- 1二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:44:42
- 2二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:45:28
ある夜のことです。グレーテルはお父さんと後妻の言い争う姿を偶然見かけてしまいました。
「もうあたしこの生活には耐えられないわ!毎晩毎晩2人の部屋からずっと喘ぎ声が聞こえて寝れそうもないのよ!?」
「まぁいいじゃないか、仲が良くて」
「普通の仲良しな兄妹は毎度のごとくギシギシパコパコしないわよ!!しかも責められて喘いでるのはヘンゼルじゃない!!兄妹間逆レ〇プなんて倒錯しすぎじゃない!?」
「まぁまぁ」
「まぁまぁで済むか!!」
大変なことになってしまいました。グレーテルは大好きなお兄ちゃんとの拘束強制らぶらぶえっちを楽しんでいるのがバレてしまったのです。さらに後妻は、こともあろうにこんなことを言い出したのです。
「もう我慢できないわ!あのクソアホ異常性癖娘は教会で性根を叩き直すついでに面倒見てもらいましょう!このままだとヘンゼルにも悪影響よ!食費も多少減らせて万々歳だわっ!!」
グレーテルは慌てました。このままではお兄ちゃんと引き離され、お兄ちゃんは別のどこの馬の骨ともわからんクソ女に引っかかってしまうかもしれません。
そうなる前に、この家から逃げ出すか後妻を殺さなくては……グレーテルは必死に考えました。 - 3二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:47:31
強硬手段は切り札に回すとして、どうにかしてお兄ちゃんを連れてどこかへ逃げるには……その時グレーテルはひらめきました。まずはヘンゼルの眠る寝室に忍び足で戻り、すぅすぅと可愛らしい寝息を立てる愛しのヘンゼルの耳元で、泣きそうな声で囁きました。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん起きて……このままだとわたしたち、棄てられてしまうわ。」
甘く、蕩けるような声を、一言一言、ヘンゼルの脳に染み込ませるように囁きます。グレーテルの十八番、催眠プレイの応用です。これは意識を半分覚醒させ、グレーテルの言いなりにしてしまう恐ろしい特技でした。
「さぁお兄ちゃん、立って。着替えたら直ぐにこんなおうちから逃げ出しましょう。」
眠たそうな、愛らしいぽやんとした顔で無防備に着替え出すヘンゼルに襲いかかりたくなる気持ちを律しつつ、グレーテルも身支度を急いで整えます。数日分の着替えと拳銃、スペアのマガジンと弾丸、お兄ちゃん用のローターとバイブをカバンに放り込み、音を立てず息を潜めて、お兄ちゃんの手を引きながら階段を降り外へ飛び出しました。 - 4二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:52:58
こえーよ、これ
何か不穏な空気が漂ってるよ!
魔女が正しくて、グレーテルがやらかすんだろ? - 5二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:53:45
怖いよぉ!?なにこれ!?
- 6二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:56:20
魔女から貞操あべこべ光線弾もらいそうなグレーテル……
ヘンゼルがこのままオモチャな竿モブで終わらないでほしいな - 7二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:32:35
家を飛び出して森に入り、少し進んだところでヘンゼルは完全に目を醒ましました。
「あ、あれ……グレーテル?ここはどこなんだい?」
気がついたら家ではないどこかへ連れ出されたヘンゼルは、不安そうに周りを見回します。そんなヘンゼルをグレーテルは優しく抱きしめて、再び耳元で甘く囁きました。
「大丈夫よ、お兄ちゃん……わたしたちを捨てようとしたあのクソ女にはもう会わなくて済むようになるの。ずっとずっと、わたしが守ってあげるからね……♡」
グレーテルの必殺技、催眠囁きボイスが再び炸裂します。ヘンゼルは再びグレーテルの言いなりになってしまいました。
これで一安心。再びヘンゼルの手を引き森の中をグレーテルは森の中を突き進んで行きました。 - 8二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:45:48
これヘンゼルは普通の男の子だな……
- 9二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:48:12
兄妹間逆レはまあ目を瞑りましょう
なんでチャカ持ってんだよ!? - 10二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 23:50:33
追い出されるのも納得だよ!
