- 1124/06/22(土) 13:27:25
- 2二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 13:27:55
このレスは削除されています
- 3124/06/22(土) 13:28:17
- 4124/06/22(土) 13:28:57
- 5124/06/22(土) 13:29:45
あまりの暑さにむしゃくしゃしてたてた
すずしくなーれ! - 6124/06/22(土) 13:34:14
※多少の一味の日常に捏造が入る予定
スレ主は原作と映画数本とアニワン半分程度しか見てないのでそれ以外の媒体の情報は反映されない - 7124/06/22(土) 13:34:50
1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ
dice1d10=2 (2)
- 8二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 13:43:27
新作だ!ありがたや
- 9二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 13:50:01
最初はゾロか
- 10二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 14:41:26
このレスは削除されています
- 11124/06/22(土) 14:42:00
1.ゾロ
チリン
軽やかな音で意識が僅かに浮上する。次いで潮の匂い、心地よい揺れ、波の音、暖かさ。思い出すまでもない、いつものようにサニー号芝生の上で昼寝していたところだ。
くぁ、と大きく欠伸する。これが気持ちいい。
さっき聞こえた軽やかな音は風鈴だろうか。子どもの頃、それにワノ国で耳にしたものと似ていた気がする。ナミかロビンが入手していたのだろう。シモツキ村を思わせるあの国で。
寝ぼけた頭で感慨に耽っていたところ、少し離れたところからルフィ達が騒いでいる声が邪魔された。まったく、あいつらは。たまには一日静かにしていられないのだろうか。
「(…まあ、あいつらが静かだったらその方が怖ェか)」
頼むからこっちには来てくれるなよ。
波の揺れに眠気を誘われたゾロは逆らうことなく、体勢を変えて再び眠りについた。
チリン - 12124/06/22(土) 14:47:32
先に振るの忘れてた
島発見するキャラ
1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ
dice1d10=4 (4)
- 13124/06/22(土) 14:48:33
ウソップに当たったら開始
1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ
dice1d10=1 (1)
- 14二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 16:02:23
このレスは削除されています
- 15124/06/22(土) 16:04:11
2.ルフィ
満足するまで食べてゴチソーサマ!と手を合わせて席を立ったところでキッチンからストップがかかった。
「待てこらルフィ、終わったんなら皿くらい持って来い」
めんどくさい気持ちがないわけではない。とはいえ食事の全てを一手に担うサンジに逆らうことの怖さはルフィが一番よく知るところではあるし、手伝ったらおやつの白玉をおまけしてやると言われたら答えは決まっている。何より皿は全て重ねられているので楽だ。高く重ねられた皿を抱え持ち、カチャカチャ鳴らしながらキッチンへ。
「サンジ、もってきたから白玉大盛りな!」
「あっ、おいルフィ!全部持ってこい!」
「もってった!!」
んなワケねェだろ!と叫んでもルフィは既に看板に飛び出して行った後だった。素早い。
「ったく、あのクソゴム…」
あの量が一度で済むものが。残した皿の枚数分、白玉減らしてやろうか。そんな事を思いながらダイニングテーブルを見て、サンジは1秒停止した。
テーブルの上は綺麗…とは言えないが、皿がないという意味ではとても綺麗だった。あれ?と思ってキッチンに戻ると、なるほど高く重ねられた皿の塔。なかなかのバランスで重ねられており、しかもヒビや欠けの入っている皿はない。
「あいつ、いつの間にこんなに器用になりやがった?」
感心したサンジは「これは本当に白玉増やしてやらねェとな」と顎を摩った。 - 16124/06/22(土) 16:11:21
1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ
dice1d10=3 (3)
- 17124/06/22(土) 18:05:44
3.ナミ
早めの朝食を済ませたナミはみかんの樹の手入れをしていた。いくらサニー号が規格外の船だとしてもやはり陸上とは勝手が違う。ただでさえ気候変動が激しい新世界、その上毎日潮風を浴びているし土にも限りがある。しょっちゅう手入れするのも当然だった。
幾らかの枝を剪定していた時、ふと視界の端に入ったものがあった。
「なに、これ?…石?」
黒い石だった。畑の土に紛れて2つ、重なるように転がっていた。手に取ってみると軽石というのか、重さはあまり感じない。
「やだ、どこで紛れ込んだのかしら」
見たところルフィ達が拾ってくるような石でもなさそうだ。そう判断したナミはその石をぽいと海に捨てた。変なものでみかんの樹が病気にでもなったら笑えない。
「さて、次は…」
そのままナミは剪定作業に戻る。
新世界にしては珍しい、穏やかな朝だった。 - 18124/06/22(土) 18:53:39
1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ
dice1d10=8 (8)
- 19二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 01:00:30
今回はほんのり?
- 20124/06/23(日) 07:45:39
4.フランキー
カン、カン、カン
トトトトト…
コンコンコンコンコン
リズミカルな音が波音と共に朝日を浴びるサニー号に響く。
音の発信源は船大工のフランキー。千変万化する新世界の海を渡る船のチェックとメンテナンスは彼の日課だ。今も少し気になるところに気づいてちょっと手を入れているところである。
「ん?釘が足りねェな」
手持ちが尽きた。取ってくるかとフランキーは船内に入っていく。
トン、トン、トン…ガチャッ
階段を降りた先で扉を開ける。中は工具や様々なパーツがずらりと並んでいた。主にフランキーとウソップが使う工具保管用の部屋。
「釘、釘…違ェ、これだと小せェな…お、こっちだ」
目当てのものを見つけるとものの数分で部屋を出て行った。
誰もいなくなった部屋の中で、フランキーが開けていた釘の入った箱の蓋が開く。数秒。
ガシャーーーーーン!
派手な音を立てて釘の入った箱が叩きつけられるように落ちて中身が床に散らばり、その音に「ちがう」という呟きが紛れた。
音を聞いたフランキーが引き返してきて散らばった釘に大声をあげるのはその直後。 - 21124/06/23(日) 07:47:04
1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ
dice1d10=4 (4)
- 22二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 18:07:58
このレスは削除されています
- 23124/06/23(日) 18:12:35
5.ウソップ
「ん?」
どこかから誰かの叫び声が聞こえたような気がして、ウソップはきょろきょろを辺りを見渡した。まあそんなに緊迫した空気でもないし、誰かがバカをやったんだろう。新世界で、というよりこの船でこの一味で叫び声ひとつで騒いでいたら身が保たない。
「おっと、見張り見張り」
5分、いや1分あれば想像を超えた気候になる海だ。今でこそこんなに穏やかだけど。
「とはいえ、こんなに何もないと気も抜けるな」
くあ、と大きな欠伸が出た。昨夜は少し遅かったのだ。
ふいに服の背中を引っ張られた。見張り台には自分1人しかいないのに誰だ!?と驚いて振り返ればなんのことはない、服の端が引っかかっただけ。
「驚かせやがって」
ふいー、と安堵の息を吐いて引っかかりを外す。そして顔を上げて、お?と水平線の彼方に小さく見えたものに気づいた。
望遠鏡を覗き込んで数秒、ウソップの口角が大きく上がる。すう、と思いきり息を吸い込んで、高らかに叫んだ。
「島が見えたぞ〜〜〜〜〜!!!」 - 24124/06/23(日) 18:46:41
島が見えた、その知らせに真っ先に甲板に飛び出してきたのはルフィだった。次いで船のあちこちから一身が顔を出す。
「新しい島だァーーーーッ!!」
「お、着いたか」
「どんな島だろーなー!」
「町か食材がありゃいいが…」
「予定よりちっと早ェな」
「新しい島…どんな島なのか、期待で胸が躍りますね…!私、胸ないんですけど!」
「ん〜…この島かしら?予定よりちょっと西にずれちゃってたわね」
「そうなの?」
「それはワノ国でもらった海図じゃな?ずいぶん古そうじゃし、この世の海図が全て正確というわけでもあるまい」
舵輪を握るジンベエの言葉に、ナミもそれはそうねとため息を吐いた。正確な海図を描くというのはとてつもなく大変なことなのだ。
「ウソップーーー!何が見える!?」
ナミの呼びかけにウソップは「ちょっと待て!」と望遠鏡を覗き込んだ。そうして数秒後。
1.砂浜だ!人がいる!
