- 1二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:48:28
- 2二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:50:07
シャカウラだと…!?
- 3二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:54:58
ウララちゃんを泣かせたな
許さん - 4二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:56:03
ウララちゃんなら「シャカールちゃん忙しかったんだね!また今度お祝いしよ!」って許してくれるさ…
- 5二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:57:26
何がどう合って結婚したのかはわからんが
この概念でss書きたくなってしまう - 6二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:59:33
- 7二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 18:59:57
頑張って考えてみる
- 8二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:01:12
なんか前に釈迦がウララにクソデカ感情持ってる概念スレ立ってたような気がする
- 9二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:02:12
- 10二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:02:12
理由もなくすっぽかしはしないだろうから許してくれるさ
- 11二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:02:38
カツオのたたきに薬味たっぷり用意してビールも用意したのにぬるくなっちゃった...
- 12二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:02:44
- 13二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:03:26
M銀行システム担当「いやーこれアカンよマジアカン、シャカくんになんとかしてもらわねーと無理だわこれ」
- 14524/06/22(土) 19:04:35
覚えてて頂けてありがたいです
- 15二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:06:10
結婚記念日だというのに家に帰らせなかった会社サイドにも問題がある
- 16二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 19:06:23
- 17二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 22:30:34
当たり前のようにダイスの選択肢にウララいるの草
あにまん独自のカプにハマると供給の無さに狂ってしまうから責任取って - 18二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:38:21
大まかなの思いついたので深夜か明日にss投下します
- 19二次元好きの匿名さん24/06/22(土) 23:46:16
- 20二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 10:30:43
- 21二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 10:36:20
ウララちゃんなら「初めて会った記念日」とか「初めて手をつないだ記念日」みたいな男目線だとよくわからない記念日量産するなんてことしないんだし、結婚記念日位有給とって一緒に過ごしてもよかったんじゃないかなぁ
- 22二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 10:49:13
疲れ切った顔で部屋の明かりをつけると、テーブルの上のご馳走が目に飛び込んでくるんだよね
そして何よりも、もうとっくに寝てると思ってたウララちゃんの姿に驚いてしまうんだよね
何でだ?どうして、と重い頭でぐるぐる考えを巡らせて、ようやくケーキの上の文字に気づいて
一瞬頭が真っ白になって
じわりと染み込んできたのは申し訳なさと情けなさで
ただただぼろぼろと溢れてくる涙を、声も出せずひたすら拭うしかできないんだよね
- 23524/06/23(日) 12:21:34
書けたので投下します…
シャカウラss久々なので変なところあったら申し訳ございません
「ウララちゃん今日は大丈夫だから早く帰ってあげな!」
「ウララちゃん!とっておきのカツオ、プレゼントだ!捌いてあるからすぐ食べられるよ!」
「ウララちゃん!いちご、オマケしておくよ!」
……桜は花を散らせて、若葉が芽生える季節。
新生活の応援や送別会で盛り上がっていた商店街も落ち着きを見せ
のどかな雰囲気が戻ってきていたが、その日だけは
どこか騒がしくも、暖かく、賑やかなムードで包まれていた。
