- 1スレ主24/06/25(火) 17:25:43
- 2スレ主24/06/25(火) 17:26:08
- 3二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:27:31
ついに5まで…
スレ立ておつです - 4二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:28:59
盾乙
- 5二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:29:24
すっかり長期シリーズだなぁ…
- 6二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:29:37
随分と続きましたね・・・
- 7二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:30:58
5/31から続いてたんだこのシリーズ・・・
すごい・・・ - 8二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:31:08
あにまんみんは曇らせが好きだもんね!
…いや此処までの土砂降りは流石に? - 9二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:32:23
そろそろ1ヶ月で草、モモイを早く晴らされてあげて…
- 10二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:33:54
1ヶ月…雨が続いたというのか…
- 11二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:38:05
機械作動から気づくまで1ヶ月
入院編から退院し日常生活でも本当に嘘もなく、心の底から安心できるまで回復するのにあと1ヶ月続きそうだな - 12二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:47:36
祈るね
- 13二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 17:52:15
盾乙です!
- 14二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 18:24:11
おおぅ…気付いたら次スレ…ありがとうございます
後でSS投下するので少し待っててください - 15二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:10:28
私を目を覚ましてから十日が過ぎた。昨日からやっとまともに話せるようになったよ。身体?クソカス塵屑。
腕だけなら少し動く。ユズやアリスの為に早く回復を…って思ったはずなのに全っ然回復しない。おいどうなってんだよ無能。
ミドリは毎日来てくれて…私のお世話をしてくれる。手際よく林檎の皮を剥いて、私の口に運んでくれるんだよ。
私が痛みに苦しまないように、私をそっと優しく…頭を撫でてくれるの。ちょっと優し過ぎじゃないかな?
慈愛に満ち溢れてて…後光が差して見える…。こんなクソ馬鹿が姉で…泥を塗っちゃってごめんなさい…。
ミドリに目を向けると、ちょっと難しそうな顔してた。あれ…?私また迷惑かけちゃった…?
「ごめんねミドリ…迷惑かけちゃって…ごめんなさい…」と謝ると、ミドリが驚いた顔で振り向いてくれた。
「え?何が?何も迷惑じゃないよ。この程度は妹として当然の事だから…泣かないで?」え?泣いてたの?ごめんね…。
「ミドリが難しそうな顔してたから…また迷惑かけちゃったのかなって…」
「あっそういう事…ごめんねお姉ちゃん。不安にさせちゃったね、お姉ちゃんは何も悪くないよ」
「迷惑なんて全くかけてないから…安心してね、大丈夫だよ」と、私の涙を拭いながら…また優しく頭を撫でてくれた。
「ほんと?ほんとに大丈夫?…それならまぁ…いい、のかな…?」
…いやよくねぇよお前は怪物だぞ馬鹿、いつまで人間の振りしてんだ馬鹿。
馬鹿過ぎて許されない存在なのすら忘れちゃってた。…忘れんなよ手に刃物で馬鹿って刻んた方がいいんじゃない?
でもなぁ…処分の難易度が高いよね…誰かにやってもらう訳にはいかないし、自分でもやれそうにないし…。
いつものように脳内で馬鹿馬鹿喚いていたら、ミドリが真剣な表情で話しかけてきてくれた。
「お姉ちゃん。とても大事な話があるの、聞いてくれる?」 - 16二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:14:23
遂に伝えるのか…
- 17二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:15:20
ミドリは会話から自己否定モンスターになってる事には気付くかな…?
とりあえず全容を教えてあげてくれ… - 18二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:26:41
自らへの罵倒に対してだけ上がる語彙力がまたお労しい……
できるなら、この内心を見破ってあげてくれミドリ
それはそれとして遂に反転装置のこと言うのかな? - 19二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:31:54
ミドリ、お前がモモイを照らす光になるのだ
- 20二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 20:54:58
重要な話…何だろう?もしかして遂に、なんかいい感じの方法で私を処刑する事が決まったとか?
「お姉ちゃんが倒れた理由についてなんだけど…」…私が倒れた理由?
え?それは…全身の激痛に耐えられなかったからだよね?つまり私のせいで私が全部悪い。
私が堪え性のない無能の塵屑だったからミドリに…ミレニアムの皆に大迷惑をかけちゃったんだ。
最低。ミドリは最愛の妹で間違いない。それに絶対に間違いはないけど…。
こんな愚姉がいる事実が本当に申し訳なくて…もう才羽モモイという概念ごと消えてしまいたい…。
エンジニア部さん、概念粉砕機…みたいな私という概念ごと粉砕出来る発明品ってない?作ってくれないかな…。
「…お姉ちゃん?難しい顔してるけど…話して大丈夫?実際…お姉ちゃんは意味不明で困惑しそうな話だから…」
「お医者さんにも確認はしてるんだけど、まだどうなのかな…って気持ちもあるよ」
「ショックを受けちゃうかもしれないし…それでも話していい?どう?」頷く。ショック受けてんのは皆の方だし…。
「そう?…はい、飲み物も渡しておくね。落ち着いて…聞いてくれるかな?」とペットボトルを渡してきた。
なんか…既視感あるなぁ。あれいつだっけ?馬鹿だから時間の流れがわかんないよ。
とにかく、ミドリと夜中に一人と一匹で話した時も…こんな感じの前置きで動揺した記憶があるぞ。
じゃあ今回もそんな感じ?まあ…流石にあの時ほど気が狂って喚き散らすことはないでしょ…今も狂ってるけど。
意味不明で困惑かぁ…うん、何とかなるはずだよ、私以上に意味不明な奴なんてこの世にいないから。
首を縦に振る。もう何でも来い、大丈夫。…多分ね。 - 21二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:11:45
さて、どうなるかな…
- 22二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:14:47
ああ 落ち着いてください
焦ることはありません
あなたにお話があります いいですか?
どうか 落ち着いて - 23二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:16:30
どうか良い方向に向かってくれ…!
- 24二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:25:44
「じゃあ…話すね」よーし何でも来い大丈夫だ…多分おそらくきっと。
「お姉ちゃんが倒れた後…私はすぐにユウカや先生に連絡したの」深夜だよね…?やっぱ大迷惑じゃん…。
「どう見ても普通じゃない、絶対に何か原因があるから探さなきゃって」それ私が狂ってるだけなんだよ…。
「お姉ちゃんはすぐに病院に運ばれて、私達は全力で原因を探した」そうなんだ…迷惑かけ過ぎて胃が痛いよぉ…。
「ミレニアムの皆が協力してくれて…すぐに原因は見つかった」うわぁ皆で……うん?
え?そんなすぐに私の異常性ってわかるものなの?ミドリ以外には気付かれてなかったはずだよ?
