- 1二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:21:11
ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。
※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好きな人が見てもあまり不快に思われないように常識の範囲でお願いします。
>>190は次のスレ立てをお願いします。
※次のスレを貼る人はこれをテンプレにして下さい。
↓前スレ
ここだけルディが女の子だった世界線85|あにまん掲示板ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好き…bbs.animanch.com - 2設定衆22/02/02(水) 09:43:46
ルディ子(名前ルーディア、ルディア)
・小さい頃はちょっと生意気で小賢しく口が回った
・エリスとの初夜でアルスとクリスがいるシングルマザー
・妊娠しやすい呪子
・男性不信の男性恐怖症
・子供たちを温めるための火属性や水属性が得意
・低身長巨乳(149くらい…?)
・14歳からずっと母乳が出ている
・もしかして*よわよわ…?
・ジュリのことを子供のように想っている
・ノルンやアイシャにお母さんみたいに振舞っているが誰もいない時ゼニスに甘えている
・ナナホシにも甘えられてる
ルディ呪子概念
・妊娠しやすい。出産までの期間が早くなる。
・生まれた子供は膨大な魔力や、強い力を持つ
・子供への愛情が強くなる
・ずっと若々しい見た目、寿命は人族と同じ
・妊娠している子供の安全性が爆上げ
・出産時肉体活性化
AIの呪い
・子供の成長が早くなる
・子供が呪い子になる
#二次創作 #恋愛 【TSルディネタ】我が子【※エリスファン閲覧注意】 - 02 インテンシティの小説 - pixivエリスの子だ。 たった今、俺の中から生み出された二つの命を見てそう感じた。 顔を真っ赤にして、割れんばかりの声で力強くなく赤子。そして二人の深紅の髪がエリスとのつながりを否応なしに感じさせた。 女としてこの世に生を受け、初めてこの身をささげようと決めた相手、エリス。 だが、エリス...www.pixiv.netここだけルディが女の子だった世界線SSまとめ(許諾もらえたもののみ) Wiki*wikiwiki.jp - 3二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 09:51:50
設定集がこのスレ全体の設定だと勘違いして、設定の解釈違いで離れちゃう人がいるから
「今まで出てきたルディ子の概念一覧」とか「設定は無視してもいい」みたいな文言が欲しいかな。
これだけバンと張れるとルールだと思われるし。 - 4無視していい設定衆22/02/02(水) 10:00:34
- 5二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:02:44
前スレの続きだけどピレモンならルークとも仲良くさせると同時にダリウスがきにいったらやらせると思います
- 6二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:03:45
- 7二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:04:22
前スレ200
ころしてでもうばいとる
とりあえず、ロキシーがルディ子を購入する√も見たい。
運命さんならきっとやってくれる……!
折角不幸になったのに、ヒトガミは笑えずに「馬鹿野郎、なんで奴隷堕ちしてるんだ。もっと生き足掻けよ」とか地団駄踏みそう - 8二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:04:42
魔法も使えるから息子や自分の護衛にも使えるからな
- 9二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:07:04
当主の家に預けられるエリスの兄弟の扱いに似てるね
- 10二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:15:08
ノトスが好きそうな胸してるもんな…絶対
- 11二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 10:35:58
10歳くらいの奴隷ルディ子をロキシー♂が購入
もう奴隷じゃないんです
アスラまで連れて行きますから安心してください
ってぐずるルディ子を寝かしつけるために添い寝とかしてたらそのうち発育よくない?って焦り始めるロキシーと実はとっくに1人でも眠れるようになったけど甘えたくて添い寝をせがむルディ子の電波を受信した
- 12二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 11:27:17
ロキシーの奴隷ルートじゃないけどルイジェルドの助けがないならロキシーが来るまで魔大陸から出ることはできないみたいだから助けに来てくれた師匠に甘えまくるルディ子はいる!
- 13二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 11:43:32
- 14二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:12:51
- 15二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:19:10
パウロ「うちの従兄弟が、ルディを甥の婚約者にしたいって……」
ルディ子(おお、パウロの従兄弟といえば、お貴族!贅沢な暮らしができるなら、俺は構わんが……)
リーリャ「」
ゼニス(般若顔)
ルディ子(え?何なん、何なんこの空気?そんなにパウロの従兄弟ってダメな奴ばかりなの!?) - 16二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:19:48
パウロ「悪いこと言わんからあいつ(ルーク)だけはやめとけ」
ルディ子「何故です?」
パウロ「(女癖的な意味で)俺の甥だぞ?」
ルディ子「あー…」 - 17二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:23:11
詰んじゃう!詰んじゃううううう!!!って運命力くんの断末魔が洗脳じみた効果を発揮してルディを手助けしヒトガミの悪足掻きを踏み躙る(例:神の気配)
が、そこまで追い詰められない限りは運命力くんの迫真辻褄合わせが発動しないからヒトガミに誘導されるし妊娠中は運命力くんは無力
あとルーデウスの意志を誘導することは運命力くん得意だけどそれはヒトガミの方が得意だしルーデウスの意図>運命力くんだからヒトガミのラジコンしてる時は運命力くん捻じ曲げられてるよね、ルイジェルド始末されたり
要するに普段はルーデウスの意図>ヒトガミ>運命力
詰み寸前(妊娠中除く)は
ルーデウスの意図>運命力>ヒトガミの関係にあると思う
つまり追い詰めすぎたら運命力くんが何とかしてくれるというセーフティネットの元ルディ子をどこまでも追い詰めていいのでは……?オラッ奴隷堕ち!転移の迷宮in!魔大陸に妹(弟分)(弟)(任意の足でまとい)とポップ!赤龍山脈にポップさせるオルステッドルート!
- 18二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:29:52
- 19二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:32:21
- 20二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:33:21
- 21二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:34:21
一人で戦争を終結させかけてめっちゃ強い剣士けしかけられそう
- 22二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:35:15
- 23ssアシタカ22/02/02(水) 12:37:27
ルディ子の負担やたら多い転移災害(原作時点でルナ級)か……
アシタカが書いていいならお題も - 24ssアシタカ22/02/02(水) 12:37:41
- 25二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:40:11
- 26二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:40:25
- 27二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:41:57
- 28二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:42:05
- 29ssアシタカ22/02/02(水) 12:43:18
- 30二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:43:18
多分転移事件前後の紛争地帯にはシャンドルが居るから絡ませてもいい
- 31二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:43:21
- 32二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:44:08
デデデデーンって聴こえてきそうな運命力くんだな……
- 33二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:44:27
さすがヒトガミと争ってるようなやつだ、ゲスさが違う
- 34二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:44:43
- 35二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:46:11
運命力くんは原作ルーデウスにするためなら老ルーデウスはどんなに追い込んでも問題なさげなのが怖い
- 36二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:47:25
- 37ssアシタカ22/02/02(水) 12:49:33
- 38二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:51:05
- 39ssアシタカ22/02/02(水) 12:53:01
- 40二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:53:02
お前の名前はジコ坊だよ!いいね!
- 41二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:55:06
4割くらいは自業自得だろ
- 42二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 12:56:37
- 43二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:05:19
- 44二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:05:47
シルフィ「そこは運命で殺害される直前で崖から転落してルディに助けられるとか、さ……」
運命「駄目です」
エリス「ルーデウスの思考がおかしくなって私を襲うとかあってもいいじゃない!」
運命「駄目です」
アイシャ「ザノバ様だけでなく私まで巻き添え?」
運命「はい」
ナナホシ「なんで、私まで自殺することになってるの……?」
運命「あなたは、老デウス時空だと様々な属性をつけられないからです。なので、ルディ子時空に行ってもらいます」
- 45ssアシタカ22/02/02(水) 13:11:06
- 46二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:13:12
スレ画の画質が良くなってる
- 47二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:14:05
ふと思ったが、転移先ラノアでジーナス先生保護ルートとかないんだろうか、伝手で探索も行けるだろうし
まぁ問題はアリエル様の大掃除前だから不良多そうなことだが - 48二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:20:26
- 49二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:42:40
このレスは削除されています
- 50二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:42:47
- 51二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 13:44:05
安価付け忘れ
詰み寸前まで追い詰めるつもりのIF転移はどれも地獄に1本の蜘蛛の糸くらいの煮詰め方をしたいから……
優しいと称されたオルステッドルートは除いて……
あとアシタカは家庭教師イベントはルディ子も採用でパウロがちょくちょく様子見に行ってたよな?
