(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てていました part10

[1 氷室エル 24/06/06(木) 23:05:02]

以前は新しい地図を描いては色んな所で売っていました

私の地図はキヴォトスの埋蔵金の地図の6割近くを占めていましたが、今はほとんど出回っていません

何故かって？それはもう埋蔵金が見つけられてしまった以上、存在しない宝の地図は描けないからです

そして全てが終わった今、新しくなった自分を知るために自分探しをしていたのですが………それももうすぐ終わらせないといけないようですね……

『埋蔵金の地図のフレーバーテキスト』

探せ！この世の全てがそこにある！

キヴォトスの三大埋蔵金の在り処を示していると言われている地図。

割といろんなところで売られてる。

前スレ

(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てていました　part9｜あにまん掲示板

[2 氷室エル 24/06/06(木) 23:05:22]

スペック

氷室エル
レッドウィンター所属　3年生　工務部
身長：124cm
体重：普通
肌は真っ白(ナグサぐらい)
Ｂ：Ｗ：Ｈ＝貧：厚：普
ヘイロー：見る角度によって色、数、形が変化する複数の四角。万華鏡で見たアリスのヘイローの様なもの
・光の当たり方や見る角度によって虹色に変わる髪と目を持っている
・工務部の格好に荷物が大量に入ってるリュックを持っている。ヘルメットにはツインテールを出す穴が開いてる
・色彩に近しい存在だとクズノハに指摘されている


戦闘力：99(フィジカル全振り)
知力　：21(脳筋よりだけどバカではない)
財力　：36(そこそこ売れてるけど余り手元に残らない)
技術力：88(たいていの物は作れる)
神秘　：97(意識して使わない様にしている)
探索力：23(足で探せば何とかなると思ってる)
倫理　：64(資本家が絡まなければ良識がある)
演奏　：72(人並み以上に演奏ができるが披露する機会はない)
察知力：78(視線や敵意等にはよく気づく)
酒耐性：62(強いか弱いかで言えば強い)
料理　：95(自炊専。披露する機会がない)
事務　：59(頭を使わない仕事なら人並みにできる)

[3 氷室エル 24/06/06(木) 23:06:15]

エルの恐怖
キヴォトスの外より飛来した恐怖をもたらす虹色の影は、ある時１人の少女と出会った
互いに独りぼっちだった２人は互いに溶けあい、一体化し、2人で1つになった
全てが虹色に染まりたくなければ少女の虹色は決して覗き込んでいはいけない


ヒムロエル
キヴォトスの外より飛来したショゴスが虹色の塊としてエルと一体化し、キヴォトスの恐怖として落としこまれたモノ
その虹色を深く見つめたものは視界が虹色に染まる等の恐怖で発狂する可能性がある

力が強く、体内に様々な器官を生みだす事ができ、自在に変形が可能。普段はエルの頭部を守るために髪やヘイローと一体化している。角度により色や形が変わって見えるのはこの為。他にも色々できるが二人の仲を引き裂こうとしなければ起こり得ない

氷室エルと酷似している部分は多数ある。鳴き声は旧支配者のものではなくエルのもの。知識はエルの脳をベースにしており、言葉使いや知力もエルとほぼ同じ
本来弱点は無いが、氷室エル同様ストレス耐性が低いので、エルを精神的に傷つけたり、頭部を狙ったりすると……世界が虹色に変わってしまうかもしれない

好きな物、大切な物は氷室エル。最近になってゲブラを鹵獲して記憶を保存していることが判明した

[4 氷室エル 24/06/06(木) 23:06:35]

地図について

地図の画力　　98(インテリアとしても使える)
地図の難解度　67(謎解き要素は簡単だが、答え合わせが難しい)
場所の危険度　95(未だに本人以外は到達できていない)
場所の認知度　21(危険な区域なので一般人は知らない)

キヴォトス全体のシェア率は62％。信憑性は５３％


・埋蔵金の地図を強奪事件をエルが引き起こした為、現在は出回っている地図は少なく、問題が起きている自治区もある
トリニティ
地図の価値 110 (激レア高騰中)　エルの人気：37 (アンチも入れば儲もいる。ミカのデモと合わせて学園でも騒動中)
ゲヘナ
地図の価値 92　(埋蔵金ではなく地図自体が人気)　エルの人気：93 (人気者。だけど地図を描かない事が本人から分かると……)
ミレニアム
地図の価値 37　(一部生徒以外は興味なし)　エルの人気：33 (価値がないので興味ない生徒の方が多い)
アビドス
地図の価値 24　(ミレニアムとほぼ同じだがこっちは生徒の総数も少ない)　エルの人気：18 (事件を起こしたヤツとしてだけ知られている)


埋蔵金として保管されていた地図の価値
・宝の正体は親が残した今も流通しているキヴォトスの地図の原本。昔から発生している使用料が特定の口座に振り込まれ続けられている
・原本を42%を所有しているだけで、毎日遊んで暮らせるだけの使用料を入手できる
・現在この地図は先生とホシノで二分割して保管している

[5 氷室エル 24/06/06(木) 23:07:18]

前スレで変化があった好感度
エル：ネル　　　85：30 (悪の権力者を共に埋めましょう！)
エル：ユウカ　　30：67 (可愛いって言われると照れますね…)
エル：エイミ　　？：6 (初対面かつ大した会話もなし)
エル：ヒマリ　　73：33 (私の事はロボットの為に近づいてきただけなんでしょうか……)

エル：シロコ　　68：45 (友人の１人。目的地から見える景色……楽しみにしていてください)
エル：セリカ　　97：87 (友人の１人。私の地図のファンの人。特別な地図、楽しみにしていてください)
エル：ホシノ　　100：85 (私の夢を叶えたメンバーの１人。私の理想の体現だからこそ巻き込みたくないんです！！)

将来の為の目的
"友人を10人以上作る" 現在8人(放課後スイーツ部、アコ、イオリ、シロコ、セリカ)
"埋蔵金の地図を3種類以上作る" 現在２枚 (美食、景色(悪の資本家の跡地リメイク) )
"将来の可能性を3種類以上作る" 現在2種類(冒険家、ゲマトリア)
"キヴォトスを捨てる" 選択可能

[6 氷室エル 24/06/06(木) 23:13:20]

というわけでpart10までやってきてしまいました。まさか二桁に入ってしまうとは長い話になってしまったせいか、更新頻度が遅いせいなのか……

ですがここまでやってこられたのは見てくださっている方々のおかげです。ありがとうございます！

このお話も最後の下準備に入っていますが、最後まで追っていただければ幸いです

そして前スレで反応があったのはアビドス・ゲヘナ・トリニティという事でした

3つで選択肢がちょうど埋まればそのままラストへ、埋まらなければ残った選択肢をやるかダイスで考えます

という事でdice1d3=3 (3)

1.アビドスへ

2.ゲヘナへ

3.トリニティへ

[7 氷室エル 24/06/06(木) 23:23:56]

終点へとたどり着くと、すぐさま私は自室に戻り、紙を広げた

私の旅は終わった。探せば私が行った事がない地域だってあるだろうけど、私は旅を終える事にした

少し前までは自分の為に誰かと触れ合い、話し合う事を望んでいたが……ホシノさんと出会った事で分かってしまった

どうやら私は隠していることが顔や声に出やすく、ホシノさんや先生くらいになると違和感を感じ取られてしまう

私の将来の話をされたあの日からまだ出会ってないが、ナツさんやイオリさん…………いや、友達と呼べる人にはバレてしまうかもしれない

本当なら今すぐあの場所へ1人で向かい、決着をつけるべき…………だけど………いや、今はこの先を考えるのはやめておこう

キヴォトスでの最後の思い出になるんだ。その為の準備はしっかりしないと！！

限定スイーツをどこで食べるか

dice1d3=1 (1)

1.トリニティ自治区郊外

2.トリニティ自治区

3.放課後スイーツ部の部室

[8 氷室エル 24/06/06(木) 23:49:06]

＜次の日＞

～キヴォトス某所　スイーツカフェ～

ハァ……ハァ……！！急がないと……！！

昨日は色々頑張ってたせいでもう約束の時間5分前で……！！

「あ！来た！ お～いこっちこっち！」

すみません！ 遅くなりました！

「気にしなくていいよ、なんなら約束の時間より早いくらいだし。ナツなんていつも遅れてくるからね」

それはなんとまぁ……ナツさんらしいですね

「エル。呼び方」

あ……すみませんつい……

「それよりもエルちゃん大丈夫？ 疲れてない？」

は、はい………30秒もしたら回復しますから…………

「どうする？ まだナツが来てないし席取っちゃう？」

「いやいや！ 列はもう並ばないと間に合わないわよ！？開店時間前に集まってるとはいえ今日の狙いは限定500個マカロン！ もう何人か並び始めてる子もいるし、ゆっくりお茶してたら絶対に間に合わないわよ！？」

[9 二次元好きの匿名さん 24/06/06(木) 23:50:19]

たておつです

[10 二次元好きの匿名さん 24/06/06(木) 23:57:05]

立て乙ですよ！

[11 氷室エル 24/06/07(金) 00:01:19]

それなら私だけ並んできましょうか？

「それはあんまり意味ないかな。1人で受け取れるマカロンの数は2つまでだから、並ぶなら皆で並ばないとね」

「分かってる！ 分かってるけどぉ！！」

「ヨシミちゃん落ち着いて……！」

今日みたいに4人が揃わない時、いつもどうしてるんですか？

「いつも？……うーん……解散？」

え！？

「ナツが来ない事なんて珍しい事じゃないから。……それでも目の前で消えていく限定スイーツを事を想うとやりきれないけど」

「でも、この前はアイリが美味しいクッキーを持ってきてくれたから、それを皆で摘まみながらナツを待ってたっけ」

「結局寝坊してて到着した頃には集合時間の1時間後だったから、あの時は集まって即解散だったけど」

………意外ですね

「そう？」

はい。dice1d3=1 (1)

1.ナツさんをちゃんと待つんですね

2.スイーツを諦められるんですね

3.簡単に解散するんですね

[12 氷室エル 24/06/07(金) 00:15:34]

時間限定の大切な物なら事情を話して先に並んでおけばよくないですか？

遅れた人だけ食べられないというのはかわいそうですけど、先に並んだ人がわけてあげればいいだけですし、何よりそれで全員が食べられないのは本末転倒じゃないですか？

「う～ん……一応言っておくと、いつもナツを待ってるわけじゃないよ？ あんまりにも遅いと3人で別の店に行ったり、現地解散する時もある」

「でもナツに限った話じゃないけど、全員集まる予定で誰かが来ないからって3人だけで限定スイーツの列に並ぶのは違うかな」

「そうそう。いくら限定スイーツだって言っても、その日だけ限定で今後二度と食べる機会がないなんて事はめったにないから、今日が無理ならまた違う日に集まればいいじゃん？」

「私も誰かを仲間外れにしてまで食べたいお菓子ってないかな。 ものすごく感動できる味のスイーツを1人で食べるより、どこでも売ってる様なお菓子を皆で一緒に食べる方が私は幸せかな」

………なるほど

「エルってレッドウィンターの工務部なんでしょ？ 仲間と一緒にお昼ご飯とか食べたりしないの？」

dice1d3=2 (2)

1.時間が合わないので食べない

2.ミノリ部長の奢りの時についていく時くらい

3.作業の時は食べてはいる

[13 氷室エル 24/06/07(金) 00:30:29]

基本的には私は工務部の中でも各地を飛び回ってるタイプなので誰かとご飯というのはあまり……

たまに部長が作業員にご飯を奢ってくれる事があって、その時は複数人で食べますけど……その時くらいだけですね

「じゃあその部長と食べるご飯と、1人で食べるご飯。どっちが美味しい？」

「もっと言うなら、その部長が同じ奢ってくれるご飯でも、一緒に食べるか物だけ渡されるかって結構違ってくると思わない？」

…………皆さんにとって4人の絆は限定スイーツを諦められる程に大切な物なんですね

「それとこれは別問題よ！！」

えぇ！？

「4人揃って放課後スイーツ部なのは間違いないけど、限定スイーツだって同じくらい大事！！」

「今日はせっかくエルも来る日だって分かってるんだから、このままナツのせいで買えなかったら………！」

「………そろそろ並ばないと間に合わない。もう今日は諦めた方がいいかもね」

dice1d3=1 (1)

1.結局ナツは1時間後に来た

2.ナツから連絡が入る

3.ナツがやってくる

[14 氷室エル 24/06/07(金) 00:42:33]

「やぁやぁ、おまたせエルさん。1週間ぶりくらいかな？ 元気～？」

……あの、私の事よりも……

「おまたせエルさん。………じゃないわよ！！！ また遅れてきて！！」

「いや～ごめんね。お布団とコレが私を離してくれなくて……」

何ですかそれ？…………雑誌？何か書いてあるんですか？

「あ～……エル。ナツが持ってくる話は適当に……」

「そう！！エルさん……いや、エルには分かるのだよ！ このお宝の価値が！！」

まだ雑誌だって事しか分かってないですけど

「というわけでここのページを見てぇ～。興味そそられない？」

えっと……dice1d3=2 (2)

1.糖度50のいちご畑？

2.洞窟に眠る虹色のかき氷？

3.未確認甘味だらけのスイーツマップ？

[15 氷室エル 24/06/07(金) 00:56:59]

「何それ？ どこからそんな変な話持ってきたの？」

「変な話じゃないよ。今度はミステリーコーナーじゃなくてホラーコーナーから拾ってきたから」

「余計におかしくなってるじゃない！？」

「ホラーだって甘い物が欲しくなる時だってある。 ほら、エルを見て」

………………　ﾍﾟﾗﾘ

「一心不乱に本を読んで……みんなに足りないのは彼女の様なスイーツを強く追い求める姿勢じゃないかな！！」

「……もしかしてエルってナツ側だったりする？」 ﾋｿﾋｿ

「ありえるかも。そもそもエルってナツに会いに来てたわけだし……どうする今の内に帰る？」ﾋｿﾋｿ

「二人とも聞こえてるよ。全く……こんなに珍しそうなスイーツを求める大冒険をそんな目で見るなんて……」

「スイーツを求める同志、エル。あそこで帰る支度を始めてる3人にひとこと"一緒に探しに行こう！"と言ってくれないか！」

dice1d4=3 (3)

1.………トリニティにこんな場所があったんですね

2.………皆さんが行きたくないのであれば

3.こんな場所ないですよ

4.これ場所知ってます

[16 氷室エル 24/06/07(金) 01:19:12]

「ほらエルも一緒に探しに行こうって……え？」

これってトリニティ自治区から離れた場所って書いてありますけど……この辺りの地域で自然のかき氷ができるくらいに冷えた洞窟ですよね？

「そうそう。ちょっと前にもメイプルシロップで出来たつららができる洞窟が見つかったから、そこと近い位置にあると思うんだけど……」

はい。洞窟自体はありますけど、私こんな場所見たことないですよ？
それなりにキヴォトスの怪しい場所は一通り見て来てるので間違いないです

「………だってさ。残念だったわねナツ」

「い、いやでも！ いかに埋蔵金の地図の作者で無数の地図を持つエルとはいえ、全ての洞窟を踏破したわけではない……よね？」

それはそうですけど、少なくともこの目星をつけてる座標周りにはありませんよ

「そ……そんな……」

「そういえばエルって地図描いてたんだっけ。埋蔵金以外の地図も描いてたりするの？」

………人に見せられるものではありませんが一応練習がてら、主にキヴォトスの地図に載らない世界を描いていました

「じゃあもう決まりじゃない。ありがとうエル。おかげで付き合わされなくて済みそうだわ」

[17 氷室エル 24/06/07(金) 01:34:55]

「虹色のかき氷だよ？ エルの髪みたいな綺麗な色をしているって噂だよ？ 見に行きたくないの？」

それは……見てみたいですけど……

「ダメよエル！ ナツはああやって巻き込みたいだけなんだから！」

「それに虹色のかき氷なんてシロップを混ぜたら作れるでしょ。作りたいならシロップでも一緒に買いに行く？」

「………うぅ。そっか……ごめんねみんな……今日はエルが来るからってひとりで盛り上がっちゃって………」

「でも………どうしても見てほしくて……くすん……」

……！！ 確かに見たことないですけど、それでも……！

「ダメよエル！ これはナツの常套手段なの！！ 私達だって何度も騙されてきたんだから！！」

えっ……あれ演技なんですか？

「違うよ……ぐすっ…………ただ私はみんなと……虹色のかき氷を探したくて………だけど……ぐすっ……」

「エルがいるからっていつもより粘ってくるわね。エル！もう一度断ればいいわ！！」

dice1d3=2 (2)

1.……行きます

2.……またの機会に

3.……ない場所には行けないです

[18 氷室エル 24/06/07(金) 01:43:58]

「……またの機会？」

はい。ないとは思いますが、絶対かと言われれば絶対ではないので……ただ今日はナツが遅れた事で限定スイーツに間に合わなかったわけですし、流石に今から全員で行くのはちょっと……行くなら全員が万全のタイミングにしましょう
だから、また今度にしませんか？ その時までに怪しい場所は1度調べておきますね

「……何気に私達巻き込まれる事確定してない？」
「さっきエルちゃんにみんな一緒って話したからじゃないかな……」


「うぅ……今日じゃダメ……？」

それは勘弁してください……今日はこれで許してくれませんか？

「…………ここが落としどころかぁ。残念」

えっ！？ ナツさん？

「それじゃまた日程が決まったら連絡するね～」

…………はい

[19 氷室エル 24/06/07(金) 02:01:10]

「それじゃどうする？ せっかくエルが来てるのに何も食べてないし、どっか寄ってく？」

「また部室で適当にスイーツ食べながらゆっくりするのもいいんじゃない？ エルって前に部室であった日から新しいスイーツを探したりした？」

いえ、色んな自治区を周っていたので……ちょっと前に歓迎会をしてもらった時にあんまり買わないお菓子が出てきたくらいで、それ以外は目新しいものは何も……

「……！！ じゃあ各自エルが食べた事ないスイーツを持ってくるゲームをするってのはどう？」

え？

「いいじゃん。面白そうだし乗った。制限時間は？」

「部室まで戻る時間も考えて2時間くらいでいいんじゃないかな」

あの……私はその間何をしたら……

「先に部室で待ってて。場所は覚えてない？ 覚えてないなら誰かが案内してあげないと……」

dice1d3=1 (1)

