ここだけ彼氏が｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:00:00

トレーナーの弟or親戚で、彼氏共々トレーナーに可愛がられてる世界線の

dice1d114=9 (9)

2二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:01:19

トレーナー(スカーレットは独占欲強いからなぁ……アイツが苦労してないか心配だ)
って思われてる世界線

3二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:05:37

「トレーナー聞いてよ！アイツ私の誕生日すっぽかしてバイトしてたのよ！もうしんっじらんない！」

「兄貴どうしよう、スカーレットの誕生日すっぽかしてめっちゃ怒られた……なんて謝れば……」

4二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:10:17

トレーナー「付き合うなとは言わないからせめてスカーレットのやる気を下げるようなヘマをしてくれるな！結局お出かけにしてもお前とのデートプランを俺が考えなくちゃならないんだぞ!?」
弟「兄貴自分の彼女がいた事は無い癖にそういうの上手いよな」

>>6

5二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:12:09

お互いに「先に惚れたのはアイツ」って思ってそうだな

>>7

6二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:12:22

>>4

めっちゃ笑ったwwww

この世界線ならカレンチャンもまだワンチャンありそうだなwww

7124/06/09(日) 23:14:31

>>5

スカーレット「先にあっちが私の可愛さに惚れてきて一緒に居ることが多くなったのよ……それで、その……なんでもない！」

弟「え？そんなのあっちが俺のカッコ良さに惚れたからに決まってるだろ！試合で毎回俺のカッコイイ所をガキん頃から見てたからな、当たり前」←毎回こいつからさそってる

8124/06/09(日) 23:19:15

いつ頃付き合い始めたのか気になるな……よし！

dice1d4=2 (2)

出会い

1:幼稚園　2:小学生低学年　3:中学年　4:高学年

付き合い始め

dice1d3=3 (3)

1:小学生　2:中学生　3:高校生

トレーナーと弟くんの年の差6+dice1d10=4 (4)

9124/06/09(日) 23:20:00

スカーレットと弟君が出会ったのは小学生低学年の頃！
トレーナーと弟くんは10の年の差！

10124/06/09(日) 23:21:04

付き合い始めが中学生(中等部)だから、現役中か……

告白はどっち

dice1d3=1 (1)

1.2=弟くん

3=スカーレット

11124/06/09(日) 23:28:56

　ガキの頃に出会って、ずっと一緒に居て、けど実際アイツがレースを走ってる姿を見て凄いと思った。凄いと思ったと同時に…………怖いと思った。
　アイツがどこか遠くに行ってしまう、そんな風に思ってしまった。あいつの手を握れない、あいつの隣を歩けない、あいつに俺の声が届かない、そんな場所に行ってしまう気がした。

「お前が、好きだ！1番、大好きだ！俺と付き合ってくれ！」

　それでも俺は、諦めたくない！あいつの特別、その席に座るのは俺だ！俺の特別を全てかっさらった癖に、お前の特別は俺じゃないなんて言わせない！
　もしそう言うなら、覆してみせる！

12二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:30:29

トレーナーを挟んで痴話喧嘩とかちょくちょくやってそう

あとウオッカが愚痴という名の惚気をよく聞かされてウンザリしてそう

13二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:33:19

そして一行に恋愛の気配すら訪れないトレーナーに悲しき現在……

>>14

14二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:34:29

>>13

チョコ貰えてなさそう

>>15

15二次元好きの匿名さん24/06/09(日) 23:37:57

>>14

2つの意味でお兄ちゃんだったのか

>>17

16124/06/09(日) 23:42:51

「お前が、好きだ！1番、大好きだ！俺と付き合ってくれ！」

　正直、ビックリした。コイツからこんな言葉が出てくるなんて、微塵も思ってなかった。鈍感バカのコイツには自分から良いよって分からせるしか無いと思ってたから、アイツが私のことを想ってくれてるって言えるほど、自信が持てなかったから。
だから私は、本当に嬉しくて嬉しくて……

「す、スカーレット！？」
「え？」

　いつの間にか泣いていた、全くふざけんじゃないわよ。せっかくのお化粧が滲んじゃうじゃないの…けどその前に私は言わなきゃ、〝彼〟が私の為に勇気を出して言ってくれたのだから、私も勇気を振り絞って伝えなきゃ。

