- 1二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 19:49:40
P「なんですか、藪から棒に」
広「プロデューサーには、その夢を叶えられるだけの才能がある。なのに私を一生プロデュースすることになったから、それは不可能になった」
P「一生と言った覚えはありませんけどね」
広「プロデューサーにはすごく感謝してる。だから、もし他に夢があるなら、恩返しに叶えてあげたい」
P「それはどうも。しかし、突然そんなことを言われても思い浮かびませんよ」
広「私に出来ることなら何でも言って」
P「そういうことは最低限一人で生きていける人間が言うものですよ。……あ」
広「思い浮かんだ?」
P「いや、子どもの頃の夢を思い出しました。宇宙飛行士になりたかったんです。図書館で宇宙の本を読み漁って、中学校に入る前くらいまでは本気で目指してましたよ」
広「そうなんだ。なんか意外かも」
P「まぁ忘れてください。ただ思い出しただけですから」
広「ふうん」
数日後
広「トレーナー、宇宙に行くよ」
P「は?」
「昔のツテを当たったら行けることになった。休学届けを出しておいて、数ヶ月間忙しくなるよ」
P「は?」 - 2二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 19:51:36
数ヶ月で宇宙に行けるフィジカルと覚えないといけないことを学習しろと?
- 3二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 19:52:49
プロデューサーはトレーニング積めばなんとかなるかもしれないけど広は無理だろ!!!
- 4二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 19:54:28
光景踊れるようになった後くらいならワンチャン……
- 5二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 19:56:55
「重力の枷から解き放たれるから宇宙のほうが楽…」
「打ち上げの加速度の耐えられますか?」
「無理…絶対バラバラになる…♡」 - 6二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 20:27:44
広「プロデューサー、衛星軌道に乗ったよ」
P「……まさか、本当に宇宙に来られるとは思いませんでした」
広「人生何があるか分からないね」
P「いいえ、訓練中に篠澤さんが何度も死にかけたので途中で頓挫するものだとばかり」
広「あんなの、最初にやったアイドルレッスンの辛さとプロデューサーの暴言に比べたらなんてことない」
P「そうですか」
広「……あんまり嬉しそうじゃないね?」
P「まだ実感が湧かないんですよ。無重量状態は何度も経験してますから、いまいち新鮮味が……」
広「じゃあ、窓の外を見てみたら?」
P「あ、そうか。……あ、あ……」
広「どう?地球は青かった?」
P「……ええ、本や写真で何度も見たとおりです。ただ……少し、滲んで見えます」
広「ふふっ、泣いてるの?私のライブでは泣いてくれなかったのに」
P「……駄目です。目のおくが、ふるえて……」
広「……良い光景だね、プロデューサー」 - 7二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 20:28:50
前提が狂ってるのにエモくしてんじゃないよ
- 8二次元好きの匿名さん24/06/04(火) 21:14:00