「わわっ!で、でも…おじちゃん達大変じゃないかな…?」
「全然!むしろこんなめでたい日だ、元気になってバリバリ働けるよ!」
「あーた、無理して腰痛めたらウララちゃんが心配しちまうでしょう?程々にしとき!」
小突きあう八百屋の夫婦を見て周りもワッと笑い、ウララも微笑む。
その日は、ハルウララの結婚記念日だった。
天真爛漫かつ純粋無垢なあのハルウララも、今はすっかり大人。
大切な相手となったエアシャカールと…特別な毎日を過ごしていた。
現在は、トレセン時代と同じくちょくちょく商店街の手伝いをしながら主婦としてシャカールを支えてる。
…お祝いムードのおかげで、今日は大量のプレゼントを持たされて
お手伝いは出来なかったようだが。 - 24524/06/23(日) 12:23:30
「えへへ…みんなありがとうね…!よーし、じゃあ今日は早く帰って、張り切ってご飯作るぞ〜!」
見送られながら荷物を両手に抱えて帰るウララ。
そして、帰ってからも…知人や家族からのプレゼントが沢山届いていて…
誰も彼もが、まるで自分の事のように喜ぶ。
愛されていたハルウララだからこそ、だろう。
「ふんふふ〜ん…シャカールちゃん、早く帰ってこないかなぁ…
迎えに行っちゃおうかなぁ…!早すぎるかな…?えへへ!」
プレゼントの整理をしながら鼻唄を歌うウララ。
そして…浮かれているのはエアシャカールも一緒だった。
「あ、先輩!おかえりなさいです!」
「おう。」
在学中、Parcaeを作ったのがシャカールだという事が理事長の耳に届き
シャカールはスカウトされ、トレセン学園に就職した。
「あっ…それ〜!奥さんへのプレゼントですか〜?」
「ああ。まあな…。」
「いやー…幸せ者ですね〜!アツアツじゃないですか〜!」
「うるせェなァ…集中しろ。」
「はいっ!」
そうはいいつつも顔は緩んでいる。
心の拠り所が増えた影響か、すっかり丸くなったように見えるシャカール。
かつての荒っぽさは鳴りを潜め…現在は後輩上司、同僚ともに慕われているようだ。
「いいなぁ…私も早く、いい人見つけたいな〜…!」
「…テメェなら大丈夫だろ、オレが保証してやる」
「またまた〜…私なんてイイトコ全然無いし…」
「なーに言ってんだ、テメェは良くやってるぜ?…仕送りも無しにな。」
「…まあ、自分でも…それは思います…。」
- 25524/06/23(日) 12:25:03
…シャカールは、この後輩を少しかつての自分と重ねていた。
機械が嫌いで、トレセン学園にまで偏見を持っていた…そんな仲の悪い親がいて、かれこれ長い事話していないらしい。
「…頑張りすぎねぇ程度に、頑張れよ。一人で抱えねぇでいざとなったら相談しろ。」
「…はい。」
「……ま、それが出来りゃ苦労しねぇよな。オレだって苦手だった。てか今もまだ苦手だ。」
「えっ!?そうなんですか!?」
「ああ…。弱いトコ見せるのがな…昔よりは出来るようになったってだけだ。」
「……意外です…先輩にそんなイメージ無かったから…むしろ、現役の頃から実は親しみやすかったのかな〜って思ってました…」
「……どうだろうなァ、結構あぶねー奴だったかもな。」
「へ〜!」
「ま、オレの事はいいんだよ。そろそろ再開すんぞ。」
「あ、ハイ!」
再び指を動かす二人。日は少しずつ沈んでいく。
シャカールも、ウララも、お互いを想い…
早く時間が経たないか、と再会を待ちわびていた。
…しかし、運命は意地悪だった。
「ふんふふ〜ん…わっ!なになに!?」
ウララが家で食事の支度を終えて、料理を並べ終わった頃…パッと電気が消えた。
たった7秒の短い時間ではあったが…電気が再び付いてすぐ、スマートフォンに通知が来た。
復旧はしたが、この辺り一体で停電が発生した、という。
……怪我もしていない、料理を落とした訳でもない…しかし、ウララは何か不安がよぎった。
「……シャカールちゃん…大丈夫…だよね…?」
- 26524/06/23(日) 12:26:22
「うおっ…!?停電か!?」
トレセン学園も、停電のエリアに入っていたようだが、すぐに復旧した。
「ふぅ…ビビらせやがって…補助電源があって良かったな…」
「……」
「…ン?どうした?」
「…あ、は、はい!大丈夫です!」
……繋がっていない会話、何処となく強張った顔。机の下から顔を出した後輩。
…まさか、と思いパソコンを覗き込むシャカール。
「あっ!ま、待ってください!先輩!」
「うるせェ!見せろ!」
青ざめて、唇を震わせる後輩。
パソコンに映っていたのは…起動中、の文字だった。
「…お前…こ、これ…!」
「……停電にビックリして…足引っ掛けちゃったんです…」
「……確か…お前…」
「…今日、提出しないといけないデータが…」
……シャカールは知っていた。
後輩はここだけでなく、家にも仕事を持ち帰ってする為、USBにデータを保存して
後から共有サーバーにアップロードしていた。
…反応を見るに…今日は…
「ど、どうしよう…どうしよう!」
「落ち着け、とりあえずバックアップ探すぞ!」
「ああ、ふ、普段から…ちゃんと保存しておけば…!ちゃんとしてれば…!」
「もう起きちまったモンは仕方ねぇ!早く始めるぞ!」
とは言っても…せっかく見つけたバックアップはだいぶ前の状態。
今から直してたら、帰りは何時になるかわからない。
それでも、直す。ひたすらに復旧する。しかし、ゴールは果てしなく見えた。空の色は刻一刻と変わっていく。
すっかり暗くなってしまった空はシャカールの表情と同化してるようだった。
- 27524/06/23(日) 12:27:30
(…どうする…どうする…!!)
