- 1二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 23:58:18
何故か続いた3スレ目だ。僕の記録にこれを残すのも業腹ではあるが、起こってしまったからには残すのが信条だ。
さて今回も前回までの記録を少しばかり開示しよう。
土御門の失態により比類なき堅牢さを持つことになった盈月を解体するべく、儀のマスター、サーヴァントらが協力する。
逸れのライダー・タマモアリアの起点で具体的な解体の目処が立ったところで事態は急展開を見せる。
なんと盈月は、その有する莫大な魔力によって一つの命として形を変えようとしていた。
盈月は自信を守るため、サーヴァントの影を召喚する。
しかし対するは互いに儀を戦い抜いた猛者たち。
今、盈月と彼らの戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。
……まあこんなところだろう。何?こんなことせず早く剣を直せだと?莫迦か貴様。以前から言っているがそう簡単に直せる神剣があってたまるか。
わかったらその角材を振り回すのをやめてもらおうか。最近はどこからともなく火矢も飛んでくるから余計な作業を増やす気はないんだ! - 2二次元好きの匿名さん24/05/22(水) 23:59:41
- 3二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 00:01:56
たておつー
3スレ目か
すごいなぁ - 4二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 00:24:04
何というかFGOの特異点イベ感、それも結構色んなサーヴァントが入り交じるタイプの
- 5二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 00:24:22
保守します!
なんだかんだで全員でうまいこと協力し合ってるの良き - 6二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 00:25:22
やっと土御門が正気に戻って安心したぜ
今宵は満月なのかな?(アストルフォ並感) - 7二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 00:33:25
そして、伊織が剣鬼捨てた世界に呼び出されるアショカ王よちょっと問答は有ったりするかね?
- 8二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 00:44:46
大体、らぶらぶはぁと大石像とかと攻略の仕方は近いからなアレは聖杯自体はめっちゃ取り出し簡単だったけど
- 9二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 07:00:23
どうする?これでアショカ王が「あっ」とか言い出したら
- 10二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 08:05:12
- 11二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 08:19:52
- 12二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 08:29:16
- 13二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 08:36:52
でも今なんか大量に召喚されてるし。なんかの間違えで呼ばれてもおかしくなくなっちゃってるんだよなメディアさん…うっかりこいつらがナイフで刺されて契約解除される可能精…?
- 14二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 08:58:03
- 15二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 09:01:40
- 16二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 11:38:05
新しい役者が登場したところで現状のおさらいをば
・宮本伊織
元々持っていた剣が折れるもドロテアに魔術刻印付きの新しい剣を渡される。対サーヴァント性能向上。けど凪の日は遠のいていく
・セイバー
木刀もなくなった。現在の武器はルーンで強化された角材。巷ではランサーだのバーサーカーだの言われる始末。最近オギャる回数増えてない?
・小笠原カヤ
長屋が賑やかでニコニコ。兄が凪を選んだくれたのであとは仕官してくれれば完璧
・オトタチバナヒメ
もう完全に単独で動いてる。夫甘やかし隊隊長(隊員1名)
・鄭成功
盈月の暴走で豚化するも解体編終盤で人間に戻る。ここまで付き合ったのならばと最後まで協力してくれることに。けど周りが昼ドラしてるので精神ストレスやばそう
・アーチャー
盈月に取り込まれず現界しなおす。明国昼ドラ劇場のヒロイン1。鄭と契約をしなおしたいがキャスターとの契約を切れないためどうするべきが思案中。ところでキャスターを殺せば実質契約破棄らしいですよ奥さん
・地右衛門
鄭と同じく豚化するも人間に戻る。今のところこれ以上の活動をしていないので割と空気。彼の明日はどっちだ
・ランサー
おそらく人類史上初の四槍流を習得する。マスターのため解体に協力しようとしたところで話が急展開したため事実上活躍なしの堕ちた聖女様 - 17二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 11:56:27
・由井正雪
ドロテアのせいで自宅が爆発したため長屋居候中。伊織殿に呼び捨てにされる関係にホクホクしているがそれ以上進展してない
・ライダー
真名丑御前が周知の事実になっている。単独で盈月を破壊するべく大神使を仕向けるも逆に破壊された。正雪の前では大泣きしたが他の面子の前ではクールに振る舞うがあまり隠せていない
・ドロテア・コイエット
正雪に対抗して自分で湊を爆破した。伊織に殿呼びされることに焦りを感じているがジョバンニのおかげで刀を渡せた+1pt
・アサシン
マスターたちにサーヴァントの影たちを仕掛けた元凶。やっぱり頭試練…かと思いきや盈月の解体の一助のためであった。それはそれとして余興でやっていたためドロテアから説教中
・土御門泰弘
一度伊吹童子にドナドナされるも十分に回復し復帰。土御門が土御門みたいなこと言い出した
・キャスター
今回のトンチキの記録と江戸城に保管されていた天叢雲剣(現物)とセイバーの宝具の修復、ついでに明国昼ドラ劇場ヒロイン2の四足の草鞋を履いている。箇条書きすると割と過労死枠では?
・高尾太夫
トンチキイベントでの聖域特性を利用して、盈月解体のため霊地に聖杯(若旦那の蔵から借りた)を置いて回る江戸遊覧を行う。吉原の皆と廻れて満足
・武蔵ちゃん
ドリフトも拒否されたため戻ってきた。太夫の護衛として逸れのバーサーカーと一緒に江戸を廻る。途中盈月が召喚したサーヴァント(推定ブリュンヒルデ)と交戦し仕留める
・逸れのバーサーカー
盈月に取り込まれず再現界。上記サーヴァントの攻撃を受け止めたとされているためおそらく髪も戻っている - 18二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:03:31
まとめ助かる
- 19二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:08:04
・タマモアリア
本気で動いたら一気に事態が好転した良妻候補。出来ればこのまま伊織とゴールインしたいところだがどうなるか
・逸れのキャスター
解体のため奔走するが一度やらかす。けどまあなんとかなったしいいよね!えっよくない?それはないだろ愛豚〜!
・逸れのランサー
鄭に頼まれて参戦。ルーンで解体の手伝いをする最中盈月が暴走。近くにいたアリアと逸キャスを担いでランナーした。地味に詰みポイント回避に貢献
・逸れのアサシン
1スレ目で出て以降出番なし。とはいえこれから対サーヴァント戦闘が予想されるため活躍の機会はある
・伊吹童子
盈月に武器を折られた神霊。泰弘を隆俊に預ける名采配をする
・柳生宗矩
盈月に剣をおられた無辜の怪物裏柳生
・アストルフォ
このスレで登場したシャルルマーニュ十二勇士のイングランド王子。盈月に割と早い段階から取り込まれていたため盈月にポンコツ付与属性が追加されていた模様
・竜殺しの聖人の英霊
土御門が盈月で最初に召喚した影。詳細は不明。強く、硬く - 20二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:15:36
アストルフォ「あ、ジャンヌじゃん!久しぶりー!」
ランサー「………」
アストルフォ「なんで覚えてるかって? んー? なんでだろ? 腐れ縁?」
ランサー「………」
アストルフォ「なんか黒いね? イメチェン?」
ランサー「………」
セイバー「なぁ、あれ放っておいて良いのか?」
地右衛門「知るか」 - 21二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:17:44
・盈月
土御門が徹夜テンションで強化しまくった結果材質が9割ORT化した。さらに莫大な魔力により擬似生命として稼働。本能的に自身を解体しようとする儀の面々を敵と判断し排除にかかる。魔力的には最初よりは弱体化してる…が現状でも凄まじい魔力量。
魔術的に太夫の対トンチキ性能のお陰で無害化はしているため霊地爆発や豚化の心配は現状なくなっている。
少なくともどこかの異聞の北欧女王を取り込んでいることが判明している。土御門、やっぱり正座しろお前
・蒼崎青子
盈月の爆発オチを未来に飛ばすため登場。どこかの世界のガス会社の被害が1つ増えた - 22二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:37:07
明国昼ドラ劇場、登場人物全員男なんじゃが…
- 23二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:40:25
駄目だ昼ドラ効果で記録の僕のマスター呼びが煽りに見えてしまう
- 24二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:42:14
明国昼ドラ劇場が鄭の声のせいで深愛がどっかから聞こえる気がする
ここがあの女のハウスね - 25二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:43:12
なんとかしてファンタのCMレベルに持っていってくれ
- 26二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 12:44:18
アストルフォ「え? 契約の解除? うーん、魔術の破棄だから多分出来るけど、新月にならないと使えないや。宝具の真名が思い出せないんだよねぇ」
アーチャー「そうか
ならば、キャスターを射るか」
鄭「待て! アーチャー、早まるな!」
キャスター「そうだぞ。言ってやれ、僕のマスター」
アーチャー「………」
鄭「煽るな、キャスター!」
アストルフォ(よくわかんないけど、帰っていいかな?) - 27二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 17:49:33
そっかジャンヌとアストルフォのコンビになるのか。
ランヌも大戦の記憶持っててもおかしくなさそうではあるがどうなるかね - 28二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 17:53:59
- 29二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 19:51:43
カヤ「皆さーん、夕餉の時間ですよー。今日は焼き魚とご飯と御御御付けです」
セイバー「おぉ!待ってたぞ」
カヤ「オトタチバナさんもどうぞ」
オトタチバナ「ありがとうございます」
カヤ「いえいえ!正雪さん、兄ちゃん——兄上を呼んできてもらえますか?」
正雪「承知した」
カヤ「あ、きっと、稽古で汗掻いてるんで手拭いも持っていってもらえますか?手拭いは、ドロテアさんの後ろの棚にあります」
ドロテア「これね。私が持っていきましょう」
カヤ「二人とも、お願いします!」
セイバー「カヤめ、さりげなく二人が点数を稼げるように差し向けたぞ」
オトタチバナ「健気な妹御ですね。
あ、もう!ほっぺにお米粒がついてますよ。君は案外そそっかしいなぁ」
セイバー「えへへ。済まない、媛!」 - 30二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 20:41:15
カヤ「鄭さんたちも夕餉をどうぞ」
鄭「忝い。有り難く頂こう」
アーチャー「私の分もあるのか?」
カヤ「勿論です」
アーチャー「サーヴァントには不要——いや、断る方が無粋だな。私も頂こう」
キャスター「アーチャー、マスターのサーヴァントでもないのに、*左側に座るのか?」
*令呪の側
アーチャー「……あぁ、一時的な契約ではなく、私はマスターに呼ばれた正規のサーヴァントだからな」
キャスター「今のサーヴァントは僕だが」
アーチャー「………」
キャスター「………」
カヤ「え?え?」
セイバー「カヤを巻き込むな」
鄭「面目ない」
セイバー「疾く決着をつけよ」
鄭「あぁ、新月の時に決着をつける」 - 31二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:23:11
オトタチバナいつのまに分離したんだ
- 32二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:23:47
いつの間にかだよ
- 33二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:33:25
これ新たに呼び出されてるサーヴァントはたぶんバーサーカーと言うか意識ないシャドーサーヴァント的意識がないやつなんだろうな…となると説得とかして味方につけるのもきついし大英雄相手にメインアタッカーになりえたセイバー、ライダーたちが宝具壊れてる今戦わなければいけないのきついな…セイバーはギリギリ治せる目処は立ってるとはいえ…
- 34二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:37:16
- 35二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:41:24
一体ナニオギウスなんだ……
- 36二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:54:28
- 37二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:13:28
アーチャーも逸れのバーサーカークラスの奴と戦って言ってるからな…
(元含めて)マスター持ちのサーヴァントのうち全力で戦えるのがアーチャー、アサシン、バーサーカーの3騎だけなのかなり厳しいと思うが…
ライダーは普通に戦う分には問題なさそう、ランサーは未知数状態だけれども - 38二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:35:36
アストルフォ「ねぇねぇ! ジャンヌぅ!」
ランサー「………」
アストルフォ「君のマスター紹介してよー。一体どんな人がジャンヌのマスターやってるか気になるじゃん」
ランサー「………」チラッ
地右衛門「こっちを見るな」
ランサー「………」シュンッ
アストルフォ「もしかして、君? ボクはアストルフォ、よろしく!」
地右衛門「こっちへ来るな! ランサー、なんとかしろ」
ランサー「……ダメですよ、ライダー。私のマスターは繊細なので……」
アストルフォ「なるほどー。
ねぇ、ちょっとそこの君ー! 向こうでお茶してかなーい?」理性蒸発:D+!
