- 1◆VLlUGaOg9c24/06/27(木) 20:20:43
- 2◆VLlUGaOg9c24/06/27(木) 20:22:12
- 3二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:23:56
たておつです
- 4二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:26:59
建て乙です!
- 5◆VLlUGaOg9c24/06/27(木) 20:39:35
ズダダッ(銃声)
ネル「待ちやがれぇ!」
足首を狙おう!衝撃で転ばせればいい!
トキ「くっ・・・しつこいですねっ!」
ナレーション
リオが差し向けた増援のドローンは非常に数が多く、またミレニアムの会長であるリオの作であるが故に優秀だ。
しかし、その頼もしい味方を経ても尚、C&Cとアリウス分派を引き剥がすのは至難の業。
突出した武力を持つネルが目立つが、その僅かな隙間を埋められる他のC&Cメンバーもかなりの実力者。加えて、
そのエリート集団を支援しているのは幼い頃から闘争の世界で生き続けてきた歴戦の少女兵たちである。
如何に優秀であったとしても、恐怖すら持たないドローン程度では分が悪いとしか言いようが無かった。
リオ『トキ、B-11区画を動かすわ』
トキ「イエス、マム!」
ナレーション
しかし、トキとリオも負けてはいない。このエリドゥは彼女たちのホーム、リオは街の支配権を持っているのだ。
リオは溢れんばかりの才覚を持ってトキをサポートしつつ、エリドゥの区画を操作してトキと敵を引き剥がす。
ネル「チッ!次はどっちだ!」
多分、こっちだ!
ナレーション
しかし、視覚を頼りにしていたならば、カナたちはエリドゥの迷宮を攻略出来ていない。
カナとサオリは各々の能力を駆使して、素早くトキの下へとルートを組み上げてC&Cをナビゲートする。 - 6二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 20:46:25
立て乙です
- 7◆VLlUGaOg9c24/06/27(木) 21:25:37
トキ(区画移動に対する対処が早過ぎる・・・っ!このままでは・・・・・・っ!)
ナレーション
トキは焦る。このままいけば、リオの下に辿り着くことは出来てもC&Cとアリウスを引き離すことは出来ない。
それは即ち、主の下へと刺客を案内するようなもの。トキの心情としてはとても許容しがたい。
ヒヨリ「えへへ・・・これ勝てちゃうんじゃないですか?」
ミサキ「言ってないで、手動かして。相手は数が多いんだから」
アカネ「油断は禁物ですよ?相手もC&Cなんですから」
ナレーション
大量のドローンも無限にある訳ではない。にも関わらず、その限りある増援が次々と撃破されていく。
せめて、あの掃討役だけでも分断出来れば・・・・・・と、苦虫を噛み潰すトキ。
リオ「トキ、次はCー25、Cー27、Cー30」
トキ「イエスマム!」
サオリ「・・・・・・・・・右だ!」
またリオが手を加えた区画の向こうへと逃れるが、ほんの数秒でまた攻略されてしまう。
だが、この繰り返しがトキに充分なヒントを与える。
トキ(また錠前サオリ。やはり、エリドゥの攻略能力があるのは全員ではありませんね。
神子柴カナ、錠前サオリ、それから・・・・・・合流した時の言葉を考えるにアスナ先輩辺りも怪しいです)
ナレーション
トキは勝利の糸口へと辿り着いた。
- 8二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:29:19
伊達にエージェントじゃないな
- 9◆VLlUGaOg9c24/06/27(木) 21:44:48
トキ「リオ様、区画移動ですが神子柴カナ・錠前サオリ・一之瀬アスナとそれ以外を分断するように・・・・・・
Cー45、Dー01、B-50、をお願い出来ますでしょうか?」
リオ『何か考えがあるのね。やってみるわ』
ナレーション
トキの提案通り、エリドゥの迷宮が変形を始める。
ネル「はっ!バカの1つ覚えかよっ!
あ、やばっ!
ナレーション
ミレニアムの勝利のサイン、美甘ネルの欠点を上げるとするならば頭に血が上りやすいことだろう。
それは滾る戦意の源でもあるが、この時ばかりは悪い面が出てしまった。
ネル「おいっ!次はどっちだっ!・・・・・・・・・おい!」
ナレーション
ネルが振り返ると、そこには誰も居ない。
カナが焦りの声を上げながらビルの向こうへ消えていったことに、前しか見てないないネルは気がつけなかった。
ネル「・・・っ!やられたっ!!」
ナレーション
ネルには己の弱点を補って有り余る戦闘センスを有するが、それは飽くまでも戦いの才能。
たった1人の彼女には、エリドゥの迷宮を攻略してトキを追跡する術はない。
- 10二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:46:47
たておつ
トキちゃん流石 - 11二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 02:44:55
前スレでスズミがばにたす設定があったとかいう豆知識を得た
それはそれとして立て乙 - 12二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 06:41:26
スズミはアズサの初期案説があるんですよね。
- 13二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 12:44:31
さっきまで多勢で追い詰めたぜって雰囲気だったのに
- 14二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 20:56:48
保守
- 15◆VLlUGaOg9c24/06/28(金) 23:53:20
AMAS「・・・・・・」
サオリ「案内役は数で止めるか・・・・・・合理的だな」
掃討は出来るが時間が掛かるな!これはもう間に合わん!
ナレーション
当代のミレニアムにおいて最高の才媛、調月リオはキヴォトス最高峰の技術者にして研究者である。
いかに歴戦の少女兵であるカナやサオリであったとしても、いかにAMASが所詮はドローンだと言っても、
リオの作品の完成度は尋常ではない。それが大軍で包囲網を築いているとあれば突破は容易ではない。
モモイ「あれ?先生と一緒に来てくれたアリウスの人・・・?」
ミドリ「本当だ、でも人数が少ないね」
"カナにサオリっ!?もしかして君たちも迷わされたの?"
