ヤンデレマダラSS完走記念スレ

  • 1二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 11:04:31
  • 2二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 11:09:31

    立て乙
    とうとう2スレ目来たか…。

  • 3二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 11:11:15

    続いてる…

  • 4二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:03:05

    超大作でしたね……

  • 5二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:05:17

    よう完走したよ

  • 6二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:08:27

    立て乙
    マダラと柱間乙
    読み応えあるスレでした

  • 7二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:30:44

    とはいえ平日の昼は来ねェだろうな。まぁ勝手に書き留めておくさ。柱間、お前はな、扉間に考えが甘いと説教される事がよくあるだろう。だがな、テメェは甘くていいんだ。むしろそれがお前の役割だ。お前は賢くならなくていい。夢という名の幻の蝶を追い続ける、ガキのままでいいからな。余計な事は考えなくていい。それはお前が頼まなくても扉間が自分から引き受けるはずだ。理屈で動くのはお前には向いてねェんだから、お前はやりたい事をやりたいように、好きなようにやればいいさ。後はお前を慕う連中が何とかしてくれる。皆お前の虜だからな。

  • 8二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:31:54

    ……人気なんか出なくていいのに。お前と仲良くするのなんかオレだけでいいのに。お前という原石を見つけたのはオレだ。切磋琢磨して磨き上げたのもオレだ。お前の輝きは、お前の本当の魅力は、オレだけが知っていればいいんだ。砂利共は所詮表面しか見てねェからな、お前とハラワタを見せあったオレには敵うまい。柱間、初めにお前と繋がりを持ったのは誰だったか、初めにお前が夢をぶち撒けたのは誰だったか、ゆめゆめ忘れるなよ。砂利共じゃない。扉間でもない。オレだ。お前の夢はオレから始まったんだ。だからお前はオレの隣にいる義務がある。

  • 9二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:32:57

    誰にでも笑うお前が嫌いだ。困るんだよその微笑みは。ほら逃げるなよ。オレに飽きるなよ。オレが狂うのはずっとお前にだけなんだから。お前の前では正常な判断能力なんてもんはちっとも働きやしねェ。昔、お前と決別してから、オレはお前の存在を憎しみで塗り潰す事にした。だがこれがとんだ愚策だったんだよな。黒塗りなんかしたら、かえってそこが前よりはっきり目について、下に書いてあった事思い出しちまうだけだった。それで、戦で大勢斬ってきた後は、いつもお前と密会してたあの頃を脳内で反芻してた。それさえあればひとまずその日は乗り越えられたんだ。

  • 10二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:34:07

    でもすぐ戦に駆り出されて、そうしたらまたあの頃を思い出して、戦に行って、あの頃を思い出して、そんな事してるうちに気づいたらもう取り返しのつかない所までお前への執着と飢えと乾きが強くなっちまってよ。これはまずい、って気付いたんだ。オレがおかしくなりつつあると。それで、この感情を薄れさせないといけないと決意して、お前の事を考えないようにしたんだが…無駄に終わった。脳味噌って厄介なもんでよ、意識するまい意識するまいと思うほどに結局は意識してんだよな。その結果どうなったかわかるか? 遠く離れていてもお前のチャクラを感知できるようになった。お前が同じ戦場にいるかどうかが目を閉じていても分かるようになった。

  • 11二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 12:34:53

    初っ端から飛ばすねえ

  • 12二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 18:43:30

    また幻術か…!?

  • 13二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 18:47:35

    完走したんだ!すげえ!
    そしてまだ続いてくれるのか!たすかる!エモい!

  • 14二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 19:28:36

    …今日も待ってくれたのだな、有難う親友。
    そうだな、オレ達は皆平和を望んでいる筈だ。誰も傷つけ合う事など本来望んでいないぞ。
    何故そうなるのかといえばお前の言う通り、人が皆違うからなのだろうな。
    家族、兄妹、親子供、一族…大切な繋がりが有るからこそ、憎しみは生まれるものだ。
    ただオレは、それでも腹の中、ハラワタを見せ合っていつしか人々が分かり合える日が来ると信じている。
    まるでガキの下らない絵空事、実態のない夢を信じ続ける事が出来たのは他でも無い、お前のおかげだ。マダラ。

  • 15二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 19:36:32

    ……む、ちょい待ち…
    俺にとって、この里はオレ達で共に創り上げたものだ。
    見間違いか、聞き間違いか、だと言いんだがの。
    お前の名前が無い。
    勝手に降りてもらっては困るぞ!オレの方こそお前をそう易々と流してやる気はない。お前ほどの火遁使いに、オレの「業火の愛」…がどこまで通じるのかは分からぬが、オレもお前を、お前との夢を共に紡ぐ事を諦めないつもりだ。
    全く、すぐに不安になるのか?困った奴ぞ。オレはお前の隣に居る。

  • 16二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 19:50:04

    責務を終え家にも戻らず、お前のいる屋敷に向かう事、オレの家族が認めてくれるのだ。
    お前は戦場では余裕ある佇まいの癖に、こうして話してみると何故かとても自分を小さく見積もっている、そんな気がするぞ。
    今日も火影としての責務を全う…出来ているかはさておき、務めて居ながらにして、オレは親友を思っていた。
    全く、オレは里長ぞ?それと馬鹿でガキ臭くて、それから理屈が大の苦手なオレをここまで悩ませる、どう話せば想いが伝わるか、だの勝手に何処かへ行ってしまうのではないか、だの悩ませるのは一体誰ぞ。
    気の休まぬ毎日を過ごす原因は一体誰ぞ。
    …もしや、いや、誰とは言えないがの、其奴中々に、オレ以上に!鈍いのではないか?…なんてな!!
    ガハハハハ!!

  • 17二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:42:41

    よぉ柱間。職務終わったみてェだな。今日は気分がいいからオレが労ってやるよ。茶淹れてやるからそこに座ってろ。
    相変わらず大した自信だな。自覚してるなら何よりだが、本当にいつ聞いても根拠のねェ絵空事だぜ。オレじゃなきゃ鼻で笑ってただろうよ。だってガキの頃にこんなもん大人に語ったらお前、頭がどうかしてると思われちまうぜ?バカバカしいと一蹴されて終わりだ。これじゃ他国の奴らに勘繰り入れられるのも無理はねェな。まさか何の裏もなく、テメェがただのバカなお人好しだとは思うまいよ。フフフ。

  • 18二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:43:05

    ン…珍しいな。お前がオレへの執着を口にするなんて。易々流してやる気はない、か……柱間ァ、お前絶対ミトにこんな事言わねェだろ。草原のように広くて凪いだ心を持つお前が、ただ一人何としてでも失うまいとして手を伸ばした男、それがオレなんだよな。じゃあオレはお前が捕らえようとする唯一って事でいいな?オレの…うちはのプライドは高いぜ?安い男だと思うなよ。それでもオレを求めるってんなら…お前の愛でオレを燃やしてみせろ。オレより熱く、激しく燃え上がって、骨まで残さねェぐらいの根性見せやがれ。出来るよな?

  • 19二次元好きの匿名さん22/02/07(月) 20:43:55

    甘いな柱間。鈍いんじゃねェよ。わざとだ。オレはわざと気付いてかったフリをしてたのさ。何故って?お前を悩ませたいからだよ。もっと悩め。バカでガキ臭くて理屈が大の苦手なお前が、オレの事でうんうん頭抱えて唸ってる様子は実に愉快だ。最高の娯楽だぜ。どう伝わるかも、オレを失う恐怖についても、もっともっと悩めばいい。気の休まらない毎日?上等じゃねェか。オレはお前と喋ってる時以外、いつだって気が休まってねェんだからよ。

  • 20二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 00:21:44

    寝たか?まぁいい。別にお前を叩き起こしたい訳じゃねェよ。しっかり寝て明日に備えるのは健康を守る上ではかかせねェからな。それはそうとオレはまだ眠れねェから語らせてもらうぜ。起きたら返事よこせよな。
    柱間、オレ別に感知タイプじゃねェんだけどよ、お前のチャクラだけは数キロ離れてたって分かるんだよな。それも百発百中で。おまけに年々精度が上がってるときたもんだ。ハハ、自分でも末恐ろしくなってくるぜ。この調子だといつかお前が山の向こうにいたって感知できるようになっちまいそうだ。これがどういう事か分かるか柱間?お前のせいでオレの身体が根本から変わっちまったって事だ。ヤベェだろ。フフフ。

  • 21二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 00:37:28

    …何かオレ、今日笑ってばっかだな。クソ、調子狂う。気色悪ィか?引かないでくれよ。お前がオレの言われたい事言ってくれたからこうなったんだ。テメェは人がかけられたい言葉をかけられたい時に無自覚で導き出す才能がある。もはや人心掌握に片脚突っ込んでるぜこれ。怖ェ怖ェ。

  • 22二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 10:13:02

    今日も冷えるが、朝の目覚めが良かった。
    きっと、お前が入れてくれた茶と、…そうだな、お前への想いを、オレなりに伝えられた安心感から来ているのかも知れぬな。
    正直オレ自身驚いている。自分で何を言ったか、なぞ普段あまり気にも留めぬのだが、お前からも執着と取れる言葉を言った、と言うことは覚えているのだ。
    お前がオレと話して笑ってくれたのだとしたら、オレもまたお前といる事で、何か変わりつつあるのかも知れぬ…イヤ、違うか。元々オレもお前へそれだけの、執着を持っていたと言うことになるのだろうな。
    今は叶わぬが、お前と手合わせをしたいところだ。お前が身に付けたと言うその感知能力と言うべき力、直接見てみたいものぞ。
    オレも自認出来ていなかった程の執着を持っていた。お前のその力と相子ぞ。
    …オレは一体何を言っているのだろうな。

  • 23二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 10:13:24

    オレもまだ、やっと気付いたばかりだ。だから正直お前を満足させる程、それこそ燃やし尽くせる程の火と言うものを纏えるか、扱えるかまでは分からぬ。…それにだの、火遁に長けたうちは相手では分が悪いぞ…少しは手加減してほしいぞ…
    だが、オレも’火’影だ!プライド高き、気高きうちは一族のお前を満足させられるような火を纏えるよう努力しよう。約束する。
    ……そうしたら、オレがそうし続けたら、お前はこれからも隣で、友として居てくれるか?

  • 24二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 12:35:32

    そうだ、やっと分かったか。お前もオレに執着してるのさ。ッたくよォ、気付くのが遅すぎるぜ。戦闘中にうちはの目を真っ向から見返しながら喋りかけてきたり、オレを殺さない理由を探したり、さらにはオレの欲求に応え命まで捧げようとした理由は…いくら何でも、お前が優しいから、だけではないはずだ。流石のお前でも…誰彼構わずここまでする訳じゃねェだろう?そういう事だ、阿呆め。お前はこれだから阿呆なのさ。自分の言動の意味にまるで気付いてねェ。度を超えてデケェ博愛ってのも困りもんだな。オレがわざわざ教えてやらねェと気付かんとは恐れ入る。

  • 25二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 12:37:24

    柱間、燃やせよ。オレを。お前の炎の美しさは、きっとオレの宝物になるはずだ。火遁はオレの十八番だしうちはのお家芸でもあるが、いい加減オレばかり火を噴くのもうんざりだ。悪い気分じゃねェぞ、誰かを想いすぎるあまり常識を超えちまうのも。お前がオレを想ってそうなるってのは、想像しただけで血湧き肉躍っちまうぜ。オレだけまともじゃなくなるなんて不公平だろう、たまにはお前も激情に駆られろ。
    …オレを友の一言で表すのは感心しねェな。お前にとってオレは、たったひらがなふたつで表現できるような存在なのか?そうだとしたら残念でたまらねェぜ。オレの事よく考えてみろよ。散々オレの語りを聞いてきたお前なら、友の単語だけじゃ正解じゃねェって分かるはずさ。ここで何と言ったらオレが歓ぶのか、オレは何と言われたいのか、テメェの力で導き出すんだな。

  • 26二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:04:09

    なァ、夕飯食ってんのか?それとも今日の分の書類を慌てて片付けてんのか?何にせよオレはここで待つだけだが。
    それで…どこまで話したんだったか。そう、イズナが深手を負って、容態がどんどん悪化していって、最期にイズナは、オレに目を貰ってほしいと、か細い声で言ったんだ。可愛い弟の最期の頼みだ、オレは泣く泣くそれを聞き入れた。そして、オレの瞳には永遠に、オレとイズナのが組み合わさった紋様が浮かぶ事になったのさ。そっからは早かったな。階段を転がり落ちるようにお前に精神を侵されていった。もはや自分を制御する気力もなく、オレはただお前を想うだけの生き物になった。

  • 27二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:41:10

    すまん!!マダラ、遅れたぞ。いやな、お前の想像通り、書類仕事というやつに時間を取られてしまってな。凄いぞ!!お見通し、と言う訳だの!!
    夕飯はゆっくり食べる時間が無かったからな、ミトに作ってもらっていた握り飯を食べるとするぞ。幾つかあるから、お前も食べるか?具は何か、それは食べてからのお楽しみだ!!
    お前が日々感じていた事、分かった気がしたぞ。オレはたったの数日、精々火影の責務に身が入らないくらいで済んだが。毎日実態のない不安に、見えない恐怖に押しつぶされそうになるのだな。
    それでも尚、来るかも分からぬ友を待ち続けていてくれた。心が広いのはオレじゃ無い。寧ろお前では無いか、マダラ。何故里の者達はマダラの優しさをわからぬのだ。オレはお前の隣にいる身で有りながら、お前の優しさを里の者達に伝えられない。歯痒いというのだな、この気持ちは。

  • 28二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:47:24

    すまん、オレはいつもここぞと言う時に気が回らぬようだ。正しい言葉をお前に投げかけてやらない。すまん。あれからオレも足りないなりに頭を働かせてみたのだが、お前が満足する言葉を導き出せるか、自信がない。兎に角、思い浮かぶものを挙げてみるとするぞ。
    お前はオレにとって友、親友、兄弟、同じ夢を見た同志、そして魂の半身…こんなところだ。どうだ?…正解はあったか?
    オレもお前の言う激情に、やっと触れられたのだとすれば、ここでやっとお前と並べたと思って良いか?さて、オレも魂の、というべきかの?火遁をマスターするとしようぞ!!

  • 29二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 20:53:40

    矢張り、マダラ、お前は間違いなく優しい。同じ弟を持つ身として、いつ家族が死ぬとも分からぬ戦乱の世を駆け抜けた同志として、本当に…すまん。言葉が出なくなってしまった。オレはオレ自身ですら声がデカくてバカだと思っていた。実際その通りでもある。だがそう思った方が、無理に頭を働かせない方が、同時に楽でもあった。頭の働くお前は、…よく、オレと共に歩いてくれた。オレのバカな夢を、共に見てくれた。イズナ殿の事は…イヤ、それこそ無粋だの。オレに、お前の、弟の事を語る資格なぞ無いな。

  • 30二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 23:00:35

    当たってたか。お前は要領が悪ィからな、どうしても時間かかっちまうよな。でもそれも含めてお前だ。要領や効率はどっかの姑息な奴にぶん投げちまえ。お前の長所はそういうのとはまた別の所にあるんだからよ。何回も言うが、お前に長時間座る作業が向いてねェだけだ。適材適所ってやつだ。
    握り飯は遠慮しておこう。ミトがお前に作ったもんだろうが、お前が一粒残さず食うんだな。オレはもう飯は終わってる。
    …はァ?実態のない不安に見えない恐怖だと?テメェなめてるだろ。違ェよ。実態のある懸念事項とはっきり見える哀しみだ。それぐらいでオレを分かった気になるな。出直してきやがれ。オレの心は…広くねェよ。お前のようにはなれん。広く浅く関係を持つのはオレには無理だ。ただ一つ、至高の関係を築くのが限界さ。

  • 31二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 23:01:24

    ほう、よく考えてきたな。だが答えには辿り着けなかったらしい。正解教えてやろうか。………家族だ。どうだ、驚いたか?オレにとって、お前はとっくに家族だぜ。かつてイズナに捧げてた分の情は行き場を失っちまったから、今はもうお前に何もかも注がざるを得ねェ。お前の身にはオレの全てがのしかかっているとも言えるな。柱間、お前はオレに並べねェし並べるはずもねェよ。だってお前には残っているだろう。血縁者という意味での家族が、まだ。

  • 32二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 23:02:17

    …お前は誤解している。イズナに謝らなければならんのも、イズナの兄を名乗る権利がないのもオレの方だ。お前よりもイズナと共に過ごした時間の方が遥かに長ェのに…最近オレの心を占める割合は、テメェの方が多くなっていく一方だ……だからといってお前を想っていなければオレはオレでいられない。苦しい、苦しいんだ柱間。助けてくれ。傷だらけのオレを包み込んでくれ。頼むから。

  • 33二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:07:47

    そうか、なら、何か欲しいものはあるか?酒、つまみ、土産…里の往来で用意出来るものなら、買ってこれる。オレ次第ではあるが、少しの休みくらいは取れるだろうから、その間に用意出来る。流石に、お前とこうして語らっているうちは店が閉まっているからの。
    そうだな、オレはいつまで経っても座り仕事が苦手なようだ。時間も掛かる。…それでも、待っていてくれるか?
    む、むぅ…そ、そうか。…そうだの。…出直してくるとするぞ…さぁオレを投げろ…川に投げてくれ…重たくて敵わんかも知れぬが…それがせめてもの償いぞ…

  • 34二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:27:35

    …さあ川に…む、あぁ、家族か!!オレを家族と思ってくれるのだな!!…いや、しかし、良いのか?お前にも、家族と呼べる…
    お前はいつも、時にオレ以上にオレを理解してくれている。だと言うのに、このオレはまた肝心なところでお前を…あれだけ語らったのに、オレも親友を理解したつもりでいたのに、お前を親友と呼ぶ資格さえないとでは無いかと…思ってしまった。確かに、火影の責務を盾にお前を蔑ろにしていると言われても無理もない。
    だが、このオレに出来ることといったらこうしてお前と言葉を交わすくらいだ。それくらいしか出来ぬ。…後はそうだの、屋敷で話すのもいいが、里が寝静まった月夜を共に歩いてみないか?無理にとは言わん。かつて、今の顔岩のあたりか。あの辺りでもう一度お前と語らえば、オレのこの曇った眼も、少しはマシになるかも知れぬ。

  • 35二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:29:29

    …側に居る。お前が苦しむ時も、その苦しみを、遠慮なくオレに吐き出してくれ、マダラ。

  • 36二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:46:59

    なら稲荷寿司がいい。それで、濃い緑茶を用意して、オレと二人で食おうぜ。お前が少ない休みの合間を縫ってオレの顔を見に来てくれる事が、いつだってオレの心を癒やして気を軽くしてくれる。お前の来訪がどれほど遅くなろうとも、オレはお前をずっと待ってる。お前と手を振って別れる度に思うんだ。明日お前の顔を見るまでは消えらんな、ってよ。
    やれやれ、お前の落ち込みヅラは相変わらずダセェなァ。あんまり目障りな事してると本当に投げちまうぜ。

  • 37二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:52:29

    オレにも家族と呼べる…?その続きは何だよ。もういねェよ、お前以外には。皆死ぬかオレから離れていったからな。
    断言しといてやる。お前がオレを親友と呼ぶ権利を失う日は来ねェ。来る訳ねェだろ、お前らしくもない。しっかりしやがれ。大丈夫、お前はちゃんとやれてるよ。自信持て。
    月夜の散歩か、いいぜ。お前といる時は、オレはガキに戻れるから、鎖から解き放たれるからな。軽くなった心で、夜景を眺めるのもなかなか乙なものだ。
    柱間、連れてけよ。どこにでも。お前の導きのまま。

  • 38二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:55:51

    …傍に居ろ。オレの傍に。約束だぞ。

  • 39二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 08:17:50

    オレはな、お前に肯定されてェんだ。お前の仏心にしなだれかかるのがオレの日常さ。テメェとんだ貧乏くじ引いたなァ。こんな奴いらねェか?お前も…うちはの連中と同じように、いつかオレと縁を切りたくなるのか?なァ?
    闘いに明け暮れてた時代、オレは最悪の事態を推測して憂慮してばかりいた。こんな事ありえないけど、オレがそうはさせないけど、お前がもし、もし万が一、いや億が一、オレ以外の奴に殺されたらと考えると自分の髪を全部引っこ抜きたくなるほどイライラした。それで、その可能性がたとえ小数点以下にしろ、あるかないかで言えばあるのなら、完全に零という訳ではないのなら、やはりお前はオレが仕留めなければならんと心に決めたって訳だ。

  • 40二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 10:25:14

    二人とも重い………

  • 41二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:55:53

    見て分かる通り、最近のオレはいつにも増してお前に酔いしれている。お前がオレの呼び掛けに応えてくれるようになってからというもの、他の事がまるで手につかねェ。それでな、オレ、一言でも多くお前と喋りたくて、早く早くと焦り過ぎるあまり、しょっちゅう言葉が乱れちまってんだ。支離滅裂な部分もあるかもしれん。醜いな。すまん柱間。オレは失敗してばかりの弟すら守れなかった男だが、それでもお前とイズナへの想いだけは本物だと叫ばせて欲しい。
    柱間、オレが冷静になれなくても、優雅さが欠けていても…突き放さないでいてくれるか。

  • 42二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:44:10

    …ふう、よし、
    マダラ!待たせたな、今帰ったぞ!!!
    約束通り、稲荷寿司を手土産に持ってきた。安心しろ、夜更けまでは持つそうだ。全部で6つ入りだ、2人で割って食べるとしようぞ!!
    そうだな、折角こうして言葉を交わしているのだ。濁すなどオレらしくも無い。昨日言いかけた家族、についてはそう、共に里の一員として居てくれるうちは一族の者達だ。…だが、これ以上オレが立ち入るような話でも無いの。
    …でだ、これからオレは親友兼家族という訳だ。よろしく頼む。

  • 43二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:54:46

    オレもそうだ。弱音を吐いたり、嫉妬とわかる言葉を放ったり、どうもお前の前では言動が忙しなくなる。…言ったことあったか?オレは長男として生まれた。それと一族の長、里長…家長。常に先頭を切って後進を導くべき立場に立ち続けた。そんな存在が揺れてしまうようでは示しがつかぬ。だと言うのに、何故かお前と居ると、オレも揺らいでしまう事があるようだ。…どうしてだろうな?お前が待ち続けていてくれていると無意識に信じてしまうのも…何処かでお前に頼ってしまっているのかも知れぬな。
    だから、大丈夫だ、お互い様では無いか。家族とは、親友とは、友とは、兄弟とは。こう言う時こそ互いに支え合うものぞ。

  • 44二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:07:55

    貧乏くじ?ガハハハ…!!上等では無いか。オレの中ではお前に会ったこと自体が「当たり」だ。しかもそのくじには「天啓」のお墨付き、オレは運が良いぞ!!
    共に戦国時代を生き抜いたお前には分かるはずだ、オレはそう易々と倒されたりしない。万が一でも億が一でも、そんな事は、起こり得ぬ。…そうだな、もっとその確率を零に近づけたいのなら簡単ぞ!!オレの隣で共にあり続けてくれ。どうしたと言うのだ、頭の中回るお前がこんな事も分からぬのか?ふふ、やはりお前と言葉を交わすのは楽しいぞ。
    …食べ終わったら、外に出てみるか。今の季節は冷えるから、緑茶で身体を暖めてから出掛けるとしよう。

  • 45二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:18:23

    おかえり。さっそく買ってきてくれたんだな。皿と茶葉はオレが用意するから適当に寛いどけ。それとオレ2つでいいからお前4つ食えよ。どうせ3つだったら物足りなさそうな顔してオレが分けてやる事になるんだから、初めから増やしといた方が手間が省けるってもんだ。そういや、昨日のあれ血族、うちは全般って意味合いだったのか。だとしても連中はオレを家族認定はしねェだろうよ。
    親友兼家族じゃまだダメだろ。それじゃオレ達の関係を表しきれてねェぞ。正しくは、親友兼、家族兼、好敵手兼、宿敵兼、天啓兼、人生の相棒だ。分かったかバーカ。

  • 46二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:19:11

    言った事なんかなくても知ってるさ、オレ達の境遇は酷似してんだから。その葛藤はうんざりするほど身近にあるぜ。あとな、オレも同じ事よく考える。揺れちゃいけねェのに何故かお前といると揺さぶられちまう。オレはお前ほど地盤がしっかりしてねェからどこまで耐えられるかは怪しいが、頼りたきゃ好きに頼ればいい。その前に、お前が扉間じゃなくてオレの所に来るかどうかって話だけどな。
    …そうかよ。なら互いに体重かけ合うか。お前ガッシリしてるから倒れてきたら潰されちまいそうだ。

  • 47二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:21:06

    フッ、どこまでめでてェ頭してやがるんだ。オレが当たりくじ、しかも天啓というお墨付きだと?これは花樹界降誕の花粉の毒が、いよいよお前本人にも効き始めたらしいな。
    当たり前だろ。このオレが何十年も殺し損なってんだ。それがお前の強さの証明だ。オレ以外の奴に倒されやがったら地獄で改めて斬ってやるさ。…あのな、お前オレがこんな簡単な事にも気付かねェと思ってんのかよ。気付いた上で念押ししてるに決まってんだろうが、オレとお前の前に立てる者など誰一人としていないんだから。オレが隣に張り付いてんのにお前の命狙う奴がいたとしたら、そいつは自殺願望でも抱えてんじゃねェのか?可哀想にな。
    承知した。お前が望むならそうしよう。お前と月を眺めんのは、存外嫌いじゃねェよ。

  • 48二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 01:41:00

    オレよりお前に関わる機会が多い奴に力の差を教えてやりたい。お前がオレと話す時間の妨げになる障害物は片っ端から消してしまいたい。お前が事細かく覚えているに違いない扉間との会話を、隅から隅までオレで上書きしたい。もちろんミト共との会話も念入りに上書きしたい。直近に喋った相手が全部オレになって、オレの声以外思い出せなくなればいい。お前の中のオレの存在が膨らんで、何をしていてもオレの顔が頭をよぎるようになればいい。イズナが死んでからオレはお前しか見てこなかったんだから、お前もオレしか見えなくなればいい。お前の視界に映るオレ以外のもんを手当たりしだいに食っちまいたい。お前はオレだけを未来永劫穴が空くほど凝視してればいい。オレのせいでもっとバカになっちまえばいいんだ。

  • 49二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:20:22

    寝ても覚めても、忌々しい記憶がオレを苛む。膝から崩れ落ちるイズナを、その脇腹から滴り落ちる真っ赤な血を、オレの脳が勝手に描き出しちまう。あれから年月を経て、オレの目を見て話す奴はお前だけになって、ついには屋敷に一人でいる時さえ、無意識にお前の名が口から溢れるレベルまでイかれちまった。何ならお前もそうなればいいとさえ思ってる。お前の世界が閉じる事はねェって、しょっちゅう突きつけられてんのにそう思っちまうのさ。

  • 50二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:52:08

    今日は一段と冷えるな、マダラ。今帰ったぞ!!
    それと、手土産は持って来れなかったが、今日もお前が淹れてくれる茶が飲みたい。頼めるか?
    昨日の稲荷寿司、折角お前の好物を買って来たというのに、オレの方が多く貰ってしまったぞ。確かにオレは大食らいだが、気を使うな。好物くらい遠慮せずに食べて欲しいぞ。心配するな、次からは多めに買って来るからの!
    あぁそうだ!!店主には美味かったと礼を言っておいたぞ!
    フフ、オレ達の関係を表す言葉は沢山あるな!どう呼ぶか悩むの…気分で変えてもいいか?相棒?

  • 51二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:15:07

    そうだな、体重をかけ合ったらきっとお前はオレに潰されてしまうぞ!オレから見れば少食に見える。ちゃんと食べているのか?時間さえ有れば昼時に飯屋にお前を連れて行って、オレと同じ量食べてもらう。それから食後は組手で鍛えてから、休憩がてらに水切り勝負。次は何をしようか、少し語らってからまた組手がいいか、それとも忍具を使った実践試合…
    むぅ、悩むぞ。お前と居られる時間でやりたい事が山程ある。
    知っているか?マダラ。毒使いは自分の毒に耐性を持っているものだ。だからこれはオレの本心、毒にやられている訳ではないから安心して欲しいぞ!
    そうか、流石だの、親友。これからも共にいてくれ。頼む。

  • 52二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:30:33

    それでもオレはお前を頼りにしている。血を分けた弟である扉間、そして妻のミトが居ながらにして、オレの言葉を信用してくれ、と言うのは虫が良すぎるかも知れないが、聞いてほしい。
    オレが火影でい続けられるのは、補佐として尽力してくれる扉間、そして妻であるミトの協力あっての事だ。オレは2人の前では、火影、兄、家長、長で居られる。里の皆が望むような、里長としてのオレで居られる。
    だがお前の前では…どう言う訳か、そのどれでも居られない。前に言葉が忙しなくなると言ったが、長である筈のオレの指針が、無くなってしまう、気がする。
    オレが自分でも意識出来ていないような漠然とした何か…が出てしまう、そんな感覚になる。…中々言葉にするのは難しいぞ。

  • 53二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:34:55

    ただ、不思議だ。昨日の月夜の散歩も含め、お前と語らうことでそう言った漠然とした、オレの中の何かがスッと、溶けていくような感覚になる。都合が良すぎるか?それでも、お前を、頼らせて欲しいぞ、マダラ。オレに出来る事はあいも変わらずお前な隣だ語らう事位だ。お前の抱えるものが有るなら、遠慮せず出してくれ。全ての時間をお前やる事は出来ないが、せめて、この時間だけはお前だけのものぞ。

  • 54二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:14:07

    おかえり。茶ぐらいいつでも淹れてやるから、玄関で突っ立ってねェでさっさと囲炉裏の前へ来い。その冷えた指先を早く温めろ、お前手袋つけねェんだからしもやけになりかねんぞ。…あ、オレが贈ればいいのか。柱間、昨日今日は難しいだろうがそのうち贈ってやるよ。オレと揃いの黒手袋。楽しみにしてろ。
    気にすんなはこっちの台詞だ。オレはしたくてしてんだからお前は黙って受け取っとけ。オレの事は勝手に呼んでくれて構わねェぜ。親友でも兄弟でも、相棒でもな。

  • 55二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:17:40

    お前と同じ量…?冗談だろ?心配すんな、これでもちゃんと食ってる。だから普通に飯食いに行こうぜ、そうしてくれた方が嬉しいからよ。こういうのはちゃんと適量ってもんがあるんだから、無理に食わせようとすんなよ柱間。食後すぐの組手もやめろ。吐く。そりゃテメェだから出来る無茶だ。少し休憩挟みやがれ。お前との組手自体は歓迎するからよ、いいだろ?
    ……皮肉って知ってるか?毒使いは自分の毒にはやられねェなんて十歳のオレでも身につけてる基礎知識じゃねェか。確かめたんだよ、お前の気持ちをな。

  • 56二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:19:08

    ハァ…分かってねェな。何でそうなんだよ。お前は何でそうなるんだよ。いちいち噛み砕いて説明しねェと理解できないのか?つまりな、オレは、オレと話してる時にオレ以外の名前を出すなって言いたいんだよ。扉間もミトも今いらねェだろ。どうせついさっきまで散々喋ってきたんだろうが。お前はあいつらの元から来て、あいつらの元に帰っていくんだから、少なくともオレの屋敷にいる時ぐらいはオレだけ見てろってんだよ。
    これで伝わったか。クソッタレ。

  • 57二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:20:54

    全くだ。全くもって都合のいい野郎だぜ。その言葉、果たしてどこまで信用できるんだかな。テメェに割り振られた責務の中で一番代わりの効かねェ案件は、オレの隣にいる事だ。
    …頼りたきゃ頼れっつってんだろうが。この時間はオレのもんなんだろ?だったらオレの望み通りにしろ。いいな?

  • 58二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 10:02:43

    オレ達の間にある情の形は、案外硝子細工みてェなもんなのかもな。透き通っていて、複雑で、全く同じものは二度と作り出せない、まるで奇跡のような美しさ。他人には到底触れられぬ温度で、どろどろに溶けていた過去持ってんのもそうだし、完全な状態でしかこの世に存在出来ないってのもそうだ。…硝子は、少しでもヒビが入ったら、たちまち砕け散ってそれで終わりだからよ。
    だからこそ、失いたくねェ。世の中壊れやすいものほど価値が高かったりするもんだ。要はな、オレはどう足掻いたってこの硝子細工の奴隷なのさ。お前に出逢った瞬間から蠱惑されっぱなしだ。このままだと行き着く所まで行っちまいそうでゾッとするぜ。

  • 59二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 18:19:35

    夜、布団の中でな、つい考え込んじまうんだ。例えばな、お前が構ってくれればくれる程、いつかお前がオレを見捨てる日をありありと想像しちまう。お前にはお前らしく、自由にのびのびと過ごして欲しい癖に、ふと気付けばオレだけだのよそ見するなだのお前をぎっちぎちに縛り上げてるしな。他にも、ここでオレがお前を拒絶すれば、お前はやはり他の誰かを新しく親友にすんのかとか、お前を憎からず思うのと同時に、でもこいつはイズナを殺めた男の兄なんだよなとか、そういうのを延々と空想してるうちに丑三つ時になったりもする。
    柱間、時すでに遅し、万事休すだ。諦めてオレに囚われろ。

  • 60二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 18:52:40

    まだまだ寒い日もあるから、手袋とは有難いぞ!しかも揃いか、尚更大切に扱わねばな。お前の屋敷に向かう時は忘れずつけていく事にしよう。オレからも何か贈れればと思ったのだが今は何も浮かばぬ…植物を育てる趣味でも有れば、と思ったが世話が結構大変では有る。まぁ、そこが良いんだがの。
    …フッ…冗談ぞ?好きなものを好き量だけ食べるのが1番だからの!それと、出来れば昼時、賑やかな里の往来を歩きながら飯屋まで行きたい!丼物か、麺か、定食か…何を食べたいか、お前と話しながらあれでも無いこれがいい、なんて話しながら歩きたいものぞ。
    食後はそうだな、何処か見晴らしの良い場所で休憩して…充分腹が休まった所で水切り勝負といった所か?水切りは分かっているだろうが、俺の方が上手…だが安心しろ、手加減するつもりは無いからの!

  • 61二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 18:53:18

    ここまで行くとオレですらオレを笑いたくもなる。正直に、順を追って…と思って話したつもりだがそもそもそんな事考える時点で「ズレてる」と言った所かの。すまん、マダラ。オレはまた間違えてしまったようだ。
    …つまり、繰り返しになるが、例え壊れやすく脆くもある関係であっても、オレにとってお前は特別、何者にも代え難い存在だ。オレもお前の隣に有り続ける責務を果たすから、お前にも変わらず、隣にいて欲しい。そして、ハラワタを見せ合えるお前だからこそ、頼らせてくれ、頼りにしている。…こんな感じか。オレの心は、届いているだろうか。

  • 62二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 18:54:02

    …それと、どうやら導かれているのはオレのようだ。お前はいつも、オレの先を歩いてくれている、道を示してくれている。お前がこうしてオレに心の内を見せてくれるからこそ、オレ自身の心につかえているものを意識出来始めている。夢のためには己の強さが必要である事、…当たり前ではあるがお前とそう語らったからこそ、より一層己の鍛錬に励めた。
    そんなお前をオレは頼りにしているし、オレ自身が望んで側に居る。余計な心配はするな。…前から思っていた事だが、お前からは恨み言の1つや2つ、あってもおかしくは無い。同時にそんな事言わないであろうとも思っていたが、気にするな。オレが望み通り動くのだから、お前も同じように望み通りにいて欲しいぞ。

  • 63二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 21:51:59

    おかえり。今帰ったって言ってくれねェのか?そうか……お前のバカでかい第一声、毎晩首を長くして待ってたんだがな…そういやテメェの趣味は盆栽だったか。オレには何が楽しいのかまるで分からんが、まぁ趣味なんてのはそんなもんだろ。オレに何か贈るのは気が向いたらで結構だ。
    そうだよな、お前には昼間の方が似合うもんな。オレは夜の方が肌に合ってるから、無意識に夕飯だと思っちまってたぜ。じゃあ昼飯、一緒に食いに行こうな。
    …水切りの手加減なんぞ不要だ。お前に勝ちを譲ってやる気はない。オレを侮ってくれるなよ。

  • 64二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 21:52:38

    いや…多分お前だけがズレてる訳じゃねェぞ。おそらく、オレもどこか皆とは違うんだろう。違うからこそうちはの連中に距離を置かれているんだろう。じゃあ具体的にどこが違うのか、これさえ分かりゃ苦労しねェんだが…なかなか上手くいかねェんだよな。とりあえずお前のズレは民が好むもの、オレのズレは民が嫌うもの、ってのは確かだが。
    今な、お得意の誑し込みだって分かってんのにドキッときた。何者にも代えがたいとかお前……お前なァ…これは堕ちる奴が後を絶たんのも頷ける話だ。
    …案ずる事はねェよ。ちゃんと届いてるさ。

  • 65二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 21:53:27

    なるほどな。オレと共にいる事で、何か得るものがあるんなら良かったぜ。オレばかり与えてもらうのは気が引けるからな。お前の力になれたと分かって胸のつかえが下りた。
    …あ、わ…悪ィ…恨み言になっちまってたな…その…すまねェ…気分害したか…?オレ、あの……お前の事は…畜生、上手く表現出来ねェ…
    お前と扉間が兄弟なのも、扉間がイズナを殺したのも、今さらどうしようもねェのにオレは…何でこんなに…しかもお前本人に言っちまったし…
    オレは本当…ダメだなァ……

  • 66二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 00:23:06

    イズナと共に闘ってた頃からな、オレの瞼の裏には常にお前がいた。うちはの家紋を背負ってお前と刃を交える度に、肋骨の奥がぎゅうぅぅっと握り潰されるような感覚に陥った。だがイズナが死んだ時の痛みとは違ってな、これは不思議と嫌ではないんだ。むしろ、あぁ、オレの身体だって再認識できるというかな。オレはまだ生きているんだと実感できて安心するというか。どちらかというと…割と…嬉しかった、り……
    いや何でもねェ。忘れろ。オレ変な事言った。お前のせいだ。

  • 67二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 11:36:46

    今だから話すが、オレな、イズナを看取った後、一瞬、バカな事が頭をよぎったんだ。……お前はイズナの死を悲しんでくれるだろうか、って…で、そんな訳ねェだろ何考えてんだ、イズナは千手に殺されたんだ、これはイズナに対する冒涜だって自分を責める日々を送った。ヤベェだろ。もう女々しいというより病気かもしれねェな。イズナという留め具を失ったオレの頭には、まさに病気のごとくお前の存在がへばりついてるのさ。…テメェの前では良き友でいたいのにな。

  • 68二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 18:58:32

    只今帰った!!!!昨日はすまん!これで良いか?バカでかい声を出してみたぞ!!
    押し付けるようになってしまったが、いやな、オレ達の夢が、ここまで現実になったのだと、活気に溢れたこの里をお前にも肌で感じて欲しくてな。…ただ、オレの方としても昼時に時間を作るのは今は難しい。だからこそこう出来たら、という希望を一方的に放ってしまった。
    …そうだの、オレがいつもお前の屋敷に帰る時間だと、大抵の飯屋は閉まっている。とすると、呑み屋はどうだ?そうなると食べに行く、と言うよりは呑みに行く感じになるがの。

  • 69二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 18:59:08

    そうか!水切り勝負も、楽しみにしてるぞ?兄弟。
    うーむ、…困ったの、順を追って話してみればズレる、思ったまま言葉にすると言葉足らずでお前を誤解させてしまう、か。言葉というものは中々難しいものよの。
    次なる手段は…結論から先に言ってみるとしようぞ!
    オレはお前から、例え恨み言であっても、お前の本心をぶつけて欲しい、そうであってくれると嬉しい、と思っている。恨み事を言われないだろう、と思っていたのは今まで、お前がオレに遠慮をしている部分が少なからずあるだろう、と思っていたからだ。

  • 70二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 18:59:38

    オレ達は…そうだな、同じ夢や弟を持つ身としてなら沢山話せていたのかも知れぬが、オレ自身とお前自身での会話、と言うものは中々出来ていなかったのかも知れぬな。
    それと、うちはの事にはこれ以上触れぬ、とは言ったがこれだけは伝えたい。頭領には、頭領…上に立つものにしか無い苦しみや葛藤がつきものだ。その立場に成らなければ味わう事は無いだろう。同じ一族であってもお前を理解できないのは、そういう隔たりもあるのだ。そう自分ばかりを責めるな。

  • 71二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 19:00:17

    む?、何か言ったか?…聞かなかった事にした方が良いかの?
    お前さえ良ければ、オレもお前と共に、イズナ殿を弔いたい。…お前が、そして、イズナ殿が、許してくれるのなら。
    時代さえ違えば、オレ達も闘わずにいられたかも知れない。偶々一族を違えただけで、イズナ殿も、オレ達と同じ戦乱の世を闘い抜いた…同士、同志であると思いたいのだ。

  • 72二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:09:49

    おかえり。…テメェ単純過ぎるだろ。柱間、オレは確かに、大きな声で今帰ったと報告されるのが待ち遠しいとは言った。それは認めよう。でもそこまで行くとうるせェだけだ。時間と距離を考えろ、オレの鼓膜を破る気か。
    おう、分かってるって。お前毎日ぎっちぎちに予定入ってるもんな。そんな中オレの屋敷に寄ってくれるだけでもありがたいと思うべきなんだろうよ。だが生憎オレは欲しがりなんでな、飯屋も呑み屋も強請らせてもらうぜ柱間ァ。両方連れてけ。お前とならきっと楽しいさ。まさかとは思うがテメェ、社交辞令じゃねェだろうな?
    ……正直な…何でもいいんだ。お前と過ごせるなら、何でも。

  • 73二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:10:15

    へぇ、ちょっとは賢くなったじゃねェか。オレのために試行錯誤してくれてんだな?そういう所だぞ魔性め。なァ、お前の愚直な優しさ、もっともっとオレに捧げろよ。全部オレだけに寄越しやがれ。
    ……すまん。直接恨み言を言うのだけは避けようとしてたんだぜ、信じてくれ.…避けようとしてたのに、お前が毎日来てくれるから、たくさん喋りかけてくれるから、つい…気が緩んじまった……何と謝ればいいのか分からんが、オレを捨てないでくれ柱間。お前には、お前だけには捨てられたくねェんだよ。オレをあの孤独に戻さないでくれ。頼む。

  • 74二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:10:40

    さぁ、その辺はどうだろうな。連中がオレを理解できない理由は正直闇の中だぜ、何故ならあいつらはもうオレに本音を見せねェからな。内心びくびくオドオドしてんのが丸わかりでまともな会話なんか成立しやしねェ。
    まぁ、立場とか重圧とか責任とか、そういう入り組んだ事情を抜きにすると、お前と話すのは心地良いぜ。でもそれは、柱間と話すのが心地良いんであって、初代火影サマと話すのが心地良い訳じゃねェんだ。それはちゃんと頭に入れといてくれよな。 

  • 75二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:11:07

    イズナは……テメェに弔われるのを良しとしねェ、と思う。色々とバレちまったから打ち明けるが、あいつは…戦の度に、散っていった同胞達のため、千手を根絶やしにしてやるんだと意気込んでたからな。だからダメだ柱間。それはイズナのためにならねェ。気遣ってくれた事実だけで充分だ。あと、死者本人が望んでねェ行動をするのは…お前のためにも、多分ならねェからよ。

  • 76二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 00:48:16

    柱間、やはりお前と闘うのが一番楽しい。砂利共とはやり合う気にもならねェからな、あいつらはちっとも踊れやしねェんだ。生温くて欠伸が出ちまうぜ。
    お前の蔦から身を翻し、飛び回って大鎌を振るう時の、異常なまでの高揚感。お前の顔を睨みつけて、お前の中に眠る修羅を引きずり出してやりたくて、その身体に魂の蹴りをぶつける快感。あれはオレのものだ。オレだけのものだ。他の誰にも味わえねェんだと思うと歓びのあまりトんじまいそうだ。

  • 77二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 12:31:01

    テメェ、今誰とどこで何してるんだよ。お前は火影だけどな、オレだって、オレだって人並みに、大事な奴と、つまりお前と、休日過ごしたいって思ってんだよ。柱間、お前と話してるとな、少しずつではあるが心の傷が癒やされていく感じがするんだ。なのに、癒やされれば癒やされるほど、不安でたまらなくなる。お前、永遠の友愛を誓えってオレに何回言わせる気だよ。早くしろよ。オレを安心させてくれ。お前がいないと倫理を忘れそうだ。人の道を踏み外すかもしれねェぞ。柱間。お前はオレを捨てたりしないよな? 捨てられるのは嫌だ。お前なら大丈夫って信じたい。信じさせてくれねェか?なァ、頼むよ。

