- 1二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:01:05
- 2二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:01:40
【もしかして】モルガン
- 3二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:02:10
より魔猪になるのか
- 4二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:06:35
「知らないのですか?男は黒に染まるのです」
とかドヤ顔で宣言して実際夢中になるぐだ男を見て脳を破壊されるAA…? - 5二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:24:03
- 6二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:26:18
残念、モルガンは剣じゃなくて槍なんだ
- 7二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 21:34:41
- 8二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:07:44
何気ないオルタが藤丸の厨二心を激らせた
何気ないオルタがアルトリア・アヴァロンの心を傷つけた - 9二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:12:40
アリだな
- 10二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:25:32
2人を両手で抱いて聖剣と魔剣ごっこしたい
- 11二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:29:50
バルムンクとグラムで、竜殺し二刀流だァ!
- 12二次元好きの匿名さん24/06/01(土) 22:36:24
- 13二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 01:30:08
- 14二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 09:04:51
AAオルタ「マスター…聖剣より魔剣の方が格好良いし素晴らしいですよね?」
AA「立香、聖剣は神聖な祝福を受けた勝利の剣です。世界を取り戻す戦いには魔剣より聖剣の方が相応しいと思いませんか?それに魔剣より王道で格好良いと思います。」
AAオルタ「魔剣は別に邪悪な剣というわけではありませんよ。概念的には魔力を宿している剣というだけです。そこに人々が執着して惹きつける魅力があるのですけどね。」
立香(左右から同時に話しかけてくる…) - 15二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 17:32:16
AA「真円集う約束の星(ラウンド・オブ・アヴァロン)」
AAオルタ「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」‼︎
AA「それは流石にズルくありませんか?」 - 16二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 17:53:46
オルタになってもぐだに甘いの好き
- 17二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 19:09:28
ぐだ「2人合体して聖魔剣になって出直してこい」
- 18二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 21:45:19
- 19二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 08:23:51
AAオルタ「立香…一緒にこの後お出掛けしませんか?」
AA「立香、この後一緒にディナーに行きましょう。」
AAオルタ「なぜ毎回話しかけるタイミングが被るのですか?」
AA「こっちの台詞です。」
AAオルタ「あなたとの戦闘は埒が明かなくて時間が勿体ないのですけど」
AA「じゃあ、譲っていただけますね。」
立香「あ、あの…3人で出掛けない?」
…………………………
AAオルタ「はぁ…分かりました。では、左手を出してください。手を繋いで行きましょう。」
AA「立香、右手を出してください。まさか魔剣の私とだけ手を繋いで行くわけではありませんよね?」
この後、突如現れたワイバーンの大群に勢いで3人手を繋いだまま戦闘に入り凄まじいコンビネーションで敵を蹂躙した。 - 20二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 08:44:11
イニシャルAAA被りでAAAが静かにキレてそう
- 21二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 16:14:31
AAオルタ「私が29体で聖剣の私が26体なので私の勝ちですね。」
AA「私は立香の守護に力を入れていただけです。」
AAオルタ「私だって、立香の安全を第一に戦闘しています。」
AA「立香。どちらの私がより戦いに貢献したと思います?」
立香「あはは…とりあえずジェットコースターみたいで楽しかったかな。」
- 22二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 22:22:39
頭猪vs頭猪…ファイッ!
- 23二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 07:34:40
- 24二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 08:09:04
冬木で連鎖召喚
新米マスターの藤丸君が召喚魔術を使ったら、まずはAAオルタが召喚されなんかすごいぞ!
ってなっていたら更に連鎖召喚でAAが来るんだ
だから、二人とも同時召喚なんだけれど、ちょっと早かったAAオルタがAAに対して、「リツカが最初に召喚したのは私の方だからな」とかことあるごとにマウント取ったりする
その後色々あって二人とも藤丸君の女になるんだけれど、2部ではどこかのタイミングで二人とも退去しちゃっていて再召喚もされない状態が続いている中で、妖精国ブリテンの最後に「来いキャスター!」されて先に来たのがAA
直ぐ後にAAオルタも来たのだけれど、一歩AAの方が先に到着していたので、「先に召喚されたのは私」「来いキャスターされて先に着いたのは私」でお互いマウントを取り合うんだ - 25二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 08:09:11
まぁ、剣だな
- 26二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 15:57:43
- 27二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 23:12:59
金の十字架にドラゴンがまとわりついてるあの!?
- 28二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 04:46:59
このレスは削除されています
- 29二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 05:45:03
AAオルタ「はい、あ〜〜〜ん♡」
立香「あ、あ────ん//」
AAオルタ「私の特製パフェの味はいかがですか?」
立香(ウッッッマ!!!)
AAオルタ「ふふ…その表情だけで妖精眼を使わずとも伝わりますね。立香…本日は楽しんでいただけましたか?」
立香「うん、とっても楽しかったよ。」
AAオルタ「それは良かったです。私もたくさん楽しめました。ではそろそろ落ちて来るのでパフェを食べ切って私の背中でじっとしていて下さい。」
立香(落ちて…くる?)
…キイィィィィィィィィィィィィン
立香(…何の音?)
…ドオォォォォォォォォォン
AA「ふぅ…ようやく見つけました。『ヒュドラ』と『エキドナ』と『スキュラ』が同時に襲いかかってきた時は流石に少しは焦りましたが大英雄の剣(マルミアドワーズ)をメイン武装にしていて良かったと思います。」
- 30二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 07:47:39
【閲覧注意】
立香(なんで、そこまで…?)
AA「……はぁ、はっきりと言っておきます。私は別に立香と他の方がどれだけ楽しく、仲良く、幸せそうに一緒に過ごしていたとしても全く気になりません。立香の大切な人は立香自身が決めることであり、何より私はいつも立香の幸せを第一に思っています。それに…私なんかより『お転婆なあの娘』の方が立香に似合っていると思っ…考えています。
ただ… ただ… 貴女だけは…いえ、『私』だけは、嫌なんです。」
AAオルタ「………」
AA「私自身が精一杯我慢しているのに他の私がその間に立香を独占しているのが堪えられないのです。他の私に笑顔を向けるのなら私自身に笑顔を向けて欲しいのです。
ごめんなさい……立香。 失望……したでしょう?