1.覚えている

2.アイリが案内

3.ナツが案内

[20 氷室エル 24/06/07(金) 02:14:23]

場所は覚えてます。問題はトリニティに私1人で入らないといけないという事なんですけど……

「そこは大丈夫だと思う。エルが来てから3日後ぐらいにゴミになって景観を損ねるからって地図の持ち込みが禁止になったのよ」

「禁止令のおかげで地図を破いたり傷つけたりするようなパフォーマンスができなくなって……代わりに盛り上がったもう一つの別のデモが盛り上がってるみたい」

なるほど………ナギサさんが言ってたやつかな？

そういう事なら分かりました。先に部室に向かえばいいんですね

「うん。食べた事ないスイーツをいっぱい探してくるから楽しみに待ってて！」

「何も起きないと思うけど、何かあったらすぐ連絡して。すぐ戻ってくるから」

はい、楽しみに待っていますね！

「…………」

dice1d3=1 (1)

1.聞いてない

2.今日聞いた

3.事前に聞いてる

[21 氷室エル 24/06/07(金) 02:28:37]

「それじゃあ私も探しに行ってくるねエルちゃん」

はい。楽しみにしてますね！

それじゃ私も早速部室に……

「…………」

ナツさん？ どうかしましたか？

「んー……せっかくだから聞いておきたいなって思って、二人きりになるのを待ってた」

聞きたい事ですか？

「うん……あの日から夢、見つかった？」

……………夢

dice1d3=1 (1)

1.……はい

2.…………

3.……いえ

[22 氷室エル 24/06/07(金) 03:06:48]

「本当に？」

……はい。私が心の中で望むもの。それが分かりました

ナツさんのおかげでもあります。ありがとうございました

「なら見つかった夢が何なのか、聞いてもいい？」

内緒じゃダメですか？ ちょっと人に言うには恥ずかしい内容なので

「本当に見つかったのならそれでもいいけど、せっかく相談に乗ったからには、どうやって見つけたかくらいは教えてほしいな」

………そうですね。ナツさんには随分助けてもらいましたし少しだけなら

ナツさんは以前教えてくれましたね、放課後スイーツ部の皆さんとの出会いは私の新たな夢に関係したと

確かに関わっていました。そしてスイーツ部の皆さん以外の人ともたくさん関わって……関わったからこそ私の中に生まれた夢です

皆さんの事を考えると自然と……夢に辿り着きました

「dice1d3=3 (3) 」

1.ならどうしてそんな顔をしてるの？

2.それは夢じゃないよ

3.……誰が犯人なの？

[23 氷室エル 24/06/07(金) 03:19:46]

犯人？なんのことで……

「教えてエルさん。一体誰が前に進もうとしたエルさんを元に戻しちゃったの？」

「あの日、迷いながらもトリニティにやってきて何を話したか忘れちゃったの？ いや、忘れようとしてるの？ 誰がそんな事を？」

「誰がエルさんの夢を追う足を止めたの？ なんで後ろ向きに歩こうとするの？」

これは私が1人で決めたことで……

「違う。あの日、私が見たエルさんなら絶対に1人で決めたりしない」

そ、それは……

「誰に何を言われたの？ 教えてエルさん」

「もしかして……dice1d3=1 (1) 」

1.本当にエルさんが決めたの？

2.私達が関係してる？

3.怖いの？

[24 氷室エル 24/06/07(金) 03:37:23]

……………はい

「……エルさんは私と初めて直接話した時の事覚えてる？」

「悩んでる口に甘い物を詰め込んで……クッキーを使って講義したよね」

そんな事もありましたね

「今のエルさんはあの時みたいに迷ってるし、悲しんでる様に見える」

適当な事言わないでください。分かるわけが……！

「分かる。だってエルさんが傷ついてた顔も、嬉しそうだった顔も、悩んでる顔も、……友達になった時の顔も見てきたからね」

「私よりもエルさんを理解している人は他にもいるだろうし、もっと仲がいい相手もいるかもしれない。だから私にはエルさんの夢を語る表情からでしか分からない。だから教えてほしいの」

「誰がエルさんをこんな目にあわせたの？」

65(ナツ好感度)以下で……

dice1d100=1 (1)

[25 氷室エル 24/06/07(金) 03:58:00]

い、言えない……！

「……言えないって事はやっぱりいるんだね」

違います！ 犯人とかじゃなくて！！私が……！私の夢は確かに私が自分で決めた……！！

「夢は決めるものじゃないよ。パフェの話を思い出して」
「パフェの食べ方も中身も決められたものじゃない、足りなければ助けてくれる仲間が補って皆で作っていく夢の形だって」

…………ダメです、関わってはいけない。絶対に……これ以上詮索をするなら私は……！

「どこへ行くの？」

他の皆さんには体調不良で帰ったと伝えてください。これで大丈夫なハズですから……ナツさんも、もう私に関わらないで……！


「……だってさ、皆」

………え？



「エルの様子がおかしいってナツからメッセージが飛んできた時には何事かと思ったけど……」
「戻ってきて正解だったみたいね」
「二人とも大丈夫！？」

[26 氷室エル 24/06/07(金) 03:59:39]

今日はここまでです
ある程度書ききりたい欲と、頭が回らない時間のせいで筆が進まない……

[27 二次元好きの匿名さん 24/06/07(金) 07:07:09]

うーん友情

[28 二次元好きの匿名さん 24/06/07(金) 12:40:10]

投稿乙です

[29 二次元好きの匿名さん 24/06/07(金) 20:50:55]

友達はちゃんと関わって良いんだよ

[30 氷室エル 24/06/07(金) 22:48:32]

なんで………いつから呼んだんですか？

「ついさっきだよ。皆が一度解散する流れになってエルさんに話しかけるまでの間に」

それだと私が夢の話をする前じゃないですか！ さっきの話から違和感を感じるなら分かりますけど、それ以前は普通でしたよね？

「出会った時から少し違和感はあったよ？だって私の事ずっとナツ"さん"って呼んでるから」

！！　それは……まだ慣れてないだけで……

「じゃあ今日4人の中で誰でもいいけど名前で呼んだ？」

それは………その………

「エルさんは内心を語らない事には慣れてるかもしれないけど、内心を隠す事には向いてないよ」

………それでも言えません

「ねぇナツ。どういう状況なのか教えてくれないと私達なにも出来ないんだけど」

「う～ん……簡単に言うと、私達が友達になった日の前……いや、それよりも前のエルさんの状態に戻そうとした誰かがいるらしいよ」

「……パッと見は変わってる様に見えないけど……そうなの？」

「百聞は一見に如かず。エルさん、1つ質問してするね。私達との出会いはエルさんにとって良い事？それとも悪い事？」

dice1d3=3 (3)

1.………はい。私にとって良かった出来事です

2.悪いわけないじゃないですか

3.それは勿論！

[31 氷室エル 24/06/07(金) 23:00:56]

いい事に決まってるじゃないですか！！

「うん。私達もそう思ってる。だからそんな出会いを大切にしたい気持ちも分かるよね？」

…………それは

「……まだるっこしい。聞くべきことだけ聞けばいいんじゃないの？」

「カズサ？」

「エルは言いたくない隠し事を持ってるだけでしょ？ その気持ちは分かるよ。私もそうだから」

「だけど私達もそんなに暗い顔されたら心配になる。だからエルを曇らせてる原因は誰なのかだけ教えて」

そ、それは……！

「私達が知らない人ならそう答えてくれればいい。知ってる人なら代わりに話つけてあげる。自分の事で悩んでるなら相談に乗るし、ナツがエルに詰め寄ってるせいで暗い顔してるなら一発シメとくから」

「何で悩んでるかは言わなくていい。誰で悩んでるかだけ教えて」

dice1d3=2 (2)

1.………言えませんよ

2.………分かりませんよ

3.………巻き込めませんよ

[32 氷室エル 24/06/07(金) 23:16:34]

誰にも話せない原因は誰か？

誰も巻き込めないと思いながら、こうして出てきた私？ 急に現れたあの絵の大人？ 私を捨てた両親？ その両親を利用した黒い大人？

誰のせいとかじゃない。こんな事になったのは私のせいだけど…………原因は……………

…………分かりませんよ

私にも分かりませんけど………これは私の事なので…………

「……………そっか、分かった。なら今日はここまでにしておく」

……いいんですか？

「だって話したくないんでしょ？」

それはそうですけど……

「待って！エルさんは絶対……！」

「ナツ。今日はあんたが遅刻してきたせいで私達もエルもまだ何も食べてないの」

「エルの調子が悪くて気にするのはいいけど、甘い物も食べずに出会ってひと月も経たない友達の言いたくない事を掘り返す事が私達がやるべき事？」

「うっ………」

「でも話す気になったらいつでも連絡して、話を聞くくらいならいつでも聞くよ。無茶な連絡はナツのせいで慣れてるからね」

dice1d3=3 (3)

1.……ありがとうございます

2.はい………必ず

3.………もしも

[33 氷室エル 24/06/07(金) 23:21:30]

もしもの話ですよ？…………皆さんが一番大切にしていたモノを手に入れられる、恐らく唯一の可能性があるとします

ただしそれを手に入れる為には大切なモノ以外の全てを失わないといけないとしたら………どうしますか？

「なにそれ心理テスト？」

「エルさん………もしかして………」

「そんなの答えは決まってるじゃない」

「じゃあ皆で一緒に答えようよ」

「「「「 せーっの！ 」」」」

ナツ　　dice1d3=3 (3)

カズサ　dice1d3=2 (2)

ヨシミ　dice1d3=3 (3)

アイリ　dice1d3=1 (1)

1.犠牲にする

2.別の方法を探す

3.犠牲にしない

[34 氷室エル 24/06/07(金) 23:37:15]

………！

「……はいかいいえで答える質問に捻くれた答えを出してるバカは無視して」
「意外ね……アイリって犠牲にするタイプなんだ」

「私が一番大切なのはここにいる皆だから、皆と一緒にいられるなら全部犠牲にできるかなって思って」

「あ～そっちね。私は一番大切にしてたモノって言ってたから、販売終了した幻の限定スイーツが手に入る話かと思っちゃった」
「当然答えはノーなんだけどね。たとえどんな味のスイーツでも皆を犠牲にしてまで食べたくはないから」

…………そうですよね

「で、私と同じ意見だろうナツはいいとして…………カズサ、あんただけよ？ 捻くれた答えだしてるのは」

「うっさい」
「私はただそういうものを唯一のチャンスだとか、全てを犠牲にしないといけないとか思いたくないだけ」

………！！

「１度限りの限定スイーツも好評なら第二弾をやってくれるかもしれないし………そもそも全部を捨てないといけない様なものは選択肢として間違ってると思う」

[35 氷室エル 24/06/07(金) 23:49:51]

間違ってる………

「うん。だから私なら失うものをもっと少なくする方法を探すかな？ それともこの答えは不満だったりする？」

いえ、この質問に答えがあるわけではないですから………

「なら解答はこれで………ナツは何か言っとく事ないの？」

「………」

ナツさん………？

「…………そうだね。私も皆と言いたい事は一緒」

「何かを犠牲にしないと手に入れられない冒険や青春もあるかもしれないけど、全てを捧げてまで手に入れるものじゃない」

…………そうですよね

「だから………何も犠牲にせず楽しめる今があるなら、それを存分に楽しまないとね………はいこれ」

はい？ なんですかこれ？

「あんみつだよ。虹色のかき氷と一緒に食べようと思って、ここに来る前に買ってきたカップに入ってるやつ」

「スプーンも付いてるから食べていいよ」

dice1d2=2 (2)

1.食べた事ない

2.食べた事ある

[36 氷室エル 24/06/08(土) 00:00:57]

はぁ……それならいただきますね　ﾊﾟｸﾘ

「どう？ 初めて食べる味だったりする？」

いえ、食べた事ある普通のあんみつですけど……

「それは残念。食べた事なかったら私の一人勝ちだったのに……それじゃ次はこの豆大福でも食べる？」

「一人勝ち？………あ！？ ナツあんた駆け抜けする気ね！！」

「……さて、なんの事やら……豆大福の他にも色々あるから部室に向かいながら色々食べていこ～」

あんみつは座って食べたいんですけど……


「アイリ！ 決めてた時間って何時までだっけ？」

「えっと……後１時間半くらいかな？」

「……あぁ、そういう事ね」

「みんな急ぐわよ！ ナツの一人勝ちなんてさせないんだから！！」

「ま、待ってヨシミちゃん！！」

「いつの間にか個人戦がナツとの対決になってるし………まぁいっか」

[37 氷室エル 24/06/08(土) 00:24:56]

「………ごめんねエルさん。追い詰めるつもりはなかったんだけど……」

………いえ、悪いのは私ですから

「私もカズサと一緒。エルさんが話したくなったらいつでも聞くからね」

はい。ありがとうございます

「それじゃ部室まで一緒に行こっか。それと途中で見た事ないお菓子があったらいってね」

……それはルールとして問題ないんですか？

「細かい事は気にしない。本人に直接聞くのは禁止って言われてないからきっと大丈夫だよ」
「ほら、早くいこ～！ 元気がないならその分甘い物食べて元気出さないとね」

[38 氷室エル 24/06/08(土) 01:10:42]

エルさんは間違いなく大切な何かを犠牲にしようとしている。誰にも何も言わずに

だけど自分でも正解が分からないから、あんなもしもの話をしたのだろう。アレほどあからさまな聞き方をしたら誰だって気づくのに………そんな事すらも分かっていなさそうだった

きっとエルさんの言う犠牲には私達が含まれている。だから私達には何も話せないのだろう

カズサもヨシミもアイリも……多分うっすらとは気づいてる

私はエルさんに何が起こったのかを知らない。エルさんを止める力もなければ、エルさんが逆らえない程の相手に立ち向かう力もない。私達が真実に近づこうとすると、失う事を恐れてもう姿を見せなくなるかもしれない

ならば私達は放課後スイーツ部共通の友達として、少しでも楽しくて甘いひと時を届けよう。その隠しきれない暗い顔を、少しでも明るくできるように

そしていつの日か話してくれたら……その時こそ全力で力になろう

私達は犠牲になんてならない。夢の障害だって取り除いてみせるよ

それがエルさんを苦しめる何かを倒す事はできない私達ができる事。後ろを向きに下がっている顔を少しでもあげてもらう。きっとそれが最善

だからエルさんが前を向ける様にする役割は他に任せる事にするね

そして私はエルさんに内緒でモモトークに連絡する

グループ名は………『埋蔵金探索グループ』

dice1d3=2 (2)

1.この後は普通に部室でスイーツ食べて解散

2.甘い物を食べ過ぎたので解散後に寄り道する

3.学園内でティーパーティーに呼び出される

[39 氷室エル 24/06/08(土) 01:20:44]

うぷ……口の中が甘すぎる……ちょっとお菓子を食べ過ぎたかも…………後でしっかり歯磨きしないと虫歯になりそう…………

でもせっかく私の為に用意してくれたのに残すのは無いよね………ふぅ、どうしようかな……

このまま帰ってもいいんだけど、ちょっと口の中の味を変えたい気分だし、ちょっと腹ごなしの為にも運動した方がいいよね

だけどトリニティの学園の外を出歩くのは危ないし………行きはナツさんが人の少ない通り道を案内してくれたからいいんだけど、夕方も使えるのかな？

う～んdice1d3=2 (2)

1.学園見学も兼ねてトリニティ学園を散策する

2.人通りの少ない通り道をダッシュで帰る

3.カタコンベなら走りたい放題！！

[40 氷室エル 24/06/08(土) 01:27:58]

いつまでも学園に残るのも迷惑になるし、………何より甘い物の食べ過ぎて解散した手前、しばらくしても学内で再開したら気まずいですもんね。まずはトリニティから出ますか

～～～～～～～～～

dice1d3=1 (1)

1.何事もなく脱出

2.数人すれ違ったが特に何も起こらず

3.下のダイスを無視してトラブルへ

～～～～～～～～～

ちょっと濃い物を食べたい気分でもあるし、しょっぱい物を食べたい気分でもあるんだけど………どこに向かおうかな？

dice1d3=1 (1)

1.ブラックマーケット

2.キヴォトスの都市部のコンビニ

3.手持ちの保存食の塩漬け

[41 氷室エル 24/06/08(土) 01:43:16]

ブラックマーケットなら何でも売ってるし、たまに屋台も出てるし久々に行こうかな

地図を売りに行く以外で行くの久しぶりかもしれない

～～～～～～～

「………」　ﾋｿﾋｿ

「………」　ﾋｿﾋｿ

…………あんまりよくない視線を感じる

まぁここもトリニティと同じくらい被害を出しちゃったから仕方ないか

私がどういう人間か知ってる人も多いだろうし、直接金さえ出せば文句は言われないだろうから別にいいんだけど……さっさと目的だけ達成しちゃおうかな

dice1d3=2 (2)

1.たまに保存食を買い揃えに行くお店(-20)

2.普段立ち寄らない場所で探す(ぞろ目の±1でもゾロ目と判定する)

3.ラーメン屋の屋台(+50)

dice1d100=89 (89)

1～33.何も起こらず

34～66.卸売り業者の報復

67～100.便利屋発見

ゾロ目.　(ゾロ目優先)

[42 氷室エル 24/06/08(土) 01:57:02]

知ってる人の所だと買いづらいし、ここは普段入らない様な場所に行ってみようかな……

どこにでも同じような店があるし、ブラックマーケットの中でも店が少ない所とかにも隠れたお店があったりするし…………ん？アレは………

「………ダメです。ここも高すぎて買えません……」

「どうする？ 別の場所探しに行く？」

「うん。きっと探せば見つかるよ」

あの三人組……どこかで……

「………姫、ヒヨリ、見られてるよ」

「ええっ！？ 追手ですか？」

「いや、ちょっと待って。あの子は……」

………すみません

dice1d3=1 (1)

1.何かお困りですか？

2.どこかで出会いませんでしたか？

3.お久しぶり……ですか？

[43 氷室エル 24/06/08(土) 02:13:48]