ランサー「だ、ダメですよ、ライダー」
アストルフォ「ケチー。いいじゃん。君のマスターなら仲良くしたいもん」
ランサー「……っ」
アストルフォ「隙あり!」
地右衛門「だぁ! 抱きつくな」
アストルフォ「思ったより細い! すごい!」
地右衛門「ランサー、なんとかしろー!」 - 39二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 06:58:24
地右衛門を解放…しなくてもいいなアストルフォなら
- 40二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 08:27:08
地右衛門くん、そのアストルフォは聖騎士なんですよ
聖女に引き続き、聖騎士です
おめでとうございます - 41二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 11:01:09
理性蒸発アホ陽キャと地右衛門の相性最悪すぎるな…いや雰囲気に呑ませればワンチャンいけるか?
- 42二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 11:03:59
性格的に相性が良さそうなタイプ(寄り添い型やビジネスライクなタイプ)は地右衛門を破滅ルートから逃せないから、強引にグイグイ来るタイプの方が実は良い可能性もあるのか?
- 43二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 11:13:28
あっちのアーチャーとキャスターとか正雪先生とドロテアとかに比べれば可愛い取り合いで済みそうだなこっちは…
- 44二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 11:49:26
地右衛門の事情を聞いたアストルフォ「ボクは嫌だ!」
ランサー「ですが……」
アストルフォ「いくらそれが最善だからと言っても、ボクは納得しないから! ボクはジャンヌみたいにただ寄り添うなんて出来ないもん。
だって、今はダメでも明日になったら頬を撫でる風が気持ちよく感じたり、星空を綺麗だって思ったり、そう言うことがあるかもしれないだろう!」
ランサー「………」
アストルフォ「本人が望んでいないとしても、絶対にボクだけは諦めないからね! 絶対に諦めたりするもんか!」
ランサー「……そうですか」 - 45二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 19:18:07
セイバー「町へ繰り出すぞ、イオリ!」
伊織「わかった」
オトタチバナ「ちょっと待って。今、火打石を出すわ」
セイバー「火打石?」
オトタチバナ「カヤに教わったの。大切な人に災厄が降りかかりませんようにって言うおまじない」
セイバー「ん。……愛い」嫁バフ: 攻撃力アップ、防御力アップ
伊織(セイバーの能力が向上した……?) - 46二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:03:53
- 47二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:10:57
早い……アキレウス……?
- 48二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:16:04
- 49二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:25:04
- 50二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:25:35
- 51二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:36:18
げー!!よりにもよってカルナー!!!!あ、でも逸れのアーチャーことアルジュナいるから縁はあったのか………
- 52二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:36:22
- 53二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:43:40
- 54二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:45:11
イシュタルと酒呑もいるのか
- 55二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:45:43
- 56二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 22:57:20
- 57二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 08:01:06
助かったわ、伊織。それに逸れのアーチャー。私たちだけじゃとても勝てない相手だった…
けど伊織、あんな相手真正面から叩き潰せるってあなた本当に人間なの?受肉した英霊とか何かしらの特殊な血統だって言われた方が納得できるわよ?
いや、セイバーの水の援護がなければ俺も危なかった。それに倒せたのはアーチャーの尽力があってこそだ。ありがとう。
いえ、礼を言う必要はありません。あれは恐らく私が招いたもの同然のものでしょう。
それより、私にも解決の協力をさせていただきたい。今まで通り呼ばれれば応えますが、私自身でも動こうと思います。
カルナのような者を増やすのは本望ではありませんから。
最後にあなた方に助言を。あのカルナ、本来よりは幾分か弱くなっていました。どのような強大な存在であろうと、勝つ隙はあるかと
- 58二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 09:22:53
セイバー「オトタチバナぁ、また武器が燃えたぁ。武器がない私などまるで役に立たないではないかぁ……。これではいてもいなくても同じではないかぁ」
オトタチバナ「よちよち。大丈夫でちゅよ〜。私は君がいないと寂しくて死んでしまいまちゅ」
セイバー「オトタチバナがまた死んだら、私はどうすればいい? そんな事言わないでくれ」
オトタチバナ「ふふ、ごめんなちゃいねぇ。私はどんな君であれ、恋をしたのでちゅ。愛しているのは変わらず綺麗な君。大好きでちゅよ」
アストルフォ「いい話しているみたいなんだけど、赤ちゃん言葉がすごいノイズ」
ランサー「………」
伊織「のい、ず?」 - 59二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 09:31:01
アストルフォ「見て見て! 向こうに綺麗な花が咲いてたから見に行こう!」
地右衛門「あ゛ぁ!? それのなんの意味があるんだ? くだらねぇな」
アストルフォ「綺麗だったから、ボクは君と一緒に見たいと思ったの。いいから行こっ!」
地右衛門「……くだらねぇ。ランサー、コイツをなんとかしろ」
ランサー「……わかりました」
アストルフォ「じゃあ、ジャンヌも行こう! みんなで行ったらもっと楽しいもんね!」
地右衛門「引っ張るな! ランサー、いいから燃やせ!」
ランサー「………」
アストルフォ「わっ! ちょっ! 危ないってばさ!! ひ、ヒポくんヘルプ!」
地右衛門「これに懲りたら、もう余計な事すんなよ」
アストルフォ「懲りないよ。ボクは馬鹿だからね。ボクはやりたい事をするだけさ!」 - 60二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 09:43:59
アーチャー「昼ドラか。昼ドラではこう言う時冷めたコロッケ(たわし)を夫の食事に出すのであったな。
今日のご飯は冷えたコロッケで我慢してください、なんて、浮気夫への意趣返しだったか」
鄭「……なっ!?」
アーチャー「冗談だ。そんな青い顔をしなくていい。新月までの辛抱だ」
鄭「………」ドキドキドキドキ
鄭(早く新月になってくれ……!)
アーチャー(……イジメ過ぎたか) - 61二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 09:51:24
なんかアーチャーが盈月から変な知識貰ってるな…
- 62二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 11:29:54
- 63二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 12:48:36
地右衛門「……こんな事をして何になる? どうせ、お前らは消えるんだろ。無意味だ」
ランサー「………」
アストルフォ「うーん、そうだね。でも、無意味じゃないよ。君が覚えててくれればね!」
地右衛門「……くだらねぇ」 - 64二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 12:58:44
なんで同じ英霊二人に絡まれてるマスターの図でこんな温暖差があるの……
- 65二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 13:01:41
アストルフォ「消えてしまうものに意味がないなら、
——君の家族は意味がなかったのかい?」
地右衛門「……そ、そんな訳ねぇだろ!!」
アストルフォ「なんだ。わかってるじゃん。じゃあ、大丈夫だよ。
ボクは君を絶対に守るよ。君が望まなくても、ね!」 - 66二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 13:08:43
- 67二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 13:48:34
伊織とドロテアが必死に戦う中別の戦いを繰り広げるアーチャーとキャスター…
鄭お前のサーヴァントたちだろなんとかしろ(無茶振り) - 68二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 13:58:37
伴侶が死んだと思ったらさくっと好きでもない相手と再婚した男、黄泉の国から帰ってきた元妻、愛は無いが離婚の意志も無い現妻の三角関係(意訳)と、心を閉ざした戦災孤児、正解ではないと解りつつもそれに寄り添う女とその友人で人生は楽しいと高らかに訴える陽キャの物語だと、そりゃあ温度差は生じる
- 69二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 14:17:12
財布ステーキも飛び出るんですかねこれ
- 70二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 16:38:53
伊織「ドロテア殿、刀の支援、改めて感謝する。此度の支援がなければどうなっていたことか」
ドロテア「礼ならいいわ。私の利にも繋がってくる事だもの」
ドロテア(武器の支援で一歩リードってところかしら)
正雪「伊織殿、出掛けてる間に着物を繕っておいたぞ。記事が薄くなっているところには裏から当て布をしておいた。暫くは持つだろう」
伊織「忝い。正雪にはカヤを守ってもらっているのに、着物の修繕までしてもらうとは」
正雪「お世話になってる身だ。このくらいは当たり前だ」
ドロテア(な、内助の功!?)
カヤ「だっれが、姉上になるかなぁ?」
オトタチバナ「カヤは最近ご機嫌ですねぇ」
カヤ「えへへー!」 - 71二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 18:58:19
武蔵「あら奇遇ね、剣聖さん?」
宗矩「おや、これはこれは武蔵殿。ここで会ったのも何かの縁、茶でも如何かな?」
武蔵「うーん折角のお誘いだけど遠慮します。どうせあなたもコイツら狙いでしょ?」
天草四郎「……」チャキッ
宝蔵院胤舜「……」スッ
武蔵「土地の縁で喚ばれたか、マスターの縁で呼ばれたか、あるいは私たちの縁故か」
宗矩「ははは、生憎拙者、今は儀に呼ばれし影なれば、特に心当たりなどはないのだがなぁ?」
武蔵「ま、そういうことにしておきましょうか。どちらにせよここで倒しておいて損はなし。というより正雪ちゃんと地右衛門くんに見せちゃいけない相手だと思うし!」
宗矩「伊織殿と共にあると言った手前、ここは貴殿に協力するが筋か。新免武蔵と肩を並べ戦う日がくるとは思わなんだ」
武蔵「ところであなた、剣折れたって聞いたけど?」
宗矩「我が宝具の兵の剣を使っている。以前のものより質は劣るが問題なかろう」
武蔵「うわー、無限に補充できるってこと。本当に便利ね、その宝具」 - 72二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 19:38:51
昼間はトンチキネタだけど
夜はしっかり盈月の儀やってるなぁ、このスレ - 73二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 19:51:45
伊織の知らないところで英霊剣豪始まってる…
- 74二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 20:15:26
hollow ataraxiaかな?
- 75二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:54:07
伊織、すまないけど少々魔力を分けてくれないかい?
小石川が盈月の拠点になってる以上、あそこに戻る訳にもいかないからね。元々契約を結んでいた君なら問題なく魔力を得られるはずだ。
まあ現界に必要な量だけもらう関係上私は戦力から外れることにはなるが…魔力を取りすぎて君がぶっ倒れるよりはマシだろう。
ん?魔力の渡し方?そうだねぇ、以前のように一時的に喚び出すのではなく、ある程度恒久的に行いたいし…一度霊脈を通さないパスを開いた方がいいだろう。一番手っ取り早いのは粘膜接触とか…
粘膜接触!?ちょっと聞き捨てならないわよ!?
キャスター殿!!ね、粘膜接触とはいかなことをされるつもりか!!!!
おっと〜ここでまさかの死角からの参戦だ〜!!
兄上祝言ですか!?祝言しちゃいます!?!?!?