2.砂浜だ!誰もいねェな…
dice1d2=2 (2)
- 25二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 06:19:42
保守
- 26124/06/24(月) 15:12:51
「砂浜だ!誰もいねェな…」
「朝の漁は終わってる時間だからなァ 船はねェか?」
「ある!桟橋も!」
「使われてはいるのね…じゃあ別のところに回りましょうか」
「え~~!?なんで!?」
「なんでじゃないわよ!あのね、アンタ今や4皇よ!?」
「おう!」ドヤッ
「嬉しそうにするな!今はそこじゃないの!」
「普通に考えて4皇の船が自分の島に近寄ってきたらパニックだろ」
「海軍呼ばれても面倒だしなァ」
「買い物どころじゃないわね」
「物資の補給もできんのう」
「それは困る!おれ薬とかいろいろ買っておきたいんだ!」
「ならやっぱり船は別のところにつけるか」
そうなると予想して、ウソップは適当な場所を探していた。今見えている砂浜以外の、切り立った崖のようなところや岩場の方が都合がいいだろうか。それか使われていない入り江でもあれば…あ、あそこいい感じ。
「…ん?」
人の気配が少ない方向を探していたウソップの目に、レンズに、チラと動くものが見えた。なんだろうと注視してみると何やら白っぽい、くねくねと揺れる細いもの…。
「ウソップ!」
「うわっ!!!?」
もっとよく見ようとしたところで突然視界を遮ってルフィがレンズ越しに割り込んできた。下から跳んできたようだ。
「いきなり跳んでくるなよびっくりしただろ!」
「呼んでも返事しなかったのウソップだろ!」
「あ、マジか」
そりゃ悪ィ。どうやら夢中になりすぎたらしい。
「どうだ?よさそうなところあるか?」
「あぁ、西側にいい感じの入り江があるぜ」
「よーし、じゃあそこに行こう!」
ルフィの声にジンベエが応えて舵輪を握る。そうしてサニー号は、新たな島に着船したのだった。 - 27124/06/24(月) 15:39:13
船番
1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ
dice2d10=4 3 (7)
- 28124/06/24(月) 16:02:29
「行ってくるわね」
「いいお店あったら後で教えてね!」
「もちろん」フフ
「ウソップも船番か」
「あとで交代な!」
「おう、頼むぜチョッパー」
「さて、おれ様はコーラと資材と…」
「おれは酒だな」
「あ、おいちょっと待て」
サンジと行動する人
1.ルフィ 2.ゾロ 3.チョッパー 4.ロビン 5.ブルック 6.フランキー 7.ジンベエ
dice1d7=2 (2)
- 29124/06/24(月) 16:09:31
「おいクソマリモ!てめェ荷物持ちぐらいしやがれ!」
「あァ!?なんでおれが」
「いいんじゃない?目的のお店も同じところにあるでしょ」
「ゾロの迷子もサンジなら防げるしな!」
「迷子になんかなるか!」
「そう言って毎度なっとるやろがい」ビシッ
「じゃあ行くか!」
1.個別行動
2.ペア行動
dice1d2=2 (2)
- 30124/06/24(月) 16:11:20
「ゾロとサンジくんは1組として…」
1.ルフィ 2.チョッパー 3.ロビン 4.フランキー 5.ブルック 6.ジンベエ
dice2d6=6 4 (10)
- 31124/06/24(月) 16:12:20
1.ルフィ 2.チョッパー 3.ロビン 4.ブルック
dice2d4=4 4 (8)
- 32124/06/24(月) 16:12:48
ソロになっちゃったので
1.ルフィ 2.チョッパー 3.ロビン 4.ブルック
dice2d4=1 4 (5)
- 33124/06/24(月) 16:31:14
「ブルック、ルフィのことよろしくな」
「えぇ、もちろん お任せを」
「ロビンおれな、おれな!本屋に行きたいんだ!」
「えぇ、甘い物も探しましょうね」
「やったー!」
「…お前らでかいな」
「ワシもそう思っとる」
「スゥ~~パァ~~にいい男の組ができちまったなァ!」アウッ
「どっちかっていうと子どもが喜びそうだな」
「行くぞブルック~~~!」ギュン
「あっちょっルフィさん待って巻きつかな ああああぁぁぁぁぁ―――!」ビュン
「「「…」」」
「…さ、おれ達も行くか」
「そうね」
現在の班分け
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
待機組
5.ナミ・ウソップ - 34124/06/24(月) 16:44:46
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=1 (1)
- 35124/06/24(月) 22:54:08
昼
dice1d100=39 (39)
- 36124/06/24(月) 23:53:24
39:ルフィ・ブルック
ァァァァァァアアアアアア~~~~~!! バチンッ ドンッ
「つーいたっ!…あり?ここどこだ?」
「ほ、ほ…か、体、体がバラバラになるかと…!」
「何言ってんだ、しっかりしろよブルック」
「あのですねルフィさん、わたしルフィさんほど若くないんですから心臓に負担がかかるようなことは」
「お前心臓ねーじゃん」
「ハッ!そうでした!」ガビーン!
軽い調子で話しながら周りを確認すると、どうやら森の中らしい。人の気配はない。町からはだいぶ外れているようだ。
「ま、いっか 歩いてりゃそのうち着くだろ」
「風の向くまま気の向くまま、いいですねェ!」
どこから取り出したのかジャーン!とギターを鳴らしながらルフィについて行けるブルックの肝の据わり方とノリの良さ。そのまま2人は道無き道を無茶苦茶な歌を歌いながら進んでいった。
2人は道を
1.見つけた
2.見つけられなかった
3.道…?
dice1d3=3 (3)
- 37124/06/24(月) 23:53:57
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=1 (1)
- 38124/06/25(火) 01:35:05
しばらく歩いているとふいにルフィの歌が途切れ、次いで「あっ」と何かを指さした。
「ブルック、道だ!」
「ヨホ?…あ、本当ですねェ」
これは町に繋がっているだろうか。問題はどちらの方向に進むかというところだが。
「どちらに行きます?」
「う~ん…こっちだ!」
そうしてルフィが選んだ先に進むと…。
1.「お~い、お前何してるんだ!」
2.「ん?なんだ、あれ?」
dice1d2=1 (1)
- 39124/06/25(火) 02:16:57
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 40二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 02:49:06
さり気なくとんでもないもの見てないか
- 41二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 03:05:00
>>26 ヒエッ
- 42二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 12:06:45
くねく…あっあっ
- 43124/06/25(火) 15:35:18
38
1.ナミ 2.ウソップ
dice1d2=2 (2)
- 44二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:02:17
このレスは削除されています
- 45二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:02:33
理解する前に目をそらせて良かったなウソップ
- 46124/06/25(火) 22:18:25
38:ウソップ
町に向かっていった仲間達を見送って、さて、と船番仲間を振り返った。
「ナミ、お前どうする?」
「ちょっと寝不足なのよね 寝てきていい?」
「それならサニー号の事はこのおれ様に任せろ!」
「じゃあお願いね」
航海中一番気を張るのは航海士のナミだ。船員全員の命を預かりながら新世界の海を渡るのは並大抵のことではない。そんなナミが眠りたいというならいくらでも寝かせてやるべき。ウソップは快くナミを見送った。
「さて、じゃあおれは…あ、そうだ」
育てている植物の様子でも見ておこう。そう考えたウソップはロビンの園芸スペースと併設している自分の武器用の植物用エリアに向かった。
トン、トン、と階段を上がって。
ヒソ…ヒュウ…ピュー…
「ん?」
何か聞こえた気がして足を止めた。海風がサニー号を通り過ぎて入り江に流れ込んでいるようで、どこからか人の声にも聞こえる吹き抜け音が鳴っている。それを聞いたウソップは軽く肩を竦めて、再び階段を上り始めた。 - 47124/06/25(火) 22:33:57
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=1 (1)
- 48二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 09:13:26
ルフィブルックチーム当たるなあ
- 49124/06/26(水) 13:19:24
37:ルフィ・ブルック
「お~い、お前何してるんだ!」
「ん?」
「ヨホ?」
ルフィが選んだ方向に進んで間もなく、後ろから呼び止められた。声をかけてきたのはこの島の人間らしい中年男性。男性の方もルフィを見て首を傾げている。
「ん?見慣れない顔だな 新人か?」
「新人?」
「あ、いえ 私達はこの島の人間ではなく…」
「う、め…」
「「?」」
「い…」
「い?」
「ぎゃああああああああああああ!!!生き返ったあああああああああああああ!!!!」
「えええええええ!!!?おれ死んでたのか~~~~~!!!?」
「違ェよそっちの骸骨だよ!!動いて喋ったぞ今!!!」
「わァ、なんか久しぶりの反応」
「あ、ブルックか!そうだな、生き返ったなお前」
「えぇ、随分前に一度だけ!」ヨホホ
「やっぱり死体じゃねェかああああああああああああ!!!」
・
・ - 50124/06/26(水) 13:32:36
「…ってワケでよ、骸骨だけどお化けじゃねェんだ」
「どうも!死んで骨だけ鼻唄のブルックと申します!」
「悪魔の実…変な能力がある代わりに泳げない奴らか…こんなのもあるのか…」
一頻り騒いだ男性を強制的に落ち着かせて軽く事情を説明する。男性はなんとか飲み込んでくれた。
「おや、悪魔の実の能力者をご存じで?」
「ご存じっつーか、この島には時々海賊も来るからな」
「なるほど…ではこの島の皆さんは、海賊に?」