「わ、私も…あなたが1番、だいすき」

　私、きっと今酷い笑顔してる。最高の笑顔じゃない、綺麗な笑顔じゃない、最悪の笑顔だ。

「今のお前、1番可愛いよ」
「ばか、こういう時にそんな事言うんじゃないわよ」

　それでも貴方は1番って言ってくれた。私達は気がついたら抱き合ってた、貴方が1番だって伝えるように、自分が貴方の1番だって誇示するように。

17124/06/09(日) 23:43:43

>>15

二重の意味でお兄ちゃんになるとは思わなかったよwwダイス神の名采配

18124/06/09(日) 23:53:13

「聞いてよウオッカ！アイツったらまたあんな事言って！褒めるべき所が別にあるでしょーって！」
「なぁ、お前らの惚気おなかいっぱいなんだけどぉ……」

>>21

19124/06/10(月) 00:47:23

この世界線だと弟くんとカレンチャンがファン感謝祭で1悶着起きそうだな
そんでトレーナーが宥めるみたいな

20二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 06:33:16

弟、バレたら学校で吊るし上げに遭いそうだ……中央トレーナーの弟というだけでも羨望と嫉妬の対象だろうに、その担当と付き合い始めましたとかなったらもうね。

21二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 06:35:26

>>18

しわしわピカチュウみたいなウオッカが視える。

22二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 06:38:25

♂トレーナーの前提で進んでるところ申し訳ないんだがね、ウマ娘とくっつくのがトレーナー本人でないなら♀トレーナーもありだと思うんだよスカーレットと接してる内に女性からアドバイスを貰いたい話ってのも出てくるだろうし
なおお姉ちゃんトレーナーだったとしても恋愛の気配は無いしそこに触れるとげんこつが落ちてくるものとする

23二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 08:10:13

通学の関係で特別にトレーナー寮の兄(姉)の部屋で暮らしている為、家事がほぼ弟の役割になってるとかありそう。
なお当初は座学の部分だけトレセンで授業を受けるかと理事長に言われたが、ウマ娘に囲まれた生活というのに耐えられる気がしなかった為にそれは丁重に断ったとか。

まあ普通にトレーナー寮じゃなくて学園の近くにアパート借りてるでもアリだが。

>>24

24124/06/10(月) 08:45:56

>>23

いいなそれ！

25二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 18:18:48

ダスカも姉（メジャー）かいるから、次男次女として話も合うのかもしれない

26124/06/10(月) 19:11:02

そっか、ダスカも妹なんか

27二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 19:55:06

トレーナーの性別もダイス振っとく？どっちでもいいけど、考えるのなら固定はしておきたいし。

>>28

28二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 22:54:05

>>27

うーん……すまんダイスは無し！スレ主的にはトレは男が良いから、もし固定するなら男にするわ！

29二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 23:14:57

付き合う前も付き合ってからも割りケンカップルな気がする

30二次元好きの匿名さん24/06/10(月) 23:32:13

スカーレットの繋がりでウオッカとも知り合うだろうけど、男女の友情が成立してしまうというかダイワスカーレットという共通の話題がある分打ち解けるのは早そう。

ある程度話が進んで、夏合宿の時に厨房の手伝いとかのアルバイトをしてて休憩中に水着姿の恋人にドギマギしてたらスカーレットの方が体を寄せてきて少し潤んだ瞳で何かを求めるように目を閉じたから自分も……というところでウオッカが気付かず声かけてきたもんだから二人して慌てて飛びのく等のイベントもあるか？

(あ、あぶねえええええ！あの場でウオッカが来なかったら俺何してたよ!?)
(ウオッカのバカ……何で邪魔するのよ……)←一応ウオッカがわざとじゃない事は理解している。

>>31 >>32

31124/06/11(火) 00:06:33

>>30

好き〜！！！！！！！！

32124/06/11(火) 00:44:16

>>30

夏合宿行くんだったら、夜の砂浜とかで隣座って喋ってて欲しい

「本当に、お前はよく頑張るな」

「○○」

「となり、いいか？」

「うん……何か用」

「もうそろそろ消灯の時間だってのにお前が居ねぇから魚の字に探してこいって言われたんだよ」

「そう、それは悪いことしたわね」

「お前こそどうしたんだよ、物思いにふけりやがって。何時のイチバンストイックはどうした」

「……………」

「お、おい？本当にどうした？」

「…………ねぇ、今からすんごいバカな事聞くけど、真剣に答えて欲しいの」

「………分かったよ、なんだ」

「あのさ、私って……あなたのイチバンになれてるかな」

「へ？」

「夏合宿として来てるけど、海よ？海……恋人と一緒に海に来てるってのに、可愛い水着も着ずに毎日トレーニング三昧……いや、選手としては100点満点なんだけどさ？こう……彼氏の御要望に添えてるのかな、本当はもっと色んな所に行って遊びたいんじゃないかなって……そう思ったら、色々と不安になっちゃって」

