【🎲/閲覧注意】日常でおそらくホラーとこんにちは

  • 1124/06/02(日) 14:52:42

    スレタイ通り一味がおそらくホラーとこんにちはするスレ
    展開はダイス次第その結果が話を決めるのでスレ画も全く関係なくなるかもしれない
    時間軸はジンベエ加入後~エッグヘッド前くらいのはずもしくは謎時空
    ゆっくりまったり進行

    前回なんとかルフィを取り戻した一味のその後
    回線安定しないのにスレ立てする見切り発車ですご容赦を
    ※画像ミスったので立て直し

  • 2124/06/02(日) 14:54:25
  • 3124/06/02(日) 14:55:51
  • 4124/06/02(日) 15:01:24

    ※多少の一味の日常に捏造が入る予定
     スレ主は原作と映画数本とアニワン半分程度しか見てないのでそれ以外の媒体の情報はスレ内に入らない

  • 5二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 15:02:39

    新作だやったーーー!!!!
    前回すっごく面白かったから今回も楽しみ!

  • 6124/06/02(日) 15:03:04

    全体

    dice1d10=1 (1)


    1人

    dice1d5=4 (4)

  • 7124/06/02(日) 15:05:01

    なんてこった全体回数が1だから4人が1回ずつ当たったら確定になっちまった


    1人目

    1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ

    dice1d10=3 (3)

  • 8二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 16:08:18

    待機

  • 9124/06/02(日) 16:57:07

    1.ナミ

    青空に浮かぶ雲から溢れるように現れた白い鳥に、ナミは手を挙げて降りてくるよう合図する。鮮やかな滑空をみせた白い鳥はばさりと新聞を落とし、同時にナミはピンッとベリーを指で弾いた。
    「おつかれさま!」
    器用に嘴でキャッチした鳥はまた空を滑るように去っていく。
    「さて、今日は何か…」
    そうして一面を見て、反射的に言葉が詰まった。
    『ーー〇〇中将 銃殺』
    掲載されていたのはナミも知っている海軍中将の殉職記事。こんな世の中だから珍しいことではないが、いい気分ではない。ああやだやだ、とばさりと一枚捲って…。
    「えっ」
    2面にはずらりと名前が書かれていた。
    ーー〇〇 絞殺
    ーー△△ 転落死
    ーー◇◇ 溺死
    「やだ…なによこれ!」
    3面、4面まで全てが死亡者の名前と死因の羅列。本能的に気持ち悪い!と震えたナミは、愛用の天候棒を一振り。
    「ゼウス!!」
    「なんだぁ、ナミ?」
    ポンッと出てきた綿菓子のような雲に命じた。
    「燃やして!!」
    「任せろー!」
    バリバリバリッという電気音と共に、サニー号の甲板に雷が落ちた。
    プスプスと煙をあげる燃えカスを前にナミが項垂れていると、ロビンが甲板に出てくる。
    「どうしたの?雷が落ちたみたいだけど」
    「ちょっとね…今日の新聞が…」
    「新聞?」
    「そう、聞いてよ!あり得ないんだけど、紙面が全部ーー…」
    死亡記事で、明らかに変で…と続けようとしたナミの目に、ロビンが手に持つ物が見えた。グレーの紙の束。それは。
    「新聞なら、さっきいつものカモメさんが来たから買っておいたわよ」
    はい、と手渡されておそるおそる広げると、そこにはごく見慣れた世間を騒がせる記事が。

  • 10124/06/02(日) 16:57:44

    「じゃあ…さっきの鳥は…新聞は…」
    「ナミ、大丈夫?」
    「ナミ〜?」
    明らかに様子のおかしいナミに、ロビンとゼウスが寄り添う。すると突然ナミは「ああっ!!」と声を上げた。
    「やられたっ…!あの鳥、インチキ新聞寄越してあたしからお金騙し取ったわね!!?許さない!返しなさいよー!!」

    何もない空に怒りの声をあげるナミに、ロビンとゼウスは狼狽えながら顔を見合わせた。
    同時にロビンはふと眉を顰める。微かに鼻についた嫌な匂い。それは肉と脂肪が焼ける時の匂いに似ていた。

  • 11二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 17:10:14

    新作だー!!今回も初手からめちゃくちゃ不気味だな

  • 12124/06/02(日) 17:11:26

    2人目

    1.ルフィ 2.ゾロ 3.ウソップ 4.サンジ 5.チョッパー 6.ロビン 7.フランキー 8.ブルック 9.ジンベエ

    dice1d9=8 (8)

  • 13二次元好きの匿名さん24/06/02(日) 18:38:09

    日常ホラー!
    日常ホラーの人じゃないか!
    新作だ!やったー!

  • 14二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 05:27:22

    お前のこと待ってたんだよ!

  • 15124/06/03(月) 08:17:29

    2.ブルック

    船の中でも一等広い甲板で、ブルックは夜明け前の一曲を奏でていた。ルフィのお気に入りが船首なら甲板はブルックのお気に入り。ここからは広い海が一望でき、振り返らなくても仲間の声が聞こえるから。もっとも、今は仲間の半数がまだ眠っている。起きているのはキッチンで朝食を作っているサンジと、さっき起きてきたロビンと、見張り台の上のジンベエだけ。
    .•*¨*•.¸¸♩.•♬*¨*•.¸¸♪♬
    「(そろそろナミさんが起きていらっしゃいますかね)」
    その頃には朝食ができるだろう。曲もそろそろ終盤。水平線が明るくなってきて、ちょうど朝日が顔を出すタイミングと曲の終わりが重なりそうだ。朝日というものは、何度見ても美しい。
    そうして気持ちよく最後の音がーーー。
    •*¨*•♪.♩.¸¸.•⌒*¨*•.¸¸♪…
    パチパチ…
    「おや?」
    太陽が波音と共に鮮烈な輝きを伴って朝を告げる。その波音に混じった小さな音を、ブルックは聞き留めた。
    「(なんでしょう?今の音…)」
    キョロキョロと辺りを見渡すが近くに仲間はいない。鳥などもいない。海面を覗き込んでも飛沫があがっているだけ。
    「はて…」
    何かが…泡が弾けるような小ささで、焚き火が燃えている時のような、そんな自然が奏でる音だったのだが。
    「いやですねェ、耳が遠くなっちゃって」
    私、耳ないんですけど!
    いつものスカルジョークで陽気に笑いながら、言葉ほど気せずブルックはダイニングに向かった。さっきから、とても美味しそうな匂いが漂ってきているのだ。特にこの甘いバターの香りときたら!朝食はきっとクロワッサンだ。
    「楽しみですねェ、サンジさんの作る焼きたてクロワッサン!」
    軽快な足取りで甲板を後にするブルックのアフロの少し上で、雫ほどの小さな泡が弾けた。

    パチン

  • 16124/06/03(月) 08:27:23

    歓迎されてる!ありがたいね今回もよろしく


    3人目

    1.ルフィ 2.ゾロ 3.ウソップ 4.サンジ 5.チョッパー 6.ロビン 7.フランキー 8.ジンベエ

    dice1d8=3 (3)

  • 17二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 18:17:11

    このレスは削除されています

  • 18124/06/03(月) 18:18:21

    3.ウソップ

    朝食を終えて、ウソップは見張り台に登った。船の中でも高い位置にある見張り台は見晴らしもよく、今日は陽光と潮風が気持ちいい。しばらく堪能したウソップはぐるりと船周りを見渡し、片手用望遠鏡を取り出した。
    「さーて、何か見えるかなっ、と…」
    何せ新世界。5分どころか1分で天候が様変わりする海だ。天候だけじゃない、海獣だって何が出るかわかったもんじゃない。何より今や我らの船長は4皇に名を連ねた。どこから敵が襲ってくるかもしれないのだ。
    「ま、どんなに上手く隠れてもこのおれ様にかかれば一発だがな♪」
    フフン、と得意げに言ったウソップだが、直後にあれ?と目を瞬く。
    暗い。覗き込んだ望遠鏡の先が。まさかこの一瞬で海が荒れたのかと顔を上げればそんなことはなく。肉眼に見えるのは空と海の青。
    「???」
    改めて望遠鏡を覗き込む。やはり暗い。暗いというか真っ黒だ。
    顔をあげる。青い。
    望遠鏡を覗き込む。黒い。
    んんん?とウソップは望遠鏡の先のレンズを確認したが、カバーを外し忘れているわけでもない。拭いてみてもインクがついているわけでもない。
    なんだ?と真っ黒な世界を覗き込みながらウソップが首を傾げていると。
    ーーミャーオ
    ドスッ
    「ボファッ」
    腹に一撃。
    「なんだよ!」
    声を上げて望遠鏡を離すと、猫のような鳴き声。でも猫じゃなくて。
    ーーミャーオ
    「おまえか!!」
    ちょこんと見張り台のヘリに、ウミネコが乗っていた。
    「さてはさっきからイタズラしてたのはお前だな!?」
    ウソップの言葉を理解しているかのように、ウミネコは笑うように鳴く。このヤロ!とウソップが飛びかかるも、ひらりと躱してそのまま飛んでいってしまった。
    「待てコラーーーッ!!」
    ーーミャーッ ミャーオ…
    青空に溶けるように遠ざかるウミネコにウソップが地団駄を踏む。おそらくウソップが望遠鏡を覗き込むと同時にあのウミネコが反対側から覗き込んでいたのだ。不思議に思ったウソップが顔をあげると身を低くてし隠れて、それを繰り返して…。

  • 19124/06/03(月) 18:19:41

    「くそ、遊ばれた!このキャプテンウソップともあろう者が…!」
    実際改めて望遠鏡を覗き込むと、普通に青い海が見えた。だからまあ、そういうことなのだろう。
    しばらくぶちぶちと文句を言っていたウソップだったが、ふと水平線に粒のような影を見つけて身を乗り出す。
    「…ん?あれは…」
    進行方向のやや西。思わずウソップはニヤリとして。
    「ーーー島だ!!」
    今の今までの不満顔なんて吹き飛んで、大声を上げた。

    「島が見えたぞーーーッ!!」

  • 20二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 20:15:31

    4人目

    1.ルフィ 2.ゾロ 3.サンジ 4.チョッパー 5.ロビン 6.フランキー 7.ジンベエ

    dice1d7=4 (4)

  • 21二次元好きの匿名さん24/06/03(月) 20:26:33

    何の気なしに検索したらウミネコの目ってほとんど黄色じゃない?これ…

  • 22二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 05:22:06

    ウミネコってとりの方なのか
    アラバスタ近海の海獣の方なのか

    どっちなんだ?