「……！？あの子はバシリカの……！」
「偶然？それにしてもこんな場所で出会うなんて……」

あぁ、すみません。急に話しかけてしまって……怪しいですよね？
私はこの辺りでちょっとお店を探して回ってるだけの者なんですが……


「えへへ……あれからちゃんと回復したんですね」
「だけど確かあの子ってトリニティの追手なんじゃ……」

「目的の物はまだ手に入れてないけど、どうする姫？」

「………私に任せて」



あ～……急に話しかけてすみませんでした。私はこれで……！

「待って」

はい？

「初めまして。私はアツコ。秤アツコ」

「！！姫…！それは……」

これはご丁寧にどうも。私は氷室エルです。

「……大丈夫。この子は私達の事を何も知らないし覚えてないよ」

[44 氷室エル 24/06/08(土) 02:26:19]

「今回は知らなかったみたいだけど、次からはやめてね。姫に何かあったらリーダーに顔向けできないから」

「うん、ごめんねミサキ。でもこの子は大丈夫だよ」

……覚えてない？私達ってどこかで出会いました？

「………いいえ。私達の出会いはこれが初めてだよ」

ですよね……？ う～ん？

「あんまり気にしないで。それよりも何か探し物をしてたんじゃないの？」

あっ………まぁ、私は少しこの辺りで晩御飯でもと思ってただけなので……アツコさんは？

「dice1d3=2 (2) 」

1.……このクーポンが使えるお店って知ってる？

2.私達も同じだよ

3.プレゼントを探してるの

[45 氷室エル 24/06/08(土) 02:50:21]

同じものを探してる私が言うのもなんですけど、もう少し大通りで探した方が………いえ、ここに来ている時点で私と似たような理由ですよね
因みにどういう晩御飯をお探しです？

「なるべく日持ちする食材と水を」

………予算は？ 桁だけでいいです

「3人で4桁」

分かりました。10分待ってくれませんか？ すぐ持ってきますので

「いいの？ それなら……」

「待って。いくらなんでも都合が良すぎる。何を企んでるの？」

「もしかして10分間の間に私達を包囲して……！ やっぱり世界は苦しいですよね……」

別に何も企んでいませんよ
強いていうなら……私はプリンをたくさん持っているならプリンを持っていない人に分け与える。そんな場所に所属していただけですから

[46 氷室エル 24/06/08(土) 02:54:27]

本日はここまで　最初に登場した時もそうだったんですけど、ナギサには何度も踏めば色々起こせる判定を出していたんですけど結局踏めず仕舞いに……

そしてゾロ目の部分の文字が抜けてる事にさっき気づきました……項目内容は謎の三人組を発見でした
という事で次回はダイス次第では凄く短くなるかもしれないアリウススクワッド編です

[47 二次元好きの匿名さん 24/06/08(土) 09:37:30]

優しみ

[48 二次元好きの匿名さん 24/06/08(土) 14:28:39]

仲が良くも悪くもないアリスク相手なら相談できるかも

[49 二次元好きの匿名さん 24/06/08(土) 23:22:42]

スクワッドだ
また友達になれるかな

[50 二次元好きの匿名さん 24/06/09(日) 07:33:14]

そう言われると凄く良い思想に聞こえる…

[51 二次元好きの匿名さん 24/06/09(日) 17:15:53]

面白そうな出会いだ

[52 二次元好きの匿名さん 24/06/09(日) 22:04:36]

とりあえずご飯かな

[53 氷室エル 24/06/09(日) 22:34:44]

６月中に終わりそうな終わらなさそうな……再開します

さて、たぶん訳ありですよねあの人達。普通の人はあんな所で食事を探そうと思わないでしょうし

………私は例外ですよ？ 普通の事情じゃないので

でも３人分の食料を買うなブラックマーケットより普通のお店で買った方が安上がりしますし、今は私のご飯は置いておいて適当に色々買いにいきますか！

……………

………

…

……とりあえずこれくらいでいいかな？ 10分で戻るって言いましたし選り好みしてる時間はありません

急いで戻るとしましょう

dice1d3=3 (3)

1.アツコだけ待ってる

2.アツコとミサキだけ待ってる

3.全員待ってる

[54 氷室エル 24/06/09(日) 22:44:27]

「そろそろ10分経ちますね。あの子、大丈夫でしょうか？」

「周辺に怪しい気配はないから包囲はされてないと思うけど……」

「………！ 来たみたい」

おまたせしました！ 一応買えるだけ買ってきましたので確認お願いします！

「うん……！？ これは……！」

「わぁ！見てください！！ 水やご飯だけじゃなくてお菓子も入ってます！！」

「………(どれも開封されてない。何も仕込んでないか)」

好みが分からないので適当に買えそうなものを買ってきました

それでは私はこれで失礼……

「待って。まだ代金を払ってない」

dice1d3=1 (1)

1.そうでしたね。では所持金を見せてもらってもいいですか？

2.これくらい奢りでいいですよ

3.なら支払いの代わりに1つお願いがあるんですけど……

[55 氷室エル 24/06/09(日) 22:52:41]

「手持ちはこれだけなんだけど足りるかな？」(千円札dice1d9=1 (1) 枚)

確認しますね………はい。十分ですよ

dice1d3=3 (3)

1.3枚以下の場合は1枚、4枚以上の場合は3枚もらう

2.半分貰う(端数は切り上げ)

3.1枚貰う

「………どういうつもり？ 私達は施しを受ける程落ちぶれてないよ？」

いえいえ、実際にこれくらいの価格で買える場所があるんですよ

普段から私が食料品を大量に購入してるお得意先があって、色々融通価格で売ってもらってるんです

「凄いですね……私達にもそんな都合のいい店があればいいんですが……現実はそうはいきませんよね……」

(それはまぁ……そんな都合のいいお店なんてないですからね)

実際の金額

dice1d3=2 (2)

1.アツコ達の所持枚数で買える

2.値段を見て買っていないので分からない

3.1万円弱

[56 氷室エル 24/06/09(日) 23:02:10]

「それでも1000円でこれだけの分の量の食料が買えるなんて……信じられない」

「ちゃんと節約しながら食べればdice1d3=3 (3)　は保つよ」

1.dice3d2=1 1 1 (3)　日分

2.dice4d2=1 2 2 2 (7)　日分

3.dice5d3=2 2 1 2 2 (9)　日分

私が個人的に買う食べ物ってどうしても保存が効く食べ物になりがちなんですよね……もっと美味しい物があるのは分かってるんですけど………

好みに合わなかったらごめんなさい

「謝らないで。私はあなたに感謝してる」

そう言ってもらえると助かります。それでは今度こそ失礼しますね

「………待って」

はい？ まだ何かありました？

「dice1d3=2 (2) 」

1.どうして私達を助けてくれたの？

2.あなたの分の晩御飯は？

3.お礼がしたい

[57 氷室エル 24/06/09(日) 23:09:01]

え？私の？

あ～……別に気にしないでいいですよ。お腹が減ってるから晩ご飯を探してるというよりかは、口の中の甘さを消したくて探してただけですから

さっきの買い物の間に甘さも忘れてきたので、素直に自室に戻って何か食べることにします

「それなら……」

おっと！ その買ってきた中から私に渡す……というのはやめてくださいね

買ってきた意味がありませんから

「dice1d3=1 (1) 」

1.そう……残念

2……今、買ってきたものじゃなければいいよね？

3.なら……ついてきて

[58 氷室エル 24/06/09(日) 23:20:00]

何かを返したいという気持ちだけで十分嬉しいですよ

「なら最後に……」　ｽｯ

手……？ 握手でもしますか？

「うん」

冗談で言ってみただけでしたが………いいですよ　ｽｯ

「………ありがとう」　ｶﾞｼｯ!

………？ dice1d3=1 (1) 　　ｶﾞｼｯ!

1.この香り……？(80以上で成功)

2.視線……？(40以上で奥から、70以上でアツコから)

3.この温もり……？(40以上で成功)

dice1d100=57 (57)

[59 氷室エル 24/06/09(日) 23:35:51]

(この香り………どこか知ってる様な………どこだっけ？)

「……うん。もう十分」

そうですか。それでは………失礼します！




「姫。なんで握手なんてしたの？」

「あの子の手の温もりを直接感じたかった………バシリカでこの子を置いていった時、とても冷たくて……放置したらそのまま死んでしまうかもしれないって思ってた」
「それを見殺しにしたのは私で………少し後悔してたの」

「………」
「見殺しにしたのは私達の判断で、姫ちゃんは何も悪くないですよ！」

「そしてアリウスを脱出して、またベアトリーチェに捕まって……捕まった先でもう一度あの子を見た時………あの子は確かに私の事を覚えていた」

「え！？ 本当ですか！」
「それって……いや、でもそれだと最初に出会った時の反応がおかしくなるよ」

「うん………今日見たあの子は私の事を覚えていなかった」

[60 氷室エル 24/06/09(日) 23:43:36]

「………サッちゃんが教えてくれたんだけど、私はあの日。見てはいけない物を見てしまったらしいの」

「そしてそれは……dice1d3=2 (2) 」

1.今は影も形もない

2.今は過去に起こった出来事としか記憶に残っていない

3.今でも心に色濃く映り込んでいる

「だから直接触れてみて、あの日と同じ姿がそこにいるのか確かめたかったの」

「……そんな危険な事をしないで。姫に何かあったらサオリもヒヨリも傷つくよ」

「ミサキは傷ついてくれないの？」

「それは……傷つくよ」ﾎﾞｿｯ

「え？」

「私の事はどうでもいいでしょ。それよりも早く持ち帰るよ。ヒヨリ、半分持って」

「わ、分かりました！」

「私も持つよ。3人で持てば軽いよ」

[61 氷室エル 24/06/09(日) 23:52:55]

「………今日出会ったのは間違いなくあの子だった。私達が見つけた消えかけの命」
「あんなに弱弱しかったのに今じゃ私達の方が助けられて………フフッ、私達もあの子……氷室エルの様に強く生きないとね」



～～～～～～～～～

………はっくしょん！ …………花粉症の季節はとっくに過ぎてるのに………体調不良かな？
う～ん……最近は戦闘で負けてばっかりだし、思った以上に体力が落ちてるのかも………でも無茶するのは今だけだしもう少しの辛抱！

後3日だけ……頑張ろう

[62 氷室エル 24/06/10(月) 00:06:53]

＜次の日＞

モモトークにて

　　　　　　　　　　　　『おはようございます』

　　　　　　　　　　　　『アコさんって美食研究会が今日どこにいるか知ってますか？』

『あんなテロリスト共の動向なんて知るわけがないでしょう』

　　　　　　　　　　　　『そうですか。なら今日の風紀委員会に行く予定ですけど』

　　　　　　　　　　　　『美食研究会の皆さんを探してから行きますから到着時間未定でお願いします』

『は？』

『待ちなさい』

　　　　　　　　　　　　『ちょっと渡さないといけない物があるので……それでは』

『分かりました。こちらである程度捜索しておきます』

『だから勝手に行動する事だけはやめなさい！』

[63 氷室エル 24/06/10(月) 00:17:47]

＜ゲヘナ風紀委員長室＞

「結論から言うと、見つかりませんでした」

そうですか。わざわざ探していただいてありがとうございましたアコさん

それじゃ私はこれで

「待ちなさい！ 見つけられなかっただけで見つける方法がないとは言ってません！」

そんな方法あるんですか？ あの人達って結構自由ですよ？

「簡単です。餌を用意したらいいんですよ」

餌………美食を？ アコさんって料理が美味しいお店を知ってるんですか？

「もちろん知っていますが、今回は私ではなく、あなたが用意するんですよ」

……………はい？

「というわけで給食部まで移動します。続きはそこで話す事にしましょう」

[64 氷室エル 24/06/10(月) 00:38:44]

「というわけでエルさんには今日ここでゲヘナの給食を作ってもらいます」

………お久しぶりですフウカさん。美食研究会の人達って連絡ついたりしませんか？

「待ちなさい！ 冗談じゃなくて本気で言ってますから！」

雑用を体よく押し付けようとしてるだけじゃないんですかとか、給食なんて作った事ないですよとか色々言いたいですけど、1つだけ

私が美食なんて作れるわけないでしょう！？

「何を言ってるのですか、エルさんの料理の腕が高い事はもう周知の事実ですよ」

いやいや、そこまでの腕では………ん？ 周知の事実？

「あら？ 知らないのですか？dice1d3=1 (1) 」

1.美食研究会が吹聴している事を

2.……あぁ、エルさんはSNSを使っていないんでしたね

3.エルさんの実力は既に生配信されています

[65 氷室エル 24/06/10(月) 01:32:42]

はい！？ なんで！？

「……少し前にゲヘナで地図を描けないと言ってはいけないと説明しましたね？」

トラブルになるからって話ですね

「その話をどこから嗅ぎつけたのか……どうやら件の美食研究会に話が伝わってしまったようで、氷室エルが地図を描ける証明として、地図の依頼をした話をしたらしいのです」

らしい？

「美食研究会からそういう話を聞いた事がある。ぐらいの信憑性です」

「ですが意外と数が多く、ゲヘナ生のdice1d10=8 (8) 割（最低保証値3）程は知っています」

………ん？でも地図と料理の腕は関係ないんじゃ

「エルさんが美食研究会に作ると約束した地図は何を示しているんですか？」

それは美食………え？もしかして……

「そうです。あの美食研究会が地図として入手したがるほどの美食を用意して宝の地図としている」

「これが美食研究会から事情を聞いた生徒が持っている大半の感想です」

[66 氷室エル 24/06/10(月) 01:41:11]

「一応聞いておきますが、美食研究会に料理の腕を見せた、もしくは評価させた事はありますか？」

そもそも他人に見せながら料理した事なんて………

～～～～～～～～～

(実質part8の方のpart7　>>12より)

「それに……先ほどの配信で見させていただきましたわ。氷室エルさんの料理の腕前を」

「シェフに渡したおにぎり……なんでもシェフの方は氷室エルさんの方を気に入っただとか」

「準備や環境の差はあれど、わずかでもフウカさんより美味しいおにぎりを作るその腕……美食研究会で振るわずしてどこで振るうというのですか！？」

～～～～～～～～

あっ！？

「あるんですね？」

………はい

「ならばここでエルさんが料理したら美食研究会が釣れる可能性は？」

否定しきれません………

「はい。というわけで今から料理を作ってもらいます」

[67 氷室エル 24/06/10(月) 01:50:45]

私のせいでもあるので料理を作るのはいいです

でも何を作ればいいんですか？ 私の料理のレパートリーは多くないですよ？

「何を作れるんですか？」

おにぎりとか……漬物とか……有り合わせの適当炒め物とか……

「………美しさの欠片もなさそうなラインナップですね」

だから言ったじゃないですか！！

「なんかこう……普段作らないけど作り方を知ってるお店でも出てくるような料理とかないんですか？」

普段作らない料理か………だったらアレかな

作るのに時間かかるから面倒だし、日持ちしないし、持ち運びもしづらいから作らない料理

dice1d3=1 (1)

1.スープ

2.シチュー

3.ボルシチ

[68 氷室エル 24/06/10(月) 02:00:43]

「スープですか。水筒にでも入れれば持ち運べるのでは？」

1度リュックの中に入れたら中の工具に当たって水筒が壊れて中身が全部漏れた事がありまして………

「でもさっきの案よりも断然いいと思いますよ」

そうですか？ ならスープでいいかな

「食材は給食部のものを使用してください。足りないものがあれば使いを出します」

私は楽で助かりますけど……フウカさんはいいんですか？

「部費以外で食材が手に入って、しかも今日の給食を私が作らなくても1品増えるなら、それくらいなんともないわ」

……………アコさん？

「私は最初に言いましたよ？"今日ここでゲヘナの給食を作ってもらいます"と」

あーもう！分かりましたよ！！ これでハルナさん達が来なくても知りませんからね！！

[70 氷室エル 24/06/10(月) 02:15:47]

というわけで今日はスープの完成度のダイスを振って終わり

次回は美食研究会に料理をふるまいつつ、ゲヘナのイベント消化

スープの完成度

dice1d100=25 (25)　+95(料理)　＋イベント補正

100以上で一般人は満足　150以上で美食研究会も満足　200以上で美食研究会に拉致されるレベル　250以上でセンチュリースープ級

dice3d10=5 9 9 (23)　(出た数値全て採用。被りは+1。10以降は1へ)

1.使いたい材料がレッドウィンターにしかない(-20)

2.追加で買いに行く必要がある材料がない(+10)

3.あまりにも使う素材が少ない(-30)

4.大量のスープを作ることに慣れている(+20)

5.フウカが手伝ってくれる(+40)

6.慣れない調理器具(-10)

7.アコが手伝ってくれる(+30)

8.給食催促ゲヘナ生徒が入ってきて、エルを見つけて騒ぎに(-40)

9.美食という縛りに悩んでいつもの腕を発揮できない(イベント補正値を半分にする)

10.やっぱりボルシチが作りたい！(+50)

[71 氷室エル 24/06/10(月) 02:17:51]

25+95+(40+50)/2＝165　となりました

[72 二次元好きの匿名さん 24/06/10(月) 07:30:52]

やったぜ

[73 二次元好きの匿名さん 24/06/10(月) 12:19:41]

結構な出来だ

[74 二次元好きの匿名さん 24/06/10(月) 21:42:31]

保守

[75 二次元好きの匿名さん 24/06/11(火) 02:48:17]

保守

[76 二次元好きの匿名さん 24/06/11(火) 07:30:19]

美食満足ならOKじゃない？

[77 二次元好きの匿名さん 24/06/11(火) 08:32:28]

確定だね

>>76

[78 二次元好きの匿名さん 24/06/11(火) 12:31:52]

よっしゃ！

[79 二次元好きの匿名さん 24/06/11(火) 20:34:35]

早めに保守

[80 氷室エル 24/06/12(水) 00:12:49]

帰るのが遅くて12時や1時に少しだけ更新するぐらいならとEDを少しずつ書き進めているのですが、それで本編が進まないのはよろしくない……再開します



とりあえず鍋を集めるだけ集めて野菜を煮る準備をしましょう。水の準備も早めにして、使える野菜も調べないと
材料は用意していると言われているだけあって色々ありますが………食材はどれだけ使っていいんですか？ あと何人分想定かも教えてください

「そうですね。全員に行き渡らせるなら、ざっと1000人分ほど見繕っていただければ食材の制限はありません」

1000人！？………いえ、工務部で働く仲間達に作る事は稀にありますけど1000人分なんて作った事ないですよ！？
えっと、コンソメスープの素は何個いるの……？水の分量は……1000人分だから……

えっと………う～ん………


「私はエルさんの調理の腕は一度見てるから味の心配はしてないけど……大丈夫なの？」

………………変更します

「え？」

1000人前のスープを仮に用意したとして、美食になるとは思えません！
ならば作る料理だけでもハルナさん達のお眼鏡にかなうものにしないと！！

「何を作る気なの？ もうスープに使う準備の水は用意し始めてるけど……」

ボルシチにします！ チェリノ会長に夜食代わりに作った事があるのでスープに入れる食材さえ調整できれば……！
となるとお肉の準備もしないと……！！

[81 氷室エル 24/06/12(水) 00:26:16]

とにかくお肉と野菜を切って煮込んで……！ おっと！塩コショウも探さないと……！！

あぁ！！そういえば聞き忘れていました！ 制限時間はいつまでですか？給食なんですから12時までだったりします？ だったら煮る時間もある程度諦めないと…………

「…………しょうがないか」

「エルさん。調味料なら調理棚に全部置いてるから確認して」

「それと、必要な野菜の下ごしらえは私がするから、エルさんはお肉の煮込みと味付けをお願い」

フウカさん？ でもフウカさんも給食の用意があるんじゃ……

「前にハルナの事で困ったら給食部に来てって言ったばかりだからね」

「それに１品が確実にできるなら最悪エルさんの作る料理だけでいいのよ。後はお米でも炊いておけばいつもよりだいぶマシな給食になるわ」

ありがとうございます！ では早速玉ねぎとキャベツとセロリと………！

美食研究会は

dice1d3=1 (1)

1.調理中に現れる

2.給食中に現れる

3.給食の時間の後に現れる

[82 氷室エル 24/06/12(水) 00:40:39]

煮込み料理なんですからとにかく先に煮込み始めないと……！

「鍋はそこに置いてある。気にせず全部使って」

ありがとうございますフウカさん！
ですがやはり1000人分の食材となると食材の数が……

「食材が足りなければ使いを出すと言ったでしょう。何がどれだけ足りないのか口頭で教えてください」

ありがとうございますアコさん！
とりあえず近場で牛肉を買えるだけお願いします！部位の違いは私がなんとかします！

「素晴らしい光景ですね。私が知る優れた料理人達が美食の為に皆が手を取り合う……本日の給食が楽しみになってまいりました」

そんな所でボサっとしてたら邪魔ですよハルナさん！
これハルナさんの為に作ってるみたいなものなんですから、おとなしくしていてください！

「そういう事でしたら楽しみに待たせていただきます」

今ここは戦場なんですから気を付けてください
えっと赤ワイン赤ワインは……

「それは調理棚ではなく冷蔵庫の中かと」

冷蔵庫…………あった。ありがとうございますハルナさん…………ん？ハルナさん？

「はい、私ですよ」

えぇぇぇ！？
なんでこんな所にいるんですか！？

[83 氷室エル 24/06/12(水) 00:56:42]

「ほらほら、手が止まってますよ氷室エルさん」

！！そうですね、急がないと……じゃなくて誰のせいで…ってヤバっ！？ もう１時間切ってる！？

あ－もう！！ ハルナさん！逃げないでくださいね！！

私はハルナさんに用があって給食作りをやるハメになってるんですから！

「美食研究会の名において、出される料理の前から逃げる事なんてありえませんわ」

「エルさん！野菜これだけ準備終わったよ！」 「買い出し班から連絡が入りました。第一陣が帰ってくるようです」

ありがとうございます！……まとめて野菜を炒めてから煮込んでから………味付けだけ失敗しないようにしないと……

「………なるほど」

今日の給食

dice1d3=2 (2)

1.いつもよりちょっと美味しい給食が出てくるが、急な献立の変更やボルシチを溢した生徒がクレームを入れにくるいつものゲヘナ

2.1000人分は無理だったよ………

3.厨房にて氷室エルを発見されプチパニックに

[84 氷室エル 24/06/12(水) 01:06:09]

～ 給食の時間 ～

……………　ﾁｰﾝ

「エルさんならこれくらいできるとは思いましたが……厳しかったですか」

「いやいや、厳しいどころじゃないでしょ行政官。慣れてない人が作る量じゃないですって」

「dice1d3=2 (2) 分作っただけでも十分頑張ったと私は思うよ」

1.500人

2.700人

3.900人

…………腕が……し……ぬ………

「料理って普段使わない筋肉使うからね。もうエルさんは休んでていいよ」

でも………まだ料理終わってませんし………片づけも………

「それくらいなら私がやっておくよ。これでも慣れてるからね」

……………ご迷惑を………おかけしました………

「確かに大変だったけど、こっちも色々得したし気にしないで」

「それよりもハルナがエルさんの事を待ってるみたいだから、普通に話せるくらい回復したら顔を見せてあげて」

[85 氷室エル 24/06/12(水) 01:32:21]

＜ 食堂 ＞

厨房で少し休んだ後、食事中の生徒に見つからない様にこっそり抜け出す

ハルナさんはもう食べたのだろうか。そんな事を考えながら席を見渡すと、ハルナさんだけではなく美食研究会の4人がテーブルを囲んでいた

「……！あっ、エル！こっちこっち！！」

「イズミさん。あんまり大声で氷室エルさんを呼ぶと食事どころではない騒ぎになってしまいますよ」

「あ、そうだった！」

「……前に見た時よりやつれてない？ あんた大丈夫なの？」

お久しぶりです皆さん。ちょっと疲れただけで私は大丈夫ですよジュンコさん…………皆さんはお変わりないようで

「おかわりならこちらにありますよ☆ お疲れの様ですし一杯いかがですか？」

いいんですか？それなら……いただきます……………ふぅ…………温かい………

「………氷室エルさん。食事をしながら、返事をしなくても構いませんから少し私の話を聞いていただけませんか？」

…………？ はい？

「今回は私の為に給食、いえ美食にチャレンジしていただいたとフウカさんから聞きました」

「なので先に感想から申し上げましょう。見た目も味も、何より料理人の心が伝わる素晴らしいボルシチでした」

そうですか………それならよかったです

[86 氷室エル 24/06/12(水) 02:19:20]

「ですがそれだけに非常に惜しいです。私は氷室エルさんが作る本当の味を味わいたかった」

本当の味？

「今回の料理。何を目的として作りましたか？」

ハルナさんがどこにいるか分からないから呼び出す為ですけど

「では言い方を変えましょう。私を呼ぶ為にどうしてボルシチという料理を選んだのですか？」

…………美食を用意しないとハルナさんが来ないかもしれないから？

「それです。氷室エルさん、あなたは私を勘違いしています」

勘違い？

「私は全ての"食"を愛しています。無論、食を冒涜する者にはそれ相応の対応をしますが、真摯に食に向き合うなら美食であろうとなかろうと関係ありませんわ」
「もっとも、食に真摯に向き合っている料理が美食でないハズがありませんが」

……つまりハルナさんの好きそうな料理に寄せに行ったせいで美食じゃなかったと？

「そこまで言うつもりはありません。点数をつけるなら90点といったところでしょうか。じゅうぶん合格点です」
「ですがそうですね………もしも『私の為に美食を用意する』という目的ではなく、ただ美味しい料理を作る。そんな気持ちで作られた料理を私は食べてみたかった」

今日その理屈で作ったらボルシチじゃなくて、ただの野菜スープができただけですよ？

「なんと……！ いいですわね！次はその野菜スープを作っていただけませんか？」

1000人分作らないでいいなら……考えておきますよ

[87 氷室エル 24/06/12(水) 02:33:24]

そうだ。もう渡しておきますね例の地図

「！！ もう完成したのですか？」

地図の完成度

dice1d100=72 (72)　( 最低保証値92(part7 >>148の最低保証値)　)

92以下.埋蔵金の地図を作る時の様に仕上げた力作

93以上.あの日の思い出が蘇る様に感じる傑作

その為にハルナさん達を探していたんですよ。４枚同じ地図を作ってきたので皆さんでどうぞ

「………ありがとうございます。大切に使わせていただきますね」

大切に使うっていっても、これ見ながらご飯が進むかどうかを試すんでしたっけ？

分かってるでしょうけど、そういう用途で作ったつもりはないですからね

「もちろんです。本日は氷室エルさんの料理を味わいたいので試せませんが、結果は近い内にでも報告させていただきますわ」

いやいや……貴方の地図でご飯が進みましたって言われても嬉しくないですし、ご飯を進める為だけの地図を何度も作りたくないので連絡は結構です

それにこれで美食研究会との貸し借りは無し………いえ、ヒナさんを相手にするって黙ってた分こっちの方が貸しが多いくらいですよ

なので私からもう出会いに行くことはありません

[88 氷室エル 24/06/12(水) 03:02:02]

それではそろそろ私はこの辺りで……

「もう帰っちゃうの？ 疲れてるなら休んでいけばいいじゃない？」

いつまでも厚意に甘えるわけにはいきませんから。アカリさんスープ取っておいてくれてありがとうございました

「いえいえ、元々エルさんが作ったものですから」

「えー！ もうエル行っちゃうのー？」

すみませんねイズミさん。今から風紀委員会に行く予定があるんです

「うー………用事があるなら仕方ないか」

「でも次は一緒に食べ歩きしようね！ またねエル！」

……………そうですね。機会があれば

それでは失礼し… 「氷室エルさん」………どうかしましたかハルナさん

「私は……いえ、私達は目の前にある美食の可能性をみすみす見逃したりはしません」

「氷室エルさん。美食の探求において貴方はそれほどの存在感を示しています。そう、必ず私達には"次"が必要です」

…………

「我々は同じ求道者であり、似た者同士であり、フウカさん程でありませんが美食を追う為に不可欠な存在であり………友だとも思っています」

「まずは次に、氷室エルさんの本当の美食を味わおうと考えていますので………これからも末永くよろしくお願いしますね？」

dice1d3=1 (1)

1.………失礼しますね

2.………できるといいですね(dice1d100=92 (92)　50以上で友人にハルナを追加)

3.友……(友人にハルナを追加)

[89 氷室エル 24/06/12(水) 03:11:57]

「…………行ってしまいましたね。良かったんですかハルナさん？」

「いいんですアカリさん。氷室エルさんが素直じゃないのは分かっていますから」
「ちょっと距離を置いた程度で、アレほどの逸材を美食研究会が諦めるなんてありえませんから」


「ねぇねぇ、２人で何の話してるの～？」

「次に氷室エルさんをどう捕まえて料理を作ってもらうかを考えているんですよ☆」

「！！ それいいね！私も考える！」

「ねぇーそんな事はいいからエルから貰った地図誰か解読してよー………もしかしたら火山にいる美味しい野生動物の情報が載ってるかもしれないんだよー？」

「そうですわね。まずは本日のエルさんの料理をいただいて、明日にでも地図でご飯が３杯進むかを試して」
「その後に早速捕まえにいくとしましょうか………フフッ。簡単に諦めるとは思わない方がいいですよ」





「ハルナ達また変な事企んでるわね………大丈夫かなエルさん」

[90 氷室エル 24/06/12(水) 03:22:36]

＜風紀委員長室＞

「あら？ 戻りましたか、存外早い戻りですけど、お疲れですか？」

………そもそもアコさんが面倒な提案をするからこんな事になってるんですよ

あれでハルナさん達が来なかったらどうする気だったんですか？

「そんな心配はせずとも給食の時間になれば美食研究会の１人や２人は顔を出してきます」

それなら私が作らなくても張り込んでおくだけでよかったんじゃ……

「ですがエルさんが作ったおかげで全員釣られて出てきたじゃないですか。私のおかげですね」

………まぁ終わった事なんで今はこれくらいでいいです

で、それはそれとして………これから何するんですか？

「エルさん。食後の運動をしたくありませんか？」

はい？…………………貸しはありませんし、私は帰って…「エルさんの為にゲヘナ火山に出向いたヒナ委員長から依頼です」

…………要件は？

「これから行う風紀委員の戦闘訓練に特別補佐として参加してください」

戦闘訓練？

[91 氷室エル 24/06/12(水) 03:23:41]

というわけで今日はここまで　訓練自体は大したイベントじゃないですがゲヘナのイベントはもう少し続くんじゃ

[92 二次元好きの匿名さん 24/06/12(水) 07:19:53]

まだまだゲヘナだ

[93 二次元好きの匿名さん 24/06/12(水) 12:42:43]

投稿乙

[94 二次元好きの匿名さん 24/06/12(水) 21:54:02]

ちっちゃいから狙い難そう

[95 二次元好きの匿名さん 24/06/13(木) 02:42:50]

保守

[96 二次元好きの匿名さん 24/06/13(木) 07:09:06]

最近よく戦うな

[97 二次元好きの匿名さん 24/06/13(木) 12:45:23]

ファイトですよ

[98 二次元好きの匿名さん 24/06/13(木) 21:51:21]

保守

[99 氷室エル 24/06/14(金) 01:32:16]

帰ってきた時間がものっっすごく遅かったので今日の更新も少なめなのは許していただきたい……新卒に気を使わないといけない面倒な立ち位置なんです……

＜グラウンド＞

アコさんに指定された向かうとそこにはヒナさんを含め、大勢の風紀委員の方たちが整列していた

「ごめんなさい。あなたを巻き込んでしまって」

ゲヘナでは巻き込まれてばかりなのでそれはいいんですけど………今度は何があったんですか？

「ゲヘナの万魔殿の議長。マコトの事は知ってる？」

アコさんから少しは聞いてます。いい話は全く聞きませんけどね

「その議長の指示よ。風紀委員会の交流目的で戦闘訓練に付き合わせてほしい。今のところの要望はこれだけ」

はぁ……？ よく分からない事になってますね

～～～～～～～～～

『なに？レッドウィンターから会長の使者が来ている？ キキキッ！ これは好都合……』

『風紀委員会！ そのレッドウィンターの使者にゲヘナの優秀さを示す必要がある！』

『風紀委員会の戦闘訓練に強制参加させろ！ その後で万魔殿直属の護衛隊と戦闘訓練をし、どちらがゲヘナで優秀な舞台なのかをレッドウィンターの使者に知らしめさせるのだ！』

～～～～～～～～～

「……分からなくていいと思う。ろくでもない理由なのは確かだから」

[100 氷室エル 24/06/14(金) 01:45:31]

でも私、銃撃戦は得意じゃないですよ？ 普段も前線で囮をするか、近づいて埋めたりねじ込んだりするだけなんでお役に立てるかどうか

「今回の訓練は乱戦を想定した訓練。今から風紀委員の生徒を8：2で振り分けて、できる限り味方に被害を出さずに相手を制圧できるかというものよ」

ゲヘナってそんな訓練もしてるんですね……意外です

「氷室エルさんには少ない側に入ってもらって、なるべく攪乱する役をお願いしたいの」

「最初は補佐にアコとイオリを付けるわ。途中で何度か編成を入れ替える」

という事はヒナさんと組む事も？

「dice1d3=2 (2) 」

1.最初に言っておくと私と氷室エルさんはずっと別チームよ

2.多分、そこまで訓練についていけないと思う

3.訓練の締めにね

[101 氷室エル 24/06/14(金) 02:01:00]

……！！ そう言われるとちょっとはやる気になりますね！

「それと火山で見せたあの戦法。あの子達にも使ってもいいわ」

「こういう事をしてくる相手もいるという勉強になるし、その方が戦いやすいでしょ？」

それはそうですけど……あ、もしかしてグラウンドで訓練をするのって私の為に……！

でしたらいつも通りやらさせていただきますね！

「うん、よろしくね」

「ねぇ、あの2人さっきから恐い事言ってない？」

「罠以外でも穴にはまりたくなければ気を付けるんですよイオリ。私は後衛なので埋められる事はありませんから」

「それズルくない！？」

私はアコさん達と合流しますね。編成が変わる時は教えてください

「分かった……それじゃ対テロ乱戦訓練……開始する」

撃破数(奇数で下一桁の人数だけ味方を誤射してしまう　下桁0は10人)

dice1d100=15 (15)

(80に近いほど優秀)　＜アコ補佐により±5までは80に近づけてくれる。イオリ補佐により５人までなら誤射を無効＞

[103 氷室エル 24/06/14(金) 02:23:48]

撃破人数15→20人　誤射5人→0人

「撃てー！」　「そっちは味方だ！隊列を組んで敵と味方を区別しろ！」　「まずは落ち着いて行動だよ！」

「そこ……次は…そこ！」　「ぐえっ！？」 「ぎゃっ！？」　　「委員長……的確に敵だけを射抜いてる」

………………う～ん

「何をボケっとしてるんですかエルさん。いつも私に自慢している活躍を見せてください！」

「それともこの程度で怖気づいたのですか？ まさか風紀委員に余計な気を使ってるんじゃないですか？」

いえ、やっぱり悪の権力者じゃないと抵抗があるというのもそうなんですけど………皆同じ格好してるからどっちが味方なのか分からなくて……

「あなた、よくそれでクーデターの前線を張ってるなんて言えましたね！？」

だっていつも敵は事務局の制服を着てるから分かりやすいんですよ！ クーデターする側が事務局の人間はいな……一部を除いていませんし、制服見ても判断付かないじゃないですか！

「……仕方ありません。戦闘サポートではなく索敵方面でサポートをします」

「味方の戦闘データを常に送りますから誤射しないようにお願いします。といってもそろそろ入れ替えの時間でしょうけど……」

「そこまで。２割の側で撃たれた子は8割側に、８割側で２割を仕留めた子は２割側として行動してちょうだい。戦場で常に正しい敵を見分ける能力が必要。敵味方の判断は間違えないように注意して」

「氷室エルさんはそのままアコと……後はチナツの補助を受けて行動してみて。イオリは8割側よ」

撃破数(下一桁の人数だけ味方を誤射してしまう　下桁0は10人)

dice1d100=40 (40)

(80に近いほど優秀)　＜アコ補佐により±10までは80に近づけてくれる。チナツ補佐により誤射した人数だけ撃破数をプラスする＞

[104 氷室エル 24/06/14(金) 02:40:16]

撃破人数40→50→60人　誤射10人

「ヒッ！？ 足が掴まれて……！」　「おこっちで何人か足が腰まで地面で埋められてる！誰か手を貸して！！」

「何あれ……あっちの方で首塚みたいなのができてる」　「怖っ！……でもこっちはヒナ委員長が来るよ？」　「前門の委員長、後門の首塚……」




「うわっ！？ わわ、私は味方で……！」

ごめんなさいね。アコさんから埋めていいって聞いてますので
「次に行きますよ！」


「今度は順調ですね。やはり私のような優秀なサポーターはどんな相手でも完璧に補佐できるというものです」

結構人数減ってきてますけど………大丈夫なんですか？

「現在の戦況は五分五分。これはこちらの人数の欠けが少ない証拠ですよ」

それならいいですけど………本当に敵だけを狙ってるんですよね？ 私あんまり考えてないですよ？

「もちろんです！次に行きますよ！」


「 (誤射した相手は私が回復させて戦線に戻していることにお二人とも気づいてなさそうですね……) 」

[105 氷室エル 24/06/14(金) 02:50:02]

「そこまで。予定時間よりも早いけど人数差が膠着してきたから編成を大きく変えるわ」
「体が土に埋まってる子を出してあげて、全員出てきたら次の組み合わせで再開する」


結構ハードなんですね。私が埋めた子とかしばらく動きたくなくなると思いますけど

「……ハードな訓練は議長の指示だから。アレに文句を言われない程度にはやらないといけない」

う～ん？ 意外と熱血な人なのかな？……私はまだまだ動けますからいいんですけど



「全員出てきた？ なら次の編成を発表する」

それにアコさんがいたら、どんな相手でもある程度はなんとかできる

「アコとチナツは８割側に、イオリは２割側に戻って氷室エルさんと連携を取って行動して」

…………え？

[106 氷室エル 24/06/14(金) 03:02:44]

……アコさん。まだ通信繋がってますよね？

まだ訓練再開前ですし、２割側の生徒のデータだけでも……

「はい？ 今の私はヒナ委員長の忠実なる部下です。エルさんの味方をしている暇はありません」　ﾌﾟﾂｯ

…………切られた

「お～いエル！ 次はまた私とだけど、どうする？」

「委員長が相手に加えてチナツもアコちゃんもあっち側だし、情報戦ではこっちは完全に負けてるよ」

……イオリさんってさっき２割側の時ってどう行動してました？

「いつも通り小隊を組んで突撃したよ。実際突撃して場を荒らすくらいしかする事ないんじゃないの？」

私も似たような事しか思いつかないです。アコさんがいなくなって判別をつける方法はないですし………いつものやり方でいきますか

というわけでイオリさん

「おっ？ 何か作戦思いついた？」

とりあえず私を狙って撃ってください

撃破数(下一桁の人数だけ味方を誤射してしまう　下桁0は10人)

dice1d100=18 (18) <イオリ補佐により５人までなら誤射を無効＞

[107 氷室エル 24/06/14(金) 03:20:00]

撃破人数18人　誤射8→3人

「なになに仲間割れ？」　「イオリを怒らせたとか？」　「それにしてもあのちっこい子よく避けるね。イオリの弾がまるで当たってない」

ﾋｭﾝ!