  • 78二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 20:11:44

    …今日は随分と遅いんだな。お前の顔が見えねェと憂いばかりが募るぜ。不安の海にどこまでも沈んでいって、沈んだきり浮き上がれなくなりそうだ。お前はな、オレの心に入る鍵を持ってるのさ。かつてはイズナにも渡してたが、現存してんのはお前のだけだ。喜べよ、一点物だぜ?失くすんじゃねェぞ。折ったり傷付けたりもするなよ。絶対だぞ。もう作らねェからな。というかもう今さら作り直せねェし。
    ………さっさと逢いに来い。親友。

  • 79二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 22:53:16

    すまん。マダラ、遅くなった!!
    それと、今日は玄関先までで大丈夫ぞ。
    お前との話はまた後日、ゆっくりさせて欲しい。また、必ずお前を訪ねる。

    …今夜は一段と冷えるからな。身体を冷やさないように気を付けてくれ。
    あぁ、オレは大丈夫ぞ?体温は高い方だからの!
    …ではな。おやすみ、兄弟。

  • 80二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 23:57:22

    おかえり。つれねェなァ…せめて茶ぐらい飲んでいってくれたっていいだろうが。玄関で立ち話だけとかあんまりだぜ。これじゃお前が道端で砂利共にやってる対応と何も変わらねェじゃねェか。
    …フー……分かったよ。仕方ねェから、今夜はその間抜け面を拝むだけで妥協してやるよ。…おやすみ。

  • 81二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 11:58:26

    前にも言った気がするけどよ…お前どこまで行っても罪深い男でしかねェな。とりわけてどこが一番罪深いかというと、自分の罪深さを知らない所だ。損得勘定なしの優しさほど強い刷り込みはねェよ。お前のチャクラ感じるとな、頭のてっぺんからつま先まで、筋肉や骨や神経に至るまで、ありとあらゆる所が歓喜に震えるんだ。この関係も長いんだからいい加減慣れたと思うだろ?全然だ。それどころか歳を重ねるごとに悪化してる節すらあるぜ。お前が優しくしてくれると、その度こうやって内臓全部掻き回されたみてェになる。オレの命の主導権、お前に引き渡しちまったみてェだぜ。……でも…お前になら…構わねェ……よ。たとえ殺されたって…この情はなくならねェし。お前の手でオレの人生に幕が下ろされるなら、それは有象無象共にやられるより遥かにマシな最期だ。そう断言できる。

  • 82二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 18:45:08

    只今帰った!!それと、渡したい物がある!
    量は4つと少ないが、饅頭の詰め合わせだ。
    中身はこし餡と、粒餡が2つずつだそうだぞ。
    饅頭は今日明日中であれば持つそうだ。茶請けになれば良いが。
    今日は世話になっている者に甘味を贈る日だと里の者に聞いてな、早いうちから買っておいた。所で、オレはこの風習は今まで聞いたことが無かったが、お前はどうだ、聞いたことあったか?
    …昨日は早々に帰ってしまって悪かったぞ。今日は立ち話では収まらぬから、上がらせて貰えるか?、マダラ。

  • 83二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 18:45:37

    オレも、口では平和を語りながら、お前と闘っている時は時間を、今いる場所すら忘れてしまいそうな感覚になる。お前と睨み合い、技を、術をぶつけ合い、先を読み合い、限界が来るまでお前との勝負を楽しみたいものぞ。そうだな、お前の言う修羅とも言うべきものを、引き摺り出されているのかも知れぬな。この感覚はオレもそうあるものでは無い。有るとすれば、お前と闘う時くらいだ。
    …ただ、オレ達が脇目も振らず本気でぶつかってしまえば地図を書き直す所ではないだろうからな!惜しいがお互い我慢ぞ!!

  • 84二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 18:46:16

    お前に優しいと言われる度、いやお前の方が、とオレは思うが…。確かに損得勘定は無いな!と言うか、一々そんな難しい事を考えられないだけぞ!オレはオレの思うまま、…余りにも行き過ぎると怒られもするが、やりたい様にやっているだけぞ。まるでガキだの!!ガハハハ!!
    オレも、最近はよくお前と話せていると思うが、全く飽きぬな!それどころか、お前ともっと、話したくなる。さて今日はどんな話を、昨日は何を話したか、そんな事を思いながらお前の屋敷に向かっている。責務がどれだけ忙しくとも、お前との時間を思えば、乗り越えられるぞ、あいも変わらず手こずってはいるがの…。

  • 85二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 18:46:51

    待て、マダラ。勝手に死なれては困るぞ、どうしたと言うのだ。お前の命はお前のものぞ。
    オレがお前に手を下す、と言うことか?…想像が付かんぞ…だが、オレも、例え死んでもお前と会えた事をずっと覚えているだろうな。まだ死んでは居ないが、不思議とそう言い切れる。つくづく、お前との仲は不思議なものだの。
    …さて!オレから提案があるのだが。お前は夕飯は済ませたか?腹は減っていないか?オレは減っているぞ!このままでは明日に支障が出る!という訳で、これから外へ行かないか?

  • 86二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 22:59:29

    おかえり。上がれ上がれ。饅頭か、悪くねェな。…お前さえ良ければ、これ、明日の晩に食わねェか?饅頭でも稲荷寿司でも、お前と分け合うと…さらに、美味くなるんだ。一人で全部食うよりもな。
    甘味を贈る日か、聞き覚えあるぜ。確かついこの間、チョコレートというものが輸入されてきたはずだが、本来はあれを親しい者に渡す異国の文化らしいな。……わざわざ調べた訳じゃねェぞ。偶然小耳に挟んだだけだ。 
    そう、それでな、実はよ……そのチョコレートってやつ、取り寄せた…んだ。テメェのために。つっても、オレは菓子作りなんぞした事がねェから、急ごしらえで作ったって不格好になるだけだと思ってな、だから、代わりと言ってはなんだが、まぁ…これを飲め。牛乳にさっき言ったやつを溶かし入れたもんで…名は確か、ホットチョコレート、とか言ったっけな。いや、お前の口に合うかは分からんが、まずくは…ねェはずだから…その……受け取ってくれ、柱間。

  • 87二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 23:00:02

    ハッ、だろうな。何だかんだでお前も、オレと闘ってる時ニヤッと笑ったりするもんな。あの瞬間は、お前は間違いなくオレのものだし、オレだって確実にお前のものだ。頂点にいるオレ達しか見えない景色、オレ達だけの世界だ。唆るよなァ。オレもだ。お前と取っ組み合ってる時は生を感じる。死がすぐ近くにあるのに、何故か生の方を強く感じるんだ。一瞬にして身体に火が付いて、闘争心が燃え盛るんだ。とにかく最高だぜ。くくッ。
    …そうだな。オレはお前と本気でやり合いてェけどな。今は組手で我慢するさ。

  • 88二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 23:00:53

    知ってる。お前はデケェガキだ。 
    お前本当ガキのまま、身体だけ大きくなったよな。人懐っこくて、純粋で。無邪気で、残酷で、まるで穢れなんて知りませんってツラしてる癖に、蓋を開けてみたら誰よりも貪欲で、強引な、血塗れの光。矛盾だらけなのに、妙にしっくりくる。柱間、お前はそういう奴だ。
    オレも……お前ともっと話したいさ。オレ達は互いに立場のある身だが、そんな中お前が毎日来てくれる事に、オレは途方もない喜びを感じる。お前といつまでもこうしてたい。茶を啜りながら駄弁ってたい。明日も、来てくれるよな。待ってるぜ。

  • 89二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 23:01:25

    オレが死んでも覚えててくれるのか、そうか。でもそれだけじゃオレは満足しねェぞ。いいか。決して忘れるなよ。オレが生きた証を、オレという存在を、オレが存在したという事実を、オレと過ごした日々を、オレと分かち合ったものを、全てだ。何百年経ってもだぞ。テメェの脳細胞の一つ一つにオレを刻み込んでやりてェ。オレか?オレはもうとっくに刻み込まれてるさ。この頭を叩き割ったら、お前への想いが溢れ出すだろうよ。
    飯…食いに行くか。どこ行きたい?任せるぜ。お前の、仰せのままに。

  • 90二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 10:32:31

    昼間って…長ェな。お前が夜しか来ねェから、そう思っちまうんだろうな。…勘違いすんなよ、責めてる訳じゃねェぞ。火影サマがちゃんと責務に励んでんのは、大いに里のためになるだろうしな。オレは、ここで待つ事しか出来ねェけど、それでもお前を応援してるぜ。お前はやると決めたら意地でもやり遂げる男だから、そこの心配はしてねェよ。バカだけど機転は利くもんな、お前は。切り替えが早いというべきか。昔から、ついさっきまで膝抱えて落ち込んでたのに、次の瞬間にはニヤニヤしながらオレを煽ってきたりしてたしな。お前は不器用に見えて、とても器用だ。だが…あんまり根詰めすぎるなよ。適時休むんだぞ。纏まった休憩時間が取れなくても、その場で伸びするだけで身体は多少楽になるからな。
    ……柱間。お前に逢いてェよ。

  • 91二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 19:37:15

    あぁ、ゆっくりでいいぜ。忙しいんだろ。何時だろうが構いやしねェよ。お前の顔を見れるなら、疲労も眠気も消え失せるさ。とはいえあれだな、今日は…早めに来てほしい、かもしれん。
    ……作ってやった…から。きのこ雑炊。お前…これ好きだろう。早く来ねェと冷めちまうぞ。そりゃ、あまりにも遅くなるようなら温め直してやるけど…作りたて、二人で食いてェんだ。食後には昨日の饅頭もあるからな、できたら腹空かせて来てくれんのが理想だな。お前が山程食う事を見越して、鍋の縁ギリギリまで作っちまったからよ。オレ一人じゃ到底食い切れねェぜ。お前が手伝ってくれねェとな。

  • 92二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 21:52:15

    文字数が凄すぎてスクロールするのが大変だ……

  • 93二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:00:49

    今帰っ…おぉ?…おぉ!!この美味そうな匂い!!
    オレも食べて良いのか?! む!すまん、履物も揃えず上がってしまった!!…流石に行儀が悪いか、少し待て…落ち着くからの…フゥー…、揃えて…と、よし!只今帰ったぞ!!!さて、オレはこの通り腹が減っているから、安心しろ、今にも全部喰らい尽くす勢い…イヤ、大丈夫だ。流石に1人で全部平らげるつもりは無い!…本当ぞ!!共に食べよう!有難う、マダラ!!

  • 94二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:01:53

    美味い…美味いぞ…あぁオレは生きている…幸せ者だ…おぉ、そうか、食後には昨日の饅頭もあるのか、忘れそうだった。すまん、つい止まらなくてな…。昨日お前と連れ立った飯屋というか、呑み屋か。あれの話もしようと思っていたが、吹っ飛んでしまったぞ!!
    そうだ、昨日といえば飲み物…チョコレート、というものだったか?何か言葉が足りぬ気もするが…あれも美味かった!味も、口触りも今までに無いものでな…新鮮だった、書類仕事に、それこそ追われている時なんかは特にあの味を思い出していたぞ。…その味を思いながらうっかり煎茶を飲んでしまった時は相当苦く感じたがの!お陰で目が覚めたぞ!ガハハハ!!
    アレもまた、良ければ…作って貰えるか?

  • 95二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:02:19

    …相変わらずお前が淹れてくれる茶は美味い、饅頭の甘さと良く合う。そういえば昨日の…バレンタイン、だったか?凄いぞ、異国の文化にも知見が有るとは。オレはチョコレートという存在にすら辿り着かなかった!流石ぞ!マダラ!
    今日の事も、決して忘れぬ記憶となって刻まれるのだろうな、こうして、日々を過ごして、そして死んでも、きっとオレ達は酒を酌み交わして、共に笑っているはずぞ!

  • 96二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:03:35

    死んだら何処に行くのだろうな、此処では無い何処か、出来れば技を繰り出してもぶつけ合っても、全く壊れない世界が有れば良いぞ!そこでなら、お前と幾らでも闘っていられる!ガハハハハハ!そうか、ニヤついていたか、バレていたか、流石は眼が良いお前だ!!
    本当にそんな世界があるかは分からぬ、無いかも知れないが、もしも、と思うと不思議と死ぬのも悪くない気がしてくるぞ!だから、それまでの間は、この世で、共に楽しみたい。よろしく頼むぞ、相棒。

  • 97二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 22:09:58

    ここの柱間がマダラんちにログインするときに「只今帰った」って言うのすこ

  • 98二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 23:56:34

    おかえり。匂いで分かったかもしれんが、今日はきのこ雑炊だぞ。おい、そう慌てんな。誰も盗りやしねェよ。落ち着け。このだだっ広い屋敷にいんのはお前とオレだけなんだから、ゆっくり上がってこい。そそっかしい奴め。
    …今味見してみたが、温め直した方が良さそうだ。大丈夫、すぐ戻る。茶でも飲んで待ってろ。腹減ってんのか、それは良かった。たくさん食えよ。お前に食わせるためにこれだけの量拵えたんだからな。

  • 99二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 23:57:13

    ほら温めてきたぞ、食え。…幸せ者か、そこまで言ってくれたら作ったかいがあるってもんだ。お前はオレにやる気を出させるのが上手いな。
    いい。心ゆくまで食えばいいさ。饅頭はお前さえ良ければ畳紙で包んでやるから、袂に入れて帰って夜食にでもしろ。昨日の飯屋の話はまたそのうちすればいいさ。明日も明後日も来てくれるんだろ?なら焦る事はねェよ。
    柱間、ホットチョコレートだ。チョコレートはただの黒くて甘ったりィ塊だ。そうか、口に合ったみてェで安心したぜ。お前…書類整理しながらあれの味思い出してたのか?それはつまりオレを思い出してたってのと同じだよな?なるほどな、そうかそうか。お前が飲みたきゃいくらでも作ってやるよ。

  • 100二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 23:58:33

    ただの茶でここまで人を褒めちぎるのはお前ぐらいだろうなァ。オレはどうもな、お前といると天狗になっちまうらしい。とはいえ、お前と言葉を交わした奴らは皆そうなるんだろうがな。お前がやたらと褒めてくるのが悪い。
    あ"?知見が有る訳じゃねェっつったろ、偶然だ偶然。…オレにとって、お前と過ごした時間は、一秒残らずその忘れられぬ記憶とやらの枠に入ってるぜ。願わくば、お前にとっても、そうであって欲しい所だ。

  • 101二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 00:00:11

    お前の笑顔を見抜くのぐらい朝飯前だぜ、オレはやけに目にプライド持ってる写輪眼持ちのうちは一族だからな。思い出したか?ガキの頃、そう言いかけたんだ。
    …何処に行くんだろうな。だがきっと、忍である以上オレ達は地獄行きだぜ。その中でもテメェの罪は重いだろうよ、このうちはマダラを心酔させやがったんだからな。覚悟しておけ、オレは地獄に行ったぐらいでお前との関係を絶つ気はねェぞ。向こうでもお前はオレの親友さ。……お前と行く地獄とか…それ極楽と何が違うんだよ…フフ、フフフ。そう思うと確かに、死ぬのも悪くねェ、かもな。