でも…これだけは……『私』にだけは譲れません。」
- 31二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 09:03:20
最初のため息は立香ではなく自身に対する失望
- 32二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 10:07:05
マルミアドワーズ「自分は…?」
- 33二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 16:00:48
- 34二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 01:38:44
AA「あなた…そこまでの覚悟が…」
AAオルタ「ええ…その覚悟はとうに出来ています。」
AA「………分かりました。ではその覚悟に応え決しましょう。いざ…」
立香「待って!!!!」
AA「……」 AAオルタ「……」
立香「何で戦うの?とか、戦う必要ある?とかは流石に言わない。ただ…ただ、俺が嫌だから戦わないでほしい。2人が傷つけ合うのもどちらかとお別れしなくちゃいけないのも絶対に俺は嫌だ。…我儘でごめん。」
AA「しかし…」
立香「俺、幸せだよ…聖剣のアルトリア・アヴァロンとも、魔剣のアルトリア・アヴァロンとも…君たちとの生活がとっても楽しくて幸せなんだよ。俺、カルデアでの生活が好きなんだ。出来るならお別れまでみんなと一緒に楽しく暮らしたい…」
……………………………
AA「………私の第一は立香の幸せです。あなたはどうですか?」
AAオルタ「言うまでもありませんね、ですが言いましょう。私たちの第一は立香の幸せですよ。私たちのエゴなどその次です。立香…ごめんなさい。少し自分勝手が過ぎましたね。これからもみんなで一緒に楽しく暮らしましょう…」
- 35二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 05:54:48
- 36二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 07:49:27
- 37二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 16:01:54
〜その夜のマイルーム〜
AA(起きていますか?)
AAオルタ(何でしょう?)
AA(私たちには妖精眼があるので言葉を交わさずとも互いに感情は伝わります。ですが今は言葉で伝えたいのです。私はあなたのことが全く嫌いではありませんよ。むしろ双子の姉妹が出来たようでとても嬉しかったりします。)
AAオルタ(…私もあなたのことを姉妹のように思っていました。ただ…いくら『原型』が同じでも別々の器を持ち、それぞれに自我が存在するならそれは別人なのでしょうね。自身であっても自己ではない。自己ではない者には譲れない一線があるのは当たり前です。)
AA(でも…あなたは私に譲ろうとしましたよね?)
AAオルタ(………)
AA(あの時、本当は自分が退去するつもりだったのでしょう?魔剣の呪いを逆流させて自分自身を破滅させて…)
AAオルタ(………私は……『妖精国で立香と冒険したあの村娘』では無いのです。私はあなたが『聖剣の騎士の概念』アルトリア・アヴァロンとして成った後に『聖剣の騎士の概念の反転』という仮定から導き出され定義づけられて誕生した存在です。あなたから妖精国での記憶を与えられてはいますがその実感がまるで無い…全ての異霊(オルタ)がモデルとなった存在の全盛期を起点として誕生するように、私の過去に『あの娘』はいないのです。立香にとって私は思い出深い存在によく似たぽっと出のナニカなのでしょう。あなた〈アルトリア・キャスター〉と私、どちらが残るべきか考えるまでもありませんよ。私の第一は立香の幸せなのですから…)
- 38二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 03:06:31
このレスは削除されています
- 39二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 03:10:46
AA(そうですねぇ…子供のギルガメッシュさんにでも頼んで若返りの霊薬を飲んでみます?)
AAオルタ(何の冗談です?例え私が霊薬を飲んだとしても私が〈アルトリア・キャスター〉になる訳でも〈妖精国を冒険したあの村娘〉になる訳でもありません。ただ単に〈若い姿のアルトリア・アヴァロン・オルタナティブ〉が新たに誕生するだけです。)
AA(ふふ…そうでしょうね。でも…あなた、自分で前に言いましたよね。立香はいかなる『私』でも平然と接してくれると。何故だか…分かりますよね?)
AAオルタ(………………)
AA(立香は私たちを平等に扱っている訳でも区別していない訳でもありません。全ての存在をただ一つの(オンリーワンな)存在として認めているだけです。これまでの思い出深い方々ともこれからの新しい思い出を作る方々とも…だから…)
「だから…」
AAオルタ(急に起き上がって…どうしたのです?)
アルトリア・キャスター「だから…私なんかにコンプレックス(劣等感)を抱くのは止めてください…私〈アルトリア・キャスター〉はあなたが想像しているほど大した存在じゃないんですから…」
AAオルタ(………)
アルトリア・キャスター「今の言葉は『アヴァロンの私』にも言ったんですよ。私は…『妖精国の私』と『聖剣の守護者の私』を別人だとは思っていないんです。同一人物というより『成長した私』だと思っています。だから『アヴァロンの私』の幸せが…『カルデアにいる私』の幸せが…『妖精国の私』の幸せなんですよ。『キャスター』と『アヴァロン』で別々の体で行動する時も『キャスターである私』は自分の幸福を追求するけど、それは『アヴァロンの私』が自分の幸せを諦める理由にはならないと思います…」
…………………………
AA(…………)
AAオルタ(さっきのは『誰』の言葉なのですか?)
AA(『誰』の言葉でも良いじゃありませんか。もう寝ましょう、夜も遅いですし…)
AA(おやすみなさい…『私』)
AAオルタ(ええ…また明日…『私』)
- 40二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 07:55:13
〜次の日の朝〜
AA「立香、その手に持っている物はどうしたのです?」
立香「ああ…これ。昨日、魔剣のAAから貰ったお守りなんだけど…」
AA「へぇ…どのような効能があるのでしょう?」
立香「なんか…魔剣そのものでもあって握って念じれば一瞬で魔剣のAAが来てくれるみたいだよ。」
AA「ちょっとそれ…調べさせてもらってもいいですか?」
立香「いいけど…壊さないでね。」
AA「………魔剣の私、『この魔剣』…あなたが召喚された時に所有していた物ではありませんよね。召喚された後であなたが新たに作り上げた魔剣でしょう?」
AAオルタ「………」
AA「つまり…あなたが退去しても『この魔剣』自体は残る。そして立香がこの魔剣を手にあなたのことを念じれば『魔剣に施された術式』と『立香とあなたの縁』によってあなたは再度、召喚される。この魔剣にはあなたの記憶がリアルタイムで記録されているようですしあなたが再度召喚された時にこの魔剣の記録を記憶に戻し再びあなたに引き継ぐように設定していれば……」
AAオルタ「…………………………(ニコッ)」
AA「そうでした。『私』って結構、したたかなんでした。」
- 41二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 16:03:04
AA「しかもこれ…GPSみたいに立香の位置を常に魔剣の私に知らせていますよ。」
立香「え…そうなの?まあでも、それぐらいなら別に問題ないかな。」
AA「……不公平です。立香、私の聖剣も貰ってください。」
立香(……いやデカっ!?)
