- 1二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:18:13
- 2二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:19:31
ゼイユの部屋
スグリ「ねーちゃん、話って何?俺、この後アカマツと一緒にテレビ見る予定なんだけど…」
ゼイユ「あー、まあ用件というか今後のことなんだけどさ」
ゼイユ「アンタも学園に復学してから大分落ち着いてきたみたいだし……そろそろいいかなって」
スグリ「?」
ゼイユ「いやだからあれよ」
スグリ「え?」
ゼイユ「もう!!察しが悪いわね~大人の真似事みたいなあれよ!」 - 3二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:20:49
スグリ「!!…………えっと、ヤダ」
ゼイユ「はぁ!?なんでよ!?」
スグリ「なっ、なんでってやっぱり姉弟でするのは変だから…」
ゼイユ「意味わかんない。そんなの今更でしょ?」
スグリ「うぅ、ねーちゃん前は別に変なことじゃないって言ってたのに…」
ゼイユ「そんなこと言ったかしら?とにかく、林間学校の時からご無沙汰でこっちも溜まってんの」
スグリ「……ねーちゃんには感謝してるし迷惑かけちまって悪いとも思ってるけどもこの機会にそういうことも止めようって思ったんだべ…」 - 4二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:21:47
ゼイユ「……ふ~ん、倫理的じゃん。まるで私だけ悪者みたいね」
スグリ「そっ、そうじゃなくて。俺もねーちゃんに甘えてた部分があったからそういうの抜きにした普通の関係に戻りたくて…」
ゼイユ「私に意見するとかずいぶん偉くなったものじゃない」
スグリ「べっ、別に意見というかお願いみたいなものだから」
ゼイユ「…………3日後の夜に私の部屋に来なさい」
スグリ「ね、ねーちゃん!?」
ゼイユ「…スグのくせに生意気なのよ。再教育してあげるからそのイキった髪を元に戻した状態で来なさい」 - 5二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:22:56
スグリ「……ヤダ」
ゼイユ「スグ!!」
スグリ「ねーちゃんのバカ!!しないったらしないの!!じゃあもう行くから!!!」
ダッ!!
ゼイユ「ちょっちょっと待ちない!!スグ!!!」
ゼイユ「き~~~~~~~~~~~~~~~~~~」 - 6二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:22:56
ほう…不健全スタートのスグゼイですか
- 7二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:25:12
アカマツくんの部屋
アカマツ「スグリ、大丈夫?何かあったの?」
スグリ「え?」
アカマツ「何となく元気ないから」
スグリ「あっ、だっ大丈夫!ちょっと、ねーちゃんと喧嘩しただけだから……」
アカマツ「そっかぁ。普段仲良くてもそういう時もあるよね!」
スグリ「う、うん…」
アカマツ「ゼイユ先輩、たまに口悪いけど根は優しいからすぐに仲直りできるって」
スグリ「(あっ、アカマツから見てもねーちゃん口悪いんだな)うん、そだな」
アカマツ「とりあえず今はそのこと忘れて一緒にテレビ見て楽しもうよ!」
スグリ「う、うん!そうする」
アカマツ「今日のは面白いしいっぱい笑えるからスッキリすると思うよ」
スグリ「にへへ、わや楽しみ!」 - 8二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:25:16
後編が出る以前くらいの頃にこの路線の概念でエグいやつあったよね
- 9二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:26:44
まあこれは健全な二人に向かう感じらしいし楽しみにしておこう
- 10二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:27:14
ゼイユの部屋
ゼイユ「困ったわね」
ゼイユ「まさか断られると思ってなかったからいろいろ服とかグッズとか用意してたのに」
ゼイユ「てかっ本気なのかしら?さすがに意地はってるだけよね?」
ゼイユ「だって今までだってスグの方から懇願してきた…………ことはなかったけども終わったらちゃんと気持ちよさそうに眠ってたし嫌がってたわけじゃないはず」
ゼイユ「さすがに期間が空きすぎて恥ずかしくなったのかしら?」
ゼイユ「いきなり誘うんじゃなくてまずは一緒にお風呂くらいから再開の方が受け入れやすかった?」
ゼイユ「はぁ~~~~~何で私がこんなことで悩まなきゃいけないのよ」
ゼイユ「こんなことなら実家に帰省してた時に……それはさすがに酷ね」
ゼイユ「まぁ、いいわ。とりあえず様子見しましょう」 - 11二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 16:35:51
とりあえずここまでで一旦失礼します
続きは夜にでも更新できたらなと思います
エグイ展開とかにはならない予定です - 12二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:44:10
とりあえず続き投下
何か思い通りにならなくてイライラしてしまうねーちゃんの巻 - 13二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:46:09
4日後
スグリの部屋
ゼイユ「説明しなさい!昨日の夜、部屋でずっと待ってたんだけど」
スグリ「え?」
ゼイユ「え?っじゃないでしょ。私の部屋に来なさいって前言ってたじゃない!」
スグリ「(……あれ本気だったんだ)だってあの時行かないってはっきり言ったしあれからねーちゃんも特に何も言ってこなかったから…」
ゼイユ「(どうも本気で今後もしないつもりみたいね)はぁ~~もういいわ。……確かに私も性急にことを進めようとしすぎてたわ」 - 14二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:47:36
スグリ「えっとそういう問題じゃなくてもうしないってことなんだけど……」
ゼイユ「わかってるっての、思春期だもんね。それに私も学園に戻ってからしばらく自分のことで忙しくてアンタの面倒みてあげれなかったからそっから戻していくって言ってんの」
スグリ「い、いやあんまりわかってない気がするし自分のことは自分でできっから」
ゼイユ「安心しなさい。アンタが困ってることがあったらその時だけ助けるってことだから」
スグリ「そ、それは……嬉しいけど」 - 15二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:49:31
ゼイユ「(ふふ~ん、さすが私ね。こんな感じでちょっとずつ恩をきせていけばスグもたまにならいっかみたいな感じになるでしょ)」
ゼイユ「それじゃ、今困ってることとか言ってみなさいよ。あっ、わかった勉強でしょ?休学中それどころじゃなかったもんね」
ゼイユ「(てかっもう最適解見つけてしまったわ。勉強なら私得意だし?めちゃくちゃわかりやすく教えてねーちゃん、わやすげぇとか感心させて休憩がてらに私のちょっとお高めのチョコを特別にあげたりとかすれば目算で3回目くらいには多少強引にでも迫ればいけるでしょ?)」
ゼイユ「(一応昨日はスグの意思がどの程度か確認するためで別に期待とかはしてなかったけどまさかここまで本気とはちょっと予想外だし早めに軌道修正した方がいいわよね)」
ゼイユ「(あぁ~~やっぱり段取りが決まると一気に集中力が高まってくるわね。勉強は適当に教えるとしてどうムードを高めていこうかしr)」
スグリ「あっ、それは何とかなりそうなんだべ!」
ゼイユ「は?」 - 16二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:51:30
ゼイユ「……どういうこと?確か前に勉強ついていけなくてアカマツに聞いてもわかんないって嘆いてたじゃないの」
スグリ「う、うん。……そうだったんだけどそのことタロに話したら勉強教えてくれるって言ってノートも貸してくれたんだ」
ゼイユ「はぁ!?意味わかんない……タロは2年生でしょ?何で1年のアンタの面倒みなきゃいけないのよ」
スグリ「あぅ、……えっといけないとかじゃなくて困ったことがあったらいっぱい頼って欲しいって言われて……それで俺いっぱい迷惑さかけたのに仲間だよって言ってもくれてその……嬉しくてつい………」 - 17二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:52:59
ゼイユ「(あぁー何かむかつきすぎて気絶しそう……タロは全然悪くないんだけど何かこう梯子外されたみたいで気分悪いわね)ふ~ん、そうなんだ……」ギチリ
スグリ「(うぅここまで機嫌悪くなったねーちゃん久々すぎてちょっと怖いかも…)あっ、それでその勉強会がそろそろ始まるからそろそろ出たいんだけども……」
ゼイユ「……あのさスグ。そもそもその勉強会とかのことアンタから一言も聞いてないんだけど?」
スグリ「……だってそもそも報告する必要とかないし」ムゥ
ゼイユ「(やっばマジで頭とか引っぱたきそう)」ビキビキ
スグリ「うぅ~」ギュウ - 18二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:54:54
ゼイユ「ふぅ~~~~~わかったわ。とりあえず一旦そのノート見せてみな。ホントにわかりやすいかねーちゃんがチェックしてあげる」
スグリ「いや別にそんなことしなくてもいいから」ムッ
ゼイユ「いいから貸しな!!」カッ!!
スグリ「わぎゃ!?」ビクッ
ゼイユ「あっ、怒鳴ってごめん……ホントにちょっと見るだけだから」
スグリ「……丁寧に見てな」ビクビク - 19二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:57:26
ゼイユ「(いけない。反抗的な態度についカッとなっちゃった。気を付けないと…。ノートの方は……めちゃくちゃ見やすくてわかりやすいわね。字もキレイだし図とイラストも自作かしら?これは張り合うだけ無駄ね)」
スグリ「えっと、どう?」
ゼイユ「さすがタロね。ケチつけようとした私の方が恥ずかしくなったわ」
スグリ「じゃ、じゃあ!!」
ゼイユ「何嬉しそうにしてんのよ。そろそろ行くんでしょ?きっちり勉強して相手の善意に応えな」
スグリ「う、うん!ねーちゃんありがと!!俺、けっぱるから!!」パァァ
ゼイユ「あっ……うん」ゾクリ - 20二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:59:44
スグリ「さっきは反抗的な態度とってごめん。別にねーちゃんのことないがしろにしたいとかじゃねぇから……ただその……」
ゼイユ「……とりあえずもういいからさっさと行きな」
スグリ「う、うん。それじゃ部屋のロックお願いな!」
ぽてぽてダッシュ!