ルディ子は……この時期だと奴隷堕ちする理由が……
ミリスで神子様暗殺容疑で術奪いくらってラトレイア家に保護されるも魔術も使えないのに逃げ出して奴隷堕ちとか?
ロキシーがルディ子をミリスで救出
エリスゼニスパウロノルンで魔大陸から帰ってきてもらって
アイシャとリーリャは実家にでも飛ばそうか(一欠片の優しさ)
ロキシーと離れたがらないルディ子はロキシーに連れられてアスラへ
エリナリーゼ達は魔大陸に行って4人旅してるパウロを回収しアスラに帰ってくるハッピーエンド!いやー素晴らしいですね
- 52二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:07:01
転移先ifじゃないけど、魔大陸からエリナリーゼと同じルートで北方大陸側から戻るルートもありかもしれない。
パウロと再会できなかったせいで、何もないフィットア領見て「なんですか、ここ……?」と呆然とする形。
あるいは転移先ifではないけど、ギースの協力を得てパウロが大森林を回っていると裸の娘と再会してしまったりとか。 - 53二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 14:15:28
- 54二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 15:29:52
- 55二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 15:32:32
- 56二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 15:50:02
連投になるけど、優しい世界線2
パックス「ロキシー……グスッ……余が折角、頑張って……エグッ……中級魔術覚えたら……ヒグッ……『この程度か』って言わんばかりに……グスッ……ため息ついて……」
ルディ子「あのロキシーが?信じられません……」
パックス「本当だ……信じてくれ!!」
エリス「そんなことをいつまでもグチグチと……」
ルディ子「エリス、人って簡単に折れちゃうんですよ。エリスだって、10歳の誕生日パーティーの時、自分を理解してくれない人の視線は覚えてるでしょう?」
エリス「……忘れたわ」(覚えてるときの反応)
ルディ子「ははは。殿下、一週間くらいなら滞在しましょう。私にどれだけのことが出来るか分かりませんが魔術を教えましょう」
パックス「なんと可憐な天使なんだ……余と結婚してr」
ルディ子「ごめんなさい」
リーリャ「ここのご飯美味しい」
アイシャ「母さんがご馳走に堕ちかけてる……」
- 57二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 15:58:10
- 58二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:00:00
さんざん誰かに優しくしてもらってきたのに仇でしか返さなかった奴が優しくして貰える分けないだろ
- 59二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:14:38
ラプラス救おうと思ったらマジで世界が変わる……というかシラードになんかインストールして龍神様鬼つええええええ!!!このまま人界も滅ぼそうぜ!……は負けるんだっけか
ルーデウスは産まれなそうだしちょっと壮大すぎて1ファンの手には負えなすぎるな - 60二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:40:07
- 61二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:46:35
- 62二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 16:57:51
- 63二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 17:14:33
関係あるのはオルステッドの呪いの条件
オルステッドの魔力が呪われてて兜なしで対面することが呪いの発動条件だから恩人が龍神だって話をする分には問題ないと思われる
スペルド族が怯えられるのは呪いと風評被害の両方なのでオルステッドよりある種どうしようもない
- 64二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:00:55
パウロって使徒になるポテンシャルがあると思うの。家族の場所を教えられて実際に救えた結果、ヒトガミを完全に信用してルディ子は悪い龍神に誑かされているよ、助けてあげないと。とか言ってオルステッドに問答無用で襲いかかるルートとかになりませんかね
- 65二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:03:13
使徒絶対に殺すマンのオルステッドと娘絶対に救うマンのパウロとの戦いに争わないで!と割り込んだルディ子を斬り殺して肩ポンされるパウロ!?
- 66ssアシタカ22/02/02(水) 18:04:43
- 67二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:18:33
アトーフェ前転移とかミリスで術奪い展開よりよっぽどムズくない?
- 68二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:22:02
ハッピーエンドとはアシタカ氏は一言も言っていない……。
それでも、アシタカ氏なら、アシタカ氏ならやってくれる……!! - 69二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:22:37
- 70二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:29:31
- 71ssアシタカ22/02/02(水) 18:35:08
- 72二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:38:41
- 73二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 18:50:36
- 74二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:41:25
- 75二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:43:42
世界最強だからな……
- 76ssアシタカ22/02/02(水) 19:47:11
料理中に火傷しちゃったからssちょっと待ってね
多分22時くらいには戻ってくるから - 77ssアシタカ22/02/02(水) 19:50:25
- 78二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:52:45
はよ冷やしてこい
- 79二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 19:56:20
そういや鎧もないしルディ子がかなり上位の封印術持ってたら負けるのか
- 80二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:14:59
- 81二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:17:20
- 82凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:18:58
アシタカ様が火傷治すならその間に妄想駄文垂れ流します。
昨日の続きです。妄想駄文です(大事)
あらすじ。
ルディ子貴族に痴漢されて、このままじゃ貞操が危ないと、ブエナ村に逆ドナドナ。
ルディ子と一緒にエリスがブエナ村に来訪し、シルフィと友人に。 - 83凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:19:23
『シルフィ魔大陸転移√』
私とルディとシルフィが魔大陸に転移して、ルイジェルドというスペルド族の男と知り合った。
リカリスの町でルディは失敗して、憧れの冒険者生活は楽しいだけじゃないんだと知り、それでも日々を楽しもうと、目一杯楽しんだ。
ルイジェルドが髪を剃ったのを見て、シルフィも断髪すると言い出した時は私とルディが全力で止めた。
結局、シルフィに関しては、おでこを広く出して「ただの緑髪の女奴隷をスペルド族と偽って名を上げようとする愚かな冒険者」という設定で演技することになった。奴隷扱いするのは少し嫌だったけど、冒険者にウケて笑いの種になるのをシルフィは楽しんでいる様子だった。
警戒は怠らないし、ブエナ村に本当に帰れるか分からない。でも、世界で最も尊敬するルディと、友達でもありライバルでもあるシルフィが近くにいて、ルイジェルドという尊敬できる人と出会った。楽しいことは、楽しかった。
慣れない土地で、慣れない生活が、徐々に日常になっていった。
と思っていた。
「エリス少し歩く速度を落とせ、それでは次の町に着く頃には体力がなくなる」
「大丈夫よ、ルイジェルドは心配症ね」
背中のルイジェルドに振り返って言う。
シルフィも仕方ないなぁ、といった顔で私を見てる。引っ込み思案な彼女だけど、友達になってからは姉のような存在にもなっていた。歳下なのに生意気、とかはもう思わない。それが自然だった。
「エリスの言う通りですよ。地図では急げば昼には次の町につけます。早く着いて屋根のあるところで寝たいです」
眉を顰めているルイジェルドに対して、ルディは私の言葉に同意した。
「……ほうれんそうは大事でないのか?」
「えと……そんな心配することでもないと思いますよ、ほら!エリスもシルフィも元気みたいですし」
「……お前がいいなら、それでいい」
ルイジェルドはまだ何か言いたそうだったが、グッと押し黙った。彼の言葉を蔑ろにしてしまったかもしれない、と不安になった。
その日の内に、次の町に着いていつもと同じやり取りでシルフィを印象付けて、私の喧嘩をルディが仲裁して、ルディとシルフィが「やっぱり口に合わないね」なんて顔を顰めながらそれでも食事を完食して、宿屋の部屋でルディとシルフィと笑い合いながら寝た。 - 84凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:20:48