「って危なっ！？味方の私にも飛んできてるんだけど」　「ちょっと待って！あの２人こっちに来るよ！ 私達も離れないと！」

「戦場を走り回る？」

はい。イオリさんは逃げる私を追いながら攻撃してください。そうやって２人で戦場を荒らして回りましょう

さっき私がやったような直接相手を止める方法ではなく、私が前に出て皆をひきつける事で敵味方を分かりにくくします

露骨に外し続けると怪しいので何発かは当ててもらっていいですけど、複数人で狙われるとハチの巣になっちゃうのでイオリさんだけでお願いします……

「それはいいけど……でもそれだと人数の減りはだいぶ限られるな」

はい。なので今回は時間との勝負です。２人で粘るだけ粘りましょう！

ダメージを受けた生徒

小ダメージdice1d60=40 (40)　(×1)

中ダメージdice1d20=7 (7)　(×1.5　小数点切り上げ)

大ダメージdice1d18=2 (2)　(×2)

総計が80以上で訓練終了　79以下で……

[108 氷室エル 24/06/14(金) 03:39:27]

40+11+4＝55


「そこまで。本来ならこれで今回の訓練は終わりだけど…………皆まだまだ元気そうね」

「開始時点はエルさんがだらしなかったからですね。最後はイオリと一緒に場を乱していったようですが、私から見たらまだまだ」
「私が付いていればエルさんはもっと活躍できたでしょうが……訓練の趣旨を考えるとアレでいいのかもしれませんね」

「………うん。追加で最後の訓練を行う。今度は９.8：0.2で行う。そして0.2側に私が付くわ」


「ヒナ委員長が風紀委員のほぼ全てを相手するって事は……」「これってもういつもの戦闘訓練じゃ……」　「でも0.2って中途半端だよね？ 委員長と誰かが組むんだろう？」


もう戦闘準備に入ってる……風紀委員の子達もタフだなぁ……
それともヒナさんがいるから気合が入ってるのかな？なんにせよ誰が来ても私がやる事は変わりません




「0.2側は私と氷室エルさんが出る。9.8側はできる限り味方を誤射しないように氷室エルさんを捕獲したら訓練終了よ」


…………ここで来ましたか

[109 氷室エル 24/06/14(金) 03:39:58]

今日はここまでです　

[110 二次元好きの匿名さん 24/06/14(金) 07:14:25]

やるなぁ

[111 二次元好きの匿名さん 24/06/14(金) 11:16:19]

ヒナちゃん来た

[112 二次元好きの匿名さん 24/06/14(金) 21:06:35]

やべぇ

[113 二次元好きの匿名さん 24/06/15(土) 03:13:05]

まさかのタッグだわ

[114 二次元好きの匿名さん 24/06/15(土) 12:44:53]

すげぇ

[115 二次元好きの匿名さん 24/06/15(土) 21:10:35]

早めに保守

[116 氷室エル 24/06/15(土) 23:41:40]

まーたアビドスまで進む前に本編が進みそうになってる……進みが遅い自分が悪いんですけどね　再開します


さっきはヒナさんと組む前に訓練についていけないとか言ってませんでした？

「本来なら脱落者が発生して乱戦にならない人数になってしまうと考えていたのだけど、今回は思いのほか頑張ってくれてるみたい」

あー乱戦できる人数にならないと乱戦の訓練にならないから……それにしても皆さん根性があるんですね

「あなたのおかげよ。氷室エルという名を知る生徒は多い話はアコから聞いたと思うけど、それは風紀委員も例外じゃない」
「あなたの前で情けない姿を見せたくないからみんな頑張ってるのよ」

そんな事が…………私のせいで無茶させちゃったりしてませんよね？

「少しくらい無茶させるくらいでいい。手を抜くとマコトが文句を言ってくるから」
「だから最後の訓練も手加減抜きで相手してあげて」

それはいいんですけど、流石に人数が多すぎて無理すぎやしませんか？
逃げるだけで精一杯だと思うんですけど……

「それでいい。どんなに有利な状況でも敵を追い詰めても逃げられてしまわないよう……最後の詰めを誤らない訓練だから」

………考えられてるんですね。分かりました！ できるだけ頑張ります！！

[117 氷室エル 24/06/15(土) 23:52:56]

「作戦会議です！！」

「それはいいけど……どうするのアコちゃん？ さっき一緒に陽動作戦をした時も全く疲れてなかったよ」

「私は今までエルさんの体力が切れた瞬間を見た事がありません。彼女のスタミナ切れを狙うのは得策ではないでしょう」
「ヒナ委員長とエルさんを倒す必要がある戦闘なら勝ち目はありませんが、こちらの勝利条件はエルさんの"捕獲"です」

「行政官には氷室さんを捕獲する策があるのですか？」

「訓練中の行動データはずっと取り続けていたので少しは行動を読めるでしょう。行動の一点読み。これしかありません」

「そうなるとアコ行政官はエルの捕獲のナビゲート役ですか」

「現状ヒナ委員長を足止めできる人員は限られています。まだ負傷していない部下と共にイオリとチナツはヒナ委員長の足止めを」
「前線が瓦解したらこちらの負けですから、頑張って耐えてくださいね？」

「別にいいけど……アコちゃんがいつまでも捕まえられなかったらこっちの負けなんだから、早く捕まえてよね？」

「エルさんの考えなんて手に取る様に分かりますよ。任せてください」

[118 氷室エル 24/06/16(日) 00:03:12]

「作戦会議は終わった？ なら対テロ乱戦訓練……その最終行程を開始する」

それじゃ頑張ってきますね！ ヒナさん、後はお任せしました！！　　ﾀﾞｯ

「こっちに向かってきてる」　「好都合だ！捕獲準備！！」

「いえ、これは……中央部隊！ 注意しなさい！！エルさんはすぐにそこまでたどり着きます！」

うん？思ったより釣られてこない？様子見してくれるなら好都合です！

エル

dice1d3=1 (1)

1.乱戦に持ち込む為にジャンプして小隊の中央に入り込む

2.いつでもヒナの射線に戻れるような立ち位置でヒナの前衛になる

3.前衛から帽子を奪って紛れ込み誤射を誘う

風紀委員会

dice2d3=3 3 (6)　(エルと同じ数値を出せば有利　被りでの数字ズラしは行わない)

1.中央で袋叩きにする作戦

2.イオリ達がヒナを誘導する

3.ヘルメットの上に帽子をかぶってもすぐ落ちる

[119 氷室エル 24/06/16(日) 00:11:34]

敵が正面にいたら乱戦の訓練になりませんよね？ ちょっと部隊の中央まで跳ばせてもらいます！！

「跳ぶ？ そんな事できるわけが……」「いや、これはチャンスだ！空なら自由に動き回る事が出来ない！」　「みんな！上方向に構えろ！！」

「……！！　待ちなさい！ エルさんの狙いは……！」

おっ、敵が言った事を素直に信じてくれるタイプの人だ

じゃあご褒美に行った通りに跳びますよ！…………高跳びではなく幅跳びですけどね！！

エル

dice1d100=91 (91)

風紀委員会

dice1d100=38 (38)　-30(読み負け)

<勝利条件：相手の数値の差分を100以上にする>

<イベント：判定を３回行う。できるだけ短い判定回数で勝利する>

[120 氷室エル 24/06/16(日) 00:20:26]

91 VS 8

「敵が入り込んできたぞ！」　「急いで包囲しろ！」　「誤射につながるから射撃はするな！ 行政官の指示通り数で取り囲め！」

………敵が中央まで入り込んだのに誰も撃たないと思ったらアコさんの入れ知恵ですか

それならいいです。場を荒らす方法なんていくらでもありますから！

「来ますよ！ 作戦通りに包囲を続けてください！！」

エル

dice1d3=2 (2)

1.実はこの中にまだ自分とヒナの仲間がいると嘘をつき、自分の銃で誤射が起きたと自作自演をする

2.ヒナの射線に近づき包囲を崩そうとする

3.埋めはしないが足は狙う

風紀委員会

dice2d3=2 1 (3) (エルと同じ数値を出せば有利　被りでの数字ズラしは行わない)

1.アコの予想通りだったので動揺がない

2.イオリ達の奮闘でヒナの弾丸はエルの付近まで届かない

3.今なら上から抑え込める

[121 氷室エル 24/06/16(日) 00:30:18]

大体こういうのは戦闘が起きたら敵も味方も分かりにくくなるものです

確かヒナさんはあっち側だから………合図を出して………！

～～～～～～～～～～～

「………！ あそこね」　ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ！！

「うわっ！？」　「訓練とはいえやっぱり委員長に歯が立たない……」

「だけどここで踏ん張らないと訓練追加させられるかもしれないぞ！」

「負傷した子は無事な子とすぐ入れ替わって！ チナツは負傷した子の回復をお願い！」

「でもイオリさんもさっきからずっと前線ですし下がった方が……」

「私は平気。ちょっと前に修羅場をくぐったからかな？ まだまだこんな所で倒れられないよ！」

「………強くなったねイオリ。 風紀委員としては嬉しい事だけど、このままだと作戦通りにいかないか……」

～～～～～～～～～～～～

…………思ったより状況が変化しない。この辺りが前線になってもおかしくないんだけど……

まさか……あのヒナさんが苦戦してる？

エル

dice1d100=45 (45)

風紀委員会

dice1d100=94 (94)　+30(読み勝ち)

[122 氷室エル 24/06/16(日) 00:51:56]

45　VS　124

「こっちにいるよ！」　「急いで捕まえろー！」　「動けないように数で道を塞げー！」

「前線の戦力が半分を切りましたが。エルさんの逃げ道はもうありません！ 後は風紀委員の力をあの氷室エルに見せてあげるのです！」

「「「 おぉーー！！ 」」」

私の行く手を人で塞いで………誘導？ いえ、それよりもなんでここまで誰1人として撃ってこない？

攻撃手段が素手だから銃が必要ないと思ってる？

ヒナさんの援護は期待できないし………ここは想定外の行動をしないと詰め切られてしまうかも

エル

dice1d3=3 (3)

1.手持ちの銃を使用する

2.力でごり押して包囲を突破する

3.誘導された方向に急いで移動して、罠を用意する時間を与えない

風紀委員会

dice2d3=3 1 (4) (エルと同じ数値を出せば有利　被りでの数字ズラしは行わない)

1.銃の扱いについても入れ知恵済み

2.数人は抜けても数が多すぎて突破できない

3.最初の段階で用意済み

[123 氷室エル 24/06/16(日) 01:16:12]

誘導されるなら誘導する方向を決められる前に動く！！ そうしたら隊列のほころびから抜け出せるはず！

集団戦には自信はありませんが、ずっと全力で走る事なら自信はありますよ！！

「！？ 相手のスピードが上がった！ 包囲を急げ！」 「ダメです！ 捕まえるどころか触れられません！！」

そもそも捕まらなければいいんですから私は逃げるだけでじゅうぶん！ 時間もそろそろだろうし後はヒナさんの近くにさえ戻れれば………！

＜ ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ！！

あの銃声は！　あそこまで逃げ切れば私の逃げ切り………！

「はい。お疲れさまでしたエルさん」

え？アコさん？………の通信映像？

いや、それよりもヒナさんの姿がどこにも………っ！？もしかして私……

「えぇ、これで詰みですよ」

エル

dice1d100=18 (18)

風紀委員会

dice1d100=82 (82)　+30(読み勝ち)

[124 氷室エル 24/06/16(日) 01:48:49]

18　VS　112

＜判定を３回行う＞

「そこまで！」

「グラウンドの使用許可が取れた時間が迫っている。氷室エルさんの捕獲は達成していないけど、これで訓練終了よ」

「最終訓練の結果だけど……氷室エルさん。一言貰っていい？」

…………制限時間に助けられましたね。最後は完全に誘導されてしまって、後5分もあれば釣りだされた私が捕まっていたでしょう

風紀委員の皆さんの実力は私の想像以上で……皆さんの凄さをよく見せていただけて嬉しいです！

「………！！」　「………風紀委員やっててよかった」　「後で頼んだらサイン描いてくれないかな……」

今日はそんな皆さんの日々の努力の一端を見せていただける貴重な経験をさせていただいて、ありがとうございました！

「それはこちらの台詞。風紀委員を代表して私からも礼を言わせてほしい。急な話だったのに付き合ってくれてありがとう」

いえいえ、事情があるようですし気にしないでください

「そう言ってもらえると助かる」

「私は氷室エルさんを送り出してくる。各自グラウンドを整備してから解散するように、以上」

「「「　お疲れ様でした！！　」」」

[125 氷室エル 24/06/16(日) 02:05:18]

＜ゲヘナ学園校門前＞

「今日は本当に助かった。改めてお礼を言わせて」

いえいえ、気にしないでください。それよりも本当に帰っていいんですか？

議長に当人の報告とか必要ないです？

「マコトへの報告は私がする。面倒な事になるからあなたは万魔殿に近づかない方がいい」

「 (風紀委員に指示されたのは戦闘訓練への強制参加だけ。その後の万魔殿の訓練を強制させられてはいない) 」

「 (本人にさえ見つからなければ、これ以上迷惑はかからないでしょう) 」

それならいいんですけど………

「それにアコとイオリがもうじき来ると思うわ」

えっ、二人がですか？

「今日は二人とも仕事を少なめにしていたから間違いないと思う」

なら校門でしばらく待っておきますね。二人を見かけたらそう伝えておいてください

「えぇ、伝えておくわ」

「それじゃ私は風紀委員に戻るわね」

はい。お疲れ様ですヒナさん

<"できるだけ短い判定回数で勝利する"は引き分けなので達成ならず>

<効果はヒナとの好感度判定を行うでした>

[126 氷室エル 24/06/16(日) 02:47:22]

数分後


あ、来た来た。アコさんイオリさんこっちです！

「お待たせしましたエルさん」 「あー疲れた……今日の訓練は一段と厳しかったー……」

どうします？ いつもアコさんと集まってるカフェまでそこそこ距離ありますけど

「でしたら私のおススメのお店に行きましょう。ゲヘナでも珍しい隠れ家カフェですよ」

いいですね。じゃあそこに行きましょうか


～～～～～～～～～

＜ ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ


何があるのか分からないので注文はアコさんにお任せします。会計は私持ちでいいですよ

「分かりました。イオリはどうしますか？」

「私もアコちゃんに任せるよ」

「ならブレンドコーヒー2つとアイスティー1つ。本日のケーキ2つと手作りプリン1つをお願いします」

＜ ｺﾞﾁｭｳﾓﾝ ｳｹﾀﾏﾜﾘﾏｼﾀｰ

[127 氷室エル 24/06/16(日) 03:01:49]

～10分後～


そういえば今日の訓練の最後の方では完全に動きが読まれていましたよね？ いつから私の狙いが分かったんですか？　ｶｷｶｷ

「いつからも何も最初からに決まっています。 エルさんができる動きには限りがありますから」 ｶｷｶｷ

そうですか？ 今まで私の動きに付いてくる人は見た事ありますけど、私の行動を予測してついてくる人はいませんでしたよ？　ｶｷｶｷ

「いきなり敵陣のど真ん中に突っ込んでくるとは思いませんでしたが、それ以外は簡単ですよ」　ｶｷｶｷ

そうなんですか～………あ、このプリン美味しいですね　ｶｷｶｷ

「でしょう？ プリンがないと文句を言いそうでしたからね。口に合いそうな場所を選ばさせていただきました」　ｶｷｶｷ



「…………ねぇ、二人とも」

はい、なんですか？ あぁそういえばヒナさんからイオリさんが強くなったって聞きましたよ　ｶｷｶｷ

「よかったじゃないですかイオリ。その調子で見え見えの罠にかからないようにも注意してくださいね」　ｶｷｶｷ

「いや、そうじゃなくて………さっきから二人は何を書いてるの？」

[128 氷室エル 24/06/16(日) 03:21:02]