「あぁ、略奪とかしなきゃ構わねェよ 今夜は祭りだし、楽しんでくれ!」
「よっしゃ!!」
「お祭りですか、いいですねェ!」
「ん?てことはお前達の仲間も町に来るのか?」
「あぁ、向かってると思うぞ」
「何人だ?」
「うちは全部で10人だぞ」
「…は?10人?少なすぎるだろ!?前に来た海賊は50人はいたぞ!?」
「ヨホホ、少数精鋭ですね!」
「しかも10人中2人が能力者?割合が高いな」
「あ、能力者はあと2人いるぞ!あとロボと魚人と」
「濃すぎるだろ!!色々と!!!」
「今さら過ぎて逆に新鮮ですね、この反応」
「はぁ…まあいい、お前らちょっとおれと来い」
「ん?なんでだ?」
「この島では外から来た奴らには目印の首飾りを着けて貰うんだよ アンタがまさにそうだが、外から来た奴ってのは変わった見た目してることも多いからな」
「「あー」」
「本来なら正面から入ってきてくれればそこで説明したんだが…どっから入ってきたんだお前ら」
「あちらにあった入り江からお邪魔しました」
「…まあ他の奴らにも町の誰かが説明するだろうが、それを着けてるだけで観光客として扱うし買い物するにも便利だから持っとけ」
「おう!ありがとなオッサン!」
「オッサンはやめろ!!!」 - 51124/06/26(水) 13:33:09
36
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=2 (2)
- 52二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 17:15:52
- 53二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:08:39
マム的なあれですか怖いんれすけろ
- 54124/06/27(木) 02:57:03
36:ゾロ・サンジ
「いやァいい島だなここは~♡」
「そうかよ」
実に楽しげに一歩先を歩くサンジについていくゾロは自分の首に提げられた貝殻の首飾りを鬱陶しそうに見下ろした。町の入り口で観光客…と言えば聞こえは良いが要するに余所者の目印用としてかけられたもの。紐に貝殻を通しただけの物だが、貝殻がいちいちころころした可愛い形をしているのがシュールだ。ちなみに島の美女に首飾りをかけられたサンジは当然だが目をハートにしていた。
「お、見た事ない貝だな」
「その首飾り、お兄さん達観光客かい?久しぶりのお客さんだ、おまけするよ!どうだい?」
「ありがてェな これはどう調理するんだ?」
「刺身でもいいが香辛料をたっぷりきかせるのがお勧めだ!身がしっかりしててね…」
店主とサンジが何やら話し込み始めたのを横目にゾロは周囲を見渡す。他の島との交流があまりないらしく今のところ自分たち以外には余所者はいないようだ。
「よし買った!」
「毎度あり!」
いつの間にか話は終わったらしい。一抱えもある貝を受け取りベリーを支払うサンジはそれをそのままゾロにパスする。
「ほら持て」ドサ
「オイ…」ピキ
さあ次だ!とゾロをおいて行きかねない足取りで進むサンジに、ゾロは溜息を吐いた。今日はどれだけ持たされることやら…。 - 55124/06/27(木) 08:42:52
35
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=2 (2)
- 56二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 12:35:22
🦌💐と🤖🐟には指名来ないなーどうしてるんだろ
- 57124/06/27(木) 13:00:04
35:ゾロ・サンジ
チリン、と軽やかな音が雑踏に紛れて聞こえてきて、ゾロは辺りを見渡した。
音源は意外と近く店の軒先、風鈴が吊るされて風に揺れている。
「お兄さん、そいつが気になるかい?」
サンジと話していた店主がゾロの視線に気づいて声をかけてくる。サンジがつられて見上げると卵大の風鈴がまたチリンと鳴った。ワノ国にも風鈴はあったが、ここの風鈴はどうやら貝でできているようだった。
「これ貝でできてるのか」
「ああ、この島は浜が広いだろ?漁業が盛んなんだが、貝も特産だよ よく外から来た人たちが買っていくんだ」
「そういやあ、この島は貝殻を使った飾り物が多いな」
「魚にしろ貝にしろ海の恵みだからね、縁起物さ 単に素材が多いってのもあるが」
「ヘェ…」
「ちなみに女性向けのアクセサリーも多いよ …お兄さん達、いい人の1人や2人いるんだろ?」
「は?」
「いやァそんないい人なんてそりゃおれはナミさん♡とロビンちゃん♡のプリンスでナイトで下僕だけど〜〜〜♡♡♡」
「矛盾してんぞエロガッパ」
「黙っとけ筋肉マリモ!」
目を白黒させる店主の前でいつもの喧嘩をする2人の上で、またチリン、と軽やかな音が鳴った。 - 58124/06/27(木) 13:00:48
34
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 59124/06/27(木) 14:45:04
37
1.ナミ 2.ウソップ
dice1d2=1 (1)
- 60124/06/28(金) 00:59:11
37
ふぁ、とあくびしながらナミは女部屋に向かった。ただでさえ大きな戦いの後だったのに、ワノ国を出るときの大滝ダイブという船長(達)の命知らずな勝負、爆上がりした懸賞金、その後の新世界の海…。寝不足になって当然だ。
気候も地形も問題なさそうだし、見張りはウソップに任せられる。うん、少し眠ろう。後でロビンと買い物にも行くんだから!
ザーーーン…ト、ト…ベチッ、ザザーン…
「ん?」
木床の上を歩く音と波音に紛れて、何か聞こえた気がした。身を乗り出して外まで見てみたら、何もない。岩か船体に波が打ち付けられた音か何かだろうか。
ま、いっか…とすぐに気持を切り替えて女部屋に続く扉を開ける。あぁ、本格的に眠くなってきた。
ガチャッ…パタン
ザーーーン…ザザーン…
ザザーン…
ベチャッ
ナミが女部屋の扉を閉じて数秒。先ほどナミが身を乗り出した真下の位置。海から這い上がるように、泥混じりの手形が船体についた。
ベチャッ - 61124/06/28(金) 01:16:31
33
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=4 (4)
- 62二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 09:09:03
🏝
- 63二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 15:27:21
もしかして:ナミピンチ
- 64124/06/29(土) 03:08:57
33
店先に展示されたその器を見て、ジンベエは「ほう」と足を止めた。
「ん?何か見つけたか?」
「いや、これがな」
フランキーが覗き込むとそれが大きな貝殻の淵を整えた器だった。ジンベエの手にちょうど収まりそうな大きさ。フランキーが思い出したのはドレスローザ戦の後の子分盃。あれほどの大きさではないが普段ジンベエが使うには良さそうだ。
「いいんじゃねェか?今あるあのお猪口ってやつはお前ェの手には小せェだろ」
「そうじゃな…よし」
ジンベエはそのまま店主に声をかけて購入を申し出た。巨漢2人は元よりジンベエの魚人という風体でも一瞬ぎょっとした店主は、しかし首飾りを見てすぐに納得したような顔をする。
「なるほど、確かにこいつは便利だな」
自分にはあまり似合わない可愛らしい貝の首飾りを指でつついてフランキーは一人頷いた。 - 65124/06/29(土) 03:09:35
32
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=4 (4)
- 66124/06/29(土) 04:21:31
32
町に入って早々、なかなかいい買い物ができた。包装された貝殻の盃を下げるジンベエは満足顔。それを横目にフンラキーはチラと周囲を見渡した。
「この島は貝の物が多いな」
「うん?あぁ、そうじゃな 漁業が盛んな島国にはままあるが、ここは貝の形が面白い」
ころころとした半球体。それに色や模様をつけて鮮やかに彩っている。店先にも魚と一緒に大小様々な貝が並んでいて、試しに屋台の焼き貝を買ってみたところこれがまた実に美味い。これを使ったサンジの料理が楽しみだ。
少々横幅をとりながらも通り過ぎる店を物色しつつ歩いていた2人だったが、ある程度進んだところで「さて」と一息吐いた。
「まーだついてくるなァ」
「うむ」
こそこそと後ろをついてくる気配が複数。さてどうするか。 - 67二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 04:21:58
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 04:23:42
前スレとは別パターンの貝話だ
- 69124/06/29(土) 10:48:45
31
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=2 (2)
- 70124/06/29(土) 11:52:27
1.ゾロ
2.サンジ
dice1d2=1 (1)
- 71124/06/29(土) 12:30:47
- 72124/06/29(土) 12:31:33
30
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 73二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 12:41:01
看板コワイ…
- 74二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:47:29
人々の賑わいがあるのに怖い…
- 75二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 07:23:08
このレスは削除されています
- 76二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 07:52:07
画像右上の人の足が意味深に見えてくるな
- 77二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 19:28:08
今までは人がいなかったけどこの話は人がいてなんか今までのホラーとは少し違ってそうだな
- 78二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:42:20
確かに。人怖みたいな要素もあるのかな?