翌朝。ルーディアが倒れた。
いや、正確にはベッドから起きれなかった。
高い熱を出して、顔も赤く、呼吸も途絶え途絶えだ。シルフィが解毒魔術をかけてもすぐに熱が上がる。
「なんで、なんで……!?」
「シルフィ、大丈夫なのよね!?ルディは治るのよね!?」
「分からないよ!!」
困惑するシルフィを思わず詰ってしまい、怒鳴り返された。
今、一番無力なのは私なのに。頑張ってるのはシルフィなのに。シルフィを困らせてしまった。
二人して涙目になっていると、ルイジェルドが部屋に入ってきた。
「大丈夫だ、心配ない」
「なんでそんなのが分かるんだよ!?」
「そうよ、変な病気だったらどうするのよ!?」
「ただの疲れだ」
ルイジェルドは溜め息をつき、怒鳴った私達の声のせいかルディが目を覚ました。ルイジェルドの顔を認識したのか起き上がろうとする。
「だから、ほうれんそうは大事なのだろう、と言ったのだ」
「ご、めんな……い……足、ひっぱ……って……」
「構わん。前の町でお前が金をためてくれた。今日一日くらい休んでも釣りが来るだろう」
「で、も……」
「いいから、ゆっくり休め。それがお前の罰だ。安心しろ、今日は依頼を受けんし、受けさせん」
「はい……」
ルディはすぐに目を瞑り苦しそうな寝息を立て始めた。
「ルーディアは一度痛い目を見た方がいいと思っていたが……お前達も理解する必要があったか」
ルーディアが寝静まったのを確認してルイジェルドは私達に鋭い視線をやった。
その視線に思わず背筋が伸びた。これから私達は叱られる。倒れたルディをちゃんと休ませなかった事だろうか、でもシルフィは私のせいで大きな声を出してしまって……
「俺達の中で一番体力が低いのは誰だと思う?」
「……ボク?」
シルフィが手を上げた。私も何となく、そう思った。だが、ルイジェルドはその言葉を否定した。
「違う、ルーディアだ」
- 85凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:21:35
「「え?」」
信じられなかった。だって、ルディは何でもできて頭も良くて
「シルフィエット、お前は曲がりなりにも剣術を習っていたな?」
「えっ……はい」
「ならば、この中で、武器を使った術を全く習っていないのは誰だ?」
あっ……そうだ。あのだらしのない、ノルンとアイシャの父親とは思えない男がくだらない意地のために、ねだるルディに剣術を教えなかったのだ。簡単な素振りと走り込みはやってるけど、私達ほどは動けない……。
昨日遅く歩け、と言ったのは私の事を心配してじゃなかったんだ。ようやく気付いた。
「でも疲れてるなら、ちゃんと言えば……!」
「言えるならな。奴は賢い、だが馬鹿だ」
賢いなら馬鹿ではないと思うが、違うのだろうか。分からなかった。
ルイジェルドは続けた。
「……シルフィエットを他の者に紹介するとき、あるいはエリスの喧嘩を仲裁するとき、ルディの脚に気付いていたか?奴は冒険者と話しかける時いつも震えている」
ルディが?あの負けず嫌いで大人を言い負かすあのルディが?
「なん……っ」
思わず大きな声が出そうになった。
「分からん。俺は人とあまり接してこなかったからな……だが、考えることはできる。例えばそれは下手を打てば自分達の死に直結するからだ」
「じゃあ、無理にしなくてもいいじゃない……」
「そうだよ、そんなので倒れられたらボク……」
「俺には分からん。だが、ルーディアの中ではお前達を守る為に必要な行為なのだろう。奴は無理に死地に飛び込むような真似はしない。だが、お前達を守るためならば……」
隣から泣きじゃくるシルフィの声が聞こえてきて、ルイジェルドの声が止まった。いや、シルフィだけじゃない、私もだ。涙が止まらなかった。
「俺とて、お前達がただ無邪気に旅している訳ではないのは勿論分かっている。だが、ルーディアはお前達の思っている以上に必死だ。考え方を改める必要はないが覚えておいてやれ」
- 86凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:22:30
ルイジェルドが部屋から出ていき、寝ているルディと、泣いてる私とシルフィが残された。
「ルディに守られるだけでいいのか……」
「え?」
「父さんに昔言われたんだ……ボク、何も……何も変わってなかった………」
そんなことない。私は目の前の相手をぶちのめすことしか考えられない。でも、シルフィは料理だってするし、色んな事に気を回してルディを手助けしていた。ルディだって「シルフィは気が付くね」とよく褒めていたじゃないか。
「ボク、ルイジェルドさんみたいにやっぱり髪剃った方が……」
「駄目よ。剃りたくないんでしょ?」
リカリスの町を出たときシルフィは剃刀を持って震えていた。誰が好きで髪の毛を剃りたいものか。ルディも私もその手を見て止めたのだ。
「でも……」
「もし、嫌々やったならルディは傷付くわ。今の私達みたいに」
私の喧嘩と違って、シルフィの髪は誰の責任でもないのだ。私は泣くシルフィの頭を抱きかかえて撫でた。
「どうしたらいいの?」
「強くなるわ、少しでもルディの心配を減らせるようになる」
「でも、それじゃ、ルディの負担減らないよ……?」
「なら、勉強もする。……シルフィ、今日はルディ任せていい?」
「え、うん、いいけど……?」
強くなる。私はシルフィほど器用じゃないから、今の私ができるのはそれだけだ。
涙で濡れた目を擦って、シルフィと向き合った。
「今日はルイジェルドを一日もらうわ」
- 87凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:22:49
*************
ルイジェルド視点
ルーディアが倒れた日、シルフィエットとエリスに言葉を叩き付けながら、自分も不甲斐なさを感じていた。
戦士の先達として、倒れる前に言って聞かせなくてはいけなかった。だが、ルーディアは口が回るし、何より二人を早く帰したいと本心から動いている。一度失敗しなくては変わるまいと思った。
だが、俺の情けないやり方で、ルーディア以上に二人が変わった。
エリスは俺が指摘する前に自分の剣や動きを確認するようになった。剣だけではない。短気なのは変わらずだが、殴り倒すのではなく殴らずに視線と構えだけで喧嘩に打ち勝つ術を身に着けた。
シルフィエットもだ。エリスほど武器が使えず、ルーディアほど魔術を使えないことを憂いていたが、その憂いを自分から断ち切ってできる事が何か“考える”ようになっている。そして、ルーディアの行動を先読みして、動きやすいよう準備を整えるようになった。
ルーディアが潰れた事で二人は戦士になった。子供の成長は早い。
ただ、ルーディア自身は少し複雑なようだが……
「ルイジェルド、私が熱で倒れた日、二人に何言ったんです?」
〈土砦〉だったか。ルーディアの魔術で作られた即席の家の中、焚き火の灯りに照らされたルーディアの顔はむくれていた。
エリスとシルフィエットは寝ながら、ルーディアにしがみついていた。まるで何処にもいかせないようにしているようだ。
「別に何も言っていないが」
「何も言ってないって事はないでしょう。宿屋でもすっかりこの調子なんですよ。夜トイレに行くのも大変で」
「お前の隣にいるなら、過保護なくらいが丁度いい。お前の無茶は直らないだろうからな」
「無茶なんてしてないのに……」
顔を膨らませた後、ポツリと呟いた。
「でも、二人が成長したら、私の事なんか見向きもしなくなるんでしょうねぇ……」
その言葉に、二人がしがみついているのではなく、二人にしがみついているのはルーディアなのかもしれない。ルーディアが“戦士”になろうとしたのは、甘える機会を奪ったのではないだろうかとも、感じた。
俺は頭を振って、ルーディアに促した。
「もう寝ろ。また倒れたらもっと過保護になるぞ」
「そうですね……おやすみなさい」
明日もまだ旅は続くのだ。
- 88凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:24:38
- 89凡人に囲まれた凡人22/02/02(水) 20:25:48
これも纏めてくださると嬉しいです(書き忘れた)
- 90ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 20:29:57
私もssを投稿。
- 91ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 20:30:10
「うぇぇぇん」
「うぁぁぁん」
「よしよし、泣かないでアルス、クリス」
夜泣きをする子供たちをあやしながら、これからどうすればいいかを考える。
今から数分前、私達親子は宿を追い出された。原因は二人の夜泣きだ。隣の部屋を借りている客が宿にクレームを入れた結果、私達は宿を追い出され住む場所を失った。
私がちゃんと二人を泣き止ますことができればこんなことにはならなかった。こんなことことすら満足にできない自分の無能さに嫌気がさす。
「うぅ…」
思わず涙が出てきそうになる。しかし、泣くわけにはいかない。
私はこの子達を守れる立派な母親になると決めたのだ。だから、弱音を吐くわけにはいかない。そんな事をしている暇があるなら一刻も早く二人を泣き止ませ、新たな宿を探さなければ。
「えっ?」
そう思い前を向いた瞬間だった。私の視界は突然まばゆい光に包まれ思わず目を瞑る。すると同時にどこかに引っ張られる感覚に襲われた。…この感覚には覚えがある。これは━━━━
「て、転移!」
この現象の正体に気づいた私は二人を強く抱き締めた。 - 92ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 20:30:20
やがて光が収まり、視力が回復するとすぐさま私は二人の安否を確認する。
「よかったぁ」
二人はしっかりと私にくっついている。どうやらはぐれずにすんだようだ。
二人の安全が確認できたと同時に私は周囲を見渡した。できれば飛んだ場所が安全な場所であって欲しいとそう願いながら。
周囲を見渡したところ、どこかの家の庭であろう光景とそして多くの見知らぬ━━しかしどこか見覚えがあるような人々の顔が目に写った。彼ら(人数的には女性のほうが多い)の姿に違和感を覚えていると中心にいた男と目があった。
その男はどこかゼニスとパウロに似た顔を困惑に染めながら、
「えっと……君が俺の家族を守ってくれる守護魔獣でいいのかな?」
そう聞いてきた。…は?守護魔獣なにそれ?
