【トレウマ・SS】梅雨は知れどもつゆ知らず

  • 1全3レス(予定)24/06/23(日) 21:43:27

    「じゃあ、おやすみ。ネイチャ」
    「………うん。お休み、トレーナーさん」

    隣に……ではなく、少し離れたところにあるソファーで横になっているトレーナーさんに声をかける。申し訳ないとは思いつつ、背中越しで。緊張のせいでとてもじゃないがトレーナーさんの方を向けない。

    6月も後半。朝のニュースでは、今日は終日晴れだけど今週中には梅雨入りだろうという話だった。けれど、お天気予報っていうのはいまいちアテにならない。先週だって、雨だ雨だ土砂降りだと言うから傘を持って行ったのに天気が悪いのは昼前まで。結局雨の一滴も降らず、ほぼ丸一日見事なまでの快晴だった。

    ………今日はその逆だ。他のトレーナーの例に漏れず何かとご飯をおざなりにしがちなトレーナーさんのために、1週間分のお料理を作り置きしてあげようとトレーナーさんの部屋に来た。来たのだけど……部屋に来てしばらくすると朝の快晴が嘘のように雨が降り始めた。

    作り置きが全部出来上がる頃には止むだろう。トレーナーさんが用意してくれていたおやつを食べ終わる頃には止むだろう。再放送のドラマが終わる頃には止むだろう……そうして、時間が過ぎていくに連れて雨足はどんどん強まり、大風のオマケまでついたせいで今日中に寮へ帰ることができなくなったのだ。

    まともに視界の効かない夜に大雨・大風に晒されながら帰るのは危険だ。特に、トレーナー寮から栗東寮までの道はこういう時危ない箇所がいくつかある。そうして『自分がついて歩いたところで怪我のリスクが対して変わるとも思えない』とトレーナーさんが一晩泊めてくれることになったのだ。

    ………トレーナーさんの善意にこんなことを思うのは間違いだってわかってる。けれど、こういう提案ができるのはあの人は万が一が無いと思っているからで……それはつまり、あの人はアタシの事を意識していなくて、アタシの想いは伝わっていないというわけで……

    (やっぱ、メンドくさいな……アタシ)

    トレーナーさんの布団に包まり、丸くなりながら思う。……漫画を読んでいて、ヒロインの恋愛に自分とトレーナーさんとをつい重ね合わせてしまうことがよくある。二人きりになったヒロインが押し倒されて……みたいなヤツにも。けれど、トレーナーさんがそういう事をしない、そういう人じゃなきゃアタシは好きになってなかったっていうのに。

  • 2全3レス(予定)24/06/23(日) 21:43:50

    何よりメンドくさいと思うのは、今こんなにもドキドキしていることだ。確かに、大人の男の人で、しかも自分が大好きな人と密室で二人きり、なんていう状況に心臓が早鐘を打つのは普通のこと。

    けど、この状況を望んだのはアタシ自身だ。だってアタシは、口では止んで欲しいと言いながら心の中では雨が振り続けて欲しいと願っていたんだから。ずっと、ずっと、いつまでも。そうすれば、トレーナーさんとずっと一緒にいられるから。それでその通りになって今こうして焦っているのだからどうにも……。

    (……早く寝よ)

    これ以上考えても仕方ない。それに、このままろくろく眠れず目に派手なクマでもできたら困る。そんなパンダ状態、恥ずかしくてトレーナーさんに見せられない。

    なんとか眠ろうと目を固く閉じてみる。そうすると不思議なもので、他の感覚が妙に鋭くなってくる。やはり他の人の、つまりはトレーナーさんの頭の形に慣れた枕は違和感があって少し眠りにくい。

    布団からはトレーナーさんの『におい』がする。生活臭な訳だから『臭い』というべきなんだろうけど、『匂い』としか言いようがない。トレーナーさんに包まれているみたいで、なんだか少し安心する『匂い』。

    それにこれは……たぶん、実家で使っていたのと同じ洗剤の香りもする。柔軟剤配合で、安い割に効き目も香りもいいって、おふくろが言ってたヤツ。

    音もした。少し遠くから。つまりはトレーナーさんの眠るソファから、みじろぎする音が。…………そういえば、トレーナーさんは今どうしているのだろう。こちらを向いているのか、アタシのように相手に背中を向けているのか。

    (ああ、心臓がうるさい)

    布団のおかげで少しは心が落ち着いてきたけど、それでもまだ胸のドキドキは止まってくれない。……もし、トレーナーさんがこの布団みたいに優しく抱きしめてくれたら穏やかに眠れるんだろうな。……あの人が近くにいるからドキドキしているってのに、もっと近くにいてくれたら落ち着くなんて、我ながら変なことを言っていると思う。それでも、そんな気がする。

