- 1二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:39:34
エス家日常、Part18です。
皆様いつも素敵なトレエスありがとうございます。
ssや概念、感想本当にいつも嬉しいです。
そして最近エースあまり描けてなくてすみません…
映画の冒頭、エースっぽい子がちょろっと映ってて嬉しかっです。
以下テンプレ
ここは、男トレ×エース(⚠️規約に反するもの以外⚠️)ならなんでもOKな語り場です。
もちろん家族ネタも、子供ネタもなんでもありです。
幻覚、妄想、概念、創作etc.....
好きなだけ吐き出して言ってください。
新規できてくださった方も大歓迎ですので気ままに語れたらと思います。
毎度のことですが自分も幻覚絵しつこいほど描かせて頂くのでよろしくお願いします。
いつも勝手にイラスト失礼します。
※鯖落ち以外でスレ落ちしたらそこで終了とさせていただきます。 - 2二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:40:30
- 3二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:40:43
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- 4二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:41:28
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- 5二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:41:54
いつものようにイラストで10まで埋めます
- 6二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:42:55
- 7二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:43:46
- 8二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:44:22
- 9二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:44:51
- 10二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:45:37
- 11二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 13:46:02
スレ立て乙ですじゃ
- 12二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 21:07:24
スレ立てありがとうございます、エース可愛い!
- 13二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 00:01:03
よろしくです!
- 14二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 07:35:10
「見てくれよトレーナーさん!」
カゴを抱えてエースがこちらに走ってくる。
「この家の庭で初めて作った野菜達!スッゲー美味そうに育ったぞ!」
カゴの中にはトマト、ナス、キュウリ等、沢山の作物が入っていて、その中からエースはトマトを取り出し、俺に差し出してくる。
「本当だ、よく熟れていてとても甘そう」
「だろだろぉ!?売り物に混ぜても違和感ないくらいの出来だぜ!!」
「エースってばすごく嬉しそうだね、俺のことをトレーナーさんって呼んじゃってるのに気付かないくらい」
「あったり前だろ!トレーナーさんと1から作った土で育てた野菜だから……な……っ!?」
俺の事を『トレーナーさん』と呼んでいたことに気付いたエースの首から頭にかけて赤く染まっていき、顔全体が真っ赤になると湯気が出てきた。
「わわ!悪ぃ!もうあたしのトレーナーじゃないのに…」
「気にしてないよ、昔の自分達を思い出して懐かしい気分になっただけだから、それに久しぶりに君にトレーナーって呼ばれて嬉しかった」
「…そういうとこだぞ、アンタ」
恥ずかしそうに左手で頬をかくエース。
その薬指には、太陽に照らされて輝く銀色の指輪。
自分の左手の薬指にも同じデザインのものが嵌められていて、それが今の俺達の関係を表してくれていた。
- 15二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 16:16:14
立て乙
- 16二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 20:10:40
お疲れ様
- 17二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 21:41:36
娘の下顎に手の指先を添える。
そのまま、軽く上下に動かすと……。
「たぱぱぱぱぱぱ」
歯の生えていない今しかできない、赤ちゃんカスタネット!!
もちろん娘が痛がらないように力は入れていない。
あまりやりすぎもよくないから動きを止めて娘の様子を伺うと、娘はにっこぉ〜と笑ってくれた。
娘も楽しんでくれたようで、俺はまた下顎に指先を添えて、娘の顎を上下に動かす。
いつまでも続けていたいが、赤ん坊をおもちゃにするような遊びを好まない嫁に見つかったら何を言われるか……。
「何してんだアンタ」
「ヒュッ」
無事に見つかってしまった俺は、1日娘を抱っこするのを禁止されてしまった。 - 18二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 08:04:41
保守
- 19二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 12:20:10
GWと続いてエースにぴったりなイベント続くの良いよね…
- 20二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:56:52
「腹減ったぁ〜〜〜」
エースはトレーナー室にあるテーブルに突っ伏していて、彼女のお腹から大きな音が鳴った。
「お昼食べたんだよね?」
「大盛り唐揚げ定食…米5号くらいおかわりした…」
「うん食べ過ぎだね」
「けどすーぐ胃の中が空っぽになって、寮の晩飯の時間まで待てねぇ〜〜〜…」
エースは空腹で苦しそうにしていて、いつもピンと立っている耳が前に垂れ下がっている。
どうしたものかと考え、ふと戸棚にしまっておいた『アレ』の存在を思い出す。
「エース、チキンラーメンあるけど、食べる?」
「ラーメン!?」
目を輝かせてガバリと勢いよく起き上がった。
「トレーニング前であまりよくないけど、お腹空き過ぎている状態もよくないからね、人の1食分だけだよ」
俺は水を注いだ電気ケトルにスイッチを入れ、沸騰するまでに2人分のお椀を用意し、その中に乾燥したままのチキンラーメンを入れる。
「トレーナーさんも食べるのか?」
「うん、俺もちょっとお腹空いてたしね」
「……もしかしてさ、このチキンラーメンってトレーナーさんの夜食用だったりする?」
「そうだよ、けどここ最近はあまり残業しなくなって、賞味期限がそろそろ切れそうだったんだ、エースのおかげで思い出せたよ」
「これは喜んで良い状況なのかな…」
「ははは」 - 21二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:57:02
保守
- 22二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:58:33
雑談しているうちに水が沸騰してお湯になり、前に理事長から野菜と物々交換して頂いた卵を入れた後にお湯を白身にかけるようにゆっくりと注いで、見なくなった雑誌を蓋代わりに置いて3分待ち、蓋を除けるといい匂いと共に湯気が立ち昇る。
卵は白身の部分が透明な所が多いが、これはこれで美味しそうだ。
「「いただきます!」」
2人揃って感謝の言葉を言い、卵の黄身を割り箸で崩し、軽く麺と一緒にかき混ぜ、啜る。
「〜〜〜っ!うんめぇ〜〜〜!」
「本当、たまに食べるとすっごく美味しいよねぇ」
「あと、トレーナーさんとこうやって一緒に食べてるってのもあるかな、今まで言ってなかったけも、あたしトレーナーさんと食事する時間が1番好きなんだぜ」
「…俺も、エースと食事すると楽しくて、いつもよりご飯が美味しく感じるんだ」
そう言うとエースは一瞬キョトンとして、ふにゃりと笑った。
「へへへ、トレーナーさんもそう思ってくれて、嬉しいな」
そのエースの笑顔が可愛くて、胸が高鳴った。
「………ごちそうさまでした!」
あっという間にチキンラーメンをスープまで完食してしまった。
「ありがとうなトレーナーさん!今度お礼に何か作ってやるよ!」
「本当?楽しみだな」
すっかり元気を取り戻したエースとまた一緒に食事をする約束をして、2人でトレーニングに向かうのだった。
- 23二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 06:59:58
てえてえなぁ…
- 24二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 13:32:31
朝、最近歩けるようになった娘が台所で朝食を作っている嫁の元に行き、足に抱きついた。
「あーちょっと娘、離れろ、今ギュッてしてくんな」
丁度娘の身長が嫁の膝までの高さなせいで、娘が膝裏に頭を押し付けると膝カックンされたようになってしまう。
「娘ー危ないからこっちおいでー」
俺が呼んでも娘は聞く耳持たず、嫁の足から離れない。
そして次の瞬間…。
「い゛っっっだあ!?」
嫁が悲鳴を上げた。
「どうした!?包丁で指切った!?」
「……足噛まれた……!」
どうやら娘が嫁の足に噛みついたようだ。
娘は上と下の前歯が生えていて、更にウマ娘であり赤子だから力加減も出来ていないとなると、相当な痛みだったはず。
「あいててででで!千切られる!肉食いちぎられる!」
腹が減っているのか、なおも嫁の足を噛んでいる娘を急いで引っ剥がした俺だが、耳元で大音量で泣き叫ばれ、しばらく音が聞こえなくなった。
成長していくにつれ暴れん坊になっていく娘に、俺と嫁は頭を悩ませるばかりだった。 - 25二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 21:10:04
今日も今日とて朝日が昇る前に起き、学園内の畑へと向かう。
そこには既にトレーナーさんが来ていて、作業を始めていた。
「っはよトレーナーさん!随分とはえーな!」
「おはようエース、はやく君に渡したい物があって…3時くらいに起きちゃったんだ」
「え、寝たの何時だよ」
「………1時くらい?」
「寝ろ、今すぐ帰って寝ろ」
「今日渡さないと意味ないから!日中の仕事終わったら残業しないで日付が変わる前に寝るから!ちょっと待ってて!」
トレーナーさんは軍手を取って、更に手を洗いに行って、駆け足で戻って、ジャージのポケットからリボンのシールが貼られた紙袋を取り出して、あたしに差し出してきた。
「……今日、『恋人の日』なんだって、縁結びの神様の命日…の、前日っていう理由からだけど……そんな日だから、エースにプレゼントを渡したいんだ」
「……っ」
あたしはトレーナーさんから紙袋を受け取り、開封の許可を貰ってから出来る限り丁寧に封を開けた。
中身は、ピンク色のサザンカの耳飾り。
「気に入ってくれるといいんだけれど…」
少し自信がなさそうなトレーナーさん。
あたしはおもむろにメンコとワタリを外し、耳飾りをトレーナーさんに手渡す。 - 26二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 21:10:30
「トレーナーさんの手で付けてくれないか?」
「い、今ここで?」
「他にどうしろってんだよ」
「……失礼します……」
トレーナーさんがあたしの耳に触れる。
手がスッゲー震えてて、飾りをつけるのに手間取ってて、少しくすぐったくて、笑ってしまった。
「……出来たよ」
「おう」
スマホの画面を鏡代わりにして確認する。
「どうかな…」
「ありがとな、トレーナーさん!スッゲー嬉しい!今日一日これで過ごさせてもらうぜ!」
あたしがそう言うと、トレーナーさんは安心したように笑ってくれた。
うん、やっぱこの人の笑顔、好きだ。
「あたしも何かあげられればいいんだけど…」
「エースが喜んでくれただけで満足してるからいいよ」
「それだとあたしが納得いかねーんだよ!…そうだ!今晩トレーナーさん家に泊まりに行っていいか?お礼に晩飯作ってやるよ!」
「待って、いや待って、いくら担当契約してるからって女学生を成人男性の一人暮らししている部屋に泊まらせるのは駄目だろ!?」
「んな事ねぇよ、シービーは週一くらいの頻度で泊まりに行ったり泊まらせたりしてるんだぜ?」
(お前何やってんだシビトレーーーーー!!)
