- 1ルサンチメーター24/05/23(木) 21:02:57
伝説のステイヤーウマ娘に憧れてトレセン学園の門を叩いた気象予報士ウマ娘、ルサンチメーターです。
3度の選抜レースを経て、やっとトレーナーさんと契約できました。
これからはまず、メイクデビューに向けてトレーニングを積んでいこうと思います。
前スレ
私は伝説のステイヤーウマ娘……に憧れるオリウマ娘|あにまん掲示板目標はでっかく!目指せ、天皇賞・春制覇!――いや、野望はもっとでっかく!目指せカドラン賞制覇!おー!……ところで、これって何から決めたら良いんですか?やってみたいと思って思い切ってスレ立てしたんですけ…bbs.animanch.com - 2ルサンチメーター24/05/23(木) 21:03:23
ルサンチメーター
T157 B73 W58 H79(身体がうs……スレンダーなのを何かの拍子につい意識してしまう)
高等部2年生
芝S ダS
短A マE 中A 長B
逃E 先E 差A 追G
スピ0% スタ15% パワ15% 根性0% 賢さ0%
覚醒レベル :3
所有スキル :良バ場○
取得可スキル :良バ場◎Lv.0 晴れの日○Lv.3 雨の日○Lv.3 キレる脚Lv.0→トップギアLv.0→(進化スキル)
寮 :美浦寮
耳飾り :右(牡)
眼の色・彩度 :紫、83/100(大きいほど鮮やか)
髪の色・髪型 :青鹿毛ストレートロング
顔立ち :57/100(1童顔~100大人っぽい)
顔立ちの雰囲気 :ボーイッシュ系
服飾の好み :スーツ、ベストなどのかっちり系
オシャレへの興味 :65/100(1ない~100ある)
姉妹 :いる
フィジカル面の強さ :73/100
メンタル面の強さ :88/100
インドア/アウトドア:39/100(数字が大きいほどアウトドア派)
感覚派/理論派 :73/100(100がガチガチ理詰めタイプ)
マイルが嫌いな理由 :そもそもヤード・ポンド法が嫌いだから
ヒミツ1 :実は、気象予報士の資格を持っている。
ウマソウルはG1馬だが調教中の故障によって予後不良となった
勝負服のイメージはこれ - 3ルサンチメーター24/05/23(木) 21:19:14
【トレーナーについて】
栃栗毛のウマ娘の中堅トレーナー。身長は163cm。
体型dice1d100=93(1ソノンエルフィー系⇔100ライトハローさん系)
顔立ちdice1d100=77(1かわいい系⇔100クール系)
感覚派か理論派かdice1d100=69(100がガチガチ理詰めタイプ)
トレーニング方針dice1d100=24(100が黒沼トレーナー系)
本人はトゥインクルシリーズこそ未勝利に終わったが何度も2,3着には好走した経験がある。
また、ルサンチメーターの憧れる「伝説のステイヤーウマ娘」とは同級生だったため、学園生活の間良く話していた。
- 4二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 21:19:53
たておつです。
- 5ルサンチメーター24/05/23(木) 21:28:30
【ここまでのレース結果】
・ダ 短距離 選抜レース 出走8人 8着
・芝 2,200m 選抜レース 出走12人 11着
・芝 2,000m 選抜レース 出走11人 1着(7バ身差) - 6二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:05:16
即落ち回避保守
- 7二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 22:40:14
- 8ルサンチメーター24/05/23(木) 23:05:59
翌日。今日も私は屋上へと向かい、日課になっている気象情報の確認を始めた。今日は昨日までから一転、乱層雲――どんよりとした低い雲が空一面に垂れ込めている。
「雲量10。天気は曇り」
そして、今日は風も出ている。少し離れているが、日本海に低気圧があり、そしてそこから伸びた寒冷前線が日本列島を縦断している。更に太平洋上には高気圧があり、等圧線の間隔も詰まっていることが要因だと思われる。これから前線が通過する予報になっており、天候は悪くなるだろう。
「南南東の風、風力3……あ、雨……天候は雨」
考えていた傍から雨粒が落ち始めた。今日はこのまま雨が夜まで降りそうだ。私は濡れないようそそくさと校舎の中へと戻った。
さて、雨模様となったがトレーニングはお休み、などという訳にはいかない。1日休めば3日分の遅れ、などとは良く言ったものだ。適切な休養は当然必要だが、むやみやたらに休んでいては育つものも育たない。……そこ、何を考えたんですか。
それはさておき、今日のジムの空きを確認してみたものの、やはりと言うべきか。どの時間も既に使用予約でいっぱいだった。こうなれば、できることと言えば座学か、もしくは雨の中でのランニングだが……特に後者には当然、トレーナーからの了解が必要になる。そもそも、あまり過度の負荷を掛けても一部の頑丈なウマ娘を除いてデメリットの方が上回る場合がほとんどだからだ。また、単純に雨の中濡れながら行うトレーニングは風邪を引く原因にもなり得る。
ただし、実際のレースではそうは言っていられない。欧州などではレースに登録していても「スクラッチ」という制度で直前にレースを回避することだって可能ではあるが、日本ではそうはいかない。雨の中、時に前が真っ白になるような大雨や雪の中でもレースはしなければならない。それに慣れておく、という観点では、とても有効なトレーニングのひとつだ。
私は少し考えた後、雨の中のトレーニングを行う許可を受けるべくトレーナー室へと向かった。
トレーナーは雨の中のトレーニングを許可
1:した 2:しなかった
dice1d2=1 (1)
(補足ありがとうございます。助かります)
- 9二次元好きの匿名さん24/05/23(木) 23:50:45
さっそく道悪or雨の日チャンスか?
- 10ルサンチメーター24/05/24(金) 00:10:07
「ルサンチメーターです。トレーナー、いらっしゃいますか?」
ドアをノックし、僅かばかり開いたドアの隙間から室内を窺うように覗きつつそう室内へと声を掛ける。すると、どうぞ、と言葉が返ってきた。
「失礼します」
引き戸を開け、一礼してから室内へと入る。トレーナーはというと、パソコンのモニタと手元の資料を交互に見ながら何かしている様子だった。
「あ……お忙しかったでしょうか」
「ううん、大丈夫。どうしたの?」
そう言いつつ、トレーナーは手を止め、こちらへと視線を向けた。
「あの、今日のトレーニングなんですが……トラックコースでの走り込みをしたいと思います」
その言葉に、トレーナーは小さく、へえ、と言葉を漏らす。
「うーん、今日は雨も降り始めたのに。でも、そう言うからには何か理由があるんだよね?」
「はい。確かに雨は降り始めましたけど、実際のレースの日に雨が降らないという保証はどこにもないです。むしろ、土砂降りの雨でもレースが開催されることだってあります。それを考えれば、今日みたいな雨天での練習というのはそれを想定した練習にもなると思うんです。しかも、雨が降らないとできないトレーニングですから……やらない理由はないと思います」
そこまで言い終えたところで、トレーナーは、へえ、と頷きながら再び言葉を漏らした。
「なるほどね。……それで、今日のこれから先の雨の量の見込みはどんな感じ?」
昨日話した際、気象予報士の資格を持っていることは話した。それもあってこんな質問を投げ掛けてきたのだろう。
「天気図などを見ると、この雨はそう多くなることもなく、むしろ時間が経てば上がっていくと思います」
「そう。それだけ理由がしっかりしているなら止めないわ。でも、まだ気温も安定しないし二日連続で雨だった場合はどちらか片方は室内トレーニング。いい?風邪なんて引いちゃうと元も子もないからね。それと、慣らしだから2時間まで」
その言葉には感心した様子も混じっていた。しかし、私の進言に納得した様子だったのはありがたい限りである。
「はい、わかりました!」
私は勢い良く頭を下げつつお礼を言った。そしてすぐにトレーナー室を後にし、更衣室へと足を運んだ。 - 11ルサンチメーター24/05/24(金) 00:12:23
普段通りのジャージ姿になり、そのままトラックコースに出る際には気象情報を確認した時からすればそれなりに雨量は増えていたが、それでも雨粒は小さく大雨と言うにはほど遠い雨量だった。しかし、それでも雨は雨。だらだらとトレーニングしていては、全身ずぶ濡れになって身体の芯まで冷やしてしまいかねない。軒下でストレッチを済ませてから、私はトラックコースへと向かった。普段ならばそれなりの人数がいるはずのトラックコースも、今日に関しては人はまばらだ。
そんな中で、私は濡れ始めた芝を踏みしめるようにじっくりと走り始めた。まだ雨は降り始めたばかりで稍重にすらなっていない良バ場だったが、濡れた芝は気を付けなければ足を滑らせてしまいそうだ。雨に段々と濡れて重くなっていくジャージはそこまで問題に感じなかったが、風を切って走る分体感温度はやはり下がっていた。もちろん、走っている分身体が暖まっているのもあるだろうが、それでもこれは確かに風邪に気を付けなければならないだろう。
そうして休憩を挟みつつ、トレーナーの指示通り2時間ほどで屋外でのトレーニングは切り上げた。
更衣室へと戻れば、すぐにじっとりと濡れて重くなったジャージと体操服を脱ぎ、タオルで身体を拭く。下着は……着替えを持ってきていて正解だった。これもしっかりと濡れてしまっている。
制服に着替えてしまえば、濡れたものはビニール袋へと畳んで入れ、それを鞄に仕舞う。そして、一旦トレーナー室へとトレーニングが終わった旨を伝えた。そこでトレーナーからは労いの言葉を掛けられ、今日はもう終わりにするよう指示された。今日のトレーニングを終えることになった。
寮に戻ってまずやることは、今日のトレーニングの整理――ではなく、物干しだ。濡れたジャージを取り出し、寮の部屋の中に干していく。それが終わってから、今日の振り返りを行っていく。
やはり雨の日、濡れたバ場は同じ走り方ではバランスを崩しそうになる。気を付けるべきポイントをメモしてから、私は夕食を摂りに食堂へと向かうのだった。
雨の日○の……
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice1d10=1 (1)
- 12二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 00:22:10
まあ、流石にそう甘くはないか
とはいえ、チャンスはまだまだ出てくるだろうしこれからだね - 13二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 07:47:39
保守
- 14二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 11:12:41
- 15124/05/24(金) 17:44:33
(今日はレイトショーで映画を観に行くので早上がりを死守……というわけで更新はちょっとだけあればいいかな?くらいに思っていただけますと幸いです。地方なので映画館が遠い……
話は変わりますが、スレ主はラジオの気象通報を聴きながら天気図を書いていた時期はありました。あれ結構面白いんですよね。
ここから先で晴天しか引かなかったらそれはそれで異常気象ですもんね……。
今思えば雨の日○はヒントLv.3で既に持ってましたね……ダイスの出目からして問題なかったから良かったですが。
天候/バ場スキルに関しては直接スキルを獲得できなくても段々と取得可能条件を緩和していってヒントレベルが6以上になったら取得するということにしようかな。
スレ主的にはばいんばいんに育ってほs……ゲフンゲフン)
次の描写日の天候とバ場状態
天候 1:晴 2:曇 3:雨
dice1d3=1 (1)
バ場 1:良 2:道悪
dice1d2=2 (2)
- 16二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 20:20:52
今度は逆パターンか、なにかつかめるかな
スキルヒント積み重ねて6以上で獲得はたまに見かけるね
管理しやすいしダイスでやるにはいい方法なのは間違いない - 17二次元好きの匿名さん24/05/24(金) 20:26:58
サポカのヒント候補に突っ込んで成果ダイスに2個ヒント取れる出目入れたら見事に被った上に獲得レベルで3引いてて結果的にスキル一発ゲットとかがまれによくあるのがこの方式のおもしれーとこよな