ミドリですら怪物の存在は知らないでしょ?私がいきなりぶっ倒れただけに見えてると思うんだけど…。
それに私は即病院なんだよね?皆が病院に屯する訳ないし…じゃあ皆は私から離れた場所で怪物を発見してくれたって事?
…ミレニアムの技術力舐めてたかも。…舐めてんじゃねぇよクソが在籍してるのがもう迷惑なんだよさっさと退学しろ。
でも本当に凄いなぁ…遠隔から普通に心を読めるレベルに達してるんだぁ…。
「原因はとある装置。周囲の人物に対する好感度を反転させる効果があるの。お姉ちゃんはこれの影響を受けてた」
……は?ちょ、ちょっと待って…ホントに意味不明だった…馬鹿でごめんなさいミドリ…。
で、でも…何それ?好感度を反転?え?なに?今ファンタジーの話してるの?ヤバい理解できない。
ちゃんと聞いてたはずなのに…ご、ごめんね…馬鹿過ぎて言ってる事がよくわかんなかったよ…。
何でも来い大丈夫ってどこがだよ…実際に来たら困惑しちゃった…馬鹿でごめんなさい…ほんとにごめんなさい…。 - 25二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:30:42
よしちょっといい方向に向かってきたぞ!
- 26二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 21:32:36
待ちに待った爆弾解除(失敗したら誰も幸福にならない)スタートです!!
- 27二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:00:26
前に出まくってた怪物が予想だもしなかった原因にさすがに困惑しちゃったよ…
そうだよね、怪物も原因がまさかの好感度反転装置だなんて思いもしないよね… - 28二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:00:33
「お姉ちゃん…ごめんね。やっぱり混乱しちゃうよね…ほら、水飲んで?一旦落ち着こうよ」
「馬鹿でごめんなさい…今ファンタジーの話してるの?って思っちゃった…本当にごめんなさい……」
「馬鹿じゃないし謝らなくていいんだよ。だけど…無理もないかな…私も最初に知った時は何それ?って思ったし…」
水を飲んでちょっと落ち着く。ミドリは私の涙を拭きながら頭を撫でて待っててくれた。また泣いてたの…?
「大丈夫?続き…の前にもう一回話した方がいい?」コクリ。
「とある装置…周囲の人物に対する好感度を反転させる効果があるの、現実の話だよ?」
「そんなファンタジー的なものが、ほんとにあるんだ…」凄いなぁ…エンジニア部の発明かな?技術力が半端ない。
…ん?ちょっと待てよ?それが私に影響してた?それは?つまり?
「お姉ちゃんは…今まで大好きだった人への感情が反転して…大嫌いになってたの」
「って事は…そ、その、ごめんねミドリ…確認してもいい?…ちょっと言いづらい…事…なんだけど…」
「それなら私が代わりに言ってもいい?」ちょっと怖くて言いたくない…甘えて無言で頷く。
「わかった。確認したいのは…私達を見ると…嫌悪感が、凄かった…って事だよね…?」ごめんね…私が言うべきだった…。
「…うん。正直に話すと…ごめんね?本当にごめんね?…言ってもいい?傷付かない?」ミドリが頷いてくれた。
「じゃ、じゃあ言うよ…?その…ミレニアムでの毎日が…苦痛で苦痛で…仕方なかった…」
「…やっぱりそうだったんだね。ごめんね…私がもっと早く動いていれば…」またミドリを悲しませちゃった…。
「謝らないで…ミドリは悪くないよ…ずっと隠してた私が全部悪いんだから…ごめんなさい…」 - 29二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:01:49
つらい……でも確実にいい方向には行ってるはず
- 30二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:10:34
責任はウタハにある
過失で取り返もつくから償いで許すべきだけど - 31二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:13:54
自分を「馬鹿」と言いながらめちゃくちゃ謝るモモイを見てなお姉を想う行動ができるミドリはすげえよ…俺ならもう心が折れてる…
- 32二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:17:48
人という字はモモイがミドリを支え、ミドリがモモイを支えることで成り立っていることは知っているね?
- 33二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:19:14
人という字はバカな姉が賢い妹に寄りかかって負担をかけているんだよ!
- 34二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:20:03
- 35二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:23:38
やめなよアリス!過大評価はもっと恥ずかしいことなんだよ!
- 36二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:35:20
お互いに…一人と一匹が謝り合っている。
ミドリは優しく私の涙を拭ってくれる…泣き過ぎでしょどうなってんの?回復どころか涙腺が新たにぶっ壊れてない?
しかしここで疑問が浮かんだ。その装置…誰が作ったの?私に影響する装置って…その人…今ヤバいんじゃ…?
「ミドリ…その装置って誰が作ったの?多分エンジニア部でしょ?その人…大変な事になってたりしない?」
「…ウタハ先輩。激しい罪悪感に苦しんでる…先生が頻繁に訪ねてケアしてくれてるみたい」
「そうなんだ…ウタハ先輩って面会に来てくれるかな?お話ししたいんだけど…」
「…ちょっと難しいんじゃないかな…ウタハ先輩の精神状態もかなり悪くて危ないから…」
それはマズいぞ…装置の話は置いといて、ウタハ先輩の精神状態はとっても気になる…。
でも今はどうにもならないから…先生が何とかしてくれることを祈るしかないなぁ…先生お願い助けてあげて…。
……いや待って?置いといて…じゃない、その装置の影響は?今どうなってる?今どんな状態なの?
ミドリが私の疑問に気付いたらしく、話そうと口を開いてくれた。本当に賢い子だなぁ…。
「装置は今は止まったよ。だから好感度の反転は元に戻ったはずなんだけど…例えば今、私を見てどう感じる?」
…大好きなミドリだ。痛くならない。苦しくならない。辛くならない。
「…何ともない。大好きなミドリが目の前にいる…ただそれだけで苦しくならない」
「…!それなら…やっぱり元に戻ったのかな?」
「そう…なのかな?よくわからないけど…本当に…何でもない。静かで穏やかだよ」
心が騒めかない。心が荒れない。心が狂わない。心が黒く染まらない。 - 37二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:36:49
よかった……精神が完全に崩壊するモモイはいなかったんだね…
- 38二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:41:42
ミドリへの好感度確認ヨシ!他のゲーム開発部の皆への好感度確認ヨシ!
他のミレニアムの皆への好感度確認ヨシ!先生への好感度確認ヨシ!
ハッピーエンド確認ヨシ!良い一日を! - 39二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:50:38
問題は自己肯定感のみです!!