- 76二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 22:57:50
- 77二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 23:19:43
もう最終的にドロテアと正雪先生両方娶ればいいんじゃないかな
- 78二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 23:23:13
何気に縮緬問屋組に行ってるシャドウサーヴァントヤバいな……まぁ神剣折れてても八脈怒涛有るし、王様の財宝は健在だから心配の必要は無いだろうが
- 79二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 08:01:02
まあキルケーが嫁さんダービーに参加することはないだろ…
- 80二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 10:51:43
セイバー「イオリー! また私の武器がないぞ。イオリだけ新しい武器をもらって……!」
伊織「……団子の串では駄目か?」
セイバー「ダメに決まっているだろう! だんだん私の扱いが雑になっているぞ」
伊織「……そうか。だが、これ以上何を武器にすればいいと言うんだ? こうも次々壊されてはな」
セイバー「それは……、うーん、むむむっ」
伊織「悩んでる間、カヤが持ってきた団子を食べるか?」
セイバー「食べる! 媛も呼んでくる」
伊織「あぁ」 - 81二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 11:01:32
伊織「そういえば、何故セイバーの嫁と妹があんなにも似てるんだ?」
ランサー「そう言う事もあります」
アストルフォ「そうそう。そう言う場合、見た目だけじゃなくて、性格も似てたりするよ」
伊織「そ、そうか」 - 82二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:22:17
- 83二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:24:20
逸れのセイバー「む、伊織殿か」
伊織「義仲殿!?何故貴殿もここに?いや、面頬をつけているということは…」
逸れのセイバー「左様。先程、新たに現れた悪鬼を1人屠った次第だ。ルーラーらはそこに居合わせたのだ」
若旦那「我としては手出しは不要であったがな。そこの神が手こずっておったところに来たのでそのもま利用したまでよ」
伊吹童子「手こずってません〜!相手がモヤだからちょっと見にくかっただけです〜!それより王様こそあんなに無駄に宝具撃ちあっちゃって。街に被害でも出たらどうするのよ?」
若旦那「阿呆、財は使ってこそであろう。それにあやつが放ったもの含め何一つ街に被害など出しておらんっ!」
伊織「わかったわかった!2人とも街を守るため戦ってくれたのだな!感謝する!」 - 84二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:30:31
- 85幕間124/05/26(日) 20:25:25
「……ふむ。そう言う事もあるか」
日の本の大英雄——ヤマトタケルはそう言って、咥えていた団子の串を吐き捨てた。気怠そうに乗っていた台から飛び降りる。気怠げでありながらも、その姿に一部の隙もない。
ヤマトタケル、此度の盈月の儀式に呼ばれた最優のサーヴァント、セイバーに当たる。
セイバーの視線の先には黒い影。それはシャドウサーヴァントと呼ばれる英雄の残滓。
「……せ、ぃば」
ゆらりと陽炎のように揺らめく影は言の葉を紡いだ。それにセイバーは眉を顰めた。
「もう君は意味も分かってないだろう。それでも言葉を使うのか?」
不快である事を隠しもしないセイバーの言葉。けれども、その顔には笑っていた。
「………」
影は応えるように二刀を構えた。
「君は……、いや君もイオリだな。それも、私を下したイオリだな」
イオリ——。
そう宮本伊織。セイバーの言葉で影はより明確な像を結んだ。虚の影ながらも、生き写しのような姿となる。彩度がない事を除けば、誰が見ても宮本伊織だと判断するだろう。しかし、その身は人ではなく幽鬼そのもの。血濡れた鬼の成れの果て。剣をひたすらに追い求めた剣鬼であった。
世界は一つではない。幾多の選択の元、世界は可能性数だけ並行世界を持っている。ならば、セイバーと切り結び、セイバーを下す可能性を持つ宮本伊織すら存在する。
「盈月が感情を持ったと聞いたが、厄介だな。私たちを学習し、私たちを倒せる可能性を手繰り寄せたか……」
セイバーの顔に憂いが帯びる。
「もう、いち、ど……。もう一度、月のような剣を……。俺は、今度こそ超えて、みせる……」
剣鬼から殺意が溢れる。
「君の私は、君を殺せなかったのか……。剣を鈍らせた……」
他の世界とは言え、自分の事だ。剣鬼の様子を見れば理解できる。情に絆されたヤマトタケルは剣鬼を殺し損ねた。それは手を抜かれた剣鬼にはこの上ない屈辱であっただろう。それで剣鬼は止め時を失った。
「君の願いを私は知っている。だが、私のイオリはそれを選ばなかった。私はそれを誇りに思う」
セイバーは剣を構えた。それはいつもの剣鬼ではない。タマモアリアから借り受けた長剣だ。腰につけてあるタマモアリアには不相応なまでに長い刀。いつものセイバーの剣は諸事情によりセイバーの元にはない。
「来るがいい、迷える剣鬼。
——君の願いを斬り捨ててやろう」 - 86幕間224/05/26(日) 20:25:39
刹那。白刃が煌めいた。月明かりの下、一線、二線と幾度も剣が交わる。切り結ぶ甲高い音は澄んだ鈴の音にも似ている。殺意も殺気も、研ぎ澄まされている。気を抜けば、肉が裂け骨を断たれる死合い。なのに、二人はまるで踊っているかのような時間だった。
二人は剣筋を、手の内を、思考を読み合う。より互いを理解する為に——!
そして、最後は呆気なく訪れた。
剣鬼がセイバーの宝具を見越した瞬間、
「——済まない。今の私はセイバーではないんだ」
セイバーは裾の中に隠し持っていた鑿を剣鬼に向かって放つ。筋力も魔力も乗ったそれは闇を引き裂き流れ落ちる星のように煌めいた。軌跡は紛うことなく、剣鬼の刀へと直撃する。そこで鑿は砕けてしまう。だが、ただの鑿であろうと魔力の乗ったそれは剣鬼の剣筋を逸らす事を可能にした。
「——っ!」
それが終幕。セイバーの刀は剣鬼の霊核を貫いた。それと同時にセイバーの剣も根本から折れてしまう。セイバーの剣技にその刀身が耐えきれなかったのだ。
「た、け——……」
剣鬼の身はそれ以上、動く事なくサラサラと魔力へと還っていく。後に残るのは折れた刀と砕けた鑿、善為す皇子。
「馬鹿者。それを言うのはこの私ではあるまい。君の私に言ってやれ……」
もう届く事はないと分かっていながら、セイバーは呟いた。
「……あぁ」
セイバーは零すように口を開いた。けれど、それ以上は言葉はない。セイバーはただ月を仰いだ。
- 87幕間324/05/26(日) 20:26:04
「セイバー、アリアの剣と鑿まで壊してどうする気だ?」
「……今の私はセイバーではない」
セイバーはぷいと横を向き、頬を膨らませた。剣なき今の自分の身はセイバーだとは認められない。
「では、破壊魔と呼ぼうか」
「は、破壊魔!?」
「俺のなけなしの金策手段と、アリアの剣、どうする気だ?」
「あ、あれは……、その、必要な犠牲だったのだ」
「そう言えば、昨晩は何処へ行ってたんだ?」
「それは……」
セイバーは言葉を濁す。言い訳しようとしている訳ではなく、セイバーは本当に喋りたくないようだった。伊織はそれを察して小さく息を吐いた。こうなってはセイバーが気を変える事はないだろう。
「まぁまぁ、伊織さま。わたくしは気にしてませんので」
アリアはいつもながら、ゆったりとした口調でそう言う。
「しかし」
「あれは確かに必要な犠牲だったのでしょう。そもそも、わたくしでは抜けない剣だったので大丈夫です」
「ならば、何故持っていたんだ?」
伊織はニコニコ笑うアリアに疑問を呈するがその答えは返ってくる事はなかった。
「兎に角、今日の朝餉はなしだ」
「そ、そんな……!」
「長屋に人が増えて食事代が賄いきれない。食事は稼いでからだ」
「むぅ! イオリの意地悪ー!!」
セイバーは伊織に向かって吠える声が長屋に響き渡った。
- 88二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 22:38:01
アストルフォ「ねぇ」
セイバー「なんだ?」
アストルフォ「逸話聞いたんだけどさ。タケルの剣って、伊吹童子の尻尾から出たんでしょ?」
セイバー「そうなっているな」
アストルフォ「ちょっと切らせてもらえば、新しく出てこないかな?」
セイバー「な!? 無茶を言うな!!」
アストルフォ「ちょっと交渉してくるね」
セイバー「ま、待て!!」
アストルフォ「戦って勝てば尻尾を切ってみてもいいって!」
セイバー「………」まさか本当に交渉するとは思ってなかった
ランサー「……ライダーの行動力に驚いていたら、身体が持ちませんよ」 - 89二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 00:09:08
トンチキと真面目パートの温度差ェ…いやfateらしいっちゃらしいか
- 90二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 02:39:13
- 91二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:06:39
- 92二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:15:30
- 93二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:18:23
上の方ちゃんと許可貰ってる?
- 94二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:21:06
- 95二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:23:27
明国昼ドラ劇場——完
- 96二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:27:28
- 97二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:31:38
このレスは削除されています
- 98二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:32:31
- 99二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 09:53:39
- 100二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 14:53:19
- 101二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 16:49:28
盈月くん今頃足が生えたりジェットで飛んだりしてない?
- 102二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 17:49:33
盈月自体は昼ドラなり、よくわからない知識を集めてるけど
それは儀式参加者(マスターやサーヴァント)を学習して打倒しようとしてる結果だから
くっそ硬い事を除けばトンチキしてないんだよなぁ
シャドウサーヴァントの天草や剣鬼伊織、イシュタルや酒呑を呼んだり、わりとガチ戦法
一番トンチキやってたのは土御門なんだよ - 103二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 21:29:43
お前が一番の元凶ってことは置いておいて3スレ目も折り返し過ぎたしそろそろ決着付けたくはある
- 104二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 21:46:47
なんなら中華系サーヴァントとかアストルフォに引っ張られてシャルルマーニュ系もきそうで怖いんだよなぁ…
中華系なら呂布とか出てきたら本当にやばいしシャルルマーニュだと1番縁ありそうならブラダマンテがこられたら防御面でも厄介… - 105二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 04:59:23
保守
- 106二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 07:13:32
トルフォにジャンヌ達を呼び水に征服王の影鯖とかが来てもおかしくないな…
- 107二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 10:19:12
最終決戦前なので現状のおさらいをば
・宮本伊織
凪の日を選んだが未だ凪の日は訪れず。長屋滞在人が多いため、日々食費稼ぎに勤しんでいる。最近、木彫りの鑿を壊された為地味にピンチ。そして、彼の知らないところで英霊剣豪が行われてたりする。
・セイバー
武器は壊す物として破壊魔の称号を得た。バブるしオギャるし、嫁に全力で甘えている。しかし、伊織に黙って剣鬼を討伐したり、やる事はやってる。武器も漸く戻ってきた。
・小笠原カヤ
兄の祝言の為、正雪やドロテアのサポートに回ってる出来た妹。
・オトタチバナヒメ
夫を甘やかす事に関しては他の追付いを許さない嫁力を誇る。
・鄭成功
明国昼ドラも終わり、ようやく胃の痛い日々から解放された。アーチャーとも元鞘に戻った。
・アーチャー
冷めたコロッケや財布ステーキとか余計な知識を手に入れてしまった。が、本人は本気でやる気はなく、あくまでジョーク。鄭がキャスターとの契約を素早く切ってもらえればそれでよかった。そろそろ本気を出したい
・地右衛門
豚から戻ったら、新しい厄介なやつに捕まった。無意味で、くだらない事に、誘われて辟易している。
・ランサー
四槍のランサー。最近アストルフォが来たので、マスターの保護に全力をかけている。だが、彼の言葉には思う所があるようだ。 - 108二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 10:19:51
・由井正雪
カヤのサポートで伊織への点数を重ねている。内助の功として着物を直したりしている。だが、恋愛√に入る気配がない。言いたい事があれば言うべきですよ。
・ライダー
いい所がないライダー。
・ドロテア・コイエット
正雪と同じく伊織への点数を重ねている。一緒に戦闘したりしているので一歩リードか? でも、本当に伊織の恋愛√はあるんですか? 入る気配がないですよ。
・アサシン
試練も終わったか、落ち着いてドロテアのサーヴァントとして働いている。
・土御門泰弘
しっかり盈月の管理者として仕事をし始めた。真面目な顔をしているが、コイツが原因だ。キャスターとパスが切れている事も気付いてなかったうっかりさん。そういえば、組み込めてない盈月の必須部品はどうなったんですか?
