【CP注意】クソボケ改善のため夫婦鯖に助言を求めようと思う

  • 1二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:06:34

    セイバーとは上手くやっているつもりなのだが、マスターからすれば俺はクソボケ?らしい

    二人の関係が傍から見ているとヤキモキさせられるから、どうにかしろと言われてしまった

    マスターがそう言うからにはそうなのだろう


    そこで助言を求めてみようと思うのだが、夫婦でカルデアにいるサーヴァントといえば彼らになるだろうか


    1.シグルド

    2.ジークフリート

    3.カエサル

    4.坂本竜馬

    5.オリオン

    6.項羽

    ※イアソン殿は逃げた

    ※坂本殿は夫婦といっていいのか微妙らしいが、助言の求め先としてならよいだろう


    そういうわけで、まずは――


    dice1d6=4 (4)

  • 2二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:11:18

    「夫婦仲の秘訣かい?」


    1.「二人で旅行に行って来たらどうかな?」

    2.ニコイチ霊基


    dice1d2=1 (1)

  • 3二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:21:37

    伊織「セイバー、旅行に行こう マスターの許可はとってきた」

    畳の上にどさりと置かれる、図書館から借りてきた旅行ガイド

    タケル「おお! それは楽しそうだ! それでどこへ行くのだ?」

    伊織「どこへでもだ ここはカルデアだからな、レイシフトで世界中へ行けるだろう」

    さっそくガイドを漁るタケル

    だがふと手が止まり、顔を陰らせた

    伊織「どうした?」

    タケル「……いや、ただな 今度の旅先では、かつての江戸のようにキミに案内してもらうことはできないのだろうな、と思っただけだ

    気にするな、キミとならどこでも私は楽しいぞ!」

    伊織「そうか……」

    しばし考えた後、伊織はふとガイドの一冊をセイバーに向けて差し出した

    タケル「?」

    伊織「なら今度は、お前が俺に、案内してくれ」

    タケル「!」

    伊織「もちろん、行先の半分は俺が案内しよう それでどうだ?」

    タケル「うむ! よいなそれは!

    ふふーん、キミ、知らないものを見て一人先走るなんてことはするなよ?」

    伊織「……お互いに、な」


    マスター判定 dice1d100=44 (44) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=54 (54) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 4二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:30:16

    わりと頑張ってる!
    マスターよりタケルの判定甘いのそれっぽくて笑ってしまった

  • 5二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:35:41

    タケルは伊織に甘いからな…

  • 6二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:36:29

    セイバーもマスターも、可もなく不可もなくとの判定とは…

    ここは新婚旅行と言うべきだったか? だがセイバーとはまだ祝言を上げておらぬしな


    とはいえ、これは次の助言を求めに行かなければなるまい


    1.シグルド

    2.ジークフリート

    3.カエサル

    4.オリオン

    5.項羽


    dice1d5=3 (3)

  • 7二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:40:02

    「なに? 私に夫婦仲を問うのか?」

    1.「ダイエットでもしていればよい」
    2.「贈り物はどうだ? それには金が要る、そこでビジネスの話をしよう」

  • 8二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:40:46

    >>7


    dice1d2=2 (2)

  • 9二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 20:56:16

    伊織「セイバー、これから食堂に行こう」

    タケル「うむ! キミから誘うとは珍しいこともあるものだ」

    伊織「まとまった金が手に入ったからな、今日だけは好きなものを好きなだけ食べるといい」

    タケル「なんという大盤振る舞い! あー、もしかして例の一件で手に入った金か?」

    伊織「そうだ

    カエサル殿に頼まれ作った大量の仏像に、シバの女王が頼んで三蔵法師や胤舜殿に経をあげてもらい、さらにはコロンブス殿がマスターも同じものを持っていると宣伝して購買層を広げ争奪戦が起こった挙句に、最終的にはエリザベート殿が廊下で拾った聖杯の影響で仏像が動き出しカルデア中を逃げ回ったという、あの一件だ

