重曹「なんかあーくん、感じ変わった？」

重曹ちゃん対MEMちょ、あかね、シマカンとのコミュニケーションなりを見ていると相手の忍耐・寛容・気の長さに甘えて寄りかかってるように見えるが、さすがに業界キャリア長いだけあって一応(毒を吐いてもメソっても見限らず逆ギレせずに受け止めてくれそうな)相手を選んでそうしている節はあるから…
ルビー相手にしてる時は世話焼き先輩風を吹かせるし(※なお)、
あーくんは歳下！って意識がまだ辛うじて残ってて、あかねのプロデュースもあるならデートは無難に上手くいくような気がする
それが読者の見たいもの、読んでて面白いものかは知らぬ

104二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 01:01:39

これまでの重曹ちゃんとのデートは
あかねちゃんプロデュースがなくても
アクア君は楽しそうにしてたから別に問題無いと思うよ

105二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 01:04:16

>>98

ルビーに教えないでね、とフラグを建ててしまったばかりに•••

ぜんぶ食べれるルビーすごい

さすが若い

106二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 02:28:51

>>98

「ねぇあーくん聞いて？　ポテチを倍量備蓄したのよ！　いくらなんでもこれならルビーだって食べきれないわ！　好きなだけ食べればいいわ！　食べきれるものなら食べきってみなさい、よ！」

　事務所のソファに静かに座るアクアに、有馬かなは意気揚々と話しかけてきた。

　アクアは元気なく、かなの方を見る。

「有馬……。真面目な話だ……。聞いて欲しい……」

「……どうしたの？」

「俺は……誰に見える？」

　アクアは、絞り出すかのように言った。

「はぁ！？」

「俺は……誰なのか……。俺は、星野アクアなのか……。俺は……誰を、演じているのか……。俺は……、誰を、演じることになっているのか……」

　有馬かなは、不思議そうにアクアの方を見る。

「正直に教えて欲しい……。俺は…………、誰に、見える……？」

　アクアの問いは、半ば哀願するようでもあった。

　かなは、しばらくアクアを見ていた。そして、やれやれ、と首を振った。

「……全然ダメね、あーくん」

「！？」

「何の演技の練習か知らないけど。まったく普段のアンタと一緒よ、それ。普段過ぎて何も演じてる感じそもそもしないわよ。普段のアンタのままよ」

　アクアが、どこか衝撃を受けたかのように、かなの方を見た。かなは、呆れたように言葉を続ける。

「そんな大根演技じゃ流石に叱られるわ」

　アクアは、しばらく黙ったまま、かなを見上げていた。

　それから、静かに苦笑した。

「はは、そうか……そりゃ……まずいな……」

「なんで涙ぐんでるのよ！？　正直に言い過ぎた？　だとしたら悪かったわよ！？」

　かなは、アクアが尋常でない様子に思えたのか、慌てたような声を出した。

「本当に悪かったって！」

「いや、そういうことじゃないんだ……」

「そ、そう……？　でも、落ち込まないでよ。演技の練習なら付き合ったげるからさ」

　かなが、得意げに言った。

「……ああ、ありがとう」

　アクアは、少しだけ笑って礼を言った。

>>107 >>115 >>116 >>118 >>124 >>143

107二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 02:34:43

>>106

正直これされたら手のひら返す。

>>1の重曹ちゃんならやってくれそう。

108二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 10:07:17

SS職人キタコレ　アクかなきゃわわ

109二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 21:26:31

ああああ尊いありがとう職人

110二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 08:30:58

age

111二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 18:31:27

>>100

まさにすしのこのシーンが「連れ戻してくれるヒロイン」じゃないのかな

112二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 18:45:51

いつの間にかネタスレが尊い展開になってんじゃん

>>117

113二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 20:19:55

いつのまにかアクかなスレになってる

114二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 21:46:52

なんか神が紛れ込んでて草

115二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 21:49:18

>>106

これは間違いなく日常に連れ戻してくれるヒロイン

116二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 21:51:24

>>106

これやられたら文句言えんわ

117二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 21:52:14

>>112

そもそもスレ主がアクアを救う正解っぽい答えを叩き出してるからな

118二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 21:56:30

>>106

一般ネタスレにアクかなの神SSが投下され、スレ民に称賛される

これが150話以後の新時代の推しの子スレの姿だ‼️

119二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 22:14:00

まだこのスレ生き残ってるのかと思ったら職人が

120二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:07:05

>>1

土曜日のデートの対面時に割と本当にこうなりそう

>>121

121二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 06:42:51

>>120

>>1のときと状況が似てるから、アカ先生が過去描写被せてくる可能性は普通にあるな

122二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 18:13:44

age

123二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 19:59:14

ゴローが消える→穏やかになって好き
ゴローが消えない→今まで通り好き

重曹ちゃんのアクア対応力高いな

>>135 >>140

124二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:36:38

今回悪いのは、アイ、ルビー、あかねをうっちゃっていきなり有馬かなが好きなんだろとか言い出したゴロー(？)なんだよね

ゴローを演じなくていい、ナイフを預けるところまでで目が覚めた後、>>106の流れになってそのあとゴローが有馬かなが好きなんだろ、と出てきたなら納得のいく流れになったんじゃないかな

>>126 >>127

125二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:38:30

このレスは削除されています

>>126

126二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:40:37

>>124

>>125

まあまあ穏やかにいこう

127二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:40:53

>>124

「いきなり」と感じるあたりが原作未読感ある

キャッチボール回とか読み直したほうがいい

>>129 >>130

128二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:43:34

JIFで（ここに居ていいって言って）ってあったしその逆をアクアでするかもしれない、最近前してくれたことのお返しをしてる描写あるし

129二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:56:20

>>127

はい

130二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 21:59:36

>>127

有馬かなへの好意自体はそりゃそうだよね、なんだけど今このタイミングで言い出す事か？という意味での「いきなり」よ

かなちゃんもまだ4か月近くはアイドルのままだし、ルビーの告白内容的にゴローいなくなれる程自立してる訳じゃないしで

これが一回かなちゃんとデートなりしてやっぱりどうしようもなく有馬かなが好きだ、となれば別にいいのよ

あかねにも復讐は直接殺しにいかなくていい、幸せになっていいと言われてキッカケはできてたしさ

>>131

131二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:08:19

>>130

アクア「有馬のこと、好きだ。でもアイのことがあるから、アイドルの間はやっぱり付き合えない…

卒業ライブ、楽しみにしてるから」

みたいに素直になってもいいんだよ？

>>132

132二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:13:06

>>131

アクアから告白するけど事情を話して交際はまだ保留路線か、いいね

>>133 >>134

133二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:23:51

>>132

今交際始めたら中堅編のムーブなんだったんだってなるしな

あそこのアクアは過剰反応気味ではあった

しかし、アイの件、デートした事を他人に自慢してしまう前科あり、カミキ健在、あと四か月はアイドルのまま、という状況で意気揚々と付き合い出したら流石に擁護はできん

134二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 23:24:11

>>132

150話以後のアクアなら前より少しは素直になれそう

135二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 08:12:31

>>123

ルビーはゴローが消えるとたぶん仲の良い兄妹に戻る

あかねはゴローが消えると「もう私が心配しなくても大丈夫そうだね」ってなりそう

>>136 >>137 >>139 >>141 >>142

136二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 12:26:06

>>135

それはそれで平和

137二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 12:30:11

>>135

アイの秘密暴露の件が再燃しない？大丈夫？

>>138

138二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 12:37:05

>>137

普通にしないと思うが…

139二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 22:17:07

>>135

なんかゴローが消えても別に問題ない気がしてきた

140二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 22:29:08

>>123

全肯定じゃないか

141二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 22:34:10

>>135

ゴローが消えるとミヤコさんはアクアが年相応になったってちょっと喜びそう

>>142

142二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 23:32:34

>>135

>>141

ゴローというかアクア本人もその辺の事考えてそうではある

143二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 00:15:04

>>106

「アクたん……。あのさ、ルビーと喧嘩した？」

　有馬かなから、己の存在についてある種の保証とも言うべき何かを得た、その数日後。事務所の廊下を歩いていたアクアは、ＭＥＭから話しかけられた。

「……いきなりどうした」

　アクアはＭＥＭの方を見た。

「どう、っていうかさ……」

　ＭＥＭは、どう言えばよいか悩んでいるようだった。

　心配そうにこちらを見ている。

「どうしたっていうか……ルビーがなんか暗くてさ。聞いたらアクたんが他人行儀だったって……」

「そんなことは、ないんだがな」

　アクアは内心の戸惑いが聞こえないように気を配りながら、答えた。

　原因は分かっている。

　アクア自身が、ルビーにどう接すればよいのか、というよりも、どう接することが許されるのか、戸惑いがある。

　アクアには分かっている。ルビーがこちらを見る視点には、星野アクアという存在があり、そして、その背後の雨宮吾郎という存在がある。

　その後者を見る視点を呼び起こしてしまったのは、間違いなくアクア自身である。

　……そして、ルビーに、その視点を持たせてしまったことを。

　ルビーを救おうとして、そのようにしてしまったことを。

　それを、敢えて悪し様に悪手と呼んでしまうのならば。

　それは、間違いなくアクア自身によって為された何かであった。

　……だとすれば。

　吾郎ではなく、アクアとして生きようとすることを望む自分は。

　どのように、ルビーに接すれば良いのか。

　どのようにすれば。ルビーを。そしてその背後のさりなを。裏切らずにいられるのか。

　ルビーを失望させてはなら無い。

　ルビーを悲しませてはならない。

　その迷いが。

　本来は感じる筈の無いルビーへの迷いが。

　むしろルビーに違和感を感じさせていたのだった。

>>144

144二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 00:18:55

>>143

「そうなんだ……？」

　ＭＥＭはどこか心配そうに言った。そんなＭＥＭを見る。こいつは俺が使うと言ったら喜んだんだよな。そんな皮肉な思考が頭をめぐる。

　ＭＥＭは、今の俺が使う、使い倒す、と言ったら同様に喜ぶのだろうか。

　……それとも。

　そのような思考を弄ぶこと自体がＭＥＭへの冒涜ということもアクアは分かっている。

　そうなのだ。

　どう接すればよいのか。

　その戸惑いは、誰に対してもずっと残っている。

　その時だった。

　遠くからどたどたと走るような音が聞こえる。

　見ると、ルビーがどこか慌てたかのように駆け寄ってきていた。

「ルビー！？」

　ＭＥＭが驚いたような声を上げる。

>>145

145二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 01:21:09

>>144

　だがルビーは焦ったようＭＥＭの横を通り過ぎ、そのままアクアの真後に回ってぴったりとくっつく。

「！？」

　アクアは状況が良く分からず、驚く。

　すると、さらにどたどたと有馬かながこちらに向かって来た。

「ルビー！」

　どこかぎゃー、というような起こった声で有馬かなは叫ぶ。

「ごめんってばー！」

　ルビーも叫ぶ。そして、ルビーはアクアの後ろに身を縮めるかのように、隠れる。

「あーくん……アンタ、ルビーをかばうの！？」

「いや……なんだこれは」

　アクアは戸惑いの中でそう呟くように言う。

（続く）

>>162

146二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 07:37:41

また神が降臨してるんだが

147二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 18:55:38

SS職人…！

148二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 19:03:36

すしのこポテチを全て食ったな

149二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 20:08:21

待機age

150二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 20:52:15

神待ちスレ

151二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 03:21:35

このレスは削除されています

152二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 07:31:47

アクア「・・・連日すしのこポテチ食い過ぎて腹の肉が・・・」

重曹「なんか柔らかくなったわ！
そういうのもいいと思うわよ❣️」

>>153 >>159

153二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 07:36:54

>>152

重曹ちゃんはアクア全肯定オタクかな？

154二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 09:08:08

アクア「・・・玉ねぎと一緒に炒めることで肉が・・・」

重曹「なんか柔らかくなったわ！
そういうのもいいと思うわよ❣️」

>>157

155二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 09:09:14

神待ちで大喜利スレ化したのかな

156二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 14:48:28

まだ生きてたのかこのスレ

157二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 14:50:24

>>154

後のシャリアピンステーキである

158二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 15:09:59

アクア「…柔軟剤を入れることにより洗濯物が…」
重曹「なんか柔らかくなったわ！
そういうのもいいと思うわよ❣️」

159二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:00:19

>>152

アクアの腹肉を触るような仲…ってコト！？

160二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:06:33

アクア「・・・パイナップルと一緒に炒めることでも肉が・・・」

重曹「なんか柔らかくなったわ！
そういうのもいいと思うわよ❣️」

161二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:15:09

アクア「・・・脂ぎったおじさんを見ると・・・」

重曹「なんか柔らかくなったわ！
そういうのもいいと思うわよ❣️」

>>169

162二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:23:16

>>145

「ルビーが！　全部！　ポテチを！　喰ったのよ！　あれだけ備蓄しておいたのに！」

　有馬かながとても深刻そうに、怒りのこもった口調で言った。

「しょうがないじゃん！　美味しかったんだから！　別にそういうつもりは無かったんだって！　気がついたらだよ気がついたら！　大体食べるだけ食べていいって言ったの先輩じゃん！？」

　ルビーが言い訳を叫ぶ。

「気づいたらも何もわざわざ別の戸棚に置いてたのもきれいに消滅してるじゃない？」

「いや食べるだけ食べていいっていったしそれもOKっしょ！？」

「ルビー……かなちゃん……、た、たはははは……！？」

　急激に変化した状況に、ＭＥＭが愛想笑いの声を上げる。

「だって限度があるでしょう！？　いやさ？　アンタが美味しそうに喰ってたのは知ってから！　だから一応倍量備蓄はしたけど！　でも倍量よ！？　なんで喰い尽くすかしら！？」

「そんなつもり無かったんだって！　先輩には感謝してるよマジで！　ありがとうね！？」

　彼女らはそのことをさも重大問題かのように語り合う。

「あーくん、とにかくそこどいて。私はルビーに話があるの」

　すると、ルビーはひしっ、とアクアの真後ろにくっつく。

「お兄ちゃん……お兄ちゃんは私の味方だよね！？」

「あ、いや……」

　アクアはそんなはっきりとしない声を出す。

>>166

163二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:44:01

神きたー

164二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 16:56:09

この人の文体好き
しょうもないことで争うルビーとかなちゃん尊い〜

165二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 18:09:25

そんなつもりなかったで食い尽くすの可愛すぎw
やめられないとまらない

166二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 18:45:17

>>162

　有馬かなが、じりっ、とこちらに近づく。

「あーくん……ぼーっとつっ立ってないで、どきなさい」

　ルビーが、アクアを盾にするかのように後ろからぐっと押す。

「お兄ちゃん……妹を守るのは兄の務めだよ！？」

　有馬かなは、ルビーをアクア越しにジト目で見ながら言った。

「ルビー……これはルビーの為なのよ。現役芸能人であるというのなら節制というものも」

「確かにすしのこポテチ、糖質制限とかやめたくなるレベルだもんね」

「ぐっ」

「大体ほら身長的にもまず私より先輩の方が警戒だし。ロリ体形ちゃんと維持しないとだし」

「……言ったなコラァ！？」

　ＭＥＭちょがわたわたとしながら言う。

「かなちゃん……ま、まぁまぁ……、ルビーもほ、ほら……、お、落ち着こう？」

　叫ぶ有馬かな。楽し気に笑うルビー。二人をなだめようとするＭＥＭ。

　アクアの周りで展開されているそれは、本来アクアにとってとても愛すべきものであった筈の何かであり。

>>167

167二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 19:03:05

>>166

「……アクたん、なんか面白い顔してるねぇ」

　こちらを見たＭＥＭちょが、少しだけ嬉し気に言った。

「……確かにそりゃ、これはつまらない状況ではないな」

　アクアは少しだけ和らいだ声で言う。

「まぁあれだよね、先輩って笑いの才能もあるよね」

「アンタが言うか！？」

　ルビーと有馬かなの会話は続く。そのやり取り自体がどこか耳に心地よいもので。

　そんな中で、有馬かながこちらに一歩踏み出す。そして言った。

「ルビーを渡して。アンタは、私になら大事な妹を預けられると言ったでしょう！？」

>>170

168二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 01:50:07

続きありがたい！

169二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 08:15:46

>>161

これ下ネタ？

170二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 15:53:55

>>167

　それは、何気ない言葉だった。

　だが、その言葉を聞いて。

　アクアには、何か鮮烈な記憶が、感情が蘇った。

　有馬かなを勧誘したあの日。

　何故、アクアは、あのような行動を取ったのか。

　何故、ルビーがアイドルをやりたいと言った時に、ルビーに信頼できる仲間を用意しようとしたのか。

　何故、その同僚として有馬かなを選ぼうとしたのか。

　そう。

　アクアは。

　ルビーの為に何かをしてやりたいと思い。

　そして、有馬かなにその大切な妹を任せられると信じたからこそ。

　有馬かなに声をかける選択をしたのだ。

　あの時のアクアは。

　どこまでも、アクアとして。

　ただ、アクアとして、大切な妹であるルビーの為を思って。

　そして、アクアとして、『今日あま』の場で光を見た有馬かなを信頼して。

　そのように行動しようとしたのだ。

>>171

171二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 16:26:50

>>170

　あの時。

　アクアは純粋にアクアとしてルビーの事を思い。

　純粋にアクアとして、有馬かなの事を信頼したのだ。

　あの時、あの場に居たのは、アクアだった。

　有馬かなにルビーを預けようと決意したのはアクアとしての自分だった。

　その気持ちは本当だったのだ。

「という訳でルビーを渡して？　あーくん？」

　有馬かなは、どこか圧を感じさせる微笑みで、こちらに呼びかける。

　その声に応じて、ルビーはぎゅっ、とアクアの背後にぴったりくっつく。

「お兄ちゃん、助けて！」

「いいからどきなさいシスコン」

　二人はそれぞれ好き勝手にアクアに要求する。

>>173

172二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 16:36:20

職人きたー

173二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 17:22:39

>>171

「おい、お前ら、とにかく落ち着け」

　アクアは言った。

「お兄ちゃん、それは先輩に言ってよ」

「あーくん……身内を庇うのは教育にならないわよ」

　二人はアクアを責める。

　アクアは気づく。

　いつのまにか、アクアは、ルビーに対しても、有馬かなに対しても、ごく自然に接していた。

　あくまで、アクアとして。

「……ふふっ」

　ふと、アクアの口から、どこか場違いな微笑みが漏れた。

>>183

174二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:03:33