「いえ、違いますが。というか私もこの子達も人間なんですが。」
私の返した言葉に彼は絶句し、しばらくフリーズしていたがやがて立ち直り、
「どうやら、俺は召還魔術の失敗であなた達をここは呼び出してしまったようです。巻き込んでしまい申し訳ありません。」
そう謝罪してきた。 - 93ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 20:30:31
その後彼から聞いた話をまとめると家族を守るための守護魔獣を召還しようとしたところ何故か私達を呼び出してしまったらしい。
「…私達に危害を加えるつもりはないんですね?」
「はい。あなた達には絶対に危害を加えないと約束します。」
彼の様子からは悪意は感じられない。おそらく、これは本当に事故で私達を呼び出したことを本気で悪く思っているのだろう。
ひとまず彼を信用しよう。そう思ったところでふと気づいた。そう言えば名前を聞いてない。
「あの、あなたのお名前は?」
「えっ?…あぁそう言えば名乗ってませんでしたね。」
「俺の名前はルーデウス━━━ルーデウス・グレイラット」 - 94ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 20:34:40
- 95二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:43:43
これ社長がめちゃくちゃ頭抱えそうだな
そしてボロ沼ちゃんがこのまま帰還できなかったら元の世界の色んな人たちが曇りそう
世間的には子供抱えたボロボロの少女がそのままフェードアウトしたんでしょ?
しかも最期は子供の夜中で宿屋叩き出される光景という - 96二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:46:40
アルスとクリスどう説明するんや…
- 97二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:47:39
エリナリーゼが本気で絶望する展開来たな……
ペルギウスに頼ればワンチャン……? - 98二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 20:52:24
この時のボロ沼ちゃんが13か14歳
ノルンとアイシャが11歳
帰るあてがない平行世界のルーデウス
1番上の妹として可愛がられてメンタルケアができるから……子供達は幸せになれそうだが - 99二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:08:12
いやまあ戦闘能力はそりゃ高いよ…
- 100薄めすぎたカ○ピス(下痢)22/02/02(水) 21:16:19
なんか名SSが連投されてるので流れに乗って半日おケツのアクアハーティアから垂れ流されてる泥沼と格闘しながら書いたまとまりのない駄文を投稿しても宜しいでしょうか…?
- 101薄めすぎたカ○ピス(下痢)22/02/02(水) 21:16:35
「『岩砲弾』」
今となってはもう慣れてしまった動作だ。放たれた岩砲弾は両足を失い、大量の血を流して死を待つだけとなった青年の額に突き刺さって絶命させる。
『悪い泥沼、手を貸してくれ!』
朝方そう言って頭を下げてきたのはゾルダートだ。なんでも最近ステップトリーダーに加入した若者が冒険中に崖から落ちて行方不明になったらしい。そこで彼の知る限り最も有力な魔術師である私を中心に崖下の捜索をしたいと頼み込まれた。かつては命を救われたこともある恩人の頼みだ。二つ返事で了承して現場へ急行し手分けして捜索を始めた。
だが間に合わなかった。崖から落ちた時に両足が砕けてしまったのだろう。青年はその一帯だけ赤く染まった雪の中、魔物にたかられてしまっていた。魔物を背後から魔術で一掃したまでは良かったが、彼の腹には穴が開き、もう私の治癒魔術では手の施しようが無い事も、街まで連れ帰ろうにも保たない事も明白だった。無理に生かしても苦しみを長引かせるだけだ。
「……ぁ…死にた…くない…」
「……」
これは必要な事だ。そう言い聞かせながら岩砲弾を放つしかなかった。
「すまねぇ、嫌な仕事をさせちまったな」
彼の遺体を抱えてゾルダートたちと合流した第一声がこれだ。…正直、なんで殺したとか罵られないのは楽でいい。
「いえ、初めてというわけでもないですし…後はお任せしていいですか?」
「ああ。引き摺るなよ、泥沼」
「分かっています、それじゃあ」
遺体を彼らに預けて現場を後にする。時刻はもう夕暮れ、この後フィッツ先輩やザノバと予定が入ってたがこれはもう間に合いそうにないな。
銭湯に寄って汗と雪を流し、大学に戻ってきた頃には陽はもう落ちてしまっていた。もう二人とも寮にいるだろうし予定をすっぽかした事は明日会った時に謝ればいいか。手がまっかの私があっても驚かせるだけだし。
「今日は、もう寝よう」
食欲も湧いてこない。人が食われてる場面なんか久しぶりに見たから当たり前か。寮の部屋でさっさと寝てしまおう。
- 102薄めすぎたカ○ピス(下痢)22/02/02(水) 21:16:55
「落ちない」
夜、寮の部屋で桶に水を溜めてこびりついたあかいろを落とす、落ちないが。それでも無心で手を洗っていないと頭がどうにかなりそうだった。
以前、龍神オルステッドの拳を受けて死にかかった時のことを否応にでも思い出す。オルステッドの手にべったりと付いていた俺の血と、薄れていく意識。今も尚この胸に残る傷跡。
「落ちない…」
今日の彼はあの時の俺だ。薄れていく意識の中でただ死にたくないと呻いていた。一つ違うとすればあの時の俺はナナホシの頼みでオルステッド本人に命を救われた事くらい。だが俺にはオルステッドほどの治癒魔術はなく、殺すしかなかった。だから殺した。
「落ちない…!」
何をしたわけでも、されたわけでもない。ただ間が悪かっただけ。長く冒険者暮らしをやってきた中でそんなひとたちを多く見てきた。今日のように朦朧とした意識の中ただこちらを見つめてくるひと、こちらに助けを求めるひと、こちらに怒りをぶつけるひと。彼らの目の前で岩砲弾を成形して、眉間に向かって放つ。そんな事を繰り返す内に心を無にしてただ杖を構えて撃つなんて無駄な技能まで習得してしまったのは皮肉としかいいようがない。
「もう落ちてよ…」
それなのに彼らの死に顔が焼き付いて離れない。返り血が手にこびりついて離してくれない。もう俺の、私の掌はまっかっか。数えるくらいしか白い部分はありはしない。
トントン。
「ルディアさん、まだ起きてる?」
「食堂に顔を出してないって聞いて、余計なお世話かも知れないけど夜食を持ってきたんだ。は、入っても…いいかな?」
フィッツ先輩の声だ。食欲はないが今は誰かと話して気を紛らわせたかった。
「…どうぞ、鍵は開いてるので入ってきてください」
- 103薄めすぎたカ○ピス(下痢)22/02/02(水) 21:17:46
「し、失礼しま…どうしたのその手!?」
「へ…?」
「そんなに血だらけになって!ああ骨まで見えちゃってる…『ヒーリング』」
呆然としてる間にかけられる無詠唱の治癒魔術。手の白かった部分がみるみるあかいろに戻っていく、せっかく少しだけ落ちてくれたのに。
「はい、終わり。一体何があったの?今の自分でやったんでしょ?」
「な、なんでも」
「なんでもないハズないだろ!?」
「!」
「何があったのか知らないけど、なんであんな自分で自分の体を傷つけるようなことを…!」
「だって、血が、いっぱい」
「そりゃあんなに手をボロボロにしたら血だって出るよ!そうじゃなくてなんであんな事したのさ!」
