- 1二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:44:06
「姫崎さん」
「なぁに? プロデューサーくん」
「……俺を覚えていてくれて、ありがとうございます」
「急にどうしたの?」
「毎日こんな気持ちでいっぱいなんです。『夢じゃなくて良かった』『忘れられていたらどうしよう』『あの時の「お姉ちゃん」が「お姉ちゃん」じゃなくなっていたら』──そんな不安で、押し潰されてしまいそうで」
「そんなことないよ。私もずっと覚えていたから。きみが私の始まりで、私の歌はきみに一番聞いてもらいたいから。だから頑張ってるの」
「それなら安心できます」
「本当に?」
「たぶん今日の夜も明日も明後日も同じことを考えてしまうでしょうね。なにせこうやって姫崎さんと話しているだけで望外の幸せなので。これが奇跡じゃなかったらなにが奇跡だと。だからこそ、怖いんです。この奇跡が呆気なく崩れてしまいそうで」
「大丈夫。プロデューサーくんの不安を解消するためなら──私はなんだってしてあげるから」
「ありがとうございます」
「だから私も、わがまま言っていいかな?」
「なんなりと」
「私も時々不安になるから、その時は不安が消えるまで甘えていい?」
「もちろんです。ところでその不安というのはなんですか?」
「きみが何処か遠くへ離れていかないか、かな」
「同じですね」
「うん。同じだね」
「絶対にあなたから離れません。約束します」
「それは……いつまで?」
「いつまでも。たとえ引退したとしても」
「ありがとう、プロデューサーくん。──……大好き」 - 2二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 22:53:27
我純愛大好侍也。此純愛大好
- 3二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:03:31
強すぎる……
そしてありがとう…… - 4二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:03:36
感謝御礼申し上げまする
- 5二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:04:06
こちらこそありがとうございます!
- 6二次元好きの匿名さん24/06/23(日) 23:19:53