- 79二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 01:59:37
このレスは削除されています
- 80124/07/01(月) 02:00:45
30(上げ直し)
「よーしよし、順調に育ってるな…あ、誰だこんなところに石なんか詰みやがって…ん?」
ポップグリーンの手入れをしていたウソップはふと人の気配を感じて顔を上げた。船の中ではない、外、けれどそんなに遠くない…入り江の方。
「んん…?」
ゴーグルを調整して入り江の浜を探る。浜には誰もいなかったが、その奥。岩が重なる部分に、こそこそと動く影があった。
「(敵か?海軍か?懸賞金目当ての襲撃か!?)」
カブトは船内だが小さい方のパチンコなら手元にある。弾の入ったポーチを片手で開けて身を低くしたウソップの視線の先、小さな影がおそるおそるといった様子で現れた。
影の正体
1.男の子
2.女の子
dice1d2=2 (2)
- 81124/07/01(月) 02:01:19
29
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=3 (3)
- 82124/07/01(月) 04:11:00
29
立ち寄った本屋でロビンとチョッパーは、今夜の祭りの話を聞いていた。
「祭りが不定期って珍しいな!」
「外の奴らによく言われるけどな、おれ達からすりゃァそれが普通なんだ」
「その祭りを知らせる布っていうのが山にあるのね」
「そう!その布…白くて長い布なんだが、それが回ったらその日は祭りなんだ」
「布なんて風でしょっちゅう回るんじゃないか?」
「設置してる場所の関係らしくてな 一定条件の風が吹かないと回らねェんだ」
「その風が神様の息吹というわけね」
「あぁ、幸福を運ぶ風が吹く前触れってな!その風の恩恵を受けるために島中の家で自作した風鈴を吊すんだ」
「だからこの島では殆どの建物に風鈴が吊されているのね」
「土産物としても評判がいいんだぜ」
「これも貝でできてるんだな!いいなー、音がきれいだ」
「ありがとよ それで、祭りの夜にはその日にとれた一番いい貝を神様に捧げてその貝で風鈴を作るんだ」
「奉納品というわけね」
「興味があったら浜に行ってみな 今日は貝狩りをやってるぜ」
「貝狩り?」
「実質潮干狩りさ、風鈴用の貝を探すんだ」
「ロビン、おれ行ってみてェ!」
「そうね、あとで行きましょう」
やったー!と喜ぶチョッパーを微笑ましく眺めるロビンと店長の頭の上で、チリンとこの店の風鈴が鳴った。 - 83124/07/01(月) 08:38:09
28
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 84124/07/01(月) 12:31:38
1.ナミ
2.ウソップ
dice1d2=1 (1)
- 85124/07/01(月) 14:05:31
- 86124/07/01(月) 14:08:08
27
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 87124/07/01(月) 14:14:58
1.ナミ
2.ウソップ
dice1d2=1 (1)
- 88124/07/01(月) 14:15:35
1.起きた
2.起きなかった
dice1d2=1 (1)
- 89二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 18:09:30
うわぁ〜いっきに実害がきたよ
レディのしかも寝てる部屋にノックも許可なくはいるなよ - 90二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:19:27
どうなるかなドキドキ
- 91二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:14:32
ナミさんが起きてくれそうなのが救いか…
- 92124/07/02(火) 05:20:04
27
ふと、ナミは目を開けた。意識は途中半端なところでふわふわと揺蕩っていてはっきりしない。
それでも寝る前に外したログポースがサイドテーブルにないのを見つけて「あれ?」と身を起こしたのは流石の航海士の性か。ぼーっとしたまま辺りを見渡すと、女部屋の扉が開いていた。
そこに、部屋を覗き込むように誰かがいた。小さな影だ。チョッパーくらいの。
その小さな影が、ログポースを持っていた。あ、と一音零れると同時に小さな影はログポースを持ったまま扉の向こうに行ってしまう。
「え…ちょっと、待って」
反射的にナミはベッドを降りて小さな影を追った。チョッパーならナミを起こしもせずにログポースを持って行くなんてことはしないはず。ということはあれは別の誰か…もしかしてこの島の子どもだろうか?いずれにしろログポースは航海の要。それを奪われたという事実が徐々にナミの頭をはっきりさせていく。
「待ちなさい!」
チラッと見えては角や物陰に消える影をナミは追った。しかしその追走自体はすぐに終わる。
「あれ?」
芝生の上にログポースが落ちていた。一応周囲を見てみたものの特に異常はない。見聞色は使えないので気配はわからないが、ともかくナミはすぐにログポースを拾った。
「よかった…それにしても、誰よさっきの」
どこかに隠れているのだろうか。出てきなさい!ーーと声を張り上げようとした時だった。
ヒュ~~…ーーボフンッ!!
「きゃっ!?」
何かが飛んでくる音がしたと思ったらそれはサニー号に着弾したらしい。赤い煙が甲板どころか船上を数秒で覆った。普通なら襲撃かと思うところだが、これは。
「ナミ!!!逃げろ!!!」
「ウソップ!?」
煙の向こうから仲間の叫び声が聞こえた。赤い煙は危険信号。咄嗟にナミは手近な扉を開けて船内に身を隠す。
数秒後、サニー号のあちこちから乱暴に扉を開ける音が聞こえ始めた。 - 93124/07/02(火) 05:21:15
26
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=2 (2)
- 94124/07/02(火) 14:05:00
異常発生の気配
dice1d100=64 (64)
サンジの察知力
dice1d100=24 (24)
サンジの察知力の方が高ければサニー号の異変に気づく
- 95二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 14:27:51
ナミさんのピンチなのにサンジ・・・
- 96124/07/02(火) 14:42:18
26
その店先でサンジは足を止めた。
見たことのない魚か大きな箱に入っていた。鮟鱇がウツボのように伸びたような姿をしている。しかし魚にしては妙な肉感があり、皮にぶよぶよとした弾力がありそうだ。
もっと面白いのはその見た目で、色は暗い黄色とくすんだオレンジ、顔の横まで避けた口からは4枚の舌がだらりと垂れ、体の側面には小さな足がムカデのように生えてピクピクと動いていた。背中に脊椎を思わせる凸凹が背骨のように連なり、ぎょろぎょろと動く目玉が幾つかついていた。
「(美味そうだな)」
煮ても焼いても刺身でもいけそうだ。そう思ったサンジは早速店主を呼んだ。
「おっちゃん、これ」
ドスッ
「ッづぁ!!」
「あ、悪ィ」
余所見していたのか後からついてきていたゾロがぶつかってきた。
「ッてェな!前見て歩け!」
「あァ?てめェこそ立ち止まってんじゃねェよ!」
「おれはこの魚を買おうとーー」
買おうとして…と魚を指差したサンジだが。
「買う?これをか?」
鼻をついた腐臭にゾロは眉を顰めた。同時に店主が出てきてああ、とサンジを止める。
「蓋は閉めておいたのに誰が開けたんだか…いやすまんな、こいつは今から処分するやつなんだ」
客に見せるもんじゃないと慌てた様子で蓋を閉める。箱の中に詰まっていたのは確かに、皮や骨、内臓といった一般には調理しにくい部分の腐りかけだった。
あれを?美味そうだと思って?買おうとしたのか自分は?そもそもさっき見たものと違うしさっき見たものも今にして思えばなんだあれ?化け物では?