「血が、落ちない、から落としたくて、でも落ちてくれなくて」
畜生、何を泣いてるんだ私は。私に泣く資格なんかない、ないのに、この人の前ではどうしても弱い部分が顔を出してしまう。
「あ、あわわ泣かないでルディアさん、いきなり押しかけた上に問い詰めてごめん!とりあえずごはん食べよう!何も食べてないんでしょ?」
「…はい」
頷いて見せたがやはり何も食べれそうにない。ただ先輩の好意を無碍にして、この人にまで去られる方が怖かった。今は一人になりたくない。自分の身勝手さに嫌気が差してくる。
先輩が用意してきてくれたのはスープと柔らかいパンだった。ありがたい、これならなんとか喉が通りそうだ。
「それで、何があったの?あ、なんでもないってのはナシだからね」
なんでもないと誤魔化そうとしたら釘を刺されてしまった。もう話すしかないか。
「……聞いて、くれますか」
- 104薄めすぎたカ○ピス(下痢)22/02/02(水) 21:18:08
私は話した。冒険者時代のこと。手に血がこびりついて落ちないこと。人を、殺したこと。あまりにも拙い、まるで子供の言い訳のような長話をそれでも先輩は黙ったまま聞いてくれた。お陰でいくらか落ち着いて話せたような気がする。
「…それは、辛いね」
先輩が巻いてくれた包帯の上から私の手をまるで包み込むように握ってきた。
「辛いなんて、私は」
「辛い事だよ、それは。ボクもアリエル様の護衛をやってるからさ、キミと同じように人を殺した事はあるんだ。アリエル様を狙ってきた刺客とか、ラノアまでやってくるまでに追いかけてきた騎士達とか、多分ルディアさんよりも多く殺してるよ。だから、ルディアさんの気持ちは多少は分かるよ」
「それは、全然違いますよ先輩」
そう、違う。先輩の“人を殺した”は大切な人を守るためのもの。私とは違いすぎる。私はただ間に合わなかっただけだ。自分の力が及ばなくて、足りなかったから失われるべきではなかったものを失わせてしまっただけだ。
「同じだよ、ボクは守護術師がそういう仕事だって分かった上で就いたからルディアさんとはちょっと違うかもだけど…それでもルディアさんの抱えてるものの辛さは分かってあげられる」
「なら、先輩はどうしたんですか、私はどうしたらいいんですか」
どうしたら、彼らは私を赦してくれるんですか。われ知らず、そんな言葉が口から漏れ出していた。
「…そっか、ルディアさんは赦されたいんだね。だからあんな自分を傷つけるような事をしてたのか」
どうやら、そうらしい。この人の前では私自身気づかなかったような本音が出てくる。
「でもねルディアさん、あんな事をしても誰も赦してはくれないよ」
「じゃあどうしたら…!」
「それはボクにも分からない、多分その傷は一生付き合っていく事になる傷だと思う。だからあんな自分で自分を追い込んで、傷を深くする前に周りを頼って、周りに話して。それで幾らかは楽になるからさ。…まぁこれはボクの経験則なんだけどね」
「でもそんな事したら」
そんな、弱い部分を見せたら、エリスみたいに居なくなられてしまったら。私は。
- 105薄めすぎたカ○ピス(下痢)22/02/02(水) 21:18:50
「大丈夫だよ」
「あ…」
先輩がいつの間にか傍にいて、私は頭を抱きしめられていた。
「誰も失望したりなんかしない、誰も居なくなったりなんかしない。だから安心して吐き出して、ぶつけてくれて大丈夫なんだよ」
「うぅ…あっぁああ…」
「だからどうか自分を傷つけるような事はもうしないでね、ルディ」
「ごめ、ごめん…なさい…ごめんなさい…!」
守れなくて、助けられなくて、こんなに弱くて。
「よしよし…大丈夫だよ…ルディはいっぱい色んなものを抱えすぎて潰れそうになっちゃったんだね…今日はボクがずっと側に居て支えてあげるから、安心して良いからね…」
「うぇえ…うああぁぁぁあ…!あぁぁぁぁっ…!」
泣いて、泣いて、泣き続けて。いつの間にか夜が明けた。涙でびしょびしょのてのひらからは、ほんの少しだけあかいろが薄くなっていたような気がした。
終わりです、物語のケツの締まりが悪いね下痢だけに。ほな私はお腹に治癒魔術(ビオフェルミン)かけてもらって来ます…レポート書きながらのど飴舐めまくったらこの始末だよ皆さんもお腹を冷やさないようお気をつけて‥
同胞殿におかれましてはいつもありがとうございますこちらもまとめていただけると嬉しく存じますです
- 106二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:48:33
殺人はどこまでも苦手なまま生きてこられたらこうなるのしゃーないしこれは落ちるわ……
- 107ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 21:49:53
前ふりと話の内容の温度差ひどくない?
- 108二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:53:36
- 109ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 21:55:39
話は変わりますが、まだ今のコテハン名乗る前に本編後ループした社長がブエナ村で米作ってるss書いたんですよ。(確か42スレだったかな?)あれの続き明日書こうか悩んでるんですけどどう思います?
- 110二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:56:56
- 111ルディ子概念を深め隊22/02/02(水) 22:02:46
>>110じゃあ明日中には書きますね。
- 112ssアシタカ22/02/02(水) 22:11:25
- 113ssを叩き込むアシタカ22/02/02(水) 22:13:22
- 114ssを叩き込むアシタカ22/02/02(水) 22:21:21
朝、私の家のポストにミリス教徒の恥さらしだとか売女の家だとかいう文言が書かれた紙が詰め込まれていた。
実際私はミリス様を裏切ったし言われて当然だと思ったんだけど、アイシャが怒り狂って怒鳴り散らしたせいで家のみんなに知られてしまった。
ノルンは私に一言謝ったあと部屋に籠ってしまった、私のせいだ、ちゃんとノルンと話さないと。
と、そこでクリスに服を掴まれる、アルスも気まずそうな顔で私を見ている。
「ママ……ロキシーさんと白パパ、仲悪いの?ロキシーさん、ママに酷いことしてるの?」
「もしかして……俺達のせいなの?」 - 115ssアシタカ22/02/02(水) 22:22:00
やっべタイトルつけ忘れた
- 116二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:32:13
ルディ子にもう大冒険させるつもりはなかったから治療の必要なし!家族にも怯えてロキシーに媚びルディ子になっても捨てられないために子供を作ろうと迫ったりして最後には小さな幸せを守る二人になる!ハッピーエンドヨシ👉ってガバガバチェッカーだから詰みに反応しなかったけど普通ルディ子から魔術奪ったら色々詰むわな
あと神子なら逆にセーフは納得いった
- 117二人の父22/02/02(水) 22:32:33
ずっと隠していた、二人に言わなきゃいけなかったこと、成長の早い二人はもう違和感に気づいていた。
アルスとクリスの、血の繋がった…エリオットの事を。
「二人にはね、なんというか、お父さんがいるの、シルフィやロキシーとはちょっと違うけど、アルスとクリスのお父さんな人が」
「「ザノバ兄?」」ブーーーッ!!!!
