- 1スレ主24/06/29(土) 00:01:01
- 2スレ主24/06/29(土) 00:01:48
- 3スレ主24/06/29(土) 00:10:32
善は急げ。タイムイズマネーがモットーの御曹司である
さすがに校内では口に出すコトが憚られる内容のため、玲王はLINEを開き凪のトーク画面を出した
玲王『あのさ、昨日言ってた男同士のやり方なんだけど』
凪『👂🤚』
玲王「(おっと、即レス…寝てなかったな。つーか何だよ?このスタンプ)」
ハハッ、と玲王が笑いながらスマホをタップし文字を打つ
玲王『準備が必要だと思うんだよ』
凪「ッ!?」
ガコン…ッ!!
自分の教室の席に座っていた凪は、思わず手からスマホを落としてしまった - 4スレ主24/06/29(土) 00:13:15
昨夜から凪のスマホのライフは削られ続けている
生徒「?寝太郎、スマホ落ちたよー」
生徒「聞いてんのー?」
今の凪にはクラスメイトからの呼びかけも耳に入らない
どこでどうなったのかは知らないが、気付いたら玲王が男同士のやり方を…既に理解している??
しかし、これが何の『準備』のことを表しているのかまだ明確にはされていない
ここで下手なコトを言って「は?お前の頭ン中そればっかりかよ」と玲王に引かれてしまわぬよう、凪は毒にも薬にもならなさそうな無難なスタンプで返すことにした
凪『🙂↕️』
玲王「(凪のやつ…何の準備のコトか分かってんのかな。あと面倒くさがらずに文字くらい打てっつーの)」
ったくもぉー、とLINEの画面を見つめている玲王だが、いくら自分で後ろを開発して上に乗って動けば良いと言えど、果たしてこの面倒臭がり屋とセッ◯スなど本当に出来るのだろうかと少し不安になってきた - 5スレ主24/06/29(土) 00:16:41
なぜならセッ◯スはオ◯ニーとは違う
二人でする行為ならば、双方の協力が必要不可欠なはずだ
玲王「(…やっぱ、コイツも一緒に買い物連れて行くか)」
凪に少しでも当事者意識を持ってもらいたくて、玲王は道具の買い出しに凪も付き合わせる作戦に出た
玲王『だから今日の放課後、その道具買いに付き合ってくんね?』
ガタッッ!!!
生徒「うわッ!?ビビったぁ!」
生徒「急に凄い勢いで立ち上がんないでよ寝太郎っ!あんたデカいんだから!」
凪「(こ、こうしちゃいられねぇ…ッ!)」
アタマより カラダが先走る
カラダより ココロが加速する
凪は居ても立っても居られず、気付けば教室から飛び出し玲王のクラスへと駆け出していた
男同士のやり方、準備が必要、道具の買い出し…
ここから導き出される真実は間違いなく一つだが、あの超天然・御曹司がどう明後日の方向に出るか分からない
勘違いからのぬか喜びはもうゴメンだった
凪「(この答えを確かめたい…!早く…!)」 - 6スレ主24/06/29(土) 00:21:14
凪「レオーーッ!!」
玲王「(ゲッ!)な、凪っ!来たのかよっ?」
凪が公衆の面前で余計なコトを口走らないようにとLINEで会話していたのに、何やら興奮した様子の凪が直接自分の元まで来てしまった
暴走している時の凪は何をするか分からないため、玲王は廊下から大声で自分の名前を呼ぶ凪の元へと急いで駆け寄る
凪「ねぇ、ハァッ…このっ、道具、って…!?」
玲王「ば、バカ!もっとちっせぇ声で話せよ…」
息を切らして聞いてくる凪に対して、玲王が「ここ学校だぞ?人に聞かれたらどうすんだよ」と、顔を赤らめながら二人にしか聞こえないようなヒソヒソ声で凪に注意してきた
凪「(う、うわぁ…そのセリフ、ちょっとエロ漫画みたい…!じゃなかった!)」
凪「ごめ…あの、レオ…その、いつ知ったの?男同士の、やり方のコト…」
はやる気持ちを抑えるように凪が小声で返す
期待から弾むように肩で息をする凪を見上げた玲王は、フフンと得意げな表情を見せた - 7スレ主24/06/29(土) 00:24:20
玲王「お前、昨日スマホつけっぱなしで寝てただろ?」
凪「あっ…」
