?」

    まずはどうする?>>104

  • 103二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 19:41:50

    うっかりミスで爆弾を爆発させてしまう

  • 104二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 19:58:18

    目の前にいる死神騎士と戦う

  • 105122/01/31(月) 20:27:20

    ???「死神騎士といったか…何故、貴様がここに居るのだ?貴様は聖廟の方を任されていたはずだが…。」

    死神騎士「…貴様らの指図は受けん。俺は奴の指示の元で動いているに過ぎん…。」

    ???「あやつか…。まあよい。」


    ディミトリ「…あの黒い騎士…。かなりの手練れと見た。…先生、俺と共に奴の相手をしよう。」

    ベレト「分かった。」

    ドゥドゥー「殿下。あまり、危険なことはなさらないように…。」

    ディミトリ「心配するな。先生と共に戦うのなら負けはない。お前たちは棺の側にいる魔道士たちを倒してくれ。」

    ドゥドゥー「はっ。」

    分かりました。


    死神騎士「…メルセデスか…。」

    メルセデス「え…?私のことを何で知っているの…。」

    アネット「メ、メーチェには手出しさせないからね!」

    ———————————————————

    ディミトリ「お前、何者だ?」

    死神騎士「…答える義理はない。」

    ディミトリ「そうか…。ならば、これ以上の言葉は不要だ。…このガルグ=マク大修道院を荒らしたことを悔いるがいい。」

    ベレト「行くぞ、ディミトリ。」

    次の展開>>107

  • 106二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 20:41:48

    ksk

  • 107二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 20:44:13

    弓では効果が薄いと判断したエレムがメルセデスの援護を受けながら死神騎士と切り結ぶ

  • 108122/01/31(月) 21:01:24

    イングリット「あなたたちは何故このような所に忍び込んだのです!」
    シルヴァン「やめとけ、イングリット。こいつらに聞いても答えやしねえよ。…死んでも悪く思うなよ。」
    魔道士「貴様ら如きに殺される我らではないわ!」

    フェリクス「おい、エムレ。」
    はい?
    フェリクス「お前の目から見てあの騎士はどう映る?」
    そうですね…かなりの手練れだと思います。わたしが矢を放っても効き目がありません。
    フェリクス「フン…。そうか…はあっ!」
    魔道士「ぐはっ…。」
    ドゥドゥー「フェリクス。こちらは片付いたか?」
    フェリクス「見ればわかるだろう。…お前の方はどうなっている?」
    ドゥドゥー「殿下と先生があの騎士と交戦している。おれたちも向かうぞ。」
    メルセデス「みんな、先生たちの援護をしましょう〜。」
    ———————————————————
    ディミトリ「お前…この力は…。くっ…。」
    ベレト「ディミトリ。平気か?」
    ディミトリ「ああ、だが有効打は与えられていない。」
    ベレトとディミトリが死神騎士と交戦しているが…
    死神騎士「貴様ら…中々の腕前だ…。もっと、俺を愉しませろ…!…面倒な女だ…。貴様程度の攻撃では俺に傷一つ付けられん…。」
    ディミトリ「エムレ…!気をつけろ!お前を狙っているぞ!」
    死神騎士がエムレに鎌を突き出した…!

    死神騎士「…貴様…受け流したのか…。」
    ええ…そうですよ。わたしが相手になります。
    メルセデス「エムレ!あなた一人じゃ危険だわ!私も手伝いましょう!」

  • 109122/01/31(月) 21:08:20

    エムレと死神騎士が交戦を始め…

    死神騎士「…素早い剣技だ…。…メルセデス…。貴様は退け…。」

    一見すると互角に斬り結んでいるように見える。

    メルセデス「それは出来ないわ〜。あなたにはエムレを傷付けさせないわよ。」

    この騎士…かなり強い…。わたしの力では痛打を与えるのは難しいですね。

    死神騎士「…中々やる。だが…貴様の力では俺を殺すことはできまい。」


    結果>>111

  • 110二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:17:09

    そのままエレムと死神騎士の戦いは続き、いつの間にかベレトは既に天帝の剣を手に入れていた
    一瞬の隙をつき、エレムが死神騎士に一撃を入れる。
    死神騎士、エレムに執着し始める

  • 111二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:18:38
  • 112122/01/31(月) 21:49:56

    魔道士「この棺には…紋章石が…。」
    ベレト「はあっ!」
    魔道士「おのれ…邪魔をするな!」
    魔道士はベレトに向かって魔法を放った!
    ベレト「この剣は…」
    ベレトが玉座に立てかけてあった剣を取り、おもむろに振るって見せた。
    魔道士「な、何故貴様が…その剣を…!」
    ベレト「せやあっ!」
    魔道士「ぐふっ…。」
    ベレト「なんとなく、この剣は使える気がした…。しかしこれは…。」

    死神騎士「あの剣…逸楽見つけたり…!」
    死神騎士が一瞬よそ見をしてしまった。
    死神騎士「あの女…何処へ…」
    …ここです。
    死神騎士「むっ…。」パキンッ!
    エムレの攻撃が死神騎士の鎧にヒビを入れたようだ。
    死神騎士「…これは僥倖…!逸楽をこうも見つけるとは…!」
    死神騎士は何かに満足したのかそのまま撤退していったようだ。
    ディミトリ「エムレ!無事か…!」
    はい、ご心配なく。
    メルセデス「まあ!頬から血が出ているわ。跡が残ったら大変よ。私が治療するわね〜。」
    ありがとうございます…。
    ディミトリ「しかし、先生が何故あの剣を…。あれは『英雄の遺産』ではないのか…。」
    ———————————————————
    ???「公よ。天帝の剣が見つかったようだ。聖墓でな…。」
    アランデル公「…聖墓に保管されていただと?大司教レアめ…何を考えておるのか…。」
    ???「それに貴様らが探していたセイロスの遺骸…そのようなものは聖廟にも聖墓にも安置されていなかった…。貴様の読みは外れたようだな…。」
    アランデル公「元より西方教会の豚どもには期待はしておらんよ。だが…ふむ…。」
    ???「天帝の剣を手にしたのは新任の教師だ。奴らをしばらく泳がせておくぞ。」

  • 113122/01/31(月) 22:09:56

    〜謁見の間〜
    レア「あなた方の聖墓への侵入は本来なら重罪です。ですが…」
    ディミトリ「はい、申し訳ございません。この通り、私の首も差し出します。だから、どうか…」
    セテス「君たちのおかげで侵入者は撃退されたのだろう?」
    レア「そういうことですから、お咎めなしということに致しましょう。…私に一言相談してくだされば良かったのですよ?」
    ベレト「すまない…。」
    レア「ベレト。あなたがその剣を使いなさい。必ずやあなたの道を正しく照らしてくれることでしょう。」
    セテス「大司教!この者に易々と預けて良いものでは…。」
    レア「いいえ…私はベレトを信じています。彼は邪には染まらないと…。」
    ———————————————————
    〜白雲の章 翠雨の節(8月)〜
    今節の課題は、王国領のコナン塔を根城にしている賊の討伐のようだ。その賊たちの頭目はゴーティエ家から『破裂の槍』を盗み出したため、ゴーティエ家の者たちから取り返してほしいとの報告を受けている。
    ———————————————————
    ………。
    シルヴァン「エムレ。少しいいかい?」
    シルヴァンさん。
    シルヴァン「それは妹さんからの手紙かい?」
    はい…今、妹は親戚の元で暮らしています。毎節こうして手紙のやり取りをしているんです。妹のことが心配ですから…。
    シルヴァン「エムレは妹さんを本当に大切に想っているんだな。……。」
    シルヴァン「俺には、兄貴が居たんだ。そいつは本当に屑でどうしようもない奴だった。そして、今回『破裂の槍』を盗み出しやがった。」
    賊の頭目はシルヴァンさんのお兄さん…。
    シルヴァン「そいつは紋章を持たぬが故にゴーティエ家を廃嫡されたんだ。」
    そんな…。
    シルヴァン「そして、マイクランは紋章を持っていた俺のことを本当に憎んでいた。何度も殺されかけたことがあった。…兄貴が欲しくても手に入らなかったものを俺が持っていたんだ。…そんな兄貴の姿を見ていたら、紋章がいらないなんて言えないよな…?」

  • 114122/01/31(月) 22:22:47

    その…ごめんなさい。知った風なことを言ってしまって…。

    シルヴァン「いや…君は本当に何も悪くないんだ。ただ、君たち姉妹の関係を見ていると、俺たちが貴族でさえなければ、そんな未来があったのかななんて考えたりしてな…。」

    ………。

    シルヴァン「…もちろん、今更関係を修復出来ないのはわかっている。ただ、君に話を聞いて欲しかっただけなんだ…。」

    …今からお茶に付き合ってあげますよ。

    シルヴァン「…君は優しいんだな…。いや…今日は遠慮しておくぜ。また、今度誘ってくれると嬉しいかな。イングリットが来ちまう気がするから、俺は立ち去るぜ。じゃあな…。」

    シルヴァンと入れ替わりでイングリットがやってきた。

    イングリット「…シルヴァンにも色々あるのですよ。…貴族というものは本当に難儀な生き方しか出来ないのです…。」

    ———————————————————

    〜青獅子の学級・教室〜

    アネット「うーん…。」

    アネットさん、どうなさいましたか?

    アネット「あ、エムレ!ちょうどいいところに…。この問題を見てくれないかな?」

    これは…魔道の術式ですか?

    アネット「うん…。これを身につければ、あたしももっとみんなの役に立てるかなって思うんだけど、すっごく難しくて…。もう、朝からずっと考えていたんだよ!」

    そ、それはすごいですね…。

    アネット「エムレは魔法は得意だったりするのかな?この前、聖墓で戦いがあった時にメーチェと一緒に転移魔法を感知出来ていたよね?…もしかしたら、なんて…。」

    エムレは>>116と答えた。

  • 115二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:23:30

    死んだ母が魔導士だった

  • 116二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:30:15
  • 117122/01/31(月) 22:51:08

    亡くなった母が優秀な魔道士でした。幼い頃に母から教えを受けたことがありますから、少しは心得がありますよ。

    アネット「エムレのお母様は、凄い人だったんだね…。エムレ、今からまた魔道を習ってみない?」

    そうですね…アネットさん、手伝ってくださいますか?

    アネット「あたし、あんまり教えるのは得意じゃないけど、頑張るよ!だって、あたしが言い出したことなんだもんね。」

    よろしくお願いします。

    アネット「それから…この問題は…」

    こうしてアネットと共に魔道の術式を構築しようと四苦八苦していた。


    その夜…

    ディミトリ「お前たち…こんなところで寝ていると風邪をひくぞ?」

    アネット「すぅ…。すぅ…。」

    うう…。いや…父さ…母さ…行か…ないで…!

    エムレは魘されているようだった。

    ディミトリ「…エムレ…。お前も両親を亡くしていたんだな…。辛いよな…。俺にも分かるよその気持ちが…。…。」

    ———————————————————

    エムレは>>119に来ていた。

    あれは…>>121さん?

  • 118二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:56:12

    大聖堂

  • 119二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:00:36

    市場

  • 120二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:02:06

    ディミトリ

  • 121二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:07:36

    ドロテア

  • 122122/01/31(月) 23:16:15

    エムレは市場に来ていた。

    先の戦いで弓や剣を消耗し過ぎたため、それらの調達のためだ。


    あれはドロテアさん?

    ドロテア「うーん…。どうしようかしら…。」

    ドロテアは何を悩んでいる?>>124

  • 123二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:17:41

    青獅子クラスへの移籍

  • 124二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:21:44
  • 125122/01/31(月) 23:42:46

    ドロテアさん?

    ドロテア「きゃっ!エムレちゃんだったのね…。」

    何か悩んでいらっしゃいましたから…。

    ドロテア「あのね…私、貴女の学級に移籍しようかなって考えているの。この学校では学級を移籍することを許されているから、そこは心配ないわ。それで、貴女の学級に移籍すれば、貴女や先生ともさらに仲を深められると思っているのよね…。でも…マヌエラ先輩の元で学ぶことも悪くないんじゃないかな…ってそう思っているの。」

    マヌエラ先生とはどういったご関係なのですか?

    ドロテア「マヌエラ先生はね、私が所属していた歌劇団の先輩なのよ。昔、すごくお世話になったの。私ね、マヌエラ先輩への恩返しをしていきたいなと考えているの。でも、先生や貴女とももっと仲良くなりたいとも思っている。うーん…欲張りよね、私。」

    ドロテアさん…ここは自分で決心せねばなりません。わたしから何も言えませんから…。

    ドロテア「エムレちゃんって普段は凄く優しいのに、ここぞというところでは厳しいのよね。…私にお姉ちゃんがいたらこんな感じだったのかしら。今から、エムレお姉ちゃんって呼んでもいい?」

    えっと…ふふ…いいですよ。

    ドロテア「そんなに素直に受け取られると少し困っちゃうわ…。…でも私、決めたわ。>>127にする。」

  • 126二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:43:25

    移籍する

  • 127二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:43:45

    青獅子へ

  • 128122/02/01(火) 00:11:45

    ドロテア「青獅子の学級に移籍するわ。まずは、ベレト先生に話をつけてこなければいけないわね。…今から早速行ってくるわ。エムレちゃん、また後でね!」
    はい、また後で。

    そうして、エムレは剣や弓を新調したのだった。
    ———————————————————
    ベレト「ドロテアは今日から青獅子の学級で学ぶことになった。皆、よろしく頼む。」
    フェリクス「お前…良いのか?」
    ドロテア「良いんです。私は貴方たちと一緒に学びたいんですから。」
    ディミトリ「…ドロテア。…歓迎する。皆に挨拶をしておいてくれ。」
    ドゥドゥー「おれもこれで失礼する。…ドロテア、おれも歓迎する。」
    シルヴァン「…おい、殿下、ドゥドゥー。あー行っちまったな…。ドロテアちゃん、あまり気にしないでやってくれ。」
    ドロテア「ええ…分かっていますよ。ディミトリさんは帝国の人があまり好きではないんですよね。」
    イングリット「ドロテア、改めてよろしくお願いします。」
    よろしくお願いします、ドロテアさん!
    ———————————————————
    〜大広間〜
    ロドリグ「殿下、殿下ではありませんか!いや…2年ぶりでしたな。ご無沙汰しております。」
    ディミトリ「お前…ロドリグか!いや、久しぶりだな。会いたかったぞ。」
    ロドリグ「しばらく見ないうちに立派に成長されましたな。…2年もの間、顔を出さずに申し訳ございませんでした。」
    ディミトリ「…いや、いいんだ。…お前が大修道院に訪れたのは、マイクランの件か?」
    ロドリグ「察しの通りです。奴らはフラルダリウス領に構え、略奪の限りを尽くしています。…奴らを討伐するというのなら、協力は惜しみませんよ。…あなたが噂の先生ですね。フェリクスからはよくあなたの話を聞きます。…申し遅れました、私はロドリグ=アシル=フラルダリウス。フラルダリウス家の当主を務めている者です。どうぞ、お見知りおきください。」
    ベレト「よろしく。」

  • 129122/02/01(火) 00:21:20

    〜王国領・コナン塔近郊〜

    ディミトリ「まもなく、賊の根城であるコナン塔だ。」

    ギルベルト「あの塔は元々、北方の民からの防衛とその監視のための拠点として建てられたものです。攻略には骨が折れるでしょう。」

    ディミトリ「…ええ、よくご存じで。ギルベルト殿。」

    ギルベルト「いえ、その…ご冗談を。」

    ディミトリ「…やむを得ず、賊に身をやつすものもいることは知っている。だが、奴らはそうではない…。先生、ここに来るまでに破壊された村を見ただろう?あれは…己の快楽のための略奪だ。そんなものは許されてはならない。決して…。」

    シルヴァン「やめときましょうよ、あんな屑野郎のために怒るのは。」

    ディミトリ「…シルヴァン…。マイクランはお前の兄なのだろう。その…。」

    シルヴァン「あんな奴、兄でも何でもないですよ。それに奴は既にゴーティエの人間じゃない。もう俺とは何の関係もない男だ。」

    ディミトリ「…そうか…。…さてそろそろコナン塔に入るぞ。」


    〜コナン塔〜

    まずはどうする?>>131

  • 130二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:24:21

    偵察

  • 131二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 06:46:11
  • 132122/02/01(火) 10:54:31

    ディミトリ「しばらく様子を見よう。」

    何か変わった様子は…>>134

  • 133二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 10:58:56

    ない

  • 134二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 11:19:12

    マイクランの髪が白に!(闇うごの実験で紋章をゲットしたぜ)

  • 135122/02/01(火) 11:29:39

    シルヴァン「…あれがマイクランなのか?あいつ、あんな髪色じゃなかったぞ…。」

    ディミトリ「どういうことだ?」

    シルヴァン「いや、俺にも分かりませんよ。ただ、何か嫌な予感がする。先生、殿下、十分に気をつけてくださいよ。」


    賊「お頭!侵入者です!」

    マイクラン「何?どこのどいつだ?」

    賊「あの服装…士官学校の生徒たちと思われます。」

    マイクラン「ふん…ガキどもを送り込んでくるとはな。返り討ちにしてやる!」


    ギルベルト「む…?ディミトリ殿、先生。背後から敵の気配を感じます。」

    ディミトリ「…ええ。そのようですね。ギルベルト殿、あなたにお任せしてもよろしいですか?」

    ギルベルト「…承知しました。…アネット、お前も私と共に来てくれ。」

    アネット「…分かりました。」

    ギルベルトとアネットが敵の増援を食い止めに行った。

    ディミトリ「流石に勘付かれているようだな。俺たちも進軍するぞ。」

    ドゥドゥー「まだ、敵の気配を多く感じます。なるべく、離れないように進軍しましょう。」

    次の展開>>137

  • 136二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 11:40:39

    シルヴァン、ディミトリ、エムレ、ベレト、ドロテアでマイクランへ進撃
    他の生徒は雑魚を押さえる

  • 137二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:00:52
  • 138122/02/01(火) 12:37:10

    シルヴァン「殿下、先生。俺がマイクランと決着を付けます。だから、あんたたちは…」
    ディミトリ「…いや、お前一人では危険だ。俺や先生も行くぞ。」
    ベレト「シルヴァン。」
    ドロテア「エムレちゃん、私たちもいきましょうか?」
    はい。
    シルヴァン「感謝しますよ…。」
    ———————————————————
    フェリクスたちは引き続き賊の相手をしている。
    フェリクス「フン…こいつら如きに遅れを取るとは、親父殿も相当耄碌しているな。」
    イングリット「フェリクス。ロドリグ殿は、別にこの者たちに苦戦をしているわけでは…。せいっ!」
    賊「うわあああ!」
    フェリクス「ならば、親父殿が自ら兵を率いて『破裂の槍』を取り返せばいい話だろう。…こいつらをいつまでも野放しにしておけば、苦しむのはフラルダリウス領に住まう民だ。」
    ドゥドゥー「…フェリクス。ふっ…」
    フェリクス「おい、何がおかしい?」
    ドゥドゥー「…いや。お前は相変わらずだなと思ってな。」
    メルセデス「フェリクス。あなたのそういった優しいところが私は好きよ〜。」
    フェリクス「チッ…勝手に言ってろ。」
    アッシュ「みんな!敵の気配がまだしますよ!」
    ———————————————————
    ギルベルト「………。」
    アネット「ギルベルトさん、どうして何も言わないんですか?」
    ギルベルト「…すまない。」
    アネット「…謝るなら、あたしの母さんに謝ってくださいよ!…あたしや母さんがどれだけ寂しい思いをしていたか分からないの!?」
    ギルベルト「…それは…。私には謝る資格がない。お前たちを捨てた愚か者には、な。…もう私のことは忘れてくれ。」
    アネット「資格だとかそんなのどうでもいいよ!また、そうやって逃げるの?…ずるいよ…。」
    ギルベルト「アネット…。」

  • 139122/02/01(火) 12:46:31

    シルヴァン「あんたには扱えやしねえよ、マイクラン。さあ、早くその槍を返してもらおうか。」

    マイクラン「それはどうかな?」

    ディミトリ「あれは…紋章の適合反応!?」

    シルヴァン「馬鹿な…。何故、あんたが紋章を持っていやがるんだ!?答えろ!」

    マイクラン「どうして、貴様に答えてやらねばならないんだ!…俺から全てを奪った貴様に!…この力で貴様や王子様をぶっ殺してやるよ。そして、俺を捨てたあの親父もな!」

    シルヴァン「そうかよ…。あんたは紋章を手に入れても、その力を俺や父上への復讐に使おうっていうのか。全く…あんたに情けをかけちまった俺が馬鹿だったよ。」

    ベレト「…行くぞ。」

    ドロテア「ええ、行きましょう。先生。」

    ………。

    ドロテア「エムレちゃん?どうしたの?」

    …いえ、何でもありません。心配してくださってありがとうございます。

    ディミトリ「来るぞ…!」

    次の展開>>141

  • 140二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:47:13

    加速

  • 141二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:54:18

    一対一なら破裂の槍のおかげもあるが、マイクランが優勢に戦えるが、さすがに数の差で追い詰められる。
    最後はドロテアの魔法の援護を受けたシルヴァンの一撃

  • 142122/02/01(火) 13:19:10

    ディミトリ「…くっ…。俺の力でも押されているだと…?」
    マイクラン「今の俺にはあんたでもかなわねえよ!ほらよ!」
    マイクランはディミトリに槍を突き出した。
    シルヴァン「おっと、そうはさせねえよ。」
    はっ!
    シルヴァンがマイクランの攻撃を弾き、エムレの矢がマイクランの手に刺さった。
    ディミトリ「助かった、シルヴァン、エムレ。…奴は紋章と遺産の力でかなりの強さを身につけているようだな…。」
    そうですね…。
    シルヴァン「だが、数ではこちらが有利だ。…このまま複数人で戦うようにしましょう。」
    マイクラン「貴様…!貴様だけは確実に殺す!」

    ドロテア「…エムレちゃん、なあに?」
    …あの人、凄く疲弊していませんか?
    ベレト「…確かに急激に動きが鈍くなったように見えるな。」

    マイクラン「はあっ…。はあっ…。ガキどものくせに中々…やるじゃあないか。」
    シルヴァン「…なあ、マイクラン。もうやめにしようぜ。」
    マイクラン「黙れ…。俺が今までどんな思いで生きてきたか、貴様に分かるはずはねえ!…俺にとっては貴様の存在が一番迷惑だったんだよ!殺してやる…。」
    シルヴァン「そうかよ…。」
    マイクランとシルヴァンが同時に踏み出し…
    ドロテア「…シルヴァンくん!」
    ドロテアがマイクランに魔法を放った。
    マイクラン「ぐおおっ…。」
    それによってマイクランが一瞬怯んだ。シルヴァンはその隙を逃さず…
    シルヴァン「じゃあな、兄上…。」
    マイクランに槍を突き刺した。

  • 143122/02/01(火) 13:23:55

    シルヴァン「…終わったか…。さて、『破裂の槍』を回収し…。」

    ディミトリ「離れろ…!シルヴァン!」

    シルヴァン「な、何だこれは!?」

    なんと、マイクランの遺体が破裂の槍に飲み込まれていった。

    そして…

    黒き獣「グオオオオ!」

    ベレト「あれは…。…!」

    先生?どうなさいましたか?

    ベレト「…あの獣は障壁を張っている。皆でそれを破壊しよう。」

    分かりました。

    シルヴァン「くそっ…一体何だってんだよ…。」

    ディミトリ「…この獣は最早、理性も何もない。…早く、眠らせてやろう。」

    何事もなく終わっ…>>145

  • 144二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 13:37:53

  • 145二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 13:38:43

    ディミトリをかばってエムレが負傷した

  • 146二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 13:38:47

  • 147122/02/01(火) 14:04:07

    ディミトリ「…終わりだ!」
    ディミトリが獣にとどめを刺そうとしたが…
    黒き獣「グオオオオ!」
    ディミトリ「くそっ…反応が早い!だが、このまま押し切らねば!」
    ディミトリが被弾覚悟で獣を攻撃するが…

    くっ…殿下!
    エムレが黒き獣の攻撃を受け止めたのだった。
    ディミトリ「エムレ!助かった!…マイクラン、とどめだ!」
    黒き獣「ギャアアアアア!ア…ァ…。」
    獣が消滅していき…破裂の槍だけが残った。

    シルヴァン「ようやく…終わりか。…みんな、帰りましょうか。」
    え…え。
    エムレがその場に座り込んでしまった。
    ディミトリ「エムレ、どうした?…!」
    ドロテア「エムレちゃん!お腹からの出血がひどいわ!早く治療しないと…。」
    エムレは獣の攻撃を受けた時に腹部に深傷を負っていたのだった。

    …騎士を目指すの…なら…これくらいは…。…くっ…。
    ディミトリ「…すまない…俺が未熟だったばかりに…。」
    ベレト「君の小柄な体格ではその傷は命に関わる。特に内臓が傷ついているとかなり不味い。メルセデス、頼む。」
    メルセデス「ええ…分かったわ。エムレ、死んじゃだめよ!」
    ………。
    エムレはそのまま意識を失ってしまった。

  • 148122/02/01(火) 14:19:31

    〜謁見の間〜

    レア「マイクランが紋章を所有していたというのは本当なのですか?」

    ベレト「ああ…。」

    セテス「何故そのようなことが…。」

    ベレト「分からない。これ…」

    レア「『破裂の槍』ですね、確かに受けとりました。…この破裂の槍を持っていたマイクランが獣になったというのは本当ですね?」

    レア「…本来なら紋章を持っていれば、このようなことにはならないはず。ですが、マイクランは紋章をうまく扱えなかった故にこのようなことが起きたのでしょう。」

    ベレト「…自分も。」

    レア「いえ、あなたなら問題ありません。あなたは紋章を持つ資格があるのですから。マイクランは紋章を持つ資格がなかったのです。」

    レア「…これは私のほうからゴーティエ家に…」

    シルヴァン「失礼します。」

    シルヴァン「レア様、突然申し訳ありませんが、それを私に預けていただけないでしょうか?…父からの許しは得ています。」

    ベレト「シルヴァン?」

    レア「…次代のゴーティエ家当主として、二度とこのような不祥事を起こさないと誓えますか?」

    シルヴァン「…誓います。」

    レア「…ベレト、あなたの生徒を信じます。シルヴァン、これを。」

    シルヴァンが破裂の槍を受け取った。

    シルヴァン「感謝いたします。レア様。」

    ———————————————————

    〜白雲の章 角弓の節(9月)〜

    今節は、大修道院が総力をあげてフレンの捜索をすることになった。フレンがある日行方をくらましてしまったのだというのだ。勝手に出ていくような性格ではないことから、攫われたとみて間違いないとのことだ。

    ———————————————————

    その後エムレは…

    自室で体を休めていたのだった。

    あの時に受けた傷はかなり深かったらしく、あと少し治療が遅れていたら、失血死していたらしい。そして、今節は訓練などの激しい運動は禁止だと言われてしまった。


    フレンさんの捜索…ですか。

    確か最後にフレンさんと話していたのは…>>150だったような気が…。

  • 149二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:21:34

    ここでもリシテア

  • 150二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:22:39
  • 151122/02/01(火) 14:34:31

    確か最後にフレンさんと話していたのは、リシテアさんだったような気が…。

    話を聞きに行ってみましょう。

    ———————————————————

    こんにちは、リシテアさん。

    リシテア「あんたは…青獅子の学級のエムレでしたっけ?…わたしに何かご用ですか?」

    フレンさんを攫ったりしていませんか?

    リシテア「…はあ?わたしがそんなことをするわけないじゃないですか…。」

    フレンさんはリシテアさんとお話しした後何処へ?

    リシテア「…>>153へ行くと言っていました。」

  • 152二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:35:07

    食堂

  • 153二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:37:18

    ラファエルのところ

  • 154122/02/01(火) 14:51:17

    リシテア「…ラファエルのところへ行くと言っていました。」

    ラファエルさんのところへ…。分かりました。ありがとうございます。

    リシテア「…わたしも行きます。何だか心配ですから。あんた怪我していますよね?ほら、手を貸しますよ。」

    助かります。

    リシテア「…よろしい、ここはお姉さんに任せておきなさい。」

    お姉さん…?ふふ…

    リシテア「な、何がおかしいんですか?」

    いえ…行きましょう。

    ———————————————————

    〜食堂〜

    ラファエル「うーん。やっぱり、うまいなあ、ここの食事は。どれだけでも食べられそうだぞ!」

    ラファエルさん。

    ラファエル「ん…?リシテアさんとエムレさんじゃねえか。どうしたんだ?」

    リシテア「フレンと会いましたよね?何の話をしていましたか?」

    ラファエル「オデはフレンさんと食事の好みについて話していたぞ。オデは肉が好きだけどよ。フレンさんは魚が好きだって言うんだよ。だからよ、今から大修道院の魚料理を制覇しようかなって思っていたんだ。」

    リシテア「あんたらしいですね…。ラファエルは誰がフレンを攫ったと思いますか?」

    ラファエル「うーん…。オデはあまり誰かを疑いたくないけどよお。強いて言えば、>>156かなって思うんだ。」

  • 155二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:53:06

    イエリッツァ

  • 156二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:56:32
  • 157122/02/01(火) 15:18:49

    ラファエル「強いて言えば、イエリッツァ先生かなって思うんだ。」

    理由を聞いてもいいですか?

    ラファエル「あの人仮面付けてるだろ?何かやましいことがあるんじゃねえかなって思うんだ。だって、そうだろ?何もやましいことがないなら仮面なんか付けてる必要はねえじゃねえか。」

    リシテア「…あんたの言うことにも一理ありますね。イエリッツァ先生はいつも訓練場に居ましたよね。ラファエル、協力感謝します。」

    ラファエル「おう!また、何か困ったことがあったら、兄ちゃんに言ってくれよお!」

    リシテア「…兄ちゃんって…だから、わたしはあんたの妹じゃないって言ってるじゃないですか!」

    ラファエル「…悪い、悪い。あとでお菓子あげるから許してくれよお。」

    リシテア「…いいですけど。」

    …リシテアさん、先程…。

    リシテア「あ、あれはその…あんたがわたしより年下に見えましたから、つい…。」

    実は先日20になったばかりです。だから…あなたよりも…。

    リシテア「そうなんですか…。だから、わたしよりも幼い容姿なのにそんなに大人びているんですね。…羨ましいです。わたしも早く、大人になりたいですよ…。」

    ———————————————————

    〜訓練場〜

    フェリクス「…ふっ。ふっ。」

    フェリクスが一人で訓練をしている。

    リシテア「フェリクス。」

    フェリクス「なんだ、お前たち。」

    フェリクスさん、イエリッツァ先生を見ませんでしたか?

    フェリクス「イエリッツァ先生?今日はあの人をここでは見ていない。…お前、傷の方は平気か?」

    正直にいえばまだ、少し辛いです。

    フェリクス「だろうな。…傷が癒えたら、また俺と手合わせをしろ。」

    リシテア「情報ありがとうございました。」

    リシテア「さて…どうしましょうか?」

    ベレト先生のところに行きましょうか。

    リシテア「そうですね、先生が情報を集めてくれていると思いますし。」

    ———————————————————

    ベレト「自分は>>159というところまでは情報を集めた。」

  • 158二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:18:34

    加速

  • 159二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:25:41

    マヌエラがいなくなった

  • 160122/02/01(火) 17:43:38

    ベレト「自分はマヌエラがいなくなったというところまでは情報を集めた。君たちは?」

    先生はイエリッツァ先生の姿を見ませんでしたか?

    ベレト「…いや、見ていないな。」

    リシテア「とりあえず、わたしたちはマヌエラ先生の部屋を覗いてみます。先生、情報を提供してくださり感謝します。」

    ベレト「構わない。ならば、こちらはイエリッツァの方を捜索しておこう。」

    ———————————————————

    〜マヌエラの部屋〜

    リシテア「うーん…凄く散らかってますね…。足の踏み場もないくらいですよ。」

    凄いですね…。

    リシテア「何処を探してもマヌエラ先生は見つかりませんね。…一旦、帰りましょうか。」

    そうしていると>>162が駆け込んできた。

  • 161二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:44:40

    ドロテア

  • 162二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:44:52
  • 163122/02/01(火) 17:52:40

    ドロテア「貴女たちここにいたのね。すぐにイエリッツァ先生の部屋にきて頂戴!」

    リシテア「ドロテア、何かあったんですか?」

    ドロテア「マヌエラ先輩の悲鳴が聞こえたらしいのよ。だから、貴女たちも早く来て!」

    分かりました。

    ———————————————————

    〜イエリッツァの部屋〜

    ベレト「…あれは、マヌエラ…。」

    マヌエラが部屋で倒れていたのだった。

    ドロテア「嘘…!マヌエラ先輩、しっかりしてください!」

    リシテア「大丈夫です。まだ息はありますよ。」

    マヌエラ先生の手が指し示している方向に…穴がありますね。

    リシテア「あれは何なのでしょう?…あそこにまだ犯人がいるかもしれませんね。」

    そうしているとハンネマンが>>165と一緒に現れた。

  • 164二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:06:49

    ディミトリ

  • 165二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:09:16

    ディミトリとラファエル
    一人だけならディミトリ

  • 166122/02/01(火) 18:30:38

    (基本的に複数でも大丈夫です。ただ、生徒全員とかは捌ききれないので、多くても3人くらいにしていただけるとありがたいです。)

    ハンネマン「なっ…!これは一体どういうことかね!?」

    ディミトリ「先生の後を追ってきてみたら、こんなことになっていたとは…。」

    ラファエル「リシテアさん、エムレさん!怪我はねえか?」

    大丈夫です。

    ラファエル「マヌエラ先生を早く運んでやらねえと不味いぞ!オデがマヌエラ先生を医務室に連れて行くからな。」

    ディミトリ「ああ、頼むラファエル。…丁寧に運んでくれよ。」

    ラファエル「任せろ、ディミトリくん!」

    ハンネマン「…もう少し、丁寧に運びたまえ!我輩もラファエル君と共に医務室に向かおう。」


    ディミトリ「…あの穴に犯人がいるのかもしれないのか。…リシテア、力を貸してくれるか?」

    リシテア「仕方ありませんね。ここまで来たのですから、あんたたちに付き合ってあげますよ。」

    ディミトリ「恩に着る。…エムレ、お前は部屋に戻っていてくれ。」

    いえ…わたしも…

    ディミトリ「駄目だ!その傷はまだ治っていないだろう?今節は安静にしていてくれ。…もう、誰も死なせたくはないんだ。」

    …承知しました。

    ディミトリ「…助かる。何人かをここに来るように呼びかけてきてくれると嬉しい。」


    エムレは>>168>>170を呼びに行った。

  • 167二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:39:41

    フェリクス

  • 168二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:40:12

    イングリット

  • 169二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:05:25

    シルヴァン

  • 170二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:05:35

    アッシュ

  • 171122/02/01(火) 19:15:57

    イングリットさん、アッシュさん!
    イングリット「どうしたのですか?慌てた様子で…いえ、フレンの居場所が分かったのですか!?」
    …イエリッツァ先生の部屋にマヌエラ先生を襲った犯人がいるかもしれないのです。だから…あなたたちに協力をと思いまして…。
    アッシュ「…分かったよ。イングリット、行きましょう!」
    イングリット「はい、今すぐ向かいましょう!」
    アッシュ「エムレ。君は安静にしていなきゃ駄目だからね?このまま、部屋で休んでいて。」
    …分かりました。
    ———————————————————
    エーデルガルト「…そうなのね。分かったわ。」
    ヒューベルト「ええ、その通りにお願いいたしますよ。」
    ……。
    エーデルガルト「…そこにいるのは誰かしら?」
    …わたしです。
    エーデルガルト「貴方だったのね。…今の話はどこまで聞いた?」
    ヒューベルト「返答次第では…分かっていますな?」
    …お二人の最後の言葉だけです。それ以外は聞いていません。
    エーデルガルト「…………………。嘘はついていないようね。ならばいいわ。」
    ヒューベルト「ですが…盗み聞きは感心しませんよ。…知らなくてもよいことを知ってしまうのは危険ですからな。」
    エーデルガルト「貴方は早く自室に戻りなさい。」
    はい…分かりました。
    エーデルガルト「あの顔…やはり…。」
    ヒューベルト「何か思い当たる節があるのですか?」
    エーデルガルト「いえ…。」

  • 172122/02/01(火) 19:25:02

    〜地下通路〜

    ディミトリ「…あそこに誰かが倒れているな。一人はフレンで、もう一人は…」

    ベレト「もう一人も学生のようだな。」

    ドロテア「先生。前から誰かが来ますよ!」

    死神騎士「貴様…あの剣の…。」

    ベレト「お前は…」

    死神騎士「死ぬは、俺か貴様か…。地獄の舞踏を愉しもう…。…行く!」

    ディミトリ「先生!この騎士はお前を狙っているぞ!」


    イングリット「!…あそこにフレンが居ますね。」

    アッシュ「こんな空間があったなんて…。」

    ディミトリ「イングリット、アッシュ!お前たちも手を貸してくれるか!」

    イングリット「もちろんです。」

    ディミトリ「助かる!とにかく、あの騎士以外を倒せばいいはずだ!」

    リシテア「あの騎士はかなりの強敵ですよ。先生、気をつけてください。…それと、あそこの床…何か仕掛けが施されているみたいですね。」

    次の展開>>174

  • 173二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:30:06

    ksk

  • 174二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:45:22

    イングリットとリシテアが死神騎士と戦うがあっさり返り討ち、そこへベレトが入り一対一に

  • 175122/02/01(火) 20:22:42

    死神騎士「…貴様らには用はない。」

    イングリット「きゃあっ!」

    リシテア「うっ…!」

    イングリットとリシテアが死神騎士の攻撃を受けてしまった。

    イングリット「リシテア…。大丈夫ですか?」

    リシテア「はい…なんとか。やはり、わたしたちでは敵いませんね…。」

    死神騎士「…ここで死ぬか…むっ?」

    ベレト「…イングリット、リシテア。ディミトリたちと他の敵の相手をしてくれないか?ここは任せろ。」

    イングリット「先生…。はい、分かりました。」

    リシテア「…先生。無理は禁物です。」

    死神騎士「貴様…!その剣で俺を殺してみせろ…!」


    ディミトリ「しかし、この兵たちは一体…。」

    ドロテア「分かりません。…彼らは何が目的なのでしょうか?」

    アッシュ「うーん…ただの人攫いではない気がするよ。」

    ディミトリ「何にせよ、この場を切り抜けなければな。フレンたちを早く救出するぞ。」

    結果>>177

  • 176二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:24:32

    加速

  • 177二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:35:50

    リシテアの正体に気がついた闇うごがリシテアを拉致して撤退

  • 178122/02/01(火) 20:48:23

    ???「…貴様…。」

    リシテア「えっ…むぐっ…!」

    ???「このまま我らの元へ来るのだ。」

    ディミトリ「貴様…!待て!…あの装束…聖墓を襲撃してきた連中か!」


    死神騎士「…もっとだ…!もっと、俺を愉しませろ…!」

    炎帝「…そこまでだ。興が過ぎるぞ死神。」

    死神騎士「…承知。」

    ベレト「お前は誰だ?」

    炎帝「我が名は炎帝。世界をあるべき姿に還す者よ。」

    ディミトリ「…炎帝。貴様、リシテアを攫って何をするつもりだ。…返答次第ではこの場で殺す。」

    炎帝「貴様には関係のないことだ…。だが、天帝の剣を持つ貴様とはまた顔を合わせる時が来るであろう。さらばだ…。」

    炎帝と死神騎士が転移魔法で消えてしまった。

    ディミトリ「………。先生、ひとまずフレンたちを連れて戻ろう…。」

    こうして地下通路での戦いは終結した。だが、今度はリシテアの行方が分からなくなってしまったのだった…。

    ———————————————————

    〜???〜

    炎帝「貴様…話が違うぞ。何のつもりだ?」

    ???「ふむ…何のことだ?」

    炎帝「何故、女生徒を無意味に拐った?」

    ???「>>180のためだ。」

  • 179二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:50:10

    あれは元々我らの実験台よ。お前の強化にも役立たせることを約束しよう

  • 180二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:55:58
  • 181122/02/01(火) 21:23:23

    ???「あれは元々我らの実験台であった者よ。…あやつの存在は必ずやおぬしの為に役立つであろう。おぬしが力をつけるためのな…。」
    炎帝「…アンヴァルでの愚行を繰り返す気か?」
    ???「おぬしという存在がある以上、起こり得ないことだ。そこは心配せずとも良い。」

    炎帝「…………………。」
    炎帝は仮面を外し…
    ???「…リシテア。…必ず救い出す。」
    ———————————————————
    〜白雲の章 飛竜の節(10月)〜
    フレンと謎の女子生徒は救出された。しかし、リシテアが行方不明となってしまった。聖教会の方で捜索は続けるとのことだが、どうなるかは分からない。
    そして、今節はいよいよグロンダーズ鷲獅子戦が開催されるとのことだ。3つの学級はその準備に奔走している…。
    ———————————————————
    ディミトリ「…エムレ。少しいいか?」
    殿下、どうなさいましたか?
    ディミトリ「マイクランの時は助かった。…礼を言うぞ。」
    いえ、当然のことをしたまでですから。
    ディミトリ「…命を捨てるのが当然だとでも言うつもりか?」
    え…?
    ディミトリ「…多くの人間は王子の俺と一騎士とでは命の重みが違うとでも言うのだろう。だが、俺はそうは思わない。人と人の間で命の価値に優劣があっていいはずはないんだ…。…お前はこの考えを甘いと笑うかもしれないがな。」
    ディミトリ「だから、命を捨てて当然などと言わないでくれ。…お前が死んだら、妹さんが悲しむ。一人残される者の気持ちをよく考えてくれ…。」
    …殿下。はい…もうそのようなことは言いません。
    ディミトリ「すまん、説教みたいになってしまったな。」
    ディミトリ「それと、もう一つ聞きたいことがある。」

  • 182122/02/01(火) 21:26:52

    何でしょうか?

    ディミトリ「お前は両親を亡くしていたんだな…。」

    …はい。獣に襲われてそのまま…。

    ディミトリ「…お前の両親は獣に襲われて亡くなったということだ。だが…」

    そう言ってディミトリの声色が変わった。

    ディミトリ「…もし、だ。もし、お前の両親が何者かの手引きによって殺されていたのだとしたら、お前はどうする。」

    エムレは>>185と答えた。

  • 183二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:29:59

    怒りもしますし憎みもすると思います。ですが、その感情のままにはしません。
    父も母も優しい人でした。そんな人たちが私の顔をゆがめて人を殺すのを良しとするとは思えないですから。

  • 184二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:33:05

    敵は取りたいが殿下や先生、身の回りの人達を見捨ててまでしたいとは思わない

  • 185二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:33:54
  • 186122/02/01(火) 21:51:44

    …怒りもしますし、憎みもします。そして、復讐したいとも思います。でも、感情に任せて殺したりはしません。
    ディミトリ「……。」
    両親は優しい人でした。そんな人たちがわたしが顔を憎しみや怒りで歪めて、人を殺すことを良しとはしないでしょう。それに、わたしには大切な妹や殿下たちがいます。その人たちを捨ててまで復讐したいとは思いません。
    ディミトリ「…お前の両親が仇を取ってくれと言ってもか?」
    …死んでしまった人はもう何も言いませんから。
    ディミトリ「…死んだ者は何も言わない、か。…エムレ、俺はお前ほど強い人間ではないんだ。だから…」
    ディミトリは憎悪を込めて言った。
    ディミトリ「もし、俺がその立場なら復讐する。…人の命を奪っておいて、何食わぬ顔でのうのうと生きていることが許せない。…そいつに同じ苦しみを味合わせてから殺す。」
    …殿…下?
    その時のディミトリは今まで見せたことがないような表情だった。まるで、復讐鬼そのものだった。
    ディミトリ「…………………。」
    ディミトリ「すまない…フェリクスとイングリットが久々にお前と手合わせしたいそうだ。行ってやってくれ。」
    ディミトリは頭を抑えながら去っていった。
    ———————————————————
    〜大聖堂〜
    クロード「よっ、エムレ。今暇だろ?」
    クロードさん?どうしたのですか?
    クロード「いや、お前たちの作戦を教えてもらおうと思ってな…。くっくっくっ…俺たちが鷲獅子戦で勝つためには策を練らなばならないだろ?教えてくれたら、俺の秘蔵の菓子をやろう!さあ…!」
    ………。
    クロード「…って、何か反応してくれよ…。教えてくれなくとも、この菓子はやるよ。ほら。」
    あ、ありがとうございます。
    クロード「お前は、菓子を食べるのを嫌がったりはしないんだな。子供扱いされることには慣れているのか?」
    …慣れました。というよりも一々気にしていません。好きなものは好きでいいんですから。
    クロード「お前は大人なんだな…。いや、皮肉ではないぜ?これは、俺の本心だよ。」
    クロード「…リシテアのことで話があるんだ。」

  • 187122/02/01(火) 22:04:17

    リシテアさん…。

    クロード「お前は、リシテアが何故拐われたか分かるか?」

    いえ…わかりません。

    クロード「だよな…。でも、俺はリシテアの体に秘密があるんじゃないかと考えている。…あいつは何か深刻な過去を抱えているんじゃないかと思うんだ。」

    リシテアさんは何か生き急いでいるようでした。

    クロード「お前にもそう見えるんだな。…それで、そのリシテアの体の秘密を知っている奴が拐ったと俺は睨んでいる。」

    クロード「早くリシテアを助けてやらないとな…。俺のほうで何か情報を仕入れたらお前にも教えてやるよ。」

    なぜ、わたしに?

    クロード「お前とリシテアは仲良くなれそうだからな。…お前たちが一緒にフレンの捜索をしている所を見た者からは姉妹のようだったと噂されているぜ?」

    クロード「…級長の俺としてもリシテアのことは心配なんだよ。…それで、やっぱりお前たちの作戦を教えてくれる気には…」

    ……。

    クロード「うん、顔に書いてあるな。『嫌だ』と。」

    ———————————————————

    ドゥドゥー「エムレ、頼みがある。」

    何でしょうか?

    ドゥドゥー「おれや殿下と共に王国西部のダスカー地方で起きた反乱の鎮圧に向かって欲しい。」

    エムレは>>189と答えた。

  • 188二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:04:50

    いいよ

  • 189二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:07:09

    わかった

  • 190122/02/01(火) 22:13:23

    分かりました。

    ドゥドゥー「助かる。…ただ、そこで敵対しているダスカー人は絶対に殺さないでくれ。…おれたちはダスカー人の虐殺を防ぐために赴くことになっているのだ。」

    はい。

    ———————————————————

    〜王国領・ダスカー地方〜

    ディミトリ「既に王国軍の先遣隊が到着していたか…。彼らとダスカー兵を戦わせてはならない。先に俺たちがダスカー兵を撤退させるのだ。」

    ドゥドゥー「無論です。おれたちは虐殺を避けるためにここに来たのですから。先生、そのつもりで頼む。」

    ベレト「分かった。」

    次の展開>>192

  • 191二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:14:03

    加速

  • 192二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:20:03

    ドゥドゥーやディミトリ、付いてきたラファエルなどでダスカー兵の前に立ちはだかり、エレムやアッシュ達が遠距離から死人が出ないように攻撃して撤退させる

  • 193122/02/01(火) 22:41:11

    ラファエル「ディミトリくん!オデも戦うぞ!」

    ディミトリ「ラファエル!何故ここに…待て!彼らを傷つけてはいけない。」

    ラファエル「分かってるぞ。ただ、オデは手加減があんま得意ではねえから、少し痛いかもしれねえけど。」


    ダスカー兵「…お前はダスカー人ではないか!?…ファーガスに尻尾を振るとは…。我らの誇りは何処へいったのだ!」

    ドゥドゥー「殿下は違う。この方はお前たちのことを本当に…。」

    ダスカー兵「はっ…どうだかな。我らを薄汚い獣と見下し、同胞を大勢殺した者の首魁ではないのか?」

    ディミトリ「…そうだな。否定は…しない。」

    ラファエル「オデはあんまり分かんねえけどよ。ディミトリくんはそんなことする人じゃねえと思うぞ。」


    アッシュ「エムレ、彼らを撤退させようね。」

    はい、分かっています。

    アッシュとエムレが矢を放った。

    ダスカー兵「ぐわっ…!これは…矢尻を丸めてある…?どういうつもりだ…?あんたら、ファーガスの兵じゃないのか?」

    …とにかく退いてください。

    ダスカー兵「分かった…感謝する。」


    ダスカー将「…貴様…殿下といったな…。ははっ…ここで我らの怨敵に見えることになろうとは…。」

    ディミトリ「怨敵か…。ああ…そう、だな。」

    ダスカー将「貴様だけは殺す。貴様の首を取ることで初めて我らがダスカーは蘇るのだ!」

    結果>>195

  • 194二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:43:02

    エムレがダスカー将を射抜き、撤退させる

  • 195二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:47:29
  • 196122/02/01(火) 23:04:17

    ディミトリ「……。」
    ダスカー将「貴様…何のつもりだ?…戦う気がないのなら、そのまま殺してやる。」
    ディミトリ「…いや、お前の負けだよ。」
    ダスカー将「それは一体…うぐっ!」
    エムレが矢を放ったのだった。
    ダスカー将「くそ…ここまでか…。」

    ディミトリ「王国軍よ!ダスカー兵たちは我らが討ち取った!もう、武器を取る必要はない。」
    王国兵「そうか…ははっ…。ようやく、家族の仇を討てたんだな…。」
    王国兵「ディミトリ殿下!感謝します。」
    ———————————————————
    ダスカー将「貴様…何故我らを助けた?」
    ディミトリ「…俺はお前たちのことを潔白だと信じている。…確かに俺は見たのだから、お前たちがあの場にはいなかったことを…。」
    ダスカー将「…ならば、何故我らを見殺しにした…!何故、あの虐殺を引き起こさせたのだ…!」
    ディミトリ「…すまない。本当に申し訳ない。俺が謝っても許されることではないと分かっている。だが…俺は約束する。お前たちの潔白を証明すると…そして、ダスカーの民がまた元の暮らしに戻れるよう、取り計らう。必ず。」
    ドゥドゥー「…おれはこの方を信じたのだ。」
    ダスカー将「ふん…甘い理想だな。だが…ダスカーの民は恨みも、受けた恩も忘れない。…さらばだ。」
    ———————————————————
    〜???〜
    リシテア「…わたしは…。!?」
    リシテアはこの場所をよく覚えていた。
    リシテア「いや…もう…嫌だ…。助けて…父さん…母さん…。……。」
    炎帝「…目が覚めたか。」
    リシテア「…もうわたしは助かりませんよね。…殺すなら早く殺してください。ですが、あんたたちを末代まで呪いますから。そのつもりで…。」
    炎帝「……。」
    炎帝はリシテアに斧を振り下ろした。

  • 197122/02/01(火) 23:17:10

    リシテア「…………………。え?」

    炎帝はリシテアを繋いでいた鎖を断ち切ったのだった。

    リシテア「あんたは…何を…。ちょ、ちょっとやめてください!」

    炎帝「煩い小娘だ…。大人しくしておれ。」

    炎帝はリシテアに目隠しをしたのだった。

    炎帝「このまま黙って我に従え。貴様の命を助けてやろう。」

    炎帝はリシテアを背負って何処かへと歩き出した。

    リシテア「あんた…何のつもりですか?わたしを殺すのではないんですか?」

    炎帝「…余計な詮索はするな。」


    リシテア「うわっと!ここは…ミルディン大橋の近郊ですか?」

    炎帝「…このまま大修道院へ迎え。だが、我のことは口外するな。約束できぬのなら、ここで始末する。」

    リシテア「…あんたはわたしの命の恩人なんですよね…。分かりました。あの…ありがとうございます。」

    炎帝「礼など不要だ…。」

    リシテア「はい…さよう…なら…。」

    リシテアが倒れてしまった。

    ???「…リシテア!しっかりしなさい!」

    リシテアは薄れていく意識の中で何処か聞き覚えのある声がしたような気がしたのだった。

    ———————————————————

    〜青獅子の学級・教室〜

    ディミトリ「さて…いよいよ鷲獅子戦の日だ。先生、作戦は立てているのか?」

    ベレト「>>199だ。」

  • 198二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:19:28

    まずは帝国と同盟を戦わせる

  • 199二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:23:34

    高台を奪取

  • 200122/02/01(火) 23:35:35

    ベレト「グロンダーズ平原には高台があると聞いた。まずはそこを目指そう。」
    ドゥドゥー「あの高台か…確かに見晴らしはいいな。」
    アッシュ「それに弓砲台も備え付けられていますよね。僕やエムレが援護射撃をすることも出来ますね!」
    ディミトリ「だが、黒鷲も金鹿もあの高台を狙うはずだ。乱戦は避けた方がいいのかもしれないな。」
    フェリクス「乱戦となればまとめて斬るだけだ。」
    シルヴァン「おいおい…これは模擬戦だっての。お前、ある程度手加減はしろよ。」
    イングリット「そうよ。フェリクス、あまり学友を傷つけてはダメよ。」
    フェリクス「チッ…俺とてそれくらいは分かっている。」
    メルセデス「アン。頑張りましょうね〜。」
    アネット「うん、メーチェ!あと、優秀な成績を残した学級にはご褒美が出るみたいですよ。」
    はい、頑張りましょう!
    ドロテア「私がこうして青獅子の学級のみんなと戦うことになるなんてね…。少し前までは思ってもみなかったわ。」
    ディミトリ「そろそろ、始まるみたいだな。俺たちも持ち場に着こう。…フレンはこれが初陣か?」
    今節からフレンが学友として加わっていたのだった。セテスがベレトにフレンを預けておけば安心だとのことであったためだ。
    フレン「ええ。わたくし、皆さんと一緒に頑張りますわよ!」
    ベレト「…頼もしいな。」
    ———————————————————
    ディミトリ「お前たち、恨むなよ。俺は手加減出来るほど器用ではないんだ。」

    クロード「ははっ…やり方は自由だ。勝ちゃいいんだろ?」

    エーデルガルト「勝つのは私たちよ。何が起ころうともね…。」

    クロード「…。」
    エーデルガルト「進軍せよ!」
    ディミトリ「進め!」
    こうしてグロンダーズ鷲獅子戦が幕を開けたのだった。

  • 201122/02/01(火) 23:39:45

    ベレト「まずは…高台を奪取しようか。」

    ディミトリ「高台を守っているのは…ベルナデッタか。」


    ベルナデッタ「ひいい…な、なんだかあたしみんなの視線を集めている気が…。あぶぶぶ…。」

    ペトラ「ベルナデッタ、あなた、やれば、出来る、です。わたし、助太刀、しますから。」


    クロード「…まずは様子見だな。さて、王子様と皇女様はどう動くか…。」


    エーデルガルト「ベルナデッタとペトラに高台を任せているけれど、彼女たちが撤退したら、私たちも攻めねば不味いわね。」


    次の展開>>203

  • 202二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:44:12

    加速

  • 203二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:50:17

    ペトラ、ベルナデッタに対してシルヴァン、ドロテアが戦う
    一方、ディミトリにラファエルがクラス移籍をかけて力比べを挑んできた

  • 204122/02/02(水) 00:05:05

    ペトラ「ベルナデッタ、避けるです!」

    ベルナデッタ「うえええ!」

    ベルナデッタに雷が落ちてきた。

    ドロテア「あら、外れちゃったわね。」

    ベルナデッタ「ド、ドロテアさあん!あ、あたしを殺すつもりですかあ!?はっ…やっぱりあたしのこと恨んでいたんですねえ!」

    ドロテア「そんなわけじゃないわよ。でも、ふふふ…。これは学級対抗戦だからね?そういうわけで、ペトラちゃん、ベルちゃん。覚悟して頂戴。」

    シルヴァン「おっと…俺も加勢するぜ、ドロテアちゃん。」

    ドロテア「ちょっと、シルヴァンくん。『破裂の槍』は使っちゃダメですよ?」

    シルヴァン「分かってるさ。というわけで、お二人さん、覚悟しな?」

    ペトラ「ドロテア、シルヴァン。勝負です!」


    ディミトリ「ラファエル。お前…俺と一騎打ちをしたいのか?」

    ラファエル「そうだ!オデとお前でどっちが強えか決めてえんだよ!」

    ディミトリ「…そういうわけだ、先生。俺はラファエルと一騎打ちをする。」

    ベレト「分かった。こちらは、フェルディナントやイグナーツたちを相手にしよう。」


    ラファエル「ディミトリくん!オデがお前に勝ったら…オデを青獅子の学級に入れてくれよお!」

    ディミトリ「俺が勝った場合は…?」

    ラファエル「うーん…。オデを弟子にしてくれねえか?お前の元でもっと強くなりてえんだよ!」

    ディミトリ「それは…つまり俺たちの学級に入りたいということなんだな…?」

    ラファエル「あれ…?そうなっちまうな…。」

    ディミトリ「まあ…いい。来い、ラファエル!」


    フェルディナント「先生。私は貴方と一度勝負してみたかったのだよ。…さあ、遠慮なくかかってきたまえ!」

    ベレト「ああ、行くぞ。」


    イグナーツ「エムレさん、またボクと戦いましょう!」

    はい、イグナーツさん!


    次の展開>>206

  • 205二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 00:13:11

    エムレ、イグナーツと接戦の末、イグナーツに勝利する

  • 206二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 00:21:13
  • 207122/02/02(水) 00:54:20

    イグナーツ「はあっ!」

    せいっ!

    イグナーツとエムレが弓の撃ち合いをしているが…

    イグナーツ「相変わらず…強いですね。ボクよりも小柄なはずなのに…。」


    イグナーツ「!えっ?真っ直ぐにこちらへ向かってきました!」

    エムレはそのままイグナーツへと急接近し…

    イグナーツ「うわあ!」

    イグナーツの弓を剣で弾き飛ばしたのだった。


    勝負ありです。

    イグナーツ「あはは…また、負けちゃいましたよ…。君は強いんですね。」

    いえ…あのまま弓の撃ち合いをしていたら、わたしが負けていましたから。

    イグナーツ「いえ…君のその咄嗟の判断力は素晴らしいですよ。…ボクも見習わなければなりませんね…。」

    イグナーツと言葉を交わしていると…

    ローレンツ「イグナーツ君、君は退きたまえ。後はこのローレンツ=ヘルマン=グロスタールに任せるのだ。」

    マリアンヌ「が、頑張ります。」

    イグナーツ「分かりました…。」

    ローレンツ「さて、エムレさん。ここからは僕たちがお相手しよう。…君の力を僕に存分に見せてくれたまえよ!」

    二対一はまずいですね…。

    フレン「エムレさん!わたくしが助太刀しますわ!一緒にローレンツさんたちを倒してしまいましょう!」

    フレンさん、助かります!

    ———————————————————

    ヒューベルト「くくく…私もそろそろ動き出しますかな…。」

    ヒルダ「ヒューベルトくん。このまま撤退してくれないかなー?」

    レオニー「おいおい、ヒルダ。それはヒューベルトには通用しないぞ…。」

    ヒューベルト「それは無理なお願いですな。くくく…私はあまり手加減は出来ない性分ゆえ申し訳ありません。」

    カスパル「おっしゃあ!オレも行くぜ!」


    次の展開>>209

  • 208二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 06:45:59

    加速

  • 209二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 07:04:35

    ヒューベルト達のところにドゥドゥーとアネットが参戦し三つ巴に
    ラファエルを退けたディミトリはエーデルガルトとクロードと級長戦に入る

  • 210122/02/02(水) 09:09:25

    ドロテア「ペトラちゃんたちが退いていくわね…。私たちの勝利よ!」
    シルヴァン「おう、流石ドロテアちゃんだ。この戦いが終わったら、俺とお茶でも…」
    ドロテア「ええ、考えておきますよ。」
    ベルナデッタ「ぶええ…痛いですよお…。」
    ペトラ「ベルナデッタ、よく戦う、がんばる、しました。わたしたち、撤退、する、しましょう。」

    ベレト「弓砲台は奪取出来たか。」
    フェルディナント「先生…。貴方は強いな…。私では歯が立たなかったよ…。」
    ベレト「いや、君もかなりの強さだ。その力とそこに至るまでの努力は誇ってもいい。」
    ———————————————————
    ディミトリ「ふっ…俺の勝ちだな。」
    ラファエル「うおおおお!オデの負けだあああ!!」
    ラファエル「オデの筋肉じゃ、ディミトリくんには勝てないのかあ…。」
    ディミトリ「俺には紋章の力もあるからな。だが、単純な力比べだったら、お前も俺に引けを取らないさ。…良い戦いだったぞ、ラファエル。」
    ラファエル「…ディミトリくん。やっぱり、オデを弟子にしてくれ。頼む!」
    ディミトリ「そうだな…弟子ではなく、級友としてなら頼む。」
    ラファエル「良いのか?オデがお前の学級に入っても…?」
    ディミトリ「もちろん、構わない。…だが、この話は後日だな。それでは、俺はこれで。」
    ディミトリが次の戦場へと向かった。
    ———————————————————
    ローレンツ「エムレさん、君はどこでこのような力を身に付けたのだ?」
    …そうですね。ある人から学びました。
    ローレンツ「我がグロスタール家の騎士として迎え入れたいくらいだよ。…君がレスター諸侯同盟の生まれだったらな。はっ!」
    ふっ!
    ローレンツとエムレが戦いを繰り広げている。
    フレン「マリアンヌさん!あなたの相手はわたくしですわよ!」
    マリアンヌ「はい…わ、私も頑張ります。クロードさんの期待には応えたいと思いますから…。」
    フレンの風魔法とマリアンヌの氷魔法がぶつかり合っている。

  • 211122/02/02(水) 09:26:55

    ヒューベルト「ヒルダ殿…。いつにも増してやる気のようですな…。」
    ヒルダ「だってご褒美が貰えるんでしょ?ちょっと本気出しちゃおうかなって思っているんだよねー。」
    ヒューベルト「くくく…貴殿らしいですな。」
    カスパル「…おい、リンハルト!寝るなって言えば!」
    リンハルト「…zzz」
    レオニー「あはは…リンハルトは相変わらずだな…。まあいいや、カスパル。わたしと勝負しようよ。」
    カスパル「おう、行くぜえ!」
    しばらくして…
    ヒューベルト「ヒルダ殿、周りには注意しましょう。」
    ヒルダ「え?うわあ!」
    ヒューベルトとヒルダが立っている地点を風魔法が襲った。
    アネット「うーん…流石ヒューベルトだね…。気づかれちゃったよ。」
    ヒルダ「ちょっとー!アネットちゃん!危ないじゃないの!?」
    ドゥドゥー「ヒルダ。これはそういう戦いなのだ。悪く思うな。」
    ヒューベルト「その通りですな。くくく…貴殿らもまとめて相手をして差し上げましょう。」

    メルセデス「リンハルト。寝ちゃっているの…?」
    アッシュ「彼らしいですね…。」
    リンハルト「…zzz」
    フェリクス「…おい、こいつはどうするのだ?」
    イングリット「流石に倒すのが忍びないですし、そのままにしておきましょう…。」
    リンハルト「…はっ…。やあ、君たち何してるの?」
    アッシュ「お、おはようございます。あの…鷲獅子戦ですよ?」
    リンハルト「ああ…そうだったよ。うーん…僕は…」
    フェリクス「メルセデス!避けろ!」
    メルセデス「え?きゃあ!」
    フェリクスがメルセデスを間一髪で助けたのだった。
    エーデルガルト「あら、やるじゃない。私の攻撃に気づくなんてね。リンハルト…いい加減起きなさい。」
    フェリクス「エーデルガルトか…。ようやく、斬りがいのある奴が現れたな。」
    エーデルガルト「貴方は相変わらずね。」

  • 212122/02/02(水) 09:36:53

    「おっと…狙って、狙って…。そらよ!」


    イングリット「矢が飛んできています!危ない!」

    クロード「はっはっは。躱されちまったよ。」

    イングリット「クロード!」

    クロード「よ?イングリット、ここは素直に退いてくれねえかな?そしたら、お前の好きな料理を振る舞ってやるぜ?」

    イングリット「あなた、料理得意ではないでしょう。ふざけたこと言っていないでかかってきなさい!」

    アッシュ「僕も加勢します!」

    ———————————————————

    エーデルガルト「…ようやく現れたわね。」

    ディミトリ「ああ、エーデルガルト。君とこうして刃を交えるのは忍びないが、覚悟してくれ。」

    フェリクス「おい猪!エーデルガルトは俺の獲物だ!」

    ディミトリ「すまん、後で訓練に付き合ってやるから、エーデルガルトは譲ってくれ。」

    フェリクス「チッ…約束しろよ。」


    クロード「お二人さんが戦い始めちまったな…。俺はこの辺りから狙おうか…。」


    ディミトリ「クロード。何をこそこそしているんだ?…さっさと姿を見せろ。」

    クロード「流石は王子様だ。既に俺のことがバレていたなんてな。」

    エーデルガルト「こうして、級長たちが一堂に会するとはね。さながら、三つ巴の戦争でもしている気分かしら?」

    クロード「おいおい、皇女様。怖えこと言わないでくれよ。」

    ディミトリ「これは模擬戦だからな。三つ巴の戦争なんて起きるはずはないんだ。」

    エーデルガルト「そうね。さて、無駄話はこれくらいにして、貴方たちを叩き潰してあげるわ!」

    クロード「俺はあんたらみたいに身体能力に優れていないからな。まあ、お手柔らかに頼むぜ?」

    ディミトリ「エーデルガルト、クロード!覚悟しろ!」

    次の展開>>214

  • 213二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:38:56

    ディミトリとエーデルガルトが戦っているうちに、ぼんやりとエーデルガルトが昔のことを思い出して動きが鈍る。そのすきをクロードが狙い撃つが、ディミトリが倒す

  • 214二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:58:08
  • 215二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 11:06:37

    >>213に足して

    ローレンツはエムレが倒すがフレンはマリアンヌに敗北。そんな感じの一進一退の状況の中でディミトリが勝利したため青獅子の勝利となった

  • 216122/02/02(水) 11:29:03

    エーデルガルト「……。」
    ディミトリ「どうした?エーデルガルト。」
    エーデルガルト「いえ…私と貴方は何処かで出会ったことがあるかしら?…なんだか他人の気はしないから…。…。」
    ディミトリ「…エーデルガルト。」
    エーデルガルトとディミトリが戦っている。互いに一歩も譲らない状況だ。
    クロード「お二人さん、上空には気をつけろよ?」
    クロードがそう言うと、二人の頭上から矢が降り注いだ。
    エーデルガルト「くっ…。クロード、まずは貴方から片付けてあげるわ!」
    エーデルガルト「…うっ…。私は何かを…忘れている…?」
    エーデルガルトの手が止まってしまった。
    クロード「皇女様、隙だらけだぜ?」
    クロードが矢を放つが…
    エーデルガルト「あっ…!」
    ディミトリがエーデルガルトの斧を叩き落としたことで、勝負は決した。
    ディミトリ「…どうした?先程から、何か浮かない顔をしているが…。」
    エーデルガルト「…貴方には関係のないことよ。…どうやら、私たちの負けのようね。」
    こうして、黒鷲の学級は敗北した。

    クロード「さて…俺は、と…。」
    「動くな」
    クロード「おっと…いつのまに、俺の背後に回っていたんだ?先生。」
    ベレト「しばらく前からここにいたぞ。君が気づいていなかっただけだ。」
    クロード「ははっ…流石は先生だ…。降参だ。」
    ———————————————————
    ローレンツ「…この僕が君に負けるとは…。」
    ふう…勝負ありです。
    ローレンツ「どうやら、鍛錬が足りなかったようだ…。くっ…やはり、模擬戦とはいえ負けるのは腹立たしいな。…だが、エムレさん。君の腕前は確かだ。僕も精進せねばならないな。」

    フレン「あれ〜…。わたくし負けてしまいましたわ…。マリアンヌさん、お強いんですのね。」
    マリアンヌ「え、ええ…。フレンさん、ごめんなさい…。」

  • 217122/02/02(水) 11:32:21

    セテス「そこまで!」

    セテス「グロンダーズ鷲獅子戦。今年の勝者は……青獅子の学級とする!」

    ディミトリ「やったな、先生。俺たちの学級の勝利だ。それに、この戦果なら賞品にも期待できそうだ。」

    ベレト「ああ。」

    エーデルガルト、クロード両名の敗走により、青獅子の学級勝利でグロンダーズ鷲獅子戦は幕を閉じたのだった。

    ———————————————————

    〜食堂〜

    クロードの提案によって、3学級合同での宴が開かれていた。


    エムレは外で風に当たっていた。

    すると、>>219が隣にやってきた。

  • 218二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 11:44:19

    加速

  • 219二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 11:44:42

    ディミトリ

  • 220122/02/02(水) 13:07:15

    ディミトリ「ここにいたのか。隣失礼するぞ。」
    ディミトリ「俺はああいった催しの場はあまり得意ではないんだ。たまにこうして風に当たると気持ちが安らぐ。」
    殿下、どうなさいましたか?
    ディミトリ「…先日、お前に復讐を望むのか否かと聞いたよな。あれはすまなかった…。お前の両親の話を引き合いに出してしまって…本当に…。」
    殿下…いえ、気にしていませんよ。
    ディミトリ「…お前も知っていると思うが、俺は既に両親を亡くしている。そして…俺の親しい人たちも殆どいなくなってしまった。」
    ディミトリ「正直に言えば、お前のことが少し羨ましかった。…お前には帰りを待ってくれている人がいるからな。…俺にはもう…。」
    ……。
    ディミトリ「…エムレ、妹さんを大切にな。かけがえのないたった一人の家族なのだろう?」
    はい…。
    ディミトリ「そろそろ、俺は戻る。お前も早く戻るんだぞ。ここは冷えるからな。」
    ———————————————————
    リシテア「…ここは…。」
    リシテアはある部屋の一室で目が覚めた。
    村人「お嬢ちゃん、目が覚めたか?」
    リシテア「あなたは…。」
    村人「おれか?おれはルミール村のもんだよ。…あんたが村の入り口で倒れていたからな。ほっとくにほっとけなかったんだよ。」
    リシテア「…助けてくださり、ありがとうございました。」
    村人「いいってことよ。ところで、あんたの服装を見る限り、あんた士官学校の生徒だろ?なんであんなところに倒れていたんだ?」
    リシテア「…すみません、さまざまな事情がありまして。」
    村人「そうか。分かった。」
    村人「動けるようになったら、早くこの村を出て行きなよ。…謎の病が流行っているんだ。」
    リシテア「…え?それは…。」

  • 221122/02/02(水) 13:12:15

    〜白雲の章 赤狼の節(11月)〜

    グロンダーズ鷲獅子戦は無事に終了した。そして、今節はジェラルトと共にルミール村の調査だ。何やら謎の病気が流行しているとのことだ。

    ———————————————————

    メルセデス「うーん…困ったわね〜。」

    あれは、メルセデスさん?