「スカーレット……お前は昔っから俺のイチバンだよ」

「○○……でも」

「確かに！……確かに、彼女と一緒に色んな所行って遊びてぇよ。それこそ海でお前の可愛い水着に見惚れたいし、いっちょ前に独占欲出して他の男共を牽制してぇよ。遊園地行って、燦々と照る太陽にキレながらアトラクションの列に並んでさ、夜は綺麗なパレードなんか見たりしたいさ。家で2人っきり部屋でゆったりと過ごしたりなんかもしてみたい、お前とはいつも荒々しく接しまくってゆっくりなんか珍しいにも程があるくらいだからな」

「じゃあ」

「けどそのイメージ全部にお前が居る」

「ッ！」

「そのしたい事全部、お前としたい事なんだよ、スカーレット」

>>34

33124/06/11(火) 00:49:21

「だから安心しろ、過去現在未来全てにおいて……俺のイチバンはダイワスカーレットただ1人だ」
「○○…」
「わっな？！なんで泣くんだよ！？」
「うっさい！そんな優しく言うんじゃないわよ！」
「んな理不尽な？！ったく、もう……ほら」ｽｯ
「んっ」ｷﾞｭ
「お前は昔っから意地っ張りなんだから、甘やかす俺の立場になれっつの」
「うっさい」
「うるさくもなるよ、彼女が1人で抱え込んで甘えても頼ってもくれないんだから」
「……ごめん」
「良いよ、もう慣れた。だから今度は甘えてくれ、相談してくれ、頼ってくれ。お前の彼氏はお前が思ってる以上にお前に惚れてんだからさ」

34124/06/11(火) 01:14:13

>>32

サラッと弟彼氏くんウオッカの事、魚の字呼びしてるけど、なんか……呼びそうな雰囲気あるよね？俺だけじゃないよね？

>>35

35二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 06:34:16

>>34

それぐらい気安い付き合いをしていると、スカーレットが内心モヤモヤして(ダスの字……無いわ)とか思ってそう。

ウオッカの方は部屋でちょっとスカーレットがストレス溜め始めてるなと感じたらそれを弟に伝えるとかはしてくれると思う。

>>37

36124/06/11(火) 07:00:40

ほ

37124/06/11(火) 07:01:18

>>35

めっちゃ良きがいねん

38二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 08:55:58

ダスカ「トレーナー…あいつと喧嘩しちゃったんだけど、どうすれば仲直りできるかな…」
弟「なぁ兄貴…ダスカと喧嘩しちゃったんだけど、どうやって仲直りしたらいいのかな…」

ダストレ怒りの強制対談開催。

39二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 09:01:01

現状分かっている弟君のプロフを纏めるとこんな感じか。

年齢：ダスカと同世代
性格：年相応の青少年だがダスカに対する愛情は割と重め。兄貴にはいらん事言ってげんこつを喰らうのが常。逆に言えば遠慮なくやり合える兄弟。
能力：目下主夫状態なので家事能力は高い。
欲求：目の前に「さあどうぞ」と言わんばかりに差し出された恵体ボディーに内心で理性と欲望が毎日終末戦争。当のダスカ自身が割と無防備なので更に困る。

>>40 >>43

40二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 09:02:19

>>39

ダスカ本人には煽ってるつもりはないんだけど襲われたらそれはそれで程度の期待は有りそうなのが余計困る（トレーナー的に）

>>41

41二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 09:04:25

>>40

多分弟君はそれで理性が切れかけたら(スカーレットが怯えるじゃないか！止まれ俺!!)と自分で自分の延髄に手刀を入れて気絶するぐらいはする。

※後遺症の危険大なので、良い子は真似しないで下さい。

42二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 16:39:55

思春期にあのボディを目の前にして耐えるのはつらそうだな

43124/06/11(火) 18:14:14

>>39

相思相愛CPは愛少し重い方が美味しいって性癖が言ってたから……

44124/06/11(火) 18:16:34

仕事中何となく名前あった方が妄想に熱入って燃えるよなぁ……
って何となく男の子の名前ツラツラとあげてたんだけど

(うーん……やまと……やまと？大和？大和ってダイワじゃね？)

ってなんか舞い上がったwwヤマトにするかは未定

>>45

45二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 19:02:20

>>44

じゃあトレーナーの方はタケルか(順序が逆だけど)

