- 1設定衆22/01/31(月) 22:41:46
ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。
※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好きな人が見てもあまり不快に思われないように常識の範囲でお願いします。
>>190は次のスレ立てをお願いします。
※次のスレを貼る人はこれをテンプレにして下さい。
↓前スレ
ここだけルディが女の子だった世界線84｜あにまん掲示板ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好き…bbs.animanch.com - 2設定衆22/01/31(月) 22:42:16
ルディ子(名前ルーディア、ルディア)
・小さい頃はちょっと生意気で小賢しく口が回った
・エリスとの初夜でアルスとクリスがいるシングルマザー
・妊娠しやすい呪子
・男性不信の男性恐怖症
・子供たちを温めるための火属性や水属性が得意
・低身長巨乳(149くらい…？)
・14歳からずっと母乳が出ている
・もしかして*よわよわ…？
・ジュリのことを子供のように想っている
・ノルンやアイシャにお母さんみたいに振舞っているが誰もいない時ゼニスに甘えている
・ナナホシにも甘えられてる
ルディ呪子概念
・妊娠しやすい。出産までの期間が早くなる。
・生まれた子供は膨大な魔力や、強い力を持つ
・子供への愛情が強くなる
・ずっと若々しい見た目、寿命は人族と同じ
・妊娠している子供の安全性が爆上げ
・出産時肉体活性化
AIの呪い
・子供の成長が早くなる
・子供が呪い子になる
#二次創作 #恋愛 【TSルディネタ】我が子【※エリスファン閲覧注意】 - 02 インテンシティの小説 - pixivエリスの子だ。 たった今、俺の中から生み出された二つの命を見てそう感じた。 顔を真っ赤にして、割れんばかりの声で力強くなく赤子。そして二人の深紅の髪がエリスとのつながりを否応なしに感じさせた。 女としてこの世に生を受け、初めてこの身をささげようと決めた相手、エリス。 だが、エリス...www.pixiv.netここだけルディが女の子だった世界線SSまとめ（許諾もらえたもののみ） Wiki*wikiwiki.jp - 3二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:01:50
- 4二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:02:41
幼い頃の学びは後の賢さに影響大きいから最終ミニトーナじゃない？
- 5二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:03:18
- 6二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:08:38
学校行ってなかったらリニプルはもっと馬鹿だったろうし…
- 7二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:08:58
- 8二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:19:27
ミニトーナ17歳とかで…
- 9二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:20:52
ところで前スレも出てたキスルディ子、本人がミリス教徒なので貞淑さを心がけてもいざやったら貞淑のての字もないほどどろどろになってると大変股に来ますね(流れガン無視)
- 10二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:23:40
目がすきすきってとろーんとして腕首に回して思いっきり抱きついて、全体重預けても小揺るぎもしないたくましさにまたキュンキュンするんたよね
- 11二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 23:47:48
ルディ子とノルンのルイジェルド嫁入りハーレムルートは愛が宗教を超える美しさがあると思うんだがどうだろうか、私たちと結婚してください！する姉妹はエッチだと思います！
- 12二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:05:12
- 13二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:09:49
ルイジェルドさんは2人を愛す甲斐性がありまぁす！！！
- 14二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 00:38:04
クリスもルイジェルドなら遊ぼうとするやろ
- 15ssを叩き込むアシタカ22/02/01(火) 01:11:18
我が名はアシタカ！ルディ子のアルスとクリス出産前後のssを叩き込ませていただく！サラは男女どっちでもノイズになりそうだから出番少ないけど是非もないよね！
- 16家族に22/02/01(火) 01:23:07
私の妊娠が発覚した、母さんを探して冒険者をやって、名前も売れてきた、ここからまたやり直せる。
そう思った矢先に、私の道は閉ざされた。
何度も脱走して冒険者を続けようとして、スザンヌさんに捕まって、今はもうベッドに縛り付けられている。
「なぁルーディア、お腹の子をどうするにしたって、そのまま冒険者なんか続けられる分けないだろ？せめて、…………処分してしまうにしても、先ずはそこからするべきだよ」
ハッ、堕ろせって言うの？堕ろして、腹が軽くなって、それで綺麗さっぱり冒険者を続ければいいって言うの？
「なら！あのまま続けても良かったでしょ！どの道同じでしょ！堕ろすなら！殺すなら！あのまま続けてもその内勝手に流れたでしょ！それでよかっ「ルーディア！」
頬を打たれる、あれ以上言っちゃダメ、そうなんだろう、それで正しいんだろう。
でも……私に、エリオットの子を堕ろすなんて、選べるわけないじゃないか……あのまま、目を逸らして、終わってくれるように願ったって、仕方ないじゃないか。 - 17家族に22/02/01(火) 01:36:02
「なんで……？」
「ルーディア？」
「私は……いらないんでしょ？好きじゃなくて、釣り合わなくて、だから捨てたんでしょ……？」
「…………」
「なら、忘れさせてよ……なんで忘れさせてくれないの、なんっ、なんで…、なんで、なんで！なんで！捨てきってくれないの！子供、なん、て、忘れられるわけないじゃない！」
ずっと溜め込んでいたものが、動かせない身体の代わりをするようにのたうち回る。
ずっと未練が捨てきれなくても、それでも母さんを探してだけいられたらエリオットの事も忘れられて、諦められたかも知れないのに。
それでも、私は産まないという選択肢だけは選ぶことが出来なかった、だから別の事をして、その内勝手に消えてくれるんじゃないかって、子供みたいな現実逃避に浸っていたかった。
でももう逃げられない、なら、産んでしまおう。
産んで、全部産んだ後の私に任せてしまおう。
最後までそんな実感のない決め方で、この子達は産まれることになる、災難な事だ。 - 18家族に22/02/01(火) 01:45:31
産まれた、産めてしまった。
バカみたいな早さで、あっという間にお腹の中で育って、私の身体もそれに対応して、すんなりと、それも二人も出てきた。
発覚してから数えれば４ヶ月、たったそれだけの時間で、エリオットの子は産まれてきた、ホント、せっかちなところまで似なくていいのに。
「あぁぁぁぁぁぁん！」「うぁぁぁぁぁぁぁ！」
「あっ、え、えっと？えっとえっと、待って、待ってね？えっと……」
「あんたがあたふたしてどうすんのさ、ほら、お乳を飲ませてやりな」
あ、そっか、私が母親なんだから私が飲ませなきゃだ、二人を抱き抱えて胸で受け止める。
すると、二人ともピタリと見事に泣き止んでしまった。
そっか……私の子だもんね、いやエリオットもおっぱいは大好きだったか……でも、二人とも私の子だった、そんな当たり前の事が頭から抜け落ちていた。
「大丈夫、私は、どこにもいかないよ」 - 19二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 01:48:36
ママぁ…
- 20家族に22/02/01(火) 01:56:54
とは言ったものの、やっぱり似ている。
髪の色も、顔つきも、全てがエリオットを思い出させる。
私はこの子達をこの子達として見れるのだろうか、エリオットの子としてか見れないんじゃないだろうか。
エリオットのように私を見限ってしまうのを恐れて、そんな風にしか二人を見れなくなってしまうんじゃないか。
そんな不安が押し寄せてきて、二人を撫でる手を離しそうになる。
「え……？」
撫でていた腕の袖を掴まれる、いくらなんでも早すぎる、産まれてきた早さといい何かあるのかも知れない、でもそんなことはどうでも良かった。
この子達に側にいてもらうんじゃない、私がこの子達の側にいるんだ、私が守らなきゃいけないんだ。
エリオットとの約束だってそうだったのに、いつの間にか私はエリオットに寄りかかっていた、捨てられて当然だ。
ちゃんと生きるって決めたのに、どこかで楽な方へ逃げようとしていた。
「二人とも……愛してる、愛してるよ」
まだ名前も決めていなかった二人、それでも、私はこの子達のために生きるんだ、今度の今度こそ、私は、本気で生きていくんだ。 - 21家族に22/02/01(火) 02:05:27
そんなこんなで迷いを振り払ってからは早かった、お金が足りない、手が足りない、働くにしたって時間が足りないとやらなきゃいけないことだらけだ。