というコトは、寝る前に見ていたあのホンモノの動画を玲王が見てしまったということか
凪「えっ、いや…アレは、やり方の勉強のためにレオと一緒に見ようと思って…」
玲王「フフ。俺はな、もうしっかりと準備まで調べて計画も立てたんだよ。題して『凪誠士郎&御影玲王♡初エッ◯成功計画』だっ!!」
凪「ブフォッ!!」
そのド直球すぎるセンス皆無な作戦名をキラッキラの笑顔で告げてくる玲王に、凪は思わず吹き出してしまった
玲王「このプロジェクトは、当然ばぁやに頼るワケにはいかない。だから完全に俺とお前の二人だけでやり遂げなきゃいけねぇんだ…。出来るか?凪」
どこまでが冗談なのか本気なのか分からない
しかし、神妙な顔をしてそう言ってくる御曹司の期待に応えられるよう凪も精一杯の返事をする
凪「もちろん!レオ、俺…頑張るよ!!」 - 8スレ主24/06/29(土) 00:30:20
面倒臭がり屋にしては威勢の良いその返事に、玲王は満足そうな顔をする
玲王「よし、イイ子だな。まずは第一フェーズとして…穴を拡げなきゃいけねぇんだが」
凪「穴…。俺の誠士郎、大っきいけど大丈夫?」
玲王「ハッ。大丈夫じゃねーよ!だから、とりあえず小さいのから始めてみて…最後はお前サイズのを入れようと思う」
凪「小さいの、から…?」
学年ツートップが何やら真剣な顔で話しているのを見て周囲の生徒達は感心しているが、その内容が我が学園のアイドル様の尻◯開発のコトだとは誰一人として想像していない
玲王「そ。調べてみたら、穴の拡張グッズが売られてる店があるらしい。さすがに俺一人じゃ買いに行けねーからさ…その、お前も一緒に…」
そう言いながらも玲王はだんだんと自信がなくなってきた
本来、女性であれば必要のない工程だ
凪が面倒臭がらないだろうか
玲王は気まずさから、目を逸らしつつ凪にお願いしてみた
凪「拡張グッズ?…え、何ソレ。道具って、ソレのコト?」
玲王「え、あ、そーだけど…?」 - 9スレ主24/06/29(土) 00:36:25
いまいちピンと来て無さそうな凪の様子を見た玲王は、やっぱり凪は動画を見ても男同士のやり方をよく分かっていないのかも知れない、と思う
ベラベラと穴の開発が共通認識のように話してしまったが、男の穴は漫画のようにすぐに入ったりはしないというところから説明が必要だったか、と玲王は仕切り直すことを考えた
凪「いや…いらないでしょ。グッズとか、そんなモン。俺がレオの穴拡張すればイイだけじゃん」
玲王「??」
なんでパートナーという存在の自分がいるのに、可愛い玲王のアソコに無機質なモノを突っ込まなきゃいけないのか、凪は理解に苦しんだ
もしかして自分は玲王から相当信用されてないか、考えたくはないがヘタクソだと思われているのだろうか
玲王「いや…俺もお前も初めてだし、いくらお前が天才でもそんなスグには開発出来ねーって…。多分慣らすのに時間もかかるから、道具さえあれば、あとは俺一人でも…」
やっぱり凪は全然理解していない
ロマンチストなこの男は、きっと分かっていないのだ
あの場所は素人二人が頑張ったところで、スグに使えるようになるものではないのだと、玲王はため息を吐いた
玲王「ま、この話はあとにしよーぜ」
授業の合間の短い休み時間はもう終わってしまう
分かりやすい資料を作成して、放課後にきちんと一から凪に説明しようと玲王が背を向けかけた時だった - 10スレ主24/06/29(土) 00:45:45
凪「バカッ!!」
玲王「ッ!?」
ザワザワ…ッ!?
突如発せられた凪の大声に、二人は一瞬で周囲の注目の的となる
凪「なんでッ!?なんで一番良いところをレオ一人でヤッちゃうの!?お尻弄ってるうちに指が良いトコに当たっちゃって、『あっ、なぎ、そこダメ…っ!!』って、顔真っ赤にして焦ったように身悶える可愛いレオをどうして俺に見せてくれないのッ!?」
玲王「……」
生徒「「「……」」」
玲王のクラス、いや、白宝高校二年の廊下全体に凪誠士郎の妄想エロトークが響き渡り、その後沈黙が生まれた
暴走凪くん・復活か?