ゼイユ「はいはい、いってらっしゃい」ヒラヒラ
ゼイユ「……………………………………私、思ってた以上にヤバいかもしれない」 - 21二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 00:06:40
とりあえず以上です。
続きはまた夜に更新できればだけども平日だと厳しいかも
保守がてらに何か感想コメントとかあればとっても嬉しいです
(特になくても全然オッケーです) - 22二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 09:15:31
こういう特殊なキタカミ姉弟はわや珍しい。保守だべ
- 23二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 11:55:54
自分で保守すんのねぃ元チャンピオン・・・
- 24二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:39:28
楽しみ
- 25二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:36:43
保守に感謝
続き行きます
ゼイユねーちゃんが人に言えない悩みをある人に打ち明けるとこまで - 26二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:39:46
後日
リーグ部部室
ゼイユ「(はぁ~~~憂鬱な気分だわ……)」グデーン
ゼイユ「(そりゃ過保護はもう止めようと思ってたけど、アレは別というかたまになら別に良いと思うじゃない。気持ち良いし、いつもよりスグにも優しくできるし、普段聞けない本音とか言えたり聞けたりするんだもん)」
ゼイユ「(ホントはこじれたあの時に無理にでもすれば良かったかなって思ったりもしたけど正直あの時のスグは怖かったし乱暴に扱われたらどうしようって思ってできなかったのよね……)」
ゼイユ「(大変な時期を乗り越えた今だからこそ全部さらけ出して汗かいて気持ち伝え合おうとかするもんじゃないの?てかっそもそもスグって性欲とかってどう処理してんのよ?)」
ゼイユ「(私の体が恋しくなったりしないのかしら?そこも何か地味にムカつくんだけど…)」
ゼイユ「(あと勉強会のことよ。あれどこでやってんの?あの後気になって部室とかコーストエリアとか覗いたけどいないじゃないの!まさかタロの部屋なの!?)」
ゼイユ「(それはさすがにダメでしょ!?今度それも確かめておかないとはぁ~~~)」グデグデ
カキツバタ「ずいぶんお疲れみたいだねぃ」 - 27二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:41:50
ゼイユ「あぁ、アンタ居たんだ」
カキツバタ「はい塩~~~。ゼイユさんが入室した時からツバッさんはここに居ましたよい」
ゼイユ「私さ、今の時間帯は授業中で誰もいないかと思ったからここに来たのよね。何で居るの?」
カキツバタ「それはオイラがここの主だから」
ゼイユ「相変わらずウザイわね。要するにサボりってことでしょ?」
カキツバタ「いやはや中々生活リズムが授業と嚙み合わなくて」タハハ
ゼイユ「そもそも私が入ってきたときに寝てたじゃない。何勝手に起きてきて私に話しかけてきてんのよ?そのまま永眠してなさい」
カキツバタ「いや~~~オイラも惰眠をむさぼりたかったんだけども何やら悩めるリーグ部の仲間の気配を察知したもんでして」 - 28二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:45:02
ゼイユ「誰が仲間よ。はぁ~~~自室じゃ気が滅入るからちょっと気分変えるために来たのにこれじゃ戻るしかなさそうね……」
カキツバタ「まぁまぁ、そもそも授業サボってんのはお互い様だろい?」
ゼイユ「はっはぁ!?違います~~~私はブライア先生の課外活動に付き合う関係上カリキュラムが特殊になって今がオフタイムなだけなんですぅ~~~!!!」
カキツバタ「こいつは失敬。けど何か悩んでるのは当たってるだろ?ツバッさんっで良ければ相談にのりますよっと」
ゼイユ「アンタ凄いわ!今この瞬間にもアンタへのイライラで悩み吹き飛びそうなんだもん」プルプル
カキツバタ「さっさすがに暴力は不味いですぜというか…………茶化す感じになっちまったのは謝るけど他の人には言えなくてもオイラみたいな適当な人間の方が話しやすいこともあると思うけどな~」 - 29二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:48:55
ゼイユ「!!」
ゼイユ「(言われてみれば確かにそうかも……悩みの内容が内容だけに誰かに話すとか今まで考えたことなかったけども割と適任かも)」
ゼイユ「…………確かにそうかもね」
カキツバタ「お!話す気になってくれたのか?」
ゼイユ「とりあえず他の人には絶対に漏らすな。特にスグにはこの話したことを匂わせでもしたら存在ごと消滅させるから」
カキツバタ「お、おう。そこは安心してくれていいぜ。ツバッさんの口の固さはイシツブテ並みなんで」 - 30二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:51:04
ゼイユ「あっそう。一応誰か来ないように部室にロックかけてからにするわね」
カキツバタ「へへっ、何やら男女でいけないことしようとしてるみたいですなぁ」ニマニマ
ゼイユ「はいはいそうね。これでロック完了っと」
カキツバタ「つれないね~~~。そんじゃ話とやらを聞きましょうかねい」ウキウキ
ゼイユ「そうね。まぁとりあえず単刀直入に言うと私って今までたまにスグの奴とエッチなことしてたのよね」
カキツバタ「…………………………………………………………………………………はい?」 - 31二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:53:10
ゼイユ「まぁそれで林間学校らへんからそういったことができなくt」
カキツバタ「ちょちょちょっとまって待ってくれい!!」
ゼイユ「あん?まだ始まったばかりじゃない?」
カキツバタ「えーと、そのつまりエッチというのはソフトタッチとかではなくて最後まで棒と穴を出し入れすることを言ってますでしょうか?」
ゼイユ「当たり前でしょ?てかっ何カマトトぶってんのよ。アンタだってもう良い年なんだから普通に経験あるというか女の子食い散らかしたりしてんでしょ?」
カキツバタ「いやしてねーーーよ!?どんなイメージよそれ!?さすがに傷つくわ!?」
ゼイユ「いちいちうっさいわね。でも経験はあるんでしょ?」 - 32二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 00:55:36
カキツバタ「え、あ、いやそれは……」ゴニョゴニョ
ゼイユ「は?まさか童貞なの?」
カキツバタ「…………オイラこれでも純愛派なのでそういのは大切な人にあげたいなと」
ゼイユ「……………何かごめん」
カキツバタ「い、いや謝られても困るんで」
ゼイユ「…………何か人選間違った気がするんだけど話続けても良い?」
カキツバタ「あ~すまん。ツバッさんちょっと急ぎの用を思い出したんでこれにて失礼してもいいですかね」
ゼイユ「うん、ダメ。まぁこれでお互いの秘密握ったようなものだし口約束よりもよっぽどマシかしらね。そんなわけでバラされたくなかったら最後まで話に付き合いなさい」
カキツバタ「まさかこんなことになるとはねい……」トホホ - 33二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 01:02:00
とりあえずここまでで
また夜にでも更新できればなと思います - 34二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 11:30:58
ほ
- 35二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 12:34:11
カキツバタ ドンマイ
- 36二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 13:53:50
ツバっさんの初めて誰やろねぇ・・・
それはそうと中々見れないぞ常識的な反応のカキツバタはwそりゃ姉弟でやってたら驚くわな - 37二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:15:33
一応保守
- 38二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 18:00:01
ゼイユってカキツバタのことそう言うやつだと思ってたのか カキツバタかわいそうに
- 39二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 18:02:48
可哀想なカキツバタ!ひとえにお前が軽い男に見えるせいだが・・・ポロッ
- 40二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:45:44
保守に感謝
前回の続きからいきまーす - 41二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:46:49
ゼイユ「で、話の続きなんだけども林間学校らへんからそういうことできなくなって、復学して大分スグも落ち着いたから久しぶりにしたいなって思って誘ったら断られちゃったのよ……酷いでしょ?」
カキツバタ「いやぁ~~~~~酷いかな?」
ゼイユ「はぁ?何でよ?」
カキツバタ「いやだってよぉ。さすがに姉弟でするのは不味いってことは理解してんだろ?」
ゼイユ「そりゃそうだけど、なーんかもうそういう実感が沸かなくなっちゃったのよね……」
カキツバタ「えぇ……、そもそもの切っ掛けとかは何だったのよ?」
ゼイユ「あ~~何だっけ?」
カキツバタ「いやそこから曖昧なのかよ」 - 42二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:48:18
ゼイユ「うっさいわね。小さい頃からよく一緒にお風呂とか入ってたし私がそういうことに興味持ち始めた時に近くにいた異性だったからとかじゃないの?」
カキツバタ「ホントに認識が雑なんですねい……」
ゼイユ「それは良いとして私さ、スグに断られたんだけど正直まだできるんじゃないかと思ってアプローチしちゃってるのよね」
カキツバタ「正直オイラもこの機会に足を洗った方がお互いのためだと思うだけどなぁ」
ゼイユ「そりゃ私だっていつかは止めるつもだったわよ?けど、それが今だって思ってなくてまだ諦めつかないの!」
カキツバタ「けどよぉ、別にスグリと結婚したいわけでもないんだろい?」
ゼイユ「そりゃ姉弟で結婚なんてできるわけないじゃない?アンタちょっと頭おかしいんじゃないの?」 - 43二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:49:29
カキツバタ「(うっうっぜ~~~~~~~~~~~)……じゃあどうしたいんよ?」
ゼイユ「うーん、せめて私がこの学園にいるあいだは呼び出したら相手してくれると助かるんだけど」
カキツバタ「ゼイユさんよ~~~。そりゃスグリの奴がさすがにかわいそうですぜい」
ゼイユ「でもこの私とエッチなことできるのよ?…………普通光栄に思うべきよね?」
カキツバタ「(相変わらず自意識たけーな、オイ)いやそういうことじゃなくてスグリだって多分オマエさんのことを考えてのことだ思うし、それを自分の都合で振り回すのは違うだろうがよい」
ゼイユ「………ムカつくけど言わんとしてることは理解できるわ」
カキツバタ「そうだろい?」 - 44二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:51:23
ゼイユ「けどなーんか納得できないのよね……てかこの気持ちアンタならちょっとはわかるんじゃないの?」
カキツバタ「はい!?いや、オイラはそんな厄ネタとか抱えてないから」
ゼイユ「何言ってんの?アンタもう3回も留年してんじゃないの」
カキツバタ「うっ、そうきたか……」
ゼイユ「私、正直理解できないのよね。親かどうかはわからないけども高いお金出してもらってこの学園に入ったのに授業サボっていつもへらへらしてて身内に小言ももらってたみたいなのに今も授業にでてないこととか特に」
カキツバタ「ぐっ、ぐぅ~~~一応これはオイラの個人的な事情なのでゼイユさんには関係ないかと」
ゼイユ「そう、それよ!どう考えたって周りに迷惑かけてるし自分の今後の進路にも悪影響与えてんのに全く危機感なく何とかなるって思ってるじゃない?それと一緒なのかなって…………」 - 45二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:53:06
カキツバタ「(言いたいことはわかった………けどそれとこれを同列にされたくね~~~)さすがに姉弟でやるよりはオイラの方がまだマシじゃないかなと……」
ゼイユ「あぁ違う違うどっちがマシとかじゃなくてアンタが留年してることに関してたいして罪悪感を感じてないのと同じ感覚なのよねってことを言いたいのよ」
カキツバタ「そっ、そうですかい。…………確かにそれだとピンとこないかもですねぃ」
ゼイユ「そうなのよね~。仮にアンタが留年は悪いことだからもう止めようって思うにはどうしたらいい?」
カキツバタ「うん。今の話で大分危機感が芽生えたかもしれないねい」
ゼイユ「は?」 - 46二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:54:47
カキツバタ「いやこっちの話。…………んじゃさ罪悪感とかじゃなくて普通に恥ずかしいなって気持ちで考えてみたらどうよ?」
ゼイユ「どうゆうことよ?」
カキツバタ「……オイラから見たら姉から一人だちしようとしている弟に未練がましく構ってちゃんしようとしてるように見えるってことよ」
ゼイユ「あ?」
カキツバタ「いや普通に怖いんでマジ切れは禁止で……」
ゼイユ「…………だったらちゃんと説明しなさいよ」 - 47二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:56:20
カキツバタ「するから絶対に暴れたりするなよ?こほん、オマエさんの気持ちがどうあれスグリの奴はもうきっぱりと断ったわけだろ?にもかかわらず関係を持ちたがるのはただの依存で病気だから真剣に悩むつもりがあんなら病院にでもいけってことよ。今のオマエさんは自分の都合のいいことしか考えずに悩んだふりだけしている自己中心的なただの間抜けってこと」
ブチブチブチブツン!
ゼイユ「」プシュー
カキツバタ「(うぉブチキレすぎて立ったまま気絶してる!?)えっ、えぇとこういった感じに辛辣な意見をぶつけられた方がさっきのオイラみたいに自分のことを少しは客観視できるかな~と思ったわけですたい」
ゼイユ「…………」チ~ン
カキツバタ「ゼ、ゼイユさ~ん?」
ゼイユ「ふぅ、正直今のは効いたわ。」パチ
カキツバタ「べっ、別にさっきの仕返しとかではないからな(正直ちょっとはあったけども)」 - 48二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:58:02
ゼイユ「わかってるわよ……」
ゼイユ「……まぁ結局そういうことよね」
カキツバタ「…………そうだな」
ゼイユ「はぁ~~~~やだやだ柄にもなくウダウダ悩みすぎたてたみたいだわ」
ゼイユ「決めた!もう一回ちゃんとスグと話しあうことにするわ」
カキツバタ「お、おう!それが良いと思うぜい」
ゼイユ「そろそろ授業も終わるころだし。私も行くとするかしらね」
カキツバタ「話上手くまとまると良いですな」
ゼイユ「全然期待してなかったけど話せて良かったわ褒めて遣わす」
カキツバタ「へいへい」 - 49二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:59:30
ゼイユ「…………あぁ、あと別に嫌いじゃないから」
カキツバタ「?」
ゼイユ「童貞で純愛派なとこ」クスクス
カキツバタ「そっそれは忘れてくれい!?」
ゼイユ「嫌よ。とりあえず今までアンタのこといけ好かないヤリチンヤローだと思ってたことは謝罪するわ」
カキツバタ「ひでーなオイ」
ゼイユ「もしアンタがこの先卒業してイッシュチャンピオンになってその時もまだ自分にとって大切な人が見つかってなかったらその時はさ…………」
カキツバタ「は?」 - 50二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 02:00:41
ゼイユ「私が相談にのってあげてもいいわよ」
カキツバタ「いや、そこは彼女になってくれるとかじゃないんか~い」
ゼイユ「はぁ!?アンタバカ?私を彼女にしたかったらそっからさらにWCSで優勝してからプロポーズするなりなんなりしなさいよ!?」
カキツバタ「自意識天井知らずだなオイ!?」
ゼイユ「まぁムカついたけどちょっとは響いたからアンタもアンタで頑張んなさいってこと」
カキツバタ「………………そんじゃ久しぶりに次の授業には顔を出してみるとしますかねぃ」
ゼイユ「ふふっ、よろしい」 - 51二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 02:07:30
以上です
カキツバタさんに相談してみて意外とモヤモヤが晴れたねーちゃんでした
続きはまた夜にでも - 52二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:30:13
保守だみんな保守してくれ このスレの続きが見たいんだーーー!!!