「は?」
「おい、どうしたグル眉」
ゾロに小突かれてもしばらく、サンジは「は?」しか言えなかった。 - 97124/07/02(火) 15:00:50
25
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 98124/07/02(火) 16:21:50
1.ナミ
2.ウソップ
dice1d2=1 (1)
- 99二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 18:10:07
もうかなり怖い…💦
- 100二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 23:46:47
サニー号のピンチだぞ誰か気づいてくれ〜!
- 101二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 08:34:59
このレスは削除されています
- 102124/07/03(水) 09:01:07
25
バタン!ドタドタドタ…!
「いたか?」
「いねェな…どこかに隠れてるんだろう、探せ!」
外から聞こえる何人かの男がおそらく自分を探している物音と声。こんなに騒がしくして、探し方が素人ではある。とはいえ危険であることには変わりない。
「(クリマタクト…しまった、部屋だわ)」
一般人ならクリマタクトで一発だ。ゼウスもあの中にいる。
「(ウソップも無事かわからない…皆は町…なんとか部屋まで戻らないと…!)」
足音が遠ざかったのを確認して、ナミはそっと隠れていた部屋の扉を開けた。
部屋に戻るまで
dice1d10=2 (2)
偶数で見つからずに移動
奇数で見つかる
ゾロ目で行動回数-1
dice1d100=53 (53)
- 103124/07/03(水) 09:08:18
部屋まではそう遠くない。周りに人がおらず物音も遠いと確認して部屋を出たナミは息を潜めて女部屋に向かったが…。
「いたぞ!」
「きゃ――ーっ!?」
運悪く廊下の向こうから男が一人現れた。銃を持っていないのを幸いにナミは方向を変えてその場から逃げた…。
逃げ切れるか
1.逃げ切った
2.捕まった
dice1d2=2 (2)
- 104124/07/03(水) 10:23:54
24
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=2 (2)
- 105124/07/03(水) 10:24:55
異常発生の気配
dice1d100=74 (74)
サンジの察知力
dice1d100=8 (8)
サンジの察知力の方が高ければサニー号の異変に気づく
- 106二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 12:29:32
サンジ…気づいてくれ
それにしても四皇の船を襲うとは度胸があるというか…それとも知らなくて普通の海賊だと思ってるのか? - 107二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 12:37:53
人怖だ…コワイ
- 108124/07/03(水) 13:11:38
1.ゾロ
2.サンジ
dice1d2=2 (2)
- 109124/07/03(水) 14:45:01
24
「さっきから何してんだ、お前」
「うるせェ…」
あの店から妙にぐったりしているサンジにゾロは不気味なものを見るような目を向けた。魚の腐った廃棄部位を買おうとしたり、なんだこいつ。しかし顔を上げたところで酒屋を目の前に見つけて表情が明るくなる。
「おいクソコック、おれはここで酒買ってくる」
「あ?あァ…わかった、ここにいるから行ってこい 店の出口までくらいま迷うなよ」
「迷うか!!」
ぐったりしたサンジは店先のベンチにどかりと腰を下ろした。その横にどさどさと買い込んだ物を置き、ゾロはうきうきと店に入っていく。
「はァ…」
さっき見たものの精神的ダメージが存外に重い。幻覚を見たとしか思えないが、何か変な物を食べた覚えはない。だが万が一妙な物を使っていたら、仲間の食事を預かるコックとしての矜持に関わる。ゾロはなんともなさそうだが、ナミやロビンは大丈夫だろうか。ゾロの買い物が終わったら一度船に戻るか。
「(もしかすると無自覚に疲れてンのかもな…少し休んだ方がいいか?)」
そう思いながらも項垂れたために目に入った首飾りの貝殻をつまみ、これくらいのサイズなら炒めるのがいいかなど考えている。無意識に煙草をくわえて、火を。
その視界に女性の足が割り込んだ。目の前に女性が近づいてきたのだ。当然サンジは反射的に顔を上げる。
「何か」
用かい?と続けかけた言葉はそのまま途切れる。ついでに動きも止まった。
サンジの目の前に立っていたのは若い女性だった。ナミにも劣らないプロポーションと、ロビンのような知的な印象、そこに淑やかな雰囲気と、普段のサンジなら間違いなく目をハートにするレディ。
ただその顔に、ぽっかりと大きな穴が開いていなかったら。
「 」
思考が止まる。ぽかんと開いた口からぽとりと火の点いていない煙草が落ちた。
顔の殆どが穴で、でも向こう側は見えない。ブルックの眼窩のように真っ黒だ。真っ黒な板や紙を貼り付けているわけではない、顔があるべき空間が抉れたように穴になっている。
時間にして数秒。女性はサンジが固まっているうちにくるりと身を翻して雑踏に紛れていった。通りすがりの者達が誰も何も反応していないのを見るに、彼女は他の人の目には…。
「…疲れてんだな、おれ」
とりあえず一応船に戻ったら冷蔵庫と食料庫を検めよう。やっとそう呟いたサンジは、しばらく何も考えられなかった。 - 110124/07/03(水) 14:46:02
23
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=3 (3)
- 111二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 18:45:33
ここで「自分が幻覚にやられているかもしれないからみんなのための食材を確認しよう」ってなるサンジの思考力よ
- 112二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 19:24:32
サンジお前はそういう奴だよ
- 113二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 19:50:27
このシリーズ、ゾロが役に立ったことがない気がする
- 114二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 23:09:22
このままいけばサンジは船に帰りそうだな……酒買いに行ったゾロがなにかしなければ…いやでもねぇいくらゾロでも出入り口は間違えないでしょそれに店先にはサンジが居るしファンタジスタって言っても…ねぇ……………どうしてだろうゾロが迷子になる絵しか浮かばない
- 115二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 08:51:37
このレスは削除されています
- 116124/07/04(木) 14:55:00
23
「へえ、大きさだけじゃないのか」
「そりゃ大きい方がいいけどさ、形とかわれてないかとか色とかも大事なんだぞ」
「とる時にわっちゃうことあるよなー」
「らんぼうにしちゃダメだってパパがいってた」
ロビンとチョッパーが砂浜に来ると、確かにそこには何人もの島民が小さなスコップなどを使って貝を探していた。チョッパーは小さな子ども達とすぐに打ち解け一緒に貝を探している。
「でもしゃべるタヌキがいるなんて、海賊ってすごい!」
「トナカイだって言ってんだろコンニャロー!!」
まあお決まりのやり取りもコミュニケーションのうち。ロビンは少し離れた所でそれを見ていた。ああ、可愛い。
「これはどうだ!?」
「おれは好きだけど、それとがってるから風鈴にできねーよ…」
「ハッ!!」
「でも青くてかっこいいね」
「剣みたいだな!」
「そ、そうか?」エヘヘ
じゃあこれはこれで…と笊に入れて次の貝を探し始める。風鈴にできるような、ころころした綺麗な貝。 - 117124/07/04(木) 14:55:23
「一番いい貝はこの島の神様にあげるんだろ?」
「うん、でもあれは大人たちでないととれないから」
「前の貝もでかかったんだ、こーんなにだぜ!?」
1人の子どもが抱えるような仕草をする。そんなでかい貝…も、あるな、新世界だし。
「おれもいつかあれくらいでっかい貝とるんだ!」
「まだ漁には連れてってもらえないけどなー」
「もうすぐだ、もうすぐ!!」
はしゃぐ子ども達と共に笑っていたチョッパーが、ざくりと砂にスコップを差す。こつん、と何かに当たった。貝かな?と掘り返してみると…。
「わ、でっかい!」
「すごーいタヌキさん!」
「ほ…褒められても嬉しくーー」
ニョキッ
「「「 」」」
カサカサカサ…
「ぎゃあああーーーっ!!?」
「や、ヤドカリーーーッ!!」
ギャーギャーワー!キャー!