それからもトレーナーさんはあーだこーだ言ってなかなか許可してくれなかったから、最終的に泣き落として承諾させた。
- 27二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 07:49:00
〜〜〜⏰〜〜〜
「あれ、エースがメンコ取ってるなんてめずらしー」
「おはよシービー!」
「おはよう、耳飾りも違うね……サザンカ?」
「今朝トレーナーさんから貰ったんだ!今日は恋人の日だからって!」
「へぇ」
確かピンクのサザンカの花言葉って、『永遠の愛』だったよね
「………エースはすっごく愛されてるね」
「?おう!」
多分分かってないんだろうな、エースのトレーナーさんがその耳飾りをエースにあげた意味。
教えてあげて、エースの反応を見るのも面白そうだけど……。
(今のエース、すっごく幸せそうだからいっか)
- 28二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 14:21:37
保守
- 29二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 21:15:11
後で事実知ってバタバタするエースはアリだ
- 30二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 08:30:43
ここ最近すっかり夏の陽気となってきた。
あたしは昔、シービーと並走して道に迷った時に見つけた公園の事を思い出し、娘を連れて遊びに行った。
そこには他にも親子連れが多く来ていて、その中にシービー母娘の姿を見つけた。
「おうシービー!」
「やっほーエース、奇遇だね」
「シビ子ちゃーん!」
「娘ちゃーん!」
この公園は地面から水が出る場所があって、娘達はチョロチョロと低めに噴き出る水を素足で踏んだり、手で押さえたりして遊んでいる。
娘達の姿を見ながらあたしはシービーと談笑してきた。
「あの日エースとここを見つけてからたまに遊びに来てたんだ、結婚してからはしばらく来なかったけど、今日は暑いから、涼みたいな〜って考えてたら思い出したの」
「あたしもだ、自然や遊具も多いし、ちょっと遠いけど子供を連れて来るのに最適だな」
「そうだね、あとここね、時間によって噴き出る水の高さが変わるんだよ」
「え?」
「よく見てて、あともう少しで…」 - 31二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 08:30:55
シービーが言った通り、先程よりも高く、勢いよく水が吹き出した。
その瞬間娘達は耳と尻尾を逆立てて、こちらへ逃げてあたしやシービーの後ろに隠れる。
「あっはははは!ビックリしたねー!」
「おおお…結構高いな……」
「でしょー?」
しばらく噴き出ていた水はだんだん低くなり、ついには出なくなってしまった。
「しばらくは節約のために出なくなるよ」
「そっか、昼も近いし…どっかで飯食うか?」
「ならオススメのカフェがあるよ、この時期なら甘夏のケーキが置いてあるはず」
「ケーキ食べる!」
「食べるー!」
「その前に足拭いてからな!」
持ってきていたタオルで娘達の足から水を拭き取り、サンダルを履かせてからシービーオススメのカフェへと向かったのだった。
- 32二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 18:02:18
ほしゅ
- 33二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 02:02:46
はぁ...癒される...
健康にいいわ... - 34二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 11:28:44
今度トレーナーさんと一緒に海に行くことになった。
あたしは当日着て行く服をどうするか悩み、結果パーマーと一緒に服屋へ行くことにした。
やって来たのは場所はあたし1人じゃ絶対に入らないような女性らしさバリバリの服ばかり置いている店で、そういったファッションセンスが皆無なあたしは、早速パーマーからアドバイスを貰おうとしたのだが…。
「この真っ白なワンピースなんていいんじゃない?麦わら帽子と合わせればどこからどう見ても真夏の超激マブな女の子!その場にいるギャラリー全員の視線を釘付けにすること間違いなし!」
「ラギパイセン!こっちのオフショルとショーパンどよ!?ヘアーも持ってイケギャルファッションでトレぴっぴのハートずきゅんどきゅんしちゃうべ!」
「普段の彼女とは違う雰囲気を出すなら…袖なしのブラウスに、柄物のロングスカートでエレガントさをだすのはどうだ?」
「ルドルフー、エースはデートに行くんだよ?そんな堅苦しいのじゃなくてさ、もっと気軽なやつの方がいいって」
「……なんでシービー達がいるんだ?」
「最初はヘリオスだけ付いてきてたんですけど……あ、私はこのシースルーの長袖シャツとキャミソールなんていいと思うんですけど」
いつの間にか、マルゼン、ヘリオス、ルドルフ、シービーがあたしの服を選んでいた。
そんでなぜか全員が選んだ服を試着して、購入することになっていた。
しかし、当日着て行く服は決まった訳じゃないから、その後もあたしの悩みは続くのだった。 - 35二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 11:37:14
買った服の分だけデートに行くということだな...?!
- 36二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 18:46:09
「……とまぁ、最終的にシービーのコーデになったんだけど……」
トレーナーさんとのお出かけ当日、あたしはシービーが選んでくれたコーデを着ていた。
黒字のシャツとジーパンに、七分袖のジャケットを羽織って、それに合うヘアスタイルをパーマーにセットしてもらった。
待ち合わせ場所に着いた時に、トレーナーさんがあたしの服装を褒めてくれたから、シービーが選んでくれたんだと言ってしまい、この前の事を話す事になった次第。
「清楚なワンピース、ギャルコーデ…エレガントなエースか……」
「おん?」
「せっかく買ったんなら着てみて欲しいな、普段のエースも十分魅力的だけど、いつもと違うエースを見てみたいから」
「4着もあるんだぞ、学園じゃあ着られないし、つまり、あと4回あたしと出かけなきゃいけないわけで……」
「願ったり叶ったりだよ!早速来週…は、流石に急すぎるかな、エースの都合のいい時で全然いいからね!」
願ったり叶ったりなのは、あたしの方だ。
またトレーナーさんと2人きりで遊びに行けるなんて……。
(パーマー達に感謝しないとな……)
あたしは来週別の所にトレーナーさんと出かける約束をして、それをパーマーに話したら、「当日のヘアセットとメイクは任せて下さい!」と、いい笑顔でサムズアップされた。
- 37二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 21:22:48
絶対シービー楽しんでるぜ!