46124/06/11(火) 22:18:24

ダスカ「ねぇやまと」

………なんか、ダスカがやまとって呼ぶ絵面が違和感あるしやめようかな……

>>47

47二次元好きの匿名さん24/06/11(火) 22:57:02

>>46

安価で候補出して貰ってダイスで決める？

>>48

48124/06/11(火) 23:37:45

>>47

んー……安価ってまだやったこと無かったしやってみようかな！流石に嫌すぎる奴だったら弾くけど……スレ主特権という事でそこは目をつぶってくれ！

じゃあ

>>49~53！

俺も考えるか、うーん…………銀狼で行くか

>>49

49124/06/12(水) 00:49:33

>>48

思いのほか銀狼が俺の中でしっくりきたから急遽安価中止！

これから弟彼氏くんの名前は銀狼にします！(こいつ無敵か？)

>>48 >>50

50二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 06:10:08

>>49

気に入ったならそれで良いけど、読み方は？

まんま「ぎんろう」だと人間っぽくないし。

>>51

51124/06/12(水) 06:56:48

>>50

まんまぎんろうです

>>52

52二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 07:13:57

>>51

ん、了解。

53二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 18:44:27

学校帰りの通学路で自転車を停める。この商店街ともすっかり顔馴染みだ。
「おっちゃん！今日のオススメは？」
「おう銀坊か！そうだなぁ……脂ののった牛肉が入ってるがどうだ？今なら100円引いとくぞ」
「買った！」
「それなら蓮根も買ってきな！」

その後もあちこちの店から安売りして貰ったりおまけを付けて貰ったり。意気揚々と自転車に跨ると、スマホに通知が入った。

《ハンバーグ弁当ご飯特盛！》

兄貴は今日も残業確定らしい。短く了解の返信を返してから俺は兄と二人で暮らすトレセン学園の寮へと自転車を走らせた。
「お帰り」
「ようスカーレット……あれ？もう練習終わったのか？」
校門前で待っていたのは栗毛のウマ娘ダイワスカーレット。まあ、俺の彼女だ。兄貴の残業はてっきり彼女の自主トレーニングに付き合うとかだと思ってたが、これはどういう事だ？
「外泊許可、貰って来たから」
「」

つまりはそういう事かバカ兄貴。この超絶美少女かつ胸も尻もむっちり素敵お肉がついた恋人と一晩同じ部屋で過ごせと。
(童貞臭い気遣いしてんじゃねえええええええええ!!)
まだ目の前の据え膳を喰える歳じゃないし、万一の時は責任を取り切れない。食いたいか食いたくないかで訊かれたら美味しく残さず頂きたいに決まってるが、どうしたって傷つくのはスカーレットの方なんだから俺は必死で我慢の子だ。

その後、兄貴に弁当持って行ったら拳骨を喰らった。解せぬ。

>>55

54二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 18:45:12

いいですね

55124/06/12(水) 18:49:42

>>53

めっちゃ良い！！！青春だ

56二次元好きの匿名さん24/06/12(水) 22:38:42

調子に乗って続きをば。

頭の痛みも引いたので、風呂の支度をスカーレットに任せて俺は夕飯だ。兄貴の弁当に入れたハンバーグはタマネギを使わず、今日商店街で買ったレンコンの微塵切りを入れてある(これにより肉の中にシャキシャキとした歯応えが加わり美味くなる。難点はソースの相性が醤油や味噌ベースの和風一択になる点か)。
「ねえ銀」
「何だ？」
「ちょっと今日汗かいちゃったし、先に入って良い？」
「おぅ!?」
声が裏返った。しかしスカーレットはその返事を了承を取ったかスタスタと風呂場へタオルと着替えを持って入って行った。
「……やべ焦げる!?」
……ギリギリセーフ。そして俺の理性もギリギリかもしれない。

所謂鉄板シチュの彼シャツだけど、ウマ娘がやると尻尾で裾が捲れ上がって大変な事になるの確定だから何ともやり辛い。なのでこの後スカーレットは普通に自分の寝間着(Tシャツと短パン)持ってきてました。

>>58

57二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 06:51:50

風呂へ行くのを一度意識したら、脳内パンクしてしまうな

58124/06/13(木) 07:01:58

>>56

とっても良きー！！！

59二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 07:53:37

トゥインクルシリーズってアスリートと同時にアイドルの側面もあるから、現役ウマ娘のグラビアなんかもあったりするんかね？
昔懐かしの袋綴じ系ので水着版とかもあったりして、銀狼が気紛れに買った雑誌にたまたまそれがあってダスカが機嫌悪くなる(自分の写真だった場合は掛かる)とかありそうで。