・キャスター
昼ドラも武器修理も終わったので土御門と元鞘に戻った。あとは記録だけをさせてほしい。
・高尾太夫
江戸遊覧を満喫中。吉原の皆と廻れて満足
・武蔵ちゃん
推定ブリュンヒルデを討伐後、シャドウ天草を討伐。やる事はやってる。けど、昼ドラ関連の情報源は確実にコイツ。
・逸れのバーサーカー
大夫と江戸漫遊中。
・タマモアリア
最近、セイバーに剣を折られた。抜けてなかったので大丈夫。盈月に収納されていたアストルフォを顕現させたり、さりげない活躍が目立つ
・逸れのキャスター
魔力供給()を伊織に強請ってみるが失敗。血液ゲット。朴念仁には直接言葉で言わなきゃ伝わらないんだ。でも、魔女だから、血から子供作れたりするよね。魔女だもん - 109二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 10:21:36
・逸れのランサー
特に出番なし。シャドウサーヴァントの討伐に参加していると思われる
・逸れのアサシン
1スレ目で出て以降出番なし。
・伊吹童子
よく見えないモヤ()を倒してたりする。アストルフォに尻尾切っていいか聞かれて、倒せたらいいよって返す器のデカさ。ただそれって八岐大蛇の逸話ですよね? 分御霊の貴女から剣出るんです? 遊びたいだけ?
・柳生宗矩
シャドウ胤舜を討伐。武器は折られたが、ちゃっかり宝具で新しいの持ってきてる
・アシャカ王
目立った出番はないが、導く気満々である。
・アストルフォ
キャスターと鄭の契約破棄の為に呼ばれた。今は地右衛門にちょっかい出している。生きる事は辛いけど、それでも楽しいのだと胸を張る英雄。いつか君が意味がないくだらないと捨てたものをもう一度拾えますように。
・竜殺しの聖人の英霊
土御門が盈月で最初に召喚した影。詳細は不明。強く、硬く
・シャドウカルナ
アルジュナに討たれる。意思なき亡霊
・シャドウイシュタル
若旦那と逸れのセイバーに討たれる。惜しみなく財を使った模様
・シャドウ酒呑童子
伊吹童子と逸れのセイバーに討たれる。べ、別に手こずってないんだから
・シャドウ剣鬼
セイバーに討たれる。盈月を残す事を選び、セイバーを破った剣鬼の亡霊。セイバーが情に絆され、手加減してしまった為、剣鬼は越えられない剣が増えた。けれど、結末としては上々。願いは無事に斬り捨てられた。
・シャドウ天草
対正雪、対地右衛門用だったと思われる。武蔵ちゃんに討たれる
・シャドウ胤舜
宗矩に討たれる
・盈月
くっそ硬いが、魔力を奪われて、壊される恐怖からか意思が宿った。参加者をラーニングし、関連する情報を集めている。トンチキ設定の癖にやってる事はガチ戦法。徹夜の仕事が如何に酷い事を存在するだけで証明している。
・蒼崎青子
最新の魔法使い。出張ご苦労様です - 110二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 10:55:06
アショカ王だぞ
それはそうと普通に神霊に近い酒吞とか神霊のイシュタルが現れてるの凄いな土御門交渉術 - 111二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 10:59:18
- 112二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 11:09:55
- 113二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 15:22:51
スカディじゃなくてスカサハも読んでるのか……
- 114二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 18:31:44
- 115二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 19:09:55
草w
- 116二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 19:17:11
伊吹童子の神剣とも合わせる事でより強靭に怪力にも耐えられるようには成ったが無闇矢鱈に硬いものに叩きつければ貴様に付与された属性も合わせて折れる、元が壊れた宝具だったのも有るがな、しかし性能は強靭さ以外にも伸びているはずだ十全に使い熟せる事を期待している、そしてそれを僕に記録させろ
- 117二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 19:18:31
- 118二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 19:43:32
阿礼かなり仕事してるけど、もしかして息抜きに昼ドラしてたの?
- 119二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:30:27
セイバーの準備も整ったか。
…何やら俺を見る目が攻めているような感じを受けるがあえて無視しておく。
では各々方、話し合った通りに動くぞ。
俺、鄭、師匠で浅草から直接、正雪、ドロテア殿、地右衛門が江戸城を廻る形で小石川を叩く。
逸れのバーサーカーと戦えぬ太夫、逸れのキャスター、弟橘姫は浅草に残る。
土御門殿は正雪らに江戸城まで同行し、陣を構え援護する。
各サーヴァントはそれぞれのマスターに同行。
残りの逸れたちにも合図を出し盈月が出してくるであろう怪異およびサーヴァントたちを対処する。
…逸れのランサー、アサシンと連絡が取れないのが少々気がかりではあるが問題はないな?
うむ、此度の件時間は我々の味方ではない以上、セイバーの準備が整った今こそ好期であろう。兵は神速を尊ぶものだからな。
我々の移動はライダーとアストルフォ殿に任せよ。貴殿らにすぐに追いついてみせるとも。
「ちっ、なんでテメェも一緒に来るんだよ…」
「いいじゃんいいじゃん!ボクが一緒にいたいから一緒にいるんだよ!ライダーだから移動にも役立つしね!」
- 120二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:45:49
- 121二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:59:29
伊織「すでに上野を越えたが…思ったよりも抵抗が少ないな。怪異は兎も角としてサーヴァントがほぼ出てきていない」
武蔵「代わりに大物怪異が多かったけどね、けどある程度削れば陰陽師たちに任せていいってのは楽!」
鄭「とはいえここから小石川までの距離はそう遠くない。そろそろ仕掛けてくると思うが…」
アーチャー「噂をすればだな。前方に一体!背に多数の武器を背負ったもの、獲物から推定ランサー!」
伊織「僧兵、数多の背負いし武器!間違いない、武蔵坊弁慶だ!簡単には通してくれぬというわけか!」
セイバー「ッ!上からも来るぞ!構えろ!」
武蔵「首を狙って来ましたね、その身軽さ、弁慶がいるってことは義経公かしら?」
弁慶「………」
牛若丸「………」
鄭「どちらも無視はできぬか、行くぞ!」 - 122二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:01:53
太夫は周遊中だろうが地右衛門はどうしてんだろ
- 123二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:25:51
キャスター「…小石川手前で宮本伊織らが止まったな。サーヴァントと交戦を開始したようだ。相手は、記録から察するに武蔵坊弁慶と源義経…いや、それにしては若い。牛若丸だったか、そちらに近いようだ」
土御門「無視して行けばいいものを…いや死んでも通さぬため立っていた逸話持ちの弁慶とその弁慶すら翻弄する足の軽さを持つ牛若丸では無理か。管狐をいくらか差し向けよ。戦闘に巻き込まれれば即滅させるだろうが弁慶の気を引く程度なら出来よう」
隆俊「はっ、かしこまりました」
キャスター「由井正雪らはどうやら小石川に入れたようだが…さてどうなるか」 - 124二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:48:19
正雪「小石川に着いたな…どうやら伊織殿たちはまだ来ていないようだ」
ドロテア「地右衛門、あなた元々ここに拠点を構えてたんでしょ。何か仕掛けたりしてないの?」
地右衛門「…仕掛けはした、だが全部宮本伊織用に作ったやつだ。ついでに言えば全部発動したみたいだな」
ドロテア「つまりないって事ね」
アストルフォ「あっ!綺麗な花!ねえねえ見にいこうよ!」グイグイ
ランサー「マスターを離しなさい。あとあれは彼岸花です。毒があるので摘んだりしないように」
ドロテア「…能天気すぎるのも考えものね、少し頭痛くなってきた」
正雪「しかしここまで妨害が無いものか…どう考えても誘われているが」
ライダー「……来ました」
アサシン「手荒になるが許せ、跳ぶぞ」ガシッ - 125二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:59:25
ズシンッ
正雪「なんだあれは、巨大な亀!?」
ライダー「いえ、この威圧感は竜です」
地右衛門「上に誰か乗ってやがるな……おい、ランサーありゃどういう訳だ」
マルタ「………」
ジャンヌ・ダルク「………」
ランサー「あれは私ですね、旗を持っているということはルーラーですか」
ドロテア「もう1人いるわね、亀のような竜を従えた女性…聖女マルタかしら」
アストルフォ「2人の聖女相手に戦うってこと!?うわー攻め込むときにジャンヌの相手をするって絶対にやりたくない…」
正雪「とはいえ片方は手の内が分かっているというわけだ、各個撃破を狙えば…」
アストルフォ「いや、ルーラーは手の内が分かってても守りに入られるとかなり厳しい!とりあえずあの竜をなんとかするべきだと思うな!」
アサシン「ではそのようにするか。参るぞ!」 - 126二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 07:04:50
タラスクやファヴニールを倒せるかな?竜を倒した逸話持ちの鯖はサムレムにはいなかった筈だし
- 127二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 07:32:50
それこそ八岐大蛇が後世では龍として扱われてること多めだからセイバーがいけるかも
- 128二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 09:12:37
カヤ「……うーん」
オトタチバナ「………」
カヤ「……うーん」
オトタチバナ「……落ち着かないの、カヤ?」
カヤ「え? あ……、うん——違った。ははい」
オトタチバナ「畏まらなくていいの。貴女も私も似たようなものだから。
ねぇ、何が落ち着かない? 人に話すと少しは楽になるわ」
カヤ「兄ちゃんが……。兄ちゃんたちが頑張っているのに、あたしは何にもできなくて……」
オトタチバナ「……そうね。何も出来ないのは辛い事。でも、私たちには私たちでできる事はあるわ」
カヤ「それは?」
オトタチバナ「信じて待つ事……」
カヤ「でも、それってやっぱり、何もしてないのでは?」
オトタチバナ「そうじゃないわ。あの人わね。とっても寂しがり屋なの。だから、帰ってきた時に出迎える人がいないと、きっと泣いてしまうの」
カヤ「え? あのセイバーさんが!?」
オトタチバナ「ふふ、そうよ。だから、ちゃんと待っててあげないとね」
大夫「そうだよ。女は度胸さ。どっしり構えといてやりな。こんないい女が待ってるんだい。果報者さ」
カヤ「は、はい……! じゃあ、あたしおむすび作りますね! きっとみんな帰ってきたらお腹空いてるでしょうし、沢山作って待ってます!」
オトタチバナ「私も手伝うよ」
大夫「ほんと、いい子たちだね。……この子たちを泣かせたら、ただじゃおかないさ。早く無事に帰ってきなさいね」 - 129二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 20:33:36
なんだかんだでみんな協力し合ってるのいいな…
- 130二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:50:06
牛若丸「」バッ バッ タッ
セイバー「くっ、ちょこまかとっ!」
アーチャー「これならばどうだ?」ヒュッ ドンッ
牛若丸「」タッ シュタッ タッ
鄭「爆破で宙に舞った木々すら足場にするか…伝説の通りの脅威の身のこなしだな…」
伊織「ああ、だが流石に筋は絞れた。光芒一閃っ!」
武蔵「なっ!?伊織くんッ!」
弁慶「ッ!」
伊織「義経の身代わりに受けた!?」
武蔵「ごめん、抑えきれなかった!けど私に背中を見せるのは油断しすぎじゃない!」
弁慶「………」スゥ...