- 38二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 08:12:25
今日は父の日。
子供達はお手製の肩たたき券や似顔絵をプレゼントしたが、自分達が一から育てたきゅうりを浅漬けにしたり、そのまま切っただけの物と、マヨネーズと味噌を混ぜて特製のディップソースを作ったりして、旦那のおつまみを用意してくれた。
それを夜、晩酌に出すと旦那は涙を流しながら食べ始めた。
「ちょっと塩が効きすぎてるのかな、ちょっとしょっぱいけど美味しい!」
「アンタの涙が混ざってんだよ」
そしてあたしがプレゼントしたのは、そのおつまみに合う酒。
父の日限定で予約できる、ボトルに旦那の似顔絵が彫られたやつだ。
「エースもありがとう、今年の父の日も最高の晩酌が出来て…俺は幸せ者だなぁ」
「あたしも子供達も、みんなアンタに感謝してるからな、これからも無理せず頑張ってくれよ?」
「ああ!もちろん!」
旦那はあたしのコップに酒を注いで、自分が持っていたグラスを掲げる。
あたしもグラスを持って掲げて、寝ている子供達を起こさないよう小さく乾杯した。 - 39二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 18:19:51
ほ
- 40二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 23:05:52
トレセンを卒業後、あたしはトレーナーさんと恋人同士となり、現在彼と同棲をしている。
「え〜〜〜す〜〜〜」
ある日トレーナー同士の飲み会から帰ってきたトレーナーさんが、部屋に上がるなりあたしに抱き付いてきた。
すっげー酒くせーし、汗くせーしで風呂場に叩き入れたいんだけど、腕と足をガッチリホールドされて立ち上がれない。
「え〜す〜へへへぇ、いいにおいだぁ〜おれえ〜すのにおいだいすき〜」
「ちょ、嗅ぐなって」
「いんたいしてからきんにくがちょっとやわらかくなって、だきごこちもさいこぉ〜」
「おいそれ太ったって言いてぇのか」
「ちがうよぉ〜ぜんぶすきなんだよ〜」
会話が成り立たない。
もういっそ頭殴って気絶させてやろうかと思ったけど……。
「だいすきだよえ〜す…このよでいちばんあいしてるんだ…」
「っ」
「しあわせにするから……ぜったいにけっこんしような……」
頭を撫でられ、甘ったるい声で耳に囁かれて、振り上げかけた手を下げてしまう。
トレーナーさんの体重があたしにのしかかってきて、もしかしてこのまま…なんてドキドキしていたら、寝息が聞こえてきた。
一気に興が醒めてしまったあたしは、眠ってしまったトレーナーさんの拘束から抜け出し、彼をソファーの上に寝かせる。
「たく…そう言う事はシラフの時に言えっての」
幸せそうな顔で眠っているトレーナーさんの頬を人差し指で突つき、おでこにキスをしたのだった。 - 41二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 00:01:40
- 42二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 00:02:46
いいぞ^~これ
- 43二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 08:31:41
- 44二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 17:04:40
ほしゅ
- 45二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 23:02:18
さっきまでギャン泣きしていた娘だが、旦那に抱っこされてからは上機嫌になって、高い高いされると声を出して笑った。
少しすると目をショボショボさせて、旦那の服を握りしめながら寝落ちしてしまう。
「寝た?」
「おう、グッスリだ」
「よかったー」
旦那が娘をベビーベッドに下ろそうとすると……。
「んゔぅー」
娘は唸り、服をさらに強く握り、旦那の肩に噛みついてしまった。
「これは……動けないパターン……!」
「もう1、2時間はそのままだな…」
娘が完全に夢の中へと向かうまで、旦那は風呂もトイレも我慢する事になってしまったのだった。 - 46二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 08:21:58
今日は休日だけど、夕方に大雨が降る予報だったからいつもの早朝に学園の畑にやってきて、トレーナーさんと一緒に畑が駄目にならないよう雨風対策をして来た。
「とりあえずこれで大丈夫だろ」
「他に出来ることはなさそうだね」
「ああ、休みなのにわざわざあたしに付き合ってくれてありがとうな、トレーナーさん!」
「2人で育てた野菜なんだから、なんとかして守りたいのは当然だろ?」
「!そうだったな…へへ…」
「2人で育てた」という言葉に、あたしは嬉しくなる。
「エースはこの後予定はある?」
「いんや?」
「じゃあ商店街で朝ご飯食べて行こうよ、モーニングメニューが置いてあるカフェがあるんだ」
「おーいいな!行こう行こう!あ、流石に土だらけのジャージじゃ駄目だよな、着替えてくる!」
「俺もトレーナー室に置いてあるシャツに着替えてくるよ、正門前で待ち合わせな」
「オッケー!」
急いで寮に戻って、パーマーを起こさないように着替え、また寮から飛び出る。
正門で数分待っているとトレーナーさんが駆け足でやって来た。
「はっや!流石ウマ娘!」
「待たせるわけにはいかないからな!行こうぜ!」
あたしはトレーナーさんの手の手を掴んで歩き出す。
歩き始めは一歩後ろにいたトレーナーさんは、すぐに隣に並んで、あたしの指に自信の指を絡ませてきた。
ちょっとビックリしたけど、嫌じゃない、寧ろ幸せな気持ちになる。
朝焼けの道、目的地までの長いようで短い距離を、決して離さないように指に力を入れて、2人並んで歩いた。 - 47二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 16:13:25
保守
- 48二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 19:31:35
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- 49二次元好きの匿名さん24/06/18(火) 22:32:33
目覚ましが鳴る音で目が覚めた、搾乳の時間だ。
上半身を起こしてあたしと旦那の間に娘を寝かせているのだが、娘はあたしに背中を見せる体勢で寝ていた。
後ろからでも分かるぷにぷにほっぺの輪郭が可愛い。
「娘〜起きろ〜」
ちょんちょんと娘の背中を突いてやると、娘は背中を捩らせるだけで、一向に起きない。
朝の搾乳時間がズレると1日のスケジュールが全部ズレるから、あたしは娘の体を軽く揺らして起こす。
「む〜す〜め〜」
「ん゛ん゛ぶ…」
娘はクシャクシャの顔で90度の寝返りを打ち、仰向けになると窓から差し込む光が眩しいのか、顔の前でちぎりパンのようなもっちり腕をクロスさせる。
「お〜はよ」
朝の挨拶をする。
目を開け、あたしの顔を見た娘は笑顔になって、更に90度体を回転してあたしの方にハイハイして来た。
「寝返り覚えてからよく回転するようになったよな…」
「えへぇへえへえ!」
「よしよし、朝ミルク飲もうなー」
あたしは数ヶ月ですっかり重くなった娘を抱き上げ、旦那を起こさないようリビングに向かったのだった。 - 50二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 08:46:13
〜〜〜⏰〜〜〜
「はい、ポンポン」
「けぷぅ」
ミルクを飲ませ終わった娘の背中を軽く叩き、ゲップをさせる。
今日もウマ娘用の哺乳瓶を空にした娘、食欲旺盛でなによりだ。
さて、この後は娘が眠くなるまで軽く遊び、娘が寝たら旦那と自分の朝飯の準備をするのだが……。
「おはよー」
「うえぇ!?」
いつもならまだ寝ているはずの旦那が、目をショボショボさせながらリビングにやってきた。
「今日早く出る日だっけ!?」
「違う違う、娘と遊ぶ朝活しようと思ってね、目覚ましかけてた」
「朝活…」
「うっ!うっ!」
旦那を見つけた娘があっちに行きたいと体を激しく動かすので、あたしは旦那に娘を渡した。
「じゃあちょっと早いけど飯作るから、娘のこと頼むな」
「うん、娘ちゃーん!おはよー!」
「きゃ〜あははは!」
旦那がハイテンションで娘と遊び始めるのを横目に、あたしは台所へ向かったのだった。
- 51二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 16:43:26
今日の朝飯のメニューは白米、味噌汁、焼き鮭にだし巻き卵ときんぴらごぼうだ。
おかずの大半は昨晩仕込んでいて、米も朝になったら炊けるようにセットしてあるから、あと数分待つだけ。
旦那が娘を遊ばせてくれるおかげでいつもより時間が出来たから、もう一品作ろうと思う。
(ほうれん草があるな…おひたし作るか)
鮭をコンロにセットし、味噌汁用のお湯に昆布を入れて出汁を作る間に、ほうれん草のアク抜きをする。
「はやおきのこはどこかな〜?ここだあ!」
「えへへへへへぇ!」
手元に向けていた視線を上げると、旦那と娘が遊んでいる光景が目に入る。
(なんか…いいな…)
家族の姿を見ながら料理を作るのって、こんなに楽しいものなんだ。
今はマンションに住んでるけど、一軒家を建てる時は今みたいにリビングが見えるようなキッチンがいいな。
- 52二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 21:02:23
保守
- 53二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 07:44:03
息子が生まれると、娘がブラコンになった。
「おとーとー❤️」
布団に横たわらせている息子に、娘はデレッデレの顔で接している。
頭を撫でたり、隣に寝転がって絵本を読み聞かせたり、あたしが家事をしている時を含めて息子の面倒を見てくれているので正直助かってはいるんだけど。
「……めでたしめでたし!おもしろかった?」
「えう〜」
「かっっっんわい〜〜!」
にっこり笑った息子に娘はメロメロになって、顔中にキスしまくる。
息子は何をされているのか理解しておらず、真顔でされるがままとなっていた。
下の子を大好きになって、お姉ちゃんとして成長してくれているのは喜ばしいんだが……。
「おおきくなったらおねーちゃんとけっこんしよーねー❤️」
………これが今だけの感情ならいいんだけど……今のうちにこれ以上ブラコン度を上げないようにしておいた方がいいのだろうか……。 - 54二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 12:42:51
数年後。
「ちょっと弟!トイレ使い終わったら便座下げろって毎回言ってんのにまた上がったままだったんだけど!?」
「うっせーなぁ!んなの後から使う奴が下げればいいだけだろ!」
「使った人が戻すのが常識でしょうが!!」
あのブラコンはどこへやら、思春期に入った娘と息子は毎日喧嘩をするようになった。
ブラコンが重症化しなかったのはよかったけど、これはこれで頭が痛くなることにはかわりない。
ちょっとした事でも口喧嘩していて、最初は仲裁に入っていたあたしは面倒くさくなって、どっちかが手を上げない限りは干渉しないようにしている。
「ママもなんか言ってやってよ!」
「トイレじゃないけど娘も冷蔵庫開けっぱなしにする時あんだろ、中身が痛むからちゃんと閉めろって言ってんのに」
「なぁ!?」
「姉ちゃんも人の事言えねーじゃねーか!」
「お前もだぞ息子」
「うぐぅ!」
「他人の悪い所を指摘するより先に、自分の悪い所を直せよな」
「「はーい……」」
喧嘩両成敗ということで、一先ず落ち着かせたが、娘も息子もお互いを睨んでいる。
こりゃまた近いうちに喧嘩が再開されるんだろうな……。
- 55二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 21:04:21