違う違う!いや、確かに二人の次によく一緒にいるけど!
「んん…違くてね?その……子供っていうのは、お父さんになる人とお母さんになる人、二人が子供が欲しいねって思って一緒に寝るとできるの」
「でも……白パパとロキシーさん以外はママと一緒に寝てないよ?」
「うん、二人の前にいたんだ、私と家族になろうって言った人が、その人が……アルスとクリスのもう一人のお父さんなの」 - 118二人の父22/02/02(水) 22:44:46
「二人のお父さんでそっくりの真っ赤な髪の……エリオット。
その人と私はね、一緒に旅をしてたんだ、ママとお爺ちゃん達がバラバラになっちゃった時に」
私は二人にエリオットとの馴れ初めや旅の間の思い出話をする、話してるとなんだか懐かしい。
「…………それで、ママがだらしない事ばっかりしてたから、エリオットはどこかに行っちゃったんだ。
だから私のせいなの、ごめんねアルス、クリス」
「なにそれ!全部そいつのせいじゃん!」「ママは悪くなんかない!」
「で、でもシルフィやロキシーの事好きでしょ?二人もアルスとクリスの事、大好きだって言ってるし。
だからみんなでお父さんとお母さんやっていこうねって、約束したけど……本当は悪いことで、シルフィかロキシー一人だけじゃないとダメで、だからちょっと怒られちゃっただけなの、誰も悪くないし、みんな仲良しなんだよ」 - 119二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 22:59:40
このレスは削除されています
- 120二人の父22/02/02(水) 23:05:08
そう、悪いことばかりじゃなかった。
「ママが一人になった後、すごく辛かったけどね、二人が私のお腹に来てくれて、それでママは頑張れたんだ」
「最初は色々失敗したけどそのおかげでいっぱい魔術も覚えたんだよ?二人がいてくれてママすっごく強くなれたんだから!」
「ほら、ゾルダートおじさんが話してくれた泥沼のルーディアことママの大活躍!魔物の大移動を全滅させたり、森で迷子になったサラ姉を助けたり、指をなくしちゃった時のゾルダートおじさんを治したり、ママはあっちこっちで引っ張りだこでお家買えちゃうくらい稼ぎまくっちゃったりもしたしね」
「でもママがドジしちゃって仕事なくなっちゃって、このままどうしようーってなってた時に金ママに会えて、ここで家を買って先生をして、それで私はここにいるの。」
「だから、エリオットは私にアルスとクリスに会わせてくれたから、だから気にしなくていいんだよ」
「ママ…………」
話終えて見るとなんだか本当に幸せで、私は色んな人に幸せを貰ってきたんだって思えて、そのまま私はノルンの部屋に向かった。
その時二人がどんな顔をしていたのかを、私は気づけていなかった。 - 121ssアシタカ22/02/02(水) 23:12:48
タイトルは二人の父、自由にまとめてくれ同胞よ。
3歳くらいだけど成長が早くて聡いせいで家の中の違和感だったりにずっとよく分からないからモヤモヤを覚えてそうだよね……って
そんでルディ子の周りの人間に感じてた違和感の正体が全部エリオットに繋がってしまってめっちゃ後に響いてしまうよね……って
- 122二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:20:09
これアルスとクリスが成長していくに連れてこの時の話がどんどん重くなるやつじゃん……
- 123二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:24:18
ルディ子が本気で幸せだと思ってるせいで誰もなんも言えねえ……
- 124ssアシタカ22/02/02(水) 23:27:49
子供に話せるラインでルディ子が笑って話せる苦労話(本人が苦労したと思ってる話)が条件厳しすぎた
これ綺麗に纏められてるのか? - 125ssアシタカ22/02/02(水) 23:37:17
わからんからこのまま次のお題も書こう
- 126ssを叩き込むアシタカ22/02/02(水) 23:40:05
- 127二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 23:56:35
- 128ssアシタカ22/02/02(水) 23:59:10
このお題もムズいな……
もうちょっと練るから待って - 129二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 00:00:00
なんか今日は大作が多いな
- 130二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 00:41:55
このレスは削除されています
- 131仁義なきラノア 裏切りの顧問編22/02/03(木) 00:54:52
ここはラノア魔法大学に特設されたルード傭兵団顧問アイシャ・グレイラットの執務室。
そこで、かつてない裏切りと背信が行われていた。
「お茶入れたよアイシャ」
「ん、ありがとうノルン姉……あ、そこそこ、いい感じだよお姉ちゃん」
「お手の物だよご主人様」
彼女が隣で侍らせている二人、彼女たちを守ることこそこの傭兵団の活動指針そのものではなかったのか?
今日、明らかに来る必要のない用事で訪れまくっている団員たちは全員そんな思いを抱きながら帰っていく。
そう、ルーディア・グレイラットとノルン・グレイラット
アイシャがこの傭兵団を立ち上げる際に出した広告塔そのものだ、ラノアの中だけだが。
そんな二人を、アイシャは完全に私物化してメイドとして奉仕させている。
いつもはその不似合いさでかわいさを引き立てていたサングラスが、あまりにも邪悪に輝いて見えた。 - 132仁義なきラノア 裏切りの顧問編22/02/03(木) 01:05:18
彼女が運営するルード傭兵団は一大組織としてなを広げつつあり、ルーディア先生の主である龍神からも大きく評価されていた。
そこまではよかった、だが、二人のなんでも一つ言うことを聞くというお祝い代わりの提案で彼女は完全に暴走した。
メイドとして数日間つきっきりでお世話をしろという、この傭兵団において彼女以外の人間が口にすればそれだけで八つ裂きにされるようなことを、彼女は要求したのだ。
「そろそろ学校も終わりだね、本社の方でも仕事するから、着替えさせてよ」
「え!?こ、ここで!?」
「報告しに来てる子いるよ……?」
「あぁいたね、フッ…どうする?私が二人に着替えさせられるとこ、見てく?」
余りにも勝ち誇りきったその表情、例え着替えを見られようがその優越感に花を添えるだけだと確信させるには十分だった。
傭兵団全員の功績でシャリーアで不休の人気を誇る二人に奉仕される顧問を見た団員達の不満はみるみる内に高まっていき、
次回のイベントでは新刊が出まくった。 - 133ssアシタカ22/02/03(木) 01:06:55
- 134ssアシタカ22/02/03(木) 01:21:51
ちょっと渋滞しそうだから深夜に上げる予定だったssは早朝に投げるね……
- 135二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 01:25:48
書きはするのか……
- 136二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 05:28:34
ドヤ顔アイシャかわいい
- 137二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 07:08:26
寝て起きたらすごいSS来てる…
アシタカはなんで疲れないの…? - 138ssアシタカ22/02/03(木) 08:13:24
深夜の間に他のssは来なかったか……
じゃあ書いて置いたss投げるね…… - 139ssを叩き込むアシタカ22/02/03(木) 08:14:45
- 140二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 08:15:19
- 141美と芸術の楽園22/02/03(木) 08:16:51
ザノバ・シーローンである。
今日は運命的な再会を果たした我が師の家に招かれている、師匠は余とあった時以上に男に恐怖を怯えているがどうにも警戒というものが無い。
エリナリーゼ殿からの警戒の視線が凄まじいが、余もどうしても見たいものもあったので断りはしなかった。
それなりの大きさの家ではあるが、壁を一つくりぬいて小さいながらも浴室があり、毎日湯を沸かせるようになっているのには師匠のこだわりのようなものを感じる。
そして、余の期待に勘づいていた師匠によりかなり後回しに紹介されたその部屋で、余はこの世の楽園を見る事になる。 - 142美と芸術の楽園22/02/03(木) 08:17:53
「お、おおおお、おおおおおおお!!!」
師匠が旅の間、暇さえあれば作り続けた人形が飾られた、師匠の工房、余の想像を遥かに超えた種類の至高の品々。
師匠ほどの方が冒険者などという仕事についていた事を勿体無いと思っていたが、この世界各地の魔物達の姿を象った人形を見てしまってはもうそんな考えなど持てるはずもない。
「こ、これは……獣族の少女?この耳の装飾は……ま、まさか師匠!」
「ふふふふふ、その通りだよザノバ君、その1/12スケールミニトーナのフィギュアの特徴、耳と尻尾の毛並みを表現するためにかなりの時間をかけて削ってある」
師匠の作る人形の強度はいうまでもない、そんな人形が毛並みの柔らかい質感を感じるほどまでに綺麗に削り出され整えられている、神業とはまさに……
「それに、この腕と尻尾のパーツを組み換えると……」
「な、な、なんとぉっ!?」
先程までの無邪気な様子を見せていた少女の彫像がいつの間にか凛々しい表情を見せながら魔術を構える躍動感溢れるものに変わっていた。
そうして師匠の3年間の旅の間に見たものが形となって残る部屋を満喫したあと、自らの力で動く人形とその人形の保管されていた部屋を見せられ、余の理性は完全に吹き飛んでいた。 - 143ssアシタカ22/02/03(木) 08:19:56
- 144二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 08:25:54
- 145二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 08:27:07
- 146二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 08:27:59
このアシタカスレが100越えるまでにss100越えようとしてない……?