AAオルタ「聖剣の私、それは『ただの普通の聖剣』です。スキルもスケールもコンパクトにしないと立香に迷惑が掛かるでしょう?」
AA「…それもそうですね。では後ほど聖剣を立香専用に調整して改めて贈り直します。魔剣特攻を付けとくので邪な魔剣が現れたら使ってください。」
AAオルタ「邪な魔剣って何です?」
- 42二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 02:36:37
AAオルタ「あら…?立香、聖剣の私はどちらに向かわれたのでしょう?」
立香「ああ…今日はノクナレアとショッピングに行く予定らしいよ。さっき久しぶりにアルキャスとしての彼女を見たけど…」
AAオルタ「聖剣の私はここではたまに『アルトリア・キャスター』として活動するのですか?」
立香「えっと…たまにっていうか君が召喚されるまではずっとアルトリア・キャスターとして活動していたよ。」
AAオルタ「え?……そうなんですか?」
立香「うん、何でか君が来てからはずっとAAとして活動をするようになって妖精騎士のみんなやノクナレアと接する時だけアルキャスになっていたみたいだけど…」
AAオルタ
( …「私なんかより『お転婆なあの娘』の方が立香に似合っていると思っ…考えています。」
「だから…私なんかにコンプレックス(劣等感)を抱くのは止めてください…」
「今の言葉は『アヴァロンの私』にも言ったんですよ。」
「私は…『妖精国の私』と『聖剣の守護者の私』を別人だとは思っていないんです。」
「他の私に笑顔を向けるのなら私自身に笑顔を向けて欲しいのです。」
ああ…そういうことですか。)
AAオルタ(『聖剣の守護者の私』より『妖精国の私』の方が幸せになってほしくて…『妖精国の私』の方が立香に似合ってると思ってしまって…カルデアでの活動を『キャスターの私』に譲っていましたけど、新たに召喚されてきた私が『妖精国の私』にコンプレックスを抱いているのが分かってあなたは私に配慮してくれたのですね。だけど…『アヴァロンの私』としてだけ見るのなら他の『アヴァロンの私』よりただ自分自身を選んでほしいと…そう思ってそんな自分の感情にあなたは自分で気付いて自分で失望してしまった。
あの時は数多の感情が入り混じって暴発しちゃったのでしょうね。) - 43二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 10:05:00
AAオルタ「…………私、『彼女』とも仲良くなってみたいです。」
…………………………………………………………
アルキャス「じゃあまたね、ノクナレア。今度は立香も一緒に誘おう。」
アルキャス(じゃあもうすぐカルデアだし…そろそろ代わろっか。)
AA(ごめんなさい……本来はあなたがカルデアでの生活を堪能するはずでしたのに…)
アルキャス(またそれ?前も言ったけど『私』は『あなた』で『あなた』は『私』、別人じゃなくて同一人物なんだから全然問題ないじゃん。それに私、人から劣等感とか抱かれるの嫌なんだよね。その人自身が嫌な訳じゃなくて私自身が劣等感を抱かれるほどすごい存在じゃないって罪悪感を覚えるのが嫌なんだけどね。それが別の『私』なら尚更……)
???「初めまして…」
アルキャス「え?」
AAオルタ「私、今日からカルデアのサーヴァントになる『アルトリア・キャスター・オルタナティブ』です。あなたが私のモデルであるアルトリア・キャスターさんですよね?私、ずっとあなたと会って言葉を交わしてみたかったんです。お時間を貰ってもいいでしょうか?」
アルキャス「………へぇ───!!私に異霊(オルタ)が存在するなんて全く知りませんでした!!私もあなたのことをもっと知りたいです。そうだ!せっかくですし明日、2人でピクニックに行きませんか?」
- 44二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 19:27:22
〜次の日〜
AAオルタ「アルトリア・キャスターさん。本日はよろしくお願いしますね。」
アルキャス「う〜ん、『アルトリア・キャスター』っていちいち言うの長いし面倒くさくないです?私のことは『アルキャス』と呼んでください。さん付けも要りませんから。」
AAオルタ「では私のことも『アルキャスオルタ』かもしくは『オルタ』でお願いします。」
アルキャス「分かりました。それじゃあ『オルタ』ピクニックに行きましょう。」
……………………………………………………
アルキャス「美味しい…この剣型のクッキー、とっても美味しいです!オルタの手作りですか?」
AAオルタ「ええ…とっても張り切って作らせていただきました。(張り切りすぎてもう少しで本物の魔剣になるところでしたが…)」
アルキャス「あ…急な雨ですね。どこかで雨宿り出来る場所はないでしょうか?」
AAオルタ「向こうにロッジが見えます。そこで雨宿りさせてもらうのはいかがでしょう?」
AAオルタ「ダメですね…中に誰もいないようですし鍵も掛かっています。」
アルキャス「待っていてください…今こそマーリン魔術の出番です。」
AAオルタ「マーリン魔術?」
アルキャス「ええ、マーリン魔術です。オルタは修めてないんですか?」
AAオルタ「えっと…マーリン魔術は修めていませんがマーリンオルタ魔術は修めています。」
アルキャス「マーリンオルタ魔術⁉︎」
AAオルタ「雨は止みましたがずぶ濡れになってしまいましたね。」
アルキャス「魔術で乾かすことも出来ますがせっかくですから海にでも行きません?」
AAオルタ「行きましょう。こうなったらとことんまで遊びつくしましょう。」
- 45二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 04:15:50
〜その日の夜〜
アルキャス「は───っ もう動けないね。」
AAオルタ「はい…流石に今日は疲れました。」
アルキャス「オルタ…幽霊船が嵐とマーマンの大群で沈没しそうになった時、『スキュラ』を召喚して船が沈まないよう押さえていてくれたよね。あの時は助かったよ。」
AAオルタ「それをいうならあなただって謎の無人島に漂着してそこが怪蛇の巣だった時に『天羽々斬』で7割ぐらいの怪蛇を倒してくれたではありませんか。私あの時、幽霊海賊団とマーマンの大群との戦闘、『スキュラ』の長時間召喚であまり魔力が残っていませんでしたからとても助かりました。」
アルキャス「ふふふ…」 AAオルタ「あはは…」
「「あははははははははははははははは」」
アルキャス「楽しかったね。」
AAオルタ「はい、とても。…よろしければ私、またあなたと遊びたいです。」
アルキャス「何を言っているのです?私達はもう友達じゃないですか。また、いつでも一緒に遊びましょう。」
AAオルタ「………ええ。」
アルキャス「そうです。今日は立香の部屋で3人で夜更かしをしましょう。」
AAオルタ「え?」
アルキャス「オルタのその姿を立香はまだ見ていない…じゃなくてオルタは昨日、召喚されたばかりですからマスターである立香と親交を深めましょう。」
- 46二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 10:39:20
アルキャス「立香♪突然なんですけどよろしければ今日は私達と夜更かしパーティしません?」
立香「いいけど…後ろにいる人って…?」
アルキャス「あ…、自己紹介がまだだったんですね。ではオルタ、立香に自己紹介を…」
AAオルタ「え…えと//その…『アルトリア・キャスター・オルタナティブ』…です。よ…よろしくね、立香///」
立香「よ…よろしく…」
アルキャス「はい…じゃあ厨房からお菓子も持ってきましたけど何をやります?」
立香「あ、このカーレースのビデオゲームとかどう?カルデアオリジナルでここに所属しているライダーを操作出来るらしいよ。」