セイバー「まず一人か」
伊織「弁慶にしてはあっけないが、逸れのアーチャーの言った通り本来より弱くなっていると見るべきか」
アーチャー「義経も引いたな。不安はあるがこのまま進むぞ。想定より時間がかかっている」
伊織「闇夜に紛れて義経公が奇襲を仕掛けてくる可能性があるのはどう考えても不味いが…致し方ないか」
鄭「だが弁慶と同じく本来より弱いのだろうな。だからこそあそこで有効打を与えられるかけたと考えるべきだろう」
武蔵「あー、ところで弁慶と戦う最中に出てきた狐ちゃんたち一緒に滅多斬りしちゃったけど…これあとで土御門に謝った方がいいかしら?」 - 131二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:20:49
セイバー「コイシカワに入ったが…また怪異か」
伊織「物の数ではないが多いな」
武蔵「ま、これだけの数が出てきてるってことは本丸も近いと言うことでしょう!一気に攻め込むわよー!」
アーチャー「………」
鄭「アーチャー、どうかしたのか?」
アーチャー「いや、今何か頭を過ったような…気の所為、ではないな。嫌な予感がする」
鄭「分かった。皆、待ってくれ!」
伊織「どうし…ッ!鄭!アーチャー!義経だ!」
鄭「何っ!?」
アーチャー「ッ!?」ガッ
牛若丸「....ッタカ....ラバ.....」スッ
アーチャー(言葉を!盈月が近いからか?)
セイバー「ここは私が引き受けよう、水よっ!」
アーチャー「すまない、助かる」
アーチャー(今の一撃、マスターではなく私を狙ったものだ。思えば先の戦い、2人の攻撃が1番向いたのは前衛やマスター達ではなく私だった…そして先程から感じている違和感…)
アーチャー「…なるほど。盈月め、厄介な相手を喚び出したようだな」
鄭「どうした、何か分かったようだが」
アーチャー「諸葛孔明だ!奴が召喚されている。この付近一帯は奴の陣と考えるべきだろう」
伊織「なっ!?」
鄭「なるほど、俺たちはまんまとおびき寄せられた陸遜といったところか」
アーチャー「願わずとも汚名返上の機会が盈月から与えられたようだ。マスター、力を貸してくれるか?」
鄭「無論だとも!」 - 132二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:45:37
土御門「小石川に二組とも入ったのは確認したが…そこから反応が消えたな。盈月の妨害と考えるのが妥当か」
キャスター「…土御門、どうやら相手も相当に手練れだったようだ。可能な限りの式神を出せ、さもなくばすぐにも殺されるぞ」
隆俊「キャスター殿!?」
百貌のハサンら「「「「「……」」」」」スゥ...
土御門「なるほど、気配遮断とは本当に厄介だな。江戸城にすら容易に侵入するとは。隆俊、下がれ。己の責を全うせよ」
隆俊「…分かりました。ご武運を」ブツンッ
キャスター「万が一を考え念話礼装での会話にしていてよかったな。分かっていると思うが、僕に戦力を期待するなよ?正直な話、気づけたのも奇跡に等しいからな」
土御門「当然だ。だが家を再興するまで死ぬつもりなど毛頭ない」 - 133二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:15:43
大夫「やぁね、無粋な奴らだねぇ」
キルケー「あぁ。全くだ。戦力外の私達のところを襲撃するなんて」
シャドウクリームヒルト「………」
キルケー「それも、旦那の為に復讐に走った妻クリームヒルトか。小石川は手放さざるえなかったけど、今はここ——吉原が私の陣地。魔女キルケーの神殿! ここに入った以上、真名は丸裸にさせてもらった!」
オトタチバナ「……復讐妃クリームヒルト。私の真逆なんですね。夫より先に死んだ私。夫を殺された貴女……。夫を誰よりも深く愛した貴女。こう言う機会でなければ、話してみたかったです」
カヤ「オトタチバナさん……」
大夫「しんみりした話は後さ。行っとくれるかい?」
逸れのバーサーカー「◾️◾️◾️◾️————!!」 - 134二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:21:33
ドロテア「≪拘束≫!」
マルタ「………」ババッ
ドロテア「ちょっと!レジストされるのはいいにしてもそのまま殴りかかるのは聖女としてどうなの!?」
アサシン「落ち着け、姫。我であればこちらは問題なく対処はできる。だが…」
タラスク「グォォォォオオオオッ!!!」ドドドドドドッ!
ドロテア「圧倒的な神秘と質量!流石竜種、突進してくるだけでも厄介ね」
ライダー「この程度…っ!」ギギギギ
正雪「ライダー、無茶はするな!体勢を立て直すぞ!」
ライダー「ッ…分かりました、すみません」
ジャンヌ・ダルク(裁)「…………」
地右衛門「本当に厄介な宝具だな…まるで攻撃が通じねぇと来たか」
アストルフォ「攻撃とか破壊に特化した宝具でも当てないと全然終わらないってこれ!!」
ランサー「旗を使う間攻撃は出来ませんが…こちらの攻撃も通りません。儀のサーヴァントの宝具で考えれば、セイバーの真名開放を数回使う必要はあります」
アストルフォ「というか、何で宝具常時展開してるの?ルーラーはそうじゃなかったよね?」
ランサー「時間を稼ぐこと自体が目的なのでしょう。盈月側にも何かしら策があると」
地右衛門「…………」
地右衛門「おい、由井正雪!お前らこいつの相手をしろ!」
正雪「正気か地右衛門殿!?竜を野放しにしろと!?」
ライダー「…」チャキッ
ランサー「…」チャッ
アストルフォ「なんか一瞬で剣呑な雰囲気に!?」
地右衛門「そいつの相手は俺たちがやってやる、旗のランサーが動かねえよう抑えてろ!」
ライダー「正雪、耳を傾ける必要はないかと」
正雪「…いや、何か策があってのことだろう。任せるぞ、地右衛門殿」 - 135二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:50:12
タラスク「ゴォォォォォオオ!!!」ドドドド
アストルフォ「であの竜の相手することになったわけだ!竜退治には賛成だけど、何か考えあってのことだよね!?だよね!?!?」タタタタ
地右衛門「うるせぇ」カチャカチャカチャ
アストルフォ「酷いっ!」
地右衛門「ランサー、あいつを足止めするぞ」
ランサー「分かりました」タッタッタッタッ
アストルフォ「分かった!」
地右衛門「テメェはいい」
アストルフォ「なんでっ!?」
地右衛門「それよりテメェにはやってもらいたいことがある」
アストルフォ「へっ?」
地右衛門「ランサーッ!」
ランサー「地獄をここに、『悲嘆せし聖母』ッ!!」
タラスク「ッ!!」
地右衛門「怯んだ、押し込むぞっ!」ボッ
ランサー「はいっ!」ボゥッ
アストルフォ(動きが止まった!今なら!)
アストルフォ「我が名はアストルフォ!シャルルマーニュが十二勇士の一人!不届千万な悪しき竜よ、我が宝具を受けるがいいっ!!『触れれば転倒!』」カッ!
地右衛門『お前、前に持ってる宝具を説明しただろ。そうだっけじゃねぇ、忘れんな。その中に相手を転ばせる槍があるって言ってたんだよ。そいつをあいつに使え。
いくら竜と言ってもあいつの肉体構造は亀のそれと同じだ。なら一度ひっくり返しちまえば…』
タラスク「!?!?!??!」ゴロンッ
地右衛門「簡単には起き上がれなくなるって訳だ。ランサー、やれ」
ランサー「はい」
アストルフォ「うわー、ブレス吐こうとした口に槍2本ぶちこんで自爆させた。結構えげつないなぁ…」 - 136二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 06:46:29
百貌vsキャスターはどうやって倒すんだろう
固有結界発動すればワンチャンあるかな - 137二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 16:22:23
保守
- 138二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 16:37:31
- 139二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 16:43:49
あっだから儀の参加サーヴァントに魔力大盤振る舞いだったのか
- 140二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 19:23:58
- 141二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 19:51:15
このレスは削除されています
- 142二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 19:58:48
- 143二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 22:35:01
伊織「源義経、お相手仕るっ!」
牛若丸「」ガキンッ
伊織(やはり重い。ライダーや義仲殿と同じく殺すことに特化した剣。だが単調だ)
伊織「爺さん、今だ!」
牛若丸「!?」ギリッ
紅玉「ふぉふぉふぉ。束縛特化の魔術よ。先程の戦いでお主の対魔力は見抜いておった故な」
武蔵「さっすが!っと締めは任せて、どうやら奥から何人か来てるみたいだけど…一気に片をつけさせて頂きましょう!南無、天満大自在天神──」
佐々木小次郎「─」
セイバー「技を見るに君はイオリのもう1人の師匠なのだろうが…悲しいかな、鋭さが全く足りん。これならばイオリの方が余程強いな。さて、周りにも何人かいるな。皆に負担をかけるわけにもいかぬ。久方ぶりに鞘から抜かせてもらおうか!清き水よっ!──」 - 144二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 22:59:29
『伊舎那大天象』ッ!!『八岐怒濤』ッ!!
孔明「……」
鄭「喋れぬだろうから代わりに言ってやろうか。『ここまで攻め込まれるのは想定内』『だが宝具を使った今であれば次鋒達を差し向ければ崩せる』」
孔明「!?」
鄭「生憎だがその次鋒達は既に始末した。お前に私のサーヴァントからの言伝を伝えよう。
『幾ら策を弄そうとどうにもならぬ相手というのは存在するものだ。相手が悪ったな』だっ!」ヒュッ
孔明「」スウ...