    後始末には苦労したが、仏像代だけはちゃんともらっておいた」

    タケル「…キミの頼まれたなら何でも引き受ける癖はどうにかしたほうがいいと思うぞ

    だがそのお陰で今日は御馳走が食べられるのだからな! 今日ばかりは文句は言うまい!」

    セイバーは伊織の袖を引っ張り食堂へと駆けていくが、ふと立ち止まって伊織の方を振り向くと笑顔で告げた

    タケル「だがな、イオリ

    素寒貧のキミが不承不承ながらも買ってくれる団子の一串も、私は大好きだぞ! もちろんキミのつくってくれるオミオツケもな!」

    伊織「………そうか」

    そう応じた伊織の声も穏やかで微笑んでいた


    マスター判定 dice1d100=79 (79) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=9 (9) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 10二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:01:08

    マスターとタケルの認識が…致命的なまでに合っていない!

  • 11二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:05:20

    大量に仏像作ってる間に構ってもらえなかったのかな

  • 12二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:08:50

    あまりにもセイバーが食べ過ぎて途中で金が尽きたのがまずかったか…

    いや仏像づくりに時間をとられてあまり構ってやれなかった方か?

    マスターからの心証は然程悪くはなかったのだが


    ここは挽回の為にも、次の助言を求めに行かなければなるまい


    1.シグルド

    2.ジークフリート

    3.オリオン

    4.項羽


    dice1d4=4 (4)

  • 13二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:12:54

    「宮本伊織が夫婦仲を円満にする策に関して助言を求めに来ることは予知していた」

    「解は既に用意してある
     未来予知だ」

  • 14二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:35:28

    朝餉にて

    タケル「お、今日のオミオツケは豆腐入りか! ちょうど私が食べたいと思っていた具ではないか!」

    伊織「そろそろ食べたいころだと思ってな」


    カルデアの人目につかない場所でカイニスと海についての愚痴を駄弁り中

    伊織「セイバー、やはりここにいたか そろそろ勉強会の時間だぞ」

    タケル「もうそんな刻か!? 助かったぞ、イオリ カイニス、また今度な」


    レイシフト先の戦闘にて

    タケルの動きに打ち合わせなしでばっちり合わせる伊織

    タケル「よく今のにあわせられたな、かなり強引な一撃をよく繋げた

    流石だな、イオリ」

    伊織「いいや、合わせた相手がお前だからだ

    他の者であればこうも上手くは行くまい」



    タケル「イオリ、キミは私のことを理解しているのか理解していないのか、よく分からなくなるな」

    伊織「そうか?」



    マスター判定 dice1d100=80 (80) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=42 (42) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 15二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:43:58

    マスターからはもうクソボケとは言わせない高い値が続いているのだが、セイバーからの評はぱっとしないものばかりだ

    これはもしかして全員に聞くしかないのか?


    次に助言を求めるのは


    1.シグルド

    2.ジークフリート

    3.オリオン


    dice1d3=1 (1)

  • 16二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:46:03

    「ふむ、夫婦仲の秘訣か(眼鏡が光る)」


    1.「まずは我が愛と呼ぶことからはじめてはどうか」

    2.そのためのガッツ


    dice1d2=2 (2)