なんで目標の50達成してなお加速してるの…… - 147ssアシタカ22/02/03(木) 08:33:07
どうでもいい補足
途中からエリナリーゼさんは完全に置いていかれたのでシャワー浴びてスッキリしてました
最初ザノバにだけやたら距離感近いルディ子と二人の仲を気ぶってたけどあまりにもあんまりな変態会話だったから速攻でどういう関係か理解しました。 - 148二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 08:50:17
乙
転移事件イフ
そもそも転移事件が起きなかった場合。
エリス15歳でお暇貰って魔法大学に進学とか。
そこでシルフィとの再会。
エリスも来て三角関係とか。
何もなければルディ子一夫一妻の考えだろうから一人に決められるず曖昧にしておいちゃうとか。 - 149二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 09:10:08
- 150二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 09:21:18
社長の幸せを考えずにルディ子の幸せだけを考えるなら転移事件なしはアリだと思う。ナナホシ元の世界で変な性癖植え付けられずに幸せに、暮らせるし
- 151二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 10:06:21
- 152二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 10:46:08
- 153二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 11:43:10
仲良し姉妹マジ良いっすね。。。
- 154二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:01:16
ルディ子にこれは知り合いの話なんだけどと恋愛相談をして恋愛クソ雑魚なのがわかるアイシャ概念。
- 155二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 12:11:56
- 156二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:02:24
- 157二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:30:24
- 158二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:35:31
人恋しさ故に甘えん坊になるナナホシの補強きましたわね
- 159二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:35:50
- 160二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 13:37:37
うおおおおおおおおおおおお!!!
- 161二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 15:11:04
個人的にはナナホシが眠る時にルディ子は子供達がまだ幼い時にやったの思いだして子守唄歌ってるとなお良いと思う(性癖)
- 162二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 15:11:22
百合時空ルディ子が子供が欲しいんですとクリフ先輩に相談して生やす魔道具を作り上げる概念はどう?
- 163二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 15:35:03
- 164二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 16:05:34
まだナナホシがルディ子の前で寝る頃は子供たちも幼いよ…
- 165二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 18:07:08
TSロキニー中
ルディ子「先生」(ボソッ
ロキシー「ヒャ……むぐっ」
ルディ子「静かに、バレたらマズいです」
ロキシー(コクコク)
ルディ子「先生、お気持ちは分かりますが、先生の体勢だと廊下や床を汚す事になります、それを掃除するリーリャの気持ちも考えてあげてください」
ロキシー「はい……」
ロキシー(どうしましょう、年頃ではないとはいえ、女の子の前で……その上フォローまで……やらかしました、こんなはずでは、こんなはずでは……)
無職氏(あちゃー、見るからにションボリしてらっしゃる。もうちょっと男の子の恥を考えてあげるべきだったか)
ルディ子「コホン、先生、先生は今失敗したんじゃありません。経験を積んだんです」
ロキシー(トゥンク)
リーリャ(ルディ子様……私のことをそこまで考えて……決めました。まだ、相手もいませんが、もし私のお腹に子供ができたらルディ子様に忠誠を誓わせましょう)
ヒトガミ「………ということが昔あったんだよ(肩ポン」
アイシャ「」
ララ「」 - 166ssアシタカ22/02/03(木) 18:11:21
余りにも酷すぎる……
- 167ssアシタカ22/02/03(木) 18:14:31
- 168二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 18:24:10
ロキシー♂先生のイケない保健体育!?
- 169試される大地22/02/03(木) 18:28:40
光に飲まれ目を瞑る、次の瞬間に俺達は空にいた。
瞬きの度に大地が、町が、森が、代わる代わる俺の視界に飛び込んでくる。
いつ着地するのか分からない、でも、もう海を越えてしまった。
このままもう一度海上まで飛び出してしまえばそこで落ちない保証は無い、俺は捻り出せる全ての魔力で俺とエリオットを吹き飛ばす力に逆らう。
ゆっくりと勢いが死に、意識を失いかけた俺は最後の力を振り絞って落下先の建物の屋根を破壊し、部屋の中に泥のプールを作り出して着地した。 - 170試される大地22/02/03(木) 18:46:31
ドッゴオオオオン!!! バッッチャァァン!
「ん…、がああああーー!!!うっせぇぞ!誰だこんな時間に!……あ?」
突然の爆音に続いて飛沫の塊のようなものが降り注ぎ、最悪の気分で目が覚める。
…………なんだこのガキども?天井の穴といい……
なるほど、そういうか。
「フハハハハ!空から飛んでくてるとは中々豪快な奴らだ!オレが不死魔王アトーフェラトーフェ・ライバック!貴様らの挑戦を…」
「なん……と、か……着地成、こ……う」ガクッ
「おい!おい!寝るんじゃねえ!なんのために来やがったんだテメェらは!」
久々に豪胆な挑戦者が来たと思ったらとんだ期待はずれだ、親衛隊と戦うどころかいきなり部屋に飛び込んできてそのまま眠りこける始末。
興が冷めた、ガキどもを隅に放り投げてオレは眠り直す事にした。
ムーアがなにか騒いでいるがどうでもいい、オレは明日まで起きる気はねぇ。 - 171試される大地22/02/03(木) 19:00:29
目が覚めると俺達は鎖に繋がれ、黒い鎧に囲まれていた、俺の様子は確認できないけど特に痛む所もない、エリオットもほとんど無傷だ。
まずは繋がれている理由を聞くべきだろう。
「お、おはようございます……?」
「………………」
返事が返ってこない、人族じゃないのか?
『おはようございます』『おはようございます』『おーはーよーうーごー』
「人族語で結構」
あ、普通に通じるのか、海族語と天族語は覚えていなかったから正直助かる。
「失礼しました、おはようございます」
「おはようございます、人族の御客人、貴女達は……その……どちらの用事で参ったので?」
老兵士の探るような質問に俺は理解した、この人らも全く事情が見えていないのだ。
「その……多分迷子だと思うんですけど……これって外してもらえますかね?」
老兵士が天井を見上げたまま固まってしまった、いやホントどう言やよかったのよさ? - 172試される大地22/02/03(木) 19:09:56
お互いの会話が余りにも要領を得ないのでそのまま引っ張っていかれることになった、途中でエリオットが起きて大暴れしたけど普通に押さえ込まれててビビる。
こいつらめちゃくちゃ強いのでは?これいざと言う時に逃げられるか?