人間なんだから当然おしめも変えなきゃいけないし男が怖いってのに外で乳をあげなきゃいけなくなるかもしれない。
だから今の私にできる仕事を探して回った。
─────思ったよりも、私の出した無茶な条件でも需要は高かった。
無詠唱、聖級、欠損すら治せる治癒、どれもロキシーや母さんがくれたものだ、……ついでに魔術教本を置いてくれたパウロも入れてやろう。
私はずっと家族に生かされてきた、だからそれを、今度はこの子達のために使わせてもらおう。 - 22家族に22/02/01(火) 02:19:14
エリナリーゼ視点
「やっと、見つけましたわよルーディア、」
ようやっと見つけた。
魔大陸で会った魔帝から一人でお腹の子を抱えていると聞いて。
それなら男は、特にその子が思いを寄せているロキシーはついてこない方がいいと説得して、海族と繋がりのある魔王に助けてもらって。
できうる限り全速力で来た。
町で評判の魔術師、見たこともないような魔術で何でもこなしてしまう子連れの少女。
聞けば聞くほどに不安が募っていった。
たった13の子供が一人で子供を産んで、誰にも頼らずにやっていけて、それがまともなはずがない。
案の定ルーディアは、ゼニスそっくりのその子は、今にも崩れてしまいそうな小さい身体を、まだ自分だって母親の腕で守られているような、そんな身体を削ることで、子供達を養い続けていた。 - 23家族に22/02/01(火) 02:43:13
ルーディア視点
彼女はいきなりやって来てパウロと母さんの昔の知り合いだと言って勝手に色々世話を焼き始めた。
正直この町で二人を養えるほどの実入りのいい仕事はなくなってきたし、そういうのを残せるような働き方もしてこなかった。
自分の商才の無さに落ち込んでいたところだったから助かってはいるんだけど……
なんといか色々手慣れ過ぎていて私にできることが少ない、母親の立場がない。
「あら、お腹がすいたようですわね」
「ホントですか！？もう、仕方ないなぁ！本当に食いしん坊なんだから二人とも～、ほら、こっちにおいで、ゆっくり飲んでいいからね～」
腹いっぱいに飲み終えた二人の背中を叩いてげっぷを出させて、もう渡さないと意思表示するかのように抱き締める。
苦笑しながら頭を撫でられて少しむず痒いけど、なんというかこの時間くらいしか母親として勝ててる気がしない、絶対に離さんぞ。 - 24家族に22/02/01(火) 02:56:38
「…………ルーディア貴女、家を買いませんこと？」
「はい？」
「宿を転々としていたら金も手間もかかるし、仕事だって決まりませんわ、それに、ロキシーからいい仕事を紹介されていますの」
「ロキシーが！？で、でもそれって……」
「おほほほほ、旅の間の心配なら入りませんわ、細かいことは私に任せて、貴女はゆっくりと二人の事を甘やかしてあげなさいな」
そう言って彼女に、エリナリーゼさんに引っ張られる、私が次の仕事に悩んでいたと思ったらこれだ、でも、とても安心する。
「あらあら、私に甘えなさいとはいってませんわよ？仕方こない子ですわねぇ」
気付けば抱きついていた、張り詰めすぎていた気が抜けていく、敵わないなぁ、でも最近無理をしすぎていた、二人のためなんて言い訳して倒れたらそれこそ大問題だ。
ロキシーからの紹介、どんな仕事なんだろう……
旅支度をしながら、久々に何かへの期待に胸を膨らませて少し浮かれている私がいた。 - 25ssアシタカ22/02/01(火) 02:59:38
- 26二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 03:02:37
- 27二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 03:03:32
エリナリーゼさんほんとにいい女やで…
- 28二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 03:09:15
エリオットとか言うクソ貴族許せねぇ……
- 29二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 05:27:29
聖獣様「ワンワン！」
ルディ子「あん……駄目っ♡へんなっ♡ところ、かおつっこまないで♡やぁん♡」
ギュエス「発情の臭いがします」
性の獣はどっちだよ概念 - 30二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 07:18:22
- 31二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 07:29:03
- 32二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 07:35:46
多分いい匂いするだろうからね…仕方ないね
- 33二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 07:54:17
ララが救世主と知って、自分の受けた体験からレオへの躾が厳しくなるルディ子。あると思います。
- 34二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 08:55:42
- 35二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 09:10:02
- 36二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 09:59:44
- 37二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 10:00:20
- 38二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 10:01:10
シルフィは優しいな
- 39二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 10:08:07
- 40二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 10:17:29
- 41二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 11:10:54
- 42二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 11:43:57
基本的に龍神と戦います→行かなきゃ！！
終わったあとじっくり向き合う→最低だな俺…こんなバカそばにいたってルディ傷つけるだけだよな…
だから感情に真っ直ぐでその時その時エリオットからみて正しいをしてるのはブレないんよな…
- 43二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 11:53:00
- 44二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 11:59:47
- 45二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:00:37
- 46二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:00:37
- 47二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:02:55
- 48二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:04:29
- 49二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:09:03
- 50二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:09:51
- 51二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:15:52
性癖に都合を合わせるのが悪いとは言わないし責めないよむしろいいと思う
このスレ自体そんなのばっかりだし
好きなキャラ作品だから解釈不一致を口にしたくなる時はあると思う
でもないないありえないって反応はできるだけ避けよう！
このスレは業の深い概念で話し合ってる時点で真ん中のペンギンしかいない集落なんだからさ - 52二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:16:02
- 53二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:20:24
よし、妊娠するも死産してしまったルディ子が絶望して無気力になって奴隷墜ちした所を魔力を必要としていたナナホシに買われて身の回りのお世話をしていたら徐々に甘えてくるナナホシに生まれてくることのできなかった子供たちを重ね合わせてしまって出ない母乳を吸わそうとするルディ子か……ナナホシの尊厳は守られましたわね！
- 54ssアシタカ22/02/01(火) 12:22:13
- 55ssアシタカ22/02/01(火) 12:23:44
年下の少女奴隷にした結果甘えて赤ん坊扱いされる時点でアウトだよぉ！
- 56二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:25:49
身の回りのお世話を甲斐甲斐しくするルディ子にまあ助かってるし良いかと放っておいたら徐々にエスカレートして授乳までしようとしてきて「私はあなたの子供じゃないわ」するナナホシみてぇ！