    するけど、口が裂けたって今のアタシにはトレーナーさんに隣で眠って欲しいなんて言えやしない。だって、理想と現実は違う。そんな事をお願いできるような仲じゃない。

    (………遠いなあ、この距離)

  • 3全3レス(予定)24/06/23(日) 21:44:13

    『アンタが隣にいると落ち着いて眠れそうだから、一緒に眠って欲しい』そう言えたら良かったのに。そう言えるくらい、トレーナーさんがアタシのことを好きでいてくれたらいいのに。けど、悲しいかなそんな事を言う勇気はないし、言ったところで嗜められるだけだ。……トレーナーさんはしっかりとした優しい大人だから。

    そんなところも好きなのだけれど、今はそんなところが少しだけ恨めしい。まあ、そういうしっかりした優しい人でなければそもそもトレーナーさんを好きになることはなかったわけで……相変わらず、自分勝手だなぁ……アタシって。

    …………もしかしたら、実は相思相愛だけどあの人が大人だから表に出していないだけなのかもしれない。……ほんの米粒くらいのわずかな可能性だろうけど、ありえないとは言えない。けど、もしそんな都合のいい結果が待っていたとしても、それを確かめる勇気はない。

    ベッドからソファまでわずか数歩。とても近くて、簡単に縮められそうなのにとてつもなく遠く思える。いつか、トレーナーさんに気持ちを伝えられるのか。いつか、トレーナーさんがアタシを好きになってくれるのか。この僅かだけど永遠みたいな距離がなくなる時は来るのか。アタシにはわからない。

    (いや、これじゃダメか)

    いつかその内やってくるのを待っていちゃいけない。自分から近づいて行かなきゃいけない。分かってる。臆病なままじゃいけないって。でも……

    (そうなれるのはいつのことやら……)

    そんな途方もなく先に思えることを考えているウチに、アタシの意識は睡魔に捕らわれていた。たぶん、トレーナーさんもその頃には眠っていだんだろうと思う。

    後に残ったのは、陰鬱な梅雨の大雨だけだった。

  • 4おしまい24/06/23(日) 21:45:18
  • 5二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:52:07

    梅雨にしたってなんだかジメジメしすぎてるなあ

  • 6二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:53:42

    ネイトレの部屋に雨雲できてそう

    いいよね一歩を踏み出せない乙女心

  • 7二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:57:18

    飯作りに部屋に上がり込んでる時点でもう割と一歩手前だと思われるが……

  • 8二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:57:56

    タイトルも好きよ

  • 9二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 21:59:22

    タイトルがダジャレなあたりネイチャさんの自虐・自嘲かはたまたどこからともなく現れた会長が残した言葉なのか

  • 10二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:02:30

    嫌だよ恋に悩む女の子の目の前に突然現れてダジャレだけ言ってどこかへ消える怪異みたいなカイチョーとか

  • 11二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:08:18

    梅雨前線以上の湿気をもたらすネイチャ前線到来中ですやん

  • 12二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:13:45

    心の声を素直に口に出せば割といけるんじゃねえかなって思うの

  • 13二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:15:35

    匂いになんだか安心する……そういえば

  • 14二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:21:51

    随分と過激な恋愛漫画読んでるのねネイちゃん

    やはりネイチャはえっち

  • 15二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:43:29

    いい湿度だ……と思ったらクソスレタイ良SSのニキぃ!?!?よく見たらここも韻踏んでるぅ?!

  • 16二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:16:38

    ネイチャの方を向いて寝てたら結構ホラーでは? いや目をかっぴらいて寝てる(?)姿を思い浮かべてる俺が悪いんだろうけどさ

  • 17二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:21:50

    ネイチャお前ちょっとだけだけどトレーナーに押し倒されたい願望があるのか…ちょっと風紀委員に連行された方が良いと思われる

  • 18二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 05:53:14

    グイグイ行くタイプも好きだけど自信が持てずその場で足踏みしちゃうようなネイチャさんみたいなタイプもいいよね

  • 19スレ主24/06/24(月) 07:26:49

    いつかのような大雨だった。あの頃動揺、梅雨の日の陰鬱な雨。けど、あの頃と違うのは——

    「冷えるようなら、布団持ってっちゃていいからね。ネイチャ。俺、暑がりだし」
    「そりゃこっちのセリフですよー。というかアンタ、割と寒がりでしょーが」

    アタシたちの関係性だ。トレーナーさんは、アタシの隣で眠るようになった。何年も一緒に走って、お互い弱いところも情けないところも晒し続け、支え合って……そんなこんなで気づいたらアタシ達は事実上の恋人同士のようになっていた。

    初めは食事を作ろうか?と提案するのも一苦労。いざトレーナーさんの部屋に着いてもなかなかドアを開ける勇気がわかず右往左往。そんな初々しさもいつの間にやら消え果てて、トレーナーさんの部屋に入り浸るのがほぼ毎週末のお決まりになっていた。着替えを持ち込んで泊まる、なんていうのも今やそう珍しくない。