「私は本日事務処理できなかった書類を進めているだけです」　ｶｷｶｷ
「委員長からは明日でいいと言われていますが、放置するほど業務が積み重なっていきますし、それに我々の中で気にする人はいないでしょう？｣

私は地図の最終調整を……明日には持っていかないといけないので　ｶｷｶｷ
アコさんは気にしないからつい癖で持ち出してしまいましたが……イオリさんへの配慮が足りませんでしたね。すみません


「いや、私も特に気にしないけど………アコちゃんとエルは話で聞いた通りの関係なんだって思って」

アコさん、変な関係だって言われてますよ　ｶｷｶｷ

｢エルさんがこんな場所でも地図地図言ってるからです｣　ｶｷｶｷ

「二人はいつもこんな事してるの？」

そうですね。互いにやらないといけない事があったらそれをしつつ、相手にやってほしい事があったらやってもらいつつ、世間話をしながら過ごしています　ｶｷｶｷ

「本来なら仕事抜きでどこかへ出かけてもよかったのですが……今日はあのタヌキのせいで今日は疲れましたから」
「遊びに行くのは後日でいいでしょう」 ｶｷｶｷ

…………そうですね

[129 氷室エル 24/06/16(日) 03:34:03]

「アコちゃんとエルってかなり親しいというか気安い関係に見えるけど、いつからそんな関係だったの？」

知り合ったのはかなり前ですね。私が初めてゲヘナに訪れた時です

「あの時のエルさんは今以上に誰とも関わりたがらない、まさに手負いの獣のようでしたね」

……まぁ、否定はしません。実際あの時は手負いでしたから

「襲われでもしたの？」

………似たようなものですね。そして逃げた先でアコさんと出会って

「そこから今に至るというわけです」

「…………信じられない」
「アコちゃんってそこまで面倒見がいいとは思えないし」

「失礼ですね」

「それにエルだって襲われた直後にアコちゃんを信用できるものなの？」

う～ん………私だって信用してはいないですよ？ ただ、信用できるもので通じ合っただけです

｢信用できるもの？ それってもしかして……｣

はい。埋蔵金の地図です　予想通りとは思いますけどね

[130 氷室エル 24/06/16(日) 03:35:17]

本日はここまで　　エルとアコの関係はイズミ編の様に過去に巻き戻るというよりかは２人の会話でサックリ進める予定ではあります

[131 二次元好きの匿名さん 24/06/16(日) 10:54:33]

深入りしない友達もありよね

[132 二次元好きの匿名さん 24/06/16(日) 16:22:13]

気の置けない仲ってやつか

[133 二次元好きの匿名さん 24/06/16(日) 20:04:08]

なかよしでいいね

[134 二次元好きの匿名さん 24/06/17(月) 06:23:22]

保守

[135 二次元好きの匿名さん 24/06/17(月) 12:43:42]

投稿乙！

[136 二次元好きの匿名さん 24/06/17(月) 20:39:07]

保守

[137 氷室エル 24/06/17(月) 22:44:23]

初期ほど進められてないのも色々申し訳ない…………再開します

「あの日の事は今でも思い出せます」

「私が初めて見たエルさんは誰にも見られない場所で蹲っていました。幼かった私にも苦しんでいる様子が伝わりました」

「それをアコちゃんが助けたんだ」

「いえ、助けに行こうとしたら今までに感じた事のない殺気を感じてしまい、その場で動けなくなってしまったのです」

…………私が意図せず出していたのでしょうね

「 (なるほど、あの虹色の塊はこの頃からいたんだ) 」

「その時にふと、エルさんが持ち込んでいた紙束が目に入り……手書きの地図だと分かりました」

アコは地図のどこが好き？

dice3d5=1 4 5 (10)　(出た数値全て採用)

1.埋蔵金

2.謎

3.絵

4.気品

5.直感的

[138 氷室エル 24/06/17(月) 22:55:35]

「今でこそエルさんの地図……というより地図に用いられる問いを求めていますが、当時は学園にも通っていない子供でした」
「単純に埋蔵金という存在に興味があったんですよ。その中でもひと際手の込んだ地図を1枚見つけました」

埋蔵金への重要なヒントを記した全体の1％程しか存在しない地図……簡単に言えばレア物の地図ですね

「もちろん一歩でも動けば食い殺されそうな視線は消えなかったのですが、どうしてもその地図が気になってしまい、内容をずっと目で追っていました」
「それに気づいたのか、蹲っていたエルさんが急に立ち上がり、地図を回収してしまいました」

当時は地図を狙った泥棒と思ってたんですよ。特に大事な地図だって気づいた時には自分の事なんて気にしてる場合じゃないですからね
そのまま私はゲヘナに二度と来ない事を誓って帰ろうと思ったのですが……アコさんに声をかけられました。「その地図が欲しい」と

「アコちゃんって意外と怖い物知らず？」

「そういうわけではありません。ただの怖い物知らずなら倒れているアコちゃんに話しかけにいってますよ」
「ですが……あの瞬間を逃せば二度と出会えない。そんな予感がしたのです」

実際そうでしょうね

「もちろんその時にエルさんから貰った地図は今でも大切に保管していますよ。私達の大事な出会いの証ですからね」

[139 氷室エル 24/06/17(月) 23:05:45]

「え！？ その珍しい地図貰えたの！？」

はい、渡しました

私の地図の中でも貴重な物に興味を持ち、私に直接欲しいと直談判してきた……当時の私にはアコさんは珍しく映りましたから

渡してみたくなったんですよ。私の夢を追う人はこういう人かもしれないと

「渡された地図は何日もかけて解読しましたが、その先に問題がありました」

「私の解読した内容と、エルさんが想定した答えが一致しているかどうかの判断ができなかったんですね」

「普通そういうものじゃないの？」

「えぇ、ですが当時の私は解読できた感動と、この答えが正しいという確証がどうしても欲しかったのです」

「ですがエルさんはゲヘナに現れませんでした」

この前行くまでゲヘナの郊外は訪れても、自治区に足を踏み入れる気はありませんでしたからね

「でも二人は昔からの知り合いなんだよね？ それじゃどうやって再開したの？」

dice1d3=2 (2)

1.目撃情報を集めて出没先を調べた

2.ゲヘナの外で奇跡的に再開した

3.『埋蔵金の地図作者といく埋蔵金確認ツアー』

[140 氷室エル 24/06/17(月) 23:20:29]

たまたまですね

「たまたまですよ」

「え？ なんか特別なイベントがあったとかじゃなくて？」

はい。今は拠点をレッドウィンターに置いてますけど、昔は氷山は最低限の拠点でした
今はそれなりのものを入手できる様になりましたけど、昔は安物しか持っていなかったので紙もペンも氷山まで持ち運ぶ段階でダメになっちゃう事が多かったんですね

そうなると地図は都心部に近い方が作りやすく………今よりも私の姿は都心部にありました

「私もゲヘナの自治区以外に用がある事もあります。その二人が奇跡的にかみ合って再開できたという事ですね」
「再開してからはイオリも知る通りの私達の関係が始まりました」

「えっと……カフェでアコちゃんは答えを出した地図を持って行って、エルは答えの確認をしながら地図を売ってるんだっけ？」

だいたいそんな感じですね。当時は私の地図に興味を持ってくれる人も少なかったうえに身銭もありませんでしたからね
アコさんの様な地図にただしく興味を持って、定期的に地図を買ってくれる人が非常にありがたかったんですよ。これで埋蔵金を探してくれれば文句なしだったんですけど……

「無茶言わないでください。吹雪吹き荒れる立ち入り禁止区域なんて探しにいけるわけがないでしょう」

[141 氷室エル 24/06/17(月) 23:35:06]

「とまぁこれが私とエルさんの出会いです。もっともゲヘナの出会いは地図を見ず知らずの人から貰っただけであり……"氷室エル"との最初の出会いは再会した時だと言えますが」

こうやって聞くとビジネスライクな関係だって分かりますよね？

「………アコちゃんが前に言ってたエルにこだわる理由って珍しい地図を持ってたからなの？」

はい？ なんの話ですか？

「いいえ、単純に友達になりたかったからですよ」

………へ？

「こんなに素晴らしいものを作り上げる人が、自分の夢以外の何物にも興味を示さず、ずっと1人の世界に籠っている事がたまらなく嫌だったからです」

「だから夢を支える形で氷室エルの多くを知り、私の事を知ってもらい、違う世界を……私を知ってもらいたかったんです」

「言うねぇアコちゃん」

「エルさんに物を伝える時はこれくらい素直に言わないと社交辞令と思われますからね」

「それと不意に伝える事が大事です。身構えさせるとそもそも話を聞きたがりませんから」

「へぇー。そんな事言われてるけど……？」

dice1d3=3 (3)

1.………ありがとうございます (双好感度+10)

2.………知らなかった(双好感度+20)

3.………(赤面)　(双高感度+30)

[142 氷室エル 24/06/17(月) 23:50:35]

…………今はノーコメントでお願いします

「恥ずかしがってるところ初めて見たかも」

「あら、珍しい物が見られました」
「ね？エルさんの前で話した方がよかったでしょう？」

アコさん！！

「ですが本心ですよ？ それを察する事すらできないエルさんが悪いのです」

うっ………それを言われると………

「ですから存分に恥ずかしがりなさい。せっかくだからエルさんの事をどう思っているかもっと話しましょうか？」

「その話、私も興味あるから聞かせてほしい！」

！！………あーもう！！ ごちそう様でした！！
帰りますので、その話は本人がいない所でやってください！！

「あら、エルさんの反応が見たくて話すんですから本人にいてもらわないと意味がないじゃないですか」

色々バレてるって分かるのは恥ずかしいんです！！　じゃあ私帰りますからね！！
私の分の料金は払いますけどアコさんとイオリさんは自分で払ってください！！　ﾀﾞｯ


「あらら、行ってしまいましたか」

[143 氷室エル 24/06/18(火) 00:03:52]

あぁぁ～～～～！！　ぐぬぬぬ～～～！！　むむむむ～～～～！！
…………気にしないでワタシ。ちょっと色々むず痒いだけだから！

それにしてもアコさんが私の事を…………いえ、だとしたら余計に………

うん。逃げきれてよかったかも。アレを聞いた後に次の約束の話なんてされたらボロが出ちゃったと思うから

…………後は明日、地図を渡して、それで終わり
こんな話アコさんに聞かれるわけにはいかないから…………


～～～～～～～～～～

「イオリ。さっき言ったエルさんの扱い方、使ってもいいですよ」

「アコちゃん？」

「今日のエルさんは妙に急いでましたからね。美食研究会を探す時もそうですし、戦闘訓練では耐久ではなく突破を意識し、この集まりだって普段のエルさんなら別日にしたがったでしょう」
「もし、エルさんの事情を知っていて、なおかつ話したいという誰かがいるなら存分に利用しなさい」

「…………アコちゃんはいいの？」

「またエルさんの顔を見られるならいいですよ。まだまだ周りに見せてない顔が沢山あるんですから」


好感度変更　
エル：アコ　　　80：93 (ビジネスライクかと思ってたら想像以上に私の事を……)

[144 氷室エル 24/06/18(火) 00:17:43]

＜次の日＞

モモトークにて

モモトークにて

　　　　　　　　　　　　『シロコさん。セリカさん。前に約束した地図の用意ができました』

　　　　　　　　　　　　『早くお渡ししたいので、お時間があれば合流したいのですが、今日会えますか？』

『dice1d3=2 (2) 』

1.ごめんエルさん。今日バイトなの

2.大丈夫。二人で迎えに行く

3.大丈夫。皆で迎えに行く

[145 氷室エル 24/06/18(火) 00:29:53]

　　　　　　　　　　　　『そうですか。それはよかったです』
　　　　　　　　　　　　『ですけどわざわざ迎えに来ていただく必要はないですよ。アビドスに近い郊外にでも集合したら……』

『ダメ。エルさんに見せたいものがある』

『そうよ。私も今日の為に準備してきたんだから！』


　　　　　　　　　　　　『準備？』
　　　　　　　　　　　　『あのー……地図渡す以外の約束していないですよね？ 何をする気なんですか？』

『集合場所の住所はここ。二人で準備して待ってる』
『それと、いつも背負ってる大きなリュックは邪魔になるから持ってこない方がいいと思う』


　　　　　　　　　　　　『本当に何をする気ですか！？』

[146 氷室エル 24/06/18(火) 00:46:44]

＜ アビドス郊外 ＞

「ん、エルが来た」

「えっ！？ もう来たの！？ じゃあ私は店長呼んでくるからシロコ先輩は足止めお願い！」

「任せて」

指定された場所まで来たけど、ここは………自転車屋？ こんな所で何を？

「エル。こっち」

！ シロコさ……ん？なんですかそのスーツ？ 運動競技にでも出るんですか？

「ライディングスーツだよ。ロードバイクで長時間走る時には必需品」

へぇ～そうなんですね。じゃあ早速地図の方を……

「待って。セリカがまだ店の中にいる。もうすぐ出てくるはず」

そうでしたか。なら少し待ちましょうか

「ん、その間にエルさんも好きなロードバイクを選んでおくといい」

はい？…………今、あんまり良くない予感がしたんで一応聞いておきますね？ なんで選ぶ必要があるんですか？

「エルにも乗ってもらうから」

[147 氷室エル 24/06/18(火) 01:06:59]

………地図は店内にいるセリカさんに渡しておきますね。それでは……

「待って。ちゃんと理由がある」

………一応聞きましょう

「それは………」



「お待たせシロコ先輩！ まだエルさんいる！？」

セリカさ……ん！？ セリカさんまでそんな恰好で！？

「わ、私も恥ずかしいけどシロコ先輩がライディングには絶対必要だからって言うから……！」

「ん、機能性スーツは必須。もちろんエルの分もある」

いやいや、今日は地図を渡しに来ただけって言ったじゃないですか！？
そもそもどこへ行く気なんですか！？

「……やっぱり早く帰りたがってる。セリカ、作戦その1」 ﾋｿﾋｿ
「まかせて！」　ﾋｿﾋｿ

「エルさん。私はここでバイトしてるの。そこでちょっと困った事があって………店長。この子が話した例の友達です」

「セリカさんのご友人の方ですね。私はこのサイクルショップの店長です」

……………話を聞きましょう

[148 氷室エル 24/06/18(火) 01:16:16]

「最近ここで出店したのですが、実は売り上げがほとんどなく……やはり新規参入をしたからなのか、知名度が全くない事が問題だと思いました」

この辺りは学生もあまり見ないですからね

「そして私は考えました。私の店の自転車を貸し出し、キヴォトスを颯爽と駆け抜けてもらう事で宣伝になるのではないかと」

「そんな宣伝をしてもらうバイトをしていただく方を募集しているのです」

………なるほど。セリカさんとシロコさんはここでバイトをしていると

確かにこんな状態で地図を渡しても保管しておく場所がありませんか

「シロコ先輩！ まだもう一押しいるわよ」　ﾋｿﾋｿ

「ん、大丈夫。作戦その2で興味を持ってもらう」　ﾋｿﾋｿ

「エルってロードバイクに乗った経験ある？」

ないですね。遠出したい時は走りますから

「ならこれは丁度いい機会。一緒にツーリングしない？」

dice1d3=2 (2)

1.いや、だから言ってるじゃないですか。乗った経験がないって

2.さっきから地図を持ってきただけって言ってるじゃないですか

3.………バイトする気はないんですけど、店はそれでいいんですか？

[149 氷室エル 24/06/18(火) 01:22:27]

地図に関係あるならまだしも、関係ないバイトに付き合う程暇じゃないですよ

「関係ある」

そうですよ。関係あるなら話はまた…………はい？

「エルさんから貰う地図に関係ある」

………見当違いの答えを出したら帰りますからね

「dice1d3=3 (3) 」

1.今から向かう場所。きっとエルなら気に入ってくれる「

2.地図の示す場所へすぐ行けるから

3.これが私たちなりの感謝を返す方法だから

[150 氷室エル 24/06/18(火) 01:49:01]

その言葉は前に聞いた……

「そ、出会った時に話した通り。お返しの方法はいっぱいあるから1つじゃなくていい」
「私達はこれだけの物を用意してもらった事に、このツーリングを通してお返しをしたい。だから一緒に行こう？」

「店長からも事前に許可は取ってるわ。友達と一緒に自転車に乗ってる所も宣伝になるからいいんだって」
「エルさんはバイトだって気にしなくていいから……ね？お願い！」

………そこまで言われたら断れないじゃないですか
分かりました。行きましょう

「本当に！？」

「ん、エルはそう言ってくれると信じてた」

乗るのはいいんですけど……私の身長に合うサイズのロードバイクなんてあるんですか？ 130cmないですよ？

「そこは大丈夫。特別なものを用意してもらった」

「はい。キッ……「店長！ストップ！！」

？ どうしたんですか？

「あはは……ちょっと色々改造したからあんまり大きな声で言うのは……ね？」

なるほど……？



「店長！ エルさんは私達より年上なんだから、キッズバイクを用意したなんて言ったら気にするでしょ！」ﾋｿﾋｿ

[151 氷室エル 24/06/18(火) 01:59:08]

～ 数分後 ～


本当にあるんだ……

「ん、このサイズでも私達の乗ってるものと同じくらいの速さが出せる」
「本当はもっと魔改造してもよかったけど、セリカが追いつけなくなるから諦めた」

「シロコ先輩の元気があり余り過ぎてるの！ 今日はエルさんもいるんだからスピード出しすぎちゃダメだからね！」

「もちろん。せっかくの3人揃ってのツーリング楽しみ」
「それじゃ早速始めよう」

そういえば目的地はどこなんですか？ 結構遠かったりします？

「そんな事はない。近いところ」

「騙されちゃダメよエルさん。シロコ先輩の距離感はおかしいから」

……こう言っちゃなんですけど、私の体力がシロコさんやセリカさんより劣るとは思わないので私の体力の心配はなくていいですよ

「ん、それなら……」

「シロコ先輩！！ 私も初心者なんだからね！！」

「……勿論分かってる」

「今の間は分かってなかったでしょ！」

[152 氷室エル 24/06/18(火) 02:27:56]