  • 17二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:53:19

    可惜夜にガッツがあったらなぁ

  • 18二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:04:10

    タケルが伊織に誘われてシミュレータに来てみれば、そこはあろうことか夜の浅草寺を模した空間だった

    間を開けて対峙する伊織は、既に二刀を抜いている

    そして言い放った

    「八起怒涛、撃ってこい!」

    「―――――――――」

    タケルは無言

    カルデアでは抑えられていたと思っていた剣鬼が表に出てきたというのか

    ――いいだろう、また斬ろう

    それがキミの為ならば

    タケルは手に神剣を顕現させる

    だが構える前に、伊織が告げる

    「用意は万全に整えている、アーチャーのナイチンゲール殿に助力を受けたからな」

    タケルは察する、伊織が己にガッツを付与していることを


    「故に、俺はお前の剣で死ぬことはない」


    「!」

    その科白がどういう意味を持つか、覚えてはいるまいに――

    剣鬼であれば、あの夜の伊織であれば、生き残るためのガッツなど付与するはずがない

    タケルは泣きそうに微笑むと剣を一振り、己にもガッツを付与した

    そしてそのまま剣先を伊織へと向ける

    「いいだろう、八起怒涛、受けたければ撃たせてみよ!」

    吹っ切れたように清々しい一声が開始の合図となる

    どちらも倒れることのない剣の戯れ、剣の語らい

    だからこれはあの夜の再演ではない

    あらたな夜、なのだ



    マスター判定 dice1d100=37 (37) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=36 (36) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 19二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:13:11

    タケルからしたら二度はやりたくないよな……

  • 20二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:14:03

    心配を掛けさせるなとセイバーとマスターから怒られてしまった…


    次こそセイバーからの高い評が欲しいのだが


    1.ジークフリート

    2.オリオン


    dice1d2=2 (2)

  • 21二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:18:38

    「え? そんなこと俺に聞くの?」


    1.「やめとけやめとけ、女神?の寵愛なんてロクなもんじゃない」

    2.「女子受けするカワイイ姿で射ーー「キュケオーンを食べたいだって?」


    dice1d2=2 (2)

  • 22二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:42:06

    伊織がピグレットになって戻った後

    タケル「まったく、なんでキミはそう簡単にあのキュケオーンを口にしてしまうんだ」

    伊織「反省はするが、それはお前が言えた言の葉でもないだろう

    昨日一日中豚になった俺と戯れて、解毒薬を飲ませたのはマスターに促されてようやくついさっきだ」

    昨日一日の様子:一緒に食事をして遊びまわり、共に風呂に入って同じ布団で寝る

    タケル「う、それはそうなのだが…あまりにも愛い姿のキミを愛でずにはおられずにだな…」

    伊織「いや咎めるつもりはない もとより俺の油断でもある

    だが…………」

    聞きにくそうに一度視線を外してから、結局ためらいがちにあらためて聞いた

    伊織「人の姿の俺では駄目なのか?」

    タケル「! 駄目ではない!」

    (ただ、豚のキミの方が感情が豊かに見えるから…

     だがそういう言の葉が出てくるくらいには、キミもカルデアに来て変わったのだろう)

    タケル「よしわかった! これから昨日と同じくらい、人のキミと遊ぶぞ!」

    伊織「……まぁ、俺から言い出したことでもあるか

    いいとも、つきあおう」


    マスター判定 dice1d100=50 (50) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=41 (41) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 23二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:53:05

    再びキュケオーンの餌食に…
    ピグレット伊織は可愛いけどトキメキとかではないしまあ仕方ないね

  • 24二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:56:43

    とりあえず少しは持ち直したが、次で助言は最後…ジークフリート殿だ
    セイバー、此度こそ!

  • 25二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:58:15

    「すまない、俺の助言など何の役にも立たないだろう」

  • 26二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:03:13

    伊織「ジークフリート殿に夫婦仲の秘訣を聞きに行ったら、すまないと謝られてしまった」

    タケル「あの夫婦か…、喧嘩が絶えないように見えるが、果たして参考になるのか?」

    伊織「クリームヒルト殿が怒っているように受け取れるからか?

    あれは当世風に言うとツンデレというもので――」

    (伊織の高い理解力による、クリームヒルトがいかにジークフリートを好いているか、あの二人の仲が睦まじいかの解説)

    伊織「――というわけだ」

    タケル「(その高い理解力がありながら何故私に『食えるぞ』とか言えるのだ! ぷんす!)」

    伊織「セイバー?」

    タケル「…なんでもない

    そうだな、私もキミにツンとした態度をとってみれば、私の新たな魅力に気づくかな?」

    伊織「いや、それはないな」

    タケル「むぅ、何故だ」

    伊織「いや、…そういう態度のお前を見ても真新しいとは思えぬ気がするのだ

    何故だろうな」

    タケル「!」

    カルデアでタケルが伊織に対してつれない態度をとったことはない

    それは盈月の儀のはじめのころだけ

    タケル「何故だろうな」

    タケルは満面の笑みで伊織の言の葉を繰り返したのだった


    マスター判定 dice1d100=57 (57) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=88 (88) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 27二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:05:41