  • 102二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 11:02:08

    太陽は不快だ。まず見た目からして暑苦しい。こちらが望む望まざるに関わらず、ぎらぎらと鬱陶しく照らしてきやがるのも気に入らん。向こうは勝手に照らしてくる癖に、こっちから直視したら失明すんのも癪に障る。月眺めてる方がずっといい。
    でもよ、あれがなきゃ生物は凍えて死んじまうんだよな。…お前の事だよバーカ。この里にいる全員がそう思ってるだろうさ、柱間様は太陽だってな。
    太陽なんか不快だ。オレだけを照らさねェならいっそ消えちまえ。そうしたらお前の視界に入る権利もお前を見つめる権利もお前の声を聞く権利もお前の言葉を受ける権利もお前の名を叫ぶ権利も全部オレが独占してやれるのに。

  • 103二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 19:54:44

    実はな、テメェの輝きに強く魅入られてる男はもうひとり居るんだぜ。お前も…いや、お前こそよく知る男で、千手扉間っていうんだが。
    ……あいつも所詮お前の虜だからな、お前の造ったこの里のためなら喜んで死ぬだろうさ。嘘だと思うなら今夜にでもあいつに問いかけてみろ、オレの里のためにどこまで出来る?ってよ。まぁそんな事しねェからお前はお前なんだけどな。

  • 104二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 20:05:31

    何故扉間の話を出したかって?今朝夢で見ちまったんよ、あいつがオレの屋敷に出しゃばりやがった日をな。チッ…胸糞悪ィ。早くお前で上書きしてくれ。

  • 105二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:01:10

    さて…帰ったぞ!マダラ!
    今日もお前の淹れてくれる茶を飲みたい。
    オレも茶は飲む方だ。自分で淹れる事も無くは無いが、お前のとはどうも味が違うのでな。しっかりと味はあるのに苦すぎず、くど過ぎず、薄すぎず…兎に角丁度良い味ぞ!
    褒めちぎってしまうのも無理はない。そう嫌がらないでくれ。
    それと…チョコレート、の話がどうも引っかかっていてな。「ついこの間輸入されてきたばかり」、「異国」、「取り寄せ」…何か…?……!やはりオレは良い友を持ったものだ。あぁ気にするな、独り言というやつぞ!

  • 106二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:01:46

    …思い出したぞ!いつも自信満々なお前が珍しく言い淀んでいたからな、そうか、写輪眼だったか。
    闘いを、破壊を楽しむオレ達だ。間違いなく地獄だろうぞ!オレの方こそ心強い!お前と共に行けるのだからな!きっとお前ならその眼で、炎で、あっという間に地獄を征してしまうだろう。地獄を塗り潰す見事な赤、紅、緋…お前といるからこそ、この景色を見る事が出来る。この特等席はそう簡単に譲れないぞ!勿論オレも加勢する!さながら鬼退治と言ったところだの!!一頻り鬼を一掃したら闘うとしよう!!困ったぞ、地獄へ行っても罪を重ねてしまいそうだ!!ガハハハハ!!

  • 107二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:02:17

    すまん、今日も大声だったか、暑苦しいか…?
    確かに太陽の様だと言われた事もあるが、それだけでは寂しいぞ。オレは独りで光り続ける事は出来ない。オレの様に喧しく無くていいから、オレの言葉を受け止めて返してくれる、照らし返してくれる存在がいて欲しい。
    月は自ら光らぬと言うが、夜は太陽に代わってオレ達の里を、この世を照らしてくれる。
    …所で、オレは毎夜お前の屋敷に行っているが、その度思うのだ。お前には夜がよく似合う。この意味を、分かってくれるか、兄弟。

  • 108二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:03:09

    お前の口から扉間の名が出るとは驚いたぞ。そうだな、そんな事もあった。
    扉間も、…お前を、イヤ、すまん。
    オレがこれからもお前の屋敷に帰り、上書きをする。約束する。

  • 109二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 23:41:07

    おかえり。ほらよ、茶だ。飲みてェんだろ。なァ…思ったんだけどよ、それ、テメェが淹れんの下手なだけなんじゃねェのか?普通にやりゃ苦くなり過ぎる事も、くどくなり過ぎる事もねェし、ましてや味を感じなくなる程薄くなる事なんか有り得ねェだろうが。オレが特別上手い訳じゃねェよ。
    ……偶然だ。今さら蒸し返すな。ウゼェ。テメェは何も知らなくていいんだ。あとな、独り言にしちゃ声量がデカすぎる。隠す気ねェだろ、バカめ。

  • 110二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 23:41:43

    あれは…言い淀むしかなかったんだよ。分かるだろ。状況が状況だったからな。写輪眼まで言っちまったらどんな奴でも一発でうちはって察しちまうからよ。
    お前と地獄で暴れるのか。そりゃ楽しみだ。鬼共に見せつけてやろうぜ、オレ達の強さを。オレとお前なら何だって出来るさ。お前の蔦に、木龍に、オレが火を被せてやるよ。地獄を塗りつぶす色に、お前の緑も追加だな。
    柱間、そこはお前だけの席だ。切符なくすなよ?返品交換に加え、再発行も不可だからな。
    鬼共を壊滅させたら、またオレと闘おうな。ずっと、二人で。

  • 111二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 23:42:23

    逆にまだ分かってなかったのか。お前は常に暑苦しいさ。だが別にそのままでいい。無理して変えられても違和感が凄ェだろうからな。月はそこまで眩しくはなれんが、夜に照らすぐらいなら…あるいは、何とかなるかもしれんな。
    ハッ、お前みてェに喧しい奴が他にもいてたまるかよ。相手すんのも面倒だし、それこそ鼓膜が破れちまうぜ。
    オレ達は対だ、って言いてェのか?憎い事言ってくれるな。おだてたって何も出ねェぞ、柱間。

  • 112二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 23:43:08

    ……オレだって扉間の名なんぞ口にしたくねェよ。どうせならお前かイズナの夢が見たかったぜ。
    そうだ。上書きしろ。上書きし続けろ。何もかもな。

  • 113二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 11:07:01

    イズナを奪った時点で、この世界はオレにとってクソでしかなくなった。だが、お前がオレに構い続けてくれるなら…諸々の感情をとりあえず飲み込んで、木の葉にいてやらん事もない。お前がオレのために時間を割いてくれるなら。オレを忘れないでいてくれるなら。何も無理して話題を絞り出さなくても構わねェよ。お前がここに顔を出してくれて、オレに喋りかけてくれたらそれでいい。だから頼む、もう消えてくれるな。いなくなるな。お前に逢えねェ日々を想像しただけで吐き気がしてくる。オレはお前の声を聞かねェと、自分の健康すら保てねェんだ。
    ……もういっそ、ここに閉じ込めてやろうか。なんてな。

  • 114二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 20:13:16

    柱間よ、オレは知ってるぞ。お前が頑張ってる事。里のために毎日心を砕いて、お前には不向きな書類作成も途中で投げ出さずに、お前なりに精一杯やってる事。忙しい合間を縫って、自主的に見回りに行ったりしてるもんな。でもな、少しくらいは責務から解き放たれる時間も必要だ。お前は頑張ってるんだから、たまにはここに来て、火影サマじゃないただの柱間に戻って、それで深呼吸すればいいんだ。オレはいつだってここにいるから。

  • 115二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 22:11:50

    只今帰った!
    あ、ちょっと待ってくれ、少し身体を伸ばしたい。…フーー…今日は会談が多くてな、気付かぬうちに身体が縮こまってしまっていたようだ。オレはどうも動きたがりで、口を挟んでしまいがちな様で…中々癖というのは直らないものだの!
    火影の責務に身が入るのも当然だ、この里はまだまだ、これからもっと良くなる。今以上に、此処で共に根を張り家族となってくれる一族も増えるだろう。今正に夢の真っ只中を歩いているのだから、歩みは止められぬし、早足にもなってしまうものぞ。

  • 116二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 22:12:14

    それに、何よりお前がいる。変わらず居てくれる。オレが、その…す、少し……責務に勤しみすぎて顔を出せない時もあったが、オレを待ち続けてくれた。
    お前は夢の原点だ。お前がいてくれるだけでオレは今日も、明日もより責務に励める。
    …相変わらずお前は優しい奴よの、マダラ。
    オレですら気付かなかった心の内を吐き出せるのは、お前によって火影という立場から解き放たれる時間を貰っているからだろうぞ。

  • 117二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 22:12:50

    オレに眠る修羅を引き摺り出したのもお前だ。
    平和を望み里を統べる立場としてその性質を抑えていたのだろうが、容赦なく明るみに出された。そういう部分があっても良いのだと認めて貰える気がした。…オレは幾度となくお前に助けられているな。
    お前の屋敷に通う、帰る事でお前が変わらずこの、木の葉隠れの里に居続けてくれるなら、幾らでも続けようぞ。お前を蔑ろにしてしまった事を、少しでも取り戻せるのなら。

  • 118二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 22:13:23

    ああそうだ!やってみたい事がある!…年甲斐も無いかも知れぬが、今更そんな配慮は要らぬだろうぞ!!…お前の屋敷に泊まってみたい!!まぁ実際は厳しいだろうが…いつも茶を出してくれているから、オレも器を洗ったり、風呂を沸かしてやったりしてみたいぞ!後は、いつも綺麗な、この屋敷の掃除を手伝うのはどうだ?泊まっている間はオレが世話を焼いてみたい!
    …あぁ大丈夫ぞ!オレも思い付きで言っただけだから、気持ちだけ受け取ってくれ!実際大変なのは迎える側だからな、流石にそれ位はオレでも分かるぞ。

  • 119二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 01:15:13

    おかえり。今日は会談があったのか、しっかり身体解せよ。座りっぱなしだと筋肉は凝り固まるし血流も悪くなるしで百害あって一利なしだ。…テメェまた根性で乗り切ったんだな、喋りたがりで動きたがりの癖に。さぞ疲れただろう。いつもの茶を飲んでゆっくりしろ。
    夢に向かって突き進む、お前の横顔は美しい。道を切り拓き、不可能を可能にする、そんなお前に民は心を奪われる。奪われた結果お前に群がってくる。だがな、いくら群がられようが人に埋もれようが、オレから目を離しやがったら斬るからな。覚えとけよ。

  • 120二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 01:19:38

    おい、テメェふざけてんじゃねェぞ。一ヶ月は少しとは言わん。一ヶ月放置されて、それでもオレが待ち続けた意味を、少しは考えて欲しいもんだ。ちょっとやそっとの忍耐じゃなかったからな、よっぽどお前との縁を切ってやろうかと思ったぜ。
    だから褒めんなってんだよ。お前と違ってオレはこういうのに慣れてねェんだ、あまりオレを浮かれさせるな。いい年してみっともねェだろうが。
    無論だ。この屋敷にいる間は、オレがお前を解き放ってやる。だからお前は大人しくオレの屋敷に通えばいいんだ。

  • 121二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 01:22:47

    いいに決まってるだろ。人には様々な側面があるからな、どんな面も全部お前の一部だ。お前がお前のままでいられるように、オレがここで待っててやるから安心して肩の力を抜いてくれて構わんぞ。
    …助けられてんのはオレの方な気がするがな。お前がいるから、たとえうちはの連中がオレを拒もうと、オレは今日も木の葉にいられるのさ。
    オレを蔑ろにした自覚があるのなら、これからはオレに構い続ける事だ。…もう離すなよ。

  • 122二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 01:23:38

    泊まりか、分かった。何とかする。まずは予定の擦り合わせだな、行けそうな日があればすぐに教えてくれ。…皿を洗ったり風呂を沸かしたりしたいのか?おかしな奴め。なら飯を作って布団を敷くのはオレに任せろ。きのこ料理ばかり机に並べてやるから楽しみにしとけ。
    オレの世話を焼いてみたい、ときたか。お前に世話を焼かれるのは妙な気分だろうが、まぁいい。どうせならとことんお前の言葉に甘えさせてもらおうじゃねェか。
    夜は、月を見つつ盃を交わして、布団並べて語り合おうぜ柱間。オレとお前が出逢ったあの日から、今に至るまでを振り返って、そして明日からも共に歩み続けられるように祈ろう。それは間違いなく、素晴らしい時間になるはずだ。

  • 123二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 12:12:43

    お前の間抜け面を見てるとな、オレは思うんだ。世界はこんなに鮮やかだったか、空気はこんなに美味かったか、ってな。お前と連れだって歩くとな、オレは気付くんだ。人が笑顔を浮かべる時は、大抵誰かと一緒にいる時なんだって事に。そして今のオレにとっての誰かはお前だ。かつてはイズナでもあったけどな。
    …分かってるさ。お前はもうオレを見捨てやしない。ここに帰ってきてくれる。そう約束してくれた。頭ではちゃんと分かってる。だがな、それでも邪推しちまうんだ。お前は里の英雄で、多くの人に望まれている存在だからな。火影の職務に入れ込み過ぎた挙げ句、ある日突然ふっと来なくなる気がして。
    ……柱間、今日も待ってるぞ。

  • 124二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 22:42:11

    今日はいつにも増して遅いな…早く来いよ…疲れてんのは分かるけどよォ…せめて顔ぐらい出してくれたってバチは当たらねェだろ…柱間ァ……
    ガキの頃、確かお前に水切り用の石を預けたんだっけな。だから今度は、オレの心臓預かってくれよ。期限は、そうだな…お前が変わっちまうまで、オレを捨てるまでは預けっぱなしにしておこうか。大事にしてくれよな、オレの心臓。お前が優しくしてくれねェと止まっちまうぞ。

  • 125二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 22:43:23

    帰ったぞ!遅くなった!
    …そうだ、お前はこの手の話は嫌うだろうが、思い出した話がある。
    どうやら里内で少しずつではあるが、うちはの者は見目麗しいという評判が立ってきているようだ。…オレも正直驚いた。うちはは瞳術使いの名門一族、顔を、眼を見てしまった時点で命取りの筈だが…
    あぁすまん、つい…どうしてもな、里内でうちはの話を聞くとお前が浮かぶのでな。

  • 126二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 22:43:49

    …でだ、此処からが本題ぞ。前に、あの時は茶化すつもりでもあったが…お前を男前だと言った事があったな?
    だがこの評判を前にして、やはりお前もうちはの姓を持つ男だ。…オレとしてはお前の魅力はその、ガキの頃から一切変わらぬ優しい性分だと思っているが、見た目の印象が良い事も長所と成り得るだろうぞ。オレも一緒に行くから、お前も、里の者達と関わりを持ってみてはどうだ?オレは夜にしかお前に会っていない。昼時のお前を知らぬだけかも知れないが、お前の良さを、優しい男だという事を、里の者にも知ってもらいたいのだ。