アルキャス「それ…アキレウスさんが有利すぎるんじゃありませんか?」
立香「確かにかなり速いらしいけどその分操作性が信じられないくらい難しいらしいから…」
アルキャス「分かりました、それをやりましょう。オルタもいいですか?」
AAオルタ「うん、面白そうだね。」
アルキャス「そうだ、ただ競い合うのもなんですし最下位を取った人は罰ゲームをすることにしません?」
AAオルタ「は?」
立香「罰ゲームって何をやるの?」
アルキャス「例えば…1日中コスプレとか?」
AAオルタ「は?」
立香「俺は別にいいけど…アルキャスオルタは大丈夫?」
アルキャス「大丈夫ですよ、オルタ負けなきゃいいんですから。」
AAオルタ(聖剣のキャスターの私ぃ〜〜〜〜、絶対私の中身が変わっていないことに気づいているくせに!)「いいですよ。絶対負けませんから。」
………………………………………
アルキャス「なんで…私まで//」
AAオルタ(ああ…恥ずかしい// 特に立香に見られているのがすっごく恥ずかしい///)
立香(なんか…2人が足を引っ張り合っていたから普通に勝てた。)
- 47二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 19:48:08
立香「じゃあ…そろそろ眠いし寝ようと思うんだけど。」
AAオルタ「ああ…そうですね// では私達もそろそろお暇します。」
アルキャス「オルタ…罰ゲームになりませんから霊体化するのは禁止ですよ。」
AAオルタ「え………」
アルキャス「というわけで立香、今からこの格好で廊下に出るのはちょっと勇気が足りませんので一緒にベッドで寝たいのですがいいでしょうか///」
AAオルタ「あ…わ、私も…お願いしたいです//」
立香「俺は…いいけど。」
アルキャス「その…ありがとうございます//」
AAオルタ「あ、ありがとう…//」
………………………………………………………
アルキャス(いや、アヴァロンの私の時も思ったけど立香、ちっっか// 立香の顔がこんなにも近くにあったら私、緊張で眠れないよ///)
AAオルタ(あの時はいろいろ考え事があって意識してなかったけど今、すごく立香の温もりを感じる/// 立香の背中、たくましいなぁ…)
- 48二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 07:47:21
- 49二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 16:00:26
アルキャス「ん……あ、立香…おはよう。」
立香「おはよう。自分は今から朝食を食べに行くけどみんなで一緒に行く?」
アルキャス「あーそうですね……あ、」(まって、私…今日この格好のままカルデアで生活しなきゃいけないんだった。バーゲストやノクナレアに今の姿を絶対に見られたくない!!!ど…どうしよう‼︎あーもう何で私、自分でこんな罰ゲームを提案しちゃったんだろ//)
立香「…………やっぱりここに朝食を運ぶから3人で食べない?」
アルキャス「え……良いんですか?」
立香「うん、昨日のピクニックの話をもっと詳しく聞きたいしね。」
アルキャス「では、お願いしてもいいですか? オルタ、立香が朝食を持ってきてくれますからそろそろ起きましょう。」
………………………………………
立香「マーリンオルタ魔術⁉︎」
アルキャス「ええ…その時は私も詳しくは聞かなかったんですけどどういう魔術なのです?」
AAオルタ「ええええっと………………『スキュラ』を召喚したりする魔術です//」
AAオルタ「それで嵐の中、私達と幽霊海賊団とマーマン軍団の三つ巴になりまして…」
立香「よく2人だけで凌げたね…」
アルキャス「あの時のオルタは凄かったんだよ。船が沈没しないよう『スキュラ』を長時間現界させながら数十体ぐらいの敵を『災禍なる太陽が如き剣(レーヴァテイン)』で一気に薙ぎ払っていたんだから。」
立香(リアルで見てみたいかも、その光景。)
- 50二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 04:00:34
〜その日の深夜〜
立香(ふぅ、今日も頑張ったな。部屋に戻ったらシャワー浴びよう…)
AAオルタ「お疲れ様です立香。《2日ぶり》です…ね?」
立香「え?……あ──…うん。」
AAオルタ「どうやら私がいない間に新たなサーヴァントが召喚されたようですね?」
立香「えっと、君…とも関わりがあるサーヴァントだと思うのだけど…」
AAオルタ「まぁ…知らない仲ではありませんけど…
……ただ…その娘、これから先も度々立香のもとに赴くと思いますので偶には付き合っていただけると私も嬉しいです。」
立香「偶にはじゃなくて毎回付き合うよもちろん。」
AAオルタ「……………ありがとう…ございます。」
AA「……あの…話は変わりますけど私、ここ(カルデア)に召喚されたばかりの頃は不安だったんです。こんな私をみんなやあなたは受け入れてくれるのだろうかと…ただ、その不安は杞憂でした…ここは全ての存在を受け入れる訳ではないのですが全ての存在を認めてはくれています。私は『誰か(私)』の代わりではなく私自身としてここで活動することが出来ました。みんなが私という存在を認めてくれました。私は『私自身』を認めることが出来たのです。カルデアに来れて良かったと思います。」
…………………………………………
〜マイルームの外〜
AA(ええ…『あなた』は『私』ではありません。いえ…『私』なのかもしれませんが、だからといって『あなた』という存在がいらなくなることなんて決して無いのですよ。だって『あなた』は『あなた』でしかないのですから…)
…………………………………………
AAオルタ「私…ここでのことを忘れません。いつかカルデアから去る時が来たとしても『自身』を持ってそれから先の活動を頑張ります。だから…それまでは…」
立香「うん、それまではこれからもよろしく
『アルトリア・アヴァロン・オルタナティブ』」
…………………………………………
AA(これからもよろしくね、魔剣の『あなた』) - 51二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 15:28:12
保守
- 52二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 02:43:26
〜食堂にて〜
AAオルタ「あれ…立香は…今日はどこにおられるのでしょうか?一緒に食事をしたかったのですが。」
AA「ああ…立香なら先ほど微小特異点が突如現れたらしいのでその攻略に向かいましたよ。」
AAオルタ「そうですか…では無事を祈って待つとしましょう。一緒に食事をしませんか聖剣の私…………………………⁉︎」
ガタッ
AA「どうしたのです?突然立ち上がって?」
AAオルタ(立香が私を呼んでいる……。)
AA「それは本当ですか?」
AAオルタ「うん、すぐに助けに行かないと。」
AA「でもどうするのです?今回の特異点、何故かマシュさん以外のサーヴァントはレイシフトが不可能らしいですが…」
AAオルタ「強引に行きます。」
AA「はぁ…あなたという人は…でも全くもって賛成です。すぐに向かいましょう。」
…………………………………………
立香(はぁ…はぁ… まずい…追い詰められてしまった…もう走る体力が残っていない。さっきから追いかけてくる中身が空洞のこの鎧騎士、どっかで見たことある気がするけど鎧自体がゴーレムか使い魔なのかな?どうする…マシュと離れ離れになってしまったし…どうする…そういえばこのお守りを握って念じれば………魔剣のAA…)
…キイィィィィィィィィィィィィン
立香(この音は…!)