「やあ、子ども達は元気だなあ」
「平和でいいこった」ハハハ
騒ぐ子ども達を呑気に見守る島民達。ロビンも同じようにその光景を眺めていた…。 - 118124/07/04(木) 15:08:47
22
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=1 (1)
- 119二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:02:53
子どもたちが無邪気で癒やされるね!(ホラーから目をそらす)
- 120二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 10:12:42
このほんわかから突き落とされるんだおれは詳しいんだ
- 121124/07/05(金) 14:28:00
22
「色々あるんですねェ…わー、これオシャレ!」
「いいの選ぶじゃねェか ほら、首から下げ…アフロに引っかかった!」
「おれこれ!このでっかいのがいい!あとこっちのも!」
「2つも3つもつけたがる奴は初めてだな…」
男性に案内された2人は家というより小屋の中で、観光客が着けるという首飾りを選んでいた。
厳選した首飾りを2つ首にかけたルフィは、そういえばと男性を見る。
「さっきの道、奥には何があるんだ?」
「山の中に行きたいのかい?やめときな、あの先は墓場だよ」
墓場と聞いてルフィが思い出すのはワノ国でローにからかわれた時の事だ。あれは結構ヒヤッとした。
「となると、ここは…」
「墓守当番用の小屋さ 掃除とか整備とか…たまに獣の対処とかな」
なるほど小屋の中にはピッチフォークやスコップ、トンカチや縄なんかの工具の他に猟銃もある。滅多に使うことはないらしいが。
「町には下りねェが、墓場の供え物なんかを目当てに獣が出ることがあるからな」
「へー、クマとかイノシシとかか?あれ美味いんだよなァ」
「いいですねェ熊鍋!牡丹鍋!」
「食う前提なのがさすが海賊だな」
そうして乾いた笑いを浮かべる男性に見送られて、ルフィとブルックは小屋を出た。
町までは下りの一本道だという。ルフィとブルックはしばらく森の中を歩いたが…。
やがて小屋が見えなくなった辺りで、ぴたりとルフィが足を止めた。
「ブルック、おれちょっと行きたいところあるから先に町行っててくれ」
それを聞いたブルックは、わかっていますよと言うように「お供しますよ」と胸に手を当てて頭を下げる。
「そっか!」
恭しい仕草を見て目を瞬かせたルフィは、にかっと笑って踵を返した。 - 122124/07/05(金) 15:01:30
21
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=2 (2)
- 123二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 20:23:13
さてルフィブルックもどうなるか…!?
- 124124/07/05(金) 22:17:51
21
「うっし、こんなモンか」
大きな荷物を抱えるゾロはいたくご機嫌。それもそのはず天井まで高く積まれた酒樽の中からこれはというものを幾つか購入したところだ。もちろん普通の人間が一人で持てる量ではないがいつも鍛錬に使っているダンベルに比べたら大した重さではない。
「ん?出口は…」
見渡す限り酒樽だらけの店内でうろうろしていたせいか、出口の方向がわからなくなった。どこを見ても酒樽が並んでいるのはいい光景なのだが。
「おい、出口はどっちだ?」
「お客さん、さっきからうろうろしてると思ったら迷ってたのかい」
「迷ってねェよ!どこ見ても酒樽だからわかりにくいだけだ!」
「まあそうだろうね 出口は…」
1.右
2.左
dice1d2=2 (2)
「お、そうか 悪ィな」
そう礼を言ったゾロの…。
1.ピアスが小さく音をたてた
2.刀が酒樽に引っかかった
dice1d2=1 (1)
- 125124/07/05(金) 23:42:26
「お、そうか 悪ィな」
そう礼を言ったゾロのピアスが小さく音をたてた。抱えた荷物に引っかかったようだ。耳が引っ張られて地味に痛い。
抱えた荷物を一度置いて引っかかった部分をなおし、改めて荷物を抱え直して出口へ。
「出口は…こっちか」
そう言って、ゾロは『右に』向かった。
そうして1分とかからずに。
「お、出口だ」
ゾロは入った時と同じ扉を内側から開けて外に出た。店の入り口すぐのベンチにはサンジがいるが。何やらぼーっとしている。
「おい、クソコック」
「…――ハッ!」
「なに間抜け面してんだ 終わったぞ」
「あ?あぁ…いや待てお前一人で出てきたのか」
「?そりゃそうだろ」
「…」
「?」
「…まァ、店の出口なんて一つしかないからな」
「どういう意味だてめェ!!」
「そのまんまだよクソマリモ!!」 - 126124/07/05(金) 23:43:50
・
・
「…あれ?あのお兄さん出れちゃったのか」
・
・ - 127124/07/05(金) 23:44:22
20
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=2 (2)
- 128二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 08:15:12
このレスは削除されています
- 129二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 09:06:33
これは……迷子癖が功を奏したのか?
- 130二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 13:16:21
こわ…ゾロのファンタジスが役に立った
ふーん…天井まで高く積まれた酒樽…見渡す限り酒樽だらけねぇ…なんか変な店だな酒樽なんてそんな高く積むか?危ないだろ方向感覚が無くなるような酒樽の置き方だしゾロじゃなかったら危なかったな - 131二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:34:46
店主さんの言うとおり左行ってたらどうなったんでしょうねえ…
- 132二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:58:12
このレスは削除されています
- 133二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 08:39:18
このレスは削除されています
- 134124/07/07(日) 08:40:56
- 135124/07/07(日) 11:04:16
19
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 136124/07/07(日) 12:58:32
1.ナミ
2.ウソップ
dice1d2=2 (2)
- 137二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:04:18
ウソップ>>80ぶり
- 138二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:24:45
このレスは削除されています
- 139二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 12:41:28
これからが楽しみ
ウソップの状態にもよるがゾロとサンジはキレそう - 140124/07/08(月) 16:58:15
- 141124/07/08(月) 16:58:39
うん
- 142二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 18:14:11
ワァ…
- 143二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:01:47
ダイス神の鬼!!
- 144二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:43:27
ウソップがこんな状態なんて…ナミは無事か?
というか…ダイスはうん…踏んだね地雷 - 145124/07/09(火) 00:26:35
19
「へェ~、貝殻の風鈴か!風情があっていいなァ それで、ここに貝殻を探しに来たのか」
「うん…大きい浜辺は、もうみんながいってるから…」
岩場の影から出てきたのは子どもだった。何だ?と思って覗き見ているとサニー号の方を気にしながらも浜に蹲って何かしているから、具合でも悪いのかと思って思わず声をかけた。ちょうど故郷の3人組と同じか少し下くらいの年頃で、放っておけなかった。実際には砂浜で貝殻を探していただけだったのだが。
その子ども…女の子に付き合って、ウソップは貝殻を探している。大人しく控えめでどこか元気がなくて、子どもらしからぬ白い肌と相まって初めて出会った時のカヤを思わせた。
「でかい貝殻か…それも丸いやつじゃねェとダメなんだよな?」
うん、と小さく頷く少女に「う~ん」と砂浜を見渡す。貝殻自体は幾つもあるのだが、普通に掌で包めるサイズのものばかりだ。
「でも、この入り江でとれる貝殻が一番いいって大人の人が言ってたから…」
「ほー…、なんか特別な貝なのか?」
「神様の…カゴ?をもらえるんだって…おっきくて、白くてきれいな貝」
「白、白かあ」
確かにこの辺りの貝殻はピンクや灰色やオレンジ、黄色…と淡い色がついている物が多い。となると本格的に特別な貝らしい。偶然ではあるが見つけられるものなら協力してやりたい気持はある。どことなく幸薄そうなこの少女が海賊船の近くまで来て必死に探しているのだから、きっと大きな意味があるのだ。
そうしてしばらく浜辺に張り付いていた最中だった。
無意識の見聞色に引っかかった気配にウソップはハッと顔を上げる。サニー号だ。それも1人2人じゃない。いやサニー号だけじゃない、すぐ近くにも――――。
「ナミ!!!逃げろォ!!!」
岩場から飛び出してきた片手で収まらない男達の手に武器が握られているのを見たウソップは、咄嗟にサニー号に向かって危険を知らせる赤い煙玉を撃った。
ゴッ
ウソップの後頭部に硬さと重さが打ちつけられると同時、サニー号は赤い煙幕に包まれた。 - 146124/07/09(火) 00:27:57
18
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 147124/07/09(火) 00:28:35
1.ナミ
2.ウソップ(ゾロ・サンジと合流)
dice1d2=1 (1)
- 148二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 08:18:07
うん、じゃなくてですね
- 149124/07/09(火) 14:31:44
18
「(う…)」
ひどい倦怠感の中、ナミの意識が僅かに浮上した。なんだ、これは?暗いし痛いし冷たいし動けない。
「(うそ…やだ、縛られてる…!)」
肩と手足の痛みは縄のせいだった。動かしてみたが痛いだけで全く緩む気配がない。早々に縄を解くことを諦め、重い瞼を押し上げて状況を確認しようと目を動かす。
そこは薄暗い部屋だった。部屋といっていいものか、だいぶ粗末な部屋。岩場をくり抜いて木板を敷き詰めたような。あ、待ってこれ牢屋?