    メルセデス「あ、エムレ!ちょうどいいところに〜。あなたも手伝ってくれないかしら?」

    料理しているのですか?

    メルセデス「そうなの〜。私、お菓子作りは得意なんだけど、料理はあまり得意ではなくてね〜。あなた、料理の腕前はどうかしら?」

    エムレは>>223と答えた。

  • 222二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:13:45

    自信がある訳ではないけどそれなりになら

  • 223二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:15:52
  • 224122/02/02(水) 13:36:17

    自信はあまりないですが、少々の心得はあります。

    メルセデス「まあ…!そうなの〜。では、一緒に作ってみましょう!」


    アッシュ「あれ…君たちここで何を…うわ!」

    メルセデス「うーん…あ、アッシュ!これ、どうしましょう…。」

    アッシュ「メルセデス、君何を入れたの…?」

    メルセデス「甘い方がいいかなと思って…砂糖をたくさん入れたの…。そしたら、焦げちゃってね…。」

    はむ…。うーん…少し甘いですね…。

    アッシュ「わわ…エムレ!焦げているところは避けて食べなよ!」

    いえ…勿体ないじゃないですか。せっかく食べられるのですから…。

    アッシュ「君のその気持ちは分かるよ。だけど…」

    メルセデス「なら、私も頂いちゃおうかな〜。」

    アッシュ「君たち…何でこんなことに…。…僕も頂きます。」

    こうして三人で食べ終えたが…

    アッシュ「かなり…甘かったね…。しばらく、糖分は控えようかな…。」

    ———————————————————

    今日はガルグ=マクの街の方を歩いていた。

    すると…

    ???「ちょっと、来てください!」

    エムレはそのまま引っ張られていってしまった。

    あなたは誰ですか!?

    黒い外套を纏った者は顔を見せた…。

    リシテア「わたしです。」

    …!リシテアさん!良かった…本当に…。あなたが拐われた原因はわたしなんです。…わたしがあなたを疑ったりしなければ…。

    リシテア「心配してくれて、ありがとうございます。」

    ところでリシテアさんは何故ここに…。

    リシテア「ある人に助けられたんです。すみません…名前は言えません。」

    リシテア「…ルミール村の調査ですよね?わたしの知っている情報を教えます。」

    リシテアから>>226という情報を聞いた。

  • 225二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:40:52

    ルミール村でトマシュを見かけた

  • 226二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:43:44

    ルミール村でいっぱんじんに紋章を入れる実験が行われてる

  • 227122/02/02(水) 14:03:19

    リシテア「…村人へ紋章を移植するための実験が行われています。」

    それは…

    リシテア「…紋章を持たぬ者が誰でも紋章を持てるようになってしまうのですよ。…その結果、わたしのように髪の色を失います。」

    リシテアさんのように…。まさか…!?

    リシテア「…そのまさかですよ。それが、村人に対して行われている。…あれはかなりの苦痛を伴うもの…死を懇願するほどの苦痛を受けます。…わたしの方でなんとか実験を遅らせるように働きかけていますが、それも時間の問題です。…失敗した場合は、理性を失います。そして…その人たちはもう助かりません。これだけは覚えておいてください。」

    マイクランのように…

    リシテア「マイクランも紋章を!?それなら、既に実験は成功しているのですか…。…今節末まではわたしがなんとかしますが、事態が急変する可能性は高いですね…。」

    リシテアさん…お気をつけて…。

    リシテア「…はい。あの…クロードにだけはわたしの無事を伝えておいてください。ですが、大修道院にはしばらく戻りませんから。」

    ———————————————————

    ???「あの小娘…逃げ出しおったか…。ふむ…あやつの仕業だな。」

    ???「タレス様ー。どうすんの?」

    タレス「そうだな…しばらく様子を見ておけ。…あまり、我らのことを嗅ぎ回るようなら消せ。」

    ———————————————————

    ベレト「エムレ、君に頼みがある。」

    先生、どうなさいましたか?

    ベレト「自分やフェリクスと共にフラルダリウス領へ来てほしい。…近頃、賊たちが大勢出没しているとの噂だ。」

    どうしようかな?>>229

  • 228二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:05:04

    行く

  • 229二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:10:04

    行く

  • 230122/02/02(水) 14:18:20

    分かりました、行きましょう。

    ベレト「助かる。」

    ———————————————————

    〜王国領・フラルダリウス領〜

    フェリクス「山賊風情に苦戦しているとはな…。親父殿も耄碌したか。…逃げ遅れた村人がまだいる。出来る限り多く救ってやれ。」

    ロドリグ「おお…!フェリクス、援軍を連れてきてくれたか!助かるぞ。」

    ディミトリ「フェリクス、二カ所の砦から敵の援兵が来ているようだな。早く塞いでしまおう。」

    フェリクス「チッ…貴様に言われなくとも分かっている。…先生、お前の指揮に任せるぞ。」


    フェリクス「親父殿、この無様な戦いぶりはなんだ?」

    ロドリグ「フェリクス、潰しても潰してもこの手の輩が湧いてくるのだ。…このような醜態を晒していては、亡き陛下にも笑われてしまうな。」

    フェリクス「…死んだ者はもう何も言わない。…今を生きている者を救うのが先だ。」

    ロドリグ「…そうだな。」

    結果>>232

  • 231二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:19:04

    特に何事もなく終了

  • 232二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:29:50
  • 233122/02/02(水) 14:40:24

    ロドリグ「これで…最後だな。」

    ロドリグ「先生、助力感謝致します。どうにか、生き残った村人を全員救い出すことが出来ました。」

    ———————————————————

    フェリクス「…おい。」

    フェリクスさん?どうなさいましたか。それは…

    フェリクス「これか?親父殿…ロドリグが俺に渡してきたものだ。英雄の遺産『アイギスの盾』。…お前は触らない方がいい。紋章を持たぬ者が遺産に触れるのは危険だ。」

    はい、存じております。

    フェリクス「…フン。…エムレ、お前は騎士になりたいそうだな。…例えばお前が、主君を守って死んだとする。その時にお前はどう考える?…主君のために命を捨てることができて本望だったと思うか?」

    エムレは>>235と答えた。

  • 234二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:45:26

    きっと無念でしょう。もっと長くお傍でお仕えしたかった、もっと主君たるお方を支えたかったと……そう思うはずです。生きてこそ、誰かのためになるのですから。

  • 235二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:50:09
  • 236122/02/02(水) 15:28:16

    いえ…きっと無念でしょう。

    フェリクス「……。」

    生きて傍でお仕えしたかったと、もっと主君たるお方をお支えしたかったとそう思うでしょう。…生きてこそ誰かのためになると、そう信じていますから。

    フェリクス「…俺はグレン…兄上をあのダスカーの悲劇で亡くした。あの猪を庇って死んだのだ。だが、親父殿はそれを見て何と言ったと思う?「それでこそ騎士の最期だ」とそう言った。」

    フェリクス「…俺とて兄上の選択が間違っていたとは思っていない。だが…死んでしまえばそれは立派でも何でもない。…主君に仕えるという命を最期まで果たせなかったのだからな。」

    フェリクス「エムレ。お前が騎士になることを俺は止めるつもりはない。だが、死ぬなよ。例え、命を投げ打って主君を助けたとしても、それは誇らしいものではない。…必ず主君と共に生きろ。」

    フェリクスさん…。

    フェリクス「チッ…俺らしくもないことを…。…それにお前は俺の好敵手の一人だ。お前が死ぬと俺は退屈してしまうからな。」

    はい…ありがとうございます。

    フェリクス「フン…。…帰るぞ。」

    ———————————————————

    ラファエル「よお、エムレさん。」

    ラファエルさん?

    ラファエル「オデもお前の学級に入れてもらえることになったんだ!改めて、よろしくな!エムレさん!」

    ふふ、よろしくお願いします。

    ラファエル「なあなあ、お前にも妹さんが居るんだよな?だから、一つ相談に乗って欲しいんだけどよ…。」

    ラファエル「オデの妹…マーヤって言うんだけどよ。マーヤへの贈り物を一緒に考えて欲しいんだ。オデはあんまし、女の子が好みそうなものが分かんねえんだ。いっつも、オデがカッコいいと思ったものを贈っているんだけどよ…。なんか、最近のあいつは困っているように見えるんだ…。」

    そうですね…。>>238とかどうでしょうか?

  • 237二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 15:32:44

    髪飾り

  • 238二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 15:37:29

    香水

  • 239122/02/02(水) 15:53:15

    そうですね…。香水とかどうでしょうか?
    ラファエル「香水か!」
    ええ…女性への贈り物としては最適なものの一つだと思いますよ?
    ラファエル「…でもよお…エムレさん。」
    どうしましたか?
    ラファエル「…オデ、どんな香水がいいのか分かんねえんだよな…。うーん…。」
    ラファエルさん、わたしと一緒に探しましょう。
    ラファエル「…本当にいいのか?」
    もちろんです。
    ラファエル「ありがとう、エムレさん!それなら、早速街の方へ行くぞお!」

    ラファエル「今日はありがとな。早速、明日妹に届けてくるからよ。」
    ええ。お役に立てて光栄です。
    ラファエル「…オデと一緒にいたせいか、お前が妹に見られていたな。何か悪いな。」
    慣れましたから。
    ラファエル「エムレさん、お前はお姉さんとして頑張っていると思うけどよ。あんまし、無理はしちゃだめだからな。適度に息抜きをしないとぶっ倒れちまうぞ。」
    はい、ありがとうございます。
    ———————————————————
    〜大広間〜
    ジェラルト「ベレト!急いで学級のガキどもを招集して、ルミール村へ向かうぞ。何やらルミール村の様子が急変したらしい。村人同士が殺し合ってるとか、なんとか…。」
    ベレト「分かった。」

  • 240122/02/02(水) 16:05:26

    〜帝国領・ルミール村〜

    ディミトリ「………ッ!」

    ベレト「大丈夫か?」

    ディミトリ「あ…あ。心配ない。」

    ドゥドゥー「これはひどいことに…。まだ、生き残っている者がいるかもしれません。急ぎ救出しましょう。」

    ディミトリ「…そうだな。」

    あそこに怪しい人影が…。

    ドゥドゥー「あの挙動…。この異変の元凶だな。」

    ディミトリ「…そうか、ならば話が早い。…一匹残らず殺せ。四肢をもぎ、首をへし折れッ…!」


    ディミトリ「あそこにいるのは書庫番のトマシュか。奴も殺せ。この異変の元凶に違いない。」

    ???「まだ、無事な皆さんはこちらへ!」

    村人「た、助かる!」

    ドゥドゥー「あの黒衣の者は何を…。」

    ディミトリ「さあな…。奴もこの異変の元凶に与しているというのなら必ず殺せ。」

    いえ…あれはリシテアさん?

    ベレト「リシテア?何故ここに…。」

    ???「せ…じゃなくて、そこの者たち!村人たちはわたしに任せて奴らを!」

    ディミトリ「…言われなくともわかっている。まずはトマシュたちを殺すのが先だ。」


    トマシュ「わしはトマシュなどではない…。」

    ソロン「我が名はソロン。人の世の救済者だ…。」

    死神騎士「…俺も出るぞ。」

    ソロン「あの黒衣の者…。わしらの邪魔をするというのか…。あやつも殺せ。」

    次の展開>>242

  • 241二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:22:27

    加速

  • 242二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:28:13

    無我夢中でソロンに向かうディミトリ。
    ディミトリの隙を突き、攻撃を仕掛ける死神騎士。エムレは死神騎士の攻撃を喰らいそうになったディミトリを庇い深い怪我を負ってしまう。

  • 243二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:28:49

    エレムとディミトリとメルセデスで死神騎士の相手
    ベレトとシルヴァンとドロテアでソロンの相手
    無事な村人はドゥドゥーとアネットが救助
    凶暴化した村人はその他で抑える

  • 244122/02/02(水) 16:58:06

    ディミトリ「……殺す。」
    ディミトリが何かに取り憑かれたかのようにソロンの方へと向かっていった。
    ベレト「待て、ディミトリ!」
    ドゥドゥー「殿下!先走ってはなりません!おれも殿下の元へ…!」
    ディミトリ「…………………。」

    フェリクス「ようやく、本性を表したか。血と殺戮を好む化け物。…あれがダスカーで死んだディミトリから生まれた『あいつ』なのだ。」
    イングリット「フェリクス!そんな言い方は…」
    シルヴァン「…この村人たちはもう助からねえか…。すまん…。」
    村人「ぐあっ…!」
    ラファエル「…なあ。オデ、辛いぞ。だって、この人たちは何も悪くねえってのに…。」
    ドロテア「…ラファくん。そうよね…この人たちはただここで平和に暮らしていただけのはずなのに…!」
    メルセデス「…せめて、この人たちが安らかに眠れるように祈りましょう…。」
    ———————————————————
    ソロン「無策にも突っ込んでくるとは…。愚かな獣よ。」
    ディミトリ「…貴様はその獣にも劣る外道だ。…ただでは死なさん。四肢をへし折り、胸を抉ってから殺してやる。」
    ソロン「貴様のような矮小な獣に出来るはずがなかろう…。」
    ソロンとディミトリが戦闘を始めた。

    死神騎士「…隙だらけだ。」
    ディミトリ「…不味い!…くっ…待て、ソロン!貴様をここで殺してやる…!!」
    ディミトリがソロンに槍を投げつけた。
    ソロン「ぐっ…。だが…もう、十分だ。」
    ソロンの肩を貫いたが…
    死神騎士「…貴様もここで終わりだ。」
    ディミトリ「俺は…ここで終わるのか…。すまない、父上…継母上…。」
    死神騎士が鎌を振り下ろした。

  • 245122/02/02(水) 17:09:44

    辺りに鮮血が飛び散った。
    ディミトリ「…エ…ムレ?」
    エムレがディミトリの代わりに斬り裂かれていたのだった。
    死神騎士「貴様…。ここで死ぬことを選んだか…。」
    はあ…はあ…。わ…たしは…死ぬ…つもりは…ごほっ!
    ソロン「くだらぬ…。死神騎士よ。我らは引き揚げるぞ。」
    死神騎士「…承知。」
    ソロンと死神騎士は撤退していった。

    ディミトリ「おい…!しっかりしろ…!お前、死なないと約束したじゃないか…!」
    メルセデス「傷を見せて頂戴!…これは!」
    殿…下。ご…無事…でしたか…。ごほっごほっ!
    フレン「いけませんわ!あなたはここで死んでは…。」
    ベレト「不味い…。これは…早く止血をせねば死んでしまう…!」
    先…生。わ…たし…は…。
    ディミトリ「もういい…。喋らないでくれ。頼む…。」
    ???「エムレ!どうしてこんなことに…」
    ディミトリ「お前は誰だ!何のために村人を救った!?」
    ???「そんなこと、今はどうだっていいでしょうが!あんたを庇ったおかげでエムレは死んでしまうかもしれないんですよ!」
    ベレト「リシテア、早くエムレを安全なところへ…。」
    ???「はい、分かっています。メルセデス、フレン。あんたたちは来てください。」
    ディミトリ「リシテア…?お前、リシテアなのか?」
    リシテア「ええ、そうですよ。」

  • 246122/02/02(水) 17:22:32

    ジェラルト「村人の多くは助かったようだ…。あのお嬢ちゃんのおかげだな。…だが、家は燃えちまったし、助からなかった奴もいた。くそっ…!」
    ベレト「………ッ!」

    炎帝「ここにいたか。死神騎士が世話になったな。」
    ベレト「お前は炎帝。何故こんなことをした?」
    ジェラルト「お前がこの村を滅茶苦茶に…!」
    炎帝「勘違いするな!ソロンは確かに我が協力者だ。だが、知っていれば必ず我が止めていた。それは保証しよう。」
    炎帝「そして、我から提案がある…。貴様らと我で…」
    ディミトリ「…口を開くな外道が。この場で貴様を八つ裂きにしてやる。」
    ディミトリが怒りと憎しみを露わにして現れた。
    炎帝「…貴様に用はない。失せろ…。」
    ディミトリ「…村人たちやエムレの痛みを思い知れ。貴様の首を捻じ切ってやる…!」
    ディミトリが炎帝に向かっていったが…
    炎帝「…さらばだ。」
    ディミトリ「…………。」
    ベレト「…ディミトリ。」
    ディミトリ「………。先生、大修道院に戻ろう。」
    ———————————————————
    〜白雲の章 星辰の節(12月)〜
    ルミール村の騒動での被害は最小限に抑えられた。今節は、使われていない礼拝堂に何者かが侵入した痕跡があるとのことで、そこの調査が課題となっている。
    だが、今節は舞踏会が催されるとのことだ。一堂はそれに向けての準備も進めていた。
    ———————————————————
    〜医務室〜
    ベレト「エムレの様子は?」
    マヌエラ「何とか一命は取り留めたわ。だけど…傷は肺にまで達していた。いつ目が覚めるかは分からないの。」
    ベレト「…そうか。すまない、守ってやれなくてな…。」

  • 247122/02/02(水) 17:26:55

    ディミトリ「…………………。」

    フェリクス「おい、あいつの様子が前節からおかしいぞ。」

    イングリット「先生曰く、炎帝が落としたものを拾ってから、ずっとあの様子だとのことです。」

    ディミトリ「…そんなはずがない。…そんな…。」

    フェリクス「あれでは…まるで…。」

    ———————————————————

    ベレト「舞踏会が催される前に白鷺杯があるのは知っているな?青獅子の学級からは…>>249が出場することになった。」

  • 248二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:30:47

    メルセデス

  • 249二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:31:17

    アネット

  • 250122/02/02(水) 17:43:12

    ベレト「青獅子の学級からは…アネットが出場することになった。」
    アネット「えへへ…。あたし、頑張りますね!」
    ディミトリ「アネット。お前なら大丈夫だ。」
    メルセデス「そうよ〜。あなたは踊りや歌が好きだものね〜。」
    フェリクス「あの歌か…どこどこどーん…と。」
    シルヴァン「え?何だそれは…。」
    アネット「フェリクス!そのことはみんなに黙っておいてって言ったでしょ!何でみんなにばらすのよ!最低!」
    フェリクス「…いや、そんなつもりは…。」
    ドゥドゥー「…ふっ。」
    アッシュ「あはは…何だか、楽しそうですね…。」
    ドロテア「…エムレちゃん、必ず生きてね…。」
    ———————————————————
    〜???〜
    ???「…と…は始末したか?」
    ???「はい、おそらく我らが手にかけたとは思われないでしょう。我らが生み出した獣に始末させましたからな。」
    ???「ならばよい。奴らは我らのことを知り過ぎたのだ。…我ら……の秘密を知らねば長く生きられたのにな…。」
    ???「それにこれもあの炎帝の力をつけるためには必要であったことよ。」

    これは…夢?
    あいつら…今、父さんと母さんの名前を…。獣に襲われて亡くなったんじゃなかったの?…あいつらが…わたしの父さんと母さんを…!

  • 251122/02/02(水) 17:47:18

    はっ…!

    エムレは目を覚ましたのだった。


    ここは…医務室…?

    わたし、生きていたんだ…。早く起き上がらねば…痛っ!

    ベレト「…エムレ!目が覚めたか。」

    先生…。心配をおかけしてすみませんでした…。

    ベレト「皆が心配している。今から皆に伝えてくる。…君は動いてはだめだ。」

    あの…先生。あのルミール村での騒動からどれくらい経ったのですか?

    ベレト「…>>253日だ。」

  • 252二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:47:58

    5

  • 253二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:48:55
  • 254122/02/02(水) 18:01:42

    ベレト「…7日だ。」
    そんなにも…わたしの傷は…。
    ベレト「かなり深い。内臓にまで達していたんだ。…こんなに早くに目が覚めるとは思っていなかったんだ。」
    今節の課題は…
    ベレト「今の君の体では無理だ。大人しくしていてくれ。」

    ディミトリ「…俺の責任だ。本当に申し訳ない…。」
    ディミトリが深く頭を下げていた。
    いえ…いいんです。殿下がご無事で何よりです。
    ディミトリ「…俺に怒ってくれないのか?…どうして、先走ったんだと。…どうして、先生の言うことを聞かなかったのかと。…俺が無謀にも突っ込まなければ、お前は傷付かずに済んだのに…!」
    ディミトリ「…エムレ。お前は俺を庇うな。…あまりこうは言いたくはないが、これは命令だ。」
    …殿下!
    ディミトリ「黙って聞け。…頼む、俺の命令を受け入れてくれ。」
    ……。
    ディミトリ「…すまない。本当に俺は駄目な奴だな…。」
    ———————————————————
    ドゥドゥー「本来なら、おれが殿下の盾とならねばならなかった。だが…お前にその役目を肩代わりさせてしまった。本当に申し訳ない…。」
    いいえ…いいんですよ。
    ドゥドゥー「…駄目だ。おれは殿下の盾とならなければ何の意味もない存在なんだ。あの方に降り掛かる火の粉は必ず払わねば…。」
    そんなことありません!
    ドゥドゥー「…エムレ?」
    何の意味もない存在だなんて、言わないでください。…その発言はわたしが許しません。
    ドゥドゥー「…お前には叱られたばかりだな。…分かった。…しっかりと体を休めておけよ。」
    ドゥドゥーが料理を作って持ってきてくれたようだ。
    ドゥドゥー「腹が減ったら食え。お前の好きなものを作ってきたからな。」

  • 255122/02/02(水) 18:07:22

    ドロテア「うーん…グリットちゃん。貴女、その槍をお父様から預かったのよね?」

    イングリット「え…?『ルーン』のことですか?」

    ドロテア「そうよ。…英雄の遺産を使うと、何か体に支障は出たりしないのかしら?」

    イングリット「…そうですね…。なんだか、心がすり減るような感覚がします。あまり長くは使っていたくない気分ですね。」

    ドロテア「本当に大丈夫?」

    イングリット「ええ、おそらく…。」

    ———————————————————

    白鷺杯は>>257の学級の優勝だったそうだ。

  • 256二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:07:52

    青獅子

  • 257二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:08:33
  • 258122/02/02(水) 18:28:03

    白鷺杯は青獅子の学級の優勝だったそうだ。
    ———————————————————
    ディミトリ「明日は舞踏会か…。あまり乗り気ではないが…全員参加なら仕方がない…。」
    ドゥドゥー「そうですね。おれもあなたをお守りします。」
    シルヴァン「おいおい、何するつもりなんだよ、お前らは…。」
    ドロテア「踊りと歌ね…久しぶりに本気だしちゃおうかな…。」
    ラファエル「ドロテアさんは元歌姫だって聞いたぞ!オデはよく分かんねえけど、凄えんだよな!」
    アッシュ「こんな機会は滅多にありませんからね。…明日は楽しみましょう!」
    ふふ…。
    ディミトリ「だが、こうして皆と集まるというのも悪くはないな…。また…いつか…。」
    ドゥドゥー「でしたら、5年後は如何でしょうか?」
    ディミトリ「5年後…確か千年祭の年だったな。千年祭は史上稀に見る盛大な式典が催されると聞いている。皆で集まるには良い口実かもしれんな。先生、それでいいか?」
    ベレト「もちろん。」
    ディミトリ「よし、決まりだな。…皆、例え立場が変わろうとも、俺は必ずここに来る。…約束だ。」
    ———————————————————
    舞踏会当日…
    ベレト「…。」
    ディミトリ「…先生、ここにいたのか。探したぞ。」
    ベレト「どうした?」
    ディミトリ「俺はあの手のものは苦手でな。こうして抜け出してきたわけだ。…先生、以前俺とエーデルガルトは義理の姉弟だと話したのを覚えているか?」
    ベレト「ああ。」
    ディミトリ「彼女とは一年ほどしか共に暮らしたことはなかった。…そこで俺は彼女から踊りを教えてもらったんだ。…彼女の指導は厳しかったな…。」
    ディミトリ「彼女は帝国での揉め事から逃れるために伯父上…あのアランデル公と共に王国に亡命してきたことがあったんだ。そして、その時に知り合ったんだ。」
    ディミトリ「俺はそこで餞別として、ちょうどこんな短剣を渡したことがあるんだ。」

  • 259122/02/02(水) 18:38:01

    ディミトリは炎帝が落とした短剣をベレトに見せた。

    ディミトリ「…俺は変わっていると思うだろう?だが、ファーガスでは剣は未来を切り拓くものと考えられているんだ。俺は彼女に、望む未来を切り開いて欲しかったんだ。」

    ベレト「エーデルガルトのことが好きだったか?」

    ディミトリ「…そうだな。俺は彼女に好意を寄せていたのかもしれない。…エーデルガルトは俺に興味はなかったと思うが。」

    ディミトリ「そろそろ、俺は戻ろう。」

    ———————————————————

    エムレは街に出ていた。

    今節は訓練も運動も全て禁止されている。


    あれは…リシテアさん!

    誰かに追われている!


    リシテア「…はあっ…。…はあっ…。あんたは何者ですか?」

    クロニエ「あたし?あたしはクロニエって言うのよ!あんたをここで殺してあげるから。」

    リシテア「くっ…やはり、わたしを消す気ですか。そうはさせませんよ!」

    クロニエ「はいはい、じゃあね!」

    クロニエがリシテアに刃を突き立てたが…

    リシテア「エムレ!どうしてここに…。」

    クロニエの刃をエムレが受け止めていたのだった。

    クロニエ「へえ…あんたやるじゃん。でも、ここを見られたからにはあんたにも死んでもらわないとね!」

    リシテアさん…逃げてください!

    リシテア「そんなことできるわけないじゃないですか!?…わたしも戦います。」

    結果>>261

  • 260二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:43:34

    加速

  • 261二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:47:37

    エムレとリシテアがクロニエに有利に戦っていると、タレスがそこへ魔法をかましてきた。
    エムレが目を覚ますとそこには誰もおらず、大量の血痕だけが残っていた。
    (リシテアは再び連れ去られた)

  • 262122/02/02(水) 19:38:12

    クロニエ「くっ…この女…強い…。あたしが押されているなんて…。」
    はあっ…。はあっ…。
    リシテア「あんた、体辛いんですよね…。すみません、わたしのために…。でも、あいつはここで仕留めます。」
    クロニエ「はあ!?あんたらが…あたしに勝てるわけないじゃん!…あんたら獣に…!」
    クロニエがこちらに向かってきたが…
    単調ですね…。
    クロニエ「えっ…。」
    これで終わりです。
    クロニエ「嘘…嫌…タレス様…助けて…。」

    「おぬしにはまだ役目が残っておるからな。まだ、死んでもらっては困るのだ。」
    突如爆発を引き起こしたのだった。
    ———————————————————
    …う…。…あの女は…。リシテアさんは!?

    エムレが目を覚ますとそこには誰も居なかった。
    ただ、夥しい量の血痕だけが残っていたのだった。
    ———————————————————
    リシテアたちが襲われてまもなく…
    アロイス「ベレト!団長はいるか?」
    ベレト「アロイス、どうした?」
    アロイス「礼拝堂に魔獣たちが現れたのだ!」
    ジェラルト「それは本当か!?」
    アロイス「おお、団長!…城郭が破られたという報告がないにも関わらず、何故…。」
    アロイス「…ですが、気になることが…。数刻前に生徒たちが礼拝堂に向かったとの報告を受けているのです。」
    ジェラルト「…まさかな…。」
    ジェラルト「ベレト。今すぐ学級のガキどもを連れて俺とともに礼拝堂に行くぞ!」

  • 263122/02/02(水) 19:42:39

    〜旧礼拝堂〜

    ジェラルト「魔獣に襲われている生徒がいるな…。お前らは生徒たちを保護してやってくれ!俺は礼拝堂の方へ向かう。」

    ディミトリ「了解しました。ジェラルト殿。」

    ベレト「…何か嫌な予感がする。」


    ジェラルトが魔獣を撃破したが…

    ジェラルト「やっぱり、魔獣の正体は生徒だったか…。しかし、なんだってこんなことが…」

    ディミトリ「…………………。」

    結果>>265

  • 264二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:46:04

    加速

  • 265二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:49:23

    クロニエがいないので何も起こらず

  • 266122/02/02(水) 20:04:38

    魔獣たちを排除したが…

    ジェラルト「ここが礼拝堂の跡か…。」

    ベレト「…これは…?」

    ベレトは何かを拾った。

    ジェラルト「それはあの魔獣の額についていた石の欠片か?…取り敢えず、回収してレア様に届けるか。」

    ディミトリ「…ソロンたちの仕業か。…奴らめ、人の命を何だと思っている…。」

    ———————————————————

    〜???〜

    タレス「炎帝よ…おぬしの目論見は外れたようだな…。」

    炎帝「…貴様…何故あの小娘に拘る…?」

    タレス「おぬしが力を得るために必要なことだと申したはずであろう?ダスカーの一件もアンヴァルの一件も全ておぬしのために行ったことだ。…おぬしがこのフォドラの穢れを洗い流し、世の救済者となるのだ。」

    炎帝「…ダスカーで…アンヴァルで…惨たらしい行いを繰り返した貴様らに果たして救いなど来るかな…。」

    ディミトリ「………ッ!」


    炎帝「…鼠か!」

    タレス「我らの話を今更、聞いたところで奴等ではどうにもならんよ。」


    ディミトリ「…炎帝が…全ての元凶…。俺の家族を奪い、ルミール村を焼き、リシテアを拐った外道…。殺す、必ず殺してやる…!例え、差し違えてでも…!」

    ディミトリ「だが…炎帝は…。はは…そんな…わけが…ない…よな。」

    ———————————————————

    〜白雲の章 守護の節(1月)〜

    旧礼拝堂での騒動は収まった。だが、ルミール村からの一連の騒動は同一犯によるもの予想された。…ソロンたちの犯行であると…。

    ———————————————————

    今日は書庫に来ていた。

    すると>>268に声をかけられた。

  • 267二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:09:30

    ドロテア

  • 268二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:12:51

    シルヴァン

  • 269122/02/02(水) 20:23:56

    シルヴァン「よっ、エムレ。勉強熱心だな。」

    シルヴァンさんですか。

    シルヴァン「理学の勉強をしているのかい?俺も最近、フェリクスの奴とたまに理学の勉強をしていてな。まあ…フェリクスは性に合わないとか言ってやめちまうことが多いけどな…。」

    はい、魔法を使えるようになれば、戦闘でも役立ちますから。

    シルヴァン「君が魔法まで使えるとなったら、男に追っかけ回されちまうぞ。…実は君、男子生徒から結構人気あるんだよ?頑張り屋な所が可愛いってな。」

    そうなんですか。わたしには関係のないことです。

    シルヴァン「ははっ…君は結構辛辣だな…。」

    シルヴァン「…ところで、君は最近の殿下のことをどう思っている?…少し前から様子がおかしいんだ。」

    エムレは>>271と答えた。

  • 270二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:30:39

    いつもより目つきが怖くて少し心配

  • 271二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:32:25

    顔色も悪く、なにか思い詰めているようで心配

  • 272122/02/02(水) 20:50:03

    そうですね…顔色が悪いですし、何か思い詰めているような…そんな風に見えます。とても心配です。
    シルヴァン「…あいつはあのダスカーの悲劇以降、人が変わっちまったんだ。…何か一人で抱え込んでいる…話をしていてもどこか上の空…。そんな風になっちまった。」
    シルヴァン「あの人は俺やフェリクス、イングリットだけでなく、ドゥドゥーにも何も話していないんだろうな…。俺は、あの人がいつか壊れちまうんじゃないかと心配なんだ。心には許容量ってものがある。まあ、器だと思ってくれればいい。それが溢れるならまだしも、その器がある時を境に弾け飛んじまうと不味い。」
    以前こんな話をされたことが…。
    シルヴァン「復讐をしたいか、と。…そんな気はしてたさ。あの人はダスカーの悲劇で多くのものを失った。その犯人を殺したいのだろうな…。」
    シルヴァン「…そんなわけで君も殿下のことを気にかけてやってくれ。」
    無論です。
    シルヴァン「…ありがたい。ところで、今からお茶でも…」
    …ええ、いいですよ。
    ———————————————————
    〜???〜
    リシテア「…はぁ、はぁ…」
    リシテアが呼吸をするたびに血の滴る音がする。
    リシテア「…視界が…。わたしの頭から血が出ているのですか…。」
    タレス「目が覚めたか。…コーデリア家の娘よ。」
    リシテア「…あんたが何故…。」
    タレス「おぬしに施した血の実験はどうだったかな?ん?」
    リシテア「…血…の…実験…。あんたが…わたしに…。…許さない。」
    タレス「何とでも言うがいい。おぬしはここで死ぬのだからな。」
    リシテア「…そうですか。ならば一思いに殺してください。…ただし、わたしが死んだ時にあんたたちの居場所が割れますから。」
    タレス「…なんだと?」

  • 273122/02/02(水) 21:08:14

    時は遡る…

    リシテア「この魔道具をあんたに渡しておきます。…わたしを助けてくれた人がくれたものです。」

    これは…?

    リシテア「持ち主の魔力と連動しているものです。ですが、持ち主の命が尽きると…その最期の居場所を伝えるもの。…わたしはこれから危険なことをします。そこで、死ぬ可能性が高いでしょう。…もし、わたしが死んだらこのことを皆に伝えてほしいです。」

    ———————————————————

    タレス「……。」

    リシテア「どうしますか?わたしを殺しても構いませんよ。ただし、あんたたちも一緒に地獄に堕ちてもらいますから。」

    ソロン「…それはどうかな?」

    リシテア「…あんたは…ソロン。」

    ソロン「その魔道具は誰が作ったと思うておる。…わしが作ったのじゃよ。…既に機能はしておらんわ。」

    リシテア「……!」

    タレス「…そういうことだ。ここで、死ぬがよい、コーデリア家の娘よ。」

    リシテア「…そうですか。…手詰まりですね…。…ごめんなさい、父様、母様。」

    タレスがリシテアに魔法を放った。

    ———————————————————

    ベレト「これから、レア、カトリーヌと一緒に西方教会の本部へと向かうことになった。…レア暗殺の事件は覚えているな?」

    ベレト「西方教会の司教たちが手引きをした。そして、その討伐をセイロス騎士団が行うこととなったのだ。」

    ———————————————————

    〜王国領〜

    カトリーヌ「レア様!敵襲です!」

    レア「西方教会の者どもですか。…この場で地獄に送ってあげなさい。我ら、セイロス聖教会に歯向かったことを後悔させてやらねばなりません。」

    ディミトリ「………。」

    ベレト「大丈夫か?」

    ディミトリ「あ、ああ…平気だ。」

    カトリーヌ「霧に紛れて奴らは襲撃してきている。不意を突かれることは避けろよ。」

    アッシュ「…ロナート様…。」

    次の展開>>275

  • 274二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:09:45

    ksk

  • 275二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:11:29

    たいまつを灯し、防衛戦

  • 276122/02/02(水) 21:20:18

    ベレト「カトリーヌ。あの時の松明だ。」

    カトリーヌ「おっ。助かる。アンタらも松明を灯してくれよ。ここで耐えていれば、奴らはいずれ退いていくはずだ。」

    レア「ベレト。私の心配は無用です。ここで、司教を討伐してしまっても構いません。彼らは何も話さないでしょうから。」


    司教「大司教レア!女神に代わり、貴様に裁きを下す!」

    レア「それはあなた方、背教者です。女神に背いた愚かさを後悔なさい。」


    ディミトリ「…なあ、先生。レア様は何者だと思う?」

    フェリクス「あの立ち振る舞い…かなりの強者と見た。」

    ラファエル「レア様強えんかな。一回戦ってみてえぞ!」

    イングリット「そんな罰当たりなことを言わないでください!」

    うーん…。

    アッシュ「エムレ、大丈夫?傷の方は辛くないかな?」

    はい、そちらに関してはもう。

    フレン「本当に良かったですわ!…わたくしとても心配でしたのよ…。」

    カトリーヌ「アンタら、無駄口を叩くのはその辺にしておきな。敵が増えてきているようだからな。絶対に敵をレア様に近づけさせるんじゃないよ!」

    結果>>278

  • 277二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:21:07

    かそく

  • 278二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:22:10

    アネットが踊りまくり大活躍

  • 279122/02/02(水) 21:35:17

    ドゥドゥー「アネット。助かる。」

    アネット「うん、頑張ってね!」


    メルセデス「アン。ありがとね〜。」

    アネット「メーチェ。頑張って!」


    フェリクス「どこどこどーんはないのか?」

    アネット「ないよ!というか、早く忘れてって言ったでしょ!」


    アネットさん…?

    アネット「もう…駄目…。踊り疲れちゃった…。」

    手を貸しますよ。

    アネット「…ありがとう。えへへ…。」

    ———————————————————

    カトリーヌ「敵の襲撃が収まったか…。レア様、西方教会の本部の方へ急ぎましょう。」

    レア「ええ…勿論です。」

    レア「ベレトたち、感謝しますよ。後であなた方に褒美を授けましょう。」

    ———————————————————

    アッシュ「……。」

    アッシュさん?

    アッシュ「…エムレ。ロナート様はやっぱりあの西方教会の人たちと繋がっていたんだ。…セイロス聖教会に背くことは死にも値する罪。それなのにロナート様は剣をとった。」

    アッシュ「ロナート様はどうしてもクリストフ義兄さんを殺した教会に…いや、カトリーヌさんに復讐したかったのかな…。僕には分からないよ…。僕はロナート様に大切にされていなかったのかな…。」

    エムレは>>281と答えた。

  • 280二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:38:29

    大切にしてたからこそ復讐に巻き込まないように君をガルクマグに預けたんじゃないかな
    ロナート卿のそばにずっといたらアッシュもきっとロナート卿のために剣を取ると思ったんじゃない

  • 281二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:41:07
  • 282122/02/02(水) 22:00:00

    …ロナート卿はあなたのことを大切に思っていたはずです。だから、あなたをガルグ=マクに入学させた。自身の復讐に巻き込まないために…。
    アッシュ「…それなら、僕に一言言ってくれれば…。」
    ロナート卿はアッシュさんに復讐のことを言ってしまえば、あなたが一緒に剣を取ると思ったのではないですか?…あなたには生きて欲しかったのです。
    アッシュ「…僕はロナート様に…義父さんに生きていて欲しかった…。生きてまた一緒に暮らしたかった。…義父さんは義兄さんの無念を晴らしたかったのだと思う…。ダスカーの悲劇に加担していたという汚名を晴らすために、と。でも、実際は違った…。本当はレア様を殺そうとしていた…。」
    カトリーヌ「アッシュ…。少しいいか?」
    アッシュ「カトリーヌさん…。」
    カトリーヌ「…クリストフはレア様を殺そうとしていた。だから、アタシは自分の正義に従って、アイツを手にかける道を選んだ。…後悔がないと言えば嘘になるが、間違ったことをしたとは思っていない。」
    カトリーヌ「だが…ダスカーの悲劇に加担したという嘘がロナート卿を滅ぼすことになった…。…結果として、フォドラの混乱を抑えるために付いた嘘がアンタの養父を奪うことになったんだ。そのことに関しては、本当に済まなかったと思っている…。」
    アッシュ「……。」
    カトリーヌ「アッシュ。アタシが憎いだろ?当たり前だ…。クリストフもロナート卿もアタシが手にかけたんだ。」
    アッシュ「…正直に言えば憎いです。でも、それがあなたの正義なんですよね?…その正義を僕は否定する気にはならない。」
    カトリーヌ「…そうかい。」

    カトリーヌ「なあ、エムレ。アタシはアイツのことを気にかけてくれとロナート卿から託されたんだ。」
    そうなのですね…。
    カトリーヌ「でも、アイツが道を間違えることはないと信じている。あの澄んだ瞳がそれを証明しているんだ。…アッシュには内緒にしてくれよ?」

  • 283122/02/02(水) 22:13:09

    〜封じられた森〜

    クロニエ「ねえねえ、本当にここにあいつら来るの?」

    ソロン「ああ…確実に来るはずだ。」

    クロニエ「ふーん。まあ、誰でもいいけどね。全員殺すだけだから。」

    ———————————————————

    〜大広間〜

    ジェラルト「ベレト!ソロンたちの居所が分かったぞ!…奴らは封じられた森を根城にしている。」

    ベレト「そうなのか…。」

    ジェラルト「既に騎士団には許可を取ってある。俺たちも出撃するぞ。」

    ———————————————————

    〜封じられた森〜

    ???「あれ?こんな所に何しに来たんですか?」

    ジェラルト「お前…生徒じゃねえか。こんなところで何してんだ?」

    ???「いえ…今から帰ろうと思っていまして…。」

    ジェラルト「まあ、いいが。さっさと帰れよ。」

    ???「はーい…。」

    ベレト「!」


    ジェラルト「…ぐおっ…!」

    ジェラルトはクロニエに刺されてしまったのだった。

    ディミトリ「あいつは何故ジェラルト殿を…!」


    あの武器…お前はクロニエ!

    クロニエ「ようやく、気づいた?このおっさんだけでなく、あんたらも全員殺してやるよ!今、ここでね!」

    魔獣「グオオオオ!!」


    ベレトがジェラルトを起こした。

    ジェラルト「…ベレト…俺はどうやら、ここまでの…ようだ…。もう…側に…いてやれなくて…すまんな。」

    ベレト「まだ、大丈夫だ。助かる…。だから…」

    ジェラルト「…お前に最期に言い残したいことがある。…>>285だ。」

  • 284二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:14:00

    レア様に気を付けろ

  • 285二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:15:36

    >>284

    プラス復讐なんか考えずに幸せに生きてくれ

  • 286122/02/02(水) 22:29:17

    ジェラルト「…お前に最期に言い残したいことがある。…レア様には気をつけろよ…。」

    ベレト「…………………。」

    ジェラルト「それとな…ベレト…。俺の…仇を…取ろうなどと…思うな…。お前が…幸せに…生きてくれれば…俺は…それで…いいんだ…。」

    ベレト「………ッ。」

    ジェラルト「お前…泣いているのか…。お前の…初めて見る涙が…俺への…手向けとはな…。…ありがとな。…ベレト…愛している…ぞ。」

    ジェラルトはそうして息を引き取ったのだった。

    ディミトリ「…先生…。今は、クロニエを殺すのが先だ…。だから…」

    ベレト「…分かっている。」


    クロニエ「ねえ、あんた。あの女がどうなったか知りたいでしょう?」

    リシテアさんは何処に行った!?答えろ…!

    クロニエ「死んだよ。あたしらがぶっ殺してやったのよ。残念だねえ!」

    …………。…そう…か。

    クロニエ「ひっ…。あ、あんた…。」

    …何を…怯えている?貴様を楽にしてやろうと思っているだけだ。…一思いにな。

    ディミトリ「おい…エムレ。…!」

    エムレが今まで見せたことがないほどの殺気を漂わせていた。それはディミトリでさえも、怖気付いてしまうほどに…。

    ドロテア「…エムレちゃん!だめよ!殺意に飲まれては…。」

    ベレト「不味い…!君たち、魔獣たちも襲ってきている…!そちらの相手も…!」

    次の展開>>288

  • 287二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:31:03

    加速

  • 288二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:35:34

    殺意のままクロニエを殺そうとするエムレ
    しかし、両親の悲しげな表情を幻視し、踏みとどまる

  • 289122/02/02(水) 22:49:48

    クロニエ「あんた…ちっ…!」
    ………。
    エムレはクロニエに向かって淡々と剣を振るっている。だが…
    クロニエ「こいつ…あたしの急所しか狙っていない…!本気で殺す気なの!?」
    …殺す。…貴様らと違い甚振りはしない。一瞬で楽にしてやる。

    ディミトリ「…何故だ。…お前は…復讐をしないと…誓ったのではないのか…!」
    ラファエル「エムレさん!ダメだ!いつもの優しいお前に戻ってくれ!」
    ベレト「ダメだ!エムレ!そいつを殺しても、リシテアは…死んだ人は戻ってこない!」
    …死んだ人は戻ってこない…。……ッ!
    クロニエ「…助けて…タレス様…ソロン…。」
    …クロニエ、さようなら…。!?

    「エムレ…殺意に飲まれてはいけない…。」
    「あまり自分を責めないで…。お願い…。」
    何かが聞こえた気がした…。そして…

    父…さん…母…さん…。…ごめんなさい。
    エムレは悲しげな父と母の顔を見た気がしたのだった。

    エムレは剣を…自分の左腕に突き刺したのだった。
    クロニエ「…は?…あんた…何してるの…?」
    …お前を殺しても、死んだ人は帰ってこない。…もう勝負はついた。
    ベレト「エムレ…。大丈夫か?」
    先…生…。わたし…。ごめん…なさい…。
    エムレはポロポロと涙を流し始めた。
    ベレト「よしよし…。」
    クロニエ「…ちょっと…!ソロン!来るのが遅いわよ!」
    ソロン「……。」
    ディミトリ「…ソロン…!貴様は殺してやる…!今ここで…!」

  • 290122/02/02(水) 22:59:40

    ソロン「なあに…準備をしていたのだ…。凶星…貴様を始末するためのな…。」

    クロニエ「…え?…うぐっ!」

    ソロンがクロニエの首に手を掛けたのだった。

    ソロン「クロニエ。貴様は、獣蔓延る世を終わらせるその礎となるのだ。」

    ソロンはそうして、クロニエから何かを引き抜くと…。

    ベレト「…エムレ!下がれ!」

    え…?

    ベレトがエムレを咄嗟に突き飛ばした。

    そして…ベレトが闇に飲み込まれたのだった。


    ディミトリ「貴様…!先生を何処へやった!?…答えろ!」

    ソロン「あやつは『ザラスの禁呪』によって、闇に囚われた。最早出ることは叶わない。」

    ドゥドゥー「そんなことはない。先生は戻ってくるはずだ。」

    ソロン「なんじゃ、その顔は?…腹立たしい表情だ。今、ここでその表情を苦悶に変えてやろう。」

    ディミトリ「…死ぬのは貴様だ、ソロン。…簡単なことだ。先生が戻ってくるまでに貴様を殺せばいい。…獣畜生にも劣る貴様を楽には死なせない。」

    ソロン「出来るはずがなかろう。」

    次の展開>>292

  • 291二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:00:54

    加速

  • 292二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:05:43

    先生が帰ってくるのが遅いのでエムレが味方をあちこちでサポート

  • 293122/02/02(水) 23:22:12

    ディミトリ「とにかく雑兵共を片付けて、ソロンの首を刎ねるぞ!」

    メルセデス「あの…エムレ?大丈夫かしら?」
    はい…お騒がせして申し訳ありません。
    フレン「左腕の傷は平気ですか?」
    しばらくは動かないけれども、問題はありません。
    フェリクス「…お前の先程の剣は暴力そのものだった。…だが、確実に言える。今のお前の剣の方が強い。」
    ドロテア「エムレちゃん!…心配させないでよ…。でも、いつもの優しい貴女に戻ってくれて良かったわ。」
    ごめんなさい…。

    ドゥドゥー「この魔獣…防御が固いな…。」
    魔獣「グオオオオ!!」
    突然、魔獣に雷が落ちてきた。
    魔獣「オ…オ…。」
    ふう…ドゥドゥーさん、平気ですか?
    ドゥドゥー「恩に着る…!」
    シルヴァン「エムレ、魔法を使えるようになったのかい?」
    はい。まだ威力はそこまでありませんけれど…。

    ディミトリ「どけ…!貴様らに用はない…!」
    謎の兵「ぐはっ…!」
    ディミトリ「ちっ…。」
    ディミトリの腕に矢が刺さったが…
    謎の兵「ぎゃあああ!」
    ディミトリ「!誰かが回復魔法を使ったのか…。」
    殿下、傷は治りましたか?
    ディミトリ「…助かる!」

  • 294122/02/02(水) 23:22:47

    ソロン「わしが押され始めている…。だが…凶星を始末するという目的は達成された。わしはここで退くぞ…。」

    ソロンが撤退の準備をしていたその時…

    誰かが何かを裂く音が聞こえた。

    ソロン「凶星は…闇をも食らうか…。」


    ベレト「皆、戻ってきた。遅れてすまない。」

    ディミトリ「先生!帰ってきてくれると信じていたぞ!…その髪と瞳は…。」

    ディミトリ「いや、その話は後だ!まずはソロンを殺すのが先だ!」

    ソロン「わしの手で始末をつけねば戻ることもままならぬか…!」

    結果>>296

  • 295二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:24:06

    加速

  • 296二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:28:08

    ベレトの破天が決まる

  • 297二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:33:14

    このレスは削除されています

  • 298122/02/02(水) 23:43:36

    ソロン「おのれ…これで貴様らの未来を閉ざしてやろう…!」
    ソロンが魔法を放とうとするが…
    ソロン「…何故放てぬ…!」
    あなたの魔法を封じ込めたのですよ。
    ソロン「…貴様!」
    ベレト「ソロン、これで終わりだ。」
    ベレトが天帝の剣を振るい…
    ベレト「せやあっっ!!」
    ベレトの戦技『覇天』で勝負が決した。

    ソロン「わしが獣どもに敗れようとは…。だが、我らが悲願…必ずやタレス様が…。」
    そうして、ソロンは死んだ。
    ディミトリ「…タレス。そいつも駆除すべき畜生だな…。」

    ベレト「…父を連れて帰ってあげよう…。」
    ベレトがジェラルトを抱えて大修道院に向けて歩き出したのだった。
    ———————————————————
    〜白雲の章 天馬の節(2月)〜
    ジェラルトの死は大修道院全体を震撼させた。だが、それに伴いクロニエ、ソロンの両名も死亡。一先ずの安息を得たのだが…。
    青獅子の学級には聖墓でベレトの儀式を行うという課題が課せられたのだった。

  • 299122/02/02(水) 23:55:07

    〜墓地〜

    ジェラルトさん…。

    エムレは花を供えに来ていた。

    ベレト「エムレか。」

    先生…。

    ベレト「花を供えに来てくれたんだな。そうしてくれれば父も喜ぶはずだ。感謝する。」

    あの…先生はクロニエのことを憎んでいますか?

    ベレト「…もちろん、許せないよ。でも、父は最期にこう言ったんだ。『復讐など考えずに幸せに生きてくれ』と。だから、クロニエに復讐しようとは始めから思っていなかったよ。」

    ベレト「それにもうクロニエは死んでしまったからね。」

    わたしは…リシテアさんを殺したあいつらが憎いです…。リシテアさんがどうしても、わたしの妹と重なって見えてしまって…。

    ベレト「…リシテアはまだ生きていると思うんだ。あくまで直感だけどね。」

    そう…なんですか?

    ベレト「…だから、気を確かに持ってくれ。…優しい君が憎しみに染まるのを見たくはないんだ。」

    …いいえ、わたしは優しくなんかありません。

    ベレト「…エムレ?」

    先生も見ましたよね?あれがわたしの本性なんです。…人の命をなんとも思わない、冷酷で無慈悲な怪物のあれが…。このわたしの姿は仮初のものなのですから。

    ———————————————————

    その夜…

    エムレは一人で外に出ていた。

    …………………。

    夜風に当たっていると>>301に声を掛けられた。

  • 300二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:55:38

    加速

  • 301二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:56:40

    イングリット

  • 302122/02/03(木) 00:04:12

    イングリット「エムレ…。今は真冬ですよ?夜に外に出ていると風邪を引いてしまいます。」

    …イングリットさん。

    イングリット「あまり、眠れていないのではないですか?…どうか、体を休めてくださいね。」

    …わたしは、このまま騎士になっても良いのでしょうか?

    イングリット「それは…どうして?」

    …あのような残虐な本性を持つ者は騎士には相応しくありませんから。…高潔でもなければ、慈愛も持たない悪魔に…。

    イングリット「…あなたは自分一人で何でも背負い込み過ぎです。…言いましたでしょう?困ったことがあったら、なんでも相談してください、と。…あなたはリシテアの為にあそこまで怒ったのですよね?…そして、憎い相手であっても必要以上に苦しめようとはしなかった。それは何故ですか?」

    エムレは>>304と答えた。

  • 303二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 00:17:10

    両親の幻覚を見た際、自分と復讐鬼としての側面を覗かせたディミトリが重なって見えた。そしてそれはダメだと直感的に悟った。

  • 304二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 00:27:25
  • 305122/02/03(木) 01:09:33

    わたしは両親の幻覚が見えたのです。…その時に直感的に相手を苦しめてはダメだと…そう思ったのです。そして、以前、殿下とお話ししていた時に…殿下が復讐鬼としての一面を見せたことがあったのです。…わたしはその時の殿下と重ね合わせたのかもしれません。
    イングリット「それは…」
    …わたしには相手を必要以上に痛めつけて殺すということが出来ませんでした。そんな、殺し方をすればこの手で妹を撫でてやることはもう出来ません。…既にわたしの手は血に塗れていますが、それは一線を超えてしまうと…そう思ったのです。
    イングリット「エムレ…撫でてあげますよ。」
    …え?その…恥ずかしいです…。
    イングリット「いいんです。…あなたは早くに両親を亡くし、妹さんと二人きりで暮らしてきたのですよね。…あなたは甘えることを知らないんです。…もっと、誰かに甘えていいんですよ。そんなあなたを責める人はこの世に一人もいないんですから…。」
    …ッ…ぐすっ…ひぐっ…。
    イングリット「よしよし…。」
    エムレはそのまましばらくの間泣き続けていた。

    ベレト「イングリット?エムレは…。」
    イングリット「このまま、自室に連れて行ってあげようと思います。…眠ってしまいました。」
    …すぅ…すぅ…父…さん…母…さん…。
    ベレト「エムレは、ずっと誰かに甘えることが出来ずに育ってきたのだな。」
    ベレト「でも、今の寝顔を見れば分かることが一つだけある。…もう、彼女が道を踏み外すことは二度とないよ。」
    ———————————————————
    〜???〜
    リシテア「…あれ…わたしは…まだ…生きて…。」
    ???「…リシテア。目を閉じたまま聞きなさい。目を開けては駄目よ?」
    ???「…貴方の拘束は外してある。このまま、大修道院に向かいなさい。ここは…帝都アンヴァルの地下よ。」
    ???「大修道院に戻ったら、あとは貴方の好きにしなさい。…もう奴らのことを必要以上に探っては駄目よ?これ以上は貴方を守ってあげられそうにないから…。」
    リシテア「…あんた…まさか…!?」
    ???「さあ?誰かしらね。貴方の知らない人かもしれないわよ?…このまま帝都アンヴァルの入り口まで連れて行くわ。必ず真っ直ぐ帰りなさいね。」

  • 306122/02/03(木) 01:26:30

    〜大聖堂〜

    ディミトリ「…違う…。違うんだ。…なあ、エル…。君じゃないだろ?君が俺の大切な人たちを…。」


    フェリクス「おい、先生。あれはなんだ?」

    ベレト「短剣を拾ってから、ああなってしまった。…自分も分からない。」

    フェリクス「…先生、お前はもう大丈夫なのか?…ジェラルト殿のことだ。」

    ベレト「…いつまでも悲しんでいては父も悲しむからな。…もう大丈夫だ。心配してくれてありがとう。」

    フェリクス「…そうか…。」


    エーデルガルト「…貴方たちここで何をしているの?」

    ディミトリ「…エーデルガルト…!」

    エーデルガルト「…どうしたの。そんなに大声を出して。」

    ディミトリ「…君が俺の大切な人たちを奪ったのか?」

    エーデルガルト「…私が何故そんなことをしなければならないのかしら?」

    ディミトリ「…そう…だよな。…すまない。」

    エーデルガルト「…ディミトリ。…貴方は貴方の望む未来を切り拓きなさい。」

    ディミトリ「…!それは…!」

    エーデルガルト「ある少年からの受け売りよ。…どうしてか、今の貴方がその少年と重なって見えたから。…その少年の言葉に私は助けられたの。」

    ディミトリ「…そう…か。…その…感謝…する。」

    エーデルガルト「別に感謝されることでもないわ。それでは私はこれで失礼するわね。…先生たちは今節の課題があるのでしょう?頑張りなさい。」


    ディミトリ「…なあ、先生。エーデルガルトが俺の大切な人たちを奪うわけがないよな…。彼女は…俺の…。」

    ベレト「そうだな…。」

    ———————————————————

    エムレは>>308に来たが、>>310が先着として来ていたようだ。

  • 307二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 01:51:32

    大聖堂

  • 308二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:26:22

    温室

  • 309二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 06:50:00

    シルヴァン

  • 310二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 07:05:50

    ベレト

  • 311122/02/03(木) 08:09:01

    〜温室〜

    ベレト「……。」

    先生…こんにちは。

    ベレト「…エムレ、大丈夫か?」

    はい…もう迷いませんから。…大丈夫です。

    ベレト「…ふっ…そうか。」

    その花は…?

    ベレト「母が生前に好きだったという花だ。…父の墓前にも供えようと思っていてな。」

    わたしも供えていいでしょうか?

    ベレト「もちろんだ。…改めて言う。君は本当に優しい人間だ。それだけは保証する。…冷酷で無慈悲な人間は人の為にあそこまで怒りを露わにしないし、亡くなった人に花を供えることもしないし、自分のことで心が壊れそうになるくらいまで思い悩むこともない。…それはディミトリも、同じだ。」

    …そう…なの…ですか。ありがとうございます。

    ベレト「ところで、君は炎帝の正体は誰だと思う?…ディミトリはエーデルガルトだと思ってしまっているみたいだが、まだ確証は掴めていない。だから…まだ踏み止まれているといえる。」

    エムレは>>313と答えた。

  • 312二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 08:10:58

    女性かなとは思う

  • 313二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 08:20:10

    分からない。でも、あの人も何か悩んでる様に見えます。

  • 314122/02/03(木) 08:50:06

    分かりません…。でも、炎帝も何か思うところがあるのだと思います。
    ベレト「…君はルミール村での悲劇や父の殺害は炎帝が仕組んだことだと思っているか?」
    …いいえ、違う気がします。それに、ジェラルトさんの死はわたしに責任がありますから。
    ベレト「…それは何故だ?」
    …実はあのクロニエとわたしはガルグ=マクの街で交戦したんです。…リシテアさんと一緒に…。
    ベレト「…!」
    あの時に彼女を仕留めていれば、ジェラルトさんが亡くなることはなかったのです。…ごめんなさい。…それにわたしは…
    ベレト「またそうやって自分を責める。…父を殺したのはクロニエだ。君が責任を感じる必要なんて何一つないんだ。」
    いいえ、これはわたしの責任です。それから逃れることはわたし自身が許しません。
    ベレト「…ならば、その責任に押しつぶされないようにな。」
    ベレト「君も炎帝の正体に確証は持てていないか…。もし、エーデルガルトが炎帝だったなら、ディミトリは…」
    ———————————————————
    〜聖墓〜
    レア「改めて、ここが聖墓です。あなたたちは既に存じていると思いますが…。」
    ベレト「その件は申し訳ない…。」
    レア「良いのです。…ベレト、あの玉座に見覚えはありますか?」
    ベレト「…」
    レア「あれは神祖ソティスが座したと言われている玉座。…ベレト、玉座に座りなさい。必ずや女神の啓示があるでしょう。」
    ディミトリ「…………………。」
    ドゥドゥー「殿下。顔色が優れませんが、しっかりと睡眠を摂ってくださいね。」
    ディミトリ「あ…あ。」
    ベレトが玉座に座った。
    レア「どうです…何か…。」
    ベレト「…何もないな。」
    レア「…あと一歩のところまで来ているはず…一体何が足りないと…。」
    ディミトリ「…誰だ!」

    メトジェイ「ここまでの案内ご苦労!ここに眠るものは全て我ら帝国軍が頂く!」
    炎帝「…そういうことだ。大司教レア。」

  • 315122/02/03(木) 08:58:18

    ドゥドゥー「帝国軍が…何故ここに…。」

    フェリクス「フッ、炎帝と帝国が繋がっていたというわけか…面白い。」

    イングリット「これまでの騒動は全てあなたが…。」

    炎帝「そうだ。」

    炎帝が話している途中でディミトリが槍を投げつけた。

    炎帝「…血気盛んだな。そこまで、頭に血が昇っていれば、まともな判断も出来ぬか。」

    ディミトリ「…貴様は生者のみならず、死者までも辱めるのか…。…ダスカーの時のように己のためにまた踏み躙るのか…!」

    炎帝「知ったことではないな。」

    ディミトリ「はッ…そうか…貴様のような人面獣心の外道とまともな言葉を交わせるとは思っていなかったが…ここまでとはな。…貴様の首を父や継母の墓前に供えてやる…。」

    レア「…神聖な墓所を踏み荒らした罪はその命であがなってもらいます!ベレト、あの叛徒どもを滅ぼすのです!」


    ディミトリ「…紋章石を奪う気か…。可能な限り取り返せ。…棺の近くに屯している奴を殺せば、取り返せるはずだ。」

    ベレト「…まずは紋章石を取り返すぞ。」


    次の展開>>317

  • 316二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 09:04:12

    加速

  • 317二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 09:40:16

    順当に紋章石を取り返していくが、炎帝に近づくにつれ敵の数も増え拮抗する
    しかしそこは1度聖墓で戦ったことのある青獅子が徐々に有利に

  • 318122/02/03(木) 10:05:03

    帝国兵「ぎゃあっ!」

    ベレト「…まずは一つか。」


    帝国兵「…ぐあっ…化け…物め…」

    ディミトリ「…邪魔だ。」

    ディミトリがそのまま首をへし折った。

    ディミトリ「…紋章石か。」


    メルセデス「うーん…彼らはこの紋章石で何をするつもりなのかしら…。」

    シルヴァン「さあな…。何か生み出したりするんじゃないのか?例えば…礼拝堂の時みたいに…。」

    アッシュ「…そんなことを…。」


    炎帝に近づくにつれて敵の数が多くなってきました…。

    フェリクス「それだけ、斬りがいのある奴らが集まってきたということだ。」

    ドロテア「フェリクスくんは相変わらずですね…。」

    メトジェイ「けっへっへっへ…。さあて、どう料理してやろうか…。」

    メトジェイが三人の前に立ちはだかった。

    この人はわたしに任せてお二人は紋章石を…!

    フェリクス「…フン…死ぬなよ。」

    ドロテア「貴女なら負けないと思うけど、頑張ってね!」

    さて…わたしが相手になりますよ。

    メトジェイ「何だ、このガキ…。あっさりと殺してしまうのもつまらないが…まあいい。」


    ディミトリ「…炎帝。一言詫びればその首を刎ねて、帝都に晒すだけで済ませてやるぞ。」

    炎帝「…愚かな、貴様如きに出来るはずがなかろう。」

    ディミトリ「…だろうな。ならば父や継母、グレンと同じ苦しみを与えてから、殺してやる。」

    結果>>320

  • 319二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 10:08:59

    死神騎士と渡り合えるエレムにメトジェイが叶うはずもなくあっさり倒される
    ディミトリと炎帝の戦いはディミトリが押されるが援護に入ったラファエルが炎帝の仮面を殴り飛ばし…

  • 320二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 10:14:11
  • 321122/02/03(木) 11:30:03

    メトジェイ「ま、待ってくれ!お、俺が悪かった!だから…」
    …終わりです。
    メトジェイ「…げはっ!…俺はあいつの命令で…。」
    …殿下たちの元へ急がねば…!

