フリースタイル・レースハードル部門の覇者オジュウチョウサン、引退

1府中スポーツ24/06/01(土) 10:15:54

URA・NURが関わらない非公式レースであるフリースタイル・レースには、大きく分けて草レース部門とハードル部門がある。
そのハードル部門で無敵の強さを示し、重賞未勝利でありながらファンの後押しで有マ記念にも出走したオジュウチョウサン(20)が先日引退式を行った。
間借りした中山レース場に詰めかけた1万5000人のファンの前でオジュウは『長年走り続けてこれたのはファンの皆さんの声援のおかげ』と感謝の意を示し、最も印象に残ったレースとして有マ記念と、ライバルアップトゥデイトが大逃げを敢行した第140回船橋大障害をあげた。
中央所属時にオジュウを担当し、フリースタイル転向後も支えた田郎トレーナーは『オジュウはなかなか体験できないことをさせてくれた』と語り、URAが障害レース立ち上げを検討していることに触れ『オジュウは第二の人生で後進育成に打ち込みたいと話している』と明かした。
ハードル競走はヨーロッパでは平地以上の人気を誇るが、日本では公式レースとしては行われていない。しかし、オジュウの強い人気や総合ウマ娘スポーツ大会U.A.F.の成功などもあり、URAは平地以外のレース整備を検討している。
オジュウが去った後のレース界はどうなっていくのか、目が離せない。

関連記事
・ダノンプラチナ、南アフリカレース界について語る『座席の金属を盗まれるのは日常茶飯事』
・トレセン学園オッチャホイ大会開催　地域住民にオッチャホイを振る舞う
・府中レース場に宇宙人？高速移動する職種動物の怪