- 1二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:31:13
とさり。柔らかな天蓋のカーテンを抜けて、柔らかなシルクのシーツの上に二人は倒れ込む。襟を犬のように引かれた先生は、服をはだけさせるキサキの上に覆いかぶさった
「其方は相変わらず、ひどい大人じゃのう」
先生の目に映るキサキは一つ睫毛を閉じて、淡いグレーの目を開く。揺れる常夜灯の炎に照らされて、瞳は頼り気なくゆらゆら揺れている
「先生、妾を期待させすぎたのじゃよ」
黄金よりも価値のある柔らかな生地を、小さな手がきゅと握った
「其方と会う度、其方との未来を幾度となく夢見た。其方が来るのを指折り数える待つ度に、ここを離れぬことの出来ぬ妾を恨んだ」
そっとシルクよりも柔らかな指が先生の頬に触れた。グラスを傾けるように、そっと唇が先生に近づいていった
「先生。妾はもう、待ちくたびれた」
先生から離れた小さく唇が動き、小さな身体が潤んだ視線を先生に向けている。
「どこか遠くへ行きたいのじゃ。天よりも、高く遥かへ」
キサキはチャイナドレスの右肩のボタンに触れる。先生を誘うように、無聊を弄ぶような手つきで服を脱ぐための継ぎ目を撫でていた。
「ふしだらな門主と笑うがよい。其方に全部をやろうという女の、哀れを慰めてはくれぬか」
夢を見るような、一つ誤れば消えてしまいそうな夜の中である。一抹の長い夜が始まろうとしていた - 2二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:31:51
- 3二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:34:11
ミルクでも貰おうか(知 っ て た)
- 4二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:36:48
ちょっと心に傷を負うタイプかなと思って覗きに来たら……覗きに来てよかった……
ふしだらという言葉がなぜかこう - 5二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:39:08
キサキもルミも山海経の組織のトップは普通にちゃんと組織の長をやってるので、結果としてワガママ言いにくい立場なのもどかしいよね……
- 6二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:43:22
今回は殴らないでおいてやろう…素直にありがとう。それはそれとして続きはないのですか…?
- 7二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:46:34
キサキ貯金にセイア貯金、いったいいつ石を使えるというのだ??キサキキサキキサキキサキセイアセイアセイア
- 8二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:48:18
しまった!!バーボンセイアスレだ!!!
- 9二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:50:16
セルフサービスですまない
- 10二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:52:09
キサキ、一夜の過ちが似合う女
- 11二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 22:57:33
- 12二次元好きの匿名さん24/05/15(水) 23:09:58
僅かな登場シーンでこの盛り上がりようだ…面構えが違う
- 13二次元好きの匿名さん24/05/16(木) 09:16:00
やっぱキサキって官能的な情事が似合うよね