    どんな伊織も伊織だけどそれはそれとして思い出全部忘れられちゃってるのはさみしいもんな…

  • 28二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:05:45

    happy end

  • 29二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:15:20

    「セイバー!」



    「大好きだぞ、イオリ!」



    おしまい

    (Happy Endになってよかった…)

  • 30スレ主24/06/23(日) 23:19:41

    最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました!
    つたない文章を読んでいただいて感謝です

    タケル、判定厳しすぎ…でも最高点を出したのはタケルの方だから、きっと気分屋なだけですね

  • 31二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 00:21:38

    ちょっとだけでもあの日々を共有したいもんな…かわいいね

  • 32二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 02:07:06

    良スレ
    ありがとう

  • 33二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 03:17:11

    すげぇ、書ききりやがった

  • 34二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 07:09:38

    可愛い、おめでとう
    朝から良いもの読ませてもらいました

  • 35二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 08:20:19

    この2人のイチャイチャは健康にいい
    ありがとう

  • 36スレ主24/06/24(月) 19:11:25

    おお! まだスレが落ちてない! 感想くれた方たちありがとう!

    せっかくスレが残ってるので、没ネタとか選ばれなかった選択肢の方とかネタがあるうちは、引き続きちょっと書き散らしていこうかと思います

  • 37二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 19:35:49

    竜馬からの助言:ニコイチ霊基


    伊織「セイバー、俺と一つの霊基にならないか?」

    タケル「はぁ!? な、なにをいきなり言い出すんだキミは!? 大体そんな無茶が――」

    伊織「夏はそのあたりのことがいろいろと緩くなるらしい だから狙うなら夏だな

       ――駄目か?」

    タケル「………そ、それは…////」


    伊吹童子「はーい、まず一年は待ちましょうねー」



    さすがにこれではセイバーも「ぷんす」なので気晴らしに二人で出掛けた


    当代には月以外にも夜を照らすものがあるらしい

    暗闇なのに煌々と照明具で照らし出される高層建築群の間を、伊織は高速で走り抜ける

    格好は特別に誂えてもらった現代風の衣服、さすがにあの袴姿でバイクは危険というものだ

    バイクなど生前では見たことも聞いたこともない乗り物だが、迷いなく運転できるのは騎乗スキルによるもので、自分はもう只人ではないのだとあらためて思い知らされる

    こうして生前からすれば未来の光景を目にできるのも、サーヴァントならではか

    旧名は江戸、当世では東京と呼ばれるその街並み 

    伊織にとっては全く馴染みのないものに様変わりしてしまったが、浅草寺をはじめとして当世にまで残り、過去と今を繋ぐものもある

    そして背中に伝わる熱、腰に回された腕

    「ばびゅーーーーんだな!!」

    二臨姿のセイバーのご機嫌な声が風を切って届く

    後ろにはセイバーが乗っているのだ

    セイバーもまた、江戸での宮本伊織と、今のこのカルデアでの宮本伊織を、繋いでくれているのだろう

    二人乗りのバイクが摩天楼の間を疾駆する

    二つの影は今、一つに重なっていた


    マスター判定 dice1d100=64 (64) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=44 (44) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 38二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 19:43:48

    どらいぶ中はセイバーも上機嫌だったのだが、やはりニコイチ霊基には早かったのが尾を引いたか

    ここはイアソン殿に今度こそ助言を求めに行ってみるとしよう

  • 39二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 19:45:57

    判定が悪いとまでは言わないけど割と渋め傾向なのはなぜ…
    ダイス神腹減ってるの?