- 53二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:33:09
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:33:32
このレスは削除されています
- 55二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:38:44
このスレ面白い
- 56二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:40:49
保守
- 57二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 16:04:56
ほっしゅ
- 58二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 16:09:47
カキツバタの純愛を是非・・・w
- 59二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 16:10:47
楽しみ
- 60二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 17:14:23
カキツバタがまともなツッコミ入れてるのめちゃくちゃ面白い
- 61二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 02:59:46
申し訳ない
切りのいいとこまで完成しなかったので続きはまた今夜にでも更新できればなと思います…… - 62二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 07:26:40
保守
- 63二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 14:55:19
ほしゅ
- 64二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:46:22
保守と感想コメントに感謝
続きいきまーす
ねーちゃんが疑惑の目を向けてたあの人に突撃します - 65二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:48:02
後日
学生寮の通路
ゼイユ「う~ん、善は急げとは思ったもののそういったときに限ってなかなか話すタイミングが合わなかったりするのよね」スタスタ
ゼイユ「今スグの部屋に行ったら会えるかしら?」スタスタ
ゼイユ「いたとしてもアカマツと一緒とかだったら出直さないといけないし、こういう時はスマホロトムでささっと連絡とれる方がありがたいわね」
ゼイユ「って、あれは…………スグと………タロかしら?」ピタリ - 66二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:48:42
ゼイユ「てか、あそこらへんって確かタロの部屋があるあたりよね?やっぱり2人きりで勉強してんだわ」ササッ
ゼイユ「…………何となく物陰に隠れてしまったけど別にそのまま向かっていって話しかけて良かったわね?」
ゼイユ「タロって普通に良い子だとは思うんだけど……な~んか裏があるような気がしてスグと一緒にさせておくの気がひけるのよね……」
ゼイユ「あの勉強会だって前に他のリーグ部員が勉強を個人的に教えてもらおうとしてたら断ってたのに、まぁあれは露骨に下心みえみえだったのが悪いんだけども」
ゼイユ「でもスグっておこちゃまだし?タロが遊びで転がそうと思ったらどうとでも利用されそうだし、スグと話しあう前にちょっとこの件についても姉として見定めておきたいのよね」 - 67二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:50:06
ゼイユ「遠目からだからよくわかんないけど察するに勉強会自体はもう終わってそのまま解散するような感じだからスグが離れてからタロに話しかけるとしますかね」
ゼイユ「おっ、ちょうどもう別れそうな感じって………………はぁ!?」
ゼイユ「え?え?タロがスグに顔めっちゃ近づけて…………キスした!?いや微妙ここからじゃよくわかんない!!」
ゼイユ「あっ、スグの奴めっちゃパタパタしてて焦ってるそれ見ながらタロはクスクス笑ってる?」
ゼイユ「あっ、スグの奴走って行っちゃった……」
ゼイユ「…………………これはアウトね」 - 68二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:51:20
ゼイユ「やっぱり私の懸念は間違ってなかったんだわ。スグの奴………完全に遊ばれてる」
ゼイユ「ふぅ、過保護は止めるって決めたはずだったけど、どうやらこれが私の最後の仕事になりそうね」ヤレヤレ
ゼイユ「スグを弄ぼうとしてるタロを引きはがして勉強は私が面倒を見る。あと腐れないようにスグにはちゃんと説明する」
ゼイユ「そうと決まれば今からタロの部屋に突撃って………こっちに来るわね!?」
ゼイユ「ちょうど良いわ偶然通りかかったふりしてさっき目撃したことといっしょにいろいろ追求してあげるわ」 - 69二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:52:33
タロ「あら、ゼイユさんじゃないですか?こんなところで会うなんて珍しいですね?」
ゼイユ「そうね。偶然通りかかったらアンタとスグが話してるとこを見かけてね」
タロ「あ~もしかしてさっきのも見られちゃいました?」
ゼイユ「うん。……いろいろ話たいことがあるからちょっと移動できる?」
タロ「この後は特に予定もないですし構いませんよ~」
ゼイユ「(あれ?見られちゃったと言う割には全然動揺しないわね)……じゃあ私のあとについてきて」
タロ「は~い」 - 70二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:54:15
人気ないどっかの教室
タロ「あらら、こんな人気のない教室に呼び出されてしまいましたね」
ゼイユ「アンタか私の部屋でもよかったんだけど万一スグが訪ねてきたら面倒だからここを選ばせてもらったわ」
タロ「それで私とお話したいこととは何でしょうか?」
ゼイユ「いろいろあるけどまずはさっきのアレよ!」
タロ「アレとは?」
ゼイユ「とぼけないで!!さっきスグにききキスしたでしょ!?」
タロ「ん?あ~~~~なるほど遠目からでしたので勘違いしてしまったみたいですね」 - 71二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:56:33
ゼイユ「は?勘違い?」
タロ「さっき私がスグリくんにしたのはですね……」スッ
ゼイユ「へ?ちょっちょとなn」
タロ「今日もお疲れ様でした。明日も2人で勉強がんばろうね」ヒソヒソ
ゼイユ「ひゃぁ!?(~~~~~~~~なっなに今の!?フ~ってされた!離れ際に耳にフ~ってされた!?)」
タロ「ということなんです」
ゼイユ「(てかっエッチだった!!めっちゃエッチな声色だったから!?耳を孕ませらるかと思ったから!!?)」 - 72二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:57:54
ゼイユ「あ、あぁアンタ!?い、いきなり何してくれちゃってるのよ!?」
タロ「?」
タロ「あぁ、何か誤解があったようなのでそれを解こうかと思いまして………ふふっ、ゼイユさんが相手だと背が高くてつま先立ちになっちゃいましたよ」クスクス
ゼイユ「(あっ、かわいい…んじゃなくて!!)~~~~~~~いやもっとダメでしょ!?え?これと同じことスグにもしたの?」
タロ「そうですよ~。スグリくんってあそこまでしないと驚いてくれないんですよ?はぁ~あの顔かわいかったなぁ~」
ゼイユ「アンタね~」アセアセ
タロ「あっ、もちろん今のゼイユさんの顔もとってもかわいかったですよ?……ちょっと薄暗いこの人気のない教室も趣があって良いですよね~」 - 73二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:00:42
ゼイユ「は?」ピタ
ゼイユ「(………えっ、もしかしてこの子の狙いはスグではなく……………私だった!?)」
ゼイユ「(スグにちょっかいをかければ私が気になって接触を図ろうとすることは割と簡単に予測できる)」
ゼイユ「(現に私は自分からタロをこの人気のない教室に誘いこんだ………いやそうなるように誘導された!?)」
ゼイユ「(状況は異なるけども以前タロは人気のない教室に連れ込まれそうになった時にそれを華麗に回避した話をしてたけどやろうと思えば今回もそれができたはず……)」
ゼイユ「(つまり全てはこの状況を作り出すための布石にすぎなかったってわけね)」 - 74二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:01:52
ゼイユ「(油断したわ。完全に虚を突かれた。それにまだあのエッチな囁き声が耳にこびりついてる。アレを後何発もくらったら正直………別の扉をこじ開けられちゃいそうだわ)」
ゼイユ「(そもそも冷静になって考えてみればタロがスグに優しくするメリットなんて私と接点を持てる以外に特にないじゃないの。弟を餌にこの私を釣りだしたんだ!!)」
ゼイユ「(どうしよう…このままじゃ私この子に……)
タロ「あの~急に固まってしまいましたけど、どうかされました?」
ゼイユ「っつ!!わっ、悪いけど私ノーマルだから」
タロ「はい?」 - 75二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:05:41
ゼイユ「だっだからアンタには悪いけど女の子同士でする異常性癖とか持ち合わせてないって言ってんの!!」
タロ「う~ん、誤解を解こうと思ってたんですけど何やら更に別の誤解を招いてしまったようですね」
ゼイユ「へ?えっと、スグじゃなくてホントは私のこと狙ってたとかじゃないの?」
タロ「何かを狙ってとかは特にないですね。そもそもゼイユさんから何かお話がある感じではなかったでしょうか?」
ゼイユ「………!そっそうよね!いやだわ私ったら何言ってるのかしらね?ちょっとさっきので動揺しちゃってごめんなさいね~~~」アハハ - 76二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:07:14
タロ「いえいえ、それで本題はなんでしょうか?」
ゼイユ「あっ、あ~~何だったかしら?そうだ、スグに勉強を教えてくれてるのよね?」
タロ「そうですよ~。スグリくんがお勉強についていけてなくて困っていたようでしたのでその手助けをと思いまして」
ゼイユ「そう。ありがとね…………ごめん。この際だからついでにもうはっきり言うけど私、アンタのこと疑ってたの。何か裏があるんじゃないかって」
タロ「そうですか………」
ゼイユ「あっ、いやそのね。アンタって基本みんなに優しいけどなんか一定の距離感みたいなものがあるじゃない?それがスグ相手だとないというか妙に距離が近いというかそこがちょっと怪しく感じちゃって、もしかしたらスグの奴、遊ばれてるんじゃいかなっ~て………ごめん自分で言ってて最低な気分になったわ」 - 77二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:08:44
タロ「…………そう思われてたことは正直悲しいです」シュン
ゼイユ「ごっ、ごめん!!これはホントに私が最低だったわ。変な勘違いで傷つけてしまって本当にごめんなさい!!」
タロ「……いえ。私って元々誰かを手助けしたりするのが好きだったんですよね。別に見返りとかが欲しかったわけじゃなくてそれで相手の方が助かってありがとうって言ってくるだけで幸せだったんです」
ゼイユ「うん…」
タロ「けど中にはズルい方もいてそれが当たり前みたいな態度だったり、自分に気があるんじゃないかって勘違いされたりもして何か嫌だな~て思ったりもしたんですけど、世の中そんなもんだよね~って割り切るようにしてたんです」
ゼイユ「タロ……」 - 78二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:09:47
タロ「ポケモン勝負にしても、私ってカキツバタがチャンピオンだったころから何回も勝負挑んでてそれでも一回も勝てなくて、しかも相手に有利なフェアリーでですよ!?なので余計に悔しかったんですよね」
ゼイユ「アンタでもそういう気持ちがあったのね」
タロ「ふふっ、全然に気にしてないようにみえましたかね?」
ゼイユ「まぁね」
タロ「取り乱したりするのはかわいくないって思ってましたらからちょっと無理しちゃってました」テヘヘ
ゼイユ「(こういったさりげない仕草がモテル秘訣なのかしら?)」
タロ「けどそんなこと思ってたらスグリくんがメキメキと力をつけて私や私が一度も勝てなったカキツバタすら倒してこの学園のチャンピオンになっちゃったんですよね」
ゼイユ「……スグ」 - 79二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:10:48
タロ「純粋に凄いって思いました。チャンピオンになったことだけじゃなくてその執念が……私が負けて悔しいって気持ちを周囲に隠してたりしてたのにスグリくんはその逆で気持ちを全部のせてたから」
ゼイユ「そうね…(いやそもそもその時のスグを私はまともに見れてないじゃないの……)」
タロ「負けた時の予防線とか言い訳とか全く考えてなくてそれだってある意味自分を守るための必要悪みたいなものなのに……」
タロ「正直……いつか壊れちゃうんじゃないかって思ってました。他の皆と同じように止めた方が良いのかなとも思いました。…………けどそれじゃスグリくんが納得しないと思いましたし、なにより見届けたくなっちゃったんですよね」
ゼイユ「見届ける?」
タロ「スグリくんが何を目的にしてるのか最初はよくわかってなかったんですけど、途中でようやく、あぁ、この人に追いつきたくて今までがんばってきたんだなってのがわかっちゃったのでその結末を…………結果としては負けちゃいましたけども」
ゼイユ「…………」ギュウ - 80二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:12:08
タロ「休学するって話聞いたときは………正直この学園辞めちゃうのかなって思いました」
ゼイユ「そうね。あの子たちがキタカミに来てくれてなかったらそうなってたかも……」
タロ「……私にはスグリ君にどういう心境の変化があってこの学園に復学することを決めたのかはわかりませんが、純粋に嬉しかったですし、困ってることがあったら今度こそいっぱい助けてあげたいなって思ったんです」
ゼイユ「そっか…」
タロ「それにただ助けたいだけじゃなくて私自身もっとスグリ君のこと知りたいしもっと仲良くなりたいなって正直思ってます」