- 57二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:27:33
そこで初めて奴隷になる前の話を聞いてやっぱこの世界クソだわ、一緒に帰りましょうするナナホシさんカッケェース！
- 58二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:33:31
- 59ssアシタカ22/02/01(火) 12:36:00
男性恐怖症ルディ子も書いてみたいけど虚勢張れないレベルで追い詰められてる状態のルディ子を書くと胃が痛くなるのよね……
いくらなんでも社畜しながらのスケジュールだと負荷が大きい - 60二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:39:09
俺も大体近い解釈かな
産むって決める前に酷い置き土産だ……って悲劇のヒロインぶってしまう、自分の不幸を可愛がってしまうような性質も無職氏ルディ共々あると思うから万一些細でも何かが悪い方向に転がって（例えば手がコップに当たってミルクを零してしまった、とか）ネガティブに振り切ってもう生きていたくないって思い立ってしまったら
自殺にかかる時間現実と違って1秒もいらない
自分の頭に使い慣れた岩砲弾撃ち込むだけで済んでしまうから躊躇う時間も周囲の手が間に合うこともなく死んでしまう……かも
- 61二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:43:57
アシタカが普段書いてる内容では胃が痛くならないのか……
- 62ssアシタカ22/02/01(火) 12:47:49
- 63二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:49:33
俺バカだしな、ルディが手綱握って使いこなしてくれるんならそれが一番だろ！で開き直った強さよ…
- 64二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:49:35
こんなひどい世界でこんな風になるまで助けもしなかった知人たち全てを拒絶してこの子は私の奴隷よするナナホシさんですよ
- 65二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:50:32
- 66二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:52:03
- 67二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:53:15
このレスは削除されています
- 68ssアシタカ22/02/01(火) 12:54:02
- 69ssアシタカ22/02/01(火) 12:54:35
ホントだ……
- 70二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:56:41
- 71二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:18:48
ルディ子は猫耳もいいけど本編のわんこ気質で犬耳もいいと思うんすよ(唐突)
- 72二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:36:18
- 73二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 14:42:17
1はもう出落ちやんけ…
- 74二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 15:21:57
クレアおばあちゃんとルディ子ってどんな話するかあったっけ？過去スレに
- 75二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 15:22:37
このレスは削除されています
- 76二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 15:29:37
ミリスで人攫いとの戦いに敗れて今際の言葉が父様…のBADディ子は絶対に居る
- 77二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 15:30:02
まだTP1までの時点でバッドエンドへの分岐多すぎませんかね・・・？
- 78二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 15:57:51
- 79二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 16:07:01
- 80二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 16:34:23
7 悪魔のスペルド族から逃げたのに？
※ルイジェルドを味方にしましょう。
8 失敗をしなかった失敗
※クエスト失敗イベントを起こしましょう。
9浅はかの代償
※金策イベントで体でもなんでもを選ばないようにしましょう。
10強すぎる人攫い
※実力不足です鍛えましょう
11娘になれなかった娘
※複数ある選択肢パウロの顔を見るを全部選ばないとでるエンド
12ルディ子はおもちゃ
※シーローンでザノバの情報集めが足りませんでした。
13異世界いっても本気じゃなかった
※オルステッド戦は耐久戦なので鍛え直してください。
- 81二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 16:35:36
もっと雑で小さい話で娘の扱いをパウロは変えそうってのがひとつ
娘に依存する女の子が……って話になってもルーデウスの場合ルディ自身の頼みとルディの為にはなるから輸送したけど、対等なお友達ならシルフィの分まで稼ぐのはよくないって諭してロールズにちゃんと教育しろ！って娘を守る方向に動いてくれるんじゃないかと
エリスルートならフィリップが手元の男児として教育熱心でお友達なり優秀な歳下の女の子に奮起することを期待してパウロに頭を下げたパターンとか力技で解決しがちだが納得いく過程は辛うじて用意できる
そしてエリスルートでもなんでもないならここ力技で突破する『必要』がないだろ？って
クソ男のせいで悲惨な過去があるけど誠実に愛してくれる理想のダーリンをゲット！みたいなのが主題なら必要な過程だけどそんなに好みじゃないからさ
そんでエリスルートじゃないのを書こうとすると家庭教師として村から出ていくこともなくなって転移事件までは特技が魔術な村娘になりがち……
あくまで自分の傾向なんだが似たような人いないかな
- 82二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 16:47:42
- 83二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:15:06
- 84二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:19:31
- 85二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:28:11
- 86二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:44:57
- 87二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:51:24
- 88二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:55:05
- 89二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:57:02
- 90二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:57:23
- 91二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 17:58:00
ルディ子に愛されてることを自慢するパウロもいいぞ
- 92ssアシタカ22/02/01(火) 18:05:29
- 93ssアシタカ22/02/01(火) 18:08:03
ルディ子の男性恐怖症とかぼろ沼ちゃん時代とかしっかり書きたいって思いはあるけどエリオットへのキャラヘイトになりそうなのと曇らせの度が過ぎるんじゃってなって加減が難しい
エリオットとは何人子供できても子供みたいなバカップルしてて欲しい - 94二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:10:07
空気読まずに小ネタ投下
ロキシー「気付いちゃったんですが、ルディ子にこの服着せたらとってもかわいい顔見せてくれると思いません？」
ナナホシ「素晴らしい発想だわ（授乳的に）」
アリエル「あなたは最高の同志です！」
ロキシー「えっ……アリエル陛下に褒められると、急に自分が変態に思えてきたんですけど……」
ノルン「こいつらのある事ない事、私のペンで世界中に暴露してやる……」 - 95ssアシタカ22/02/01(火) 18:15:39
- 96ssアシタカ22/02/01(火) 18:17:31
- 97二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:17:44
逆バニーのが健全なの笑う
- 98二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:19:14