LINEとはいえ、校内でこんな話を最初に振ってしまった玲王にも責任は…ないか
さぁ!パートナーが暴れ散らかしてますが
超優秀な御曹司はどうやってこの場を鎮めた?
下3レスから🎲 - 11二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 04:10:42
ハハッ何意味不明なこと言ってんだよ凪〜
寝ぼけて変な夢でも見たか?顔洗ってスッキリさせろよ!ほら!いくぞ!(凪を連れ出す) - 12二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:03:58
お前まだ頭痛かったりする?安静にしなきゃ駄目だって!保健室行くぞ!
- 13二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 08:29:50
ハハッ何寝ぼけたこと言ってんだよ!そんな漫画みたいな反応しねぇよ。つーかお前、俺がやめてって言ってもガシガシ触ってきそうで怖いから一人でやるよ😁
凪玲ワールド展開!玲王も周りが見えていない!
スレ立て乙です!今回も楽しみ - 14二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 09:03:35
このスレの暴走凪くんでしか得られない栄養素がある
- 15スレ主24/06/29(土) 17:55:15
- 16二次元好きの匿名さん24/06/29(土) 22:39:27
凪玲王ぬいもミッ○ィーちゃんも可愛いね
- 17スレ主24/06/30(日) 02:23:47
生徒「(また凪のやつがおかしいコト言ってる…どうすんだこの空気)」
生徒「(玲王、ここはMr.白宝としてガツンと言ってやってくれよ)」
声には出さないものの、俺たちの玲王ならなんとかしてくれる
玲王ならきっとうまくこの場をおさめてくれると、クラスメイト達が祈るように二人を見つめたその時だった
玲王「ハハッ何寝ぼけたこと言ってんだよ!そんな漫画みたいな反応しねぇよ。つーかお前、俺がやめてって言ってもガシガシ触ってきそうで怖いから一人でやるよ😁」
生徒「「!??」」
凪「ひどー。やってもないのに分かんなくない?ガシガシとかしないって。超優しくするからー」
玲王「へぇー、凪くんは天才だもんなぁ?」
あざとく頬を膨らましてプクーッと抗議するように拗ねる凪と、それを見て揶揄うように下からエロく挑発する玲王
凪玲ワールド展開!玲王も周りが見えていない! - 18スレ主24/06/30(日) 02:27:06
そう、DI◯様もビックリのザ・ワールドだった
玲王のクラスメイト達は完全に時が止まってしまったかのように固まっている
生凪玲を拝めるとはなんと羨ま…いや、超・進学校に通って毎晩遅くまで塾通いの中、このリア充二人に巻き込まれるとは実においたわしい
そしてツッコミ不在の二人はまだ止まらなかった
凪「そのお店ってどこにあるの?ばぁやさんに頼れないんなら、電車で行かなきゃね」
凪はさりげなく玲王との放課後デートを提案する
玲王「えっと、色んなトコにあるけど、一番デケェのだと秋葉原にある通称エ◯タワーっていう…」
凪「アキバ!?」
アキバという単語に凪が喰いついた
勿論、その理由は皆さんお察しの通りである - 19スレ主24/06/30(日) 02:30:37
玲王「どうしたんだよ?んな興奮して…」
凪「アキバって言ったら…アキバって言ったら…!メイドさんじゃん!?」
凪よ、お前そんなに瞳が輝いたのかと言うくらいの、ビックバンが起きたようなキラッキラの瞳の凪が、前のめりになって玲王を見つめた
玲王「…ったく、お前なー…人がせっかく真面目に調べてんのに、またメイドかよ」
凪「えっ、いや、もちろん勉強のために道具見たりもするよ?でも、俺本物のメイドカフェ行ったコトなくて…」
なんか話が脱線してきてるけど
たしかにデートっぽいこともして欲しい
玲王、凪くん本物のメイド喫茶行きたいって
でもちょっと嫉妬しちゃうかな?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 20二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 06:30:50
お前って俺以外のメイドにも興味あんの?(拗ねながら)
- 21二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 12:19:00
俺以外のメイド見るなよ
- 22二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 21:37:30
あっそう
ふーん…(ジト目) - 23スレ主24/07/01(月) 00:43:48
- 24二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 01:23:05
1周年おめでとう!1年書き続けてる主もそうさせる凪玲もすごすぎる(ワイはただ読むだけ)
ぬい達見た目赤ちゃんなのにスケボー乗ってて可愛い♡ - 25二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 08:29:11
祝1周年!!