    ディミトリ「…貴様…殺す!」
    炎帝「そのように力任せでは我に叶うはずもない。」
    ディミトリが炎帝に押されている。
    ディミトリ「…はッ…。貴様はこの力を…ダスカーでの殺戮で得たというわけか…。なあ…その力を…存分に振るえて楽しいか?…いや、さぞ愉快な気分なのだろうなあ?」
    炎帝「…小煩き者よ。いい加減黙って戦えぬのか…。」

    ラファエル「おーい!ディミトリくん!オデも加勢するぞ!」
    ディミトリ「…ラファエル。待て、奴は…!」
    炎帝「…ちっ…邪魔を…。」
    ラファエル「うおおおお!」
    ラファエルが炎帝の顔を捉えたのだった。
    そして炎帝の仮面が…外れた。
    ディミトリ「……………!」

    ディミトリ「はは…ははは…あははははははっ!!」
    ラファエル「…ディミ…トリくん?」
    エーデルガルト「…」
    ディミトリ「こんなことがあるか!?あはははっ!!」
    ディミトリ「探したぞ…!俺から全てを奪った者を…!…その首を帝都に…いやフォドラ全土に晒してやるッ!!」
    エーデルガルト「…くっ…。」
    ディミトリが炎帝…エーデルガルトの斧を素手で掴みそのまま叩き壊したのだった。

  • 322122/02/03(木) 11:43:30

    ディミトリがエーデルガルトの首を押さえつけている。

    ディミトリ「…貴様の首を捻じ切る前に一つ聞きたいことがある。」
    エーデルガルト「…私の邪魔を…しないで。」
    ディミトリ「…貴様に口を開く許可は与えたつもりはない。…炎帝…いやエーデルガルト。何故あんな惨劇を引き起こした?」
    エーデルガルト「…貴方には…関係の…ないことよ。」
    殿下…。あのままだとエーデルガルトさんを…。
    ベレト「間違いなく殺す。あのまま首を引き抜くつもりだ。」
    ディミトリ「…そうか。ならば、最後にもう一つ聞きたい。」
    ディミトリは一瞬だけ憎悪を込めるのをやめ…
    ディミトリ「なあ…エル。…何故…君は…俺に…あの言葉を…?」
    優しい声色で問いただした。
    エーデルガルト「…ディミ…トリ…。貴…方は…やはり…。」
    そして、再び憎悪を込めて…
    ディミトリ「…話しは終わりだ。このまま首を捻じ切ってやる。…ようやく俺は…。」
    エーデルガルト「…うっ…。」
    殿下!危険です!!
    ディミトリ「がはっ…!」
    エーデルガルトの首に手を掛けていたディミトリに魔法が直撃したのだった。

    ヒューベルト「エーデルガルト様。ご無事ですか?」
    エーデルガルト「…ええ…。助かったわ、ヒューベルト。」
    ディミトリ「…貴…様…ら…!殺す…!」
    ディミトリは負傷しながらも、執念で立ち上がっていた。
    ヒューベルト「おや、まだ立てるとは。かなりの魔力と殺意を込めて放ったのですがな。とどめを刺しておきましょうか?」
    エーデルガルト「…いえ、今は退きましょう。…ヒューベルト。」
    エーデルガルトたちが転移魔法で姿を消したのだった。

  • 323122/02/03(木) 11:56:08

    レア「…あの逆徒たちは必ず滅ぼさねばなりません。…許しはしない…!」
    レア「…ベレト。上に戻って今後の方針を決めましょう。」

    ディミトリ「…エーデル、ガルト…。…。」
    ディミトリはそのまま倒れてしまった。
    フレン「ディミトリさん!?気を確かに持たれて!」
    メルセデス「早く治療してあげないと…。先生、レア様、私たちは先に上に戻ります。」
    レア「構いませんよ。どうか早くディミトリの治療を…。」
    ベレト「…レア。あなたは何を考えている?」
    レア「…え?…私は…。いえ…あなたは亡きジェラルトから私を信用しないようにと言われているのでしょう?…でも、私はあなたがどう思おうとあなたの味方です。それだけは覚えておいてほしい…。」
    ベレト「……。」
    ———————————————————
    〜白雲の章 孤月の節(3月)〜
    聖墓での炎帝たちの襲撃ののち、アドラステア帝国が宣戦した。セイロス聖教会並びにそれに協力する諸侯に対して。こうして…長き戦乱の世が幕を開けることとなった。あと二週間後には帝国軍がガルグ=マクに攻め寄せてくる。
    ———————————————————
    〜謁見の間〜
    セテス「ベレト。私やフレン、セイロス騎士団の面々は皆、君の味方だ。」
    ベレト「ありがとう。」
    セテス「ふっ…感謝しなくともよい。私は君たちには返しきれぬ恩があるのだからな。」
    セテス「それに前節、私と共にロディ海岸へと赴いたであろう?…私とフレンはそういうことなのだ。」
    ベレト「…レアは信じていいのだろうか。」
    セテス「…君がレアを信用できないのは分かる。だが、私や他のセイロス騎士団の面々は信じてほしい。」
    ベレト「…分かった。」

  • 324122/02/03(木) 11:57:56

    〜青獅子の学級・教室〜

    ドゥドゥー「…ドロテア。お前はどうするつもりなのだ?」

    イングリット「あなたは帝国出身…。祖国と敵対することになりますが…。」

    ドロテア「…>>326です。」

  • 325二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:06:44

    私は青獅子クラスの生徒です

  • 326二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:07:54

    当然、ここにいるみんなといる

  • 327122/02/03(木) 12:37:59

    ドロテア「当然、ここに居ますよ?だって、私は貴方たちの級友じゃないですか?」
    フェリクス「しかしな…。」
    シルヴァン「ドロテアちゃん。歌劇団の方はどうするつもりなんだ?…帝都アンヴァルに歌劇団の劇場があるんだろ?」
    ドロテア「…私がこっそりと帝都に戻って避難させます。エーデルちゃんに見つからないようにね。」
    ドロテアさん…本当にいいのですか?
    ドロテア「いいのよ。…これが私の選んだ道なのだから。」
    ラファエル「オデは一旦、妹の元へ帰るぞ。その後は…どうすっかな?」
    ディミトリ以外の青獅子の学級の皆が今後の方針について話し合っていると…

    「…はあっ…はあっ…」
    …誰ですか!?
    誰かが教室の外にいるのだ分かった。
    リシテア「…わたし…です。」
    なんとリシテアが帰ってきたのだった。
    リシテアさん!
    リシテア「エムレ…。心配させてごめんなさい。」
    エムレがリシテアを抱きしめたのだった。

    フェリクス「おい…その辺にしておけ。」
    リシテア「…ぐ…くるしい。」
    ご、ごめんなさい!あ…血が出ていますよ!
    リシテア「本当だ…ここに帰ってくるまでの間に怪我したのかもしれません。」
    ドロテア「リシテアちゃん。エムレちゃんが貴女のことを凄く心配していたのよ。…無事で良かったわ。」
    リシテア「…え…え。そう…ですね…。」
    リシテアが倒れてしまった。
    メルセデス「衰弱が激しいわ!早く、医務室に連れていってあげましょう!」

  • 328122/02/03(木) 12:44:27

    〜医務室〜

    ディミトリ「…………………。」

    リシテア「…………………。」

    ディミトリとリシテアが医務室で休息を取っていた。

    リシテア「…ディミトリ。」

    ディミトリ「…………………。」

    リシテア「いえ…今のあんたにはわたしの声なんて届かないでしょうね。」

    リシテア「…わたしが何故逃げ果せたのか分かりますか?」

    ディミトリ「………。」

    リシテア「…興味もないですか。ならば、あんたに話すことは何もありませんね。」


    ベレト「失礼する。」

    リシテア「先生!その髪色と瞳は…。」

    ベレト「女神が力を貸してくれたんだ。冗談ではない。」

    リシテア「分かっていますよ。…信じます。」

    ベレト「…リシテア、君はどうするつもりだ?もうまもなく戦争が始まる。」

    リシテア「>>330です。」

  • 329二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:47:16

    エムレ達と一緒に戦いたいです。

  • 330二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:47:58

    両親の元に帰ります

  • 331122/02/03(木) 12:58:39

    リシテア「…ガルグ=マクに帝国軍が侵攻してくるんですよね?その戦いには参加します。ですが…その後は両親の元に帰ります。」

    ベレト「…分かった。」

    リシテア「…はい、そのようにお願いします。」

    ———————————————————

    リシテア「エムレ、来てくれましたか。」

    どうしました、リシテアさん?

    リシテア「あんたには感謝しています。短い間でしたけど、わたしに色々と世話を焼いてくれて嬉しかったです。…わたしに姉様がいたらこんな感じだったのでしょうか。」

    …リシテアさん。

    リシテア「…わたしは両親の元に帰って、そこで余生を送るつもりです。…おそらく、もう二度とあんたたちの前に現れることはないでしょう。」

    余生…その言い振りだと長くは生きられないんですか?

    リシテア「…その通りです。あんたたちは5年後にここに集まるという約束をしたと先生から聞きました。でも、わたしは5年も生きられません。絶対に…。」

    リシテア「…エムレ、あんたに贈り物です。」

    リシテアは>>333を渡した。

  • 332二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:00:35

    リシテアの大切なお姫様の人形

  • 333二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:04:51
  • 334122/02/03(木) 13:23:29

    これはお姫様のお人形ですか?
    リシテア「わたしの大切なお人形です。でも、あんたにあげます。」
    預けるのではないのですか…?
    リシテア「違います、あなたにあげたいんです。…どうか、大切にしていただけると嬉しいです。そうすれば、わたしも安心して成仏できると思いますから。」
    …リシテアさん。
    リシテア「…エムレ、わたしが死んでも、誰かを恨んだり、憎んだりしないでくださいね。…これがわたしの運命だったのですから…。」
    ………うっ…うっ…。
    リシテア「泣かないで…ください。…これでは…どちらが…姉様か…分かりませんね…。」
    そうしているとクロードが医務室に入ってきた。
    クロード「…話しは終わったか?」
    リシテア「クロード。すみません、わたしはここまでのようですから。」
    クロード「……ああ、分かってるさ。……俺が盟主になったら、せめてお前の両親とコーデリア領民が幸せに暮らせるように取り計らおう。……すまん、リシテア。」
    リシテア「…ありがとうございます。ですが、今節の戦いには参加させてください。これが、わたしの最後の戦いですから。」
    クロードとエムレは医務室を出た。
    ディミトリ「…………………。」
    リシテア「…ディミトリ。今から死にゆくわたしの言葉がどこまであんたに響くかは分かりません。…でも、覚えておいてください。…復讐や報復などは、今を生きる人々に悲しみを生みます。必ず…。」
    ディミトリ「……ならば、死者はどうなる?……お前には何も分かるまい。」
    リシテア「分かりませんね。わたしはまだ死んでいませんから。」

  • 335122/02/03(木) 13:33:24

    ドゥドゥー「……。」

    ドゥドゥーさん…。

    ドゥドゥー「…エムレ。殿下のご様子は?」

    エーデルガルトさんのことばかり口走っています。

    ドゥドゥー「だろうな…。おれとてあの女は憎い。…あの女が『ダスカーの悲劇』を仕組まなければ、殿下のご家族や大切な人々…そして、おれの同胞は死なずに済んだのだからな。」

    ドゥドゥー「エムレ。もし…だ。もし、おれが死んだら、お前も殿下のことを気にかけてあげてほしい。…あの方は一人でなんでも抱え込んでしまう。」

    ドゥドゥーさん…生きるのです。必ず…!

    ドゥドゥー「エムレ…。そうだな…殿下のお命が尽きるその時までおれは、あの方を支えると誓った。この誓いを破るわけにはいかないな。」

    ドゥドゥー「…もうまもなく、帝国軍の到来日だ。準備を進めておいてくれ。」

    ———————————————————

    〜大聖堂〜

    ディミトリ「…父上…グレン…継母上…そんな顔をなさらないでください…。ようやく、仇を見つけたのですから…。」

    あの…殿下。

    ディミトリの返事は>>337

  • 336二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 14:33:22

    エムレの声が全く聞こえない様子で返事がない

  • 337二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 14:39:23

    エムレの前では前みたいに振る舞う

  • 338122/02/03(木) 15:13:43

    ディミトリ「…エムレ?どうしたんだ?」
    大丈夫ですか…?
    ディミトリ「俺は大丈夫だ。その、お前は平気なのか?…ソロン、クロニエの一件と今節のリシテアのことでだ。俺はお前が心配だ。…無理はしていないか?辛いなら俺や先生に言ってくれればいい。」
    はい…平気です。ご心配していただきありがとうございます。
    ディミトリ「そうか…それなら良かった。そうだな…久しぶりに俺と手合わせでもするか?…それとも、食堂でも行こうか?…お前は食べるのが好きだったからな。」
    ………。
    ディミトリ「ああ…それとも今節の戦いのことか。大丈夫だ、準備は出来ている。例え、帝国軍が攻め寄せようとも、このガルグ=マクを奴らには奪わせないさ。」
    ディミトリが無理して、以前のように振る舞っているのはエムレにはすぐ分かった。…本当はエーデルガルトのことが憎くて仕方がないということは誰もが分かっているのに。
    …殿下…屈んでください。
    ディミトリ「…?」
    エムレはそのままディミトリの頭を撫でたのだった。
    ディミトリ「どうしたんだ、急に…。」
    …わたしなどが申し上げるのも心苦しいのですが…どうか一人で抱え込まないでください。……。
    ディミトリ「お前が悲しむ必要はないんだ…。…これは俺がやらなければならないことなんだ。お前たちを巻き込むことは出来ない。…分かってくれ。」
    ……。
    ———————————————————
    〜大広間〜
    カトリーヌ「ベレト、いよいよ帝国軍が攻め寄せてくる。だが…状況は最悪だ。…アイツはずっと前からこの戦争のための準備をしていたんだろう。後手に回ったアタシらではどうにもならないかもしれない。」
    ベレト「それでも、エーデルガルトを退けねばならない。」
    ディミトリ「…退ける?違う、彼女をここで討ち取ればいいんだ。…そうすれば、無駄な犠牲は出ないからな。」
    フェリクス「それが出来ればいいんだがな…。」
    ドゥドゥー「この戦いにはレア様自ら出陣なされる。…そうだな、カトリーヌ殿。」
    カトリーヌ「ああ…だが、レア様に頼りっきりというわけにはいかない。」

  • 339122/02/03(木) 15:22:25

    アロイス「さて、先生。号令をかけてくれ!貴殿の命に私たちは従おう!」

    ベレト「…必ず勝って生き残るぞ。」

    シルヴァン「当たり前ですよ。俺はまだ死ぬわけにはいかないんでね。」

    アネット「みんなで、この大切なガルグ=マクを守ろうね!」

    メルセデス「ええ…そうよね…。」

    リシテアさん…本当に手を貸してくれるのですか?

    リシテア「言いましたよね?わたしは最後にあなたと先生の為にこの力を振るうと。」

    …ありがとうございます。

    ディミトリ「…さて、行こう先生。エーデルガルトの首をへし折って、この戦いに勝たねばならないからな。」

    ———————————————————

    〜ガルグ=マク外郭〜

    ディミトリ「砦から、援兵を呼んでいるのは…死神騎士とヒューベルトだな。まずは、奴らから排除しよう。」

    ドゥドゥー「レア様に敵を近づけさせないようにな。それに…ここが最後の防衛線となる。ここを突破されれば、おれたちの負けだ。」

    次の展開>>341

  • 340二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 15:32:46

    加速

  • 341二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 15:50:18

    ドゥドゥーとアネットでヒューベルト、イングリットとメルセデスで死神騎士の相手
    ディミトリとエレムとベレトはエーデルガルトに、他の青獅子は増援で来る将軍に備える

  • 342122/02/03(木) 16:25:13

    ドゥドゥー「ヒューベルト。」
    ヒューベルト「おや、ドゥドゥー殿ではありませんか。…ディミトリ王子のお側を離れてもよろしいのですか?」
    ドゥドゥー「…あのお方には、先生たちが付いている。…お前が心配しなくともな。」
    ヒューベルト「左様ですか。…これ以上の話は野暮ですな。…今は互いの信ずるものの為に戦いましょう。」
    ドゥドゥー「ああ、覚悟しろ。」
    アネット「ドゥドゥー、あたしも戦うよ。」
    ドゥドゥー「アネット、感謝する。」

    メルセデス「あなた、私のことを知っているのかしら?」
    死神騎士「…さあな。」
    イングリット「死神騎士!ここは退きなさい!」
    死神騎士「出来ぬな…。俺の目的はセイロス騎士団の殲滅…。貴様らを皆殺しにするまでは止まらぬ…。」
    メルセデス「まあ…!怖いわ〜。…でも、私たちは易々と殺されるわけにはいかないのよね…。覚悟して頂戴。」

    フェリクス「…俺たちは帝国兵や魔獣たちを倒すぞ。…フッ…腕が鳴るな。」
    フレン「わたくしは皆様の援護をしますわ!お怪我なさったら、わたくしの所へ!」
    アッシュ「みんな!あの砲台には気をつけてくださいね!」
    ラファエル「うお!石が飛んできたぞ!アッシュくん、ありがとな!」
    ドロテア「あちらからは矢が飛んできているわね。はあっ!」
    リシテア「せやあっ!」
    ドロテアとリシテアが矢を焼き切った。
    シルヴァン「しっかし…殿下は何処へ…。いや…決まっているか。」
    セテス「皆の者!まもなく、帝国の将軍二名が現れるとの報告を受けている!備えるのだ!」
    ———————————————————
    エーデルガルト「…来たわね、ディミトリ。」
    ディミトリ「…待ち侘びていたぞ。貴様をこの手で殺せるこの瞬間を…!」

  • 343122/02/03(木) 16:36:49

    ベレト「待て、ディミトリ。」

    待ってください!殿下…!

    ディミトリ「………っ…。お前たち…。」

    ベレト「先走るな…それで、何が起きたのか忘れていないだろう?」

    ディミトリ「…エムレが深傷を負った。…すまない、少し頭を冷やそう。」

    エーデルガルトさん、一つ聞きたいことがあります。

    エーデルガルト「何かしら?」

    リシテアさんをどうして助けたのですか?

    エーデルガルト「…何故、私だと思うのかしら?」

    リシテアさんからそうではないかと聞きましたから。

    エーデルガルト「……さあ?私ではない別の誰かでしょう。…もういいかしら?」

    一瞬言い淀んだのをエムレは見逃さなかった。リシテアを助けたのはエーデルガルトだという確信を持てただけで十分だ。

    エーデルガルトさん、リシテアさんを助けていただきありがとうございました。

    エーデルガルト「…さっさとかかってきなさい!」

    ディミトリ「ああ…覚悟しろ。…炎帝…いや…エーデルガルト…!」


    ランドルフ「陛下!私たちも共に戦います!」

    ラディスラヴァ「ガルグ=マク大修道院を陥落させるのです!」

    ランドルフとラディスラヴァ、二名の帝国の将軍が現れた。

    レア「皆!敵の将軍が二名現れました!そちらの対処を…!」

    シルヴァン「来ちまったか…。俺たちであの二人を抑えるぞ!」

    フェリクス「言われなくとも分かっている。…久しぶりに楽しめそうだ。」

    シルヴァンたちは他の帝国兵を一先ず、蹴散らし、二人の将軍の方へと向かった。

    次の展開>>345

  • 344二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 16:57:36

    ランドルフとシルヴァン、ラディスラヴァとフェリクスが互角の戦いになる
    ドゥドゥーはアネットが踊って連続行動てわヒューベルトを退ける
    死神騎士の方はイングリット達では追い込まれるが苦し紛れのイングリットの槍が兜を弾き飛ばし…
    エーデルガルトは三人係りで普通に押されている

  • 345二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 17:08:04
  • 346二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 17:09:12
  • 347122/02/03(木) 17:29:18

    シルヴァン「おっと…危ねえな!」
    ランドルフに向けて破裂の槍を突き出すが…
    ランドルフ「…これは受けてはいけないな。ふっ!」
    身を翻して交わした。
    シルヴァン「帝国の将軍様ねえ…。やるじゃないか。」
    ランドルフ「貴様のその槍…。ゴーティエ家の者だな。俺が手柄を立てるための相手としては不足なしだな。」

    ラディスラヴァ「くっ…早い…!」
    フェリクス「当たり前だ。あんたは斧、俺は剣だからな。」
    フェリクスがラディスラヴァに猛攻を仕掛けているが…。
    ラディスラヴァ「甘くみないでいただきたい!」
    フェリクス「…!」
    ラディスラヴァの斧がフェリクスの剣を捉えたのだった。
    フェリクス「…やるな。」
    ラディスラヴァ「あなた、士官学校の生徒でしょう?その腕前はお見事です。」

    アッシュ「あの二人はフェリクスたちが戦ってくれていますね…。僕たちは魔獣を…!」
    リシテア「…はあ…はあ。体力がもう…持ちません。」
    ドロテア「リシテアちゃん。貴女は下がっていてもいいのよ?」
    ラファエル「そうだぞ。お前はまだ、回復し切ってねえんだからよ。」
    リシテア「…そうは行きません。…彼女のためにわたしは最後まで戦うと決めたのですから…。」
    フレン「ま!しつこい、魔獣たちですわね!」
    セテス「フレン…!?後ろだ!」
    フレン「え…きゃあっ!」
    魔獣がフレンに攻撃を仕掛けたのだった。
    レア「フレン。怪我はありませんか?」
    フレン「レア様…感謝いたしますわ。」
    レアが魔獣を一閃していた。
    魔獣「ゴ…オ………。」

  • 348122/02/03(木) 17:44:02

    ドゥドゥー「ヒューベルトの魔法が厄介だ。…おれでは耐えきれないな。」
    アネット「ねえ、ドゥドゥー。あたしが踊るから、ヒューベルトが魔法を放った隙を狙って?」
    ドゥドゥー「分かった。」
    ヒューベルト「何をこそこそ話しているのか知りませんが、貴殿らはここで始末いたしますよ。…さようなら、ドゥドゥー殿。」
    ドゥドゥーがヒューベルトの魔法を…
    ドゥドゥー「くっ…。」
    なんとか避けた。そして…
    ヒューベルト「馬鹿な…!」
    ドゥドゥー「うおおおおっ!!」
    ヒューベルトを吹き飛ばしたのだった。
    ヒューベルト「チッ…これ以上の戦闘の継続は不可能ですか…。陛下、申し訳ありません…。私は撤退します。」
    ドゥドゥー「ヒューベルトが退いていくな…。おれたちが勝ったみたいだ。」
    アネット「本当?やったね!」
    シャミア「君たち助かる。ヒューベルトを倒してくれたおかげで私たちも加勢できる。」
    ドゥドゥー「シャミア殿。感謝する。」
    シャミア「構わん。私は先生に雇われているからな。」

    イングリット「つ、強い…。」
    死神騎士「…貴様では俺の相手は務まらん…。俺の逸楽は何処だ…。」
    メルセデス「死神騎士!私もいるのよ!」
    メルセデスが魔法を放った。
    死神騎士「俺は貴様を殺す気はない…。」
    イングリット「…これでどうです!」
    イングリットが死神騎士の隙を突き、ルーンを振るった。
    死神騎士「……!」カラン!
    それにより死神騎士の兜が外れた。
    メルセデス「やっぱり…あなただったのね…。…エミール…。」
    死神騎士「………。」
    イングリット「知り合いなのですか?」
    メルセデス「ええ…私の大切な…」

  • 349122/02/03(木) 17:58:28

    エーデルガルト「…ディミトリ。貴方は私の首にしか興味がないのかしら?」
    ディミトリ「…畜生の分際で人間のような口をきくな。…俺は貴様を殺すためだけに生きてきた。」
    エーデルガルト「…貴方は貴方の望む未来を切り拓くつもりはないのね。」
    ディミトリ「俺の未来か?それは貴様を殺した先にしかない。」
    ディミトリ「それで貴様は他者の未来を奪ったのか?…己の欲を満たす為だけに…!」
    エーデルガルト「己の欲?…知った風な口を聞くなよ。」
    ディミトリ「それが貴様の本性か?あははははっっ!!傑作だ!」
    ディミトリとエーデルガルトが死闘を繰り広げている。しかし…
    ベレト「エーデルガルト、ここは戦場だ。卑怯とは言わないだろう?」
    エーデルガルトさん、覚悟してください。
    エーデルガルト「…くっ…流石に三人の攻撃を捌くことは出来ないわね…。うっ…」
    エムレの攻撃がエーデルガルトの鎧ごと肌を斬り裂いたのだった。
    ディミトリ「貴様にも綺麗な赤い血が流れているのだな。…もっと濁った色をしているのかと思っていたぞ。」
    エーデルガルト「…タレスたちの軍勢がまもなく来る。貴方たちはそれに潰されるでしょうね。精々、最後まで粘ることよ。」
    エーデルガルトが撤退したようだ。
    ディミトリ「また…逃したか…。逃げ足だけは早い女だ。」

    レア「…あれは…!?」

  • 350122/02/03(木) 18:09:17

    大量の魔獣たちが城郭を破って侵入してきたのだった。
    レア「…ベレト!」
    レアが大声で呼んでいる。
    レア「…よく聞きなさい!あなたは、生徒たちの引率をするのです!…早くしなさい!」
    ベレト「分かった!君たち急ぐぞ!」
    ディミトリ「ああ…分かった、先生。」
    はい、分かりました。

    レア「もう、赤き谷の惨劇は繰り返させはしません。グオオオオッッ!!」
    突如けたたましい咆哮が鳴り響いたのだった。
    クロード「おいおい、嘘だろ!なんだあの竜は!?」
    白きもの「ギャオオオオッッ!!」
    謎の竜が魔獣たちを相手取っている。
    ベレト「急げ!早く避難を…。」
    ベレトが生徒たちを避難させていると…
    タレス「ディミトリよ。ここで死んでもらうぞ。…貴様には摂政リュファスを殺したという罪があるのだからな。」
    ディミトリに魔法が飛んできたのだった。
    ディミトリ「…しまった!」
    ベレト「ぐっ…!」
    ベレトが寸前の所で止めに入った!
    ベレト「そこで突っ立ているなディミトリ…!早く行け!」
    ディミトリ「しかし…」
    ベレト「早くしろ!」
    タレス「貴様とはいえ、受け止めきれまい。…貴様の血や心臓を頂きたかったが、仕方がない。そのまま、骸を晒すがよいわ。」
    ベレト「…皆、すまない。」
    ベレトが闇魔法に飲み込まれたのだった…。
    ディミトリ「先生ーーっっ!!」

  • 351122/02/03(木) 18:15:44

    ガルグ=マク大修道院はアドラステア帝国によって陥落。その結果、大司教レアは行方知れずとなった。そして、長い戦乱の世が幕を開けることとなったのだった…。

    ———————————————————

    〜蒼月の章 星辰の節(12月)〜

    そして…5年…。

    エムレは大修道院へと歩を進めていたのだった。

    この5年の間にディミトリの処刑…ファーガス公国の誕生など様々な出来事があったのだ。


    殿下…あなたは死んでしまったのでしょうか?そんなわけがないですよね…。

    エムレはそう言いながら、大修道院へと向かった。

    この5年間に、エムレは>>353をしていた。

  • 352二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 18:23:25

    このレスは削除されています

  • 353二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 18:25:28

    ガラテア領の騎士になっていた

  • 354122/02/03(木) 19:05:52

    エムレはガラテア領の騎士となっていた。
    イングリットたちと共にコルネリア率いるファーガス公国と戦闘を繰り広げていたのだった。
    ———————————————————
    1年前
    イングリット「…エムレ。今しがた、コーデリア伯からあなたに宛てた手紙が届きましたよ。」
    …コーデリア伯…まさか!?
    イングリット「………。」
    コーデリア伯の手紙には二通入っていた。一通はコーデリア伯からの、そして、もう一通は…
    リシテアさんからの…?
    エムレはリシテアからの手紙を読み進めていった。
    〜エムレへ〜
     リシテアです。あなたがこの手紙を読んでいるということは、わたしはこの世にはいないでしょう。…以前、わたしが紋章を入れる実験があるという話をしましたよね?わたしもあの実験の被験者です。…わたしに実験を施したのはソロン、クロニエたちの仲間です。…わたしのような犠牲者を二度と産まないためにも、彼らを滅ぼしてくれると嬉しいです。…復讐を促しているわけではありませんよ?…最後に、あなたに言いたいことがあります。あなたはわたしのように一人で何でもこなそうとしていないですか?…そんなことをする必要はありません。もっと、みんなを頼ってください。あなたに頼られて嫌がるような人はあなたの近くにはいないですから。…エムレ、短い間でしたが本当にありがとうございました。わたしの分まで長生きしてくださいね。
    〜リシテアより〜

    コーデリア伯からの手紙は、リシテアの訃報を伝えること、リシテアと友好を築いてくれてありがとうとのことだった。
    イングリット「…私はこれで失礼しますね。」
    …………。
    「姉さん?…リシテアさんからの手紙なんだね…。」
    …そうだよ。………。
    エムレはしばらくの間泣き続けたのだった。
    ———————————————————
    リシテアさん…あなたの願いは叶えますから。
    イングリット「…まもなく大修道院に到着するころですね。…殿下と先生は来てくれているのでしょうか…。」

  • 355122/02/03(木) 19:09:39

    「…おぬしの体は既に癒えておる。自分の足で立てるじゃろう?ほれ!…あれから、5年…。フォドラの大地は槍に突かれ、矢を撃たれ、多くの人々が血を流し泣いておる…。この戦乱の世を終わらせる為にはおぬしの力が必要なのじゃ…。」

    ———————————————————

    ベレト「…ここは…。」

    ベレトは>>357で目を覚ましたのだった。

  • 356二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:10:52

    帝国軍の本拠地

  • 357二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:12:42

    アンナの家

  • 358二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:12:43

    このレスは削除されています

  • 359122/02/03(木) 19:28:48

    〜アンナの家〜

    ベレト「…ここは…。」

    アンナ「先生!目が覚めたのね。」

    ベレト「あなたは行商の…。」

    アンナ「そうよ!私はアンナよ。」

    アンナ「昨日、近くの森を歩いていたら、あなたが倒れていたのよ!…ところで、今までどこにいたの?」

    ベレト「…分からない。」

    アンナ「…うーん…。不思議ね。」

    ベレト「今はいつ?」

    アンナ「戦争が始まってから、かれこれ5年。今は星辰の節よ。」

    ベレト「…ガルグ=マクに行かなければ。」

    アンナ「ちょ、ちょっと!?いきなり!?しかも、あそこは盗賊の根城になっているのよ!」

    ベレト「生徒たちが待っているからな。」

    アンナ「もうどうなっても知らないわよ!…ああ!もう、私も一緒に行くわよ!」

    ベレト「…感謝する。」

    ベレトはアンナと共に大修道院へと向かった。

    ———————————————————

    〜女神の塔〜

    ベレト「ディミトリはいないのか…。」

    「誰だ、貴様は…。俺の視界に入るな。」

    ベレト「…お前は…!」

    ベレト「ディミトリ…?」

    ディミトリ「…先生…なのか?お前まで、俺に無念を果たせというのか…。安心しろ…必ずあの畜生どもを血祭りにあげてやるから…。」

    ベレト「…死んでいない、生きているよ。」

    ディミトリ「…それならば、今更何をしに来たというのだ…。そうか、貴様も俺の命を狙ってここに来たのか…。ならばッ!」

    なんと、ディミトリが襲いかかって来た。

    ディミトリ「貴様から引き裂いてやる…!覚悟しろ…ベレト!」

    ベレト「くっ…ディミトリ…!待て!」

    どうすれば…>>361

  • 360二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:33:17

    ksk

  • 361二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:35:07

    剣を捨てて受け止める

  • 362122/02/03(木) 20:02:15

    ベレト「…ディミトリ。」カラン!

    ベレトは剣を置いたのだった。

    ディミトリ「…貴様…!なぜ死を選ぶ…!」

    ディミトリが一瞬躊躇ったのを見て…

    ディミトリ「…避けた…。」

    ベレトは寸前でディミトリの攻撃を躱し…そして…

    ディミトリ「…何をしている…?」

    ベレト「…ただいま、ディミトリ。」

    ベレトはディミトリを優しく受け止めたのだった。

    ディミトリ「…そうか…。」

    ディミトリは落ち着いたようだ。


    ベレト「あれから…何が…」

    ディミトリ「どうでもいいだろう。些末なことだ。先生、ここに来るまでに匂いがしただろう?」

    ベレト「…匂い?」

    ディミトリ「…薄汚い獣畜どもの匂いだよ。…大修道院があの畜生どもに陥落させられて以降、勝手な略奪と破壊を続ける外道どもの匂いが、だ。」

    ディミトリ「…一人残らず、殺す。」

    ベレト「敵の数は?」

    ディミトリ「さあな。殺すべきを殺すだけだ。俺はあの日誓ったのだ…。弱者を踏み躙り、食い物にする畜生どもを、必ず殺すと…。例え、奴らと同じ畜生の道に堕ちようとも。」

    ———————————————————

    〜ガルグ=マク・南外郭〜

    ディミトリ「…一人残らず逃すな。必ず殺せ。」

    ベレト「……。」

    バジャルド「おやおや、侵入者ですか。私の商品を守りなさい。」

    アンナ「えっ!ディミトリ殿下、一体何が…。まあいいわ、あの人は何か罠を張っているに違いない。注意しましょう!」

    次の展開>>364

  • 363二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:05:30

    敵に突っ込むディミトリを庇いながら攻撃するベレト

  • 364二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:06:38

    >>363+そのベレトを見事にサポートするアンナ

  • 365122/02/03(木) 20:18:11

    ディミトリ「………。」
    ディミトリが敵将目掛けて走り出した!
    ベレト「…ディミトリ、先走るな!」
    アンナ「ダメよ!あの人には何を言っても通じていないわ!」
    ベレト「くっ…。」

    ディミトリ「…外道が。」
    賊「…ひ…い…化け物…」
    ディミトリが敵を薙ぎ倒しつつ突き進んでいる。その際に振りかかる火の粉を払いながらベレト、アンナが進軍している。
    ベレト「…まだ、敵が多いな…。」
    アンナ「ちょっと、ディミトリ殿下!あなたね…」
    ディミトリ「…俺に一々構うな。…お前たちも鼠どもを駆除しろ…。」
    アンナ「はいはい…そういうことらしいわよ、先生。」
    ———————————————————
    エムレとイングリットは途中でフェリクス、シルヴァンと合流して、ガルグ=マクを目指していた。
    フェリクス「…猪はやはり死んだのだな…。」
    イングリット「まだ、そうとは決まっていないでしょう!…遺体も見つかっていないのだから…。」
    …そうですよ。
    シルヴァン「でもな…生きていたら俺たちに顔を見せるはずだ…。ということは…」
    …皆さん、血の匂いがします…!
    イングリット「…戦いが始まっているのですか!?あれは…先生と…」
    殿下…。

    ギルベルト「殿下…!生きていらしたのですか…。いえ、今は賊どもを蹴散らしましょう。アッシュ、お前も頼む。」
    アッシュ「了解しました。先生、殿下!お久しぶりです!」

  • 366122/02/03(木) 20:23:06

    アネット「もう戦いが始まっているなんて…。あれ…殿下じゃないですか!」

    メルセデス「…うふふ。また、あなたたちと戦えるなんて嬉しいわ〜。」

    ドロテア「…先生たち。私も加勢します。どうして、こんなことになっちゃったのかしら…。」

    ディミトリ「お前たち…何故ここへ。」

    ベレト「今は力を貸してくれ。」


    イングリット「ここからは私たちも戦います!」

    フェリクス「…戦いの匂いだ。…先生たち、俺も手を貸す。」

    シルヴァン「…同窓会の会場にしては、手が込みすぎじゃねえのか?全く…」

    殿下!先生!わたしも加勢しますから!

    ディミトリ「…賊どもを皆殺しにしろ。」


    結果>>368

  • 367二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:33:45

    加速

  • 368二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:36:09

    ディミトリが裏をつかれたところをエムレが弓で援護
    終わった頃にラファエルがやってくる

  • 369二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:44:30

    このレスは削除されています

  • 370122/02/03(木) 20:52:55

    ディミトリ「……ッ!」
    賊がディミトリの背後から襲いかかって来たが…
    賊「ぐふっ…!」
    ディミトリに攻撃が届く前に賊に矢が刺さっていたのだった。
    ディミトリ「…余計なことを…。」
    余計なことでも構いません。殿下、お怪我はございませんか?
    ディミトリ「……。」

    バジャルド「私は逃げさせてもらいますよ。こんなところで死ぬなんて馬鹿馬鹿しい。」
    バジャルドが逃げようとしたが…
    ディミトリ「逃すわけがないだろう…?貴様も獣どもと一緒に地獄へ堕ちろ。」
    ディミトリがバジャルドを槍で貫いていた。
    バジャルド「はは…うまい…商売だと思っていたのですが…そうは…なりませんでしたね…。」
    バジャルドが生き絶えたのだった。
    ディミトリ「……。」

    ラファエル「みんな!妹や爺ちゃんを説得して来たら遅れちまったぞ!今からオデも…」
    ベレト「もう終わったところだ…。」
    ラファエル「あれえ…。そうなのか…。」
    ———————————————————
    〜大広間〜
    ギルベルト「…殿下。今、構いませんか?」
    ディミトリ「ああ…。」
    ギルベルト「…ドゥドゥーの姿が見当たりませんが、何故…。」
    ディミトリ「…死んだよ。俺をフェルディアの牢から救出する時にな…。」
    ギルベルト「…そう、でしたか。なればこそ、その忠義に報いねばなりますまい。王国のフラルダリウス、ゴーティエ、ガラテアは未だ反帝国派の立場をとっています。どうか我らと共に帝国を打倒しましょう。」

  • 371122/02/03(木) 21:13:09

    ディミトリ「お前たちもそう思うのだな…。エーデルガルトを、帝国の人間全てを鏖殺せねばならないと。…人の道から外れた獣畜生全てを殺し尽くすと。」
    アッシュ「…え…そこまでは…。」
    メルセデス「ディミトリ…。」
    ベレト「…。」
    ディミトリはそのまま立ち去った。
    ギルベルト「殿下は…5年間1人で戦い続けて来たのです。…反逆者の汚名を着せられ、ドゥドゥーを失い、守るべき自国の民をも手にかけ、国を追われた…。殿下は孤独に身を置きすぎたのです。…もはや、私たちの話など聞く耳も持たないでしょうね…。」
    …殿下。
    ———————————————————
    〜蒼月の章 守護の節(1月)〜
    セテス「ベレト、生きていたのだな!私たち、セイロス騎士団は皆、君の味方だ。だが、ハンネマンさんとマヌエラは我らに手を貸すことはなかった…。」
    フレン「あの方たちは元々帝国出身なのですから、仕方ありませんわ…。」
    カトリーヌ「…アンタ、ディミトリなのか?」
    ディミトリ「…他に何に見える?俺はお前たちセイロス騎士団のことも信用していない…。…俺に一々話しかけるな。」
    アロイス「むむ…そうは言われてもだな…。」
    ギルベルト「殿下、どうか我らと共に戦っていただきたい。打倒帝国の為にはあなたの力が必要不可欠なのです。…民を奮わせ、帝国に立ち向かう力を湧かせるにはあなたが…。」
    ディミトリ「…ならば、俺の名前だけを掲げていればいいだろう。お前たちが必要としているのは俺の名だけだからな。…心底、くだらない。」
    ベレト「ディミトリ、この軍の皆は君の敵ではないんだ。」
    ディミトリ「人を陥れる時の常套句だな。そうして…俺を陥れて楽しいか?」
    殿下…わたしたちの話を…。
    ディミトリ「黙れ、口を挟むな。」
    イングリット「殿下…!」
    ディミトリ「俺を『殿下』と呼ぶな。俺は、ファーガスを追われた殺戮者だ。」
    ディミトリは一瞥もくれず立ち去った。

  • 372122/02/03(木) 21:14:55

    ベレト「これからどうする?」

    ギルベルト「先生、あなたはどうしたいのですか?」

    ベレト「自分は…>>374をしたい。」

  • 373二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:16:27

    レアを取り戻したい

  • 374二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:17:37

    平和を取り戻したい

  • 375122/02/03(木) 21:23:15

    ベレト「自分は…このフォドラの大地の平和を取り戻したい。…もう二度と悲しむ人が生まれないように…。」

    ギルベルト「それならば、やはり帝国を打倒せねばなりません。…私はもう一度殿下と話をしてきます。」

    ベレト「…何故ファーガスはそのようなことに…?」

    ギルベルト「…ファーガスは宮廷魔道士のコルネリアによって実権を奪われたのです。…奴の策謀によって。」

    ———————————————————

    エムレはただ外を眺めていた。

    すると…>>377に声をかけられた。

  • 376二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:24:12

    アッシュ

  • 377二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:24:27

    ディミトリ

  • 378122/02/03(木) 21:32:46

    ディミトリ「………………おい。」

    殿下…。

    ディミトリ「その名前で呼ぶなと言ったはずだが…?二度も言わせるな。」

    では、ディミトリさん。何の御用ですか?

    ディミトリ「貴様は、以前復讐は愚かなことだと言ったな?貴様の両親は悲しむと。」

    …そうですね。

    ディミトリ「…だが、それは貴様が勝手に代弁しているに過ぎない。貴様は両親の今際の言葉を聞いていないのだからな。」

    エムレは>>380と答えた。

  • 379二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:33:12

    加速

  • 380二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:36:38

    確かに今際の言葉は聞いていません、ですがディミトリさんも悲しい表情をした皆さんを幻視したことがあるのでは?

  • 381122/02/03(木) 22:00:09

    わたしは両親の今際の言葉は聞いていません。

    ディミトリ「…………………。」

    ですが、ディミトリさんも悲しい表情をした皆さんを幻視されたことがあるのではないですか?

    ディミトリ「…ああ、そうだ。そして…彼らは揃ってこう言った。『敵を討て』と。…俺は、あの地獄の底で父の最期の言葉を聞いた。『俺たちを殺した者を殺し尽くせ』と。…貴様は俺が間違っているとでも綺麗事を並べ立てるのか?…死者の願いを叶えてやらねば、死者に報いることは出来ない。…俺以外の誰が死者に報いてやることが出来るのだ…。」

    ……。

    ディミトリ「…ふん。…無為な時間を過ごしたな。…戦になれば、貴様や先生に力を貸そう。…皆殺しにしてやる。」

    ———————————————————

    〜騎士の間〜

    ベレト「エムレ。リシテアは…。」

    亡くなりました。1年前に…。

    ベレト「…すまない。だが、リシテアにとって君と過ごした僅かな時間は幸せだったと信じている…。」

    …。

    ベレト「…君はこのままで帝国に勝てると思うか?」

    無理でしょう。絶対に…。

    ベレト「君は断言するのだな。あやふやな事を言うよりは好ましいか…。」

    ベレト「アネットから相談を受けている。ドミニク領へ行き、『打ち砕くもの』を譲ってもらうのはどうか、と。」

    打ち砕くもの…。

    ベレト「英雄の遺産だ。だが…ドミニク家は親帝国派の立場を表明している。ただでは、譲り受けてもらえないだろうな。そこで…自分たちが外で待機していてほしいとのことだ。…もし、戦闘になったら助力してほしいと。」

    エムレは>>383と答えた。

  • 382二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 22:01:59

    わかりました

  • 383二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 22:03:13
  • 384122/02/03(木) 22:15:29

    分かりました。

    ベレト「ありがとう。だが、ディミトリには黙っておいてくれ。」

    それは…。

    ベレト「ドミニク家はやむなく親帝国派の立場を取っているんだ。だが…ディミトリはいかなる理由があろうとも帝国に与する者全てを殺してしまうからな。…ここで、アネットの伯父上の命を奪ってしまう可能性が高い。」

    はい…。

    ———————————————————

    〜旧王国領・ドミニク領〜

    アネット「伯父さん!どうか、あたしたちに遺産を…。」

    ドミニク男爵「駄目だ。お前たちに英雄の遺産を渡せば、帝国や公国に内通を疑われてしまう。」

    ギルベルト「兄上、そこを何とかお願いできないでしょうか?」

    ドミニク男爵「二度も言わせるな。」

    ギルベルト「そうですか。…アネット帰るぞ。」

    アネット「父さん…分かったよ。」

    ドミニク男爵「いいや、ただで返すわけにはいかないな。アネット、お前には人質になってもらう。…これはお前のためだ、許せ。」

    アネット「…嫌!父さん、逃げなきゃ!」

    ギルベルト「いや…既に包囲されている。」


    ベレト「…領内が騒がしくなって来たな。」

    フェリクス「出るぞ、先生。」


    ベレト「…アネットとギルベルトか砦に捕らえられているな。…アネットが拐われる前に助け出さねばな。」

    次の展開>>386

  • 385二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 22:18:06

    イングリットやシルヴァンといった機動力に長けた人がアネットの元へ急行

  • 386二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 22:20:33
  • 387122/02/03(木) 22:28:24

    アネット「父さん!逃げないと…。」

    ギルベルト「いや…ベレト殿に申してあるのだ。…私たちが帰ってこなければ、ここに来てほしいと。」


    シルヴァン「アネットがあっちに囚われているな…。」

    イングリット「私たちが彼女とギルベルト殿を救出しに行きましょう。」

    王国兵「あなた方は…殿下の…。お二方はあちらに囚われております。お早めに…!」

    ベレト「妙だな…。こちらを殺すつもりが微塵も感じられない。」

    そうですね、殺気がありません。

    ベレト「ああ…こちらも彼らを殺さないように進軍しよう。」

    結果>>389

  • 388二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 22:31:05

    ドミニク男爵のやらせに気付き、必要以上にケガを負わせないようにする

  • 389二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 22:35:46
  • 390122/02/03(木) 22:49:32

    ドロテア「…手加減するのも難しいわね…。…今まで本気で人を殺して来たことしかなかったから。」
    ドロテアさん…大丈夫ですか?
    ドロテア「大丈夫よ。…この戦いでは人を殺さないで済むからね。」
    ラファエル「オデも加減が難しいんだよなあ…。この筋肉でみんな薙ぎ倒しちまうぞ。」
    フェリクス「そこは加減しろ。お前は昔のあいつに似ているな…。」
    ラファエル「ディミトリくんのことか?あいつ5年前は、あんなにいい奴だったのにあ…。」

    ドミニク男爵「アネット、私たちの元に帰ってくるのだ!」
    アネット「伯父さん、嫌です!あたしは先生たちと戦うって決めたんだから!」
    ギルベルト「兄上…。覚悟してください。」
    ———————————————————
    ドミニク男爵「ここまでだな…。」
    アネットがドミニク男爵を追い詰めた事で終結した。
    ベレト「あなたは初めから戦う気も殺す気もなかった。…内通を疑われない為だな。」
    ドミニク男爵「流石はアネットの先生です。…私とアネットたちがこうしてただ話をしているだけでは、内通していると疑われてしまいますからな。こうして、戦ったように見せれば、その心配は無用。」
    ギルベルト「それならば遺産は…。」
    ドミニク男爵「ああ、持っていくがいい。…必ず勝てよ、ギュスタヴ。」
    ギルベルト「感謝します、兄上。」
    アネット「伯父さん、母さんは…。」
    ドミニク男爵「心配するな、細君のことは私が面倒を見よう。…先生、アネットのことを頼みますよ。」
    ベレト「任せろ。」
    良かったですね…。

  • 391122/02/03(木) 23:06:33

    5年前の赤狼の節…

    あの後リシテアと街で食事をしていた。

    リシテア「あんた、お菓子とか好きですか?」

    ええ…好きですよ?

    リシテア「…わたしは別に…。」

    …隠さなくても分かりますよ。好きなものは好きでいいんですから。

    リシテア「…あんた、子供扱いはしませんけど、妹扱いはするんですね…。ラファエルと同じですよ…。」

    ごめんなさい…。

    リシテア「…別に責めていませんよ。」

    リシテア「…ルミール村での紋章の実験の話をしましたよね?…そして、わたしが地下通路で捕らえられた時にこんなことを口走っていました。」

    リシテア「…『地下都市シャンバラ』と…。おそらく、わたしを拐ったものとルミール村での紋章の実験は同一の者と思われます。」

    地下都市シャンバラ…。

    ———————————————————

    〜アビス〜

    地下都市シャンバラ…。リシテアさんはあの時にこう言っていた。

    エムレはアビスで、本を探していた。

    ハピ「…キミ何か探しものしてんの?」

    あなたは…

    ハピ「…ハピはハピって言うんだよ。キミは?」

    エムレと申します。

    ハピ「…エミーでいい?」

    まあ…はい。

    ハピ「エミーは何か知りたいの?」

    エムレは>>393について知りたいと言った。

  • 392二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 23:09:06

    地下都市シャンバラ

  • 393二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 23:10:21

    人体実験をしている奴らの正体

  • 394122/02/03(木) 23:21:08

    人体実験をしている奴らのことを知りたいのです。…彼らは非道なことを繰り返して来ましたから…。

    ハピ「うーん…ハピも昔なーんかよく分かんないおばさんに捕らえられて、弄り回されたことがあったんだよね。…キミさ、どこかでハピと会ったことないかな?」

    え…?いえ、初めてだと思いますけど…。

    ハピ「ハピが里で暮らしていた時にキミに似た女の人にお世話になったことがあるんだよね…。ねえ、キミ>>396(エムレの母の名前でお願いします)って知ってる?」

  • 395二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 23:22:17

    エスラ

  • 396二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 23:23:29

    アデーレ

  • 397二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 23:44:49

    このレスは削除されています

  • 398122/02/03(木) 23:46:17

    ハピ「ねえ、キミ。アデーレって知ってる?」
    …わたしの母です。ずっと前に亡くなった…。
    ハピ「やっぱり、キミあの人の娘だったんだね。…というか、キミとも出会ったことあるかも…?キミさ、ある里に住んでいたんじゃない?ある日、アデーレさんたちは里を出ていっちゃったけど…。何か…闇に潜む何かを掴んだ?とか言って…。」
    うっ………。
    違う、両親は出掛けてそのまま亡くなったんじゃない…。あの日…里を出て…。

    う…あああああっ!!
    ハピ「ど、どうしたの!?」
    忘れていた全てを…思い出した…。
    父さんと母さんは…獣たちに襲われて死んだ。でも、それはわたしと妹を逃すためだったんだ。そして…わたしたちは何とかガラテア領にまで逃げこんだ。
    だから、あの人はわたしの親戚じゃなかった。赤の他人だと知っていながら、妹の面倒を見てくれたんだ…。でもどうして…。
    ハピ「大丈夫?顔色が物凄く悪いよ?」
    ハピさん、あなたが知っていることを教えてください。
    ハピ「いいよ、ついでにキミのお母さんに色々世話になったことあるから、キミたちに手を貸してあげてもいいよ?」
    ハピ「ユリーとバルトにはエミーを手伝うって言ってこないとね。コニーは突然いなくなっちゃったけど…。」

  • 399122/02/04(金) 00:09:16

    〜大広間〜
    ベレト「それで、君は…。」
    ハピ「ハピって言うんだよ。キミたちに手を貸してあげようかなって思って。」
    ディミトリ「…なんだこいつは。遊びのつもりなら消えろ。目障りだ…。」
    ハピ「あれ、キミさあ…何処かで会ったことない?」
    ディミトリ「…鬱陶しい、話しかけるな。」
    ハピ「うわ、めっちゃ嫌われてんじゃん。ねえ、先生。ハピってディミに嫌われるようなことしたっけ?」
    ベレト「…そんなことはないが…。」
    ディミトリ「…ふん。…勝手にしろ。」
    ディミトリは立ち去ろうとするが…
    ハピ「その立ち振る舞い…あっ!思い出した!キミさあ、アンゼルマって人知らない?」
    ディミトリ「……!」
    ディミトリが振り返った。
    ディミトリ「貴様が何故その名を…。」
    ハピ「いや昔何度か会ったことあってさ。」
    ディミトリ「…そうか。」
    ギルベルト「先生!敵襲です。帝国軍が我らの存在を嗅ぎつけたようです。」
    ディミトリ「…帝国…駆除すべき獣だな。…皆殺しにしてやる。」
    ———————————————————
    〜外郭都市〜
    ランドルフ「…セイロス騎士団が再び集結しているとのことだ。…改めてガルグ=マクを陥落させるぞ!」
    フレーチェ「…兄さん、気をつけてください。ガルグ=マク周辺には蒼黒の外套を纏った殺人鬼がいると聞いています。」
    ランドルフ「…ああ…その者に帝国の将兵たちは惨殺された。だが、その者がいなくともセイロス騎士団は強敵に違いない。お前はここに居るんだ。」
    フレーチェ「嫌です…私も兄さんと…!」
    ランドルフ「駄目だ!…俺は必ず帰ってくる、約束だ。」

  • 400122/02/04(金) 00:13:17

    〜ガルグ=マク西外郭〜

    ギルベルト「敵将はあの若き将軍。名はランドルフと言います。あの者を討ち取れば、兵は退いていくでしょう。」

    ギルベルト「ですが、敵が多い…。ここは火攻めが有効と見えます。」

    ランドルフ「セイロス騎士団は強敵に違いないが、兵力はこちらのほうが上だ!一気に攻め落とすぞ!」

    ディミトリ「…あの皇帝の狗を殺せば、よいのだな。…造作もないことだ…。」

    次の展開>>402

  • 401二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 06:45:45

    加速

  • 402二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 07:05:04

    ランドルフとシルヴァンが再戦

  • 403二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 08:52:39

    このレスは削除されています

  • 404122/02/04(金) 08:53:58

    シルヴァン「あの将軍…俺がガルグ=マクで戦った奴か…。なあ、ディミトリ。俺があいつと戦っても構わないでしょう?」
    ディミトリ「…好きにしろ。だが、まだ殺すな。捕らえろ。」
    シルヴァン「あんた、何するつもりだ?」
    ディミトリ「…………………。」
    ギルベルト「…他の者は敵兵を押さえるように。…ベレト殿、火攻めの為の兵があちらに居ります。何とか守っていただきたいです。」
    ベレト「了解した。」

    しばらく、戦闘を繰り広げていると…
    ディミトリ「…………………。」
    ディミトリが突出して戦闘している。
    ハピ「ねえ、先生。何で、あんな風になっちゃったの?5年前はもっと爽やかな王子様だったよね?」
    ベレト「…様々な出来事が重なったんだ。…今は憎悪に駆られるままに敵を殺している。あれでは…」
    今のディミトリさんは…あの時のわたしと同じですね。
    ランドルフ「あの外套…。件の殺人鬼か…!諸君!奴には気をつけろ!」

    ギルベルト「火攻めの兵が配置に着きました。あとは敵を引きつけるだけです。」
    ギルベルト「それだけの軍を率いてまだ我々を討てぬとは。帝国の将軍は無能の集まりなのか?」
    ランドルフ「黙れ!俺を愚弄するとこは許さん!かかれ!奴らの口を黙らせろ!」
    帝国兵たちが一気に前線を押し上げてきたが…
    ギルベルト「今だ!」
    ギルベルトの合図と共に火が放たれた。
    帝国兵「火…火だーっ!」
    帝国兵「ぎゃあああ!あ、熱いーーっ!」
    ギルベルト「作戦は成功致しました。あとは敵を退かせれば…。」
    シルヴァン「あの将軍…自棄を起こしかねないな…。」

  • 405122/02/04(金) 08:59:26

    ランドルフ「くっ…完敗か…。だが、このままおめおめと逃げ帰るわけにもいかん!」

    ディミトリ「…先生、気をつけろ…!奴はお前の首を狙っているぞ…!」

    ランドルフがベレトに向けて進軍してきたが…

    ランドルフ「くっ…槍か…!」

    シルヴァン「俺が相手になるぜ。…よっ。将軍久しぶりだな。」

    ランドルフ「貴様はゴーティエの…。既に滅びたファーガス神聖王国に忠義を尽くして何になる?」

    シルヴァン「忠義ねえ…。例え、祖国が滅びようが、変わらず主君を支え続けるのが騎士ってもんじゃねえのか?」

    ランドルフ「…そうか。ならば、一思いにここで討ち取ってやろう!」

    シルヴァン「さっさとかかってきな。俺も負けるわけにはいかないんでね。」

    結果>>407

  • 406二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 09:54:42

    負けを悟ったランドルフは帝国兵の撤退の時間を稼ごうとする。そのせいでシルヴァンも攻めきれないがドロテアの応援により気合いを入れてランドルフの武器を打ち砕く

  • 407二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 10:31:02
  • 408122/02/04(金) 10:44:10

    ランドルフ「…他の者は急ぎ撤退せよ…!俺が殿を務める…!」
    帝国兵「しかし、将軍…!」
    ランドルフ「俺の命令に従え!…くそっ…!」
    シルヴァン「よそ見している暇はないぜ?」
    シルヴァンがランドルフに攻めかかっている。
    ディミトリ「…逃すか…。全員殺す。」
    ディミトリが帝国兵を追いかけ始めた。
    ベレト「待て、彼らは…!」
    ディミトリ「…戦意を失ったから、殺すな…などと甘いことを抜かすのかお前は?…だが、奴らはそうして逃げる者も容赦なく殺してきたのだろう?」
    帝国兵「ぐはっ…。」
    ディミトリが帝国兵を次々と殺し始めた。
    ランドルフ「…この殺人鬼め…!」
    ディミトリ「それは貴様もだろう?将軍。」

    シルヴァン「ちっ…。なるべく、時間を稼ごうとしているのか…。だが、あの様子じゃ帝国兵たちはディミトリに…。」
    シルヴァンが攻めあぐねていると…
    ドロテア「シルヴァンくん!」
    ドロテアが応援している。
    シルヴァン「…ドロテアちゃん。ああ、そうだな。…さて将軍、気合いをいれろよ?」
    ランドルフ「…ぐっ…おおおお!!」
    バキン!
    ランドルフ「ば、馬鹿な…。」
    シルヴァン「…さて、あんたの負けだ。」
    ディミトリ「…どけ。」
    ランドルフ「貴様…何を…ぐおっ!」
    シルヴァン「…危ねえな…。おい、ディミトリ、何しようと…。」
    ディミトリ「…黙れ。」
    シルヴァン「あのなあ…。」

  • 409122/02/04(金) 11:02:55

    ランドルフ「…俺はこんなところで死ぬわけには…。家族が待っているんだ…。」
    ディミトリ「はッ…畜生の分際で何を…滑稽だな…ははははッ!」
    ランドルフ「…黙れッ!貴様に、何が分かる…!血も涙もない殺人鬼の貴様に…!」
    ディミトリ「殺人鬼?それは貴様もだろう。…家族の為、国の為と抜かしながら、どれだけの人間を殺してきた?…俺とお前は変わらないんだよ。…死者の為に死体を積み上げるのも、大義の為に死体を積み上げるのも、とどのつまり同じ人殺しだ。仲良くしようじゃないか、なあ?」
    ランドルフ「…黙れ…!」
    ディミトリ「…くだらん問答は終いだ。このまま、先に地獄に堕ちた帝国の畜生どもの元へ送ってやろう…。」
    ディミトリはランドルフに拷問をしようとするが…
    ベレト「……。」
    ランドルフ「がっ…フレー…チェ、すま…ない。」
    ベレトがランドルフに止めを差したのだった。
    ディミトリ「…………何のつもりだ。」
    ベレト「…もういい、見るに堪えない。」
    ギルベルト「ディミトリ殿…。」
    ディミトリ「…ははははははッッ!!…ああ、傑作だな…まさか、昔の俺に戻れなどとほざくのではあるまいな?」
    ベレト「……。」
    ディミトリ「…心底くだらん。俺は貴様らを利用しているにすぎない。…貴様らが俺を旗頭として利用しているようになあ?」
    ギルベルト「…そうですか。」
    ———————————————————
    〜蒼月の章 天馬の節(2月)〜
    ギルベルト「たった今、ロドリグ殿からの書簡が届きました。…私が先日、早馬を飛ばしたにも関わらず早い返答ですね。」
    ベレト「……。」
    ベレトはロドリグからの書簡を読んだ。
    ギルベルト「何と?」
    ベレト「…この軍に協力するとのことだ。今の戦力では、帝国に太刀打ち出来ない。だから、反帝国派の諸侯が兵を貸してくれると。…兵の受け渡し場所は、煉獄の谷アリル。」
    ギルベルト「あそこですか…。確かに目立ちにくいとは思いますが…。万が一ということもあります。戦闘に備えて準備をしておいてください。」

  • 410122/02/04(金) 11:16:23

    〜騎士の間〜

    ギルベルト「…ディミトリ殿。あなたは王都を奪還する気はありませんか?」

    ディミトリ「…ない。このまま、エーデルガルトを引き裂けば早い話だ。それで、全てが片付く。…死者の無念も晴らされ、この戦いも終わる。」

    フェリクス「その間、王都に暮らす民はコルネリアの圧政で苦しみ続けるだろうな。」

    ディミトリ「…先生、お前はレア様に教団を託されたのだろう?…お前たちセイロス騎士団にとっても悪い話ではない。…エーデルガルトを殺し、帝国を潰すのが先だ。」

    セテス「そうだな。ベレト、ディミトリ。私たちは君の選択に従おう。」

    シャミア「…私は先生の傭兵だ。あんたの言う通りに働くさ。」

    ツィリル「ボクはレア様が無事ならそれでいいんです。」

    ディミトリ「…決まりだな。…エーデルガルトを殺す。」

    ———————————————————

    〜訓練場〜

    フェリクス「…これで五分か…。」

    エムレはフェリクスと訓練をしていた。

    フェリクス「…俺は剣の腕ならお前に負けることはないと思っていたんだがな…。」

    …あなたの剣、荒れていませんか?

    フェリクス「…お前なら気づくか。…俺は、お前やイングリット、シルヴァンと共に5年間コルネリアの軍勢と戦い続けていた。…その間、ディミトリは孤独だったのだろうな。…俺やお前があいつの側に居たのなら、あいつが変わることはなかったのだろうか…。…今でもそう思うことがある。」

    エムレは>>412と答えた。

  • 411二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 11:54:56

    加速

  • 412二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 11:55:14

    孤独に耐えられる人なんていませんよ
    それが数年も……。
    私たちに今からできることはないか探さなければ

  • 413122/02/04(金) 13:06:16

    …孤独に耐えられる人なんていませんよ。5年間もの時間…

    フェリクス「……。」

    わたしたちがディミトリさんに出来ることを探さなければなりません。

    フェリクス「…そして、俺たちはあいつの殺戮行脚に付き従っていると。…フン、俺も含めてこの軍のやつらは酔狂なものだ。」

    ……。

    フェリクス「…だが、あいつに何をしてやればいいのか俺には分からん。…一つ言えることは、このまま戦い続ければ俺たちは確実に死ぬということだな。…妄執の王子を旗頭に掲げる軍の末路などそんなものだ。」

    フェリクス「…再開するぞ。お前と共に剣を振るっていれば、この迷いも晴れるかもしれないからな。」

    はい…分かりました。

    ———————————————————

    〜大聖堂〜

    ディミトリ「…………………。」

    ………。

    ディミトリ「…俺の視界に入るな。」

    視界には入っていませんよ。あなたの後ろにいるだけです。

    ディミトリ「…チッ。」

    ディミトリさん、あなたはエーデルガルトさんを殺した後はどうするつもりですか?

    ディミトリ「…さあな、そんなことはどうでもいい。…だが、俺のような化け物には救いなどないだろうな。…当然の報いか。」

    ディミトリ「…お前は何度も俺を庇ったな。……今思えば本当に余計なことをしてくれた。……何故、俺などを助けた?……俺のような血と殺戮に飢えた狂人を…」

    エムレは>>415と答えた。

  • 414二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 13:26:52

    例え救いがなかったとしても救われて欲しいというのが私の我が儘です。それに大切な人を守りたいと思うのは当然のことでしょう。まあ、それで自分が死にかけてしまっては仕方ないですが…

  • 415二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 13:59:55
  • 416122/02/04(金) 16:30:40

    …例え救いがなかったとしても、救われて欲しいというのがわたしの我儘です。

    ディミトリ「……そうだな、それはお前の我儘だ。…ただ、お前の理論を俺に押し付けているに過ぎない。……迷惑だ。」

    それに大切な人を守るのは当然のことでしょう?…それで、わたしは一度生死の境を彷徨ったのですが…。

    ディミトリ「…大切な人だと?…貴様は誰に対して言っているのだ?…血生臭い化け物にそんな台詞を吐くのか?…貴様には滑稽を通り越して、呆れ果てるな…。」

    そうですよ。それにわたしも化け物ですからね。あなたもご覧になられましたよね?あれがわたしの本性です。

    ディミトリ「…………違う。お前は…」

    ディミトリさん…?

    ディミトリの雰囲気が一瞬だけ変わったように見えた。

    ディミトリ「…………………まだ、そこにいたのか。…さっさと、消えろ。……何度も言うが、戦場に立てば全ての敵を殺し尽くしてやる。…それ以外で俺に話しかけるな。」

    エムレが去った後…

    ディミトリ「…大切な人…か…。…エムレ、お前は死ぬな…。こんな、化け物の為に命を捨てるな…。」

    ———————————————————

    エムレは温室に来ていた。

    すると、>>418に声をかけられた。

  • 417二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 16:38:08

    加速

  • 418二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 16:50:49

    シルヴァン

  • 419122/02/04(金) 17:53:27

    シルヴァン「君は花を見ていると落ち着くのかい?」

    そうですね…。

    シルヴァン「…俺たちどうなっちまうんだろうかね…。ディミトリ殿下はあの様子だ。もう、エーデルガルトの首を取ること以外何も考えちゃいない。…あの人が9年前のダスカーの悲劇の時から復讐を望んでいたのは分かっていたさ。」

    ……。

    ディミトリ「…もし仮にあの人がエーデルガルトに復讐を果たせたとして、その後はどうなるんだろうな…。」

    エムレは>>421と答えた。

  • 420二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 18:05:47

    加速

  • 421二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 18:35:57

    きっとディミトリさんなら大丈夫ですよ。無責任な発言ですが。

  • 422122/02/04(金) 19:00:13

    …ディミトリさんなら大丈夫ですよ。
    シルヴァン「…何か根拠があるのかい?」
    いえ…そういうわけではないのですが…。
    シルヴァン「…まあ、あの人なりに折り合いをつけて何とかしてくれると、信じて帝国と戦うしかないってことだな。」
    シルヴァン「エムレは煉獄の谷アリルには言ったことないよな?君は、ドロテアちゃんとイングリットがガラテア領へ行く時に同行しなかったからな。…5年前の星辰の節だったか。」
    わたしが重傷を負ったときですね。
    シルヴァン「…あそこはな、本当に滅茶苦茶熱い!寒い国で育った俺たちには過酷過ぎる!…ああ…行きたくねえなあ…。」
    そ、そうなのですか…。
    シルヴァン「でも、そんな所だから敵も寄り付かないってことで、ロドリグ殿は俺たちをアリルに呼ぶんだろうな。だがな…油断は出来ない。俺は嫌な予感がするんだ。」
    ———————————————————
    〜煉獄の谷アリル〜
    ギルベルト「ここが煉獄の谷アリルです。…先生、平気ですか?」
    ベレト「暑いな…。」
    ギルベルト「ええ、寒い国で育った私たちには過酷な環境です。…この地は女神様の怒りによって生まれたと言われています。堕落した人間たちに女神様が光の柱を落とし、焼き払った。…そこから、罪を炎で焼き、清める…煉獄という考えが生まれたのです。」
    ディミトリ「…その程度で己の罪が消えるわけがない。」
    ギルベルト「…ええ、ですが縋らねばならない者もいるのです。…己の罪に向き合えない矮小な人間が…。」
    ディミトリ「……。」
    ギルベルト「少し、休息を取りましょうか。」
    アネット「ねえ、父さんは何でそんな元気なの?」
    ギルベルト「私はある程度は慣れているからな。私がおぶってやろうか?」
    アネット「え…恥ずかしいから嫌だよ!」

  • 423122/02/04(金) 19:10:31

    ディミトリ「……おい、あそこに見える軍勢は何だ?」

    ディミトリが崖の上の軍勢を視認した。

    メルセデス「…本当だわ。何でしょう?」

    ドロテア「…私たちの味方…なのかしら?」

    ベレト「…ならば、ロドリグの軍勢か?」

    ギルベルト「いえ…落ち合うのはまだ先のはずです。あれは…」

    ディミトリ「…ローベ家の旗か。女狐にへつらい、ファーガスを売った…。」

    ギルベルト「如何致しましょう?」

    ディミトリ「…殺す。殺しに行く手間が省けただけだ。…ファーガスの地を荒らした、獣には地獄がお似合いだ。」

    アネット「(先生、あの時殿下を連れて行かなくて良かったです…)」

    ベレト「(ああ…そうだな)」

    ディミトリ「…何をこそこそとしている。…早く指示を出せ、奴らを皆殺しにするのだ。」


    グェンダル「…人生を締めくくるには格好の土地か…。ディミトリ殿下、申し訳ありませぬな。わしは騎士ゆえ…君命を果たすのみです。」

    ディミトリ「『灰色の獅子』か。…はッ…何が獅子だ。…死肉を漁る卑しい獣の分際で。…飼い主に首を届けてやるとするか。」

    ベレト「ロドリグは何処に来る?」

    ギルベルト「もう少し先です。しかし、ローベの者に阻まれる可能性が高い。…彼らを排除しながら進みましょう。」

    次の展開>>425

  • 424二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 19:23:04

    加速

  • 425二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 19:34:36

    自分を省みない戦い方をするディミトリの援護にエレムとベレトとアンナがつく
    イングリットはラファエルがロドリグの合流ポイントに近い雑魚を倒していく

  • 426122/02/04(金) 20:22:51

    ディミトリ「…殺し尽くす。」
    ディミトリが旧王国兵を次々と殺し始めた。
    旧王国兵「ぐはっ…!あなたは…死んだはずでは…」
    ディミトリ「……。」
    ベレト「エムレ、アンナ。手伝ってくれるか?」
    勿論です。
    アンナ「ちょっと、先生!私はガルグ=マクで行商したかっただけなんだけど!?」
    ベレト「今しばらく力を貸してくれ。」
    アンナ「はいはい…ここまでですからね!私はもう知らないから!」
    ディミトリ「……ッ!」
    ディミトリに矢が刺さったが…
    旧王国兵「と、止まりません!ぎゃあっ!」


    イングリット「ロドリグ殿がまもなくいらっしゃるはずです。…この付近の敵を排除しましょう!」
    ラファエル「分かったぞ、イングリットさん!よし!どーんと来い!」

    カトリーヌ「しかし、ディミトリは変わっちまったな。…あの戦いぶりは、己を顧みていない。アイツ、いつか死ぬぞ。」
    シャミア「それだけ、皇帝が憎いのだろう。私も恋人を失ったことがあるからな。…分からなくもない。」
    ツィリル「ボクはあの人や王国がどうなろうと別に知りません。ただ、レア様を助ける為に協力しているだけですから。」
    アロイス「しかしな…。ああ、いかんいかん。私はジェラルト団長の意志を継いで、ベレトを守ると誓ったのだ。」
    フレン「わたくし…辛いですわ…。折角、みなさんと再会できたというのに…。」
    セテス「…フレン…。今は彼らを信じるほかあるまい…。まだ敵がいるな、排除するぞ!」

  • 427122/02/04(金) 20:36:11

    ロドリグ「あれは…ローベ家の軍勢!…コルネリアめ、抜かりないな…。」
    ロドリグが兵を連れて現れた。
    イングリット「ロドリグ殿!お久しぶりです。…アリルはご覧のようになっています。」
    ロドリグ「おお、イングリット。元気そうで何よりだ。して、君は…」
    ラファエル「オデのことか?オデはディミトリくんや先生に力を貸している、同盟のラファエルだ!よろしくな、ロドリグさん!」
    ロドリグ「ああ、よろしく頼む。」
    遅れて、フェリクスたちも現れた。
    フェリクス「チッ…。」
    シルヴァン「おいおい、久しぶりの再会でいきなり舌打ちはないだろ。」
    ギルベルト「ロドリグ殿、ご無沙汰しておりました。」
    ロドリグ「ギルベルト殿…。あなたは何故殿下をお見捨てになられたのですか。」
    ギルベルト「…申し訳ありません。いえ、謝っても許されないことだとは存じています。…私は弱い人間だったのです。」
    ロドリグ「…とにかく、今は共に戦ってくれているのでしょう?…ならば、よろしいです。」
    フェリクス「おい、早く猪たちの援護をしに行くぞ。」
    ロドリグ「まあ、待てフェリクス。お前にこれを渡す。」
    ロドリグはフェリクスに剣を渡した。
    フェリクス「これは…何だ?」
    ロドリグ「英雄の遺産には及ばないが、それに近い剣だ。…お前が使え。」
    フェリクス「これは…!確かにかなりの業物だな。…その、感謝する。」
    ロドリグ「ふっ…もっと素直になれ。」
    フェリクス「チッ…。」
    ロドリグたちがディミトリやベレトの元へと向かった。

  • 428122/02/04(金) 20:44:08

    ディミトリ「…『灰色の獅子』。いや、今は獅子とは名ばかりの国賊の手先に成り下がった、ただの卑しい獣か。」

    グェンダル「国賊の手先とは聞き捨てなりませんな。主君には是非を言わずに従うのが騎士というもの。例え、卑しくとも。」

    ディミトリ「…そうか、ならばここで打ち殺してやる。貴様の首は飼い主に届けてやるから、安心しろ…。」

    ディミトリ「…この男は俺が殺す。…お前たちは他の者を殺せ。」

    次の展開>>430

  • 429二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 21:03:21

    ディミトリvsグェンダル
    ディミトリが有利に見えるがグェンダルが粘りつつ的確にダメージを与えていく
    ついにディミトリが片膝をついた時、グェンダルの背後に野良魔獣が現れ…

  • 430二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 21:07:57
  • 431122/02/04(金) 21:18:46

    ディミトリ「……。」

    ディミトリがグェンダルに猛攻を仕掛けているが…

    グェンダル「殿下、あなたは弱くなりましたな。…そのような槍捌きではわしには勝てませんぞ。」

    グェンダルは押されながらも、ディミトリの槍で殆ど傷を負っていない。

    一方のディミトリは…

    ディミトリ「…こざかしい。」

    グェンダルの攻撃によって着実に体力を奪われている。

    ディミトリさん…!

    ディミトリ「…まだ、そこにいたのか…。早く、他の奴を殺せ…!一人として生かすな…!」

    駄目です!あなたは血を流しすぎています!

    ディミトリ「…この程度の傷…何ということはない…。父上たちの痛みに比べれば…!…くっ…。」

    ディミトリがついに膝をついてしまった。

    グェンダル「これで終わりですぞ!殿下!」

    グェンダルが止めを刺そうとしたその時…

    魔獣「グオオオオオッッ!!」

    グェンダル「むっ!?何故ここに…」

    グェンダルの背後に魔獣が現れたのだった。

    結果>>433

  • 432二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 21:26:27

    ksk

  • 433二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 21:42:51

    グェンダルが獣に気を取られている隙にエムレが止めを刺す

  • 434122/02/04(金) 22:10:38

    グェンダル「ぐおおお!!」
    グェンダルが突如現れた魔獣と戦っている。
    グェンダル「おのれ…魔獣め…」
    グェンダルが魔獣を孕ませた時…
    グェンダル「うおおおお!!」
    グェンダルに雷が降り注いだ。
    ディミトリ「…お前…!」
    エムレが魔法でグェンダルを攻撃したのだった。
    そして…
    グェンダル「…この…小娘に…敗れるとは…。ふっ…だが…これで…良かったのだな…。」
    エムレがグェンダルを仕留めたのだった。
    ……。
    魔獣「…グオオオオオッッ!!」
    こちらも片付けないと…
    ディミトリ「…どけ。俺がやる…。」
    いえ、わたしも手伝います。あなた一人では倒せませんから。
    ディミトリ「…勝手にしろ。」

    ディミトリ「…何故、横槍を入れた?」
    あのまま、戦っていたらディミトリさんは死んでいました。
    ディミトリ「…いや、俺があの男を殺していた。…邪魔をするな。」
    無理です。…あなたは一人で戦っているのではないのですよ。
    ディミトリ「…言ったはずだ。…俺はお前たちを利用しているにすぎないと。…俺がどうなろうと、お前たちにはどうでもいいことだ。…そして、俺は邪魔をするのならお前や先生でも殺す。…。」
    …わたしなら殺してもいいですよ。
    ディミトリ「…何だと?」
    それであなたが前に進んでくださるのなら…。
    ディミトリ「…………………。」

  • 435122/02/04(金) 22:30:36

    ロドリグ「殿下!いや、存外お元気そうではありませんか。」
    ディミトリ「…無駄話は不要だ。…王国はどうなった?」
    ロドリグ「私やゴーティエ家などの一部の家を除き、全てファーガス公国の支配下となっています。…コルネリアの手腕は見事と言わざるを得ない。ファーガス公国建国を宣言するなり帝国軍を迎え入れ、軍を再編し、私たちを追討するための兵を差し向けてきたのですから。」
    ロドリグ「そして、あなたが処刑されたと聞いた時に王都にすっ飛んでみれば、遺体も首もないなどと抜かす。そこでも一戦交えてきましたよ。いや、結構大変でしたよ?」
    フェリクス「相変わらずあんたは無茶苦茶だ。」
    ロドリグ「それで、殿下。王都を奪還する気はありませんか?…今でも王都の民はあなたの帰りを待っている。…圧政による治安の悪化、暴動、民の餓死。これもほんの一部です。王都は…酷い有様ですよ。」
    ディミトリ「…関係ない。帝国を潰し、エーデルガルトを殺す。」
    ロドリグ「…今を生きる民と死んだ者のどちらが大切だとお考えで?」
    ディミトリ「…黙れ。貴様に何が分かる。」
    ロドリグ「ええ、分かりません。わたしには死者の言葉も聞こえませんからね。…殿下、一つ覚えておいてください。…復讐のために剣を取ることも出来ず、明日を生きるので精一杯な者もいることを…。」
    ディミトリ「…………………。」
    ロドリグ「それと、殿下これを…。」
    ロドリグはディミトリに槍を渡した。
    ディミトリ「父上の振るった槍…。『魔槍アラドヴァル』か。」
    ロドリグ「王都でコルネリアから取り返して来ましたからね。…その槍は正しき主が持つべきものです。」
    ディミトリ「…感謝する。」
    ロドリグ「さて、私もあなたの軍に加わります。一先ず大修道院へ戻りましょう。家や領地は弟に任せてきていますから、ご心配なく。」
    ロドリグ殿…。
    ロドリグ「…エムレ。お前もよく頑張ってくれた。…大切な友人を亡くしたばかりなのにな…。」

  • 436122/02/04(金) 22:35:59

    ディミトリ「…お前…リシテアは…。」

    亡くなりましたよ。最後の1年間は一度も会うことが出来ずに…。

    シルヴァン「…だから、君は温室にいたのか…?」

    ドロテア「エムレちゃん…。大丈夫?」

    ハピ「あんまり無理しないでよ。」

    …はい、お気遣いありがとうございます。

    ベレト「……。」

    ディミトリ「…リシテアはエーデルガルトに殺されたようなものだ。…お前もエーデルガルトが憎いだろう?…奴がリシテアを二度も拐ったのだからな。」

    エムレは>>438と答えた。

  • 437二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 22:46:54

    憎くないと言えば嘘になりますが…2回も攫われたリシテアを2回も話したのはエーデルガルトなんですよね。
    正直、よくわからないです。あと、彼女の髪の色の事をリシテアが気にしていたので、それは解き明かしてリシテアに報告したいと思います。

  • 438二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 22:51:23
  • 439122/02/04(金) 23:17:30

    …エーデルガルトさんが憎くないと言えば嘘になります。…彼女がリシテアさんを二度も拐い傷つけた。…その時にリシテアさんはあることをされたとも聞きました。でも、彼女が二度もリシテアさんを助けたことも事実なのです。でも、拐ったのがエーデルガルトさんの指示なのかは正直分かりません。
    ディミトリ「…あの血も涙もない女がそんなことをするはずがないだろう?…我が身可愛さで、リシテアを解放したに過ぎない…。はッ…あの畜生に少しでも恩義を感じるとは、滑稽だな…。」
    そして、リシテアさんはエーデルガルトさんの髪の色のことを気にしていました。その謎を解き明かし、リシテアさんに報告しようと思います。
    ベレト「…エムレ、手伝うよ。君一人では心配だからな。」
    先生、ありがとうございます…。
    ディミトリ「……今でも、リシテアがお前に復讐を果たしてくれと言っているだろう?……無念の中で死んだ者は安らかには眠れないからな。」
    それはありえません。…彼女はわたしが復讐を果たすことを望んでいませんでしたから。…あの手紙にそう、と。
    ディミトリ「…それはリシテアが生前に書いた手紙だろう?結局は貴様が死者の無念を都合の良いように解釈し、語っているだけの生者の理論だ。…死者の嘆きが止むことはない。俺は…あのダスカーの悲劇で確かに聞いたのだから…。死者の慟哭を…無念の叫びを…復讐を望む声を…。」
    …リシテアさんの最後の願いを都合の良い理論だと吐き捨てるのですか…!あなたに彼女の何が分かるんですか…!
    ディミトリ「……ならば、貴様に俺の父上たちの無念の叫びが分かるか?……最もらしい理論を振りかざすな。……結局は貴様も俺の同類なのだからな。」
    ロドリグ「二人とも、もうやめなさい。…とにかく帰りましょう。」

  • 440122/02/04(金) 23:39:42

    〜蒼月の章 孤月の節(3月)〜
    〜騎士の間〜
    ベレト「これからどうしようか?」
    ロドリグ「私たちは帝都アンヴァルを攻め落とすことを目標としています。その為には帝国領内に侵入する必要があります。そして、ミルディン大橋を通り、侵攻する東回りとオグマ山脈を超えて侵攻する西回りの二通り存在しています。」
    ギルベルト「ですが、西回りは得策ではありません。」
    ロドリグ「でしょうね。アリアンロッドを始めとして、あの周辺は帝国軍が包囲網を張っている。…そして、我らの戦力で帝国軍を相手にしながら山を越えることは困難。必然的に同盟領を通ってミルディン大橋から帝国領に侵攻することになります。」
    ベレト「…同盟はリーガン家を筆頭にした反帝国派とグロスタール家を筆頭にした新帝国派に分かれているのだったな。」
    ギルベルト「ええ…その内輪揉めに乗じて、ミルディン大橋を落としてしまおうということです。」
    ロドリグ「盟主クロードには既に書簡を送りました…。ですが、返事が一向に返っては来ません。」
    ベレト「何者かに阻止されている?」
    ロドリグ「可能性は高いですね。ですが、このまま進軍すれば、新帝国派の同盟諸侯を全て敵に回すことになりかねません。」
    ディミトリ「…構わん。同盟だろうが、クロードだろうが関係ない。邪魔をするなら、皆殺しにすれば良いのだからな。…それに、親帝国派のグロスタール家は畜生に飼い慣らされた獣なのだろう?…殺さねばならない。」
    ロドリグ「しかし、殿下…。」
    ディミトリ「…殿下と呼ぶな。」
    ロドリグ「…では、ディミトリ殿。同盟諸侯は敢えて、内輪揉めを乗じているのかも知れませんよ?…ここで、親帝国派の諸侯を皆殺しにしてしまえば、どうなるのですか?…間違いなく、同盟は瓦解しますよ。」
    ディミトリ「…知ったことではない。…殺すべきを殺すだけだ。…エーデルガルトと奴に与する全てをな。」

  • 441122/02/04(金) 23:57:26

    〜帝都アンヴァル・宮城〜
    エーデルガルト「…リシテア。ごめんなさい、貴方を守ってあげられなくて…。」
    コンコン…
    フェルディナント「陛下、よろしいですか?」
    エーデルガルト「今はエーデルガルトでいいわよ。どうしたのかしら?」
    フェルディナント「…ガルグ=マク周辺に出没する殺人鬼は知っているかね?」
    エーデルガルト「ええ、巷で噂されているわね。帝国に与するものを惨殺しているという殺人鬼。…そして、それはおそらく…」
    フェルディナント「…ディミトリだ。ディミトリを筆頭にした群勢がミルディン大橋に侵攻してくるとの噂が流れている。…もちろん、私とラディスラヴァは出撃しよう。」
    ヒューベルト「…同盟と王国の連携は取れないように策を打ってあります。…貴殿の健闘を祈りますよ。…必ずやディミトリたちを討ち取るのです。」
    フェルディナント「…ああ、任せたまえ。」
    エーデルガルト「…ローレンツにも協力要請は出しているわ。…必ず勝ちなさい。そして、奴らの造った魔獣も貸し出すわ。」
    フェルディナント「ああ…しかし、エーデルガルト。何故貴方は奴らの力を…。貴方の家族の仇なのだろう?」
    エーデルガルト「…こうしなければ、私たちの覇道は成し遂げられないのよ。…分かって頂戴。」
    フェルディナント「…貴方たちが本当に正しい世を導けるというのなら、その為の協力は惜しまないさ。…だが、この戦争で一番苦しむのは民だということは知っておいてほしい。」
    エーデルガルト「…重々承知しているわ。」

  • 442122/02/05(土) 00:01:42

    〜大聖堂〜

    ディミトリ「…エーデルガルト。…俺に未来を切り拓けだと?…ふざけたことを抜かすな…。…父上たちやドゥドゥーの未来を奪った貴様が、それを口走るな…!」

    ディミトリが大聖堂の外壁を叩き壊した。


    そんなディミトリの元に>>444が訪れた。

  • 443二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 00:06:00

    加速

  • 444二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 00:12:37

    アンナ

  • 445122/02/05(土) 00:47:36

    アンナ「…ディミトリ。」
    ディミトリ「……………………。」
    アンナ「はあ…私の声なんて耳にも入れたくもないのかしらね。」
    ディミトリ「…そう思うなら声をかけないでもらいたい…迷惑だ。」
    アンナ「…あなた、碌に食事も摂っていないでしょう?…エムレが毎日あなたにわざわざ食事を作ってくれているの知ってる?」
    ディミトリ「……俺は頼んでいない。」
    アンナ「……ええ、頼んでも食べてくれないものね。……ここに置いていくから食べてあげなさい。…あの子のことを大切に思うのならね。」
    アンナはそうして立ち去った。
    ディミトリ「……俺には食事の楽しみが分からない…。…何の味もしないんだ…。」
    ———————————————————
    エムレが自室で眠っていた。
    !…誰かの気配がする…誰!
    ディミトリ「…………………。」
    部屋の前にディミトリが立っていた。
    ディミトリさん、何をしているのですか?
    ディミトリ「……もう俺に食事を作るな。……俺には不要だ。」
    そう言って食器だけを置いて立ち去った。
    食器の中は………空だった。

  • 446122/02/05(土) 01:02:26

    〜大聖堂〜

    ディミトリ「…ぐうっ……!」

    「俺たちを殺したものを殺せ、殺し尽くせ!…あの女もだ!あいつは、帝国に与していたコーデリア家に内通している…!」

    ディミトリ「…そうですか…やはり…」

    ディミトリはふらりと立ち上がった。

    ———————————————————

    エムレは大聖堂を訪れていた。

    …ディミトリさん…。…!

    凄まじい殺気。誰ですか…!

    エムレを目掛けて槍が落ちてきた。その槍は大聖堂の床を容易く破壊した。

    その槍は…アラドヴァルだ。

    ディミトリ「…貴様、エーデルガルトに俺たちを売ったな…。」

    ディミ…トリ…さん?何を…?

    ディミトリ「…貴様はコルネリアの政変以降、度々親帝国派のコーデリア家を訪れていたらしいな。リシテアに会うためなどと抜かしておきながら、その実、帝国に俺たちの情報を流していた。…そうだろう?…返答次第ではこの場で八つ裂きにして、最大限の苦しみを与えてから殺す。…答えねば殺す。目を逸らしても殺す。動いても殺す。」

    エムレは>>448と答えた。

  • 447二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 01:05:50

    それで気が済むのでしたらどうぞ

  • 448二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 01:09:03

    私が帝国に与し、裏切ったと……あなたは本気でそう思っているのですか

  • 449122/02/05(土) 01:15:33

    …ディミトリさん。
    ディミトリ「…何だ。」
    あなたはわたしが裏切ったとそう言いたいのですか?
    ディミトリ「…それ以外に何と聞こえた?」
    わたしが帝国に与し、あなたや先生たちを裏切っていたと本気でそう思うのですか?
    ディミトリ「………無念の内に死んでいった者たちが言った。…貴様を殺せ、と。…貴様もあの畜生に与している。…死者はそう言った。」
    …ならば、この場で殺してくださいよ。…わたしは抵抗もしませんから。
    エムレは武器を全て置いた。
    ディミトリ「……。」
    ディミトリはアラドヴァルを……

  • 450122/02/05(土) 01:52:20

    …………………。

    ディミトリ「……ぐっ……。」

    自らの肩に突き刺したのだった。

    …ディミトリさん!?

    ディミトリ「……なあ、俺は何を信じたらいい?……父上たちは『俺たちを殺した者全てを殺せ』そう言うんだ。……そして、お前も殺せと。……俺の生きる理由など、死者の願いを聞き入れ、エーデルガルトを殺すこと。……それしかなかった……。」

    …………………。

    ディミトリ「……すまなかった……。……俺が間違っていた……。……もう、お前には……二度と近づかない。」

    ディミトリはそのまま静かに立ち去った。


    ベレト「…ディミトリに襲われただと!?…怪我はなかったか!?」

    はい、大丈夫です。でも…

    ベレト「ディミトリが自分に槍を突き刺した…?…ディミトリは君を信じるのか、死者の慟哭を信じるのか、迷いに迷った結果君を信じたのだと思うよ。」

    ……。

    ベレト「だって、君が親帝国派だったコーデリア家を訪れたのはリシテアに会うためだけだろう?…それにコーデリア家は今から3年前に爵位を返上していると聞いた。…もう帝国の干渉を受けていないだろう?…君が最後にリシテアに会ったのは1年半前のはずだからな。」

    はい…亡くなる半年前にリシテアさんからもう会いたくないと言われましたから…。衰弱している姿を見られたくはなかったのでしょう。

    ベレト「ならば、問題はないな。…このことは皆には黙っておいてくれ。…軍の士気がさらに下がってしまうからな。」

    ———————————————————

    〜食堂〜

    アネット「そういえばエムレ。いつのまにそんなに魔法を使いこなせるようになったの?」

    え…この前の戦いですか?

    アネット「凄かったよ!…あなたは雷魔法が得意だったんだね。…エムレのお母様はどんな魔法が得意だったのかな?」

    エムレは>>452と答えた。

  • 451二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 01:56:25

    治癒の魔法

  • 452二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 06:06:35

    闇魔法

  • 453122/02/05(土) 09:20:51

    母は闇魔法の使い手でした。…何故、闇魔法を使えたのかはわかりません。…理由は話してくださりませんでしたから。
    アネット「…そうなんだね。…理学のお勉強は楽しかった?」
    はい、もちろん。
    アネット「えへへ…それならよかった。折角だからまたお勉強しない?」
    しましょう!

    フェリクス「なんで俺たちまで…。」
    シルヴァン「まあ、俺は別に苦手というわけではないが…。」
    メルセデス「あらあら?楽しそうね〜。フェリクス、シルヴァン。一緒にお勉強しましょうね〜。」
    アネット「二人とも理学の勉強してたでしょう?折角だから、みんなでやった方が楽しいと思って…。」
    シルヴァン「ここ最近、心が荒むような出来事ばかりだったからな。…まあ、たまには息抜きとしていいかもしれないな。」
    フェリクス「俺は剣の鍛錬でもしていたいんだがなあ…。」
    シルヴァン「お前、魔法も使えればさらに強くなれるかもしれないって俺に相談してきたじゃないか?」
    フェリクス「…チッ。お前は余計なことを口走る…。」
    あはは…頑張りましょう。

    四人で理学の勉強をしていると…
    フレン「わたくしもご一緒してもよろしくって?」
    もちろんいいですよ。
    フレン「うふ、感謝しますわ。」
    あのフレンさん。
    フレン「どうなさいましたの?」
    …地下都市シャンバラはご存知ですか?
    フレン「…!」
    フレン「…いえ、ご存知ありませんわ…。」
    嘘だ、フレンさんは知っている。でも、隠しごとをしている…?

  • 454122/02/05(土) 09:58:32

    〜???〜
    ???「兄さんの仇…。許さない…!」
    ———————————————————
    〜???〜
    ???「行くのか?」
    ???「ああ、傷は癒えた。…感謝する。」
    ???「フン…言ったはずだ。恨みも受けた恩も忘れないと。…お前の主は我らの居場所を作ってくれるのだろう?…必ずや約束してくれ。」
    ???「あのお方は必ず、叶えてくれる。…おれはそんなお方だからこそ、仕えていたのだから。」
    ———————————————————
    〜ミルディン大橋・近郊〜
    ギルベルト「たった今、偵察の騎士が戻ってまいりました。帝国兵と親帝国派の同盟兵が詰めているとのこと。そして…」
    ロドリグ「敵将はラディスラヴァ、フェルディナント、ローレンツ。…フェルディナントとローレンツはあなたにも馴染みが深い名前のはずです。」
    ドロテア「…フェルくん、ローレンツくん。…ついに学友と戦場で相対することになってしまうのね。」
    メルセデス「…うーん…覚悟はしていたけれど、辛いわね…。」
    ラファエル「ローレンツくんかあ…。あいつ、いい奴だったのになあ…。」
    ディミトリ「…帝国に与するなら殺す。生かしておく理由はない。…全て殺し尽くす。」
    ベレト「…そこまでするな。」
    ディミトリ「お前は、自分から全てを奪った者が罪悪感を抱かずにのうのうと生きていられるのを許せるのか?…お前はジェラルト殿を殺した女が許せなかったはずだ。…だから、復讐をした。そうだろう?」
    ベレト「…ああ、許しはしていない。だが、復讐をする気にはなれなかった。…父の最期の言葉があったからな。」
    ディミトリ「…だが、お前はソロンも殺した。…俺と何も変わらない。…お前も俺の同類だ。」

  • 455122/02/05(土) 10:02:08

    〜ミルディン大橋〜

    ラディスラヴァ「あの軍旗は…?敵襲です!落ち着いて敵を迎え撃ちなさい!アケロンにも急使を!」

    ローレンツ「アケロンか…あんな風見鶏…。早く殺しておくべきだったよ、全く…。まあ、今の僕も言えたことではないか。」

    フェルディナント「ローレンツ、行くぞ。ここで彼らを討ち取るのだ!」

    ディミトリ「…殺す。」

    次の展開>>457

  • 456二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 10:06:24

    加速

  • 457二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 10:08:45

    ラディスラヴァとフェリクスが再選し互角に打ち合う
    ローレンツにはアネットとシャミアがフェルディナンドにはベレトとアンナが向かう

  • 458122/02/05(土) 10:14:34

    ベレト「進軍するぞ。…!」
    矢がこちらに向かって飛んできた。
    ギルベルト「弓砲台を操る者がいるようですね。早めに砲台を奪取しておくべきかもしれません。」
    ベレト「エムレ。君の魔法で何とかならないか?」
    任せてください!

    ディミトリ「……。」
    ディミトリはひたすらに帝国兵と同盟兵を相手にしている。エムレが近くに来ないように…。
    帝国兵「ぎゃあっ!」
    ロドリグ「…ディミトリ殿。」
    ディミトリ「…何だ?」
    ロドリグ「…エムレと何かあったのですか?」
    ディミトリ「…………………。…お前には関係ない。」
    ロドリグ「…そうですか。」

  • 459122/02/05(土) 10:25:22

    ラディスラヴァ「アケロン、今です!敵を背後から攻めなさい!」
    アケロン「ここで手柄を立てて、皇帝陛下にぼくちゃんの名前を売っておかないとねえ〜。」
    アケロンと名乗る男とその兵たちが戦場に現れた。
    ロドリグ「あれは同盟の小領主アケロン。帝国に与するなら、ぶっ飛ばしてしまって構いません。」
    アケロン「な、何を!ぼくちゃんを舐めるな!」
    アケロンが攻撃を仕掛けるが…
    「おれも助太刀する」
    何者かがその攻撃を防いだのだった。

    ディミトリ「…お前…ドゥドゥーなのか…?」
    ドゥドゥー「遅くなって申し訳ありません。…殿下、よくぞご無事で。」
    ディミトリ「…ああ。…お前も戦ってくれるか?」
    ドゥドゥー「おれはあなたの剣であり、盾です。」
    ディミトリ「そうか…。」
    アケロン「な、何だ!?お前はぼくちゃんの邪魔をするな!」
    ドゥドゥー「邪魔なのはお前だ。…悪く思うな。」

    ドロテア「…もう殺すことに何も思わなくなってきちゃった。私、可笑しくなったのね…。
    ドロテアが独り言ちていると…。
    フェルディナント「…覚悟しろ!」
    ドロテア「フェルくん…!きゃあっ!」
    ドロテアの反応が一瞬遅れてしまった…。そして…
    フェルディナント「…さらばだ、ドロテア。」
    フェルディナントの槍がドロテアに…
    ベレト「…はあっ!」
    届かなかった。
    ベレト「久しぶりだな、フェルディナント。」
    フェルディナント「先生か…。ふっ…相手にとって不足はなし!貴方を討ち取って、エーデルガルトに自慢して見せるさ!」
    アンナ「先生!私も加勢するわ!」

  • 460122/02/05(土) 10:35:25

    シャミア「ローレンツ。退く気はないか?」

    ローレンツ「貴女こそ退く気はないのですか?この時勢下だ。帝国に抗うなど無意味なことは聡い貴女ならわかっているはずです。」

    シャミア「私は先生の傭兵だ。君の命令は聞けないな。」

    ローレンツ「そうですか、ならば覚悟してください!」

    アネット「シャミアさん、あたしも手伝います!」


    フェリクス「あんた、俺を覚えているか?」

    ラディスラヴァ「あなたはフラルダリウスの嫡子…。フラルダリウス家を筆頭とするあなたたちの5年にも及ぶ抵抗は厄介でした。…ですか、ついに諦めたのですか?」

    フェリクス「諦めた?違うな、俺たちはエーデルガルトを討ち取るためにここまで来た。…あんたを斬る。」

    次の展開>>462

  • 461二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 10:41:17

    ベレトに集中していたフェルディナンドは意識してなかったアンナの攻撃により倒れる
    ラディスラヴァとフェリクスの戦いは白熱していたが最後の最後武器の差でフェリクスが勝つ
    アケロンはまあ…
    この様子を見ていたローレンツ、不気味なほどあっさり撤退(クロードの策で帝国に加担してスパイしていたので)

  • 462二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 10:49:13
  • 463二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 11:10:56

    フェルディナント「先生、私は貴方が羨ましい。エーデルガルトは貴方のことを本当に高く評価していたんだ。」
    ベレト「そうか。」
    フェルディナント「ここで、死んでしまうには惜しい人材だよ、全く。」
    フェルディナントとベレトが一進一退の攻防を繰り広げている。
    ベレト「くっ…。」
    フェルディナント「隙だらけだ!」
    フェルディナントの攻撃がベレトを掠めた。
    ベレト「やるな、だが…。君は周囲をもっと見るべきだったな。」
    フェルディナント「何!?」
    フェルディナントに遠方から雷が飛んできた!
    そして…
    フェルディナント「ぐぁぁぁぁ!!」
    フェルディナントを撃ち抜いたのだった。
    アンナ「私、理学すっごい苦手なのに、先生の指導のおかげね。でも、もう少し優しく指導してよ!」
    ベレト「分かった。そして、フェルディナント…。」
    フェルディナント「…ベレト…貴方は…私や…エーデルガルトの…背負ったものの…重みが分かるか?」
    ベレト「分からないな。…だが、これも互いの正義がぶつかりあった結果だ。違うか?」
    フェルディナント「ふっ…先生は…そう答えると…思っていた…さ。…ディミトリには…貴方がついていて…羨ましい…よ。……。」
    ベレト「……。」

    フェリクス「チッ…。」
    フェリクスとラディスラヴァが交戦している。
    ラディスラヴァ「…あなたも強いですね。…一瞬の隙をつかれて首を取られそうですよ。」
    フェリクス「あんたもな。俺の剣のほうが有利なはずだが、あんたはうまく捌ききっている。…それに飛竜か。厄介だな。」
    フェリクス「次で終わらせる。」
    フェリクスが構え…ラディスラヴァに向かっていった。
    ラディスラヴァ「…迎え撃ちます!かかってきなさい!」
    ラディスラヴァとフェリクスの鍔迫り合いが始まった。だが…

  • 464122/02/05(土) 11:19:27

    フェリクス「あんたは俺と正面から打ち合ったのが間違いだったな。」
    ラディスラヴァ「…あぁっ!!」
    フェリクスがラディスラヴァの斧を破壊しそのまま一閃したのだった。
    フェリクス「…この剣は英雄の遺産に近しいものだ…。」
    ラディスラヴァ「そう…ですか…。…エーデル…ガルト…様。申し訳…ありません…。」

    アケロン「ぐええ…。帝国なんかに…味方するんじゃ…なかった…。」
    ドゥドゥー「そうだな。あのような悲劇を生み出した帝国に付いたのが間違いだった。」
    ドゥドゥーさん!…良かった。
    ドゥドゥー「…お前には迷惑をかけたな。…殿下のご様子は?」
    …わたしはもうディミトリさんを守ってはあげられません。
    ドゥドゥー「…エムレ?」

    ローレンツ「くっ…そろそろ潮時だな。」
    シャミア「待て、何処へ行くつもりだ?」
    ローレンツ「…勘違いしないでいただきたい。僕は逃げるわけではない。…これもあいつの策略通りということか。」
    ローレンツは兵を退いていったようだ。

    全ての敵将を退けたことでミルディン大橋の戦いは決着が付いたのだった。

  • 465122/02/05(土) 11:40:56

    〜ミルディン大橋〜
    ロドリグ「ギュスタヴ殿。少し、よろしいですか?」
    ギルベルト「どうなさいました?ロドリグ殿。」
    ロドリグ「…ダスカーの悲劇の真相についての私の仮説を聞いていただきたいのです。」
    ロドリグ「…私はパトリシア様が一枚噛んでいるのではないかと、そう感じています。」
    ギルベルト「…愛する夫を殺したと、あなたはそう言いたいのですか?…いくらあなたであっても言っていいことと悪いことはあります。」
    ロドリグ「…私の仮説だと申したでしょう?…ダスカーの悲劇はかなり根の深い事件となっていると思いますよ。」
    ハピ「うーん…あ、おじさんたち。みんな、帰っちゃったよ。」
    ロドリグ「…君は何をしているんだ?確か…」
    ハピ「ハピだよ。」
    ロドリグ「…ハピ。今の話は聞いていたのか?」
    ハピ「まあね。聞いても全っ然分かんないけど。ロドリグさん?だっけ?」
    ロドリグ「ああ、そうだが。」
    ハピ「ロドリグさんはディミと仲良しなんでしょ?アンゼルマさんって聞いたことある?ディミに話したら凄い剣幕で詰め寄られてさ。」
    ロドリグ「…!何故君がそれを…!」
    ハピ「やっぱり、知ってたんだ。」
    ロドリグ「…パトリシア様の帝国での名だ。…殿下の継母のな。」
    ハピ「それで仕草や振る舞いが似ていたんだね。納得、納得。あ、早く、帰ってきてよね。」
    ギルベルト「ああ、分かっている。」

  • 466122/02/05(土) 11:58:51

    〜蒼月の章 大樹の節(4月)〜

    〜騎士の間〜

    ギルベルト「斥候からの報せです。…帝国軍がグロンダーズ平原に兵を入れているとのことです。…その指揮を執るのは…。」

    ディミトリ「…あの女か。」

    ギルベルト「…皇帝エーデルガルトです。…ディミトリ殿、どうなさいますか?」

    ディミトリ「…聞くまでもない。エーデルガルトを殺す。…ああ…父上、継母上…ようやくあなたたちの仇が討てます。」

    ディミトリはふらりと立ち去った。

    ベレト「…それで、この少女は…。」

    フレーチェ「フレーチェと申します。あなたたちの行軍のお手伝いをさせていただきたいのです。…ディミトリ殿は、何と?」

    ロドリグ「君の好きにしろとのことだ。」

    フレーチェ「ありがとうございます!…精一杯力を尽くしますね。ところで、ベレト殿。」

    ベレト「…どうした?」

    フレーチェ「ランドルフって知っていますか?」

    ベレト「ああ、知っている。…自分が殺した。」

    フレーチェ「…そうですか。…いえ、申し訳ありません。」

    ベレトたちが立ち去ったあと…

    フレーチェ「…あの人は兄さんを殺したと言った。…でも、あの人が兄さんを痛めつけたとは思えない。…兄さんを無意味に拷問し、痛めつけて、死の原因を作ったのは…やっぱり、あの殺人鬼か。」

    ———————————————————

    エムレは>>468と食事を摂っていた。

  • 467二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 12:08:13

    アネットとドゥドゥー

  • 468二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 12:14:23

    ドゥドゥーとイングリット

  • 469122/02/05(土) 12:32:51

    イングリット「ドゥドゥー…。」
    ドゥドゥー「どうした、イングリット?」
    イングリット「殿下のことを助けてくれてありがとうございました。」
    ドゥドゥー「構わない。おれは殿下を守るのが当然の責務だからな。あの方にはいくら恩を返しても返しきれない。」
    イングリット「…そのドゥドゥー。…本当にごめんなさい!」
    イングリットが深々と頭を下げた。
    イングリット「私はあなたのことを避けていた。…あなたがグレンを殺したダスカー人だったから、それだけの理由であなたを血も涙もない獣だと思っていた。…あなたはこんなにも優しくて、高潔で素敵な人なのに、私はただダスカー人というだけで、あなたの内面を見ようともせずに毛嫌いしていた。…そして、結果としてあなたたちダスカーの民は潔白だった。全てはエーデルガルトが仕組んだことだったのに…。いくら謝っても許されないことだとは思っています。…ですが、本当にごめんなさい。」
    イングリットさん…。
    ドゥドゥー「…イングリット。おれにすまないと思うのなら、一つだけ聞いて欲しい。」
    イングリット「何でしょうか?何でも聞きます。せめてもの罪滅ぼしとして…。」
    ドゥドゥー「…お前がおれたちダスカーの民を憎むのは当然のことだった。そのことについて、おれがとやかく言うつもりは元よりない。…おれと普通に接して欲しい。おれとお前は共に手を携えて戦う大切な仲間なのだから。」
    イングリット「…ふふ…あなたは…本当に素敵な人ですね…。…分かりました。共に戦いましょう。」
    ドゥドゥーさん、ありがとうございます。
    ドゥドゥー「エムレ、お前が殿下を守ってあげられないとはどういうことだ。」
    ………。
    ドゥドゥー「何か理由があるのだな。だが、おれたちは無理に聞くつもりもない。…さて、食事の続きだな。」

  • 470122/02/05(土) 12:44:21

    〜水上都市デアドラ〜
    クロード「おっと、ローレンツ。無事だったか?」
    ローレンツ「全く、僕たちの内輪揉めに乗じてディミトリ君たちが攻め寄せてくるなど聞いていなかったぞ。…君は知っていたのか?」
    クロード「まあな。だが、お前が死ななくて何よりだった。…それで、帝国はどうなっている?」
    ローレンツ「…メリセウス要塞にエーデルガルトが兵を入れている。…君やディミトリ君を誘い出して、まとめて返り討ちにしようという算段なのだろう。そして…戦場はあの鷲獅子戦の舞台。」
    クロード「グロンダーズ平原か。…お前はどうする?」
    ローレンツ「僕はグロスタール領で控えている。…いつ帝国が侵攻してくるかは分からないからな。…君はどうするのだ?」
    クロード「…敢えてエーデルガルトの誘いに乗って、グロンダーズ平原に進軍する。…そこで、エーデルガルトを討ち取れば御の字だ。」
    ローレンツ「…ディミトリ君たちとは協力しないのか?」
    クロード「しない。…特にディミトリは俺と協力する気なんて毛頭ないだろうな。」
    ローレンツ「そうか…。健闘を祈っているぞ。」

    クロード「さて…妄執の王子を旗頭にするあんたらはこれからどう動く?」

  • 471122/02/05(土) 12:52:33

    〜メリセウス要塞〜
    エーデルガルト「ペトラ、ベルナデッタ、コンスタンツェ。貴方たちはグロンダーズ平原の所定の位置に着きなさい。」
    ペトラ「わたし、ベルナデッタ、共に砲台死守します。…エーデルガルト様、指一本、触れさせません!」
    ベルナデッタ「あ、あたしは怖いですけど…エーデルガルトさんのために頑張りますからね!…でも、ディミトリさんは怖すぎますうう!!」
    エーデルガルト「ふふ、頼もしいわね。それで、コンスタンツェ…貴方は…」
    コンスタンツェ「私の夢はヌーヴェル家の再興。そのためには陛下、貴方に協力するのが筋ではなくって?…私は今では、貴方の重臣ですのよ。」
    エーデルガルト「…分かった。感謝するわ。…貴方たちに一言言っておくわ。…この戦いでは死ぬまで戦わないこと。…特にベルナデッタ、コンスタンツェ。貴方たちは前線に特に近いところで戦うことになる。…気をつけなさい。」
    エーデルガルト「…それにベルナデッタ。貴方が陣取るところには火刑が仕掛けてある。間違って、着火させないでね。…そうなれば、逃げられなくなってしまうから。」
    ベルナデッタ「…あたしの狙いは外れませんから!多分…。」

  • 472122/02/05(土) 12:58:36

    アッシュ「エムレ、こんにちは。」

    アッシュさん、こんにちは。あなたも騎士になったのですね。

    アッシュ「…そうだね、でも僕はローベ家の騎士。…ここで、殿下たちと戦うということは、主君に背くことになってしまっている。…僕は君たちの元へ来なければ、あのアリルでの戦いで命を落としていたのは間違いないんだ。…僕はどうするのが正解だったのかな。…騎士として君命を果たすか、それとも、君たち級友と共に戦うか…。君だったら、どうするのかな…?例えば、ガラテア家が親帝国派で、君は僕たちの敵だったときにどっちを選ぶ?主君の命を果たすのか、僕たちと共に戦うのか。」

    エムレは>>474と答えた。

  • 473二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 13:52:48

    加速

  • 474二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 13:59:08

    その時は私の心に従います

  • 475二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 14:00:31

    私の主君(ロード)は常にディミトリのつもりだ。主君が歩むべき道を進ませる為に戦うし、間違った道を往くなら命をかけてでも正す。

  • 476122/02/05(土) 14:18:48

    その時は…わたしの心に従います。

    アッシュ「…そうだよね。僕も僕の心に従って、ここで皆とこうして戦っている。結局、それしかないんだよね…。」

    アッシュ「いよいよ、帝国領に本格的に侵攻するときだね。この戦いに勝てば、殿下は王都の人々を救出しに行くのかな…。でも、レア様も助け出さないといけないよね。…エムレもレア様に聞きたいことがあるんだよね?」

    はい、必ず彼女に答えてもらわねばならないことがあります。

    アッシュ「それなら、まだ僕たちは死ぬわけにはいかないんだね。…一緒に生き残ろう。そういえば、君は騎士道物語とかは好きかな?…僕は大好きなんだ。」

    …読んだことありません。…わたしはお金がありませんでしたから。

    アッシュ「ええ!?そうなの!?僕のお気に入りの本を紹介するから、一緒に書庫に行こうよ!」

    は、はい行きましょう。

    ———————————————————

    〜食堂〜

    うーん…手が届きません…。

    棚の上の調味料を取ろうとしていると…

    わわ…倒れる。きゃあっ!

    …………………。

    あれ?誰かに支えられている?

    ディミトリ「…………………。」

    …あの、ありがとうございます。…それでは。

    ディミトリ「……………ああ。………俺が近づいても何も言わないのか?」

    エムレは>>478と答えた。

  • 477二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 14:23:42

    加速

  • 478二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 14:41:50

    えーと…特にはないです

  • 479122/02/05(土) 14:55:40

    ええと…特にはないですよ?だから、気にしないでください。
    ディミトリ「……そうか。」
    ディミトリ「……この戦いで帝国の畜生と、その首魁エーデルガルトを殺せば全てが終わる。……それから俺は…。」
    ディミトリはそのまま何かを呟きながら去っていった。

    ディミトリ「………ドゥドゥー。」
    ドゥドゥー「はっ、殿下。」
    ディミトリ「………殿下と呼ぶな。」
    ドゥドゥー「……ならば、ディミトリ様。どのようなご用件でしょうか?」
    ディミトリ「……お前に命令を下す。……絶対に死ぬな。……二度と命を捨てるような真似はするな。ここで誓え。」
    ドゥドゥー「……承服いたしかねます。」
    ディミトリ「……何故だ?」
    ドゥドゥー「おれはあなたの盾であり、剣です。…あなたの御身を守るのが当然のこと。…ですから、誓えません。」
    ディミトリ「……ならば、死なないように俺を守れ。」
    ドゥドゥー「はっ。」
    ———————————————————
    〜帝国領・グロンダーズ平原近郊〜
    ギルベルト「霧が濃くなってきました。…これでは、敵味方の区別も付きません。」
    ディミトリ「…ならば、ここにいる者以外は全て殺せばいい。簡単なことだ。」
    ギルベルト「…そうですね。」
    ベレト「…グロンダーズ平原か。」
    ディミトリ「…感情に浸りたいなら、他所でやれ。鬱陶しい。」
    ベレト「……。」
    すると、空が暗くなり雨が降り始めた。
    ディミトリ「……雨か…。……エーデルガルトの首を取れと、父上たちが嘆いておられるようだ。」
    ギルベルト「…それでは、配置に着きましょう。」

  • 480122/02/05(土) 15:04:24

    クロード「雨が降ってきたな。」
    ヒルダ「ねえ、クロードくん。大丈夫なの?」
    マリアンヌ「何か良からぬことが起きる…。そんな予感がします。」
    レオニー「マリアンヌ。そんな不吉なこと言うなよ。ここで、エーデルガルトを倒せばいいんだろ?」
    イグナーツ「そうですね。ですが、出来るのでしょうか?」
    クロード「やらなければ、どのみち俺たちはあの女帝に潰されちまうだろ?…それとな、ここにいる同盟兵以外は全員敵だ。そのつもりで、お前たちも動いてくれよ?」
    ———————————————————
    〜グロンダーズ平原〜
    ディミトリ「……貴様らの首を残らず捻じ切り、死者への手向けとしよう。」

    クロード「酒の代わりに血を浴びるとは、とんだ同窓会があったもんだな。」

    エーデルガルト「まったく……懐かしい顔ぶれね。……残念だわ。」

    ディミトリ「殺し尽くしてやる……!」
    ディミトリが槍を突き出し、号令をかけた。

    クロード「……。」
    クロードは同盟兵に号令をかけた。

    エーデルガルト「この戦いで……。」

  • 481122/02/05(土) 15:07:44

    ギルベルト「ひどい雨と霧です。…何処から敵が現れるか分かりません。」

    ディミトリ「…エーデルガルトを殺す。」

    ディミトリがそのまま一人で進んでいった。

    ベレト「…待て、ディミトリ!」


    コンスタンツェ「私の魔道の力、とくとご覧になってくださいな!」

    ベルナデッタ「…とにかく、あたしたち以外は全員敵なんだよね。…ペトラさん、周りの敵を確認してくれるかな?」

    ペトラ「…敵見つけるしました!あれは…>>483です!

  • 482二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 15:08:18

    加速

  • 483二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 15:10:42

    自軍からツィリル、帝国からはレオニー

  • 484二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 15:21:10

    >>483

    帝国じゃなくて同盟でした

  • 485122/02/05(土) 15:23:43

    (レオニーは同盟ですかね?)

    ペトラ「あれは…ツィリルさん、それに、レオニーです!」

    ベルナデッタ「…え?既に戦い始めてない?」


    ツィリル「…誰であろうともボク達の邪魔をするなら殺す…!」

    レオニー「…あんたは同盟の兵ではないことは確かだ。…わたしらの邪魔をしないでよ!」

    ツィリルとレオニーが対峙している所に…矢が降り注いだ。 

    レオニー「…くっ…誰だ!」

    ベルナデッタ「来ないでー!!あたしたちの前から消えてくださいよお!!」

    ペトラ「あなたたち、ここで仕留めます!」


    ディミトリ「…何処だ、エーデルガルト!」

    ディミトリ「…そこか!?」

    ディミトリが槍を投げ付けた。

    クロード「うおっ!…誰だ!?…お前、ディミトリ…?」

    ディミトリ「…誰だ貴様は…。邪魔をするなら、殺す!」

    クロード「おい、クロードだ!くそっ…駄目だ聞く耳も持たないな。…許せ、ディミトリ。」

    ヒルダ「ディミトリくんであっても、クロードくんには手出しさせないから!」


    ハピ「…危ないよ!」

    エムレの頭上に雷が落ちてきた。

    うわっ!

    ハピ「…あれはコニーの魔法だね。」


    エーデルガルト「これでは火刑が使えないわね。…薪が湿気ってしまっている。」

    ヒューベルト「…如何なさいますか?」

    エーデルガルト「…ヒューベルト。貴方は、戦場を見張って、戦力が不足している所に向かって頂戴。」

    ヒューベルト「承知しました。」

    次の展開>>487

  • 486二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 15:35:47

    乱戦の末、ペトラがレオニーを討ち取るがツィリルによって手傷を負う。ペトラを撤退させるためにベルナデッタが高台まで敵を引き付けた後、自爆。ツィリルもろとも死亡。
    ディミトリのカバーにドゥドゥーが入り、ディミトリはクロードから離れエーデルガルト目指して進軍。
    コンスタンツェの元にはメルセデスとハピが向かう。

  • 487二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 15:36:45
  • 488122/02/05(土) 15:54:49

    (もしかして、自軍初の死者ですかね?)
    ペトラ「レオニー、これで終わりです!」
    一瞬の隙をついてペトラがレオニーを剣で斬り裂いた。
    レオニー「…うっ…。」
    レオニーはそのまま落馬して倒れた。
    レオニー「…ごめん…クロード…。わたしの…分まで…生きて…。」
    ツィリル「アナタも邪魔なんですよ!死んでください。」
    ペトラ「くっ…。」
    ペトラがツィリルの攻撃の直撃を避けたが…
    ペトラ「はあっ…。…わたし…身の危険…感じます。」
    深い切り傷を負ってしまった。
    ツィリル「そのまま…死んで…っ!!」
    ツィリルの頭を狙って矢が飛んできた。
    ベルナデッタ「ペトラさん、逃げて!その傷じゃ死んじゃう…。あなたは死んじゃダメだから!」
    ペトラ「ベルナデッタ…あなた、任せます。必ず、生きて…!」
    ペトラが撤退を始めるが…
    ツィリル「…逃がさない!」
    ツィリルがペトラを追い始めるが…
    ベルナデッタ「あなたの相手はあたしですよ!余所見していいんですか!?」
    ベルナデッタが矢を放った。
    ツィリル「邪魔しないで。それじゃ、アナタを殺す。」

    ベルナデッタ「…はあっ…はあっ…。」
    ツィリル「…くっ…アナタ…その傷…死にますよ?…いいんですか?」
    ベルナデッタ「……死にたいわけないじゃないですか!?…でも…あたしは…」
    ベルナデッタは高台に設置してあった魔道の兵器を破壊した。
    ベルナデッタ「…エーデルガルトさん…手際が…良いんですね…。」
    ツィリル「…!?何を…!」
    ベルナデッタ「…あなたは…あたしと…一緒に…ここで…死ぬんです…。…ペトラさん、エーデルガルトさん、ごめんなさい…。」
    そのまま二人は激しい光に飲み込まれた。

  • 489122/02/05(土) 16:04:51

    セテス「…何だ、あの光は…!?まるで、アリルに落ちてきた…」
    シャミア「おい、ツィリルは何処に行った!?あいつ、高台に向かっていったぞ!?」
    カトリーヌ「まさか!おい、ツィリル!ツィリルーーっっ!!」

    エーデルガルト「…ベルナデッタ。…どうして、約束を守らないの。」
    ペトラ「…エーデルガルト様…申し訳…ありません。」
    エーデルガルト「…貴方は傷を治し、このままアンヴァルまで撤退しなさい。」
    ヒューベルト「ええ…貴殿はベルナデッタ殿の為にも死んではなりません。」
    ペトラは撤退していった。
    エーデルガルト「…私はベルナデッタをみくびっていたわ。…彼女なりに信念を持って戦っていたのね…。」

    ディミトリ「…何だ!あの光は…。はッ…エーデルガルトの為に…命を捨てるとは…くだらん。」
    ディミトリがクロードとヒルダを相手に猛攻を仕掛けているが…
    クロード「おい、ディミトリ!俺たちだって言ってるだろ!?」
    ディミトリ「…黙れ、よく舌の回る貴様の言い分を信じると思うか?…貴様も俺の命を狙っているのだろう?…殺す。」
    ヒルダ「あなたねえ!本当、馬鹿じゃないの!?」
    ヒルダがディミトリにフライクーゲルを叩きつけるが…
    ディミトリ「…チッ!」
    ディミトリは何とか回避したが…
    ディミトリ「…しまっ…」
    クロード「二体一だ。こうなることは分かっていただろ?」
    クロードが矢を放った。
    ディミトリ「…ああ…俺は…何も果たせぬまま…終わるのか…。」

  • 490122/02/05(土) 16:13:15

    ドゥドゥー「ディミトリ様、ご無事ですか?」
    ドゥドゥーが盾で矢を弾いたのだった。
    ディミトリ「…お前に助けられた…。…すまない…。」
    ドゥドゥー「ここはおれに任せて、あなたは本懐を遂げてください…!」
    ディミトリ「…感謝する。」
    ディミトリがクロードたちの前から立ち去った。

    ドゥドゥー「おれが相手になろう。」
    クロード「お前…ドゥドゥーか。ここは退かねえか?俺たちが戦って何の益があるんだ。」
    ドゥドゥー「…ディミトリ様はおっしゃられた。…おれたち以外の全てを殺せと。…お前も殺す。」
    クロード「そうかい。ならば、容赦はしないぞ。」
    ヒルダ「ドゥドゥーくん。これであたしと戦うの三回目なんだよねー。覚えてる?」
    ドゥドゥー「ああ、忘れもしない。」
    ヒルダ「久しぶりの再会なのに、どちらかが、死ぬ戦いになるなんて残念だね。」
    ドゥドゥー「…ああ、残念だ。」
    ドゥドゥーさん!わたしも戦います!
    ドゥドゥー「…感謝する。」
    クロード「エムレ…。お前…リシテアと仲良くしてくれてありがとな。…こうして、血で血を洗う戦場で再会しなければ、ゆっくり酒でも交わしたかったのにな…。」
    …………………。

  • 491122/02/05(土) 16:23:02

    メルセデス「ハピ、行きましょう。コンスタンツェの元へ…。」

    ハピ「うん、いいけどさ。キミ、顔色悪いけど大丈夫?」

    メルセデス「…ええ、平気よ。こうなることは覚悟していたもの。」

    メルセデスとハピの足元から氷魔法が出現した。

    メルセデス「…きゃ!」

    ハピ「コニーでしょ?姿見せなよ。」

    コンスタンツェ「よく分かりましたわね。突然で申し訳ありませんが、貴方たちは私や陛下の邪魔ですので、死んでくださいな!」

    メルセデス「…コンスタンツェ。退く気はない?私はあなたと殺し合いはしたくないのよ…。」

    コンスタンツェ「…いいえ、退けませんわ!例え、お姉様であったとしても…!」


    イグナーツ「マリアンヌさん、平気ですか?」

    マリアンヌ「はい、問題ありません…」

    マリアンヌ「…イグナーツさん!危ない!」

    イグナーツに向かって膨大な魔力の塊が襲いかかっていった。

    イグナーツ「うわっ!…危なかったです。」

    ヒューベルト「おや、生きていらしたんですか?殺すつもりで放ったのにしぶといですな。」

    マリアンヌ「ヒューベルトさん…。お一人で戦われて大丈夫なのですか?」

    ヒューベルト「くくく…心配はご無用ですよ。」

    魔獣「グオオオオオッッ!!」

    イグナーツ「あれは…魔獣!マリアンヌさん!気をつけてください!」

    次の展開>>493

  • 492二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 16:28:57

    ksk

  • 493二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 16:39:53

    ディミトリがエーデルガルトの元へ到着。
    ドゥドゥーとエムレはクロード達と戦っているが、2人に殺意の無い事に気が付いたクロードはヒルダと共に撤退を選択
    コンスタンツェ戦は死神騎士が乱入し、メルセデス達が不利となるがそこへイングリットとラファエルが駆け付ける
    エーデルガルトの元へディミトリが来たことに気が付いたヒューベルトは魔獣にマリアンヌ達を任せてエーデルガルトの元へ

  • 494122/02/05(土) 16:54:44

    ドゥドゥー「……。」
    ……。
    クロード「…なあ、お前ら。何を考えているんだ?」
    …いえ…。
    ヒルダ「エムレちゃん?あなた、本当はあたしたちと戦いたくないんじゃないの?さっきから、剣も振るわないし、弓も使ってないわよ?」
    ドゥドゥー「…おれたちはディミトリ様の命に従うのみだ。…悪く思うな。」
    ドゥドゥーがクロードに攻撃を仕掛けようとするが…。
    クロード「…分かったよ、俺たちは撤退する。…お前らが帝国をぶっ潰してくれればそれでいいんだ。」
    ヒルダ「そうだよねー。あたしはあなたたちを殺したくはないしね。」
    ドゥドゥー「…感謝する。」
    クロード「…お前たち、ディミトリのことを見てやってくれよな。」
    クロードとヒルダは戦場から離脱した。
    ギルベルト「ドゥドゥー、エムレ!無事か!?」
    はい、どうしましたか?
    ギルベルト「殿下がエーデルガルトの元へ単身向かっていったのだ!急ぎ、救援を…!」
    …!行きましょう!

    ヒューベルト「あれは…ディミトリ!」
    イグナーツ「余所見しないでくださいよ!」
    イグナーツがヒューベルトに矢を放った。
    ヒューベルト「チッ…貴殿らなどに構っている暇はありません。そのまま、魔獣の餌になりなさい。」
    ヒューベルトが転移魔法で消えた。
    魔獣「グオオオオオッッ!!」
    翼魔獣「ギャオオオオオオオ!!」
    マリアンヌ「…イグナーツさん、彼らの狙いは私です。…この紋章に導かれているのかもしれません。」
    イグナーツ「…マリアンヌさん!?何を…」
    マリアンヌが森の方へと走り出した!
    マリアンヌ「…いつ死んでもいいと思っていた、私が初めて役に立つのですね。…クロードさんたち…あとは頼みます。」

  • 495122/02/05(土) 17:01:58

    ハピ「危なっ。」
    ハピとメルセデスを目掛けて魔法の嵐が襲いかかってきている。
    コンスタンツェ「貴方たちでは私には敵いませんわ!…このまま、雷に打たれてしまいなさい!」
    コンスタンツェが二人に止めを刺そうと、雷魔法を放つが…
    ハピ「あんまり、舐めないでよね!」
    ハピが闇魔法で相殺したことでことなきを得た。
    メルセデス「これで終わりよ。コンスタンツェ!」
    メルセデスの魔法がコンスタンツェに襲いかかるが…
    死神騎士「…ふん!」
    死神騎士がかき消したのだった。
    コンスタンツェ「エミール!何故ここに…。」
    死神騎士「…血の匂いがしたからだ。…私の逸楽が、この戦場に存在すると…。そう直感した…。」
    コンスタンツェ「ともあれ、助かりましたわ!」
    イングリット「メルセデス、ハピ!私たちも加勢します!」
    ラファエル「あんた!あの時の騎士か!?腕がなるぞおお!」
    死神騎士「…お前たちのような雑魚に用はない…。…コンスタンツェ、こいつらを始末するぞ。」
    コンスタンツェ「言われなくとも分かっていますわ!…かかってきなさいな!」

  • 496122/02/05(土) 17:12:46

    ディミトリ「…ようやく見つけたぞ…。」

    ディミトリはついに見つけたのだった…。憎き仇敵エーデルガルトを…。

    エーデルガルト「あら、5年ぶりかしら。随分な風体になったものね。…私を殺す為だと嘯きながら、ただ無意味に死体を積み上げ続けてきた気分はどうかしら?」

    ディミトリ「……ッ!」

    ディミトリはアラドヴァルでエーデルガルトを刺し貫こうとしたが…

    エーデルガルト「その程度で私を殺せるとでも?」

    ディミトリ「…貴様や、帝国の畜生を殺す…。俺はあの地獄の底でそう誓った。それが…父上や継母上の望みだからだッ…!」

    エーデルガルト「死者の声が聞こえるとでも、言いたいの?貴方は最早手遅れね。このまま、貴方の見ている亡霊の群れに加えてあげるわ。…私の手でね。」

    ディミトリ「それは…貴様の方だ、エーデルガルト!…殺す、必ず殺してやる…!貴様は、このフォドラに仇名す害悪そのものだッ!」

    エーデルガルトとディミトリが激突した…!

    次の展開>>498

  • 497二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 17:19:02

    加速

  • 498二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 17:27:25

    ディミトリとエーデルガルトは一進一退の攻防を繰り広げるが、そこへ先にヒューベルトが到着し魔法を放つ。間一髪間に合ったエムレがとっさに庇うものの重傷を負って左目を喪失。そのまま止めを刺されそうになるドゥドゥーとアネットが間に合う。

    死神騎士が参戦したことで劣勢となるが、ラファエルが3人娘の盾となって死神騎士たちの攻撃を食い止める。危なくなった所にベレトとアンナが到着

  • 499122/02/05(土) 17:41:24

    エーデルガルト「はあああっ!」
    ディミトリ「ぜやあっっ!!」
    エーデルガルトとディミトリが激しい戦闘を繰り広げている。
    互いに傷は負いながらも激闘が止む気配はない。
    エーデルガルト「貴方、私の首以外に興味はないのかしら?」
    ディミトリ「…ないな。…貴様を殺す。その為だけに今日まで生きてきた…!」
    エーデルガルト「…貴方はもう何も見えていないのね。望む未来を切り拓くこともしない。ただ、復讐にのみ取り憑かれ、過去に縋り続ける。…貴方は死体よ。」
    ディミトリ「…ならば、貴様も俺と同じ死体に変えてやろう。…父上や継母上に頭を垂れながら死んでいけッ…!」
    エーデルガルトのアイムールとディミトリのアラドヴァルが激突する寸前に…
    エーデルガルト「貴方は周囲が見えてないのね。愚か者よ。」
    ディミトリ「…!」
    ディミトリの間近に魔力の塊が迫ってきていた。
    ヒューベルト「さようなら、妄執の王子。…精々、貴殿が殺してきた者たちに謝罪をすることですな。」
    ディミトリ「…おのれ…!エーデルガルト!」
    エーデルガルト「誰が、貴方と一騎討ちをすると言ったの?貴方みたいに単身で首を取りにくるほど愚かではないわ。」
    ディミトリに魔法が直撃する…その直前!
    何者かの影が間に入り、その者に魔法が直撃したのだった。

  • 500122/02/05(土) 18:02:00

    …………。
    ディミトリ「……お前…!…何故だ!」
    なんと、エムレがディミトリの代わりに魔法を受けたのだった。
    ヒューベルト「ちっ…ディミトリではなく、エムレ殿に当たってしまいましたな。」
    エーデルガルト「そうね。…でも、このまま彼らに止めを刺しましょう。」
    ディミトリ「…くっ…。」
    ディミトリは膝をついてしまった。
    エーデルガルト「私もそうだけれど、貴方も軽傷ではないわ。…さようなら、妄執の王子…。…!」
    ディミトリに止めを刺そうとする直前に、エーデルガルトに向かって斧が飛んできたのだった。
    エーデルガルト「くっ…。」
    ドゥドゥー「エーデルガルト…!お前の首を取りにきた。覚悟しろ…!」
    ヒューベルト「やれやれ、主従揃って首にしか興味がないのですか。実に愚かなことです。」
    アネット「殿下…!エムレはどうなっているんですか!?」

    死神騎士「お前…捨て石になる気か?」
    ラファエル「そんなつもりはねえぞ。だが、ここであんたを押さえておかねえと、みんな死んじまうからな!」
    死神騎士「…そうか。」
    ラファエルが死神騎士を相手取りなんとか時間を稼いでいる。
    そこにコンスタンツェの魔法の雨が降り注ぐ。
    ハピ「コニーの魔法が激しいね。あれじゃ、近づけないよ。」
    イングリット「何とかなりませんか?」
    ハピ「何とかなってるなら、ハピたち苦戦してないでしょ?」
    メルセデス「そうよね…。あの激しい攻撃に耐えるのに精一杯だわ。」
    そうしていると…
    ベレト「遅れてすまない。ここから加勢しよう。」
    アンナ「あの人、イエリッツァさんだっけ?…ちょっと、こっちに向かってきているわよ!」
    死神騎士がベレトに向かって攻撃を仕掛けるも、ベレトはその攻撃を受け流したのだった。
    死神騎士「…ようやく来たか。我が逸楽よ…!さあ、死合え…!」

  • 501122/02/05(土) 18:03:47

    …………。

    ディミトリ「……おい…目を開けろ…。」

    …………。

    ディミトリ「……すまない……必ず……エーデルガルトを殺すから……。……待っていてくれ……。」

    ディミトリはドゥドゥーたちの元へ向かっていった。


    結果>>503

  • 502二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 18:05:55

    死神騎士はベレトとアンナと適度に切り結んだところで満足し、コンスタンツェを連れて撤退
    ディミトリの方は原作通り

  • 503二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 18:15:58
  • 504122/02/05(土) 18:26:18

    ベレト「…ちっ。相変わらず、厄介な騎士だ…。」
    死神騎士「…その剣で私を殺してみろ…!お前と死合うことこそ、我が逸楽…!それこそが至福の時よ…!」
    ベレト「その声…やはりイエリッツァだな。」
    アンナ「やっぱりそうなのね!?あなた、5年前に街をうろうろしていたでしょう?その時は商売あがったりだったのよ!覚悟して!」
    死神騎士「…………………。」
    ベレトとアンナが死神騎士と交戦している。

    しばらくして…
    死神騎士「…皇帝が退いていくな…。コンスタンツェ、撤退するぞ。」
    コンスタンツェ「そうですわね、私たちはここで死ぬわけには参りませんので。」
    死神騎士たちが撤退した。
    メルセデス「…エムレ!」
    ベレト「…あの傷は…!」
    ———————————————————
    エーデルガルト「…そろそろ、引き際かしら…。さようなら、ディミトリ。次に会う時がどちらかの最期の時よ。」
    エーデルガルトがヒューベルトと共に撤退を始めるが…
    ディミトリ「…待て!逃がさん…!ここで、殺す…!」
    ディミトリが単身でエーデルガルトを追いかけ始めたが…。
    ロドリグ「なりません!帝国軍の後詰が迫っているのです。」
    ディミトリ「俺一人でも行く…!何百だろうと何千だろうと全て殺してやる!」
    ロドリグ「身を挺してあなたを庇ったエムレはどうなるのですか!?あのままでは彼女は死んでしまうのですよ!?」
    ディミトリ「…ッ!」

  • 505122/02/05(土) 18:38:33

    フレーチェ「ふふふ…。」
    ロドリグ「お前は…何故ここに…?危ないから下がっていなさい。」
    フレーチェがディミトリの方へと向かっていった。
    そして…
    ロドリグ「いけません!殿下…!」
    ディミトリ「…っ!…貴様…何を…。」
    背後からディミトリを剣で刺したのだった。

    フレーチェ「殿下…?少しは後ろを注意されたらどうですか?…ねえ、痛いでしょう?でも、兄さんはもっと痛かったはず…。許さない…絶対に許さない…!」
    ディミトリ「……そうか…お前は……。」
    フレーチェ「この悍ましい化け物め…!死んでしまえええ!!」
    フレーチェがもう一度ディミトリに剣を突き立てようとした時…
    ロドリグ「…がっ…。…ベレト殿、やれ…!」
    ベレト「…すまないな。」
    ベレトがフレーチェを斬り捨てたのだった。
    フレーチェ「ああ…兄さん…。たす…け」
    ベレト「ロドリグ、無事か…」
    ベレト「…!」
    ロドリグは既に致命傷を負っていた。
    ディミトリ「あれは俺が受けるべき報いだった…。…俺が…。」
    ロドリグ「戦場に罪も報いも何もありませんよ…。」
    ディミトリ「…死ぬな、俺などの為に…。お前も、父上や継母上の元に行ってしまうのか?あの亡霊たち群れの中に…。俺のせいだ…俺がお前を殺した…俺が…!」
    ロドリグ「…殿下、あなたは一つ思い違いをしている…。…私はあなたのために死ぬのではない。…自分の信念のために死ぬのです。…あなたの命はあなたの信念のためにお使いなさい…。それは他でもない…あなたのためのものだ…。」
    ディミトリ「…俺の…信念…。」

  • 506122/02/05(土) 18:55:56

    ロドリグ「ああ…あなたは本当に亡き…国王陛下に似ておられる…。」
    ロドリグの体から少しずつ力が抜けていき…
    ロドリグ「…ランベール…あの日のお前との、約束を…」
    ロドリグはそうして静かに息を引き取った。
    ———————————————————
    〜厩舎〜
    ディミトリ「…何のつもりだ?」
    ベレト「何処へ行く気だ?」
    ディミトリ「何処でもいいだろう。お前には関係ないことだ。」
    ベレト「アンヴァルへ行く気か?…それが死者の望みだとでも?」
    ディミトリ「…黙れ、貴様如きに何が分かる。…貴様の並べ立てる綺麗事は鬱陶しいことこの上ない。…貴様に死者の何が分かる?…無念の中で死んでいった者は復讐を望むことも出来ない…。…あの日、生き残った俺が死者の無念を、憎悪を背負い、晴らさねばならない。…9年前にそう誓ったのだ。…貴様らとの士官学校での生活もそれを果たすための仮初のものでしかない…。…俺の生きている意味など、死者の無念を、望みを果たす。それしかなかった。」
    ベレト「……。」
    ディミトリ「…なあ、教えてくれ。俺はどうすればいい?…どうすれば、死者の願いを叶えてやれる?どうすれば、死者の嘆きが止むんだ?…俺にはわからない。」
    ベレト「…もういいだろう。十分苦しんだはずだ。君は9年もの長い間…。」
    ディミトリ「…ならば、俺は何のために生きればいいんだ?…もう俺には生きる意味が…。」
    ベレト「…ロドリグは何と言った?」
    ディミトリ「…俺の信念のために…生きろ…。だが、そんな生き方は許されるのか?…多くの人間を手にかけ続けてきた、化け物に…。」
    ベレト「……。」
    ディミトリ「…お前の手はこんなにも暖かかったのだな…。…ベレト、すまなかった。俺はもう迷わない。…俺自身の信念のために生きる。…彼女の元に行ってくる。」

  • 507122/02/05(土) 19:23:43

    …………………。
    ディミトリ「エムレ。本当に…お前には何度も助けられた。俺のような者の為に幾度も体を酷使し、俺に尽くしてくれていたのに…。あろうことか、俺はお前に憎悪を、槍を向けた。俺を信じ続けてくれていたお前に…。…そんなことは絶対に許されることではない。…いや、許さなくていい。だが…本当に申し訳なかった…。」
    …殿下…。わたしの左眼はどうなっていますか?
    ディミトリ「エムレ…!……申し訳なかった。…俺のせいだ、俺の為にお前は…。」
    …わたしはあなたのために死ぬつもりはありませんでしたよ。…わたしの信念のためにあなたを助けた。ですから、そこに悔いはありません。
    ディミトリ「…お前もロドリグと同じことを言うのだな。…立てるか?いや、無理に決まっているな。…まだ、眠っていてくれ。」
    ———————————————————
    〜蒼月の章 竪琴の節(5月)〜
    ディミトリ「…皆、すまなかった。散々俺に付き合わせ、迷惑をかけ続けてきた。…謝っても許されることではないと思っている。」
    フェリクス「そうだな。お前が暴走しなければ、父上が死ぬことはなかった。」
    ディミトリ「…フェリクス。お前には謝罪の言葉もない…。」
    フェリクス「お前の謝罪の言葉など聞きたくはない。俺は行動で示せと言っているんだ。」
    ディミトリ「…そうだな。…皆、聞いてくれ。…俺は…王都を奪還したい。一度は見捨てた民を俺は救いたい。」
    ギルベルト「そうしてくだされば、我らの兵力を補うことができます。…ロドリグ殿の死は、我らに痛手を与えましたから。…ですが、宜しいのですか?…エーデルガルトから遠のきます。」
    ディミトリ「エーデルガルトのことは許せないさ。だが、俺にはするべきことがあるんだ。…俺はファーガス王家の正当な継承者として、民を救う。それが今の俺の望みだ。」
    シルヴァン「それならば、俺たちはあんたに従いますよ。…殿下、おかえりなさい。」
    ドゥドゥー「おれもあなたの御心のままに従います。」

  • 508122/02/05(土) 19:24:19

    エムレは医務室で眠っていた。

    すると>>510が訪ねてきた。

  • 509二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 19:28:09

    ディミトリ

  • 510二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 19:29:20

    ギルベルト

  • 511122/02/05(土) 19:56:44

    ギルベルト「失礼するぞ。」
    ……ギルベルトさん。
    ギルベルト「傷の方は平気か…?いや、平気ではないだろうな。あれだけの魔力を一身で受けたのだ。…お前の体には相当な負荷がかかっているはず。」
    …倦怠感を常に感じています。…わたしは以前のように戦えないかもしれません。
    ギルベルト「…おそらく、お前は以前のように剣を振るえぬだろう。…そして、左眼を失ったことで以前のように狙いを定めることももう出来ない。…殿下に代わって、私が謝罪する。申し訳なかった。」
    …命があっただけ良かったです。…わたしは殿下たちを助け、彼女の最後の願いを叶えるまで死ぬわけには行きませんから。
    ギルベルト「…お前には感謝の言葉しかない。…私は、逃げてばかりの人生だったからな。…ダスカーの悲劇の時も、政変の時も…。」
    ギルベルトさん…。
    ギルベルト「…私はこれで失礼する。…危急の時以外は休んでくれて構わない。」
    ———————————————————
    はあっ…はあっ…。
    すぐに息切れしてしまう…。これでは、もう剣を握ることは出来ないか…。ならば…。

    フェリクス「おい、この雷の音はなんだ?」
    ディミトリ「さあ…夕立でも来たんじゃないのか?」
    フェリクス「そんなわけがあるか。この空を見てみろ。雨が降りそうに見えるか?」
    ディミトリ「…いや、見えないな。」
    ガシャーーン!!
    フェリクス「…近くで落ちたぞ。」
    ディミトリ「訓練場のほうだな!」

  • 512122/02/05(土) 20:01:42

    うーん…。

    ディミトリ「今のはお前が?」

    …はい、魔法の練習をと思いまして。

    フェリクス「しかし、派手に焦がしたな。…これはどうするつもりだ?」

    床が焦げてしまっていた。

    …ごめんなさい。

    ディミトリ「…あまり、無茶はするなよ。戦いは俺や先生たちに任せてくれればいい。…お前には、負担を掛けさせたくないんだ。」

    フェリクス「そういうことだ。…お前と手合わせ出来ないのは心残りだが、仕方がない。」

    お気遣いありがとうございます。

    ———————————————————

    〜書庫〜

    書庫に来ていた。今は、信仰の勉強だ。5年前の封じられた森で使用して以来、長らく使っていなかったため、思い出そうとしているところだ。

    すると、>>514が声をかけてきた。

  • 513二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 20:03:55

    加速

  • 514二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 20:10:45

    フェリクス

  • 515二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 20:11:47

    イングリットとドロテア

  • 516122/02/05(土) 20:36:41

    フェリクス「エムレ。」

    どうしましたか、フェリクスさん?

    フェリクス「…少し俺の話に付き合え。」

    フェリクス「俺はな。騎士道というものが嫌いだった。…他者のために死ぬことを良しとし、死んだ者を讃え、英雄のように祀りあげる。…俺の父上はその騎士道を体現したかのような男だった。」

    フェリクス「そして、お前はディミトリを庇って、大きな傷を負った。…お前は後遺症が残っているだろう?当然だ、あの魔力を受ければな。」

    ……。

    フェリクス「俺はそんな生き方は馬鹿馬鹿しいと思っていた。他者の為に身を投げ出し、命をむざむざ捨てにいく。…だが、お前は自分の信念のためにディミトリを助けたのだろう?…騎士の本懐を遂げるだとかそういうのではなくてな。」

    はい。誰かの為だとかそういう訳ではありません。自分の信念に基づいて助けたのです。

    フェリクス「…そうか。だがな、エムレ。何度も言うようだが、死ぬなよ。信念に基づいて、死んだら元も子もないだろう?…その信念に従うことはもう出来なくなってしまうからな。…俺の父上は信念に基づいて死んだ。それを否定するつもりはないが、出来るなら生きてその信念を貫いて欲しかったと…そう思っている。」

    わたしは死ぬつもりはありませんから。この戦争を終わらせ、リシテアさんの願いを叶えるまでは。

    フェリクス「その言い振りだと、何かあるのか?」

    ………。

    フェリクス「…そうか、言いたくなったら話せ。…ディミトリや俺を含むこの軍の者は皆、お前の味方なのだからな。」

    フェリクスは去っていった。

    ———————————————————

    〜王都フェルディア〜

    コルネリア「…ディミトリの軍勢が攻め寄せてくるですって?」

    公国兵「はい、間違い無いかと…。」

    コルネリア「そうですか、分かりましたわ。」


    コルネリア「こちらには、>>518があるんだよ。新たな技術を結集して作り上げたな…。」

  • 517二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 20:38:45

    加速

  • 518二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 20:41:35

    タレスがリシテアのデータと遺体から作り上げたクローン(試作品)

  • 519122/02/05(土) 20:59:52

    コルネリア「こちらには、特別な兵があるんだよ。新たな技術を結集して作り上げたな…。」

    ???「……。」

    コルネリア「…お前はあの里から逃げ出した小娘を殺しなさい。…お前には手を出すことも出来ずに殺されてくれるからね。」

    ???「…。」

    コルネリア「しかし、これは失敗作ですわね。…まあ、この失敗作でも元が二つ紋章を持つ小娘。それなりの力はあるはずだ。」

    ———————————————————

    〜王都フェルディア〜

    ディミトリ「こうして、また王都フェルディアに戻ってくることになるとはな。…5年前の斬首の前日、俺はドゥドゥーに助けられ、母国の兵を殺し落ち延びたんだ。…そして、それからはお前たちの知っての通りだ。」

    ベレト「……。」

    ディミトリ「…先生、お前のおかげだ。…お前がいなければ、俺は…。」

    ベレト「…そろそろ号令をかけよう。」

    ディミトリ「…ああ。…全軍に告ぐ!俺たちは帝国から奪われた全てを取り戻すために戦う!…俺の命じることはただ二つ!…生きろ、そして心に従え。…王都の門は開かれた。俺に続け!故郷を取り戻すのだ!」


    コルネリア「待ってたぜ、坊ちゃん。そして、私があの日逃した小娘…。お前らをぶっ殺してやるよ…。」

    コルネリア「民衆だろうが、構わないわ。全てを殺してしまいなさい、タイタニス。」

    ディミトリ「…あの人形はなんだ?…あれには気をつけた方が良さそうだな。」

    …!…リシテアさん…?

    ???「…」

    ベレト「いや、違う…。あれは…」

    次の展開>>521

  • 520二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 21:02:34

    加速

  • 521二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 21:10:01

    エレムを気遣ってベレトとアンナが???のもとへ向かう
    イングリット、ラファエル、アネット、ドゥドゥー、シルヴァン、ドロテアがタイタニスの排除
    コルネリアの元にはディミトリとエレムとギルベルト

  • 522122/02/05(土) 21:22:12

    ベレト「…リシテア。」
    アンナ「…あの子、士官学校の生徒なのは本当?」
    ベレト「…そうだが、そうではない。彼女は今から1年半前にこの世を去ったのだから。…あのコルネリアが、命を弄んでいるんだ。」
    ???「…」
    ベレト「来るぞ、気をつけろ!」

    リシテアさん…。…いえ…あなたはもうこの世にはいないんですよね…。……。
    ディミトリ「…コルネリアを討ち取ろう。…それがリシテアへの手向けでもあるんだ。」
    ギルベルト「私としてもあの女は許しておくことは出来ない…。」
    三人がコルネリアの元へと向かった。

    タイタニス「…」
    ドゥドゥー「この人形は何だ?」
    アネット「…何かよく分かんない兵器だけど、凄く危ない気がする。…それと魔法が効かない…!」
    ドロテア「…何か障壁のようなものを貼っているのよ。」
    イングリット「私やシルヴァンにお任せください。遺産の力で打ち砕いて見せますから。」
    シルヴァン「おう、任せとけ。…これ以上、王都を荒らすんじゃねえよ。」
    ラファエル「オデはドゥドゥーくんと一緒にこいつらを引きつけておくぞ!」

  • 523122/02/05(土) 21:31:23

    コルネリア「あらあら、怖い顔…。殿下、しばらく見ないうちにご立派になられましたね?」

    ディミトリ「…白々しい。伯父上を殺し、俺を嵌めたのは貴様だろう。」

    コルネリア「あら、そんなこともありましたっけ?忘れてしまいましたわ、そんなこと。」

    ディミトリ「…俺たちから奪った全てを返してもらうぞ。」

    ギルベルト「殿下。私も共に戦いましょう。…貴様のような女狐にファーガスは屈しない!」

    コルネリア「…ああ、そのような発言は虫唾が走りますわね…。心底、くだらない…。あなたたち、獣—」

    コルネリアが言い合える前に落雷が降り注いだ。

    コルネリア「あら、結果盛んな小娘だこと。あなたの母君には、似ても似つきませんわね。」

    何故、母を知っている。お前は…

    コルネリア「だって、私たちが殺すように仕向けたんですもの。…無様でしたわよ?お前とお前の妹を守るために死んだのですから。…お前が生きていることが、私たちの汚点なんだよ。ぶっ殺してやる。」

    …それはこちらの台詞だ。コルネリア、貴様を殺す。

    ディミトリ「エムレ…。…いや、俺が言っても仕方がないことだが、あまり憎しみに囚われるな…。」

    …分かっています。これは憎しみではなく、わたしの怒りですから。

    次の展開>>525

  • 524二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 21:32:10

    加速

  • 525二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 21:34:31

    ???と応戦するベレトとアンナを援護するアッシュ。エムレはディミトリと一緒にコルネリアの元へ向かう。

  • 526122/02/05(土) 21:42:47

    ???「…」

    ベレト「…くっ…。凄まじい、威力の魔法だ。…リシテアなだけあるな。」

    ???「…」

    アンナ「…可哀想だけど、容赦はしないわ。…安心して眠ってね。」

    そこにアッシュも駆けつけた。

    アッシュ「リシテア…じゃないですよね…。先生たち、僕も援護します!」


    ディミトリ「…コルネリア!」

    ディミトリがコルネリアと交戦し始めた。

    コルネリア「…そのように突っ込んできてもよろしいのですか?私の魔法で消し炭におなり。」

    ディミトリに魔法を放つが…

    コルネリア「…あの小娘…。一丁前に私の魔法を相殺しやがって。」

    エムレの雷魔法をによってコルネリアの魔法が打ち消されたのだった。

    コルネリア「あら…可愛らしいお顔に似つかない傷ですわね。…ふふ、お似合いですよ?」

    …コルネリア。貴様は何者だ?

    コルネリア「お答えになるとでも?…さっさと死んでくださいな。」

    ディミトリ「エムレ。こいつが何者かは後で聞こう。今はこいつを討ち取る…!」

    結果>>528

  • 527二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 21:43:34

    ksk

  • 528二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 21:50:06

    タイタニスも片付き、戦況が決まってきたころ。
    エレム溜めた雷魔法をコルネリアに放つが、コルネリアはレスキューで???を呼び寄せて魔法の直撃から盾にする。
    呆然とするエレム、コルネリアの所業はディミトリの怒りに油を注ぐだけであり、そのまま倒される。

  • 529122/02/05(土) 22:29:24

    ドゥドゥー「…終わったか。」
    タイタニスの機能が停止したようだ。
    ドゥドゥー「…殿下たちの元へ向かうぞ。」
    イングリット「…しかし、この兵器は何なのでしょうか…?」
    そのままコルネリアの元へと向かった。

    エムレが魔力を貯め始めた。
    ディミトリ「どうした?この程度か…。」
    コルネリア「調子に乗るなよ、坊ちゃん?お前はパトリシア様の真意を知らないだろ?」
    ディミトリ「継母上の真意…?」
    殿下!危ないですよ!
    ディミトリ「…分かった!」
    …コルネリア。
    コルネリア「…来なさい!」
    コルネリアがリシテアを引き寄せた。
    コルネリア「お前は死してなおも利用されるとはな…。哀れなものよ。」
    そして、リシテアにエムレの魔法が命中したのだった。
    …リシテアさん!………。
    コルネリア「そのまま、消し炭にして差し上げますわ。」
    ディミトリ「…何を油断している?外道が…。」
    コルネリア「ぐふっ…。」
    ディミトリのアラドヴァルがコルネリアを貫いたのだった。

  • 530122/02/05(土) 22:30:35

    ディミトリ「コルネリア。答えてもらおうか。貴様は何者だ?」

    コルネリア「…答える…わけねえ…だろ。ですが…そうですね…パトリシア様は…自分の娘に…会うために…何でもするとそう言いました。そして、私が…国王の首と…引き換えに…叶えて差し上げたのですよ?」

    ディミトリ「戯言を…!」

    コルネリア「…事実ですよ?…あなたになら、分かるのではなくて?…一途に家族を想う…その心が…。ふふ…愛されていなかったなんて…可哀想な…殿下。…せいぜい…大好きな…姉上と…殺し合うが…いいさ…。」

    …貴様、『地下都市シャンバラ』は何だ?答えろ。

    ベレト「エムレ…?」

    コルネリア「…あの…コーデリアの小娘が…探りやがったか…。…そうですわね…ここまで辿り着いたご褒美に…一つ…教えて差し上げますわ…。」

    コルネリアの情報とは?>>532

  • 531二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 22:31:14

    加速

  • 532二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 22:35:34

    闇に蠢く者について

  • 533122/02/05(土) 22:51:57

    コルネリア「…闇に蠢く者…。私たちは…そう呼ばれているの…ですよ?」
    ディミトリ「闇に蠢く者…。」
    貴様らがわたしの家族を殺したということか。…何が目的だ…?
    コルネリア「…お前らのような…知性も品性もない…獣には…理解できまい…。はっ…無様だねえ…。……。」
    そうして、コルネリアは死んだ。
    ディミトリ「…エムレ。」
    ……。

    ディミトリ「…これは…。」
    ディミトリが宮城から覗くと…。人集りが出来ていた。
    ギルベルト「皆、あなたの帰りを待っていたのです。…お帰りなさい、殿下。」
    ディミトリ「…俺でいいのか…?俺のような血に塗れた人間が…。…この国の王となってもいいのか…?」
    ベレト「そう泣くな。」
    ディミトリ「…わざわざ言わなくてもいい。」
    ディミトリ「そうか…俺はここにいてもいいんだな…。懐かしい故郷に…。」
    ———————————————————
    〜同盟領・コーデリア領〜
    エムレはリシテアの墓前に手を合わせに来ていた。
    …どうか安らかに…。
    あの後、リシテアの遺体は光の粒子となって消えてしまった。あれが彼女の遺体だったのかは分からない。…だが、墓は荒らされてはいなかった。それだけは安心できたのだった。
    エムレが大修道院に戻ろうとした時に…
    「ありがとう」
    そう聞こえたような気がしたのだった。

  • 534122/02/05(土) 22:56:22

    〜蒼月の章 花冠の節(6月)〜

    ディミトリ「皆、聞いての通りクロードからの救援要請があった。帝国軍が襲来してくるとのことだ。…グロンダーズの会戦で弱った同盟をここで叩き潰そうという魂胆なのだろう。」

    ディミトリ「…デアドラ侵攻の為の帝国軍を率いるのは>>536だ。」

  • 535二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 22:57:54

    カーツマン(カスパルの兄)

  • 536二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 22:59:46

    マヌエラとミュソン

  • 537122/02/05(土) 23:17:15

    ディミトリ「マヌエラ先生とミュソンという名の魔道士だ。」

    ドロテアさん…。

    ドロテア「…エムレちゃん。私ね、いつかこんな日が来ると思っていたの。…覚悟はしていたけれど辛いわね。」

    ディミトリ「ドロテア。マヌエラはお前の恩師だろう?…戦いたくないなら、俺たちに任せておけ。」

    ドロテア「いいえ、そうはいきません。私にも最後まで戦わせてください。」

    ディミトリ「…分かった。…それで、同盟への救援要請を俺は受けたいと思っているが、どうだ?」

    ギルベルト「ここで、同盟が陥落してしまえば、我々は同盟領と帝国領どちらも敵に回すことになります。そうすれば、兵力で劣る我々はあっという間に潰されてしまいます。」

    ベレト「ディミトリに従うよ。」

    ディミトリ「ありがとう。いずれ、俺たちは帝国に侵攻することになる。その為の後顧の憂いを無くしておきたいという思いもあるが、何より助けを求められているなら見捨てるわけにはいかない。」

    ベレト「決まりだな、今節は同盟領の救援に向かう。」

    ———————————————————

    〜大聖堂〜

    ディミトリ「エムレ。」

    どうなさいましたか、殿下。

    ディミトリ「…名前で呼んでくれても構わない。」

    そういうわけにはいきませんよ。あなたはまもなく国王陛下となるお方なのですから。

    ディミトリ「…ふっ、そうか。」

    ディミトリ「…エムレ、一つ聞きたいことがある。お前は、俺のことを大切な人だと言ったことがあるだろう?あれはどういう意味だ?」

    エムレは>>539と答えた。

  • 538二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 23:21:33

    騎士として仕える主として…そして一人の異性としての言葉です

  • 539二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 23:24:15
  • 540122/02/05(土) 23:35:48

    騎士として仕える主として…そして、1人の…異性としての…言葉…です。

    ディミトリ「…主として、異性としてか…。」

    ディミトリ「…異性として…?それはどういう…。」

    …殿下の好きなように受け取ってください!

    ディミトリ「…いや、その。…この戦争を終わらせた時に答えを出そう。必ず。」

    …分かりました。

    ディミトリ「…なあ、俺はお前を殺そうとした…。そんな、俺にどうして付き従ってくれるんだ?…幻滅されても仕方のない仕打ちをしてきたのにも、関わらずだ。そのお前の左眼も、お前の体の自由も俺が奪ったようなものだ。なのに、何故…。」

    エムレは>>542と答えた。

  • 541二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 23:43:02

    騎士として、年長者として、仲間として、苦しんで弱っていたいるあなたを放っては置けなかった
    逆にあなたは、私が憎悪に囚われていたら、見捨てていましたか?

  • 542二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 23:51:46
  • 543122/02/06(日) 00:17:23

    騎士として、年長者として、仲間として苦しみ、弱っていたあなたを放っておくことなど出来ませんでした。

    ディミトリ「…俺はお前に憎悪を向けたのだぞ?…本気で殺そうともした。そんなことをしでかしておいて、苦しんでいた、弱っていたのだのの言い訳で片付けられるわけがないんだ…。お前は、俺に食事も作ってくれていたのだろう?…アンナ殿から聞いたよ。」

    …あなたは私が憎悪に囚われていたら、見捨てていましたか?あの時、クロニエを憎しみのまま殺していたら、わたしはもう戻れなくなっていたでしょう。

    ディミトリ「見捨てる訳がないだろう…。それに、お前は俺とは違うんだ…。…お前は自分の意思で復讐の念を断ち切ったのだろう?…俺なんかよりも、ずっと強くて優しい女性だ。…そして、俺はずっと側で支えてくれたお前を…。」

    …もう、そのことはいいです!…お姉さんのわたしが許すと言っているんですから、それでいいのです。

    ディミトリ「…!」

    ディミトリ「…そう、か。…俺はずっと側で支えてくれていた、お前や先生を突き放し続けていた愚かな男だ。…それでも、そんな人間を受け入れてくれてありがとう。」

    ディミトリ「それで、話が変わるのだが…エムレは、城塞都市アリアンロッドは知っているよな?」

    もちろんです。あの白銀の乙女ですよね?

    ディミトリ「ああ。今や、あそこは帝国軍の支配下に置かれている。だが、俺たちが王都を奪還したことによって、親帝国派の諸侯が次々と離反しているとのことだ。あの地は早く抑えてしまいたいと思っている。…あそこから、王都フェルディアまでは一直線に進軍できるんだ。つまり、帝国はいつでも王都を落とすことが出来る。」

    ディミトリ「そして、少し前にヒューベルト率いる軍勢がアリアンロッドに入ったとの報告を受けている。…先生は今すぐ、行こうと言っているんだが、お前の意見も聞きたい。」

    エムレは>>545と答えた。

  • 544二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 00:43:17

    加速

  • 545二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 05:54:39

    先生に賛成

  • 546122/02/06(日) 08:05:45

    わたしは先生に賛成しますよ。…後回しにすればするほど奪還は困難になるのですよね?
    ディミトリ「…そうなる可能性が高いな。今はヒューベルトたちの軍勢だけだが、二陣、三陣と兵が詰めていくに従って、奪還は困難になるだろうな。それに、王都フェルディアを制圧される危険性と常に隣り合わせだ。…今、ようやくファーガスは王国軍の再編や、国内の親帝国派勢力の一掃などに手を付け始めたんだ。それの妨げになることは、避けたい。」
    ディミトリ「よし、行こう。…と言いたいところだが今日は夜も遅い。明日、出発するとしよう。」
    分かりました。
    ディミトリ「俺が部屋まで送っていこうか?…こうやって。」
    ディミトリがひょいと抱き抱えた。
    ディミトリ「…お前は重いんだな。」
    …女性に失礼ではありませんか?
    ディミトリ「…いや!そういう意味じゃない。なんというか、こうしていると、お前の覚悟や信念の重みを感じ取ることが出来るんだ。…この華奢な体に一体どれだけの想いが秘められているのか…。」
    その…恥ずかしいので降ろしてください…。
    ディミトリ「すまない!部屋までは気をつけて帰るんだぞ。」
    分かりました。
    エムレが大聖堂から立ち去ろうとすると…
    ディミトリ「…本当にありがとうな。」
    ディミトリがそう言ったのを聞き逃さなかった。
    ———————————————————
    〜城塞都市アリアンロッド〜
    ヒューベルト「…ディミトリの軍勢がここに攻め寄せてくる、と。くくく…ここは、王都フェルディアを落とす為の要所となっています。彼らは常に喉元に刃を突き付けられている気分でしょうからな。」
    ハンネマン「我輩の魔道兵器の出番だな。ここアリアンロッドの仕掛けは我輩が全て、管理している。…ふっ、彼らは知る由もないだろうがね。」
    ヒューベルト「ハンネマン殿、城塞内部の防衛を頼みますよ。私は彼らの後背を突きたいと思いますので。」
    ハンネマン「任せたまえ。」
    ヒューベルト「…あの時にやはり、ディミトリを始末しておくべきでしたな。しかし、あの者は…」

  • 547122/02/06(日) 08:10:57

    〜城塞都市アリアンロッド〜

    ディミトリ「やはり、既に帝国軍の第一陣が、アリアンロッドに入っていたな。だが、ヒューベルトの姿が見当たらない。あそこにいるのは…ハンネマン先生か。」

    セテス「ハンネマンさん!?…やはり、マヌエラと同じようにこうなる定めだったのか…。」

    ハンネマン「…さあ、どこからでもかかってきたまえ。」

    ディミトリ「アリアンロッドの城塞内にはさまざまな罠や仕掛けが施されている。それを解除しながら、進みたいところだが、仕掛けが変えられている可能性が高い。もし、そうなっていたら手探りで見つけるしかあるまい。」

    次の展開>>549

  • 548二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 08:25:41

    手先ぐ器用アッシュや魔法に造詣が深いアネットが中心になって仕掛けを解いていく

  • 549二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 08:27:33

    アッシュが罠などを見つける
    まずは仕掛けを解除するために慎重に進軍するが、魔道兵器による遠隔攻撃によって急ぐことを余儀なくされてしまう

  • 550122/02/06(日) 08:47:58

    アッシュ「今まで通りの構造ならここの辺りに罠が仕掛けられているはずです。…でも、僕が最後にアリアンロッドを訪れたのは5年近く前ですから、配置自体が変えられているかもしれません。」

    アッシュが罠を見つけていくが…

    ディミトリ「よし、罠を避け、敵を捌きながら進軍するぞ!」

    フェリクス「纏めてかかってくるがいい!俺が相手になってやる。」

    そうですね、相手になりますよ。

    ドゥドゥー「殿下をお守りいたします。はっ!」

    帝国兵「ぐはっ…!」

    城塞内の帝国兵を倒しながら、進軍を始めるが…

    ギルベルト「アッシュ…!魔法が、お前を狙っているぞ…!」

    アッシュの周辺に魔法が着弾したのだった。

    アッシュ「うわあ!!…ギルベルトさん、助かりました…。」

    ディミトリ「あの、魔道の兵器は何だ…?」

    イングリット「私たちが戦ったタイタニスという兵器に材質が似ていますね…。何なのでしょうか…。」

    その魔道兵器は再び魔法を放ち…

    アネット「また飛んでくるよ!」

    ハピ「うわ、危なっ。この兵器厄介だね。」

    ベレト「この兵器や罠を解除するには、ハンネマンを討つしかなさそうだな…。」

    ドロテア「…急ぎ進軍しましょう。」

    すると、上空から雷が降り注いだ!

    ベレト「くっ…ハンネマンの魔法だな。皆、魔道兵器のみならず彼自身の魔法にも注意しろ!」


    ヒューベルト「おや、既に始まっていますな。私も忘れてもらっては困りますな。まずは、ご挨拶として…。」

    ヒューベルトが魔法をディミトリたちに向けて放った。殺すつもりで放ってきている。しかし…

    ディミトリ「エムレ!助かる!」

    エムレが魔法で相殺したのだった。

    ヒューベルト「チッ…魔法を主体として戦うようになりましたか…順応するのが早いですな。…貴殿のような者を我らが陛下は歓迎しているのですよ。」

    次の展開>>552

  • 551二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 08:49:05

    加速

  • 552二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 08:53:34

    ヒューベルトの元にフェリクスとフレン、ハンネマンのところへエムレとアッシュが到着
    エムレ、リシテアの身体のことをハンネマンに尋ねる

  • 553122/02/06(日) 09:11:10

    ヒューベルト「おや、貴殿らが私の相手を務めると?」
    フェリクス「…ディミトリや先生はお前を相手にしている暇はない。」
    フレン「ヒューベルトさん!レア様はどうしたんですの!?」
    ヒューベルト「くくく…貴殿に教える必要がありますかな?」
    ヒューベルト「ですが、一つだけお教えしましょう。我が主は大司教レアのみならず、貴殿とその父上の命も狙っていますよ。」
    フレン「ま!そんなことはさせませんわよ!」
    フェリクス「フレン、お前の父というのは誰なんだ?」
    フレン「そ、それは…い、言えませんわ〜。」
    ヒューベルト「それは、もちろんセ…」
    フレン「いけませんわ!覚悟なさって!」
    フェリクス「あ、ああ…。ヒューベルト、お前を斬る。」
    ヒューベルト「くくく…貴殿らでは力不足だということを教えて差し上げましょう。」

    ハンネマン「君たちが到着するとはな。」
    アッシュ「ハンネマン先生…。どうして、帝国の侵略に手を貸しているんですか…?エーデルガルトは、フォドラの人々を苦しめているんですよ!?あなたはどうして…。」
    ハンネマン「…君はエーデルガルト君も苦しんでいるとは思わないのかね?苦しんだ末にこの選択を取ったのだと。…フォドラの構造を変えるのだと。…君には考えが及ばないことかもしれないがね。」
    アッシュ「ええ、僕には分かりませんよ。ですが、それは今の人々を犠牲にしてまで、成し遂げたいことなんですか?僕には…」
    …ハンネマン先生。一つ聞いてもいいですか?
    ハンネマン「君はエムレ君か?その目は…。」
    これですか?失いましたよ。
    ハンネマン「…そうかね。それで、我輩に聞きたいこととは何だね?」
    …リシテアさんの体のことです。

  • 554122/02/06(日) 09:20:49

    ハンネマン「…君も知っていたのかね?」

    …ええ、彼女自身から聞かされましたから。

    ハンネマン「…彼女は紋章を二つ所有していた。だが、それは生来のものではないと、君も知っているだろう?複数の紋章を持って生まれてくるのはあり得ないことであるからな。…そして、そうなるように実験を行ったのが…」

    闇に蠢く者。

    ハンネマン「君はそこまで知っていたのか…。これも、君が懇意にしていたリシテア君の為なのかね?」

    はい。

    ハンネマン「ふっ…リシテア君は果報者だな。…ではもう一つ。その実験の犠牲者はリシテア君だけではないということだ。」

    それは…まさか!

    ハンネマン「さて、余興はここらで終わりにしよう。かかってきたまえ。我輩はエーデルガルト君に、君たちはディミトリ君に忠誠を誓っているのだろう?どちらの忠誠が上回るか、決めようではないか。」


    ディミトリ「ヒューベルト、ハンネマン先生。どちらとも交戦を始めたみたいだな。」

    ギルベルト「私たちは他の者を相手にしましょう。あれは…魔獣ですか!?」

    ベレト「ヒューベルトが引き連れて来たのか。奴らも撃破しよう。」


    次の展開>>556

  • 555二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 09:33:06

    ハンネマンも善戦していたがそこへハピも加わり流石に倒される
    それを見てヒューベルト撤退、残った魔獣の後始末に

  • 556二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 09:37:37
  • 557122/02/06(日) 09:56:03

    ハンネマン「しかし、驚いたな…。君は魔道士だったのかね?」
    …この体ですからね。わたしにはもう魔道しかありませんよ。
    ハンネマン「君は天才なのか…?」
    天才?わたしが?そんなわけありませんよ。
    ハンネマン「それまでは時に弓を扱う剣士だった君が突如魔法に転身したかと思えば、この練度。これを天才と言わずして何というのかね?」
    アッシュ「…僕もいますから、油断しないでくださいよ!」
    アッシュがハンネマンに向けて矢を放つが…
    ハンネマン「我輩を舐めないでもらいたい。こう見えて、まだまだ衰えてはおらんよ。」
    すると、ハンネマンの足元から魔法陣が現れ…
    ハンネマン「おっと!これは危ないではないか。」
    ハピ「ハンネマンさんだっけ?やるじゃん。」
    ハンネマン「君は誰なのかね?」
    ハピ「ハピだよ。アビスの住民のね。エミー、アシュ、ここからはハピも手伝うよ。」
    ハンネマン「アビスか…。あの地下の…。」

    アッシュの援護を受けたハピとエムレの魔法によってついに…
    ハンネマン「ぐわあああ!!」
    ハンネマンは倒れたのだった。
    ハンネマン「…新しき…帝国のために…死ぬか…。これも悪くはない…か。……。」
    わたしたちは決して相容れない存在だった。…それだけのことですから。
    アッシュ「…行こう、二人とも。」

    ヒューベルト「ハンネマン殿が討ち取られましたか…。では、私は撤退を…。」
    フェリクス「おい、待て!戦いを放棄する気か?」
    ヒューベルト「私は貴殿のように戦いを楽しむ性質ではありませんので。魔獣には気をつけなさい。食い殺されてしまわないように…。」
    フレン「逃しませんわ!」
    フレンが風魔法を放ったが、ヒューベルトに命中することはなかった。

  • 558122/02/06(日) 10:04:40

    フェリクス「フレン、魔獣たちを片づけるぞ。」

    フレン「…分かりましたわ。」

    フェリクス「俺の側を離れるなよ。お前は見ていて危なっかしいからな。」


    ディミトリ「…これで最後の魔獣か…。」

    ディミトリ「…よし、皆!よくやってくれた!我が軍の勝利だ!だが、戦後処理が済み次第、速やかに大修道院に戻ろう。まだ、戦いは続くのだからな。」

    …この兵器。

    エムレがタイタニスの残骸を回収したのだった。

    ———————————————————

    〜帝都アンヴァル・宮城〜

    エーデルガルト「…タレス。貴様はどこまで、腐っているのだ。」

    ヒューベルト「…陛下。」

    エーデルガルト「ヒューベルト。奴らの居場所は割れたのかしら?」

    ヒューベルト「いえ、ですが…こんなものが…。」

    ヒューベルトが見つけたものとは?>>560

  • 559二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 10:07:30

    感想

  • 560二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 10:09:49

    光る杭の抑制装置の破片

  • 561122/02/06(日) 10:28:39

    エーデルガルト「これは、何かの破片かしら?」
    ヒューベルト「そのようです。奴らが戦闘を繰り広げた付近を調べたら、落ちていました。…何かを制御する装置の破片に見えますが…。」
    エーデルガルト「…解析しておきなさい。…リンハルト、貴方も手伝って。」
    リンハルト「ええ…面倒臭いですよ。」
    エーデルガルト「この戦争に勝利したら、好きなだけ紋章の研究をしていいから。今は手伝って。」
    リンハルト「…はあ…人使いが荒い陛下だ…。」
    ヒューベルト「リンハルト殿は相変わらずですな。」
    エーデルガルト「ええ…。フェルディナント、ベルナデッタ、ハンネマン殿…。貴方たちの死は無駄にはしない。」
    ———————————————————
    ディミトリ「ハピ。お前がコルネリアについて知っていることを教えてほしい。」
    ハピ「いいよ。その前にさ、アンゼルマさんと、ディミは仲良かったの?」
    ディミトリ「俺は仲がよかったとそう信じたい。殆ど、顔を合わせることがなかったが、それでも俺にとっては大切な継母だ。だが、父上がエーデルガルトの存在を隠していたなど初耳だ。…コルネリアが父上と継母上の仲を裂き、あのダスカーの悲劇を招いたのだとしたら、俺は…。」
    ハピ「…でもさあ、キミのお継母さんはキミのお父さんのことを恨んでいなかったと思うよ?そりゃ実の娘に会えないのは辛いけどさ、キミやキミのお父さんのことも大切だったと思うよ。まー、ハピの考えだけどね。」
    ディミトリ「ああ、俺もそう信じたい。」
    ハピ「それであのおばさんは、里から出たハピを何かよく分かんないところに連れて行ったんだよね。確か…シャンバラ?とか言ってたよ。」
    ディミトリ「エムレも言っていたな。だが、そんな場所は何処にあるんだ?」
    ハピ「それが分かったら苦労しないでしょ。」

  • 562122/02/06(日) 10:38:17

    〜書庫〜

    セテス「エムレ。少しいいか?」

    はい、セテスさん。

    セテス「…君は煉獄の谷アリルの伝承を知っているか?」

    確か、光の柱が降り注ぎ、あの一帯を焼き払ったという…。

    セテス「ああ、そう伝わっている。…君もグロンダーズ平原で見たかもしれないが、高台が突如眩い光を放ったのを見ただろう?あれで、ツィリルは…くっ。」

    ツィリルさん…。

    セテス「…あの光はアリルの伝承に登場したそれと酷似していたのだ。」

    …あなたたちは何を隠しているのですか?

    セテス「私は隠し事はしていない。だから…」

    嘘ですよね。あなたはまるでその目で見たかのような口振り…。

    セテス「…………………。」

    …闇に蠢く者。

    セテス「…!何故君が…!」

    コルネリアから聞きました。これも知りませんか?

    セテス「…レアを救出してからだ。」

    セテスは立ち去った。


    …そこで、誰か見ていますよね。何のご用ですか?

    誰だった?>>564

  • 563二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 10:40:38

    フレン

  • 564二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 10:47:06

    ユーリス

  • 565122/02/06(日) 10:59:30

    ???「気付いたか。流石はガラテア家の騎士だ。」

    …!あなたは誰ですか!?…答えなさい…!

    ???「おい、こんな所で魔法を放っていいのか?書物が全部駄目になっちまうぜ?」

    …ならば…!

    ???「だからって剣を抜くなって…。別にお前らを害すつもりはねえよ。」

    …あなたは何者ですか?

    ユーリス「俺はユーリス。アビスの頭領をやっている。お前らのとこでハピが世話になってるだろ?」

    ああ、ハピさんの…それで何の用件ですか?

    ユーリスの用事とは?>>567

  • 566二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 11:01:46

    加速

  • 567二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 11:09:22

    ユーリスが調べたレア達の正体について

  • 568122/02/06(日) 11:24:52

    ユーリス「お前、レア様の正体に興味があるか?」

    …!

    ユーリス「興味津々って顔だな。俺たちが調べたレア様の正体にについて教えてやるよ。あの人はな…女神の眷属だ。」

    女神の眷属…?

    ユーリス「はるか、昔女神様が生み出したと言われる種族だ。…つまり、あの人は人間じゃないってことだ。お前も見たことがあるんじゃないか?白い竜を…。」

    5年前のあの時…

    ユーリス「そういうことだ。レア様は人じゃない。そして…おそらく、フレンとセテスさんもだ。」

    …そういうことだったのですね。

    ユーリス「エーデルガルトの目的は、この女神の眷属たちの排除だったんじゃねえかなって俺は思ってる。おそらく、この女神の眷属がいつまでも統治し続ける構図を危惧したんだろうな。…まあ、今を生きる人間からしたら、傍迷惑な話なんだけどな。」

    いつまでも…統治?

    ユーリス「あの人はな…ずっと、フォドラの頂点に君臨していたんだぜ?驚くよな。」

    ユーリス「とまあ、これが俺の知る情報だ。あとはお前たちで見つけてくれよ。」

    はい、ありがとうございます。

    ユーリス「…それで、頼みを聞いてくれねえかな?少々、困っていることがあってな。…お前一人いてくれれば十分だ。」

    ユーリスの頼みとは?>>570

  • 569二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 11:27:08

    加速

  • 570二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 11:45:49

    コンスタンツェがいなくなる時に持ってかれたドローミの鎖環を取り返して欲しい

  • 571122/02/06(日) 12:46:37

    ユーリス「コンスタンツェって知ってるか?」
    グロンダーズ平原にいた飛行の魔道士ですか?
    ユーリス「ああ、まあそいつだ。そいつがよ、アビスを出ていく時に『ドローミの鎖環』を持っていきやがったんだ。おそらく、帝国のゲルズ公に義理立てする意味合いもあったんだろうな。元々、ゲルズ公がダグザ・ブリギット戦役でその『ドローミの鎖環』をダグザから貰い受け、そのまま所有していたものなんだ。それを俺は借りていただけなんだからな。」
    それは…何ですか?
    ユーリス「英雄の遺産だ。フォドラ十傑にまつわるもんじゃねえがな。」
    ユーリス「まあ、無理に取り返してくれとは言わねえよ。だが、帝国に勝利した暁にはやっぱり取り返してくれると嬉しいのは確かだ。…他の奴らに渡らねえ為にな。」
    …そのコンスタンツェさんは…。
    ユーリス「ああ、あいつが降伏することはねえだろうな。その遺産を取り返すということは、あいつが死ぬということだ。…こうなることは覚悟していた。」
    ユーリス「お前ら、帝国と全面対決するんだろ?俺の頼みを覚えてくれていたら、その時に探してくれないか?」
    分かりました。
    ユーリス「助かる。それじゃあな。」
    待ってください…あなた紋章を持っているんですか!?
    ユーリス「ああ、つうか気づくの遅えよ…。そんなんじゃやられちまうぜ?俺はな、既に失われた紋章と言われているオーバンの紋章を持っているんだ。」
    オーバンの紋章…?聞いたこともありません。
    ユーリス「だろうな。まあ、そういうわけで頼むぜ。」
    ———————————————————
    〜水上都市デアドラ〜
    クロード「さて、もうこれは賭けだな…。」
    ヒルダ「ねえー。ほんとに先生たち来てくれるのー?」
    イグナーツ「ボクたちはあの戦場で悲惨な戦いを繰り広げましたからね…。」
    ジュディット「でも、来てくれないと困るんだろ?クロード坊や、その先生たちの軍が来てくれなくても勝算はあるのかい?」
    クロード「…ない。」
    ジュディット「私らはあんたの読みが外れたら全員死んじまうってことかい。はっはっは、これは参ったねえ。」

  • 572122/02/06(日) 12:51:02

    クロード「まあな、でもそんな俺にお前らは何で協力してくれたんだ?俺はお前らはここに来なくていいって言ってたのに。」

    ヒルダ「えー!見捨てろって言うの?それは流石にね…。」

    イグナーツ「ボクはクロードくんまで見捨てることは出来ません。マリアンヌさんの為にも…。」

    ジュディット「私は今まで、あんたに振り回されてたからね。全く、ここまで来たら最後まで付き合ってやるけどさ。」

    クロード「はは、ありがたいね。」

    同盟兵「盟主様!グロスタール伯からの言伝が!」

    クロード「何だって?」

    同盟兵「…>>574とのことです。」

  • 573二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 12:54:17

    自分は帝国派なので協力はしない。そう言えば息子が勝手にどこかへ行った(訳、ローレンツはそっちへ手助けに行ったよ)

  • 574二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 13:05:13
  • 575122/02/06(日) 13:24:28

    同盟兵「親帝国派に転身したゆえ、盟主様には協力しないと。」

    ヒルダ「また!?この前、講話したばっかりでしょ!?」

    クロード「まあ、仕方がないだろ。あの親父さんの家は帝国領とは目と鼻の先だ。」

    同盟兵「それから、御子息が行方不明となってしまったとのことです。」

    イグナーツ「ローレンツくんが?またどうして…?」

    クロード「おいおい…あいつ、こっちに来るつもりか。…俺の背負う命がまた増えちまうじゃないか。」

    ———————————————————

    〜水上都市デアドラ〜

    ミュソン「我らの目的はただ一つ盟主クロードの命のみよ。その他有象無象は相手にする必要はない。」

    マヌエラ「全く、あの魔道士は何かしらね。いやーな奴よ。あたくしは援軍を呼び込めばいいのね。」

    クロード「いよいよ、来ちまったか…。」

    ヒルダ「ちょっとー!先生たち、来てくれないじゃないのー!あたしたち死んじゃうよー!」

    ジュディット「ほら、ゴネリルのお嬢ちゃんも一緒に戦うよ。私らがクロードを守るんだよ!」


    ディミトリ「くっ…もう激戦になっているな。クロード!遅れてすまない!」

    ベレト「大分、押し込まれているな。早々に救援に入らなければ不味いぞ…!」

    クロード「遅いぜ、全く!お前らもこいつらの相手をしてくれ!」

    ミュソン「あれはファーガスの王子の軍勢か。構わん、このまま奴らもろとも盟主を殺せ。」

    マヌエラ「あら、先生たちの軍ね。遅いじゃないの。早くしてあげないと、クロードは討ち取られてしまうのではないかしら?」

    ギルベルト「敵将はあの魔道士とマヌエラ殿のようです。両名を目標として進軍しましょう。」

    次の展開>>577

  • 576二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 13:47:45

    加速

  • 577二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 14:00:10

    1人でマヌエラを討ちにいこうとしたドロテアに気が付いたシルヴァンが同行
    同盟が同盟軍が押し込まれている所でローレンツが駆け付ける

  • 578122/02/06(日) 14:58:46

    ドロテア「………。」
    ドロテアが一人で走り出していった。
    ディミトリ「待て!突出するな!」
    ディミトリが制止を試みたが…
    シルヴァン「殿下、俺が行きますよ。ドロテアちゃんは、マヌエラ先生と決着をつける気なんだろう。」
    ディミトリ「…死ぬなよ。」
    シルヴァン「死ぬつもりなんて毛頭ありませんよ。」

    クロード「くそっ…。おい、お前ら生きてるか?」
    ヒルダ「なんとかねー。」
    ジュディット「だが、いい加減こっちも限界だよ。イグナーツ、あんたの方は?」
    イグナーツ「倒しても倒しても、敵が来ます。これじゃキリがありません。」
    クロードたちは帝国兵や魔獣たちを相手にしているが…
    ミュソン「そのまま、押しつぶせ。」
    ミュソンの命令によって、更に魔獣たちの猛攻が激しくなった。
    ジュディット「ヒルダ!あんたを狙っているよ!」
    ヒルダ「嘘!」
    魔獣がヒルダに攻撃を仕掛けたが…
    ローレンツ「ヒルダさん!無事か?」
    ローレンツがヒルダを救出したことによって事なきを得た。
    ヒルダ「ローレンツくん!?ありがとう!」
    クロード「お前も来ちまったのか…。見ての通り、最悪な状況だ。ここまで来たからには手伝ってくれるな?」
    ローレンツ「勘違いするなよ、僕はこの同盟の為に力を貸すのだからな。お前の為ではない。」

  • 579122/02/06(日) 15:14:23

    マヌエラ「ドロテア、来たのね。」

    ドロテア「マヌエラ先輩。私は先生のために貴女を殺します。」

    マヌエラ「あら、そう。ならば、あたくしもあなたを殺すわ。エーデルガルトのためにね。」

    シルヴァン「ドロテアちゃん、俺も手伝うぜ。マヌエラ先生、お久しぶりですね。」

    マヌエラ「あら、シルヴァン?あなたも死線を潜ってきたことで、大人になったじゃないの。今のあなたなら、お茶の誘いでも受けていいわよ?」

    シルヴァン「ははっ…ここが戦場でなければお誘いでもしたいところですが、生憎ね。…覚悟してくださいよ。」


    ミュソン「…コルネリアめ。仕損じおったな。」

    ディミトリ「ああ、そのようだな。貴様もコルネリアの仲間だな。」

    ミュソン「…察しの悪い貴様でもようやく気付いたか。…愚かなことよ。ダスカーの悲劇はな…エーデルガルトの仕業だ。…我らはそれを手助けしたに過ぎない。」

    ディミトリ「…!」

    ディミトリ「…そうか。」

    殿下、わたしも共に戦います。

    ディミトリ「頼む、と言いたいところだが、お前は先生たちと共にクロードの方へ向かってくれ。」

    次の展開>>581

  • 580二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 15:16:14

    加速

  • 581二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 15:29:24

    エムレとベレトとアンナがクロード達の援護に入る
    マヌエラは奮戦するも劣勢になり、ドロテアがトドメを刺そうとしたところで気遣ったシルヴァンが先にトドメを刺す
    ディミトリのところにラファエルとイングリットが参戦し、ミュソン逃げ出そうとする

  • 582122/02/06(日) 15:50:56

    クロード「先生!来てくれると信じていたぜ?」
    ベレト「君は来なかったらどうするつもりだったのだ?」
    クロード「いいや、あんたたちがディミトリを正気にに戻してくれると信じていたからな。」
    あなたの書簡はわたしたちが王都を落とす前に届いたんですよね?そこまで、分かっていたのですか?
    クロード「…お前…エムレなのか?」
    ヒルダ「えっ!?その眼帯どうしたの?」
    これは…
    クロード「まあ、話したくないならいいさ。俺がどうして、お前らに書簡を届けたかって?…あんなのはまぐれさ。大博打もいいところだよ。」
    アンナ「うーん…そんな博打に出る勇気は私にはないわね。」
    クロード「あなたは、行商の…。いつも、世話になってましたね。」
    アンナ「あなた、いっつもよく分からない薬草ばかり買っていたからね。」
    クロード「まあ…そうですね。…さて、あんたらも手伝ってくれるよな?頼むぞ。」

    マヌエラ「…ドロテア、次で決めるわよ。」
    ドロテア「ええ、覚悟してください。」
    マヌエラはドロテアとシルヴァンに劣勢を強いられていた。
    既に勝敗は見えているが…
    ドロテア「…ごめんなさい、マヌエラ先輩。」
    ドロテアが一瞬躊躇ってしまった。
    マヌエラ「そんな風に油断していいのかしら?さようなら…ドロテア…」
    シルヴァン「いいや、そうはさせませんよ。…あなたの負けですよ、マヌエラ先生。」
    マヌエラの攻撃がドロテアに届く前にシルヴァンがマヌエラにトドメを刺していたのだった。
    マヌエラ「…そうね…あたくしの負けね…。…あたくしの…最期の舞台は…水の都…ね。…まあ…悪くは…ないかしら…。……。」
    ドロテア「…シルヴァンくん、ありがとう。」
    シルヴァン「…俺のことを怒らないのか?俺はマヌエラ先生を殺したんだぞ。」
    ドロテア「…ここは戦場ですから。」

  • 583122/02/06(日) 15:57:14

    ミュソン「…おのれ。」

    ディミトリとミュソンが戦闘を繰り広げているところに…

    イングリット「殿下!私も共に戦います!」

    ラファエル「ディミトリくん!大丈夫か?」

    ディミトリ「ああ、大丈夫だ。後はあいつを倒せば、終わりだな。」

    ミュソン「…獣どもめ!」

    ミュソンが魔道を放ったディミトリ達に魔道を放ったが、それが当たることはなかった。

    ディミトリ「…ちっ!」

    ラファエル「危ねえ!」

    ミュソン「…さらばだ。我らはここで死ぬつもりはないのだからな。」

    魔道を放ちミュソンが撤退しようとするが…

    ディミトリ「くっ…待て!」

    ディミトリたちでは追いつけなかった。しかし…

    ミュソン「…うおおっ!!」

    ミュソンに遥か遠方から放たれた魔道が直撃したのだった。

    イングリット「…エムレ!」

    ミュソン「おのれ…小娘が…。」

    ディミトリ「…さて、何か言い残すことはあるか?」

    ミュソン「>>585

  • 584二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 16:02:19

    おのれ…獣どもに呪いあれ!我らアガルタの民の未来に祝福あれ!

  • 585二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 16:08:11
  • 586122/02/06(日) 16:30:04

    ミュソン「…おのれ…獣どもに…呪いあれ!…我らアガルタの民の…未来に祝福…あれ!」
    ディミトリ「アガルタの民…。…死んだか。」

    クロード「ディミトリ、あの地獄で見えて以来だな。」
    ディミトリ「クロード、ヒルダ。あの時はすまなかった。…俺がどうかしていたよ。」
    ヒルダ「本っ当よ!なんで、あたしたちを狙ってきたのか意味わかんないよ!」
    ディミトリ「…すまん。」
    クロード「まあまあ、ヒルダ。そう言うなって。」
    ディミトリ「お前は、俺たち頼みの防衛戦をして…読みを外したらどうするつもりだったんだ?」
    クロード「そりゃ、同盟ごと俺たちは死んじまうな。…だが、俺はお前らなら、必ず助けに来てくれると信じていたさ。」
    クロード「俺はな、フォドラを出て行こうかなって思ってる。…今日限りでレスター諸侯同盟は解散だ。」
    ディミトリ「…は?いやいや、何の冗談だ。」
    クロード「冗談じゃない。もう、同盟諸侯の許可は取ってある。…元々、ファーガスとレスターは一つの存在だったんだ。それが、元に戻るだけだ。同盟解散後は、お前らに力を貸すようにも言ってあるからさ。」
    ヒルダ「クロードくん…行っちゃうの?あたし、寂しいよ…。」
    ジュディット「…坊やは一度言い出したら聞かないからね。」
    クロード「悪いな、ヒルダ、ジュディット。俺には成し遂げたいことがあるんだ。…これはお前らにやる。」
    クロードは『フェイルノート』をディミトリに渡した。
    ディミトリ「…本気なんだな。」
    クロード「ああ。」
    クロード「おっと…一つ言い忘れていた。先生、あんたがお探しのレアさんは帝都に囚われているみたいだ。早く助けに行ってやれよ?」
    ベレト「分かっている。」
    クロードさん、リシテアさんとご両親の件はありがとうございました。
    クロード「礼なんかいらないさ。当然のことをしたまでだ。…出来ることなら、リシテアにはもっと生きて欲しかったんだがな。」
    ………。
    クロード「さて、俺はもう行くぞ。…達者でな。」

  • 587122/02/06(日) 16:39:58

    〜帝都アンヴァル・宮城〜
    アランデル公「エーデルガルト。どうするのだ?」
    エーデルガルト「伯父上、貴方の発明した技術はまだ何かありますか?」
    アランデル公「ふむ…エーデルガルト。お前に、教えたあれがあるだろう?」
    ヒューベルト「あれですか…。」
    エーデルガルト「戻れる保証はあるのですか?」
    アランデル公「あれはまだ試作の段階だ。今しばらく、待てば完成するが…。」
    エーデルガルト「年単位でかかるのでしょう?そこまで、待つ余裕は私たちにはない。…検討しておきます。」
    エーデルガルト「…ヒューベルト、死神騎士とカスパルとリンハルトにメリセウス要塞の防衛を任せなさい。」
    ヒューベルト「承知しました。」
    ———————————————————
    〜???〜
    タレス「あれの用意をしろ。…メリセウス要塞に落とせ。王国軍を纏めて始末する。」
    「はっ!」

  • 588122/02/06(日) 16:55:27

    〜蒼月の章 青海の節(7月)〜

    〜会議室〜

    ディミトリ「王国の諸侯が纏まりつつある。そして、同盟の助力も得られることとなった。…いよいよ、帝国との決戦だ。」

    フェリクス「エーデルガルトはお前の義姉なのだろう?…討てるのか?」

    ディミトリ「…彼女がダスカーの悲劇の元凶であるのは間違いないんだ。戦場で相対するなら躊躇いなく討ち取る。…ただ、もし彼女の…義姉上の描く未来が俺たちと同じなら、手を携えてもいいと思っている。」

    ベレト「そんなことが出来るのか?」

    ディミトリ「…無理だろうな。俺は彼女のことを理解しているつもりだ。…彼女は一度進み出したら止まらない。」

    ディミトリ「今節はメリセウス要塞を陥落させる。あそこを奪取しない限り、帝都アンヴァルに侵攻することは叶わないだろう。」

    ギルベルト「メリセウス要塞は『不落要塞』と名高い堅固な要塞です。…攻略することは非常に難しいでしょう。」

    ディミトリ「だが、そこを落とすことが出来れば、俺たちにも勝利が見えてくる。…今節はそのための準備をしておいてくれ。」

    ———————————————————

    ディミトリの元に>>590が訪れていた。

  • 589二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 16:55:48

    エレム

  • 590二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 16:57:38

    メルセデス

  • 591122/02/06(日) 17:17:05

    ディミトリ「メルセデス、どうした?」
    メルセデス「うん…ちょっと、話を聞いてほしくてね…。」
    ディミトリ「…死神騎士のことか。」
    メルセデス「…あの子は私の弟なのよね。…私が、あの子をバルテルスの家に置いて出ていったせいで、こうなってしまった。…私は本当に駄目なお姉ちゃんなのよ。…あの時、無理矢理にでもあの子を…エミールを連れて行くべきだった。…あの子はずっと孤独で寂しくて、苦しかったはずよ。」
    ディミトリ「…俺もお前たちと顔を合わせなかった5年間は孤独だった。…俺の大切なものを何もかも奪われ、一人で生き続けていた。…死神騎士も孤独だったには違いないだろうな。」
    メルセデス「…やっぱり、あの子は私のことを恨んでいるのかしらね…。…私があの子を置いていってしまったから。」
    ディミトリ「…メルセデスは死神騎士のことをどう思っている?」
    メルセデス「今までも、これからも世界でたった一人の大切な弟よ。それだけは例え何度生まれ変わろうとも変わらないわ。」
    ディミトリ「…俺はな。死神騎士の戦い振りを見ていた時に、お前のことを傷つけないように戦っていたと感じた。…憎い相手にそんな配慮をすると思うか?」
    メルセデス「……。」
    ディミトリ「憎い相手だったら、俺のようになっていたはずだ。エーデルガルトに対する殺意のみで戦っていた俺のようにな…。」
    ディミトリ「だから、死神騎士は決してお前のことを恨んではいない、むしろ今でもお前のことを大切に思っている。…あくまで、俺の予想だけどな。」
    メルセデス「…そうよね…。」
    ディミトリ「大丈夫か?」
    メルセデス「…うん…。」
    ディミトリ「…俺はそのバルテルス家の方が許せない。…お前や死神騎士が受けた仕打ちを考えるとな。」
    ディミトリ「今節はお前の大切な弟と剣を交えることになる。…無理に戦えとは言わない。だが、どうか考えておいてほしい。」

  • 592122/02/06(日) 17:19:01

    メルセデス「エムレ…。」

    どうしましたか?

    メルセデス「あなたは妹さんがいるのよね?…もし、仮にあなたとあなたの妹さんが敵同士になってしまったら、あなたはどうする?」

    エムレは>>594と答えた。

  • 593二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 17:22:20

    その時になってみないとわかりませんが…妹が戦わされているのであれば助けます。もし、妹が信念を持って敵対しているのであれば、私もそれに応えます。

  • 594二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 17:27:30
  • 595122/02/06(日) 17:44:00

    その時になってみなければ、分かりませんが、もし無理矢理戦わされているのであれば、助けます。この命を賭しても。
    メルセデス「…それは私も変わらない。あの子が無理矢理戦わされているのなら、どんな目に会おうとも助けるつもりよ。」
    でも…もし、妹が信念を持って敵対しているのであればそれに応えるつもりです。…妹が自分で選んだ道なら、それを応援するのが姉の務めだと思いますから。
    メルセデス「…あの子の信念に従って戦っている、ね…。…私は、あの子のことを今でも大切に思っているの。…でも、もし自分の意思で、信念を持って敵対するのなら、やっぱり応えたい。それが…家族なのよね。」
    はい…。
    メルセデス「…ディミトリもエーデルガルトと敵同士になるのは辛いはずよね。…願わくば、彼らも恨みや憎しみを持つことなく、生きて欲しいというのは私の我儘なのかしら…。」
    …家族で憎み合うほど辛いことはありませんから。
    メルセデス「…そうよね。」
    メルセデスさん、一緒にお菓子作りでもしませんか?
    メルセデス「…ふふ、良いわよ〜。一緒に作りましょう?」
    ———————————————————
    シルヴァン「フェリクス。」
    フェリクス「何だ。」
    シルヴァン「お前さ、戦後はどうするつもりだ?」
    フェリクス「…決まっているだろう。あの猪の側にいてやる。あの暴れ馬には手綱が必要だからな。」
    シルヴァン「素直じゃないな。全く。お前さ、好きな子でもいるのか?」
    フェリクス「…ちょうどいいところに斬りがいのある奴がいるな。」
    シルヴァン「…誰のこと言ってるんだ?」
    フェリクス「貴様以外に誰がいるんだ。」
    あのお二人は何を…?
    シルヴァン「エムレ!俺、フェリクスに殺される!」
    フェリクス「チッ…エムレに助けを求めるな。情けない。」

  • 596122/02/06(日) 17:53:36

    シルヴァン「エムレ。君は戦後はどうするんだ?」

    …リシテアさんの願いを叶えます。闇に蠢く者…。彼らを根絶やしにします。

    フェリクス「それは周知の事実だ。この色情魔が言っているのはその後のことだ。」

    シルヴァン「色情魔ってお前な…。」

    フェリクス「事実だろう?5年前のあの時に言ってやった後からも、相も変わらず女ばかり追いかけている。最近は自粛しているかと思いきや、さっきの質問だ。」

    シルヴァン「俺は普段訓練とかもちゃんとやってるだろ?それに、お前に理学も教えてやってるじゃないか?ちょっとくらい付き合ってくれてもいいじゃないか。…あんまり、気張っていると心が荒んじまうぞ。」

    フェリクス「…チッ。お前の言い分も分からなくはないが…。」

    シルヴァン「というか、そこまで怒るってことはやっぱり好きな子いるんだろ?」

    フェリクス「…やはり、お前を斬りたいが構わないか?」

    あの…いいですか?