ほしゅ
- 56二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 08:25:05
ほんと癒し
- 57二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 12:49:45
穏やかな雨が降る日、あたしは傘をさして、娘にはカッパを着させて、手を繋いで買い物帰りの道を歩く。
〈パシャパシャ〉
娘は進んで水溜りが出来ている場所を歩いて、水面を踏む感触と水が跳ねるのを楽しんでいる。
はしゃぐ娘から手を離さぬよう歩いていると、紫陽花が沢山咲いている道に出る。
色鮮やかな紫陽花の花を眺めながら進んでいると、娘は葉っぱの上を這っているカタツムリを見つけた。
カタツムリを取ろうとした娘の手を少し引く。
「おうちにもってくー」
「カタツムリさんはお家に帰る途中なんだ、娘が連れて行ったら、カタツムリさんのお家で待ってるパパとママが悲しんじゃうだろ」
あたしは一旦娘から手を離し、荷物が地面につかないよう娘の目線に合わせるようにしゃがみ、娘を嗜める。
娘は少し落ち込んだが、カタツムリに向けて「バイバイ」と手を振った。
あたしは娘の頭を撫でて、手を繋ぎ直しまた歩き出すのだった。 - 58二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:52:27
ほ
- 59二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 08:26:01
再来週から夏合宿が始まる。
……のだが、今俺とエースは特大の壁に阻まれていた。
「……それ、本当……?」
「ああ……このままだと合宿に行けない……」
そう、この前の期末テストでエースは数学のテストだけ赤点を取ってしまい、来週行われる再テストで合格点を取らなければ、夏休み期間中は補習となり、夏合宿に参加することが出来ないのである。
「テストの問題は期末テストと同じなんだよね?」
「確か担任の先生がそう言ってた…」
「問題内容が分かっているならやる事は一つだね、今日からテストが終わるまではトレーニングを中止して、テスト問題を徹底的に勉強するよ!」
「う…そうだよな…トレーニングしてる暇ないよな…」
「あと畑仕事も禁止!」
「ええ!?そ、それは勘弁してくれよ!」
「早起きする時間を勉強に当てないと合格出来るものも出来なくなるよ!しばらくは俺1人で畑の面倒は見るから!とにかくエースはテストに合格することだけ考えるように!」
「うぅぅぅ……!」
エースの耳がペタリと前に垂れ、尻尾も元気を無くしたように揺れている。
流石にエースのルーティンである畑仕事の禁止はやり過ぎかと思ったが、これくらい厳しくしなければエースは今後も同じようなことが起こるだろう。 - 60二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 08:26:50
……けど、ムチばかりでは可哀想だから……。
「もし、再テストで合格点以上取れたら、ちゃんと勉強したご褒美にエースのお願いを聞いてあげるよ?」
「……………は?」
ゆっくりとエースの耳が起き上がる。
「お願いって…何でもいいのか…?」
「実現可能な範囲でね、何でも叶えてあげるよ!」
「………っ」
エースの瞳がキラリと輝く。
悲しみで暗くなっていた表情が、段々と明るくなっていき、G1レース出走直前のあの凛々しい顔つきになった。
「それなら100点満点取ってやろうじゃねぇか!!後からやっぱなしって言うんじゃねぇぞトレーナーさん!!」
「言わない言わない!エースなら出来るって信じてるから、むしろ楽しみにしてるよ!」
「よっしゃあ!言質取ったかんな!早速寮に帰って勉強するからな!待ってろよ数学のテストぉ!!」
エースは雄叫びを上げながらトレーナー室から走り去って行ってしまった。
俺はエースが走って行った方向に向け、「頑張れ」と拳を突き出すのだった。
- 61二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:23:17
- 62二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 17:23:50
「すごい!有言実行じゃないか!」
「ルドルフが生徒会の仕事の合間に勉強見てくれてよ、まぁされてばっかじゃ申し訳ないから、あたしが出来る範囲の仕事を手伝ってやったけど」
「それで100点取れたの!?」
「おう!ルドルフの教え方すっげー分かりやすかったんだ!」
忙しいのにエースの面倒を見てくれたルドルフに心の中でお礼を言い、後日改めてお礼を言いに行くことを決めた。
「……で、トレーナーさん、先週言ったこと…覚えてるよな?」
「もちろん!頑張ったエースのお願い、何でも聞いてあげるよ!」
エースは大金が必要な物を強請ることは無いだろうと思っているけど、欲しいと言われても6桁以内の物なら一括で買える資金はある、もし農業車が欲しいと言われても、ローンを組む覚悟は出来ていた。
俺はさぁ何でも言ってこいと言わんばかりに胸を叩いてみせるが、エースは何故か俯き、右足のつま先で床をグリグリしている。
- 63二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 20:20:20
「エース?」
「……が、合宿所の近くの神社でさ、花火大会やるじゃん?」
「うん、毎年やってるね」
「あたしの、お願い……こ、ここ、今年の、花火大会、一緒に行ってくれないか!?」
「………え?」
「だ、駄目…か……?」
「いや、駄目じゃないけど……」
予想外のお願いにビックリした。
「シービーや友達とかと行ったほうが楽しくないかい?」
「あ!あたしは!トレーナーさんと行きたいんだよ!それ以外は何も望まないから!」
凄い食い下がられる、他には何も望まないとか言って、祭りに行く以外の選択肢を出すことを許してはくれなさそうだ。
「エースがそれでいいならいいよ」
「本当か!?」
「うん、当日には予定を空けておく、待ち合わせ時間とかはまた後日決めるでいいかな?」
「ああ、ああ!それでいい!ありがとうトレーナーさん!!」
エースはかなり嬉しいようで、室内を飛び跳ね回っている。
しかし花火大会か……最後に行ったのは何年前だろう。
- 64二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:12:49
〜〜〜⏰〜〜〜
合宿所に来て数日、花火大会の開催日が来た。
俺は待ち合わせ時間の15分前から合宿所入り口でエースを待っている。
準備があるからと事前にエースから知らせがあったから、スマホを操作しながら彼女が来るのを待っていた。
「お待たせトレーナーさん!」
合宿所の方からエースの声が聞こえた。
スマホをポケットにしまい、「そんなに待ってないよ」と社交辞令の言葉を言おうと彼女の方に振り向いた俺だが、口を開いたまま固まってしまう。
「………えっと……」
振り向いた先にいたのは、濃紺の生地に梅の模様が入った浴衣を着ているエースだった。
髪もポニーテールではなくギブソンタックで纏められていて、いつもよりも大人っぽく見える。
「………似合わ…ないか………?」
俺がいつまでも惚けているせいで、エースを不安がらせてしまった。
- 65二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:13:12
「似合ってるよ!あまりにも綺麗で、見惚れちゃってたんだ…」
果たして教え子に対して言っていい言葉なのだろうか。
気持ち悪がられるだろうかと思ったが、エースは頬を染めてはにかんでいる。
「そっかぁ!見惚れちまったかぁ!へへへ、買ったかいがあったなぁ!」
可愛い。
見慣れた笑顔のはずなのに、服装と髪型が違うだけで初めて見る表情と思ってしまった。
「っと、花火の打ち上げが始まっちまうな!早く行こうぜ!」
「あ!待ってエース!下駄履いてるんだから走ると鼻緒ズレ起こすよ!」
俺の手を取って走り出そうとしたエースを制し、手は繋いだまま彼女の隣に並ぶ。
「きっと人でごった返しになってるはずだから、このまま手を繋いで行こう」
「っ!お…おう!そうだな!逸れないようにな!」
俺とエースは同時に歩き出し、同じ速度で神社へと向かう。
普段よりも遅い速度で歩いているが、煩わしさは全く感じなかった。
- 66二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 00:40:50
- 67二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 10:19:14
お祭りデートっっっ!!!!
- 68二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 11:07:52
- 69二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 11:08:22
- 70二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 17:04:35
かわいいね
- 71二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:05:47
「トレーナーさん?」
見られている事に気付いたエースが、再び俺を見る。
俺は先週からずっと頭の片隅にあって、先程のエースの言葉で前方に出てきてしまったものを、口にしてしまった。
「どうして、俺を花火大会に誘ったんだ?」
エースが固まる。
しばし無言となり、その間にも花火は打ち上がり続け、俺達を照らす。
「………ずっと…夏合宿期間はトレーニングしてばかりで…地元の人の畑仕事を手伝ったりはしたけど、こういった、遊んだりとか……してなかったって思って……あたし……普通の夏の思い出を作りたかったんだ……」
隣にいなければ花火の音でかき消されるほど小さな声で、エースは語った。
「………その思い出の相手は、本当に、俺でよかったのか?」
「いい、トレーナーさんじゃなきゃ駄目なんだ、だってアンタは、あたしの……っ」
途中で言いかけて、エースは口を閉じて、俯いてしまった。
- 72二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 07:27:02
あまずっぺぇ!
- 73二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 12:40:16
「………」
生まれてこの方、そういった事に無縁だった俺だが、エースが言いかけた言葉の続きを理解してしまった。
何故なら今のエースが、3年間一緒に駆け抜けた中で一度も見た事のない、とても可愛いくて、愛おしいと思ってしまう表情をしているから。
「俺も、エースと普通の夏の思い出を作れて嬉しいよ、けど俺は夏だけじゃなくて、これからの秋も冬も春も、次の夏の思い出を作っていきたい」
「ぇ……」
一回りくらい年下の少女に対して抱いていい思いじゃないのは分かっている。
けれど、エースの言葉によって気付いてしまった自分の想いを、この先も彼女と一緒にいたい気持ちを、今言える限りの言葉で、どうしても伝えたかった。
「君が卒業する日に俺の気持ちを伝えるから、その時まで…今の関係で出来る限りの思い出を作らないか?」
「〜〜〜っうん!あたしも、同じ日にトレーナーさんに伝える!今胸の中にこのある気持ちは、絶対に変わらないから!」
泣きそうな笑顔でエースは頷いてくれた。
抱きしめてやりたい衝動に駆られるが、今は手を繋ぎ直すだけで我慢する。
先程とは違い、決して離さないよう、指を絡めて。
「……へへへ」
エースは嬉しそうに笑い、再び花火へと視線を移す。
俺もエースと同じ景色を目に焼き付けるため、空を見上げる。
まるで俺達の関係が進展したことを祝うように、沢山の花火が咲き乱れていた。
終わり
- 74二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 21:04:28
ほしゅ!