鄭「アーチャー、言われた通りの場所にいたぞ。確かにこの手で殺してきた」
アーチャー「すまない、手間をかけた」
鄭「気にするな。しかしやはり、お前の宝具は凄いな。恐らく伊織達すらお前がサーヴァントを減らしたことに気づいていないんじゃないか?」
アーチャー「俺個人の強みじゃなく固有結界宝具の特権だ。それにあの3人が暴れ回ったお陰で私達を隠すことが出来たとも言える」
鄭「それはそうだな。全員連れて国に帰れればいいのだが…」
アーチャー「そうなれば清を退けるのも可能だろうな。だが」
鄭「皆まで言うな。まずは現状の打破が優先なのは分かっている。合流するぞ」 - 145二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:00:55
あ、貴方程の人がそう言うなら大丈夫そう…
- 146二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 08:39:36
- 147二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 17:38:10
折りそう(小並感)
- 148二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 21:49:03
アサシン「ほう、竜を倒したか…ならば」ガシッ
マルタ「!?」
ドロテア「やりなさい」
アサシン「聖人といえど所詮は人よ。我が剛力に勝てると思うな」グッ
マルタ「」グシャッ
ドロテア「自分で言っておいてなんだけど、本当にマルタだったのかしら。武器はあれど基本殴りかかってきたし…あなたが剛腕で助かったわ」
アサシン「フッ、まあお前であれば、いずれはこやつも倒せたであろうがな」
ドロテア「いや無理よ。というか嫌よ」
地右衛門「やっと来やがったか」
ドロテア「礼を言うわ。竜討伐ご苦労様…あら、正雪は?」
ランサー「あなた方と一緒ではないのですか?」
ドロテア「あなた達が交代したからてっきり一緒にいるものかと…ルーラーのあなたもどこに行ったのかしら」
アストルフォ「どうする、この辺り飛んで見てみる?」
地右衛門「いや、盈月のところに行くぞ。おそらく宮本伊織たちもそろそろ到着する頃のはずだ」
ドロテア「そうするべきね」
アストルフォ「えっ!?あの子達置いていくの!?」
ドロテア「そうなるわね。けどあの由井正雪とライダーよ、すぐに追いついて来るわよ。さて、この先から溢れ出るような魔力の感覚。もしかしなくてもこっちね」
アストルフォ「……大丈夫かなぁ?」 - 149二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 22:23:04
地右衛門たちが竜を自爆させた時。その爆破の余波で近場の崖が崩れていた。
そのそばで対峙していた正雪たちは轟音と土煙と共に姿が見えなくなっていた
「見失ったか…探せそうか、ライダー」
正雪の言葉に、ライダーはすぐに首を振る。
「無理ですね。盈月の影響で辺りの魔力の濃さが強く、サーヴァントの気配も感知できません」
「…深追いするべきではなかろう。そも、あれは攻撃を是とする様子もなかった。であるなら捨て置いても問題ない、か」
「仰る通りかと。ならば直ちに盈月を壊すためにむか…」
ライダーの言葉が詰まる。その顔には焦燥。元々病的なまでに白い肌は更に血の気が引いているように見える。
「この気配、いや、まさか、そんな」
尋常のことではないその様子に、正雪は落ち着かせるためにライダーを撫でながらも辺りの様子を伺った。
「サーヴァントか!?その反応、先のルーラーではなさそうだが…っ!あれか!」
月光の陰から姿を見せた影。巨大な斧を担いだ偉丈夫がそこに立っていた。
「ライダー、あれの真名を知っているのか?」
正雪の言葉に反応は無い。過呼吸をし、焦点の定まらぬ目で影を見つめるライダーには届いていない様子である。
─ライダーが鎧を捨てる前にも後にも、一度もなかった反応。どのようなことであれライダーは正雪からの行動に反応をしていた。それほどまでの相手ということか。
ザリッ
影が一歩踏み出す。
ザリッ
また一歩踏み出す。
ライダーはそれに反応することもなかった。しかし目はずっとその影の顔を離さず捉えている。
影が姿勢を低くし──
「ライダーッ!!」
正雪がライダーを突き飛ばす。勢いのままゴロゴロと2人がもみくちゃに転がる。
そして2人のいた場所には斧が突き刺さっていた。 - 150二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 22:29:09
金時か……
- 151二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 22:37:04
「ライダー、しっかりしろ!ライダー!」
正雪が必死に呼びかける。
その言葉に反応したのか、ライダーはその口を開いた。
「怪、童丸……」
「怪童丸…頼光四天王の1人、坂田金時か!」
正雪の言葉にはどちらも答えない。影は斧を引き抜くと、先ほどと同じようにそれを肩に担いだ。
─ライダーの様子、丑御前であるなら生前に手酷くやられたと考えるべきか?いやだが自身は源頼光と同一の存在とも言っていたが…
「怪童丸、ああだめ、いけない、ちかよらないで…おねがい…」
ライダーの声が聞こえた。蚊の鳴くような、小さな声。何かに怯えた、その声。
──ああ、なんだ。貴殿もそのような顔をするのだな。我が願いに応え、自ら忌まわしいと言った鎧を纏い、江戸を壊すとさえ言った貴殿もまた、そのような
由井正雪は刀を抜く。呼吸の乱れはない。
弱きもののため刃を振るうが烈士なれば。弱者が虐げられる世を正すのが、自分の使命なれば。
「源頼光が四天王の1人、坂田金時殿とお見受けする。我が名は由井正雪。貴殿の刃、この者に晒すわけにはいかぬ」
月光に煌めく銀髪が、風に揺れた。 - 152二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 08:05:31
──何を、しているのです
ライダーの言葉は、口から出ることすらなかった。そんなことを言えるだけの力もなかった。
自分の前に現れた◼️しの子、坂田金時。
その彼の前に、自分を護らんと立ちはだかったのは他でもない自身のマスター。
人造生命なれど、異形でもある自分すらも眩しいと感じた夢を追い求める、儚く美しい彼女。
勝てるはずがない。今を生きる彼女と古い時代を生きた神子の影。考えるまでもない。
なのに貴女は、何故そうも凛として立っているのか。
手にした刀に一切の震えがないのか。
何故あなたは──私などを護ろうとするのか。
斧が正雪の身体を掠める。
魔術で身を守りながらも返す刀を振るった正雪だが、それは容易く腕で防がれた。
そのまま振り返した斧が刀身にあたり、容易く刀は砕け散った。
それに止まらない。余波だけで正雪の身体は吹き飛び、そばの崖に叩きつけられる。
カハッと身体の空気が一気に飛び出し、浅い呼吸を繰り返す。
その目の闘争心は一切欠けていない、しかしその身体は傷だらけで動くのかやっとであった。
「どうした、坂田、金時…私は、まだ戦える、ぞ…」
立つことすら出来ない正雪の声が夜の澄んだ空気を通る。
影はその言葉に反応したのか、斧を大上段に振り上げた。
足元には由井正雪、その人。
──ここまで、か。すまぬ、ライダー…伊織殿… - 153二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 08:06:33
「ああ、そうですか。やっとわかりました、いえ漸く理解できました」
紫雷が走る。速度という概念すら超えた速さのそれが、影を蹴飛ばした。
ライダー・丑御前は自らのマスターの無事を確認する。
酷い怪我であるが、生命に、生命活動に別状はない。魔力の潤沢なこの場であれば早くに回復するだろう。
「ライ、ダー?」
「申し訳ありません、正雪。少々お休みを。貴女には…見てほしくありませんので」
正雪の羽織っている上着で彼女の視界を隠す。
そして手にした童子切安綱を振り向きざまに切り上げた。
後ろに迫っていた影は、防ごうとした腕ごと斧を落とした。
「確かに、ええ確かにお前は怪童丸なのだろう。だが私の知る怪童丸ではない!怪童丸の身体を持っただけのつまらぬがらんどうだ!」
鎧を変形させた蜘蛛のような脚で再び蹴り飛ばす。
矢のように飛んでいき、壁にぶつかったそれに飛びつき、切り裂く。ひたすらに切り裂く。
壊す。壊す。壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊
「ライダーっ!!」
正雪の言葉に気づく。もう目の前には何もなかった。ただ、抉れただけの地面があるだけだ。
「ライダー、怪我はないか!?」
──ああ正雪、私の心配なぞしなくともよろしいのに
「はい。正雪は大丈夫なのですか?」
「ああ、修復もほぼ完了している。剣は折れてしまったがな」
「剣ならば、私がいるではありませんか」
「何を言う。貴殿は…いや、そうだな。サーヴァントとはそういうものか」
少しだけ暗い顔をした正雪だが、すぐに元の凛々しい顔に戻った。
「遅れてしまったな。疾く合流するぞ」
「お任せを。盈月、壊さねば我が気も済みません」
雷と共に、2人は去った - 154二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 08:58:22
幕間
アストルフォ「やっほー」
ランサー「しぃー。マスターが寝てるのでお静かに」
アストルフォ「あ、ごめん」
ランサー「………」
アストルフォ「うんうん。よく寝てるね。あ、そだ!
——花をあげよう」
ランサー「………」
アストルフォ「地右衛門をいっぱいの花で飾ってあげよう」
ランサー「……起きたら怒ると思いますよ」
アストルフォ「そうだろうね。
ジャンヌは知ってる? 匂いはね、記憶を刺激するんだ」
ランサー「………」
アストルフォ「もしかしたら、花の匂いで昔の夢を見るかもね」
ランサー「それは……」
アストルフォ「うん。昔の夢は辛いかもね。でも、辛いって事はそれだけ幸せだったって事なんだ。だからこそ、忘れちゃいけない。自分は幸せだったって自覚しなきゃ」
ランサー「今との差に新たな絶望を産むのでは?」
アストルフォ「そこはボクがいるんだ。絶望なんてしてる暇は与えないよ。
幸せな過去は前を向く力にもあるから、ボクは思い出して欲しいと思うよ」
ランサー「………」
アストルフォ「ジャンヌがジャンヌのやり方で寄り添うなら、ボクはボクのやり方でやるだけさ。
どうか、いい夢を——」 - 155二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:00:05
ほ
- 156二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:56:18
伊織「この先だな。魔術に疎い俺ですら分かる程の魔力だな」
セイバー「私と長くいるから身体が慣れているのだろうが、人の身には毒になりかねん濃度だ。違和感を感じたら疾く引き返せ」
鄭「む、どうやらあちらも追いついたようだな」
ドロテア「御名答。本当なら挟み撃ちにする形に出来ればよかったのだけど…」
アサシン「地形が変わっていては仕方あるまい。どこかの誰かが大技で大地を抉ったようだしな」
セイバー「……おい、何故こっちを見る」
正雪「すまぬ、遅れてしまった」
伊織「正雪!?怪我が酷いようだが…」
正雪「問題ない、修復も完了した。服の損傷と汚れが残っているだけだ」
ドロテア「…呆れた。女性なんだからもうちょっと気にしなさい。ほら顔だけでも拭いて。服も破れが酷い部分は切り落とした方が見栄えがいいわ」
正雪「む、幼子ではないのだからそれくらい自分で」
ドロテア「いいから任せなさい。全くもう」
地右衛門「…んなことやるなら勝手に行くぞ」
鄭「まあ待て。身だしなみを整えるくらいの時間ならあるだろう」
武蔵「さすが妻帯者ね、女性への気遣いが出来てるわ。それに比べて…」
伊織(そうか?という顔)
地右衛門(くだらねぇ、という顔)
武蔵「…私じゃないけど、剣術以外も教えるべきだったかしら」
セイバー「まあイオリはあれだからな…」
ランサー(目を逸らす) - 157二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:03:44
キャスター達の方どうなってんだろ
- 158二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:06:02
逸れの方々はどうしてるのか気になる
- 159二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:08:37
なんか事の始まりからは想像できないくらい良い感じな話になってるな
- 160二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:20:21
鄭「あったな、盈月だ」
盈月「…」
正雪「擬似生命になっていると聞いていたが、見た目には変化はないな」
ドロテア「頭があって目と口がついていたり、足が生えて走り回っていたら面白かったかもね」
地右衛門「んな馬鹿なことがあってたまるか」
伊織「霊脈との接続を断ち無力化すると言う話だったが…、爺さん、やれそうか?」
紅玉「むむむ…確かに溢れる魔力は増えているが内部の魔力は以前より落ち着いておる…術の破壊をすればいけそうじゃな」
ドロテア「なら手早く済ませましょう。紅玉、あなた以前私が横須賀に設置してた装置を破壊したのならこれ使えるわよね?」
紅玉「おお!あれを逆転させたものか!確かにこれであれば霊脈から魔力を吸い上げるのを抑制できるわい!」
セイバー「…お爺さん、まだ近づかぬ方がよいぞ」
アサシン「盈月が動くな。我らの陰に隠れた方が良さそうだぞ」
ゴウッ
正雪「!?この凄まじい魔力の嵐は!」
ライダー「お気をつけを、来ます」
シグルド「…」
ラーマ「…」
ロムルス「…」
アキレウス「…」
玉藻の前「…」
セミラミス「…」
ヘラクレス「…」
伊織「っ!」
武蔵「へー、7騎一気に出してきますか」
ランサー「全員が大英雄クラスかと…厄介ですね」
鄭「ここまで来たんだ、決着をつけさせてもらおう!」
アーチャー「ああ、共に行くぞ、マスター!」 - 161二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:52:07
???「各地の大英雄に対して挑む、実に熱い展開だ、記録のしがいもある。だが正直なところ時間が惜しい、というより猶予があまりないのでな。最初から切り札を切らせてもらおう。夫れ、混元既に凝りて、氣象未だ效れず。名も無く爲もなし。誰か其の形を知らむ」
「──森羅万象、我が牢記の網の内と知れ『傀儡遊園』」カッ
セイバー「な、これは!」
キャスター「僕の固有結界だ。奴らは一人ひとりが稀代の大英雄たる者たち。神話に語られる存在だ。ならばこの宝具はその真価を存分に発揮できる」
伊織「キャスター!?何故ここに!」
キャスター「江戸城で僕と土御門がアサシンの大軍に襲われてな。戦っていたのだが…」
土御門『よし、また1人…』
キャスター『今までに減らしたのは5人、対してこちらの損害は僕の使い魔10体、お前の式神3体、操った小型怪異57体に大型怪異6体。ついでに貴様の動かなくなった左手な訳だが。因みに残っている敵の数は』
土御門『もういい、言うな』
キャスター『やはり伊吹童子を連れてくるべきだったのでは?』
土御門『やつには隆俊の護衛を命じている。連れて来れるはずが無かろう。言ったとて言うことを聞くとも思えんが』
キャスター『その意見には賛成だな。っとまた来るぞ、死にたくなければ構えろ』
怪腕のゴズール『…』グワッ
ブシャッ
柳生宗矩『む、やはり中身が無いか。なんとも切りがいのないものだ』
ゴズール『…』ドサッ
土御門『…貴様、逸れのセイバーか。何故ここに』
宗矩『はて、何故とは異なことを仰る。柳生宗矩が江戸城、徳川を守るのは当然であろう』
キャスター『フッなるほど、道理だな』
宗矩『さて土御門殿、キャスター殿。ここは任され盈月の元に行くがよい。伊織殿にも貴殿らの力必要だろう』
土御門『いや、私はここに残ろう。この傷だ。前線に赴けば足枷となろう。キャスター貴様は行け』
キャスター『…分かった。逸れのセイバー、マスターを任せたぞ』
宗矩『承知した。何、我が宝具であればこの程度の敵、数でもない』
陰の柳生たち『…』『…』『…』
キャスター「…というわけだ。あとはセイバーが儀で見せた掌握した霊地の移動の真似事で何とかここまで来た次第だ」
武蔵「軍に自分の宝具の軍をぶつけたって…本当に便利ね、あれ」 - 162二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:01:07
セイバー「とはいえ助かったぞキャスター、これならば一気に決着をつけられる!行くぞ!」
伊織「ああ!」
正雪「いや待ってくれ!ライダーの様子が…」
ライダー「グッ!力が…」
ドロテア「アサシンもよ!?」
アサシン「クソ…」
キャスター「当たり前だろう。以前打ち破ったセイバーは兎も角、貴様らは古い時代のサーヴァントだ。僕の結界の中にいる以上弱体化する」
ドロテア「はぁっ!?」
キャスター「対象を器用に選べるものでもないからな。自力で打ち破るかそのまま頑張れ」
アーチャー「…なんというか、締りが悪いな」(効果小)
ランサー「…」(効果小)
武蔵「お気の毒ね…」(効果小)
アストルフォ「僕にもめちゃくちゃ効いてるー!?」(効果大)
伊織「兎に角!相手は全員大幅に弱体化している今が好気なのは間違いない!一気にいくぞ!」
セイバー「応!」 - 163二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:49:52
吉原
サムソン「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎───ッ!!」ゴッ
クリームヒルト「…!」ギギギッ
キルケー「脇がお留守だよ、そぉれ!」
クリームヒルト(豚)「!?」ポンッ
サムソン「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎───ッ!!」グシャッ
太夫「ふぅ、なんとかなったね。2人とも怪我はないかい?」
サムソン「」グッ
キルケー「勿論だとも。人避けと隠匿の術も切れてない。2人も無事かい?」
オトタチバナヒメ「はい。私も戦えればいいんですが…」
カヤ「大丈夫!皆んな強いし、兄上やセイバーさんも頑張ってますから!」
太夫「そうだよ。私らは信じて待ってれば大丈夫さ。さ、おむすび作りの続きをするよ」
増上寺
クー・フーリン「フーッ、こんなもんか…」
スカサハ「…」
クー・フーリン「確かに師匠の技だがよ、ただ闇雲に打って来たんじゃ嫌でも見切れるってもんだ。出直してきな」
スカサハ「…」ス...