「(ちょっと、乙女の扱いが雑よ!)」
温度と湿度で地下だと直感した。僅かな風も感じない。閉じ込められている。
「なんなのよ…!」
武器も連絡手段もない。どうしたものかと頭を悩ませるナミの耳に、足音が聞こえてきた。1人ではない。複数だ。咄嗟にナミは気絶したフリをする。
予想通り足跡の主達はすぐ近くで止まった。ガチャッ、ギィ…という錆びた金属音。誰かが入ってくる。そいつはナミの近くに膝をつくと雑にナミを仰向けにした。
「ご覧ください」
「ほう、これが…」
1人目は中年の男、2人目は老人の声。その他にも何人かいるようだ。体に感じる下卑た視線に鳥肌がたつ。しかし老人はナミの体ではなく頭を撫で回した。ちょっと、安くないわよ!
「あの浜に入ってきた海賊船の女です 他の連中は町に」
「そうか…あの浜に」
老人の声が興奮を帯びる。
「浜に流れ着いたものは須く海よりの恵み、特にあの入江には滅多にあがらない」
老人の枯れた手がナミの顔を持ちあげるように首を掴む。
「本当に久しぶりだ…こんなに上等な"貝"が採れたのは」 - 150124/07/09(火) 14:50:10
17
白くて丸くて大きくて、神様に捧げると幸せになれる貝ってなーんだ? - 151二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 15:05:28
幸、丸、貝…あっあっあっ
- 152二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 15:06:08
まさか頭がい骨的な…
- 153二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 15:47:32
- 154二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 16:05:34
もしかして外部から訪れた人間を食べるとかではなく生贄……?
- 155二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 18:33:59
贄 → 幸+丸+貝
- 156二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 19:17:23
なるほど 贄…!!??
- 157124/07/09(火) 20:35:23
16
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ
3.チョッパー・ロビン
4.フランキー・ジンベエ
5.ナミ・ウソップ
dice1d5=5 (5)
- 158124/07/09(火) 21:58:36
16
――ウソップ!おいしっかりしろ!
――チョッパー戻ってきてくれ!ウソップが重症だ!
ぐらぐら揺れる感覚と遠くに仲間の声を聞いた。誰かに揺さぶられて運ばれて鈍い痛みと傷口が濡れる感覚とじわじわ染みるような痛みが体中を苛む。やたらと名前を呼ばれた気がして、ウソップはぼんやりした感覚のまま目を開けた。
頭が重い。ぼやっとする。意識も視界も。自分の上で誰かが慌ただしく動き回っていた。
「ウソップ!気がついたか!」
「おいウソップ!生きてるか!?」
覗き込んできた4つの顔。チョッパー、サンジ、ロビン、ゾロ。ぼやける視界の中で仲間を認識して安堵すると同時に一人の仲間が危機に瀕していることを思い出す。血の味を喉に感じながらなんとか声を押し出した。
「ナ゙、ミ…」
「ナミがどうしたの、攫われたの!?」
「誰に!どこだ!?」
「や゙…ま゙…い゙、げ…に゙…」
山!?山の池か!?と叫ぶ仲間の声が聞こえた。違う。池じゃなくて。
「ぃ゙…げ、に゙…え゙…」
「生贄!!?」
あぁ、伝わった。大丈夫だ。確かな安堵が張っていた気を緩ませ、ウソップの意識はそのまま落ちた。 - 159124/07/09(火) 22:04:34
15
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ・チョッパー・ロビン・ウソップ
3.フランキー・ジンベエ
4.ナミ
dice1d4=4 (4)
- 160二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:28:13
ウ、ウソップー!!!
伝わったけどナミさん救出できるか!? - 161124/07/10(水) 02:27:29
15
老人達はいなくなった後、ナミはなんとか脱出できないかと考えを巡らせていた。とはいえ老人達が牢の前からいなくなった後の足音を聞くに、この地下から外へ繋がる道はかなり長そうだ。それに牢の前には一人だが見張りがいる。黙って檻に背を預けて座り込んでいるあたり下手に手を出してこなそうな男であるのが唯一の救いだが、逆に言えば下手な行動を見咎められれば問答無用で捻じ伏せられるだろう。いっそ助平ジジイならワンチャンあったかもしれない。
「(海の恵み…貝って何のこと?あいつら私に何をさせる気なのよ…!)」
ナミはまだこの島の事をなにも知らない。それでも異常であることだけはわかる、これまでの経験で培った危機感。何せナミは覇気は元より武器なしの肉弾戦は不得手だ。
ナミは覇気が使えない。そのせいか全く気づかなかった。
檻に背を預けて座り込む男の真横に、顔が穴のように抉れた女性が立ってナミを見下ろしていた事に。 - 162124/07/10(水) 02:28:12
14
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ・チョッパー・ロビン・ウソップ
3.フランキー・ジンベエ
dice1d3=1 (1)
- 163124/07/10(水) 03:23:11
- 164124/07/10(水) 03:23:59
13
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ・チョッパー・ロビン・ウソップ
3.フランキー・ジンベエ
dice1d3=1 (1)
- 165124/07/10(水) 12:17:11
13
真っ暗な穴の中をどれくらい落ちただろうか。落ちるだけ強くなる湿度と怖気立つような死臭。
嗅いだことのある匂いだ。その匂いはルフィの楽しくない記憶を引き摺り出した。それはブルックも同じく。あの長い孤独の中で潮の匂いと共に嗅いだ匂い。
やがて裂け目の底に降りた時、予想通りの光景にそれでも2人は絶句した。
そこに散らばっていたのは骨。バラバラになっているのもある、明らかな人骨。暗くてよく見えないが丸みを帯びた白い骨が暗闇に浮かび上がっていた。まだ僅かに肉片がこびりついているものもある。本当なら匂いで呼吸もできなさそうなところ、風が吹き上がることで匂いが篭らずにいるらしい。息してるみてェだな、とルフィは僅かな光を落とす裂け目を見上げた。もうあんなに遠い。
無数の骨には共通点があった。頭に当たる部分、頭蓋骨がない。見える限り全て頚椎があるか否かだ。つまり彼らは首を落とされてからこの裂け目に捨てられたことになる。
ガシッ
「うわっ!」
突然何かに足首を掴まれた。ブルックが自分を呼ぶのが聞こえる。引きずり倒されながら振り向くと、ルフィの足首をがっちり掴む首のない白い骨。
ーーギィン!