- 11二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 02:10:11
「不味った……迷子になっちゃった……」
グレーテルは大いに困りました。深くてくらい森の中で迷子になってしまったのです。
いくら自作催眠音声の販売で多額の利益を上げてこっそりヘンゼル用に大人のおもちゃを買い込んだことがことがあるとはいえ、グレーテルはまだ子供でした。こういうときほど賢いヘンゼルの知恵を借りたいのに、ヘンゼルならいいアイデアでグレーテルを導いてくれるのに、ぽやぽや言いなりおにいちゃんにしてしまったのはほかでもないグレーテルです。ですがかわいいのでよしとしました。
おのれの浅慮を呪ったところでどうしようもありません。仕方がないので森の中を二人で進んでいきます。
森を宛てもなくさまよっていると、焼き菓子の甘くて香ばしいにおいがどこからか漂ってきました。近くに人がいるのかもしれません。グレーテルはカバンからハジキを取り出し、警戒しながら進んでいきます。すると開けた場所に行き当たり、そこには屋根がケーキ、壁がパン、窓が砂糖で作られた、いわゆるお菓子の家がありました。 - 12二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 02:14:25
迷子にはなるが得体がしれない建物に近づく時は警戒してしっかり武装する少女
お前のような少女がいるか - 13二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:23:53
ドアノブに手をかけると、どうやら鍵がかかっていないようです。これはしめたものだ。元々の家主はわからないけれど、鍵もかけず家を空けている以上押し入られても文句はないということだろう。ここがわたしとお兄ちゃんの新しい愛の巣だ。もはや強盗に近い考えのグレーテルはほくそ笑みながらドアを開けようとしました。しかし、既のところでヘンゼルがグレーテルの腕を引き止めてしまいました。
「だめだよグレーテル、不法侵入はよくない。こんなところにたった一軒、それもお菓子の家があるなんておかしいよ。」
ヘンゼルはグレーテルに最近噂になっている、子供の誘拐事件について教えました。さすが賢いヘンゼル。グレーテルは深く感心しながら聴き入りましたが、結局は聞く耳を持ちませんでした。
「大丈夫よお兄ちゃん。何も心配いらないわ。何せこっちにはハジキがあるんだもの。」
グレーテルは銃で全ての問題を解決できると思っていました。拳銃の安全装置を外し、ドアを開けてお菓子の家に押し入りました。 - 14二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:28:47
- 15二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 02:59:01
ヘンゼルの静止を振り切り家に押し入ると、幸運なことに誰の気配もありません。なんという僥倖でしょう。ここならば雨風もしのげて食うに困る心配もありません。グレーテルはヘンゼルと共にここに籠城することに決めました。
そうと決まればさっそくドアをふさぎ、外部に通信を取れそうなものをすべて破壊し、命より大事なお兄ちゃんを寝室と思しき部屋にかくまいました。これでもう邪魔をするものはなにもありません。
グレーテルは今夜のプレイに思いをはせながら、お兄ちゃんをベッドに縛り付けました。 - 16二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 03:06:15
- 17二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 10:40:58
世の中全ての問題は警察に頼るより銃を抜いて見せた方が早く片がつくから……
- 18二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:01:53
(魔女の登場シーンどうしよう……)
- 19二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 01:43:06
一方そのころ、魔女は一人の男の子を町に送り届けて、家路に就いたところでした。
「はぁ……すっかり暗くなってしまったわ。早く帰って夕ご飯にしなきゃ」
この魔女こそが、お菓子の家の家主にして、連続誘拐事件の犯人……ではなく、迷子になったり行き場をなくしてしまった子供たちを勝手に一時保護しているボランティア(自称)なのでした。
出かけた先から帰るところなので、当然いま自分の家がどうなっているかなど知る由もありません。晩のおかずを考えながら、のんきに鼻歌すら歌いながら森の中へ入っていくのでした。 - 20二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 11:49:58
そうして我が家までたどり着いた魔女。鍵を開け中に入ろうととしましたが、ドアが何かで塞がれているのかビクともしません。押したり引いたり試してみても一向に家に入れそうもありません。
さすがにおかしいと思い、窓から中を覗いたり壁に耳を当てて様子を伺ってみれば、どうやら中に人が居るようです。
そう、魔女は家を乗っ取られてしまったのでした。このままではいけない、なんとかして中に入る手段を見つけなくては。日が暮れて段々と暗さが増していく森の中で、魔女は一人考えを巡らせていました。 - 21二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 11:52:29
とりあえず、魔女はキャンプだな
ゆるキャン△よ - 22二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 21:54:41
保守
- 23二次元好きの匿名さん22/02/04(金) 22:37:59
日がすっかり沈んだ頃、グレーテルは漸くお楽しみに及ぼうとしていました。
ヘンゼルを最初に眠らせ、轡を口に着けて両手足に枷を嵌め、これで準備は万端……と思ったところで、なにやら外からガチャガチャと物音がします。
「チッ……なによわたしとお兄ちゃんの愛を邪魔しやがって」
グレーテルは内心怒り心頭で武器を片手に外の様子を窺いに行きました。
「待っててねお兄ちゃん♡邪魔者ブッ殺したらすぐ戻るわ……♡」 - 24二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 02:41:17
- 25二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 02:44:19
保守
- 26二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 09:49:28
その頃外ではもぐもぐ、もぐもぐと魔女がパンの壁にかじりついていました。
「壁から何まで食べられるなら、簡単に壁に穴あけられるじゃない!あたしってば頭いい〜!」
魔女はバカでした。
およそ30センチほどあるパンの外壁を食べ進み、漸く穴が開いたところでちょうど様子を見に来たグレーテルと目が合ってしまいました。
「ンだァてめぇコラァ!何人の情事邪魔しとるんだボケがァ!!死にさらせェッ!!」
「ひ、ひえぇ〜〜っ!!」
パン、パンと乾いた音が響き、2発の銃弾が魔女を掠めて後方へ飛んでいきました。魔女は腰を抜かしながらも咄嗟に壁に隠れ、なんとかやり過ごそうとしました。 - 27二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 17:36:11
保守
- 28二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 05:03:53
(何も思いつかねぇ……)
- 29二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 06:55:17
やっぱグレーテル、エンヤ婆じゃね?
- 30二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 16:33:05
「おい何隠れとるんじゃボケがァ!さっさと出てこんかいワレェ!!」
グレーテルはがなり立てながら血眼で魔女を追って拳銃片手に飛び出していきます。
魔女は観念して、おずおずと両手を挙げて投降しました。
「うう、ごめんなさいぃ……このおうちあげるからゆるしてぇ……」
魔女はクソザコでした。脚をガクガクと震わせながら、涙を目に浮かべグレーテルに跪きました。
すると、グレーテルもいたたまれなくなったのか、銃を収めて魔女を家に大人しく入れることにしました。 - 31二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 16:35:23
魔女さ/んかわいい…かわいくない?
- 32二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 02:05:03
あと2、3レス以内に決着してぇ……3000字越えてる……