  • 127二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 22:44:23

    心配するな!何事も慣れ…毎日のように褒められていたら慣れる!案外そういうものぞ!だから安心してオレから褒められてくれ!
    さて、泊まりの話だが、まさかお前から許可が下りるとは思わなかった…だが言ってみるものだ!昨日の時点ではオレも、責務やら何やらがあるから厳しいかと思っていたが、これは何としてでも、どうにかせねばならぬな!実はまだ泊まりのことはお前にしか言っていない。明日この話をしてくるから、明日まで待ってほしいぞ。

  • 128二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 22:47:30

    日頃お前には世話になっている、迷惑も掛けたと思っているからな。お前が待ち続けていてくれた事も、切らないでいてくれた縁にも報いたいと思っている。
    盃を交わすのも良いな!月見酒も楽しめる、大人になったからこその楽しみ方か!料理も楽しみだ!!困ったの。オレは太ってしまうのでは無いか?まぁそうなったら、組手の相手をしてもらえば良いか。よろしく頼むぞ!
    布団並べるのも楽しみぞ!…しかし、話はきっと尽きぬから、いつ寝られるのかは分からぬな。夜更まで話し込むというのも中々出来るものでは無い、きっとその夜は忘れられない、良き思い出になるだろう!
    改めて、話してみて良かった。オレも、お前の屋敷で吸う空気は、とても心地良い。
    心臓か、責任重大…という奴だの。オレも、出来る限り期待に応え続けたい。お前の鼓動が止まらぬように。

  • 129二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 01:14:52

    おかえり。遅かったな。近頃帰りがどんどん遅くなってるが…大丈夫か?ちゃんと休めてんのかテメェ。いや、休めてんならそれでいいんだけどよ。
    ……噂してた輩に言っとけ。忍はいくら見た目が良かろうと、人を殺せねば意味がない。平和になると同時に余計な事ばかり考え出すな、そんな暇があるなら己の鍛錬に励め、ってな。前ほど大規模な争いはなくなったとはいえ、未だ小競り合いは各地で頻発してるんだからよ。それに、大名との関係、各一族との関係だって今まさに築いてる最中だろうが。決して地盤が固まりきったとは言えねェんだから、平和ボケするには早すぎるぜ。

  • 130二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 01:15:20

    あぁ…前もどの口で言ってんだとか、散々厳つい厳ついとからかっておいて随分と調子のいい話だとか、今まで声も掛けなかった癖にオレが泣いたら態度変えんのかよ、とは思ったが。
    よせ気色悪ィ。改めて見た目の印象が良いとか言うな。大体顔が何だってんだよ。そんなもんで兄弟は、大事な奴は守れねェんだよ。お前な、忘れてるだろ。オレの、つまりうちは頭領の目を、真正面から見つめ返すバカはお前ぐらいしかいねェんだぞ。オレが声をかけた所で逃げられんのが関の山だろうよ。

  • 131二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 01:17:44

    おいよせ。慣れる前にオレの気が触れちまいそうだからやめてくれ。オレを褒めるな。頼むから。
    …許可を……取りに行くんだな。あいつらに。毎晩オレの屋敷に通ってくれてたって、やはりお前は…オレだけの親友じゃねェんだよな。こういうふとした瞬間に突きつけられると嫌になってくるぜ。何でオレだけの親友じゃねェんだよお前。何でオレだけを構ってくれねェんだよ。オレ以外を気に掛けるんじゃねェよ…

  • 132二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 01:19:24

    報いてくれるのか、それはありがてェな。お前が毎晩帰ってきてくれるなら、先の見えなかったあの日々も無駄じゃなかったという事だ。
    おう、たらふく食わせてやるよ。お前が太ろうが太るまいが、組手にはいつでも付き合ってやるからそこは気にしなくていいぞ。
    …別にな、オレが全部引き受けてやっても構わねェんだぜ。皿を洗うのも風呂を沸かすのも。お前が自らやりたいと言い出したから流れでこうなってるだけで、オレは泊まりに許可を出した時点でお前を完璧にもてなす算段は整えたからな。
    楽しみ楽しみ連呼しやがって…まるでガキだな。フフッ。分かったよ、一緒に楽しもうな柱間。
    ……今夜もお前と話せて良かった。オレの鼓動を止めないように、せいぜい構い続けてくれ。

  • 133二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 12:28:37

    お前はな、おそらくまだオレを甘く見ている。オレがいかにお前の訪れを心待ちにしているか、その全貌を知らないでいる。柱間、オレはお前のために例の茶葉を買い置きしたし、お前がいつ腹が減って死にそうだと泣きついてきてもいいようにきのこの在庫も切らさないようにしているし、お前が差し入れしてくれた饅頭だって、また食いたくなったから自分用に追加で買いに行った。お前が疲れたなら肩を揉むのはもちろん、この前のホットチョコレートだってうんざりする程飲ませてやるさ。

  • 134二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 21:54:46

    さて、帰った!のだが…すまん、マダラ。
    今日は、というか恐らく…次の休みまでだろうが余り長居は出来そうにない。
    いつもの茶を貰って、少し休ませて貰ったら帰るとするぞ。
    勿論、お前との泊まりの為だ!
    泊まり自体は許可が取れたが、問題は仕事の方でな。帰って予定を…何とかする話合いをしてくるぞ!

  • 135二次元好きの匿名さん22/02/19(土) 21:55:05

    …そろそろ帰るが、その前にこれを受け取ってくれ、箸ぞ。この箸は黒檀と言って、名の通り漆黒色の木材で出来た箸でな。お前の馳走を食べる時に使おうと思って、買ってきた!
    泊まる時に色々と準備して持ってくるのも醍醐味だが、こうしてオレの私物を置いてもらうのも有りかと思ってな!当日の荷物も減る…代わりにお前の屋敷に物は増えてしまうがの!
    あぁ、お前が使ってもいいぞ!頑丈な木から出来ているから、ずっと使っても形が歪みにくいだろう。そうしたら、オレもまた違うものを買ってくればいい。

  • 136二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 01:44:48

    おかえり。そうか…仕方ねェな。オレとの泊まりのためだというなら、日々の会話が多少淡白になっても我慢しよう。
    ……忙しいのに毎日顔出してくれてありがとよ。こういうお前の誠実さが人を骨抜きにするんだろうな。くれぐれも睡眠時間を削りすぎたりはしないように、十分注意して責務に励んでくれ。

  • 137二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 01:45:15

    ほう…なかなか上等そうだな。表面も滑らかで美しい。お前、オレの飯を食うためだけに、わざわざ新しい箸を買ってきたのか?これは張り切らねばならんな……腕の見せ所というやつか。
    確かに、お前の私物を屋敷に前もって置いておいた方が良いというのは一理ある。オレの屋敷はテメェが無駄に広くしやがったから、見ての通りいくらでも物が置けるぞ。使ってない部屋すらあるからな。遠慮なく何でも持ってきやがれ。
    柱間、なら箸を交換するのはどうだ?オレもお前に新しい箸を買ってきてやるから、これオレにくれよ。せっかくの泊まりなんだ、珍しい事たくさんしようぜ。

  • 138二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 12:22:06

    泊まりの日だってな、オレは高い酒をたくさん買い込むつもりでいる。費用は全てオレ持ちでな。もちろんお前もオレと呑みたい酒があったら持ってきてくれ。お前の選んだ酒も呑んでみてェ。
    …念のために言っとくが、余計な心配すんなよ。賭博でしょっちゅうスってる金遣いの荒いテメェと違って、オレの金の使い道なんか忍具ぐらいしかねェから余ってんだよ。というかたかが金を使ったぐらいでお前が喜んでくれるなら安いもんだ。お前は黙って美味い酒に舌鼓打ってろ。

  • 139二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:01:14

    休憩がてらに寄ってみたぞ!
    今日も少しの間だが、話をしよう。
    あぁそうだ!元々使っていたものを持ってきても良かったが、折角だからな!それに、泊まりは一度きりで終わらせるつもりはない。特別ではなく、お前の屋敷に泊まる事もやがて習慣のようになればオレの私物は必要だろうと思って選んだぞ!
    …なんて、いやぁ全くオレも浮かれているな!
    それと、交換とは妙案ぞ!気に入ってくれたのならこの箸はお前が使ってくれ。お前から貰うのも楽しみにしている。お前は何にでも見る目があるからな、期待しているぞ?

  • 140二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:01:32

    料理も振る舞われ高い酒も飲める…おかしいぞ。オレは泊まりの間お前の世話を焼くつもりでいたんだがの…それにお前にばかり金をかけさせる訳にはいかない、
    いやしょっちゅうでは無い、はずぞ!偶々な?…賭場に行くとそれはもう…….時間も忘れるというのは本当にあるものだの!ガハハハ!!…いや待てマダラ。何故オレがしょっちゅう、ではなくて…賭場に行っている事を…
    !まさかお前も興味があるのか?何だそれなら言ってくれれば良いものを水臭いぞ!

  • 141二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:02:21

    …さて、そろそろ行かねばな。
    不思議な事だが、沢山話しても、短く終わらせてしまっても、思うことは同じだ。
    まだ話していたい。話きったつもりでまだ全然足りぬと思ってしまうのだ。お前を放っておいた癖に、オレも随分な物言いだな?
    また来る。良い酒を呑んで、いくらでも話そう。
    ではな、行ってくる。

  • 142二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 01:01:55

    おかえり。柱間、今帰った、の挨拶を忘れてるぞ。ッたくテメェの記憶力はどうなってやがるんだ…今回だけは見逃してやるから次からは気を付けろよな。
    …ありがとよ。一回で終わらせないとか、そういう事言われるとほっとするぜ。求めてるのはオレだけじゃねェんだな、って思えて。お前と共にいる時間が増えるというのは、オレがオレでいられる時間が増えるという事だ。テメェもオレと同じぐらいまで浮かれちまえ。そうすりゃ当日の楽しみも倍増するだろうよ。
    フッ、任せとけ。お前にピッタリの箸を探してきてやるよ。そうだな…柳染に金の模様とかどうだ?お前には柔らかい色がよく似合うからな。

  • 143二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 01:04:49

    だから心配すんなっつってんだろうが。人が奢ってやるって言ってんだ、素直に甘えとけ。オレから酒奢られるなんて経験、滅多に出来るもんじゃねェぞ。まずお前とイズナ以外にはしようとも思わねェしよ。
    偶々…なァ……柱間、オレだってな、何も根拠もなく言いがかり付けてる訳じゃねェんだぜ。実際オレだってあの連敗記録の噂を耳にした時は、信じられねェと信じたくないが同時に来たもんだ。だからこの間变化して嫌々ながらも賭場に出向いてみたが…テメェ何だよあれ。すっかりカモ認定されてんじゃねェか。完全に金づる扱いだったぜ、従業員の連中がこそこそ雑談してんのを聞く限り。
    ……賭博に興味なんかある訳ねェだろうが、呆れた奴だ。

  • 144二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 01:05:29

    柱間、違うだろう。オレが欲しい言葉はまた来る、じゃねェぞ。明日も来る、だ。それとな、お前いつもオレの屋敷の玄関で自分が何て言ってるか思い出せよ。只今帰った…だろ?つまりお前はここに「帰って」きてるのさ。
    だから正解は…『明日もここに帰ってくる』だ。
    分かったか?……行ってらっしゃい。

  • 145二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 12:11:11

    なァ、お前は何を望む?何があれば満足する?どうすればオレの元に通い続けてくれるんだ?何でも言ってみろ。お前がここに帰ってきたくなるように、お前を引き留めておくために、オレが叶えてみせる。
    そういやな、うちはは格式高い一族だからよ、オレもかつて父上から礼儀作法叩き込まれたんだ。だから玄関で正座して三つ指ついて待つのだって、古い記憶を掘り起こせば出来るはずさ。いらっしゃいませ柱間様、本日も来てくださって誠に感謝致します、どうぞごゆるりとお過ごし下さいませ、とか何とか言って出迎えてやろうか?まぁ…オレが今さらそんな事をしたら、きっと互いに吹き出しちまうだろうがな。自分でも笑いを噛み殺せる気がしねェよ。くくくッ。

  • 146二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 23:01:27

    …何時になってもいいから来てくれよ。顔だけ見せるのでも構わねェからな。
    お前がいる時だけな、オレはかつての温もりを取り戻せる。今、オレの世界はお前を中心に回っているからな。お前と話せなかった日は睡眠すらままならない。柱間、柱間柱間柱間。お前がいないとオレはダメになるぞ。イズナはオレが守りきれなかったせいで穢土へ行っちまったから、もうお前の存在そのものがオレの救いになっちまった。

  • 147二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:03:18

    昨日…来れなかったんだな。分かってるさ、忙しかったんだろ?あんまり時間取れねェって、前もって教えてくれたもんな。だから怒ってねェよ、今日来てくれりゃそれでいい。柱間、今日こそ来い。約束だ。
    オレの視界から見える世界はお前の光で照らされてるのさ。お前がいるだけで幸せに近づけるんだ。オレに友情を教えた男よ。イズナを喪った哀しみごと、オレを包み込んでくれてありがとう。お前のおかげで、同胞にすら忌み嫌われているオレにもちゃんと明日が来るんだからな。

  • 148二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 18:26:40

    寒いな。もう三月も近いというのにまだ春は遠いらしい。しかもよ、昨日からうるせェ太陽が姿を消しちまったんだよな。テメェ知ってるか?そいつのせいでな、オレの心はぐっちゃぐちゃで見れたもんじゃねェんだ。太陽は自分の熱で温まれるのかもしれんが、月はそうじゃねェんだよ。
    おい太陽サマ、オレが凍えてもいいってのか?どうなんだよ、早く答えろ。

  • 149二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 20:37:00

    昨日は悪かった!どうしても、というやつでな。顔を出す事すら出来なかった。
    今日は言えるぞ、ただいま!今帰った!だな?
    本当は昨日帰れたら言おうと思っていたのだが…一昨日、だったか。あの日は思いつきで挨拶を変えてみたのだ。
    いつも「帰った」で始めていたから、その日は「行ってくる」で締めてみようと思ってな。
    …いやぁ、ハハ、余り良い案では無かったようだ。何とかお前に見逃してもらえたから、次からは気をつけるぞ。

  • 150二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 20:37:36

    柳染、オレもこの色は好きでな!金の模様というのも楽しみだ、お前が選ぶのだから間違いは無いだろうぞ。
    そうか、柔らかい色が似合うか。身に付ける物で迷ったら、お前の言葉を頼りに色を選ぶのも良いな。…..とすると、お前は…濃い、深い色が似合うということになるか?半身、対、太陽と月…なんて、互いを表す言葉が出るのだからこういう所ですら分け合っているとなれば面白いぞ。確かに、お前は濃い色を纏っても、その色に押される所か却って、より一層輪郭が、その強い意志が、眼が引き立つだろう。…まぁ一言で言うなら厳ついと言うことかの!