タロ「だから他の人と比べて距離が近くなっていろいろと勘違いさせてしまったのだと思います………ごめんなさい」ペコリ - 81二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:13:51
ゼイユ「(……あぁ駄目だな)」
ゼイユ「(カキツバタの時もそうだったけど、私って全然相手のこと見えてなかったのね……)」
ゼイユ「(勝手に相手のこと決めつけて自分の都合の良いように解釈しようとしてた……)」
ゼイユ「(そういうのは林間学校の時に良くないって気づけたはずだったのに………)」
ゼイユ「(スグに偉そうなこと言っちゃたけどまだちゃんと変われてなかったのは私のほうじゃない……)」
ゼイユ「(スグもスグなりに変わろとしてる……変わる覚悟が足りてなかったのは私の方じゃん!)」 - 82二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:16:09
ゼイユ「ごめん、タロ!アンタは何も悪くない!!」
タロ「いえ、そんな……」
ゼイユ「言わせて!私、スグが一番大変な時期にどうしていいかわからずにスグから逃げてた」
ゼイユ「スグが部員と衝突してることもリーグ部の雰囲気が悪くなってることも知ってたけど会うこと自体避けようとしてた」
ゼイユ「チャンピオンにはなったけど元々その制度自体機能してなかったんだからスグが部長業回せてたのはアンタが実務面で支えてたおかげなのに…………それなのに勝手にスグで遊んでるって決めつけてアンタの気持ちを踏みにじるようなことしようとしてた」ギチリ
ゼイユ「偏見でアンタを傷つけてしまってごめんなさい……そしてあの時のスグを支えてくれてありがとう……それでもし良かったら弟のことこれからも気にかけてあげてくださいお願いします」ペコリ - 83二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:17:44
タロ「…………一息に言い切りましたね」
ゼイユ「はぁはぁ、少しは私の想い伝わったかしら?」
タロ「はい。…………えっと、これからもスグリ君と仲良くして良いってことですよね?」
ゼイユ「うん。さっきの私の態度は許さなくていいし私のことも嫌いになって構わないからスグにはアンタがしてあげたいようにしてほしい」
タロ「わかりました。それと別にゼイユさんのことも嫌いなったりしませんよ?」
ゼイユ「えっ、でも……」
タロ「スグリ君のことを心配した上での行動ですので私としてもご理解いただけたのであればそれでオールオッケーです!」
ゼイユ「たっタロ~~~~~ごめん私、今アンタに惚れそうになってるわ」
タロ「あはは、とりあえず一件落着ですかね?」
ゼイユ「アンタがそれで良ければそれでお願いします」ペコペコ - 84二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:18:41
タロ「はい!ではこの問題は解決しました~」パチパチ
ゼイユ「(はぁ~~めっちゃ心が広い良い子じゃない。ここに来る前の私をぶん殴ってやりたくなってきたわ)ありがとう」ウルウル
ゼイユ「(もう後は私が今のことも踏まえたうえでスグときっちり話をつけるだけね)遅くまで引き止めちゃってごめんなさいね。部屋まで送るから……」
タロ「いえいえ、そんな。……………あぁ、あと私からゼイユさんに聞いておきたいことがあったのですが、まだお時間大丈夫でしょうか?」
ゼイユ「へ?そうなの?全然大丈夫よ!」
タロ「それは良かったです………」 - 85二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:20:31
ゼイユ「なになに何でも聞いていいわよ~。あっ、スグの奴、嘘や隠し事とか嫌いだからってこと伝えようかなとも思ったんだけどアンタなら全然その心配ないわね!!」ウンウン
タロ「あはは、そんなしませんよ~嘘や隠し事なんて……」アハハ
ゼイユ「そうよね~」ウフフ
タロ「むしろまだ嘘や隠し事をしているのは~~~~~~~~~~~~~」スッ
ゼイユ「へ?」
タロ「お 姉 さ ん の ほ う で す よ ね ?」ヒソヒソヒソッヒ♪
ゼイユ「っつ!?」ドックン - 86二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:28:47
以上です
最後のシーンはライアゲームのBGMでも脳内再生してもらえればなと思ってます(もう知ってる人いないかも)
次回から世論誘導ゲームが始まったりとかはせずに普通にタロちゃんの追求シーンになるかと
更新はできれば夜にと思ってるけども普通に伸びるかもしれないです…… - 87二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 05:53:34
距離近ムーブで女の子すら勘違いさせるタロに新たな扉が開きそう
- 88二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 13:21:50
相変わらずねーちゃんの自意識高杉で草
- 89二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 20:53:44
続き待機
- 90二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 23:26:19
すみません
今日はもう無理そうなので明日どっかで更新できればなと思います……
あっ、それから感想もありがとうございます。励みになります - 91二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:45:04
自分のこと完全に棚に上げて女の子同士ですることを異常性癖扱いしてるのなんか草
- 92二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 18:36:54
ねーちゃんと他キャラのやり取りここだとあんま見ない気がするから楽しみ
- 93二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 23:07:45
保守しとこ
- 94二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 02:52:34
感想コメント等に感謝
大分遅くなってしまったのですが続きいきまーす - 95二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 02:54:06
タロ「してますよね?噓……といいますか隠し事のようなものを」
ゼイユ「なっ、何言って………」
タロ「おや?心当たりありませんかね……」
ゼイユ「(え?それって私とスグの関係のこと?)」
ゼイユ「(実は私、スグとエッチしてましたって言うの?)」
ゼイユ「そんなこと言えるわけないじゃない……)」
ゼイユ「…………」 - 96二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 02:55:48
タロ「残念です。先ほどお姉さんと心が通じ合った気がしたのですが……私には話せないことなのでしょうか?」
ゼイユ「あっ、いや違くてちょ、ちょっと何のことかわからないな~なんて」
ゼイユ「(あ~~~!?なんか露骨に変な誤魔化しかたしてる~)」
タロ「なるほど。……それもそうですね。これは失礼しました」
タロ「まぁ単刀直入に言いますとスグリ君とお姉さんとの関係性についてなんですけどね」
ゼイユ「あう!?」 - 97二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:01:26
タロ「ところでスグリ君ってお姉さんの生理周期とか把握してるんですね」
ゼイユ「は!?なっなんでアンタがそれを知ってるの!?」
タロ「あぁ、いえこないだ勉強会をしていた時にちょうど私、女の子の日で体調が悪くてしかも運悪く生理用品も切らしてたんですよね」
ゼイユ「ま、まさか」
タロ「えぇ、その様子を心配してくれたスグリ君が自分が持ってた生理用品を私にくれたんですよね~」
ゼイユ「(……そうだった。確かに以前はスグに女の子の日についての知識を叩きこんで、そういう日はさりげなく気遣うことと私のために予備の生理用品をバックに入れさせてたんだったわ……ここにきてそれが裏目にでるなんて……)」
タロ「本人も言いにくくて恥ずかしそうにしてたんですが私が困ってるのを察して勇気だして行動してくれたみたいなんです……」
ゼイユ「スグ……」
タロ「その気遣い自体はとっても嬉しかったんですけど……同時にびっくりもしちゃいまして……私の言わんとしてる意味はわかりますよね?」
ゼイユ「うん……」
タロ「この学園でスグリ君を初めて見た時はお姉さんの後ろにピッタリ隠れててそれはそれはとてもかわいらしいなという第一印象ではあったのですが…姉弟にしては少し距離が近すぎる気もしてはいたんですよね」 - 98二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:03:37
ゼイユ「(うっ、もう誤魔化せそうにない……そもそもこの学園にスグが来た頃は私もいろいろ心配で精力的に面倒みてたのよね。スグにとっては初めての海外経験で頼れる人がホントに私だけの状態だったから今と違って素直に喜んでくれて気分が良かったし……)」
ゼイユ「(だからスグの入学当初からしばらくの間は寂しくないようにってのと私が人肌恋しい時とかに結構頻繁にスグを呼び出して致してたのよね……)」
ゼイユ「(何か微妙に抵抗してた気もするけど誰がここでアンタの面倒みてあげてると思ってんの?って呟いたら割とすぐに大人しくなるもんだからそれに私もちょっと興奮しちゃって結構激しめに抱いたりもしたし…その後拗ねちゃったとしても時間が経てばまたおずぞずと私を頼ってくれるから何だかんだで受け入れてくれてるって思ってた…)」
ゼイユ「(スグは私がいないと何もできなってことに確かな優越感みたいなものがあって、でもそのままじゃダメなこともわかってたから林間学校の時にあの子にスグと友達になってくれるように頼んだ)」
ゼイユ「(途中までは間違いなく順調でスグにも良い影響があったはずなのに途中からこじれてあの子とも私とも仲が悪くなったのよね……)」
ゼイユ「(でも私はその時はまだそれでも時間が自然解決してくれるって思ってた。スグが学園に戻ってチャンピオン目指すって宣言した時も内心無理だと思ってた)」
ゼイユ「(そもそも私にだってまだちゃんと勝ててなかったし?すぐにまた壁にぶつかって自暴自棄になるだろうからその時は私が優しく慰めてあげてそこで仲直りもできるって信じてた)」 - 99二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:05:13
ゼイユ「(でもそれが私の幻想にすぎなかったのはしばらくしてスグと勝負してボロ負けした時にようやく気付いた)」
ゼイユ「(スグが私からどんどん離れていく…)」
ゼイユ「(その現実から目を逸らしたくてそのあとスグが四天王戦に挑戦するたびに私はこう思うようになった……)」
ゼイユ「(負けちゃえって……)」
ゼイユ「(そうすれば目標は叶わなかったけど私には勝てたんだしよく頑張ったねって言って慰めてあげられると思ったし……そこでまた元の関係に戻れるんじゃないかと思ったから)」
ゼイユ「(でもそんな私の最低で最悪な期待とは裏腹にスグはチャンピオンにまで上り詰めた)」
ゼイユ「(その頃には私とはもうほとんど口も聞いてくれなくなってたし、もしかしたら手伝えてたかもしれないリーグ部関連の仕事も私より断然詳しいタロを頼るようになってた)」
ゼイユ「(良くも悪くもスグの居場所はリーグ部が中心になってきて、その時は一応そこに私もいたけどもう居場所はなくて……だからブライア先生の課外活動に参加する形でその場所から……スグから離れるようになってしまった……)」 - 100二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:06:33
ゼイユ「うん。私ってホントに自分勝手だったのね……」
タロ「ゼイユさん?」
ゼイユ「ごめん、タロ。確かに私はアンタに弟のことで言えない秘密があったの」
タロ「はい」
ゼイユ「……私、スグとエッチなことしてた」
タロ「…………そうでしたか」
ゼイユ「全然動じないのね……」
タロ「まぁ薄々ですが予想はしていましたので」
ゼイユ「……姉弟でするなんて普通に気持ち悪いわよね。でも私は特にそう思わなくてこれまで何とかなるって思ってたし、何ならほんの数日前まではまた同じことしようとしてた」
タロ「……今はもう違うということでしょうか?」 - 101二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:10:24
ゼイユ「……ちょっと前にようやく自分の状況を客観視できる出来事があってスグともう一度ちゃんと話そうと思ってたとこなの。それで今日アンタと話してそっからさらに自分がスグに酷いことしてきたってようやく実感できた感じかな」
タロ「……私でそれを実感できたというのはどういうことなのでしょうか?」
ゼイユ「さっき私のことは嫌いになってもスグのことは気にかけてみたいなこと言ったでしょ?けどこれはもう別というか姉と関係を持ってる弟という存在を私のエゴで生み出してしまってそれに対して嫌悪感を持つなとか距離をおこうとするなとか言えないってこと」
タロ「…………」
ゼイユ「これは全部私のせいだからスグには幻滅しないで今まで通り接してあげて……なんて都合の良いことは言わない……。今の話でスグとの関係を終わらせたいと思ったなら私が責任をもってアンタに迷惑がかからないようにスグにちゃんと説明するから……だから」
タロ「あの…さっきから何を勝手に勘違いして話を終わらせようとしているんでしょうか?」
ゼイユ「ひょ!?」 - 102二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:13:05
タロ「……とりあえずお姉さんとスグリ君が肉体関係を持つ間柄であることはわかりました。それで何故私がスグリ君から距離をとったり関係を終わらせなければならないのでしょうか?」
ゼイユ「え!?だっだって普通に気持ち悪いし嫌悪感があるかなって……」
タロ「その意見は私を見ての発言ですか?それとも世間一般の評価をただ当てはめているだけですか?」
ゼイユ「!!」
タロ「言いにくいことを話してくたことには感謝しています。ですがそれを受けてどう動くは私が決めます」
ゼイユ「でも…」
タロ「薄々予想はしていたと言いましたよね?私がこの話で目的としていたのは私とスグリ君との関係ではなくお姉さんとの関係性を見定めることでした」
ゼイユ「へ?わっ私なの?」