- 99二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:19:40
はっやぁ！？
- 100狂犬の帰還22/02/01(火) 18:24:23
今日はエリオットと、寝る。
エリオットも私の夫の一人で帰ってきてくれたんだから当たり前の事なんだけど、どうしても今日まで覚悟が決まりきらなかった。
だが、ララが産まれてからはヒトガミの攻撃を恐れながらオルステッドとの戦いに備える毎日。
エリオットが帰ってきたところでロキシーが家に来た頃からずっと待たされていたシルフィの先を抜かして - 101ssアシタカ22/02/01(火) 18:25:00
途中で送っちゃった……
- 102二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:27:06
シルフィ♂にもそれを要求しそうってのと天才ではあってもルディより普通の子供だから2人で稼げるようになってから学校に行きなさいって諭しつつ貯金を初めそうなのがパウロ
- 103狂犬の帰還22/02/01(火) 18:35:54
寝るなんてのはさすがのエリオットもできなかった、というか周りが他の二人差し置いて私を抱いたら放り出すって話をつけてしまっていた。
まぁ私も二年もシルフィとイチャイチャできなかったしそこには文句は無かったんだけど……
私がフラッとベガリット大陸に行ってからオルステッドとの戦いが終わるまででおよそ二年近く禁欲を強いられていたシルフィはなんというか凄まじかった。
私が媚薬を盛った時よりも凄かったかもしれない、シルフィは本当に私を大事にしてくれてたんだ。
案の定私は妊娠して、妊娠している間にできるプレイを開発していたロキシー……はめっちゃ正座させられてた。
そんなロキシーやシルフィと爛れた生活をして、その間ずっとエリオットはお預けを食らっていた。
ルーシーとジークが産まれて、いよいよエリオットと大手を振って愛を囁き合える……！
と、鼻息を荒くしていた私とは逆に、エリオットはすっかり拗ねてしまっていた。 - 104ssアシタカ22/02/01(火) 18:39:20
一旦補足、ララが産まれてから社長との第二次面接までヒトガミに覗き見してネズミ仕込もうとするせいでみんなレスだったので龍神戦後のグレイラット家はピンクで渋滞してました。
エリオットはその中で10ヶ月くらい待たされる結果になったけどまぁ仕方ないよね - 105二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 18:39:56
ロキシー何してんの……
- 106狂犬の帰還22/02/01(火) 18:49:21
「というわけでエリオットの気を引くべく魔導鎧の応用で猫耳を作る、…………そこまではよかったんだけど……」
私の目の前には獣族どころか猫系魔族の女子まで何人も並んでいる……
どうしてこうなった。
「先生～参考なってるかニャア～？」
「う、うんすごい助かる……けど…………集まりすぎじゃない……？」
気がつけば私はモフモフに埋もれていた。
理想のモデルを求めて猫耳女子の有志を集ってみたら、なぜかこの人の波だ。
さすがにザノバにもドン引きされた。
「────っていうか、その猫耳でエリオットの気を引けちゃったら私の立場は？」
余りにも大前提を間違えきっていた事に製作段階になるまで気づけていなかった、やべぇマジでどうしよう。 - 107狂犬の帰還22/02/01(火) 19:05:19
「エ、エリオットさん……？」
「………………」
結局、勢いに任せて作ってしまった猫耳、耳を動かせるようにするかどうかは最後まで悩んだけどシルフィの耳を見て迷いは晴れた、ピコピコ耳は正義なのだ。
「あの……今日はこんなものを着けてみたんですけど……似合い……ます…？」
「……………………」フーッフーッフーッ…
ヤバい、なんも返事してくれないしなんか怒ってる！どんな修業をして来たら会った時以上に野生全開になるんだ！
あ、頭抱え出した、やっぱり、魅力ないのかなぁ私……
「んああ、もう！行きますよエリオット！」
「え？わ、ルーディア！？お、重い、ぞ……？」
エリオットを抱き上げて寝室へ上がる、もう悩んでも仕方ない！魅力がないならベッドの上で分からせてやる！
5年前とは違う、魔導鎧の義手もあるし身体だって丈夫になった、
エリオットなんかに負けないんだから！ - 108狂犬の帰還22/02/01(火) 19:15:16
エリオットをベッドの上に放り投げる、気分はアメコミヒーローだ。
…………このあとどうすればいいんだろう？よく考えたらシルフィにメロメロにされたりロキシーにぐちゃぐちゃにされたりで私からおっぱじめた事がなかった。
「ルーディア……その…ここは俺の部屋じゃないぞ？」
「分かってます、私の部屋です」
「俺を連れ込んだら……あいつらも、妹、も、怒る…だろ？」
「ちゃんと話し合って決めてます、今日はエリオットと私だけです」
「俺……前の時だって調子に乗ってやり過ぎたし……またあんなこ「エリオット！」
なんだこのエリオットは！らしくもない！ヒルダさん！こいつの背中蹴飛ばしてやってください！
てなわけでヒルダさん直伝のいつぞやのポーズを取る、ロキシーにだってこのポーズは大絶賛だ。
「今日は、私を……エリオットだけの猫にして欲しいニャン♥️」
────エリオットには勝てなかったよ…… - 109ssアシタカ22/02/01(火) 19:16:58
- 110二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:19:47
ロキシーはさぁ……
- 111ssアシタカ22/02/01(火) 19:22:22
深夜に書けこんなもん
- 112二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:26:50
なんでまた離れてんだばか！おはよういってやれ！
- 113二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:28:48
思ったより真っピンクだった……
- 114二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:34:13
そこまで行って誘い受けが限度なのヘタレ過ぎるぞルディ子……
- 115二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 19:44:15
アシタカのssの平均ボリュームがどんどん上がっていく……
- 116変態の同胞22/02/01(火) 19:57:38
あそんだぞー
パウロと帰ってきたばっかのエリオット - 117変態の同胞22/02/01(火) 19:58:05
「まぁ、飲めや」
「あー・・・いただきます」
二人っきりで話そうと持ち掛けた酒の席はそんな我ながらぎこちない始まりだった
とりあえず舌を滑らかにしようと酒を流しこむ
「俺はな・・・お前がいるってのはわるくないたぁ思ってんだよ」
「いや、しかしおれは！」
「黙って聞いとけ、今はとりあえずな」
目の前のバカは娘を孕ませた挙句それに気づかず修行に出かけた大馬鹿野郎だ、俺自身ぶん殴ってやりたいし、実際ぶん殴った
だが・・
「お前は戻ってきたろ」
「そんなことがなんになると・・・」
「龍神に勝てると思ってたか？」
「全く」
そうだ、こいつは娘が出した龍神と戦うという手紙で駆け戻ってきた、命惜しさも全く見せずルディを助けたい一心で駆けてきて実際助けた
どうしようもないバカだが、惚れた女を命惜しさに見捨てるくずでも、山ほど女に手を出す節操なしでもねぇ
「ルディはよ、考えすぎるんだ、あれやっていいのかこれやっていいのか、これやるとあいつが困る、だからあれもやらなきゃ、そんで全部うまくいかせるもんで倒れるまで気づかせねぇ」
ルディは決して強い娘じゃない、なまじっか天才すぎるから気づきにくいが家族のために、友達のためにと必死で頑張っているだけのふつうの娘だ
「そんなあいつにとって、お前みたいな大事なことしかみねぇでまっすぐ動くバカってのは要るんだよ、うだうだ迷ってるときに答えやれる奴としてな」
「俺はそんな・・」
「進んでねぇぞ、飲めよ」
沈み切って酒にも手を付けてないエリオットに促す
あ、一気に飲みやがったこのバカ - 118変態の同胞22/02/01(火) 19:58:29
「エリオットよぉ、お前はあいつが迷ってるときに俺は付いてく、やりたいことを言えってまっすぐいえるバカだ、シルフのやつはいい旦那だが賢すぎてそれができねぇ」
あいつはルディに似すぎているところがある、だからこそコイツが要るのだ
「いいか、今から言うことだけは絶対守れ、それだけできりゃバカなお前でもどうにかなるだろうよ」
馬鹿やらかしまくった親父からの教えだ、ぜってぇ覚えろよバカ義息子
「ルディから離れるな、ずっとそばにいて何が相手でも守ってやれ」
「はい」
「ルディを泣かせるな、泣かせたら素直にぶん殴られてきっちり償え」
「・・・はい」
「最後だ、償うだとか義務だとか考えず心の底からまっすぐ愛せ、よけいなもんを混ぜてルディを不安にさせんな」
「・・・・・・はい」
「そんだけできりゃ、あとのことはほかの賢い旦那だとかルディがやってくれる。お前はバカなんだからこの３つだけきっちりやれ、いいな」
あぁ、いい大人ぶってうだうだ説教して・・・我ながらジジイになったもんだなー、まぁ孫もいるんだ、当然か
「んじゃ、こっからは気兼ねなしだ、おら、しゅんとしてねぇでのめのめ」
「んぶっ！？」
このままだとずーっと神妙な顔をしてそうなエリオットに無理やり酒を飲ませてやる、おら、おとうさまの酒がのめねぇってのか
「おーし、明日はルディに土下座すんぞ！おれもやってやるからみっともねぇもなにもねぇぞ！」
「いやなんであんたも、んぐぶ！？」
