【閲覧注意】トレーナーが目の前で飛び降りる夢を見た

  • 1二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:14:59

    dice1d119=117 (117)

  • 2二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:15:38

    いかんでしょ

  • 3二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:15:51

    画質!

  • 4二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:16:30

    定期

  • 5二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:16:30

    >>3

    画質についてはごめん

  • 6二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:16:48

    やめろお前割と過保護な奴だぞお前

  • 7二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:18:01

    顔色は変わらんけど寝汗びっしょりになって起きる人だ

  • 8二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:18:01

    よりにもよって夢を冠する子を引きやがって

  • 9二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:21:54

    珍しく様子がおかしいからオルフェにかなり心配されそう

  • 10二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:22:18

    次の日1日中ひっつかれそう

  • 11二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:24:06

    >>10

    ひっつきながら最近のトレーナー周辺で不穏な動きとかないか入念にチェックするのも忘れない

  • 12二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:25:57

    仕事終わりに屋上で手すりに寄りかかってぼんやり夕陽を眺めつつコーヒー飲んでたら
    危ないからこっちに来なさいって割と力強めに引っ張ってくるジャーニー

  • 13二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:26:28

    ダイス神ノリノリやんけ
    ぱかライブめっちゃ楽しんだのか?

  • 14二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:28:19

    >>12

    オカンかな?

  • 15二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:28:54

    >>9

    「いや…なんでもないよ、明日は少し忙しくなるから委員会室はあけてあげられない。トレーニングが終わり次第まっすぐ寮へ帰るんだよ、いいね」

  • 16二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:34:47

    飛び降りる時のセリフが「旅に行くんだ」とかだったんだろな

  • 17二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:35:36

    タイムリーな娘きたな

  • 18二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:35:57

    ダイス神は新入りにも容赦しない

  • 19二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:51:47

    ()を語れって子だしね

  • 20二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 21:54:17

    そんな日に限って山やら展望台やら高い所に行こうとするトレーナー(偶然)

  • 21二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:09:22

    飛び降りる瞬間の表情は薄い笑顔や穏やかな笑顔でもいいし、ぼんやりとしていて思い出せなくてもいい

  • 22二次元好きの匿名さん24/06/27(木) 23:09:42

    >>20

    ついでにスマホの充電を切らすドジが起きます

    付け加えると夢でも連絡が取れなかった模様です

  • 23二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 10:11:04

    オルフェは様子がおかしいのにはすぐ気づくだろうけど、結果としてトレーナー詰めに行かない?

  • 24二次元好きの匿名さん24/06/28(金) 16:27:32

    ドリジャ未所持だから分からないんだけど、自分がトレーナーのストレスになってないか不安になるタイプなの?

  • 25二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 02:38:15

    >>23

    原因が夢だなんて知らないだろうからな

  • 26二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 14:23:24

    >>23

    ジャーニーは自分に起因があるならはっきりそう言うだろうからもしそうなったら流石にすぐにオルフェを窘めると思う

  • 27二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 14:27:37

    バンジージャンプさせられる夢?
    (当然無事生還)

  • 28二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 01:11:26

    >>22

    予想外はいつも起きてほしくない時に起きると言うしな

  • 29二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 01:14:12

    屋上にトレーナーがいるのを知って階段駆け上がってる途中で窓の外を上から落ちてきた幽鬼みたいな顔のトレーナーと目が合うんだよね

  • 30二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 13:14:13

    >>21

    黄昏をバックにしてて表情があまり見えないのもいいよな

  • 31二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 13:59:04

    トレ(最近デスクワークばかりで身体が鈍ってるし、明日久々にハイキングに行こうかな?荷物は少なめにして…レジャーシートを持って行って一眠りするのも良いかな…)

    早朝
    トレ「行くか…(今度ドリジャに渡す資料を作った後でハイキングの準備してたら深夜になったから寝不足だ…まぁ、向こうでゆっくり寝るか…)」
    オルフェ「む…貴様、姉上の…何故、苦悶の表情を取る」
    トレ「オルフェーヴル!?あ、いや…これからちょっと山にね…(ハイキングして寝るって言ったら何言われるか分からないし…)」
    オルフェ「…そうか」
    トレ「うん、じゃあね…」

    その後、ドリジャが悪夢から覚めた後オルフェからトレーナーが死にそうな顔で山に向かったと聞く模様

  • 32二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:55:01

    >>12

    屋上から広場を見渡しながら(ライトハローさん、良い匂いだったな…)と煩悩と格闘しつつ缶コーヒーを飲むトレーナー

    憂いた表情で屋上に向かったと聞いてトレーナーを説得しようとするドリジャ

  • 33二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:57:01

    いや…だめ…間に合って…お願い…
    って小さくぶつぶつ言いながら走ってるんだよね

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 00:18:56

    >>31

    オル!!!!!!