クー・フーリン「久々に身体動かせたが、消化不良だな…また伊織あたりにちょっかいかけてもいいかもな」
神田
アーラシュ「」ドサッ
李書文「呵呵、中々の強敵だったわい」
アリア「もう、書文様。私の援護がなければ消滅していましたよ?」
李書文「それについては感謝しておる。しかしこやつを倒さねば娘にも矢が飛んでいったろう」
アリア「そうですね。宝具を撃たれようなら盈月を残して江戸が灰燼に帰してもおかしくありませんでしたし、正しい判断だったとは思いますけど…あら?」
李書文「む?どうした」
アリア「どうやら元の私も劣化召喚されたみたいですけど…伊織様に切られるのも一興ですか♡」
李書文「…なんとも、難儀なものに好かれたものだな。宮本伊織」 - 164二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:50:28
横須賀
アルジュナ「これで最後ですね」
エドワード・ティーチ「」スゥ...
ジョバンニ「助力、感謝する。神奈川湊のサーヴァントよ」
アルジュナ「いえ、これも友のためですから」
等々力
メドゥーサ、ペガサス「…」ドサッ
木曽義仲「悪鬼、討ち取ったり!」
寛永寺
伊吹童子「みんなー、怪我してない?」
隆俊「ええ、皆無事です。伊吹殿の力あってこそです、ありがとうございます」
伊吹童子「やだー弟くん褒め上手!」
怪異だったものの山「」
死の戦象だったもの「」
ダレイオス三世だったもの「」
浅草
助之進「なああんた、本当にただの縮緬問屋なんだよな?」
若旦那「愚問よ、この俺がそれ以外の何に見える?」
助之進「あんたは、通りすがりのお坊さんなんだよな?」
アショカ王「ああ」
助之進「…疲れてんのかねえ、俺」
アショカ王「そうなのだろう。今日は帰ってゆっくり休むがよい」
若旦那「待て、えい吉がまた悪さをしておるな。同心ならば早めに止めておけ」
助之進「またかよ!?あんたの言葉妙に当たるからな、恩にきるぜ!」
アショカ王「おや。此度、どうやら我が力は不要だったか」
若旦那「フハハハハ!江戸というのは中々に面白いであろう!」 - 165二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 07:57:56
ほしゅ
- 166二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 09:28:52
幕間 最終決戦前
セイバー「おむすびは美味しいな、媛」
オトタチバナ「えぇ、そうね。おむすびを作るのも結構難しいのね」
セイバー「うむ。私もカヤに教えてもらったのだが、綺麗な三角を作るのは難しい。あまりぎゅっと握っては米が潰れてしまう」
オトタチバナ「そうなの! 逆に力を抜きすぎると崩れてしまうの」
セイバー「簡単そうに見えてコツがいる。……なぁ、媛」
オトタチバナ「何かしら?」
セイバー「楽しいな」
オトタチバナ「えぇ」
セイバー「媛がいて、イオリがいて、カヤがいて、みんないて、私は毎日が楽しいんだ。
盈月の力で江戸に多大な影響を与えてるのはわかっている。けれど、盈月のおかげで今の日々があるんだ。オトタチバナ、私は……」
オトタチバナ「うんうん。君は相変わらず心配性ね。江戸の日々は毎日楽しいわ。それに負い目を感じる必要はないの。君は君が感じるその心を大切にして」
セイバー「うん……。でも、この日々はもう終わってしまうのだな。私は……、イオリが凪の日を選んだと知っているのに、その日々に私たちがいれない事が悲しい」
オトタチバナ「私たちは人理の影法師。生きてる者とはいずれ別れが来ます。これは理……」
セイバー「………」
オトタチバナ「あらあら。泣かないの。君は相変わらず泣き虫さんね」
セイバー「媛がいるから私は泣いてしまうのだ」
オトタチバナ「それでいて、君は甘えん坊さんだね。
悲しいけど、楽しい事には終わりがあるの」
セイバー「うん……」
オトタチバナ「でもね、楽しい日々は消えないし、きっと兄上——あ、ごめんなさい。カヤの影響が出てしまったわ。……こほん、伊織さんたちは、きっと私たちを覚えていてくれる。それはとても素敵な事」
セイバー「そうだな。その為にも私は、私たちは盈月を壊さねばならぬ」
オトタチバナ「その調子。私が恋した君はこうでなくっちゃ!」 - 167二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 14:15:48
爆発は土御門のパーツ忘れから普通にしそうなのは怖いな、この情報共有されてんだろうか
- 168二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 14:42:46
展開ワクワクするけどスレの残りを思うとなかなか言えぬ
完結まで応援してるよ主 - 169二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 18:56:46
- 170二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:32:42
武蔵「さあ、決戦と行くわよ!先陣は任せなさい!」
鄭「アーチャー、彼女を援護するぞ」
アーチャー「分かった。バーサーカー、引き際まで暴れろ!」
地右衛門「ランサー、行け」
ランサー「はい」
アストルフォ「ボ、ボクも〜!」プルプル
地右衛門「邪魔だ。まともに動けねぇなら動くんじゃねぇ」
アストルフォ「…はい」シュン
ライダー「おのれキャスター、壊しましょうか…」
正雪「無茶はするな、休んでいるといい」
ライダー「いえ、私も行かねば、壊さねば…ぬぉぉあああああ!正雪、いえ主、我が名をお呼びください!」
正雪「鎧を纏った?…いやなるほど、分かった。我がために力を振え、源頼光!」
ライダー「は、御意に」
キャスター「なるほど、自身を丑御前から源頼光と再定義したか。確かに怪異たる丑御前よりは実証性が高いから結界の効果も弱まるか。狂化持ちの割に頭が回るな」
アサシン「ぬぅ…」
セイバー「おやぁ?貴様はライダーのようにはいかないようだなぁ?御山の力もその程度という訳か」
アサシン「…抜かせ、この程度の試練とうに超えている。マスター、このままやるぞ。この状態の我を使いこなして見せよ!」
ドロテア「いいわ、やってあげる。あとセイバー、焚き付けるにしては色々と弱いわよ」
セイバー「むぅ、そうか…」シュン
伊織「いいからお前はこっちに来い!」
キャスター「セイバー、宮本伊織。少し待て。策があるので伝えたい」
ドロテア「なら前線は引き受けるわ、けどすぐ戻ってきて。やるわよ、アサシン!」 - 171二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:48:35
アーチャー「まずは術者を叩く!」
ランサー「ならば私があちらを」
玉藻の前「…」
ライダー「あちらは私が行きましょう」
セミラミス「…」
ラーマ「!」バシュッ
武蔵「おっと!あれアーチャーだけど近接も強そうね!新免武蔵がお相手よッ!」
ロムルス「っ!」ザクッ
ヘラスレス「⬛︎⬛︎⬛︎──!!!」ゴッ
アサシン「奴らは我が引き受けよう、とはいえ長くは保たんぞ!」
キャスター「直接的な攻撃はほぼ意味をなさないが妨害であれば出来る、手を貸そう」
シグルド「」チャッ
セイバー「撃たせはせんっ!貴様の相手は私だ!」キンッ
アキレウス「……」ニッ - 172二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:29:30
アキレウス「」ダダダダダダダダダダッ
アストルフォ「ああ!アーチャーがアキレウスに狙われた!こうなったら無理やりでもヒポ君を出して…」
キャスターの使い魔『まあ待て』
アストルフォ「うわっ!なにこれ気持ち悪いっ!」
キャスター『手が離せないので使い魔を通して話してる。貴様にはまだ役割があるのだろう、今は動くな』
ドロテア「なるほど、貴方アキレウスなの。ギリシャの誇る大英雄。凄まじい速さに強靭な不死性。劣化状態に加えて大幅な弱体化をかけられている今でも厄介極まりないでしょうね」
アキレウス「!」バッ
ドロテア「けどあまり、私たちを舐めないことよ。太陽に撃たれたトロイアの英雄さん?」
玉藻の前「…っ!」ボウッ
ランサー「アーチャー、来ました!」
アーチャー「その炎貰い受ける!」バシュッ
キャスター『古事記曰く、天照大御神より賜りし力を持つ弓矢あり。名を天之波士弓と天之加久矢。それ即ち、神の矢なり!』
アキレウス「ッ!?」
伊織「逃すと思うか!」ギンッ
鄭「よし、踵を撃ち抜いた!」
シグルド「」バッ
セイバー「ふむ、確かに凄まじい技量だ。我が絶技にも対応できよう…だが」
正雪「前しか見えておらぬぞ」ザシュッ
シグルド「!?」ガクッ
正雪「ドロテア殿の刻印付きの刀でも倒せはせぬか。だが動きを縛れれば十分だ。セイバー、行け!」
セイバー「ああ!」 - 173二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:56:51
ヘラクレス「⬛︎⬛︎⬛︎───!!!!」
アサシン「この膂力、今の我では正面からでは難しいか」
鄭「ならばこうすればどうだ?」ポイッ
ボンッ!ボンッ!ボンッ!!