- 75二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 22:06:41
- 76二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 22:55:43
- 77二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 07:43:52
ぱかラのエースのパペット良かったなぁ…
- 78二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 12:30:21
- 79二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:33:01
- 80二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:23:43
- 81二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:50:18
- 82二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 12:37:09
ほしゅ
- 83二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:24:58
新シナリオ、エースが最年長らしくみんなを引っ張っていてとても良きでした…
- 84二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 23:14:29
- 85二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 06:42:44
- 86二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 13:05:58
「これからもきっと」って、この先もエースと一緒にいることを信じて疑わないトレーナーいいですよね…
- 87二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 17:30:09
可愛い
- 88二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:40:13
- 89二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:56:13
ええっ濃厚なトレエス…
- 90二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 01:00:13
新シナリオ見ててエース欲しくなったから塩漬けにしてたチケで交換するんだけど、初育成が新シナリオで問題ない感じ?
- 91二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 01:04:31
- 92二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 01:06:19
- 93二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 08:02:38
あ"っ"(尊死)
- 94二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 12:41:47
- 95二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 12:51:48
- 96二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 18:56:36
保守
- 97二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 22:06:37
エースの初育成はもしもシナリオを楽しみたいならURAをオススメするよ
シービーの化け物っぷりとシービーと世間に打ちのめされながら立ち向かうエースとトレーナーさんの気持ちが痛いほどわかるからね
逆に新しいシナリオだと普通に全勝しちゃうからなんとも言えない気持ちになるんだよね
- 98二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:11:52
今回の個別シナリオにトレウマ要素はあまり期待していなかったけど、いざ蓋を開けてみたらジュニア期のイチジクとシニアのやり取りで思いっきり真横から殴られたような衝撃を受けたわ、ありがとうサイゲ……
- 99二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 18:04:02
ほしゅ
- 100二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:34:24
エースと結婚して、広いベランダのあるマンションに引っ越した。
農家生まれの嫁からしたら物足りないだろうが、家庭菜園をするには十分な広さだ。
その新居で初めて育てるのは、いちご。
「何でいちご?」
「いちごの花言葉知ってるか?『幸福な家庭』なんだって」
「!」
エースはプランターにいちごの苗を植えて、それを俺に見せる。
「この先苦労する事がきっとあるだろうけど、あたしがアンタをしっかり支えるからさ、頑張ろうぜ!」
「……ああ!絶対に君を死ぬまで幸せにするよ!」
プランターを持つエースの手に自身の手を添え、何度目かになる彼女への誓いをしたのだった。 - 101二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 08:33:48
- 102二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 09:07:26
それから長い時間が経ち、子宝に恵まれて娘と息子を1人ずつ授かった。
息子が産まれた頃には念願のマイホームを建て、マンションでは比較にならないくらい広い庭で、エースや子供達と一緒に畑仕事を楽しんでいる。
「ママー!いちごのあかちゃんできてるー!」
「お!娘が育てたヤツか?」
「うん!」
「おれのもできてる!」
「そうか!2人とも上手に育てられるようになったな!きっと美味しいいちごになるぞ!」
沢山の野菜を作れるようになったが、いちごは相変わらず育てている。
そして、トレセンの畑でエースと一緒に育てた、あの果物も。
「ママ、イチジクの木がだいぶ育ってきてるよ」
「よかったー!育てるの久しぶりだから、ちゃんと成長するか不安だったけど…これなら美味い実を付けてくれそうだな!」
嬉しそうにイチジクの木を眺めるエースの横に並び、そっと彼女の肩を抱く。
- 103二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 09:07:47
「君と子供達がこれからも笑顔でいられるよう、もっと仕事頑張るからね」
「だから無理すんなって言ってんだろ?アンタも笑顔でいてくれなきゃ、嫌だかんな」
「エース…」
そのままキスしようと顔を近づけるのだが……。
「あー!とーちゃんとかーちゃんチューしてるー!」
「チュー!チュー!」
子供達に茶化され、寸前の所で勢いよく離れた。
「こらぁ!見せもんじゃねぇぞ!」
顔を真っ赤にしたエースが子供達を追いかける。
笑いながら逃げる子供達と、同じく笑顔で追いかけるエース。
俺はその光景を眺め、幸せを噛み締めるのだった。
- 104二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 09:09:26
- 105二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:47:40
- 106二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:57:03
超大アリだと思います
- 107二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:58:35
(あれ?トレーナーさんいない…)
畑で収穫した野菜をトレーナーさんに食べさせようとトレーナー室に来たんだけど、目的の人は居なかった。
(いつ帰ってくるか分からないし、冷蔵庫に入れておくかな)
その時、トレーナーさんがいつも仕事をしている机からスマホの着信音が聞こえた。
スマホを置いていってるなんて不用心だなと思いつつ、机に近づく。
机の上でトレーナーさんのスマホが軽快な音楽を鳴らしながら震えていて、暫くすると相手側が諦めたようで音楽と震えがピタリと止まり、液晶画面が真っ暗になる。
あたしは好奇心からトレーナーさんのスマホ画面をタップし、そのロック画面を見てしまった。
「はあ!?」
映し出されたのは、この前撮影したMVの冒頭…あたしが下を出してウインクし、あざといポーズをしているシーンの画像だった。
(なんで、なんで!?別にあたしの画像を使うのは100歩譲っていいとして何でこのシーンなんだよぉ!?)
せめて別のシーンならまだ良かったのに、なんでこのシーンなんだよと、トレーナーさんがもう直ぐ戻ってくるのに気付かないあたしは、スマホの前で顔を真っ赤にしてうずくまってしまった。
- 108二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 07:51:37
保守
- 109二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 15:27:07
本格的な梅雨に入り、大雨警報で幼稚園が休園となった。
突然のお休みに制服に着替えていた娘はショックを受け、着替えないままリビングのカーペットの上でふて寝してしまった。
シワになるから着替えてほしいんだけど、今日は近くの公園で遊ぶ日で、昨日からかなり楽しみにしてた分落ち込み度は半端じゃないから強く言えず、どうしたもんかと考える。
(そうだ)
あたしはティッシュ箱と輪ゴム、黒のマッキーを持ってきて、娘のそばに寄る。
「娘、てるてる坊主さん作ろう」
「う?」
「てるてる坊主さんは太陽さんを呼んでくれるすごいヤツでな、太陽さんが出てくれば雨が止んで、幼稚園に行けるようになる、もしかしたら公園に遊びに行けるかもしれないぞ」
「ほんとぉ?」
今日の予定が明日に延期になるかは不明だ。
けど、娘の友達や他の園児も楽しみにしていた行事だから、近い内に行けるようになるはず。
「明日が無理でも、ずっと晴れが続けばきっと行けるさ」
「ん〜…じゃあつくる!」
「その前に着替えような」
「はぁい!」
娘は飛び起きて、着替えるために寝室へと駆けて行った。
一先ず制服がしわくちゃにならずに済む事に安堵し、娘の笑顔のために、沢山てるてる坊主を作るため、気合を入れるのだった。 - 110二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:15:55
保守
- 111二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 09:34:14
- 112二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 09:35:24
今日あたしは、トレーナーさんの住んでいるアパートに来て飯を作っている。
最近のトレーナーさんはインスタント飯ばかり食っていて栄養バランスが崩壊気味だから、見兼ねたあたしが休みの日に作る約束を無理矢理取り付けたって訳だ。