    まあ、アタシの料理に舌鼓を打つトレーナさんの笑顔。あれを見た時の嬉しさだとか、美味しいって言ってもらった時の満ち足りた感じとかはあの頃と同じくらいに嬉しいものなんですケド。

    きっと、数年前のアタシにこんな事を言っても信じてもらえないだろう。こんなにも関係が深まったことも……それなのに相変わらずアタシが臆病者だってことも。

    ……確かに、少しは臆病者じゃなくなった。添い寝してほしいと精一杯の勇気を振り絞ってアタシから言い出して、アタシの気持ちを汲んでくれたトレーナーさんが了承してくれた。そして、一度前例ができて以来こっちまでズルズルと……そんな事ができるくらいには変われた。

    けど、本質は変わっちゃいない。トレーナーさんは隣に居てくれるけど、それだけだ。それ以上はしてくれない。それ以上は求められない。ほとんど自然の成り行きだけでこうなった『事実上の』恋人関係にすぎず、トレーナーさんは一線を越えようとはしない。……そういう意味じゃないというか、それ以前の話だけど。

  • 20スレ主24/06/24(月) 07:26:59

    距離は縮まった。トレーナーさんもソファを使わず、アタシと隣あって眠るようになった。けど、それは向かいあってでもなければ、肌を触れ合ってでもない。向けあう背中にはスキマがある。僅かだけど絶対的なスキマだ。

    埋める方法はわかっている。触れ合う方法はわかっている。この関係を『事実上』じゃなくしてしまえばいい。告白すればいい。……それだけの事だ。

    流石のアタシだって、事ここに至って断られるかもなんて思いはしない。ただ眠るだけといっても、添い寝までして断られるとは思わない。いつかそういう仲になるつもりでもなければトレーナーさんがこんなことするわけない。トレーナーさんはそういう人だから。

    ……思ってはいないけど、それでもできない。ありえないと分かっていても、言い出そうとするたびに不安になる。この心地いい関係が崩れてしまうんじゃないかって。心のどこかでその不安が燻っていてどうしても一歩が踏み出せない。

    『事実上』じゃない『正式』な関係。ちゃんと将来を見据えた、責任のある関係。そうなれれば、このほんの少しだけれど酷く離れてるように思えるスキマも埋まる。そういう関係でもなければトレーナーさんはこれ以上近づいてはくれない。トレーナーさんはそういう人だから。

    「おやすみ。ネイチャ」
    「……お休み、トレーナーさん」

    結局アタシはあの梅雨の夜から大して変わっちゃいない。トレーナーさんに正面きって、ハッキリと好きだと言えず逃げてばかりの臆病者。だけど、少しはマシになってはいる。大丈夫だ、アタシならきっと言える。………今日、明日のことじゃないだけで。

    (……ダメだこりゃ)

    それでもいつか、勇気を出せる日が来ることを信じよう。……いや、信じるなんて受け身じゃダメなんだけどさ。けれど、いつかは……

    そんなことを考えているウチに気づいたら眠ってしまっていた。あの頃と同じように梅雨の大雨を残して。だけど、不思議だ。雨の勢いは変わらないはずなのに……

    あの頃ほどの陰鬱さを感じないのは何故だろう?

  • 21スレ主24/06/24(月) 07:27:52

    数年経って関係は深まったけど最後の一歩を踏み出せないでいるネイチャさん……的な?

  • 22二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 07:47:06

    停滞前線が動き始めたけど相変わらず面倒だなネイチャは 好きだけど

  • 23二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 07:51:04

    最後の一歩はトレーナーさんから埋めて欲しい ネイチャの決断を待って耐えて欲しい 心がふたつある~

  • 24二次元好きの匿名さん24/06/24(月) 18:06:53

    >>23

    わかる見守ってほしい気持ちと掻っ攫って欲しい気持ちとが心の中で闘争中だ

  • 25二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 01:14:40

    尻込みしているけど確かに少しずつ前に進んでる…そんなネイチャさんはいいぞ

  • 26二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 01:30:42

    数年経ったなら責任ある大人の先達として、男として一線を踏み越えてやるのが仕事だと思います(鋼の意志)

  • 27スレ主24/06/25(火) 02:01:00

    「ほらほら〜もっとしっかり抱きしめて」
    「君がいいならいいけど……暑くない?」

    今年も梅雨が来た。今までと変わらないようで、まったく違う梅雨。

    「いいんですよ。じゃないと、大切なアンタの恋人が風邪ひいちゃいますよ〜」

    トゥインクルシリーズを退いて、ドリームトロフィーリーグも走り抜いて、いよいよ卒業まであともう少し。トレーナーさんがアタシのトレーナーじゃなくなって、アタシがトレーナーさんの担当じゃなくなるのも、もう間も無く。