急に頭の中に群衆の絶叫のような"声"が雪崩れ込む。うぁ、と呻いたルフィは頭を抱えて転げ回った。身体中に骨が刺さるがそれより頭の痛みの方が大きい。
恨み辛み嘆き悲しみ。数多の未練や感情がルフィの脳を殴りつけた。 - 166124/07/10(水) 12:27:49
14
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ・チョッパー・ロビン・ウソップ
3.フランキー・ジンベエ
dice1d3=3 (3)
- 167二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 15:21:45
第一島人がブルック見て「生き返った」って言ったのそういうことか…
- 168二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 18:46:02
サンジが見た女性とナミのところに居る女性は同じ人かな?頭が無いってことは前の生贄とかかな…どういう思いなんだろ引きずり込みたいのか逃がしたいのか
- 169二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 06:04:10
保守
- 170124/07/11(木) 06:29:34
14
「ハナヲ3ビョウイジョウオシテクダサイ」
ポチッ ボフンッ
「キャーッ!!✨」
「ロボすごーい!!!✨」
「おれも!おれもやるー!」
「サメのおじちゃんさっきのもっかい!!」
「わかったわかった、待てというに」
人込みから少し離れた開けた場所で、ジンベエとフランキーは追跡者…子どもたちに群がられていた。多くはない外からの客、その中でも一等珍しいサイボーグと魚人の組み合わせに子ども達は興味津々。それで町中から隠れてついてきていたらしい。バレバレな尾行にこちらから声を掛けたら一気に寄ってこられてイマココ。
「すげーッ!父ちゃんよりたかーい!」
「おいおいそんな事言ったら父ちゃんが泣いちまうぜ?」
「しらなーい!今日あそぶ約束やぶった父ちゃんがわるいんだ!」
ぷくっと膨れる子どもは拗ねている様子。その子に続くように他の子どもも「うちも」「僕も」と言い出した。彼らの父親は急遽決まった今夜の祭りのために駆り出されているらしい。
「お祭りは楽しいからいいけどさ」ムス
「祭りかァ そりゃ準備が要るから仕方ねェな」
「そういえば広場のあたりで何やら組み立てていたのう…あれは櫓か」
手が足りないなら協力してもいいがと顎を摩るフランキーに、子どもの一人がよじ登る。
「ロボにーちゃん達、クギもってない?」
「釘?船に多少あるが…足りねェのか?」
「父ちゃんがクギがいるって言ってたから」
「なら少し分けてやるか」
この島に製鉄所があるようには見えない。となると工具は外部からの仕入れに頼ることになる。定期的に外来船が来ない限り。足りなくなることもあるだろう。よし、とフランキーは立ち上がった。 - 171124/07/11(木) 06:30:18
- 172124/07/11(木) 06:31:25
(↑番号間違えた 12です)
11
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ・チョッパー・ロビン・ウソップ
3.フランキー・ジンベエ
dice1d3=3 (3)
- 173二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 13:15:04
クギって供犠のこと…?
- 174124/07/11(木) 14:45:51
11
フランキーとジンベエは、ウソップが意識を失うのと入れ替わるようにサニー号に戻った。戻った途端キレ散らかしたサンジに出会しかと思えばロビンもゾロも静かに怒髪天。ウソップは大怪我を負って寝込んでいるしチョッパーはその治療に必死だ。それでも2人が皆から事のあらましを聞いて理解するのに然程の時間はかからなかった。
「生贄たァとんでもねェ島だな」
「今夜の祭りとはそういうことか」
「ナミに何をさせる…何をする気かはわからないけど、危険なことに変わりはないわ」
「そういうわけだ、おれはもう行くぞ!!こうしてる間にもナミさんがどんな危ない目に遭ってるかもしれねェんだ!!」
「待て ルフィ達に連絡は?」
「これからだ 一回かけたんだが出なくてな」
「わかった、ではこうしよう ウソップの治療にチョッパーは残るとして、他に船の警護といざという時にすぐ船を出せるよう準備する者と…」
言いながらジンベエはふと思った。先ほど子どもが言っていた『クギ』。ひょっとしてあれは釘ではなく、生贄という意味の『供儀』だったのではないか、と…。 - 175124/07/11(木) 14:49:59
- 176124/07/11(木) 16:45:09
10
1.ルフィ・ブルック
2.ゾロ・サンジ・チョッパー・ロビン・フランキー・ジンベエ
3.ウソップ
dice1d3=1 (1)
- 177二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 22:49:05
わくわく
- 178二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 23:40:46
ナミさんが囚われのヒロインしてる
- 179二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 11:30:59
保守
- 180二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 22:16:20
このレスは削除されています
- 181124/07/12(金) 22:19:34
10
「ルフィさん!!」
ブルックが叫んでもルフィは頭を抱えたまま骨の上で藻掻いている。ゴムの体とはいえ刺さり切れれば怪我はするわけで、いつもの戦闘に比べたら掠り傷でも見過ごせるものではない。
この状態に近いルフィを一度見た事がある。ゾウでのことだ。モモとともに"像主"の声が聞こえたルフィは頭を抱えていた。だが今のルフィはあの時よりもずっと苦痛を感じている。
ブルックも見聞色ではなしに一度死んだ身として感じるものがある。まるで辺り一帯の骨が怨嗟の声を上げているようだ。
「ルフィさん!このままでは…何か…何か手を…」
周りから砕けた骨を払いながらひとまずルフィを抱えて地上まで退散しようとしたが、当のルフィが動かない。ブルックの声も未だ届いていない。
「せめてこの声のようなものを鎮められれば…――――ハッ!!」
ぴしゃん、と雷が落ちたかのような閃き。雷効かないけど。ともかくブルックはギターを…どこから?とか野暮なことは聞いてはいけない…取り出して。
「怨嗟の声など…音楽の力で打ち払って魅せるぜ、ベイベー!」
ジャーン!!と場違いに力強い音が辺りに反響した。 - 182124/07/12(金) 22:24:27
ところでブルックのあのサメのギター、完全再現したやつ売ってるんだな
ちょっと欲しい弾けないけど
9
1.ルフィ・ブルック
2.サニー組
3.ナミ
dice1d3=2 (2)
- 183二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 22:29:46
このレスは削除されています
- 184二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 22:30:18
ブルックぅぅ!!
- 185二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 22:32:14
ソウルキングのゲリラライブ始まった
骨まみれの地下でライブ…いいな - 186二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 08:08:42
なんかのMVみたいだ
- 187124/07/13(土) 15:35:16
「わかった、ではこうしよう ウソップの治療にチョッパーは残るとして、他に船の警護といざという時にすぐ船を出せるよう準備する者と…」
「おれはナミさんを助けに行く!!!」ゴォォ
「私も行くわ」
「アーウ…これは、おれは残った方がいい流れだな?となると後は船の警護だが…」
船に残るのは
1.ジンベエ
2.ゾロ
3.どちらも残らない
dice1d3=1 (1)
- 188二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 00:19:52
保守
- 189二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 11:03:28
保守
- 190124/07/14(日) 11:26:31
- 191二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:40:27
いい意味でも悪い意味でもおとなしくしてるはずないもんな
- 192124/07/15(月) 03:06:54
1.ナミ
2.ルフィ・ブルック
dice1d2=1 (1)
- 193124/07/15(月) 13:19:56
8
遠くから扉が開くような金属音が聞こえ、次いで足音が複数。軽いのは女性だろうか。ナミが薄めを開けてチラと見ると、足音を迎えるように見張りの男が立ち上がった。やってきたのはやはり男と小柄な女性…老婆。
「クギの支度にきたよ」
「じゃあ、準備ができたらーーおい!」
見張りの男が牢を開けた。すると老婆より先に付き添いの男が入ってくる。咄嗟に目を閉じたナミの頭を掴んで、男は「へぇ」と嗤った。
「これが今夜のクギか?可愛い顔してんじゃねェか もったいねェなァ」
「(クギ?釘、じゃないわよね…何?)」
「おい!島神様に捧げるまでクギに触れるのは許されん!」
「そいつは陽が落ちてからの話だろ?てかお前本当に手出してねェのかよ おれなら即いただーーおい待てわかった、わかったよ!出りゃいいんだろ?ったく冗談の通じねェ野郎だ」
「(あれ?)」
意外にもあっさりと男は出て行った。見張りの男に脅されでもきたのだろうか、ざまーみろ!
代わりに老婆が入ってきた。見張りの男は付き添いの男の腕を掴み、老婆に後を任せて何処かへ行ってしまう。足音が遠ざかるのを聞きながらしめた、と思った。この小柄な老婆くらいなら丸腰でもーー。
ガシッ
「ッぁ゛、ぐ…!」
「やっぱり起きていたね」
ナミが何かするより先に老婆が片手でナミの首を絞めた。老人とは思い難い力で。
「逃げようなんて考えるんじゃないよ 頭か無事なら、体なんてどうしたっていいんだ」
反射的に開けてしまった目に映る、ニタリと嗤う老婆の顔が霞む。
「いい子にしていれば、苦しまずに済むよ…きっと、ね」
鼻と口に妙な匂いのする布を押し当てられる。首を離された瞬間思い切りそれを吸ってしまい、しまったと思った時にはもう遅い。そのままナミの意識は闇に落ちた。
老婆の暗い嗤いが、岩壁に反響した。 - 194124/07/15(月) 18:29:06
ここまで
途中から無理だなとは思ってたけどやっぱり収まらなかった
続きのスレは夜に立てる予定 - 195124/07/15(月) 23:09:43
- 196二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:18:17
立て乙うめ
- 197二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:42:30
ハッピーエンドになってくれ〜!
- 198二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 01:37:21
埋め
- 199二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 02:12:26
うめ
- 200二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 13:00:39
ナミ助かるかなあ