タロ「えぇ、お姉さんがスグリ君のことをただの性処理要員としてしか見ていないようでしたら匿名で性的虐待として通報およびスグリくんを保護してもらおうと考えていましたから」
ゼイユ「ヒェッ!?(って、ま、まぁそれもそうよねというか、私ってホントに危ない橋を渡ってたんだなって改めて実感したわ) - 103二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:14:22
タロ「ですが、少なくとも今はこの問題としっかり向き合おうとしているようですのでとりあえず保留にすることに決めました」
ゼイユ「あっ止めるんじゃなくて保留なんだ」
タロ「?」
タロ「まだスグリ君と話し合ってもいませんよね?」
ゼイユ「あっはい。おっしゃる通りです」
タロ「きちんと向かい合って修正できたのであればもう何も言いません。………少なくともスグリ君は今でもお姉さんのこと慕っていましたよ」
ゼイユ「っつ!!」
ゼイユ「タロ、アンタから貰った執行猶予期間、絶対に無駄にしないわ」
タロ「そう願っております」 - 104二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:23:34
タロ「では、私も言いたいことは言い終えましたのでそろそろ戻りましょうか?」
ゼイユ「えぇ、あっ、あのさ最後にこれだけ聞かせて!!アンタってスグのこと……やっぱり好きだったりするの?」
タロ「…………かわいくて努力家で真面目で魅力的な子だなとは正直思っていますし、もっと仲良くなりたいなとも思ってます」
ゼイユ「うん……」
タロ「でもそれが異性として意識しているからなのか単にその人間性に惹かれているのかまではわからなくて今のこの気持ちにラベリングすることはできないんです」テヘヘ
ゼイユ「そっそうなんだ……」
タロ「だからこの先この気持ちにはっきりと名前をつけれたときに今度はちゃんとしたお姉さんとしてスグリくんの傍にいてあげてくださいね!」
ゼイユ「善処するわ」 - 105二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 03:28:17
以上です
ねーちゃんが今までしてきたことについて改めて振り返る話でした
次回は2日以内に更新できればなと思います - 106二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 09:19:50
ねーちゃんが負けて戻ってきてほしいと願ってたのが切ない
- 107二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 11:15:43
ねーちゃんがいちいちリアクションすんのなんか面白い
- 108二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 20:18:05
ほしゅ
- 109二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:25:01
一時期スレがあった「もし本編でスグリじゃなくゼイユが闇落ちしてたらどうなってたか」って話題の別解答を見てるような気分だ
- 110二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:50:52
実を言うと姉弟シチュが好物な俺でも今までゼイユとスグリで想像するのはちょっと難しかったんだ
それがありがたいことにこのSSでかなりイケるようになったぞ - 111二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 08:01:54
徐々にねーちゃんが自分の問題を自覚して向き合い始めようとしてる流れイイネイヌ
- 112二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 16:37:28
カキツバタとかタロとか相手側の描写も好き
- 113二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:43:39
ほ
- 114二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 08:18:32
保守と感想コメントありがとうございます
まだ途中なのですが今夜にでも更新できればなと思ってます
スグリじゃなくてゼイユの方が闇落ちしたらのスレは多分自分も見てたと思うのですがねーちゃんの方が闇落ちすると体格のデカさも相まって普通に怖いなって気持ちとスグリに対するドロドロとした執着心みたいなものがなんかいいなって思ってました
ここだとそこまで重くしないためにねーちゃんの面白成分でそこら辺を中和しつつ和解にもっていきたいので、思ってたのと違うと感じた人もいるかもしれませんが良ければもう少しお付き合いくださればと思います……
それではまた - 115二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 13:36:17
保守
- 116二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 23:37:59
しゅ
- 117二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:43:13
続きいきまーす
ねーちゃんの親友が登場します - 118二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:44:46
後日
どっかの屋外のベンチにて
ゼイユ「そう!そうよ私!!あとはスグときちんと向き合って話すだけなのよ!!!」
ゼイユ「………のはずなんだけど~~~今までスグに酷いことしてきたって自覚が芽生えた分どう話していいか今更ながらに尻込みしてしまってるのよね……」ウ~ン
ネリネ「ゼイユを発見」
ゼイユ「あぁ、ネリネか。私に何か用かしら?」
ネリネ「用自体は特に何も……。ただ最近少し様子がおかしかったようなので声をかけてみただけ」
ゼイユ「そっか。……結構普通に振舞ってたつもりだったんだけどそういうのわかるもんなのね」
ネリネ「ネリネに相談しますか?」
ゼイユ「あっ、…………う~んちょっと考えさせて」
ネリネ「どうぞご自由に。………ネリネには話しにくいということであれば相談拒否でも可」 - 119二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:46:14
ゼイユ「(う~~~どうしよう。何か流れでカキツバタとタロにスグとのことバラしちゃたけどもうこの際ネリネにも言っちゃおうかしら?)」
ゼイユ「(いやでもネリネはあの2人と違って私の友達だし……。正直に話して嫌われたくないというか、もう後は私が腹括ってスグと話をすればいいだけの段階でもあるからわざわざ巻き込むようなことしなくてもいいわよね?)」
ネリネ「……長考中に割り込んで申し訳ない。それとは別に気になっていたので質問しますが、スグリの体調の方はもう万全になっているのでしょうか?」
ゼイユ「え?あっあぁそうね。体調の方はもう問題ないわね。アンタにも心配かけさせてしまってごめんなさいね」
ネリネ「謝罪は不要。むしろゼイユからみても問題ないという言葉が聞けてネリネは安堵しています」
ゼイユ「チャンピオン時代はアンタにもスグのことで苦労かけさせてしまってたわよね……」
ネリネ「別にあの時のことを苦労に感じたことはありませんが……ネリネの力不足は痛感させられました」 - 120二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:48:32
ゼイユ「そんな力不足だなんて言わないで……アンタなりにスグのことを気にかけてくれて私にいろいろ聞いてくれてたりしたじゃん」
ネリネ「それくらいしかあの時のネリネにはできませんでした……。スグリとも話し合いをしたかったのですがどうも反応が悪く少し避けられていたように感じていましたし……」
ゼイユ「っつ!?ご、ごめん。それも多分私のせいでアンタに話したら後でその内容を私が聞き出そうとするんじゃないかって警戒してたんだと思う……」
ネリネ「なるほど。その点は先に私がそういうことはしないとスグリの懸念を払拭させるべきでしたとネリネは今になって反省します」
ゼイユ「いやアンタは何も悪くないしそれはスグがって……それも違うわよね」
ネリネ「あの頃のスグリは心配されること自体を嫌っている節もありましたので対応が非常に困難であったことは事実です。どうしてもネリネやゼイユではその気持ちを隠して接するということができそうにありませんでしたので……」 - 121二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:49:59
ゼイユ「そうね…。その点に関してはタロが上手かったわね。あの状態のスグともわりかしコミュニケーションがとれて普通にサポートしてあげてたみたいだし、あの子がいなかったら多分スグの奴、部長業とか絶対回せてなかったんだから!」
ネリネ「確かにタロの実務能力の高さには驚嘆の意を表明。……ですが同時にスグリに頼られるタロを見て少し悔しいなという気持ちもありました」
ゼイユ「まぁそうだよね。ああいう大変な時期だからこそ身内というか今まで近くにいた人を頼って欲しかったんだけど、スグにとっては逆でそういう人たちから干渉されまいと遠ざけたかったんだろうね」
ネリネ「理屈は理解できます……しかしそれでもネリネがスグリを救いたかった……」
ゼイユ「そっそうなんだ!?アンタってそこまで強い気持ちを持ってたのね……」
ネリネ「?」
ネリネ「それはゼイユも同じ気持ちだったのではないのですか?」 - 122二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:51:43
ゼイユ「え?」
ゼイユ「あっ、……いや私は正直言うと半分もう諦めかけてた。心配しても拒絶されるのが嫌で声もあんまりかけなくなってたし、会うこと自体も避けてたの」
ネリネ「…………少し意外。てっきり適切な機を窺うためにあえて距離をとっているのかと思っていたので」
ゼイユ「ぐっ、そういうふうに思われてたのね」
ネリネ「そういえば。スグリにばかり目を向けていましたが思い返してみるとあそこまで弱っている雰囲気のゼイユも初めてだったかもしれません」
ゼイユ「そっそれは思い返さなくても良いから!」
ネリネ「いえ、これは案外重要な見落としをしていたことに今気づきました」
ゼイユ「はい?」 - 123二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:53:15
ネリネ「スグリにばかり気を取られて大切な友であるゼイユへの気遣いがまるで足りていませんでした」
ゼイユ「いや私は別に平気だったから…」
ネリネ「それは先ほどの発言と矛盾している気がしますが……」
ゼイユ「うっ」
ネリネ「気持ちに寄り添うべきだったのはスグリだけでなくゼイユに対しても同じはずだったのにネリネはそれを怠ってしまった。ゼイユなら大丈夫だろうと先入観を持っていたようです」
ネリネ「いつも近くにいるからとか友達だからだと相手のことを完全に分かった気になっていたことをネリネは反省します。友達であってもその全てをさらけ出してくれるわけではないはずなのに……」
ゼイユ「!!」
ネリネ「遅まきながらそのことに気づけて良かった。これでネリネは次にこの反省を活かせそうです」 - 124二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:55:02
ゼイユ「全てをさらけ出すか……」
ネリネ「あぁ、もちろん無理に悩みを聞き出そうという話ではないので安心してほしいです」
ゼイユ「うん、わかってる。…………私ね。今、アンタに話していいかどうか迷ってることがあるの。話さない方が良さそうで話したら………アンタに嫌われるかもしれないようなこと……」
ネリネ「まさかそれほどの悩みがあったとは……。とりあえずそれでも少なからず話したい気持ちもある理由について聞いても良いでしょうか?」
ゼイユ「えっと、とりあえず私とスグの関係でアンタに話してないことがあるの。あっ、別にわざと隠してたとかじゃなくて私にとっては最近まで普通のことで悩みとすら認識してなかったの」
ネリネ「ふむ。それは林間学校からスグリの様子がおかしくなったことと何か関係がありますか?」
ゼイユ「それとは直接関係はないというかもっと前からの問題ではあったんだけどようやくそれが問題だって認識した感じ」 - 125二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:58:17
ネリネ「…………困りました。それ以前のゼイユとスグリに特に問題があったように感じたことがありません。……やはりネリネではダメなのでしょうか?」シュン
ゼイユ「そっそんなことない!!ちゃんとここ最近の私の様子がおかしかったことに気づいてくれた!それ以前は私とスグの間で問題にすらなってなかったんだからそこはホントに全然気にしないで!!」
ネリネ「……そうですか。そしてゼイユはそれについて迷いながらも話したい気持ちもあると」
ゼイユ「友達だから話したくないって気持ちと友達だから話さなきゃって気持ちが両方あるの……」
ゼイユ「一応この件についてはスグとしっかり話あって解決するつもりではいるの。けど仮に解決したとしてもそれでその関係がなかったことにはならないし、問題だって認識した瞬間からもうそれは隠し事してるようなもんだからその気持ちをずっと抱えたくないなって……ごめんこれは完全に私のエゴだわね……」
ネリネ「…………先ほども言ったように無理に聞き出そうとは思いません。ですがネリネとしてはゼイユの友としてその悩みを言わずに抱えこんだままでいてほしくないと思っています」
ネリネ「ですのでこれは……単にネリネのエゴというかわがままみたいなものなのですが………ネリネを信じて話してはもらえないでしょうか?」
ゼイユ「っつ!!……………………ありがとう。その言葉で私も腹を括ったわ」 - 126二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:59:52
ネリネ「では!」
ゼイユ「今から言うから一応覚悟して聞いてね」
ネリネ「承知」
ゼイユ「私はっ!?~~~~~~っつ!!」
ネリネ「どうしましたか?」
ゼイユ「(どうしよう今更ながらめっちゃ言うの恥ずかしい………)いや思いのほか急に恥ずかしくなっちゃって……」
ネリネ「恥ずかしいことなのでしょうか?」
ゼイユ「う~~~~」パタパタ - 127二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 02:05:08
ネリネ「………ゼイユ、安心して。今この瞬間にもネリネの頭のなかではあらゆるパターンでの予想回答が高速展開されているため恐らくゼイユの発言を聞いたとしてもそんなに驚かないと思う」
