- 1二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 19:44:11
六美「好きと言い返されたら両想い、ありがとうや無言なら愛想尽かされている可能性がある──」
六美「確かに、太陽が今の私をどう思ってるのか分からない……」
結婚してから一年
昔から好きな人が旦那さんになってくれて心底浮かれてる私
憧れのデートもして、愛の告白もされて(水族館)、私には勿体無いくらいに良い旦那さんの太陽
昔から一緒で、今もこうして一緒にいる
一緒にいすぎてつい食べちゃいそうになるジュルリ
幼馴染みだから、いつもの感覚が落ち着きすぎちゃって、新しいことをやる発想が出てこない
それは例えば、好き というのを口にすること
普通の恋人同士なら、お互いに好きと言い合うものだろう
でも私たちはそんなのを口にしなくても、側にいてくれるだけで安心するから、わざわざ言わないし言葉にして確認しないといけないほど私たちの絆は脆くない
……いや、ごめんなさい、言い訳しました
多分、幼馴染みだからこそ、今までやってこなかったことをやって、関係が壊れてしまうのを恐れているんだと思う
六美「ふー、勇気出せ私、私を誰だと思ってるの?夜桜家10代目当主よ」
六美「良い機会だから聞いてみよう」 - 2二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 19:45:35
見聞色開花した
- 3二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 20:51:52
太陽レベルだと一体どうなるんだ…!?
- 4二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 20:53:33
六美「太陽、ちょっといい?」コンコン
太陽「六美?いいよ」
六美「お邪魔します」ガチャッ
部屋に入ると、太陽は1トンの重りを背中に乗せて平然と腕立てをしていた
元々は一般人だったけど、スパイの世界に入ってからはスパイとしての腕を磨くために、
兄妹が課す訓練や、自主練も時間さえあればこうしてトレーニングをこなしているそうだ
太陽「どうした、六美?」
六美「うっ!!」ズキューン
太陽「六美ッ!?」
滴る健康的な汗粒をタオルでふき取る動作
ちょうど食べ頃なまでに鍛え抜かれた肉体美
乙女が夢見るシチュエーションそのもので、私の心を確実に射抜いてくる
今の太陽の体は、正に神
いや世界、あるいは宇宙、あるいは神、あるいは真理、あるいは全、あるいは一
黄金比とか理論とかに当てはめるには図々しいほどに眩く美しくて、とても直視できるものではなかった
六美「だい、じょうぶ……ちょっと心臓が止まっただけだから」
太陽「それ大丈夫じゃないだろ!!大丈夫か!?」 - 5二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:05:51
ふぅ…
- 6二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:16:41
太陽はエロいからね
- 7二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:05:32
クオリティ高いな
- 8二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:58:23
星屑となって倒れる私を太陽が介抱して30分(どさくさに紛れて太陽吸いを堪能していた)
調子を取り戻した私は、ようやく本題を切り出す
六美「あのね太陽、聞きたいことがあるの」モジモジ
太陽「聞きたいこと?何?なんでも言ってくれ」ニカッ
笑顔が眩しい、可愛い
コホン……いかんいかん、また太陽に支配されそうになるところだった
さて、ここからは読んだ本の通りにやるだけ
私が"好き”と言って、それを聞いた太陽がどう答えるか確かめる
ただ、それを言うだけなのに……
太陽好き大好き愛してる(飛躍する愛)って言うだけなのに、妙な緊張感に包まれる
手汗が凄い
心臓がバクバクする
目の焦点が合わない
脚が震えて、また倒れそうになる
凄いな世の中の恋人は…
こんな儀式を臆することなく軽々とやってのけるのか
とはいえ、私も憧れなかったわけではない
大好きな太陽に"六美愛してるよ"と言われる日々が来たら、どれだけ幸せか
その幸せを掴むために!!
私の出来立てホカホカのとびっきりの愛を!!
太陽にお届けするのよッ!! - 9二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:02:17
心の中に六実かお兄ちゃんを飼ってないと作れないクオリティ
- 10二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:09:12
- 11二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:13:07
六美いる限り何度でも甦りそう
- 12二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 23:55:16
草
- 13二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 02:01:20
期待
- 14二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 02:16:37
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 10:14:20
六美「太陽!!わ、わわわ私ねッ!!」
太陽「おい本当に大丈夫か!?無理しなくていいんだぞ!?」
いざ言おうとなると、目がグルグルして頭が真っ白になって、また太陽に介抱されそうになる(それもいいけど)
長い付き合いの愛する太陽に"好き"という言葉を告げるだけなのに、こんなにパニックになるのは当主として本当に情けない
それでも言うの
この先に待っているのは、太陽とのラブラブ結婚生活!!
スキダヨムツミ
ワタシモスキヨ、タイヨウ…///
この幸せを私の手で掴み取るのッ!!