ナレーション
と、2人が奮闘しているところに先生とゲーム開発部の面々が現われた。
アヴァンギャルド君というトンチキロボットを打ち倒したはいいものの、区画変動により方向感覚を狂わされ、
リオの手によりヴェリタスからの通信も切断されたことで目的地を見失って彷徨ったいたのである。
すまない!道は分かるんだが、分断されてメイドの人を取り逃した!
サオリ「すまない、先生。私たちを信じて任せてくれたというのに・・・・・・」
ナレーション
自分たちの失態を詫びる2人だが、先生の関心は別の所にあった。
"まって?道が分かるの?"
- 16二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 05:35:05
エヴァみたいな要塞都市っていいよね
- 17二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 13:15:58
エリドゥのためみたいな臨時メンバー
- 18二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 21:48:29
人手が増えるってやっぱりいいな
- 19◆VLlUGaOg9c24/06/29(土) 23:43:06
お前で最期だなっ!
AMAS「・・・・・・っ!」
ガンッ!(銃剣が刺さる音)ズダダッ!(銃声)
モモイ「す、スタイリッシュスニーキングアクション・・・っ!」
ミドリ「凄い、リアル忍者だ・・・」
ナレーション
歴戦のカナとサオリに加え、ミレニアムの生徒会を襲撃した経験を持つゲーム開発部、
更には、拳銃の豆鉄砲1発でさえ大怪我となる身体でキヴォトス各地の問題を解決してきたシャーレの先生の指揮、
それらが合わさったとなれば、さしもの機兵の軍勢も無惨な残骸を晒す他に道はなかった。
サオリ「それで先生、目的地は1番高い建物で良いのか?」
"うん、案内お願い出来るかな?"
任せろ!私はバカだからな、バカと煙は何とやらだ!
ミドリ「その理屈だとリオ会長も「バカ」になるんですが・・・・・・」
モモイ「おバカさんだよっ!こっちの話をちっとも聞かないんだからっ!!」
ナレーション
そうなれば、機兵の軍勢も、変幻の都市迷宮も攻略されたとなれば、もはや彼女たちの道を阻めるものはなかった。
- 20二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 07:57:45
いけいけだぜ
- 21二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 14:43:29
ちゃんと考えがあっての事ではあるんだけどな…
- 22◆VLlUGaOg9c24/06/30(日) 14:52:15
- 23二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 20:52:38
話し合っても平行線だろうね
- 24◆VLlUGaOg9c24/06/30(日) 22:45:49
サオリ「先生、目的地に着いたら用心して欲しい」
"勿論、本気で挑むつもりだけど・・・・・・何かあったの?"
サオリ「最終的に逃してしまったが、私たちはあのメイド・・・飛鳥馬トキを終始追い詰めていた。
だが、追い詰められてる筈の彼女の振る舞いには少し違和感があってな」
追い詰められてるのに余裕な感じがした。手を抜いてるとかじゃないんだが、なんていうか、こう・・・・・・
"出してない切札があるってこと?"
それだ!その「切札」を使えば何時でも勝てるって思ってた・・・気がする!
ナレーション
先生とゲーム開発部はカナたち2人の忠告に絶句した。
囮役・・・・・・つまりトキの相手には、ミレニアム最強のネル率いるC&Cに歴戦のアリウス分派の生徒たち、
先生たち側の戦力の大部分を投入した。にも拘わらず、その全員に「何時でも勝てる切札がある」というのは、
先生たちに決して少なくない衝撃を与えた。
先生もゲーム開発部員たちも、今更諦めるつもりは毛頭無いが、本当に勝てるのか?という疑問が頭を過った。
"分かった、気をつけるよ。だけど、アリスを迎えに行くまでは脚を止められない"
ナレーション
それでも、先生は自らに言い聞かせ、ゲーム開発部も先生の言葉に勇気を受け取って奮起した。
無理・無茶・無謀は最初から百も承知。それでも彼女たちがエリドゥへと乗り込んだのは、
大切な唯一無二の友人を迎えに行く為なのだから。
- 25二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 06:56:02
本編でも結構頭おかしい勝負してたしな
あれはやばい - 26二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 07:24:58
速くて手数が多いインファイターのネル以外での攻略法は真面目にわからんし…
- 27二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 15:28:50
保守
- 28二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:29:36
改めて言われると勝てるか不安になる
- 29◆VLlUGaOg9c24/07/01(月) 22:57:01
・・・っ!右に跳べ!
モモイ「え?」
サオリ「先生っ!」
ズガがッ!(銃声)
ナレーション
カナの忠告に間の抜けた声を上げるモモイを他所に、サオリは近くの先生を突き飛ばすようにして待避させる。
直後、何処からともなく放たれた重厚な銃撃が残されたゲーム開発部の部員たちを襲った。
ミドリ「つぅぅ・・・っ!」
モモイ「痛たた・・・・・・一体何ごとっ!?」
敵襲だ、、右に跳べと言っただろう。
トキ「・・・・・・やはり、気づくのは貴女でしたか。神子柴カナ」
ナレーション
銃撃の向こうから現われたのは、リオ会長の右腕たるエージェント飛鳥馬トキ。
しかし、その両目がバイザーに覆われ、背部にはジェットユニットを背負い、
両腕にはミレニアムの校章が刻まれたアームから伸びるガトリング砲、両脚を分厚い装甲が覆っている。
リオ会長が作り上げた機構の鎧、勝利のサインを撃ち貫く為の必勝の切札、決戦兵装『アビ・エシェフ』である。
- 30二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 07:21:12
いよいよ来たか
- 31二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 15:30:54
いつ見てもカッコいいよな