AAオルタ「わたしの立香に近づくなぁーーーーーーー!!!!」
…ドオォォォォォォォォォォォォン
AAオルタ「サーヴァント キャスター 『アルトリア・アヴァロン・オルタナティブ』
…あなたに応じ参上しました。」 - 53二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 08:11:45
AA「ふぅ…ようやく追いつきました。かなりの強硬手段を使ったのでがむしゃらに突き進まないでください。あ…立香、無事で本当に良かったです。」
立香「2人とも…来てくれたのは本当に嬉しいけどどうやってここ(特異点)にレイシフトしてきたの?」
AAオルタ「いえ…実は…レイシフトで来たのではないのです。ちょっとした裏口を使ったといいますか…」
AA・AAオルタ(まさかアヴァロン経由で…いえ、一旦アヴァロンに戻ってそこから直接ここに赴いたとか言えませんよね…)
AA「ところでマシュさんはどうしたのです?今回の特異点に同行したと聞いているのですが…」
立香「それが…この特異点来た直後、いきなり自分たちの地面に穴が空いてその穴に2人で落ちるところだったんだけど…マシュが俺を弾き飛ばしてくれてマシュだけがその穴に落ちていったんだ…俺が駆け寄った時にはその穴はもう閉じてて…それから数分後に中身が空洞の謎の鎧騎士に追いかけられて追い詰められたと思ったら魔剣のAAが助けてくれて今に至るかな。」
AA「私…気になったことを言って良いですか?この特異点、『異聞帯の妖精国』と地形が全く同じです。」
- 54二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 16:01:43
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- 55二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 01:33:08
ほ
- 56二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 02:05:48
立香「それ…自分も薄々思っていたんだけどやっぱりそうなんだ。そして…『妖精国』という言葉で思い出したんだけど、この頭が馬型の鎧騎士…妖精国の女王兵だ。」
AA「………………とりあえず遠くに見えるキャメロットらしき建物に行ってみましょう。」
…………………………………………
モルガン「ようやく訪れてくれましたか…我が夫。水鏡や迎えの者を寄越したのですがその全てを拒絶されましたからどうしたものかと思案していたところです。ところで…両隣の2人は今宵のパーティに呼んではいないのですが…」
AA「まぁ…あなたがそういう性分なのはもう分かりきっていることなので一々口にはしませんが報・連・相ぐらいは身につけた方が良いと思いますよ。」
AAオルタ「お初にお目にかかります、女王陛下。私、『魔剣の騎士の概念』アルトリア・アヴァロン・オルタナティブと申します。以後、お見知り置きを…」
モルガン「そうか…貴様が噂に聞いていた『そやつ』の異霊(オルタ)か…私からは何も言うことはない。抑止力というのは相変わらずだということだけだ。」
立香「えっと…それでモルガン、なんで特異点を作ったの?」
モルガン「まさか…覚えていないのですか我が夫?今日という記念すべき日を。」
立香「え?…………あ、もしかしてモルガンがカルデアに召喚された日?」
モルガン「そうです。だから記念パーティを開催することにしました。マシュも今頃、ハベトロットが新調したドレスに着替えている頃ですよ。そこのお前たち2人も招待こそはしていませんが今更追い返すというのも野暮というもの。特別にパーティの参加を許可しましょう。」
- 57二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 07:54:39
AA「立香…連れ去られましたね。」
AAオルタ「まぁ…立香自身も抵抗しなかったのでどうしようもないですが…」
AA「このパーティには妖精騎士の方々も参加するとモルガンは言っていましたよね?私は彼女達の見慣れた姿であるキャスターの私で参加するつもりですがあなたは?」
AAオルタ「では、私もあなたに合わせましょう。ちょっと彼女に代わりますね。」
AA(……あなたの場合は「代わる」ではなく「変わる」ではないでしょうか?)
…………………………………………
モルガン「本日は私と我が夫の立香がカルデアという場所で邂逅して1周年の記念日パーティです。召集に応じてくれた妖精騎士たちも本日ばかりは無礼講…好きに食べ、好きに飲むといいでしょう。……バーゲスト、給仕は結構です。あなたも自由にパーティを楽しみなさい。」
アルキャス(うわぁ…モルガンが立香に「あ〜〜〜ん♡」してる。あれ見せつけてる?あれ見せつけてるよね?)
AAオルタ(完全に見せつけていますね。立香もまんざらではなさそうでイラッとします。)
ブリトマート「こんにちわ!アルトリア・キャスターさん。こうして表立って会話をするのは初めてではないでしょうか?」
アルキャス「あ……確かにそうかも。こんにちわ、あなたが噂に聞いていたモルガン陛下の新しい妖精騎士さんだね。汎人類史の妖精の話とかいろいろ聞いてみたかったんだ。」
AAオルタ(すみませんが…どなたです?)