六美「す、す、すすすすき!!」
よし!言えた!! ( ´∀`)bグッ!!
我ながら完璧な愛の告白ねフフフ
太陽もグッと来たでしょ?悶え苦しんでもいいのよ?今度は私が介抱してあげるから♡
太陽「…すすき?」
六美「え?」 - 16二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 10:20:14
六美…
- 17二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 10:37:29
待て早まるな
聞き間違えたと思わせておいてちゃんと分かってて俺も愛してるよってスパダリムーブするくらい太陽ならあり得る - 18二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 12:39:15
あれーっ!?
伝わってない!?!?!?
嘘!なんで!?
私ちゃんと"好き"って言ったよね!?言いましたよね皆さん!!
あわわ……
もしかしてこれ、もう1回言わないといけないパターン?
無理むり!!もうこれ以上は本当に心臓が止まりそう!!
…それでも言うしかないの
私を誰だと思っているの?夜桜家10代目当主にして、たいよーらぶ教開祖よ ←え?(By作者)
こんなところでくたばるような柔なタマしてないでしょ!!
私の持て余す気力をすべて捻り出せ!!
私の最愛が太陽に届くまで、全力でアタックするのよッ!!
太陽「六美 無理しないでくれ、七悪呼んでくるから」
六美「太陽 大好きーっ!!!!!」
太陽「?!!!!」 - 19二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 13:18:00
ヨシ!!!!
- 20二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 13:19:40
宗教が公式なのいつ見てもヤバい(褒め言葉
- 21二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 17:46:36
言ったぁ!!
- 22二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 19:36:50
はぁはぁ、言ってやったわ…ついに言ってやったわよ!!
今度こそ間違いなく“好き”って言ったはずよ!!
そりゃそうだもの!!私の精一杯の愛だもん!!
どう!?これが当主の実力よ!!思い知りなさい!!
六美(お願い伝わって、私の愛…!!)
あれだけ自分の肩書を自身ありげに振りまく六美でも、中身の正体はどこにでもいる普通の少女
顔は茹で卵になるくらい真っ赤に火照り、内心は不安と恐怖にまみれる
もし良くないパターンだったら思うと、きっと私は泣いてしまうだろう
どうか私の愛が太陽に伝わって欲しいと、目をギュッとつむって全力で祈る - 23二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 19:45:55
反応が何一つない
何故か沈黙が流れたことに違和感を抱いたので、チラッと太陽を見た
太陽「……あ、えと……」
すると、勇気を振り絞って告げた六美の愛に対し、太陽はピンと来ていないような表情をしていた
これは、戸惑っているかのような雰囲気だった
え?どういう反応なの、それ……
好きと言われて戸惑うってどういう風に捉えれば良かったっけ?
えっと、確か……
─戸惑いが見られる場合は、“今更そんなこと言われても困る”という可能性が高いです─
ちょっと待って
私の愛が困るってこと?
そんなわけないでしょ!私たち夫婦よ!?
妻に好きと言われて困る旦那さんがいてたまるもんですか!!
太陽「そ、そっか」
六美「……」
ガラガラガラッ…
気のせいだろうか
私の心の何処か
何かが崩れ落ちた音がした - 24二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 20:09:01
嘘だよね
私たちの絆ってそんなものだっけ
好きって言葉がそんなに相応しくない関係だったっけ
私たちは近所に住む知り合い程度の関係だった
でも、気づけば太陽はずっと傍にいて、ここまでずっとずっと一緒にいた
そして、いつの間にか太陽の暖かな優しさに惹かれていった
それくらい、ずっと、一緒にいたはずなのに……
だ、だめ…
泣きそうになる
太陽にだけは見せたくない
私に何かあったら、すぐ駆けつけてくれる優しい人だから─── - 25二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 20:11:06
違う!!多分照れてるだけ!!!
- 26二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:04:22
突然ススキって言った後大好きって言われたらそりや困惑するのでは…?
- 27二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 02:21:19
大丈夫大丈夫慌てない
- 28二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 08:31:50
保守
- 29二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 09:43:05
六美が通常運転
- 30二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 09:43:17
二人がぎこちないと胸が痛くなってくる
太陽気付いてくれ - 31二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 18:48:32
一方、太陽は───
六美「太陽 大好きーっ!!!!!」
太陽「……あ、えと……」
え?
今、六美のやつ……好きって言った?
何を?誰を?
まさか俺?
六美、俺のことを“好き”って言ってくれたのか?