  • 23二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 12:05:08

    このレスは削除されています

  • 24124/06/04(火) 13:55:22

    4.チョッパー

    空に向かって手を振るロビンを見つけて、チョッパーは首を傾げた。
    「どうしたんだ、ロビン?」
    「あ、チョッパー」
    振り向いたロビンはやや困り顔。あれよ、と指さされた空には白い鳥。ニュースクーの配達員だ。
    「姿が見えたから呼んでいるのだけど、降りてきてくれないのよ」
    このままだと通り過ぎてしまうわ、との言葉の通り、既に配達員はサニー号の真上を通過していた。そこでチョッパーは人型になり、すうう、と大きく息を吸って。
    「おおーーーーい!!新聞くれーーーーー!!!」
    叫んだ。ロビンの何倍かの声量はどうやら届いたようで、配達員は引き返して降りてきた。その様子が少し妙だった。
    「はい、お金」
    新聞を一部ロビンに渡し、硬貨を受け取ると一声鳴いてパッと飛び立ってしまう。あれは、まるで。
    「急ぎの用でもあったのかしら?」
    「っていうか…なんだろ、何かから逃げてるみたいだったぞ」
    なんとなく2人で配達員が飛んできた方向を振り返る。船の進行方向には、いつもと変わらない青い海が広がるばかりだった。


    「島が見えたぞーーーッ!!」
    見張り台からウソップの声が聞こえたのはそれからしばらく後のこと。

  • 25124/06/04(火) 14:59:19

    島が見えた、その知らせに真っ先に甲板に飛び出してきたのはルフィだった。次いで船のあちこちから一身が顔を出す。

    「新しい島だァーーーーッ!!」

    「お、着いたか」

    「どんな島だろーなー!」

    「町か食材がありゃいいが…」

    「予定よりちっと早ェな」

    「新しい島…どんな島なのか、期待で胸が躍りますね…!私、胸ないんですけど!」

    「ん〜…この島かしら?予定よりちょっと西にずれちゃってたわね」

    「そうなの?」

    「それはワノ国でもらった海図じゃな?ずいぶん古そうじゃし、この世の海図が全て正確というわけでもあるまい」

    舵輪を握るジンベエの言葉に、ナミもそれはそうねとため息を吐いた。正確な海図を描くというのはとてつもなく大変なことなのだ。

    「ウソップーーー!何が見える!?」

    ナミの呼びかけにウソップは「ちょっと待て!」と望遠鏡を覗き込んだ。そうして数秒後。



    1.建物みてェなモンが見える!

    2.木しか見えねェ!

    3.砂浜だ!人がいる!

    4.砂浜だ!誰もいねェな…

    dice1d4=1 (1)

  • 26124/06/04(火) 18:14:20

    「建物みてェなモンが見える!」

    「ってことは人がいるな!」

    「町があるなら買い物もできるか」

    「あの規模の島だと観光は無理そうね」

    「それはまた次の機会にしましょ」フフ

    「コーラの補充をしたかったんだ、樽でありゃあいいが」

    こうして麦わらの一味は新たな島に上陸する。上陸場所は…。


    1.人気のある砂浜

    2.人気のない岩場

    dice1d2=2 (2)

  • 27124/06/04(火) 18:50:14

    「じゃああっちの、森のある岩場の方に回りましょうか」

    「ええー!あっちの砂浜にしようぜ!近いし!」

    「ダメよ!あのね、アンタ4皇になった自覚ないの?」

    「いいかルフィ、もし島の奴らがサニー号に気づいたら…まあこんな小さな島だ、海軍はいねェだろうが、騒ぎにはなる」

    「下手に店仕舞いされちゃ、おちおち買い物もできやしねェ」

    「そうなったら酒も肉も買えんのう」

    「よーし、岩場に向かえー!」

    「妥当だな」

    「ゾロ、あなた…」

    「先に船番とか決めておくか」

    「おれ残ってもいいぞ」

    「サンジ、弁当作ってくれ!」

    「へいへい、大人しく待ってな」

    こうして無事、小さな島に到着した麦わらの一味だったが…。



    船番

    1.ゾロ 2.ナミ 3.ウソップ 4.サンジ 5.チョッパー 6.ロビン 7.フランキー 8.ブルック 9.ジンベエ

    dice2d9=5 4 (9)

  • 28124/06/04(火) 19:21:12

    「じゃ、行ってくるな」

    「サンジお前いいのか?買い物は?」

    「仕込みとかすませておきたいことがあるんでな、誰か戻ったら交代してくれ」

    「チョッパーも?」

    「おれも陽のあるうちに薬草の手入れしたいから、今はいいぞ」

    「じゃあお土産買ってくるわね、チョッパー」

    「やった!」

    「ナミすゎん♡とロビンちゅわん♡にはスペシャルサンデー作っておくからね〜〜〜♡」

    「スペシャルサンデー!?✨」

    「サンジおれも!おれもそれ食うぞ!✨」

    「騒ぎを起こさなかったらな!」

    「おいゾロ、お前ェどこ行くんだ?」

    「どこって、酒買いに」

    「ちょーっと待てやマリモマン!」

    「まさかと思うがお一人で!?買い物に!?」

    「1人で行って悪ィのかよ!」

    「悪いわ!!おい誰かついてけその迷子マリモに!」

    「よーし、今こそこの新作・ウソップハーネスお披露目の時!」ガチャッ

    「ウソップてめェ!犬じゃねェんだぞおれは!」

    「犬の方がまだ楽だわ!!」

    「あっははははは!!ゾロなんだそれおもしれーな!」

    「スゥ〜パ〜キュートじゃねェか」アウッ

    「笑うな!!」

    「はいはい、騒がない!」

    「でも…これ、誰が持つの?」

    「えっ」


    ゾロと行動する人

    1.ルフィ 2.ナミ 3.ウソップ 4.ロビン 5.フランキー 6.ブルック 7.ジンベエ

    dice1d7=4 (4)

  • 29二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 23:39:05

    絵面がヤバい
    こんなんある意味ホラーやろ

  • 30二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 08:39:58

    いや待てハーネスなら腰とか背中に紐づけているはずだ
    それでもホラーだろといわれたらそれは、はい

  • 31124/06/05(水) 11:53:47

    ザワザワ…

    「いや〜、すごかったなァサンジ」アハハハ

    「羨ましいとかそこ代われとか…ブレねェよなあ」

    「でも、改めて…すごい光景ですよねェ」チラッ

    「うるせェ!ジロジロ見てんじゃねェよ!」

    「ま、ゾロにはこれくらいでいいかもね…あれ?」

    「どうしたんじゃ、ナミ?…む」

    「道が分かれてるわね」


    幾つに分かれているか

    1.2 2.3 3.4

    dice1d3=2 (2)

  • 32124/06/05(水) 13:19:02

    「3つか…じゃあ3手に別れるか」

    「ゾロとロビンはセットとして、他だな」

    「よーし決めるぞ、集まれー」 



    1.ルフィ 2.ナミ 3.ウソップ 4.フランキー 5.ブルック 6.ジンベエ

    dice3d6=1 6 6 (13)

  • 33124/06/05(水) 13:28:21

    「まずルフィとジンベエな」

    「安心感がすごい」

    「ああ、ジンベエなら安心だ」

    「どういう意味だお前ら!シッケーだぞ!」

    「うっさい!毎回毎回騒ぎ起こしてんのは誰よ!」

    「ジンベエ、くれぐれもよろしく頼む」

    「う、うむ」

    「で、次は…」


    1.ナミ 2.ウソップ 3.フランキー 4.ブルック

    dice1d4=4 (4)

  • 34124/06/05(水) 14:10:12

    「なかなか悪くねェチーム分けじゃねェか?」
    「何かあったら連絡しろよ〜!」
    「よーし、誰が一番に町に着くか競争な!」
    「負けるか!行くぞジンベエ!」
    「こらルフィ!早速暴走しない!」
    「うーん…ルフィ用にも作るか?ハーネス」
    「なぁに心配はいらん、また後での」
    「じゃ、私たちも行きましょう」グイ
    「引っ張るな!遊んでんだろお前!」


    現在の班分け
    1.ルフィ・ジンベエ
    2.ナミ・ウソップ・フランキー
    3.ゾロ・ロビン・ブルック
    4.待機組サンジ・チョッパー

  • 35124/06/05(水) 14:39:39

    dice1d100=70 (70)

  • 36124/06/05(水) 14:44:39

    起床

    dice1d70=55 (55)

  • 37124/06/05(水) 14:46:02

    70


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=4 (4)

  • 38124/06/05(水) 14:47:25

    1.サンジ

    2.チョッパー

    dice1d2=1 (1)

  • 39二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 18:44:19

    なにが起きるの!?

  • 40124/06/05(水) 18:56:23

    70

    「くそ、あのマリモ野郎なんて羨ましい…」
    「じゃあサンジ、おれ保健室にいるからな!」
    「ん?おう、後でおやつ食べに来いよ」
    「行くー!✨」
    目を輝かせたチョッパーがウキウキと船内に向かうのを見送って、サンジはさて一服、と煙草に火をつけた。
    「(しかし…どことなく妙だな、この島)」
    人が暮らす島にしては、気配が静かすぎる。
    それとも単に島のこちら側は手付かずで、反対側に町があるのだろうか。
    なんにせよ、この時間に仕込みとおやつの準備をしておかなければ。麗しのレディ達は当然として、ルフィだって弁当一つで満足するわけがない。
    ふーっ、と煙を吐いて、さてやるかと踵を返したところで、ふとサンジは足を止めた。
    何かの匂いが煙に混じって鼻腔を掠めた。それはあまりにも微かすぎて、サンジをしても何の匂いかわからない。
    「…?」
    気のせいか、と思うには、どうにも胸の奥がざわつく匂いだった。

  • 41二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 19:51:11

    麗しき美女がハーネスつけた筋骨隆々の厳つい男散歩させてんのは絵面が大事故で草
    誰が相手でもやばいことには変わりないんだが
    本気で羨んだらしいサンジも大概で笑う

  • 42二次元好きの匿名さん24/06/05(水) 21:14:08

    >>30

    普通に背中の想定だったわ


    そしてサンジに草

    いやまあわか……

    いややっぱわからんかったすまん

  • 43124/06/06(木) 01:45:56

    >>39

    ( ´﹃` )ジュルリ



    69

    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=4 (4)

  • 44124/06/06(木) 01:47:09

    1.サンジ

    2.チョッパー

    dice1d2=2 (2)

  • 45二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 05:33:31

    やっぱり減るのか

    よくみたらゾロ組は能力者二人いて少し不安になるな

  • 46二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 10:15:44

    このレスは削除されています

  • 47124/06/06(木) 13:00:07

    69

    「こっちは…うん、大丈夫だな!」
    保健室で床に敷いたシートの上に幾つかの薬草を広げ、チョッパーは調合前の薬草の手入れをしていた。
    この世界は広い。行く島行く島で新たな発見がある。2年間の修行でかなり勉強したつもりだったが、知れば知るほどまだまだだと思い知る。
    だがそれが楽しい。もっともっと、自分は学べるのだから。
    ピクッ
    「ん?」
    せっせと作業に勤しんでいたチョッパーの鋭敏な聴覚が、何かを聞き留めた。誰かの話し声…いや唸り声?のような。
    でも今この船にはサンジと自分しかいない。出て行ったばかりの仲間がこんなに早く帰ってくるとも思えない。
    ーーまさか、敵襲?
    ハッとしたチョッパーは一頻り慌てた後、気を取り直してドアノブに手をかけた。おれだって海賊なんだ、敵が侵入してきたって負けないぞ!と。
    「誰だッ!!」
    ガチャッと勢いよく扉を開けた、先には。
    ヒュウウ…
    「…あれ?」
    正面はおろか右を見ても左を見ても誰もいない。そしてはっきり聞こえたのは、隙間風。
    「もしかして…これか?」
    なるほど、隙間風なら言葉として形をなしていないから唸り声にも聞こえる。幽霊の正体見たり枯れ尾花、というやつだ。
    「なんだ…びっくりした」
    ホッと一息ついて、チョッパーは保健室の中に戻った。この作業が終わったらサンジのおやつだ。気合いが入っている。
    ぱたん。保健室の扉が閉まった。


    正面を見て、右を見て、左を見て。
    上は?