- 18二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 01:56:01
寝る前保守
- 19二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 11:07:20
保
- 20二次元好きの匿名さん24/05/25(土) 20:48:01
保守
- 21二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 02:10:57
保守
- 22二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 12:13:26
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 19:03:38
保守
- 24ルサンチメーター24/05/26(日) 22:04:13
「雲量5、天候は晴れ。西北西の風、風力2」
6月上旬。青空と白い雲がちょうど同じくらいの比率で分けあって占めている空の下、私は今日も日課の通り気象情報を確認していた。二、三日前から降り続いた雨は上がったが、それなりの雨量が続けて降ったこともあり、日光が当たると少々蒸し暑い。梅雨時が近付いているのもあるが、この感覚というのはやはり嬉しくない。何より、走ると汗が蒸発しないせいで衣服が纏わりつくような感覚を味わう羽目になるからだ。
とはいえ、そんなことを言って練習を休むつもりは毛頭ない。メイクデビューの日が刻一刻と近付いているからだ。日付的にはまだ先だが、それでも余裕だと思っていると痛い目を見るのは間違いないだろう。
さて。今日も座学は終わり、トレーニングの時間となった。いつも通り体操服へと着替え、芝コースの端で準備運動をするために踏み込んだ。
「……やっぱり。全然乾いてない」
降り続いた雨は地面深くまでをじっとりと濡らし、更に湿度も高いためバ場は全く乾いていなかった。重バ場くらいはありそうだ。
その地面の上でストレッチを行う。流石に、直に座る気にはなれない。そうしてじっくりとアップをしているところに、手をひらひらと振りながらトレーナーがやって来た。
「おっ、ちゃんとやってるね?感心感心。準備運動が終わったら、今日は終い重点で走り込みをしてみよう。選抜レースの時に見せてくれた末脚、あれは結構な武器になると思うよ。だからまずはもう一回確認してみて、それからどう伸ばすか、どう修正していくかを考えようと思ってるわ」
頷きながら満足気な表情でこちらを見つめながらそう言い、そして今日の練習で意識すべきことを理由と共に話す。トレーナーはこうしてきちんと話してくれるから、私にとってはとても助かっているのだ。
「分かりました。コース一周でゴール、ということで大丈夫ですか?」
「それで合ってるよ。あ、今日はバ場も悪いし足元の変化に特に気を付けて。足を滑らせたりすると怪我の元だし、たとえ怪我に繋がらなくてもバランスを崩すと大きなロスになっちゃうからね」
もうひとつ注文を付け加えられながらも手元にメモを残していくトレーナーの姿に、私は頷く。そこからスタートラインへと立ち――
「位置について。よーい……どん!」
トレーナーの合図と共に、私はぐっと脚に力を籠め、前へと踏み出した。 - 25124/05/26(日) 22:08:29
- 26二次元好きの匿名さん24/05/26(日) 22:51:41
- 27ルサンチメーター24/05/26(日) 23:33:35
合図に合わせて踏み出した、ものの。
「っ、と……!」
やはり道悪バ場は一筋縄ではいかない。スタートのために踏み込んだタイミングで、足をずるりと滑らせてしまった。バランスを崩すほどではなかったが、次の一歩を踏み出すまでが遅くなる。そこから踏ん張って二歩、三歩と踏み出していき、スピードを乗せていく。そしてその勢いのままに第一、第二コーナーを回っていく。コーナリング中も膨らんでしまうことはなく、ラチ沿いをすっと沿うように走り続ける。向こう正面へと入ったタイミングでもペースは維持し、第三コーナーへと飛び込む。
「(よし……ここ!)」
それと同時に、私は一段ギアを上げる。コーナーで膨らまないように、滑りやすい足元にも注意を払いながら、それでも意識をそこばかりに奪われないよう前を見据え、第四コーナーから直線へ。
そのままギアを上げ続けるように加速していくが、残り200mが近付いたところで脚が重くなっていく。
「(もう、少し……!)」
それでもそこで止まってはどうにもならない。そのまま最後は若干ペースを落としつつゴール板を駆け抜けた。ピ、とストップウォッチが短く鳴る。
「はい、おつかれさま。タイムそのものは悪くないかな」
ラチの外側から私の様子を見つつ計測していたトレーナーの元へと向かうと、労いの言葉を掛け、タオルとスポーツドリンクを手渡す。私はお礼を述べながらそれらを受け取った。それを私は、ボトルから吸うようにして飲む。
「さて。今日は出遅れたみたいだね。もちろん、正式なゲートで練習する以外はきちんとした判別はできないけど、それでもある程度のクセみたいなのはわかるよ」
トレーナーのその言葉に、苦笑いを浮かべて頷く。やはりトレーナー、良く見ている。その頷きを見たトレーナーは言葉を続ける。
「でも、バランスは崩さずにスタートダッシュを決められたのはいい点だね。ここは素直に自分を褒めてあげましょう」
言葉はそのまま続く。
「それと、第三コーナーで……もう仕掛けはじめたのは良くなかったかな。確かに捲っていくのも作戦のひとつではあるけれど、貴女の場合だとあまり合っていないかもしれないね。最後の1ハロンでペースが鈍っちゃってて、これだともったいないかも」
そう言われて、そもそも早仕掛けになっていたことに気付かされた。そのことを伝えると、トレーナーはくす、と微笑みつつ肩を竦めて見せる。 - 28ルサンチメーター24/05/26(日) 23:34:09
「きっと出遅れて内心焦っちゃったんじゃないかな。ほら、以前の選抜レースでも出遅れてそのまま捲って早仕掛け、みたいな感じで負けちゃってたでしょ?自分ではあんまり思っていなくても、実は焦っちゃってるのかもね」
それを聞いた私ははっとさせられた。前々回の選抜レースの時は確かに焦りもあったが、今回に関しては全く焦りを感じてはいなかった。しかし、普段のペースから言えば少し速かったのだろう。見せてもらったストップウォッチは、想定していたものよりも速いタイムがラップとして記録されている。
「末脚はいいものがあるんだから、ひとまずはこの終盤力を生かすためにもっとじっくりと構えて、ワンテンポずらしたところで仕掛ける。これだけでも、最後1ハロンででも加速し続けることができると思うわ。それと今回の出遅れについてなんだけど、踏み込む力はかなり強いからなんだと思うよ。むしろそのせいでバ場が悪いと余計に滑りやすくなっちゃってるのかも。踏み込むときに少しだけ脚を立てるように踏み込むと、少しは滑らせにくくなるかも」
トレーナーからのアドバイスに、私はただただ頷くことしかできなかった。少し情けないなと思うと同時に、やはりトレーナーがいることの心強さというのを噛み締めるように実感する。見識というのは、やはり立場によって見えるもの、見えないものの差が圧倒的に偏っているのだということを教えられる。
「よし、それじゃあ今日はここまで。ここまでのこと、明日以降またしっかりと意識してみると良いかもね。あ、クールダウンも忘れずに!」
トレーナーはそうとだけ残してトラックコースを後にした。
さて、ひとつ弱点を見つけられた。これに意識をしていれば、ひとつ私の走りが改善されるというものだ。明日からのトレーニングにはしっかりと生かさなければ。
道悪○の……
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice1d10=7 (7)
- 29124/05/26(日) 23:44:48
- 30二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 02:26:46
更新お疲れ様です。
ダイスを調整してもう少し勝ちやすくしてもいいかもしれませんね。もちろん、トレーナーが付いたばかりならこんなものかもしれないので後々主人公が成長してきたらでいいでしょうけど。 - 31二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 12:12:09
保守
- 32124/05/27(月) 18:20:39
- 33124/05/27(月) 18:45:12
(今後出てくる可能性もあるので、一応決めておきますか……
ルサンチメーターのクラスは、高等部2年
1:A 2:B 3:C 4:D
dice1d4=2 (2) 組
クラス分けの参考元はこちら
)トレセン学園クラス分け | U-tools(ウマ娘攻略ツール集)ウマ娘に登場しているキャラクターのクラス分けをまとめたページです。学年や寮の違いも一目瞭然!独自に管理している相性データから生成しているので、常に最新です。二次創作の参考にどうぞ。xn--gck1f423k.xn--1bvt37a.tools - 34ルサンチメーター24/05/27(月) 21:32:32
6月下旬。梅雨の中休みと言えるほどではないが、雨粒は今日は持ち堪えていた。予報通りであれば、今日は終日この状態が続くようだ。
「雲量9、天候はくもり。南南西の風、風力2」
梅雨前線がもたらすどんよりとした低い雲が、ゆっくりと空を流れていく。今日のトレーニングは久し振りの屋外での走り込みの予定だ。私は昼休みのうちに一度トラックコースへと向かい、バ場状態を確認してみた。
「まあ、当たり前だよね……」
当然、ドロドロの不良バ場。足を降ろす度に染み込んだ水分が押し出され、べしゃ、ぐしゃ、と音を立てる。こんなバ場、実戦では滅多に遭遇することはないだろう。
だがしかし、それは練習でも同様。雨が降っていない中でこのバ場を走ることができるというのは、とても貴重な経験になることは間違いない。私は鼻歌混じりに教室へと戻っていった。
トレーニングの時間になっても、太陽が分厚い雲に隠されていることもあってバ場は全く乾かず、相変わらず泥濘を含んでいた。しかしそれに臆することもなく、今日もコースの上でストレッチを始める。そして入念なストレッチを終えた後、トレーナーが来るまで私はスタートの練習をすることにした。
「踏み込みが強いから足を滑らせやすい。スタートする時は特にそうなりやすい。かといって踏み込み方が良くないとスタートダッシュが上手く決まらない――」
以前トレーナーに指摘されたことを復唱するように呟きながら、スタートラインへと歩いていく。そこへ向かう間も、足元を確認するよう意識を向け続ける。
「蹄鉄がしっかりと地面を捉えられるよう、踏み込んで蹴り上げる向きを意識して……」
ゲートに入った時同様の前傾姿勢を取り、ぐ、と前脚に体重を乗せる。
「よーい……どん!」
そして、自分で合図をしてからスタートを切る。足元はやはり滑りやすく、思いっ切り滑らせはしなかったものの一歩目が安定しない。何度も繰り返し練習しているうちに、トレーナーがやって来た。 - 35ルサンチメーター24/05/27(月) 21:32:46
「やってるねー。スタートダッシュの出来栄えは自己評価だと何点くらい?」
彼女は来るなり、手をひらひらと振りながらそんなことを問い掛けてくる。
「100点満点中、ですか?」
「そう、100点満点で」
「そうですね――60点くらいでしょうか」
その点数を聞いた彼女は、少し考える素振りを見せつつも、小さく首を横に振った。私はそれを見て、まだまだ足りないのか、と思った。しかし
「過小評価し過ぎかな。道悪が苦手な子だと、そもそもスタート自体がバタバタしたものになっちゃうんだよね。貴女はむしろ上手くやってる方。私が仮に点数を付けるなら、75点から80点くらいはあるかな。もちろん、改善点はまだあるけどね」
そう言いつつくす、と微笑む彼女の顔を見て、私は目をぱちくりとさせる。そして、段々と自分の表情が緩んでいくのが分かった。
「ほら、でも気を抜いちゃダメ。喜ぶことを忘れたら段々と全部がつらくなっちゃうけど、向上心を忘れたら成長できなくなっちゃうからね」
しかし、トレーナーはそんな私を見て静かに、しかしはっきりとそう言葉を伝えた。緩んでいっていた表情が自然と引き締まっていく。
「はい、それじゃあそろそろ次の練習にしようか。トラックコースを2周。2周目の4コーナーの中間くらいで仕掛けることを意識してみて」