ゼイユ「そっそうなんだ。気を遣わせてごめんね。じゃ、じゃあ改めて言うわね!」
ゼイユ「(てかっあんまり重い感じで言いたくもないからここはちょっとタロを見習ってちょっとかわいく軽い感じで言ってみようかしらね)」ウンウン
ネリネ「カモンベイベーとネリネは完全に受け入れ態勢がバッチリ整っていることをアピールします」カモ~ン
ゼイユ「オッケー、ふぅ~~~~~あ~~~~こほん、えっとね、実は私ね………スグとエッチなことしちゃってたの☆」テヘヘ
ネリネ「……………………………………………………は?」ピシ
ゼイユ「(はい塩~~~~!!!んじゃなくて!!!やばいやばいどうみてもこれ受け入れバッチリじゃなかった~~~~~~~~!?)」ウワ~ン - 128二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 02:11:14
以上です
2人の友情に試練が訪れるような回でした
次回はまた2日以内に更新できれなと思います - 129二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 10:34:09
楽しみにしてます
- 130二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 19:38:15
ほ
- 131二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 21:59:59
ネリネの反応面白い
カモンベイベーとか言わなそうに見えて実は言いそう - 132二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:06:02
ネリネが壊れた・・・
- 133二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 08:38:06
ほ
- 134二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 10:33:58
ついにネリネが来ちゃったか〜
どうなるかな - 135二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 14:57:26
ほ
- 136二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 20:16:39
詳しく…
説明してください…
今、ネリネは冷静さを欠こうとしています。 - 137二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:23:13
保守と感想コメントに感謝
続きいきまーす - 138二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:24:34
ゼイユ「あっあの~ちょっと大丈夫………ではないわよね?」
ネリネ「………………ハッ!?シツレイ スコシ トリミダシテ シマイマシタ」
ゼイユ「あぁアンタ言葉がロボットみたいな片言に……」
ネリネ「…………ムム、ゲンゴニ イジョウガ デテイル ヨウデス」
ゼイユ「ごめん……それ私のせいだよね」
ネリネ「アト 5ビョウ ホドデ モトニ モドルハズ …………………戻りました」
ゼイユ「良かった」
ネリネ「……すみません。安心してと言っておきながらこの体たらく……ネリネは自分の不甲斐なさに歯噛みします」
ゼイユ「いっいや全然気にしなくていいから!……それよりこの話続けても大丈夫そう?」
ネリネ「…………モンダイアリマセン」
ゼイユ「厳しそうね」 - 139二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:26:30
ネリネ「……冗談はさておき。正直衝撃は受けましたとネリネは素直な感想を述べてみます」
ゼイユ「むっ、無理はしなくていいからね?……まぁそりゃ驚くよね」
ネリネ「ちなみにいつ頃からそういう関係になったのかを聞いても?」
ゼイユ「あ~~ごめん。正直あんまり覚えてないの。私がそういうのに興味が出始めた頃だったとは思うんだけど」
ネリネ「oh……それはなかなか。ネリネとゼイユが出会ったころにはもう既にそういう関係だったということですよね?」
ゼイユ「うん。そうなるわね。まぁその頃はスグはこの学園にいなかったからするのは私が帰省してからだったけど」
ネリネ「そうですかとネリネは心拍数の上昇を感じながら続きを促します」 - 140二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:27:52
ゼイユ「その頃のスグって友達いなくて……学校とかはちゃんと行ってたんだけど終わったらすぐに一人で山とかに出かけたりしてたみたいなのよね」
ゼイユ「寂しくないの?って聞いたこともあるけどそんなに気にしてないみたいで、まぁそれなら別にいっかって感じだったんだけど、私のブルーベリー学園での生活とかは気になってたみたいでよく話を聞かせてあげてたわ」
ゼイユ「目を輝かせながら私の話を聞いてくれてたのは気分良かったし、私の自慢話をいっぱい聞かせてあげてわ」
ネリネ「ふふっ、それは微笑ましいですね」クスクス
ゼイユ「そうでしょ?私が誘っても反応悪いときとかはもう学園のこと話してあ~げないって言ってあげるとねーちゃんのずるっこ……とか言って体預けてくれたりしてちょっとかわいかったんだから」フンス
ネリネ「先ほどの発言を訂正……やはり普通にインモラル感がありますね」
ゼイユ「あっごめん。普通に気持ち悪いわよね……」
ネリネ「あっ、いえまだ感情が追いつかない部分があるだけですので気にせず続きをお願いしますとネリネは催促します」 - 141二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:29:59
ゼイユ「うっうん。だからスグがねーちゃんと同じとこに行きたいって言いだしたときは表面上は面倒くさいふりしてたんだけど内心嬉しかったの」
ネリネ「ゼイユらしいです」
ゼイユ「だからその夜とかは気持ちが昂っちゃってスグのこと朝まで抱いたりしちゃってたわね」
ネリネ「…………先ほどから少し気になっていたのですがスグリの方からそういうことを切り出したりしたことはなかったのでしょうか?」
ゼイユ「う~んスグの方からしようって言ってきたことは…………なかった気がするわね」
ネリネ「ゼイユ、それは……」
ゼイユ「まっまぁでもほら!!スグは私のモノだけど私はスグのモノじゃないからスグが私に手を出すのはダメでしょ?」ガハハ
ネリネ「ぜっゼイユ!?……思いのほか友の心の闇が深そうなことにネリネは戦慄を覚えます」
ゼイユ「ちょちょっとやっ闇とか言わないでよ!?」
ネリネ「あっ、失礼………思いのほかゼイユの異常性が「ごめん。やっぱり闇でいいです」……そうですか」 - 142二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:31:36
ゼイユ「う~~~やっぱりスグも内心嫌なのを我慢してつきあってくれてたのかなぁ……」
ネリネ「むぅ、それはスグリに直接聞いてみないことには何とも…。少なくともネリネにはゼイユとスグリがそういう関係だった頃に特に違和感は感じませんでしたとしか」
ゼイユ「一応もうそういうことはしないからって話を今度スグに会ったらするつもりだったの」
ネリネ「あっ、もうしないつもりではいるのですね。なるほど、それでどう切り出すかで悩んでいたと」
ゼイユ「うん」
ネリネ「少し安心しました。話を聞いていますとそのまま関係をずるずると続けていきそうでしたので……ちなみにいつ頃からそう思うようになったのですか?」 - 143二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:33:16
ゼイユ「えっと、確かそういうのが客観的に見て不味いなって認識し始めたのがおとといくらいで、昨日ようやくスグに酷いことしてきたなって自覚が芽生えて、ちゃんと話し合わなきゃって思ったんだけど、ちょっと尻込みしちゃって今に至るって感じね」
ネリネ「ホントについ最近じゃねーか……とネリネは驚きのあまり口調が崩れてしまいました」
ネリネ「あっあの、つまりその前までは普通に関係が続いていて……スグリが荒れていた時もそういうことをしていたのでしょうか……とネリネは禁断の質問をぶつけてみます」
ゼイユ「あっ、違う違う!最後に関係持ったのはスグと一緒に林間学校に行く前あたりまでで、そっから全然してなくて、1週間前くらいにスグも大分落ち着いてきたからまたしたいな~って誘ったら断られて紆余曲折の末、今に至る感じね」
ネリネ「マジかよ………とネリネはまたも口調が崩れてしまいましたがようやく大体の状況は把握できました」
ゼイユ「さすがに幻滅しちゃったわよね?」 - 144二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:34:31
ネリネ「正直ホントに驚きはしました。ですがゼイユが言うのを迷っていたのも納得できましたし何よりネリネのことを信じてそれを話してくれたことにまずは感謝の意を表明します」ペコリ
ゼイユ「ネリネ……」
ネリネ「ですがどうやらこの件に関してもネリネは直接的な力になれそうにありません……」
ゼイユ「そんなことない!アンタに話せたおかげでちゃんとケジメをつけなきゃってまた強く思うことができた」
ネリネ「ゼイユ……」
ゼイユ「決めた!今夜スグとこのことについてきちんと話をする。それでこの関係を完全に終わらせるわ」
ネリネ「……この件でネリネができることはありません。しかしこれだけは覚えておいてください」
ゼイユ「?」
ネリネ「例えその話し合いの結果がどうであれ、ネリネはゼイユの友であり続けるということを」 - 145二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:37:32
ゼイユ「……いいの?こんな私なんかで?」
ネリネ「ええ、ですので思う存分といいいます玉砕覚悟、不退転、オール・オア・ナッシングくらいのつもりで話あってきてください」
ゼイユ「え?あ?あぁそっそうね……そのくらいの覚悟で真剣に望むとするわ」
ネリネ「万が一話がこじれてスグリがゼイユを性的虐待で訴えることになりゼイユがこの学園から去ることになったとしてもスグリのことはネリネが責任をもって面倒みるのでどうかご安心を」
ゼイユ「いやなんでよ!?一応ちゃんと和解する予定なんだからね!?」
ネリネ「期待してる。あっあと一応科学的な助言として普通は近親者に欲情することは遺伝子の関係上おこりにくくなっており、ゼイユの場合は何かしらの遺伝子的異常が発生している可能性があるので、この先もスグリに欲情するようであれば専門病院の受診をお勧めする」
ゼイユ「っぐ、また微妙にやる気を削ぐような事を言うわね…まぁでもありがとう。やるだけやってみることにしますわ」
ゼイユ「そんじゃ、さっそく今からスグを探しだして今夜の約束をとりつけることにしますかね~それじゃまたね」
ダッシュ!!
ネリネ「ふふっ、がんばって」フリフリ - 146二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:41:03
ポツン
ネリネ「………………………ふぅ、まさかゼイユとスグリそのような関係にあったとは」
ネリネ「平静を装っていましたがまだ胸の動悸が治まりそうにありません…」
ネリネ「最近のスグリのことを考えると発生する謎の症状……ゼイユにはああ言ったものの病院を受診した方が良いのはネリネの方かもしれませんね」
ネリネ「…………スグリに初めてネリネを紹介した日の夜もゼイユはスグリを抱いたりしてたのでしょうか」
ネリネ「っつ!?心拍数の更なる上昇を確認、これは少し危険かもしれません。とりあえず深呼吸をして鼓動を落ち着かせようとしてみます」
ネリネ「………ふぅ、何とか落ち着きはしましたが、どうやらネリネもこの自身の問題と真剣に向き合ったほうが良さそうですね」 - 147二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:42:31
ネリネ「そのためにも……スマホロトムの再生機能をオン」
ゼイユ「まっまぁでもほら!!スグは私のモノだけど私はスグのモノじゃないからスグが私に手を出すのはダメでしょ?」ガハハ
ネリネ「ふむ、感度は良好……心拍数の高まりを感じたあたりからポケット内でスマホロトムを操作し会話を盗聴……もとい録音してみたのですが英断だったようです」
ネリネ「ゼイユがスグリとする話の時にネリネの心拍数はひと際高まることがわかりました」
ネリネ「ゼイユはゼイユなりに前に進もうとしています。ならばネリネも前進あるのみ」
ネリネ「とりあえずこのネリネの謎の症状の原因解明のため先ほど盗聴……もとい録音した音声を元に今夜は夜通しで分析を進めていきたいと思います」キリ
ネリネ「ゼイユとスグリの話し合いが上手くいくことを祈りつつネリネはこの場をクールに去ります」 - 148二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:44:28
スグリの教室前の廊下
ゼイユ「やっと見つけた!」
スグリ「あっ、ねーちゃんだ。どうしたの?」
ゼイユ「あっ…あのさ今夜大事な話があるんだけど私の部屋に来てくれない?」
スグリ「え?」ギュウ
ゼイユ「いや変なこととかは絶対しないから!?……ねーちゃんあれからアンタとの関係についていろいろ考えなおしてきちんと向き合って話し合いがしたいと思ったの……だからお願い!!」
スグリ「……わかった。んだば、今夜ねーちゃんの部屋にお邪魔するな」
ゼイユ「えぇ、待ってるからね……」 - 149二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:47:17
以上です
そろそろクライマックスに入る感じだと思います
次回はできればまた2日以内に - 150二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 08:46:47
とんでもないことになってるな
- 151二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 11:54:12
思いの外ねーちゃんが闇深そうで…そりゃネリネの口調も壊れますわ
- 152二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 21:19:56
しゅ
- 153二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 08:37:06
保守
- 154二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:21:13
感想コメントと保守に感謝!