>>60

60二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 08:23:27

>>59目の前にはあからさまに耳を絞ってにこやかに仁王立ちするスカーレット

その右手には先程俺がコンビニで買ってきた雑誌

そしてその指が食い込む表紙を華やかに飾るチョベリグな水着美女

『見よこの圧倒的ボリューム！！最速の女神、マルゼンスキー水着グラビア16ページ！！』

チラリと覗くテンション高めな煽り文が空しい

正座の姿勢のまま、まずは事実をスカーレットに伝えようと努力する

「スカーレット、これは誤か」

「誰が喋って良いと言ったの？」

ミシミシと聞いたことの無い音を立てる雑誌

「アンタ、こんな物買ってきてどうするつもりだったの？」

「それは誤解だ、俺は」

「誰が喋って良いと言ったの？」　

理不尽！しかし今の俺には逆らうことは許されない

最早何が映っているのか見えなくなるほどに圧縮された雑誌の表紙がそれを告げる

「ねえ、アタシと言う一番の彼女がいるのになんでこんなものが必要なの？？」

「それは誤解なんだ、その雑誌は」

「ふーん、まだそんな言い訳をするんだ？」

そっと俺の頬に添えられるスカーレットの左手

そのしなやかな指先がゆっくりと頬の肉に食い込んでゆく

「痛ダダダダ！？！？」

「ねえ、なんでこんな物をわざわざ買ったの？

そんなにマルゼンスキーさんの水着が見たかったの？？？

今年の夏合宿で見たアタシの水着よりも？？？」

全力では無いのだろうが、スカーレットの指に込められた怒りに悶絶する俺

違うんだ、スカーレット、頼むから話を聞いてくれ！！？？

修羅となったスカーレットの尋問が終わったのは、俺にマルゼンスキーのインタビューが載ったこの雑誌を買ってくるよう頼んだ兄貴が帰ってきた後だった

>>61

61124/06/13(木) 12:27:43

>>60

兄貴ー？！？！wwwwwおら！今度はお前が正座する番だトレーナー！wwew

62124/06/13(木) 12:44:41

「おい、シルバーウルフ」
「ごふっ！……その呼び方やめい、魚の字」
「ソレ、そのまま返してやるよ」

　1人で下校していた時、突然声を掛けてきたのはスカーレットのライバルたるウオッカだった。

「何やってんだよお前、この時間帯ならトレーニングなりクールダウンなりでトレセンに居るべきだろうが」
「いいんだよ、今日は相棒からお休みの日って言われてるからな。守んなきゃ」
「ふーん……そんで？」
「観たい映画とかも今は無かったから散歩してたらお前見っけた」
「さいですか…俺はもう家に帰る所だから特になんもやれてやんないぞ」
「ちぇ……ん？その荷物、スーパーにでも寄ってたのか？」
「あぁ、兄貴が甘いもん食いたいって言うからさ、久方ぶりにクッキーでも作って癒してやろうとな。どうよこの兄思いの弟ぶりを」
「へー、クッキーを……へぇ〜？？？」
「…………食いに来るか？」
「お？いいのか！」
「そんな『オレ今すごくクッキー食べたいなぁ〜？』みたいな態度取られたらな」
「やっりぃ！実はスカーレットの奴からお前が作るモンはどれも美味いって聞いてたから気になってたんだよ！」
「そうかよ、トレーナー寮に入っちまうが、警備員さんには俺のツレって事で通してもらうよ」
「サンキュ！」

　この後、ウオッカを家に連れ込んだという事でスカーレットが怒髪天になったが、この時の2人はそんな事考えもしなかったのであった……チャンチャン♪

>>63

63124/06/13(木) 13:20:50

>>62

「それで、彼女以外の女を連れ込んだ事と、彼女が居るの知っていながら色目使った事に対してなにか弁明はありますか？銀狼さん、ウオッカさん」

64124/06/13(木) 15:11:07

「銀狼さん、お兄ちゃんが好きな女の子ってどんな感じですか？」
「えぇっと……なんて？」

　俺に話しかけてきたのは兄貴の2人目の担当ウマ娘、カレンチャンなのだが……

「だからお兄ちゃんの‪──‬」
「それそれそれ！え、カレンちゃん兄貴の事お兄ちゃんって呼んでんの？！」

とかやってて欲しい

65124/06/13(木) 18:13:22

「えっと、つまり小さい頃兄貴に迷子の所助けられて、そんでその時からずっと好きで、トレセンで運命の再会を果たしたと…………なんて？」
「今言った通りだよ！」

　ふむぅ、兄貴が初恋泥棒してたなんて…それもキラキラSNSのお姫様と来た。不思議な『縁』もあったもんだ、けれど‪──‬

(つまりは兄貴にも遂に春が来たってことだ！)