- 40二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 22:59:33
「ごめんね?また確かめてみてもいい?」と言い、何度も確かめたが…何度やってもミドリはミドリのまま。
痛くも苦しくもならない。特に何も感じない。最愛の妹が目の前にいる…それだけだ。
何度も確かめている内に、ミドリも安心したのか笑顔になってくれた…泣きながら。
「良かった…本当に良かった…元に戻ってくれて」笑ってくれるのはいいけど泣かないで…。
「皆心配してたの…装置を切っても、本当にお姉ちゃんは元に戻ってくれるのかって」
「戻ってくれたんだ…やっと皆にも大丈夫だったって報告出来るよ」ミドリが涙を拭いながら話してくれる。
戻った…戻ったのならば?それなら…あの漆黒の怪物は?どうなった?今どうなってるんだあの阿呆は。
…そうだ、そうだった。そういえば…目を覚ましてミドリの姿を見た時から…奴は黒くならなかった。
ミドリは毎日来てくれてるけど…何度会っても何もない。話をしても何も感じない。
それに…目覚めてからまだ一度もあの愚蒙の声を聞いていない。誰にでも罵倒する最低で醜怪な悪意の塊なのに。
おい、何か言え屑。聞いてんのか答えろ塵。あんなに煩く騒ぎ立ててただろ。…言えっつってんだろ汚物がぶちのめすぞ!!!
……反応がない。イライラしない。不快にならない。何度呼んでも…返事が返ってこない。
…………そうか。あの忌々しい漆黒の怪物は……遂に滅び去ったのか。 - 41二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:01:53
よかった…いや本当にマジで良かった…!
- 42二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:05:37
名前のない怪物が去り、深く沈められた太陽だけが残った……
- 43二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:06:11
後は光の双子姉妹によるユズ、アリス、ウタハのセラピーで、ハッピーエンド直進だぜ!!
- 44二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:09:40
口が異様に悪いモモイが残ってるのだけが気がかりだけど持ち直しそうで良かった…
- 45二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:10:24
ああ、よかった。
じゃあ、残る怪物はあと1匹だね - 46二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:10:33
よし!全速前進だ!
- 47二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:15:39
沈んだ太陽はまだ朝日となって昇るよね
- 48二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:33:58
曇らせ→晴らすが凄い。まるで梅雨や台風みたいだ
- 49二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:35:14
なお、モモイのモモイへの好感度は
- 50二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:39:16
「……ふっ、ふふっ…ふふふっ。は、はっ……あーっはっはっはっ!!はははっ!はぁっ!!!」
「あははははははは!!あーーーっっっ!!!あーーーっっはっはっはっはっ!!!!!」
笑いが止まらない。ここまで笑った事って一度もないな。あ…笑い過ぎて涙も出てきた。
ミドリが驚愕してる…ビクッて跳ねちゃって不安そう…ごめんね…?急に笑い出して馬鹿みたいだよね。馬鹿だけど。
でも…今だけ、ちょっと許して欲しいかな…ほんとにほんとにごめんねミドリ…どうしても抑えられないの。
この世全ての悪を噴き出す漆黒の怪物。存在自体が許されざる不浄な愚物…奴がようやく消滅した。どれだけ切実に望んだことか。
…かつて何処かで、そしてこれほど幸福だったことがあるだろうか。
「ははっ!あはははははは!!!あーーーーーっっっっっ!!!!!」
塵一つ残さず滅び去った、あの愚かな怪物にもどうか拍手を送って頂ければ!!!!!
あーーー!!!幸せ!最っ高な気分!超嬉しい!二度とあの醜悪で下劣な愚図と付き合わなくていいんだ!本当に消え失せたんだ!
あんな低俗な悪意の塊なんてこの世にいてはならないからね!世界平和への大きな一歩!平和が近付いてる!確実に近付いてるよ!
乾杯しよう!祝勝会を開いて…皆で思いっ切り盛り上がろうよ!ほんっっっっっとに最高!!!!!
…………………………これで怪物は残り一匹だね。 - 51二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:39:23
人心無
- 52二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:40:38
え゛っ、モモイさん…?の、残りの1匹とは……?
- 53二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:40:53
!?
- 54二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:40:58
- 55二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:41:14
ヘイロー煤けてない? 大丈夫?
- 56二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:41:29
……………………これで怪物は残り一匹だね。
ウタハさんがいよいよ死ぬから止めるんだ!? - 57二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:43:35
ヒュ……(訳:どうしてこのまま幸せに終わらないんですか?)
- 58二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:46:40
もうここまで来たら一回自殺未遂とかまで行ってほしい気がしてきた……
- 59二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:46:47
い、いや大丈夫。
無能の怪物だから、モモイの身体が万全になることが討伐条件と言えなくもないよ! - 60二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:48:58
何か救出に来たと思ったヘリが敵だった気分。
- 61二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:51:28
鳥肌が立ち過ぎて鳥になりそう…
- 62二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:52:09
はいバッド
- 63二次元好きの匿名さん24/06/25(火) 23:57:31
- 64二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:06:50
- 65二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:11:16
今元気に生きてるし無問題さ!
- 66二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:13:09
- 67二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:16:23
- 68二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:16:58
ま、まだ大丈夫なはず……
ほら、キヴォトス人の耐久で自殺はそれ相応の準備がいるだろうし周りが止めれるチャンスは多いはず
そうやって時間稼ぎつつどうにか精神を方向性含め回復できればなんとか(希望的観測) - 69二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:17:27
- 70二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:18:31
(あまりにも作品の鬱濃度が濃すぎてリアル経験者蛾複数やってきてる件)
- 71二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:20:25
風呂敷畳めそうで畳めなさそうだけどちょっと畳めそうな雰囲気はある……のか?
ちゃんとモチモチプニプニに収束してくれよ頼むぞ - 72二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 00:24:50
- 73二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:47:55
嫌な予感がするんだ
この最残り1匹…という流れはもちろんプロローグ前には片付くんだよな?プロローグ後に「みんな心配かけちゃってごめんねー?」からの誰もが安心しきった解散後にたった1人で変な気は起こさないよな?
- 74二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 01:57:29
冒頭のモモイの自己肯定感がどうなってたか気になるところ
- 75二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 02:53:20
- 76二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 06:34:18
ユウカの独白での「モモイの徹底的な自己否定」という考えからメンタルカウンセリングといった心療内科的な発想に繋がれば…頼むぞ
- 77二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:08:00
保守
- 78二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:56:21
- 79二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 07:56:40
- 80二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 08:09:32
- 81二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 08:17:52
暴け、最後の怪物を
本編のホシノもそうだけど暴きたくないものを暴いてもらうしか真の解決には至れないんよ - 82二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 08:21:10
SS作者はこんな辻ダイスは無視してもろてください
- 83二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 08:25:35
かさぶたはできてるけど中の膿を何とかするにははがすしかない
- 84二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 11:52:50
そうだよね、まずはウタハとかゲーム開発部に本当は好きだよ大丈夫って伝えてケアしないとね
その後どうするかは、うん
怪物は退治しないといけないもんね - 85二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 12:43:49
最後の怪物を、成敗いたす
- 86二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 14:20:55
嫌いで傷つけたパターンならそれで良いんだけど
今回体とメンタルに異常があったのに気づいてあげられなかった(1週間)
だからちょっとずれてない?