鄭「ははは、火炎術を込めた符だ!賑やかでいいだろう!」
ヘラクレス「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎────ッ!!!」
鄭「大英雄だろうと俺の道の障害になるならば斃すのみだ!来い!」
アサシン「囮役、ご苦労」大蛇「」ガブッ
ヘラクレス「──!」ドサッ
鄭「─っふう、お前のマスターの言う通り毒が弱点か」
アサシン「とはいえ仕留めきれてないぞ、気は抜くな」
セミラミス「…」ゴポポ
ライダー「毒の遠隔射撃ですか。厄介ではあるが…遅い」バリッ
セミラミス「..ノオウ」ギンッ
ライダー「鱗の防壁…ですが、まだ遅かったですね」
伊織「この距離ならば届く、風の型ッ!」
セミラミス「」ザンッ
伊織「首を落とした、これで一体か」
紅玉「これだけ魔力が潤沢ならば、爆炎による瞬間移動もやり易いのう」
伊織「ライダー、隙を作ってくれて助かった、感謝する」
ライダー「これも主のためなれば」
ロムルス「っ!!!」
地右衛門「槍を地面に刺して森が生えるか、とんでもないな。だが、樹もいずれは死ぬもんだ」
アーチャー「放てっ!」ヒュヒュヒュ
ボッ ボッ ボッ ボッ
地右衛門「…足りねぇ、もっとだ。俺の地獄にゃまだ足りねぇ…」
ランサー「ええ。ですから、地獄を下ろしましょう」
ロムルス「…」 - 174二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:11:30
玉藻の前「」オロオロ
セイバー「1人では何もできぬか?劣化召喚とは悲しいな、アリアの方が立ち回りもうまいぞ」ザンッ
アキレウス「…」
シグルド「…」
ヘラクレス「…」
ロムルス「…」
武蔵「セイっ!」
ラーマ「っ!」ドサッ
正雪「バーサーカー、特に連携などせずに押し切ったのか…」
鄭「本当に逞しいな、お前の師匠は…」
伊織「…」
キャスター「さて、奴らを一纏めにすることができたな」
セイバー「ああ、おあつらえ向きに盈月の近くにな。では先ほどの貴様の言葉の通りに行くぞ」
キャスター『セイバー、お前の今使っている宝具は言った通り、修復に伊吹童子の草薙剣も使っている。つまり擬似的にお前は同じ剣を二振り持っているということだ』
『その強度は凄まじい。それが壊れるほどの使い方をするということは即ち、それだけの破壊力を持つということになる』
『本来であれば砕くことなど出来まいが、今の貴様であれば話は別だ。そして英霊の宝具には、ある使い方が存在する』
伊織「行くぞ。全ての力を出し切れ、タケルっ!!!」
セイバー「っ!!この魔力の奔流!これならばっ!」
『界剣・天叢雲剣・壊れた幻想』──ッ!!!! - 175二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:17:03
- 176二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:23:04
アショカ王「此処は我らが裁定者として盈月の儀を導くべきでは?若旦那」
若旦那「…………致し方あるまいだが、我の衣装を変える必要が有るぞ地の理では足るまいからな、それにだ最後は雑種等が決さねば成らんだろう」
- 177二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:23:59
- 178二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:28:17
最終的に皆に報酬行き渡りそうだけど何か良からぬこと企んでません?
- 179二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:35:24
まずはご苦労だった。お前達に任せる形になってしまったが何とかなったこと、感謝する。
キャスターからも話があったと思うが、今の盈月は内部に穢れが溜まった硬い器だ。
だがこの穢れは時間をかけて浄化することが出来る。盈月自体が強度を持ったことで壊れる心配も無いわけだからな。
浄化に際しては本来儀であれば15騎目を捧げるわけだが…
待て宮本伊織、剣を抜こうとするな。セイバー、拳を鳴らすな。話は最後まで聞け。
既に儀は成り立っていない故、捧げる必要もない。本人が浄化の術を定期的にかけるだけで問題ない。
そして貴様らサーヴァントが現界するための魔力だが、こちらもルーラーと話をつけている。
各地に設置した聖杯を覚えているか。あれを今回の報酬として各陣営に一つずつ渡す。
無論盈月ほどの願望機としての力は無いが、それで自身の願いを叶えるもよし、サーヴァントの現界の魔力に充てるもよしだ。
…以上。私は疲れたので帰るぞ - 180二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:48:48
こうして、土御門のやらかしから発生した硬すぎる盈月を巡る戦いは一先ず幕を下ろした。
少々想像とは違っていたが、望んだ穏やかな日常も戻って──
正雪「伊織殿っ!ライダー勝手に聖杯で私の稼動期間を伸ばしたのだ!こ、こうなっては行くあてもない私をどうにかしてほしいのだが…」
ドロテア「丁度いいわ、神秘の秘匿もあるから貴女には一緒に来てもらうわよ!宮本伊織も来る?世界の強敵とも戦えるわよ?」
鄭「いや伊織は俺と共に来るべきだ!聖杯でアーチャーも受肉したのだしより磐石にしたい!」
カヤ「ダメですー!兄上はいい加減に父上に仕官してもらいます!思う存分戦えたしいいでしょ、兄ちゃん!!」
セイバー「オ゛ト゛タ゛チ゛バ゛ナ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!゛!゛!゛わ゛た゛し゛が゛が゛ん゛ば゛っ゛た゛の゛に゛ま゛た゛え゛い゛げ゛つ゛を゛こ゛わ゛せ゛な゛か゛っ゛た゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!゛!゛!゛」
オトタチバナヒメ「おぉ〜よちよち大変でちたね〜」
──戻ってきて、欲しかったのだがな… - 181スレ主24/06/02(日) 23:51:13
とりあえずこれにて一旦区切りとします。
一応後日談とかも少し考えてるので次スレか感想スレでもあれば書こうかなと思います。
長くお付き合いいただきありがとうございました - 182二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:05:37
アストルフォ「うーん、よくわかんないけど、終わったのかな? なら、生き残ってる君が勝者だよ! おっめでとー! 君の願いは叶ったんだ!」
地右衛門「馬鹿言うな。全員生き残ってるじゃねぇか」
アストルフォ「そだね。……まだ生きてるのは辛い?」
地右衛門「………」
アストルフォ「辛いなら、きっとここが君の望んだ地獄なんだ。
家族もいない。食べる事が苦痛。燃える記憶がずっとずっと付き纏う。生きてるのは限りなく辛い」
地右衛門「……おい、勝手な事を言うじゃねぇ!」
アストルフォ「そう言うんじゃダメかな?」
地右衛門「当たり前だ! 何が地獄だ! ここの何処が地獄なんだ?」
アストルフォ「そっか、地右衛門はこの世界の良さを知ってるんだね!」
地右衛門「は?」
アストルフォ「ここが地獄じゃないなら、良いところだって事でしょ? 生きるのは辛い事。だけど、それだけじゃないって、地右衛門は知っている。ほら、凄いじゃないか!」
地右衛門「……屁理屈だ」
アストルフォ「それくらいでいいだよ。それくらいで」
地右衛門「付き合ってられん。もうやる事は済んだ。ここにいる理由はねぇ」
ランサー「……お供します。どこへでも」
地右衛門「ついてくんな。もう儀は終わった主従なんてどうでもいいだろ」
ランサー「何処までも共にすると誓いましたから」
アストルフォ「じゃ、ボクも行くー!」
地右衛門「ついてくんな!!」
アストルフォ「まぁまぁ。そう怒らないでよ! 大丈夫! ボクがいれば絶対に退屈しないから。
君が望まなくても、絶対にね!」 - 183二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:09:39
完結乙!
- 184二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:13:14
このレスは削除されています
- 185二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:15:10
アストルフォのこういうところが英雄の男!!!って感じで好き
- 186二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:19:19
鄭「世話になったな、宮本伊織。俺は明に帰る。当初の目的とは違ったが、アーチャーと言う友も得た。こちらはこちらでやっていく」
伊織「あぁ、達者でな」
鄭「……本当は伊織も来てくれるのが嬉しいのだが」
伊織「すまない。それには応えられそうにない」
鄭「あぁ、わかっている。行くぞ、アーチャー」
アーチャー「あぁ、何処となりとも共に行こう」
キャスター「次は明国昼ドラ〜正妻とのバトル編〜か」
鄭「やめてくれ!」
アーチャー「そうか。マスターには正妻がいるんだったな」
キャスター「差し詰め、アーチャーは日本で得た現地妻。アーチャーはまた『泥棒猫』の称号を得るのか。忙しないな」
アーチャー「そう何度も言われると、セイバーの『破壊魔』のように霊基に『泥棒猫』の称号が刻まれそうだな」
キャスター「書き記せないのが残念だ」
鄭「頼む。もう昼ドラは勘弁してくれ……」
アーチャー「安心してくれ。冗談だ」
伊織(鄭も今暫し、騒がしい日々を送りそうだな……) - 187二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:22:59
- 188二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:27:28
スレ主および書き込んでいた人もお疲れ様
面白かった!!
ところで当時の明ってわりと同性愛上等らしいので奥さん普通に受け入れるんじゃないかなあって…… - 189二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:29:29
- 190二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:53:25
- 191二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 00:59:41
縮緬問屋からいつの間にか二人が消えてそうだな……
- 192二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:00:57
カヤ「え? あたしもその聖杯って言うのを貰っていいんですか? 特に何にもしてませんよ」
オトタチバナ「実は——」
カヤ「うーん、よくわからないけど、あたしとオトタチバナさんは兄ちゃんたちみたいな関係だったんだ。それで聖杯がもらえると……。
なんでも願いが叶う……」
オトタチバナ「カヤはなにを願う?」
カヤ「兄ちゃんが士官してくれる事……ううん。これはきっと願うような事じゃない。兄ちゃんが自分の意思で士官しないと意味ないしね」
オトタチバナ「あら」
カヤ「あたしは兄ちゃんがちゃんと士官できるように妹として支えるだけです!」
オトタチバナ「カヤはいい子ね」
カヤ「二人組だったって言うのであれば、オトタチバナさんのものでもある筈。何を願いますか?」
オトタチバナ「私の願いはもうとっくに叶ってますから」
カヤ「そうなの?」
オトタチバナ「そうなの」
カヤ「じゃあ、どうしようかな……。夕餉は素麺も予定なので、それの器に使っておこうかな」
この後、また一騒動起きたのは言うまでもない - 193二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:14:23
大夫「ふふっ」
武蔵ちゃん「どうしたの、大夫? 何か嬉しそうね」
大夫「少しだけ状況が緩和されつつあるようだからね。この前、江戸中を練り歩いたろ? それをもう一回やってくれって言う声が上がっているのさ」
武蔵ちゃん「お、また江戸珍道中しちゃいますか!」
大夫「そうさね。こうやって続けていれば、少しは吉原の門も軽くなるといいんだけど。
もらった聖杯じゃ、どうにもならないって聞いた時はどうしようかと思ったけど、少しは風向きも変わってきたさ」
武蔵ちゃん「私はその聖杯でこうしてまだ留まってられるから良いのですが。
閉じていたら、空気は淀む。それが少しでも開けば空気は変わるわ」
大夫「そうさね」
武蔵ちゃん「じゃ、もう少しだけ風穴を開けてやりましょうか!」
大夫「そうね。閉じられない理由でも作ろうかね。
——おや、まだ傘の出番は早いよ。まったくお前さんも行く気満々のようだね」
逸れのバーサーカー「◾️◾️◾️」
大夫「まだあんたたちとは長い付き合いになりそうさ。よろしく頼むよ」
武蔵「勿論!」
逸れのバーサーカー「◾️◾️◾️!」 - 194二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:20:24
- 195二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:30:55
- 196二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 12:37:06
このレスは削除されています
- 197二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 13:02:12
このレスは削除されています
- 198二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 13:04:34
このレスは削除されています
- 199二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 13:04:47
このレスは削除されています
- 200二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 13:04:59
このレスは削除されています