  • 40二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:04:07

    「人選がおかしすぎるだろうが! 何故俺に聞く! 嫌味か!」

    1.「あー、ヨーヨーのすごい技でも見せてやれ」
    2.「あれだ、金羊の皮でも探しに行けば?」

  • 41二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:05:07

    >>40

    dice1d2=2 (2)

  • 42二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:37:10

    イアソンから借りた金羊の皮を撫でるタケルと伊織

    タケル「おお! ものすごいモフモフだぞ! あのイアソンが勿体ぶっていただけのことはある」

    伊織「すごいな、この吸いつくようなしっとりとした手触りは」

    タケル「だが………温かくはないな、それに愛らしい仕草もせぬ」

    伊織「それは毛皮だから仕方あるまい」

    タケル「むぅ、仕方なし、か……」

    伊織「まぁ毛皮には毛皮なりの長所もあるだろう」

    タケル「ふむ、例えば?」

    伊織「そうだな………布団の代わりにできるぞ」

    タケル「おお! 成程この上に寝転んだらさぞかし気持ち良いだろうな!」

    イアソン「おい今ここで俺の前で寝るなよ!?」

    やけに焦って止めに入るイアソン

    この毛皮がイアソンとメディアにより過去何に使われたかといえば、伊織の指摘通り、夫婦の寝具として使われたのだった(某さんぽ動画ネタ)



    マスター判定 dice1d100=61 (61) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=6 (6) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 43二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:59:25

    いい線行ってるのにセイバーの判定が厳しい...
    セイバーの前で恥ずかしげもなく夫婦について触れたからか?

  • 44二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 20:59:37

    タケル「ぷんす」
    伊織「セイバー、そろそろ機嫌をなおせ
    あの毛皮はイアソン殿の無二の宝、触らせてもらっただけでも良しとするべきだ」
    タケル「ぶー、イアソンめ、何もあそこまでひったくるようにして取り返さなくてもよいだろうに
    私は力の加減のできない狂戦士ではないぞ」
    伊織「……………………(何故イアソンが慌てて取り上げたか理由を察したが言わない)」

  • 45二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 21:22:42

    セイバーのダイスだけ逆になってる…?
    照れてるのかな

  • 46二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:22:05

    オリオン:「やめとけやめとけ、女神?の寵愛なんてロクなもんじゃない」



    「ただいまだぞイオリ!」

    そう言いながら長屋を模したマイルームの戸を開けて入ってきたのは、第三再臨の姿をしたタケルだった

    「―――――――――」

    伊織はちょうどオリオンと話してきたばかりで例の忠告が頭を過り、ついまじまじとその姿を見つめてしまう

    周回に出かけていったときはいつもの第一再臨だったから、周回に飽きたマスターの要望に応え姿を変えたのだろう

    「あぁもうキミは、いい加減この姿にも見慣れただろうに」

    タケルは伊織の視線に気づくと視線を逸らし頬を書く染め、すぐにいつもの姿に戻した

    「いや悪い、そういうつもりではなくてだな――」

    「むぅ、ではどういうつもりだ」

    「それは―――――」

    神に見惚れていた、と言えば、気を悪くするだろうか

    神気が上がることを好んでいないのは知っている

    だが神気が上がったところで、タケルはタケル、それは変わりないというのに

    かつて宮本伊織は宮本伊織、そう言ってくれたように

    だから

    「俺はどんなお前にだってつきあおう、セイバー」

    伊織がそう答えると、タケルは勢いよく伊織の腕に飛びついてきた

    「うむ! ではまずは食堂につきあってもらわなければな! 働いて腹が減ったぞ!」


    ――女神の寵愛なんぞロクなもんじゃない


    その忠告は忠告として有難く受け取ってはおくが

    そう宣った当人こそその寵愛を振り払う気など毛頭ないのだから、あまりにも説得力に欠けるというものだった



    マスター判定 dice1d100=74 (74) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=32 (32) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 47二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:32:45

    タケル(それはそれとしてじっと見つめられるのはちょっと恥ずかしい…)

  • 48二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 23:57:54

    ダイス手厳しいな
    欲しがりになってる…?

  • 49二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 08:13:18

    保守

  • 50二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 12:11:26

    >>48

    まだ告白してないからな

  • 51二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 12:13:04

    ここまでしてくれるのであれば
    告白の一つでも欲しいところなのだろう

  • 52二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 19:46:35

    カエサル:ダイエットでもしていればよい


    涼やかな風が吹く原っぱのシミュレータにて、茣蓙の上にはいくつもの弁当箱

    タケル「おお! これは美味そうだな!」

    さっそく一つを手に取り口に運ぶタケル、だがその手がふと止まる

    タケル「キミも私も、今日はもともとセイバー陣で組んで素材集めの予定が入っていたのに、急に出陣変更とは何があったのだろうな」

    伊織「面子を入れ替えたのはマスターの判断だ、気にせずたんと食え、そうしてダイエットが必要なほど太るといい」

    タケル「だいえっと?」

    伊織「減量のことだ 俺もお前もそれが必要なほど太ってはいないからな」

    タケル「なるほど? だからまずは太ろうと?」

    伊織「そういうことだ 太ったら共にダイエットだな」

    タケル「?????」

    伊織「ぶふっ」

    宇宙猫顔になったタケルに、伊織はとうとう耐え切れず吹き出した

    伊織「はは、すまん揶揄いすぎた これがカエサル殿の夫婦仲の秘訣だそうだぞ まぁ実際はクレオパトラ殿の再三の懇願を聞き入れてはいないようだがな   それで何故今日空いたかといえば、この前の俺が大量に仏像を売った一件、発端であるカエサル殿が罰として俺達の代わりに素材集めに赴くことになった故だ」

    タケル「キミなぁ、そうならそうと早く言えばいいものを!」

    伊織「此度の出掛けを仔細は問わず二つ返事で了承したのはお前だろう」

    タケル「むぅ、それはそうだが  それでこの後はどうするのだ、こんな飯の量、今の私はぺろりと平らげてしまうぞ どうやって太らせるのだ?」

    意趣返しとばかりにタケルはダイエットネタをひっぱるが

    伊織「それはだな――――食してすぐ寝ると太るらしい」

    タケル「はは! 真か?」

    天気は上々、タケルは茣蓙の上で愉快そうにごろりと寝転ぶ

    タケル「よい昼寝日和だ!」

    伊織「そうだな」

    こうして食べて寝てダラダラと、二人で何もしない休日を堪能したのだった

    当然、今更少し多食いしたくらいで太るはずはなかったが、カルデアの共同風呂(性別不明用)にて体重計に乗るタケルの姿がこの後しばらく目撃されたという

    タケル「むぅ、この体重ではイオリとだいえっとするには足りないか…」


    マスター判定 dice1d100=43 (43) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=2 (2) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 53二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 19:57:23

    刑部姫「そこは怒って!!!!! 全力で怒って!!!!!」
    タケル「?? 何故だ、どこに怒る由がある? よいピクニックだったと話したではないか」
    刑部姫「乙女の体重に触れようとは、あまつさえ冗談でも太れとは、デリカシーってものがさぁ?!!!」
    タケル「そういうものか????」
    とりあえず怒っていることにしたタケルだった

  • 54二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:25:22

    タケルのダイスが逆になってんのかってくらい渋い

  • 55二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:36:12

    はっきりしたプロポーズが無かったら祝言!の気分にはならないレベルで普段からイチャイチャしてるってことなんだろう

  • 56二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:05:08

    竜馬:「二人で旅行に行って来たらどうかな?」

    クソボケVer(途中までは前と同じ)