本当は大好き=大嫌いが続いてたけど気づけなかった
に変換されそう・・・
- 87二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 16:39:33
このレスは削除されています
- 88二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 17:51:16
ダイスの女神は何時だって通常運転
- 89二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 18:03:00
想像力が足りん
- 90二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 18:05:03
やめなよみんな!SS書いてる人以外が展開を指定するのは例え指定したのがダイスでも許されざることなんだよ!
- 91二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:07:00
まー唐突にダイスを振るのは褒められたことではないし
正座で待機が割と正しいかも? - 92二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:16:51
もちもちもちもちもちもちもちもちもちもちもちもち
- 93二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:20:40
- 94二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:22:17
- 95二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:22:19
や、やつれてるー!
- 96二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:26:14
そりゃあ胃に穴開いてて推定点滴状態がもちもちしてるのかという
- 97二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:28:49
逆説的に考えれば1スレ目序盤はこのげっっそりとした状態からモチモチほっぺを取り戻しているということだからヨシ!
- 98二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:39:04
つまりミドリも同じくらい食事が喉を通って無いと…
- 99二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:40:38
だから辻󠄀ダイスはやめろって…
- 100二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 19:46:00
Oh! もち
も~ちもちもち
内に怪物 - 101スレ主24/06/26(水) 19:46:24
スレ主です
うーん、ssの方向性とかは文豪様に任せてますから辻ダイスはやめときましょう。此方はスレタイに🎲も付けてないので…
次は消すことも申し訳ないですが視野に入れさせていただきますね… - 102二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 20:03:01
色々とすみません…この先の展開はある程度決めているのですが筆が遅いので気長に待っていてくれると嬉しいです
評価や感想は本当に嬉しいです、モチベも上がってますありがとうございます - 103二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 20:10:56
- 104二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 20:29:24
──────
セミナー。ミレニアムの中枢と言っていい場所だが…空気が重い。ユウカもノアも暗く沈んでいる。
先生も定期的に様子を見に来てはいるものの…やはりモモイと対話が出来ない限り、根本的な解決にはならない。
「私が…私が悪いの…私のせいでモモイが…」とユウカはいつも自分を責め続けている。
「ユウカちゃん…私も悪いんです…記憶を頼りにして…もっと重要な事が見えていませんでした…後悔しています…」
「モモイちゃんは本当に記憶と何も変わりませんでした…。ずっと苦しかったはずなのに…それを全く表に出していませんでした」
「ノア…私は…償えるのかわからない大失敗をした…モモイの異変は感じ取れていたのに…勘違いしてしまってこんな事態に…」
そんな時、セミナーを訪ねて来た生徒が一人。ノアが応対すると…やってきたのはミドリだった。
「ノア先輩、ユウカも…突然来てごめんなさい。二人に相談があって…お姉ちゃんの事で」
そう聞くとユウカはすぐに顔を上げて、真剣な目でミドリの方を向いた。ノアも同じく真剣な目をしている。
「モモイと面会出来るのはあなた達だけ…私達に出来る事があるのなら…力になるわ、絶対に」
「ミドリちゃん、私もユウカちゃんと同じ気持ちです。どんな相談でも乗りますから…話してみてください」
「ありがとう…私が実際にお姉ちゃんと会って話して…気になった事があって…二人の意見を聞きたいから…」 - 105二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 20:46:49
未だあるモモイの異変を感じだったか?
- 106二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:22:44
あんな狂ったように笑いだしたらそりゃ何かあったって思うよね...
- 107二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 21:25:19
「…やっぱり二人もそうなんだ…そうだとは思ってた…」とミドリが複雑そうな表情で話す。
「前から予想はしていたの。今のモモイの様子を聞いて…更にその可能性は高くなった…そう思っているわ」
「…徹底的な自己否定。理性が黒い感情を抑圧する為に…倒れるその時までずっと否定を続けていたのだと思う」
「そうなると…今のモモイちゃんは…自己肯定感が極端に低くなっている…と考えられますね…」
「自己評価も…そうだと思う。あの…もう一つ話したい事が増えたんだけど…これはユズちゃんとアリスちゃんにはまだ知られたくない」
「それに…二人ともかなりショックを受けそうで話していいのか…杞憂であって欲しいけど多分違う、これは私の勘」
「…構いませんよ、どんな相談でも乗ると言いました。ショックを受ける話なのだとしても…私達にはこれしか出来ませんから」
「その勘…多分正しいと思うわ。だってモモイの異変に気付けたのは…ミドリだけだから…それなら信用出来る」
静寂が訪れる。しじまの向こう…不安に心が騒めくが、それでもミドリが一体何を話すつもりなのか…静かに待つ。
ミドリはまだ三人だけの秘密にして欲しいと前置きして…話し始めた。
「お医者さんの説明と…徹底的な自己否定。この二つを合わせると…考えたくなかったけど…最悪の可能性に思い至ったの」
最悪という言葉に動揺する二人、しかし既に覚悟は決めている。先輩として…情けない姿は見せられない。
そして、覚悟を決めていたはずなのだが…ミドリの推測に納得がいってしまい…大きなショックを受けた。 - 108二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:04:48
- 109二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:13:28
──────
ここはゲーム開発部の部室。モモイ以外の三人が部室に集まっている。
ミドリは割と落ち着いた様子だが、ユズとアリスは表情がかなり暗く…どんよりとした重い空気だ。
先生もさっきまではここにいた。しかし今はセミナー、エンジニア部、C&C、ヴェリタスなどミレニアム中を駆け回っている。
休む暇もなく動いているようで…疲れを隠し切れていないし、目の下にはハッキリとわかる青い隈があった。
「ミドリ…モモイの様子は…どうだった…?」とユズが尋ねる。かなり不安そうで…身体が震えている。
「身体は…内臓が全然ダメで起き上がっていい状態じゃないけど、やっと声が出るようになったよ。だから二人で話もした」
「装置の話をして…お姉ちゃんの感情は装置の影響で周囲への好感度が反転してたって事を伝えたの」
「私が見た限り…お姉ちゃんの感情は元に戻ってる。確認してみたの、私を見ても話しても苦しくならないって」
「それなら…モモイはもう大丈夫…と思ってもいいんですか…?」と言いながらも、アリスも不安そうだ。
ミドリが少し顔を横に向けながら溜め息を吐く。ゴクリ。誰かの喉が鳴る音がした。部室に緊張感が漂う。
「それについて、お医者さんからの説明と…私が実際にお姉ちゃんを見て話して感じた事を伝えるね」 - 110二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:28:03
うわーん! 誰にも気付かれないのは残酷過ぎます!