太陽「そ、そっか」
やばい、すごく嬉しい
今までこうして口にしてこなかったけど、六美も俺のこと好いていてくれたんだな
自分からカッコつけて告白することはあっても、誰かに“好き”と言われる経験があまりなかったので、突然の告白にぎこちなくなってしまったウブな太陽
まさか自分の愛する妻 六美に正面から“好き”と言われる日が来るとは、夢にも思わなかった
太陽もまた六美との付き合いが長いせいで、口にしなくても分かり合える関係だと自負していたが、“好き”というのを直接言ってもらえるのは良いものだなと感動する - 32二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 18:59:59
嬉しすぎて思わずにやけそうになる顔を整えて、六美にこう答えた
太陽「な、なんだよ六美…そんなこと急に言われたら……」
太陽「俺も、六美のこと好きだよ///」ポリポリ
少し照れくさそうに頬を掻いて、愛の返事をする太陽
六美が欲していた100点満点の回答、六美が読んでいた本が窓から吹く風でめくれて「末永く爆発しろ」というページが開く
しかし六美から何も返事がなかったので、おかしいと思い六美の方を向いたら──
そこに六美の姿はなかった
太陽「あれ、六美…?」 - 33二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 19:07:36
六美ー?!
- 34二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 19:09:12
これは走って追いかけてエンダァァァしないて許されないやつですね
- 35二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 00:02:21
おえー!!!
- 36二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 06:44:00
まあいくら好き合ってても急に言われたらちょっとびっくりするよね
- 37二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 09:02:45
最近の安価スレもそうだけど
こういうストーリーが進んでく系のスレ面白いね ハマりそう - 38二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 09:03:24
もどかしい…
- 39二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 19:36:24
続きを待機
- 40二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 20:06:50
凶一郎「鋼蜘蛛が千切れてしまった……どうしよ」
任務から帰ってきた凶一郎
本件は、少し厄介だったらしく、自慢の鋼蜘蛛が千切れるほどに苦戦してしまった
辛三に手入れして貰っている鋼蜘蛛がボロボロになっていることを申し訳なく思い、ションボリしながら廊下を歩いていた
少し体を休ませるために、居間へ寄ろうとすると───
六美「…………」
凶一郎「六美!!」バッ!!
居間にソファに座っている六美がシスコンの長男の目に入ったので、任務の疲れを一瞬で忘れて大はしゃぎで六美のそばに寄って行った
凶一郎「六美ぃ!どうしたんだこんなところに居て!?もしかしてお兄ちゃんの帰りを待ってたって言うのかい!?お兄ちゃん嬉しー!!今日も可愛いよ六美!!頬ずりしたい!!していい?」ムツミッ!!ムツミッ!!ムツミッ!! ムツミッ!!ムツミッ!!ムツミッ!! ムツミッ!!ムツミッ!!ムツミッ!! ムツミッ!!ムツミッ!!ムツミッ!!
六美「……………………」
ハイテンションは収まらず、六美の様子など御構いなく頬ずりしようとする凶一郎
とまぁそんな変態じみた行為をすると六美に1週間は話しかけてくれないので、とっさに平常に戻った
(うわぁ!急に冷静になるなぁ!!) - 41二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 20:15:57
凶一郎「ん?あのバカ(太陽)はどうした?珍しいな、お前たちいつも一緒にいるのに」
凶一郎はいち早く違和感に気づく
特別な用事がない限りは、この居間で六美と太陽が何かしらイチャイチャしているところを目撃し、嫉妬する長男
そして、その嫉妬を太陽にぶつけ、六美に嫌われる
ルーティンと化した日々を送る長男、これもまた長男の楽しい趣味となっていた
今もこうして、任務で溜まったフラストレーションを太陽にぶつけたいのに、その太陽が六美の傍にいない
六美「……………………」
凶一郎「六美?」
さっきから六美の様子がおかしい
あの優しい六美が返事をくれないなんてことがあるだろうか(※過去に何度もあった)
イヤだイヤだこんなのお兄ちゃんの知ってる六美じゃない!!六美じゃないやい!!
お願い無視しないで!!お兄ちゃん泣きそう!!
六美「……………………」
六美「………………」
六美「…………」
六美「……」
六美「ぷえ」 - 42二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 20:19:05
ぷえったー?!
- 43二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 00:01:04
遺伝…
- 44二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:12:19
バレたらまずいぞ
- 45二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 12:48:34
太陽はやくくるんだ
- 46二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 18:14:07
ぷえ…
- 47二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 20:56:59
六美「ぷえ……ぷえ……」
凶一郎「………………………」
“ぷえ”という言葉を壊れたカセットテープのように繰り返す六美の異変に何かを勘づく凶一郎
六美に対する勘は百発百中
今、長男の頭の中で六美に起こった謎について絡みまくった鋼蜘蛛をフルスピードで解いていく
凶一郎「………………………」
凶一郎「………………」
凶一郎「…………」
凶一郎「……」
凶一郎「!!」カッ!!