……と不安で目を回しつつ玉座の間?そう呼んでるんだから玉座の間なんだろう、そこにたどり着いた。
『オレが不死魔王アトーフェラトーフェ・ライバック、北神流開祖、カールマン・ライバックが妻!勝負もせぬ内に眠りこけるようなひよっこだが筋は良さそうだ!ここで力を鍛え抜く権利をやろう!』
『は…………?』
おい待てじいさん、説明してくれ!なんでそんなあーあ、みたいな顔してんだよ!?俺らまだなんにも話してないんだけど!? - 173試される大地22/02/03(木) 19:18:35
問答無用で話を進められ、ここで体を鍛え直す事にされてしまった、冗談キツいぜ全く。
老兵士や何人かは人族語を話してたがあのアトーなんとかは喋れないらしく、抗議をしたエリオットがそのままぶっとばされてしまった、南無三!
エリオットは完全に鼻が潰されていて息も絶え絶えだったので治癒をかけているとそのまま苦労人っぽい老兵士のじっちゃんに連れていかれた。
「まあ本当に迷子だったのかは知りませんがもうどうしようもありません、アトーフェ様からお許しが出るまでここで鍛えていきなさい」
「えぇー……それって何年くらいですか?」
「……………………」ポン
よし、逃げよう! - 174二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:23:32
おう逃げろ逃げろ!
- 175試される大地22/02/03(木) 19:29:25
最初にじっちゃん、ムーアを泥沼にはめ、エリオットを連れてそのまま脱出を図る。
…………泥沼にはめるところから対処されたらどうしようもないんだが……このじっちゃん強すぎないか?
エリオットも似たような事をして捕まっているらしい、完全に俺達の力が通用していない。
「ムーアさん、私達今すぐにでも帰りたいんですけどどうにかなりませんか……?」
「……本当に来たくて来たわけではなさそうですし私としては帰しても言いと思いますが……ねぇ?」
「…ですよねぇ……」
あの対話と言う文化に真っ正面から斬りかかりそうな魔王様、彼女を説得しないことにはどうにもできない。
というか俺達はもう契約を組まれてしまったみたいであいつの一声でどこまで逃げても呼び戻されてしまうらしい、幼気な少年少女になんつー事するんだ、あんなやらしいおっぱいの魔王様が一昔前のスケベ魔王みたいな事してどうするってんだ。
「ムーアさん、……ものは相談なんですが…」 - 176二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 19:29:32
鍛えるの自体はすごく強くなれそう(死ぬかもだけど)なのがね
- 177試される大地22/02/03(木) 19:43:43
久々に会ったエリオットはかなりワイルドになっていた、周りのもの全て睨み殺しそうなほどの勢いを感じさせる。
ダンスパーティーにだって出られるくらいに調教したというのに、人の苦労をなんだと思っているのか。
『アトーフェ様、数日前に預かった二人なのですが……』
『おう、どれくらいになった』
『片方は外でも二日と持ちません、片方は鎧を着ただけで動けなくなるので……見込みはないかと』
『はぁ!?じゃあどうやってここまで飛んできやがったんだ!』
『ドラゴンにさらわれている途中に落とされてしまったので』『ムーア』
空気が凍りつく、アトーフェの視線が苛立ちや不満を一気に通り越して殺意そのものに変わる。
『いくら今のドラゴンどもがバカだからってそんな間抜けが空を飛び回れるわけがないだろう、オレをバカにしてんのか?そいつらはどうやったが知らんがこの土地の空を飛び回ってオレの部屋にまで落ちてきた、そこらの雑魚に殺されるわけがないだろうが』
仕方ない、ここは俺達の実力を見せてやるとするか。 - 178試される大地22/02/03(木) 20:05:34
『あああああ!!振りがおせぇ!筋もぐちゃくちゃ!どうなってんだお前!?亀一匹殺せないだろうが!』
「う、うるさい!教えるんならもっと『なに言ってるがわかんねぇんだよ!』ボガッ
『テメェも!なんで鎧着ただけで走れなくなるんだ!それじゃあ剣をかわせないだろうが!』
『だから人族の魔術師にそんな馬力は無いんですって『ごちゃごちゃうるせぇ!』ゴンッ
あ、頭!頭が!死なないけど力加減がギリギリすぎる!その内殺される!
だが、これが俺達の限界だ、いい加減誤解も解けただろう、解けたよね……?
『はぁーー、本当にどこぞの間抜けが落としただけのようだな、好きにさせろ、外で二年も過ごせば少しはマシになるだろ』
『ありがとうございますアトーフ』『だが!小さい方のお前!お前、まだなにか隠しているだろう、なぜ使わん?オレを騙せるつもりだったのか?』
最初から決まってる、俺は15までエリオットのそばで働いて、約束を果すんだ。
それが、初めてここで見つけられた俺の目標だから
『アトーフェ様、私は後ろのエリオットと、故郷で結婚しなければいけないんです、だからここに残るための全力は出せません』
『…………………ムーア、オレの勘違いだった、こいつらをとっとと放り出せ』 - 179試される大地22/02/03(木) 20:13:24
アトーフェの質問に答えた瞬間、外に放り出された。
最初っからこう答えてれば良かったんじゃ……?
何はともあれ、俺達と同じようにここで鍛えさせられている連中の家族に手紙を出す。
それを条件にアトーフェの説得を手伝ってもらった、この手紙は絶対に出さないとな……
「ルーディアごめん…俺のせいで逃げられなくて」
「なに言ってるんですか、私もムーアさんに完璧にしてやられてましまよ、どの道逃げられませんでした、それより!早くロアに帰りましょう!こんなところで15になって結婚なんてサウロス様から拳骨が飛びますよ?」
「あ、ああ!行こうルーディア!こっちだ!」
なぜか自信満々に進むエリオットについて進んだ先で魔物の群れに囲まれ、''彼''に助けられるのは少し先の話である。 - 180ssアシタカ22/02/03(木) 20:18:09
タイトルは試される大地、自由にまとめてくれ同胞よ。
一ヶ月近くアトーフェの領地で捕まるわルイジェルドと会うまでかなり時間かかるわで結構イベントの流れが変わりそうな世界線だった
アトーフェの勇者基準(初代北神)から考えてルディ子って似て非なるものだから側に置こうとはしないんじゃないかな……って
何気にアトーフェに逆らえないよう契約されてるせいで後々の爆弾になりそう(ぺ様とか) - 181ssアシタカ22/02/03(木) 20:20:19
どうでもいい補足、この世界線でもエリオットはガッツリ使徒にされてるのでムーアさんはあることないことやった烙印を勝手に押されてます
ヒトガミの信頼度補正使った風評被害とかかなり最低なやり口だよね - 182ssアシタカ22/02/03(木) 20:21:31
マジで今までで一番ムズいお題だった気がする……
アトーフェエミュ無理すぎる…… - 183二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:28:59
アシタカをこうも消耗させるか…恐るべし
- 184二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:29:18
結婚ってアトーフェに通じる数少ない概念だからそれで説得できるのは納得
- 185二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:30:08
- 186二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:30:58
- 187ssアシタカ22/02/03(木) 20:35:23
- 188二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:43:29
- 189二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:45:59
- 190ssアシタカ22/02/03(木) 20:48:29
- 191ssアシタカ22/02/03(木) 20:50:47
- 192二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:54:45
- 193二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:55:39
ギレーヌレベルでいい勝負だから瞬殺っすね……
- 194二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 20:59:20
- 195二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:05:32
アシタカのそのルディ子メス落ちへの掘り下げの深さはなんなの……
- 196二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:07:22
- 197二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:08:56
- 198二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:11:07
- 199二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:12:01
- 200二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 21:13:03
だいたいの性癖すでに語られてるという不具合