- 111二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:51:36
「まず、お医者さんから説明を受けたんだけど…お姉ちゃん、異常に回復が遅いみたいなの」
「確かに私も…全然治らないから不思議に思ってたんだけど…」以前…昏睡した時の様子を思い出しながら話す。
「回復が遅いというのは…どういう事なんですか…?」とアリスがおずおずと尋ねる。
「通常ならとっくに治るはずなのに回復が遅過ぎる。これは患者の精神状態…ヘイロー?が大きく関係してるんだって」
「そ、それなら…モモイの精神状態は…かなり、悪いって事なの……?」とユズがブルブル震える。
「でも…感情はミドリが見た限りでは元に戻っているんですよね…?」
「うん、元に戻ってるのは間違いないと思う。一緒に何度も確認したから」
「では…どうして回復がそんなに遅いんですか…?」
「…とりあえず最近のお姉ちゃんの様子を話すね。最初は私が泣きながら謝って…その時は優しく許してくれた」
「でも…その後のお姉ちゃんは…私と一緒にいても常に不安そうで元気がない。話をしても…自分を何度も馬鹿って言う」
「すぐに謝るの。「馬鹿でごめんなさい…」って泣いちゃう事もよくあって…安心?してるからなのかな?よくわからないけど…」
「何か迷惑をかけちゃった、私が悪い、私のせい、そんな風に考えちゃうのかもしれない…実際に口にする事もあるし」
今までのモモイと全く異なる…まるで別人のような様子を伝えられた二人は激しく動揺していた。
「それって…自分に自信がなくなっちゃったって事…?」
「自信がない…その表現ならまだマシに聞こえるね。それでは済まない可能性が高い…」
「二人ともまだお姉ちゃんと話せていないのに…こんな話をするのも酷だけど…少し覚悟して聞いてくれる?」
覚悟しないといけない話…二人は更に顔を歪める。でも…モモイの事ならばと…覚悟を決めた。 - 112二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 22:52:03
でも気づかなければモモイはずっと一人で抱え続けたんだ
- 113二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 23:40:45
「お姉ちゃん以外に経験がないから推測なんだけどね。私も気になってたから…ユウカとノア先輩と相談したの」
「装置を解除して…感情は戻っても、お姉ちゃんの理性は一体どうなっているのか…という可能性の話をした」
嫌な予感がしたのか、部室の空気が更に重くなった。ユズはガタガタ震えているし、アリスの表情はもっと陰っている。
「装置の話をして…何度も確認して感情が戻った事がわかったお姉ちゃんは…」
「…私が思わずビクッと身体が跳ねちゃうくらい高笑いしたの。さっきまで不安そうだったのに急にテンションが高過ぎて…」
「あんなに笑ってたのは…今まで一度も見た事ないよ。ちょっと例えが悪いけど…ゲームや漫画の悪役みたいな笑い方」
「自分の黒い感情が消えた事を…心の底から喜んでいたように感じた。ちょっと普通じゃない様子だったの」
「恨みや憎しみがこもっているかのような…私もそこまで強い感情は経験がないから、確実とは言えないけどね」
「ユウカの推測…あれは多分正しいんだと思う。感情が戻ったというのは正確じゃない、戻ったのは周囲への好感度」
「理性が徹底的に黒い感情を否定し続けて抑圧していた…それならば自分に対する否定は戻らずそのまま残る」
「じ、自己否定ですか…?で、でも確かにそれなら…装置が解除されても…」と、アリスが顔を悲痛に歪ませる。
「じゃあ…さっきの不安そうだったり、すぐに謝って泣いちゃうって話や、自分を馬鹿だって自虐するのも…?」
「…うん、自虐的で自罰的。多分今のお姉ちゃんは…自己評価も自己肯定感も…極限まで落ちてる」 - 114二次元好きの匿名さん24/06/26(水) 23:44:37
よーし、よし、モモイの現状が周知されつつあるぞ。すごい大事な事だ。
- 115二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 00:02:49
2週間寝て起きて10日だから24日経過・・・
キヴォトス人的には回復遅い判定なのかなぁ - 116二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 00:13:15
昔何処かで聞いたことがある
人の心が無いから地獄の様な鬱展開をするのではなく、人の心があるから人の心を抉る表現が出来るのだと。
この文豪殿はリリース直前のコーラルくらい人の心に溢れておられるな…… - 117二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 00:14:17
問題把握無しで問題解決は出来ないからね
- 118二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 01:12:33
周囲の認識が合ってきたぞ。良い傾向だ。
- 119二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 01:16:06
- 120二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 06:18:24
うわーん、モモイ、精神状態悪くしてヘイローが脆くなるのはキヴォトスでは恥ずかしいことです!
- 121二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 06:27:26
鬼か?
- 122二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 07:44:51
問題把握と共有は大切
- 123二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 12:48:37
巡り巡ってモモイがアリス(とケイ)のifを辿っているのは、因果というか皮肉というか…
- 124二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 12:48:48
──────
あれから更に二週間…もう一ヶ月以上病院にいる。いつまでいるんだよ無能か?無能だわ。
ミドリはずーっと一日も欠かさず私に会いに来てくれて、聖母みたいに穏やかに微笑んでくれる。
私を優しく抱き締めながら、林檎を「はい、あーん」ってしてくれる。優しい…おいしい…フワッといい匂いもする。
私が謝ると「お姉ちゃんは何も悪くないよ。安心してね」と頬を寄せて涙を拭きながら頭を撫でてくれる。
余りにも優しくて…もっと涙が出ちゃう…私、これでも一応お姉ちゃん…なはずで…ミドリの前で泣いちゃいけないのに…。
身体は…ちょっと?良くなってきた。腕なら自由に動かせる、内臓は相変わらず終わってるみたいだけど…回復力ぅ…。
「お医者さんに、身体が少し良くなってきてるから…面会を許可してもいいって言われたの」
「だから…そろそろユズちゃんとアリスちゃんも会いに来てくれるよ」ってミドリが教えてくれた。
そっかぁ。二人が…久しぶりな気がする…こんなクソ馬鹿に構わなくていいんだけど…会いに来てくれるの…?