アルキャス(汎人類史の妖精騎士のブリトマートさん。物語とかで有名な方のブリトマートではなくてその娘で2代目であるブリトマートらしいけど… 今はカルデアでモルガン陛下の外征妖精騎士をやっているらしいよ。)
AAオルタ(へぇ…わざわざモルガン陛下の配下に就くとは、なかなかに物好きな妖精の方ですね。)
アルキャス(まぁ…物好きじゃない妖精の方が少ないけどね。)
- 58二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 16:00:59
バーヴァン・シー「…はぁ?なんでオマエまでパーティに参加しているわけ?お母…モルガン陛下がオマエなんかを招待するわけがないし……ってえ?誰⁉︎」
AAオルタ「初めまして、バーヴァン・シーさん。私は『アルトリア・キャスター・オルタナティブ』。こちらの『アルトリア・キャスター』の異霊(オルタ)です。これからよろしくお願いしますね。」
バーヴァン・シー「あ……うん、え…えっとじゃあ…」
バーヴァン・シー(焦ったああああ‼︎一瞬、お母様が若くなられた姿かと思った。いやいや…お母様とあの田舎妖精を見間違えるとかバーヴァン・シー 一生の恥だろ!!!……いやでも出来れば仲良くなりたい…あの容姿を色んな衣装や靴で着飾ってたくさん写真を撮りたい‼︎)
AAオルタ「あら…どうしたのでしょうか?」
アルキャス「そういえばオルタ…色合い的にもモルガンに似てるね。」
- 59二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 02:25:03
〜その日の深夜〜
AAオルタ「お帰りなさい立香。メリュジーヌさんとの星空デートはどうでした?」
立香「いやぁ…まるで無重力空間でのジェットコースターみたいでさ…慣性の法則も無効化されて加速・減速も思いのままだから本当に軌道予測が不可能でどっちが空でどっちが地面かも分からなくなるんだよね。『星々が綺麗だね、マスター』って語りかけてくれたけど景色の展開も速すぎて常に視界の中心で満面の笑顔をしているメリュジーヌしか記憶にないかな…」
AAオルタ「私もこのバルコニーから立香たちを見ていましたけど特異点の端から端までを縦横無尽の高速機動で数秒で行き来してましたよ。よく30分も彼女に付き合いましたね。」
立香「まぁ…怪我だけはしないようにメリュジーヌも気にかけてくれたからね。」
AAオルタ「私…メリュジーヌさんのことを記憶の中で知ってはいましたが直に彼女を見ると本当に凄まじい性能をしていますね。たぶん私が挑んでも手も足も出ないと思いますよ。」
立香「そんなにメリュジーヌって強いんだ…」
AAオルタ「ええ…聖剣の私と違って私は対粛正防御を使えませんから耐久も出来ません。攻撃力も機動力も彼女の方が圧倒的に上ですしこればかりはどうしようも…流石は星にしか殺されなかった最強の竜、その左腕ですね。」
- 60二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 08:10:44
立香「ところで…話は変わるけど…」
AAオルタ「何です?」
立香「この特異点で君に助けてもらった時に『わたしの立香』って言ってたよね。」
AAオルタ「………………………………へぇ⁉︎ い、今そのことを蒸し返しますか⁉︎あ、あの時はその勢いでつい…// も…申し訳ありません、立香は私の物ではないというのに…」
立香「いや、俺は君の物だよ?」
AAオルタ「え?……………えっ⁉︎⁉︎」
立香「だって…今まで君は何度も俺のことを助けてくれたでしょ。俺にとって『魔剣のAA』は命の恩人なんだよ。だから…君の願いや頼み事は出来る限り頑張って叶えたいと思っているのだけど…」
AAオルタ「そ…それってなんでも…?ど…どんな願い事も…?」
立香「うん…君の願い事ならどんな事でも頑張って叶えるから。」
AAオルタ「じゃ…じゃあ、この特異点を立香と2人で見て回りたいです。」
立香「えっと…その願いは俺だけじゃなくてモルガンにも聞かなきゃ…」
モルガン「構いませんよ、我が夫。」
立香「モルガン…」
モルガン「正直に言って我が夫が他の者とデートをするというのはとてつもなく業腹なのですが誠実な所も我が夫の長所だと思いますので特別に許可します。それに……」
立香「それに…?」
モルガン「…いえ、何でも…とにかくもう夜も遅いです。明日の夜まではこの特異点を維持してあげますから見て回るなら明日にしなさい。それと…我が夫、後で私の寝室に来るように…」
モルガン(それに『あなた』にもその目で直接、私の妖精国の美しさを見てもらいたいですから…例え形取っただけの偽りの妖精国だとしても…)
AA(今回ばかりは流石に譲りますか。魔剣の私…妖精国を楽しんでくださいね、私はひとまず先にお暇しますから。)
- 61二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 16:01:43
〜次の日の朝〜
立香「じゃあ、どこから見て回る?」
AAオルタ「名無しの森からお願いします。立香と『あの娘』の軌跡をこの目で直接見たいんです。」
立香「じゃあそうしようか。確かこっちだったよね。」
…………………………………………
AAオルタ「ここが…ムリアンという妖精が治めたというグロスターですか…」
(『彼女』の記憶で一番楽しかった場所…)
…………………………………………
AAオルタ「王の氏族・ノクナレアが統治するエディンバラ。ここで『予言の子』と『王の氏族』の同盟を左右するマヴマッチが開かれたらしいですが…何でチョコ作りを対決にしたのです?」
立香「さぁ…?王の氏族の先代女王マヴの遺言らしいけど…」
…………………………………………
AAオルタ「この大穴の奥に祭神ケルヌンノスの死骸があったのですね。ケルヌンノスの呪詛、記憶では知っていますが実際にはどんな感じだったのでしょうか?」
モルガン(体験してみたいですか?)
立香(え?モルガンからの念話?)