　年の差がちとキツイかもだが、そんなのは時間が解決してくれる。大人になっても繋がっていればそっからはトントン拍子だ

「分かったぜカレンチャン！俺もアンタの恋路出来る限り応援させてもらうぜ！」
「ほ、本当ですか！」
「あぁ、夢にも見なかった兄貴の春が来たんだ。ここは弟として、普段世話になってる恩を返さにゃね」

　そして、兄貴が好きそうな服を見繕う為服屋へ赴いた所を魚の字に見つかり、スカーレットにカレンチャン共々『説教』された。

「こないだ言ったわよね、コイツに手つけんなって。ウオッカの時に約束したわよね、他の女の子特にウマ娘と出かけんなって」

66124/06/13(木) 18:53:15

いかんな、そろそろ銀狼とスカーレットでちゃんとイチャイチャさせてあげねば！

67二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 19:35:03

「待て待てスカーレット、カレンは言うなれば俺達の将来の義姉だ」
「は？」
かくかくしかじかでスカーレットに事の顛末を説明すると、絞られていたスカーレットの耳とついでに尻尾が急に忙しなくパタパタと動き始めた。
「どした？」
「つ、つまりアンタは……あたし、と……その、結婚したいって事？」
(……？……!?……あ)
確かに今の言い方だとそうなっちまううううううううう!?
「そういう事だ」
こんなムードもへったくれも無いプロポーズ前代未聞だろ……とはいえ少なくとも今の俺は大マジも良い所である。

>>68

68124/06/13(木) 19:39:18

>>67

でもそれはそれとして後日しっかりきっかりプロポーズしそう（ﾆﾔﾆﾔ

69二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 23:05:30

何となくダスカが銀狼のアレコレで怒る内は彼女もまだ心に余裕がある状態だと思う。
本気で我慢の限界に達したら多分泣く。

>>71

70二次元好きの匿名さん24/06/13(木) 23:06:58

伸びてるやんって思ったらオリ主妄想スレだったか

71124/06/13(木) 23:40:52

>>69

多分相手が知人だから『嫉妬』でいられてる

コレが全く知らない相手だったら嫉妬よりも『絶望』が来ると思う

72124/06/14(金) 01:35:18

ウトウトしている銀狼を見つけて、辺りをキョロキョロと見たあとにチュッてキスして即座に退散するスカーレット見てぇ〜！キスされてびっくりして覚醒しちゃって退散後悶えまくる銀狼見てぇ〜！

73二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 07:02:45

保守

74二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 07:04:55

アマブラやU‐NEXT系のでオススメに出て来た洋画(パニックホラー系)を二人で観てたらある意味お約束の脈絡なく唐突にブッ込まれるエグめのラブシーン。慌てて銀狼がスマホで映画を検索するとおもっくそR指定だった事に気付いてこっちがパニック状態。
ちらりと横目でスカーレットを見ると、こちらもこちらで真っ赤になっておりしかも理性のヒューズが完全にトンでいるのが丸わかり。体を擦り付けて来る彼女に銀狼の理性も焼き切れそうになった瞬間……。

突如鳴り響くスマホの着信音で二人とも飛び上がる。

75二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 17:03:22

いやらしい雰囲気に流されるところだったな

76124/06/14(金) 18:14:59

銀狼、キスくらいはしてもバチはあたらんぞよ……

え？お互いキスしたら歯止め効かない？それはそう

77二次元好きの匿名さん24/06/14(金) 23:21:14

因みにスマホの通知はアストンマーチャンのトレーナーからで、併走の時間取れそうだというものだった模様(ダスカとまともにやり合えるウマ娘もそう多くはなく、ウオッカ相手ばかりではダスカ自身も刺激にならなかろうという事で銀狼が他のウマ娘達で併走してくれそうな相手を片っ端から探し回っていた)。
なお直接ウマ娘に話すと恋人が耳を絞りかねないのでトレーナーの方に話を持って行った。

78124/06/15(土) 01:27:58

「ねぇ、銀狼」
「なんだスカーレット」

　ゲームをしていたらソファの隣に座っていたスカーレットがなんともなしに口を開いた。

「銀狼はさ、キスとかしたくないの」
「はぁ！？きゅ、急に何を‪──‬」
「急じゃないもん、ずっと考えてたの……私達のスキンシップが手を繋いだり、ハグとかいったいわゆるプラトニックな奴なのって、レースを走る私を思ってなのかなって」
「………そういう面もある」