それにしてもあの装置の話…確かに最初は困惑したし、あの汚物が消えたのがわかった時は心底嬉しかった。
でも今、私自身の事を冷静に考えてみると…それが何なの?ってのが正直な感想だ、ミドリ達には悪いけどね…。
どんな理由だったとしても…私が漆黒の怪物と戦ったのは事実、そして奴の漆黒の返り血を浴びたのも事実。
それなら私はやはり怪物。奴が言った通り…黒い感情が伝播し…奴を継ぐものとなったんだ、誠に遺憾ですが…。
クソみたいな呪いだけ残して消え去りやがって。しかも結局私の手では殺せなかった…丁寧に縊り殺してやりたかった。
奴から伝播した感情…憎悪、怨恨、侮蔑、殺意…どれも確かに残っている、それも事実。奴の絶対的な悪意の影響だ。
この感情を皆に向ける気はない。だが…あれの影響を受けた時点で私はもうダメ、この世に存在してはならない怪物だ。 - 125二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 12:59:53
心抉れるこんなん
- 126二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 13:04:51
キヴォトス人が回復に時間かかっているという事実だけでメンタルゴリゴリ削れているだろうウタハ先輩
でも倒れることすら許されねえんで体調管理は無理やりにでもこなしてそう - 127二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 13:23:16
どうすんだこれでウタハ先輩が謝りに来たとて「いいんだよウタハ先輩のお陰でこんな無能な怪物がいる事が分かったんだから!このまま放置して世界に迷惑をかけ続ける前に気付いて良かったんだよ!!」ムーブしたら…
おれ?おれは寝込むよ - 128二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 14:09:02
話の腰を折って悪いが、おれは前半のモモイとミドリが尊過ぎて昇天しそうだぜ!
後半?…泣きそう - 129二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 17:44:59
なんかしらのトラブルで本編のモモイガチ来て助けてくれやんかなぁ(涙)
- 130二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 18:14:21
- 131二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 18:17:43
そのモモイのメンタルは解決後であるか、それともまだ問題だらけであるか…
- 132二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 18:49:44
どうやってモモイの心を救うのかな?
- 133二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 19:12:51
もうやめて!
モモイのライフはもうゼロよ! - 134二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:00:04
- 135二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:01:13
そろそろマイナス値がオーバーフローしてプラスに戻るぞ
- 136二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:06:44
保守
- 137二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:39:23
ミドリはいつも私のすぐ傍にいてくれて、買い物して色々持って来てくれる。今はその買い物中で部屋にいない。
ちょっと暇だけどやる事がない…いやあるぞ。読書があるじゃん、腕も動くからスマホで読むなら何の問題もないね。
今読んでるのは【地獄変】だ。地獄か…人によってイメージは違うだろうけど、私にとっての地獄は鮮明に記憶にある。
短めな話だけど迫力があって引き込まれる…夢中になっている内にミドリが戻って来て「今は何してるの?」と聞いてきてくれた。
思わず【地獄変】って本を読んでるって言っちゃった…。ヤバい…ヤバいぞ変な顔されないかな…不安だよぉ…。
でも…ミドリは微笑んだまま「難しそうな本を読んで知識を得てるんだね、カッコいいよお姉ちゃん」と褒めてくれた。
「お姉ちゃんは読書が好きなの?」と聞かれて…正直に「最近ハマってるの、面白くて…」と答えた。
そしたら「それなら…何か読みたい本があったら教えてね?私が買ってくるよ」って言ってくれた、ありがとう…。
あの後【アルジャーノンに花束を】を買って来てもらって読んでる。これも凄い作品だねぇ…。
悲しくなっちゃったよ…知能が良ければ幸せだとは限らない、むしろ今までわからなかった人の悪意に気付いてしまって…。
何かを得る為には何かを失わなきゃいけないの…?孤独に苦しんで…私もその気持ちがわかってしまう。
孤独は苦痛だ。それに…何度も思っているけど、悪意なんて醜怪で愚劣な汚物は世に存在してはならない。改めて実感した。 - 138二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:15:25
うわあああ
- 139二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:21:28
ウタハ先輩…もう一週間の記憶と二匹の怪物のこと忘れる装置とか作りませんか?
見ててあまりにも痛ましい… - 140二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:26:33
- 141二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:32:22
ゲームじゃなくて読書しているからこれはぁ・・・
ダメそうですね
これ大丈夫?メンタル回復してもゲーム作れる? - 142二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:37:13
- 143二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:44:17
「お姉ちゃん。連絡してたんだけど…ユズちゃんがこれから会いに行ってもいい?って聞いてるよ」
「ユズが?今から?ほんとに来てくれるの?私なんかの為に?」心の中と全く同じ言葉が口から出た。
「私なんかって…そんな事言わないで?もっと自信を持っていいんだよ?お姉ちゃんは凄いんだから」
「でも…わざわざ時間を割いて来てくれるんだよ?ユズだってやりたい事とかあるでしょ?」
「お姉ちゃん以上に優先する事なんて誰にもないよ。皆、お姉ちゃんが大好きだからね」マジ?嘘じゃなくて?
そうなの…?皆ほんとに優しいね…。今までギャーギャー騒いでばかりで…土下座して謝らなきゃ…。
…こんな優しい皆に、今まで問題行動ばっかりしてたってマジ?歴研襲撃とかカジノとか…うわ…思い当たる事が多い…。
はしゃぎ回ってエンジニア部の機械を壊した事もあった、ウタハ先輩は笑って許してくれたけど…。
セミナー襲撃は…部活の…為、だから…いやでもユウカやC&Cには迷惑かけてる…私って結構前から頭イカれてたんだね…。
うーん…最近頭がぶっ壊れたと思ってたけど…最初からぶっ壊れてた。やっぱこいつ早く処刑した方が……
…思考が脱線し過ぎだ、今はユズだよユズ。頭をクリーンにして、ユズに伝えて欲しい事をミドリにお願いする。
「ユズに来てもいい…じゃなかった。来てくれるの?ありがとうって返事してくれる?…うん。ありがとうミドリ」 - 144二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:46:14
- 145二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:46:25
なお今回のイベントで悪気はなくともうっかりで大分やらかすエンジニア部の裏付けがなされた模様
- 146二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:55:24
- 147二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:56:18
なんか違う、寧ろ絶対違う!?
- 148二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:10:03
世界は美しい、虚しいのは自分だけ
ばにたすよりも救いようがないんだけど、どうしよう - 149二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:19:54
ブルアカらしさを失ったモモイは生徒のテクストを維持できるんだろうか
- 150二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:34:02
- 151二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:41:11
モモトークの通知…ユズだ。
「今病院に着いたよ。身体は大丈夫?このまま会いに行ってもいい?」やっぱりユズは優しいね、気遣ってくれてる。
「大丈夫だよ。気遣ってくれてありがとう」と返した。ミドリも一旦出るみたいで本も持って行ってくれた、細やかな気遣い…。
待っていると、ドアをノックする音。「ユズだよ…入ってもいい?」と聞かれ「いいよー」と返事をする。
ゆっくりとドアを開けて、恐る恐るといった様子でユズが入ってきた。
「ユズ、わざわざ来てくれてありが…」と言ってる途中で…空気が重くて言葉が止まってしまった。
表情がちょっと沈んでる…を通り越して沈潜してる…。まあ…ミドリも最初はかなり暗かったし泣いてたけど…。
やっぱり…と言っていいのかわからないけど…もう泣いてる…ユ、ユズ?まだ何も始まってないよ…?泣かないで…?