  • 48124/06/06(木) 13:01:07

    68


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    dice1d3=1 (1)

  • 49124/06/06(木) 18:38:37

    1.ルフィ

    2.ジンベエ

    dice1d2=2 (2)

  • 50二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 18:55:54

    >>43

    じゅるり!?

    じゅるりって何!?


    こわいー!

  • 51124/06/06(木) 19:00:24

    68

    島の規模の割になかなか豊かな森を、調査外れの鼻歌が通る。言わずもがなルフィの創作。猛獣などの脅威も感じず、ジンベエは先を行くルフィの鼻歌を聞きながらのんびり歩いていた。
    「しかし…予想より森が深いのう」
    船から見た時は半分森、それもそんなに深くないと思ったものだが。実際に歩いてみればなかなか荒れている。地面の隆起も大きく、倒れて苔むしている木々も少なくない。
    まるで大きな争いでもあったかのようだ。いや、もっと規模の大きい…。
    ふと、ジンベエはルフィの鼻歌が途切れたことに気づいた。鼻歌どころか歩みまで止まっている。
    「ルフィ、どうした 何ぞ気になるものでもあったか?」
    問えば、ルフィは「ん〜〜〜?」と唸る。
    「この島」
    「うん?」
    「ゾウと似た感じがする」
    ゾウ、とは。ミンク族の国がある巨大像のことか。確か百獣海賊団大看板の1人、ジャックの襲撃を受けた国。
    なるほど、言われてみればそれくらいの規模の荒れようだ。
    脅威を感じない、というのは些か早計な判断だったかもしれない。ジンベエは静かに肚に力を入れた。

  • 52124/06/06(木) 19:01:45

    67


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    dice1d3=2 (2)

  • 53124/06/06(木) 19:03:34

    1.ナミ

    2.ウソップ

    3.フランキー

    dice1d3=1 (1)

  • 54124/06/06(木) 19:43:23

    67

    「あれ?」
    フランキーとウソップは、ナミの声に話を止めた。見れば我らが航海士は左手首を見て眉を顰めている。
    「どうした、ナミ?」
    「ログポースがおかしいのか?」
    覗き込む2人にナミは「そうなのよ」と頷いた。
    「針の動きが…なんていうか、航海中の時みたいで」
    「…ん?つまり今、どれにもログが溜まってないってことか?」
    「そうなんだけど、全く反応してないわけでもないの」
    んん??と男2人は揃って首を傾げる。どういうこと?
    「反応自体はあるなら、ここが島であることは間違いないんだよな?」
    「うーん…まあ磁気が変動したり、消えちゃう島もあるから…」
    少し様子見ね、とナミはため息を吐いた。

  • 55124/06/06(木) 19:44:26

    66


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    dice1d3=3 (3)

  • 56124/06/06(木) 19:52:35

    画像小さかったな


    1.ゾロ

    2.ロビン

    3.ブルック

    dice1d3=3 (3)

  • 57二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 20:34:25

    このレスは削除されています

  • 58124/06/06(木) 20:35:50

    66

    ざわっ、と。風もないのに木々がざわめいた。ん?とゾロが顔をあげる。
    「今、揺れたか?」
    「地震というほどの揺れではなかったわね」
    「はて…何かいるのでしょうか」
    大きな獣こ何かだろうか。しかし気配も振動の続きもない。3人の警戒は数秒で解かれた。ある程度の猛獣が出てきたところで然程問題はないし。それどころか。
    「それにしても、この島は獣の1匹もいねェな」
    「そういえばそうね…島の人に狩り尽くされたのか、最初からいないのか…」
    「それにしても小動物くらいはいるものですけどねェ…おや」
    ブルックの視線…視線?の先。獣道とも言えない雑草に紛れるように落ちている鮮やかな色。
    「鳥はいるようですね」
    指の関節一本分程度の羽を摘むブルックの頭蓋が、カタ、と音を立てた。

  • 59124/06/06(木) 20:39:40

    65


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=1 (1)

  • 60二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 20:56:30

    55になったら二重の意味で何かが起きるのだろう 一体どうなるんだ

  • 61二次元好きの匿名さん24/06/06(木) 23:39:19

    この少しずつ恐怖が増していく感覚

    島自体があかんのか?

  • 62二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 00:37:25

    >>51

    ゾウと似た感じねぇ…荒れ具合が似てるのか雰囲気が似てるのか

    デカイ象の上に存在するゾウと似てるなら案外そこは島じゃなくてなにかの生き物の上だったりして

  • 63二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 04:05:42

    >>47

    最後でめっちゃゾクッとした

    これより怖くなっちゃうんだろ...?どうなっちゃうんだ

  • 64二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 15:51:28

    保守

  • 65二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 16:32:43

    このレスは削除されています

  • 66124/06/07(金) 16:37:58

    65

    ひゅうう、と下から噴き上げる風に前髪がふわりと浮く。
    地面の淵に立って、ルフィは「はー」と真っ暗な足元を見下ろした。
    「なんとも深い地割れじゃのう」
    隣でジンベエも興味深げに下を覗き込む。
    2人の目の前には底の見えない地面の割れ目。地割れ跡のようなものがあった。
    「なんか生臭ェ?な」
    「海まで到達しておるのかもしれん 落ちたら登るのは一苦労じゃな」
    苦労といいながら声の調子は軽い。普通は死ぬ。
    とはいえ2人は崖から転落した程度でどうにかなるタマではない。数メートル程度ひょいと越えて、さくさくと先に進む。
    そうしてまた少し歩いた先で、ふいにルフィが「あ」と零した。ジンベエも同時に気づく。木々の間から明らかに人工物の陰。
    「あれ、町じゃねーか!?」
    「そのようじゃな」
    せっかく町らしき物が見えたというのに、2人は怪訝そうな顔を見合わせた。 だって、おかしい。
    視界に入るほど町の近くまで来たのに、この時間で人の声や気配どころか、全くなんの気配もないなんて。

  • 67124/06/07(金) 16:38:37

    64


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=3 (3)

  • 68124/06/07(金) 17:41:30

    64

    「これは…」
    「ああ、なんという…」
    近づいた時点でわかっていたことだが、目の前にした町の惨状に3人は顔を強張らせた。
    町は…町だっただろうそこは、荒れきっていた。海賊の襲撃どころではない。建物はまだ建っている物の方が少なく、大半が崩れている。道は瓦礫で塞がれ歩くこともままならない。比べる物ではないが、ゾウよりひどい。
    「こりゃどっちかって言うと、ドレスローザだな」
    「そうね…最後はこんな風だったわね」
    「荒れたんですねェ〜…」
    1人先発出航組だったブルックは戦闘の激しさを想像してカタ、と顎を鳴らした。
    「こんなになると災害ね」
    「実際そうなんじゃねェか?さっきの揺れも、気のせいじゃなかったんだろ」
    「地割れの後のようなものもありましたね、相当大きな地震があったんでしょうか」
    「となると、島の人たちは…」
    ロビンの言葉にしばし沈黙。ここまで誰にも会わず、気配も感じない。これは。
    しはらく見聞色で辺りを探っていたゾロが目を開けた。
    「どうやら、生きている奴はいねェみてェだな」
    ま、何があったかは見てみりゃあわかるだろ、と歩き始めたゾロだったが。
    グイ
    「ぐえ」
    「こっちよ、ゾロ」
    「町は目の前なのに、どうして右に曲がるんでしょうねェ…」
    ロビンに引きずられるゾロを見ながら、ブルックは遠い目で呟いた。

  • 69二次元好きの匿名さん24/06/07(金) 18:25:14

    これ……島にくわれた?

  • 70124/06/07(金) 18:34:02

    63


    「あっ!ねぇ、あれ町じゃない!?」
    凸凹道を歩いてやっと見えた人工物の陰に、ナミが喜色の声をあげる。
    「やっとか!」
    「よかった!もう足が疲れちゃったわ」
    足取りが軽くなる2人にフランキーは「足元気をつけねェと転ぶぞ」と言うが聞こえているのかいないのか。やれやれと息を吐きながら、ふとフランキーは地面を見下ろした。
    2人はフランキーより軽い。だから違和感もなかったのだろう。
    地面の下、下といってもメートル単位だが…その土の下が、どうにも硬い気がする。土とは違う、鉄の類の硬さが足裏の下にあるような。
    「(単に地盤が硬いだけか…?)」
    小さな疑問を頭の片隅に、フランキーは2人を追った。

  • 71124/06/07(金) 19:02:40

    63


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=3 (3)

  • 72二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 02:24:01

    今回数字のバランスいいな

  • 73二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 12:34:39

    保守

  • 74124/06/08(土) 13:16:27

    63

    町に入った3人は瓦礫を避け乗り越え登り、周囲を検めた。何かこの町の、島の情報をと思うがあらゆる建造物が崩れ落ちていて町の名前どころか看板さえ見当たらない。長い年月雨風潮に晒されて、町全体が土色に汚れ緑に侵食されている。元は白を基調とした建造物が多い町のようだった。もちろん今は見る影もない。
    「瓦礫の散乱具合がすごいですね」
    「無事な建物がほとんどないわ…」
    「…」
    それでも幾つかは、崩れていても辛うじて残っている建物もあった。元は何階建てだったのか、二階の半分が半ば崩れている建物にロビンとブルックが入ってみる。ゾロは入り口で待機。
    「この造りは…何かのお店かしら」
    「そのようですね とはいえ、もはや何を売っていたのかすらわかりませんが…」
    一般家庭なら馴染みのなさそうなカウンターや商品棚のようなもの。もちろん中身は壊れて散乱している。2人はそこから情報探しを始めた。
    ガラス割れた窓の向こうには自分達が通ってきた森がある。窓の下の瓦礫を避けながら、横の取り付け棚に収まったままの本を取り出そうとして…。
    バリッ
    「あら」
    本は長い年月の埃と湿気で棚と壁にべったりと接着されていた。白い壁の塗料だろうか、皮一枚分巻き込んで剥がれ、開くことも難しい。赤茶に汚れて表紙の文字すら読めない。仕方なくロビンは埃でコーティングされた紙の塊を、また棚に戻した。
    その一段上の棚にちょこんと置かれたぬいぐるみの目が、無機質に3人を映した。

  • 75124/06/08(土) 13:48:26

    62


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=3 (3)

  • 76二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 21:17:31

    すごく寝てた

    おいてあるものも駄目な感じなのかな?