　スカーレットが恥ずかしがりながらも気持ちをぶつけてきたのだ、俺も恥ずかしくとも伝えよう。

「それなら別に、今みたいな家とかなら」
「それは、お……」
「？」
「おれ、が……キスしたら、きっと…お前の事我慢できなくなるっから」
「……………」

　口をパクパクさせながらそんな目で俺を見るなー！そんな、そんなわんちゃんあるかもみたいな期待の眼差しでこっちを見、近寄ってくるなー！？！？

「お、おい？スカーレット？」
「大丈夫」
「なにが！？」
「大丈夫、銀狼が我慢できなくなっても私が押さえ込んであげるから、だから大丈夫」
「たった今懸念事項が増えました！？スカーレットさん？！あっちょ押すな‪──‬」

　俺はジリジリ寄ってくるスカーレットから逃げようとするも逃げれる訳がなく、ソファ上で押し倒される形になった。

「ここまで来たなら、いいよね？」
「あーもう」

79124/06/15(土) 01:28:16

　男として余裕ある所見せながらしたかったっつーのによ。

「え‪──‬」

　俺は胸の中でごちりながら、左肘で体を上げ、右腕をスカーレットの首に回した。

「お前が、お前が決壊させたんだからな」

80二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 07:04:40

トレーナー「ただいまー」
銀スカ「うひゃああ!?」

その日の夕食はトレーナーの苦手な茄子とキノコ尽くしだった。

>>81

81124/06/15(土) 12:16:31

>>80

トレーナーキャンセル！ww

82二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 17:20:05

クリスマスの夜。カレンはトレーナーと、スカーレットは銀狼と素敵なクリスマスを過ごしたいと共謀する。
スカーレットは銀狼の家に行ってのんびり、カレンは外泊するつもりでいたがトレーナーは普通に門限までにカレンを寮へ送り届けてその足で帰って来た(弟が恋人と過ごしている事は知らない)為にどちらも中途半端に。
翌日二人ともやる気が不調まで落ちていた。

「こンのヘタレトレーナーがああああああ！兄貴一人がヘタレるならどうとでもなりやがれだけど、俺達にまで飛び火させんなああああああああ!!!」

83二次元好きの匿名さん24/06/15(土) 21:54:57

なるほどね

84124/06/16(日) 05:47:49

「スゥー………はぁ、スゥー………はぁ」
「あの、スカーレット…そろそろ」
「まだ」
「アッハイそっすか」

　俺は今、スカーレットを膝の上に『向かい合った状態』で乗せている、抱きつかれながら。
　というのもスキンシップの上限を定め、『抑えてきた』んだが、スカーレットは我慢できないからせめて思いっきり俺の事を感じさせろと抱擁するのが始まりだった。それがズルズルと流れていき、今じゃ抱き合いながら匂いをめちゃくちゃ嗅がれる始末。
そう思いにふけっていると、体をしめる腕の力が更に上がる。それを感じると同時に俺も腕の力を更に込める、どうやらこのお姫様は俺からも強い抱擁が無いと嫌らしく、力強めたらそっちも強めろなんてのたまう。こっちはかかり気味にならない為に必死だって言うのによぉ

85二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 07:12:38

なまじ見るからに抱き心地良さそうだから理性は今日もゴリゴリ削れますと。

86二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 12:08:32

優等生モードのダスカをどんな気分で見てるんだろう
たまには俺の前でもやってみてよって頼んでみるとか

>>87

87二次元好きの匿名さん24/06/16(日) 21:39:20

>>86

素のダスカを知ってるのは俺だけ的な優越感かな？

88二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 06:59:12

保守

89二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 17:48:59

タキオンからの評価が気になる

>>90

90124/06/17(月) 18:35:49

>>89

スカーレットから恋愛相談されてそこで初めて存在を知って、進展しないとの事でどんなデートをしているかを見させてくれってなる(専門外だから意見取りのために映画組4人で尾行)

「ふむ……スキンシップで進展を図ろうとするも上手くいかない……との事だったが」

「どう見ても良い感じですね、恐らく表情そのままで顔をしっかり見てくれてるから〝いつも通りの反応〟と勘違いしてるのですかね」

「にしたってすげーなあの坊主、男ならあんなすげーの押し付けられたら動揺してしどろもどろになるもんじゃねぇかな？ダンツの読んでた漫画だとそういうの多かったけど、なぁダンツ？」