「返却は明日になっても構いませんので是非いろんな場所をウチの自転車で駆け抜けてください」
「それでは皆さんいってらっしゃいませ」
～～～～～～～

「私が先頭を走るから、二人とも私についてきて」

分かりました……………よかった。ちゃんと転ばずに自転車に乗れそう

「え？ エルさんってもしかして……ロードバイクどころか初めて自転車に乗る？」

はい。ですが今のペースで移動するなら問題ないかと

「私なんて初めて自転車に乗った時は何回も転んだのに……」

きっとたまたまですよ　(最悪転びそうになったらワタシに補助してもらおう……)

～～～～～～

「次は下り坂だけど、しばらく真っすぐに続くからブレーキは軽めでいいよ」

分かりました…………わっ！？ 風が……！

「気持ちいいでしょ？」

そうですね。自転車に乗ってるからかもしれませんが、走って感じる風とは違いますね
…………これがお礼だったりします？

「お礼はもう少し先。今はこの風を楽しんでほしい」

………そうですね、今言った事は忘れてください

[153 氷室エル 24/06/18(火) 03:50:10]

結構遠くまで来ましたね。かなり移動した気がしますけど何キロくらい移動したんですかね？

「これくらい序の口。まだ100kmにもなってない」

「ぜぇ……シロコ先輩が元気なのは分かってたけど……エルさんも随分余裕そう……ね……」

セリカさんも一般的な人と比べたら体力ある方じゃないですか？

「二人を見てると全くそんな気がしないわよ……」

そろそろ休憩を挟みましょう。シロコさん。近くに休めそうな場所ってありそうですか？

「大丈夫。もうすぐ目的地につく。そこで休憩」

目的地？たしかこの辺りにあるのは……dice1d3=2 (2)

1.川？

2.山？

3.海？

[154 氷室エル 24/06/18(火) 03:52:42]

相変わらず更新がおせぇのに寝落ちしちゃったので今日はここまで

次回は山を登って………おそらく最後の戦闘ダイスを振る事になると思います

[155 二次元好きの匿名さん 24/06/18(火) 07:12:44]

乙です

[156 二次元好きの匿名さん 24/06/18(火) 08:26:54]

保守

[157 二次元好きの匿名さん 24/06/18(火) 12:30:00]

投稿乙です

[158 二次元好きの匿名さん 24/06/19(水) 00:02:55]

まさか登山？

[159 氷室エル 24/06/19(水) 00:41:11]

ニンダイリメイク多くてホクホク　少しばかり再開します


「着いた。ここに皆で来たかった」

山……ですね。特に何かがあるような所ではなかったような……

「ここで少し休憩してから山道を自転車で登る」

それはまた……山の登りって歩くより自転車の方が疲れるんですよ？
そんなに高くなさそうには見えますけど山登りは山登りでやった方がよくないですか？

「大丈夫。下調べはしてきた。傾斜は緩いし休憩したらセリカでも登れる」

「そこまで心配しなくても大丈夫よ。私も登るのを楽しみにしてるから」

う～ん……まぁここまで来てしまったものは仕方ないですし行きましょうか
休憩が終わったら声をかけてください

「ん、それは勿体ない。友達なんだからガールズトークに花を咲かせるべき」

ガールズトーク……具体的に何を？

「襲いやすい銀行の話とか」

ガール関係ありますか！？

[160 氷室エル 24/06/19(水) 00:48:17]

「それならエルがガールらしい話題を振るべき」

えぇ～……そもそも女の子らしい会話とか興味ないんですよ。シロコさんは興味あるんですか？

「あまりない」

ガールズトークに興味がない2人でガールズトークするのは無理があるでしょう！？
セリカさんは興味ありそうですけど……セリカさんってガールズトークできます？

「……えっ！？ いや～……私も今はちょっと厳しいかも……」

そうですか？………なんか焦ってます？

「エル。セリカは休憩させるべき。銀行の話は私達でしよう」

いやもうガールズトークじゃなくてバンクトークになってるじゃないですか！！

「なら強盗の話を……」

まずは銀行強盗から離れましょう！！




「ふぅ……危うくバレちゃうところだった」
「もしもし……うん、私。今は目的地の麓にいる。もうすぐ着くから準備して」

[161 氷室エル 24/06/19(水) 00:58:58]

「お待たせ二人とも！ もう出発しても大丈夫よ」

「ん、なら出発する」

この山の頂上まで登るんですか？

「中腹近くに休憩所がある。今日はそこまで登る」

なら思ったより楽そうですね

「油断は禁物。……じゃあ出発！」

～～～～～～

ただの坂道と思ってましたけど舗装されていない分難しいですね………足は動くんですけど転んでしまいそう……

「目的地は逃げない。急がなくていいから安全運転で進もう」

シロコさんはこういう所良く自転車で来るんですか？

「何度か来た事はある。トレーニングにもなるから」

へぇ～。セリカさんも一緒にやってるんですか？

「私はシロコ先輩に付いていけそうにないし、普段のバイトもあるからやってないわね」

「アビドスにライディング仲間がいないから、今日の運転で好きになってくれたら明日からも色んな所に周りたい」

………そうですね。考えておきます

[162 氷室エル 24/06/19(水) 01:13:28]

＜とある山の無人休憩所＞

しばらく山道を登っていると、少し開けた場所に出てきた

「着いた。一旦ここに駐車しよう」

「やっと着いた？ んにゃぁ～～疲れたぁ～～！！」

ベンチと小屋と自販機………小屋には誰もいない……本当に一応あるだけの休憩スポットですか

「それでも便利。ここからは自転車で行くのは難しいから歩いていく」

「この先にエルにプレゼントしたいものがある」

それは楽しみですけど………

「大丈夫。エルの言いたい事は分かる。だけどその期待を必ず超えてみせるから」

そこまで言い切れるのも中々凄いですね。分かりました、行きましょうか

～～～～～～～

自転車では進めない様な獣道を進み、草木を掻き分けながら進むこと数分

目に映る緑が少し変わってきた様に感じる。いや、光が入り込んでる？

「………もうすぐ見えてくる。この先にあるのが私達のお返し」

「だから最初はエルに進んでほしい」

分かりました。それでは行ってきますね

[163 氷室エル 24/06/19(水) 01:14:26]

草木を掻き分け光が差す方向へ向かってみる

ほどなくして視界に広がったのはさっきまで見てきた山道とは別のものだった

先にあるもの

dice1d3=1 (1)

1.キヴォトスの街並み (最低保証値40)

2.温泉 (最低保証値50)

3.滝 (最低保証値60)

感動

dice1d100=96 (96)

[164 氷室エル 24/06/19(水) 01:23:54]

ぁ………！


声にならない声が漏れる
広がる視界全てに広がる街並みと、どこまでも続いていきそうな空が私を迎え入れてくれた

澄んだ空は眩しいくらいに綺麗で、あんなにたくさんのビルが並んでいるのに視界の端には砂漠が広がっていて………どこか現実じゃないような不思議な世界なのに美しさを感じられる様で……


この世界にもこんな景色があるんだって思うと嬉しくて………少しだけ涙が出た


そして同時にお別れするのが少しだけ悲しくなった



ﾊﾟｼｬﾘ！

[165 氷室エル 24/06/19(水) 01:44:38]

「ん、いい顔」

気づけばシロコさんが携帯カメラをこちらに向けていた

「ここ、私がロードバイクのトレーニングの時に見つけた場所。皆に見せたくて写真も残したけど、エルには直接見てほしかった」

「どう？ 期待を超えられた？」

…………えぇ、そうですね。予想通りではありましたが期待はゆうに超えていきましたよ

「それならよかった」　ﾊﾟｼｬﾘ

写真ですか？

「うん。後で皆に見せる用。これを見せたら興味を持ってライディングを始めてくれるかもしれない」

「エルだってこれを見てライディングも悪くないって思ったはず」

それはまぁ………そうですけど、私は自転車乗るなら自分で走った方が早いと思うタイプですから

「残念。これからもエルと一緒に色んな景色を見て記録に残したかった」

dice1d3=3 (3)

1.その記録はアビドスの皆さんと刻んでください

2.記録ですか？

3.……一緒には厳しいかもしれませんね

[166 氷室エル 24/06/19(水) 02:02:03]

アビドスとレッドウィンターは結構離れてますし、それに…………いつまでも一緒ってわけにはいかないですからね

「……だったらこれからはエルが見た景色を記録してほしい」

記録？ 地図でですか？

「それでもいいけど、今はもっと簡単な方法がある」　ﾊﾟｼｬﾘ！

……写真ですか？

「そう。同じ場所に行けなくても綺麗な景色を残して伝える方法はいくらでもある」
「エルが好きだと感じる景色をこれからも私は見たい。これからエルがどこに行くか分からないけど、その先で綺麗な物があったら写真に残して送ってほしい」

ッ…！？　シロコさん、もしかして知ってて……！

「色んな綺麗な場所を見る事が好きで、感動できるエルならきっとその感動をそのままの形で写真を残せる」
「どう？ 良いこと尽くしでしょ？」

……………約束はできません。ですけど………シロコさんがそういった事を望んでくれている。それはしっかり分かりました

「私だけじゃないよ。エルが知らないだけで、世界には同じ思いで見てくれる人はいっぱいいるよ」

将来の可能性が１種類増えました
"将来の可能性を3種類以上作る" 現在3種類(冒険家、ゲマトリア、写真家)

[167 氷室エル 24/06/19(水) 02:13:15]

「………そろそろ戻ろっか」

そうですね………あれ？セリカさんって途中まで一緒にいましたよね？
景色見に来ましたっけ？

「………セリカには事前に案内して見せた。今は準備の為に外してもらってる」

準備？

「……エル。私はエルの友達として、エルのやりたい事は応援したいし、味方でありたいと思ってる」
「だけど私には同じ……いや、それ以上に大切な人がいる。どちらかの味方をしないといけないなら……！」

………いえ、いいです。誰が待ってるかは予想がつきましたから

「エル……」

私があの日に決着をつけなかったせいで嫌な役回りさせてしまいましたね。ごめんなさいシロコさん

「……今から少しの間、私はエルの敵になる。だけどこれだけは信じてほしい。私はみんな大切で、二人が不安ならそれを解決したいと思ってる」
「だからこれを……」

これは………銃ですか？

「結局互いの思いをぶつけるには勝負が一番。強い方が偉いのはこの世の鉄則」
「だから………本気でぶつかって。私達は絶対に負けないから」

………………本気で……ね……

[168 氷室エル 24/06/19(水) 02:25:24]

シロコさんに案内されて休憩所を戻るといつの間にか乗ってきた自転車は消えていた
セリカさんが隠したのか、返却しに戻ったのか………いや、今はそんな事どうでもいい

そのまま休憩所を抜けて、互いに無言のまま山を登っていく
数秒とも数時間とも感じる早さで山を登った先には………ホシノさんが待っていた



「いや～おじさんには山登りは腰に辛いね。明日は１日ゆっくりしないと」

…………今さら何の用ですか？

「ごめんね。エルさんには悪いけどどうしても納得がいかなくてさ」

それであの日の再現をしようという事ですか？

「それは違うかな。あの日と決定的に違う事がある」

シロコさんですか？ １人増えようが何も変わらないですよ。それともセリカさんも出てきたりしますか？

「……エルさん。いくらおじさんでも何回も見たから流石に分かるよ。誰がいるか薄々気づいてるよね？」

………………はい。そこにいるんですよね？

先生

[169 氷室エル 24/06/19(水) 02:38:27]

私の声に反応するかのように山の茂みの中から先生が現れる


"エル……"

やっぱりいましたか………一応聞いておきますが、何故ここにいるんですか？

"エルは自分探しの旅の結果を今までちゃんと報告してくれたのに、アビドスに行った直後から止まったから"
"そしてその日の後に、ナツとイオリに会ったよね？ だから最後にホシノにもう一度会いに行くかもしれないと思って、ホシノに連絡してみたんだ"

………やはり時間をかけすぎましたか。３日もかければ足がつく可能性は考えました

"それもあるけど……シロコ達に地図を渡すって約束をしたんだよね？"
"エルはその約束を破らないって信じてたから、すぐに分かったよ"

そうですか………ごめんなさい。先生
今は少し、先生の顔を見れそうにないです

"それは自分が悪い事をしたって分かってるから？"

それもありますが、大人の事は今はあまり考えたくないんです

"今でも大人は信じられない？"

………分かりません。私は………どうしても怖い
この気持ちに……思いに……巻き込む事が恐ろしい

"ホシノから聞いたよ。そう言って何も聞けなかったって"

なら今日のところは帰してくれませんか？ 明日には自分の気持ちに決着をつけてきますから

[170 氷室エル 24/06/19(水) 03:00:38]

"それはダメだよ。自分の事は自分だけで考えたらダメだって言われたんだよね？"

………

"大丈夫。ここにいる皆はエルが思っているよりアビドスの子は強い。助けになってくれる"

そうでしょうね。先生が嘘をつくわけがない……という話以前にホシノさん達はそういう人です
ですけど……無理です。私は仲間が……友達が……先生が消える事に耐えられないから

だから…………しばらく私の事を恐れてもらうしか………

「……！！また、あの日と同じ事を！」

"………違うよエル。私達を追い返したいなら方法が違う"
"虹色のエルを使ってもいい。あの日のように実力で追い返したらいい"

はい？………本気で言ってます？

"本気だよ。それともエルの本気はホシノや私より弱いの？"

………嫌です。私は皆さんを無暗に傷つけたくない………ホシノさんと先生ならワタシに勝てないのは分かるでしょう！？

"勝つよ。絶対に勝つ"

………口では何とでも言えますよ

"それはエルにだって言えることだよ。本当に私達に勝てると思ってるの？"

[171 氷室エル 24/06/19(水) 03:13:37]

…………無理です。ありえません。私は生きてきてワタシが負ける姿を見た事がありません

アレだってワタシの一部を奪う事が限度で………

"……誰かに襲われたの？"

……！！　と、とにかく！！そんな話信じられません！！

そんな大嘘で私が相手すると思ったら大間違いですよ！！

"さっきは私が嘘なんてつくわけないって言ってくれたよね？"

"今までのエルの経験則が信じられないなら………嘘をつかない大人として、私を信じてほしい"

うぅ…………だったら！まずは私を止めてみてください！

この場から離れた私を追って氷原地区までついてこれる人なんていないんですから！！

山の1つくらい飛び降りるくらい………！！

dice1d3=3 (3)

1.グレネード

2.複数方向からの銃撃

3.ヘリコプター

[172 氷室エル 24/06/19(水) 03:29:39]

不意を突けた！地図は渡したしこのまま逃げ切って後は一気に山の外に出てしまえば………！

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ！

ん？……この音は……？

『火力支援、おまたせしました！！』　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ！

んなっ！？ なんでこんな場所にヘリが！？ シャーレの増援ですか！？

"乗ってるのはエルも知ってる子だよ"

それって……

『奥空アヤネ、到着しました！ ただいまより戦闘支援に入ります！』

『私も乗ってますよ☆ アヤネちゃんを狙おうとしても無駄ですからね～♪』

『氷室さん！ ホシノ先輩から事情は聞いています！ 逃走経路は私が阻ませていただきますよ！』

ぐっ………いや、まだ普通に山を下れば！


「ん、それはさせない」　「なんとか間に合ったわね！」

シロコさん……！！　セリカさん……！！

「さっき話した通り。私はホシノ先輩を味方をする。これはホシノ先輩の為で、エルの為でもある」

「とにかく私達がエルさんに負けないって所を見せたらいいんでしょ？ それがお返しにもなるっていうなら、やってやるわ！」

[173 氷室エル 24/06/19(水) 03:44:22]

"少なくともこれで逃げようとエルを足止めすることはできたよ"

"どう？ 少しは私達の言葉を信じてくれる？"

…………えぇ、信じます。そして同じぐらい……巻き込んではいけないという気持ちが強くなってしまいました

ホシノさんと先生はワタシがどういう存在か知っている。それでいて私に立ち向かい勝つと？

”うん。そうだよ”

………分かりました。そこまで言うなら相手をしましょう。恐怖ではなく実力で

「！！」

貴方達は危険すぎます。奇跡はそう続かないのに………そんな無謀に初めて信じる事ができた大人と、私の憧れである理想が犠牲になる。そんな事はあってはならないんです

何を言っても聞かない。それどころか周囲を巻き込んでも全てを聞き出そうというのなら………ここで私が終わらせます

"……1つ勘違いしてる部分があるよ"

"シロコもセリカもアヤネもノノミも……巻き込まれたわけじゃない。エルの為に進んで力になりに来てくれたんだよ"

それがダメだって言ってるんですよ！！！

エル(100/100？)

dice1d100=66 (66)　+99

アビドス(500/500)

dice1d100=76 (76)　+dice1d3=2 (2)　(1.100 2.120 3.150)

＜勝利条件：体力を0にする＞

＜イベント：？？？(現在発生する可能性のあるイベントは無し)＞

[174 氷室エル 24/06/19(水) 03:45:39]

というわけで今日はここまで　次回 VSアビドス＆先生

[175 二次元好きの匿名さん 24/06/19(水) 09:29:08]

おはほしゅ

[176 二次元好きの匿名さん 24/06/19(水) 09:58:55]

頑固だねぇ

[177 二次元好きの匿名さん 24/06/19(水) 15:07:28]

ずっと同じこと言われてるのにずっと同じこと返してるよなエルちゃん

[178 氷室エル 24/06/19(水) 22:17:19]

アビドス3章見ました　正直似たような展開になるのでさっさと進めれたらよかった………

エルが頑なに話せない理由は過去にあります　氷室エルとヒムロエルの願いは叶いそうそうですが、もう1人の願いはまだ成就されていませんから　再開します

165 VS 196

エル(69/100？)

戦闘をすると言ってもここは山の中腹辺り。戦うフリをしながら逃げる事なんて簡単だ

同年代よりもあきらかに低い身長は視界から消える事を容易にさせ、光により輝く髪は環境に紛らわせやすく、深く覗き続けるとその者の精神を狂わせる

だから基本的に私は逃げる。立ち向かう必要があるなら一撃で終わらせる。できるだけ何度も私を追わせないように

それが一番安全だから。相手にも、そして私にも

「また逃げようと思ってる？ ダメだよ」

クーデターの時だってそうだ。私が前線に出るのは周りが私だけを見ていれば解決する戦いじゃないから

乱戦の中で声をあげたり、目の前で注意を引いて………別の場所へ移動する。1対1をするなら即座に埋める

そうだ。今回の戦いもそうあるべきなんだ

エル(69/100？)

dice1d100=3 (3) +99

アビドス(500/500)

dice1d100=84 (84) +120 +dice1d3=3 (3) (1.10 2.20 3.30)