  • 77二次元好きの匿名さん24/06/08(土) 23:56:10

    地震だとしてそこまで壊れるか

  • 78二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 00:46:15

    無機質な目が映すっていわれると
    そこから監視されてるんじゃないかって不安になるな

  • 79124/06/09(日) 01:49:01

    62

    ある程度調べ終わり、2人が建物から出てくる。成果は芳しくなかったようだ。
    「強いていえば、数十年前は人がいたようね」
    「そうなのか?」
    「ええ、辛うじて日付が読み取れる記録があったわ」
    「数十年前この島に大きな地震が起きて、町が壊滅してしまったということでしょうか」
    「それでここにいた奴らは別の島に移住したってことか?まあ、この状況を復興するのは骨だろうが」
    骨、の言葉にブルックが反応したのをスルーしてゾロは改めて町の惨状を見渡す。つまりここは、災害を経て廃墟と化した島。
    でも、だとしたら。
    「…あれがあるはずだな」
    ゾロの呟きにロビンが首を傾げ、ブルックがぽんと手を打った。

  • 80124/06/09(日) 01:49:50

    61


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=1 (1)

  • 81二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:28:33

    ホラーの系統が前と違うな

  • 82124/06/09(日) 16:46:20

    61

    「これは…」
    見下ろして、ジンベエは言葉に詰まった。
    人工物の陰を見つけて緩い坂を登り切り森を出たところ、眼下には廃墟と化した町。一目で死んだ町だとわかる褪せた光景だった。
    巨大なクレーターのような窪地に収まるその町には中心に大きな通り、真ん中には大きな噴水…もちろん今はただの水溜まりだが…があり、それを中心に建物が広がっていたようだ。ルフィとジンベエは大通りに降りて歩きながら周囲を見渡した。
    「壊滅状態じゃな…人は既におらんようだ」
    「うん …でも」
    じっと周囲を見ていたルフィは静かな声で呟く。
    「誰かいる」
    「わしにはわからんが…敵か?」
    ジンベエにそう問われると、途端にルフィは「ん〜〜??」と腕を組んで顔を顰める。
    「なんじゃ、ハッキリせんのう?」
    「なーんかなあ…いいとか悪いとかじゃないっつーか…知ってる気がするんだよなぁ…」
    「ほう?」
    ルフィがうんうん唸っているのを見たジンベエは再度見聞色で辺りを探ってみる。が、特に何も拾えない。気配でなく目で観察するが、廃墟があるばかりだ。何かいるとすれば、かなりの手練かもしれない。
    「警戒した方がよさそうじゃな おいルフィ…」
    「うぅ〜…」プシュ~
    「ル、ルフィ!どうした!?」
    気を引き締めたジンベエが振り返ると、ルフィは顔を真っ赤にして目を回しそうになっていた…。

  • 83124/06/09(日) 16:48:18

    画像はあれしかないと思った


    60


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=4 (4)

  • 84二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 19:04:53

    今回割と怖がりに優しいホラーだ

  • 85124/06/09(日) 22:04:21

    60

    シャカシャカシャカ…
    トントントントン…
    「う〜ん…いや、やっぱりナミさんにはこっちだな で、ロビンちゃんの方にもこうして…」
    おやつ用のサンデーを飾りつけながら、サンジは少し困っていた。
    ナミにはみかんたっぷりのオレンジサンデー、ロビンには少し苦味のあるソースを使ったキャラメルサンデー。他野郎どもにはチョコレートたっぷりの甘いものとコーヒーゼリーを使った苦味のあるものの2種類。
    仕込んでおいたゼリーやカット済みのフルーツを専用のガラスの器に、いい感じにふわふわになったクリームと共に盛り付ける。
    カチャカチャ…
    トントントン…
    「…よし、野郎どもの分はこれでいいな!あとはレディ達の分の仕上げを…あ、ミントも乗せねェと」
    トントントントン…
    「(う〜ん…)」
    大きなトレイに美しく盛り付けたサンデーを乗せ、冷蔵庫へ。その間もあれこれ独り言を言いながら、頭の中はフル回転。
    トントントントン…
    「さて、あとはレディ達の帰りを待つだけだな!片付けたら一休みするか!」
    殊更に声を張る。おれは何にも気づいていないぞと知らしめるように。
    トントントントン…
    「(いつまで続くんだよ…!)」
    先程から自分1人しかいないはずのダイニングで、ずっと肩を叩かれている。人差し指の腹でトントンと叩く、あの感触だ。本能的に意識したらまずいと感じたサンジはナミロビンへの愛を叫びながら、必死でその感触から意識を逸らしていた。
    「ナミさ〜ん!ロビンちゃ〜ん!貴女のプリンスが待ってるからね〜〜♡♡♡」
    トントントントン…

  • 86124/06/09(日) 22:16:38

    59


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    dice1d3=2 (2)

  • 87二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 22:44:36

    骨がないな
    やっぱり生きてる島かね
    というか船組は心霊体験なのか?

  • 88二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 00:54:46

    急にホラーぶちこむのやめてもろて

  • 89二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 07:43:39

    すけべなこと考えるんや
    お前そういうの得意だろ

  • 90二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 13:13:25

    このレスは削除されています

  • 91124/06/10(月) 13:59:43

    59

    「どう?なんかあった?」
    「ダメだ、どこもかしこも崩れてて…記録とか諸々、たぶん下敷きになってるぜ」
    「こっちもだ…しかし、この壊れ方は災害の類だな」
    やっと到着した町が廃墟のゴーストタウンだった事に驚きこそしたものの、3人はすぐに街を調べ始めた。万が一生存者がいたらと思い呼びかけてもみたが反応はない。その上ウソップが何も感じないと言うから可能性はなさそうだ。
    ナミの顔が曇る。町を最初に見た時の既視感。先行してゾウに到着した時の光景が蘇る。あの時のゾウから人々がいなくなり何十年も経ったらこうなるんじゃないだろうかという惨状だった。この建物もあったのだろう2階が崩れ、天井の半分から青空が見える。
    壁にかかった鏡は割れて、欠けていた。覗き込むと残っている分だけ自分が映る。一番大きな面を覗き込んだナミは髪が乱れていることに気づいて手櫛で整えた。
    ちょうど後ろにウソップが映っている。自分が映っていることに気付いたようだ。変顔しながら両手でVサインを送ってくるものだから、思わずナミは吹き出して振り返った。
    「ちょっと、何やってんのよ」

    後ろには誰もいなかった。
    数秒、ナミは振り返った姿勢と表情のまま時を止めた。
    あれ?ウソップ?
    え?今鏡に映ってて、私に向かって変顔してて…でも振り返ったらいなくて?んん??
    その硬直が解ける前に、入り口から見慣れた長鼻がひょいと顔を覗かせた。
    「あ、いた!お前呼んでるんだから返事しろよ〜 どこに行ったかと思うじゃねーか」
    「ウソップ、いたかー?」
    「まだこの中にいた!」
    「おいナミ、ここはちょっとの振動で崩れるから危ねェって言ったろ」
    ほら出るぞ、と建物の外に引っ張り出される。眩しい日差しを浴びたナミが我に返った時だった。
    揺れと轟音を伴って、たった今出てきた建物が崩れ落ちた。
    「ッ…!!ッ…!!」パクパク
    「うぉっ、危ねェ!」
    「ふい〜、危機一髪だったな」
    「全くだ!無事でよかったな、ナミ!」
    あとちょっと遅かったら潰されていた。無事ですんでよかったと笑う2人だが、ナミは顔を覆ってぶるぶると震えると。
    「ちっとも!!よくないわよ!!」
    八つ当たり気味に思いっきり叫んだ。

  • 92124/06/10(月) 14:01:54

    58


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    dice1d3=2 (2)

  • 93二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 18:29:22

    なんか干渉ひどくなっていってる?
    55で何がおこるんだろ

  • 94124/06/10(月) 19:11:15

    58

    ナミの話を聞いたフランキーは「なるほどなァ」と顎を摩った。
    「確かに、そいつは異常だな 能力者のセンもねェわけじゃねェが…」
    「いやなんでそんな冷静なんだよ!明らかこれはアレだろ!?幽霊的なやつだろ!?」
    「スリラーバーグの時とは違うわ…まだ昼間なのに」
    ウソップとナミは青ざめている。2人の不安を笑い飛ばすようにフランキーは言った。
    「しかしどうせなら、次ァおれ様の姿で現れて欲しいモンだぜ」
    「リクエストすんな!!」
    「いいのか?おれが2人いりゃア、おれとおれによる奇跡の合体が見られるんだぜ…?」
    「奇跡の合体!!?✨✨」
    フランキーの言葉に目を輝かせるウソップを見て、ナミがため息を吐く。まったく、男ってのは。
    「ともかく、こんなところに長居は無用よ お宝があるでもなし、さっさと帰りましょ」
    「そりゃそうだな、町がなきゃコーラも買えねェ」
    「君子危うきに近寄らずってな!よーし、そうと決まったらルフィ達にも連絡しようぜ」
    そうね、とナミは子電伝虫を取り出す。早速ルフィ達に連絡しようとして…。
    「あれ?」
    「どうした?」
    「うそ、どこいっちゃったの!?」
    「え?いないのか?」
    「確かにここに入れたのに…」
    子電伝虫がいない。脱走?まあ生き物だから、移動することもなくはないが…。
    「仕方ねぇな…野生のやつを探すか」
    そう言いながら、フランキーはなんとなく気持ち悪さを感じた。
    まるで、誘導されているような。

  • 95124/06/10(月) 19:12:26

    57


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=1 (1)

  • 96二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 23:59:38

    奇跡の合体だと!?
    ちょっとみたいのやめろ

  • 97二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 02:41:03

    普通に怖い話入ってきた

  • 98二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 11:49:58

    ほしゅ

  • 99二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 15:20:50

    このレスは削除されています

  • 100124/06/11(火) 15:21:30

    1.ルフィ

    2.ジンベエ

    dice1d2=2 (2)

  • 101124/06/11(火) 16:41:36

    なーんもねェなあ、と頭の後ろで手を組むルフィを前に、ジンベエは相槌を打ちながら歩いた。この町は本当に死んだ町のようで、瓦礫しかない。少なくともルフィを満足させる冒険の匂いはしないようだ。
    町の中心の噴水跡地に着くとルフィは溜まった水を覗き込んでいた。それもすぐに飽きてしまったようで、何やら自作の歌を歌いながら瓦礫の上をバランスをとって飛び移って遊んでいる。
    ここまで何もないなら暗くなる前に船に戻るか。海で貝や魚を獲れば浜辺でバーベキューくらいはできるだろう。戻る道すがら、森の中で果物も探して…。
    ジンベエがそう考えていると、ルフィがつんつんと背中を突いてきた。振り返って「なんじゃ?」と問えば意味はなかったようで、ただ反応をもらってにししと笑ってまた柄の上で遊び始めた。
    30億の首とはいえまだ19。思わず目元が緩むのを自覚しながら、自分が19の時はどうだったかなと考える。目の前の船長とはかけ離れていることだけは確かだ。若気の至りという言葉が脳裏を過ったので考えるのは止めた。
    どう育ったらああも素直になるんだか。そう思ったジンベエは、先程のルフィのように水面を覗いてみた。見慣れた…というほど見ているわけでもないが…自分の顔が映る。当然だが19の頃と比べたら随分歳をとった。我ながら厳つくなったと思う。
    僅かに揺れる水面に映った顔は波紋に合わせて歪んだ。眉が下がり、口元が弧を描き、なるほどこれなら少しは怖くなく…。
    ニタリ
    見ていた水面の自分の顔が、波紋の歪みのまま不気味に笑った。口角が上がり、上がりすぎて、目の横まで裂けて。
    「ジンベエ!」
    ばしゃんっ、という音と共にハッと我に返る。顔をあげると脹れ顔のルフィが。
    「あ、ああ…どうした?」
    「どうしたはお前だぞ!おれさっきから呼んでるのに、ずっと水ん中見ながらニヤニヤして!」
    なんかあんのか?とルフィが自分が乱した水面を覗き込む。
    ニヤニヤ?言われて頬を触れば、確かに表情筋に違和感。自覚は一切なかったが、笑っていたのだろうか。先程の水面に映った顔のように?
    なんとなくゾッとしていると、ルフィが不思議そうにジンベエを見上げた。
    「どうしたんだ?それ」
    「な、何がじゃ?ワシの顔に何かついとるか?」
    ルフィは自分の口の両端に指を当てて、首を傾げた。
    「口の端、切れてるぞ」

  • 102124/06/11(火) 16:44:40

    56


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=2 (2)

  • 103二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 18:57:19

    実害でてますね…?