「分かりました!」
スタート練習を終え、ここからはトラックコースを実戦形式で走り込む。距離も2周に伸ばし、長距離レースを想定したものになっているのはトレーナーからの提案だ。憧れに近付くには、まず適性があるかということ、そしてその距離にも慣れておく必要があるということを教えられた。このうち、前者に関してはひとまずあるというお墨付きをいただいている。となれば、残るは後者だ。こればかりは実際に走って慣れるしかない。それも兼ねて、今日はこのメニューとなったのだ。
さて、気合いを空回りさせないよう、大きく息を吸い、そしてしっかりと吐き出す。
「位置について。よーい……どん!」
発バ 1:好発バ 2:適正 3:!出遅れ dice1d3=3 (3)
仕掛け 1:早過ぎ 2:適正 3:完璧 4:適正 5:遅過ぎ dice1d5=5 (5)
- 36二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 22:03:00
ルサンチメーターちゃんのライバルって誰なんだろ
- 37ルサンチメーター24/05/27(月) 22:19:15
気合いを付けてスタート!……と行きたかったのだが、やはりこの不良バ場。一歩目は若干バ場に足を取られ、少しだが出遅れ気味になってしまった。
長距離はそこで焦ってしまってはスタミナが持たなくなる。しかし単走だからとペースを緩め過ぎると練習にならない。体内時計を信じ、淡々としたペースを作っていく。2周目に入ってもペースは維持し、最後の末脚に向かってしっかりと貯金していく。
「(仕掛けは早過ぎないよう注意して……まだ我慢、まだ我慢……)」
ただ、その意識が強過ぎた。今まではかなり早仕掛けになることもあったが、今回は逆に我慢し過ぎた。気付けば第四コーナーから直線に向くところ。
「(――しまった、遅過ぎた!)」
そこから一気にギアを上げる。溜めていた分キレる脚はしっかりと使えたが、まだその脚が残ったままでゴールを通過。ピ、というストップウォッチの音が聞こえると同時に、私はゆっくりとペースを落とし、トレーナーの方へと向かった。
「はい、おつかれ。水分しっかり摂ってね」
そう言いつつ、今日もタオルとスポーツドリンクを手渡してくれる。私はお礼を言いつつそれを受け取った。
「すみません、仕掛けるのがかなり遅れてしまいました」
そして受け取りながら、私はそう謝罪した。するとトレーナーは笑って見せた。
「いやいや、まだこの距離で走るのに慣れていないんだから仕方ないよ。でも、良いもの見せてもらったな。追い込みのように極端な戦法だと流石に足りなさそうだけど、しっかりとキレる脚を使えるのが再確認できたからね。それに道中のペース配分は悪くなかった。変に速くなったり遅くなったりもしていなかったのは良い収穫よ」
その言葉は私を喜ばせるのに充分だった。思わず小さくガッツポーズが漏れる。
「どちらにせよ、さっきスタート練習はそれなりに上手く行っていたはずなのに上手くいかなかったのは直さないとね。レースっていうだけで余計な緊張が残ってるように見えるよ」
やはりそういった部分は実際に走らなければ慣れられない。ここからのトレーニングでは、そういった実戦にも対応した練習も行っていくことになった。
道悪○(現在:ヒントLv.3)/曇りの日○の……
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice2d10=6 4 (10)
- 38124/05/27(月) 22:21:10
- 39二次元好きの匿名さん24/05/27(月) 22:32:53
メイクデビュー前だというのにクソバ場でもうまく走れるようになるまであと一歩まで来てるのクッソ強いな
そしてそもそも良バ場は持っているという…「てるてる/逆さてるてる?変わらん変わらん」寸前と考えると普通に当たりたくないなw - 40二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 07:59:29
保守
- 41124/05/28(火) 08:20:12
(私事ですが、今日は国家資格の試験を受けに行くため更新があればいいなー程度に思って下さるとありがたいです)
(バ場不問は確かに結構なアドバンテージですよね。ダイス的には良/道悪両方取れれば常に着順-1な訳ですし、これが◎になったら-2のつもりなので……なかなか強い。まあ、それだけで上手くいく訳ではないのが競バですが)
次の描写日の天候とバ場状態
天候 1:晴 2:曇 3:雨
dice1d3=2 (2)
バ場 1:良 2:道悪
dice1d2=1 (1)
- 42二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 18:44:59
保守
努力の成果が実りますように - 43二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:30:29
- 44二次元好きの匿名さん24/05/28(火) 23:36:10
そう言われてみると間違いなくありそうな光景だw
- 45二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 08:39:57
このレスは削除されています
- 46二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 08:40:08
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 08:40:22
- 48二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 08:47:58
寝起きとはいえダイス何回もミスるとかザコか~~~???orz
とりあえず成長期はあるらしい、よかったね! - 49二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 17:14:54
保守
- 50二次元好きの匿名さん24/05/29(水) 22:28:28
保守
- 51二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 01:34:14
保守
- 52二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 10:55:37
- 53124/05/30(木) 19:05:32
ダイステストと位置確認。
今回のレーステスト条件:芝 2,400m 晴 稍
良バ場○ 発動:順位-1 不発:順位±0 →不発
ダイス目 |1---20|21-------------80|81---100|
着順補正 | -1 | 0 | +1 |
ゲート | 好発 | 平均的 | !出遅れ | dice1d100=71 (71)
展開 | 向く | 平均的 | 向かない | dice1d100=2 (2)
ダイス目 |1--15|16--40|41--60|61--85|86-100|
着順補正 | + 1 | +0 | -2 | -1 | +1 |※差しなので補正が後ろ寄り
位置取り | 前過ぎ | 適正 | 完璧 | 適正 | 後ろ過ぎ | dice1d100=89 (89)
仕掛け | 早過ぎ | 適正 | 完璧 | 適正 | 遅過ぎ | dice1d100=60 (60)
運 |1----25|26---50|51---75|76----100|
着順補正 | + 1 | 0 | - 1 | - 2 |
運 | 悪 い | 普 通 | 幸 運 | 絶 好 | dice1d100=86 (86)
着順:dice1d18=11 (11) 位
着順計算結果が0以下の場合:dice1d11=4 (4) バ身差の勝利(11=大差)
ありがとうございます。おかげさまでひとまず検討の結果こんな感じかなというところに至れました。
- 54124/05/30(木) 19:09:22
- 55ルサンチメーター24/05/30(木) 23:04:40
7月上旬。梅雨空も中休みなのか、雲こそ低く垂れこめているがここ数日の空は我慢していた。
久し振りに水溜りがなくなっている屋上へと、私はいつも通り気象情報を確認するために上がった。空を見上げれば、雨が落ちてきてもおかしくない厚い雲が空を覆っている。
「雲量9、天気は曇り。南南西の風、風力……1」
緩やかな風が流れるものの、当然ながら湿り気を帯びており心地いいとは言い難い。纏わりつくような湿度はむしろ、鬱陶しいことこの上ない。
授業も終わり、そのままトレーニング、と考えていたのだが、更衣室へと向かう途中でふと思い出す。今日はトレーニング前にトレーナー室へと来るよう言われていたのだ。ただしその内容はまだ聞いていない。よほど重要なことなのだろう。私はトレーナー室のある棟の方へと歩みを変え、トレーナー室を目指した。
「ルサンチメーターです。トレーナー、いらっしゃいますか?」
ドアをノックし、今日はしっかりと閉まっている扉から室内へと声を掛ける。すると、どうぞ、と言葉が返ってきた。
「失礼します」
引き戸を開け、一礼してから室内へと入る。トレーナーはカレンダーと書類を並べてデスクの上に置いていた。
「それで、お話というのは?」
私はデスクの上を覗き込む。すると、そこにあったのは……メイクデビューレースの登録届だった。思わずその紙とトレーナーの顔を交互に見る。すると、トレーナーはにっこりと笑って見せた。
「すぐにすぐ登録、ってつもりじゃないけどね?でも、そろそろいつメイクデビューに出走するか決めておこうかな、って思ったの」
なるほど確かに、具体的に目標があった方がトレーニングも効率が上がるというものだ。だが、デビュー後も成長していくとはいえ、一定の目途はつけておかなければならないのも事実。その点に不安を覚えた私は、そのことについてトレーナーへと訊いた。すると、トレーナーは頷きながら答えた。
「もちろん、まだ気になる点はあるよ。でも、それ以上にデビューして実戦でも感覚を磨くことが成長に繋がる部分が大きくなってきたように思えるようになってきたからね。これも、今まで貴女がしっかりと基礎トレーニングをしてきたおかげだよ?もっと自信持ちなさいな」
その言葉に、私も自然と嬉しさに表情が綻ぶ。 - 56ルサンチメーター24/05/30(木) 23:04:53
「でも、あまり遅いとジュニア級のG1には間に合わなくなるから時期だけは悩ましいんだよね。距離に関しては、メイクデビューに中距離のレースがあるからそれで問題ないと思うけど」
そう。レース場は時期によって開催されている場所も、そしてそのレース場ごとに設定されているメイクデビューレースの距離なども決まってくる。
「トレーナーさんとしては、候補に挙げるとすればどのレースですか?」
その質問に、トレーナーはレースカレンダーを引っ張り出した。そして、ノートへと書き出していく。候補として挙がったのは、次のようなものだった。
・8月後半 小倉 芝 2,000m
・9月前半 中山 芝 2,000m
・9月後半 阪神 芝 2,000m
・10月前半 東京 芝 2,000m
・10月後半 京都 芝 2,000m
なるほど、確かに選ばれているのは中距離――2,000mのレースばかり。聞いた話によれば、これ以上長い距離のメイクデビューはないらしい。
「10月後半まで居れているけど、本当は少しギリギリかなって思うんだけどね。でも、菊花賞や天皇賞・春を目指すとすれば、京都レース場で走る経験ってバカにならないんだよね。だから一応候補に入れているの。でも、これに関しては早めにメイクデビューを済ませて、11月後半にある京都ジュニアSに出走するっていう方針でも良いかもしれないけどね」
なるほど、その辺りも織り込んでの候補だということだ。同じ時期に開催されている、いわゆるローカルレース場をほぼ選んでいないのもそこにあるらしい。
ただ、すぐに勝ち上がれるかどうかは話が別である。むしろ、手間取ってしまって機会を逃す方が後々痛い。
「私としては、それなら……早めにメイクデビューに出走して、まずは京都ジュニアSを目標にしたいと思います。そうすれば、その先にも繋ぎやすそうですから」
その言葉に、トレーナーは頷いて見せた。
「分かった。それじゃあ、8月後半の小倉のメイクデビューにしよう。それを目標に、しっかり仕上げていくよ」
「はい!」
こうして、目標は決まった。まずはそれに向けて、今日のトレーニングをこなさなければ。 - 57ルサンチメーター24/05/30(木) 23:05:45