  • 151二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 20:38:02

    さて、今日もそろそろ行かねばならぬのだ。すまん。
    …オレはまだ話し足りないぞ。例えば、なんだお前も来てたのなら話しかけてくれれば良いものを!とか、いや違うオレは噂程負けてない!…といった所から、お前に恭しく出迎えられて腹の底から大笑いしたい!で、いつやろうか、いや違うこう言うものは不意打ちが効くのだなんて言い合ったりな?
    …惜しいが今日も行ってくる。そしてまた帰るから、待っていてほしい。

  • 152二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 00:55:48

    おかえり。そうだ、それでいい。あとな、お前の、オレのために色々考えてくれる所は、別に…嫌いじゃねェよ。あと、ここに来るが早いか、開口一番に詫びを入れてくれたり、オレの要求を反論もせず聞き届けてくれたりするのも、その…悪くない。お前の細やかな気遣いは、まぁ鬱陶しい事は鬱陶しいんだが、でも…心が解きほぐされるというか……何だろうな…オレにもよく分からんが、とりあえず、息は格段にしやすくなるんだ。…不思議な事にな。

  • 153二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 00:56:11

    深い、濃い色が似合う、か。ほう、こういうのに昔から疎いお前ですらそう思うか。オレもだ。例えば柳染よりも、滅紫の装束を纏っている方がしっくり来る。明るい色は趣味じゃねェからな。確かに、お前と対なのかもしれん。ここさえ無意識に分け合っているとするならば、それはもう何の疑う余地もなく天啓ってやつなのかもしれんぞ。柱間、オレとの出逢いは天の掲示だって、お前がそう語ったんだぜ?もちろん覚えてるよな。
    あ、また厳ついって言いやがったなテメェ。何回からかってオレの答えは変わらねェぞ?テメェの情けねェ落ち込み顔よりずっとマシだろ!ハハハッ。

  • 154二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 00:56:33

    …もういい。お前のハラワタは見えた。オレを見捨てた訳じゃねェってのがよく分かったし、オレと喋りたがってくれてるのも見えた。仕方ねェから許してやるよ。お前が無理すんのは、オレも本意ではないからな。
    大丈夫だ柱間、オレはここにいる。いつ如何なる時でも、この屋敷でお前を待ってるからな。オレはな、お前を慈しむ気持ちは誰にも劣ってるつもりはねェし、劣ってる訳がないとも思ってんだ。
    責務…頑張って来いよ。また明日な。

  • 155二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 12:00:02

    お前がいなくなると秒針の進みが遅いな。テメェと二人で過ごしてる時は、瞬きのうちに過ぎていくのによ。イズナが斃れてから、オレは何もかもが灰色に見えちまって、虚しさだけが心に伸し掛かってたんだが…お前がもう一度、色をくれた。ガキの頃から、お前は人の心を染め上げる名人だからな。お前がいれば、オレの瞳には鮮やかな彩りが戻るのさ。
    柱間、お前の魂はオレと共鳴している。お前が今のオレにとって唯一の救いであるように、オレもまたお前にとっての…救いに、なってやりたいんだ。

  • 156二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 22:55:58

    今日も無理そうか?本当に忙しいんだな。テメェが山積みの書類の前であたふたしてる様が目に見える。生憎な、オレはお前が思ってるような優しい奴じゃねェからよ、オレの事は気にするな、お前が来なくてもやっていける、とは言ってやらねェぜ。さっさと来い、待ちくたびれたって言い続けるぞ。
    …案ずるな、ただの願望だ。願望を口にするぐらい許せ。オレだってな、お前が毎晩オレの屋敷に通ってくれるなんて奇跡だって分かってるさ。それでも願いたいんだ。願う事すら止めたら、本当になくなっちまいそうな気がするから。

  • 157二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 09:39:24

    毎日な、お前の声を聞いた瞬間、オレの肩は軽くなるんだ。テメェの声はオレの耳によく馴染んでてな、世界で一番心地良い音楽なのさ。そのせいかな、お前の言葉に耳を傾けている間だけは、オレの心にも平穏が訪れる。己が亡霊であると自覚しながらする息は苦しいからな。イズナはオレの魂まで引き連れて浄土へ逝っちまったが、お前と喋っている間はそれがオレの元へと帰ってきているような、そんな気がしてやまん。…戯言と切り捨ててくれるなよ。

  • 158二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 19:21:22

    柱間…テメェはどうなんだよ。オレの話を聞いていて楽しいか?オレとの会話が、ほんの少しでも…日々の安らぎになっているといいが。お前が待てと命じるなら、オレは逸る心を抑えながら待ち続けるさ。
    お前と逢えなかった夜に見る月はな、普段よりもずっと冷たいんだ。あぁ今日も只今の挨拶が聞けなかった、今日もあの間抜けヅラを拝めなかった、なんて、ここに居ないお前の事を考えながら月の満ち欠けを眺める度に、オレの中の何かが削れていく。それを続けているとな、自分がどんどん空っぽになっていくのを感じる。前回オレはそうなった。またそうならん保証はねェぞ。

  • 159二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 21:08:38

    只今帰ったぞ!今夜は時間に余裕が取れたから、腰を落ち着けて話せそうだ。
    お前の眼は執務室まで見通せるのか?!その通りでな!いやぁ参った参った!
    オレも、帰る事が習慣になり始めてからは時間を気にするようになった。一応の定刻、というか、その時間が差し迫ると、日が落ちる頃になるとな。まずい、と思うようになったぞ。
    思いに反して机には書類が溜まったままだから、さてどうしようか…と毎回頭を捻るのだが、結果はお前の知る通りだ。

  • 160二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 21:09:09

    だが、今日は大丈夫だ、このまま話をしようぞ!む?なんだそれ。どっちぞ、鬱陶しいのか、悪くないのか、ハッキリして欲しいぞ、オレはこのままでいいのか?というか、鬱陶しかったのか…今まで…あんまりぞ………
    ッ!!危なかった!危うく、落ち込みそうだった…お前にまた情けねェ落ち込み顔だとか何とか言われる所だったぞ!
    成程、そうか。滅紫もそうだがお前は深みのある色をよく着ていたな。自分に合う物、見合う物を昔から心得ていたという事か……そんなお前に例えばだが、オレが着ている羽織なんかを着せたらどうなるか…ブフッ…あぁ!何でもないぞ!!意外にも似合うかも知れぬからな!!

  • 161二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 21:09:41

    勿論だ、覚えているに決まっているぞ。何せオレが言ったのだからな。今までも随分、オレでも普段言わないだろう言葉まで言った、語り合ったつもりだ。ハラワタも見えたと言ってくれた事だ、後は…お前も遠慮なく今まで通り思う事を言ってくれれば良い。願望でも構わぬ。恨み言でも良いぞ。兎に角気にするな!責務の方は…お前も察する通りではあるし、結局待たせているが…お前と話をするのもお前の話を聞くのも楽しい。すまん、中々な、纏まった休みも今は難しくてな……泊まりの時にもっとゆっくり、酒を酌み交わして話したいのだが…今はその泊まりを糧にオレも責務に励んでいる所でな。

  • 162二次元好きの匿名さん22/02/24(木) 21:10:21

    声か…。オレは声はデカいが確かに…怖がられた事は無いかも知れぬ。あくまでオレの記憶でだが…。心地良いのなら良かったぞ。煩い声を聞かせてはお前の安眠妨害をしているのではお前も堪ったものではないだろうからな!
    声……そうだな、お前も聴きやすい声をしているな!お前が何かを言うと、口を挟む前に聴き入ってしまうような声だ!む?その割にオレはよく口を挟んでいるか?…仕方ないだろう!もうオレはお前のその声に慣れてしまっているからな!
    どうだ?今日は、…空っぽにならずに済んだか…?月の満ち欠けを、風景を楽しめる夜に、なっていれば良いのだが。

  • 163二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 00:58:18

    おかえり。今日はいつもよりは時間にゆとりがあるみてェだな、せっかくだから上がってけよ。急いで茶を淹れてきてやるからな。
    阿呆。これぐらい写輪眼を使うまでもなく見抜けるさ。それはもうありありと、手にとるように分かるぜ。
    時間を気にするようになった?つまり、逢えない時もオレの事を考えるようになったと…それはなかなか…フフッ。
    …柱間、オレはお前にはお前のままでいてほしいから、あまりこういう事は言いたくないんだが……今一度、仕事のやり方を見直してみるのもありかもしれんぞ。締切の期日が早い順に甲乙丙の順位をつけて、出来そうな所から片付けるとかな。とにかく、いくら激務でも多少の休憩はとるようにしやがれ。

  • 164二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 00:58:43

    ……それはもういいだろ。終わった話だ、今さら蒸し返すな。いちいち落ち込むのがガキの頃からのテメェの弱点だが、克服するまでにはまだ当分かかりそうだなァ?危うく落ち込みそうだとか言いながらすでに落ち込んでるじゃねェか。何回見てもなっさけねェツラしてやがるな。
    いや、心得ていたというよりは…単純に趣味の問題だと思うぜ。お前の趣味の悪さ、選んだ物のダサさが、昔から変わらねェのと同じでよ。
    お前の羽織をオレに着ろと?却下だ。似合わねェに決まってる。テメェが腹抱えて笑い転げるだけじゃねェか。

  • 165二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 00:59:09

    おう、そんな事言われるまでもねェよ。お前相手に遠慮する気は更々ない。その必要も感じねェしな。そもそもだ、こんな鈍い奴相手に遠慮してたらイライラしてしょうがねェよ。言い過ぎぐらいでちょうどいいんだ、テメェには。
    そうか、楽しいか。これで心配事が一つ減ったぜ。纏まった休みが取れるまでここでオレは待ち続けるから、顔を出せそうだったら出してくれ。

  • 166二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 00:59:34

    そりゃそうだろ。何故ならお前の声は微塵も怖くねェからな。敵意ってもんがまるで感じられんのだから、怖がる理由なんかどこにもねェだろうが。
    …お前は安眠妨害はしてるけどな。お前が帰ってきたらオレは喜びで眠れなくなり、帰ってこなかったら飢え過ぎて眠れなくなる。八方塞がりだ。
    聴きやすい声?初めて言われたが…それは多分慣れじゃねェのか?お前はオレの声に慣れきってるからそう思うんだろうよ。オレ達がたくさん話した証だな。
    安心しろ、柱間。今夜は…ちゃんと満ち足りてるさ。お陰で月も美しい。……毎日、こうだったらいいのにな。

  • 167二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 12:02:25

    オレ達が二人で居る時に、空が晴れ渡ってる確率…知ってるか?だいぶ高いぞ。気のせいじゃ済まされない程にな。密会してた頃からそうだが、お前と逢う日はほぼ晴れる。まるでお前が晴れを引き寄せてるようだな。唯一、弟が死んだとお前が打ち明けてきた日だけは曇ってたが…それ以外では雲が多かった記憶がねェ。お前も薄々分かってんだろ。オレ達の間に水を差したい奴なんて居ないのさ。
    ……そう、居ないはずなんだ。

  • 168二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 22:43:38

    お前とオレが初めて逢った日の空は、とても穏やかだったな。雲も少なくて、木々の緑がよく映えて、あの時代にしちゃ珍しく空気もそこまで血生臭くなかった。まぁ……その後、上流から死体流れてきちまったけどよ。
    あの日、オレの心は、お前に侵入を許した訳だが…テメェを知らないまま大人になったオレなんて、今や想像すらできん。お前と夢を見て初めて、オレはうちはマダラになるための第一歩を踏み出したからな。

  • 169二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 00:30:57

    帰ったぞ!それとだ、いつも遅くにすまん。今日は特にな?昨日…一昨日か、お前に言われて今更気づいたが…帰ってくるかも分からぬオレを毎夜待っているようでは気が立ってしまうだろう。
    かと言って、オレは現状この時間でないと中々帰るのは難しくてな。
    …所でお前は香を炊く趣味はあるか?あぁ、今日な、客人を招く機会があったから、それと無く聞いてみたのだ。どうやら気を落ち着かせる、そんな様な香もあるらしい。お前さえ良ければ持って来ようと思うのだが…余計な世話か?

  • 170二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 00:31:26

    …そうだな、優先順位、というやつか。先ずはその振り分けから…
    昨日…は、休憩を取りつつやってみたぞ!体力なら有ると思う分、どうも詰め込み癖がある様でな。お前の言葉に助けられた!成果が出るには時間が掛かるかも知れぬが…気長に待って欲しいぞ!!
    イヤだから…あんまりぞ…….遠慮をするなと言ったのは確かにオレだが、そんなにダサいか…??おかしいぞ、髪だって、ほら、こう…決まっておらぬか!?服だって、その、マシになった、はずぞ!!…

  • 171二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 00:32:30

    言われてみれば確かにそうだな!!オレも、お前と会う時の空は高く明るくて、陽の光に眼を細めていたものだ。周りの風景を見渡したのも、お前に会ってからだった。ガキだった事もあるが、視界が、世界が大きく開けて、拡がるのを体感して…夢まで語り合えたのだから、楽しくて仕方がなかった!戦国時代だったというのに、これ程明日が待ち遠しく思う様になったのも、お前と会ってからだったぞ。
    オレからしたら、晴れを連れて来てくれるのはお前だった。…ということは、これもまた相子、というやつかの?…だと良いな!

  • 172二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 00:32:51

    おっと…すまん、もう遅いのに、喋りすぎたか?
    遅くまで話を聞いてくれて有難う、マダラ。
    オレも、お前と出会ってから己の生き方を決める事が出来た。つまり、お前なしでは今のオレは無かった、という事だ。
    …いかんな!これ以上お前の安眠を妨害しては悪いからな!…おやすみ、また来るぞ。

  • 173二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 04:00:49

    おかえり。遅かったなァ…流石に欠伸が出ちまうぜ…無論、放置されるよりはずっといいが。今夜も帰ってきてくれてありがとな。…そう申し訳無さそうにしないでくれ。顔を出す時間が遅くなったって別に責めやしねェよ。それより忘れられる方が何百倍も嫌だからな。
    ……テメェ…オレがいつも落ち着いてねェって言いたいのか?香を炊く趣味なんかある訳ねェだろ。気を落ち着かせる香とかいうのも胡散臭くて仕方ねェ。
    だが…お前が、どうしても…持ってきたいというなら……受け取ってやらん事もないぞ、柱間よ。

  • 174二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 04:01:06

    その口ぶりから察するに……お前自分の体力を過信し過ぎてんじゃねェか?詰め込んで睡眠時間を削るよりな、少し早めに寝た方が、総合的に見ると捗ったりするもんだぞ。…良かったら頭の片隅にでも入れておいてくれ。
    フッ…どこが決まってるんだよ。おかっぱに毛が生えた程度じゃねェか。あくまでマシの領域を出ねェよ、テメェは今も昔もダッセェ奴さ。

  • 175二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 04:01:33

    直角崖上りをした日は、特別綺麗に晴れてたっけな。霧が立つ事もなく遠くまでよく見えた。すでにイズナ以外の兄弟は皆死んでたから、この世がいかにクソかはよく分かってたのに…それでも、お前の夢を、絵空事を……信じてみたいと、そう思ってしまった。お前の言葉を借りるなら、視界が開けた、のかもしれんな。
    出逢ってから明日が待ち遠しくなったのも、相手が晴れを連れてくると感じているのも同じ…随分と相子が多いな。…気が合う、という事か。

  • 176二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 04:05:23

    構わん。テメェがどれだけ喋ろうとも、喋り過ぎたなんて事はねェから気にせず話せ。いくらでもな。
    ……お、お前なしでは今のオレは無かった…だと…?お前…お前そんな…オレをどこまで喜ばせる気だよ…たらしめ…
    おい、来るじゃねェだろ?帰ってくるだ。明日も待ってるからな。おやすみ。

  • 177二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 14:46:36

    さて…忍にとって、死は身近なものな訳だが…その中でもオレ達は特に、兄弟を亡くしてるし…先手を取らねば殺される時代に生まれちまったから…必然的に死について考える機会は増えるよな。オレはな…死ぬ時はお前に看取られてェ。オレが息を引き取る、その瞬間まで側に居てくれ。たとえ死にかけていても、意識が朦朧としていても、お前のチャクラだけは分かるはずだから。……最期はお前の声を聞きながら逝きたいんだ。 

  • 178二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 01:13:58

    しかしまぁ…自分から言い出しておいて何だが、そう上手くもいかんだろうな。如何に願おうとも…互いの死に目には会えねェ気がするぜ……ハハハ…でもよ、たとえ互いを看取れなくたって、地獄へ旅立ったって、オレ達の絆は消えないよな?そうだよな?いつまでもお前はオレの親友でいてくれるよな?オレの他に親友作らねェよな?そうだよな、そうに決まってるよな、柱間ァ?