…いや私が倒れたせいで皆心配してるんでしょそんくらいわかれよ馬鹿、何度言ってもわかんないのかこの馬鹿。
馬鹿って生き物はほんっとに何度言っても理解できないんだね。馬鹿過ぎてよくわかんなくなってきたよ…馬鹿だから。
マジでこの馬鹿さっさとこの世から消えた方がいいんだけど…馬鹿だからそれも上手くいかなくて困る。
今日は馬鹿のバーゲンセールだね。ぜーんぶ私が売ってるの、こんなもん買わずにその場で私ごと焼き捨てていいよ。 - 152二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:43:53
>表情がちょっと沈んでる…を通り越して沈潜
>沈潜
モモイの語彙が明らかに進化している…これも読者、ひいてはウタハ先輩のお陰だ…
- 153二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:46:45
読者じゃねえ読書だ…
- 154二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 22:48:29
この感じだと次回作が名作文学テーマのダークな雰囲気のノベルゲーとか作りそう
- 155二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:08:18
自己評価どん底状態から見事完全復活したモモイはこの時のある意味貴重な体験をネタにしたゲームを作っちまうんだ
- 156二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:23:38
だいぶ前に一回見に来たけどまだ続いてると聞いてまた見に来てみた。
モモイがここまで曇るのは初めて見たかもしれない.....多分本人に曇ってる自覚ないだろうけど。 - 157二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:30:33
- 158二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:31:32
「あ、あの…ユズ?話してもいい?ごめんね…私、皆に迷惑かけちゃって…」
「あっ…そんな事ないよ。モモイは何も悪くないから…謝らないで…」と言ってくれる、やっぱり優しい。
「モモイ…お話ししてもいい?」うん。その為に来てくれたんでしょ?頷く。
「モモイ……ごめんなさい……ごめんなさい……」…もう出だしから水底だよ…ロッカーでカタカタしてた時の比じゃない…。
「わたし……モモイがずっと苦しんでいたのに……なんにも気付けなかったの……」
「ごめんなさい……大好きな友達なのに……気付けなくてごめんなさい……」…沈み過ぎて辛い…ごめんなさい…。
見ていて苦しい…でも…何か違う。ミドリもかなり暗くて…似た感じだと思ってたけど…また雰囲気が違う気がする。
あの時のミドリの様子…『傲慢』そう言ってたよね。『愚か』『妹失格』そんな事も言ってた、ちゃんと思い出せる。
ミドリは『お姉ちゃん』『妹』という言葉を一度もハッキリと言えてなかった…これも確かに記憶にある。
…そっか、今やっとわかった。あの時は全身が痛くてほぼ雰囲気だけで動いてたけど…今ならわかるぞ。
ミドリは自己嫌悪で心が潰れそうになってたんだ。何故か妹失格だと思ってたから『お姉ちゃん』『妹』と口に出せなかった。
なるほど…そして、ユズの様子は暗く沈んでて泣いてるのは同じだけど…ミドリとは異なる点がある。
身体が震えてる。ミドリも震えてはいたけど…どうして震えているのか…理由が多分違う。 - 159二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:40:10
やっとホスト規制から逃れた…
良い感じに行きそう、なのか…? - 160二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:01:08
自分がどん底だからこそ自己肯定感の低い相手に共感できるモモイ……
- 161二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 00:30:47
誰か狂乱の表情で機械をスパナでぶっ叩きまくるウタハパイセン描いて欲しい。
俺には不可能だ。 - 162二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 03:30:54
最初のスレの頭から読んでなかったらマジで曇ったモモイ通り越して壊れたモモイルートしか想像つかないな……
「だから最初にモモイを撫で回すウタハの後日談的シーンを見せておく必要があったんですね」 - 163二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 04:20:43
- 164二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 06:39:05
やめろ貴様の出番はない
- 165二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 06:46:37
- 166二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 07:35:45
ボロボロでもお姉ちゃん補正が乗るから妹と大切な仲間がモモイから離れない限り回復の見込みはあると思う
それが表面的なものになるか本質的なものになるかはわからないけど - 167二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 07:54:02
くたばれドブネズミ
- 168二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 08:00:01
テメェの快楽に付き合うつもりはねェ。地獄で閻魔様とでもよろしくやってろ
- 169二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 08:07:38
- 170二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 11:20:54
気づけなくて曇ってるみんなは
光のモモイ効果で晴らされるけれど
モモイは誰が引き上げてくれるんだろ……? - 171二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 11:30:19
そんなヒロアカの「皆を助けるヒーローはだれが助けてくれるんだろう」みたいな…
- 172二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 12:45:33
「ねぇユズ。ちょっとこっちに来てくれないかな?」ユズに近くに来てくれるように声をかける。
「え?う、うん…ちょ、ちょっと待ってね……」ゆっくりと、挙動不審気味にこっちに近付いてきてくれた。
身体は相変わらず震えてる。でも…さっきよりもっと震えてるよね…ユズの様子をしっかり観察する。
…わかった。多分わかったけど…これはどうすればいいのかな…中々難しいなぁ…。
馬鹿だからどうするのが一番いいかわかんないけど…もう勢いで何とかするか、気合い入れろよ才羽モモイとかいう怪物。
一介の消える燃え滓ごときが登りゆく太陽の光たるユズに勝つことができようか。
覚悟しろ。今日、私の身体が更にぶっ壊れることになる。
覚悟完了。バッと勢いよくベッドから立ち上がる、急な行動にユズが驚いて…足が止まった。
よし今だ。痛過ぎて呻き声が漏れちゃったけど…知るかそんなもん我慢だ我慢。ユズが最優先、当然の事。
勢いよくベッドから飛び降りて、まだ動けないユズにそのまま抱き付いた。激痛で苦しい…けど泣くな覚悟決めただろ。
「ひぅっっっ!?」…やっぱり。ただ驚いたってだけじゃない、震え方が驚いただけのものとは違う…今ので確信した。
ユズは…私を怖がってる。間違いない。 - 173二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 12:47:45
モモイの光性能跳ね上がってるなこれ
素晴らしい発明ですよウタハ先輩 - 174二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 13:06:39
ねえこれ自己犠牲のレベル超えていない?光をだしすぎて消滅しないよね?