- 58二次元好きの匿名さん24/05/30(木) 23:28:57
- 59二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 00:03:24
位置取りや仕掛けに関する研究
つまりは賢さトレーニング - 60二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 00:33:18
最後の競り合いに勝つため根性トレーニング
- 61二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 00:39:23
地獄の坂路ダッシュ!
そういえば、友情トレーニングの候補になるような友人や先輩がいてもよさそうですね - 62124/05/31(金) 00:58:52
- 63124/05/31(金) 01:12:31
- 64二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 01:37:05
スピードトレーニング
- 65二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 05:23:12
スタミナトレーニング
- 66二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 09:57:53
デビューか
- 67二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 13:17:17
- 68二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 14:07:38
- 69二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 20:59:53
- 70二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 01:52:27
寝る前保守
- 71二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 09:11:03
このレスは削除されています
- 72124/06/01(土) 09:12:48
1:スピードトレーニング 2:スタミナトレーニング 3:スピードトレーニング 4:スピードトレーニング
dice1d4=4 (4)
(アドバイスありがとうございます。そうですね……少し悩みますが、編成は決めずキャラ表ダイスを振ってという形でやってみようかな。スキルは……また考えます)
(そうか、その手があったか!
ありがとうございます。データは手元にWordがあるのでそっちで作りましたから大丈夫です。
これならちゃんと見れるかな……?フォントは皆さん見覚えのあるものを持ってるのでそれを使ってるのがちょっとした拘りだったり)
(さて。今日はお休みではありますが、やることいっぱい溜まってるのでそれをこなしながらのんびり進めさせていただきますね)
- 73二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 17:08:56
- 74二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:13:25
ksk
- 75二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 01:26:06
保守
- 76二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 12:04:20
保守
- 77二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 18:44:26
トレーナーはトレセンOGなんだよな
学園のベテラン先生に「学生の時のあいつは…」とか昔話持ち出されて焦るトレーナーの姿も見てみたいかも - 78124/06/02(日) 20:26:03
(おかしいなぁ、土日どっちも暇があったはずなんだけどなあ……(遠い目)
ところで自分語りにはなりますが、過去には小説の同人誌を書いてコミケで頒布したりしていました。一度メンタルを壊しちゃってそれ以来書けなくなっちゃいましたが……ここの他の方のを見て、久し振りに「やりたい」と思ったのでリハビリがてらなところがあります。そのため読みにくい点等あるかもしれませんがご容赦いただけますと嬉しいです。その分、自分も皆さんも楽しめるよう頑張りますので)
(見やすいようでしたら良かったです。
>レース時はまず項目名とダイス振りだけして(から表を抜いて)集計・計算レスを出してからレースの様子を描写って感じになるかな?
そうですね、そのような形になるかと思います。現にそうしていますし。)
(ああ、美味しいネタがまたひとつ……ありがとうございます。どこかでそれも拾いたいですね。)
ひとまずトレーニング用のダイスを
スピードトレーニングにいるかいないか
1:いる 2:いない
dice6d2=1 2 1 1 2 2 (9)
誰がいる?(被った場合2回目以降の出目は無視)
dice6d114=95 77 26 90 79 10 (377)
- 79124/06/02(日) 20:38:50
(スピードトレーニングにいるメンバー(得意練習項目はSSR基準)
・95:サウンズオブアース スタミナ
・26:ミホノブルボン 1:スピード 2:スタミナ 3:賢さ dice1d3=2 (2)
・90:ジャングルポケット 1:スピード 2:パワー 3:根性 dice1d3=2 (2)
)
- 80124/06/02(日) 21:51:29
レースにおいて必要となる能力は様々あるが、こういった競技では「スピードが速いほど利する」と言える。
勿論、スピードばかり速くともそれに対応する他の能力――例えばそれを持久させるためのスタミナ、坂やバ場が悪くなってもそのスピードを発揮させるために必要になるパワー、そしてトップスピードを発揮するために仕掛けどころを考える知識――も疎かにしてはならない。とはいえ、粗削りでもスピードがあればある程度は誤魔化しが効いてしまうのもまた事実だ。
そう考えた私はひとまずスピード能力を磨き上げるべく、芝コースでの走り込みをすることにした。
トレーニングに向かうと、何人かがちょうどアップしているのが見えた。
「おーっすルサンチさん。これからトレーニングっすか?」
そのうちの一人がこちらに気付き、顔を上げてすっくと立ち上れば、右手をひらひらと振りつつ挨拶をする。ひとつ下の学年のジャングルポケットだ。
「こんにちは、ジャングルポケットさん。はい、芝コースで走り込みをしようと」
「お?丁度良いじゃん。俺もこれからターフを走ろうと思ってたとこなんすよ。折角なんで並走どうっすか?」
その話をしているところに、他に近くでストレッチをしていたミホノブルボンとサウンズオブアースがやって来た。並走するなら私も、ということらしい。
特段断る理由もないのでそれを快諾し、前で淡々としたペースを刻んで引っ張ってくれるミホノブルボンを前に見つつ、末脚を活かす走りをする私を含めた他3人はそれに置いていかれず、しかし脚も溜めるペースを維持しながら走り込みをするのだった。
1:直線巧者 2:ハヤテ一文字 3:直線回復 4:好転一息 5:末脚 6:スリップストリーム 7:序盤巧者 8:がむしゃら 9:集中力 10:雪の日○
dice1d10=4 (4) を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice1d10=8 (8)
トレーニングの効果(得意項目に該当する場合、その数だけダイスの面数が30から50に。100を超える度に振ることのできる素の着順のダイスの数が増え、その出目の中から自由に選べるようになる)
※この効果は少し運用してみてから係数を変更する可能性あり
0+dice3d30=23 4 22 (49)
- 81二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 22:06:22
一発ゲットは強いな
トレ効果も期待値ちょい上だし順調そのもの - 82二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 07:01:08
デビュー前から金回復は強い
- 83二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 09:40:31
保守
並び順からして一番効果薄かったのはブルボンか。脚質が違うからとかが原因として言えそうね - 84二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 19:49:57
保守
- 85二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 00:10:39
寝る前保守
- 86二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 05:47:15
朝保守
- 87二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 16:28:20
夕保守
- 88124/06/04(火) 20:59:23
- 89二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 02:48:41
まあそうそう連続はせんよなw
- 90二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 10:49:21
ほしゅ
- 91二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 17:15:12
このレスは削除されています
- 92124/06/05(水) 21:29:20
(皆さんいつも保守ありがとうございます。今日はちょっと頑張りたい。
ちなみにご報告です。先日受験しました国家資格、無事に合格しました。一発合格。正直不安はあったので、嬉しさよりも安心感で脱力してます……)
(まあ、そんなものですよね。塞翁がウマ。)
- 93ルサンチメーター24/06/05(水) 21:45:46
7月下旬。雷鳴と共に梅雨も明け、本格的な夏を迎えるこの時期からは暑さとの戦いも待っている。特にここ数年は気温も上がり、場合によっては命に関わる暑さになる日もちらほら、いや、多々ある。今年はラニーニャ現象が発生しており、梅雨前から暑くなるという予報が出ていた。実際のところそうなりつつある。
こうなると辛いのは屋外トレーニングだ。当然トレーニングをしないという選択肢はないが、あまり長時間の屋外トレーニングは命に関わる。普段以上に水分、そして塩分の補給が必要だ。
水分は兎も角、何故塩分が必要か。それは、汗というものの成分から紐解くことができる。
汗にはナトリウム分が含まれている。ナトリウム、つまりは食塩の成分だ。大量に汗をかくことによって水分とナトリウム分が失われていった際、水分だけを補給すると血液のナトリウム濃度が下がる。この時、身体というものはこれ以上ナトリウム濃度を下げないよう、喉の渇きが止まるようになっている。同時に、体内の濃度を戻すために、余分な水分が尿として排泄されてしまうのだ。これにより、自発性脱水と呼ばれる状況に陥ってしまう。このままでは発汗もできず、体内の温度が上がり続け、そして熱中症や熱射病のリスクが急激に上がってしまう。これを防ぐためにも、水分と同時に塩分を補給する必要があるのだ。閑話休題。
さてトレーニングはどうしたものかと、私は空調の効いた教室で机に伏せるようにしながら考えていた。前週までに引き続き、展開や状況に左右されにくくするためにスピードを鍛えるべきか。それとも、前週までとは別のトレーニングで他の部分を鍛えるか。悩ましいところだ。
- 94ルサンチメーター24/06/05(水) 21:54:04
- 95二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 22:21:17
- 96二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 23:12:11
スピトレ倍プッシュ!