「ぽっポッケちゃんっ今そんな事は良いからっ」

「ほ〜う？ダンツ君は少し刺激的な恋愛が好みなのかね？」

「タキオンさん、からかうのも程々に」

みたいな感じで悪くは思われてないって妄想

91124/06/17(月) 19:31:51

「そ、それで！何か分かりましたか！」
「そうだねぇ……」
「えっと、タキオンさん」
「彼はしっかりキミの魅力に惹かれている、キミが思っている異常にね」
「でもそんな所全然…」
「それは彼がスカーレットくんの事を思っているからさ」
「私の事を？」
「あぁ、キミが魅力的すぎるが故に、キミの魅力に負けて傷つけるのが嫌なのだろう。とても紳士的で、深い愛情が無ければ出来ない事さ。だから安心するんだよスカーレットくん、キミの不安は他でもない彼が拭ってくれる」

92124/06/17(月) 22:39:43

「銀狼、キスしましょう」
「助けて兄貴まだ干からびたくない」
「トレーナー室で盛んな！家でやってろ！」
「お兄ちゃ〜ん！私達も大人なキス、しよ」
「しーまーせーん！俺とカレンは清廉潔白な仲なのでー！！！」

93124/06/18(火) 07:01:28

保守！今日残業予定だから最悪落ちるかもw

94124/06/18(火) 14:36:24

保守

95二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 00:14:58

「お兄ちゃんはさ、スカーレットちゃんと銀狼さんの関係良いの？」
「兄としては良いと思ってるぞ」
「トレーナーとしてはいいとは思ってやれてないんだ」
「………俺はダイワスカーレットのトレーナーとして仕事をしているんだ、色恋に関しては少し過敏にならざるを得ない。相手が肉親ともなれば尚更だ」
「へぇ、シビアなんだね」
「それはお前にもだからなカレン」

96二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 00:16:39

このレスは削除されています

>>97 >>101

97二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 06:59:40

>>96

それはウマカテのめちゃくちゃpart数のあるあのスレやあのスレのことを…

98二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 07:04:06

保守

99二次元好きの匿名さん24/06/19(水) 17:11:54

ほ

100二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 00:50:25

ほ

101二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 06:53:58

>>96

スレ止まったじゃねぇかお前

102二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 07:06:40

保守

103二次元好きの匿名さん24/06/20(木) 16:02:22

待ってるよ

>>104

104124/06/20(木) 17:42:33

>>103

任せろ

105124/06/20(木) 17:55:09

静寂に包まれる待機室、今日はスカーレットの引退レースである。
部屋にある区切り、カーテンの奥ではスカーレットが勝負服に着替えている。

『やりたい事があるんだろ、聞いては無いがある程度察しはついてる……少しだけなら時間ある』

そう言って兄貴はカレンさんを連れて外に行ってくれた、今更自分がしようとしている事に怖気つき始めたのか胸が痛い。

「よし、どう銀狼。最後を華麗に飾れそうなくらいキまってる？」
「なんならこっからまた始めそうな位決まってるよ」

そうこうしていたらスカーレットが出てきた、言うんだ、ここで……

「なぁスカーレット」
「なに？」
「俺は、お前が1番だと思ってる」
「きゅっ急に何よ？でもそうよね！なんたって私はアンタのかのj──‬へ？」
「………ッ」

俺は片膝をつき、〝小箱〟を掲げるように見せた。

「俺と、結婚して欲しい」

>>109

106二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 00:13:36

保守

107二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 07:02:43

保守

108124/06/21(金) 07:07:20

今日残業あるから落ちるかもしれへんな

109二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 10:43:30

>>105

勝負に出たな

110二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 19:36:07

ほ

111二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 19:59:25

アンコール！アンコール！

>>113

112124/06/21(金) 20:01:41

「な…なぁ！？」
「ずっと待たせてすまなかった、お前が傷つく可能性を少なくしたかった……けどもうその理由も消える、どうかこの指輪を受け取ってくれないか」

心臓が破裂するんじゃないかってほど動いてる、静寂な筈なのに胸から轟音が響いてクラクラする。けど、それでも目を逸らしちゃダメだ、踏ん張れ、答えを聞くんだ。

「本当に、あんたって奴は……私の事好きすぎよ」
「スカーレット……」

スカーレットは泣きながら微笑むと、指輪を受け取り左手の薬指につける。

「ねぇ……似合ってる？」
「あぁ勿論だ」
「ありがとう……最後のこのレース、私も全盛期を過ぎちゃって勝つつもりでいても、勝てるかどうかは少し不安だったの。けど決めたわ」
「なにを？」
「１着とったらアンタの初めてを貰うわ」
「はぁ！？」
「だからしっかり最後まで見ててね‪──‬旦那様」

そう言っていたずらっ子の様な笑顔を浮かべると、スカーレットは人差し指で俺の唇を軽く触れる。

(な、なんだ……キスの事か)
「銀狼」
「おう」
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」