ゴロー消失後のアクアの解決策をSS職人が描いてるぞ

175二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 23:28:45

実際>>1に気づいたスレ主は偉い

176二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 08:46:57

age

177二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 16:59:16

ゴロー勝手に消えるけどルビーの中のさりなちゃんは消えないから刺されて終わらない？

>>178 >>179 >>181

178二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 00:16:32

>>177

よく言ってる意味がわからん

179二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 11:42:13

>>177

このままだと気になるので、5W1Hと目的語を明確にして書き直していただけませんか

文が長くなるようなら適宜句読点を追加してください

180二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 11:44:38

アクア「・・・風呂上がりのストレッチを習慣化した・・・」

重曹「なんか柔らかくなったわ！
そういうのもいいと思うわよ❣️」

181二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 12:08:52

>>177

謎過ぎて逆に気になるw

182二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 18:25:34

アクア「・・・圧力鍋で長時間煮込んだ・・・」

重曹「なんか柔らかくなったわ！
そういうのもいいと思うわよ❣️」

183二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 22:18:26

>>173

「……お兄ちゃん？」

　ルビーが、ちょっと不思議そうな声を出した。

　その声に、アクアはふとルビーの方を振り返る。

　見ると、ルビーは、何かに気づいたような顔をしていた。

　そうなのだ。いつのまにかの自然なやりとり。

　ここ数日、どこかルビーに対して負い目のような、気後れのようなものを感じてしまい。

　それゆえに、どこか他人行儀的な何かが入り込んでしまい。

　そのことがかえってルビーに違和感を与えてしまい。

　そんな、どうにも形容し難い、存在しない筈の壁を作り出してしまっていたのであり。

　だが、今はまさにそれを忘れて。

　アクアは、いつのまにか、かつての日々のように、ルビーにも接することができていた。

「お兄ちゃん、ヘンな顔」

　ルビーは、とても嬉しそうにそう言った。

　嬉しそうで、そして、同時にとても安堵に満ちた声。

「ホント変な顔」

「うるせぇよ」

　アクアはルビーにそう返す。

　そんなアクアの声も、どこか安堵に満ちていて。

184二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 22:32:28

　そうなのだ、とアクアは思う。
　結局のところ、今は、どうすればいいか分からない。
　いずれアクアの思いについて、考えについてもルビーに伝えねばならない。
　アクアは、どう生きたいのか。
　どのように、生きたいのか。

　その答えが。その考えが。ルビーにどう思われるのかは分からない。
　あくまで背後の存在との連続性に重きを持とうとするルビーの矜持に。その想いに。それは、酷く道理を逸したものとなるかもしれない。
　それでも。
　アクアが何かを考えているのなら。
　できるのはただ誠意を持って対峙すること。

　ただ、それでも。

　アクアは、ルビーの兄である。
　それは、胸を張って言えること。

「確かにヘンね。いつもヘンだけど」

　有馬かなの声。
　その声に、アクアは物思いから引き戻される。
　アクアは、彼女を見た。

「マジでうるせぇ」

　そう毒づきながら、少しだけ感謝の念を抱きつつ、微笑む。

　要は。
　アクアは。
　アクアなのだ。

185二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 22:47:53

また職人きたな

186二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 23:09:51

「うわ、なんか気色悪い」
　有馬かなが引き気味に言う。
「そうだねぇ……、ちょっと気持ち悪いねぇ……」
　ルビーも控えめに同意する。

「お前らさぁ……」

　アクアはそう言いつつ、必死に堪えていた。
　アクアは泣き出しそうになっていたのだ。

　すると、突如ルビーが駆け出した。
「じゃあね先輩っ。そういうことだからっ」
　ルビーはたちまち遠ざかる。
「ああもう脱兎してんじゃないわよ！？　逃がすかぁ！？」
　有馬かなもその後ろを追って行く。
「た、たはははは……って二人とも！？　危ないよぉ！？」
　MEMもまたそう言いつつ二人を追いかける。

　アクアは思う。
　結局のところ。アクア自身の問題は何も解決していない。
　というよりもアクア自身が己を定義できていない。自分は誰なのか。本当にアクアなのか。それともそう名乗る吾郎なのか。どちらでもあるのか。どちらでも無いのか。
　吾郎が、アクアと信じ込んでいるだけなのか。
　アクアが、吾郎と信じ込んでいるだけなのか。
　あるいは、信じ込みたいだけなのか。
　……わからない。
　でも、だからこそ。
　アクアはまずは、そこに戻り。そこに立ち。そこで己自身を見つめ。そして、そこから歩む必要があるのだ。
　その気づきが得られただけでも。もしくは、そのような気づきによって、彼女らに向かい合っていけると信じることができただけでも。今日という日に意味があったと思える。
　アクアはどこか少しばかり、本当に少しばかりであったが、晴れた気持ちで彼女らをずっと見ていた。
（終わり）