- 97二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 23:27:03
涼しいお部屋で賢さトレーニング
- 98二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 04:46:04
スタミナトレーニング
- 99二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 08:18:44
- 100二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 15:39:55
- 101二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 16:04:33
- 102二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 19:19:26
このレスは削除されています
- 103二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 19:19:36
どうなるかな
- 104124/06/06(木) 19:21:25
(なんだ貴方は天才ですか???でもウマ娘も好みがあるっぽいし好きなもののダイスを振ってみよう
にんじん/りんご/バナナ
1:好き 2:きらい
dice3d2=1 1 2 (4) )
(確かに意味は何なんでしょうかね?気になるところです……。ルサンチ=ressenti ならば、フランス語で「感情、気持ち」という意味だそうなので、メートル法への気持ち……?的な?うーん。命名者の解説を待ちたいですね)
1:スピードトレーニング 2:スピードトレーニング 3:賢さトレーニング 4:スタミナトレーニング 5:スピードトレーニング
dice1d5=1 (1)
トレーニングにいるかいないか
1:いる 2:いない
dice6d2=1 1 1 2 2 2 (9)
誰がいる?(被った場合2回目以降の出目は無視)
dice6d114=93 63 38 63 21 48 (326)
- 105124/06/06(木) 19:30:31
(トレーニングにいるメンバー(得意練習項目はSSR基準)スピードはいないけど一応
・93:ヒシミラクル 1:スタミナ dice1d1=1 (1)
・63:イクノディクタス 1:パワー 2:スタミナ 3:根性 dice1d3=1 (1)
・38:カレンチャン 1:賢さ dice1d1=1 (1)
)
- 106ルサンチメーター24/06/06(木) 21:44:19
暑さも加味してトレーニング内容を考えたが、やはり前週までと同様の考えに至った。すなわち、再びスピードトレーニングだ。ただし、当然のことながら熱中症対策は万全に行う。ここで倒れてしまっては、いよいよひと月後に迫ったメイクデビューまでの計画が台無しになってしまう。それだけは間違いなく避けなければならない。
そこで私は、空っぽのクーラーボックスに大量のスポーツドリンクの入ったペットボトルを放り込んだ。何故氷を入れないのか?それは、冷やしたものよりも常温の方が身体への吸収が早いからだ。その上、胃腸への負担も少ない。それを私は日陰へと置いてそのまま準備運動をするために、コースの外、観客席になっている部分にあるバ道へと向かった。
「今日も暑すぎません?こんな日はエアコンの効いた部屋の中でのんびり過ごすのが一番ですよ~」
「いえ、そうとは言ってもトレーニングは重要です。毎日欠かさず行うことで、レースでも綿密な計画通りに走破し、勝利を勝ち取ることができるのですから」
すると、そこには先客がいた。ヒシミラクルとイクノディクタスである。私はその様子を見て、置きかけていたクーラーボックスを再び持ち上げようとした。しかし、イクノディクタスに問題ないと伝えられた。一方のヒシミラクルは、相変わらず気怠そうに暑さへの不満を述べていた。まあ、この暑さでは理解できなくもない。
「すみません、場所をお借りしちゃって」
「いえ、構いませんよ。貴女は……」
「ルサンチメーターって言います。8月下旬のメイクデビューに出走する予定です」
イクノディクタスにお礼を言いつつ、すぐに自己紹介をしながら頭を下げた。すると、後ろから見ていたヒシミラクルが首をにゅっと伸ばしながらこちらを見る。
「へー、メイクデビュー間近かぁ。ルサンチメーターちゃんって、どうして走ろうって思ったの?」
その問い掛けに、私は憧れている「伝説のステイヤー」について語った。気付けばその語り口には熱が籠る。 - 107ルサンチメーター24/06/06(木) 21:45:17
そんなところで、カシャという音と共に、刹那の白い光がこちらを照らした。音の方向を見れば、そこにはカレンチャンがいた。
「へー、熱心なんだー?カワイイね♡」
その言葉に、私は少し気まずそうに照れ笑いを見せた。その様子に、カレンチャンは更にくすっと悪戯っぽく笑う。
「でもでもー、そうやって憧れを追い掛けて、こうやって来れたってことはすごいことなんだよ?自信持って!」
カレンチャンの予想外の応援に、私も頷いて見せる。その様子を見たイクノディクタスは、私の方を見つつこう言った。
「それでしたら、私たちもお手伝いしましょう。並走トレーニングでよろしいでしょうか」
私は少し慌てた。まさかそんな申し出をされるとは思っていなかったからだ。しかし、この機会を逃す理由はない。
「はい、是非よろしくお願いします!」
「決まりですね。では、ヒシミラクルさんも行きましょう」
「へっ?わたしも!?」
「当然です。これからトレーニングを行う予定でしたし、私たちの中で一番長距離に適性があるのはヒシミラクルさんですから」
「えぇ~……」
若干ふてくされたような表情を見せつつも、私の顔を見れば彼女は溜息を洩らしながらも練習に付き合ってくれると言ってくれた。
そして一緒に付き合ってくれると申し出たカレンチャンも含めた4人で、トラックコースを走り込むのであった。
1:努力家 2:頑張り屋 3:位置取り押上げ 4:一発必中 5:ロックオン 6:進出開始 7:差し切り体勢 8:遊びはおしまいっ! 9:差しのコツ○
dice1d9=8 (8) を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice1d10=2 (2)
また、晴れの日○(現在:ヒントLv.3)/良バ場◎(現在:ヒントLv.0)を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice2d10=5 5 (10)
トレーニングの効果(得意項目に該当する場合、その数だけダイスの面数が30から50に。100を超える度に振ることのできる素の着順のダイスの数が増え、その出目の中から自由に選べるようになる)
49+dice3d30=1 22 14 (37)
- 108二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 21:50:37
ヒシミー夏バテかよw
- 109二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 22:00:10
ヒシミーおい!ヒシミーお前!お前さてはサボったな!?
- 110124/06/06(木) 23:30:45
(ヒシミー、おま……いや、ヒシミーらしいけどさぁ……どうしてダイス神はこうも的確に抜いてくるのか。
8月前半の練習はもうこのままスピードトレーニングにしようと思います。本当に理屈を含めて>>95のが強過ぎる。眠気に耐えてなんとか今日中にメイクデビューまで行きたいところ……)
トレーニングにいるかいないか
1:いる 2:いない
dice6d2=2 2 1 1 1 2 (9)
誰がいる?(被った場合2回目以降の出目は無視)
dice6d114=61 90 70 105 49 83 (458)
- 111124/06/06(木) 23:38:51
(トレーニングにいるメンバー(得意練習項目はSSR基準)
・ 70:サクラチヨノオー 1:スタミナ 2:根性 dice1d2=2 (2)
・105:デアリングハート 1:(なし) dice1d1=1 (1)
・ 49:トーセンジョーダン 1:スピード dice1d1=1 (1)
)
- 112124/06/06(木) 23:43:50
(うお、エミュ難しいの二人も引いた……)
- 113124/06/07(金) 00:33:33
(ダメだ眠い。エミュが予想以上に難しくて難航してます。明日こそメイクデビューを……
それでは、おやすみなさい。) - 114二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 08:36:15
おは保守
- 115二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 17:34:31
保守
- 116二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 00:37:39
保守
- 117ルサンチメーター24/06/08(土) 00:40:19
あと半月もすればメイクデビューを迎える。8月の前半、ただただ暑い盛りだ。蝉がけたたましく鳴いている。私は今日も熱中症対策を万全にしつつ、ターフでの走り込みを続けていた。
「(気負い過ぎず、冷静に。でも一着を狙う気持ちで誰にも負けてはいけない)」
走り込んでは日陰で休みつつスポーツドリンクをしっかり飲み、またターフの上を駆ける。当然、私は汗だくになっていた。でも、こんなことでは止まれない。止まらない。
3,4本走っただろうか。再び日陰へと戻れば、そこにはデアリングハートがいた。いつも人に囲まれているイメージを抱いていたのだが、今日は一人だった。
「Hi! アナタ、熱心にトレーニングしてるのね?」
私がクーラーボックスに入ったスポーツドリンクを取るために近付いたところで、彼女は左手をひらりと振りながらそう声を掛けてきた。私は小さくぺこりと頭を下げつつ、スポーツドリンクへと一度口を付ける。
「ありがとうございます。メイクデビューが近いですから」
「Thats nice! その分気合いが入っているという訳ね。暫く見ていたけれど、確かに気合いが伝わってくるわ。それを見て、私も負けていられない、って思いも沸いてきたの」
その言葉に、ふと背筋が伸びる。
「あはは、そんなに緊張しなくても大丈夫よ?私はそんな怖いウマ娘じゃないからね。でも、この気持ちを心に留めたままでいるのも勿体なくてね」
「それって――」
私の言葉を遮るように、彼女は身体ごとこちらへと向き直りながらこう言った。
「並走、お願いするわ。当然負けるつもりなんてないわよ」
その言葉は、当然のようにまっすぐ私へと向けられたものだ。分かってはいるが、これが強者の貫禄というものなのか。感じる圧に、何か別のものを感じた。
しかしこの提案をふいにするほど私は弱くない。少なくとも私は私自身のことをそう考えている。
「よろしくお願いします」
私は頭を深く下げつつそう答えた。 - 118ルサンチメーター24/06/08(土) 00:41:00
彼女の走りは、話した雰囲気とは打って変わって『泥臭かった』。もちろん悪い意味ではない。ただ、想像していたような可憐な走りではなく、ストイックなものだった。しかし、そこから現れるスピードと根性、そして雰囲気は、一緒に走る者に畏怖を感じさせるものだった。
だからといって、私も負けるわけにはいかない。それは相手が既に1勝以上していても、だ。
「なかなかやるわね。貴女」
2本ほど走ったところで、また日陰へと戻って休憩。その時彼女はそんな言葉を掛けてくれた。