モルガン(侵入者撃退装置 守護祭神マモルンノス 起動)
AAオルタ「え?」
モルガン(安心してください我が夫。あなたは侵入者ではなく主賓ですから。)
AAオルタ「モ、モルガ─────ン!!!!」
- 62二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 16:29:55
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- 63二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 03:50:32
AAオルタ「はぁ…はぁ…はぁ…」
立香「大迫力だったよ魔剣のAA…無数の魔剣でマモルンノスを串刺しにして最後は『太陽を超えて耀け、炎の剣(ロプトル・レーギャルン)』で真っ二つにしちゃったからね。」
AAオルタ「ええ…立香も戦闘支援ありがとうございます。呪いだけなら私も負けませんから…ただ『太陽を超えて耀け、炎の剣(ロプトル・レーギャルン)』は膨大な魔力を必要・消費しますので使用中は他の魔剣に一切魔力を回せなくなりますし、使用後も魔力切れを起こしてしまうのですけどね…『妖精国の彼女』はこれ以上の厄災に立ち向ったのでしょうか…?」
立香「そういえば…魔剣のAAって『妖精国のアルキャス』をまるで他人事みたいに言うんだね?」
AAオルタ「………立香には言っていませんでしたね。私は確かに妖精国のアルトリア・キャスターの記憶を持って現界しています。ただし…それらの記憶に私は一切の実感を持たないのです。例えるなら『妖精国の彼女』の始まりから終わりをまでをスクリーンで見ただけという感じでスクリーンの中で起きる出来事にも、スクリーンの中の彼女が私自身だということにも実感が…ありません。」
立香「もしかして…今日この特異点を見て回ったのは自分の記憶に実感が欲しかったから?」
AAオルタ「いいえ…違います。あなたとの思い出が欲しかったからです。」
立香「…………」
AAオルタ「今日の出来事は私が実感を持った記憶として私に刻まれます。この記憶は…『私』が『私』として生きるために大切なもの…他の誰にも持ちえない『私』だけの思い出なのです…」
立香「……君だけじゃないよ。……俺と君、2人の思い出でしょ?」
AAオルタ「……ふふ、そうでした。私とあなた、2人だけの思い出ですね…」
立香「…そろそろ、帰ろっか…」
AAオルタ「ええ…帰りましょう、カルデアに……ただ、魔力切れで動けないのでおぶっていただけますか?」
- 64二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 15:48:21
保守
- 65二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 02:50:23
〜次の日〜
アルキャス「私に異霊(オルタ)がいたことに驚いたノクナレアの顔、面白かったね。」
AAオルタ「まぁ…正しくは『あなた(アルトリア・キャスター)』の異霊(オルタ)ではないのですけどね。」(この姿も変装みたいなものですし。)
???「初めまして。」
AAオルタ「はい?」
トネリコ「私は…あなた方と同じカルデアのサーヴァント、キャスターのトネリコといいます。」
AAオルタ「……もしかしてですが……あなたは汎人類史出身のサーヴァントではなく異聞帯の妖精国で言い伝えられた救世主のトネリコさんですか?」
アルキャス「………………」
トネリコ「まぁ…そのトネリコです。自分から救世主を名乗るつもりはありませんけどね…それより噂で聞いたのですけどあなたは昨日、ある特異点をマスターと共に修正したらしいですね。」
AAオルタ「ええっと…それは私といいますか…私じゃない私といいますか…(そもそも修正したというか元々モルガンが1日〜2日で特異点を終わらせるつもりだったというか…)
トネリコ「私、あなたの扱う魔術に興味があるのです。よろしければこれから私とマジマッチをしませんか?」
- 66二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 08:09:33
AAオルタ「…マジマッチ?」
トネリコ「マジマッチとは、どちらの魔術がより破壊力があるかを競う競技なのです。なのですが…噂によるとあなたは凄まじい破壊力を持った魔剣を保有しているらしいので本来のルールでは恐らく勝負にはならないでしょう。ですので…自分で言っておいて何ですが変則的マジマッチということでシュミレーターでの魔術戦闘をお願いできますか?」
AAオルタ(………どうしましょう。確かに救世主トネリコの魔術の腕は気になりますが…)
AAオルタ「分かりました…そのマジマッチを受けましょう。」
トネリコ「ありがとうございます。」
アルキャス「ちょっと良いですか?その試合…私も参加しても…?
『2vs1』ではなく『1vs1vs1』で……」
トネリコ「はい、もちろん結構です。楽園の妖精の先輩としてお2人には負けませんから…」
- 67二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 19:10:33
>>66 〜シュミレーター内〜
トネリコ「では、いきますよ。」
AAオルタ「ええ…いつでもどうぞ。」
アルキャス「この3人の中で誰の魔術が一番かを決するとしましょう。」
トネリコ「…………………………」 ダンッ
AAオルタ(槍を持っての私への突撃…………)
トネリコ「グリム直伝!!!」 ブンッ
AAオルタ(な……槍を投げ…回避を………
ドゴォ…………ドォォォォン
AAオルタ(⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎)
アルキャス(うわぁ…オルタが槍を回避した所を水鏡で背中に転移して思いっきり蹴り飛ばしましたよ。)
AAオルタ(まずい…立て直しを、
ジャキキキキ…
AAオルタ(いつから私の上にロンゴミニアドが…)
アルキャス(すごい…最初からあった。設置してあった真下ににオルタを蹴り飛ばしただけだ…)
AAオルタ(前方に回避を…)
ダンッ トネリコ(前に回避した所を大剣で切り裂いてトドメを…
カッ カッ カッ
トネリコ(…これはアルトリア・キャスターの魔術薬莢…いつの間に地面に…)
アルキャス「そこ…動かない!」
ドガァァァァァァァン ドガァァァァァァァン ドガァァァァァァァン
アルキャス(………消えた⁉︎)
AAオルタ「アルキャス!上です!」(水鏡が厄介すぎる…)
トネリコ「……踏み砕く!」
ガキィィィィィィィィィィィン
トネリコ(マルミアドワーズで防いだ!?)
AA「すみません、流石に慢心が過ぎたようです。今からは『アルトリア・アヴァロン』として戦いますね。」
AAオルタ「私も同感です。『アルトリア・キャスター・オルタナティブ』ではなく『アルトリア・アヴァロン・オルタナティブ』として貴方に挑みます。」
- 68二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 06:12:00
ガキィン ジャキン バキィン シャキン
トネリコ「あなたは…『聖剣の騎士』そのものではなく、あくまでその概念ですよね。剣戟は得意なのですか?」
AA「確かに私は騎士ではなく剣技もそれほど修めてはいません。ただ…私にばかりに気を取られて大丈夫ですか?」
トネリコ「あなたばかりではないですよ。」
AAオルタ(トネリコの後方から『聖剣の私』と挟撃を…
フォン
AAオルタ(私の足元に水鏡…?)