最初こそ「嫁入り前の女の子を一人暮らしの男の家に上げるのは世間的に問題かと思うんだけど」とか何やら言っていたトレーナーさんだけど、上がり込んでしまえば諦めてくれて、今はリビングで仕事をしている。
そんなとこで、今日作るのは夏野菜たっぷりのカレー。
予め寮のキッチンで野菜を煮込んだルーを作り持ってきているから、ここで作るのはご飯とおかずだ。
自炊しないのに炊飯器があるのは謎だけど、とりあえず洗った米をセットして、炊きあがるまでタッパーに入れたルーと、下味を付けて焼いた鶏肉を鍋に入れて温める、
その間におかずを作るんだが、ルーにたっぷり野菜を溶け込ませているけど、やっぱサラダだな。
あとはスープと、デザートに果物を添えておくか。
「あ〜すっごい良い匂いがするぅ〜」
リビングからトレーナーさんの気が抜けきった間抜けな声が聞こえた。
あたしは笑うのを堪えながら、「米炊けるまでまだかかるぞー」っと言ってやると、「うえ〜生殺しじゃないかぁ〜」なんて、情けない声を出してきて、我慢できず吹き出してしまった。
「腹が減った分絶対美味いから、もっちょい我慢してくれよな!」
「エースの作る物は美味しいって約束されてるじゃんかぁ〜」
「お…へへへ」
まだ食ってないのに美味しいと言ってくれるトレーナーさんをますます好きになる。
そんな彼をもっと満足させようと、あたしは追加でおかずを作る準備を始めるのだった。 - 113二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 17:25:29
作ったカレーをトレーナーさんはおかわりも含め食べきった、もちろんおかずとデザートも。
で、なんで炊飯器が置いてあるのか尋ねると、トレーナーさんは恥ずかしそうにこう言った。
「休みの日とか、ストレスが溜まった時に炊飯器でホットケーキを作るんだ、ホットケーキミックスと卵と牛乳入れてセットするだけで大きくて分厚いホットケーキが出来て、最高に幸せなんだよ…」
あたしの知らない炊飯器の使い方に、素直に感心した。
「そうだ、次の休日にまた来てよ、今日のお礼に炊飯器ホットケーキ作ってあげるからさ」
「散々世間体がどうのとか言ってたのにいいのか?」
「んーまぁ、シビトレはしょっちゅうシービーの家に遊びに行ってるみたいだし、やましい事してないならビクビクする必要はないかなって」
「なんだよトレーナーさん、あたしがやましい事するとでも思ってたのか?それともする気が…」
「ないよ!?」
「あっははは!冗談だ!トレーナーさんがそんな事する人じゃないってのはよく分かってるからな!」
「お願いだからそういうこと外では言わないでよね!?」
「言わない言わない!」
トレーナーさんをからかいつつ、またここに来ていいと言われた事を心の中で喜ぶあたしなのだった。
- 114二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:42:42
ほしゅ
- 115二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 08:30:06
エースが実装されてからもう1年経とうとしてるんですね…時間の流れが早すぎる…
- 116二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 16:50:42
もうすぐ七夕なので、七夕後に実装されたエースのボイスがやっと聞けると思うと夜しか寝れません
- 117二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 20:37:39
7月3日
目を開け、飛び起きた。
心臓が激しく鼓動し、体が落ち着かない。
時計を見ると4時になる直前で、いつもよりだいぶ早く起きてしまっていた。
畑に向かうには早すぎる時間だが、どうしようもなく行きたい気持ちが溢れ、時間に余裕があるにも関わらず、手早く支度をする。
(エース…エースに会わなくちゃ…)
何故だか、今日エースに会えなければ一生会えなくなる気がした。
玄関の鍵を閉めたのを確認して、走り出す。
早朝でも暑さを感じる季節になり、数メートル走っただけであっという間に全身汗だくになった。
それでも足を止めない、止められなかった。
一分一秒でも止まる時間が惜しかった。
学園に付き、正門を抜けて、エースが借りている畑へと足を踏み入れた。
そこには人影すらない。
当たり前だ、まだエースは寝ている時間なのだから、そう頭の片隅では理解しているのに、彼女がいない事がどうしようもなく不安で、たまらなかった。 - 118二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 20:38:44
「うおっ!?はっえーなトレーナーさん!」
聞きたかった声が背後から聞こえた。
勢いよく振り向き、彼女の姿を確認する。
黒曜石のような黒鹿毛の髪の毛と、真っ赤なワタリが、彼女の動きに合わせて揺れている。
み空色の瞳を大きく見開き、俺に向ける笑顔は、紛れもなく探し求めていた、カツラギエースのものだった。
「なんかいつもより早く起きてさ、目も冴えちまってたから先に準備でもしておくかーって来てみたら…まさか、トレーナーさん寝てないんじy」
エースが言い終わる前に、彼女を抱きしめた。
逃げないように、消えないように、いなくならないように、自分より一回り小さなエースの体を腕の中に閉じ込めた。
「と、トレーナーさん!?泣いてるのか!?」
そう、泣いている。
エースが俺の目の前に現れてくれた事が嬉しくて、涙が止まらないんだ。
- 119二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 20:39:06
「なんか、悪い夢でも見たか?」
「……ちがう……ちがうよ………ただ…今日エースに会えなかったら、君が…俺の手の届かないところに行ってしまった……もう…2度と…会えない気がしたんだ……」
「なんだそれ」
彼女の呆れる声が耳元で聞こえた。
呆れられても仕方ないだろう、大の大人の男が、歳の離れた女子高生に会えなくなると思って泣いてしまっているのだから。
「………いなくならねぇよ」
背中に二つの体温を感じる。
エースの手が、俺の背中を撫でてくれている。
「あたしは何処にも行かない、明日も、明後日も、トレーナーさんが望むなら…ずっとそばにいるから」
頭を撫でられる。
その手つきは、子供をあやすように優しく、撫でられる度に落ち着いていく。
俺はエースを抱く力を強めたが、エースは黙って受け入れてくれた。
- 120二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 20:43:05
今日はカツラギエース号の命日なので、ちょっとシリアス気味で甘さを意識したトレエスを置いていきます。
- 121二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 06:43:11
保守
- 122二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 09:10:28
染みるSS…
- 123二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 16:31:12
おおおおっ心にくるぅ涙
ありがとうありがとう… - 124二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:37:04
ほしゅ
- 125二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:42:36
今回のシナリオでエース育成してるとトレーナーさんもガチ素人からは脱却しててどちらかと言うとエースと一緒に見守る側なのいいですね…
ストーリーだと飛んでる二人で畑仕事やリ初めてから慣れるまでの時間が補完されていく… - 126二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 08:03:49
エース可愛いなあ
- 127二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 18:45:37
今日は休日、トレーニングも休み、トレーナーの仕事も休み、畑仕事は早朝だけやってそれ以降の時間は完全オフだ。
という事で俺はクーラーの効いた部屋で積みゲーを消化していたのだが、中盤のボスを倒したと同時にLINEの着信音が鳴る。
「エース?」
通知欄には担当ウマ娘のカツラギエースの名前と、『どっちがいい?』というメッセージ。
頭上に疑問符を浮かべながら通知をタップしアプリを起動する。
「……へう!?」
メッセージ画面には画像が2枚添付されていたのだが、片方はフリルショルダーの水着、もう片方はレースアップの水着で…どっちもビキニじゃないか!!
『今度の合宿で着る水着をパーマー達と買いに来てるんだけど、どうせならトレーナーさんの好みのやつにしようかなって』
「だからって何でどっちもビキニなの!?」
電話したい気持ちを抑え、『もっと布面積が少ないのがいい』とメッセージを送った。
水を一気飲みし、頭を切り替えてゲームプレイを再開したのだが……。
チラチラと、画像の水着を着たエースの姿を妄想してしまい、ゲームに集中できなくなってしまった。
その後、多少布面積が多くなったビキニの水着の画像を送られてくる事を、俺はまだ知るよしもなかった……。 - 128二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 00:07:17
エースもトレーナーさんもこの糞暑い夏をどう過ごすのか…私非常に気になります
- 129二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 11:03:29
保守
- 130二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 17:56:22
「あ〜〜〜!あ〜〜〜!」
娘が泣き止まない。
オムツはさっき変えたばかりだし、お腹も空いてないようで…生まれてから半年、こんなに大泣きする娘を見るのは初めてだ。
「どこか痛いのか?」
「あぅあ〜〜〜!!」
駄目だ、娘が何を言っているのか分からない…。
必死で何かを訴えるようにあたしを見つめてきて、凄く心が痛い。
旦那は仕事中で、頼れる人も近くにいないし…病院に連れて行った方がいいのかな…。
「少し外の景色見させて、それでも落ち着かなかったら病院に電話してみるか…」
一か八か、あたしは娘を抱っこしようと手を伸ばす。
すると、娘がピタリと泣き止んだ。 - 131二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 17:56:37
「へ?」
思わず手を止め、引き戻す。
「あ゛ーーーーーっ!!」
途端娘が先程の比じゃないくらい泣き叫び、手足をバタつかせる。
まさかとは思い、また娘に向かって手を伸ばすと、再び娘は泣き止んだ。
「……もしかして、抱っこしてほしかったのか?」
そっと娘の脇下を掴み抱き上げると、娘はにっこおと笑顔になった。
「なんだよー!心配させんなよー!この甘えん坊めぇ!」
「えへへへぇ!」
あたしは娘に頬擦りをし、娘の顔中にキスをしまくった。
娘はさっきまで泣いていたのが嘘のように声を上げて笑い、あたしにしがみついていたのだった。
- 132二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:29:16
夜、台所の洗い物を片付けるために旦那に娘を寝かしつけるよう頼んだのが1時間前。
晩酌があるというのに旦那は一向に戻って来ない、もしかして娘と一緒に寝てしまったか?
濡れた手を拭いて寝室に向かい、扉を少し開いて中を覗く。
「……ああ」
あたしは思わず声を漏らしてしまった。
旦那は布団の上で横になっていて、娘が旦那の股の間に寝転がり、自分の指をチュパチュパしゃぶっている。
よく見ると旦那は寝たフリをしていて、娘が退くのを待っている状態だった。
しかし娘の目はバッチリ開いていて、全く寝る気配がない。
周りにおもちゃが散乱しているから、ずっとあの状態で娘がつられて眠るのを待っていたのだろうことが推測できる。
あたしは旦那に合掌して、そっと扉を閉めて、リビングに戻った。
それから更に1時間後、少しやつれた顔で旦那が戻って来たので、しっかりと労ったのだった。 - 133二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:27:17
このレスは削除されています
- 134二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:27:55
このレスは削除されています
- 135二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:28:31
- 136二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:13:25
- 137二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 08:37:54
良いねぇ…
- 138二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 08:57:01
「『次のレースで勝てますように』だって」
「他の短冊も似たような願い事だね」
そうなるのも当たり前か、レースに勝つ事はトレセンに来た殆どのウマ娘の夢なのだから。
「エースもそうだろ?」
「……そうだな」
あれ、ちょっと含みのある言葉だったな。
「トレーナーさんは何を願うんだ?」
話題を無理矢理変えようとしている。
追求すべきか考えたが、エースも思春期の女の子だし、ここは彼女に合わせる事にした。
「俺のはコレ」
「……『エースが故障しませんように』……自分の願いじゃないのかよ」
「エースが無事に走りきって、1着でゴールするのが俺の願いだよ、」
「……んな事願われたら、叶えなくちゃならねーな」
エースは俺の手から短冊をすり抜くと、少し高い位置にある枝に飾った。
- 139二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 08:57:49
「よし、それじゃあ戻って素麺食いに行こうぜ」
「あれ?エースの短冊は?」
「今年はトレーナーさんの願いを叶える事にしたから、あたしの願いは来年に持ち越しだ!」
そう言ってエースは行ってしまったが、彼女の手から短冊が離れ、風に乗って俺の足元にやって来る。
それを拾い、エースに申し訳なく思いつつ短冊の内容を見て、目を見開く。
『トレーナーさんとずっと一緒にいられますように』
俺はエースを呼び止めようと口を開いたが押し留め、彼女の短冊を、足と手を伸ばして届く高さの枝に飾った。
「俺も、君の願いを叶えるために頑張るよ」
頭上に広がる天の川を見上げ、誓いを立てるように呟いた。
- 140二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:45:50
死にそうな暑さでもこの概念が有れば耐えられる…
- 141二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:32:46
今夜はシービー一家とあたしの家族で七夕パーティーをする。
近所に住む爺ちゃんの山から竹を貰って、枝に子供達が昼間に願い事を書いた短冊や、七夕飾りを付けて庭に飾った。
「立派な竹だね」
「明日の流し素麺に使う前提で選んだ竹だからな!」
「ママー!おなかすいたー!」
「メシー!」
「はいはい全員手ぇ洗ってこい!」
花より団子ならぬ星より団子な子供達。
今日のために色々準備して、豪華な晩飯を用意した。
星形に切った錦糸卵を乗せたちらし寿司、しっかり冷やした野菜はカットして、手製のバーニャカウダソースにディップして食べてもらう。
そしてデザートには、星形のナタデココと缶詰のモモを入れたソーダ味のゼリー、旦那が昔給食で食べた七夕ゼリーなる物の存在を聞いて、材料を聞いて作ったやつだ。 - 142二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:33:25
「おいしそぉ」
「相変わらずスゲェなお前の嫁」
「いいだろ、俺の嫁だぜ?」
「ほらビール」
旦那にビール瓶を渡し、子供達のコップにはジュースを、あたしとシービーは麦茶を注いで、全員で乾杯し食事にありつく。
子供達は口元に食べカスを付けて、旦那達は泡の髭を使って、それを見てあたしとシービーは笑って、笑い声は子供達が寝静まるまで響いた。
そして日付が変わる頃、あたしとシービーはベランダに出て、チューハイ片手に天の川を眺めていた。
酔い潰れた旦那達は子供達と一緒に寝かしている。
「こうしてエースとのんびり出来るの、いつぶりだろう」
「近くに住んでるのにタイミングとか中々合わないからなぁ」
「ふふ、ねぇまた今度こういう風に家族ぐるみで遊ぼうよ」
「いいぜ!バーベキューにするか?それとも海に行くか?」
「どっちでも!けどその時はさ、久しぶりにレースしない?この前子供の運動会でお母さんステークスっていうのがあって、ここにエースがいたらなぁって思ったんだ」
「レースか…」
トレセンを卒業してから全力疾走をしたことはない。
当然だ、普通の生活をして、子育てをしていたらそんなに走る機会なんて、滅多にないのだから。
あたしは、シービーと駆け抜けたトゥインクルシリーズのレースを思い出し、自然と笑顔になった。
- 143二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:33:48
「……そうだな、あたしも、またシービーと一緒に走りたい」
「本当!?」
「けど!今の時期は駄目だ!15時代なんて日中最高気温になるし、夜も地面に残った熱で気温が高いからな!だからやるなら涼しくなってから!」
「えー!待てないよー!もう今からこの辺一周しない!?しよーよー!」
「お前さては酔ってるな?」
ダル絡みしてくるシービーを適当に交わしながら、またコイツと走れる日を楽しみにしているのだった。
- 144二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 06:42:52
家族を持って親になっても、こうして親友とまた語らう…最高…
- 145二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 12:40:36
ほしゅ
- 146二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:56:08
- 147二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 21:10:00
いつか参加してくれないかと願ってましたが、こんなに早く叶うとは思いませんでした。
- 148二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 08:35:14
最高だった…
- 149二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 19:18:22
- 150二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 23:19:10
後編もある…ってコト!?
- 151二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 08:45:45
藤原夏海さんの地声がエースなので、エースが喋っているようにしか聞こえないのがもう最の高です……
「危険な女だぞあたしは」なんてアプリ内では絶対に聞けない台詞ですよ本当にありがとうございます - 152二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 12:56:18
「トレーニングが終わったら食事しに行かないか?」
早朝の畑仕事中、トレーナーさんが唐突に行った。
「別にいいけど、どうしたんだいきなり」
「今日はエースと初めて会った日だからさ、何か特別な事したくなって」
「よく覚えてんな」
「あ…気持ち悪いかな」
「いいや?あたしは好きだぜ、トレーナーさんのそういうところ」
トレーナーさんを構成する物、トレーナーさんの口から出てくる言葉、トレーナーさんが与えてくれる物、全部が好きだ。
こういう事を考えてしまう方がよっぽど気持ち悪いだろう。
「何か食べたい物があれば言っていいよ」
「食べたい物ねぇ…」
色々食べてみたい物を考えてみるけど、何を思い浮かべても、結論は一つに集約される。 - 153二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 12:56:56
「…やっぱいつものラーメン屋だな」
「あそこでいいの?ある程度高いレストランでも大丈夫だけど…」
「あそこが1番あたし達の思い出が詰まってる場所だし、それにあたしにとって大事なのは、何を食べるかじゃなくて……誰と食べるかだ
トレーナーさんと一緒なら、どんな料理も楽しく食べられるから」
そう言うとトレーナーさんは顔を赤くして、嬉しそうな、恥ずかしそうな表情をした。
「……俺も、エースと一緒だと楽しいから、食事しようと思ったんだ、食事だけじゃなくて、畑仕事も、トレーニングを見るのも、全部楽しい
君の隣に立て続けられるよう頑張るから、これからもよろしくね!」
「っおう!あたしの方こそよろしくな!トレーナーさん!」
お互い土まみれの軍手で握手を交わす。
けどあたしはそれだけじゃ物足りなくて、トレーナーさんと肩を組み距離を縮ませると、トレーナーさんは首まで赤くなってしまったのだった。
- 154二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 21:09:52
- 155二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 08:36:58
供給過多な3日間だった……
- 156二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 18:03:07
保守
- 157二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 23:52:45
昨日まで連続で供給来たから何もない今日が物足りなくて仕方ない
- 158二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 07:31:57
ここ最近は供給続いてますからねぇ…
別衣装でのトレウマ供給も待ってます - 159二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 18:15:20
ぱかチューブのエースが出たゲーム実況とパペットエースが出た先月のぱかライブずっと見続けてる
特にライブの方は今月の生放送までしかアーカイブ残ってないので、目に焼き付けながら見てる - 160二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 01:09:16
エースのふわぷちが昨日から出たそうですが、
トレーナーさんは一体何個獲得するのでしょうか - 161二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 09:59:50
このレスは削除されています
- 162二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:04:45
1人1個の制限が掛かっていたので、行ける範囲のゲームセンターに赴いて取りに行ってそうですね
- 163二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 18:53:11
Xを見てるとエースのふわぷちが既に何処にもないそうで、改めてエースが人気なことを実感しますね
- 164二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:08:13
エースのふわぷちマジで無いですね…お辛い…
- 165二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:21:17
転売ヤーではなく、エースが好きな人の元に行っているといいのですが…
- 166二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 09:06:48
保守
- 167二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 18:30:08
5月に植えた小玉スイカを収穫した。
台所に水を張って氷を惜しげなくぶち込み、人数分のスイカを入れて冷やす。
「なにしてんのぉ?」
「スイカさんを水風呂に入れてるんだ、オヤツの時間になったらひえっひえなのを食べれるぞ」
「むすめもはいるー!」
「風邪ひくから駄目!」
「んあー」