  • 104二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 20:30:17

    え何こわい!
    どういうこと?

  • 105二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 00:54:55

    乗っ取られてるってわけじゃなさそうだな
    干渉されてる感じなのか?

  • 106二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 03:11:39

    水面の幻覚?が現実に影響した?
    ルフィが邪魔しなかったらジンベエの口は水面のそれみたいに目の横まで裂けぴえん

  • 107二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 09:30:01

    いつもながら小さな不安の種がひそやかに近づいてきてる描写がお上手ですわ こわい

  • 108二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 09:32:06

    >>106

    ほとんど言ってから泣くな

  • 109二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 18:43:24

    よくわかんないけど干渉?されて現実に影響をおよぼして大変なことになったってこと?

  • 110124/06/12(水) 18:55:58

    56


    「おお、いたいた」
    瓦礫の比較的マシな部分で日光浴でもするかのように眠っていた野生の電伝虫。見つけたウソップはひょいと殻を持ち上げた。
    「見つけたぜ、フランキー」
    「お、ナイスだウソップ」
    フランキーの大きな手に電伝虫を渡す。一瞬だけ「なんだよ」という目をした電伝虫はそのまままた目を閉じた。
    「ここでできるの?」
    「簡単だ これをこうして…」
    掌から小さな手を出してドライバーやら何やらを器用に使い分け、フランキーはちょちょいと手早く野生の電伝虫を改造した。
    「ほらよ、完成だ」
    「はーー、やっぱり手際が違うな」
    「ホントにね…なんでその小さい手で精密作業ができるのよ」
    「オイオイオイ、ホメてもなんもでねェぜ〜?」
    フンフン上機嫌で踊るフランキーにナミは「はいはい」と呆れ声を返す。
    「じゃあ早速…」
    と、ウソップが仲間に電話しようとした時。急に電伝虫が鳴りだした。
    プルプルプルプル…
    「えっ?」
    「うおっ!びっくりした!」
    「んん?このタイミングで…あいつらじゃねェだろうしなァ」
    無差別に飛ばされた念波をキャッチしたのだろうか。でもどこから?この島の中?顔を見合わせた3人だが、結局電伝虫の目の前にいるウソップが受話器を取ることになった。
    鳴り止め、鳴り止め…と思いつつゆっくり手を伸ばすと、もう届く、というところで。
    プルプル…
    「…あ、止んだ」
    ナミか、ウソップか。思わずホッと呟く。驚かせやがって。
    「誰だったのかはわからんが、切れちまったモンはしょうがねえよな!」
    たぶんお前がすぐに出てれば間に合ったぞという点は敢えて突っ込まない2人は優しい。じゃあ気を取り直して、とウソップは受話器を取った。
    電伝虫が、カッと目を見開いた。

  • 111124/06/12(水) 18:56:27

    『ザーーー、ザーーー、ザーーー…』
    「んっ!?」
    「なんだ?」
    「…まだかけてないわよね?」
    ナミの言葉にナイナイナイ!とウソップは首を振る。じゃあ誰と繋がってるんだこれ。
    『ーー…テ…ーーーツ…ル…』
    「何か言ってんな」
    「何かって何!?」
    「なんで耳を傾けるんだよ!?」
    フランキーは静かに、と騒ぐ2人を制止する。ついに電伝虫の目がぐるぐると左右バラバラに回り始め、音声もノイズが大きくなり、男か女か大人か子どもかもわからない声で。
    『ーーシン…ーーデ…ーーナカ…ニ…ーー』
    プツッ
    それを最後に、突然切れた。
    「…」
    「…」
    「…」

    数秒後、絶叫があがったのは言うまでもない。

  • 112124/06/12(水) 18:57:24

    55


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    5.とある昔話

    dice1d5=1 (1)

  • 113二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 05:10:31

    ……しん…で…新世界でか?

  • 114二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 09:36:56

    超今更だけどグループ分けのメンツ解釈一致すぎる

  • 115二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 17:23:05

    シンデナカマニ…?

  • 116二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 20:30:13

    このレスは削除されています

  • 117124/06/13(木) 20:33:05

    54


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    5.とある昔話

    dice1d5=5 (5)

  • 118124/06/13(木) 20:33:52

    55

    ぐらり、と脳みそが揺れた。
    そう錯覚するほどの感覚だった。激戦の後に貧血を起こした時のような。
    バランスを崩したルフィは瓦礫から転げ落ちる。痛くはないが、頭の方がおかしい。
    「(な、んだ、これ)」
    たら、と違和感を覚えればぱたぱたと血が落ちる。誰の?あ、おれか。え、なんで?怪我したのか、おれ。
    1秒後、さっきより強い揺れ。そして膨大な情報が雪崩れ込む。脳みそだけが海に放り込まれたような、この。
    それは未来視に似ていた。ただし強制的で、乱暴で、ルフィの制御を振り切って捩じ込まれる。

    津波に呑まれるような感覚に負け、ルフィの意識はぶつりと切れた。

  • 119二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 01:56:49

    んんん??!起きるどころか気絶してない?!

  • 120二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 03:46:26

    昔話って島の過去か何かかな?

  • 121二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 09:20:44

    もしやこれ前回のやつら?
    みつける
    しんせかい なかまに とか?
    なんかルフィ変だし

  • 122124/06/14(金) 12:14:37

    一味、動物無機物以外でランキング100位以内のキャラ

    >>127

  • 123二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 12:53:58

    ドラゴン

  • 124二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 12:55:29

    このレスは削除されています

  • 125二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 13:01:57

    バギー

  • 126二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 13:50:05

    ガープ

  • 127二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 13:50:18

    ゼフ

  • 128二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 19:36:38

    ルフィ大丈夫かな?
    だんだん怖い!

  • 129二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 01:41:13

    何の選択だろう

  • 130124/06/15(土) 11:17:49

    54

    1日の片付けをする厨房では食器のぶつかる音と水音、ブラシをかける音、何より荒っぽい野郎ど…料理人達の声。
    「今日のパスタは特に客の反応よかったよなァ」カチャカチャ
    「あれだろ?シーフードパスタ!やっぱり貝だよな、魚介が美味かったんだよ 下拵えからしっかりやるとよ、違うんだよ出来が!」ザーッ
    「おい、海老も貝も選んできたのはおれだぞ!」キュッキユッ
    「いーや、スパイスの辛味がよかったと見るね 本当に美味いスパイスってのはただ辛いだけじゃねェんだ!」シャーッ
    喧嘩でも始まりそうな声の荒さだが、ここではこれが通常運転。何せ戦う料理人達のいる海上レストランなので。それでも。
    「おいお前ら、いつまでかいかってんだ!」
    「「「オーナー!お疲れ様です!」」」
    極端に高いコック帽に編み込んだ髭。このレストランの長であるオーナー・ゼフを前にすればビシッと背筋を伸ばす。教育が行き届いている。比較的日の浅い新人がゼフが通り過ぎてから息を吐いた。
    「なぁなぁ、ウチのオーナーって元海賊なんだよな?」シャッシャッ
    「おうよ、それもグランドラインに行って生還した猛者だぜ」カチャカチャ
    「グランドラインかー…そういやサンジの野郎、随分元気にやってるみてェだな」ゴトッ
    「この間の手配書な!生意気な額つけられやがってよ!」キュッキユッ
    「それよりおれはあの美女2人が一つ屋根の下…いや海の上?ともかく一緒にいることが羨ましいわ!」バサッ
    「あんな美女達と一緒で、サンジの野郎大丈夫なのか?逆に」ザーッ
    壁に貼られ元副料理長の手配書。コック達の会話を聞きながら、ゼフの口角は僅かばかりあがっていた。
    感傷に浸っていたのかは知らないが、そんなゼフを先程の新人が呼んだ。
    「オーナー!グランドラインには島みたいな海蛇がいるってマジですか!?」
    「そこかよ」
    「そこだろ!?コックだぞおれら!」
    「捌くのも一苦労だな」
    「でも1匹で何人前だよ?ちょっと夢あるよなァ」
    「何バカなこと言ってやがる、そんな都合のいいモンじゃねェぞ」
    呆れながらあしらうが、どうやらコック達の夢は広がるばかりのようだ。まったく。腹が減ったから海王類を取って食えばいいなどそんな簡単な話ではない。やったことがないとは言わないが。

  • 131124/06/15(土) 17:39:00

    とはいえやはり彼らも生き物。それも過酷な環境で生きているだけあって様々な特性をもっている。単にでかいとか硬いとか毒があるとかその他諸々。ナメてかかれば餌にされるのはこっちの方だ。そんなやべェんですか、じゃねェクソヤベェんだよ。
    「毒ってどんなのですか?フグみたいな?」
    「致死率の高さは珍しくもねェ…毒を吐いて攻撃してくるやつもいる」
    「イカタコのスミが毒になったようなもんですかね?」
    「体の一部に毒を持つやつもいる、内臓とか皮とか」
    「そういうのはどうやって処理するんですか?」
    「そりゃあそれこそフグみてェにその部分だけ取り除けば…」
    「いや、血に溶けちまってたら…」
    いつの間にか話は毒性のある魚介の処理方法に移り、またああだこうだと騒がしくなる。それを横目にどかりと椅子に腰掛けるゼフはふと処理済みの貝が詰まった笊を見留めた。
    「なかなかの大物だな」
    「あっ、でしょ!?おれが見つけてきたんですよ!」
    新人が胸を張って先輩に調子に乗るなと小突かれている。カルネさんは褒めてくれたのに!とブーイングする新人とコック達の笑い声をBGMに、ゼフの記憶からひとつ浮上した話があった。
    「そういやァ…貝が主産業の島があったな 海賊でも歓迎する…いや、違うな別の話…あぁ、思い出した」
    「なんです?」
    「聞いたことがある、バカでけェ貝の話を」
    「貝?魚じゃなくてですか」
    「あ〜〜…そうだ、ちょっとした島ぐれェの貝だ」
    「でけェ!!貝料理何ヶ月分だ!?」
    「そこかよ!!」
    「そりゃいいや、その上で暮らしてりゃ食うに困らなそうだ」
    「いや、人が暮らせるようなところじゃねェ 確か…」
    島を割って島に擬態する巨大貝と呼ばれていたはずだ。普通に聞いたらよくある与太話だが、あの海では一概にそうとも断じきれない。そして上陸どころか近づくのも危ないとか…ーーあ、思い出した。
    「消化腺かどこかから、幻覚作用のある毒液を出すんだ」
    「貝の毒って身に溜まるもんじゃないんスか?」
    「普通はな だから与太話なんだろ」
    「それ近づいたらどうなるんスか?やっぱり…」
    「誘蛾灯みてェなモンだな、誘い込んで捕食する…」
    ひぇぇ、と話を聞きながら身を震わせるコック達。