「まだまだ粗削りだけれど、メイクデビューが最終目標じゃないのよね?私には、目標に向かってしっかりとトレーニングを積んできたっていうのがしっかりと伝わってきたわ」
その言葉を聞きつつ、私はいつも通り手帳にメモを残していく。そこに更に現れたのが――
「あなたも何かメモしているんですね!何を書いているのでしょう。まさか、何か格言を――」
サクラチヨノオーだ。こちらの様子を見て、目をきらきらと輝かせている。
「いえ、これはそういうものじゃなくて……」
その言葉に、彼女は僅かばかりの時間耳をへにょりと倒す。とはいえ、しょげた訳ではなさそうだ。
「ですがっ、勉強熱心なのはいいことですね。努力はいつか花開く、です」
その言葉に私は頷く。そして、心に響いたその言葉を刻むように、私はそれをノートに書き取った。
そうこうしていれば、トーセンジョーダンまでやって来た。彼女も走り込みをする予定だったらしい。私は彼女も誘い、4人でターフを駆けることになったのだった。 - 119ルサンチメーター24/06/08(土) 00:41:45
1:春ウマ娘○ 2:夏ウマ娘○ 3:ラッキーセブン 4:位置取り押上げ 5:キレる脚 6:トップギア
dice1d6=5 (5) を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice1d10=3 (3)
また、晴れの日○(現在:ヒントLv.4)/良バ場◎(現在:ヒントLv.1)を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice2d10=3 9 (12)
トレーニングの効果(得意項目に該当する場合、その数だけダイスの面数が30から50に。100を超える度に振ることのできる素の着順のダイスの数が増え、その出目の中から自由に選べるようになる)
86+dice2d30=30 14 (44) +dice1d50=11 (11)
- 120二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 00:46:47
◎一気に取っちゃったよつえーなおいw
そして得意枠のはずなのに他より効果が低いジョーダンェ… - 121124/06/08(土) 01:00:45
- 122ルサンチメーター24/06/08(土) 01:02:50
8月後半、小倉レース場。
「遂に、メイクデビュー……」
私は控室で緊張を隠せなかった。身体が小さく震えているのが分かる。それを見かねたトレーナーの手が、私の両肩へと載せられる。そして、そのまましっかりと深く腰掛けさせた。私はそんなトレーナーの顔を見ることしかできない。そんなところで、彼女笑顔を見せつつこう語り始めた。
「まずはデビューおめでとう。今日は大事な一歩目。もちろんメイクデビュー勝ちは嬉しいことだけれど、あくまでも一番大切なのは自分を追い込み過ぎないこと。今までの努力は裏切らないからね。だから……精一杯、貴女の走りをしてきてね、ルサンチメーター」
その励ましの言葉に、私は笑顔で頷く。彼女も、それに応じるかのように微笑み、頷いてみせた。
「ありがとうございます。おかげで今、迷いみたいなものが吹っ切れたかな、と思います」
トレーナーはこれにまた頷き、ぽんと両肩を叩いてくれる。
「よし。じゃ、行ってらっしゃい」
「はい、行ってきます!」
『残暑が厳しい中、ここ小倉レース場第5レースはメイクデビュー小倉。芝2,000m、5+dice1d13=13 (13) 人のウマ娘で争われます。天候は1:晴れ 2:くもり 3:雨 dice1d3=2 (2) 、芝コンディションは1~3:良 4:稍重 5:重 6:不良dice1d6=6 (6) の発表となっております』
- 123ルサンチメーター24/06/08(土) 01:03:58
(ルサンチメーターのゲート番:dice1d18=7 (7) )
- 124ルサンチメーター24/06/08(土) 01:13:45
(18人立て7番なら4枠内側ね、青い短パン
もう一個振ろうと思って忘れてた……ルサンチメーターの人気:dice1d18=17 (17) )
- 125二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 01:16:02
- 126ルサンチメーター24/06/08(土) 01:32:26
『本日の天候は、幸い雨は明け方までに止みましたが、この時期にしては珍しく厚い雲に覆われていますね』
『はい。そのうえ昨日までの大雨の影響が残り、芝ダート共に不良のコンディションですね。朝から続いている流れではありますが、メイクデビューもタフな流れになりそうです』
『そうですね、台風の進路こそ逸れましたが、各地で大雨を降らせた気圧の谷がまだ近いですからね。再び降ってもおかしくはないとのことで』
『さあ、そのようなコンディションの中で18人が続々とゲートインしています。』
『最後のウマ娘もゲートイン完了。――スタートしました!』
今回のレース条件:小倉 芝 2,000m くもり 不良
良バ場◎ 発動:順位-2 不発:順位±0 →不発
ゲート dice1d100=31 (31)
展開 dice1d100=100 (100)
位置取り dice1d100=32 (32) -好転一息発動1~2:する 3:しない dice1d3=3 (3) 発動で50を中心に+or-10
仕掛け dice1d100=91 (91)
運 dice1d100=66 (66)
着順:dice1d18=7 (7) 位
着順計算結果が0以下の場合:dice1d11=6 (6) バ身差の勝利(11=大差)
- 127124/06/08(土) 01:34:30
(続きを書きたいですが眠さが限界なので寝ます。続きは明日以降に……おやすみなさい)
- 128二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 03:40:47
あちゃー残念
スピードトレーニングに力をいれてきたら、不良バ場で速度が出にくい展開になっちゃた感じか
息入れ損ねて仕掛けもミスって、と
ルサンチメーター緊張・焦りが伝わってくるようなダイス結果… - 129124/06/08(土) 06:36:59
(しまった、スピードトレーニングの効果で141だからレース着順ダイス2つ振らないといけなかったですね……眠気に耐えてると見落としが……
という訳でもう1個分を振ります)
dice1d18=12 (12)
(貴方の言葉で忘れてるのを思い出せました、本当にありがとうございます)
- 130124/06/08(土) 06:38:26
(どっちにしろだった!まあそういうものですね……ひとまずまだ眠いので二度寝してきます)
- 131二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:50:02
簡単には勝てぬ、ということをおもいしらせるダイス神の思し召し
- 132ルサンチメーター24/06/08(土) 13:40:42
『ばらばらっとしたスタートになりました。さあ先行争い、好スタートを切った5番がハナを主張するか、いや外から14番も内を窺いつつ前へ出ていきます』
足元は極端に悪かったうえ、若干の緊張はあったものの、練習が功を奏したのかゲートは五分以上に出られた。先行集団がやり合うのを見ながら行くつもりだったが……ゲートを五分に出られたのもあり、そのまま中段少し前目の位置に落ち着いた。
『最初のホームストレッチ、隊列はすんなりと決まりました。14番が先頭を奪い、5番がそれにぴったりと続きます。3番手外、18番とそれを見るように8番、9番も続きます』
『さあ第一コーナーに掛かるところ。各ウマ娘ひとかたまりになっています。少し離れて15番が外、内に12番、その更に内に潜り込むように1番が進みます。その後ろに7番』
『2コーナーを回って向こう正面。最初の1,000mは61秒2と、かなりスローペースとなっておりますメイクデビュー小倉。ゲートで大きく遅れた13番が最後方を進みます』
隊列そのものはひとかたまりになっており、この位置でも前は充分射程圏内。そのまましっかりと脚を溜め――と考えていた。その考えそのものは正しかった。それがこの展開とペース、そして小回りで前残りになりやすいこのレース場には全く噛み合わないということを除いて。
『さあ第3コーナーに差し掛かるところ、おっと後ろから11番が捲って上がっていく。それを追うように17番も上がり徐々に争いが激しくなっていきます。ただ先行集団も脚色は鈍らない!』
緊張していて思考が回っていなかったのか、ここで漸く疑問が沸き起こってきた。前が思った以上にバテない。タフなコンディションなはずなのに――そう思ってから、外から捲って上がってきた二人にかわされて。
「しまっ……!」
慌ててギアを上げるが、気付いた時にはもう遅かった。前が空いていたこと、そして中段前目につけていたことが、せめてもの救いだった。 - 133ルサンチメーター24/06/08(土) 13:41:11
『さあ第4コーナーから直線へ入った!14番逃げる逃げる、しかし5番が追い上げるがその更に外から8番だ!8番が3番手から猛烈に追い上げる!!まとめてかわして8番先頭!8番先頭!!続いて捲って上がった二人が飛び込んでくる!中段待機勢は伸びない、伸びない!このまま行ってしまうぞ!14番は流石に苦しくなったか!』
私も必死に追い上げる。歯を食いしばって、食いしばって。必死に前を目指すが、小回りの小倉レース場ではあまりに遅すぎた。
『8番先頭!8番先頭!後続を1バ身引き離して今、ゴールイン!!』
わぁっ、と歓声が上がる。私は必死に前へと踏み込み続けたが――8着がやっとだった。結局、前目を進んだウマ娘と、早めに捲って上がっていったウマ娘が上位を独占する形になった。
私は息を切らしながら、私の番号が灯るはずもない着順掲示板を見上げることしかできなかった。
(7+0+0+1+0+1-1=8着) - 134ルサンチメーター24/06/08(土) 13:41:42
「お疲れ様。まずは無事にメイクデビューを終えることができて安心したわ」
控室に戻ると、トレーナーが優しく出迎えてくれた。
「結果は残念だったけど、貴女の走りはできていたよ」
よほど悔しさが表情に滲み出ていたのか、トレーナーは肩をぽんと叩きつつ、笑顔でそう言ってくれた。
「……こんなに、悔しいんですね。選抜レースの時も確かに悔しいとは思いましたけど、メイクデビューを迎えて、トゥインクルシリーズで走るようになって、実際にレース場に出ると……こんなに悔しいだなんて、思わなかったです」
その言葉に、トレーナーは肩に置いていた手を一度離し、そして頭に乗せた。その行動に、私は伏せがちだった視線を彼女の方へと向ける。
「その悔しいって思い、忘れないようにね。勝ちたいって気持ちが強ければ強いほど、普段の練習も、座学も。どれにも更にしっかりと打ち込めるようになる」
もちろん、気持ちが強過ぎると空回りしちゃうからほどほどにね、とトレーナーは付け加えつつ微笑む。それに私は、無言で頷いた。
「よろしい。じゃ、ウイニングライブの準備、しよっか」
私はウイニングライブのための衣装へと着替え、そしてバックダンサーとして……初めてのステージを迎えることになった。
次こそは、センターを目指して。 - 135124/06/08(土) 14:15:58
- 136二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 15:03:10
リアル新潟民的には惹かれるところはあるけどまあ現実的にほどほどに間隔あいて仕切りなおしのトレーニングできそうな「9月後半 阪神 芝2,000m 未勝利戦」
- 137二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 15:22:05
京都!