スレ主様のかわいい凪玲大好きです
いつも楽しませてもらってありがとうございます - 26スレ主24/07/01(月) 17:57:51
玲王「お前って俺以外のメイドにも興味あんの?」
今度は玲王がプクッと頬を膨らませて拗ねながら凪を見つめる
凪「(この顔、もしかしてキス待ちされてる…?)」
尖らせた玲王の唇を見つめていた凪は、通常運転で明後日の方向へと思考をめぐらせていた
そして凪は手を首に当てるお得意のポーズをとりながら言い訳…いや、弁明を静かに始める
凪「レオ、前白宝祭の時にばぁやさんと二人で勉強のためにメイド喫茶に行った、って言ってたじゃん?」
玲王「ん?ああ…。そりゃ、俺は完璧主義だからな!出店一つにも妥協はしたくねーの」
凪「それ、本当は俺も一緒に行きたかったな、って…」
玲王「え?」
珍しく意欲的な凪の言葉に、玲王は驚き目を丸くする - 27スレ主24/07/01(月) 18:01:09
凪「だって、俺たち『メイドコスする時も一緒だよ』って約束したでしょ…。忘れたの?俺との約束」
玲王「ぐっ…!」
『俺らの約束忘れてんのは お前の方じゃん』
今、なにも学校でトラウマを抉ってこなくても良いだろう
寒さだけのせいではなく玲王の胸の古傷が痛んだ
玲王「…わ、忘れてねーよ…。つか、行ってもいいけど、今日のメインの目的忘れんなよ?」
ちなみに玲王のクラスメイト達はもう誰もこの二人の会話を気にしていない
白宝生達のスルースキルは、度重なる凪の珍事によりこの半年間で爆上げしていたのだ
しかし、そのカンスト間近のスルースキルも役に立たないほどの会話が耳に入る
凪「今日の目的でしょ。知ってる、忘れてないよ。レオのお尻を開発する道具を買いに行くんでしょ?」
ザワッ…! - 28スレ主24/07/01(月) 18:05:49
玲王「その通り!早く始めねぇとイブの夜に間に合わねぇからな♪」
生徒「(おっ、おっ、お前らーーッッ!?)」
生徒「(こんだけイチャついててまだヤッてなかったのかよッ!?)」
生徒「(つーかこの二人イブの夜にセッする気満々だーーっ!)」
生徒「(やるコトが全部ベタすぎんだろッ!イブとか待たなくて良いから早くHしろッッ!!)」
未だにおさまらない凪の暴走はそういうコトだったのか…と、玲王のクラスメイト一同は腑に落ちる
これだけ魅力的なアイドル様を恋人にして約半年弱
まだセッ◯スさせてもらってないなんて、おあずけも良いところだろう
しかし、そこは我らのアイドル&王子様の御影玲王
さすが身持ちが固いのだなと、玲王は自身の知らないところでクラスメイト達から違う角度の尊敬の眼差しを集めた - 29スレ主24/07/01(月) 18:08:21
ぶるっ…!
玲王「ん?なんかまた悪寒が…」
凪「大丈夫?まだ調子戻ってないんじゃない?だったら、今日は買い出しやめてレオの家行く?俺が看病するから」
クラスメイト達からの目線に身震いした玲王に対して、面倒臭がり屋の凪が珍しく献身的なコトを言っている
しかしそれも当然のことであった
アキバで玲王とエ◯グッズ買い出し&メイド喫茶デート♡
or
玲王のお部屋でふたりっきりで手取り足取り看病タイム♪
こんなの、どちらに転がっても凪からしたらWin-Win(?)なのである
玲王「えー、またお前の看病?ぜってーやだ。またゴックンさせられるじゃん。苦いもんアレ…」
生徒「「!!?」」 - 30スレ主24/07/01(月) 18:17:08
凪「でも、俺が教えたから一回でゴックン出来るようになったでしょ?レオ」
生徒「「!!??」」
凪と玲王の言っているゴックンの中身とは、昨夜飲んだ『葛根湯』の顆粒のことなのだが、センシティブワードで頭の中をいっぱいにされてしまっているクラスメイト達は、もうそのコトしか考えられなくなっていた
本来であれば年号や英単語を覚えるべき脳のキャパをこの二人に割いてしまうとは…実においたわしい白宝生達である
玲王「大丈夫。あったかくしとけば治るって」
凪「じゃあ、俺があっためてあげるー」
玲王「もぉー、いいって、今くっつくな」
生徒「「(クソッ!あっちぃな…!!)」」
先生「授業始まるぞー。ん?この教室だけ暖房入れすぎじゃないのか?」
この日、玲王の教室だけ温度が上がっていたのは言うまでもない
さて、いよいよ放課後エ◯グッズ買い出しデート(最低)のお時間がやって参りました
エ◯グッズとメイド喫茶、どちらから先に行こう?
それとも他に寄りたいとこあるかな?
放課後アキバデートのルートを下3レスから🎲 - 31二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 18:23:07
大人のデパートは制服じゃ入れないよね?
でも制服デートは捨て難いので、制服でメイド喫茶からの私服調達、最後にお道具購入 - 32二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 21:09:42
猫耳メイド喫茶があるようなので次の玲王のメイド衣装の参考にそこに行ってからエ◯グッズ買いに行こう
凪くん説得頑張れ - 33二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 08:07:36
保守
- 34二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 08:43:00
神田明神で縁結びのお守りを購入してからメイド喫茶、大人のグッズはいかがでしょうか?
- 35スレ主24/07/02(火) 12:30:10
- 36二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 16:42:08
子ども用クッションに座ってるみたいで可愛い…
- 37スレ主24/07/02(火) 18:35:13
そして放課後———
待ちに待ったエ◯グッズ買い出しデートである
凪「レオ、ホントにお部屋に行かなくても大丈夫?」
玲王「大丈夫だって!買い物行くだけだし」
凪「そうだけどぉー…」
たしかに玲王のお尻は早く開発したい
というか…それは下心だけじゃない
玲王と心だけじゃなくて身体も結ばれたいという想いは、凪の中ではずっと変わらない
でも、それ以上に玲王の体調は心配だ
無理させたくない
自分の人生において、もう玲王がいない生活など凪には考えられないのだ
凪「で、レオが前行ったメイドカフェってどんなトコなの?」
玲王「(またメイドの話してる…)えっと、よくメディアにも取り上げられてる一番有名なトコだったと思うけど」
凪「…」 - 38スレ主24/07/02(火) 18:37:21
玲王『じゃあ、玲王がキュンキュンって言ったら、ご主人様も「キュンキュン♡」て言ってくださいね?』
凪は、三ヶ月ほど前に行われた白宝祭の出店での玲王のメイド姿を脳内再生していた
顔の前でグーにした両手を「キュンキュン♡」とかけ声に合わせて振るあの動き
恐らく玲王がばぁやと行ったのは、老舗のあの超有名メイド喫茶に違いないだろう
優秀な玲王であれば見たものは複写してしまえる
ということは、玲王をさらなるメイドの高みに昇らせるには、前回とは違うお屋敷を体験してもらって新たな扉を開いてもらうしかない…
玲王に無理させたくない、という話はどこへやら
エゴに染まる凪の心は欲望にまみれ始めていた - 39スレ主24/07/02(火) 18:39:41
凪「あ、じゃあ俺行ってみたいトコあったんだけど」
玲王「え?」
あの凪が自分から能動的に何かをしたがるなんて凄いことだ
誰の影響で凪がそんな風に変わったのか、この天然御曹司はまるで気付いていないのだが、凪のしたがることは出来る限り叶えてやりたいと思う
玲王「あ、じゃあそこ行くか…。俺メイド喫茶詳しくねーし」
凪「うん!それでね、どっちにしても制服のまんまじゃエ◯グッズ買いに行けないからさ、俺んちで着替えてから行こうよ」
玲王「んー…」
凪のペースになるといつもろくなことにはならないんだけど…
凪の部屋で彼パーカーに着替えさせてもらう?
それとも、やっぱり制服デートしてからどこかで服を調達する?(その場合はどんな感じの服装か。ちなみに作中の季節は冬です)
放課後デートの装いを下3レスから🎲 - 40二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 18:46:19
凪の部屋で彼パーカーしよう!ダボダボさせたいから大きめのやつで
凪はブレザー脱いだら完成 - 41二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 20:30:29
Time is money
凪の家に寄ると時間ロスだから服は秋葉原で調達しよう、という理由づけで凪のペースに乗らないようにする
調達した服装はサンシャインサカエコラボのイメージで - 42二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:52:07
ほしゅ
- 43二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 09:21:34
- 44二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 09:21:51
- 45二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 09:24:46
これ顔は可愛いよな〜
- 46スレ主24/07/03(水) 12:34:03
- 47スレ主24/07/03(水) 18:48:15
玲王「お前んちにある服って…その一張羅以外にあんの?」
凪がブレザーの中に着ている五千円のパーカーを、玲王がチラッと見る
初めて凪の家に泊まった時、お約束のすれ違いから風呂上がりに新品のスウェットだと言ってメイド服を出されてしまい、ケンカになったのを遠い昔のように懐かしく思う
凪「え、他に?あるよもちろん。えーっと…無地のロンTとか、カーディガンとか…(レオとのお出かけ用に買ったやつ)」
玲王「…んー、ちょっとフツーだな」
凪「え?」
自身の顎先を掴んで考えるようなポーズをとった玲王が、探偵のような立ち振る舞いを始める
玲王「我々が本日訪れるメインスポットは、大人のデパート。通称エ◯タワーだ!もちろん俺らが高校生&BLの選手だとバレないように、私服に着替えるのはマスト!」
凪「うん…だから、俺んちで着替えようよ…」
ちなみにこの御曹司の私服はご存知の通り柄!柄!柄!
とにかく、そんじょ其処らの店じゃ売られてないような素敵な柄物を、いつも好んでお召しになられている - 48スレ主24/07/03(水) 18:51:38
凪「俺の五千円のパーカーじゃお気に召さない?」
玲王「じゃなくて…舞台は秋葉原だろ?無難すぎると逆に浮くんだよ」
この御曹司は秋葉原を何だと思っているのだろうか
凪「と、おっしゃいますと?」
玲王「俺らって、顔も良いし背も高ぇし、何もしてなくても立ってるだけで目立っちゃうじゃん?」
凪「う、うん…(また自分で言ってる…)」
玲王「だから、不本意だが…ダセェ格好をした方が溶け込める!題して、『木を隠すなら森の中作戦』だっ!」
凪「…!」
マジでこの発言がBLTVで流れでもしたら、大炎上不可避である
凪「(この御曹司…早く何とかしなきゃ…)」
きっと玲王に悪気はない
その証拠に「名案だろ?」とドヤ顔でふんぞり返っている - 49スレ主24/07/03(水) 18:56:29
凪「つまり、アキバオタクの皆さんみたいに…少し、その、個性的な格好をした方がよろしいと?」
玲王「おう!そーゆーコト!そうと決まったら、このまま駅まで急いで行くぞ!」
進むべき方向が決まり、迷いが無くなった時の玲王は早い
まずは変装を兼ねたアキバファッションに身を包むべく、玲王は「GO!GO!」と凪の背中を押しながらウキウキで近くの駅へと向かう
こうして、なんとか凪のペースにハマることは回避できた…かのように思えた
in 白宝高校最寄り駅
凪「レオ、人生で二回目じゃないの?電車乗るの」
玲王「あー、たしかに。一回目はお前とのデートの時だったよな」
勝手知ったる感じで、玲王はスマホに入れたICを使い改札を通る
凪「あの時は切符買ってたのに、成長したね」
玲王「そりゃ将来お前と生活するんだから、凪の生活にも慣れとかなきゃいけねーだろ?」
凪「!」 - 50スレ主24/07/03(水) 19:02:57
そのためには、電車くらい楽勝で乗れねーとな、と玲王が凪に笑いかける
凪「グッ…!それって、つまり…レオが俺色に染まってくれる、って意味に受け取って良いんだよね…?」
玲王「んー?つか、混んでんなぁこの時間」
電車を待つホームには、会社員から学生まで多くの人で溢れていた
凪「(え、無視?)夕方だし…帰宅ラッシュだもんね」
凪「(おや、待てよ…)」
ここで凪の心の中の悪魔があるアイデアを閃いてしまった
帰宅ラッシュ、混雑した車内、密着する身体…
これは、「『痴◯プレイ』をしろ」というお告げではないのか?と
ああ…せっかく良い雰囲気で進んでいるのに
でも、好きな子といたらイタズラしたくなっちゃう気持ちも分かる
(やられる側はたまったものではないが)
凪が玲王にこっそりと行った痴◯プレイの内容を
下3レスから🎲
(※ちなみにプレイと言いつつ玲王には教えずにやります=ただの痴◯) - 51二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 19:38:30
ふとももをナデナデする
- 52二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 19:40:06
混雑から守るように端に囲い込み、こっそり、しかし思う存分匂いを嗅ぐ
制服だし周りから頭ひとつ飛び出してるだろうし、目立つことはできないよね - 53二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:19:37
揺れて倒れそうになった玲王を助けるふりをして玲王っぱいにタッチ
だけのつもりが無意識にもみもみしてしまう - 54二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 08:29:04
まだ童貞のくせに痴◯プレイは上級者すぎるw
- 55スレ主24/07/04(木) 08:47:16
- 56二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 16:27:49
箱いっぱいの凪玲嬉しいよね〜🐨
- 57二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:14:07
凪玲王のコアラのマーチだぁ
- 58スレ主24/07/05(金) 01:08:37
プシューッ…
『当駅で◯分ほど停まります。◯分の発車です』
ダイヤ調整のため少しの間電車が止まるらしい
人の流れに押されるようにして乗り込んだが、ドア側を取ることが出来ず帰宅ラッシュで混雑した車内の中ほどで、二人は押されるようにして密着していた
凪「(うわ…合法的にレオに密着出来るとかクッソご褒美なんですケド…??)」
玲王「…」
本来であれば人混みの中で待たされる状況など凪が一番嫌うはずだが、玲王に密着出来るとあれば話は別である
凪「(あ…でも、ヤバ。あんまレオのコト意識してたら、また誠士郎が元気になっちゃう…)」
このまま下半身をくっつけていては誠士郎の存在を悟られてしまいそうで、凪がくの字のように前屈みになると、目の前に玲王の顔があった
玲王「!?」
凪「ッ…!!(ぎゃ、逆効果っ!!)」 - 59スレ主24/07/05(金) 01:12:35
急に凪が顔を近づけて来たので、玲王は驚いたような表情を浮かべる
こうして不意に見せる玲王のキョトン顔なんて、それ自体が犯罪だ
普段は無敵の笑顔を振りまいているのに、少し動揺しただけでこんなに驚くなんて可愛すぎる
悪いコトをしたくなくても、せずにはいられない
玲王にはそんな人を狂わす魔力があると凪は思った
凪「(いやいや…だからってここで変なコトしたら、レオをいやらしい目で見てたあの変態家庭科教師と一緒になっちゃう。俺は、レオのことを護る側の男なんだよ…!)」
凪は背負っていたリュックを前に抱えて少し下寄りに持ち、誠士郎の存在を隠した
玲王「…混んでるなー」
凪「うん…(リュックのせいでレオと完全密着出来ないけど、勃ってるのバレるよりマシだよね…)」
玲王「乗り換えなしだろ?今の時間だと車も混むし、意外と電車のが早ぇよな」
凪「あー、まぁね…」 - 60スレ主24/07/05(金) 01:16:04
動かない電車の中でせっかく玲王が話しかけてくれているのに、凪は誠士郎を落ち着かせることに必死で素っ気ない返事をしてしまう
玲王「…やっぱ、買い出し付き合うの面倒臭かった?」
凪「えっ」
『まもなく発車します。駆け込み乗車はご遠慮ください』
プシューッ…
ガタン、ゴトン……
ようやく電車が動き始めた
いくら自販機超えの男二人とはいえ、電車の不規則な揺れに合わせて人の波に押されると、真っ直ぐに立っているのが難しくなる
それに凪の両手はリュックを抱えてしまっているため、どこかに掴まることもままならない
