んっ❤ああっ❤あっ…んっ❤

1二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:20:21

やあ
ここはサトノダイヤモンドの勝負服を描かないと出られないスレだよ
それじゃ、ペンを持とうか

2二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:23:56

俺は
騙されたのか…？

3二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:26:16

家のwifiが急に規制されたりとかなかったらやってやるよスレ主！

4二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:32:16

ジンクスか？

>>6 >>7 >>10

5二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:34:08

正月とか凱旋門でもいいのか？

>>9

6二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:34:58

>>4

お前は誰だよ！？

7二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:35:21

>>4

誰…？

8二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:36:22

過去絵でもええか？(血涙)

9二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:42:13

>>5

まあいいでしょう

10二次元好きの匿名さん24/06/17(月) 09:44:08

>>4

クソAIMおじさんは何しに来たんすか

11やってやろうじゃネエかこの野郎24/06/17(月) 09:52:24

1/2
「…マジですか？？」　
「ネタで発注書書く訳ないでしょう、マジですよ」
我ながら酷い第一声だったとは思う
しかしあの時はそうとしか言えなかった

俺の職業は勝負服の仕立屋である
今年で5年目の業界的には駆け出しの若手だが、腕はそれなり以上だと自負している
特に俺が得意とするのが刺繍や装飾であり、過酷なG1レースの最中でも邪魔にならず、それでいてしぼんだり崩れたりして気品を失うようなことのない張りを持たせた造形は大先輩方にも負けない物だと自負している

しかし、その腕を見込んでとデザイナーから相場の2割増しの依頼料とともに提示された設計図面はこう…余りにもアレであった

12やってやろうじゃネエかこの野郎24/06/17(月) 09:53:24

2/3
「なんなんスかこのフリルの量は！？こんなもん雨で水分含んだらあっという間に萎れて単なる鈍器になりますよね？！？！」
「そうならない素材もあるでしょう？」
しれっと返してくる馴染みのデザイナー
毎度しんどい仕事を回してくるがその分払いも良いお得意様ではあるのだが、コレは流石に度を超していた

「ありますけどあんな張りが強くて縫いづらい生地でこの複雑怪奇なフリルの山を作れと？！？！」
「だからこの報酬単価なんです、これくらいなら相場的にも適正でしょう？」
相場には合っていても俺の手間数には合ってないんですがねえ！？
そう喚きたくなるのをぐっと堪える

「それにこの袖の長さもなんなんです！？指定されてる生地でなら確かに軽くつくれますよ！？でもこの長さとフリルとを足したらバ群内で引っかかるリスクがシャレにならないですよね？！？！」
「そこは引っかかっても最悪うまく千切れて安全を確保してくれたら問題ありません、その点についてはクライアントにも確認を取っています」
…それなら安全性についてはイケるか？？
だが、それなら今度は別の問題が出てくる

「事故ったら千切れる強度で縫って、雨天時には湿ったこのフリルの山を振り回せる強度を出せと！？！？！？」
ウマ娘の全力での疾走時に勝負服に掛かる負荷は相当な物だ、それには耐えて事故にはならない強度って、どれだけ繊細かつギリギリな縫い方をしなくちゃならんのか、軽く考えるだけで頭痛がしてくる

13やってやろうじゃネエかこの野郎24/06/17(月) 09:53:42

3/3
「おや、出来ないんですか？『若手No1』を自負する鼻っ柱の強い貴方が」
この女、俺が毎度毎度それを言えば乗ってくると思ってやがるな？
まあそんなこと言われたら受けてやらなきゃ男が廃るってもんなんだけどな！（バカ）

「出来ないたあ言いませんよ！俺だって職人だ！
ただねえ、この納期はなんなんですか！？
こんなもんどうやって90日で仕上げろと！？」
「ホープフルステークスに間に合わせるためです、そのための割り増し料金です」
ホープフルステークスに出るため？
てことはジュニア級のウマ娘か、にしちゃあ背も高いし手足も長い、スタイルも設計図を見る限りかなり本格化してる
しかしジュニア級はジュニア級だ、生地の軽さとバランスにはかなり気をつけなくちゃならんな

「だけどねえ！？」
「おや？やっぱり無理だと音を上げますか？若手No1職人様が？それなら貴方と折り合いの悪いあの大手工房の所に今後は依頼しましょうか？」
大御所のくされハゲジジイのニヤケヅラが俺の脳裏をよぎる
腕は確かだが、あんなクソジジイに俺の腕を見込まれた仕事を獲られるなんざ許せるわけがネエよなあ！？（大馬鹿）

「ふざっけんなよ！？あああ！わかったよ、やってやりますよ、やりゃあ良いんでしょ！？」
「その言葉が聞きたかった！ではよろしくお願いします」
満面の笑みでこちらに契約書を渡してくるデザイナーを見ながら、これから3ヶ月の地獄についてめまいがする思いに囚われる俺がいた（了）