シャキン シャキン シャキン シャキン
AAオルタ(な……危…)
AA(…トネリコの影に潜ませた『カルンウェナン』を水鏡で『魔剣の私』の足元に…
トネリコ「気を取られすぎじゃないです?」
ガキィィィン
AA(しまった剣を跳ね上げられた…体勢が…
トネリコ「これが… (ドォン) 勇者ライネックを…(ジャキィィン) 分からせたいちげki…
AAオルタ「『破滅の黎明(グラム)』!!!」ブォン
トネリコ「……!!!」
ガッッッキィィィィン ズザァァァァ…
トネリコ(そういえば『破滅の黎明〈グラム〉』は投擲にも使いましたね。)
「これ…2vs1ではありませんか?」
AA「………確かにそうですね。『glow up ミストルティン』
メキメキメキメキ
AAオルタ(‼︎…ヤドリギが絡みついて…)
AA「そういえばこれ三つ巴の試合でしたね。トネリコさんが予想以上の強さでつい…」
- 69二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 16:00:49
AA「この剣は太陽の写し身…」
AAオルタ「ヤドリギ(植物)で足止めして『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』で焼き払うとか性格悪くないですか?」
トネリコ(攻撃範囲が広そう…回避に専念を…)
AA「もう一振りの星の聖剣…あらゆる不浄を清める焔の陽炎!」
AAオルタ「…………………………………………………………………………………アンサラー」
AA「『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』」
AAオルタ「『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』」
ガッッギィィィィィン
AAオルタ「ふぅ…ギリギリ…口と腕が動かせて良かったです…」
AA(はぁ…はぁ…『聖剣作成』で剣と同時に鞘も模造品ですが作っといて良かった…)
トネリコ「───夢想の国、無冠の騎士。白亜の城が語りしは叶う事なき夢の名残。燃え上がる結末を鳥は忘れず………。
『聖剣遙か夢の名残(メモリー・オブ・ロンディニウム)』」
- 70二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 03:18:00
AAオルタ(空全体に『水鏡』が展開されて…無数の剣が『雨』のように…)
AA 「最果ての島、罪の都、最後の竜は我が胸に。如何なる滅びにも我らは屈せず。集え、円卓の守護者たち!
『新円集う約束の星(ラウンド・オブ・アヴァロン)』」
AAオルタ(まずい…ヤドリギがまだ絡まっている…何か…何か………あ、)
…ドドドドドドドドドドドドドド……
トネリコ(『聖剣』の方は対粛正防御で防でいるでしょうが、『魔剣』の方は…)
AAオルタ「はぁ…はぁ…覆い被さってくれて助かりました…『ネメアの獅子』。」
トネリコ(『人理を否定する獣』……なるほど…)
「便利ですね…『怪物の黄金剣(クリューサーオール)』」
AAオルタ「ええ…便利でしょう?」 バキバキバキバキ
AA(ヤドリギも獅子が噛みちぎって…)
AAオルタ「ありがとう…(撫で撫で)…では行きますよ?『キマイラ』!『ケルベロス』!『オルトロス』!」
AA「な……」トネリコ(…………)
トネリコ「獣は檻に…」
AA(私のメイン武装…『マルミアドワーズ〈大英雄の剣〉』で…)
ガァァァ…シャキン
AA(………‼︎………掠った……。そういえば魔獣から斬撃に戻すことも出来るのでしたね。)
ズズズズズ…
AAオルタ「『スキュラ』の餌になりなさい。」
- 71二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 08:13:38
トネリコ(地面から『スキュラ』の足が…まずい…私の足に絡まった。こうなれば…『スキュラ』本体に刻印を直接、刻んで…
AAオルタ「『スキュラ』…トネリコを遠くの中空に投げてください。」 ブゥゥン
トネリコ(やば…『スキュラ』の光線がくる…!)「アコーロン・クラスター!」
AAオルタ(まだ…魔力球が『スキュラ』に当たる前に光線を放てるはず!)
フォン…ドッッパァァァァン
AAオルタ(『水鏡』で魔力球の距離を潰した…⁉︎)
AA(『魔剣の私』の魔力はもう残っていないはず。)
「ロック・…
ズドドドッ
AAオルタ「っがはぁ…」
AA ───カタフラクティシフト!」
AAオルタ「………………魔剣『バルムンク』。」
AA(‼︎………目の前の対象の絶対的斬殺の呪い………くっ…)
AA「聖剣『バルムンク』!」
…ギャギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ
AA「ハァァァァァァァァァァァァ‼︎‼︎」
AAオルタ「ハァァァァァァァァァァァァ‼︎‼︎」
ギャッッギ─────────────ン
AAオルタ(原形の聖剣で無理矢理、呪いを相殺した!?)
…ジャキン…
AAオルタ(いつのまに後方にトネリコが…いえ『水鏡』の転移でしょうね。挟撃のつもりですか…)
AAオルタ「ハァ…ハァ…ハァ… もう………
AA(…………………もう?)
トネリコ(…………………………?)
AAオルタ ───いいかな。……スゥ…
『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』」
- 72二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 15:59:29
〜その日の深夜〜
AAオルタ ──────ってことがありました。」
AA「酷いと思いません、立香?結局、その後全員が戦闘不能になったので引き分けってことになったのですよ。」
トネリコ「私は良い判断だと思いますよ。敗北が確定しているなら敵ごと巻き込んで自爆すれば引き分けですからね…」
AAオルタ「そして試合後、3人とも魔力切れになってしまったので立香のマイルームにお邪魔したということなのですが…」
トネリコ「だから……魔力の補給…お願いできるかな?」
立香(いや………近っ!?)
AA「ちょっと…トネリコ。何をするつもりです…?」
トネリコ「え〜〜?普通の補給ですよ?聖剣のAAは何を想像したのです?」
AAオルタ「特別なことはしなくて結構ですよ…立香。近くにいるだけで自然と魔力は回復しますから。」
立香「でも俺…もう眠いんだけど…」
AA「じゃあみんなで一緒に寝ます?」
立香「流石にベットで4人は狭くない?」(あとそれ以外でも色々まずい…)
トネリコ「じゃあこうしましょう。立香、ちょっと良いです?」
立香(………………???) ボンッ
AA「は?」
AAオルタ「え?」
トネリコ「立香を宝石にしてそれを私が身に着けて寝ます。これでスペースの問題は解決ですよね?」
AA「え、ちょっ…何をしてっ…って立香を身に着けるならあなたに任せられませんよ。私が身に着けます。」
AAオルタ「いや…ここは今日の試合を敗北から引き分けに持ち込んだ努力賞で私が身に着けるべきなのでは?」
AA「あなたは今日の試合を台無しにしたのでしょう?」
この後、結構長くマイルームからドタバタ音が響いた。