思考時間、コンマ1秒
その勘は長男の逆鱗に触れ、糸目の中の桜模様を開かせた
凶一郎「あの野郎ォォォ!!!!!八つ裂きにしてや─」開眼&開花
二刃「やめんかいっ」床めり込み合気
凶一郎「プベボっ!!!!!!」
暴走時間、コンマ1秒
長女の二刃による合気で床にめり込まれて、長男の暴走は無事鎮火した - 48二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 21:15:23
- 49二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 00:07:47
安定の長男
- 50二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 00:29:39
身内に向かって開花使ってんじゃねぇ!って思ったけど本編でも身内に向かって使ってたな…
- 51二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 07:08:32
こんな事で開眼するな
- 52二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 17:03:30
待機
- 53二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 17:28:04
常人じゃ早すぎて見えねーよ
- 54二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 19:01:23
凶一郎「 」チーン
二刃「ったく、このバカ長男は……」
長男の暴走に呆れるようにため息をつく二刃
夜桜家長女にして柔術の達人で、合気を主流とし、空気の流れを掴むのを得意とする
そんな二刃は長男が何かやらかしそうな空気を感じ取ったので、もしやと思い居間に来てみたら案の定だった
クソ長男の始末は面倒だが、放っておくほうが更に面倒なので、ぐーるぐるとガッッッチガチの肩を回して体を整えて───
容赦なく長男の頭を床へ叩きつけた
凶一郎が暴走するのは、大半が六美
その後始末を何度もし、さすがの二刃でも骨が折れる
いい加減妹離れしてくれないものかと願うが、どうやらこの願いは家族愛の強い“夜桜家に生まれた以上”叶うことはないだろう
二刃も渋々諦めており、いっそのこと骨を全部折って動けなくしてやろうかと怖いことを考えている
二刃「六美もこんなバカに付きまとわれて大変だね、一生口をきかなくてもいいんだよ?」
六美「ぷえ」
二刃「六美?」
ここで、二刃もいつもの六美とは違うことに気が付く
魂のない抜け殻の六美を見るのは初めてだった - 55二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 19:33:56
まだ死んでる…
- 56二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 00:00:24
太陽ー!!!早く来てー!!!!
- 57二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 07:07:27
太陽来るんだ!!
- 58二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 12:21:32
二刃ならいい感じにまとめてくれる
- 59二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 22:47:00
保守
- 60二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 23:32:49
大丈夫?更にややこしくならない?
- 61二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 02:33:36
二刃なら大丈夫だよきっと…
- 62二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:29:56
二刃「六美?どうしたんだい?何かあったのかい?」
六美「ぷえ……ぷえ……」
二刃「ぷえ?ぷえってなんだい?六美、ぷえってなんだい?当主の指示かい?ねぇ六美、ぷえってなんだい?」
六美「ぷえ」
二刃「凶一郎、ぷえって何かわかるかい?」
凶一郎「 」
二刃「はぁ、なんでこんなときに二人は似るもんかね…」
長い間、六美の面倒を見てきた二刃だが、“ぷえ”という言葉は初めて聞く
何度も“ぷえってなんだい?”と問い詰めるが、返ってくるのは“ぷえ”のみ
六美のことをよく知っている凶一郎に聞こうにもタイミング悪く死んでるし、六美も死んでるし…
これではいつまで経っても埒が明かないと思ったその時───
物音を聞きつけた他の兄妹たちが居間にやってきた - 63二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:32:03
辛三「なななななにっっっ!?何かあったの?!!!!」ゴミ箱戦車&銃武器
四怨「ふぁぁ…何かあったんかー?」スマホポチポチ
嫌五「何か面白いことやってるー?俺も混ぜてよー!!」ピョンピョン!!
七悪「何か衝撃音したけど、みんな無事?」怪しい試験管
二刃「辛三!四怨!嫌五!七悪!ちょうど良い処に来てくれたね!!」
巨躯に似合わぬ臆病な性格で、大量の銃や武器を持ち抱える次男 辛三
目にひどいクマをつけてスマホポチポチしながら歩く次女 四怨
ピョンピョンと身軽に動く楽しいことなら何でも歓迎のお茶らけた三男 嫌五
怪しげな煙を放つ試験管をそのまま持ってくるマッドサイエンティストの四男 七悪
六美のことで悩み抱えていたときに個性あふれる兄弟たちが来てくれたことで、雲っていた二刃の顔が晴れ上がった - 64二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:48:09
このレスは削除されています
- 65二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:49:30
因みなんですが、このスレの発想はこれです
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtube.com - 66二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 11:06:22
ぷえの考察してて草
- 67二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 17:01:19
どんどん事態が大きくなっていってる気がががが
- 68二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:51:02
六美が死んでる…
- 69二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 04:17:23
保守
- 70二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 11:32:08
保守
- 71二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 14:42:52
太陽!早くくるんだ!!