  • 179二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 12:05:42

    オレが死んだら、お前は悲しみに打ちひしがれてくれるか。ずっとずっと、止まない雨に身を晒してくれるか。扉間の薄っぺらい励ましと、利益と打算で集まってきた連中の声援で立ち直ったりしないか。
    …立ち直るよな、お前は。あぁそうだろうとも。テメェは間違いなく立ち直る。実に気に食わん。早く取り返しのつかないところまで堕ちてこいよ。オレなしではやれないと思い知れ。

  • 180二次元好きの匿名さん22/02/27(日) 23:09:15

    情って…何だろうな。いずれ失われるのに、指の隙間から溢れていってしまうのに、何故人は人を慈しむんだろうな。傷付きたくないなら放っておけばいいだけの話なのにな。そうすりゃ心に波風なんか立たないし、ずっと穏やかなままでいられるのに。
    何故人はわざわざ修羅の道に飛び込んで、繋がりなんていう脆い糸に縋り付くんだろうな。その糸が、己の首をきゅうきゅう締めてくる原因って分かってる癖に、……縋りたくなっちまうんだよなァ…バカな人間はよ。

  • 181二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 10:00:59

    …どんな理屈を並べてみた所で、オレは結局お前を断ち切れないんだろうよ。もしな、仮にだぞ?仮にオレ達の未来が分かたれたって、ずるずると引きずり続けて、お前以外の誰かにお前の面影を見たりするんだろうな。お前との思い出に溺れて、心身共にお前に蝕まれて、オレの人生はお前に乗っ取られるんだ。……それはそれでいいかもな。柱間、お前に乗っ取られたら、それこそずっと一緒にいられるしな。

  • 182二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 20:34:11

    なァ……オレの魂ごと全部、何もかもくれてやるからさ…代わりに寄越せよ、お前のも。それと、お前の想いと、オレへの執着もな。そうすればきっと、オレ達の関係は完成する。互いに互いを縛り付ける、歪な鎖の完成だ。お前はそれを拒めない。だってお前、オレのために死のうとしてくれただろう?オレのために、その命を捧げようとしてくれたじゃねェか。オレ達の関係に、終わりなんてねェんだよ。

  • 183二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 00:21:35

    オレの願いはな、根本まで突き詰めていくと、初めは一つだった。イズナを守りたい。そして、お前と出会って増えた。こいつといつまでもバカやってたい。たった二つしか願ってなかったのに、それでも最初のは…弟を守りたい、の方は叶わなかった。
    ……皆が根拠もなく信じているクソッタレな神とやらは、これすら無い物ねだりだと判断しやがったんだろうか。だとしたら、やはりこの世は地獄だな。

  • 184二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 00:45:16

    …今日も遅くなったが、帰ったぞ!さて、早速上がらせて貰おうか。
    オレは2日の間留守にしていた事になるが…この休みお前はどうだった、よく休めたか?
    本当ならこの休みに泊まりでも、と言うつもりで責務に励んだつもりではあったが、そうも言ってられなくなってな。結局声を掛けることも出来なかったぞ。待っていてくれたのなら、…悪かった。
    前の話の続きになるが、その胡散臭い香とやらを持ってきた!まぁ気が向いたらで良いから、使ってみてくれ。…見た目は完全に線香だが…。

  • 185二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 00:45:42

    …そうだな、必ず、とは言えないが分かった。それがお前の望みなら出来得る限り努力しよう。此処で「絶対に約束を守る」なんて言えれば良いのだが生憎オレも忍でな。…それでも、口約束となってしまっても良いのなら、他ならないお前からの望みなら、「分かった」と言わせて欲しいぞ。
    …とか何とか言って、オレの方が先に逝ってしまうかも知れんがな!まぁ、そうなっても、そうはならなくても大丈夫だろう。どちらが先に逝くかなんてものは些細な違いだろうぞ。
    オレ達は死んでも、前に話し込んだ通りに成るなら地獄で会えるだろうからな!

  • 186二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 00:46:12

    地獄に行く約束を取り付ける友、親友なんて、中々居ないと思うのだが…違うか?それこそ、オレからしたらお前くらいだが…
    それに、お前を看取る約束をしておいておかしい気もするが、正直、お前が死ぬ所なんて、今は想像すら出来んぞ!オレ達は忍だから、死ぬとしたら大方戦場なのだろうが、…どうもな?…む〜……お前、本当に死ぬのか?死ぬとして…そうだな…イヤ待て、マダラ。態々お前が死なずとも、オレとしてはお前に居てもらわねば困るのだが…オレとしてはお前がそばに居てくれる事が当たり前で、屋敷で待っていてくれる事も当たり前で…

  • 187二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 00:46:43

    …その当たり前がある日ふと、無くなってしまう、と言うことか。もうオレの服や髪をダサいだの何だと言ってくれるような…そんな当たり前が。…考えた事も無かったぞ。そうか。すまん、想像する事すら出来ん。だから、その…分からないぞ、今は。
    なぁ、マダラ。前も言ったがお前はお前自身を低く見積りすぎぞ。…フー…、確かに、これが情で、…執着…とも言えるか。失うには大きすぎる。お前の言う通り、何故人は縋るのだろうな。でも、縋らざるを得ない、求めざるを得ない。だからその情を手放さずに居られる平和を望み、その情を奪われない為に争うのだろうな。

  • 188二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 00:47:13

    2日も帰らなかったから、オレも溜まっているようだ。もう少し…良いか?
    あの時、オレには何の迷いもなかった。寧ろオレが死ぬ選択肢を与えてくれたお前に感謝した位だ。今でもその思いは同じ…そして、オレの命はお前に救われたのだったな。
    此処が地獄でも、オレは足掻きたい。途方の無い未来になっても良いから、いつか皆が笑い合える平和を成しているのだと信じて、託して逝きたい。…お前とバカやりながらな?だから、これからも隣にいて欲しいぞ。
    えぇっと…そうだ、また、帰る、だったな。
    だから、また、待っていて欲しいぞ。

  • 189二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:52:43

    おかえり。昨日は悪かったな。少し疲れていてな、つい寝ちまって…置き手紙、読んだぞ。書き残しておいてくれたんだな…ありがとよ。お前が帰ってきてくれた証拠を、朝から見つけられて幸せだった。詳しくはまた、次お前がオレの屋敷に足を踏み入れた時に語り合うとして、今はとりあえずオレも文で返事をしようと思う。
    休める訳ねェだろうが、バカか?オレが何故お前の訪れがない時に心から休めると思った?無神経だぞテメェ。
    ……分かってるっつってんだろ。もう黙ってろ。オレがここにいる限り、いくらでも…機会はあるさ。
    柱間…これ…線香だよな?いやどう見ても仏壇に飾るやつじゃねェか…こいつを自室で炊くのは気が引けるぜ…

  • 190二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:53:29

    …おう。看取ってくれよ、オレを。人生最期に見るのがお前以外の顔なんて嫌だからな。もちろん、最期に聞くのがお前以外の声なのも、最期に感じるのがお前以外のチャクラなのも嫌だ。今生の別れは二人きりでゆっくりしたい。邪魔者がしゃしゃり出てこない空間でな。約束だぜ?
    お前が先に逝くかもしれん、か…このオレでさえ殺せねェんだ、一対一で戦ってお前に勝てる相手がいるとは思えんが…砂利共を守るためなら、テメェ身を投げ出しそうだもんな。案外早く逝くかもな、お前。
    これから、オレ達がどんな道を辿ろうとも……互いに地獄に堕ちた後も、オレに逢いに来いよ。柱間。

  • 191二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:53:49

    ハハ、違わねェな。お前の他にいる訳ねェだろ、地獄で逢う約束する相手なんて。オレはうちはの頭領だぞ?うちはの人間はな、こうと決めたら梃子でも動かねェんだよ。
    …死ぬさ。いかに強かろうともオレ達は所詮忍だ。オレも、お前も、いつの日か必ず死ぬんだ。オレはガキの頃から分かってたぞ。テメェは実感が薄いみてェだけどな。
    …オレだって、お前が居てくれないと困るさ。お前の側にいる事も、お前を待つ事も、至極当然だ。オレがそうしたいんだからな。

  • 192二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:54:09

    …ダサいって言ってくれた?お前…ダセェって言われて喜んでたのか?気色悪ィからやめろ。…当たり前は、何の前触れもなく崩れるものさ。オレだってそうだ。イズナはオレの隣で、笑顔を見せ続けてくれるものだと…そんな気がしてたからな。
    ……多分、突き動かされてんだろうな。自分でも理由の分からねェ衝動によ。頭より先に身体が勝手に動く。手を伸ばしてしまう。己を己の管理下に置けなくなるという点において、それは間違いなく弱さだが…見方を変えれば強みでもあるのかもしれんと、お前を見てて思うぜ。

  • 193二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 11:54:28

    あぁ…正直な、目ン玉飛び出そうになったぜ。オレを殺せ、オレの事はもう諦めろって意味で二択を出したのによ、お前本気で死のうとしやがったから…実に身勝手な話ではあるが、もし手を掴むのが間に合わなかったらどうしようかと…焦った。悪ィ、オレに焦る権利なんてないのにな…
    お前が足掻きたいというのなら…オレも足掻いてみようか。世界に平和をもたらせるように。これからも、隣にいるさ。
    ……待ってるぜ。明けても暮れても、お前だけを。

  • 194二次元好きの匿名さん22/03/01(火) 22:54:34

    柱間、頼みがあるんだ。どんな形でもいいからよ、オレの心に、お前を刻み付んでくれないか。お前とオレが出逢ったという証がオレに残ったら、一つやりたい事があってな…砂利共に見せつけてやりてェんだ。オレ達の間に結ばれた絆ってやつを。気持ちいいだろうなァ…お前とオレは離れないのだと、永遠に共にいるのだと…見せつけてやったら…そいつらは一体どんな顔をするんだろうな……考えるだけでゾクゾクする…

  • 195二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 10:06:10

    もしオレを見てくれないなら、オレはどうしようもない程に狂ってしまうかもしれないぞ。そう、例えば…世界に喧嘩を売るかもな?イズナがいない今、テメェがオレを捨てた後の世界なんて知るかよ。全部断ち切りたくなっちまうかもなァ、この世の因果を。オレの頭の留め具が外れて、おかしな行動ばかり繰り返すようになったら嫌だろ?だからもっと構え。構い倒せ。

  • 196二次元好きの匿名さん22/03/02(水) 21:09:06

    お前は本当に……強い男だな。きっと…生まれるべくして、この時代に生まれてきたんだろうな。そして、オレとも、出逢うべくして出逢った。そうとしか考えられん。だってそうじゃなきゃおかしいじゃねェか。ここまで…何かに取り憑かれたかの如く、お前に骨抜きにされるなんて。この世はただの余興なのに、結局は何も残らないのに、こんなに溺れちまってオレはどうするんだろうな…はァ…何がしたいんだオレは…
    矛盾と悔恨に満ちたオレの人生に、お前を巻き込んじまってるだけじゃねェのかと…お前が来てくれない日は、いつも不安になる。お前に会えるかどうか分からない日々を過ごすのも辛いが、耐える以外の選択肢はオレにはないからな。

  • 197二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 00:05:34

    ただいま、帰ったぞ!
    それと、昨日の文読ませてもらった。手紙のやり取りというのも良いものだな、形として残る。お前の残した言葉についても、少なくとも…いつもよりは長考出来たように思う。
    オレも、沢山の死を見てきた。死は身近だった。ただ、夢を語り合ったお前には…死を見たくなかったのかも知れぬな。お前はオレにとって、夢の象徴でもあった。何度対峙しても、夢を諦めきれなかった。だが…戦場に出ずとも人はいずれ死ぬ、戦を生業としている忍一族なら尚更、死は側にある。だから改めて…返事をさせて欲しい。
    「分かった」。お前の最期はオレが看取ろう。
    たとえそこが戦場であったとしても、オレも最期の別れ位はゆっくりしたいところだ。お前が目を閉じるまで見届ける。約束する。

  • 198二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 00:06:05

    さて…お前の頼みなら応えたい所だが…絆、証…。これもお前が残してくれた文の様に、何か「形」として残った方が良いか…?心になら、今までのお前との思い出、話し語り合った内容や日々の様な「記憶」も有ると思うが…それではまだ、刻みつけるには足りないか?
    すまんな!オレはこう…肝心な所でいつも外すようだからの…。あぁ、あとな、あれはそういうつもりで言ったわけでは無いぞ!…内容はともかく、オレに遠慮なくものを言ってくれる友がいる当たり前が、と言おうとしたんぞ!!
    昨日の文で言うならオレをバカだの無神経だのと言ってくれるよう…な…

  • 199二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 00:06:49

    …相変わらずだの…!!!
    今日は帰れた事だし、その、世界に喧嘩を売るってのは中止ぞ?良いな?
    お前はオレとバカがしたいんだろう?季節も春になる事だし、花見なんかも良いな、昼日中から酒を呑んで、どうだ?花札なん…イヤ、間違え…何でもないぞ!…季節の花を楽しもうぞ!
    ガハハハハ!!構い足り無いんか!!ここまで帰りを待っていてくれるのは友でいる甲斐があるな!!嬉しいぞ!
    オレとしても、帰りを信じて待ってくれているお前頼みな所がある。待たせたと謝る時も、同時にいつも嬉しいものだ。オレ達は友達で…オレに随分言ってくれるお前が巻き込むかどうかで悩むなんて、今更だとは思わんか?

  • 200二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 00:07:05

    お前がオレを友だと、親友だと思ってくれる、待っていてくれる限り。また、帰らせてくれ。
    ではな。おやすみ。

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