続きいきまーす - 155二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:22:12
ゼイユの部屋
スグリ「ねーちゃん来たよ」
ゼイユ「いらっしゃい。あっ、寝間着で来たんだ……髪もおろしてるし」
スグリ「うん。今日はもう他に予定とかもうないし、ちゃんと最後までねーちゃんの話につきあおうと思ったから……」
ゼイユ「そっかぁ。……ありがとね」
ゼイユ「まぁとりあえずリラックスして話聞いてもらうためにまずは飲み物でも……サイコソーダとかでいい?」
スグリ「え?う、うん。わざわざ用意してくれたの?」
ゼイユ「まぁね。はい、一応キンキンに冷やしておいたわよ~」
スグリ「わや、ありがてぇ~……んくんくぷはっ!!ちょうど喉渇いてたからわやうめぇ!」
ゼイユ「(うんうん、掴みはオッケーね。良い感じに私も緊張しないでいるしあともう少し世間話とかしてから本題に入る形でいいかしらね)」 - 156二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:23:44
ゼイユ「てかその寝間着って初めて見るけど新しく買ったの?アンタにしては似合ってていいセンスよ」
スグリ「ねーちゃん……そこは普通に褒めてくれるだけでいいから。あと、これは俺じゃなくてタロが選んでくれたの!!」
ゼイユ「はぁ!?どういうことよ?」
スグリ「困ってたとこを助けてくれたお礼がしたいって……俺はもう勉強とか教えてもらえてるからそれで充分って断ったんだけどそれとは別にどうしてもってことになって…」 - 157二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:24:33
ゼイユ「ふ、ふ~ん、それで何で寝間着なの?」
スグリ「えっと、俺が前に着てた寝間着がもう大分古くなってるからそろそろ新しいのに買い替えようかなって話の流れでだったかな…」
ゼイユ「ちょちょっと待ちなさない!だから何でそんな話がでてくるのよ?えっ、寝間着姿で勉強会とかしてたりもしたの!?」
スグリ「?」
スグリ「あぁ今日みたいに遅い時間の時とかは勉強終わったらすぐ寝れるようにって感じでお風呂入って着替えてからしてたけど?」
ゼイユ「いやそれはまずいでしょ!?えっ、それってタロの部屋で……タロも寝間着姿だったりしたの?」
スグリ「うん。あっ、ねーちゃんと違ってかわいらしい寝間着姿でわやめんこかったべ!」 - 158二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:25:53
ゼイユ「うっ、うっさいわね!?ってそうじゃなくて、アンタ夜にそんな寝間着で異性の部屋にお邪魔するなんて………なんか間違いがおこったらどうするのよ!?」
スグリ「はぁ……ねーちゃんちょっとおおげさかも。タロはねーちゃんと違ってそんなことしねっから」ヤレヤレ
ゼイユ「いやタロだけじゃくてアンタにも言ってんのよ!?」
スグリ「おっ俺!?いや俺も別にそんなつもりはねぇから大丈夫でしょ?」
ゼイユ「あっアンタねぇ……あっあとさ、アンタの部屋に寄ったときにちょっとお高めのティーカップとか紅茶葉缶とかが置いてあった気がしたんだけど………アレは?」
スグリ「あぁアレはタロのだべ。俺の部屋でも勉強することがあったからその休憩時に紅茶とか飲めるようにって置いてるんだべ」 - 159二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:26:56
ゼイユ「いやなにちゃっかり異性の私物を部屋に置かせてんのよ!?……そのうち歯ブラシとかも置かせるんじゃないでしょうね~?」
スグリ「わっ!?ねーちゃんエスパーみたいで凄い!!それは今度置くことになってるべ!」
ゼイユ「んがーーーーー!?」
ゼイユ「(タローーーーーー!!!!えっ、何あの子?この気持ちにラベリングなんてできないんです……みたいなちょっとオサレな言葉使っておきながらスグとの距離を爆速で詰めてきてるじゃないの!?えっ、もしかして計算とかじゃなくて天然なの?わかんない……やっぱりちょっと性悪なとこがあるのかも……)」
ゼイユ「(いやそもそもタロが困ってたことって生理うんぬんのあのエピソードのことよね?だとしら寝間着問題は間接的に私がきっかけだし、あんまりこのこと追求してタロに私とスグの関係話したことバレたくないし、今日の本題にも入れなくなりそうだからここは一旦気持ち切り替えないと…)」 - 160二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:28:09
スグリ「そんなに驚いてどうしたの?……やっぱりこういうのってまずかったりする?」シュン
ゼイユ「あっ、いや……。一般的な感覚とはちょっと違うかもだけどちゃんとお互いのこと大切にしようとしてるみたいだし良いと思うわ」ウンウン
スグリ「ほっ、なら良かった。……俺が無知で知らないうちにタロに迷惑かけちまってたら嫌だからねーちゃんのお墨付きもらえて嬉しい!」
ゼイユ「(地味にプライドが高かったりするけど人に嫌われたくないって気持ちもちゃんとあるのよね……)」
ゼイユ「まぁタロも珍しくアンタには他よりも距離が近いというか心開いてるみたいだから自分の行動に不安を感じるならそれを素直に伝えてあげなさい。多分嫌がらずに聞いてくれると思うから」
スグリ「う、うん!そうするな」 - 161二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:30:28
ゼイユ「ふぅ~~~それじゃあ、ちょっと思わぬ流れ弾で脱線しそうだったんだけど………今日の本題に入ってもいい?」
スグリ「あっ、………うん」
ゼイユ「よし、それじゃあ言うわね」
スグリ「あっそれって俺とねーちゃんの関係のことについてだったりする?」
ゼイユ「……そうよ。今まで何となく当たり前になっていてずっと先延ばしになってたけどちゃんとケジメつけるための大事な話」
スグリ「そっか……。………………………あ、うぅ」
ゼイユ「えっ、どうしたのスグ?何か先に言いたいこととかあったりするの?」
スグリ「………………う、うん。実は俺もねーちゃんにその前に話しておきたいことがある」
ゼイユ「(これは正直予想外というか何かあったかしら?)……良いわよ。先に言ってごらん?」
スグリ「えっと、ねーちゃんは林間学校が始まる前あたりからずっと俺に手を出してないって言ってたけど……実は出してた……」 - 162二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:35:16
ゼイユ「……………………ん?」
スグリ「だっだから…俺に別の意味で手を出してたことが1回だけあった………」
ゼイユ「……………ごめんね、スグ。アンタが嘘つきとはこれっぽっちも思ってないんだけど正直言ってる意味がわからないの」
ゼイユ「いきなりねーちゃんに虚言癖があるような発言は慎んでくれるかしら?おふざけにつきあう気分じゃないから……」ピキリ
スグリ「ふざけてなんかいねぇ…。ねーちゃんが話そうとしてる内容なら俺も大体想像つくけど、それならその前にどうしてもこの話はしておきたかったから……」ギュウ
ゼイユ「いや、だからっ!!私にその記憶がないって言ってんのよ!!!」ダン!!
スグリ「あうっ!?」ビクッ
ゼイユ「あっごっごめん!?でもこれはさすがにスグが悪いんじゃないかしら……」
スグリ「……記憶がないのはしょうがねぇし、俺も正直……忘れようって思ってた……」 - 163二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:36:52
ゼイユ「はぁ~~~!?記憶がないのはしょうがないってそんなことあるわけn……………」
ゼイユ「あ」ピタリ
ゼイユ「…………あっ……まさか………そんな、嘘………わっ……たし……もしかして…………」グラグラ
スグリ「…………うん。先にねーちゃんがキビキビでおかしくなっちまった日の夜の話をさせてもらうな……」
ゼイユ「あぁ…………」ガタガタガタ - 164二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:38:51
以上です
多分次回は回想シーンみたいになるかなと
できればまた2日以内に更新します - 165二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 20:45:14
たのしみ
- 166二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:03:34
常識人みたいな顔して常識がぶっ壊れてるスグリ可哀そうだけど面白すぎる
気持ちにラベリング…って少女漫画みたいなフレーズだなあと思ってたらゼイユが時間差でツッコミ入れててびっくりしたさすが面白れー女 - 167二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 08:38:15
保守
- 168二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 16:41:45
記憶がない?って何かと思ったらそうきたか>キビキビ期間
餅の効果考えるとちょっと嫌な予感がするな…
続き楽しみ
- 169二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:53:24
保守
- 170二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:22:50
保守と感想コメントに感謝!
続きいきまーす - 171二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:24:21
以下回想
ねーちゃんがおかしくなった日
キタカミの実家
スグリ「やっとできた!!」
ゼイユ「ふふーん、ようやく手紙が完成したわね!それじゃさっさとそれポストに投函してきなさい」
スグリ「うん、そうする!ねーちゃん、手伝ってくれてありがとな!」
ゼイユ「はいはい。さっさといってらっしゃいな」フリフリ
ゼイユ「……帰省してはみたもののしばらく塞ぎこんだままで心配だったのよね。あの子にも休学のことちゃんと告げずじまいだったから……手紙書く案をだせたのは我ながらグッジョブね」
ゼイユ「来てくれるかどうかはわかんないけども……私もスマホで連絡して事情とか説明すればそこまで難しくないはずよね?」
ゼイユ「スグの明るい顔も久々に見れた気がするしダメ押しにスグの好きなお菓子でも買ってきてあげようかしらね」 - 172二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:26:40
桃沢商店
ゼイユ「おばちゃ~ん、お菓子買いに来たわよ!おばちゃ~ん!?」
ゼイユ「あれ、どっか出かけてるのかな?たまにこういうことあるのよね~」
ゼイユ「んじゃまぁいつもみたいにお金だけおいて行くとしますかねっっと、ん?」
ゼイユ「ご自由にお食べくださいって何かピンク色の餅?みたいなのが置いてあるわね……」
ゼイユ「何かの試作かしら?まぁせっかくだから食べてみて後でおばちゃんに味の感想を聞かせてあげようかしらね……あむ」
ゼイユ「もぐもぐ、ふむふむ、ほのかな甘みがちょうどよくて意外といけるわね!」
ゼイユ「今度味の感想を教えるとしてとりあえず今はお菓子を買って帰るとしますか」 - 173二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:29:36
帰宅
ゼイユ「………あ~何か頭がぼーっとするわね………ただいま~」
スグリ「ねーちゃん、おかえり。どっか行ってたの?」
ゼイユ「あー、うん……はいお菓子」
スグリ「わっ、俺の好きなお菓子買ってきてくれたんだありがと!」
ゼイユ「……うん。…………ちゃんと感謝して………食べなさいよね」
スグリ「うん!……ってねーちゃん?何か眠そう」
ゼイユ「…………なんか急に……頭重くなってきて……ちょっと部屋で寝るとするわ」
スグリ「そうなんだ。んだば、ねーちゃんの分のお菓子は俺が戸棚にしまっといてあげるな」
ゼイユ「……ありがと。そんじゃちょっと………寝てくるわ」
スグリ「晩飯頃に起こしに行くな」
ゼイユ「………うん」フラフラ - 174二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:31:28
スグリ「(ねーちゃん、今日は女の子の日とかじゃなかったはずだけど……風邪かな?)」
スグリ「ねーちゃん、わざわざ俺のために休学してくれたみたいだしもし具合が悪かったとしたら俺が面倒みてあげんとな」
スグリ「まぁでも杞憂かもしれんし今はお菓子食べてねーちゃんを起こす時までのんびりしとこ!」
ヒエ「スグリちゃん、スグリちゃん起きて!」
スグリ「ううん?」ムニャ
ヒエ「夕飯ができたから2階のゼイユちゃんを起こしてきてくれる?」
スグリ「わやじゃ!?いつの間にか眠っちまってたべ……ありがとばーちゃん。ねーちゃん起こしてくるな!」 - 175二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:33:16
ゼイユの部屋の前
スグリ「ねーちゃん、ご飯できたよ」コンコン
ゼイユ「キビキビ」
スグリ「え?何て?」
ゼイユ「キビキビー」
スグリ「?」
スグリ「えっと、部屋に入らせてもらうな」ガチャ - 176二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:35:18
ゼイユ「キビキビーーー!!」ワキワキ
スグリ「えっ………えっ………?」
ゼイユ「キビキビー」ワカチコ
スグリ「……えっと、ねーちゃん、どうしたの?」
ゼイユ「キビキビ?」キョトン
スグリ「いやキビキビ?じゃなくて……」
ゼイユ「キビキビーーー!!!」バタバタ
スグリ「…………………………」
スグリ「じーちゃん!ばーちゃん!ねーちゃんがついに壊れちまった~~~!!!」ドタドタ - 177二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:36:52