- 72二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 15:18:16
四怨「何かあったんか?姉ちゃん」
二刃「そうなんだよ、あれをごらん」
六美「ぷえ」
辛三四怨嫌五七悪「六美(お姉ちゃん)!?」
六美の謎の放心状態に驚く兄妹
この状態にはみんなも初めて見るものだった
二刃「六美の様子がおかしくてね、“ぷえ”しか言わないんだ」 - 73二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 15:18:26
七悪「至急、診察してみるよ」
二刃「頼んだよ七悪」
辛三「六美!?どこか具合でも悪いのか!?」オロオロウワーン!!
二刃「落ち着きな辛三、とりあえず生きて……は いるから」
嫌五「ホントだ!“ぷえ”ばっかり言ってるwww」
二刃「嫌五、少しは心配しな」チョップ
四怨「まぁこの状態になった原因は何となく察しは付くが……」
二刃「何か分かったのかい?四怨」
六美の容態に心配する七悪と辛三、“ぷえ”に笑い転げる嫌五、原因を解析する四怨
それぞれが六美への異なる形で心配する中───
凶一郎「 」
誰一人、気に掛けてくれない人望なき哀れな凶一郎であった - 74二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 19:31:08
七悪「うん、特にどこも問題ないね」
二刃「そうなのかい?じゃあ六美はなんでこんな感じになってんだい?」
七悪「まぁ、心当たりはあるっちゃあるんだけど……」
二刃「なんだい?はっきり言いな」
四怨「まぁ大方、太陽絡みだろ」
二刃「太陽?あの子が六美に何かしたのかい?」
嫌五「あれー?お姉ちゃん覚えてないの?六美が落ち込むのは大体太陽のことじゃん」
辛三「ここまでのは見たことないけどね」
二刃「はて、そうだったかね?」
嫌五「あらら、お姉ちゃんもついボケ出したか―」
💢👊ゲンコツ👊💢
嫌五「イタイ」
四怨「馬鹿め」 - 75二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 20:00:13
二刃「まぁ原因が太陽なら話が早いね、“後で問い詰める”としてまずはこの子を起こさないと」
しれっと太陽が大変な目に遭う宣言をする二刃
三四五七は太陽の無事に手を合わせた
二刃「さて六美、いつまで ぷえぷえ 言ってるんだい?さっさと起きなさい」
六美「ぷえ…ぷえ…」
いつまでも“ぷえ”しか言わない六美
その様子に、ついに二刃の堪忍袋の緒が切れる
二刃「起きな六美!ここまで弱く育てた覚えは無いよ!当主がそんな情けない姿見せていいのかい!?」
辛三「お姉ちゃん!!落ち着いて!!」
七悪「無理に起こしたらダメだよ!今のところ問題がないだけで、もしかしたら深刻な病を抱えてる可能性もあるから!!」
お母さんのような溢れる母性から下の兄妹に慕われる二刃だが、一方で昭和のような価値観を持っており、女であれど容赦はしない
当主として情けない姿を見せる六美に怒る二刃を、パワーのある辛三と七悪が止めに掛かる
合気でなんでも飛ばす二刃を止めるのは、銃撃戦の得意な辛三や巨大な力でねじ伏せる七悪でも止めるのは困難である - 76二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 20:04:22
嫌五「ぶっひゃははは!!おンもしれぇ!!一生このまんまでもいいんじゃねぇの!?」
四怨「いいわけないだろ、当主が目覚めないとあたしらは終わりだ」
嫌五「…まぁ、そうだな」
怒り狂う二刃を辛三と七悪が押さえつけている中、嫌五と四怨は乱闘の外に避難していた
前衛に立ち敵を制圧する二刃や辛三と違い、この二人は後衛に回って情報収集や潜入を得意とする
談笑する嫌五は人の心情を読み取るのに長け、四怨はずば抜けたハッキング技術で敵情報を網羅する、まさに夜桜家の頭脳(ブレーン)である
そんな二人は、六美がどうすれば起きるのか考えていた……
いや、考えるまでもなかった
四怨「六美を起こすだけなら、どんな ク ソ ゲー でも簡単だ」
嫌五「そうだな、ここは俺に任せといて」
四怨「おう」 - 77二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 20:04:45
深刻な病…
- 78二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 20:18:11
激しく舞う乱闘の中をスッと避けながら、二刃の肩に手を置いた
嫌五「はいはーい!お姉ちゃん、そんなんじゃ六美は起きないよ~!」
二刃「なんだい?じゃああんたは六美を起こせるのかい?