- 175二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 13:10:34
蝋燭って消える手前が一番よく燃えてるよね
- 176二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 13:13:51
モモイ HP:1
- 177二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 13:34:04
多分光の燃え滓状態のモモイがみんなをなんとかするからそうなったら今度はみんながモモイをなんとかする番や(希望的観測、願望)
- 178二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 15:35:56
モモイが真価を発揮するのは火事場運用だったのか
- 179二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 15:50:43
絶望を知らないものに希望を語ることはできない
こういう感じに似てるね - 180二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 16:28:53
自分に対する嫌悪を完全に隠して接しってくる
何考えてるかわからないって意味で怖いよなぁ
行動が一切参考にならないし言葉も信じれない - 181一次元好きの匿名さん24/06/28(金) 18:59:28
違う、怖がってる訳じゃないんだモモイ・・・
- 182二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 20:31:38
心臓が脈打つ感覚…鼓動が早い。動悸だ、私もそうだったからわかるよ。
さて、ここからどうしよう…実はなんにも考えてないんだよね…。行動が突発的過ぎる…その後も考えろ馬鹿がよ。
ユズを優しく抱き締めて…ゆっくりと、力を入れずに背中を擦る。クソ、咳き込んじゃった…耐えろってば…。
「はぁっっ、はぁっ、はっ、はっ…は…」…段々落ち着いてきたかな?…呼吸が苦しい?知らん早く慣れろ阿呆。
「ごめんねユズ。ビックリしちゃったよね」と言いながら周りを見回して…あった。
ミドリが私の為に持ってきてくれたスポドリ。ユズを抱いたまま手を伸ばして…ユズに渡す。
「はい、ユズ。これ飲みながら、ちょっと落ち着いて話そっか?」お腹めっちゃ痛…愚図が我慢しろっつってんだろ!
「う、うん…ごめんなさい……」そんなに謝らなくていいんだけどなぁ…。
ユズは少しずつスポドリを飲んで…動悸が収まってきてる。…うん。今なら…大丈夫…かな?
「私馬鹿だからさ…気の利いた事は言えないから…ストレートに聞くね」…息が荒いのは確実にバレてるな…。
「ユズは…私を怖がってる、違う?」
また動悸がしてる…長期戦になるかも。でもユズはわざわざ私なんかの為に自分の時間を削って来てくれたんだ。
ユズの為ならいくらでも…どこまでも。こんな私でいいのなら…面会時間は…今はちょっと許してください…。 - 183二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 21:02:54
怪物がいるからこそできる対応もある・・・のか?
- 184二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 21:31:01
苦痛から気を逸らす為に別の事を考える。ユズの髪って目立つ綺麗な髪だなぁ…沢山付けてるリボンも可愛い。
落ち着いてくると「ごめんなさい……ごめんなさい……」だからどうしようか悩むなぁ…。
んー…ここはちょっと違う事を言ってみようか。痛みが止まらないけど…どうでもいいからさっさと止まれ屑。
「ねぇユズ。私の事…好き?好き…なのかな…?」ユズが驚いてる、でも動悸が収まってきた。
「そっ、そんなの当たり前だよ…!大切で大好きな友達!」宣言するような力のある返事だ。
「大好きな友達なの…絶対に間違いないの…それなのにわたしは…」
「そんな大好きなモモイの事を…怖がっちゃって…。ごめんなさい……ごめんなさい……」
うん…わかってたけど、やっぱもう皆…あのクソ怪物の事を知ってるんだね。改めて認識すると気まずいなぁ…。
あれを知ってるならそりゃ怖がるよねぇ…二匹の怪物が一つの身体にまとまってるんだから。
「ユズは…私に何があったのか、知ってると思っていい?」と聞くとユズはちょっとドキッとした。
「う、うん…ミドリからモモイが倒れたって聞いて…」
「そ、それで…モモイはわたしと楽しくお喋りしながら…裏でわたしを嫌ってた、憎んでたって事がわかっちゃって…」
おい、何か弁明してみろよ醜怪な愚物が。お前と私のせいでユズが怯えてるんだぞ。おいこら聞いてんのかぶちころ……
…もういないんだった。冥土の置き土産ってか?…今だけ実体化して復活してもいいぞ、今度こそ雁首掻っ捌いてやるからな。 - 185二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 21:39:57
- 186二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 21:41:16
それしたらなんかそいつもろともモモイがいなくなっちゃうような気がしちゃう…
- 187二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 22:33:51
太陽…燃えるようなユズの赤い髪にそっと触れながら会話を続ける。ユズ以外は考えるな痛みを意識するとヤバい。
「そうなんだ…やっぱりもう、皆それ知ってるって事でいいのかな?」
「うん…モモイの事を心配してる人はかなり多いんだよ?」…マジ?かなり多いの?なんで?
「知ってるのなら…ちょっとその話してもいい…?大丈夫?」と聞くと、ちょっと震えながらもユズは頷いた。
「…んーとね、正直に言うと、確かに皆の事が大嫌いだって感情はあったよ」声出すのつら…耐えろって何回目だよ馬鹿。
「でもさ、私はその感情を…私が頭おかしくなったからこんな感情になってるんじゃない?って思ったの」
「それでね?ユズと二人で遊んでた日があったでしょ?」と話すとユズがビクッとした。ごめんね…。
「あの時…私の中のかい…心が、ユズに対してひっどい暴言吐いてたの!」まだ震えてる…ほんとにごめんね?でも大事な事なの…。
「それに対して…ユズに暴言吐いてんじゃないよこの馬鹿がふざけるなよ!って私の中で喧嘩してた」…震えが収まってきた。
「あの日ネル先輩も来たじゃん?そしたらあいつ…ネル先輩にも暴言吐いてて…本当にムカつく奴だった」黙って聞いてくれてる。
「つまり…ああなってた時も、私がユズを嫌いだなんて思ったことは一度もなかったってことを言いたいんだよ」
ユズの震えが止まった。でもまだ泣いてる…あのクソカス…ユズをここまで追い詰めるなんて…何度でも滅びろ塵が。 - 188二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 22:57:18
モモイ大丈夫かこれ元に戻るの?
- 189二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 23:45:12
他者への悪意を早々に怪物として隔離してたから多分モモイはずっと正気、なので…
- 190一次元好きの匿名さん24/06/29(土) 00:53:27
そろそろ血反吐吐きそうで怖い・・・
- 191二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 01:27:45
モモイ……火を点けろ、燃え残った全てに。
- 192二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 03:23:21
モモイ、できる限り長く火を付けててくれ、今みんなが新しい蝋燭を持ってきてくれるはずだから。
- 193スレ主24/06/29(土) 08:05:13
- 194二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:15:31
うめうめ
- 195二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:15:32
もう6スレか
早いな…… - 196二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:15:39
素晴らしい…スレを見つけて一気読みしたが、これほどまでに良いものを摂取出来るなんて…
- 197二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:16:43
うめ
- 198二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:19:00
うめ
- 199二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:37:58
このシリーズもだいぶ長くなったねぇ。
うめうめ - 200二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:38:59
200ならモモイは光に返り咲く!