ユキノシタ「ふむ、これは困ったの」
ヒエ「ゼイユちゃん……」
ゼイユ「キビキビ♪」パクパク
スグリ「何とか下の階に降ろしてきて……お腹も空いてたみたいだからこうして自分からご飯食べてくれてるのは良いけども……」
ユキノシタ「意思の疎通はできそうにないの」
ヒエ「ゼイユちゃん、お餅も食べてみる?」
スグリ「いや、ばーちゃん……さすがにこの状態で餅は喉に詰まらせるかもしんねぇから」
ヒエ「あらら、それもそうよね。今のところ普通に食べてはくれてるけどもしばらくお粥とか食事も工夫したほうが良いかしら?」
ユキノシタ「その方が良いかもしれんの。あと食事中は誰かが傍にいて介助したほうが安全かもしれん」
スグリ「そんな、ねーちゃん……」 - 178二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:39:19
ユキノシタ「ところでスグリや。ゼイユは昼頃までは普通だったのじゃな?」
スグリ「う、うん。俺にお菓子買ってきてくれたあたりで具合が悪くなったみたいで、ちょっと寝るって言ってからそれっきり」
ユキノシタ「お菓子ということは桃沢商店に行ってきたんじゃな……」
スグリ「じーちゃん?」
ユキノシタ「あっ、いや。……最近どうも様子がおかしくなってしまう人が増えているみたいでの」
ユキノシタ「医者に診せても原因がわかないため一部で呪いなんじゃないかと噂が出始めての……」
スグリ「のっ呪い!?」ゴクリ
ヒエ「おじーさん……あんまりスグリちゃんが怖がるようことを言ってはダメですよ」
ユキノシタ「おっおっとすまんな。あくまで噂じゃよ」 - 179二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:41:29
スグリ「……その様子がおかしくなっちまった人はどうなったの?」
ユキノシタ「うむ。まだ良くはなってないみたいで家族総出で介助して様子を見ようということになっておるようじゃ。……ただこの先もずっとこの調子であれば精神科病棟に入院させるという話も……」
スグリ「やっヤダ!!俺……ねーちゃんと離れたくねぇ!」
ヒエ「スグリちゃん落ち着いて。あくまで他所の家の話でまだそうと決まったわけでもないから」
ユキノシタ「ごめんよスグリ。不安にさせるようなことを言ってしまったね。……ただ様子見するにしてもしばらく介助は必要だから休養中のとこ悪いがスグリも手伝ってくれるかね?」
スグリ「う、うん!じーちゃんとばーちゃんになるべく負担かけねぇように俺、けっぱるから!」
ユキノシタ「ふふっ、ありがとうスグリ。きっと状況は好転するからそれを信じて支えあおうな」
スグリ「うん!」 - 180二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:43:07
ゼイユ「キビキビー!」カンカンカンカン
ヒエ「あらあら、ゼイユちゃん……ご飯のおかわりが欲しいのね?すぐに持ってくるからお行儀よくしましょうね~」
ゼイユ「キビキビー♪」チ~ン
スグリ「ねっ、ねーちゃん!?」
ユキノシタ「ぜっゼイユ……まっまったくこの子は人の心配を余所に…まぁでもこの子らしいかの」クス
スグリ「ぷっ、んだな」クスクス
ゼイユ「キビキビ?」モグモグ - 181二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:45:16
1階の居間
ヒエ「とりあえずもう2階に戻るのは危険なのでしばらくゼイユちゃんはここで寝てもらうことにして、スグリちゃんもしばらく傍で寝てもらう形で良いかしら?」
スグリ「うん……俺の方が何かあった時にすぐに対処できると思うし。ばーちゃんたちには休めるときにしっかり休んでもらわんとな」
ヒエ「ふふっ、ありがとうね。もうそろそろ寝る時間だけどもその前にゼイユちゃんの体を清拭してあげましょうね」
スグリ「お風呂は滑ったりしたら危ねぇし叫ぶだけならともかく急に体も動かされたりしたらこっちが怪我しちまうかもしれないしな」
ヒエ「そうね。ちょっと熱めのお湯とタオルにバスタオルそれからゼイユちゃんの寝間着も用意したしこれで準備完了ね」
スグリ「じーちゃん!!準備できたからねーちゃんこっちに連れてきて!!」 - 182二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:48:46
ユキノシタ「ほっほらゼイユ~こっちじゃよ~」クイクイ
ゼイユ「キビキビーーー♪」グイグイ
ユキノシタ「いっいや引っ張りあいがしたいんじゃなくて…お願いだから言うこと聞いて…」
スグリ「ほら、ねーちゃん。良い子だからこっちに来ような?」クイクイ
ゼイユ「キビキビ?」テクテク
ヒエ「ふふっ、ご苦労様です。あとは私とスグリちゃんに任せてくださいな」
ユキノシタ「やれやれ昔もゼイユには手を焼かされたものだが、この大きさのゼイユを相手するのはさすがに堪えるわい。それじゃ後は任せてワシは食器の後片付けして風呂に入ってから寝るとするかの」
スグリ「じーちゃん、ありがとう。あとはこっちに任せてな」 - 183二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:50:42
ヒエ「それじゃまずはゼイユちゃんの服を脱がせていきましょうね~」
ゼイユ「キビキビ?」
スグリ「ねーちゃん、キレイにしてあげっからちゃんと大人しくしててな」
ゼイユ「キビキビ!」シュビッ
スグリ「う~ん、なんか微妙にだけどコミュニケーションはとれてんのかな?」
数十分後
スグリ「ふ~~体を拭くのもけっこう大変だべ」フキフキ
ヒエ「でも良かったわ~。ゼイユちゃんが大人しくしてくれていて」フキフキ
ゼイユ「きびきび~~~~♪」フフーン
スグリ「もう……こっちは大変だってのに、ねーちゃん今絶対優越感とかに浸ってるんだべ」フキフキ
ヒエ「ふふっそうかもね。はい!これで粗方キレイになったかしら。髪の方はもう遅いし大変だから明日の日中とかにしてあげましょう」
スグリ「うん、俺もそれが良いと思う」 - 184二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:52:52
ヒエ「それじゃ最後に下着も外して仕上げといきましょうね」
スグリ「う、うん……そだね。一応俺はあんまり見ないようにしてねーちゃん抑えとくからできたら手早くしてもらえると助かる」
ヒエ「なるべくそうするわね。はい、ゼイユちゃ~ん、もうこれで最後だからそのまま大人しくしててね~」スルスルフキフキ
ゼイユ「キ!?キビキビ!?」モゾモゾ
スグリ「わっわわ!?」ギュウ
ヒエ「あらあらさすがにデリケートなところだからくすぐったいのかしらね~。すぐに終わりますからね~」フキフキ
ゼイユ「んっ………あっ……キビ……」ピクンピクン
スグリ「(もう……変な喘ぎ声出さんで……)」ギュ
ヒエ「もう少しで終わりますよ~~はい!おしまい!!」 - 185二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:55:10
ゼイユ「き……キビキビ………」クテン
ヒエ「よく我慢できましたね~」ナデナデ
ゼイユ「キビキビ♪」ギュウ
スグリ「………何かここだけ見ると大きいだけの子供みたいでちょっとめんこいかも」
ヒエ「あらあらゼイユちゃんがこんな風に甘えてくれたことなんてもうずいぶん昔だったからなんだか懐かしい気分だわ~」ヨシヨシ
ゼイユ「きび~~~へっくち!!」
スグリ「わやじゃ!?和んでる場合じゃなくて早く服着せてやんねぇと」アワアワ
ヒエ「ごめんね!?ゼイユちゃん!風邪ひかないようにすぐに服着せてあげるからね」アタフタ - 186二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:56:16
ヒエ「さてとこれで一段落ついたし私もそろそろ寝させてもらおうかしらね?……スグリちゃん、後は一人で大丈夫そう?」
スグリ「うん、さっきねーちゃんの歯磨きも終わらせたし。あとはねーちゃんが大人しく寝るのを待って見張っとくな」
ヒエ「ごめんね~。どうも年をとると夜起きておくのが苦手になってしまって……」
スグリ「全然気にせんで!!俺もまだ夜すぐに寝つけるわけじゃねぇから適任だと思う」
ヒエ「そう……朝はなるべく早く起きるようにするからもし寝不足になってたらお世話は任せてその時しっかり睡眠とるようにしてね。……スグリちゃんの体調も大事だから」
スグリ「ありがと、ばーちゃん……そうさせてもらうな」
ヒエ「それじゃおやすみなさい」
スグリ「うん、おやすみ!」 - 187二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:57:10
スグリ「さぁ、ねーちゃんそろそろ寝るよって………なんかテレビつけてるし」
ゼイユ「キビキビ………」ジー
スグリ「何かの映画かなって…わやえっちなシーン流れてるし!?もっもう寝るから消すな!!」ポチ
ゼイユ「!!」
ゼイユ「キビキビ―!!」バンバン!
スグリ「わぎゃ!?ちょ、ねーちゃん、うるさい!?じーちゃんとばーちゃんもう寝てんのに!?」ポチ
ゼイユ「キビキビ♪」ピタリ
スグリ「も、もう……こんな状態でもねーちゃんはねーちゃんだべ。はぁ、この映画が終わったらちゃんと寝ような」
ゼイユ「♪」ジー - 188二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:58:55
スグリ「はい!もう映画も終わったみたいだし寝るよねーちゃん」
ゼイユ「キビキビ?」ワキワキ
スグリ「あぁもう~また謎の動きしはじめてるし……」
スグリ「う~ん、先に寝てたからまだ眠くないのかな……。でも俺もそろそろ眠いし、そうだ!」
スグリ「ほ~らねーちゃんおいで~一緒に寝てあげるから」ポンポン
ゼイユ「………………」ジー
スグリ「あっあれ?ちょっと幼児退行気味だったからこうすれば横にはなってくれるかなと思ったんだけど……」
ゼイユ「キビキビ~♪」モゾモゾ
スグリ「わっ!?時間差で来てくれた!?」
ゼイユ「キビキビ!」ムギュウ - 189二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:00:08
スグリ「ぐえっ、ねっねーちゃんちょっと力強いかも……よっよしよ~し良い子だから力ちょっと緩めような~」ポンポン
ゼイユ「キビキビ」キュウ
スグリ「あっちょっと緩めてくれた!?ホントに大きな幼子を相手にしてるみたいで不思議な感じだべ……」
数十分後
スグリ「……横になってしばらく経ったけどもしがみついててなかなか離してくんね」
スグリ「ねーちゃん、俺そろそろ離れたいんだけど……この状態じゃねーちゃんも寝にくいんじゃってねーちゃん?」
ゼイユ「…………」シ~ン
スグリ「おーい」
ゼイユ「…………」シ~ン
スグリ「えぇ…、もう寝ちゃってる!?じゃあ俺も離れてってわやじゃ全然ふりほどけねぇ!?」グヌヌ - 190二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:01:33
スグリ「はぁ、もうさすがに眠いしこのままちょっと眠って、次目を覚ましたら離れられることに期待しよっと。あぁ豆電球も消したかったけど、これじゃしょうがないかぁ」
スグリ「………正直先行き不安だけどちゃんと元のねーちゃんに戻ってくれるよね?」ギュウ
ゼイユ「…………」
スグリ「おやすみ、ねーちゃん」スウ
ゼイユ「……………」
スグリ「……………」スヤスヤ
ゼイユ「……………………………キビキビ」パチリ - 191二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:07:17
以上です
想定よりもめっちゃ長くなってしまった……
一応次回最初で最後のちょっとエッチなシーンに入るかと思うんですがどう考えてぶつ切りになりそうなので次スレの検討してみます
次回もできれば2日以内に、それではまた - 192二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 11:42:19
デカい子供みたいなねーちゃん可愛い
- 193二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 21:55:02
ほし
- 194二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 06:34:04
それぞれの話に緩急があって面白いかも
- 195二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 08:59:05
次スレに期待
- 196二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 15:29:45
次スレ待機
- 197二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 21:41:40
すみません……
まだ完成してないんですが一応次スレは建てとこうと思いますので、もしよければ10まで感想とか何でもいいのでコメントしてもらえたら助かります……(特になくても落ちる前に何かしら埋めようかとは思ってます)
一応最初の紹介分だけちょっと改変したいと思ってますので10時頃に次スレ建てる予定です
それでは - 198二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:07:02
もしかしてスグリハーレムなのかい?
だとしたらスグリはもうアオイとはデキてるのかあたしゃそこが気になるよアナタ - 199二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:15:23
- 200二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:18:35
唯一のエッチなシーンがキビキビ中のシーンになりそうで期待と不安でドキドキする
どうなっちゃうんだ