嫌五「うん、とっても簡単☆」
辛三「簡単って……見たことのない症状だぞ?」
七悪「まだ見ぬ病気の可能性もあるし……」
嫌五「大丈夫、見てな」
そう言うと、嫌五は六美の前に立った
そして明後日の方向に指を差し、こう言った
嫌五「あっ、執事姿の太陽がいる」
六美「えっ!太陽が執事の格好してるって!?ぜひこの太陽専用高解像度超高速フレーミングカメラに納めないと!!」ガバッ!!
二刃辛三七悪「え?」
四怨「あ~早く ク ソ ゲ ー してー」 - 79二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 20:18:36
知ってた
- 80二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 21:23:00
六美「どこどこ!?執事姿の太陽どこ!?愛しの執事太陽どこー!!」フンフン
嫌五「そんなやついないぞー」
六美「え?」
二三四五七(ひえっ…!!)
執事太陽を聞き、どこから取り出したのか分からないカメラを持って鼻をフンフンと鳴らし興奮する六美
しかし、いないと言われた途端、希望に満ちた目から刹那に移り変わった死んだ魚のような眼を兄妹に向ける
六美「いない?どういうこと?執事の太陽いるんじゃないの?」
七悪「む…六美姉ちゃんを起こすために、嫌五兄ちゃんがとっさについた う、うそ だよ…」
六美「う、うそ……?え……」
何が本当で何が嘘か頭の中の理解が追い付かない六美
頭の整理のために、更に兄弟たちに問う - 81二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 21:24:27
六美「本当に、執事姿の太陽いないの…?」
辛三「いないんだ、残念だけど……」
六美「私の執事太陽はいないの?」
二刃「いないよ、そんな太陽」
六美「昔、四怨お姉ちゃんと一緒にプレイした執事ゲームで1年かけて完璧に攻略した太陽激似の執事の太陽はいないの?」
四怨「そんなやつはもっといない、ていうかお前やけに夢中だなぁって思ったら真相それかよ」
六美「…………」
二三四五七「…………」
六美「もう一度、誰か私を眠らせてェ!!!///」カァァァァァ
二三四五七「六美ィィィ!!!!!」
ようやく頭の整理がついた六美は、その恥ずべき記憶を抹消するために再び眠ろうとしたが、兄妹たちに止められた - 82二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 21:42:17
怖がられてて草
- 83二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 02:21:13
六美…
- 84二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 08:32:20
保守
- 85二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 12:34:52
保守
- 86二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 18:36:56
そろそろ解けるか…?
- 87二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 02:45:03
保守
- 88二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 07:11:51
私の執事太陽…
- 89二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 12:37:05
だって…
- 90二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 17:31:38
一年かけて完璧に攻略…
- 91二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 00:33:56
保守
- 92二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 07:07:43
保守
- 93二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 12:31:14
果たして六美は立ち直れるのか
- 94二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 19:42:37
太陽来るんだ!早く!
- 95二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 20:07:23
辛三「はい六美、お茶だ」
六美「ありがとうお兄ちゃん、美味しい」
二刃「ようやく落ち着いたかい」
凶一郎「ほどけー!ほどけー!!俺はやつを仕留めなきゃならないんだー!!」ジタバタ
七悪「お兄ちゃんうるさい」
目覚めた六美はボロを出して自暴自棄に陥りそうになったが、辛三が淹れたダークスイート茶を飲んで落ち着いた
一方で、凶一郎は目覚めると嫌な予感しかしなかったので、目覚める前に鋼蜘蛛で容赦なくグルグル巻きにされていた
四怨「さて六美、何があったんだ?」
六美「え、えっと……」
四怨「もったいぶんな、どうせ太陽だろ?」
六美「なんで分かるの!?」
嫌五「六美といえば太陽だろー?今までどんだけお前を見てきたと思ってんだよ?」
六美「え?」 - 96二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 20:08:20
辛三「俺たちは六美のことならなんでも知ってる」
七悪「僕たちずっと一緒だったじゃない」
二刃「あんたは一人じゃないよ、六美」
六美「……そ、そうだよね……ごめん、みんな……」
17歳の少女でも、肩書はこの夜桜家10代目当主
当主が倒れたとなれば夜桜家のみんなに迷惑をかけることになることは重々承知していたが、この事態はあくまで自分が起こしたことなので、話すことをくすぶっていた六美
しかし兄妹たちの六美に向ける眼(まなこ)は違った
誰も茶化すことなく、しっかりと目を合わせて聞こうとしてくれている
本気で心配してくれる兄妹たちに申し訳なく思うと同時に、自分をよく知ってくれる兄妹たちがいてくれて本当に良かったと心が嬉しくなった
しかし、兄妹たちの発言の真意は決して良いニュアンスの方ではなかった
嫌五(しょっぱい卵焼きの由来があれだとは誰も思わないじゃん?)