ステイヤーを目指すなら、今から淀の坂を味わっておくのだ - 138二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 21:49:35
仕切り直すのにちょうど良さそうなのはやっぱり
「9月後半 阪神 芝2,000m 未勝利戦」 - 139二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:08:44
- 140124/06/09(日) 08:54:06
- 141二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 16:36:57
そらまあ初期○所持かつさらっとメイクデビューまでに◎まで持っていったんだし自覚はあるやろなぁw
なんなら今後トレーニングでトプロと絡んだらマジでスキル「良バ場の鬼」までもってくチャンスあげても良さそう
しかもそれでいて道悪もヒントLv5まで来てるからねこの子 - 142ルサンチメーター24/06/09(日) 19:10:54
「改めて、メイクデビューお疲れさま」
週が変わって月曜日。私はトレーナー室で前日の反省会をしていた。
「今回は残念な結果に終わっちゃったけど、それでもレースの中で見せた末脚そのものは悪くなかったわ。次に向けて、まずはトレーニングをして立て直していこう」
トレーナーのその言葉に私は頷く。レースのその瞬間、そして直後は悔しさが先に出てきて仕方なかったが、後からレース場の傾向などを再度確認して冷静になることができた。
そもそも前が止まりにくい条件、かつ今回は流れも落ち着き、よりその傾向が強まった。仕掛けどころも遅く、捲って上がっていったウマ娘たちを追い掛けていればもう少し良い着順になることもできていたかもしれない。考え、感じたことは、全てノートに書き込んでいた。
「それで、ここから先の予定なんだけど。10月前半に京都で行われる未勝利戦に挑むことに決めたわ。条件は同じ芝の2,000m。もちろんここで勝てることが一番だけど、焦っても仕方ない。それに、これから長距離路線へ向かうなら、京都レース場は避けて通れないからね。ここで一度経験しておけば、その先に京都ジュニアSでもすぐに活かせる。ひと月でしっかりとトレーニングをして、次に備えよう」
さて、ここからひと月。仕切り直しのトレーニングの期間は長いようで短い。しっかりと詰めてトレーニングしなければ。
ところで、前回のメイクデビューを走って感じたことがある。それは、『少なくとも、道悪よりは良バ場の方が圧倒的に走りやすい』ということだ。いわゆる、良バ場巧者というやつだ。
とはいえ、道悪も正直なところもう少しで何かを掴めそうだと感じているくらいには苦手ではない。あくまで比較した際にどちらかと言えば、ということだ。
「つまりは……次の未勝利戦、良バ場になればよりチャンスはあるかも」
そう呟きつつ、トレーニングの計画を練るのだった。
(今回のトレーニングはSSは省略。先を進めたいし冗長過ぎるからね)
(行う練習は前回までと同様、スピードトレーニングとします)
(そうですね、確かに良バ場の鬼はありですね。タイミングがあればダイスに入れたいと思います)
- 143ルサンチメーター24/06/09(日) 19:11:14
- 144二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 19:13:06
スピマルゼン!スピマルゼンじゃないか!(なお脚質
- 145ルサンチメーター24/06/09(日) 19:29:18
(おーーい練習に全然いない!)
<9月前半>
79:サクラローレル スタミナ
<9月後半>
4:マルゼンスキー スピード
1:春ウマ娘○ 2:夏ウマ娘○ 3:冬ウマ娘○ 4:晴れの日○(現在:ヒントLv.4) 5:キレる脚 6:トップギア 7:集中力 8:差し切り体勢 9:乗り換え上手
dice2d9=8 1 (9) を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice2d10=2 4 (6)
また、
1:晴れの日○(現在:ヒントLv.4) 2:曇りの日○(現在:ヒントLv.0) 3:雨の日○(現在:ヒントLv.3) 4:道悪○(現在:ヒントLv.5)を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice2d10=10 10 (20)
トレーニングの効果(得意項目に該当する場合、その数だけダイスの面数が30から50に。100を超える度に振ることのできる素の着順のダイスの数が増え、その出目の中から自由に選べるようになる)
141+dice1d30=3 (3) +dice1d50=17 (17)
- 146ルサンチメーター24/06/09(日) 19:30:05
(天候ダイス選ぶの振れてなかった!)
dice2d4=2 3 (5)
- 147ルサンチメーター24/06/09(日) 19:34:05
(えー、9月ひと月の練習によって、曇りの日○獲得、雨の日○獲得、雨の日◎(現在:ヒントLv.3)となりました)
(スピードトレーニング効果の現在値はは161です) - 148二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 22:16:10
順調にスキル伸びててビビる
道悪取る前に悪天候系取っちゃったよw - 149二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 22:47:13
天候関連のスキル獲得ダイス迫真の10 10でワロタ
- 150二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:00:34
この子フィジカルじゃなく知識と経験とスキルとテクニックを徹底的に磨き倒すタイプなんじゃねーかな……w
基礎トレで効果確保するより遥かにハイペースでスキルが積み上がってオールウェザー対応の万能ウマ娘になりそう - 151二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:06:56
- 152二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:22:07
正直どう呼んだらいいか割と迷ってる
単にどっちかの単語を取るのはなぜかしっくりこないんだけど、かといってアヤベさん的ないい感じの抜き出し呼びも思いつかない - 153二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:24:51
- 154124/06/09(日) 23:28:27
(ちょっとあまりに順調に取得できていて私自身でも驚いてます。ダイスはそれなりに厳し目なつもりなんですが。
流石に10 10は変な声が出ちゃいましたね……)
(呼び方……考えていなかったですね。皆さんならなんと呼ぶと呼びやすいでしょうか。ゆるーく教えて下さると嬉しいです)
さて、いよいよ10月前半、京都レース場芝2,000mで開催される未勝利戦の日がやってきました。本人は良バ場であってほしいと願っているようですが……
出走人数 10+dice1d8=2 (2) 人
天候 dice1d3=1 (1) 1:晴 2:くもり 3:雨
バ場状態 dice1d6=5 (5) 1~3:良 4:稍重 5:重 6:不良
- 155124/06/09(日) 23:29:41
(またピンポイントで持ってないところを引くぅ!)
(ルサンチメーターは若干肩を落としているようです) - 156二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:49:42
晴れ重はピンポイントすぎて芝
- 157ルサンチメーター24/06/09(日) 23:53:22
『雨は夜のうちに止み、清々しい秋晴れの空が広がっている京都レース場です』
『そうですね。バ場状態は1レース開始時は芝ダート共に不良のコンディションでしたが、現在は芝重ダート不良と、芝コースは僅かに回復しているようですね。道悪巧者にとっては絶好のチャンスとも言えるでしょう』
『はい、そうだと思います。さあ、そのような中、観客席目の前に設置されておりますゲートに、12人が続々とゲートインしています』
『最後のウマ娘もゲートイン完了。――スタートしました!』
今回のレース条件:京都 芝 2,000m 晴 重
ルサンチメーターのゲート番 dice1d12=4 (4) 番
ルサンチメーターの人気 dice1d12=9 (9) 人気
良バ場◎ 発動:順位-2 不発:順位±0 →不発
曇りの日○ 発動:順位-1 不発:順位±0 →不発
雨の日○ 発動:順位-1 不発:順位±0 →不発
ゲート dice1d100=38 (38)
展開 dice1d100=46 (46)
位置取り dice1d100=37 (37) -好転一息発動1~3:する 4:しない dice1d4=3 (3) 発動で50を中心に+or-10
仕掛け dice1d100=86 (86)
運 dice1d100=97 (97)
着順:dice2d12=11 5 (16) -1位(トレーニングしてきたからね、ちょっとは勝ちやすくなってるはず)
着順計算結果が0以下の場合:dice1d11=3 (3) バ身差の勝利(11=大差)
- 158ルサンチメーター24/06/10(月) 00:36:04
『スタートしました!各ウマ娘揃ったスタートとなりました。さてその中から1番がまず先手を奪うか。7番も上がっていきますが1番譲らない』
今回も五分のスタートを切ることができた。歓声がゲートを出てすぐに間近で聞こえる。
『おっと、歓声につられたか10番が一気に先頭を奪う勢いで上がっていきます。それでも1番主張していきます最初のホームストレッチ。隊列が徐々に決まっていくか』
ゲートは比較的内目を引いたが、両横のウマ娘が自身よりはゲートの出が良くなかったのか、すんなりと中段につけることができた。それも、運良く並びかけるウマ娘もいない。
『さあ1,2コーナーの中間点を通過して、12人のウマ娘たちが駆けてゆきます。隊列は僅かに縦長になりました。1番がレースを引っ張ります。その後ろすぐに10番、1バ身ほど離れて7番。更に2バ身離れて5番、内からは12番、外は4番』
『そしてその後ろ、3,4バ身バ群が切れてここに1番人気の9番が続いています。それをマークするように11番、2番、3番が固まって、その後ろ、後方2番手に6番、最後方は8番といった隊列。最初の1,000mは59秒くらいでしょうか。ほぼ平均ペースとなっています』
私は若干伸びた隊列のちょうど中間、絶好の位置を占めることができた。そのまま、京都名物とも言える3コーナーの坂へと差し掛かる。
『さあ京都の3コーナー、坂の上りに差し掛かります。そして坂の下り、各馬下っていきます。さあ1番人気の9番が徐々に進出、捲り気味に上がっていきます』
坂の頂点を迎え、下りに変わったところ……私の少し後ろに位置取っていたウマ娘が、捲り気味に進み始める。この京都レース場は最終直線に坂はなく、特定のレース以外は前での決着になりやすい。しかし、私は我慢を優先した。そして、第3コーナーから第4コーナーに向かうところ――
「――ここ!」 - 159ルサンチメーター24/06/10(月) 00:37:37
『さあ第4コーナーから直線へ向いた!早めに捲った9番が粘る1番へと並びかける!しかし外から4番が伸びてくる!10番は後退、7番が交わして3番手に上がる!』
しまった、やはり前が止まらない!しかし、それでも前の脚が鈍り始めた。これならいける!
「はぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!」
『200を切って今度は9番先頭!9番先頭だが大外から4番が脚を伸ばす!9番必死に粘り込みを図るが4番もぐんぐんぐんぐん差を詰めてくる!!9番先頭か、4番並びかける!並んだ!並んだ!9番も譲らないか!2人内外離れてゴールイン!!』
正直、勝ったかどうかわからなかった。私から見れば、どちらが前か――全く分からなかった。息を切らしながら、着順掲示板を見上げる。
『さあどうだ、内外離れたゴール前の攻防!早めに押し上げて押し切りを図った9番か、鋭く伸びてきた4番か!』
ターフビジョンに映し出されるゴール前のストップモーション。そこには、僅かにクビ差、先着した私の姿が映し出されていた。
『ゴール前のストップモーションの映像を見ますと……僅かに、僅かに4番が差し切ったように映ります!』
それと同時に、着順掲示板の1着の場所に『4』と数字が灯る。
「……!やっ、やった!!」
私はそれを見上げながら、思わずガッツポーズが出るのであった。
(5+0+0-2+1-2-1=1着) - 160ルサンチメーター24/06/10(月) 00:58:55
「おめでとう。本当におめでとう!」
控室に戻るなり、トレーナーは満面の笑みで出迎えてくれた。
「ありがとうございます。正直、仕掛けるのが遅すぎた気がして……最後も届いてるか分からなくて。不安でしたけど……勝てて、良かったです」
私はそれにお礼を言いつつも、素直な感想が漏れてしまう。すると、彼女は頷きつつこう言った。
「むしろ、それに良く気が付いたわね。感心感心。ええ、その通りよ。ここは基本的には前目で決まってしまうことが多いの。でも、全然届かないわけじゃない」
「それが、9番のウマ娘がしていたような捲り差しということですか」
「そういうこと。でも逆に不利な状況でしっかりと脚を使って勝てるんだから、やっぱりいい末脚があるわね。実戦でも使えるのだから、これはもう立派な武器よ」
そう言われ、緩んでいた頬が更に緩むのを感じた。
「さ、それじゃあウイニングライブも頑張ってね。楽しみにしてるわ」
ウイニングライブ、しかも私がセンター。……さあ、頑張ろう。ここからがスタートラインなのだから。
晴れの日○(現在:ヒントLv.4)/道悪○(現在:ヒントLv.5)
を
1~4:なにも獲得しなかった 5~7:ヒント(5:Lv.1、6:Lv.2、7:Lv.3)を獲得した 8~10:スキルを獲得した
dice2d10=6 2 (8)
- 161二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 07:11:48
初勝利おめでとう
それで思い出したけどまだボーカルとダンスのクオリティダイス振ってなかったな
初勝利の綺麗な流れからいい感じになればいいけど…?
ボーカルdice1d100=62 (62)
ダンスdice1d100=41 (41)
- 162二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 08:26:55
偏差値として考えたら歌はかなり上手いけどダンスが下手って感じかな
上手い歌から繰り出されるぎこちないダンスとかギャップありまくりでめっちゃかわいい - 163二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 16:36:38
まあこの手のは普通d100振るけど解釈は割と人それぞれ感あるよね
8とか9で「クッソ音痴」とかその程度と見る場合もあるし、偏差値だとしたらそれどころじゃないだろうしw - 164二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 16:52:09
そこはスレ主の匙加減だな
- 165二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 18:44:01
保守
そろそろ姿絵が欲しいな - 166二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 19:58:49
しっかりトレーニングして成果の追加ダイスでジャスト最終計算で1になる目なのがもう完璧なのよ
- 167124/06/10(月) 21:24:19
- 168124/06/10(月) 22:01:49
- 169124/06/10(月) 22:28:16
さて、ここからのローテはどうしたものか。
現在の大目標は11月後半の京都ジュニアSなのだが、元々はここで京都レース場を経験することを目的としていた。その目的は未勝利戦で一応達成したとも言える。そのため別の選択肢が出てきた。
以下、取り得る候補だ。
・11月後半 京都 芝2,000m 京都ジュニアS (G3)
・12月前半 中山 芝2,000m 葉牡丹賞 (1勝クラス)
・12月前半 阪神 芝2,000m エリカ賞 (1勝クラス)
・12月後半 中山 芝2,000m ホープフルS (G1)
・ 1月後半 京都 芝2,400m 梅花賞 (1勝クラス)
次走方針についてトレーナー諸氏の意見を参考にしつつ、実際にそれに向けてのトレーニングやレースは次スレに入ってからとします。そこまではインターミッションということで。
ちなみに、個人的には京都ジュニアS→ホープフルSを候補として考えてはいますが、トレーニングもしっかりとレースに影響するのでちょっと悩んでます……。 - 170二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 22:50:16
しっかり早めで勝てたところだしひとまず予定通り京都ジュニアSで重賞挑戦かな
それでどうやら厳しいとなればホープフルを回避してしばらくトレーニングでもいいし、別の重賞でもいいし
勿論勝てたならホープフルに挑戦する目が出てくる - 171二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 22:58:12
予定通り京都ジュニアSで良いんじゃないかな?先に重賞に挑んでおいて損はない
それはそうと既に雪の日以外の天候○が既に取得済みなの本当に凄いな。気象予報士は伊達じゃなかった - 172二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 00:43:57
いっそホープフルで雪降って本番でなんか掴んだら面白いんだけどなw
いやいやまさかそんな、とか思ってるとフラグ回収してきたり、本気でワンチャン狙ってるようなときにひっどい出目突きつけられたり……ってのがダイス神というもんだからなぁw - 173二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 08:47:22
おは保守
- 174二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 15:46:35
保守。勢いのまま京都ジュニアSいっちゃえ!
せっかく学園のクラスとか決めてるんだし、日常パートも見てみたいぞ - 175124/06/11(火) 20:05:14
- 176二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 20:54:51
他の天候と違って雪の日○だけはごく限られた期間にしかチャンスが……いやVRウマレーターなら季節も再現できるのか……?
dice1d2=2 (2)
1.できるよ
2.できないよ
- 177124/06/11(火) 21:12:47
一応、サポカにヒントがあったら(例えばブルボンとかクリスマスローレルとか)チャンスはあると見て候補には入れていますが……流石にVRウマレーターでも無理か。
12月から2月いっぱいまでの間に雪の日を引けるかがカギになりそうですね。 - 178二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 21:19:42
なんなら座学レベルで(ヒントイベントで)高レベルヒントor○獲得して貴重な本番であっさり◎ゲットしても納得しちゃいそうな勢いなんだよなぁ…w
- 179124/06/11(火) 21:44:49
困った。否定できる要素が全然ない。まあそうやって言ってたら全然引けないとかザラでしょうけど。
さて、インターミッションということでルサンチメーターちゃんのこと、知りたいことや決めたいこと等あればこの機会にどうぞ。答えられることがあればお答えします。相変わらず呼び方が決まらない。
それはそうとやっぱり姿絵欲しいな…… - 180二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:11:20
絵師さん方は来るときはビビるくらいサラッと現れては置いてってくださいますからね……
個人的にはあっても良さそうなのは"本人/トレーナーの料理の腕"とか?
極端に低ければ「なんでそんなに苦手?」とか「伸びしろあるの?」とか
逆にめっちゃ高ければ「なんでそんなに得意?」とか「どんなジャンルが得意?」とか「ガチ修行したら更に伸びたりする?」とか
どっちに転んでも日常描写が楽しくなる要素なのは間違いない - 181124/06/11(火) 22:23:03
そうみたいですねぇ。こればかりは自分ではどうにもならないですし、続けていって待つほかなさそうです。
なるほど、料理の腕……振ってみましょうか。
ルサンチメーター 料理の腕 dice1d100=47 (47)
伸びしろ dice1d2=1 (1) 1:ある 2:ない
トレーナー 料理の腕 dice1d100=88 (88)
伸びしろ dice1d2=2 (2) 1:ある 2:ない
- 182124/06/11(火) 22:31:11
- 183二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:33:14
- 184二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:46:44
- 185二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:59:16
こうなってくるとやっぱりルサンチメーターの呼び方と、トレーナーの名前もあった方が良いんじゃない?
呼び方は前に何人かああでもないこうでもないって言ってたが - 186二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 07:32:14
保守
- 187二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 14:06:31
- 188124/06/12(水) 18:45:22
案が2つありますが、どちらも共通で固定値での変化はスキルに任せます(緑スキル以外も今の好転一息をイメージしていただければ)。
案1はスピードと同じく、振れるダイスの数が増える形式。
案2は100上がるごとにダイステーブルそのものの範囲が変わっていくようなイメージです。
あくまでこれは極端な例として位置取りテーブルを掲載していますが、このような感じ。上が現在の範囲、下がトレーニング効果がn回入った後の範囲、とイメージしていただければ。有り体に言えば、トレーニングが進むごとに良い出目の割合が増えるという感じです。
案1だと渋くなり過ぎそうなので案2かなぁとは思っていますが、楽になり過ぎるのも違う気がするので悩ましいですね……
- 189124/06/12(水) 18:47:20
- 190124/06/12(水) 23:37:23
(自己保守。
某スレでの流れが良過ぎたのでそこでSSを書いてました。いやはや久々に納得できるものが書けたな……いつ以来だろう。
ルサンチメーターの物語も、レースに限らずどんどん書きたいことが増えて欲しいものです)
(それはそうと、料理ネタや以前いただいたネタはどこかで書きたいところ……) - 191二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 08:17:58
- 192二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 13:45:41
どうなるかな
- 193124/06/13(木) 23:56:35
若干体調を崩してダウンしてました……。暑さが堪えた。
まさかのご返答ありがとうございます!
なるほど、まあでもやはり後者になりますよね……改めて、どれくらいの頻度で範囲を変えるかは引き続き検討してみようと思います。
申し訳ないですがきょうはこれだけで。
- 194二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 08:46:58
無理はなさらず……
保守 - 195二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 18:59:30
保守
- 196◆o8/bbvoH3Iwn24/06/14(金) 23:59:40
- 197◆o8/bbvoH3Iwn24/06/15(土) 00:00:26
あっトリップ付けたままだった。まあいいか……。
- 198二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 00:02:17
- 199◆o8/bbvoH3Iwn24/06/15(土) 00:13:59
- 200二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 00:16:09
スレ主証明はあっていいと思いますよ