うるせぇ男同士なんてこれでいいんだよ！いいからのめや！
その後はもう無茶苦茶だったが・・・まぁ悪くはない気分だった - 119二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:17:32
やっぱりパウロとエリオットの絡みいいなぁ
- 120二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:32:06
バカとバカの絡み良いな…
こんな幸せな風景が本来見られたんだ…それを、ヒトガミ、お前は… - 121ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 20:36:14
前に書いた幼児化ルディ子が魔法少女になる話の続きを書いたのですが投稿していいでしょうか？
- 122二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:41:50
- 123二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:43:40
同胞ってことはこのあとネコミミメイドルディを寝室に連れ込もうとしてパウロと大喧嘩か…エリオットのバーカ！！
- 124ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 20:43:48
>>122投稿しちゃいますね。一応補足。前回ルディ子は変身バンクがある(ルディ子は気づいてない)から変身アイテムを没収されました。(今回のにもある)
- 125ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 20:44:05
「よし、できたぁ！」
マジックアイテムをエリナリーゼ達に取り上げられて、１ヶ月がたった。あの後私は何度も返してくれるように頼んだものの結局返してくれなかった。
失意に沈んだ私は考えた、かえってこないならもう一度作ってしまえと。幸い理論自体は覚えていたので人目を盗んでコツコツ頑張り、ついに完成させることができた。
新しく作ったものは、取り上げられたものよりスペックは低いが前のものにはない機能を組み込んである。
…うまく機能してくれるといいのだが。まぁ試せばわかるか。
「よし、早速試そう！」
逸る気持ちのまま、そう言って私はできたばかりのマジックアイテムを起動させる。すると同時に私の体は光に包まれ姿が変わる。
「やった！成功したぁ！」
鏡に写った自分の姿を見て思わず私は歓喜の声を上げた。
鏡には修道服とチャイナドレスが混ぜたような格好をした14歳ぐらいの少女がいた。 - 126ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 20:44:11
「やった！やった！」
うまく機能が働いたことが嬉しく私は思わずその場で跳び跳ねた。
私が新しく組み込んだ機能は肉体の成長。この機能がうまく作動したという事実が高くなった視界とジャンプしたことで弾む胸から強く実感でき、私のテンションは上がった。
変身が解ければ小さい体に戻ってしまうが、一時的にとはいえ元の体に戻れるのはデカイ。これをうまく改良すれば完全に元の体に戻れるかもしれない。
これを作れたことを思えば、前のやつは取り上げられてよかったかもしれない。前のやつがあったらこれはできなかったかもしれないし。
「マ、ママ…なにやってるの？」
そんな風に考えていると後ろから声をかけられた。後ろを振り返るとエリナリーゼ、アルス、クリスがいた。
まずい見られた！そう思い私は後ずさるも笑顔のエリナリーゼが距離を詰めてくる。やがて壁に追い詰められた私にエリナリーゼは、
「ルディア、色々言いたいことはありますけれど、まずはそれを私に渡しなさい。」
そう言った。 - 127ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 20:44:20
- 128二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 20:47:10
成長だけする魔道具は作りそうだなー
と言うかふと思ったが魔法少女はそういうもの！ってルディの認識が術式に影響与えてる可能性？ - 129ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 20:47:59
- 130二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:00:30
変身アイテムいいな。
昨日思いついて、スレにも投げた√書き上げてみたから、投稿していい？ - 131二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:02:52
ルディ子だけが変身バンクに気付けない……
- 132二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:05:20
どぞー
- 133凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:06:34
『エリスブエナ村来訪√』
はい、私、ルーディア・グレイラット。
ピチピチの８歳のかわいい女の子！前世は34歳の不潔な童貞野郎だったけど、今生は両親に恵まれてとってもカワイイ女の子になりました！
ここ一年、お貴族様のお家に奉公に出されたものの、アスラ貴族ってのはどいつもこいつも変態みたいで、俺の可憐なボディに触ろうとする野郎ばかり。幸い、奉公先の旦那様方は紳士だったけれど、お嬢様と違って奉公人にいつでもどこでも目が届くわけでなく。
遂にお嬢様の誕生日会で暴走しかけた客人を見て、ギレーヌがぎぶあっぷ♪
ゼニスに顔向けできないという彼女の涙ながらの懇願に、晴れて私は生まれたブエナ村へと返される事になりました。無念っ。
……別に尻くらいなら、揉ませてもいいんだけどなぁ。お小遣いくれるなら、だけど。それ以上は魔術で吹き飛ばしますけど。
ちなみにパウロはすごすご帰ってきた俺を見て、「なぁんだ、この根性なしめ」と笑い、ゼニスとリーリャに「だから、アスラ貴族の家に娘をやっちゃ駄目って言ったのに」と折檻を受けてた。
それでもって、フィリップから預かった手紙を読むと、パウロは大層お怒りになった。想像力なしか。
「俺の娘に手を出した男どもの名前聞き出して全員ぶち殺してやる」と暴走しかけていたので、俺が「そんな些事で父さまが処刑されたら、私生きていけません」とウソ泣きで訴えると親バカモードに入ってくれたので、何とか抑える事に成功した。全く世話の焼ける父親だぜ。 - 134凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:06:49
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
さて、目下の問題は何故か我が家に着いてきた上、居候が決まったエリスお嬢様である。
フィリップから俺への家庭教師代と生活費諸々を預かってきたらしく逃げ場がなかった。ちなみに彼女が金とともに預かった手紙には
「君ほど忍耐強く、優秀な家庭教師をエリスから引き離すのは惜しい。ちなみに剣術の稽古はパウロに任せる。定期的にギレーヌも鍛錬の成果を見てくれるようだ」
という内容が書かれてあった。嬉しいけど過大評価じゃない？
この火薬が頭に詰まったような危険極まりないお嬢様が我が家に馴染めるだろうかと不安だったが、幸いゼニスやリーリャにはぎこちないがかしこまってるし、ノルンやアイシャにはデレデレなので家庭内生活に問題はなさそうだ。
パウロには野生の勘が働くのか、物凄く警戒してたけど。あと、俺とパウロを見比べて「あなたの父親というのは納得だわ」と言われた。俺のような淑女とあの男を一緒にされるのは納得が行かない。
ただ、家庭外では爆発した。
シルフィだ。彼女は俺が帰ってきたことを手を握って喜んでくれたが、そこにエリスが立ち塞がったのだ。
「だ、誰よあんた」
「ルディの友達だよっ」
「ルディって呼ばれてるのね、私もそう呼ぶことにするわ」
「今はルディと話してるんだからキミはどいてよ」
「知らないわ、それよりスペルド族かと思ったじゃない、ルディを食べる気じゃないでしょうね」
「キミこそルディをまた誘拐する気？もう諦めなよ」
「生意気ね」 - 135凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:07:18
バチン。エリスは俺と初めて会ったときと同じようにビンタをかました。
相手はシルフィだ。元いじめられっ子で内気な彼女は泣いてしまうんじゃないだろうか……
バチンッッッ！そう思った俺の推測をぶち壊すように、さっきよりも強いビンタの音が帰ってきた。あのシルフィが。あのエリスに。
俺は驚くよりも先にマズいと思った。だって、俺の時と展開が同じだもの。あの時はゼニスにキツく言われていたらしいギレーヌが間に入ってくれたけど……
俺の予想通りエリスはシルフィの顎先を狙って握り拳を振るって。
そして、俺の予想を裏切ってシルフィが下にかがんで攻撃を躱し……額を掠めて血が出てたけど……
シルフィは風魔術で反撃して、エリスは吹き飛ばずに拳でそれを打ち破って………って、そうじゃない！
止めないと！
我に返った俺が間に入って、それでも収まりがつかなそうな剣呑な空気を悟ってゼニスとパウロも仲裁に入ってくれて、ようやく二人とも矛を収めてくれた。
シルフィは無詠唱で自分の額に治癒魔術を使って、俺を更に驚かせた。
悔しい、治癒魔術はいくらやっても上手く使えなかったのに。
その後パウロから聞いた話だと、ロールズさんに「ルーディアちゃんだって女の子なんだから、ルフィもルーディアちゃんを守れるようにならなきゃいけないんだよ」と言われて、素直なシルフィは一念発起したようだ。