「コラ息子!登るな!」
シンクの縁を掴んでよじ登ろうとした息子を片手で抱き上げ、ついでに娘ももう片方の手で担ぎ上げてリビングに向かう。
子供達はブー垂れたが、教育テレビを流すとそっちに集中し一時的にスイカのことを忘れさせる事に成功した。
そして数時間後、オヤツの時間になったので台所に戻る。
スイカはすっかり冷えていて、半分に切ると真っ赤な果汁が溢れ出て、果肉がたっぷり詰まっていた。
さらに半分に切ったのを器に盛って盆に乗せ、リビングに持って行くと、子供達が駆け足でやってきて即座に椅子に座った。
「ほら、服汚さないで食べろよ」
「「いただきまーす!」」
娘はスイカの果肉をスプーンでほじくり、それを口に含むと目を輝かせながら笑顔になった。
息子はそのまま齧り付いて、口の周りを果汁まみれにしながら美味そうな顔をしていた。
「種はちゃんと吐き出せよー」
「ママ!おしおちょうだい!」
「かけ過ぎないようにな」
子供達の様子を見ながらあたしもスイカを食べ、夏の訪れを感じた。
旦那にはひと玉冷蔵庫の中にしまっておいてるから、今夜は縁側で夜風に当たりながら晩酌をしようと考えた。 - 168二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:01:28
夜、旦那が子供達と風呂に入っている間に晩酌の準備をする。
昼間子供達と食べた小玉スイカの皮を使った漬物と、白身魚の南蛮漬けを作っておき冷蔵庫へ。
風呂から上がった旦那と子供達にスポーツドリンクを渡して、髪を乾かした後暫く子供達と遊んで、2人が寝てからツマミとビール、そしてスイカを持って縁側へと移動する。
「うおっ、甘い…!」
「なー?よく熟れてるだろ?」
「小玉だからって侮ってたよ」
「子供達が一生懸命育てたんだからな」
「漬物も美味しい、今日の疲れが一気に吹っ飛んだよ、ありがとうエース」
美味しそうにスイカとツマミを食べる旦那を眺めるだけで、あたしも作った甲斐があるってもんだ。
「来年は大きなスイカに挑戦してみようか」
「難しいぞ?」
「来週お義父さん達の所に行く時に、コツを教えてもらうか…」
「んな事したら、実家の畑継ぐんじゃないかって勘違いされちまうかもな」
「んー、まだトレーナーを続けたいけど…引退した後でいいなら喜んで継がせてもらうよ」
「ははっ!そりゃ父ちゃん大喜びだ!」
そんな他愛のない会話をしていると、生暖かい夜風が吹き抜ける。
もう少しで、梅雨が明けようとしていた。
- 169二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 03:35:28
ああっっほんとにてぇてぇ…幸せな気分になるほんと……
- 170二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 11:57:28
行く当てもなくブラブラ街を歩いていたらエースと偶然出会い、一緒に行動する事になった。
何処か涼しい所に行こうと言われた時、たまたまプラネタリウムのポスターが目に付いたからそこへ向かう。
エースは何の躊躇いもなく寝られるタイプのペアシートを選択して、手を引かれるまま2人で寝そべり天井を見上げると、都会では見られない天の川が映し出された。
観客は少なく、俺達の周囲には誰もいない状態で、まるで星空の下に俺とエースの2人だけのように思えた。
ふと、エースの方を向くと、彼女は寂しげに天井を見つめている。
星の海を映す瞳にはうっすらと水が貼っていて、美しいと思ってしまった。
彼女の故郷は都会からかなり離れた場所にある山に囲まれた、地上の明かりも少ない空気の綺麗な場所だから、きっと、夜になるとこの映像よりも綺麗な天の川が見えるのだろう。
もしかしたら、エースは故郷のことを思い出してホームシックになってしまったのかもしれない。
「すっげぇ綺麗だったな!」
室内に明かりが付くと、エースは何事もなかったように笑いかけてくる。
そんな彼女に、俺はお盆になったら彼女の故郷へ行きたいと提案した。
「君の故郷の星空が見たいんだ」
驚いているエースにそう言ったら、耳を前に垂らしながら彼女ははにかんだ。
「あたしも、トレーナーさんと一緒に見たい」
俺の指にエースの指が絡まる。
俺は彼女の気持ちに応えるよう、指に力を入れた。 - 171二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:40:40
はじめてのおつかい見てるとエース家もこんなんやってたのかと気になりますねぇ…
ウマ娘の子供とかメチャクチャ追いかけるの大変そうです - 172二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 08:23:09
- 173二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 12:40:41
- 174二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:23:04
スレ主です
初期からいらっしゃってる方も、そうでない方も
いつも本当にありがとうございます
既にお気づきの方もいらっしゃいますが、なんと!
明日でこのスレ1年です!
ここでちょっと自分語りになってしまうのですが、、、最初はトレエスって良いなって思ってて、ずっとイラスト書いてたんですけど、ネタが尽きてしまい、どなたかから概念が欲しいと思って初めたスレでした
でも、色んな方から素敵なSSとか概念とか感想とか沢山書いてくださって、本当に嬉しいことに1年迎えられました
本当に感謝してます🙏ありがとうございます
色々と結婚記念日ネタ描いたり、書いてくださったりしていただけていますが、実質明日はトレエスの結婚記念日です
明日中は間に合わなくてイラストあげられないんですが、お祝いイラストあげますのでよろしくお願いします
とりあえず初期スレ当時のスレ画を置いておきます - 175二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:53:04
- 176二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 21:09:06
一周年…すごいな
- 177二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 23:21:02
- 178二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 00:01:01
1周年おめでとうございます!
スレ主さん1年お疲れ様です!これからもよろしくお願いします!
トレエスよ永遠なれ - 179二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 08:36:27
1周年おめでとうございます!このスレ大好きです!
- 180二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 17:43:57
最近トレーナーさんの顔色が悪い。
あと少し痩せているみたいで、ちゃんと飯食ってるのか聞いたら、金欠で毎日カップ麺1個で済ましてると言いやがった。
トレーナーはそんなに追い詰められるほど給料が少ないのかと驚いたが、どうもそうじゃないらしい。
「先々月からエースのグッズが立て続けに出て、それで散財しちゃってて……」
「ちゃんと計画立てて金使えよ!!」と頭の中で浮かんだ言葉を言おうとしたのだが、実際にあたしの口から出たのは、
「本物が目の前にいるだろうがっ!!」
だった。
それからしばらくは、トレーナーさんの生活習慣を改善するために毎日トレーナーさん家に通って飯を作るようになったのだった。 - 181二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:14:33
和やか
- 182二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 23:22:53
ほしゅ
- 183二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 01:34:48
1周年だし久しぶりにSS書くかってなったけどエースとトレーナーさんがいちゃついてる景色は見えるけどそれを文にしようとすると全然筆が進まない…コンスタントに投稿してる方本当に尊敬します
- 184二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 11:24:41
「エースのグッズが沢山出てきてお金がいくらあっても足りなさすぎる」
これが同僚のエストレの今日まともに聞いた台詞だ。
最近コイツがやけにやつれていて、担当であるカツラギエースからも心配されていても改善する様子もなく、ついにカツラギエースが俺のところにどうにかしてくれと泣きついてきた。
なのでちょいと話を聞いてみようと飲みに誘ったら金が無いと言われる始末で、仕方ないから俺とルドトレが奢ることで無理やり居酒屋に連れてきた。
席について一杯飲ませたところで何があったのか聞いたら、冒頭の台詞が出てきたのだ。
「まさかお前、エースのグッズ全部買ってるのか?」
「担当として当たり前だろ」
「目ぇコワっ」
「あの、担当するウマ娘のグッズならメーカーから試作品や見本品が贈られてくるはずですよね?それじゃあ駄目なんですか?」
「愛バのグッズを作ってくれたメーカーさんに感謝の意味も込めて金を払わなきゃ駄目だろ!あと市販品も欲しい!!」
やばい限界オタクと化してる、ルドトレがドン引きしてるじゃねぇか。
「ま、まぁクラシックの時はシービーの影に隠れてグッズ展開されてなかったもんn「お前今エースを侮辱したか?」してねぇよ!!厄介オタクかお前は!!」
「…けど、自分の生活を犠牲にして体調を崩し、担当のカツラギエースさんを心配させるのは良くないと思いますよ、現に僕やシビトレさんに頼ってきましたし」
「あのカツラギエースが泣きそうな顔で頼んできたんだぞ、断れるわけないだろ」
「うっ……それに関しては…本当に申し訳なく思ってるよ……」
「なら今後は計画立てて金使えよ」
「うん…………半年後に出るエースのフィギュア(50000円)買ったらちゃんとするね」
「馬鹿野郎!!!!」
「これもう駄目では?」
結局フィギュアを諦めさせる事は出来なかったが、以降はしっかり金銭感覚を直して飯はまともに食べるようになった。
しかし、稼ぐために仕事量を増やしたお陰で寝不足気味になったようで、またカツラギエースから泣きつかれた。
面倒くさくなった俺は、「ぶん殴って気絶させるか家に押しかけて無理やり寝かせろ」と言ったのだった。 - 185二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 16:42:37
- 186二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 17:22:14
- 187二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 20:35:57
このレスは削除されています
- 188二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 20:51:28
最高だぜ
- 189二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:21:17
視線の先にトレーナーさんがいると思うと尊さで至れる……
- 190二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 04:49:39
そろそろ次スレですかね
- 191二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 13:43:47
ほしゅ
- 192二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:58:25
スレ主です
明日の夜までには次スレ立てますので、お待ちいただければと思います - 193二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 00:14:57
- 194二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 00:15:43
とても健康に良い
- 195二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 10:20:18
- 196二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 10:20:55
- 197二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 10:23:10
2周年目指して埋め埋め
- 198二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 11:21:43
お待ちしておりました!こちらは埋めてしまいましょう!
- 199二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 20:03:35
保守
- 200二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 20:03:59
200ならエース家は安泰