辛三(太陽の八重の動画を持って行ったの、あれが理由なんて……)
四怨(太陽グッズをこっそり作ってたのはマジでビビった)
二刃(昔から太陽のことばかり話してたもんねぇ、何かゲスいことも話してた気もするねぇ)ニッコリ
七悪(そういや前に欲しいって言ってた“惚れ薬”返してもらってないけど、もう使ったのかな?)
六美の原動力は太陽がすべてで、“悪い方”にも太陽が関わっているとは微塵も思わないであろう…… - 97二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 20:31:12
教祖はさぁ… てぇてぇ
- 98二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 01:07:07
長男まだ生きてたか…
- 99二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 07:04:23
保守
- 100二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 12:25:00
保守
- 101二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 13:11:34
もう小説だな 面白い
- 102二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 22:33:41
分かるぜ、支部に投稿して欲しいレベル
- 103二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 07:07:34
保守
- 104二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 15:27:04
保
- 105二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 23:49:24
守
- 106二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 01:36:32
太陽来い!早くくるんだ!
- 107二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 11:12:00
惚れ薬…?
- 108二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 16:10:29
保守
- 109二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 22:37:05
保守
- 110二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 02:37:36
保
- 111二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 11:18:49
守
- 112二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 13:58:37
太陽に飲ませようとしたのだろうか…?
- 113二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 18:22:30
保
- 114二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 01:47:03
守
- 115二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 08:47:58
太陽ー!早く来てくれー!
- 116二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 15:55:25
保守
- 117二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 21:26:27
- 118二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 21:28:26
了解しましたー
- 119二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:55:37
ゆっくり待ってます!
- 120二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 07:04:45
保守
- 121二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 12:05:29
保守
- 122二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 17:48:31
保守
- 123二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 01:20:36
保守
- 124二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 07:07:38
保守
- 125二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 12:39:27
保守
- 126二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:16:23
保守
- 127二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 07:02:55
保守
- 128二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 12:26:05
保守
- 129二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 16:38:00
保守
- 130二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:10:28
保守
- 131二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 07:07:38
保守
- 132二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 12:43:55
まつぜ
- 133二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:25:38
保守
- 134二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 23:57:01
保守
- 135二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 03:24:20
保守
- 136二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 11:08:11
保守
- 137二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 16:04:27
保守
- 138二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 00:07:46
保守
- 139二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 03:16:56
保守
- 140二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 10:52:13
保守
- 141二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 14:25:40
保守
- 142二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 17:59:13
保守
- 143二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 01:20:44
保守
- 144二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 08:46:11
保守
- 145二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 12:37:03
保守
- 146二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 22:22:48
保守
- 147二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 01:40:28
保守
- 148二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 07:04:43
保守
- 149二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 12:31:12
保守
- 150二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 18:41:35
保守
- 151二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 19:40:43
六美「ありがとうみんな、じゃあ包み隠さずに言うね」
自分に守ってくれる頼もしい兄妹たちを信頼し、打ち明けることにした
六美「あのね、私、太陽に……」
二三四五七「……」
先刻までの和やかな雰囲気が不穏な空気に変わり、唾をグッと飲み込む
特に 六美と太陽の二人 は外部の人間から標的にされることが多い
そのことを知り尽くしている兄妹たちは聞く姿勢を示しつつ、何が起きても対処できるように構えに入っていた
六美「太陽に……っ!!」
二三四五七「……」ゴクリ
六美「大好きって言っちゃったのー!!キャーイッチャッタ-!!」
四怨「はい解散解散」
嫌五「だろうなー」
辛三「はは、六美らしいな」
二刃「若いって良いねぇ」
七悪「二刃姉ちゃんも若いと思うけど…」
まぁ“太陽と六美の二人きり”に限って言えばそんな心配事が起きるはずもなく、寧ろ惚気話を聞かされるだけだと思い知った兄妹たちであった - 152二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 19:44:43
だが、その惚気話を聞くに堪えないものもいた
それは……
凶一郎「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
二刃「うるさいっ!!」首ボキッ!!
凶一郎「グエッ…… 」チーン
二刃「全くこのバカは……六美が太陽に愛の告白をしたくらいで取り乱すんじゃないよ」
三四五(よ、容赦ねぇ……)
七悪「とりあえず治すね」 - 153二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:36:27
安定の長男
- 154二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:48:48
続きダァ!!!
- 155二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:56:04
保守
- 156二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 06:55:09
首…
- 157二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 10:37:07
保守
- 158二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 12:37:52
保守
- 159二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 16:24:29
保守
- 160二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 00:19:52
保守
- 161二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 07:09:42
保
- 162二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 12:32:48
保守
- 163二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 19:45:58
保守
- 164二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:57:30
長男が死んだ!
