『わたくしと " 最終試験 " と怪奇な現象』作：倉本千奈

1二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:00:26

皆様ごきげんよう。
今回中間試験最下位常連であるくらい落ちこぼれだったわたくしが、
先生のご指導の下練習を続けたところ、最終試験に合格した体験談を書かせていただきますわ。
最終試験時に不思議な体験をしたので、皆様に聞いていただきたいんですの！
つたない文章ですが、よろしくお願いしますわ。

2二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:03:16

わたくしは家柄は豊かなものの身体能力がなく、中々試験で結果を出すことが出来ませんでした。
しかし、わたくしに先生がついてからは変化が起きました。
基礎的なトレーニングから地道に努力を積み重ね、わたくしの魅力だという『愛嬌』を生かした、『元気な挨拶』を武器に、中間試験を突破し、最終試験まで到達することが出来ましたわ。
そして最終試験までの最終週、わたくしは先生にレッスンでこう言われましたの。
『よくここまで成長しましたね…。あとは最終試験を突破するのみです。
貴方はとても可愛らしい外見、そして家柄からくる品性がある。それを生かした、最終試験に向けた新しい武器を考えましょう』

3二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:06:23

なんじゃあこれは

4二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:07:34

素で元ネタが分からん…

>>6

5二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:07:59

わたくしは直球な褒め言葉に照れつつも、なんとか最終試験に合格してお爺様を納得させて、先生を自分のプロデューサーとして認めさせたい。
その気持ちを胸に、先生に伺いました。
『やらせて下さいまし！わたくしにどのような武器が眠っているのでしょうか！！』

先生は『このポーズを練習していきましょう』といいながら、”頭の上”でハートのポーズを取ってみせました。
わたくしは、
( こういうのって普通は、胸の前でハートをつくるもんじゃありませんの？しかし、先生の言うことに間違いはありませんわ！)と確信し、必死に練習しましたわ。

6二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:09:52

>>4

紛らわしかったですわね、これはオリジナルですわ！

なので素人文章ですが宜しくお願いいたします！

>>7

7二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:12:23

>>6

すまん俺が文学に毒され過ぎてたわｗ

どうぞ続きを！

8二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:12:44

最終試験当日。数々の強敵なアイドルたちと共に、わたくしと先生が舞台裏に集まりました。
最終試験ではプロデューサーのハンドサインが許されており、アイドルはそれをみてパフォーマンスをすることが一般的でした。

先生はこう言いました。
『あなたの元気さと愛嬌は、他のアイドルにない、1級品だ。あのポーズは俺が指示するまで大事に取っておいてください。頑張って。』
わたくしはそれに頷き、アイドルの皆様と共に壇上に上がりました。

9二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:16:00

最初のパフォーマンスで、先生のハンドサインは『えいえいおー』でした。
わたくしは思いっきり腕を空にかかげ、審査員の皆様に元気をアピールしました。

中盤のパフォーマンス、先生からの指示は『溢れる思い出』でした。
わたくしは思い返します。
ランニングでトレーナーに怒られた日、あの日の走り抜けた達成感。
調理実習に無残にも失敗し、花海さんと篠澤さんと補習の補習をうけた日々。
元気が溢れ返ってきました。

10二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:18:14

しかしここでわたくしの中に疑問が浮かびます。
『確かに今までのパフォーマンスでわたくしの元気さはアピールできています…。
しかし、『元気』は審査対象外。
先生はどうするおつもりなのでしょうか。』

最終盤、審査員の方々がざわめき出します。
『あの子、元気ばかりアピールしてるけど…あのまま落ちていくのかな』
『次回は頑張ってほしいですね』

そんななか、最終盤での先生のハンドサインは、”あの”頭の上でハートマークをつけるポーズでした。
わたくしはハッとします。
(よく分からないですけれど、あれがわたくしの最大の武器！今こそ発揮するときですのね！)

11二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:21:44

わたくしは手を頭の上に伸ばし、ハートマークを作りました。

その時、先生はメガネの位置を直しながら俯き、
クスッと笑いながら呟きます。
『…フッ…これが、元気・愛嬌最高な倉本さんの”ハートの合図”、です。』
その時騒がしかった会場が、一瞬静まり返りました。

12二次元好きの匿名さん24/06/21(金) 20:24:41

カッ！！！ドォォォォン！
瞬間、わたくしの付近が爆風にまみれました。
吹き飛ばされる審査員やアイドルの方々。
吹き飛ばされ、岩に打ち付けられる先生。
壊れる会場。
最後に残ったのはわたくしのみでした。

もうもうと溢れる砂煙の中、
先生はヒビが入ったメガネを直しながら立ち上がり、こう呟きました。
『倉本さん…最終試験1位おめでとうございます。』
あの爆風は、いったい何だったのでしょう…

True End