  • 132124/06/15(土) 17:49:34

    「まあでもほら、作り話だろ?そんなでけェ貝が実在するかよ」
    「わかんねェぞ〜?この店の下にいつのまにか潜んでたり…」
    「ぎゃーっ!やめろやめろ!」
    「海のコック相手に上等だ!きっちり料理してアクアパッツァにしてやる!」
    「おれ酒蒸しがいいな」
    「ピザにしようぜシーフードピザ!」
    「基本は焼きだろ!網焼き一択!」
    さすがはコックというべきか、話は結局巨大貝をどう料理するかにいきついた。当然片付けの手は疎かになっている。やれやれ、とため息を吐いてゼフはすすう、と息を吸って。
    「話すのはいいが手は止めんじゃねェ!!」
    「「「はいっ!!!」」」
    慌てて片付けを再開するコック達を見ながら、ふとゼフは壁の手配書を見た。こいつならどんなものを作るだろう、と。
    「…食材が大量にあったら、作れるモン片っ端から作りそうだな」
    確かあの船長は大食いだったと記憶している。巨体の仲間もできたようだし、食わせ甲斐がありそうだ。
    「オーナーなら何にします?」
    「おれか?…海鮮パスタにでもするか」

  • 133124/06/15(土) 17:51:57

    53


    1.ルフィ・ジンベエ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=3 (3)

  • 134二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 20:22:02

    不意打ちの親父

  • 135二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 21:22:30

    やっぱりあかん島やんけ
    いや島ですらなかったわ

  • 136124/06/16(日) 01:00:20

    53

    「ねェな」
    「これだけ見て回ったら痕跡くらい見つかりそうなものですが…」
    最初の家を出てからずっと、3人は瓦礫の山と化した町を歩き回っていた。島の、町の情報を探しているのはもちろん、もう一つ。
    「ありませんねェ…お墓も、ご遺体も」
    この町に元々人が住んでいたのなら、まず間違いなく墓地があるはずだ。建物の痕跡が墓すら作る余裕のない町のそれではない。
    さらに海賊の襲撃であっても災害であっても、ここまで壊滅状態なら死人が出ているはず。その遺体がないのも妙だ。難を逃れた者が後から回収した?それならそれこそ墓のようなものがないとおかしい。
    「つまり…ここには元々、人は住んでいなかったということ?」
    「どうだかな…水葬が慣習だったりして墓は建てねェかもしれねェが…」
    「家の中に弔いの場所を設ける文化もあるようですし、森の中に専用の場所があるのかもしれません ただ、そうなると確認は難しいですね」
    100%ではない。だが現状から考えると強い違和感がある。その違和感を突き詰めると、そもそもこの町の惨状は作られたものではないかという疑惑に繋がるのだ。
    誰が?何のために?どうやって?
    「おれ達にとっていい理由ではなさそうだな」
    「そうね…長居しない方がよさそう」
    「では皆さんに連絡して、船に戻り…おや?」
    「どうした」
    「…子電伝虫ちゃんがいませんねェ」
    「はっ!?」
    「あら」
    上着をごそごそしながら「はて?」と首を傾げるブルック。呑気さにゾロが怒るのをロビンはハーネスを引いて制する。
    「それなら一度、船に戻りましょう サニー号からなら合図を送ることもできるわ」
    「そうですね、急ぎましょう」
    「ったく、こんな時に…!」
    そう吐き捨てるように言って一歩駆け出したゾロだったが。
    「あっ、ゾロ!そっちじゃないわ!」グイッ
    「ぐぇっ」ギュッ
    「ヨホホホホ!やっぱり便利ですねェこれ!」
    「笑うな!!」

  • 137二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 01:01:18

    このレスは削除されています

  • 138124/06/16(日) 01:02:54

    選択肢間違えた


    52


    1.ルフィ

    2.ジンベエ

    3.ナミ・ウソップ・フランキー

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=2 (2)

  • 139124/06/16(日) 12:39:43

    52

    ふと気づくと、前を歩いていたルフィの姿が消えていた。
    「ルフィ?」
    呼んでも返事はなく、辺りを見ても姿はない。
    「ルフィ!」
    見聞色にも引っかからない。いや、違う。見聞色が上手く使えない。
    「(これは)」
    ぐらり。突然平衡感覚が乱れバランスを崩す。立っている事もできなくなり瓦礫に膝をついた。
    なんだこれは。身動きがとれない。重力が急に増したような、見えない重い鎧を着せられたような、何かに全身戒められているような。
    耳の奥でキンキンと何かの喚き声が鳴り響く。ダメだ。
    「ぬ゛ぅッ…!!」
    一声呻いて、ジンベエはその場にどさりと倒れた。

  • 140124/06/16(日) 12:41:33

    51


    1.ルフィ

    2.ナミ・ウソップ・フランキー

    3.ゾロ・ロビン・ブルック

    4.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d4=2 (2)

  • 141124/06/16(日) 13:20:57

    51

    腰の抜けたナミ・ウソップにのために電伝虫を野に放ったフランキーは参ったな、と顎を撫でた。
    「まさか本物の怪奇現象たァな…さて、どうするか」
    「どうもこうもねェよ!船に戻ろうぜ!」
    「そうよ!私イヤよこんなわけわかんない島にいるの!」
    半泣きで訴える若者2人に「ま、そりゃそうか」とフランキーは肩を竦める。
    「ルフィ達の方も気になるが、こんな何もねェ町だ…もしおれ達と同じように何か起こってりゃあ、あいつらも船に戻るだろ」
    「何かってなんだよ!怖ェこと言うなよ!」
    ウソップのツッコミを流したフランキーはじゃあ戻るぜと2人を促す。異論はないので2人も足早に町を出ようとしたのだが。
    ーーーピクッ
    「えっ?」
    「ん?」
    「ちょっと、何よウソップ」
    何かの気配を感じたウソップの足が止まった。無意識の見聞色に引っかかったというか。
    ギギ…と、油の切れたブリキ人形のような動きで振り返る。と。
    随分遠くに土煙。つまり何か動くものがあそこにあるということで。それをよーく見ようとゴーグルをいじり、見えたのは。
    「 」
    「ウソップ?」
    「ーーば」
    「「ば?」」
    「化け物ォーーーーーー!!!!」

    遠くから猛スピードで、巨大な影が迫ってきていた。

  • 142124/06/16(日) 13:21:54

    50


    1.ルフィ

    2.ゾロ・ロビン・ブルック

    3.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d3=1 (1)

  • 143二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 14:05:00

    どんどんいなくなっていく・・・

  • 144124/06/16(日) 16:42:58

    50

    ハッとしてルフィは顔を上げた。体の下がごつごつしている。なんだ?と思えばどうやら自分は荒地に転がっているようだ。
    なんだっけ?確か、急に頭が痛くなって、眩暈がして、それで?倒れた?マジか。
    「う〜ん…今はなんともねェなあ」
    あ、そうだ。ジンベエは?
    同行していた仲間のことを思い出し、立ち上がって周辺を伺う。
    「…あり?こここんなんだっけ?」
    見渡す限りの荒地だった。剥き出しの土に大小の岩がごろごろ散っている。はて、自分達は荒れた町跡にいたような。まさか寝ている間に移動した?ゾロじゃあるまいし!
    不思議町か?と1人納得していると、少し離れた先に巨体を見つけた。
    「あっ、ジンベエ!」
    仲間に向かって駆けながら、ルフィは違和感を覚えた。そもそもにしてルフィに甘いきらいのあるジンベエが、倒れているルフィを放ってどこかへ行くなどおかしい。それに、どこかふらふらしている。
    「ジンベエ!」
    最後は腕を伸ばして巻きついてひとっ飛び。しかしいつもなら全くブレないはずの巨体がフラッと揺れた。
    「ジンベエ?どうした?」
    呼びかけてもジンベエは反応しなかった。顔を覗き込めば焦点のあっていない目で何かぶつぶつ呟いている。よくよく聞けば「ルフィ」と自分を呼んでいるらしい。しかしおれはここにいるぞと叫んでも、やはりジンベエは何の反応も返さなかった。
    これは大変だ。さっきの自分のように、ジンベエも体調が悪いのだろうか。
    そうなった時、ルフィが真っ先に思いつくのは頼れる船員である。
    「ジンベエ、待ってろ!今チョッパーのところに連れてくからな!」
    ついに完全に意識を失い倒れ込んだジンベエを担いで、ルフィはサニー号のある方へ駆け出した。

  • 145124/06/16(日) 16:44:43

    49


    1.ナミ・ウソップ・フランキー

    2.ゾロ・ロビン・ブルック

    3.待機組サンジ・チョッパー

    dice1d3=2 (2)

  • 146二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 18:44:53

    島に長くいない方がよさそうなのかな?
    みんながんばれー!

  • 147二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 19:58:14

    ずぐにチョッパーのところに連れてくの信頼が伺えて良き

  • 148二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 23:34:00

    島に立ち入ってないサンジとチョッパーにも影響あったよな?

  • 149二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:07:42

  • 150二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 17:28:09

    ゾロじゃあるまいし!
    が辛辣なルフィで好き

  • 151124/06/17(月) 19:17:57

    49

    「ゾロ?」
    船に戻ろうとしていたところ、ふとゾロが立ち止まった。ハーネスの手応えで気づいたロビンが振り返るが反応がない。ゾロさん?とブルックが呼ぶが、あらぬ方向を見つめるばかりだ。
    「何か気になることでも?」
    「…何か聴こえなかったか」
    「え?」
    言われてじっと聞き耳をたててみるが、はて?
    何も聞こえない、そう返そうとした時、微かなざわめきを感じた。次いで、地面が揺れた。
    ゴゴゴゴ…
    「きゃっ!!」
    「地震ですか!?わわわわ無理ですねこれ!立てない!」
    「くそっ…!」
    ガラガラと崩れ落ちてきた建物の残骸を刀で弾いて、ゾロはハーネスを掴んで引っ張り、ロビンを担いだ。そのまま瓦礫の川を駆け抜ける。
    「わっ!わっ!ゾロさん!私も!」
    「甘えんな!」
    酷い!と叫ぶブルックをスルーして周囲を見渡す。揺れは徐々におさまってきた。転がってきた大きな瓦礫を踏み越える頃には、やっと揺れもおさまってきた。
    「なんだってんだ、この島は…」
    「ありがとう、ゾロ …ブルックは?」
    「ここに」
    「うぉっ!?気配なく背後に忍び寄るな!」
    「暗殺者みたいね」
    「そんな過去もあったかもしれませんねェ…さて」
    とぼけたブルックが改めて辺りを見渡す。今の地震で僅かに残っていた建物も崩れてしまった。
    「この島では今のような地震が頻発しているようですね…やはり急いで船に戻りましょう」
    「もしかして最近地震が多くなって、それで元々この島に住んでいた人達は大急ぎで他の島に逃げたのかもしれないわね」
    「つまりそれだけやべェ島ってことだろ 急ぐぞ」
    少々足止めをくらったがもたもたしていられない。3人は再び船に向かって駆け出した。