    フェリクス「お前を放置していて悪かったな。それでどうしたい?」

    エムレは>>598と答えた。

  • 597二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 17:59:47

    ガラテア侯からお暇を頂ければ、少しゆっくりしたい

  • 598二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 18:01:09

    騎士として王国に仕えるのはもちろんですが……他にも、色々なことを体験してみたいです。旅行も楽しそうですし、のんびり暮らすのも良いでしょう。この数年間、心休まる時というのは少なかったですから

  • 599122/02/06(日) 18:32:09

    …騎士として王国に仕えます。

    フェリクス「お前はそう言うと思っていた。」

    ですが、様々なことも体験してみたいです。…旅行に行ったり、あるいはゆっくりと過ごしたりと…。…ここ数年間、心も体も休まる時がありませんでしたから…。

    シルヴァン「…それはいいな。君はご両親を亡くしてから、心も体も休まる時がなかったんだろ?…王国のことは俺やフェリクスに任せて、ゆっくりとしてくれて構わないさ。」

    フェリクス「…貴様と気が合うのは何処か癪だが、まあそういうことだ。…お前は、働きすぎだ。」

    そのお気持ちは嬉しいです。ありがとうございました…。

    エムレは立ち去っていった。


    シルヴァン「…なあ、フェリクス。…気づいていたか?」

    フェリクス「…ああ、何処か生き急いでいるように見えたな。」

    ———————————————————

    〜墓地〜

    ベレト「……。」

    ベレトはジェラルトの墓参りに来ていた。

    ベレト「……もう5年か…。」

    先生。

    ベレト「君か。どうしたんだ?」

    エムレはベレトに何を聞いた?>>601

  • 600二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 18:32:45

    加速

  • 601二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 18:37:09

    先生の戦後の考え

  • 602122/02/06(日) 19:32:26

    先生は戦後どうしたいですか?
    ベレト「…そうだな。レアにセイロス騎士団とセイロス聖教会を託されてしまった以上、このガルグ=マク大修道院で務めを果たすことになるだろうな。」
    ベレト「…自分にはエーデルガルトの真意がいまいち分かりかねている。…何故、こんな戦争を引き起こしたのか、この戦争の果てに何を望んでいたのか…。」
    …先生はレア様やセテスさん、フレンさんの正体についてご存知ですか?
    ベレト「いや、知らないな。…君は知っているのか?」
    …確証は掴めませんし、本人に聞くのが一番早いと思っています。…レア様たちは、女神に生み出された存在なのです。そして、長年フォドラを統治し続けてきた。…エーデルガルトさんはこの構造を打破したかったのではないかと思います。
    ベレト「…女神に生み出された存在か。…そう言われれば、納得もできるな。…セテスとフレンの関係も今思えば…。」
    ベレト「…とにかく、レアに聞いてみないことには何ともならないな。」
    ベレト「…君はリシテアの願いを叶えるつもりだろう?…困ったら、いつでも頼ってくれ。」
    はい…。
    エムレはジェラルトの墓前に花を供えて、手を合わせた。
    ベレト「…ありがとう。」
    ———————————————————
    〜メリセウス要塞・近郊〜
    ディミトリ「まもなく、メリセウス要塞だ。…死神騎士には小手先は通じない。このまま、正門から突破するぞ。」
    ギルベルト「ええ、そうでしょうね。あの死神騎士に小細工を施したとしても、敵の防備を固めるだけですから。…補給を絶ったとしても、数節は籠城することができます。その間に皇帝が各地の兵をメリセウス要塞近辺に集められてしまえば、陥落させるのはさらに困難となるでしょう。」

  • 603122/02/06(日) 19:40:39

    メルセデス「……。」

    ディミトリ「…覚悟は決まったのか?」

    メルセデス「…ええ、私はあの子の信念を否定しない。…これが最後になるのよね。」

    …メルセデスさん。

    ベレト「…そうか、分かった。」

    ディミトリ「まもなく、正門だ。行くぞ!」

    ———————————————————

    〜メリセウス要塞〜

    ???「正門が破られたか…。……。」

    カスパル「イエリッツァ先生。どうすんだ?」

    リンハルト「僕たちは貴方の指示に従いますよ。それが一番、面倒臭くないですからね。」

    イエリッツァ「…王国軍を殲滅しろ。」

    カスパル「おっしゃあ!やってやるぜ!」

    リンハルト「やっぱり、面倒臭い…。まあでも、陛下のために一肌脱ぎますよ。」


    ディミトリ「敵将は死神騎士…いや、イエリッツァ将軍だ。」

    ギルベルト「敵の増援が二箇所から現れていますね。その砦を押さえているのは…。」

    ドロテア「…リンくんとカスパルくんね。」

    ベレト「この要塞を速やかに制圧するぞ!時間を掛ければ、それだけ敵が増えてしまう。」

    次の展開>>605

  • 604二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 19:45:49

    リンハルトのところにフェリクスとフレン
    カスパルのところにドゥドゥーとアネット
    死神騎士のところにメルセデスとカトリーヌ

  • 605二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 19:50:22
  • 606122/02/06(日) 20:04:54

    ディミトリ「要塞の動きが慌ただしくなってきたな。…帝都からの増援が来る可能性も高い。…ここでぐずぐずしている暇はないな。」
    イエリッツァ「各砲台、奴らを始末しろ。」

    先生、砲台が厄介ですね。
    ベレト「特に魔道砲台の数が多いな。…不意の攻撃に注意しながら進むぞ。」

    カスパル「アネット、ドゥドゥー。久しぶりだな。」
    アネット「カスパル…。覚悟してね。あなたを討ち倒して、あたしたちは先に進むんだから!」
    ドゥドゥー「おれたちの道を阻むというのなら容赦はしない。」
    カスパル「容赦だと?そんなもんは要らねえ!オレの喧嘩、お前らに見せてやるぜ!うおおおおお!!」

    リンハルト「カスパルの方は戦い始めたみたいだね。それなら僕はあいつの方へ…」
    リンハルトが動こうとした時に風魔法が出現した。
    リンハルト「おっと!危ないなあ…。」
    フレン「リンハルトさん!覚悟なさってください!」
    リンハルト「フレンかあ…結局、僕は君の正体に辿り着けなかったわけだけど、教えてくれる気はないかな?」
    フレン「…わたくしは、セスリーンですわ。…四聖人の一人として、フォドラに混迷をもたらしたエーデルガルトさんの重臣であるあなたを討ち取ります!」
    フェリクス「だから、俺の側を離れるなと言ったはずだろう!覚悟しろ、リンハルト。」
    リンハルト「やっぱり、そうだったんだね。…僕も全力を出そうかな!」

  • 607122/02/06(日) 20:12:17

    イエリッツァ「……来たか。」

    メルセデス「…エミール。私やお母様と一緒に暮らしましょう?私やお母様はいつまでも、あなたを待っているわ…。だから…」

    イエリッツァ「…それは出来ぬ。…私は既に皇帝に忠誠を誓った身。」

    メルセデス「…そうなのね。ならば、覚悟してね、エミール…。」

    イエリッツァ「…ああ、お前は私が殺す。」

    メルセデス「…エミール。…もし、私たちが生まれ変わることがあったら、ずっと仲良しでいましょうね…。」

    イエリッツァ「…姉上、すまない……。」

    カトリーヌ「メルセデス、アタシも助太刀する。…アンタはここで、死んじゃならねえからな。」

    次の展開>>609

  • 608二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 20:13:06

    加速

  • 609二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 20:27:48

    イエリッツァ、コンスタンツェからもらったドローミの鎖環を持っておりカトリーヌを翻弄し防戦一方に追い込む
    カスパル、ドゥドゥーと互角に斧をぶつけ合う
    リンハルト、防御に徹して援軍の時間を稼ぐ

  • 610122/02/06(日) 20:55:34

    カスパル「お前…やるな!」
    ドゥドゥー「おれはお前のように戦いを楽しむ性質ではない…。」
    カスパルとドゥドゥーが互角に打ち合っている。
    カスパル「オレ、力には自信あったんだけどよ。オレの攻撃で全然倒れねえじゃねえか!」
    ドゥドゥー「…おれは殿下の盾となる。盾が簡単に破られはしない。」
    アネット「カスパル!」
    アネットが魔法を放つが…
    カスパル「危ねえ!」
    カスパルは難なく回避し、再びドゥドゥーと交戦を始めた。

    フェリクス「あいつ、時間を稼いでいるのか。」
    フェリクスがリンハルトを追跡しているが…
    リンハルト「しつこいなあ…これでも食らってよ。」
    リンハルトが風魔法を放ち…
    フェリクス「くっ…!」
    フレン「フェリクスさん!はああっ!!」
    フレンがその魔法を掻き消した。
    リンハルト「その辺、気をつけなよ。魔道砲台の射程範囲だから。」
    リンハルトがそう言い終わると、二人に向けて魔道が発射された。

    カトリーヌ「チッ…!」
    イエリッツァ「……。」
    イエリッツァの激しい攻撃によりカトリーヌが押されている。
    メルセデス「エミール!覚悟しなさい!」
    メルセデスが魔法を放つも…
    カトリーヌ「待て!手を出すな…!」
    イエリッツァには躱されてしまった。そのままメルセデスの方へと向かっていき…
    イエリッツァ「…さらばだ、姉上…。」
    メルセデス「…エミール…!」
    メルセデスに鎌を振り下ろした。

  • 611122/02/06(日) 21:02:08

    ディミトリ「…皆!生きているか!?」

    シルヴァン「ええ、何とかね。」

    イングリット「敵の数がどんどん増えてきていますね…。このままでは…。」

    アッシュ「まだ、帝都からの増援も来るんですよね!?…僕たちで捌き切れるんですか?」

    ディミトリ「…諦めるな!必ず、勝機はあるはずだ…!」

    ディミトリたちがその他の群勢を相手にしているが…数の差によって徐々に押され始めている。


    コンスタンツェ「帝都からの増援を連れて参りましたわ。…私如きがどれほど、役に立つかは分かりませんが、お力添えさせていただきます。」

    翼魔獣「ギャオオオオ!!」

    巌魔獣「ゴアアアアッッ!!」

    ハピ「帝都からの増援も来ちゃったよ!」

    皆さん!彼女の魔道には気をつけてください!どこから…

    ベレト「…エムレ!君の頭上だ!」

    エムレの頭上から雷が降り注いだのだった。

    次の展開>>613

  • 612二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 21:04:32

    加速

  • 613二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 21:13:16

    メルセデスのカバーにカトリーヌが入るが片腕を失い重症。そこへ、ベレトとアンナが駆け付ける。
    アネットが躍る&応援でドゥドゥーを強化し、カスパルを打ち倒す。
    リンハルトはフェリクスがカバーに入ると考えて魔道砲台も含めフレンに攻撃を集中させる。しかし、フレンは一人で耐え、その隙にフェリクスがリンハルトを斬る。
    魔獣はハピが囮になって引き付け、その間にエムレとコンスタンツェで魔法の打ち合いとなる

  • 614二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 21:13:25

    警告によって回避するが周囲の兵には被害が
    反撃にエムレもサンダーストームを撃ち遠距離魔法の応酬に
    敵がエムレの魔法に意識を割かれているうちにベレトを始めとした数人がこっそりと進軍し不意打ちを狙う

  • 615122/02/06(日) 21:53:12

    ドゥドゥー「…アネット、頼む。」
    アネット「分かったよ、負けないでね!」
    カスパル「何をコソコソしてんだ!行くぜえ!うおおお!」
    カスパルが攻撃を仕掛けてきたが…
    ドゥドゥー「ぬおおおっ!!」
    ドゥドゥーが真っ向から受けて立ち…
    カスパル「くっ…オレは負けねえ!」
    ドゥドゥーとカスパルが斧を打ち合った結果…
    カスパル「しまった…!」
    カスパルの斧が弾かれてしまい、そして…
    ドゥドゥー「…終わりだ!」
    ドゥドゥーが素早く切り返し、そのままカスパルを斬り伏せたのだった。
    カスパル「がはっ…!」
    アネット「…これで…終わりだよ…カスパル…!」
    カスパル「…オレが弱かったから死ぬ…。…戦争は…そんなもんだろ?…だから…オレのことは…気にすんなよ…。…リンハルト…悪いな…。」

    フェリクスとフレンは魔法の雨から凌ぎ切っているが…
    フェリクス「フレン!俺の側を離れるなよ!リンハルトや魔道砲台はお前を狙っている!」
    フレン「ええ、分かっていますわ!だけど…このままではわたくしたち死んでしまいますわよ!」
    フェリクス「…お前を死なせはしない!」
    防戦一方であり、どちらも押し潰されてしまう。
    リンハルト「魔道砲台、もっと強めていいからね。特にあの緑色の髪の子は魔法を得意としている。そっちの子を狙って。」
    フレン「…フェリクスさん。行ってください!」
    フェリクス「駄目だ!お前が死ぬぞ!」
    フレン「どのみち、このままではわたくしもあなたも死んでしまいます!だから…!」
    フェリクス「…チッ…。フレン、絶対に死ぬな!」
    フェリクスがリンハルトの方へと向かって行った。
    フレン「わたくし、あなたのことが…」

  • 616122/02/06(日) 22:03:34

    リンハルト「そのまま無策に突っ込んできてもね。勝てないと思うよ。」
    リンハルトがフェリクスを迎撃しようと、風魔法を放った。
    フェリクス「それはどうだろうな?」
    リンハルト「…何か企んでいる?」
    フェリクスがそのままリンハルトに向けて直進し、そして…
    フェリクス「シルヴァン、お前の指導感謝するぞ。」
    なんと、フェリクスが魔法でリンハルトの魔法を相殺したのだった。
    フェリクス「…さらばだ、リンハルト!」
    フェリクスがリンハルトを一閃した。
    リンハルト「…あーあ…やっぱり…死ぬんだね…。…こんな…時代に…生まれたのが…運の尽きだったかな…。」
    フェリクス「……悪く思うなよ。」
    フェリクス「…フレン!無事か!?」
    フェリクスはフレンの元へ向かった。

    カトリーヌ「くっ…!」
    メルセデス「カトリーヌさん…!」
    イエリッツァ「…腕を捨てたか…。」
    カトリーヌはメルセデスを突き飛ばし助けたが、イエリッツァに斬られ腕を失ってしまった。
    カトリーヌ「…ハッ!…まだ戦えるね。アタシはレア様の騎士だ!舐めるんじゃないぞ!」
    イエリッツァ「…お前たちでは、私には勝てない…。次で終わらせる。」
    イエリッツァが二人に止めを刺そうとしたその時…
    ベレト「せやああっ!!」
    ベレトが天帝の剣を伸ばし、イエリッツァを攻撃したのだった。
    イエリッツァ「…来たか、ベレト。…お前は私の逸楽だ。…ここで、決着をつけよう。」
    アンナ「私も加勢するわよ!」
    ベレト「カトリーヌ、あなたはこのまま退け。一先ず治療に専念しろ。」
    カトリーヌ「…分かったよ。ベレト、負けるなよ。」

  • 617122/02/06(日) 22:18:09

    ハピ「魔獣はハピに任せて。ディミたちも魔獣倒すの手伝ってよ。」
    ディミトリ「…エムレ。頼む。」
    任せてください。わたしはここで死ぬわけにはいきませんから。…絶対に。
    ディミトリたちはハピの元へ向かった。

    コンスタンツェ「貴方は、魔法も得意でしたのね。私程度の魔法より素晴らしく見えてしまいますわ。あの陽射しが貴方様を祝福しているようです。」
    そんなこと言っても、わたしより魔法の種類が様々じゃないですか…!
    コンスタンツェとエムレが魔法の応酬を繰り広げているが…コンスタンツェの氷と雷と炎の魔法の前に劣勢を強いられている。
    コンスタンツェ「ですが、残念ですわ。私程度に貴方様が負けることになるのは。貴方様は素晴らしいお方ですのに…。」

    フェリクス「フレン!」
    フレン「…フェリクス…さん…。あなたが…無事で良かったですわ…。」
    フレンが一人で魔法を受け続けたことで、重傷を負ってしまった。
    フェリクス「おい…死ぬな…。」
    フレン「…大丈夫ですわ…。わたくし…少し…眠くなって…来ましただけですので…。……。」
    セテス「フレン!?…このままでは…!急ぎ、治療を…!」
    フェリクス「フレン、死ぬんじゃないぞ!絶対に…!」
    ———————————————————
    待ちなさい…!何処へ…!
    コンスタンツェ「エミール様、そろそろ撤退いたしますわよ。」
    イエリッツァ「ああ…そうだったな。…逸楽はまだ、取っておこう…。全軍に告ぐ、急ぎ撤退せよ。」
    ベレト「それは…どういう意味だ…!」
    イエリッツァ「…お前たちも死にたくないのなら、素直に退くことだ…。」
    イエリッツァとコンスタンツェは兵を引き連れて撤退していった。
    ディミトリ「何故、彼らは撤退を…!」
    …凄まじい魔力が…。皆さん!逃げなければ…!ここに、何かが降ってきます!
    ディミトリ「…何だと!?…全軍、撤退せよ…!」
    その直後、凄まじい光に包まれたのだった。

  • 618122/02/06(日) 22:21:01

    メリセウス要塞に光の杭が降り注いだ。

    それにより、要塞は全壊。一部、逃げ遅れた帝国兵及び王国兵、同盟兵は巻き込まれてしまった。

    ———————————————————

    〜ミルディン大橋〜

    ディミトリ「…俺たちの軍の被害状況は…!」

    王国兵「…>>620とのことです。」

  • 619二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:21:27

    加速

  • 620二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:21:35

    このレスは削除されています

  • 621122/02/06(日) 22:25:34

    最安価>>623

  • 622二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:30:18

    加速

  • 623二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 22:35:11

    四分の一が壊滅

  • 624122/02/06(日) 22:59:51

    王国兵「兵力の四分の一を失ったとのことです…!」
    ディミトリ「…そうか…。くっ…すまない…。」
    ベレト「…だが、裏を返せば四分の一の喪失で済んだということか…。あの時にイエリッツァが警告してくれたおかげか…。」
    ディミトリ「…俺は簡単に損得勘定は出来ない。…俺を信じて、付いてきてくれた兵を死なせたことには変わりがないのだから…。」
    ベレト「…切り替えなければならないんだ。ここで、君が挫けたら死んだ者が浮かばれない。」
    ディミトリ「…そうだな、先生。…全軍に告ぐ。来節はこのまま帝都アンヴァルを攻め落とす。…これが最後の戦いだ!」
    ———————————————————
    〜帝都アンヴァル・宮城〜
    エーデルガルト「やはり、光の杭を使ったわね。…コンスタンツェを送り込んで正解だったわ。…ヒューベルト、彼らの居場所は?」
    ヒューベルト「…探知いたしました。ここです。」
    エーデルガルト「…この戦いに勝利次第、本拠地を攻め落とすわ。」
    ヒューベルト「承知いたしました。」
    エーデルガルト「…カスパル、リンハルト。貴方たちを助けられなかったわ。…ごめんなさい。私がもっと早くに情報を入手していたら、こんなことには…。」
    コンスタンツェ「戻って参りましたわよ、陛下。…あれは一体何なんですの!?」
    イエリッツァ「地虫どもの兵器というのはあれか?」
    ヒューベルト「はい、そのようですな。…そう何度も使えるものではないと私は考えていますが、油断はなりません。」

  • 625122/02/06(日) 23:11:20

    その日の夜…

    ディミトリ「二人とも、俺と先生を呼び出してどうしたんだ。」

    ハピ「このまえの戦いでメリセウス要塞に何か凄いの落ちてきたでしょ?…あれが何処から発射されたか、分かったかも。」

    …わたしとハピさんが察するに、ゴネリル領の南部です。

    ベレト「…そんなところに何があるというんだ?」

    ディミトリ「…分からない。だが、何か嫌な予感がすることには違いないな。」

    わたしは、闇に蠢く者たちではないかと、考えています。あの時に感知した魔力がコルネリアやデアドラの魔道士のものと一致していましたから。…闇の魔道です。

    ディミトリ「…闇に蠢く者たちか。…あの魔道も俺たちを始末するために放ったに違いない。」

    ベレト「…先に闇に蠢く者たちを倒してしまえば、帝国の戦力を更に削ることが出来るな。あの魔獣やこれまでの魔道兵器の数々…おそらくそれも奴らのものだろう。」

    ディミトリ「…しかしな、お前はレア様を助けたいのだろう?ならば、先に帝都を落とすべきではないのか?…だがまた、あの兵器を使用されれば、どうしようもないのも事実だ。…イエリッツァ将軍が教えてくれなければ、俺たちは全滅していたからな。」

    エムレは>>627をすべきと言った。

  • 626二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 23:29:08

    加速

  • 627二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 23:31:23

    先に闇うごを倒す

  • 628122/02/07(月) 00:04:57

    …先に闇に蠢く者たちを倒しましょう。…彼らを滅ぼせば、後背を突かれることも、不意を突かれることももうありません。
    ディミトリ「…そうか。俺とて、彼らから聞きたいことが山ほどある。ダスカーの悲劇の真実や継母上の真意などをな。…エーデルガルトからは、また遠のいてしまうが仕方がない。…俺たちがこの戦争に勝利する確率を少しでも上げなければな。」
    ベレト「…明日、皆に伝えよう。目的を変更すると。来節は…ゴネリル領の南部に進軍する。」
    ———————————————————
    〜蒼月の章 翠雨の節(8月)〜
    ディミトリ「…継母上がダスカーの悲劇を仕組んだとでも言うのか?貴様は。」
    捕虜「…あの日、パトリシア様の馬車だけは無事だったのです。女神に誓って、私は嘘をついていません。」
    ギルベルト「やはり、パトリシア様とコルネリアは共犯だったと言うことですか…。」
    ディミトリ「お前まで何を言い出す、ギュスタヴ。…そんなことが…」
    ギルベルト「…何としてでも、娘に、エーデルガルトに会いたかったのでしょう。…無論、あの二人が全てを仕組んだとはいいません。ランベール陛下の政策に反感を抱く者、王国に混乱をもたらしたい者、帝国、あるいは闇に蠢く者たち…。それらの思惑が重なり合って、あの惨劇が生まれた。そう考えるのが自然なのです。」
    捕虜「私の主、クレイマン子爵はランベール王の急進的な政策に反感を抱いていた。そんな折に、ある者からダスカーの悲劇に加担するように誘われた…。私は我が主の正義に従ったのです。それが正しいのだと…。」
    ディミトリ「…その結果、国王を弑逆し、兵を、民を殺戮した。…それが、正義だとでも言うのか。」
    捕虜「その罪深さに耐えられなかったからこそ、私はこうしてここにいるのです。…ですが、間違っていたとは思いません。あれは、正義だったと…。」
    ディミトリ「……!」
    ギルベルト「この者をどうしますか?」
    ディミトリ「…牢に繋いでおけ。」
    ギルベルト「…つまり、殺さぬと?」
    ディミトリ「…まだ、ダスカーの真相が明らかになったわけではない。それに、この男の正義とやらについてもう少し考えたいんだ。」

  • 629122/02/07(月) 00:26:23

    ディミトリ「なあ、先生。お前はジェラルト殿のことをどれだけ覚えている?」
    ベレト「…あまり、父のことは覚えていないんだ。」
    ディミトリ「そうだよな…俺も、継母上のことをあまり思い出せないんだ。…あの人の笑顔も声も、思い出せるのは寂しそうな顔だけだ。…継母上は俺たちを殺してまで、エーデルガルトに…義姉上に会いたかったのだろうか…。」
    ベレト「……。」
    ディミトリ「……すまない。今はもう一人じゃないんだ。お前や皆が居てくれている。…さて、皆に改めて目標変更の旨を伝えにいかなければな。」
    〜騎士の間〜
    ディミトリ「…そういうわけだ。俺たちは、闇に蠢く者たちが居を構えていると思われるゴネリル領の南部に侵攻する。」
    セテス「そのような所に奴らが…。」
    ディミトリ「セテス殿、あなたは何者なのですか?…その口振りでは、闇に蠢く者たちのことを知っているように見えます。」
    セテス「…奴らは私やフレン、そしてレアの仇敵でもあるんだ。我らが同胞を殺した、な。」
    シルヴァン「セテスさん。それはつまり…」
    セテス「…私やフレンは人間ではないのだ。…それ以上はレアを救出し、彼女自身から聞いて欲しい。私としても、闇に蠢く者たちは許してはおけないからな。…君たちが彼らを滅ぼすというのなら、賛成だ。」
    ベレト「…皆もそれでいいか?」
    イングリット「その者たちはダスカーの悲劇にも関与しているのですよね?」
    アッシュ「ロナート様や義兄さんの死に関与している可能性もある…。」
    ドゥドゥー「おれは殿下の命に従う。だが、おれ個人の感情としても許すことはできない。」
    ディミトリ「…よし決まりだな。皆、準備をしておいて欲しい。…激しい戦闘になることが予想されるからな。」

  • 630122/02/07(月) 00:46:18

    エムレは医務室を訪れていた。

    フレンの容態を確認しにきたのだ。

    フェリクス「…お前か。」

    フェリクスさん、フレンさんの容態はどうですか?

    フェリクス「…命に別状はなかった。ただ、しばらく休息が必要とのことだ。」

    良かった…。

    フェリクス「…俺には分からない。」

    何がですか?

    フェリクス「…俺は、フレンに死んでほしくないと思った。…フレンに将来は薪割りや野菜、果物切りをしないかと言われたことがある。…戦争が終われば、俺が剣を振るうことはなくなる。剣と共に生きてきた俺が生き甲斐を無くすのではないかと、危惧したフレンなりの提案だったのだろう。その時は馬鹿馬鹿しいとは思っていたが、今ではそんな未来も悪くはないと感じてきている。…よくわからない感情だな。」

    エムレは>>632と答えた。

  • 631二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 06:46:16

    加速

  • 632二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 07:14:05

    それをフレンさんに伝えてあげてください。喜ぶと思いますよ

  • 633122/02/07(月) 08:22:34

    そのことをフレンさんに伝えてあげてください。喜ぶと思いますから。
    フェリクス「…そうだな。」
    …ふふ。
    フェリクス「おい、何がおかしい。」
    …いえ、それではフェリクスさん。フレンさんにそのことを伝えてあげてくださいね。
    フェリクス「…ああ。…感謝する。」
    わたしはこれで…。
    フェリクス「待て。お前に問いただしたいことがある。…お前は長くは生きられないのか?」
    …何のことでしょう?…失礼します。
    エムレが退室した。
    フェリクス「…それだけ、体が辛そうにしていれば、誰の目からも一目瞭然だろうが。馬鹿野郎…。」

    本当は分かっていた。自分の死期が近いことくらい。今までの傷が積み重なって、もう手の施しようがないことも分かっている。…でも、あと少しなんですから…。これで…ごほっ…ごほっ…。
    そうして、口を抑えた手を見ると…
    …そうですよね。
    赤いものが大量に付着していた。
    リシテアさん…長生きするという約束は果たせません。ごめんなさい…。そして、ディミトリさん。わたしはあなたの側でずっと支えることは出来そうにありません…。ですが…これも信念に従った結果…。誰のせいでもありませんから。
    エムレはその足で書庫へと向かった。
    ディミトリ「…………………。」

  • 634122/02/07(月) 08:46:13

    ディミトリ「……。」
    フェリクス「…おい、その死にそうな顔は何だ。まさか、また死者の声が聞こえるとか言うのではあるまいな?」
    ディミトリ「…それはもう言わないさ。例え、聞こえたとしても、俺は自分の信念のために生きる。」
    フェリクス「…そうすれば、父も浮かばれるな。」
    ディミトリ「…なあ、大切な人の命の灯火が今にも消えそうになっている時、どうしてやればいい?」
    フェリクス「…あいつのことか。」
    ディミトリ「…………………。」
    フェリクス「…フン。今のお前なら、もう迷わないのだろう?…そのことを伝えておけ。…伝えられる内に、な。」

    ディミトリ「エムレ。」
    何でしょうか?
    ディミトリ「…この前、お前から大切な人だと言われたことがあったよな?…その返答を今ここでしたいと思っている。」
    ディミトリ「…俺は先生とお前がいなければ、とっくに死んでいた。…復讐に走り、多くの仲間を死なせ、結局何も得ることはなく、無様に戦場で果てていただろうな。…そして、その復讐の為に俺は、大切な人の命を危険に晒した。その大切な人は、すでに満身創痍なのに、それを隠して戦い続けている。…俺はその人をこれから、守り続けたいと思っている。…エムレ、この戦争が終わったら、俺と共に王都で暮らさないか?」
    …出来ません。ごめんなさい…。
    ディミトリ「そう、か…。…エムレ、俺はいつでもお前の味方だ。…もし、何か言いたくなったら言ってくれ。いつでも、待っているから。」
    ディミトリが立ち去ろうとした時に…
    …やっぱり、待ってください。
    ディミトリ「…エムレ…。」
    わたしはあなたのことをお慕いしております。…でも、わたしはあなたの側にずっといることは出来ません。必ず、あなたより先に旅立つことになります。そして、あなた一人に国王としての責務を押し付けることになる。…そんな、わたしを受け入れてくださるのですか?
    ディミトリ「…もちろん。お前じゃなければ駄目なんだ。それにな、俺はもう一人ではない。…お前が国王の責務だとかを心配する必要なんてないんだ。」
    …嬉しいです。とても…。

  • 635122/02/07(月) 08:49:55

    ディミトリ「…このまま、部屋まで送ろう。」

    ディミトリは抱き抱えて連れて行こうとしたが…

    それは…その、恥ずかしいですって…。

    ディミトリ「そ、そうか…。」

    ———————————————————

    別の日…

    ドロテア「エムレちゃん、少しいいかしら?」

    ドロテアの用件とは?>>637

  • 636二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 09:16:11

    お化粧して、身なりを整えましょう。女の子なんだから

  • 637二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 09:37:33
  • 638122/02/07(月) 11:52:15

    どうしましたか?ドロテアさん。
    ドロテア「…………………。」
    わ、わたしの顔に何かついているのでしょうか?
    ドロテア「…貴女、お化粧に興味はないのかしら?」
    いえ…特に…。…それにこの顔ですから。
    ドロテア「…ええ、そうよね…。」
    ドロテア「だって、貴女凄く可愛い顔してるものね。…もっと身なりを整えましょうよ!折角の顔と綺麗な髪が勿体無いわ。」
    可愛い…?…わたしは顔に傷もありますし、左眼がありません。
    ドロテア「可愛いわよ。貴女を見て、可愛くないなんて、言った人は私が痛い目に合わせてあげるわ。それに、この軍の人たちはみんな、貴女の優しい所や強い所が好きなのよ?…でもね、貴女にも足りないものがあるの。それは、女の子らしさよ!」
    は、はあ…。
    ドロテア「さ!だから、行きましょう!」
    お、押さないでください…。

    ドロテア「どうかしら?」
    これがわたし…?
    ドロテア「やっぱり、可愛いじゃない。みんなにも見せてあげましょう!呼んでくるから、待ってて!」
    ちょ、ちょっと待ってください…。行っちゃいました…。
    ふふ…でも、わたしのことを思ってしてくれたことなんですよね…。わたしは、幸せですよ…。
    ———————————————————
    〜王国領・墓地〜
    父さん…母さん…。もうすぐ終わりますから…。どうか見守っていてください。
    「姉さん。顔色悪いけど、大丈夫…?」
    …一つ約束して。わたしがいなくなっても必ず一人で生きていけると。
    「死んじゃうの…?」
    そんなわけないでしょ?…あなたを残して死んだりしないからね。もしものことよ。

    …妹には嘘を付いてしまった。…駄目な、お姉さんでごめんなさい。でも、強く生きてね…。

  • 639122/02/07(月) 12:10:54

    〜???近郊〜
    ディミトリ「…ここの辺りに、何かがあるとのことだ。…手分けして探して欲しい。」
    しばらく、辺りを捜索していると…
    ベレト「…?」
    ベレト「ここに空洞があるな。」
    ディミトリ「ここが、闇に蠢く者たちの本拠地なのだろうか。…いや、今更考えていても仕方がないな。皆、行くぞ。」
    ———————————————————
    〜地下都市シャンバラ〜
    セテス「ここが奴らの本拠地なのか…。」
    フレン「…凄く怖いですわ…。何か空気が澱んでいますもの。」
    セテス「フレン。あまり、無理はするなよ。お前はまだ、休んでいてもいいんだ。」
    フレン「いいえ、お兄様。わたくしも行きますわ。…フェリクスさん一人で行かせられませんもの。」
    セテス「…お前はフェリクスのことが好きなのか?」
    フレン「そ、そんなこと…なくはないかもしれませんけれども…。」
    フェリクス「…フレン。俺の側から離れるな。」
    セテス「…………………。」
    フェリクス「セテス殿…。そうまじまじと見られても困りますが…。」
    セテス「…いや。ディミトリ、そろそろ行くのだろう?」
    ディミトリ「ええ。ですが、どのような罠を張っているかは分かりません。慎重に進みましょう。」
    ベレト「この先から禍々しい魔力を感じるな。一体何をしているのか…。」

    アランデル公「ふむ…エーデルガルトめ。あの力を使う気か…。」
    ???「タレス様!敵襲です!」
    アランデル公「何だと?何故ここが…」
    アランデル公「いや、考えている暇はあるまい。…即刻始末せよ。我らが大望を果たすための邪魔はさせぬ。」

  • 640122/02/07(月) 12:13:55

    ディミトリ「ここは街なのか…。」

    ベレト「だが、固く施錠されているな。…慎重に進もう。」

    ……。

    ディミトリ「エムレ、大丈夫か?先程から怖い顔をしているが…。」

    …はい、大丈夫です。ですが、わたしの両親を殺し、リシテアさんの死の原因を作った奴らを許すことは出来ません。

    ディミトリ「憎しみに囚われるなよ。…お前なら問題ないと思うが。」

    次の展開>>642

  • 641二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:23:52

    加速

  • 642二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:32:02

    タレスがリシテアのデータと遺体から作り上げたクローン(完成品)「ダアト」を出す

  • 643122/02/07(月) 12:41:02

    アランデル公「そなたがいけ。」

    ???「承知。」

    アランデル公「よいか?特にディミトリとソティスの現身は必ず滅せよ。」

    アランデル公が謎の魔道士に指示を出した。

    アランデル公「コーデリアの娘の力をそのまま反映させた完成品だ。…そなたの力を存分に発揮するがいい。」


    ディミトリ「…邪魔はさせない!」

    闇に蠢く者「ぐはっ…!」

    ディミトリたちが扉を開くと、そこから敵が襲撃してきたのだった。

    ベレト「…何か敵が少なくはないか?」

    ギルベルト「敵はさらに奥に構えているのでしょう。ここまで来たからには進むのみです。」

    しばらく進軍すると…

    ハピ「うわ…やばいかも。」

    皆さん!伏せて!

    そう言った直後、闇の魔法が頭上を駆け抜けていった。

    ???「邪魔です、死んで。」

    …リシテアさん?

    ???「誰ですか?そんなの知りませんよ。私はダアト。」

    ダアト「タレス様の命により貴方たちを殺します。」

    次の展開>>645

  • 644二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 13:16:10

    ダアトが大暴れし被害が拡大する、止めるため単身エレムが相手に向かう。

  • 645二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 13:17:44
  • 646122/02/07(月) 14:30:27

    ディミトリ「あの魔道士には近づくな!」

    突如現れた魔道士が敵味方問わずに攻撃を始めた。

    ベレト「くっ…あいつもリシテアから生み出された者なのか…。」

    ダアト「死んでください。」

    ギルベルト「あれでは近づけません。無視して進軍したいところですが…。」

    ドゥドゥー「しかし、無視をしてどうにかなるものでもないな。…殿下!危険です!」

    ディミトリの付近に魔法が着弾した。

    ディミトリ「…何だこいつの力は…。やはり、あいつを倒さなければ…」

    ………殿下、皆さん。先行ってください。

    ディミトリ「駄目だ、お前が殺される!…あいつはリシテアではない。容赦なくお前に牙を剥くぞ!」

    いいから…早く!

    ベレト「…彼女を信じよう。…絶対に死ぬな。」

    ギルベルト「…私たちは先に進むぞ。エムレ、お前に任せよう。」

    ディミトリたちが先へと進んでいった。

    ダアト「行かせませんよ。」

    それを阻止する為にダアトが魔法を放とうとするが…

    …待て。…貴様の相手はわたしだ。

    ダアト「…貴方、死にかけじゃないですか。そんな体で私に勝てるとでも?」

    心配しなくとも、貴様には負けない。

    ダアト「そうですか。その顔を見ていると、不思議と私の頭が痛みます。…不愉快ですので、すぐに殺してあげますよ。」

    二人の魔道士が激突することとなった。


    ディミトリ「…貴様が首魁だな。」

    タレス「来たか。我らのシャンバラを荒らしまわるとは、ランベールに似て野蛮な男よの。」

    ディミトリ「…貴様は何故ダスカーの悲劇を引き起こした?」

    タレス「…我らの大望の為に必要であったからだ。そうだな、おぬしの好きな言葉で表せば…正義のためか?エーデルガルトも正義のためにこの戦争を引き起こしたのだからな。」

    ディミトリ「…!」

    ディミトリ「…話は後だ。覚悟しろ。」

    次の展開>>648

  • 647二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 14:48:49

    ダアトとエムレは激しい魔法の応酬の末にエムレが勝利するものの、戦闘の継続は不可能に
    ディミトリたちは数の利もあって優勢

  • 648二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 14:59:17
  • 649122/02/07(月) 17:03:54

    …あの魔道士…。
    ダアト「口先だけじゃないですか。貴方、私に勝てるんですよね?」
    ダアトの魔法がエムレに次々と襲い掛かるが…
    はっ!
    それを相殺している。
    ダアト「相殺するので精一杯ですか。」
    ……。
    ダアト「…諦めましたか?」
    …さあな。
    ダアト「…その顔にも苛つきますが、態度にも腹が立ちますね。」
    ダアトの攻撃が激しくなった。

    ダアト「もうさっさと死んでくれませんかね?」
    …はあ…はあ…魔力が…。くっ…。
    エムレの魔力が底を尽き掛けている。
    ダアト「もう、今にも死にそうですけど、そんな体で何でここまで来たんですか?」
    …答える義理もない。
    ダアト「そうですか。じゃあ、さようなら。…っ!」
    ダアトが魔法を放つ直前に、一瞬躊躇いが生まれた。それをエムレは見逃さなかった。
    ダアト「…しまった。…いえ、このまま殺してあげます。」
    エムレは残りの魔力全てをダアトに叩きつけた。それに対してダアトも反撃の構えをとり…辺りは閃光に包まれた。

    ダアト「…貴方みたいな死に体の人に負けるのは癪ですね。…でも、何か清々しい気分です。…よく分かりませんが。」
    ダアトはそう言い残して、光を放ち………消えた。
    …先生やディミトリさんの元へ向かわないと…。
    そうして、エムレが立ちあがろうとした時、腹部に激痛が走った。
    …あの時の魔法がわたしの体を掠めていたんですね。…直撃していなくとも、この威力ですか。
    魔法が掠めた部分が抉れていた。
    …力が入りません。…せめて止血だけでも…。…全く、痛いですよ…。痛みには慣れましたけど…。

  • 650122/02/07(月) 17:14:57

    ディミトリ「…貴様、継母上を煽動したのか?…俺や父上を殺すように…。」

    タレス「我らはただ、ランベールやそなたの首と引き換えに、娘に合わせてやると、そう提案しただけよ。その末に、おぬしらを殺すと決めたのはあやつの選択。…我らを責めることは筋違いではないか?のう。」

    ディミトリ「…貴様の戯言は間に受けない。だが…継母上は俺のことを愛していなかったのか…。」

    ベレト「…ディミトリ。」

    ディミトリとベレトがタレスと対峙している。

    ベレト「…お前は許すことは出来ない。何故、父を殺した?」

    タレス「そうだな、貴様の復讐心を煽るため…そう言っておこう。だが、実際に復讐心を抱いたのはあの小娘であったが。…あの時に貴様を始末できなかった、ソロン、クロニエは不覚をとったものよ。…貴様は我らアガルタから地上を奪った。ここで、殺して、その血と心臓を我らの大望の礎としてやろう。」

    ベレト「…お前に負けることはない。」


    タレス「タイタニスや魔獣どもは全て敗れたか…。ヴィスカムを最大出力で起動せよ。このまま、シャンバラもろとも奴らを潰しても構わぬ。」

    そう言い放った瞬間、ディミトリやベレトの元に魔法が降り注いだ。

    ディミトリ「あの兵器から発射されているのか…。…だが、あいつも劣勢を強いられているのか焦りが見えるな。…このまま畳み掛けるぞ!」

    次の展開>>652

  • 651二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 17:19:12

    加速

  • 652二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 17:29:40

    ヴィスカムがベレトとディミトリめがけて降り注ぐが、狙いが単調すぎてあたらず。
    しびれを切らしたタレスが動けないエムレを狙うが、イングリットが天馬に乗せて回避

  • 653122/02/07(月) 17:52:19

    ベレト「ディミトリ!」
    ディミトリ「ああ!」
    ベレトとディミトリがヴィスカムの攻撃を捌きながら、タレスと交戦している。
    タレス「…貴様らに我らアガルタが負けることなどあってはならぬ!」
    ディミトリ「…弱者を踏み躙り、命を弄ぶ貴様らを俺は許しはしない!…このフォドラの大地に…貴様らの居場所はない!」
    ディミトリがタレスを押している。

    タレス「…おのれ、ならばあの小娘だけでも…!あの時、我とコルネリアが逃したあの娘も始末せねばならぬ!」
    タレスはエムレに向けて魔法を放った。
    ディミトリ「エムレ、避けろ!」
    くっ…。
    エムレは立ちあがろうとするが、腹部の傷と魔力欠乏のせいで思うように体が動かない。
    ベレト「いや、駄目だ!彼女は深傷を負っている!あそこから動けないんだ!」
    タレス「…我らを嗅ぎ回った報いを受けるがいい。」
    魔法がエムレの居た場所に着弾したのだった。

    …あれ?生きている…?
    イングリット「大丈夫ですか?だから、無理はしないでくださいと言いましたのに…。でも、あなたがあの魔道士を倒してくれたおかげで助かりましたよ。」
    イングリットさん…ありがとうございます。…痛っ!
    イングリット「傷もそのままじゃないですか!今すぐ、治療しないと…。」
    待ってください…。わたしを殿下たちの元へ…。

    タレス「隙を晒したな。」
    ディミトリ「先生、お前を狙っているぞ!」
    ベレト「捌ききれない…!不味いな…。」
    タレス「さらばだ、凶星よ…。」
    タレスが魔法を放とうとしたその時…
    タレス「うぐっ…!」
    タレスに剣が突き刺さったのだった。

  • 654122/02/07(月) 17:57:20

    先生、ディミトリさん!早く!

    タレス「貴様…生きていたのか!」

    エムレが天馬の上から剣を投擲していたのだった。そして…

    ディミトリ「終わりだ。」

    ベレト「ああ!」

    ディミトリとベレトの攻撃がタレスに炸裂した。

    タレス「ぐぅおお!!」


    ディミトリ「…さあ、洗いざらい話してもらおうか。」

    タレス「……。」

    待ってください、殿下。

    ディミトリ「お前はじっとしていろ。」

    いえ、この者に聞きたいことがあるのです。

    タレス「…貴様だけは…あの時に…殺しておかねばならなかった…!」

    …貴様は、わたしの両親を殺したな。何故だ?

    タレス「…>>657よ。」

  • 655二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 17:59:53

    加速

  • 656二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 18:13:53

    貴様の親はこちらを探っていたからな、それに貴様の父はランベールとパトリシアのあいだを取り持つ可能性があったからな
    ククク、それに恨むならガラテア伯を恨むことだな。貴様の両親の居場所を話したのはあの男なのだから

  • 657二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 18:24:22
  • 658122/02/07(月) 19:18:50

    タレス「…貴様の両親は闇に足を踏み入れすぎたのだ。故に始末させてもらったに過ぎない。」
    ……。
    タレス「それにな、貴様の父はランベール、パトリシアどちらとも面識があった。…あの里の中でコルネリアのことを嗅ぎ回り続けていたな。あのままでは、パトリシアが思い止まっていたのだ。」
    ディミトリ「エムレの父上が…俺の父上と継母上と面識があった…?…そんな話は初めて聞いたぞ!」
    …貴様は何故里の存在を知った?
    タレス「…当時のコルネリアは聖女だとされていたからな。…ランベールからも信が厚かったあやつなら容易に聞き出すことが出来る。…貴様の主君からな。」
    イングリット「父上が…そんな…!」
    だから、ガラテア伯はわたしや妹の援助をしてくれていたのですね…。せめてもの罪滅ぼしとして…。
    タレス「…だが、我らが討ち漏らした貴様とディミトリがこうして…我らを…滅ぼすことに…なるとは…。」
    …最後に答えろ。エーデルガルトさんにも同じことをしたのか?…リシテアさんと同じことを…!
    タレス「…そうだ。…炎帝は、フォドラを統べる覇者として完成したのだよ…。…炎の紋章を宿したことで、な。」
    …だから、髪の色が…。…相当に体に負荷がかかっていたのですね…。
    ディミトリ「…エーデルガルトの髪色が変わっていたのはそういうことか…。…貴様が…義姉上を苦しめたのか…。」
    タレス「義姉上だと?…笑わせる。パトリシアにも愛されていなかった貴様が何故、エーデルガルトに愛されていたと思える?…貴様など、塵芥の存在よ。」
    ディミトリ「…そうだな。…俺は彼女たちから愛されていなかったのかもしれない。…結局、継母上がダスカーの悲劇の発端になったのは間違いないということだ。……。」
    タレス「…そろそろ…か。…このまま生きては返さぬぞ…!」
    …殿下!急いで撤退を…!
    ベレト「あれは…まさか!?」
    タレスが魔法陣を描いたと同時に空から何かが降ってきているのが分かった。

  • 659122/02/07(月) 19:28:29

    空から光の杭が降り注ぎ始めた。
    セテス「奴は我々をこのシャンバラごと消し去るつもりだ…!」
    フレン「逃げなければ、なりませんわ!!」
    ディミトリ「くっ…今すぐ逃げろ!!」
    はい…っ…!
    ベレト「エムレ!傷が痛むのか…。」
    …そうは言っていられません!
    タレス「…シャンバラと共に…沈むのだ。…我らの未来に光あれ。」
    ———————————————————
    〜帝都アンヴァル・宮城〜
    エーデルガルト「何事よ!?」
    ヒューベルト「陛下!信じられない報告が…!」
    エーデルガルト「どうしたの!?」
    ヒューベルト「ゴネリル領南部に光の柱が突如発生したと…!」
    エーデルガルト「何故、そんなことに…。」
    ヒューベルト「そして、アランデル公と連絡が取れません。つまり…」
    エーデルガルト「…死んだのね。」
    ヒューベルト「…ええ。幸か不幸かはわかりませんが…。」
    エーデルガルト「…不幸ね。私たちは、彼らの援護なしで王国軍を迎え撃たなければならない。…戦線を下げなさい。西はアリアンロッドまで、東はメリセウス要塞跡地まで。」
    ヒューベルト「承知しました。ですが、同時に王国軍の動向も不明となっております。…私の予想としては、彼らと奴らが共に消えたのではないかと。」
    エーデルガルト「それなら、安心できるのかもしれないわね…。」

  • 660122/02/07(月) 19:52:06

    ベレト「…くっ。」
    ベレトは目が覚めたのだった。
    ベレト「生きていたのか…。」
    ディミトリ「先生!ここにいたのか!」
    ベレト「ディミトリ!あれから、自分たちはどうなった?」
    ディミトリ「…兵の一部は、あの地下都市と共に埋もれてしまったようだ。…また、俺のせいだな。」
    ベレト「…エムレが、警告してくれたおかげか…。…エムレは!?」
    ディミトリ「…分からない。」
    フェリクス「あいつの居場所だけが未だに不明だ。チッ…早く見つけてやらねば、あいつは死ぬぞ!あの傷じゃ、長くはない…!」
    シルヴァン「ただでさえ、体がボロボロだってのに…。」
    メルセデス「…何処にいるの、エムレ!」

    …ごほっ。…わたしは生きているの…?
    エムレは立ちあがろうとしたが、それは出来なかった。
    …あの時の傷が開いてしまっている…。
    腹部の傷から夥しい量の血が流れ、辺りの地面を赤く染めている。
    …このまま…死ぬのかな…。…リシテアさん…あなたの願いは…叶えましたよ…。だから…
    エムレはそのまま目を閉じたのだった。
    「————!」
    目を閉じる前に誰かの声が聞こえた気がした。
    ———————————————————
    (最終章です。)
    〜蒼月の章 飛竜の節(10月)〜
    ディミトリ「…いよいよ、帝都アンヴァルへ侵攻する。…前節は、休息を取ってもらったな。…あのまま、帝都アンヴァルに侵攻しても勝てなかったはずだ。」
    ベレト「皆、体の方は無事か?」
    ドロテア「私たちは無事ですけど…」
    ドゥドゥー「…エムレだな。」
    フレン「あの方を近くの森で見つけた時には、驚きましたわ…。」
    セテス「…彼女は血を流し過ぎていた。…既に深傷を負っていたところに、激しい運動と爆風による衝撃が致命的なものとなってしまった。」

  • 661122/02/07(月) 19:59:21

    カトリーヌ「アタシの腕一本が安いくらいだよ。全くね…。」

    シャミア「お前の腕も安くはないだろ。」

    アロイス「…どうか、目を覚まして欲しいが…。」

    ディミトリ「…彼女を信じるしかありません。」

    ———————————————————

    ……ここは。

    リシテア「目が覚めましたか。」

    …リシテアさん!?

    リシテア「こっちに来ちゃ駄目です!そうしたら、あなたは本当に死んでしまう。」

    …!

    リシテア「あなたはまだ死ぬ時ではないんです。もう少し、生きてください…。」

    …リシテアさん、結局長生きするという約束は果たせそうにありません。ごめんなさい…。

    リシテア「…それはもう仕方がありません。…でも、今は目を覚ましてください。」

    …分かりました。

    リシテア「…わたしの願いを叶えてくれてありがとう。」

    ———————————————————

    >>663>>665が会話をしている。

  • 662二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:04:33

    加速

  • 663二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:05:04

    ラファエル

  • 664二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:05:36

    ディミトリ

  • 665二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:06:59

    イングリット

  • 666122/02/07(月) 20:17:19

    ラファエル「うーん…。」

    イングリット「珍しいですね、あなたが悩み事だなんて。どうしたのですか?」

    ラファエル「あ、イングリットさん。ちょっと聞いて欲しいんだ。オデ、お前と一緒にセッサタクマ?しながら騎士になるって話したよな?」

    イングリット「ええ、しましたけど…。」

    ラファエル「でもよお、オデとお前は元々、生まれた場所が違えんだ。この戦争が終わっちまったら、そのセッサタクマが出来なくなっちまうんじゃねえかなって思うんだよ。」

    イングリット「…以前よりも出会う機会は少なくなってしまうかも知れませんし、鍛錬の成果を見せ合うことも少なくなってしまうでしょうね。でも、それであなたや私が研鑽を積むのを辞めることはないですよね?」

    ラファエル「まあ、そうだけどよ。オデの筋肉はまだまだ、鍛え足りねえからな。」

    イングリット「そ、そうなのですか。ラファエルは戦後、どうしたいのですか?」

    ラファエル「オデは>>668してえと思ってんだ。」

  • 667二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:20:24

    祖父と妹が開いた宿屋を手伝いたい

  • 668二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:25:30
  • 669122/02/07(月) 20:50:35

    ラファエル「オデはやっぱり、爺ちゃんと妹の開いた宿屋を手伝いてえなって思ってんだ。」
    イングリット「え…騎士にはならないのですか?」
    ラファエル「もちろん、騎士も目指すぞ。両立出来れば、爺ちゃんと妹にもっと楽させてやれるだろ?ただ、オデを騎士として取り立ててくれるところはあんのかなあ…。」
    イングリット「もし宜しければ、王都に来てみてください。きっと、あなたを殿下は取り立ててくれるはずですから。」
    ラファエル「うーん…考えておくぞ。」
    ラファエル「よおし!今から筋肉をいじめにいくぞ!イングリットさんも一緒に行かねえか?」
    イングリット「ふふ…いいですよ。」
    ———————————————————
    ハピ「…はあ…。」
    ユーリス「おいおい…!ここでため息はやめてくれよ…!」
    巨鳥「キエーーッッ!」
    バルタザール「うおっ!来ちまったぞ!」
    ハピ「ごめん。ハピも手伝うね。」

    ハピ「ハピね、戦後はどうしようかなって思ってるんだよね。」
    ユーリス「ディミトリに何とかならねえか聞いてみてもいいんじゃねえのか?」
    ハピ「実はあの子の妹のお世話してあげようかなってちょっと思うんだよね。」
    ユーリス「あいつの妹?何でだ?」
    ハピ「…あの子、多分数年もしない内に死んじゃうと思うから。…あの子の妹、可哀想じゃん?…たった一人の家族のお姉さんが居なくなるのはね…。」
    バルタザール「おいおい、お前がそこまでしなくてもいいんじゃねえのか?」
    ハピ「でも、あの子のお母さんに凄く助けられたから、恩返ししたいんだよね…。」
    バルタザール「だがな、お前のその体質をまずは、どうにかした方がいいんじゃないか?」
    ユーリス「…俺たちも手伝ってやるからよ。」

  • 670122/02/07(月) 20:55:34

    ハピ「え…悪いよ。ユリーたちを付き合わせるわけにもいかないじゃん。」

    ユーリス「今更、水臭えこというなよ。俺たちずっと一緒に居ただろ?」

    バルタザール「どうせ、おれは借金取りに追われる余生だ。…ハピ、お前を手伝ってやってもいいぜ。」

    ハピ「ありがと。」

    ———————————————————

    〜医務室〜

    …………………うっ。

    ここは…生きていたんだ…。あの時、リシテアさんに会わなければそのまま死んでいたのかな…。

    ディミトリ「…目が覚めたのか!?良かった、本当に…。」

    ベレト「…大丈夫か!?」

    …ご迷惑をお掛けしました…。

    ベレト「君は一節と>>672日も眠り続けていたんだ。」

  • 671二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:58:27

    14

  • 672二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:59:41
  • 673二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 21:02:20

    10

  • 674122/02/07(月) 21:15:26

    ベレト「君は一節と十日も眠り続けていたんだ。」
    それほどまで…だから、頭がぼーっとする訳ですね…。…戦争は!?
    ディミトリ「…今節、帝都アンヴァルに侵攻する。…これが俺たちの最後の戦いだ。お前の力もどうか借りたい。いきなりで悪いが…。」
    …わたしにとっては正真正銘最後の戦いですからね…。…分かりました。
    ベレト「…すまないな。目覚めてすぐにこんなことを…。」
    いえ…いいんです。おっとっと…
    エムレは足元がふらついてしまった。
    ディミトリ「今日はいいんだ。まだ、休んでいてくれて構わない。…俺と先生は、今から帝都アンヴァルの近くまで行こうと思っている。…俺たちとエーデルガルトはもう戦う必要がないんだ。…だから、彼女に停戦を申し込もうと思っている。無駄かもしれないがな…。」
    ベレト「そういうわけで行ってくる。」
    二人は医務室を後にしたのだった。
    ———————————————————
    〜帝都アンヴァル・郊外〜
    ディミトリ「先生、エーデルガルトは来るのだろうか?」
    ベレト「…来たみたいだ。」
    エーデルガルト「あのグロンダーズの会戦で戦って以来ね。それで、何がしたいの?」
    ヒューベルト「……。」
    ディミトリ「君は何故こんな戦争を起こしたのだ?多くの犠牲を生んだうえでも成し遂げたかったこととはなんだ?」
    エーデルガルト「それが犠牲を少なくする方法だからよ。戦争の犠牲者と未来の犠牲…それで、私は前者をとった。」
    ディミトリ「…この戦争で苦しみ喘ぐ民を見ても、まだ彼らに血を流せと言うのか?…弱い者の持たざる者の悲鳴に耳を貸さずにただ、戦に血道を上げ続ける。それでは、強者が弱者を支配する構造は変えられない。」
    エーデルガルト「そんなことはないわ。私はその構造を変えようとしているのよ。私の創る世でもなお、弱い者であり続けるのなら、それは甘えよ。」

  • 675122/02/07(月) 21:30:10

    ディミトリ「本来、人間は君のように強くはないんだ。…生きる目的を失い、信仰に縋らねば生きられない者もいる。その生き方を否定するな、君の理想を押し付けるな。それは、ただの独善に過ぎない。」
    エーデルガルト「…貴方は私が強い人間だとでも言うの?…信仰に縋っても、誰も助けてはくれなかった。だからこそ、誓ったのよ。私が持たざる弱者に代わりこの世を正すと。」
    ディミトリ「…その炎の紋章の力を持って世を変革させるということか?」
    エーデルガルト「…!」
    エーデルガルト「…何処でそれを知ったの?いえ…タレスね。」
    ディミトリ「ああ…奴から全て聞いたよ。君が、ダスカーの悲劇を起こしたのではなかったのだな…。そのことは本当に申し訳なかった。」
    エーデルガルト「…そうなのね。…もう、今更遅いわ。私たちの道は違えてしまった。…でもね、ディミトリ。王国で貴方と暮らした日々は私にとっては、心地の良いものだった。…ありがとう。」
    ディミトリ「…君と暮らした日々は、偽りではなかった。それが分かっただけでも、俺は救われた気分だ。…これを君に返そう。」
    エーデルガルト「やっぱり、あの時に貴方が聞いていたのね…。ファーガスの王族ともあろう者が盗み聞きなど感心しないわよ。」
    ディミトリ「君も何故あのような場で奴と言葉を交わしていたのだ。…あれを聞かなければ、俺も君を憎むことはなかったかもしれないのにな。」
    エーデルガルト「私は誰を敵に回してもこの覇道を歩むと誓ったのよ。だから、あの話を聞こうが聞くまいが、貴方やクロード、レアは殺すつもりだった。」
    ディミトリ「だろうな。…望む未来を切り拓いて欲しいか…。」
    エーデルガルト「私は貴方のその言葉で救われたのよ…。…ありがとう。」
    エーデルガルト「…ファーガス王子ディミトリよ。…貴方とは帝都アンヴァルで決着を付ける。…待っているわ。」
    ヒューベルト「そういうことです。停戦などするつもりはありませんよ。残念でしたな…。」
    ディミトリ「分かっていたさ。…エーデルガルト、次に会う時がどちらかの最期の時だ。」

  • 676122/02/07(月) 21:32:50

    エムレは最後の確認をしていた。

    体には不調がないように見えるが、やはり激しい動きはもう出来ない。

    そして…右眼の視力が落ちてきていると感じるようになった。失った左眼の視力を補おうとして負担がかかっているということだろう。

    そうしていると、>>678が声を掛けてきた。

  • 677二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 21:33:33

    シルヴァン

  • 678二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 21:33:49

    セテス

  • 679122/02/07(月) 21:43:31

    セテス「不調はないか?」

    セテスさん、こんにちは。はい、最後の戦いは全ての力を尽くしたいと思います。

    セテス「…私の正体については、今更隠そうとも思わない。だから、君にも明かしておこう。…私の本当の名はキッホル。」

    キッホル…まさか…!

    セテス「ああ、私は聖キッホルその人だ。そして…フレンはセスリーン。…私の実の娘なのだ。」

    …つまり、四聖人は女神の眷属ということなのですか?では、レア様は…四聖人の一人のインデッハかマクイルということなのでしょうか?

    セテス「…………………。」

    それは言いたくはないと…。

    セテス「すまないな、本人からやはり聞いて欲しいんだ。」

    セテス「…君はこのフォドラについてどう思っている?…エーデルガルトはこのフォドラの体制を破壊するために戦争を起こしたということなのだろう。…君の目から見てこの世界はどう映る?…忌憚ない意見を頼む。例え、何を言われようとも君を咎めることは絶対にしない。」

    エムレは>>681と答えた。

  • 680二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 21:53:15

    加速

  • 681二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 22:03:34

    歪んでいるとは思います。あなた方は早目に舞台から降りるべきだった。ただ、だからといってそれを力づくで壊そうとするのには賛成しません

  • 682122/02/07(月) 22:20:55

    はっきりと申し上げます。…この世界は歪んでいる。生まれ持った紋章に人生を左右され、人とも思えない扱いを受ける者がいる。…そんな世界は間違っています。
    セテス「…………………。」
    そして、その歪みを放置し続けてきたのは、レア様、そしてセテスさん。あなた方です。…あなた方はこのフォドラの頂点から早めに降りるべきだったのです。
    セテス「…そうなのだろうな。私やレアは、人ならざる者。そして、その人ならざる者が、人々の上に立ち統治を続けてきた。…私やレアには、人々の心が理解できていなかったのだ。いや、頭では分かっていても、その歪みを正そうとはしなかった。…決して、許されることではないな。」
    ですが、エーデルガルトさんのように多くの犠牲を生むやり方にもわたしは納得できません。…他に何か方法があったのでは…と。
    セテス「…彼女はセイロスの小紋章以外に炎の紋章も宿しているのだったな。…彼女は、フォドラの覇者となるべく創り上げられた存在と奴らの首魁は言っていた。…奴らは彼女に紋章を植え付け、そして、彼女は紋章によって左右されるこの世界に対して嫌悪感を抱いてしまった。…もちろん、彼女のやり方には私も納得はしていない。だが、彼女には他に方法が無かったのだろうな。…レアや私などとは話をしても無駄だと。そう思わせてしまった。」
    ……。
    セテス「…私はこの戦争が終わったら、ベレトの手助けをしたいと考えている。彼が、この世界を正しく導いてくれると信じて、私は支えたい。だから、それまでは我々がフォドラの統治に携わることを許して欲しい。」
    わたしなどが許すかどうか決めることではありませんよ。…でも、分かりました。

  • 683122/02/07(月) 22:39:27

    〜帝都アンヴァル・宮城〜

    エーデルガルト「貴方たちは皆、市街に布陣しなさい。」

    ペトラ「エーデルガルト様、分かりました。わたし、帝国に、勝利もたらします。」

    コンスタンツェ「ここで、彼らを討ち取れば私たちの勝利ということですのよね?負けませんわよ!」

    イエリッツァ「私はあの男と決着を付けねばならない。…愉しみにしている。」

    ヒューベルト「…それで陛下、本当に宜しいのですか。…戻れるかどうかは分かりません。」

    エーデルガルト「もう手段は選んでいられない。私はこのフォドラを変革させなければならないの。…その為ならどんな犠牲も厭わないわ。…例え、この身を滅ぼしたとしても。」

    ヒューベルト「…承知しました。」

    ———————————————————

    〜帝都アンヴァル・郊外〜

    ディミトリ「皆!これが最後の戦いだ!宮城に構えるエーデルガルトを討つ!…そうして、この戦争は終結する。」

    ギルベルト「まもなく、帝都アンヴァルの正門前です。…覚悟はよろしいですか?」

    ベレト「ああ、問題ない。」

    メルセデス「エミール…。これが本当に最後なのよね…。」

    ———————————————————

    〜帝都アンヴァル〜

    ディミトリ「門は突破したぞ!皆、雪崩込め!皇帝はすぐそこだ!」

    ギルベルト「帝国軍は市街に布陣している様子…。彼らを討滅し、宮城への道を切り開きましょう。」

    ヒューベルト「人を助けるなどと嘯きながら、人を殺し続ける王が来ましたな…。各砲台、用意を。彼らを殲滅するのです。残りの魔獣の投下の用意も。」

    ギルベルト「敵将は4名のようです。…彼ら全てを討ち取らねばなりません。」

    ヒューベルト「かのベルグリーズ伯にも救援要請を出しました。彼らの後背を突いてくれることを祈りましょう。」

    次の展開>>685

  • 684二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 22:44:29

    加速

  • 685二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 22:46:43

    イエリッツァ&コンスタンツェのところにメルセデス、ベレト、アンナ
    ペトラのところにアッシュとシャミア
    ヒューベルトのところにドゥドゥーとアネット

  • 686122/02/07(月) 23:04:39

    ディミトリ「流石に敵の数も多いようだな…。エーデルガルトはここで、俺たちを討ち取り、逆転を狙おうというのか…。」
    ギルベルト「この執念は凄まじいものです。彼女の戦力は、闇に蠢く者たちを討ち取られたことで減少しているにも関わらずです。」
    ハピ「魔獣の匂いがするよ。多分、援軍で来るね。」
    ディミトリ「ハピ。お前に任せてもいいか?」
    ハピ「いいよー。」
    フェリクス「俺やシルヴァンもあいつに加勢するぞ。それでいいな、猪。」
    ディミトリ「構わない。」
    シルヴァン「よし、行くか。ドロテア、君はどうするんだ?」
    ドロテア「私は貴方に付いて行きますよ。ね?フレンちゃんももちろんフェリクスくんについて行くわよね?」
    フレン「さ、さあ…。で、でもわたくしフェリクスさんが心配ですから、付いて行っても宜しくてよ?」
    …なんだか、仲が良さそうですね。
    ベレト「まあ、それだけ絆が深まっていれば安心できるだろうな。」
    ディミトリたちはフェリクスたちと一旦別れ、帝都の方へと足を進めた。

    ディミトリ「ここは、歌劇団のある場所か…。」
    ディミトリさん!頭上に気をつけてください!
    ディミトリ「雷か!くっ…!」
    ディミトリの立っていた地点に雷が落ちてきたのだった。
    メルセデス「…コンスタンツェの魔法ね…。ディミトリ、私は彼女とも決着を付けたいの。いいかしら?」
    ベレト「自分もアンナと共に行く。」
    アンナ「結局…私、ここまで付き合わされたのね…。嫌になっちゃうわよ、本当に…。」
    ディミトリ「頼む。」
    ベレトたちはコンスタンツェの元へ向かった。

  • 687122/02/07(月) 23:14:13

    ペトラ「……。」

    ディミトリ「ヒューベルトは宮城への道を守っているのか…。あいつを倒せば、市街の統制を崩せるのか…。」

    シャミア「ディミトリ。誰かに狙われているぞ!」

    その瞬間、ペトラが飛び出し、ディミトリへと斬りかかった!

    ディミトリ「ペトラか!…シャミア殿、助かります!」

    シャミア「構わない。さて、ペトラ。君は帝国の人質なのだろう?無理やり戦わされているなら、殺すのは忍びないな。」

    ペトラ「わたし、かつては、帝国、人質でした。しかし、今、わたし、陛下の思想、体現するものの、一人。わたし、エーデルガルト様に、この身捧げました!」

    シャミア「そうか。ならば、それに応えよう。こい、ペトラ。」

    アッシュ「ペトラ…。帝国に付いた以上、覚悟してね。」

    ペトラ「アッシュ…。わたし、あなたに、感謝しています。あなた、わたし、助けるしました…。」

    アッシュ「あはは、そんなこともあったね。あの時は楽しかったなあ…。でも、もうあの日々に戻ることは出来ないんだよね…。」

    シャミアとアッシュがペトラと交戦を開始した。


    ヒューベルト「そろそろ、ベルグリーズ伯が到着する頃ですな。…おや、ドゥドゥー殿とアネット殿がこちらへ向かってきていますな。無策にも突っ込んでくるのであれば、いい加減学習してもらいますよ。命でね…。」

    ヒューベルトが二人に向けて雷魔法を放った。

    次の展開>>689

  • 688二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:18:26

    加速

  • 689二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:24:36

    ドゥドゥーにはMシールドがかかっており、アネットの踊りでヒューベルトに一気に接近し斧を振るう
    ペトラ、アッシュとシャミアの矢の雨をことごとく躱し、接近するがイングリットがカバーに入る
    アンナ、カトリーヌから雷霆を借りてきており、ベレトと一緒ということもあってイエリッツァと互角に打ち合う

  • 690122/02/07(月) 23:34:53

    イエリッツァ「…来たか、ベレト。…何も言うことはあるまい。…お前と死合うのみ。」
    ベレト「ああ。覚悟しろ、イエリッツァ。」
    アンナ「私も手を貸すわよ。」

    メルセデス「私も先生たちと一緒に戦うわ!」
    メルセデスがこちらに駆けつけようとした時…
    コンスタンツェ「なりませんわ。お姉様、貴方様は私とここで戦う運命なのです。ああ、あの日差しも私たちの仲が裂かれることは、予想だにしていなかったのでしょう…。」
    メルセデス「…コンスタンツェ。ごめんなさい。…エミールともあなたとも別れて、こんなことに…。…来世があったら、また会いましょうね?」
    コンスタンツェ「…勿論ですわ。今でも、私はお姉様のことをお慕いしているのですから。私めに好かれても何も嬉しくはないのかもしれませんが…。」

    イエリッツァ「お前…何故その剣を…。」
    アンナ「分かんないわよ!何故か私が持つことに…。」
    アンナが雷霆を携えてイエリッツァと斬り結んでいた。
    イエリッツァ「…お前も中々の腕のようだな…。…愉しくなってきたぞ…!」
    ベレト「アンナ!」
    ベレトがイエリッツァに斬りかかるが…
    イエリッツァ「ふん!」
    ベレトとイエリッツァが打ち合いを繰り広げている。アンナの助力もあってか互角の戦いを繰り広げている。

  • 691122/02/07(月) 23:44:16

    ペトラ「はっ!やっ!」
    シャミア「すばしっこい姫様だな、全く。アッシュ、君の腕でも当てられないか?」
    シャミア「…シャミアさんが駄目なのに、僕の腕じゃ当たるわけありません。…くっ…!」
    ペトラがアッシュを斬りつけた!
    シャミア「隙だらけだ!」
    シャミアが素早く側面に回り込み矢を放ったが…
    ペトラ「無駄です!シャミアさん、あなたから、仕留めます!」
    ペトラが身を捩り、素早く回避すると、そのままシャミアの方へと突き進んでいった。
    シャミア「ちっ。」
    シャミアに刃が届く…!
    イングリット「やあああっ!!」
    はずだったが、イングリットが間に入り、ペトラの攻撃を受け止めたのだった。
    シャミア「助かる!」
    イングリット「シャミアさん、アッシュ!私もここから加勢いたします!」

    ヒューベルト「おや、魔法を耐えていると…。一気にこちらに突き進んできますな。」
    ドゥドゥー「お前の魔法はかなりの威力だ。だが…!」
    ドゥドゥーがヒューベルトに斧を振り下ろすも…
    ヒューベルト「Mシールドの魔法ですか。…厄介ですな。」
    ヒューベルトはその攻撃を素早く回避したのだった。
    アネット「ドゥドゥー!あたしも行くよ!」
    ヒューベルト「『打ち砕くもの』…。我らに臣従していたはずのドミニク家の遺産ですな。」

  • 692122/02/07(月) 23:46:59

    ディミトリ「…!」

    謎の男がディミトリに斧を振り下ろしたのだった。

    ディミトリ「…貴殿が帝国屈指の勇将と名高い外務卿のベルグリーズ伯ですか。」

    ベルグリーズ伯「そうですな。ディミトリ王子、私のお相手を願おう。…他の者は、他の王国の軍勢を相手にせよ!」

    次の展開>>694

  • 693二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:49:38

    加速

  • 694二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 23:59:19

    ベルグリーズ伯とディミトリの戦いは互角だったがエムレが遠距離からサンダーストームを放ち隙が出来たところをディミトリが仕留める
    イエリッツァとの鎌をアンナが受け止めるとベレトの覇天が炸裂、実はイエリッツァと恋仲になっていたコニーはそれを見て呆然としてしまい…
    ヒューベルト、アネットの打ち砕くものに気が入っていたところを、離れたところからドゥドゥーが放ったトマホークで致命傷

  • 695122/02/08(火) 00:41:21

    ベルグリーズ伯「ぬおおっ!!」
    ディミトリ「はああっ!!」
    ベルグリーズ伯とディミトリが互角に打ち合っている。
    ベルグリーズ伯「流石はファーガスの王子。素晴らしい力を持っていますな。」
    ディミトリ「俺には紋章の力も有りますからね。…行きますよ。」

    ベルグリーズ伯「ここまでですぞ!ディミトリ王子!」
    ベルグリーズ伯がディミトリに斧を叩きつけるも…
    ディミトリ「ぐおっ…!!」
    …何とか槍の柄で受け止めている。
    ベルグリーズ伯「このまま、叩き切ってくれる!」
    力を込めようとしたその時…
    ベルグリーズ伯「うっ…!」
    上空から降り注いだ雷が直撃したのだった。
    ディミトリ「…これで決めます!」
    ディミトリがそのまま、アラドヴァルを振り抜き、ベルグリーズ伯を斬り裂いた。
    ベルグリーズ伯「ふっ…私の…負けですか…。陛下…申し訳ありませぬ…カスパル…俺もお前の元に…」
    ディミトリ「…あなたは紛れもなく高潔な勇将だった。俺は彼女の援護がなければ負けていましたから。」
    ディミトリさん、ごめんなさい。一騎討ちに水を指すような真似を…。
    ディミトリ「…お前が謝る必要はない。」

    アンナとイエリッツァが打ち合いを繰り広げているが…
    アンナ「嘘…!これ英雄の遺産よ!?」
    『雷霆』が刃毀れを起こし始めたのだった。
    イエリッツァ「…お前の紋章と適合していないのだろう。…終わりだ。」
    イエリッツァがアンナに止めを刺そうとしたその時…
    ベレト「これで決める!」
    ベレトが『覇天』を遠方から放った。
    イエリッツァ「…ぐっ…。」
    それにより、イエリッツァに致命的な一撃を与えたのだった。

  • 696122/02/08(火) 00:56:28

    「「エミール!」」
    コンスタンツェとメルセデスが同時にその名を呼んだ。
    コンスタンツェ「そんな…!」
    コンスタンツェの手が一瞬止まってしまった。そして….
    メルセデス「…コンスタンツェ!余所見は…駄目よ。」
    メルセデスの全力の魔法がコンスタンツェに炸裂したのだった。
    コンスタンツェ「…ああ…。」
    メルセデス「…ごめんなさい。」
    メルセデスはコンスタンツェを抱きかかえ
    、起こしていた。
    コンスタンツェ「…お姉様…私のことなど…気にしないで…下さいませ…。…ですが…出来るなら…貴方と…共に…戦いたかった…。…先に…主の御許へ参ります…。…エミール…ごめんなさい…。」
    メルセデス「…さようなら、コンスタンツェ…。………。」
    メルセデスは涙を流しながら、その場を後にした。

    イエリッツァ「…ふっ…私は死ぬか…。…だが…これを望んでいたのかもしれないな…。」
    メルセデス「エミール…!」
    イエリッツァ「…メルセデスか…。」
    メルセデス「…ごめんなさい…。…あなたを置いて…バルテルスの家を出て…あなたを無理にでも連れ出すべきだった…。ずっと…一人で…寂しかったに決まっているわ…。…最期まで…駄目な…お姉ちゃんで…ごめんなさい…。」
    イエリッツァ「…メルセデス…。…いや…姉上…。…私にとってお前や母上、コンスタンツェと共に過ごしたあの時間は…かけがえのないものだった…。…お前にこれを…。」
    メルセデス「…これは…英雄の遺産…?」
    イエリッツァ「…『ラファイルの宝珠』と『ドローミの鎖環』だ…。お前たちが…持て。……姉上…愛しているぞ…。……。」
    メルセデス「……私もよ…エミール…。」
    メルセデスはしばらくの間、涙を流し続けていた。そして…
    メルセデス「…行きましょう、先生。」
    ベレト「…ああ。」

  • 697122/02/08(火) 01:11:34

    ペトラ「…あなた、強いですね。」
    イングリット「それはあなたの方ですよ。」
    ペトラとイングリットが高速で戦いを繰り広げている。天馬に跨っているイングリット相手に歩兵のペトラが互角以上に戦っている。
    シャミア「あの二人の動きが見えるか?」
    アッシュ「多少は見えます…。」
    シャミア「そうか、ならば君の狙撃で一瞬でも、ペトラの注意を引け。…そうすれば、イングリットが倒してくれる。」
    アッシュ「…分かりました。」

    ペトラ「これで、終わりです!わたし、勝利、掴み取ります!」
    イングリット「くっ…捌ききれない…。はあっ!」
    イングリットが槍を突き出すも、それを躱し…
    ペトラ「…あなた、負けです!」
    ペトラがイングリットに剣を突き立てるが…
    ペトラ「…矢が…!」
    ペトラが矢を避けるために一瞬、注意を逸らしてしまった。そして…
    イングリット「はあああっ!!」
    イングリットが先にルーンでペトラを貫いたのだった。

    ペトラ「…エーデルガルト様…契り、果たす、できない…。…許す、願います…。」
    アッシュ「…ペトラ…。」
    イングリット「…私たちは先に進まねばなりません。…急ぎましょう…。」
    ———————————————————
    〜帝都アンヴァル・宮城〜
    エーデルガルト「……。」
    魔道士「まもなく、変調が訪れます。…覚悟していてくださいね。相応の痛みが伴いますので。」
    エーデルガルト「…ええ、分かっているわ。貴方は早く持ち場に着きなさい。」
    魔道士「はっ!」

    エーデルガルト「…うぐっ…、あああああっっ!!…でも…こんな…痛み…あの時に…比べたら…!」

  • 698122/02/08(火) 01:19:37

    ヒューベルト「チッ…。」
    ヒューベルトがアネットの攻撃を捌いているが…
    アネット「くっ…当たりさえすれば、倒せるのに…!」
    ヒューベルト「その程度では…私に当たることは敵いませんよ…。足元にお気をつけください。」
    アネットの足元から魔法陣が現れた。そして…
    アネット「きゃあっ!!」
    アネットに魔法が命中したが…
    アネット「…まだ、負けない…!」
    アネットがそのままヒューベルトの元へと向かって行った。
    ヒューベルト「返り討ちにして差し上げますよ。さような…ぐっ…!」
    ヒューベルトに斧が命中したのだった。
    ドゥドゥー「おれから注意を逸らしたのが間違いだったな。」
    ヒューベルト「…貴殿らを甘く見た…私の負けですか…。」
    アネット「これで、終わりだよ!」
    アネットがヒューベルトへ『砕塵』を放った。

    ヒューベルト「…今は…ただ…陛下の勝利を信ずる…のみ…。」
    こうして、全ての敵将は討ち取られたのだった。
    ———————————————————
    〜帝都アンヴァル・宮城〜
    エーデルガルト「…………………。」
    エーデルガルトは禍々しい姿へと変貌していたのだった。
    エーデルガルト「…市街が突破されたか…。…彼らはここに来るようね…。」
    エーデルガルト「…世界の王はたった一人…。…私の道を阻む者は消し去るだけだ…!」

  • 699122/02/08(火) 01:30:19

    〜帝都アンヴァル〜

    ディミトリ「皆!…あとはエーデルガルトだけだ。」

    ギルベルト「ついにここまで来ましたね。…もう、覚悟は決めているのでしょう。」

    ドゥドゥー「殿下の身はおれが守ります。」

    フェリクス「猪は振り返るな。戦って勝て!父上のためにもな。」

    シルヴァン「俺たちなら勝てますよ。きっとね。」

    イングリット「グレン…。見ていたください…。」

    アッシュ「ロナート様、義兄さん。僕は最後の戦いに臨みます。」

    メルセデス「…エミール…コンスタンツェ…。あなたたちの死を無駄にはしないわ…。」

    アネット「あたしたちが負けるわけないですもんね!」

    …わたしはこれが最後の戦いです。…皆さん、ありがとうございました。

    ディミトリ「いや…まだ終わっていないだろ…。…まあ、ともかくこのままエーデルガルトの座す宮城へと侵攻するぞ!」

    ベレト「行こう、皆!」

    ———————————————————

    〜帝都アンヴァル・宮城〜

    ディミトリ「かなりの敵が詰めているようだな…。あの魔道士たちは…!」

    メルセデス「あれは…闇に蠢く者たちじゃないの?…あの場にいなかった人たちがここにいるみたいね…。」

    魔道士「…我らの技術の結晶を見よ…!」

    ギルベルト「あの、竜のような姿をした魔獣は…!」

    ベレト「…あの時の竜に似ているな…。」

    ???「ギイイイイヤアアア!!」

    ディミトリ「エーデルガルトは玉座の間だ!」


    エーデルガルト「…全軍に告ぐ…。…王国軍及びにセイロス騎士団を抹殺せよ…。…何人たりとも生きては返すな…!」

    エーデルガルト「…来るか…ディミトリ…。…貴様と私…どちらがこのフォドラの王たる者か…決する時だ…!」

    次の展開>>701

  • 700二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 06:49:56

    加速

  • 701二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 07:12:02

    エーデルガルトの超遠距離攻撃で王国兵が次々とやられていく

  • 702122/02/08(火) 09:28:42

    ディミトリ「…!」

    進軍していると、攻撃がどこからたまなく飛んできた!