    伊織「セイバー、旅行に行こう マスターの許可はとってきた」

    畳の上にどさりと置かれる、図書館から借りてきた旅行ガイド

    タケル「おお! それは楽しそうだ! それでどこへ行くのだ?」

    伊織「どこへでもだ ここはカルデアだからな、レイシフトで世界中へ行けるだろう」

    さっそくガイドを漁るタケル

    だがふと手が止まり、顔を陰らせた

    伊織「どうした?」

    タケル「……いや、ただな 今度の旅先では、かつての江戸のようにキミに案内してもらうことはできないのだろうな、と思っただけだ

    気にするな、キミとならどこでも私は楽しいぞ!」

    伊織「そうか……」

    しばし考えた後、伊織はぽんと拳で掌を叩いた。

    伊織「ここはカルデア、古今東西、多くの英雄委英傑達が集まる場だ ならば彼らに案内を請えばいい(クソボケその1)」

    タケル「おお! それは名案ではないか!(クソボケその2)」

    伊織「よし、ならば誰に頼むか――」

    「ちょっとまった!」

    長屋の戸をガラリと開けて入ってくる村正

    村正「ヤマトタケルと一緒にちょっくら旅に出るんだって?

    タケルの代わりに編成に入るのが誰だと思ってやがる、この俺だ! 十日も交代なんざ、老体に酷ってもんじゃねぇか!」

    伊織「マスターに許しは――」

    村正「刀の手入れ、教えて欲しくはねぇか?」

    伊織「何!?」

    タケル「イオリ!? ――ムラマサ、私の剣よく見たくはないか!?」

    村正「あたりめえよ!」

    結局旅行後に当分村正の出陣を交代することで片が付いた


    マスター判定 dice1d100=97 (97) (1::クソボケ 100:祝言!)

    タケル判定 dice1d100=72 (72) (1:ぷんす 100:好きだぞ!)

  • 57二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:59:51

    タケル「マスターが、ちょっとハベトロットとクレーンに婚礼衣装の制作の予定仮抑えしてくると叫びながら廊下を走って行ったぞ」
    伊織「それはめでたいな、誰が祝言を上げるのだ?」
    タケル「さあ? 後で聞いてみるとしよう、盛大な宴が開かれるとよいな」

    縫製室にて
    マスター「はべにゃん、気づいたんだよ
    甘いものは美味しい けどだからこそ、それを引き立てるスパイスも時には必要なんだって」
    ハベトロット「マスター?」
    マスター「というか、結局こういうことってさ、誰かに助言を求めて無理に自分を変えようとするより、ありのままでよかったんだよ、自分らしく、自分のペースで
    タケルもきっとそう思ってたんじゃないかな」
    ハベトロット「君が伊織にクソボケどうにかしろって言ったんだっけ?」
    マスター「そうそう
    けどまぁ、クソボケ発言でタケルを曇らせるのはやっぱマスターとしてよくないと思うから、誰かの助言を受けてじゃなく自然にできるようになってくれるのが一番かなぁ」
    ハベトロット「あの二人なら大丈夫さ、きっと」
    花嫁衣裳をつくる糸紡ぎの妖精は笑顔でそう言ったのだった

  • 58二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:37:08

    タケルもクソボケなの解釈一致

  • 59二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:57:35

    言葉足りないのはどっちもだからね
    つまり似たもの夫婦

  • 60二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 11:44:57

    保守

  • 61二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 20:55:37

    このレスは削除されています

  • 62二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:01:57

    このレスは削除されています

  • 63二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:04:40
  • 64スレ主24/06/26(水) 21:08:30

    延長戦までおつきあいいただいた方、保守してくださった方、ありがとうございます!

    タケルの評価があまりにも奮わないのであえてクソボケな話にしてみたら高得点叩きだすとかどうなってるんですかダイス神!? 神は本当にいるんですか!?
    エピローグは甘々な祝言にしようかとも考えたのですが、ダイス神の導きにより路線変更しました

    ダイス神のお陰でそれっぽく話も着地したので、今度こそこれでおしまいです
    ありがとうございました!

  • 65二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:48:32

    こちらこそありがとう!
    程よくしっとりで程よくクソボケでダイス神に愛された良スレでした!
    覗きに来る度更新されてて楽しかった

  • 66二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:11:01

    切ないけど素敵なエピローグだ…良スレありがとうございました!

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