エアグルーヴ「……会長、もう少しちゃんとした食事を摂られては?」【SS】

  • 1二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 20:53:20

    苦笑する会長の手にはカップ麺が鎮座していた。
    「すまない、無性に食べたくなってしまってな。もう一つあるんだが一緒にどうかな?」
    差し出されたカップ麺をしぶしぶ受け取る。
    お湯を注ぎ三分待つだけのシンプルなものだった。
    キッチンタイマーをセットして待つ。
    ……どうしてカップ麺が出来上がるまでの時間はこうも長く感じるのだろうか。
    ふと会長が何かを思いついたような表情をした。
    思わず心の中で身構える。
    これはダジャレを思いついた時の顔だ。
    今度こそちゃんとダジャレに反応するぞ!
    そんな私の心などつゆ知らず、会長が自信満々に口を開く。

    「まさにカップ麺を一緒に食べるカップルだな」

    ぼんっ、と顔が熱くなる。
    「きゅ、急になにを……!」
    「本当のことだろう?」
    そう言いながら会長の手が優しく私の頬に触れる。
    そのまま彼女の唇が近づいてきて───
    キッチンタイマーが鳴った。
    会長が肩をすくめて私から離れる。
    「伸びる前に食べてしまおうか」
    私は顔の熱さをごまかすように麺を口に運んだ。
    味はよくわからなかった。
    でも胸の奥はポカポカしていて。
    ちらりと横目で会長を見る。
    会長も穏やかな表情でこちらを見ていた。
    胸の奥の火照りが一層激しくなった。

  • 2二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 20:54:13

    エアグルーヴのやる気が高速回転してそう

  • 3二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 20:54:32
  • 4二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 20:54:44

    美味しそうだね!

  • 5二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:16:45

    GOOD

  • 6二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 21:48:43

    最高

オススメ

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