    もう何年も前からトレーナーさんはアタシだけのトレーナーではなくなっていた。長く現役を続けて色々と勝手を知っているウマ娘に専属トレーナーをあてがっていられるほど、学園側も人手に余裕はないらしい。ドリームトロフィーは一年の出走回数も少なくなるのもあってトレーナーさんは今や他のウマ娘も担当している。

    当然ながら、学園を卒業してしまえば学生じゃなくなる。許可さえ取れば学園内に入るくらいはできるがトレーナー寮となるとそれも難しい。入り浸ったり、お泊まりなんて以ての外だ。

    このまま動かないでいたら確実に今の関係は、トレーナーさんとの恋人もどきな関係は確実に崩れ去る。流石のアタシでもそうなると勇気の一つも湧いてくるもので、ついに告白してしまった。

    ……まあ、アタシだけカヤの外で、他の担当の子達は変わらずトレーナーさんの優しさも厳しさも何もかもを向けてもらえると思ったらいてもたっていられなかったというのもある。自分を突き動かしたのが勇気というより嫉妬の方が強そうなのがどことなくアタシらしい。……言ってて悲しくなってるケド。

    おどけたアタシの言い分に、どこか困ったようなカンジになりながらもトレーナーさんがアタシを抱きしめる。もう、アタシとトレーナーさんとの間にスキマはない。あったとしても寝相の問題やら何やらで生まれる、数字通りのスキマだけだ。心はいつでもピッタリくっついてる。………こうなるまで長かったなぁ。

  • 28スレ主24/06/25(火) 02:01:24

    正面から、正直に思いの丈をぶつけたのは少し前のこと。トレーナーさんはあっさり承諾してくれた。考え無しなのではなく、もう既にさんざっぱら悩みに悩み抜いたから今更考える必要もない……らしい。アタシもツミな女だ。こんないい男を酷く待たせてしまったんだから。

    ………なんて、本当の恋人になってもう何週間か経つっていうのに未だにアタシは浮かれているらしい。我ながら地に足がついてないというか、浮ついているというか。……そりゃ、他の担当の子から『色々お腹いっぱいです』とかなんとか毎日のように呆れられるわ。流石に、いい加減気を引きしめなきゃ。

    とは言っても、今の格好じゃ無理があるか。昔、漫画で見かけて以来密かにずっと憧れ続けていた格好。『彼シャツ』というやつだ。……だけど、これができるのは今のうちだから仕方ない。トレーナーさんのところに泊まるという形をとれる今のうち。

    一緒に住むようになってからだとこう……変な『お遊び』の一環としてしかやりようがなくなってしまうだろうし、それだとなんか違う。いやまあ、自然の成り行きでなくて、色々小細工した上で現状に持ってきているあたり既に怪しいが……

    一緒に住む。そう、トレーナーさんと一緒に住むんだ。始まるのはアタシが卒業してからで、新居のアパートは少しボロっちいケド。……お互い、いい年齢なのだから将来を見据える必要がある。何よりアタシが卒業したら今のように一緒にいるというわけにはいかない。それがたまらなく寂しい。……そう、トレーナーさんが言ってくれたのだ。

  • 29スレ主24/06/25(火) 02:01:36

    だから、この部屋で過ごす梅雨は今年が最後。この部屋で梅雨の雨に悩まされるのも今年が最後。何度となくブルーな気持ちにさせられてきたが、そう思うとなんだかもの寂しい気持ちになってくるから不思議だ。

    「おやすみ、ネイチャ」
    「おやすみ、トレーナーさん」

    そういえば、トレーナーさんを『トレーナーさん』と呼ぶのも、もう少しでおしまいか。担当とトレーナーって関係が終わっちゃうんだから。……下の名前で呼ぶのはなんだか緊張して苦手なんだよなぁ。

    そんな心配事と言えないような心配事。アタシの未来には今のところそういうのしかない。……昔のアタシとはまるで違う。一歩を踏み出す勇気が待てない、そんな臆病だった頃のアタシとは。

    梅雨の雨は昔と変わらない激しさだ。だが、昔と変わらないはずなのに、何故かかつてのような鬱々とした感じはない。まるで……

    雨なんて降ってないような晴々とした気分だ

  • 30スレ主24/06/25(火) 02:03:29

    一歩踏み出すのはどちらにするか迷ったがやっぱりネイチャさんから歩み出して欲しいなって……ちゃんとした関係になったネイチャさんは押せ押せになりそう

  • 31二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 06:35:43

    彼シャツネイチャは破壊力が高すぎる

  • 32二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 06:47:10

    一度吹っ切れると強いタイプだったか…にしたって吹っ切れすぎな気がするが

  • 33二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 07:18:26

    ボロアパート(ボロアパート)

  • 34二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 13:00:33

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています