自分はライスシャワーのトレーナー

  • 1二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 18:43:46

    ソファの上からこんにちは。ライスシャワーのトレーナーです。
    自室で仮眠を取ること1時間、起きたら5年にわたって担当しているウマ娘のライスシャワーが自分の体の上でぐっすりと寝ておりました。二十歳を超えてこれはさすがに距離が近すぎやしないかな?

    ――――――――― さて、この娘のお話を少し。スカウトしたての頃は、不幸体質を気にしてか自罰的で主張も弱かったライスですが、トゥインクル・シリーズやURAファイナルズを駆け抜けて精神的にも成長し、現在意気揚々とドリームトロフィーシリーズに挑戦している真っ只中であります。適正距離は4000m以上と言われるくらいのステイヤー気質ということもあり、長距離レースにおいてのライスと勝負ができるウマ娘はそう多くありません。昨年は年度代表ステイヤーにも選ばれ、お祝いに行った焼き肉屋で諭吉が10枚ほど飛びました。悔いはない。

    自分の体の上で心地よさそうに眠っている愛バを見つつ、寝ぼけた頭でこれまでのことを思い出す。
    ――――――― 成長したなあ。彼女も、自分も。

  • 2二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 18:44:01

    ジュニア期は無我夢中だった。当時新米トレーナーだった自分は、持ちえるすべての時間・力を持ってトレーニングに臨んだ。

    クラシック期は試練の連続だった。惜敗した皐月にダービー。先を征く『サイボーグ』と呼ばれた彼女に追いつくために、汗と涙を流して鍛えた夏合宿。そのすべてが報われなかったのではないのかと、わずかにでも思ってしまった自らを嫌った、菊花賞。あの時2人で流した涙は無駄では無かったのだと、今は胸を張って言えるけど。それでも、情けないことをしてしまったなあ。

    シニア期は、いろいろあった。勝ちたい思いを胸に、極限まで心身を鍛え上げて挑んだ天皇賞・春。多くの人から批判を受けたのかもしれない。でも今度は、その勝利を心から喜び、誇ることができた。
    そこからしばらく伸び悩んだ。惜敗・惨敗を繰り返し、2年近くに渡って、ゴール版を1着で横切ることは無かった。悩み・迷い・苦しんだ。長い長い2年だった。
    そうして臨んだ、2度目の天皇賞・春。淀の大地に、青いバラが咲き誇った。泣いた。超泣いた。周りからの留まることを知らない祝福も、駆け寄ってくる、同じく涙を浮かべた愛バの姿も、全てが自分の涙腺を刺激して止まない。この先の一生においても、これ以上の喜びはそうないだろうと思いたい。
    宝塚記念も圧倒的だった。これまで中距離においては長距離のような結果を残せなかった彼女は、得意とする淀の舞台で再び咲いて見せた。青いバラを愛した少女は、かつて夢見た英雄になったのだった。

    時刻は夕方6時を過ぎた。今日は同僚トレーナーとの会議(という名目の半分飲み会)がある。うたた寝をする愛バを起こさないようにソファから抜け出し、毛布を掛ける。

    おやすみなさい、誰より青いバラが似合う君。これから先も、幸せが続きますように。








    あ、ライスおはよう。どこへ行くのって?同僚との飲みk...会議だけど。
    え?今日は一緒にいてほしい?しっかたないなー!

  • 3二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 18:45:30

    いい……

  • 4二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 18:46:40

    これは終身名誉お兄さまだ...

  • 5二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 18:51:04

    しゅき…

  • 6二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 18:57:42

    一応♂♀どっちともとれるようにしておきました。御託はいいからライスを愛でな!

  • 7二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 19:22:31

    あと思い付きだからこの先はないよ!多分

  • 8二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 19:27:13

    うわあああああ
    最高

  • 9二次元好きの匿名さん21/09/07(火) 19:31:25

    いいね…日常が、続いていく感じが

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