「…先輩、大丈夫です…。」
「…あァ…?」
「…だって今日、結婚記念日なんですよね…?」
……涙を浮かべながら、後輩は声を振り絞っていた。
「…私の事はいいんです、先輩は…帰って奥さんの所に…」
「……。」
悔しい事に…シャカールは言葉を吐き出せなかった。
普段ならバカか、とでも叱って朝まで付き合う事すら出来る…。
しかし、ウララとの大切な時間…ウララの顔が浮かんで、一瞬とはいえその言葉に甘えたくなってしまった。
全身が締め付けられるような感覚で…呼吸が止まり…涙が絞り出されそうになっていた。
その時、シャカールのスマホに…ピロリと通知の音。
画面には、ハルウララの名前。
「…ウララ?」
急いでメッセージを開くと、シャカールの顔は…徐々に緩いでいった。
『シャカールちゃん!ていでん、大丈夫だった…?
ウララは大丈夫だけど、シャカールちゃんとパソコンさんは大丈夫?
なにかあっても、ウララは大丈夫だよ!
シャカールちゃんが大丈夫になるまで、まってるから!
がんばってね!大好きだよ!』
…シャカールは、カチカチとメッセージを打ち込むと…スマホを置いてニヤリと笑った。
「……ああ、バカはオレだったなァ…。」
「…先輩?」
「……やるぞ!今日中までに直しゃいいんだろ!脳みそ限界まで動かせ!」
「え…?で、でも…!」
「さっさとしねェとホントに帰るぞ!?あァ!?」
「は、はい!!」
後輩は、普段のシャカールとは違う…尖った気迫に押されて、作業を再開した。
- 28524/06/23(日) 12:28:21
「け…けど…やっぱり私達二人じゃ…」
「誰が二人っつったよ、根性だけでなんとかするなんざ…」
…シャカールは、先程までの曇った表情でもなく、気迫のある顔でもなく、
ニヤリと歯を見せて笑った顔で…そっと言った。
「…ロジカルじゃねェだろ?そろそろ来るぜ…!」
「…え?」
その時、部屋のドアが開いた。
「ようシャカール!待たせたな!へへっ、俺達も手伝うぜ!」
「全く…大事な日に一人で抱え込むんじゃあない。悪い癖だぞ。来年からは有給を取れよ?」
「まさか、まだ残っていたとは…気付けなくて申し訳無かった。こんなジジイでも何か役に立てる事があれば言ってくれ。」
今日は非番だったはずの同僚や、出張帰りの上司までもが駆けつけてくれたのだ。
ついでに、シャカールへのプレゼントまで抱えて…。
「み、皆さん…!」
「シャカールからの連絡聞いて飛んできたんだよ!」
「さぁ、何でも言ってくれ。」
「焦るな、下手に仕事を探すんじゃない!シャカール君達の指示に従え!」
「了解!」
「任せておけ!」
「皆さん…ありがとうございます…!!」
「さぁ…やるぜ!」
- 29524/06/23(日) 12:28:55
- 30524/06/23(日) 12:29:38
…時刻は11時半。
あと数十分もすれば…日が変わる。
「……今日じゃねぇと…今日じゃねぇとダメなんだよッ!!」
見慣れた景色が見えてくる度に、更に速度を増していくシャカール。
マンションが見えてきた、階段を駆け上がる。
息を切らしながらドアを開けると、部屋の奥から明かりが見える。
「…まさか…!?」
呼吸を整える事すらせず、靴を乱暴に脱ぎ捨てて、部屋のドアを開ける。
「……ウララ。」
…テーブルの上には、ケーキと結露の付いたビール、ネギやにんにく等の薬味しか乗っていないにしては、離れた位置に置いてある食器と…