    どうして止めなかったのオル!!!!!


    と普段からは考えられないくらい取り乱す姉上とあまりの剣幕に言葉も出ないオル……

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 09:55:59

    どうしてこんな重い子にそんな恐ろしい夢見せるんですか

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 18:04:45

    >>34

    一方その頃トレーナーは…

    「風が心地よくて空気美味し〜!!」


    山頂の公園で思いっ切り寛いでいる模様

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:10:11

    自分たちが担当契約結んだ時の「都合が良いから…?」っていう自信を無くした時の顔がフラッシュバックしてその日はとにかく褒めまくって困惑されてそう

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:25:38

    ダメじゃないか、大事なものは大切にしまっておかなければならないよ。

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:32:44

    トレーナーが死出の旅に行っちゃったんだねぇ…

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:45:39

    なんかこれでss書いてみるのも面白そうだな

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 09:26:13

    アンジャッシュ状態になりそうだな

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 19:54:13

    焦ってるドリジャからしか見られない表情がある

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 20:33:44

    ほしゅ

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 20:59:13

    これはゆめ、ゆめにきまってる。こんなことあるわけない。はやくおきなきゃ

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 21:06:40

    姉上、夢じゃないよ。しっかりしてよ

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 21:55:37

    >>44

    トレ兄(にい)の幻覚見るようになりそう(トレセンぐらし!感)

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 21:58:45

    この名前で夢見が悪かったら色んな意味でしんどいわ

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 03:55:54

    >>44

    アカン…

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 06:13:02

    >>40

    書きたまえ

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 06:21:00

    少女のように取り乱すジャーニーと、勘違いだったことがわかっていつもの調子に戻りそうなんだけどなんかちょっと距離が近くていつもよりひっつき虫してる姉者に気がついたけど言わずに見守るオルと、少しまだ震えてることをくっつき虫してるジャーニーから感じてよしよししてあげるトレーナーは家族のワンシーンのようだ。

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 06:38:35

    このレスは削除されています

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 07:00:34

    このレスは削除されています

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 12:10:46

    トレーナーが○ぬ夢を見て取り乱し、山に向かったと聞いて連絡するも繋がらずトレーナーが行った山に全速力で向かうドリジャ

    一方山でハイキングしてからレジャーシートを広げてゆったりするトレーナー

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 20:37:41

    トレーナーサイドはほのぼのしてそう

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 23:30:46
  • 56二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 23:39:10

    重すぎる…

  • 57二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 00:22:11

    >>40

    書いてみようと思ったら俺のウマ娘にはドリジャ実装されていなかったわ……

  • 58二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 08:49:46

    >>57

    タイミング的に石不足になりやすいからなあ

  • 59二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:45:08

    「今し方、姉上のトレーナーが浮かない顔で山に向かって行った」
    早朝のランニングから帰ってきたオルからトレーナーの話をされて先程見た悪夢が脳裏を過る
    何故止めなかった、と言いたかったが私の見た悪夢をオルは知る由もないのでせめて場所ぐらいは聞いて欲しかった
    スマホに連絡しても電源が入っておらず、仕方が無い為トレーナーの家に侵入してパソコンの検索履歴を確認する
    トレセンから離れた場所の山で人があまり近寄らないそうだが、過去に山頂の公園で首を吊った人がいたとかなんとか…
    「嘘だ…そんなの、嘘に決まっている」
    全速力で走る、肺が苦しい…だが、ここで脚を緩めると取り返しのつかない事になるかもしれないと考えると心が締め付けられる
    例の山頂に辿り着いた頃には膝が震えて過呼吸気味でフラフラとした足取りでトレーナーを探すと、樹にロープを括り付けているトレーナーを見つけた
    「だ…ダメ、だ…トレ…ナー…早まっ…て、は…」
    「ん?え、ジャーニー!?何でここに!?」
    トレーナーが持っている物をよく見るとハンモックだった
    ここには休息の為に来たのかと胸を撫で下ろすと疲労に負けてそのまま倒れてしまった

  • 60二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:47:09

    夢の中のトレーナー「生まれ変わったら......俺もそっちにいれるかな?」

  • 61二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 00:36:46

    このレスは削除されています

  • 62二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 00:40:01

    ドリジャのストーリー読んだら、欲しくなってしまった。
    最低保証だった。

  • 63二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:24:27

    「……トレーナーさん?」

    「ジャーニー、どうしたんだい?」

     逢魔が時、黄昏時、雀色時……

     夕焼けに染められたこの空間で、目の前にいるトレーナーさんは、崖の淵に立っていた。

     どこか冷たい、無機質な声が耳に届く。

     なぜ彼がそんな危ないところにいるのか、どうしてこんなことになっているのか、何もわからない。

     ただ、言い知れない不安だけが胸に燻ぶっていた。

  • 64二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:25:17

    「いえ、危ないですよ。早くこっちに……」

    「ごめんね」

    「……えっ?」

     彼の手を引いて帰ろうと思い近づくも、手で静止される。

     それだけで、足が地面に縫い付けられたかのように動かなくなってしまう。

    「疲れちゃったんだ」

    「っ!? トレーナーさん!!」

  • 65二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:25:56

     彼の表情は、背後の夕日に塗りつぶされて、確認できなかった。

     そして、彼はそんな夕焼けに溶け込むように、後ろに体重を傾ける。

    「それじゃあジャーニー……」

     急いで彼のもとに駆け寄ろうとするも、一向に距離は近づかない。まるで水中で藻掻いているかのように、どれほど足を動かしても体が前に進まない。

    「まっ、待っ……!?」

     どれほど手を伸ばしても、彼には届かず、そして……

    「よい夢の旅を」

  • 66二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:26:48

    「はっ!」

     目が覚めると同時に、体を起こす。

     心臓がバクバクと鼓動し、寝汗がびっしょりと湧き出て、パジャマが肌にまとわりついていた。

     時計を見れば、いつも起きる時間よりも少し早く起きていた。どうやら、先ほどの悪夢のせいで跳び起きてしまったようだ。

    「……っ」

     そこで、心配になってウマホを確認する。

     彼のラインを確認し、次にSNSのアカウントをそれぞれ順番に確認していく。

    全てのSNSの最新の投稿を見ていき、彼が先ほど裏アカウントでセンシティブなアカウントにクソリプを送り付けていたことを確認して、ようやく一息つくことができた。

  • 67二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:27:36

    「ふぅ、さてと……」

     ひとまずトレーナーさんの無事を確認できて安堵する。

     とりあえず相手のアカウントを記憶しておき、立ち上がる。

     いつもよりも早い目覚めだが、寝汗が酷いのでシャワーを浴びるために立ち上がる。

     その前に、いつものようにトレーナーさんにウマインで朝の挨拶をすると、すぐに返事が返ってきて、思わず笑みがこぼれてしまうのであった……

  • 68二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:28:17

    「疲れた……」

     最近デスクワークが多くてかなり体がバキバキになっている。

     体もかなり鈍っているし、久しぶりに山にでも登ってレジャーシートでも持ってひと眠りしようかと思い立った。

    しかし、昨日ジャーニーへ渡すための資料を作った後にハイキングの準備をしたせいで、寝不足になってしまった。

     まぁ、今日は幸いジャーニーが遠征委員会の用事があるため練習はなしだ。仕事もちゃんと終わったし、向こうでゆっくり眠るとしよう。

    「行くか……」

    「むっ、貴様、姉上の……」

    「えっ」

  • 69二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:29:24

     声のする方向に顔を向けると、そこにいたのはジャーニーの妹である、オルフェーヴルだった。

     彼女は俺の顔を見ると、少し険しい顔をした。

    「何故、苦悶の表情を取る」

    「あっ、いや……」

     どうやら少し疲れが顔に出ていたようだ、彼女なりの心配の声がかかる。

     しかし、今日ハイキングに行くから昨日準備で夜更かしをしただなんて口が裂けても言えなかった。

    「むっ、用事の最中だったか?」

     なんとこたえようかと迷っていると、俺の荷物に気が付いた彼女が口を開く。

     せっかくなので便乗させてもらおう。

    「あぁいや、これからちょっと山にね……」

     とはいえ、ハイキングをして寝ると言えば何を言われるかわからないので、曖昧に返事をする。

    「……そうか」

    「うん、それじゃあね」

     なんとなく気まずいので速足でこの場から離れる。

     とりあえず学園を出て近くの山まで歩いていく。せっかく明日は休みだし、ゆっくりのんびりしようかな……

  • 70二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:30:43

    「う~ん、風が心地よくて空気おいしい!」

     もうすでに夕暮れ時だが、日も落ちてきたからか心地よい風が吹いてきた。

     きれいな景色と心地よい風が、疲れた体を癒してくれる。

     やはり、ここにきてよかった。

    「おっ、せっかくだし写真を撮るか」

     景色の良い崖の上から、夕日の写真を撮る。

     ちょうどいい感じの写真が取れたので、せっかくならと写真をSNSに乗せようと思い、アプリを開く。

    「それにしても、やっぱり疲れたなぁ…… あっ、やべっ」

     余計なことを考えていたせいか、写真のメッセージが『疲れた』になってしまった。

     しかもそのまま投稿してしまったので、慌てて投稿を削除してちゃんとした文章で投稿しなおそうとする。

    「えっ、ちょっ…… 嘘だろこんな時に……」

     しかし、ウマホの充電を忘れていたようで、先ほどの投稿を削除したところで電源が切れてしまった。

     こんな時に限ってモバイルバッテリーも持ってきてないし…… まぁ、急ぎでもないからいいけど。

  • 71二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:31:23

    「せっかくだし、たまには文明から離れてゆっくりするのもいいか!」

     邪魔にならないところに持ってきたレジャーシートを広げて、その上に寝転がる。

     とはいえ、時間帯のせいか今は俺以外に誰もいない。

     それもあってか、睡魔がすぐに襲ってきて、抵抗もせずに身をゆだねることにした……

  • 72二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:31:57

    「さて……」

     今日は予定よりも早く用事が終わったので、トレーナーさんに顔を見せようと思いトレーナー室に向かう。

     今日はタイミングがうまく合わず、朝から一度も顔を合わせられていなかった。

     ウマインでの連絡自体はしているものの、今朝の夢の件もあるので早く会いたい一心で廊下を歩いていく。

    「失礼します、トレーナーさん…… あら」

     しかし、トレーナー室はもぬけの殻であった。

     もしかしたら入れ違いになってしまっただろうかと考えていると、背後から気配を感じた。

    「姉上」

    「オル、ちょうどよかったトレーナーさんを知らないかしら?」

     たまたま私を見かけたからか、オルが声をかけてきた。

     ちょうどいいのでトレーナーさんがどこにいるか知っているか聞くと、怪訝そうな顔をされた。

    「姉上のトレーナー? それなら、今し方苦悶の表情を浮かべ山へ向かっていったが……」

    「……えっ?」

    「そういえば山へ行くというには軽装であったし、疲れたとも呟いておったな。姉上、何も聞いていないのか?」

    「うそ……」

  • 73二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:32:40

     その時、全身から血の気が引いて、脳裏にあの悪夢がよみがえる。

     トレーナーさんが崖に身を投じる映像がフラッシュバックすると、頭の中が真っ白になって、感情がむき出しになる。

    「オル!!!! どうして止めなかったのオル!!!!!!」

    「あ、姉上……?」

     この時ばかりは、自分の感情を抑えることができなかった。

     オルから聞いた話と夢の内容がリンクしていく。

     そしていてもたってもいられなくなってトレーナーさんに連絡を取ろうとウマホを取り出す。

    「通知が…… トレーナーさん!!」

     その時ちょうど、トレーナーさんのプライベート用のアカウントの通知が送られてきた。

     一筋の希望が見えて通知を確認する。SNSの更新があったということは、トレーナーさんは無事だということだからだ。

  • 74二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:33:23

    「……えっ、嘘」

     しかし、そこに待っていたのは絶望であった。

    トレーナーさんの投稿には、おそらく山頂からとられたのであろう夕焼けの写真。よりにもよって、夢と同じような崖でとられたものであった。

     そして、その写真にはたった一言。

    『疲れた』

     とだけ添えられていた。

    「っ、トレーナーさん!!??」

     急いでトレーナーさんに電話をかけるも、電源が入っていないか電波の届かないところにいるというアナウンスが聞こえるのみであった。

    「そっ、そんな、うそ、嘘嘘うそっ!!」

     先ほどの投稿はすぐに削除されてしまった。電源はすでに入っていない。

     そのうえでの先ほどの投稿の文章。

     オルから聞いたトレーナーさんの様子。

     それらから導き出される答えは、残酷なものだった。

    「トレーナーさん!!!!」

    「姉上!!」

  • 75二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:33:58

     気が付けば、全速力で駆け出していた。

     写真は既に削除されてしまったが、先ほどのロケーションには見覚えがあった。

     確かあそこはここからそう遠くは離れていない山だったはずだ。

    「いや、だめ…… お願い、間に合って!!」

     頭の中から悪い想像を振り払い、一心不乱に手足を動かす。

     普段のレース運びもペース配分もセオリーも、何一つ考えずに全力疾走する。

     全身から汗が吹き出し、心臓が破裂しそうなほど脈動する。

     息も絶え絶えで肺腑が溶け出しそうなほど熱を持つ。

     丁寧に舗装されているとはお世辞にも言えないような山道を、バランスを崩しそうになりながらも駆け上っていく。

     もう少しで山頂、そこにトレーナーさんはまだいるはずだ。

     いや、いるに決まっている……

     そうでなければ、私は……!!

  • 76二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:34:57

    「トレーナーさん!!!!」

     山頂に着くなり声の限り叫ぶ。

     手遅れになる前に、一瞬でも立ち止まれるように。

    「うーん、あれ? ジャーニー?」

    「っ!!」

     山頂を見渡すと、まるで寝起きのように目をこすりながら座ってこちらを見るトレーナーさんの姿が見えました。

     その姿を見た瞬間に、安堵のあまり涙がこぼれそうになりました。

  • 77二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:35:08

    「どうしてこんなところに…… うおっ!?」

    「トレーナーさん、よかった…… 本当に、良かった!!」

     そしてそのまま、衝動的に彼の胸元に抱き着く。

     彼の匂いを胸いっぱいに吸い込み、彼がここにいると自分の中に刻み込む。

    「急にどうしたんだい?」

    「トレーナーさん、私、夢で、消えちゃうかもって、そしたら、急に……」

     感情的になってしまったあまりに、言いたいことを整理できずに支離滅裂なことを言ってしまう。

     しかし、そんな私を抱きしめながら頭を撫でて、トレーナーさんは落ち着かせてくれました。

    「大丈夫、ちゃんと聞くから、落ち着いて話してごらん」

    「はい……」

  • 78二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:35:45

    「なるほど、それで俺を探しにここまで……」

     トレーナーさんにはすべてのことをお伝えしました。

     今朝の夢のこと、トレーナー室に行ってからの出来事、それらすべてを悪い方向に向かって考えてしまったこと……

     しばらく感情が落ち着かず、たどたどしく話す私を、トレーナーさんは優しく微笑みながら最後まで聞いてくださいました。

    「すいません、早とちりしてしまって」

    「いや、俺のほうこそごめんね。ちゃんと連絡しておけばよかったね」

     面と向かってお互いに謝罪しあう。本当にこの人は、素直な人だ。

     まぁ、そういうところが愛おしくて仕方がないのだが。

     しかし、安心したからか、疲れがどっと押し寄せてきてしまった。

     せっかくなので、彼の胸に体を預けて疲れを癒す。

     彼にここまで感情を乱されたのだ。これくらいはいいだろう。

  • 79二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:37:03

    「よかったら、一緒に寝る?」

    「えっ?」

     しかし、ここで何を思ったのか彼は驚くべき提案をしてきました。

    「ほら、いろいろあって疲れたでしょ? 時間が来たら起こしておげるからさ」

    「いえ、でも……」

    「大丈夫、ちゃんと傍にいるからさ」

     そう言って彼は敷いていたレジャーシートに寝転がると、私一人分のスペースを開けてくれる。

     そのためにレジャーシートから少しはみ出してしまっているのが、愛おしくて仕方がなかった。

    「……なら、お言葉に甘えさせていただきます」

    「ちょっ、さすがに腕枕は……」

     据え膳食わぬはなんとやら、せっかくなのでただ寝るだけではなく彼の腕を枕にすると、抗議の声が飛んできた。

     しかし、私も譲る気はない。

    「ですが、これなら離れられないでしょう?」

    「……まったく、仕方がないなぁ」

     そういうと彼は簡単に折れてしまう。それでも彼自身、どこか嬉しそうな表情をしていました。

  • 80二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:37:53

    「……トレーナーさん」

    「なに、どうしたの?」

     気が付けば日は完全に落ちて、きれいな星空が目の前に広がっていた。

     そんな夜空を二人で眺めながら、口を開く。

    「トレーナーさんは、勝手にどこかへ行ったりしませんよね?」

    「あぁ、もちろんだよ」

    「これまでも、これからもずっと、君と一緒に旅を続ける。約束するさ」

  • 81二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:38:23

     あぁ、良かった……

     その約束を聞いて、ついに緊張の糸が切れたのか、瞼がだんだんと落ちてくる。

    「あれ? ……ふふっ」

     瞼が完全に落ちきる前に、彼の嬉しそうな笑い声が聞こえてきた。

     そのまま彼は言葉を続ける。

     夢とは違って、とてもやさしく、慈しむような声で。

    「それじゃあジャーニー」

     完全に瞼が落ちきって、夢へと旅立つその合間に。

    「よい夢の旅を」

     額に一瞬のぬくもりを感じて旅立った……

  • 82二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:38:51

    終わりです。

    遅くなりましたが、どうぞお納めください。

  • 83二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:39:57
  • 84二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 06:51:03

    トレーナー室にケータイ置いてきてしまって連絡つかないとかもあり得るよな。
    あと、普段散らかすのに整理整頓されてて「まさか…」とかもある。

    ちなみにトレーナーは気晴らしに掃除しただけだし、うっかりケータイ忘れただけである。

  • 85二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 07:46:08

    >>82

    素晴らしい出来ですね、微笑ましく思いました

  • 86二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 07:57:15
  • 87二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 11:29:04

    >>82

    とてもよいものでした

    ありがとう

  • 88二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 15:09:57

    >>82

    良いものが見れた

    ありがとう

  • 89二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 00:44:23

    すっぽり収まるジャーニーはいくらあってもいいとされている

  • 90二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 07:31:51

    >>82

    ありがとう!

  • 91二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:03:29

    「俺のトレーナー人生を弄んで楽しかったか?」とか「目的を達成したら俺は用済みだもんな?」って言って飛び降りるトレーナーの夢を見るドリジャ

    翌日トレーナー室の前で「もう必要ないな」と聞こえて動悸が早まるドリジャ

  • 92二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 21:59:17

    ほしゅ

  • 93二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 08:39:49

    >>91

    もちろん、何か捨てるものについての独り言なのを誤解しちゃうやつですね

  • 94二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 18:02:27

    このレスは削除されています

  • 95二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 18:41:59

    >>91

    「これはもう要らないな」と要らない物を捨てようとするドリトレvs「俺はもう要らないな」と自分を卑下する(勘違い)トレーナーを止めようとするドリジャvsダークライ

  • 96二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 18:59:30

    >>82

    とても良かった

    文書も読みやすいし感情の動きに引き込まれてしまった


    >>66


    全てのSNSの最新の投稿を見ていき、彼が先ほど裏アカウントでセンシティブなアカウントにクソリプを送り付けていたことを確認して、ようやく一息つくことができた。


    で笑ってしまった

  • 97二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:50:03

    ジャーニーが最近俺の後を付けてくる
    足を止めると少し遅れてジャーニーも足を止める
    しかし、振り返るとそこに彼女はいない…

    これが毎日のように続く…
    夜、眠りにつくと夢にジャーニーが現れては「何処に行くつもりですか?」とか「絶対に逃がしませんよ」とか言って追いかけてくる…
    今日も今日とて眠りにつく…
    そろそろ穏やかな夢を見たいものだ













    「ずっと一緒ですよ」

  • 98二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 02:42:52

    >>95

    ダークライを解放しろ

  • 99二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 05:41:35

    >>98

    そもそも悪夢見せてるのダークライでは?

  • 100二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 05:44:52

    能力的には本当にVSダークライでもおかしくないんだよな…

  • 101二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 05:53:34

    つまりダークライのしわざ…ってコト!?

  • 102二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 07:57:48

    犯人がダークライだと判明したときのジャーニーに容赦という文字はない…

  • 103二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 19:07:51

    マジかよダークライ最低だな

  • 104二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:21:00

    トレーナーが通り魔に刺されて○ぬ夢を見たので高層マンションに拉致監禁…もとい招待し、休息してもらうドリジャ

  • 105二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:28:30

    >>104

    きっとドリトレは拉致監禁に気が付かずに快適に過ごしているんだろうなぁ

  • 106二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 08:09:56

    トレーナーが死ぬ類の夢を見たらあの手この手でトレーナーを手元に置こうとしそうなのよな

  • 107二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 18:16:43

    束縛が強い子いいよね

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