- 1二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:06:34
- 2二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:08:33
脱げと命令する女王北風とおっぱい押し付けてベッドに連れ込もうとする太陽ちゃんじゃ勝負にならないよ
- 3二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:08:33
先手は北風です。
北風は旅人に向かってどぴゅどぴゅ吹きつけました。
ですが、それだけでは旅人の服は脱げません。
次に、北風は勢いが足りないならばと一度目以上の勢いで吹きつけました。
びゅううう!
一度目はほんの小手調べに過ぎないとでもいうような勢いで、北風は旅人を襲いました。
それでも、旅人の服は脱げません。
北風に襲われた旅人は、震えながら着ていたものをしっかり押さえつけるだけです。 - 4二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:10:07
むきになった北風は、更に勢いよく思いっきり吹きつけました。
どぴゅっ!! びゅううううっ!! びゅっ!! びゅるるっ!! びゅぴゅうう!!
その勢いは最早、単なる北風とは思えないものでした。
けれど、旅人はやはり脱げません。
旅人は逆に、もう一枚上から重ねて着てしまいました。
自分の身体に吹きつける風が冷たくて寒いと、その顔に書いています。
そして、その顔には旅人の感じているのがただの寒さとはまた違うものであることを書かれていました。
即ち、悪寒です。
気温として寒いのみならず、ある種の気持ち悪さをも覚えるような寒気です。
旅人は吹きつける北風の中に自然ではない何かを、自分を脱がせようという意図を無意識のうちに感じ取っていました。 - 5二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:11:11
なんかこの風ドロっとしてんな
- 6二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:11:33
北風は結局、旅人の服を脱がせることができませんでした。
そんな北風に代わって、後攻の太陽が旅人を脱がせにかかりました。
太陽は、北風に吹かれて冷えた旅人を暖かく照らします。
おかげで、北風のせいで心身に寒気を感じていた旅人も徐々に暖かくなってきました。
まずは身体の寒気から、少しずつ解消されました。
そして心の寒気も、気持ち悪い風が止んだことに安堵して解消されていきました。
けれど、太陽は旅人の心身を温めただけでは終わりません。
目的はあくまでも旅人を脱がせることであり、太陽は旅人を程よく暖めるに止まらず更に照らしました。 - 7二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:13:18
重ね着していた旅人は、太陽に照らされているうちに暖かさではなく暑さを感じます。
着込んだ身体はじっとりと汗ばみ、不快感をも覚えるほどになっていきます。
このまま重ね着してはいられないと、旅人は一度上に着たものを脱ぎました。
それでも、太陽は旅人を照らすことをやめません。
旅人をもっと脱がせたい太陽は、なおも旅人を照らします。
一枚脱いだのにまだまだ暑く、かといっていま着ているものまで脱いでしまうのはどうかと旅人は悩みます。 - 8二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:14:30
そう。
旅人は悩んでしまったのです。
普段なら、流石にそこまで脱ぐことなんて考えもしなかったでしょう。
ですが、暑さにやられた旅人には普段のまともな思考力は残っていません。
北風のように性急であれば無意識に気持ち悪い邪さを感じたかもしれませんが、
太陽は敢えて少し手間をかけることで旅人にそう感じさせませんでした。
まともな思考力を溶かされた旅人の中で、脱いでしまうのはどうかという躊躇が弱まります。
そして薄れる躊躇に反比例するように、脱いでしまいたいという思いが強くなっていきます。 - 9二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:16:21
――躊躇と欲求のバランスが崩れた時、ついに旅人はたまらなくなって近くの川へと水浴びにいきました。
- 10二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:18:52
このレスは削除されています
- 11二次元好きの匿名さん24/05/31(金) 15:26:58
5〜10分もあれば読み終わると思う
x.gd