パウロから剣術を学び、リーリャから礼儀作法を学び、ゼニスの治療院を手伝い、ロールズさんの狩りも手伝うようになったとか。
オーバーワークすぎない？と聞いてて思ったが、そこら辺は大人が頑張りすぎないよう、ちゃんと見ていたらしい。
「二人も女をたらし込むとは、お前も俺のことを言えないな」
と最後に笑ったパウロは、リーリャの肘鉄からゼニスのあいあんくろーのコンボを受けるという罰にあっていた。
だが、実際のところはかなり笑えなかった。
- 136凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:07:38
翌日以降。
俺がエリスに勉強を教えてるとシルフィがこれみよがしに難しい問題を解いてエリスが殴りかかり
パウロが二人に剣術を教えているとエリスが自慢してシルフィが魔術を放つ。
そんな日が毎日のように続いた。
シルフィがエリスと張り合えるまで成長したのは嬉しいが、流石に勘弁して欲しい。
ちなみにゼニスの治療院の手伝いやリーリャの礼儀作法の勉強は、二人とも仲良く……かどうかは分からないが喧嘩せずにやっている。むしろ、流れで参加する俺が一番不真面目なんじゃないかと思うくらいだ。
なんで俺とパウロの時だけ喧嘩するんだ。威厳が足りないのか。
気分転換にパウロの魔物退治に着いて行きたいとおねだりした時にも、二人は俺達に着いてきて……やらかした。
「ルディ見ててね、ボク頑張るから」
「ルディは私の方だけ見ていればいいのよっ」
二人は参加した大人も顔負けするほどの戦いぶりで魔物を圧倒した。
そして、啞然とする俺達を尻目に、どちらがトドメを刺しただの、どちらが多く倒しただのと口論しだした。
- 137凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:07:55
言葉を失った俺にパウロが語りかけた。
「なあ、なんでお前と関わる女の子はみんなこうなんだ……？お前を送り出した日もシルフィは、中級魔術を飛ばしてきたぞ……？」
「……面目ありません」
「いや、責めてる訳じゃないんだが」
パウロも現実を逃避したいらしい。
「でも、エリスはボレアス家にいた時より勉強頑張ってるんですよねぇ」
成果は芳しくないが、やはり競い合うライバルが隣にいると、身が引き締まるのだろう。
「シルフィもだ。剣技自体はまだまだだが、自分の動き方を考えるようになった」
エリスとパウロは感覚派だから合うだろうな、とは思ったけど、シルフィもよくついていっている。
「……いい加減、私にも剣を教えて下さいよ」
「娘にこれ以上強くなられて、父親の威厳がなくなるのはなぁ」
「そんっ、………捨ててしまいましょうよ、そんなもの」
リーリャとの浮気が発覚した時点でそんなものはない、と言いたかったけど堪えて飲み込んだ。
「真面目な話をするが、今のままだと二人は良くないぞ？お前も分かってるだろ？」
二人ともその気になれば簡単に人を殺せる力を持ってる。幸い、シルフィをいじめてた子供達は初日の二人の喧嘩を見て怯えているのか、俺達の所へ近付いてこないが、二人が本気で喧嘩したらどちらかがどちらかを殺す結果になりかねない。
「ですよねぇ。……その事について考えがあるのですが、父さま協力してくださりませんか？」
俺は密かに温めていた策を実行に移すことに決めた。
- 138凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:09:24
一週間後。
パウロと俺は家の庭でシルフィとエリスと向かい合った。
「これから私と父さまで二人と戦います。二人がかりでかかってきてください」
パウロを味方につけるのは卑怯な気がしたが、やむを得ない。二人もちょっとむくれている。
「ルディとパウロさんと……？」
「そこの男だけならともかく、ルディもいるんじゃ勝てないじゃない」
「ははは、言ってくれるな……」
パウロからの視線が痛い。エリスってば本当に失礼な。
「ハンデとして父さまは木剣を使いません。それとこっちの勝利条件は二人に一撃ずつ入れることですが、そちらの勝利条件は私と父さまのどちらかに一撃入れることです」
「それなら何とかなる？……いや、でも？」
「……自信ないの？」
「むっ……そっちこそ、足引っ張らないでよ」
すぐにこの二人は喧嘩するなぁ。それにしても、シルフィなんでこんなにムキになってるんだろう……？
「ちなみにそちらが勝ったら、二人の言うことを一つずつ聞いてあげます」
瞬間、二人の目が急に変わり、そして合図もなしにエリスが飛びかかった。正直、野獣過ぎて怖い。
でも、シルフィは一瞬気付くのが遅れた。二人の反応に早まったかな、とも思ったけどこれなら余裕で勝てる。
エリスの木剣を振りかぶると同時に、俺が〈泥沼〉を発動。すぐに後ろに飛び下がるが、パウロに腕を捕まえられて、その腕をしっぺで打たれる。凄い音がして、エリスは手首を押さえて悶絶してる……想像したくないなぁ。
「うそ、もう！？このっ……！！」
シルフィが魔術を乱射するが俺が即座に対応してレジストする。パウロなら俺がレジストしなくても、あの程度の弾幕余裕で潜り抜けられるが、連携の妙を見せたいと思う。パウロがシルフィの眼前まで飛び込み、シルフィが木剣を振りかぶった所で
「父さま！！」
合図と共に花火風にアレンジした〈火弾〉を上空で炸裂させる。その音と光に意識を奪われたシルフィにパウロがデコピンして勝負は終わった。
- 139凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:09:43
さて、反省会のじか………
「なんで勝手に飛び出すんだよ！」
「シルフィエットこそ、ノロマ過ぎよ！」
やっぱりこうなるかー。ふむ、どう切り出そうか……と思ってると、パウロがパンッと手を叩いた。
「二人共悪い。特にエリスちゃん、合図もなしに飛び掛かるのは互いに危ないからやめなさい。シルフィもだ、出遅れたとはいえ、魔術一発くらいは援護できただろ？どんなに仲が悪くても意地張って見捨てるのはよくないな」
おぉぅ、流石元精鋭冒険者。語り方に貫禄がある。
二人が押し黙り、俺はパウロに背中を押されて前へ出た。ここからは俺の仕事だ。
「エリス問題です。父さまの強みは何でしょうか？」
「……剣術を３つも使えること」
「その通りです。父さまは鉄砲玉によし、肉盾によし、パシリに使ってよしの超優秀な剣士です。たとえ素手でも、そうそう簡単には倒せません」
「……それは褒めてるのか？」
パウロの文句を右から左に聞き流して、シルフィにビシィっと指を向ける。
「さて、問題、この中で私だけがないものはなんだと思う？」
「……剣術？」
「うん、器の小さな父親が教えてくれないので私は接近戦よわよわなんだよね」
「さっきからお前失礼すぎない？」
パウロの文句を聞き流して、俺は答える。
「つまり、私と父さまなら、私が弱点になります。一対一なら私は二人に連戦連勝できるかもしれませんが、素手の父さまと私を相手に二人がかりなら、あっさり勝てた可能性もあるんですよ？」
ギレーヌに剣術見てもらった事もあったけど、反応が鈍くて、下手に教えるのはかえって危険だって言われたしね。おかげで素振りとランニングしかさせてもらえなかった。
「勿論、私達も弱点は把握しています。弱点を補うために色々頭も使って話し合いましたが、今の二人でもこちらが対抗出来ない戦術は６通りくらいは、ありました。ただ、それには二人が仲良くする必要はありますが」
ちょっと、強引すぎだろうか？でも、二人が本気でいがみ合うのをやめれば、実際パウロと組んでも負ける可能性高いんだよな……。
- 140凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:10:06
シルフィとエリスは顔を見合わせると、そのまま踵を返してどこぞへと歩き出した。
「あ、あれ？二人とも何処へ？」
や、ヤベ？怒らせた？
「作戦会議よ！」
「盗み聞きしたらルディでも許さないから！」
二人は息ぴったりに返してきた。
どこかへ行った二人を見送り、俺達はポツリポツリと話し出した。
「上手く行った……んですかね？」
「多分な」
「……私達も作戦会議しときます？」
「だな、簡単に負けたらそれこそ威厳がなくなる」
こだわるな、この男……。これから散歩なのか、ノルンとアイシャをそれぞれ抱えて出てきたゼニスとリーリャも苦笑している。
なんとなしに、二人が向かった方角を見て思い出した。確か俺がロキシーの卒業試験で〈豪雷積層雲〉を覚えた場所だ。懐かしいなぁ。
「ん？」
空を眺めて違和感を覚えた。
「どうした、ルディ？」
「あの赤いの、なんです？」
「あ？ああ、あれか。お前が出ていってから半年くらい後か。ロアの街の方角からフワーっとやってきて、そのままここで浮いてる」
なんだ、それ？この世界の自然現象か？
「何か不気味ですね……」
「そうか？そうだな……きっとサウロスの爺さん辺りは『理解できないものならイイもの扱いした方がいい』とか言うと思うぞ？」
「あー……あの人は言いそうですね。なら拝んでおきます？」
「何を祈るんだよ……？」
「私達が簡単に負けないように、ですよ」
そう言って私とパウロはミリス式のお祈りポーズを決めた。トコトコとやって来たノルンとアイシャも私達の真似をして４人仲良く赤い玉に手を合わせるのだった
- 141凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:10:24
***********************
その頃の二人
「ねぇ」
「何？」
「シルフィって呼んでもいい？」
「……いいよ。ボクこそ、今まで名前呼ばずにごめん」
「気にしてないわ」
「エリスは二人に勝ったら何をお願いするの？」
「ルディに敬語やめてもらうわ。シルフィと同じように、私もルディと仲良くしたいから」
「……勝たなくてもやめてもらえると思うよ？」