    ディミトリ「くっ!」

    ディミトリはなんとか回避したのだったが…

    ベレト「もう一度来るぞ!」

    王国兵「ぎゃあっ!!」

    王国兵に命中してしまった。

    ベレト「誰が何処から攻撃してくるか分からない以上、避けようがない…。こまめに回復をしながら進むしかないな。」


    エーデルガルト「…爆ぜ散るがいい…。…嘆く間もなく…消す…。」

    エーデルガルトが再び攻撃を放った。


    ディミトリ「兵の消耗が激しいな…。これは、エーデルガルトの攻撃かもしれない。」

    ベレト「…これは、魔法に近い攻撃だぞ。そんなはずは…。」

    ディミトリ「だが、ほかに考えられないんだ。…また来るぞ!」


    ???「…ギイイイイ!!」

    謎の竜がこちらへ飛来してきたのだった。

    セテス「あれは白きもの…!?いや、そんなはずは…。」

    フレン「いいえ、あれはレア様ではありません!」

    フェリクス「フレン、行くぞ!…俺がお前を守る。」

    イングリット「殿下、先生。あなたたちはエーデルガルトの元へ!」

    ディミトリ「すまない!」

    次の展開>>704

  • 703二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 09:35:53

    謎の竜はフェリクス、シルヴァン、ドロテア、フレンが相手をする
    ディミトリとベレトはエーデルガルトの元へ急行

  • 704二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 09:56:38
  • 705122/02/08(火) 10:14:53

    フレン「…あなたは、わたくしが討ちます!覚悟なさって…!」

    ???「ギャオオオオオッッ!!」

    謎の竜がフレンに攻撃を仕掛けるが…

    フェリクス「フン…この程度か!」

    シルヴァン「お前じゃ、俺たちには勝てねえよ!」

    ドロテア「フェリクスくん、シルヴァンくん!周囲にも気をつけてね…!」

    謎の竜が尻尾を叩きつけた瞬間に光の柱が飛び出した。

    フェリクス「くっ…。」

    シルヴァン「これに当たると不味いぞ!多分、鎧などによる防御が全く意味を成さないぞ。」


    ギルベルト「帝国兵たちは私たちに任せてあなたたちはエーデルガルトの元へ…!」

    行ってください…!

    ディミトリ「…分かっている。このまま、玉座の間に入るぞ!」

    ベレト「ああ…。くっ…また、攻撃が…!」

    ディミトリたちの付近へと着弾したのだった。

    ドゥドゥー「大丈夫か!?」

    アネット「うん、大丈夫だけど…。」

    アッシュ「あの魔道士たちも倒した方がいいですよね…。」

    ラファエル「ならば、オデたちがあいつらの相手をするぞ!」

    アッシュたちが魔道士の方へと向かった。


    ディミトリ「…エーデルガルト…なのか?」

    エーデルガルト「来たか…ファーガスの王子よ…。…今更、話すこともあるまい…。…貴方たちを殺して、私は前に進むだけだ…。」

    ベレト「あの姿は…魔獣…。そうまでして、このフォドラを変えたいのか?」

    エーデルガルト「…そうだ。…強き者が弱き者を導く…!…女神に支配されたこの世は腐敗し切っている…。…そのためには手段を選ばない…!…例え私が人の身を捨てようとも…!

    ディミトリ「…その姿が君の奉じた理想の果てか…。哀れみはしない。それが君の望んだ未来なら…。…俺も全力でそれに応えるのみ!」

    エーデルガルト「…哀れみなど不要だ…。…灰燼と化せ…。…跡形も残さず消す。」

    次の展開>>707

  • 706二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 10:31:26

    エーデルガルトの恋人と噂される焔の紋章を持つレラジュ家の男が参戦、エレムとイングリットで抑える

  • 707二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 10:31:45
  • 708122/02/08(火) 11:05:05

    イングリット「…!?エムレ!」

    えっ…きゃあっ!

    エムレに何者かが攻撃を仕掛けた。

    イングリット「あれは…エーデルガルトの斧…。あなたは何者なのです!」

    「………。」

    …何も話すつもりはない、と。

    「…一つだけ言っておこう。…この斧は炎の紋章を持つ者なら扱えるということだ。」

    その男はエーデルガルトの『アイムール』を携えていたのだった。

    イングリット「…だからなのですね。…あの人は先生と同じ温かさを感じます…。…それに私はどこかあの人に親近感を…。」

    …でも、敵である以上倒さなければなりません。

    「…そこの君には、感謝しておこう。…なんとなくね。」

    …よく分かりませんが、わたしたちの道を阻むなら容赦はしませんよ。

    「…ああ。」

    イングリット「…来ますよ!」

    「…そこの隻眼の君は、本来なら歴史から姿を見せない人物だったんだよ。…自分と同じく、ね。」

    「…しばらくすれば、増援が現れる。そこで、君たちの道は途絶える。」

    …そんなわけはありません。…わたしがあなたの未来を閉ざしてあげます。


    エーデルガルト「…終焉を…。」

    エーデルガルトとディミトリ、ベレトが激戦を繰り広げているが…

    ディミトリ「…エーデルガルトに攻撃が殆ど通じていない…。」

    ベレト「異常な硬さの外殻が厄介だ…。」

    エーデルガルト「………。」


    次の展開>>710

  • 709二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 11:15:24

    アイムールを持つ男、エムレとイングリットを容赦なく追い詰める。とどめを刺されそうになった時、イングリットの漏らした父への謝罪に何故か動揺。
    そのすきにラファエルが間に合い、男を殴り飛ばし、エムレ最大魔力の魔法が炸裂
    謎の竜はフレンとドロテアの魔法で動きを止められた後、幼なじみコンビの攻撃で打倒される。残りはエーデルガルトのみ

  • 710二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 11:29:30
  • 711122/02/08(火) 12:45:34

    「…………………。」
    アイムールを振るう男は終始無言のまま攻撃を繰り出しているが…
    イングリット「…くっ…、この人…殿下と同等の力を持っていますよ…。」
    イングリットが何とか斧の攻撃を躱している。受けたら、そのまま腕をもぎ取られると直感しているからだ。
    「…逃げてばかりでは勝てないよ。」
    …イングリットさん!
    エムレが雷魔法を放ったが…
    「…はあっ!」
    その男は炎魔法を放ち相殺したのだった。
    「…彼女やヒューベルトから理学を学んでおいて正解だったな。」
    …隙がありませんよ。

    イングリット「…これでどうですか!」
    イングリットがルーンを突き出すが…。
    「……。」
    アイムールでそのまま受け止めた。そして…
    「…このまま、焼き払ってあげるよ。」
    イングリットに炎魔法を矢のようにして放とうとしたが…
    イングリット「…父上、グレン、申し訳ありません…。」
    「…!」
    その男は何故か一瞬躊躇いを見せてしまった。そして…
    ラファエル「どっせええええい!!」
    ラファエルが吹き飛ばし、イングリットを救出したのだった。
    イングリット「…ラファエル!」
    ラファエル「大丈夫か、イングリットさん!?」

    「…くっ。」
    …これで終わりです。…あなたを倒して、わたしたちは前に進む。
    そう言い放ち、エムレは全ての魔力を込めて魔法を放った。
    その男に命中した瞬間に激しい雷鳴が宮城内に轟いたのだった。

  • 712122/02/08(火) 13:07:40

    フレン「フェリクスさん、シルヴァンさん!任せましたわよ!」
    ドロテア「私たちが足止めをしたから、早く!」
    フレンとドロテアが魔法を放ち、竜に大きな一撃を与えた。
    ???「…ギャオオオオオッッ!」
    フェリクス「シルヴァン、決めるぞ。」
    シルヴァン「分かってるさ、フェリクス。」
    そうして、フェリクスが剣で体を斬り、シルヴァンが槍で頭を貫いた。
    ???「アア…アア…」
    竜の体から力が抜けたのだった。
    フェリクス「…終わったのか?」
    シルヴァン「…多分な。」
    フレン「…皆さんの元へ行きましょう!」
    ドロテア「ええ…あ、エムレちゃん…」
    フレン「…そんな!?」

    エムレの魔法を受けた男は…
    イングリット「…斧だけ残して消えてしまった…。」
    あの魔法を受けたのなら、助からないと判断し、ディミトリたちの元へ向かおうとした。
    ラファエル「よし。エムレさん、行くぞ!」
    ………。
    イングリット「…エムレ?どうし…」
    イングリットが言い終わる前にエムレを見て驚愕したのだった。
    …ごほっ。
    エムレの体を炎の魔法が貫いていたのだった。
    …あの人…イングリットさんに放つ魔法を…咄嗟にわたしに…。…何とか致命傷は避けましたが…これは…。
    エムレはその場に座り込んでしまった。
    フレン「…エムレさん!?駄目ですわ、死んでは…。」
    メルセデス「エムレ!…これは…。」
    …大丈夫です…。…多分…死にはしませんから…。…傷が焼かれていて塞がっていますしね…。…わたしはいいですから、ディミトリさんたちの元へ…!

  • 713122/02/08(火) 13:12:30

    エーデルガルト「…逝ったのね…。…いや、あの人はこの世界の…。」

    ディミトリ「…何を…言っている…。」

    ベレト「…このままでは負ける…ぞ。」

    ディミトリとベレトはエーデルガルトに劣勢を強いられていた。

    エーデルガルト「…当然だ…。…この身に傷をつけるなど容易ではない…。…それに…。」

    エーデルガルトの姿が再び人のものへ戻ったが…

    エーデルガルト「…このように…姿を変えることも出来るのだからな…。…塵すら残さない…。…爆ぜ散るがいい…。」

    エーデルガルトは既に体の半分が魔獣と化している状態になっていた。

    ディミトリ「…そのような姿になってまで、君は覇道を突き進むのか…。」

    次の展開>>715

  • 714二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 13:14:29

    加速

  • 715二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 13:27:42

    ドゥドゥーとアネットがカバーに入るも一蹴される
    そこへエムレ全力のトロンとアンナが酸を投げつけ、ベレトが天帝の剣で動きを止め、酸と雷で弱った皮膚をディミトリが貫く

  • 716122/02/08(火) 13:40:08

    エーデルガルトがそのままディミトリたちにトドメを刺そうとした時…
    ドゥドゥー「ぐお…!」
    アネット「エーデルガルト!これでも食らって!」
    ドゥドゥーが盾を構え、間に入りアネットが『砕塵』を放ったが…
    エーデルガルト「…邪魔だ…。」
    そのまま薙ぎ倒されてしまった。
    ドゥドゥー「ぐあっ!」
    アネット「きゃあっ!」
    そして、エーデルガルトは再び魔獣と化した。


    ディミトリ「…くっ。」
    再び、ディミトリたちがエーデルガルトの攻撃を凌いでいるが…
    エーデルガルト「…何か企んでいるのか…?」
    ベレト「…さあな。」
    エーデルガルト「…そうか…。…先生、私は貴方のことを評価していた…。…出来ることなら、貴方が黒鷲の学級を導いてほしかった…。…今更遅いが…。」
    ベレト「……。」

    …ごほっ!ごほっ!…くっ…。
    エムレは重傷の身で何とか立ち上がった。
    アンナ「ちょ、ちょっと!あなた、どうみてもそれ致命傷でしょ!?」
    …アンナさん…。わたしをディミトリさんたちの元へ連れて行ってください…。
    アンナ「…分かったわよ。あまり、激しい動きはしちゃ駄目だからね?その傷が開いたら、本当に死んじゃうわよ?」
    …覚悟はしています。

  • 717122/02/08(火) 13:49:28

    エーデルガルト「…灰燼と化せ…!」
    エーデルガルトから光が放ち始めた。
    ディミトリ「止めを刺すつもりか…。」
    ベレト「……いや。」
    エーデルガルト「…ぐっ…。…邪魔をするな…!」
    はあ、はあ…。エーデル…ガルトさん…。
    ディミトリ「エムレ!避けろ…!」
    無理ですよ…。こんな傷で動けるわけないじゃないですか…。でも…
    エーデルガルト「…エムレ…貴方にも感謝している…。…せめて私の手で葬ってやる…。」
    わたしも…ですよ、エーデル…ガルトさん。…アンナさん!
    アンナ「はいはい!」
    アンナがそう言うと何かを投げつけたのだった。
    エーデルガルト「…何をした…?…ぐううっっ!」
    アンナ「魔獣避けの強ーい薬よ!…あの盟主様から製法を教えてもらったけど、あなたにも効くのね!」
    エーデルガルト「…小癪な…!」
    ベレト「エーデルガルト!」
    ベレトが『覇天』を放ち、エーデルガルトの足止めをすると同時に外殻を破壊した。
    エーデルガルト「…おのれ…!」

    ディミトリ「これで終わりだ…エル。」
    エーデルガルト「…受けて立つ…!」
    そして、ディミトリとエーデルガルトが同時に攻撃を放った。

    ディミトリ「……。」
    エーデルガルト「……。」
    ディミトリがエーデルガルトを貫いていた。
    エーデルガルト「…ぎ…あああああッッ…!!」

  • 718122/02/08(火) 13:58:12

    エーデルガルトの魔獣の装甲が崩れ落ちていった。
    エーデルガルト「……。」

    ディミトリ「…エル。」
    ディミトリがエーデルガルトに手を差し伸べた。
    エーデルガルト「……。」
    ベレト「……?」
    エーデルガルト「……ふっ…。」
    エーデルガルトが手を伸ばした…あの時に返してもらった短剣に。
    エーデルガルト「……。」
    ディミトリ「……。」
    エーデルガルトはディミトリの肩に短剣を突き刺した。そして…
    ディミトリ「……。」
    ディミトリはエーデルガルトの腹部を刺し貫いていた。
    エーデルガルト「…………。」
    ディミトリ「……。」
    ディミトリは短剣を引き抜き、その場に捨てた。
    ベレト「…行こう。…レアを見てくる。」
    ベレトはレアを探しに行った。
    ディミトリ「……ああ。」
    そして、ディミトリは軍の皆を引き連れてそのまま宮城を後にした。

  • 719122/02/08(火) 14:07:12

    歴史は時のよすがを辿り、フォドラの大地に新たな炎が灯される。帝都アンヴァルの陥落及びに皇帝エーデルガルトの死によって、アドラステア帝国は滅亡した。約5年半にも及ぶ戦乱はこうして幕を閉じた。新たにフォドラを統一することになったのは、新王ディミトリを戴くファーガス神聖王国だった。彼は大司教レアの引退に伴い新たな大司教ベレトが置かれ、彼により再編されたセイロス聖教会と手を結び、共に歩み出していくことになった。旧同盟領、旧帝国領も併合し、その統治にも歩み出していった。…二度と、弱者の虐げられることがないように、悠久なる泰平の世が訪れることを願って…。
    ———————————————————
    〜旧コーデリア領・墓地〜
    …リシテアさん。全てが終わりましたよ。
    エムレはリシテアの墓に手を合わせていたのだった。
    …もう、あなたやエーデルガルトさんのような犠牲者は生まれません。だから、安心して眠ってくださいね。
    …さて行きましょうか、王都フェルディアに…。

  • 720122/02/08(火) 14:10:59

    〜王都・フェルディア〜

    エムレは王都で騎士…ではなく、新たなる宮廷魔道士として働いていた。

    前任のコルネリアの非道の結果、信頼が地に落ちていた。しかし、彼女は敢えてその地位に着いたのだった。…本来なら聖女として名を馳せていたコルネリアの名誉を回復する意味合いもあったのだろう。

    ディミトリ「…エムレ。」

    はい、陛下。どうされましたか?

    ディミトリ「…魔道学院の方に行ってみてほしい。」


    エムレは魔道学院を訪れると、>>722と出会った。

  • 721二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 14:11:30

    メルセデス

  • 722二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 14:11:40

    フレン

  • 723122/02/08(火) 14:26:09

    フレン「ご機嫌よう、エムレさん。」

    フレンさん、こんにちは。魔道学院の務めはどうですか?

    フレン「…聞いてくださいます?」

    どうしましたか…?

    フレン「…わたくし、皆さんから生徒と思われているんですのよ!失礼ではありませんこと?ふん!…でも、こうして先生として働くのは楽しいんですのよ?うふふっ。」

    フレンはここ魔道学院の臨時講師として働いていた。しかし、生徒だと思われており、それには不満があるとのことだった。

    アネット「あ!エムレ!」

    そこにアネットも駆けつけたのだった。

    アネットさんもこんにちは。

    アネット「こんにちは!」

    フレン「…エムレさん?本日はどのようなご用件でここに?」

    …陛下から、ここに行ってみると良いと言われたので。

    アネット「…ちょっとついて来てくれる?」


    アネット「…あたしたちね。ある計画を立てているの。」

    フレン「…それは、何と…!」

    アネット「…新たな魔法を作っちゃおう!…ということなの。」

    …は、はい。

    フレン「…ですが、いまいちぱっとしないんですの…。何かご提案はありませんこと?」

    うーん…>>725とかどうですかね?

  • 724二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 14:31:59

    加速

  • 725二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 14:34:16

    分身を作り出す魔法

  • 726122/02/08(火) 16:27:41

    分身の魔法とかどうですかね?…わたしが欲しいくらいですけど…。

    アネット「そうだね…エムレ、大変だもんね。…ちゃんと休んでね?」

    …いいえ、まだ休めませんよ。わたしは、最低限、人々の暮らしの安定を図るまでは死ぬわけにはいきません。だから、それまでは…。

    フレン「…お体を大事になさって下さいね。…わたくしは、みなさんが仲良くなれる魔法があればいいなと思いましたわ。」

    アネット「フレン…。でも、それは魔法に頼らずにこれからのあたしたちがそんな世界を築いていかなければいけないんだよね…。」

    フレン「ええ、分かっていますわ。…でも、あの士官学校で学んだ皆さまと仲良く手を携え、平和な世界を生きていけたらどれほど良かったことか、と今でも考えずにはいられませんわ。」

    …そうですよね…。

    アネット「…そうだ、エムレ!生徒たちがあなたに会いたがっていたから、顔を出してあげてね。最近はあまり顔を出していなかったでしょ?」

    はい、分かりました。

    エムレは生徒たちがいる教室の方へと向かった。

    フレン「うふふっ…あ、わたくし、今日はフラルダリウスの領地に帰る日でしたの!というわけで、アネットさん。この辺りで失礼しますわ。」

    アネット「うん、またねフレン!」

    ———————————————————

    エムレは1節ほど休暇を貰って、>>728>>730と共にフォドラ中を旅していた。

  • 727二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 16:37:04

    ドロテア

  • 728二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 17:14:45

    シルヴァン

  • 729二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 17:15:04

    セテス

  • 730二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 17:15:24

    イングリット

  • 731122/02/08(火) 17:53:17

    シルヴァン「俺まで誘ってくれなくても良かったのになー。」

    フェリクスさんも誘ったのですが、来てくれませんでしたね…。

    イングリット「まあ、彼はあまりこういうことを楽しむような柄ではありませんから…。それに、私たちが皆いなくなってしまえば、ドゥドゥーやギルベルト殿の負担がさらに大きくなってしまいますからね。まだまだ、王国内の課題も山積みですし、旧同盟領や旧帝国領の治安維持や民の生活安定も図らねばなりませんから。…少し前も、旧帝国領で反乱がありました。」

    …何だか申し訳ありませんね。

    シルヴァン「いやいや、君はもっとゆっくりしてくれて構わないさ。…君はもっと我儘を言っても良いんだ。…本当は俺も王都に残るべきだったんだよ。領内での仕事もまだまだあるからな。」

    イングリット「でも、陛下にシルヴァンかフェリクスのどちらかはエムレに付いて行ってやれと言われていたわね。…それで、あなたが来ることになったのでしょ?」

    シルヴァン「まあな。それに、お前たち二人じゃ危ないからな。いざとなったら、俺やイングリットが君のことを守ってあげるぜ?」

    …ありがとうございます。

    ———————————————————

    〜水上都市デアドラ〜

    …ここも大分復興が進んで来ましたね。

    エムレたちがデアドラ市街を歩いていると…人々があることを噂していた。

    何か?>>733

  • 732二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 19:02:44

    加速

  • 733二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 19:08:49

    行方不明になったマリアンヌのこと

  • 734122/02/08(火) 19:27:44

    市民「そこのお嬢さん。」

    はい、何でしょう?

    市民「エドマンド領南方の森林地帯で不審な人影を見るって話を聞いたことがあるか?」

    え…?


    …と言うことらしいです。

    イングリット「不審な人影ですか…。」

    シルヴァン「タレスみたいな禄でもない奴が何かをしているのか、それとも…。」

    イングリット「エムレはその人影について何か心当たりがありますか?」

    エムレは>>736と答えた。

  • 735二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 19:31:38

    ない

  • 736二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 19:32:58

    マリアンヌさんだといいですけど、彼女だとしたらどうして戻らないんでしょう

  • 737122/02/08(火) 20:07:23

    …わたしはマリアンヌさんじゃないかなと思うんです。

    イングリット「それはどうして?」

    …彼女はグロンダーズの会戦に参戦して以降、行方不明となっていると聞きました。イグナーツさんは彼女が自分を逃すために、囮になったのだと…。ですが、まだ遺体は確認されていません。…彼女の領地の近辺で目撃例が出ているのですから、もしかしたらと…。

    シルヴァン「それなら、エドマンド辺境伯の所にとっくに帰ってなきゃおかしくないかい?マリアンヌが辺境伯の所に帰らない理由も見当たらない。単純に彼女は辺境伯の所に帰りたくないのか、それとも…」

    帰れない理由がある…。

    イングリット「…エムレはどうしたいですか?私たちだけでその人影の捜索をすることもできますが…。」

    エムレは>>739と答えた。

  • 738二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:14:29

    一応私も行きます

  • 739二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:20:24
  • 740122/02/08(火) 20:32:43

    …わたしも行きます。

    シルヴァン「…本当にいいのかい?君は折角のフォドラ周遊を楽しんでくれてもいいんだよ?」

    イングリット「確かにあなたが力を貸してくれるというのなら嬉しいです。しかし…」

    …もしその人がマリアンヌさんではなかったとしても、困っているかもしれない人を見捨てることは出来ません。

    イングリット「…ありがとうございます。…宮廷魔道士殿。」

    シルヴァン「その人影がマリアンヌかもしれないって言うなら、あの時の金鹿の学級の生徒も力を貸してくれるんじゃないのか?折角だから、頼んでみようぜ。」


    金鹿の学級の生徒たちに事情を説明しに行った結果…>>742

  • 741二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:33:41

    加速

  • 742二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:38:50

    ヒルダとラファエルが来た
    ローレンツは忙しいので武器と道具だけ送ってきた
    イグナーツは旅に出ていて連絡つかず

  • 743122/02/08(火) 20:54:05

    ヒルダ「やっほー!お久しぶりー!」

    ラファエル「一年近くお前らに会えなかったから寂しかったぞ!」

    お久しぶりですね!…話は聞いていますよね?

    ヒルダ「うん、聞いてるよ。マリアンヌちゃんでしょ?…あの子無理しすぎなんだよね…。」

    ラファエル「早く、助けに行ってやらねえとな。もう場所の検討はついているのか?」

    イグナーツさんは?

    ラファエル「イグナーツは旅に出ると言ったきり、出会えてねえんだ。連絡もつかねえ。…あいつ、マリアンヌさんを置いていったことをずっと後悔していたからなあ…。」

    シルヴァン「…ローレンツは領地の立て直しで忙しいから無理だってさ。あいつ、伯爵になったんだってな。そりゃ大変なわけだ。」

    イングリット「ですが、物資の供給はしてくれました。彼には感謝をせねばなりませんね…。」

    ヒルダ「………。」

    ヒルダさん…大丈夫ですか?

    ヒルダ「…ううん。あたしたち金鹿の学級は離れ離れになっちゃったんだねって…。クロードくんとイグナーツくんはフォドラを出ていっちゃったし、レオニーちゃんとリシテアちゃんはもう…。」

    ………。

    ラファエル「ヒルダさん…。そうだよなあ、オデたちは離れ離れになっちまった。でもよお、オデたちの心は今でもきっと繋がっているって信じてるぞ。……。」

    イングリット「…ラファエル。…行きましょうか。」

    ———————————————————

    〜エドマンド領・近郊〜

    ここの辺りで人影を見たとの報告がありました。…という訳でここらで野営をしましょうか。


    その夜…

    エムレが見張っていると…

    何が起きた?>>745

  • 744二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:55:05

    加速

  • 745二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 21:01:20

    マリアンヌの声が聞こえた

  • 746122/02/08(火) 21:22:00

    …誰かの声が聞こえる…!これはマリアンヌさん…!


    ヒルダ「どうしたの大きな声出して…。…マリアンヌちゃんの声が聞こえたって!?」

    はい、森の奥の方へと入っていったのだと思います。

    イングリット「このまま先に進んでみますか?」

    シルヴァン「でも、ただならない様子だったんだろ?…何か悪いことが起きなきゃいいんだがな…。」

    ラファエル「マリアンヌさんが困ってるかもしれねえんだろ?なら、行くしかねえじゃねえか!」

    …森の奥の方へ入ってみましょう…。


    〜???〜

    …霧が濃くなってきました…。…一体何が…。

    「グオオオオオッッ!!」

    シルヴァン「なあ、これ魔獣の声じゃないか?…でも何で、こんな所に魔獣が…。」

    イングリット「…囲まれています。」

    ヒルダ「嘘!?…うわ!」

    ヒルダの真横に矢が突き刺さったのだった。

    ラファエル「魔獣以外にも敵がいるみてえだぞ!…でも、この霧の深さじゃ何も見えねえよ!」

    …松明で何とか。…明るくならない!?

    イングリット「このような中で戦わねばならないのですか…。…なるべく固まって動くようにしましょう。」


    マリアンヌ「あなたは…誰なのですか?」

    ???「…我と同じ紋章を持つ者よ…。我に何故構う…?」

    マリアンヌ「あなたが苦しんでいるように見えましたから…。…あの時に私を助けてくれたのはあなたですよね?」

    ???「そんなこともあったな…。…む?…この森の魔獣たちが獲物を嗅ぎつけたようだな。…侵入者のようだ…。」

    マリアンヌ「…待ってください!」

    次の展開>>748

  • 747二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 21:25:21

    加速

  • 748二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 21:27:59

    イングリットとラファエルが中心となってマリアンヌの元へ進軍

  • 749122/02/08(火) 21:34:43

    イングリット「…マリアンヌの声が聞こえます!」

    ラファエル「それならば、とっととマリアンヌさんを助けてやらねえとな。」

    シルヴァン「だが、魔獣の数がかなり多いぞ。俺たち五人でどうにかなんのか?」

    ヒルダ「どうにかしなきゃ、あたしたち死んじゃうでしょー!…エムレちゃん、あなたはなるべく前線に出ずにあたしたちを援護してほしいかなー。」

    分かっています。


    マリアンヌ「…!?」

    マリアンヌ「この声は…ヒルダさんたち!?」

    ???「…ぐうおお…!…血の匂いがする…。…こうなってはわしではもう止められぬ…。」

    マリアンヌ「そんな…いけません!!」

    次の展開>>751

  • 750二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 21:40:48

    ksk

  • 751二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 21:47:42

    マリアンヌと合流ができた
    ???に対して破裂の槍とフライクーゲルで障壁を削ったあと、サンダーストーム、ラファエルの拳、ルーンで攻撃する

  • 752122/02/08(火) 22:06:35

    マリアンヌ「皆さん!どうしてここに…」
    マリアンヌさん!いえ…話はあとです!
    マリアンヌ「言葉を話せる魔獣がいるのです!…その魔獣は多分…。」
    イングリット「来ますよ!」

    ???「…グオオオオッッ!」
    マリアンヌ「ああ…理性を失ってしまっています!…終わらせてあげるのが正解なのでしょうか…。」
    シルヴァン「ヒルダ。君もあの魔獣の防御を崩せるだろ?…障壁のようなものを纏っている。」
    ヒルダ「出来るよー。…でも、あの魔獣の攻撃受けたら、あたし死んじゃうかも。」
    シルヴァン「そこは俺が何とかしてやるさ。さて、行くぞ!」
    ヒルダとシルヴァンが魔獣に攻撃を仕掛ける…。
    ヒルダ「うわ!固いよー!」
    シルヴァン「このまま押すぞ!でやああ!!」
    ヒルダがフライクーゲルをシルヴァンが破裂の槍をそのまま魔獣に突きつけ、障壁を破壊した。
    ???「ギャアアアアア!!!…グオッ!」
    ヒルダ「シルヴァンくん!危ないよ!」
    シルヴァン「…エムレ!任せた!」
    …分かりました!
    ???「グウウオオ!!」
    シルヴァンに攻撃が届く直前にエムレが魔獣に雷を落としたのだった。
    そして…
    ラファエル「うおおおりゃああ!!!」
    イングリット「はああああっっ!!」
    二人の攻撃が魔獣の防御を打ち破り、そのまま大きな一撃を与えた。そして、魔獣はその場に倒れ伏したのだった。

    ???「グ…ウ…。」
    マリアンヌ「…終わった…のですか?」
    ???「…ようやく…千年の悪夢から覚める…。…我が紋章を継ぎし者よ…。…我が朽ちたら、この剣はおぬしに…。…礼を言うぞ…。」
    そうして魔獣の体は消滅した。その後には剣と人の骨が残っていたのだった。

  • 753122/02/08(火) 22:22:57

    イングリット「マリアンヌはここで何を?」
    マリアンヌ「私はあのグロンダーズの会戦で、魔獣たちに追われてずっと逃げ続けていました。…ですが、先ほどの魔獣が私を助けてくれたのです。」
    あの魔獣は誰なのですか?
    マリアンヌ「…彼の名はモーリス。フォドラを救った英雄は、十傑とネメシスだと言われています。…ですが、もう一人いたのです。…それが彼。」
    シルヴァン「英雄が魔獣だって?そんなこた聞いたことないぞ。」
    マリアンヌ「無理もありません。彼は、この剣に飲み込まれ、歴史から抹消されてしまったのです。彼は魔獣と化したのち多くの人々を殺戮した。そして、モーリスの紋章を宿す者は根絶された…はずでした。しかし、私のようにモーリスの紋章を宿す者はまだ残っていたのです。」
    マリアンヌさんが…モーリスの紋章を…。
    マリアンヌ「…この紋章石には負の力が込められているのです。…私も今、この剣を持っていると、心が苦しくなってきます。誰かの悲痛な叫びや恨みも聞こえる。…彼はそれに飲まれた。」
    ヒルダ「…じゃあ、あたしやイングリットちゃん、シルヴァンくんもいつかはああなっちゃうってこと!?」
    マリアンヌ「この声に耐えられるような強い心を持っていれば、問題はないのかもしれません。でも、モーリスは心が強くなかった…。だから、この紋章石の負の力に耐えられなかったのだと、私はそう考えています。…私もこの剣を手にしていればいつかはああなってしまうのでしょうか…。…ですが、彼を解き放ってあげることが出来た。」
    ラファエル「…マリアンヌさん。どうして、オデやみんなを頼らなかったんだ?」
    イングリット「そうですよ…。どうして…。」
    マリアンヌ「…すみません。皆さんを付き合わせてしまうことはどうしても出来なかったのです。だから、私一人で何とか解決を試みました。…ですが結局、あなたたちに助けられてしまった。…私は駄目ですね。」

  • 754122/02/08(火) 22:34:33

    …マリアンヌさん。年長者のわたしの話を聞いてください。一人でできることは少ないんです。だから、誰かを頼ることは失礼なことでも、恥ずかしいことでも、申し訳ないことでもない。…それに、駄目だとかも言わないでください。…あなたはイグナーツさんを身を挺して助けたのでしょう?そんな、あなたを誰が責めるのですか?…そんなことする人がいたら、わたしが許しません。

    マリアンヌ「…エムレさん。…そうですよね、ありがとうございます。…私、養父の元に帰りたいと思います。…そして、養父の跡を継ぎたいと思います。私の身に流れる血は間違ってはいない。そう信じて…。」


    シルヴァン「さて…これで解決だな。…次は旧帝国領にでも行こうか?」

    イングリット「そうね、行きましょうか。」

    ———————————————————

    〜旧帝国領・帝国軍戦没者墓地〜

    メルセデス「…………………。」

    メルセデスが祈りを捧げていた。

    イングリット「あれは…メルセデス?」

    メルセデス「…まあ!どうしたの、三人とも…。」

    シルヴァン「この戦争で死んじまった黒鷲の学級の皆の冥福を祈ろうと思ってな。」

    ………。

    メルセデス「…ねえ、私たちは手を取り合うことは出来なかったのかしら…。…この戦争でドロテア以外の黒鷲の学級の生徒たちとエミール、コンスタンツェ、ハンネマン先生、マヌエラ先生は皆死んでしまった。…出来ることなら、殺し合いなんてしたくはなかったのに…ね。」

    エムレは>>756と答えた。

  • 755二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 22:35:23

    加速

  • 756二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 22:46:34

    誰も望んではいなかった。でも闇うごがいる限りいつか戦争は起こっていたと思う。

  • 757122/02/08(火) 23:00:33

    …誰もこの戦争を望んではいませんでした。それに、タレスたちが生きている限り、必ず戦争は起きていたはずです。エーデルガルトさんが挙兵しなかったのだとしても…。

    メルセデス「…そうよね。…もうこのフォドラは、限界だったのかもしれないわね。レア様たちが統治をし、闇に蠢く者たちが蔓延っていたこのフォドラでは、いつか戦争が起きていた…。それが、たまたま私たちの生きる時代に起きた。…そういうことなのよね。」

    …でも、彼らは自分の信念のもとにわたしたちと剣を交わしたはずです。…だから、彼らの死を無駄にしてはいけませんよね。…わたしたちが、二度と戦争の起こらない世を創らなくては…。

    メルセデス「ええ、分かってるわ…。…でも、今は泣いても…いいかしら…。…とっても…悲しいから…。」

    ………わたしも…です…。

    イングリット「…二人とも…泣かないでくださいよ…。」

    シルヴァン「…なあ、またいつの日かこいつらに会える日が来るといいな。…その時は平和な世の中で会いたいものだ。」

    ———————————————————

    〜旧帝都アンヴァル〜

    イングリット「エムレ。一つ気になることがあるのですが、いいですか?」

    はい。

    イングリット「…エーデルガルトの斧を振るい、炎の紋章を宿しているといったあの者のことです。彼は、あなたから魔法を受け、その場から忽然と姿を消してしまった。…彼がエーデルガルトと仲が良かったのというのは見て分かりますが、彼は私のことも気にかけていたように見えました。それにあなたにお礼も言っていましたよね。あなたは何か彼と知り合いだったとかそういうのがあるのですか?」

    エムレは>>759と答えた。

  • 758二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 23:10:47

    見覚えはないはずだが私の中の何かが彼を知っている気がした

  • 759二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 23:27:02
  • 760122/02/08(火) 23:51:28

    見覚えはありません。会ったこともないですから。…でも、わたしの中の何かが彼のことを知っている…。そんな気がします。

    イングリット「彼は不思議な人でしたね…。今更、考えても分かることではありませんが…。」

    それに、彼はわたしの知り合いの誰かと親しかった…。そんな気もしました。あの礼はその人に向けてのものだったのかもしれません。

    イングリット「…私も彼には、親近感を覚えましたから。彼は炎の紋章に加え先生のような力も宿していたのかもしれません。…全ての人を包み込むような優しさがあったと…。」

    まあ…彼の炎魔法は凄く痛かったですけど…。…あの時は、もう駄目かと思いましたし…。

    イングリット「火傷の跡は結局、残ってしまいましたからね…。…でも、あなたが助けてくれなかったら、私があの魔法を受けていた。…感謝します。」

    シルヴァン「今日はあそこで泊まろうぜ。…それでさ、歌劇団の方の様子も見て欲しいってドロテアに頼まれてるんだ。」

    イングリット「…それなら私たちも行きましょう。私はエムレと食べ歩きでもしてみたいな…なんて思ってるの。…シルヴァンは興味無いわよね…。」

    そうして、三人で話ながら、アンヴァルの街中を歩いていた。

    ———————————————————

    〜ガルグ=マク大修道院〜

    ベレト「…ふむ。」

    先生、こんにちは。

    ベレト「君たちか、どうしたんだ?」

    少し休暇を頂きまして、フォドラ周遊をしているのです。

    ベレト「そうか、ゆっくりしていくといい。」

    シルヴァン「ところで、先生。あんたは、誰か好きな人とか居ないんですか?」

    ベレト「また、その話か…。そうだな…。」

    ベレトは何と答えた?>>762

  • 761二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:10:03

    本当にそうなのかは分からないが、最近メルセデスを見るとドキドキするような気がする

  • 762二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 06:47:48

    アンナ

  • 763122/02/09(水) 09:44:53

    ベレト「…アンナか?」
    シルヴァン「…いや…そこははっきりさせてくれないと、俺たちには何とも…。」
    ベレト「…まあ、彼女は商売以外にはあまり興味がないかもしれないからな。…おそらく伝えても無駄だと思うが…。」
    イングリット「そ、そうなのですか…。ですが、一度伝えてみるべきではありませんか?…その、好きな人なら…。」
    ベレト「…そうだな。」
    ベレト「ところで宮廷魔道士殿、最近の情勢はどうかな?我々、セイロス聖教会が君を支援するつもりではあるが、何かお困りごとはないかな?」
    大司教殿にわたしの跡を継いでいただきたいのです。…このフォドラに住まう全ての人々の暮らしを守り、ディミトリ王と共にフォドラを泰平の世へと導いてあげてください。…そうすれば、安心出来ますから…。
    イングリット「……………。」
    シルヴァン「……。」
    …わたしがすぐに死ぬわけではないですから。ご心配なく。
    ベレト「…分かった。」
    ベレト「…レアはこの大修道院を去っていったよ。彼女なりに責任を感じていたのだと思う。…しばらくゆっくりしてくれて構わない。」
    そして、約一節の旅が終わりを迎えたのだった。

  • 764122/02/09(水) 10:01:09

    〜王都フェルディア〜

    ディミトリ「エムレ、体の方は問題ないか?」

    …はいご心配なく。

    ディミトリ「お前の働き振りには感謝している。…本当はもっと休んでほしいくらいだ。」

    ………。

    ディミトリ「ん?何か言いたいことがあるのか?遠慮せずに言ってくれて構わない。」

    …陛下はわたしのことをどう思われていますか?…まだ、答えを聞いていません。

    ディミトリ「俺はお前のことを…仲間として、一人の女性として大切に思っている。…お前の存在は俺にとっての光となっていた。先生だけでなく、お前もいなければ、俺はあの闇に囚われ続けていたはずだ。…お前がよければ、俺の伴侶になって欲しい。生涯、お前を守り続けると誓おう。」

    エムレは>>766と答えた。

  • 765二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 10:11:52

    ありがとうございます。その、気の利いた言葉は言えないのですが、よろしくお願いします

  • 766二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 10:15:51
  • 767122/02/09(水) 10:29:03

    ありがとうございます。その…気の利いた言葉は言えないのですが…よろしくお願いします…。
    ディミトリ「ああ、よろしく頼む。…俺も今までは戦いに明け暮れていた男だ。…こんなことしか言えないが、必ずお前を生涯守り続けると誓おう。…この父の槍に誓って。」
    ディミトリ「…俺や皆を支えてくれていたお前の姿は心強かった。だが、こうして見るとお前は俺たちが思っていたよりも、ずっと小さく、儚い女性だ。…この体にどれだけの苦労や苦しみが蓄積されてきたのかは分かったものではない。…だが、その苦労や苦しみを分かち合いたいんだ。」
    それはこちらも同じです。…ディミトリさん、あなたの重荷をわたしにも分けてください。わたしとあなたは死が分かつまでは離れませんから。
    ディミトリ「ああ、分かった。…今日はゆっくり休んでくれよ。お前の体が心配だからな。」
    ディミトリは公務に戻った。

    …わたしは幸せです。この短い生涯の中であなたや皆に出会えたことは、僥倖でした。…愛していますよ。
    エムレはそのまま眠りに付いたのだった。

  • 768122/02/09(水) 10:44:38

    ファーガス神聖王国の国王ディミトリはある女性を王妃とした。彼女はコルネリアの後任として、王宮に仕え働いていた。前任のコルネリアの非道を身に染みて実感した国民からは当初、冷ややかな態度を取られており、彼女と国王ディミトリが婚姻を発表した時には、民の間からコルネリアの再来と噂されることとなり、ファーガス神聖王国の崩壊が危惧されることとなった。
    しかし、彼女はそんな民の為に身を粉にして働き続け、新たな魔法の開発や、民の生活環境の改善、異民族との融和などに着手していくこととなった。十数年後、王妃はまもなく没したが、その頃には国民から、絶大な支持を得ることとなっており、国王はもちろんのこと、彼女の戦友や国民も彼女の死を悼んだ。国王ディミトリの手記にはこう記されている。「彼女は紛れもなく聖女であった。彼女に出会えたことが自分にとって何よりの幸福だった。」と…。後のフォドラは、争いや差別のない泰平の世が築かれたのだとされている。
    ———————————————————
    〜王国領・墓地〜
    数百年後…
    「…君たちのお陰でこのフォドラは、平和な世界が築かれた。ありがとう。」
    「…自分はもう、このフォドラを統治することはないんだ。何年も同じ者が統治し続ければ、必ず綻びが生まれてしまう。それは、君たちの時代に起きたあの戦争で実感できたはずだ。」
    「…先生、行きましょう?お父様も待っていますわ。わたくしたちで何処か遠いところへ行きましょう?」
    「そうだな、フレン。…また、君たちの元へ来るから。」
    そうして、緑色の髪をした三人の男女は墓地を後にしたのだった。
    〜終わり〜

  • 769122/02/09(水) 10:51:40

    これにて終わりです。
    翠風もやって欲しいというのなら、やりますが要望がないならここで終わります。

    毎度のことながら、各プレイアブルキャラの生存と死亡です。

    生存
    黒鷲:ドロテア
    青獅子:ディミトリ、ドゥドゥー、フェリクス、シルヴァン、アッシュ、イングリット、アネット、メルセデス
    金鹿:クロード、ローレンツ、ラファエル、イグナーツ、ヒルダ、マリアンヌ
    教会:セテス、フレン、アロイス、カトリーヌ、シャミア、ギルベルト、アンナ
    灰狼:ユーリス、バルタザール、ハピ

    死亡
    黒鷲:エーデルガルト、ヒューベルト、フェルディナント、リンハルト、カスパル、ベルナデッタ、ペトラ
    青獅子:-
    金鹿:リシテア、レオニー
    教会:ハンネマン、マヌエラ、ツィリル、イエリッツァ
    灰狼:コンスタンツェ

  • 770二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 10:58:19

    乙です。
    金鹿も楽しみにしています!

  • 771二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:01:49

    乙です。
    翠風もよろしくお願いします

  • 772二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:10:20

    乙です!
    とても楽しませて頂きました…!
    ぜひ翠風もやって欲しいです!

  • 773122/02/09(水) 11:56:17

    というわけで翠風の章(金鹿の学級)を始めます。

    まず、性別から>>775

  • 774二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:05:36

  • 775二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:05:57
  • 776122/02/09(水) 12:07:28

    性別:男

    紋章は?>>778

  • 777二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:11:13

    セイロス

  • 778二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:13:31

    炎の紋章と獣の紋章の二つ

  • 779122/02/09(水) 12:15:55

    性別:男

    紋章:炎の紋章、獣の紋章

    元々持っていたのはどっちか?>>781

    また獣の紋章は大or小?>>783

  • 780二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:16:28

    加速

  • 781二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:17:51

    炎の紋章

  • 782二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:18:37

  • 783二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:22:55
  • 784122/02/09(水) 12:25:12

    性別:男

    紋章:炎の紋章、獣の小紋章

    貴族or平民?>>786

  • 785二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:26:41

    平民

  • 786二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:26:58

    貴族

  • 787122/02/09(水) 12:28:53

    性別:男 貴族

    紋章:炎の紋章、獣の小紋章

    士官学校に入学する前から親交があったのは誰か?>>789(複数でもなしでもOKです。)

  • 788二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:29:27

    ローレンツ

  • 789二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:30:18

    ジェラルト、ベレス

  • 790122/02/09(水) 12:37:03

    性別:男 貴族

    紋章:炎の紋章、獣の小紋章

    入学前から親交があったのはジェラルト、ベレス


    名前>>792

  • 791二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:38:56

    シリウス

  • 792二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:39:08

    アデル

  • 793122/02/09(水) 12:42:10

    名前:アデル=>>795=>>797

    性別:男 貴族

    紋章:炎の紋章、獣の小紋章

    入学前から親交があったのはジェラルト、ベレス

  • 794二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:46:32

    フォン

  • 795二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:49:05

    フォン

  • 796二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:51:48

    カーラー

  • 797二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:51:56

    カクセイフ

  • 798122/02/09(水) 12:57:17

    名前:アデル=フォン=カクセイフ

    性別:男 貴族

    紋章:炎の紋章、獣の小紋章

    入学前から親交があったのはジェラルト、ベレス


    家族やカクセイフ家は健在か?>>800

  • 799二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 12:59:48

    健在
    父と母と姉がいる

  • 800二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:00:08

    健在だけどだいぶ落ちぶれた感はある

  • 801122/02/09(水) 13:03:50

    名前:アデル=フォン=カクセイフ

    性別:男 貴族

    紋章:炎の紋章、獣の小紋章

    入学前から親交があったのはジェラルト、ベレス

    家族も健在、領地も存在しているが、家自体は落ちぶれている


    彼が紋章を二つ宿しているのは血の実験によるものか?>>803

  • 802二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:05:47

    ノー
    そういう体質だっただけ

  • 803二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:08:05

    そう
    落ちぶれた家の復興のためになりふり構わず行動していたら実験まで行き着いた

  • 804二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:08:05
  • 805122/02/09(水) 13:14:24

    名前:アデル=フォン=カクセイフ

    性別:男 貴族

    紋章:炎の紋章、(獣の小紋章)

    入学前から親交があったのはジェラルト、ベレス

    家族も健在、領地も存在しているが、家自体は落ちぶれている


    二つ目の紋章は血の実験によるもの。家の復興の為になりふり構わず行動していたら、ここに行き着いた。

    何故血の実験に行き着くことが出来たのか?>>807

  • 806二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:22:06

    加速

  • 807二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:22:17

    コーデリア家からリシテアの件で助けを求められた時に闇うごから大金の誘惑があり、「メガゲームの子だから売っちゃえ」となった

  • 808122/02/09(水) 13:26:06

    (すみません、メガゲームがよく分かりませぬ…。これつまり、アデル君の両親が金で我が子を売ったクソッタレ共ってことでいいんですかね?)

  • 809二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:26:45

    そんな感じで書きました

  • 810二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:27:49

    メガゲームてなんだ、妾でした。すみません

  • 811122/02/09(水) 13:40:33

    (了解。炎の紋章持ちだから、闇うごたちも欲しかったんでしょうね。同盟貴族にしては珍しい明確な腐敗貴族ですな。そろそろ、本編入ります。)


    名前:アデル=フォン=カクセイフ

    性別:男 貴族

    紋章:炎の紋章、(獣の小紋章)

    入学前から親交があったのはジェラルト、ベレス

    家族も健在、領地も存在しているが、家自体は落ちぶれている


    一人称

    dice1d3=2 (2)

    1=俺

    2=僕

    3=私

    ———————————————————

    〜金鹿の学級・教室〜

    クロード「さて、俺が級長のクロード=フォン=リーガンだ。みんな、よろしく頼むぜ。」

    ローレンツ「こいつは置いておくとして…僕はローレンツ=ヘルマン=グロスタールだ。よろしく頼むよ。」

    クロード「いやいや、置いておくなよ…。」

    ラファエル「オデはラファエル=キルステンだ!今からちょっくら鍛えてくるぞお!」

    イグナーツ「ちょ、ちょっとラファエルくん!今日は新しい先生が来るという話なんですよ!?…ボクはイグナーツ=ヴィクターです。」

    レオニー「そうだぞ!今はここに居ろっての!わたしはレオニー=ピネッリだよ。」

    ヒルダ「あたしはヒルダ=ヴァレンティン=ゴネリルだよー。面倒なことは頼まないでねー。」

    マリアンヌ「…マリアンヌ=フォン=エドマンドです。」

    リシテア「リシテア=フォン=コーデリアです。お見知り置きを。」

    クロード「さて…お前も自己紹介してくれよ?奇抜なのもいいが、分かりやすくな?」

  • 812122/02/09(水) 13:52:16

    二人称

    dice1d6=2 (2)

    1=呼び捨て+君

    2=○○くんorさん+君

    4=呼び捨て+貴方

    5=○○くんorさん+貴方

    6=その他

    ———————————————————

    僕はアデル=フォン=カクセイフ。よろしく。

    クロード「名前だけかよ…。まあいいけどな。」

    ローレンツ「君も貴族なのだろう?礼儀作法というものをだな…。」

    レオニー「あー!分かったよ、貴族様の説教は!」

    ローレンツ「な!僕は別に説教など…。」

    リシテア「…………………。」

    マリアンヌ「…あの…皆さん。…そろそろ先生が来るのではないでしょうか…。」

    ラファエル「そうだったなあ!先生ってのは強えんかな?」

    そうこう話をしていると…

    ベレス「今日から君たちの担任になった。ベレス。よろしく。」

    クロード「担任ってのはあんただったのか。俺はクロード。よろしくな、先生?」

    ベレス「よろしく、クロード。」

    ローレンツ「貴女が僕たちを導いてくれる先生だったのか。よろしく頼むよ。だが、貴女は傭兵だったのだろう?そんな人が何故急に…」

    イグナーツ「何でもレア様直々の指名のようですよ。」

    レオニー「いや、あんたはジェラルト師匠の娘なんだよな!戦闘の腕に関しては問題ないよ。折角だから、手合わせしてくれない?」

    ベレス「後でね。」

    リシテア「…ふうん。なら、凄い人なんですね。」

  • 813122/02/09(水) 13:54:38

    ベレスさん、お久しぶりですね。いえ、先生と呼んだ方がいいでしょうか?

    ベレス「アデル、久しぶり。呼び方に関しては君の自由にすればいい。」

    ヒルダ「えー!アデルくん、知り合いなのー?」

    マリアンヌ「…先生はどこでアデルさんと…。」

    ベレス「彼とは>>815の時に知り合ったんだ。父も彼のことを知っているよ。」

  • 814二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:00:55

    家でしてアデルが傭兵団に身を置いていた時に

  • 815二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:07:36
  • 816122/02/09(水) 14:20:31

    〜白雲の章 大樹の節(4月)〜

    ベレス「彼とは傭兵時代の時に知り合ったんだよ。父ももちろん知っているよ。」

    そんなこともありましたね。

    ベレス「彼は家出をしていてね。偶然、見かけたのを父は放っておけなかったんだ。その時に彼は傭兵団に身を寄せていたんだよ。」

    レオニー「ということは、あんたもジェラルト師匠の薫陶を受けているってこと!?」

    いや、受けてないよ。まあ、色々な理由があってね。

    レオニー「へーそうなんだ。」

    リシテア「…………………。」

    ヒルダ「リシテアちゃん?さっきから難しい顔をして、どうしたの?」

    リシテア「…いえ、何でもありません。」

    クロード「まあ、というわけでここが金鹿の学級だ。ここは色々、自由だから、先生もあまり気張らなくてもいいぜ?」

    ベレス「分かった。」

    クロード「早速だが、今節は学級対抗戦があるよな。早速、あんたの腕の見せ所だぜ?俺は少し閃いたことがあるんで、失礼するよ。」

    クロードが何か閃いたのか早足で去っていった。

    ローレンツ「先生、あいつの考える策などどうせ碌でもないものだ。あまり、気にしないでくれたまえ。」

    ベレス「分かった。」

    ———————————————————

    ベレス「学級対抗戦に出場するのは、クロード、アデル、>>818>>820だよ。」

  • 817二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:23:48

    マリアンヌ

  • 818二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:23:58

    ヒルダ

  • 819二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:25:31

    リシテア

  • 820二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:25:38
  • 821122/02/09(水) 14:39:56

    ベレス「学級対抗戦に出場するのは、クロード、アデル、ヒルダ、マリアンヌだよ。」

    ヒルダ「先生、クロードくん。頑張ってねー!」

    マリアンヌ「ええ…え?」

    クロード「いやいや、お前らも参加するんだよ。これは学級対抗戦だからな。それと、ヒルダ。もしかしたら、ご褒美があるかもしれないぞ?」

    ヒルダ「うわ…怪しい…。」

    頑張りますよ、先生。

    クロード「アデル。お前は何が得意なんだ?作戦を立てる上でも互いの得意なことは共有しておいたほうがいいだろ?」

    アデルの得意技能は?>>823

  • 822二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:44:19

  • 823二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:44:34
  • 824122/02/09(水) 14:56:51

    僕は剣が得意だよ。

    クロード「なるほどな…。ちなみに俺は弓だ。」

    ヒルダ「あたしは斧かなー?」

    マリアンヌ「私は主に祈ることしか…。」

    ベレス「というわけでこの四人が出場するということわけだから、そのつもりでいてね。」

    クロード「なあ、先生…。俺はいい策を思いついたんだが…。」

    クロードとベレスはそうして教室を出ていった。

    ———————————————————

    〜ガルグ=マク郊外〜

    ベレス「この戦いでは黒鷲の学級と青獅子の学級の生徒を全員撤退させれば勝ちだからね。」

    クロード「分かってるさ。さて、俺は先生の指揮の腕をじっくりと見せてもらうからな。」

    まずは…どっちから攻めよう?>>826

  • 825二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 14:57:48
  • 826二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:00:52
  • 827二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:01:01

    黒鷲の学級

  • 828122/02/09(水) 15:04:50

    ベレス「あれはアッシュとドゥドゥーだね。」

    クロード「よし、まずはあいつらから…。おっと…!」

    クロードに向けてアッシュが矢を放ってきた。

    アッシュ「クロード!僕と勝負です!」

    クロード「どうする?」

    クロード君の好きにすればいいんじゃないかな…。

    クロード「分かったよ。じゃあ…アデル!お前が行くのだ!さあ、剣を取れ!」

    ええ…?

    次の展開>>830

  • 829二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:09:48

    アッシュの弓矢を避けつつアッシュに攻撃を仕掛ける

  • 830二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:13:04

    アッシュ矢をあっさり避けると一気にドゥドゥーに近づきクリティカルで倒す

  • 831122/02/09(水) 15:35:27

    アッシュ「君が相手なんですか!?いえ、容赦はしませんよ!」

    いや、なるべく痛くないようにしてほしいよ…。

    アッシュ「あ…そうですね。でも、覚悟してください、アデル!」


    アッシュが矢を放つがアデルに避けられ…

    ドゥドゥー「む!?…ぐお!」

    アッシュ「うわ、ドゥドゥー!大丈夫!?」

    アデルがドゥドゥーに大きな一撃を与えたのだった。

    ドゥドゥー「かなりの威力だ。殿下…申し訳ありません。」

    ごめんね。

    アッシュ「えいっ!」

    アッシュが矢を放つが…

    ベレス「せやっ!」

    ベレスが弾いたのだった。

    ベレス「突出しすぎだよ。もう少し下がってね。」

    ごめんなさい。


    クロード「おいおい、あいつどんどん進むな…。自分の身を顧みていないのか…?」

    ヒルダ「ねーあたしたちはどうすれば…。」

    クロードとヒルダが話しているところに雷が落ちてきた。

    マリアンヌ「あ…ドロテアさんとフェルディナントさん…。」

    ドロテア「避けられちゃったわね。という訳で私たちが相手よ。」

    フェルディナント「ふっ…私とドロテアの華麗なる連携を君たちにお見せしよう!」

    ドロテア「はいはい、勝手に言っててくださいね。」

    フェルディナント「相変わらず私に冷たいのだな…。」

    次の展開>>833

  • 832二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:39:00

    加速

  • 833二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:54:32

    ベレスとアデルが連携し、ディミトリの元まで進む。
    クロードはヒルダを矢面にしつつ、的確に弓を打つ。傷ついたらマリアンヌが回復

  • 834122/02/09(水) 16:40:51

    ベレス「アデル。ディミトリの所へ行こう。」
    分かりましたよ。

    ディミトリ「お前たちが俺の相手か。相手にとって不足はないな。」
    メルセデス「私も加勢するわね〜。」
    ハンネマン「我輩も行くぞ。君たちの力は興味深いからな。特にアデル君。」
    …僕ですか?
    ハンネマン「君は何か凄い力を持っているように感じるのだよ。…あくまで我輩の勘だがね。」
    …余計な詮索はしないでください。
    ハンネマン「分かっておるよ。君の紋章は調べるなと言われておるからな。」

    クロード「ヒルダ!頑張ってくれ!俺とマリアンヌがお前を援護する!」
    ヒルダ「やっぱりこうなるのー!?」
    ヒルダとフェルディナントが戦闘を始めた。
    フェルディナント「君の力は凄いな…。これも研鑽の賜物なのかね?」
    ヒルダ「そんなことしてないよー!というよりも、あたしには似合わないでしょー!?」
    マリアンヌ「あ…ヒルダさん!傷付いたら私が手当てします…。」
    ドロテア「そんなことさせないわよ!…っ!」
    ドロテアが魔法を放とうとした時、クロードの矢が当たったのだった。
    クロード「おっと!手は出させないぜ?」
    ドロテア「あら、クロードくん?女の子を矢面にしてていいのかしら?」
    クロード「適材適所ってもんがあるだろ?フェルディナントと戦うのは俺よりもヒルダのほうが…」
    そう言い終わる前に足元から魔法陣が出現したのだった。
    ヒューベルト「エーデルガルト様のご命令ゆえ、私も参戦いたしますよ。」

  • 835122/02/09(水) 16:43:32

    エーデルガルト「…彼の戦い方はまるで…。いえ…彼は本当に…。」

    マヌエラ「あら、エーデルガルト?どうしたの、独り言を言って?」

    エーデルガルト「いえ、何でもありません。」

    次の展開>>837

  • 836二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 16:45:50

    ディミトリとベレスが戦っているところにエーデルガルトも参戦する

  • 837二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 16:48:49
  • 838122/02/09(水) 16:56:55

    ディミトリ「先生、お前とこうして戦ってみたかったと思っていたんだ。さあ、こい!」

    ベレス「ええ、行くわね。」

    ディミトリとベレスが戦いを始めた。


    ディミトリ「これは躱せるか!」

    ディミトリが槍で薙ぎ払うも…

    ベレス「ふっ。」

    ベレスが屈み槍の攻撃を躱し、そのままディミトリに向かっていった。


    エーデルガルト「二人とも、私も混ぜてはくれないかしら?」

    ディミトリ「エーデルガルト!君を相手している暇は…」

    ベレス「余所見は駄目だよ。」

    ディミトリ「くっ…。」

    ベレスの攻撃をディミトリが槍で受け止めている。

    エーデルガルト「…まあ、いいわこのまま行くわね。」

    エーデルガルトが二人の間に割って入っていった。


    ハンネマン「アデル君、君のその剣技は独学なのかね?」

    ……。

    メルセデス「ハンネマン先生、何か警戒されていませんか?彼に何かしましたか?」

    ハンネマン「メルセデス君、人聞きの悪いことは言わないでくれたまえ。」

    結果>>840

  • 839二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 17:05:39

    加速

  • 840二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 17:09:47

    アデルがエーデルガルトを、ディミトリをベレスが倒し金鹿の勝利

  • 841122/02/09(水) 17:25:05

    ディミトリ「次で決めるぞ、先生!」
    ベレス「ええ!」
    ディミトリとベレスが激突し…
    ディミトリ「…俺の負けだな。」
    ディミトリの槍がポキリと折れてしまった。
    ベレス「良い戦いだったよ。」
    ベレス「エーデルガルトは?」
    ディミトリ「いや…勝負がついたみたいだな。」

    エーデルガルト「…アデル。ここは退かないかしら?」
    …どうして?
    エーデルガルト「…なんとなくよ。」
    エーデルガルトとアデルが斬り結ぶ
    が…勝負は一瞬でついたようだった。
    エーデルガルト「貴方強いのね。私の負けよ。」
    エーデルガルトさん、手を抜きましたか?
    エーデルガルト「考えすぎではないかしら?…それじゃあね。」
    エーデルガルトが優しくアデルの肩を叩いて、撤退していった。
    ………あの人、弟でも見るような目だったな…。

    クロード「おいおい、皇女様負けちまったぜ?ここは…俺たちの勝ちってことで…」
    ヒューベルト「まあ、構いませんが…。」
    ヒルダ「クロードくん!痛いんだけどー!」
    マリアンヌ「私が手当てしますから…。でも、私なんかが…」
    フェルディナント「ドロテア、平気か?」
    ドロテア「貴方に心配されなくとも平気ですよ。ご心配なく。」

    マヌエラ「ねえ…あたくしを虐めて楽しいのかしら?」
    ベレス「……。」
    クロード「あー…そのすみませんね。痛くないようにはしますので…。」

  • 842122/02/09(水) 17:36:42

    こうして金鹿の学級が勝利して、学級対抗戦は幕を閉じたのだった。本番は飛竜の節に開催されるグロンダーズ鷲獅子戦とのことだ。

    ———————————————————

    〜白雲の章 竪琴の節(5月)〜

    〜金鹿の学級・教室〜

    ベレス「今節は、賊退治をしてほしいということだ。クロードは知っているよね?」

    クロード「あの時の賊らしいな。まあ、あんたの指揮があれば失敗することはないだろうな。また、期待しているぜ、先生?」

    …………………。

    ヒルダ「アデルくん大丈夫?何か凄い暗い顔してるけど…。」

    大丈夫だよ。…先生、課題の内容は分かりました。僕はもう行きますので…。

    アデルは教室を出ていった。

    ローレンツ「彼はなんだか、全てを諦めているように見えるな。貴族ならば、もう少し自信を持ってほしいが…。彼のあの剣の腕なら、問題はないだろうにな…。」

    ラファエル「あいつ、肉とか食いたいんじゃないのか?オデが今度食事に誘ってやるか!」

    イグナーツ「あはは…そうなんでしょうかね…。」

    マリアンヌ「…………………。」

    リシテア「…………………。」

    レオニー「あんたたちも大丈夫か?何か前節からずっと考えごとをしているみたいだけど…。」

    リシテア「…は!…だ、大丈夫ですよ。」

    マリアンヌ「…ご心配をおかけしてすみません…。」

    クロード「あいつも何か深刻な悩みを抱えているのかもしれないな…。」

    ———————————————————

    〜ガルグ=マク近郊〜

    アデルは近くの森の木陰で休んでいた。

    ……………。

    すると、>>844が声を掛けてきた。

  • 843二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 17:38:39

    加速

  • 844二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 17:43:06

    エーデルガルト

  • 845二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 17:43:28

    ベレス

  • 846122/02/09(水) 17:57:48

    エーデルガルト「あら、こんな所にいたのね。」
    ……!
    何故ここに…。
    エーデルガルト「たまたま私がここにきただけよ。隣座ってもいいかしら?」
    いいですけど…。何か用でも?
    エーデルガルト「…貴方は幸せかしら?」
    …………………。
    エーデルガルト「別に答えなくてもいいわ。ただ、あまり体を酷使しないでね。もう少し、体を労って頂戴。貴方の戦い方を見ていると…」
    エーデルガルトさん、余計なお世話ですよ。…何か企んでいるんじゃないんですか?
    エーデルガルト「何も企んでいないわよ。単純に貴方の体のことを心配しただけ。貴方はまだ若いのだから、無理をしないでってことが言いたかったのよ。」
    …エーデルガルトさんは何故そんなに僕に構うのですか?
    エーデルガルト「…貴方を見ていると放っておけなかったからよ。…学級の皆も心配しているわ。早く、戻ってあげてね。」
    エーデルガルトはそう言って士官学校の方へと帰っていった。

    ………あの人は僕に紋章が二つあることを知っているんじゃないのか?…やたらと僕の体を労ってくれていたしな…。…まあ、この体を酷使しようがしまいが長くは生きられない定めなんだけどな。

  • 847122/02/09(水) 18:03:29

    〜書庫〜

    …あの魔道士たちは一体…?

    クロード「おっ、珍しいなお前が書庫にいるなんて。何かいい本でも見つけたか?」

    クロード君、どうしたの?

    クロード「お前ん家…カクセイフ家はそれはまあとんでもない家だって噂だ。家を復興させるためには、どんな手段でもとる。自分の子供でさえもそのための道具だ。…合ってるよな?」

    そうだよ、あの家は外道の集まりだ。

    クロード「お前はあの家の全てが憎いのか?…あの家に大切な人は居なかったのか?」

    アデルは>>849と答えた。

  • 848二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:09:52

    ksk

  • 849二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:10:16

    大切な人もいないが憎くもない

  • 850122/02/09(水) 18:20:16

    大切な人もいないが、憎くもないよ。どうでもいいんだよあの家は。僕とは何の関係もない。

    クロード「…そうなのか。…俺は親が放任主義だったんでね。基本的に何でも自分でやれーって感じだったんだ。別に何かしたわけでもないのに殺されそうになったこともあるんだぜ?酷い話だろ?」

    それは酷いな…。

    クロード「まあだから、お前ももっと元気出せよな。誰だって、悩みの一つや二つはあるんだ。…これは俺の予想なんだけどな…いつか、お前を大切にしてくれる人は必ず現れる。」

    必ずって…それは予想じゃないよ…。

    クロード「あれ?そうだな…。まあ、いいか。アデル、俺はお前の学級の級長だ。何か困ったことがあったら言ってくれよ?」

    分かったよ。

    クロード「あともう一つ。…お前は誰の元で育ってきたんだ?…その人がお前を援助して、ここ士官学校に入学させてくれたんだよな?」

    アデルは>>852と答えた。

  • 851二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:30:06

    バルタザールの家

  • 852二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:31:00

    ジェラルトが住まいや金を密かに支援しててくれた

  • 853122/02/09(水) 18:39:26

    ジェラルトさんが密かに僕の家を提供してくれたり、お金の工面をしてくれたりしたんだ。あの人は面と向かって支援するのが恥ずかしかったのか知らないけどね…。…僕にとってはあの人が父みたいなものだよ。

    クロード「…ジェラルトさんは良い人なんだな。それに、ジェラルトさんの話をしていた時のお前は凄く嬉しそうだったぜ?」

    そうだった?

    クロード「…ああ。お前もそんな顔が出来るなら、良かったさ。…これも聞いていいか?…この士官学校に入学したいと思った理由はなんだ?」

    …言いたくないような理由だよ。

    クロード「そうか…。ま、俺はまだあまり信用されていないっぽいからな。…またの機会にするよ。おっと…ここは夜になったら、幽霊が出るから気をつけろよ?」

    …!?