伏せてすやすやと眠るウララの姿があった。
……机の上のラップで気付く。おそらく、他の料理や、カツオが冷蔵庫の中にある。
ギリギリまで、自分の帰りを待って…だけど常温に出していて温くなれば、
お腹を壊してしまうと思ったんだろう。
…服も、朝出た時のまま。
……ベッドに運ぼうと後ろに回り込むと…ケーキの上のチョコレートに書かれた文字が見えた。
「……『けっこんきねん日おめでとう!』か…。」
…シャカールは、荷物をその場に落とし…椅子に座ったウララを抱きしめたまましゃがみ込んでしまった。
「…ごめんな…ごめん…。」
…間に合わなかった事も、待たせてしまった事も、『大好き』と送られてきたメッセージに『ありがとう』としか返せなかった事も…全てが申し訳無くなり…ただひたすらに泣いていた。
- 31524/06/23(日) 12:30:24
「……オレも…大好きだ、ウララ。」
「…えへへ…ウララもだよぉ…!」
シャカールは、すぐ顔を上げた。
自然と口から漏れ出した言葉に、帰ってきた返事。
「……ウララ…?」
「…えへへ!おかえり!シャカールちゃん、だーいすき!」
そのまま、くるりと周って椅子越しにシャカールを抱き返すウララ。
「お…起きてたのか?」
「ううん、シャカールちゃんの声が聞こえて来て…嬉しくて起きたんだ!」
「……ウララ…!」
伝えたい事が沢山あった筈だった、筈だったのに。
ただ泣きながら抱き返すしか出来なかった。
「もう、泣いちゃダメだよ?せっかくの楽しい結婚記念日だよ!」
「だ…だけど…オレは…!」
「…大丈夫!」
そう言いながら、ウララは優しく頭をポンポンと撫でる。
「ほら、時計見て!今日はまだあと10分もあるよ!ギリギリセーフ!」
「…ウララ……。」
「…シャカールちゃんに、お願い。この10分…とっても楽しい時間にしたいな?」
「……!」
「結婚記念日になるたびにね、思い出して…ずっと、ずーっと忘れないくらい、楽しい10分にしたい!」
「……ずっと忘れない…10分…か。」
「だから…もう泣かないで?ね!」
(……ああ、思い出した。
ウララは、どんな事だって…こうやって楽しんでたよなァ…。)
「……ああ、そうだな。」
- 32524/06/23(日) 12:30:36
- 33524/06/23(日) 12:31:26
終わりです
思ったより長くなって
申し訳ないです - 34二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 17:13:53
後輩のフォローするシャカールイケメンすぎるし日にち変わるまでの10分を楽しい思い出にって良い子すぎるウララ…
ssありがとう!! - 35二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 17:14:38
シャカウラ!?
- 36524/06/23(日) 18:05:06
- 37二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 19:59:44
余談
シャカールの後輩にはモデルはいませんが
駆け付けた同僚2人と上司は映画「SAND LAND」のサントラを
書きながら聞いてたので、その主人公3人をモデルにしました