「でも、勝つの。……シルフィは何をお願いするの？」
「どこに行ってもいいから、今度どこかに行く時は必ず挨拶してから行って、って」
「心配しなくてももう連れて行かないわよ。ルディ、男にお尻触られて凄く嫌そうな顔してたから」
「何それ。許せないんだけど」
「大丈夫よ。お父様たちも許してないから。今頃そいつ大変な事になってるはずよ？」
「そうなんだ、ならいっか」
二人は笑い合ってその日が夕暮れまで話し合った。
- 142凡人に囲まれた凡人22/02/01(火) 21:12:29
- 143二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:16:14
- 144ssアシタカ22/02/01(火) 21:26:27
- 145二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 21:54:20
- 146ssアシタカ22/02/01(火) 22:03:34
- 147ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 22:12:35
>>146ありますよ！
- 148二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:13:25
あります！！
- 149二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:14:01
- 150二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:15:56
- 151ssアシタカ22/02/01(火) 22:20:19
- 152二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:24:35
マジでこのスレが産んだモンスターやんけ
- 153ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 22:31:23
- 154二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:32:44
- 155二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:34:24
普通の社畜は一日働いて犬と遊び回ったら疲れて泥のように眠るものなのよ
- 156ルディ子概念を深め隊22/02/01(火) 22:40:58
>>154ネタがあるから書いてるだけです。なくなったら書けません。
- 157二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:31:11
ふぅ、なんとか83スレ目からまた読んで戻って来れたぜ…
まぁこれから寝るんでまた落ちるんだけどな！
シルフィとルディが耳をお互いに弱点だと知っててお互いじゃれ合うのとかいいと思います（寝る前の性癖開示） - 158ssを叩き込むアシタカ22/02/02(水) 00:01:05
我が名はアシタカ！深夜になったので今日はルディ子とエリナリーゼさんのラノア入学までのssを叩き込ませていただく！
- 159いつかの光景22/02/02(水) 00:15:24
私はロキシーからの紹介でラノア魔法大学の教師になるらしい、ノリが他人事なのは職場どころか最寄りの街にすら着いてない旅の途中だからだろう。
「先生、かぁ……」
「定職に就くのなら北ではそれが一番ってロキシーは言ってましたけど、貴女教師なんてできますの？」
「半人前ですけど、4人くらいは教えましたよ、みんな……いい生、徒で…あ、あれ？」
視界が潤む、ままごとみたいだった私の授業、シルフィにミニトーナ、……ギレーヌと、…………エリオット。
ミニトーナ以外どこにいるのかも分からない、ギレーヌとエリオットなんて二人で駆け落ちだ。
私の人望がないのか生徒がダメなのか。
「私が…ダメだったんだろうなぁ……」
「あぁぁ、鼻水が鍋に入りますわよ！もぅ、思ったよりも泣き虫ですわねぇ貴女は、こんな健気な子を放ってフラフラするような男なんて忘れてしまいなさいな、男がいなくたって母親はやっていけるものですわよ」 - 160二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 00:25:38
いつ寝てんのアシタカ…
- 161いつかの光景22/02/02(水) 00:26:13
エリナリーゼさんの具合が悪い、彼女は二日に一度は私が寝てる隙にどこかに行って、ツヤツヤになって帰ってくる。
あのツヤツヤっぷりはなんか見覚えある気がするけど……ここ一週間近くで小さな内乱があってすぐでどこにもろくに人がいなかったけど、なんか常用してる薬があるとか？
私の解毒で何か役に立てないかと聞いてもはぐらかされるし、なんとももどかしい。
「久しぶりに人のいる場所に来れましたねエリナリーゼさん……って、エリナリーゼさん？」
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…ｶﾞﾊﾞｯ!!「ルーディア！先に宿を取っておいてくださいまし！私は少し花を摘んできますわ！」
切羽詰まったような、それでいてどこか待ち焦がれていたような顔で私に捲し立ててエリナリーゼさんは走っていった。
…………さすがに気になる、私にできることなら力にならせて欲しい。
エリナリーゼさんはもう、家族みたいなものなんだから。 - 162いつかの光景22/02/02(水) 00:39:17
そんな私の意気込みは一瞬で砕け散った、エリナリーゼさんが襲われていた、5人もの男に組敷かれて、肢体を貪られていた。
「！？ルーディア！？なんでここに！？」
エリナリーゼさんが私に気づく、エリナリーゼさんは私に会うために急いで来たって言っていた。
無理に急いで来たせいで何か弱味を握られているのかもしれない。
だとしたら私のせいだ、こんなにも私達のために親身になってくれたエリナリーゼさんが、私のせいで食い物にされている。
エリナリーゼさんを襲っていた男達の目が私に向く、怖い、冷水にの中にぬるま湯を混ぜこんだような寒気が私の身体をかきむしる。
「エ、エリナリーゼさんは、わたっ、わたし、を、ここまで助けてくれた人なん、です、どんなことだって私がや、やり、やります、から、エリナリーゼさんを離してください……」
背中の二人を降ろして頭を下げる、今さら遅いのかもしれないけど、それでもエリナリーゼさんの身代わりにでもならないと私はエリナリーゼさんと顔を会わせる資格なんて……
「ごめんなさいルーディア、大丈夫ですのよ、大丈夫、大丈夫だから、そんな悲しいこと言わなくていいんですのよ……」
なぜかエリナリーゼさんに謝られて、後ろの男達に困ったような顔をされる。
……もし、かして、何か事情、があるのだろう、か？ - 163いつかの光景22/02/02(水) 00:53:54
事情はあった、でもその事情は私が思ってたよりもずっと重いものだった。
定期的に異性と交わり続けないと死ぬ呪い、そんな危険な呪いを、ずっと私を気づかって隠したままに旅をしていた。
「ごめん、なさい……私なんかのせいで、こんな人も少ないような土地に来させちゃって……」
「大丈夫ですわよルーディア、貴女には見られるのが少し隠していただけですわよ、それに、雪国の屈強な男に抱かれるというのも悪くないものですわよ？」
なのに、今もエリナリーゼさんは私を気づかって虚勢を張っている、大変なのは私一人じゃないんだ、せめて、エリナリーゼさんが私にしてくれた半分だけでも、エリナリーゼさんを支えられるように頑張らないと。
ｼｮﾜﾜﾜ～
「あ、」
「あら」
アルスが漏らしてしまった、クリスも大抗議している。
ごめんね、すぐ替えるからね。
そうやって二人でおしめの後始末を済ます間、エリナリーゼさんの優しい横顔はどこか張り詰めていたような空気が抜けたようで、なんだか自分達が似た者同士のような気がして嬉しかった。 - 164いつかの光景22/02/02(水) 01:04:50
それから私は朝と昼の食事を作る頻度が増えた。
エリナリーゼさんはなんというか、すごいのだ、エリオットの物真似じゃないよ？…でも、すごいのだ。
呪いのために定期的に男を買って、夜から朝、長ければ昼までぶっ通しでやってむしろ元気はつらつで帰ってくる。
ならば私は美味しいご飯で出迎えるだけだ。
ここの食材での料理に慣れ始めた頃、私達はラノア魔法大学のあるシャリーアに到着した。
もう長いこと住んでる人のいない幽霊屋敷を半ば引き取る形で買い取りを済ませ、私達は魔法大学へと向かう。
人生二度目の、面接の始まりだ。 - 165いつかの光景22/02/02(水) 01:19:33
気合い万全で臨んだ面接は想像を遥かに越えて平和なものだった。
面接官はロキシーの先生、で教頭のジーナスさん。
ロキシーから聞いていたのと随分と違う感じだったけど十数年もあれば人は変わるか。
私にできることで珍しそうなのを一通り見せて、満面の笑みで採用をもらえた。
そのあとはエリナリーゼさんが若くて初心な男子を食ってみたいとか言って入学したり、大掃除をした家から動く人形が飛び出してきてテンション上がりまくったり、
特別生に貰える特権が色々ありがたいしいい機会だからと特別生入学をジーナスさんに頼み込んだら大爆笑されたり。
時間にしてみれば1ヶ月と少し、私は職と家と、ついでに学生証を手に入れた。 - 166いつかの光景22/02/02(水) 01:28:21
「それじゃあ、私とエリナリーゼさんの入学、就職決定を祝って！」
「「乾杯～！」」
とりあえず綺麗になったキッチンで早速ごちそうをつくってお祝いだ。
せっかくだし母さんが5歳の頃に作ってくれたごちそうにしてしまおう。
「…………あら？この味付け……」