- 165二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 07:14:27
保守
- 166二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 12:43:38
保守
- 167二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 18:05:04
ほ
- 168二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 23:41:53
しゅ
- 169二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 02:07:22
保守
- 170二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 11:00:03
保守
- 171二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 14:04:41
保守
- 172二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:31:18
太陽ー!なんとかしてくれー!
- 173二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:00:05
太陽ならきっとなんとかしてくれるさ…
- 174二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 11:06:56
保守
- 175二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 14:09:29
保守
- 176二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:52:23
四怨「あれ?」
二刃「どうかしたのかい?」
ここで四怨は気づく
愛妻家の太陽ことだから、六美の告白に対して完璧なクリティカルでもして、凶一郎が激しく嫉妬するほどにいつものお熱いイチャイチャを繰り広げられるはずだ
それなのに、なぜ六美は気絶していたのだろうか
四怨「六美、お前なんで気絶してたんだ? 太陽に良い返事貰ったんだろ?」
六美「え、えっと……」
嫌五「まさかフラれた~?」ケラケラ
二刃「そんなことあるわけないよ」
辛三「そうだぞ嫌五、太陽に限ってそんなことはない」
七悪「太陽兄ちゃんがそんなことするわけないでしょ」
四怨「バカなのかお前」
嫌五「あ、うん…冗談なんだけど…あれ、マジじゃんみんな」
太陽と六美が両想いなのは家族どころか凶一郎でさえ認める恋仲
その場を紛らわそうと放った嫌五の冗談を真に受けず、みんなに真顔で即刻否定されて、嫌五が若干戸惑う
六美「そうなの」
二三四五七「?!!!!」
と思っていた矢先、六美の予想外の言葉に、反射的に首が一周する勢いで六美の方に振り向いた
茶化していた嫌五でさえ驚いた - 177二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:54:54
長男は死んだか…
- 178二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:55:01
兄妹みんな凄腕のスパイ、わずかな物音や気配を見逃すことは先ず無い
しかし先刻、六美が何を言ったのか理解することは到底できなかった
辛三「今、何を言ったんだ……」
四怨「悪い、あたしの開花でも解析できない……」
七悪「そんな、四怨姉ちゃんの開花が通用しないなんて……」
二刃「嫌五、あんたが変なこと言うから六美がショック受けただろう!?」コメカミグリグリ拳
嫌五「いてっ!痛い痛い!姉ちゃん痛いって!!いってぇぇぇぇ!!!!!」
二刃「六美落ち着いて、あんたはきっと疲れているだけなんだ、休むといいよ」
六美「違うの……本当に、太陽に……フラれて……」グスッグスッ
麗しい蒼い瞳からどんどん涙が溢れ、零す
声がかすれて号泣する六美の背中をそっと撫でる
二刃「そうかい……」ヨシヨシ
とりあえず、みんな嫌五を一発殴った
嫌五「なんで!?」 - 179二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 20:00:18
理不尽な暴力が嫌五を襲う
- 180二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:56:25
嫌五…
- 181二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 08:54:03
草
- 182二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 12:32:38
保守
- 183二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 18:02:32
保守
- 184二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:01:14
二刃「落ち着いたかい?」
六美「うん、ありがとう二刃お姉ちゃん」
二刃「さて六美、太陽と一体何があったのかちゃんと聞かせてくれるかい? 太陽があんたにそんなことをするとは、到底信じられないんだよ」
六美が泣き止み平常に戻ったあと、改めて問う
六美に何かあればすぐ駆けつける太陽が六美を泣かせるような行為をするとはどうにも腑に落ちない
パッと思いついたのはクソ(長男)が太陽になりすましたとかの陰湿なやり口を考えたが、まずクソが六美が泣くようなことはするはずがないし、寧ろ太陽本人にぶつけるだろうし、クソにはクソなりの主義と信念がある(褒めてない)
となると、太陽と六美の恋愛にちょっかいかけてばかりの嫌五の線か……
嫌五「ちょっとまって!! 俺そんなことしてないって!! マジでしてないから!! 本当に!! 信じて!!」
とまぁ、顔を何往復するのかというくらいにブンブン振って必死に否定するので、ひとまずその場は事なきを得た嫌五であった
嫌五「ふー」 - 185二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:53:58
嫌五…
- 186二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 07:03:47
話がどんどんややこしく…
- 187二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 12:33:13
哀れな嫌五
- 188二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 17:51:28
保守
- 189二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 23:59:19
保守
- 190二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 07:06:02
保守
- 191二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 12:36:20
保守
- 192二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 20:42:59
保守
- 193二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 01:18:22
保守
- 194二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 07:03:56
保守
- 195二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:25:27
保守
- 196二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 17:59:16
保
- 197二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:19:15
キリが悪いので、次スレ立てます。
- 198二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:28:51
了解です
- 199二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:29:01
- 200二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:29:12
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