    少し離れたところから、別班の仲間達が合流するのはその少し後。

  • 152124/06/17(月) 19:19:10

    48


    1.ルフィ

    2.ゾロ・ロビン・ブルック

    3.ナミ・ウソップ・ジンベエ

    4.サンジ・チョッパー

    dice1d4=1 (1)

  • 153124/06/17(月) 19:38:05

    48

    「落ち着けってお前ら!おれだよ!」
    飛んできた砲撃を間一髪で躱すルフィは混乱していた。今ルフィが戦っているのは、誰あろう一味の仲間達だ。
    ジンベエを担いでサニー号に向かう途中、少し遠くから仲間の存在を感じとったルフィは少し進路を逸らして駆けつけた。もしかすると他にも自分達と同じように体調を崩している者がいるかもしれないという船長としての配慮、あと単に会いたくて。
    未来視で危機を見たルフィはパッと後ろに跳ぶ。ウソップのポップグリーンが着弾した。
    「ウソップ!ナミ!フランキー!」
    3人とも意識があるのかないのか、先程のジンベエのようにふらふらしながら攻撃してくる。ナミだけゼウスが出てこないな。
    「ー…ジンベエ…は、せ…」
    「ルフィ…どこ…」
    どうやら3人には自分がわからないらしい。どうしよう、こいつらも変だ!
    かといって3人を正気に戻す方法もわからない。考えて考えて考えてーーー仕方ない!
    「ちょっと我慢しろよ…!」
    そう言うとルフィは、仲間達に向かって覇王色の覇気を放った。

  • 154124/06/17(月) 19:42:11

    ルフィの覇気1回目

    20以上でナミ気絶

    40以上でウソップも気絶

    60以上でフランキーも気絶

    dice1d100=21 (21)

  • 155124/06/17(月) 19:44:31

    47


    1.ルフィ

    2.ゾロ・ロビン・ブルック

    3.ナミ・ウソップ・ジンベエ

    4.サンジ・チョッパー

    dice1d4=2 (2)

  • 156二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 01:14:28

    この島こえぇ…

  • 157124/06/18(火) 01:23:29

    48

    町を出るまであと少しというところだった。今度の異常はゾロ以外の2人にも察せられた。
    「何かくるな」
    「待って…あれフランキーじゃない?」
    「あの火力は間違いなく…おや、ウソップさんもいますね?ナミさんは?」
    よくわからない塊より見慣れた仲間の攻撃の方が遠くからでもわかった。ただその2人と同行していたはずのナミの姿が見えない。だがフランキーとウソップが正体不明の塊を追いかけながら攻撃しているのなら、なんとなく想像はつく。例えばナミが攫われたとか。
    実際それは当たっていた。塊の一部にみかんのようなオレンジ色。さらに。
    「えっ!?あれ、ジンベエさん!?」
    「はぁ!?」
    塊だと思っていたものはジンベエの巨体だった。あのジンベエがやられた!?と3人の緊張感が跳ね上がる。
    「そもそもルフィはどうした!」
    「姿が見えない…追ってきているなら、わからないはずがないわ」
    なにせ我らが船長。仲間が攫われたら誰より速く追うところ、声も動きも大きく遠目からでもわかりそうなものだ。
    「いねェなら仕方ねェ、とにかく止めるぞ!」
    「ええ!」
    「お任せを!」
    ゾロの言葉で攻撃体制に入る。ジンベエとナミを抱えた、あの黒い姿をした正体不明の敵から仲間を奪い返すために。

  • 158124/06/18(火) 01:32:26

    46


    1.ルフィ

    2.ウソップ・フランキー

    3.???

    4.サンジ・チョッパー

    dice1d4=3 (3)

  • 159124/06/18(火) 02:00:01

    46

    空腹になったら食事する
    食事のために口を開ける

    ただそれだけのこと

  • 160二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 02:00:52

    このレスは削除されています

  • 161二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 02:01:56

    ???って誰?島?

  • 162124/06/18(火) 02:14:35

    45


    1.ルフィ

    2.ウソップ・フランキー

    3.サンジ・チョッパー

    dice1d3=3 (3)

  • 163二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 05:11:22

    幻覚からの同士討ちはトラウマがあぁぁぁ!
    一体どうなるんや

  • 164124/06/18(火) 16:25:02

    45


    人より鋭い聴覚がただならぬ喧騒を拾って、チョッパーは「ん?」と顔を上げた。保健室の扉を開けると体がソワッとした。なんだろう。

    甲板に向かうと、ちょうどダイニングからサンジが出てくるところだった。

    「サンジ!」

    「お、チョッパー …お前も、何か感じたか?」

    そうか、サンジは見聞色で感じ取ったのか。チョッパーは「うん」とサンジの足元に駆け寄った。

    「ああ …それに」

    「それに?」

    「…ナミさんとロビンちゃんがおれの助けを必要としている予感がする!!」

    ゴォッと文字通り燃え上がったサンジにチョッパーは一瞬絶句したが、すぐに「ああ、うん」と流す。とにかく、この異様な気配の正体が掴めないことには。

    結果として、正体そのものはすぐに判明した。判明したというか、それはサニー号に向かって突っ込んできたのだ。

    ジンベエとナミを担いだその影はーーー。


    1.「ええええええーーッ!?ルフィーーッ!?」

    2. 「ぎゃああああ!!バケモノーーーーッ!!」

    dice1d2=2 (2)

  • 165124/06/18(火) 16:31:02

    44


    1.ルフィ

    2.ゾロ

    3.サンジ

    dice1d3=1 (1)

  • 166124/06/18(火) 18:29:18

    44


    ルフィは困っていた。覇気で上手いことナミだけ気絶させて担いで走れば、案の定フランキーとウソップは追ってきた。よしよしこのままサニー号までついてこい。

    攻撃を躱しながら走っているといつのまにかゾロ達も合流してきた。そしてやはりこちらも様子がおかしい。どうもルフィをルフィだとわかっていないようだ。うーん?

    「どうなってんだ?」

    ともあれこうなったら一刻も早くチョッパーに見せなければ。

    …そう思ってサニー号までなんとか走ってきたというのに、甲板にいたサンジとその横にいたチョッパーは。

    「ぎゃああああ!!バケモノーーーーッ!!」

    「えええぇぇ…」

    なんということだ。頼みの綱のチョッパーまでおかしい。困り果てたルフィはーー。


    1.サンジを見た

    2.ゾロを見た

    dice1d2=1 (1)

  • 167124/06/18(火) 18:37:18

    43


    困り果てたルフィは、現状唯一無事な可能性のあるサンジを見た。サンジは。



    1.「ルフィ…お前ら…何やってんだ?」

    2.「てめェナミさんを放しやがれ!!」

    dice1d2=1 (1)

  • 168二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 19:51:19

    サンジィィィ!!

  • 169二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 19:57:07

    よかった
    またルフィがおいたわしい目にあうのかと

  • 170二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 20:27:59

    さすサン
    でもナミ抱えてるからサンジなら正気でも2の可能性あったよな

  • 171二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 01:08:52

    ルフィが仲間と戦うシチュエーションになぜかそわそわしてしまう
    サンジだけでも正気でよかったよ

  • 172124/06/19(水) 02:05:07

    42


    「サンジィ〜〜〜!よかった!お前は大丈夫か!」

    「は?何がだよ!?つかお前ナミさんはどうした!」

    「覇気で気絶させた!」

    「はァァ!?💢」

    「だって皆攻撃してくるんだもんよ!」

    「はぁ…?」

    瞬間的に激昂したものの続いた言葉に鎮火する。なんじゃそりゃ。

    ドフラミンゴや話に聞いた絵の具使いのような、誰かに操られているという事か?よくよく見るとルフィ以外は皆正気ではないようで、ゾンビか何かの如く鈍い動きと寝言のような言葉でルフィに襲いかかっていた。割と余裕で躱されているが、操られていると言えばそう思える。

    「とりあえずサンジ!ナミとジンベエ頼む!」

    「おわっ!」

    放り投げられたナミを反射的にキャッチするすぐ横にジンベエが落下する。振動でチョッパーが跳ねた。

    「どういうことだ…?」

    状況を理解できずナミを抱えたまま対策を考えるサンジだったが、その時。



    1.チョッパーがサンジを呼んだ

    2.一等大きな地震が起こり船が傾いだ

    3.ジンベエが目を覚ました

    dice1d3=1 (1)

  • 173二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 07:48:10

    このレスは削除されています

  • 174二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 07:49:32

    幽霊系じゃなくてよかった

  • 175二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 09:05:56

    わかるけどジンベエ落下の衝撃で跳ねるチョッパーが可愛くて草

  • 176124/06/19(水) 11:38:05

    41


    「なあ、サンジ!さっちから何言ってるんだ?あの化け物がルフィって?」

    「あ?あぁ」

    ルフィとサンジのやり取りをジンベエの様子を見ながら聞いていたチョッパーが、?を浮かべながらサンジを見上げていた。

    「ルフィ?あれが?」

    「そうだ チョッパーには何に見えてるんだ?」

    先ほどは化け物と言っていたが。問えばチョッパーは困惑した顔で、仲間の攻撃を躱し続けるルフィを観察するように見る。

    「黒い…伸び縮みする蔓みたいなのがある化け物に見える…どういうことだ?おれ…皆も、おかしくなってるのか!?」

    「可能性があるとしたら…」


    1.毒

    2.幽霊

    dice1d2=1 (1)

  • 177124/06/19(水) 11:49:18

    40

    「毒だな 幻覚作用のある…そんな植物でも生えていたのかもしれねェ」
    「毒!?」
    「ルフィは毒への耐性が強いから正気なんだろう」
    おれとサンジは?と言おうとして、チョッパーは口を噤んだ。そこはサンジの体質の可能性が高い。しかしジェルマ関係の話はサンジにとっていいものではないし、何より今は急ぎだ。
    「つまりおれも幻覚みてるってことか…おれ拮抗薬とってくる!サンジ、ここ頼むな!」
    「わかった!」
    さすがは医者。状況の飲み込みと行動が早い。人型になって駆けて行くチョッパーを、サンジは頼もしく見送った。
    「ルフィ!チョッパーが薬を取りに行ってる!もう少し耐えろ!」
    「!わかった!」
    「あ、でもロビンちゃんに怪我させんじゃねェぞ!ーーっておいフランキー!てめェ自分の火力自覚しやがれ!」
    しっかり釘を刺したサンジはナミとジンベエを庇いつつ、状況を見守るに徹した。

  • 178二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 12:33:15

    サンジもチョッパーもめちゃくちゃ頼もしい!!

  • 179124/06/19(水) 13:34:37

    39

    保健室に駆け込むと、まずチョッパーは自ら投薬した。可能性があるとしたら花粉のように空気中に飛び散るものだ。自分は薬草の天日干しのために外に出ていたし、その時に吸ったのかもしれない。サンジはずっとダイニングにいて、それを吸わなかったのだろう。
    人数分の薬を持って甲板に走る。
    そこで仲間達と戦って…戦って?いるのは、確かにルフィだった。ああ、サンジが言ったことは本当だったのだ。
    「サンジーーー!…と、ルフィィィィ!!」
    「チョッパー!」
    「チョッパー、おれがわかるのか!」
    「わかるよ!!ごめんなルフィ今皆も戻すからな!!」
    ホッとしたルフィの顔に罪悪感が込み上げてきたが、今は何よりも仲間を正気に戻すのが第一。チョッパーはジャキッ、とーーロケットランチャーを構えて。
    「みんなァァァァ!!正気に戻れェェェェ!!!」
    容赦なくぶっ放した。

  • 180二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 17:53:43

    チョッパー頼りになる!