    クロード「それじゃ、さよならー。」


    アデルが士官学校に入学したのは>>855のためだ。

  • 854二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:45:03

    なんとなく、来なければならない気がしたから(炎の紋章の導き)

  • 855二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:54:59

    幼い頃、屋敷の近くで出会った少女との約束のため

  • 856二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:55:03
  • 857122/02/09(水) 19:08:30

    僕はあの少女との約束を果たすためにここに来ているんだ。…名前も知らないような子だったけれども、確かにそれが僕の生きがいだった。…でも、あの少女も僕のことなど覚えてはいないのだろうな。…この約束を果たすまでは死ぬことは出来ないんだ。

    ———————————————————

    〜赤き谷ザナド〜

    ベレス「セイロス騎士団の人たちがここに盗賊団を追い込んだということらしいね。」

    クロード「お前ら、初めての実戦だな。準備は出来ているか?」

    ヒルダ「出来ているけどさー。なーんか、嫌だよねー。面倒だし。」

    ローレンツ「民の暮らしを脅かすような不埒な輩は成敗せねばなるまいな。そうだろう、マリアンヌさん。」

    マリアンヌ「え、ええ…そうですね…。」

    …赤き谷か…何か見覚えがあるような?

    リシテア「あんた、大丈夫ですか?もっと、気合いを入れてくださいね。」

    レオニー「さて、先生やあんたには負けないからね!」

    ラファエル「この賊たちを倒せば、オデも騎士に近づけるのかな?」

    イグナーツ「うーん…この人たちを倒しても、まだまだたくさん賊はいるんですよね…。」


    コスタス「…くそっ!あの仮面の奴…ぶっ殺してやるからな…!」

    盗賊「お頭ぁ…もう逃げましょうよ…。セイロス騎士団相手に勝てっこないですよお…。」

    コスタス「馬鹿野郎!死ぬのが怖くて盗賊なんてやってられるか!」

    クロード「橋を一本渡ると、分かれ道になっているみたいだな。…どうするかは先生、あんたに任せるぜ?」

    次の展開>>859

  • 858二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:24:15

    かそく

  • 859二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:25:08

    ベレス、アデル、リシテア、マリアンヌの部隊とクロードの部隊に分かれて挟み撃ち

  • 860二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:41:29

    このレスは削除されています

  • 861122/02/09(水) 19:43:06

    手前の橋の敵を掃討したのち…

    ベレス「取り敢えずここの辺りの敵は片付いたね。アデル、リシテア、マリアンヌ。ついてきて。」

    リシテア「分かりました、先生。」

    マリアンヌ「や、やってみます…。」

    …………………。

    ベレス「何か考え事?」

    …いえ、何か僕はここにきたことがあるような…そんな気がするんです。

    ベレス「奇遇だね。それは自分もそうなんだよ。」

    リシテア「先生たちは何かに導かれているのでしょうか…?分かりませんけど。」

    マリアンヌ「…………………。」

    ベレスたちは西側の橋を渡るようだ。


    クロード「それじゃ、お前らは俺と一緒に来てくれよ。」

    ローレンツ「僕はこいつよりも先生の指揮で動きたかったのだが…まあ、いい。」

    ヒルダ「まだ、あるのー?疲れてきたよ…。」

    レオニー「わたしは先生やアデルと一緒に戦いたかったんだけどな…。まあ、いいや賊どもを倒すぞ!」

    ラファエル「うおおおおお!!かかってこい、賊!」

    イグナーツ「挟み撃ちですね、分かりました!」


    コスタス「ちっ…ガキどもの癖に挟み撃ちとは…。お前ら、あのガキどもをぶっ殺せ!」


    ベレス「アデル、あまり前に出ないでね。」

    分かっています。

    ベレスとアデルが賊を引きつけ、リシテアとマリアンヌが賊を倒すという戦いを展開している。

    リシテア「…アデル。後であんたに話があります。」

    どうしたの、リシテアさん。

    リシテア「…………………。」

    マリアンヌ「…リシテアさん?」

    次の展開>>863

  • 862二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:52:46

    加速

  • 863二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:53:42

    次々と賊を倒し進軍していく。
    一人になったコスタスがせめて一人でも道連れにしようとリシテアに攻撃をしかける。それを庇うアデル。

  • 864122/02/09(水) 20:07:10

    ベレス「せやっ!!」
    賊「ぐはっ!!」

    クロード「そらよっと!」
    賊「うげっ!!」
    二つに別れた隊は賊たちを次々と倒していった。

    コスタス「てめぇはあの時の傭兵か!?ぶっ殺してやる、ガキども一緒にな!」
    ベレス「そんなこと出来ないよ。」
    コスタスとベレスが戦闘を始めるが…
    クロード「何だあいつ。滅茶苦茶に攻撃してるだけじゃないか。おっと!」
    クロードの方にも攻撃が届くが何とか回避した。
    リシテア「先生!わたしも…」
    マリアンヌ「…リシテアさん!?危ない!」
    リシテア「…!?しまった!」
    コスタスの攻撃がリシテアに…
    リシテア「…え…?」
    …っ…!
    アデルがリシテアを身を挺して庇っていた。
    …リシテアさん…あいつを!
    リシテア「…分かりました!はああっ!」
    コスタス「ぐおっ!」
    リシテアの魔法が直撃し、動揺していたところを…
    ベレス「…終わりだよ。」
    ベレスがコスタスを斬り捨てたのだった。
    コスタス「くそ…あんな奴の…口車に乗ったのが…間違いだった…。がはっ…。」
    ベレス「…終わったね。皆、怪我はないかな?」
    クロード「大丈夫だ。さて…帰ろ」
    …くっ…。

  • 865122/02/09(水) 20:15:53

    アデルがうつ伏せに倒れたのだった。

    リシテア「アデル!…あの時に…背中を…。駄目です、死んでは…。」

    マリアンヌ「…アデルさん!私が手当てします!だから…」

    リシテアとマリアンヌが白魔法で治療を試みている。

    …リシテアさん…。無事で良かった…。

    ———————————————————

    〜白雲の章 花冠の節(6月)〜

    赤き谷ザナドでの賊討伐を終えた、金鹿の学級には新たな課題が課せられることとなった。ガスパール城で反乱が起きたため、その事後処理へ向かって欲しいとのことだ。既にセイロス騎士団の先遣隊が制圧に向かっており…何事も起きないと思われるが…。

    ———————————————————

    〜医務室〜

    …僕はリシテアの代わりに背中を…。痛い…でも、まあいいか…。

    マヌエラ「あら、目が覚めた?…大丈夫?」

    大丈夫です。ご心配をおかけしました。

    マヌエラ「あなたは生徒たちの中でも特に若いんだから、もっと命を大事にしてね?」

    マヌエラと会話をしていると、>>867が医務室に入ってきた。

  • 866二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:19:39

    リシテア

  • 867二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:19:53
  • 868122/02/09(水) 20:28:42

    リシテア「大丈夫ですか!?」

    …あ、リシテアさん。おはよう。

    リシテア「おはようじゃないですよ!どうして…あんな無茶を…。」

    リシテア「…いえ、わたしのせいですよね。ごめんなさい…。でも、ありがとう。」

    気にしないでいいよ。これくらいの痛みならとっくに慣れたからね。

    リシテア「……………………。…すみません、マヌエラ先生。席を外していただけますか?彼と話したいことがあるので。」

    マヌエラ「…何か事情がありそうね。…分かったわ。」

    そうして、マヌエラが退室した。


    リシテア「…………………。」

    どうしたの?そんな顔して…。

    リシテア「…昔、わたしの両親があんたの家に助けを求めたことがありました。…ですが、助けては貰えませんでした。そして、同時にカクセイフ家から子供が一人消えたとの噂が立ちました。…その子供は売られたのだと、そしてもう死んでしまったのだろうと、言われていました。」

    …なるほど。

    リシテア「単刀直入に聞きます。その子供はあんたではありませんか?…それと、もう一つ、あんたの髪色は元々そんな真っ白でしたか?」

    アデルは>>870と答えた。

  • 869二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:33:28

    このレスは削除されています

  • 870二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:34:34

    髪の色とか、昔のことなんて覚えてないなあ

  • 871122/02/09(水) 20:53:38

    髪の色とかそんな昔のことなんて覚えてないよ。…ずっとこの髪色だったのかもね?

    リシテア「…………………。」

    …えっと、リシテアさん?

    リシテアが睨んでいる。

    リシテア「…そうですか。そういうことにしておきます。」

    リシテア「…わたしから忠告しておきます。…体は大事にしなさいね。…あんたは、わたしの目から見たら、死にたがっているようにしか見えないんです。…あんたが死んだら悲しむ人が…」

    …僕が死んだところで悲しむ人はいない。

    リシテア「…そんなはずは…!」

    いや、いないよ。…君の方こそ無茶はしないでね。

    リシテア「分かりました。…これで、失礼します。…今節は王国で起きた反乱鎮圧の事後処理をすることが課題のようです。頑張りましょうね。」

    リシテアは医務室を出ていった。


    悲しむ人か…もしかしたらあの少女は悲しむのかもしれないね。…そんなわけないか。

    少女とはどんなことを約束したのか?>>873

  • 872二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:55:33

    必ずまたどこかで会えるように

  • 873二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:56:46

    妾の子として虐められていたところを助けてくれた少女。
    いつか君よりも強くなって君を守ってみせるよ、と約束した。

  • 874122/02/09(水) 21:05:01

    あの少女はたまたま通りがかった所を助けてくれたんだっけな。…妾の子として虐められていた僕を…。あの子がいなかったら僕はあそこで殺されていただろうね。

    …それから僕はその子に約束したんだ。「いつか君よりも強くなって、君を守ってみせるよ」と。…その子よりは先に死んでしまうだろうけど、せめてその子の為にこの命を使いたいな…。

    ———————————————————

    〜ガルグ=マク郊外〜

    あれは、マリアンヌさん?何をしているんだろう…?

    マリアンヌは近くの森で何をしていた?>>876

  • 875二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:05:50

    祈りを捧げていた

  • 876二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:06:14

    紋章のことについて独り言

  • 877二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:06:14
  • 878122/02/09(水) 21:24:05

    マリアンヌ「…私の紋章は呪われているんですよね…。私がいれば皆が不幸になる…。どうして養父は私なんかを…。」

    マリアンヌさん、こんにちは。

    マリアンヌ「…!」

    どうしたの?

    マリアンヌ「…あ、あの…すみません…。」

    マリアンヌはそそくさと立ち去ろうとしたが…

    待って、僕嫌われるようなことしたのかな?

    マリアンヌ「別にあなたを嫌っているわけではありません。…とにかく、失礼します!」

    紋章のこと?

    マリアンヌ「…!」

    マリアンヌ「聞いていたのですか…。なら、私に関わらないで…。私の持つ紋章は人を不幸にしてしまうんです。…あなたもきっと不幸になりますよ。」

    マリアンヌは立ち去っていった。

    …紋章の有無で不幸になる。…確かにそんな人はいると思う。でも、持つ紋章の種類で不幸になるわけがないんだ。

    ———————————————————

    〜訓練場〜

    アデルは訓練をしていた。すると、>>890が声を掛けてきた。

  • 879二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:25:04

    エーデルガルト

  • 880二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:25:12

    ベレス

  • 881二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:25:20

    イングリット

  • 882122/02/09(水) 21:30:11

    最安価>>884

  • 883二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:32:01

    ヒルダ

  • 884二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:32:09
  • 885122/02/09(水) 21:37:53

    ベレス「アデル。」

    先生、どうしましたか?

    ベレス「傷は大丈夫?」

    はい、問題ありません。…ベレスさんとジェラルトさんには感謝していますよ。…身寄りもない僕を拾い、わざわざ家まで提供してくれたんですから。そして、士官学校に入るお金まで出していただいて…。本当にありがとうございます。

    ベレス「構わないよ。父は君のことを放っておけなかったんだ。…それに、君には才能があったんだよ。その才能を生かさなければ勿体無いでしょ?…剣術の他に>>887>>890も君の得意分野だからね。武芸の腕は確かだよ。」

  • 886二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:39:21

  • 887二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:40:01
  • 888二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:40:21

    篭手

  • 889二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:41:07

    回復魔法

  • 890二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:49:55

    闇魔法

  • 891122/02/09(水) 21:55:14

    ベレス「構わないよ。父は君のことを放っておけなかったんだ。…それに、君には才能があったんだよ。その才能を生かさなければ勿体無いでしょ?…剣術の他に槍術と理学も君の得意分野だからね。武芸の腕は確かだよ。」

    理学ですか…。

    ベレス「…何か嫌なことあった?」

    いえ…それで、先生。どうしたのですか?

    ベレス「手合わせでもしようか?」

    分かりました。


    ベレスとアデルの手合わせの結果>>893

  • 892二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:57:24

    互角、手合わせしているうちに人が集まってきた

  • 893二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:57:46
  • 894122/02/09(水) 22:06:49

    ベレス「はっ!」

    せいっ!

    ベレスとアデルの手合わせは…互角だった。


    ベレス「…そろそろ休憩しようか?」

    …ありがとう…ございました…。

    ベレス「…君の剣術は誰から学んだのかな?…今まで傭兵をしていた自分と互角だなんて思いもしなかったけど…。」

    そうですね…それは追々。

    ベレス「…そうなんだ。あれ、君たちはどうしてここに?」

    アデルが周囲を見回すと、いつのまにか人だかりが出来ていた。

    …どうしてみんなが…。

    ベレス「それは、君の剣術に惹かれている子が多いんだと思うよ。…君の剣術は凄かったからね。」

    …そうなんですか。

    ベレス「君と手合わせしてほしいって子がいるみたいだよ?」

    誰だった?>>896

  • 895二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:11:53

    フェリクス

  • 896二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:13:38

    イングリット

  • 897122/02/09(水) 22:23:38

    イングリット「アデル。あなたがよろしければ、私とも手合わせ願えますか?」
    いいよ。槍に変えるね。
    イングリット「分かりました。」
    そうして、イングリットとアデルの手合わせがはじまったのだった。

    イングリット「強いですね…。ありがとうございました。」
    いや、イングリットさんも強かったよ。…謙遜ではないからね。
    イングリット「私も精進せねばなりませんね…。…アデル?顔色が良くないですけど、大丈夫なのですか?」
    …うん…このまま部屋に戻れば良くなるから。またね、イングリットさん。
    イングリット「はい、また。」
    ———————————————————
    〜???〜
    あの助けてくれてありがとう。…ぼくは弱いから…。

    え?ここで死んでたらどうしたのだって?…別に誰にも必要とされていないから、死んじゃってもしょうがないよ。

    でも約束するよ。…ぼくは君を守るって、もっと強くなって君を必ず守ってみせるから。…ぼくの命の恩人の君を…。

    …必ずまた、何処かで会おうね。

    その少女は別の用事があるからといって立ち去っていった。

  • 898122/02/09(水) 22:33:32

    〜マグドレド街道〜

    クロード「あの『雷霆』のカトリーヌさんとご一緒出来るなんて、光栄です。」

    カトリーヌ「よろしくな、クロード。まあ、今回はこの雷霆の出番はないだろうけどね。」

    ベレス「何故反乱が起きたの?」

    カトリーヌ「ベレス、ダスカーの悲劇って知ってるか?」

    ベレス「いや…」

    クロード「本気で言ってんのかよ!?何処で暮らしてたら、そんなことが起きるんだよ…。」

    カトリーヌ「まあいいさ。4年前にファーガス神聖王国の国王ランベールがダスカー人に殺されるという事件が起きたんだ。」

    カトリーヌ「そして、そのダスカーの悲劇に今回の反乱の首謀者であるロナート卿の倅クリストフが関与していたんだ。クリストフは教団に処刑されている。」

    クロード「そのことを恨んだロナート卿が今回の反乱に出た、と。」

    カトリーヌ「アタシはそう考えているね。いや、正確にはクリストフを教団に突き出した…」

    教団兵「カトリーヌ様!敵襲です!セイロス騎士団の包囲網を抜けて、敵がこちらに接近してきているとのこと!」

    カトリーヌ「おっと、任務変更だ。ベレス、戦闘準備にかかれ!」


    クロード「霧が深くて何が何だか…。」

    …これは闇魔法の類だね。…発生源を突き止めれば、霧を抑えられるかも?

    リシテア「…何であんたが闇魔法を知っているんですか?」

    書物で知ったんだよ。

    リシテア「………そうですか。」

    ベレス「松明を灯しながら進もう。」

    次の展開>>900

  • 899二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:35:01

    加速

  • 900二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:36:16

    ヒルダ、ラファエルら
    全線組と一緒になって慎重に進軍

  • 901122/02/09(水) 22:43:55

    ラファエル「オデとヒルダさんが敵を引きつけるぞ!」

    ヒルダ「ちょっと、先生ー!あたしは何でいっつも前線なんですかー!?」

    ベレス「自分やアデルも一緒に前線で戦うから頑張って?」

    ヒルダ「あたしにそんなに期待されても困りますよー。あたしはか弱いんですからねー。」

    クロード「か弱いねぇ…。全く…。」

    ローレンツ「ヒルダさんはか弱いだろう?猜疑心に塗れている君には分からないだろうが…。」

    クロード「お前はもっと疑いの心を持った方がいいぞ…。」

    イグナーツ「うーん…ボクの眼鏡でも良く分かりませんね…。」

    マリアンヌ「主よ…どうか皆さんをお守りください…。」

    レオニー「アデル!あんたと一緒に戦わせてよ!」

    いいよ。リシテアさんは?

    リシテア「わたしはあんたや先生を援護します。」

    カトリーヌ「まずは、霧の発生源を断たなきゃいけないな。」


    ベレス「せいやっ!!」

    民兵「…ぐはっ…ロナート様…申し訳…ありません…。」

    クロード「…民兵か…。後味悪いな…。」

    …ごめんなさい…。どうか、安らかに…。

    マリアンヌ「…アデルさん…。」

    次の展開>>903

  • 902二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:52:02

    ローレンツが霧の中に潜む魔道士を倒す

  • 903二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:54:12
  • 904122/02/09(水) 23:06:13

    ローレンツ「ラファエル君!気をつけたまえ!」

    ラファエル「うおっ!」

    ラファエルの付近に魔道が着弾したのだった。

    ラファエル「ローレンツくん!ありがとな!」

    ローレンツ「礼など不要だ。当然のことをしたまでだからな。…これは魔道士だな。僕がお相手しよう。」


    ローレンツ「はあっ!」

    兵長「ぐふっ…お前たちは…ロナート様を…討つというのか…?」

    ローレンツ「当然だ。民を巻き込むなど言語道断。どんな理由があったとしても、貴族は民を守る義務がある。…ロナート卿は最早、貴族失格なのだ。」

    兵長「…そう…か。」

    ローレンツ「霧が晴れていくようだな…。」


    ロナート「雷霆のカサンドラ!息子を裏切った貴様は許してはおけない!…わしが討ち取ってくれるわ!」

    カトリーヌ「ロナート卿、アンタはもう正義を見失っちまったようだね…。…ならば、せめてアタシの手で送ってやるよ!主の身許へね!」

    結果>>906

  • 905二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 23:10:26

    ロナートとカトリーヌの戦いをサポートするために邪魔する敵兵を倒すアゼルとベレス
    クロードの援護のお陰でカトリーヌがロナートに止めをさす

  • 906二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 23:10:29

    ロナートにアデルがダークスパイクを放った後、ベレスが連携攻撃で切り付けて〆

  • 907122/02/09(水) 23:24:49

    カトリーヌ「アンタはそうまでして、アタシに復讐したいのか?」
    ロナート「無論だ…!貴様が無実の息子を売らなければ、このようなことには…!」
    カトリーヌ「…クリストフは無実じゃなかったさ。」
    ロナート「黙れ!」
    カトリーヌとロナートが戦闘している。

    …カトリーヌさん!そこをどいてください!
    カトリーヌ「何!?アンタ何を…」
    アデルが闇魔法をロナートに放った。
    ロナート「ぐわああああ!!」
    そして…
    ベレス「…これで終わりよ。」
    ロナート「…おのれ…カサンドラ…。…ああ…クリストフ…父を…許せよ…。」
    ベレスが止めを差したことで、反乱は終わりを告げたのだった。
    リシテア「…やっぱりそうなんですね。」
    ヒルダ「んー?何がー?」
    リシテア「…いえ。」
    ———————————————————
    〜白雲の章 青海の節(7月)〜
    今節は女神再誕の儀が執り行われる予定だ。しかし、その際に大司教レアを暗殺するという計画が立てられているのだと、ロナート卿の所有していた密書に記されていたのだった。金鹿の学級は、これの警戒と防備に当たってほしいとのことだ。
    ———————————————————
    〜金鹿の学級・教室〜
    クロード「という訳で、レアさんを暗殺するという計画が立てられているそうだ。だが…ことはそう単純じゃない。」
    ベレス「狙いが別にある。」
    クロード「そういうこったよ。レア様に注意を向けさせることで、普段よりも警備が疎かになる場所があるはずだ。敵の狙いはそこだと俺は読んでいるね。俺たちでその場所を見つけちまおう。」
    ———————————————————
    …あれはローレンツ君か。
    ローレンツ「おや、アデル君こんにちは。散歩かな?」
    うん…まあね。それじゃ…
    ローレンツ「待ちたまえ。少し、僕と話をしようではないか。」

  • 908122/02/09(水) 23:31:03

    ローレンツ「君の家…カクセイフ家の話だよ。カクセイフ家は同盟での発言権がないに等しい。それは、既に没落寸前であるからだということなのだろうな。」

    …僕の家の話はどうでもいいよ。

    ローレンツ「そんなことはない。君も貴族なのだろう?…はっきり言って、君の家は腐敗しきっている。金を集め、自らの家の地位を上げる為にはどんな手段も厭わない。それでは、民がついてこないに決まっている。…カクセイフ家は民から奪うだけ奪って、何も与えていないのだからな。あのカクセイフ家の膿を出し切らなければ、同盟に必ずや害をもたらす。君もそう思うだろう?だから、僕と同盟の未来の話をだな…。」

    僕は貴族とは名ばかりだよ。誰にも必要とされていない。それに…未来の話なんて興味ないから。

    ローレンツ「…リシテア君も言っていたが、未来に興味がないとはどういうことなのだ。…君はこれからも同盟に力を貸してくれるのだろう?違うのかな?」

    アデルは>>910と答えた。

  • 909二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 23:32:44

    未来を考えられる人間だけ未来を考えていればいい

  • 910二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 23:35:02

    まあ、無理だね
    無責任なことはするべきではない

  • 911122/02/09(水) 23:53:24

    いや、無理だよ。僕は無責任なことをするつもりはない。手を出しておいて、やはり出来ませんでしたは許されないだろう?貴族なら、なおさらね…。

    ローレンツ「…ならば、貴族としての責務を放棄することこそ、無責任の極致ではないかな?貴族として生まれたからには、貴族として生きる必要がある。そうではないのか?君もそういった教育を…。」

    …僕は教育なんて受けていないし、貴族なんかに生まれたくはなかった。…それにこんな紋章も欲しくはなかった。…ローレンツ君、紅茶ありがとうね。

    アデルは立ち去った。

    ローレンツ「アデル…?いや、彼は紋章を宿していると言ったな…。だが、そんな話は聞いたことが…。…やはり、あのカクセイフ家は同盟の癌なのだな。」

    ———————————————————

    〜訓練場〜

    レオニー「おっ、アデルじゃないか。」

    レオニーさん、こんにちは。

    レオニー「あんたは、ジェラルト師匠や先生と一緒に傭兵団に所属していたことがあるんだよな?」

    …ほんの少しの間だけだよ。すぐにジェラルトさんと先生は別の所に行っちゃったし、僕は一人で暮らしていたんだ。でも、その住まいやお金はジェラルトさんが支援してくれていたんだ。…あれがなかったら、とうの昔に僕はこの世にいなかった。

    レオニー「あ…何かごめんな…。…あんたは貴族なんだよね?」

    …一応ね。

    レオニー「あんたの話を聞いていると、とてもそんな風には見えなかったから…。…それに、その様子じゃ、生まれてから今までずっと一人だったんだろ?」

    …そうだね。僕が生まれてから10年ちょっとくらいかな?…先生やジェラルトさんと共に行動していたほんの僅かな期間以外、後は誰も居なかったよ。

    レオニー「…辛くなかった?」

    アデルは>>913と答えた。

  • 912二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 23:55:55

    つらいと思ったことはない

  • 913二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 23:56:31

    少しだけ、でもすぐに慣れたよ

  • 914122/02/10(木) 00:06:52

    少しだけだよ。でも、すぐに慣れたから何も感じなくなったよ。

    レオニー「…嘘だよね?そんなの辛くない訳ないだろ…。だって、生まれてから今までずっと孤独だったんだろ!?わたしには耐えられないよ…。」

    …レオニーさんは優しいね。…でも、君が感情的にならなくていいんだよ。僕はもう慣れたから。

    レオニー「…あんたはもっとわたしや仲間と一緒に居てもいいんだからな?…ここでは、誰もあんたを咎めたりはしないからね。」

    …その気持ちだけで十分だよ。折角だから手合わせでもしよ?

    レオニー「うん…いいけど。」


    レオニー「あんた…強いな…。…これじゃ…師匠の弟子…失格だよ…。…アデル?あんた顔色が凄く悪いけど、平気か?」

    大丈夫だよ。寝れば直ぐに治るから…。それじゃ、またね。

    アデルは自室へと帰っていった。

    レオニー「…アデル。」

    ———————————————————

    アデルは自室へ帰る所で>>916に呼び止められた。

  • 915二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 00:16:04

    クロード

  • 916二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 00:20:07
  • 917二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 00:49:38

    このレスは削除されています

  • 918122/02/10(木) 00:50:52

    クロード「ん?…お前顔色悪いが、どうしたんだ?」
    クロード君…ちょっと手合わせをしててね。疲れちゃった…。
    クロード「そうか…呼び止めて悪かったな…。…俺に何故この士官学校に入ったか理由を話してくれる気にはなったかな?」
    …話してもいいけど。部屋まで…言ってからね…。
    クロード「分かった。」
    〜アデルの部屋〜
    クロード「それでどうしてなんだ?」
    …僕は妾の子だったんだ。…そこからは酷かったよ。毎日のように虐められ続けた。ある日、少女が僕を助けてくれた。凄いよね。僕と同い年くらいなのに…。その時に少女が助けてくれなかったら、そこで僕は殺されていた。…不要な存在だったから、死んでも誰も何も言わなかったと思うけどね…。あはは…。
    クロード「……。」
    それから、その子と約束したんだ。強くなって、必ず君を守るからと。変だよね?名前も知らない少女とそんな約束をするなんて。きっと、その子は覚えていないのに。…僕が士官学校に入学したのはその子の為に強くなること、願うならば再会すること。僕と同い年くらいだったから、もしかしたら既に再会しているかもしれないよね。…それが僕の人生の全てなんだよ。
    クロード「…お前は一途なんだな。」
    これが入学した理由だよ。

  • 919122/02/10(木) 01:05:06

    クロード「…その聞いて悪かったな…。」
    まあ、こんなつまらない話だからね。クロード君にわざわざ話すまでもないと思っていたんだ。
    クロード「…いや、話してくれてありがとな。体には気をつけろよ?」
    …ありがとう。
    ———————————————————
    〜???〜
    …………………。
    ???「ふむ…おぬしは何も言わぬのか。先の小娘も苦痛には耐えておったが、つまらぬな。…まあ、叫ぼうが喚こうが実験を止めるつもりはないがな。」
    ???「しかし、哀れなものよ。金で両親に売られてしまうとはな。恨むのなら、おぬしの両親を恨め。しかも、それが炎の紋章持ちと来た。天は我ら……に味方をしているようだ。」
    …っ………。
    ???「まあ、このまま死んでしまっても構わぬのだがな。そうなれば、おぬしの血は我らに捧げてもらおう。どちらにせよ、おぬしは我らが最高傑作を作り出す為の礎となるのだ。」
    ———————————————————
    ……はっ…はっ………。ううっ………。
    アデルは目が覚めてしまった。
    また…あの夢か…あれだけは本当に痛かったな…。…地獄のような苦しみだったよ…。…でも…あのまま…死んじゃっても別にいいかなと今では思っているかな。
    アデルはその夜は結局、眠ることが出来なかった。

  • 920122/02/10(木) 01:08:44

    〜金鹿の学級・教室〜

    ベレス「敵の狙いは…>>922だと思う。」

  • 921二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 07:06:24

    加速

  • 922二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 07:07:48

    聖墓

  • 923122/02/10(木) 07:48:24

    (fe無双風花雪月来ますね。嬉しい限りです。)

    ベレス「敵の狙いは聖墓だと思う。」

    クロード「そうそう…聖廟…。何だって?」

    ベレス「…?いやだから…聖墓。」

    ヒルダ「えー?お墓?そんな場所あったんだね…。」

    ローレンツ「墓か…。このガルグ=マクにそのような場所があったなど、初耳だ。」

    ラファエル「先生はどうやって知ったんだ?」

    ベレス「ん…?…レアとセテスが話しているのを聞いてもしかして、と思って。」

    クロード「あのなあ…盗み聞きは駄目だろ!…俺も呼んでくれれば良かったのに。」

    レオニー「あんたねえ…。」

    イグナーツ「何だかちょっと怖いですね…。」

    リシテア「それで、先生。どうするつもりですか?」

    ベレス「…忍び込む。」

    リシテア「…やっぱりそうなるんですね…。」

    マリアンヌ「…主よ…。私たちの愚行を許したまえ…。」

    クロード「なあ、これ俺の首も飛ばないか?」

    ベレス「多分大丈夫だよ。」

    ———————————————————

    〜聖墓〜

    ベレス「………。」

    クロード「しかし、静かな場所だな…。まあ、墓だから当然ではあるけどな…。」

    ……………………!

    リシテア「…転移魔法ですね。敵がお出ましのようですよ。」

    クロード「狙いが何なのかは分からないが、敵を倒しちまおう。」


    ???「我らの計画が漏れておったか。…全員殺してしまっても構わぬ。我らの目的は紋章石なのだからな。」

    ヒルダ「何か石のようなものを取っていってますよー!あれは取り返した方がいいかも。」

    次の展開>>925

  • 924二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 07:52:00

    ヒルダ、ラファエル、アデル、ベレスを前線に出し、リシテア、クロード、イグナーツ、レオニーは後方支援。紋章石を取り返しながら、敵将の元へ向かう。

  • 925二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 07:52:28
  • 926122/02/10(木) 08:05:37

    ヒルダ「また、あたしが前線なんですかー?まあ、頑張ってあげますけど…。」

    ラファエル「魔道士たちが多いから、オデはあんま得意じゃねえな…。」

    ベレス「クロードたちは援護をお願いね?」

    クロード「分かってるさ。さて、リシテア、レオニー、イグナーツ。お前らも援護頼むよ。」

    レオニー「分かった!」

    イグナーツ「ボクも頑張ります。」

    ……っ…!

    リシテア「…うわ!アデル…。どうしたんですか?凄く怖い顔していますよ…?…いえ…そうですか。」

    ……ううん…何でも…ないよ。

    ローレンツ「僕とマリアンヌさんは臨機応変に動かせてもらおう。」

    マリアンヌ「臨機応変…。…難しいです…。」


    ???「む…?あの白髪の男。…我らの元から逃げた実験体か。…特に奴は、この場で殺せ。死体を持ち帰るだけだからな。」


    クロード「…俺たちも狙われているのか?よっと!」

    魔道士「ぐはっ!」

    ベレス「こいつも石みたいな物を持っている…。」

    魔道士「…我らに…光あれ…」

    ………。

    結果>>928

  • 927二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 08:10:02

    加速

  • 928二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 08:10:52

    ベレスのカバーにアデルが入り、天帝の剣をつかみ、敵兵達を切り伏せる

  • 929二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 08:11:24

    何かに取り憑かれたかの様に敵を倒していくアデル
    一人で敵将を倒そうとした先走った所を生き残っていた魔道士がアデルに向かって魔法を放つ。それをリシテアが庇い、アデルは正気に戻る。
    (FE無双楽しみですね)

  • 930122/02/10(木) 08:20:03

    ベレス「アデル!君も手伝って!」

    …分かりました。

    ヒルダとラファエルが敵を引きつけ、ベレスとアデルが敵を倒していく流れを展開している。

    ベレス「…この剣は…?」

    ベレスが妙な剣を見つけた。

    魔道士「…貴様は…何故その剣を…!」

    ベレス「…?」


    クロード「あいつら…誰を狙ってんだ?」

    リシテア「…おそらくアデルの命を狙っています。」

    ローレンツ「それはどうしてかな?」

    リシテア「…………。」

    レオニー「あんたら、何か訳アリなのか?まあ、あまり追求はしないけどさ…。」


    ???「…貴様は殺して連れて帰ろう。…我らが大望の礎となるのだ…。」

    …あの時に殺してくれて良かったのに…。

    ベレス「アデル?」

    なんでもありませんよ。あとはあの敵将だけですね。


    結果>>932

  • 931二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 08:23:53

    ベレスが敵将を切りつけるが、魔法で天帝の剣を弾き飛ばされる。
    弾かれた天帝の剣をアデルが受け取り、何故か使えるのでアデルがそのまま敵将にトドメ

  • 932二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 08:24:04
  • 933二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 08:24:08

    このレスは削除されています

  • 934122/02/10(木) 08:40:32

    ベレス「覚悟して。」
    ベレスが敵将の男に斬りかかるが…
    ???「…愚直に突っ込んでくるとは…。」
    ベレスは魔法を受け…
    ベレス「…しまった。慣れてないからかな…。」
    先程の剣を手放してしまった。
    ベレス「せやっ!」
    ???「…ぐっ…。」
    そのまま別の剣に持ち替えて戦闘を続行した。

    …うわっ!剣がこっちに…
    アデルは咄嗟に手を出して…剣を掴んだ。
    ……?
    あれ…何故か使える気が…いやそんなことはどうでもいい。今はあいつを…
    ???「…何!?」
    アデルがそのまま敵将を斬り伏せたのだった。
    ベレス「…君もその剣を…。」
    クロード「おいおい…どうなってんだ?あの輝きは…紋章の適合反応じゃないのか?」
    …………………。
    カトリーヌ「レア様から頼まれて、アンタらの助太刀に来た…あれ、終わってんのか。」
    ———————————————————
    〜謁見の間〜
    レア「あなたたちの聖墓侵入は本来なら重罪なのですよ?」
    クロード「いや…すみませんね。…何とか命だけは…。」
    セテス「…君たちがいなければ、あの聖墓の紋章石とその剣は盗られていたのだからな。今回は不問としよう。」
    レア「ええ、ですからあまり気にしないように。…ベレス、あなたがその剣を使いなさい。あなたなら、正しく使ってくれることでしょう。」
    セテス「大司教!この者に預けていいものでは…。」
    レア「いいえ、問題ありません。この者が道を誤ることはないと…私はそう信じております。」

  • 935122/02/10(木) 08:47:54

    ベレスたちは退室しようとしたが…

    レア「アデル。あなたはここに残りなさい。」

    …分かりました。


    レア「…何故あなたもあの剣を振るうことが出来たのです?あの剣は選ばれし者にしか扱えぬもの。…あなたは何を隠しているのです?」

    セテス「…君の紋章は、君が入学した時に調べないでくれと頼まれているからな。…そのことについて追求するつもりは、毛頭ないが…。」

    レア「…一つだけ答えてください。…あなたはこの聖教会に仇名すつもりはありませんよね?…聖教会に楯突けば、どのような末路を迎えるかは既に理解していると思いますが。」

    アデルは>>937と答えた。

  • 936二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 09:09:34

    動機がないし無謀に過ぎるので無いですよ

  • 937二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 09:12:47
  • 938122/02/10(木) 09:25:03

    そんなことする動機もありませんし、そもそもレア様やセテスさんに楯突くのは無謀ですよね?

    レア「…………………。」

    レア「…ならば、良いでしょう。…ですが、我らに刃を向けた時あなたの魂は決して救われることはありません。それだけは肝に銘じておいてください。」

    …分かりました。…それでは失礼します。

    アデルは退室したのだった。

    セテス「…レア、あの者はやはり炎の紋章を宿しているのだな。」

    レア「ええ、あの解放王の剣を扱えるとなった以上、それは事実でしょう。…彼の家は紋章を持つ者を輩出していましたか?」

    セテス「…いや、カクセイフ家は代々紋章を継ぐ家ではないはずだ。…何故彼だけが、あの紋章を…。」

    ———————————————————

    あれは、ヒルダさん?

    ヒルダ「書庫に本を運んで欲しいって修道士の人に頼まれちゃったよ…。…何で、よりによってあたしに頼むのよー!」

    ヒルダが本を持って書庫へと向かうようだ。

    ヒルダ「…わわ、倒れちゃう…。きゃー!」

    ヒルダ「あれ…倒れていない?」

    …大丈夫?

    ヒルダ「アデルくんが助けてくれたのー?ありがとー!ついでにお願いしたいけど、いいかな?」

    …まあ、いいよ。その本を運んでってことでしょ?

    ヒルダ「当たりー!…でも、流石に全部持っていけっていうのは、あたしの良心が痛むから、半分だけお願い!」

    分かった。

    ヒルダ「あたし、学生生活ってもっと楽しいものだと思ってたんだけどね…。何か、戦ってばかりじゃない!?アデルくんもそう思うでしょ?」

    士官学校だからね。仕方ないと思うよ。

    ヒルダ「そうだけどさー。うーん…アデルくんって何か趣味とかあるのかな?あたしは装飾品作りとか好きなんだけどねー。」

    アデルは>>940と答えた。

  • 939二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 09:27:19

    散歩

  • 940二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 09:47:00

    散歩と園芸

  • 941122/02/10(木) 09:59:19

    散歩と園芸かな…。自然が好きなんだよ。
    ヒルダ「そうなんだねー。あ、温室の花が前より多くなってた気がするんだけど、もしかしてアデルくんが植えたのかな?」
    うん、あの温室なら土や気温などの条件もいいしね。温室だから、当然だけど…。
    ヒルダ「ふふ…そうなんだ。…アデルくんはさあ、何か辛いことないかな?」
    …みんなに聞かれるけど、僕はどんな顔してるんだろ?
    ヒルダ「アデルくんね、普段凄く悲しい顔してるよ…?笑っている時も、本心から笑っているように見えない…みたいな?」
    何それ…。そんなことないと思うよ。
    ヒルダ「それなら、いいんだけどねー。あ、そこに置いておいてね?」
    よいしょっと。
    ヒルダ「手伝ってくれてありがとー!もしかしたら、また頼むかもしれないけど、その時はよろしくね?」
    …あはは。また、頼まれるんだ…。
    ヒルダ「それとね、アデルくん。戦いの時はあんまり無理しないでね。今日、手伝ってくれたんだし、次の戦いはこのヒルダちゃんに任せてもいいよ?」
    ありがとう。
    ———————————————————
    …うぅ……。
    夜が苦手だ…。どうしても、死者の声や幽霊の類がいると考えてしまう。…あの日、牢屋で鎖に繋がれていた時にたくさんの人が死ぬ所をみたから…生き残った僕を恨むような声まで聞こえてくる…。
    「…貴方は夜が怖いのね…。無理もないわ…。」
    …エーデルガルトさん。

  • 942122/02/10(木) 10:02:23

    エーデルガルト「…貴方は、悍ましい実験を施された。…耐え難い苦痛が襲い、いつ終わるともしれない恐怖を味わった。…自分一人だけ生き残って、周りの人は皆、正気を失うかあるいは死体と化していた。」

    ……。

    エーデルガルト「貴方に問いただすわ。…紋章を二つ持っているわね?」

    エーデルガルトに紋章のことを話す?>>944

  • 943二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 10:04:05

    それを知っている理由を話してもらえたら話す

  • 944二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 10:17:42
  • 945122/02/10(木) 10:28:29

    エーデルガルトさん。

    エーデルガルト「どうしたの?」

    何故僕が紋章を二つ持っていると…そう思ったのか…。その理由をあなたが話してくれるなら話します。

    エーデルガルト「…これを見て頂戴。…くれぐれも他言無用ね。」

    エーデルガルトは自身の紋章を見せた。そこには…

    セイロスの紋章と…

    エーデルガルト「貴方が持っている炎の紋章よ。」

    …!?

    エーデルガルト「やはり、貴方は炎の紋章を持っていたのね。…そうよ、私も紋章をこの身に二つ宿している。これで、十分ではないかしら?」

    …分かりました。…僕は…

    エーデルガルト「…炎の紋章と…それは…。」

    獣の紋章…いえ、正確にはモーリスの紋章。エーデルガルトさんなら知っていますよね?

    エーデルガルト「…ええ、知っているわ。フォドラの歴史から存在を抹消された紋章。その紋章を宿す者は、獣と化し多くの人々を殺戮すると。そう言われているわね。……。」

    僕は紋章を二つ宿していて、片方は呪われた紋章…。僕はこの世界に居てはならない存在ではないんですかね。…それならそれで構わないけど…。

    エーデルガルト「…そんなこと…。!?」

    エーデルガルト「…待って。誰かいるのね?…姿を見せなさい。」

    誰だった?>>947

  • 946二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 10:30:22

    加速

  • 947二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 10:30:55

    マリアンヌ

  • 948122/02/10(木) 10:38:13

    〜白雲の章 翠雨の節(8月)〜
    マリアンヌ「あ…。」
    エーデルガルト「貴方は…マリアンヌね。…今の話はどこまで聞いていたの?」
    マリアンヌ「…アデルさんのお話だけです。す、すみません…聞くつもりはなかったのですが…。」
    …マリアンヌさん、そういうことだよ。
    マリアンヌ「ごめんなさい…。あなたの事情も知らずに私は…。あなたを突き放してしまった…。…私よりも深刻な事情を抱えているのに…。」
    エーデルガルト「マリアンヌも、何か事情があるようね…。…私は席を外した方がいいかしら?」
    そうしてくれると、有難いですね。
    エーデルガルト「分かったわ。アデル、早く床に着きなさいね。…私はこの力で、世界を…」
    エーデルガルトが最後にそうこぼして立ち去った。マリアンヌには聞こえていなかったようだった。

  • 949122/02/10(木) 10:53:59

    マリアンヌさん、君が誰かを不幸にするだとか、そんなこと気にする必要はないんだよ?…もし、モーリスの紋章を持っているだけで、周りの人を不幸にするというのなら、先生やクロード君たちはとっくにみんな死んじゃっているからね?…まあ、僕の周りにはそれまで人が居なかったから実証しようがないのも事実なんだけど…あはは…。
    マリアンヌ「…やっぱり、あなたは私がモーリスの紋章を持っていることを知っていたんですね。…いえ、それ以前にあなたもモーリスの紋章を持っていた…。…とにかくごめんなさい!」
    …だから、マリアンヌさん?みんなともっと仲良くしよ?
    マリアンヌ「が、頑張ります。…あなたはそんなに前向きになれるのはどうしてですか?」
    前向き…?…僕ほど、後ろ向きな奴もいないでしょ。…君の人生はこれから長いんだから、悔いのないようにね。
    アデルはそういって自室に戻っていった。
    マリアンヌ「…私よりも年下のはずなのに、どうして…全てを悟ったような顔をしているのですか…。アデルさん…。」
    ———————————————————
    〜コナン塔・近郊〜
    ベレス「今節はここを根城にしている盗賊団を討伐することだったね。」
    クロード「英雄の遺産の『破裂の槍』を盗んじまうとはとんでもない盗賊もいたもんだよなあ…。」
    ギルベルト「『破裂の槍』を盗んだのは、ゴーティエ家を廃嫡されたマイクラン。…ゴーティエ伯とフラルダリウス公両名からの討伐依頼だ。」
    クロード「ギルベルトさん。あなたは王国の騎士だったりしますか?…その辺りの事情にやけに詳しそうですが…。」
    ギルベルト「…今更語る口はもたない。」
    ベレス「そろそろ、雨足が強くなってきたね。コナン塔に入ろうか。」
    ギルベルト「分かりました。」

  • 950122/02/10(木) 10:55:26

    〜コナン塔〜

    クロード「さて、ここがコナン塔だな。」

    ギルベルト「先生、マイクランたちは何かを企んでいるように見えます。…十分注意しながら進軍しましょう。」

    次の展開>>952

  • 951二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 11:02:14

    ギルベルトに後ろを任せ、いつも通りに進軍

  • 952二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 11:11:44
  • 953122/02/10(木) 11:57:10

    盗賊「お頭が危ねえ!急げ!」

    ベレス「…!」

    クロード「おっと、敵さんのお出ましだな。」

    ギルベルト「ここは私にお任せください。先生たちはマイクランの元へ。」

    ギルベルトが背後から現れた増援の相手をするために離れていった。

    クロード「いつも通りに行こうか?」

    ヒルダ「もう慣れちゃったよ…。」

    ラファエル「オデの鍛え上げた筋肉を見せつけてやるぞお!」


    賊たちを倒していき、マイクランたちの元へと辿り着いた。

    マイクラン「てめえらも俺から槍を奪おうってのか!?…ぶっ殺してやる!」

    …紋章が欲しい人もいれば、紋章なんか欲しくない人もいる。この世の中は不条理だよね。本当に…。」

    リシテア「…そうですね。」

    マリアンヌ「……。」

    クロード「…この不条理な世の中は、女神様が望んだものなのかねえ…。」

    ベレス「来るよ!」

    次の展開>>955

  • 954二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:01:08

    加速

  • 955二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:02:57

    マリアンヌの援護もありアデルとベレスがマイクランに致命の一撃を与えた後、原作通り魔獣化
    そこで、ソティスがベレスに魔獣について説明している事と、一言一句同じことをアデルが突然ヒルシュクラッセの生徒へ語りだす(雰囲気がソティスになっている)

  • 956122/02/10(木) 12:14:21

    マリアンヌ「…これで…!」

    マリアンヌがマイクランに魔法を放った。

    マイクラン「ぐおっ…!」

    そして…

    ベレス「アデル!」

    分かりました。

    ベレスとアデルの攻撃がマイクランに命中した。


    マイクラン「…ガキどもの癖に…やるじゃあないか。」

    そう呟いたマイクランの槍から突然黒いものが噴き出したのだった。

    マイクラン「う、うわあああ…!な、何だこれは…!」

    それがマイクランを包み込み…

    黒き獣「グオオオオオッッ!!」

    クロード「おいおい…何なんだあれは!遺産から何かが出たかと思ったら、マイクランが獣のような姿に…!」

    ベレス「…あれは。…!?」

    ベレスが突然動きを止めたかと思いきや…


    あの獣は見覚えがあるな…。おぬし、あの獣は障壁のようなものを張っている。まずはあれから、破壊するといい。…だが、奴は強力な攻撃を仕掛けてくることがあるからな。それには注意するのじゃ。おぬしが小童どもを守り導いてやるのじゃ。

    クロード「…は?…お前…何言ってるんだ?」

    ベレス「…アデル?…何故ソティスと同じことを…いや彼もあの紋章を…。」

    ヒルダ「ちょ、ちょっと…アデルくんが…どうかしちゃったよー!」

    マリアンヌ「主よ…。どうか、アデルさんを正気に戻し給え…。」

    イグナーツ「アデルくんの雰囲気も変わってしまいました。まるで、女神様のような…。」

    レオニー「は?女神って女の人でしょ?そんなはずは…。」

    ローレンツ「よく分からないが、その通りに戦おう!…彼の言うことは信頼に値する。」

    リシテア「奇遇ですね。…わたしもです。」

    ラファエル「なあ、アデルくん。あの獣は何なんだ?」

    あやつか?あやつは…いややめておこう。…わしも共に戦うぞ。

    結果>>958

  • 957二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:16:16

    加速

  • 958二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:17:33

    クロードとヒルダが協力して障壁を壊し、ベレスとアデルがトドメを刺す。
    魔獣を倒すとアデルは元の口調に戻り、魔獣を倒したことを忘れている。

  • 959122/02/10(木) 12:26:31

    クロード「それじゃ、あの防壁?みたいなもんを壊すか。…なあ、アデル。いや、あんたアデルじゃないだろ。何者だ?」
    ………。
    クロード「だんまりを決め込むか。…まあ、いいさ。」

    ヒルダ「うわー!硬いよー!」
    クロード「よし…もう少しだ…!いける!」
    ヒルダとクロードの攻撃により…
    黒き獣「ギャアアアアア!!」
    障壁が破壊されたのだった。
    そして…
    ベレス「…行くよ、アデル。」
    うむ。
    ベレスとアデルの攻撃によって…
    黒き獣「グオ…オ…オ…。」

    黒き獣の中から、マイクランの遺体と槍が出てきたのだった。
    ベレス「これを回収して、レアに届けよう。…アデル?いや、ソティス。」
    なんじゃ?
    ベレス「アデルの人格は?」
    …そろそろ戻らねば、不味いな。…おぬし、このことはレアには絶対に話すな。
    ベレス「分かった。」
    …う…ん?…僕は何を…?
    ベレス「もう、終わったよ。帰ろうか?」
    そこにクロードたちがやってきた。
    クロード「…アデルなのか?」
    他に誰に見えるの…?
    ヒルダ「その言い振りなら、いつものアデルくんだねー。良かった!」
    ???
    ローレンツ「何も覚えていないのか?…奇妙だな…。」

  • 960122/02/10(木) 12:30:59

    〜白雲の章 角弓の節(9月)〜

    マイクランたちは金鹿の学級によって、討伐され、『破裂の槍』はゴーティエ家に返還されることとなった。しかし、フレンが行方不明となってしまったのだった。フレンは一人で家出をするような子ではないとのことから、誘拐されたという線が濃厚だとのことだ。今節は、フレン捜索が大修道院総出で行われる。

    ———————————————————

    フレンさんの捜索…。まずは、最後にフレンさんと話していた>>962に話を聞きに行こうかな。

  • 961二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:32:36

    ここでもリシテア

  • 962二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:32:53

    アネット

  • 963122/02/10(木) 12:36:04

    確かアネットさんだったな。


    アネット「フレンと何のお話をしてたかだって?」

    うん。

    アネット「えーと…>>965のことかな。」

  • 964二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:36:56

    歌のこと

  • 965二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:40:36

    最近なんだか妙な視線を感じる

  • 966122/02/10(木) 12:47:53

    アネット「えーと…フレンがあたしに相談してきたんだよね。最近妙な視線を感じるって。」

    その人…セテスさんじゃないのかな…?

    アネット「あはは…アデルもそう思う?うん、あたしもそうかなって思ってたんだけど…。フレンを探すんだよね?あたしも一緒行くよ。」

    ありがとう。

    クロード「よ!お前らもフレンの捜索か?」

    アネット「げ…クロード…。」

    クロード「アネット、あのもぞもぞ、もーぞもぞー…は結局何なんだ?死霊の類でも召喚する歌なんだよな?」

    アネットさん…それは?

    アネット「…クロードのバカ!」

    クロード「ええ!?違ったのか?じゃあ…。」

    アネット「もう忘れてって言ってるでしょ!…アデルも忘れてくれるかな?」

    …わ、分かった。

    クロード「ああ…まあ、その話は取り敢えず置いておくとしてだな。俺はその妙な視線?の正体は>>968じゃないかと思うんだ。」

  • 967二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:50:44

    フレン失踪の原因

  • 968二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:51:26
  • 969122/02/10(木) 12:58:33

    クロード「ああ…まあ、その話は取り敢えず置いておくとしてだな。俺はその妙な視線?がフレン失踪の原因なんじゃないかと思うんだ。」

    ということはセテスさんが犯人?

    クロード「いや、そうはならんだろ…。お前意外と抜けてるんだな…。」

    何かごめん。

    アネット「じゃあ、誰が犯人なのかなあ?」

    クロード「そいつを俺たちで見つけちまおうってことだ。そうだ、アネット。フレンはお前と話した後に何処に行ったか知ってるか?」

    アネット「確か…>>971に行くって言ってたと思う。」

  • 970二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:05:32

    聖墓

  • 971二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:15:54

    ベルナデッタはところ

  • 972122/02/10(木) 14:20:04

    アネット「確かベルナデッタのところに行くって言ってたような…。」

    クロード「ベルナデッタの所に?一体何で…?」

    …取り敢えずベルナデッタさんの所に行こうか?


    ベルナデッタ「…な、何でベルを疑うんですかあああ!?というか引きこもりのあたしがそんなことするわけないじゃないですか!?度胸ないですよお!!」

    ベルナデッタさん。

    ベルナデッタ「あ、アデルさんこんにちは。…ってえ!アデルさんもあたしのこと疑ってるんですか!?」

    クロード「お前?ベルナデッタと普通に話せるのか?」

    うん、まあね。ベルナデッタさんはよく温室に訪れていたから、その時に…。

    僕たちは君が拐ったとは思ってないよ。その後、何処に行ったか知ってるかな?

    ベルナデッタ「ええ…うーん…。フレンさん、用があるからって言ってすぐにいなくなっちゃいましたから…。」

    そうなんだ…。ありがとう。

    ベルナデッタ「い、いえ別に…。あ、そういえば皆さんはフレンさんの部屋って知ってますか?」

    …何処だろ?

    アネット「そういえば、何処なんだろ?…それも気になるよね…。」

    クロード「確かに…まあそれは追々ってことでだな。」

    四人で話をしていると、>>974が声を掛けてきた。

  • 973二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 14:22:51

    加速

  • 974二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 14:24:57

    ベレスとジェラルト

  • 975122/02/10(木) 14:34:04

    ベレス「ここに居たんだ。」

    ジェラルト「フレンの居場所は掴めたか?」

    あ、先生とジェラルトさん。こんにちは。

    クロード「これはお二人ともどうしたんですか?」

    ジェラルト「フレン誘拐の犯人の検討がついたのかもしれん。だから、お前たちの耳にも入れておいて欲しいと思ってな。」

    ベレス「フレン誘拐の犯人は>>977じゃないのかなって思うんだ。」

  • 976二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 14:39:20

    イエリッツァ

  • 977二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 14:48:03
  • 978122/02/10(木) 15:03:07

    ベレス「フレン誘拐の犯人はイエリッツァじゃないのかなって思うんだ。」

    イエリッツァ先生?

    クロード「あの先生ねえ…。確かに仮面つけていたし、ただならぬ雰囲気を纏わせていたよな。」

    ジェラルト「そのイエリッツァのことをマヌエラが探していたって報告が上がっているんだ。…奴の仮面を持ってな。」

    アネット「そうなんですか?…なら、イエリッツァ先生が怪しいのかな…。でも、そのイエリッツァ先生はメーチェが気にしていたから、そんなに悪い人だと思えないんですよね…。」

    ベレス「それで、イエリッツァの部屋にマヌエラが入っていったという報告が上がっているんだよね。自分たちとここの四人で行こうか?」

    行きましょうか。

    クロード「俺とアネットとアデルと…ん?四人?」

    ベルナデッタ「…ひっ!?な、何か嫌な予感が…。」

    ベレス「…行くよね?いえ、問答無用よ。」

    ベルナデッタ「そ、そんなあー!!ひぎいいい…。」

    ベルナデッタさん、そのごめんね…。

    ———————————————————

    〜イエリッツァの部屋〜

    クロード「イエリッツァ先生、居るんですか…。」

    そこにはマヌエラが倒れていたのだった。

    アネット「マヌエラ先生!?怪我していますよ!早く医務室に連れて行ってあげないと…。」

    ベルナデッタ「あわわわ、マヌエラ先生が…怪我して…」

    マヌエラ先生が指し示している方向に…穴みたいなのがありますね。

    ジェラルト「…どうするんだ?いや、とにかくマヌエラを医務室に連れて行くぞ。」

    そうこう話していると、ハンネマンが>>980と共に現れた。

  • 979二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 15:04:38

    加速

  • 980二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 15:14:07

    フェルディナンド

  • 981122/02/10(木) 16:03:15

    ハンネマン「な…マヌエラ君!これはどういうことなのだね!?」
    フェルディナント「マヌエラ先生が何故…!?」
    ジェラルト「俺たちにも分かんねえんだ。ただ、あの穴の先に犯人がいるような気がする。…ベレス、俺はハンネマンと一緒にマヌエラを医務室に連れていく。あとはお前やそこの坊主に任せるぞ。」
    ハンネマン「ジェラルト君、早くマヌエラ君を連れて行こう。」
    ジェラルト「ああ。」
    ハンネマンとジェラルトがマヌエラを連れてイエリッツァの部屋を出て行った。
    フェルディナント「ベルナデッタ?君がここに居るとは思わなかったぞ。」
    ベルナデッタ「…先生に連れられて来ちゃいましたよお!…うう…帰りたいですけど、フレンさんのことも心配ですし、ここまで来たらあたしも付き合ってやりますから!」
    フェルディナント「そうか、頼もしいな。」
    フェルディナント君はどうしてここに?
    フェルディナント「君に力を貸してあげて欲しいとエーデルガルトに頼まれたのだよ。エーデルガルトはいつも君とリシテアのことを気にかけているんだ。もちろん、私には詳しく話してはくれないのだがね。」
    リシテアさん…?
    いや…彼女の髪色は…元々…。
    フェルディナント「ん?どうしたのだね?」
    いや…うん、ありがとね…。
    フェルディナント「構わないさ。」
    ベレス「そろそろ、行くよ?」
    クロード「フェルディナント、ベルナデッタ、アネット。お前らも力を貸してくれよな?」
    ———————————————————
    〜地下通路〜
    クロード「おっと…誰かが倒れているな。あれは、フレンと…誰だ?」
    フェルディナント「分からないが、生徒には違いないな。…前から誰かが来るぞ!」
    ???「何だ…貴様らは…。」
    ベレス「…誰?」
    ???「…雑魚には用は…む?」
    ???「…貴様のその剣…。…逸楽見つけたり…!」
    ベレス「何を言って…。」
    ???「死ぬは、俺か貴様か…。地獄の舞踏を愉しもう…。…行く!」

  • 982122/02/10(木) 16:05:29

    クロード「あの騎士が二人を奥の部屋まで連れて行っちまったな。だが、あの騎士…相当手強いと見た。…先生の力でも苦戦を強いられそうだな。あいつには手を出さず、ほかの奴らを片付けちまうのもありだ。」

    アネット「あそこの床…何か変わった模様しているよね。踏むと、何か起きるかも?」

    次の展開>>984

  • 983二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:06:25

    加速

  • 984二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:09:52

    クロード、アネット、フェルディナンドが雑魚を
    ベレス、アデル、ベルナデッタが死神騎士の相手をする

  • 985122/02/10(木) 16:21:08

    クロード「アネット、フェルディナント。お前らは俺と来てくれないか?」

    アネット「分かったよ!」

    フェルディナント「ふっ…君にも私の力を見せてやろう!このフェルディナント=フォン=エーギルの力をな!」

    クロード「いや…お前の力は最初の学級対抗戦で見たことあるが…。まあ、頼りにはしてるぞ。」

    クロードたちは他の敵兵を相手にするようだ。

    フェルディナント「しかし、この敵兵たちは、一体…?」

    アネット「分からないけど、危なっ!」

    クロード「よっと!」

    ???兵「ぐわっ!」


    ベレス「アデル、ベルナデッタ。君たちは一緒に来てくれないかな?」

    分かりました。ベルナデッタさんもそれでいい?

    ベルナデッタ「いいですけど…あの黒い鎧付けた人凄く怖いですよお!」

    ベレス「君はあいつにはなるべく近づかずに援護してくれると嬉しい。」

    死神騎士「…来たか。…その剣で俺を殺してみろ…!」

    あの騎士…かなり手強いね。

    ベルナデッタ「やっぱり、そうなんですかあ!?…怖いですよお…。」


    ベレスが死神騎士と交戦を始めてしばらく経ってから…>>987(金鹿生徒でお願いします。三人までならまとめてでもOK)が加勢しに来てくれたようだ。

  • 986二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:27:29

    ヒルダ、ローレンツ

  • 987二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 17:14:04

    マリアンヌ、ヒルダ

  • 988122/02/10(木) 17:21:38

    ヒルダ「クロードくん!あたしたちも助けに来たよー!」

    マリアンヌ「私も戦います!」

    クロード「お前ら!どうしてここに…まあいい、その話は後だ!手を貸してくれ!」

    フェルディナント「ヒルダ!マリアンヌ!私たちの方に加勢してくれ!」

    アネット「お願いね!」


    死神騎士「…貴様…良い剣技だ…。俺を殺すには相応しい…。」

    ベレス「…く…お前は死にたいのか?」

    死神騎士「…命のやり取りこそ我が至福の時…。…その他に興味はない…。」

    結果>>990

  • 989二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 17:37:27

    加速

  • 990二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 17:46:58

    アデルがダークスパイク、ベルナデッタが弓で死神騎士を攻撃し、ベレスが破天を使う。
    死神騎士の反撃でベレスが天帝の剣を弾かれるとアデルが拾い、破天で死神騎士を撤退させる

  • 991122/02/10(木) 17:57:00

    死神騎士「…むっ…!」
    ベルナデッタ「ひっ…!」
    ベルナデッタさん!
    アデルが死神騎士に魔法を放った。
    死神騎士「…小癪な…。」
    ベルナデッタ「あ、ありがとうございます。うひゃい!!」
    死神騎士の鎌が二人の頭上を通り抜けていった。
    死神騎士「…鬱陶しい…。…貴様らには用はない…。」
    死神騎士が二人に止めを刺そうとしたその時…
    ベレス「せいやあっ!!」
    ベレスが「破天」を放ち、死神騎士に大きな一撃を与えた。そう見えたが…
    死神騎士「…ほう…面白い…!…もっと俺を愉しませろ…!」
    ベレス「効いていないのか…。くっ!」
    死神騎士がベレスの天帝の剣を弾き飛ばしてしまった。
    死神騎士「…終わりだ…。」

    ベルナデッタさん、あいつを引きつけてくれる?
    ベルナデッタ「いいですけど…だ、大丈夫ですか?」
    …うん、お願い。大丈夫だから…。
    アデルが天帝の剣の方へと向かっていった。

    死神騎士「……。」
    ベルナデッタ「あ、あたしがあ、相手に…ひいいっ!!」
    ベレス「ベルナデッタ!逃げて!」
    死神騎士がベルナデッタに再び矛先を変えて、向かおうとしたその時…
    …はあああっっ!!
    死神騎士「…貴様もその剣を…!…ぐっ…!」
    死神騎士がアデルの「破天」で怯んだのだった。

  • 992122/02/10(木) 18:08:02

    死神騎士「もっとだ…もっと、俺を愉しませろ…!」
    ???「そこまでだ。興が過ぎるぞ死神。我らの目的、忘れたとは言わせんぞ…。」
    死神騎士「承知…。」
    ベレス「また、敵か?」
    炎帝「我が名は炎帝。世界をあるべき姿に還すものよ。我らの目的は既に達成された。…さらばだ。」
    …待て!
    炎帝「…貴様は、戦場に立つべきではない。…散れ。」
    炎帝はアデルにそう言い残し、死神騎士を連れて消えてしまった。
    ベルナデッタ「な、なんだかよくわからない人だらけで、ベルの頭は混乱して来ちゃいました…。…フレンさんは!?」
    クロード「先生たち!終わったみたいだな…。俺らの方も何とか片付いたぜ?」
    フェルディナント「ふっ…私に不可能はないのだよ。ヒルダ、君もやれば出来るではないか。」
    ヒルダ「あはは…ついいつもより力を入れちゃった。フェルディナントくん、あまりあたしのこと頼らないでよね。」
    アネット「マリアンヌって何か変わったよね。以前よりも、明るくなった気がするんだ。」
    マリアンヌ「そうでしょうか…?」
    ベレス「よし、フレンたちを連れて帰ろうか。」
    こうして、フレン誘拐事件は解決されたのだった。
    ———————————————————
    〜謁見の間〜
    レア「それは本当なのですか?」
    セテス「…あの者も天帝の剣を使いこなしていたと、フレンから聞いたのだ。」
    レア「…やはり、解放王の血を引いているのでしょうか…。…あの者の動向は注意しておきなさい。いつ、邪に染まるとも知れませんから。」
    セテス「…しかし、彼はベレスたちとフレンを救出してくれたのだ。君の考えすぎではないのか?それに、フレンの恩人を疑うようなことはしたくないんだ。」
    レア「いいえ…この世界に二人も天帝の剣を使いこなす者がいるなど、あってはならないこと。…良いですね?」

  • 993122/02/10(木) 18:17:05

    〜白雲の章 飛竜の節(10月)〜

    フレン誘拐事件はベレスたちの活躍によって解決されたのだった。物々しい前節とは打って変わって、今節はグロンダーズ鷲獅子戦が開催される。三学級ともその準備に奔走しているのだった。

    ———————————————————

    〜金鹿の学級・教室〜

    クロード「というわけで、今節はグロンダーズ鷲獅子戦が行われるわけだ。…準備をしておいてくれよ?やるからには、勝ちたいからな。」

    ヒルダ「なーんか、戦い続きで疲れちゃったよー。あたしはみんなを応援する係がいいなー。」

    クロード「グロンダーズ平原の高台を奪取して、そこで応援する分には構わないぜ?」

    ヒルダ「何それー!嫌だよ!」

    ローレンツ「そうだぞ、クロード。ヒルダさんに何てことを言うのだ!彼女は戦うのが嫌いなのにも、関わらず僕たちに力を貸してくれているのだぞ!」

    クロード「ローレンツ、お前ヒルダに騙されてるぞ…。」

    三人で会話していると…

    ベレス「楽しそうだね。今節の鷲獅子戦の話?」

    クロード「ああ。ちょうどいい所に来たよ、先生。俺たちと一緒に策でも考えようぜ?」

    ベレス「悪巧み?」

    ローレンツ「ああ、間違いない。こいつの考えることなどとんでもない愚策だろうな。」

    クロード「では、ローレンツ殿!貴殿の考えた素晴らしい策を私に披露してください!さあ!」

    ローレンツ「受けて立つぞ!」

    ———————————————————

    あれはイグナーツ君とラファエル君かな?

    何の話をしているんだろう…?>>995

  • 994二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:17:41

    加速

  • 995二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:21:31

    アネット、ベルナデッタ、フェルディナンドが鷲獅子戦後クラス替えしてやってくるので歓迎会をする話

  • 996122/02/10(木) 18:43:25

    ラファエル「うーん…でもよお。どうすればいいんだ?イグナーツは何か良い案ねえのか?」

    イグナーツ「こういった催しの企画はラファエルくんの方が得意な気がするんですよね…。ほら、ボクたちがマーヤちゃんと遊んでいた時もラファエルくんがいっつも主導してくれていましたし。」

    ラファエル「オデは取り敢えず食い物用意して、みんなで食べようってことしか分からねえぞ?それにお前とは付き合いが長かったから、お前やマーヤの気持ちが分かっていただけだ。オデはあんまし、人の好きなものとか分かんねえからよ…。」

    どうしたの?

    ラファエル「お!アデルくんじゃねえか。ちょっと聞いてくれよお!」

    イグナーツ「ボクたちの学級に移籍してくるという三人の話は聞きましたか?」

    いや…聞いていないよ。

    ラファエル「そういえばお前は、体調が悪いからってすぐ自室に戻っちまったんだっけ。フェルディナントくんとベルナデッタさんとアネットさんがよお、オデたちの学級に移りてえって話が挙がってるんだ。鷲獅子戦はあいつらの今の学級で参加するらしいから、まだ先の話なんだけどな。」

    イグナーツ「それで、クロードくんは折角だから歓迎会をしよう!って張り切っちゃってて…。クロードくんは宴とかそういった催しが大好きなんですよ。…それで、今ラファエルくんとそのことについて考えていて…。」

    ラファエル「オデたちじゃ良い案が思い浮かばなくて、困ってた所なんだ。…もしよければ、アデルくんも一緒に考えてくれねえか?」

    いいよ。

    イグナーツ「ありがとうございます!」

    ラファエル「お前、良いやつだなあ。」

    僕が?…そんなことないよ。

    イグナーツ「…アデルくん?」

    ラファエル「お前は良いやつだろ?いっつもみんなを守ってくれるし、みんなの頼みにも嫌な顔一つせずに聞いてくれてる。学級のみんなはお前に感謝してるんだぞ。」

    ありがとう。…でも、僕は…。………ううん、何でもないよ。一緒に案を考えよっか?

    イグナーツ「はい、頑張りましょうね!」

    三人で考えた案とは…?>>998

  • 997二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:43:56

    加速

  • 998二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:50:40

    アデルがなんとなく覚えていたナバテアの歌を演奏する

  • 999122/02/10(木) 18:56:48

    ラファエル「お前…演奏まで出来んのか!?」
    イグナーツ「凄いですね…。」
    うん…何となくこの歌は歓迎するのには良いんじゃないのかなと思って。でも、この歌以外は知らないんだ…。
    ラファエル「よし、それで決まりだな!今日はありがとな。」
    イグナーツ「本当にありがとうございました。鷲獅子戦は頑張りましょうね!」
    頑張ろうね。それじゃ。

  • 1000122/02/10(木) 18:59:03

    その夜…
    夜か…嫌だなあ…。…怖いなあ。でも、取り敢えず本を探そう…。あの魔道士たちに関する本を…。
    そうして、書庫で本を探していると…
    あれは…リシテアさん?

    〜続く〜

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