[179 氷室エル 24/06/19(水) 22:20:09]

102 VS 234

エル(0/100？) → (100/100？)

dice1d3=3 (3)

1.木々

2.周辺生物

3.dice1d5=4 (4)　(1.ホシノ 2.シロコ 3.ノノミ 4.セリカ 5.アヤネ)

[180 氷室エル 24/06/19(水) 22:33:35]

「いつまでも逃げてるだけじゃ勝てないよ！！」

違う。違うんです。私が本気で相手をするならこの場所はマズいんです

火山の岸壁、使われていないビルの屋上、誰もいない学校のグラウンド………戦いの場所は選べるなら選んできました
でもここは……生き物が多すぎる！

"周囲を気にしてる…？"

「ん、エルがこっちに来る」
「強行突破する気ね！ そうはさせないんだから！！」

逃げる私を追うホシノさん。前から挟みこむように迎え撃つシロコさんとセリカさん
ホシノさんレベルならまだしも、一般的な生徒くらい実力じゃ私は止まらない。痛みを耐えながら前に進みシロコさんを思いっきり殴って……
～～～～～～～～

「私はエルの友達として、エルのやりたい事は応援したいし、味方でありたいと思ってる」

～～～～～～～～

「？　隙だらけ！」

一瞬の油断。的確な急所への一撃。一般的な生徒どころか歴戦の戦士でも動けなくなるように撃ち込まれたダメージは

「！？…あ……れ………？」

「…セリカ！？」

無慈悲に生ある者から奪いつくさんとしていた

[181 氷室エル 24/06/19(水) 22:33:53]

エルの神秘(真)
死にかけたり大怪我を負うと、弱い生命から順にエネルギーを吸収していき回復する。奪われた生命は枯れ果てる
傷が大きければ大きいほど奪う総量も多くなるが、エル本人が全てを奪う大人の様な力を嫌うので、意図的に発動する機会は少ない
無意識下でも植物・動物等の死を強く感じてしまう生命からは奪おうとせず、最低限しか回復しない

[182 氷室エル 24/06/19(水) 22:46:03]

「狙いは私じゃなくてセリカだった？ でも今の一瞬でどうやって……」

「違うの……シロコ先輩………急に疲れと……痛み……が……」

あぁ…………やってしまった。こうならないように注意していたハズなのに

良い物を見せてもらって浮かれてた？ ここから逃げれば済むと油断してた？ 相手の実力を甘く見てた？

綺麗な自然が見えた。空が見えた。痛みを感じた時、そこから何も奪いたくないと強く思った

結果、友達から奪ってしまった。なんだそれ　何が大事なのかも分かってないじゃないか

「急所を狙ったのに平然と立ってる…………今のはエルがやったの？」

………そうですよ。シロコさんの一撃がそれほど効いたんです

強いのはホシノさんだけかと思ってたんですけど、シロコさんも強かったんですね

「………セリカはどうなる？」

死にはしません。死なせません……絶対に

ただもう私の相手とか言ってる場合ではないですよね？ それでも続けるんですか？

エル(100/100？)

dice1d100=52 (52) +99

アビドス(400/400)

dice1d100=12 (12) +120 ← (150 × 4/5)

[183 氷室エル 24/06/19(水) 22:57:09]

151 VS 132

アビドス(388/400)

混乱・動揺………さっきまで確実に私を倒そうとしていたアビドスの方々に不安の色が見える

本気で相手をすることでしか私を止められない。でも本気で相手をしたら仲間が犠牲になるかもしれない

さっきの様な失態は二度と起こす気はないですし、こんな事で喜びたくは全くないのですが……チャンスでした

そこをどいてくださいシロコさん。それともまた私を狙って……次はホシノさんでも動けなくしますか？

「！！」

違う。そんな事はしたくない。　皆さんを傷つけたくない。 無駄に命を奪って自分が生きていたくない　傷ついてでも使いたくない

だけどこう言う方が都合がいいから、このまま私が離れてしまえばそれが一番平和だから……悪い人間に見えてほしい

シロコさんをそっと押しのけて下山を始める。ヘリからもホシノさんも追撃はない

そう、初めから本気でぶつかり合うなんて無理なんです……

「まだ……やれるわよ！」

エル(100/100？)

dice1d100=34 (34) +99

アビドス(388/450)

dice1d100=21 (21) +120

[184 氷室エル 24/06/19(水) 23:08:05]

133 VS 141
エル(92/100？)


去ろうとする私の体を銃弾が掠める。こんな状態でも戦いを望む人なんているわけがない。仲間が大切なら当たり前だろう

だというのに……私の歩みを止めたのは、私の能力によって動けなくなったハズのセリカさんだった


「これくらい……なんて事ないわ！！」

………無理しないでください。私はそれなりに頑丈なので少々痛くても耐えられます
ですが普通の生徒であるセリカさんが急所を撃たれて耐えられるわけがない

「そんな事勝手に決めないで！ 私ならまだ大丈夫だから！！」

……いい加減にしてください。それなら今すぐ戻ってセリカさんを狙ってもいいんですか？
私を狙えばまた誰かが、私を止めなければセリカさんは戦闘不能で済まないかもしれない。それでもいいんですか！？


"どっちにもならないよ"

……！！

"今ここには私と……アビドスの対策委員会が全員そろってる"
"絶対にどちらの結果も起こさせない。そうだよね？みんな"

[185 氷室エル 24/06/19(水) 23:20:13]

「ん、当然」　『セリカちゃん！救急ドローンを飛ばすから受け取って！』　

………なんで

「……ありがとね先生。このままだとまた逃げられちゃう所だったよ」

"気にしないで。ホシノ"

"これで皆やる気になったみたいだよ。エル"

仲間達が揃っているからなんとかなる？…………なんで先生がそんな子供みたいな楽観的な事言ってるんですか？

何とかなるで何でも解決できるなら私はこんなに苦労しないんですよ！！

"ちょっと違うよ。みんながいるから何とかなるんだ"

"１人だったら解決できない問題も、みんなで立ち向かって何とかするんだよ"

！……あぁそうですか！！ ならもういいです！！

知りませんからね！！

"(エルを傷つけすぎたら誰かに被害が及ぶのなら、傷つけすぎない程度に抑え込めれば……)"

エル(92/100？)

dice1d100=3 (3) +99

アビドス(388/450)

dice1d100=94 (94) +120

＜勝利条件に相手の体力を10以下にする。が追加されました＞

[186 氷室エル 24/06/19(水) 23:22:14]

102　VS　214

エル(0/100？) → (100/100？)

対象

dice1d3=2 (2)

1.？？ン

2.？？シ

3.？？フ

[187 氷室エル 24/06/19(水) 23:34:40]

なんで　なんでそこまで戦えるの？

訓練でも演習でもない。他人でも敵でもない。本気で仲間に銃を向ける事ができるの？

怖くないの？ ワタシが本気を出せば壊れてしまうのに

その強さの一端を、間違いなく先生とホシノさんは知ってるはずなのに

"いつまで手加減するつもりなの？"

どうして皆は私の本気を求めてるの？ どうして隠している事を聞きたがるの？

「それはエルさんが１人で苦しんでるからだよ」

私は１人じゃないよ。ワタシがいる。わたしはひとりじゃない

「……そんなのは１人じゃないって言わない。例えく１人じゃなくても独りぼっちなのには変わりない」

私が……独りぼっち？ 違う！私にはワタシがいる！！

「だったらたった独りで２人分のパンチでも打ってみなよ。そんな軽い攻撃、簡単に受け止めてあげる」

…………軽い？

エル(100/100？)

dice1d100=85 (85) +99

アビドス(388/450)

dice1d100=19 (19) +120

<勝利条件に相手の体力を30以下にする。に変更されました＞>

[188 氷室エル 24/06/19(水) 23:47:00]

184　VS 139

アビドス(343/450)

セリカちゃんを狙うと言っていたエルさんが、挑発に乗って弾丸の様にこちらへ向かってくる

ね？ エルさんもセリカちゃんも無事になる選択肢、ちゃんとあったでしょ？

バゴォン！！

「これでも！！簡単に受け止められると言えますか！？」

言えるわけない。エルさん自身の力も強いのに、そこにあの虹色の力が加わっているんだ

もしも生身で食らったら、おじさんしばらく保健室でおやすみしないといけないかもしれないね

だけど私は強がる。　私に傷1つ付けられない攻撃で、よくもまぁアレだけ大げさに傷つけたくないだなんて言えたもんだ

何発打ってきても結果は変わらない。盾は少しくらい曲がるかもしれないけど、エルさんは私にとって恐怖の象徴でも力の象徴でもなんでもない

「あぁ、そうですか！！ だったら何度でも打ち込んであげますよ！！」

エル(100/100？)

dice1d100=36 (36) +99

アビドス(343/450)

dice1d100=43 (43) +120

<勝利条件に相手の体力を50以下にする。に変更されました>

[189 氷室エル 24/06/20(木) 00:04:42]

135　VS 163
エル(72/100？)


正面から受ける。拳先をいなす。油断した所を盾で弾いて一撃を叩き込む
まるで鉄球クレーン車の真下に立たされているようだ

「盾も削れてきてるじゃないですか？ 私の攻撃が効かないんじゃなかったんですか！？」

他の皆もエルさんの隙を狙おうとしているけど隙がない。近接戦闘に自信があるという事だけあって、色んな方向から一撃を狙ってくる
私は先生のサポートで反応するのがやっとだ

「いい加減諦めましょうよ！ こんなの時間の問題です！！」

違う。私が求めているのはこんな"大人"な言葉じゃない
理屈なんていい。誰が犠牲になるだとか、勝てる勝てないかじゃない

誰の為でも……ましてや私の為でもない。自分がどうしたいかという言葉だけ
だから私は挑発を続ける。エルさんの全力はこんなものなの？ それとも本気で撃っておじさんに受け止められたら恥ずかしくてこの場にいられなくなるから本気を出さないのかな？

「……………ホシノさんがそんな命知らずな人だとは思ってませんでしたが、いいですよ」

命知らずなんじゃない。私だって命は惜しい。だけどそれよりもせっかく二人が向き合える時を全力で楽しみたい
今だけこの世界は私とエルさんが互いにやりたい事だけやる世界でいい

「………ワタシ。お願い」

[190 氷室エル 24/06/20(木) 00:23:05]

エルさんの髪が纏う虹色が右手に移っていく
あの虹色の力は確かあらゆるものに変身し、見るものの精神を蝕み………そして全てを食らう力

「安心してください。ワタシの力は使いません。………本気で殴ると私の腕が壊れちゃうからサポーターの様な物が必要なんですよ」
「欲しくもない能力の弊害です。なまじ力がある分、出していい力以上で殴る事ができる。壊れても治るから私の体も力の制御をしようとしない………詳しく調べた事はないですけど、きっとそんな感じです」

「そしてそんな力を使って殴るのは……カタコンベを超えた先で出会ったベアトリーチェとかいう大人と相打ちした時だけです」

"ベアトリーチェ……！"

「おそらくこの山くらいなら簡単に叩き割れる力を………ホシノさん。貴方は受け止められるんですか？」

はっきり言って自信はない。目の前に感じるのは鉄球どころか虹色のエルさんよりも、さらに強い力の鼓動
これがキヴォトスを滅ぼす爆弾だと言われたら納得するくらいの威圧感と危険を感じる

受け止められる。さっきみたいに言うのは容易いがこなすのは難しいどころじゃない
だけどせっかくのチャンスなんだ。覚悟を決めて盾を構える。受けきれなくても先生がいるならきっと悪い方向にはいかない。鬱憤を受け止められるのは私しかいない！


「…………なんで」


……一撃が来ない。それどころか私の後ろを気にしてる
後ろに何か……


「ん、私も受け止めてみせる！」

[191 氷室エル 24/06/20(木) 00:37:06]

ホシノさんは私との1対1を望んでいた。 私の攻撃を全て受けて、反らし、時には反撃をし、全ての攻撃をここまで凌いだ
生半可な攻撃ではダメだ。少しは削れるかもしれないけど、ホシノさんは諦めてくれない

だから私が出せる最大の一撃で決着………のハズだった


「シロコちゃん！？」

「シロコ先輩だけじゃないわよ！」
「ヘリは置いてきました！ ホシノ先輩、私達も一緒に支えます！」
「1人では無理でも皆が一緒なら大丈夫ですよ！」

「セリカちゃん。アヤネちゃん。ノノミちゃん…………絶対におじさんの後ろにいてね」


は？　いやいや、ホシノさん何やってるんですか？
私の話聞いてました？ 今から私が出せる本気の攻撃を出すんですよ？

なんで追い返さないんですか？ 仲間が大事じゃないんですか？ かける言葉は離れていろじゃないんですか！？
大切な仲間を何で巻き込むんですか！？

「それは………」

"エル、それは違うよ。ホシノは皆を巻き込んだじゃない。みんな最初から同じ目的に向かっているんだ"

"エルの一撃を受け止める事で、この戦いに終止符を打てるなら、自分が受け止めてあげたい。みんな同じ気持ちだから"
"だから力になりたいんだよ。ホシノの力にも……エルの力にも"

[192 氷室エル 24/06/20(木) 00:47:59]

………ホシノさん。本気なんですか？

「……そうだねぇ。おじさんも最初は1人で受け止めるつもりだったけど………こうして皆が集まってくれたなら気合い入れなおさないとね」
「エルさん知ってる？ 盾って守るべき人がいると硬く、強くなるんだよ？ だからその一撃は絶対に防いでみせるよ」

…………私の理想の体現であるホシノさんは私と同じ考えだと思ってました
自分のせいで仲間が危機に陥るなら巻き込まない。自分の問題は自分だけで解決しないといけない。その為に戦う力を見につけてきた

「………それは理想の押し付けかな。 私はエルさんじゃないし、エルさんも私じゃない」

……………約束します。この私の一撃を誰も欠けずに受け止められたら、私に何が起きて何をしようとしているかを教えます
だってそんな事ができるわけありませんから。未知の力の前に、たくさんの仲間を自分の都合で巻き込んだ事を後悔するから

「約束だよ」

[193 氷室エル 24/06/20(木) 01:00:51]

氷室エルの一撃

999×dice1d10=6 (6)

アビドス

dice1d100=11 (11)　+120　×？？？

右腕から虹色の光が漏れだす。当然本気で殴れば右腕は死ぬ。ワタシが支えてくれているから取れはしないだろうけど、数週間は動かせないだろう。自業自得なのだから回復に力を使う気はない

…………皆、こっちを真剣に見ている。怖い気持ちも、逃げ出したい気持ちも抑えて私の前に立って………

あぁ、できれば今からでも逃げてほしい。こんな力の前に立ってほしくない。そうじゃないと私の時も逃げてくれないよね？

それでも………ここまで私と向き合って、ワタシに立ち向かえるのならば………僅かな可能性を少しだけでも信じてみたくなったのは………あの奇跡のような夜を過ごしたホシノさんと

先生がいるからですか？

[194 氷室エル 24/06/20(木) 01:16:19]

5994　VS　131 × ？？？

"1人じゃ苦しい選択肢しか見えてなくても、大丈夫。エルは独りなんかじゃない"

先生の声が聞こえる。走馬灯的な何かかな？ 先生も吹き飛ばしちゃったのかな？

"1人で難しいなら2人で、2人で難しいなら5人で、それでも難しいならみんな一緒ならきっと何とかなる"

また適当な事言って……そんな人、私は作ってきませんでした

"エルにだっているよ。たくさんいる"

……仮にいたとしても今、この瞬間をどうやって何とかするんですか？ ほら、ホシノさんの盾なんて今にも砕けそうじゃないですか

"仲間を信じるといい。自分が苦しいと言えば助けてくれるって頼ればいい"

……………そんなこと

"やってもないのに諦めちゃダメ"

……………危ないから

"聞きたいのは諦める理由じゃない。諦めない為に必要な事だよ"

……………しい

"大きな声で！"

……ホシノさん達を助けてほしい！！意見が違って私が意地になってしまったせいで、せっかくできた友達を自分の手でお別れしたくない！！
もう私は止められないから……だから！助けてほしい！！！！

[195 氷室エル 24/06/20(木) 01:28:07]

”………そんな時でも自分の事を助けてほしいって言えないところはまだまだだけど、ひとまず及第点かな”
"エル。ホシノ達の後ろ……見てごらん"

後ろ……？


「やぁやぁ、助けに来たよ。エルさん」
「後ろから支えればいいのね？ やったろうじゃん」
「重っ！？ なにこれ！？ これ本当にエルが出してるの！？」
「私も頑張るよエルちゃん！」

「うわ、本当にアコちゃんの言う通りになってる！？」
「全く、世話のやける人なんですから……私の肉体労働なんて貴重なんですから！感謝してくださいね！」


え………なんで皆さんがここに………いえ！それよりも離れて！！もう今更止まらないですよ！？
友達を巻き込みたくなんて……

"友達だけじゃないよ"

「何やら芳ばしい香りがすると思えば……奇遇ですわね」
「エルの右手が髪の色みたいになってる！すごーい！」
「早くお手伝いに入りましょうか☆」
「……給食車に縛ってるフウカは連れてこなくてよかったの？」

[196 氷室エル 24/06/20(木) 01:32:09]

今日はここまで、次回は氷室エルの……ではなく、エルの過去編を次スレ立ててやります

スイーツ研究部　dice1d3=3 (3)

風紀委員　　　　dice1d3=3 (3)

美食研究会 　　 dice1d3=3 (3)

1.2倍

2.4倍

3.6倍

[197 二次元好きの匿名さん 24/06/20(木) 07:31:26]

うお全部最大値

[198 二次元好きの匿名さん 24/06/20(木) 08:29:05]

これは、青春と呼ばれる色を見つけれたんだね

[199 二次元好きの匿名さん 24/06/20(木) 12:33:03]

みんなすげぇ！

[200 氷室エル 24/06/20(木) 22:40:56]

次スレ

(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てていました　part11｜あにまん掲示板

実は倍率が足りなかった時はチェリノ・ミノリ → ネル・エイミ・ユウカ → クズノハの順番でホシノの盾を支えるイベントを追加発生させて最低倍率でも突破できるイベントを用意したつもりでしたが、まさか最高倍率で突破するとは……