  • 181124/06/19(水) 19:11:10

    38

    煙ーーチョッパー印の弾薬の、だがーーが晴れ、皆咳き込んだ。
    「ゲホッゴホッ、な、んだ、この、煙は…!?」
    「あれ?ゲホッ、ここ、サニーゴホッ、か?」
    「はて…私達、町の中にヴェホッいたはずでは…?」
    「む…なんじゃ、わしは…寝て…?」
    「ジンベエ、無事ーーハッ、そうだ!あの化け物!」
    「サンジ、ナミは大丈夫!?」
    「ってェェェルフィ!!お前どこ行ってやがったチクショーッ!」
    「ルフィ!?」
    「お前ェェ!大変だったんだからな!あ、それともお前が倒したのかあの化け物!」
    記憶がなくなっているわけではないらしい。ウソップなどはパッとルフィに駆け寄って肩を掴むとぐわんぐわん揺らしている。ゾロは数秒辺りを警戒していたが、やがて刀から手を放した。
    「おい、説明しろ 何がどうなってやがる」
    「どうもこうも、お前らがーー」
    毒かなんかにやられて…とサンジが答えかけたところ、地響きに次いで船が、島が…いや、海が揺れた。
    「なんだ!?また地震か!?」
    「やべェ!おい急げ!船出せ!」
    途端にルフィが慌てだす。
    「え?」
    「早く!逃げるぞここから!」
    言いながら不安定な足場をものともせず帆を畳みに跳んでいく。なんだかわからないがこの揺れだし、急いだ方が良さそうだ。
    「よくわかんないけど…船長命令じゃ仕方ないわね!みんな、急いで持ち場について!」
    「クードバーストだな!よしきた!」
    「お任せあれ!」
    こういう時にパッと動けるのは海に慣れたものの強みだ。全員がすぐに船を出せるよう駆け出す。揺れは何度も続き、次第に大きくなっていった。

  • 182124/06/19(水) 19:24:43

    「準備OKだ!!」
    「よし、行くぞ!ーークードバースト!!」
    揺れを相殺するのではないかというほどの衝撃が海面を叩く。知った風と浮遊感の中、誰かが「おい、あれ!」と叫んだ。
    「なに!?」
    「島!さっきの!」
    叫んでいたのはウソップだった。指差すのは後方、ついさっきまでいた島ーーー。
    「…はァァァ!?」
    「ええええっ!?ちょ、何よあれ!?」

    島は中心から真っ二つに割れていた。まるで大きな口が、口だけが海面に出ているかのような不気味な光景。
    なるほどあの島はあの巨大な貝の擬態用のフェイクだったのか、島の真ん中を貝が食い破って隠れ蓑にしているような有様だ。もしかして森の中でルフィたちが通った大きな地割れのようなあの溝は、貝殻と島の境目か。…あ、身がある。

    「あれ何食分かな!?」
    「「違うだろォ!!」」
    「…うちの船でも一月保つんじゃねェか…貝…貝なら定番は網焼き…スープ…パスタ…」
    「美味そう!!」
    「食う前に食われるわあんな化け物貝!!!」
    叫んでいる間にも貝は徐々に開いていき、おそらく90度はこえただろう。それが海面に沈む。貝の口の中に海水がーーいや、おそらく付近の魚や小型の海獣が、海水ごと飲み込まれていく。周辺一帯に大きな渦が発生した。
    「鯨の捕食のようじゃな」
    「私たちも、もうちょっと逃げるのが遅れていたら食べられていたわね」
    「「言うなァァァァ!!」」
    ウソップとチョッパーの悲痛な叫びは、直後にサニー号の着水衝撃に消えた…。

  • 183二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 19:53:08

    思ってたより規模がでかい

  • 184二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:06:23

    新世界のスケール感

  • 185二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:25:03

    無事に脱出かな?まだ続いて一波乱あるのかな!?

  • 186124/06/20(木) 02:05:01

    37

    「つまり…まとめるとこういうこと?」
    あの島は擬態のために巨大な貝に食われ、外側だけを残していた。巨大貝は周囲の海に餌を誘き寄せるために幻覚作用のある毒を撒いていて。自分達はたまたまそれに引っかかって上陸。毒にやられ、ただの荒地を崩壊した町だと思い込んだ。ルフィは毒耐性があったから途中で正気に戻り、ジンベエもそれに釣られて。他の仲間達はチョッパーのロケットランチャーをくらうまで幻覚にやられていた。
    一方で巨大貝は上陸した自分達のことなんて始めから狙ってもおらず。ただ口を開いて海水ごと魚や海獣を捕食したにすぎない。おそらく頻度は少ないその捕食タイミングに、偶然自分達が近付いてしまっただけだ。
    はぁ…と誰ともなくぐったりとため息を吐く。なんという間の悪さ。
    「新世界には海王類みたいな貝がいるのかよ」
    グビグビとコーラを飲みながらフランキーが吐き捨てる。コーラ樽を補給するどころか使ってしまった。いや、使ってなかったら巨大貝のおこした渦に巻き込まれていただろうけど。そう考えるとさすがはサニー号。
    「ともあれ、全員無事でよかった」
    湿っぽい話は終わりだとジンベエが膝を叩く。よし、もう忘れよう。
    「そうだよな…新世界だしな」
    「キリがないでしょうね、きっと」
    「ふん…」
    しかしここで、どうやら心残りがあるらしい男が1人。
    「あの貝食いたかったなあ〜〜!」
    「「まだ言うか!!」」
    当然、ルフィだ。本気であの巨大貝を食べたかったらしい。ナミとウソップのWツッコミを受けてなお不満気。それを見て笑ったのはジンベエ。
    「よし、貝が食べたいならワシがひと潜りしてこよう」
    「いいのか〜〜!?✨」
    「ちょっとジンベエ、甘やかさないで!」
    「なに、失態を晒した詫びじゃ 結局物資の調達もできんかったしのう」
    それを言われるとナミも弱い。ただでさえこの船のエンゲル係数はバカ高いのだ。ぷは、とコーラを飲み干してフランキーも続く。
    「そうだな、今日はこのおれのスーパーなところも見せ損なったし、ここらで挽回しとくかァ」
    「挽回?」
    「釣竿を改造したばっかりでな…闘魚だって釣り上げられる強度だぜ」ニヤリ
    「ええぇぇ〜〜✨!?」
    「すっげェ〜〜✨!!」
    「見せてくれそのスーパーな釣竿〜〜✨!!」
    わらわらとフランキーに飛びつくルフィ達に、ナミから「あんた達が釣られてどうすんのよ」とツッコミがはいった。

  • 187二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 13:05:43

    ロケットランチャーで薬散布するチョッパー好きだ

  • 188二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 13:51:01

    よかった、ハッピーエンドだ!

  • 189二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 15:21:23

    >>188

    そうかな…?

  • 190二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 15:40:14

    スーパーな釣り竿って…これ先のシリーズの前日譚か

  • 191二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 18:12:12

    よく考えたら島につく前のホラーは幻覚じゃないよね

  • 192124/06/20(木) 19:23:21

    36

    ジュワ~…ジュ~…
    波に揺れる船の上、食欲を唆る音と匂いと笑い声。釣り上げた海獣とジンベエが採ってきた貝で、サニー号の甲板の上ではお馴染みの海鮮バーベキュー。網焼きにしている殻つきの貝の汁が沸騰しているのを、ルフィは目を輝かせながら見ていた。
    「危うくあたし達の方が食べられるところだったっていうのに…」
    「むしろ、だからこそじゃないかしら」
    肉やら野菜やらの刺さった串を手渡しながらロビンが言う。わかるけど、とナミは肉汁滴る肉に八つ当たり気味に齧り付いた。あ、うまっ。
    「レディ達!冷たい飲み物はいかがですか?」
    「あ、ありがとうサンジ」
    「もらうわサンジくん、ありがとう」
    「おかわりもあるからいっぱい食べてね〜〜♡♡♡」
    「サンジィ!おれこれ!パエリアおかわり!」
    「はいはい、ちっと待ってろ」
    「次焼けたぞォ!食うやつは!?」
    「「食う〜〜〜〜〜ッ!!」」
    「フランキーさっきの!タレかかったやつもっかい焼いてくれ!」
    「よしきた任せな!…と、ほらゾロ、ジンベエ、こいつもそろそろいい具合だぜ」
    「おっ!美味そうじゃねェか」
    「すまんな、任せっぱなしで」
    「なァに採ってきたのはお前ェだ、気にすんな それにバーベキューは焼く方も楽しいモンだぜ」
    「晴れた空の下、穏やかな海の上でバーベキュー…贅沢ですねェ…なんだか私、気分が盛り上がってきちゃいました!一曲いくぜベイベーッ!」ジャーンッ
    「よっ、待ってましたソウルキング!」ピューッ
    アハハハハ…ジュワ~…アヒャヒャ…!

  • 193124/06/20(木) 19:24:14

    ほぼ宴の盛り上がり。パエリアを仕上げたサンジは余った具材を入れようと冷蔵庫を開けて、出し損ねたサンデーを見つけてふと思い出した。
    「(そういえば…)」
    ダイニングにいたサンジは、毒に侵されてはいなかったはず。
    ではこれを用意していた時の、あれは?
    ひやっ、と空気が冷たくなった気がした。次の瞬間。
    「サンジーーー!うまそーな匂いがする!!」
    「うわっ危ねェ!てめェルフィ!ちったぁ待てねェのか!」
    「待てねェ!!」
    清々しく言い切った船長に、思いっきりため息を吐いて。
    「じゃあ皿持ってけ、ほら」
    「わかった!」
    パエリア〜♪と調子外れな歌?を歌いながら甲板に飛び出していくルフィを、サンジは出来立てのパエリアを持ってやれやれと追いかけた。直前まで考えていたことは…なんかもうどうでもいい。

    その日のバーベキューではいくつか焼きたての肉や貝がいつのまにか消えたが、まあルフィの食欲に比べたら誤差でしかなかった。

  • 194124/06/20(木) 19:35:03

    というところで今回終わりです

    >>191

    (°∀°)アヒャ


    最初に島のどっち側に船つけるかが分岐

    そっちは人が出てくる話でした

    最後までお付き合いいただきありがとうございました!

  • 195二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:22:19

    おつおつ
    もう一つの話待ってますね

  • 196二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 22:15:49

    おつかれさまでした!
    数字が0になったら貝に食われてバッドエンドだったんですかね?
    167で2を引いてサンジが気づけなかったバージョンも見てみたかったり

  • 197二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 08:20:25

    お疲れさまでした

    今回も楽しかった!

    ホラーの種別がいつもと違ってていろんな引き出しがあるなっておもった


    >>172

    で地震ひいたらそのまま食われたんかな?

スレッドは6/21 20:20頃に落ちます

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