「あっ分かります？母さんの得意料理で…」
「ギースがギャンブルで大勝したときに作ってたご馳走ですわね」
「私の思い出がぁぁぁぁぁ！！」
いや、あいつが母さんに料理教えたんだからそりゃそうなんだろうけどさぁ！
なんて、テーブルを囲んで笑い合う、いつか見た、その頃にはまだ全然素直じゃなくて楽しみきれなかったあのパーティー。
全てが蘇ってきすぎて私もちょっと気まずくなってる。
何はともあれ、当面の目標はアルスとクリスが5歳の時、今日みたいに賑やかにお祝いすることだ、お母さん頑張るぞー！ - 167ssアシタカ22/02/02(水) 01:30:04
- 168二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:30:48
- 169二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:32:20
……アシタカ文章上達してない？
オチを朗らかハッピーに持ってって中和するところに匠の技量を感じました
好き！ - 170ssアシタカ22/02/02(水) 01:32:59
もう一本くらい書きたいけど飛ばしすぎるとデイリーの意味がなくなるから我慢だ我慢……
- 171二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:33:06
良いねぇ
- 172二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:34:29
本当はできっこないのに焦燥して何でもやるとか言っちゃうルディ子は健康に良い
- 173二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:36:14
そう言えばグライラット家のママの味はギースが元なのか……
- 174二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:39:44
一時間半でこの長さを即興はヤバすぎる……
そしてまだ書き足りんのかアシタカ - 175二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:46:14
深夜なのでルディ子のミリスBAD投稿するね。
- 176二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:46:56
手強い相手だった
一歩間違えればこちらがやられていたかもしれない。そんな相手だった。
「……父……様」
小人族の女からそんな言葉が零れ落ちた。
今際の際にそんな言葉が出るほど家族が大切なら身内が奴隷にされた連中の気持ちも理解できるだろう。
くだらない貴族連中の依頼を受けた結果がこのザマだ。
「……」
間違いなく仕留めたはずだ、でも油断はしない。
奴らは平気な顔で他人を騙すのだ。
仕留めたと勘違いさせて気の緩んだ瞬間を狙われるかもしれない、警戒をしながら倒れた身体へと近づいていくと乱れた長い金髪が目に入った。 - 177二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:48:50
「チッ」
その姿に見つからないゼニスとルディの面影を感じて思わず舌打ちをしてしまう。
最後にルディを見たのは4年前だ、成長した今なら記憶にある姿より成長しているだろう、それこそ目の前で倒れている小人族の女ぐらいには。
その瞬間、嫌な考えが浮かんで血の気が引いた。
そんな筈がない、こんなところにいる訳がない。
嫌な想像を振り払おうと剣先で髪を払いのけると顔面を横切った傷跡が露わになると同時に光を失った虚な目と視線が合う。
俺は膝から崩れ落ちた。
了
- 178二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 01:50:56
パウロが剣を教えてれば死なずに済んだかもしれないのにな
- 179ssアシタカ22/02/02(水) 01:51:53
救いが無さすぎる……
- 180二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 02:05:07
なんでこんな時間に社畜起きてるんだ…寝なさい
あと救いってもんはないんです？ - 181設定衆22/02/02(水) 02:10:24
俺は寝ます…ここでスレ超えたらあとは頼んだ…俺の最後のレスです…受け取ってくれぇぇぇぇ！！！
- 182二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 06:46:46
奴隷ルディ子は無限の可能性がある……小ネタ
私が目を覚ますと、ルーディアが既に朝食の準備をしていた。
かつては優秀な魔術師として名を馳せていたらしいが、私と出会った時には奴隷として売られていた。所詮は魔術師と侮っていた私だったから、買うことはあるまい、と思っていたが横に女を侍らせた男に目をつけられて恐怖で震えたのを見て、割り込んで買ってしまったのだ。
なんでこんな奴隷なんて……と思ってしまったが、実際の所、かなり優秀だった。
家事は勿論のこと、帳簿の管理や言葉の通じない獣族や魔族との交渉だってしてくれる。彼女のおかげで毎日風呂だって入れるようになった。どこのお貴族様か。
何より何故奴隷にされたか分からないほどの凄腕の魔術師だった。稽古の相手をしてもらった時には無詠唱という脅威的な技術を目の当たりにしたし、命じれば水神流の技でも簡単に受け流せない魔術を１年で開発してしまった。
おかげで門下生のレベルも一段と上がった。衝動買い……というと、彼女に失礼だが、いい買い物をした。
唯一、一人で寝ることを不安がるのがたまに傷だが、可愛らしい妹ができたみたいで私としてはむしろ積極的に布団に連れ込んでいた。
ただ、師匠とともにこの地へやってきて、赤毛の剣士と出会ってしまって、私は複雑な気持ちを覚えた。ルーディアと同じ女としては赤毛の身勝手さに苛立ちを覚えなくもないが、赤毛と同じ剣士としてはその選択をしてしまう気持ちも分からなくないのだ。
私は彼女の朝食をご馳走になりながら、言った。
「あなたが奴隷をやめたいと言うなら私は止めませんよ。あの剣士との話し合いたいなら、その場を作る協力も惜しみません」
「……まだ少し、あの人と話すのは怖いです」
「そうですか……私達はしばらくこの地に逗留しますから、ゆっくり考えてください」
私はイゾルテ・クルエール。この少女の主人だ。 - 183二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 07:47:56
エリオット…イゾルデさんに試練課されまくりそうだな
- 184二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 08:46:17
実際ルディ子って金貨数百枚で買えるようなものなんだろうか
いや逃げられるの考慮しなかったら安くてもいいけど - 185二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 08:57:18
- 186二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:06:01
- 187二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:11:49
- 188二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:13:18
- 189二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:16:13
ルディ子は使うやつが使えば国どころか世界が傾くからな……
ザックリと身元調べて計算しただけでも値段がヤバすぎる - 190二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:19:02
ほしい
- 191二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:22:41
- 192二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:28:00
- 193設定衆22/02/02(水) 09:44:15
- 194二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:45:32
グレイラッドの血筋的にダリウスに売られたりする？
- 195二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:47:23
- 196二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:53:35
お乳愛好家の方は良いのか‥
- 197二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:53:51
ピレモンが買ったら年齢が近い的な理由でワンチャンルークの従者とかにしないかしら
- 198二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:55:57
シルフィが転移した先でルークの従者になってるルディ子に再会するのか
- 199二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:58:52
- 200二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:00:54
200ならルディ子買ってくる