玲王「…重くね?リュック。持ってやろっか?」
玲王が凪と自分の身体の間にあるリュックを取ろうとするので、誠士郎の状態が落ち着いていない凪は慌ててそれを断った
凪「いや、いいって!自分のは自分で持つから」
玲王「あ…そっか、ワリィな。余計なコトして」 - 61スレ主24/07/05(金) 01:18:30
凪「??」
何故だろうか。さっきから玲王に元気がない
駅に来るまではあんなに意気揚々としていたのに
凪「レオ、どうかし…」
玲王の様子を伺おうとした凪がそう言いかけた時だった
『電車が揺れます。ご注意ください』
凪「!」
カーブに合わせて電車が大きく揺れる
他の乗客達は揺れるポイントを知っているのか、皆ちゃんと手すりや吊り革に掴まっていた
どこも持っておらず倒れそうになった玲王を助けようとした凪が咄嗟にリュックから手を離し、それは二人の足元へと落ちる
凪「レオ、あぶなっ…!」
肩を掴んで玲王の身体を支えようと思った時
凪の心の中の悪魔が「チャンス到来!」と叫んだ
凪「…ッ」 - 62スレ主24/07/05(金) 01:20:50
正直ドサクサに紛れて玲王にイタズラしたい
でも、恋人にそんなコト出来ない
イタズラしたい、嫌われたくない、玲王の悲しい顔は見たくない…でも、エロいコトはしたい…!!
コンマ一秒の間に、ウルトラジーニアスが導き出した解
それは『助けるふりをして玲王っぱいにタッチ』であった
凪「あーっと手が滑ったぁ!?」
あくまで事故ですと言う演出のため、ワザとらしい声を出しながら凪が玲王っぱいをブレザー越しにギュウッと強く揉む
玲王「…んぅッ」
凪「!?」
乗客「「???」」
辺り一帯に色のついた艶かしい声が響き渡り、その車両の時が止まった
混み合った車内では、話し声やアナウンス、それに走行音もあり決して静かではないものの、よく響く玲王の声からえちえちボイスが飛び出したものだから、周りが一瞬変な空気に包まれたのだ - 63スレ主24/07/05(金) 01:24:05
乗客「(おいおい、誰か電車でA◯でも見てんのか?)」
乗客「(思いっきり音漏れしてんぞ…)」
A◯の音漏れなどではない
れっきとした御曹司の生エ◯ボイスである
玲王の胸を鷲掴んだまま、凪は固まっていた
さっきので誠士郎も完全に硬くなってしまっていたのだ
手が滑ったと言って、ここでやめておけばいいものを、凪はそのまま無意識に玲王っぱいをもみもみしてしまう
玲王「ひぅっ…あ、な、ぎ」
凪「(やっば…!!エッロ。こんなトコでそんな顔しないでよ…!)」
そんな顔させちゃったのは凪くんなのだが
くすぐったいだけだったのに、ブレザー越しでも感じてしまうほど開発されてしまった玲王っぱい
そこを揉まれている玲王は、顔を赤くして凪に情事の時のような顔を見せてしまっていた
さぁ、そろそろイタズラやめとこうか
それとも、もうちょっとする?
この後の凪の行動を下3レスから🎲 - 64二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 01:24:54
ここでやめるわけがねぇ!続ける
- 65二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 01:29:31
もうちょっと続ける
- 66二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 01:56:32
続ける 一択だ
- 67二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 10:11:35
ちょっとでも冷静なら赤の他人に玲王のエッな声ご聞かれてしまう可能性に気づくだろうが童◯には無理だよね
- 68スレ主24/07/05(金) 12:42:31
- 69二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 20:55:14
- 70スレ主24/07/05(金) 22:21:27
凪「(続ける 一択だ)」
今の凪からはこれまでになかったほどの雄みがほとばしっていた。ここで引いては男が廃る
そう、凪はみすみすこのチャンスを逃すつもりなど毛頭なかった
玲王「どした…?他に、掴まるとこ…ない?」
玲王っぱい以外に掴まるとこがないワケがない
御曹司の目の前にいる男は身長190cmである
手すりや吊り革が埋まってようと、他に網棚でもどこでもその長い手を伸ばせば掴まることなど造作もないはずだ
凪「うん…ごめん、人多くて酔っちゃったかも」
いい加減にしろ凪誠士郎
天才的頭脳を無駄遣いするんじゃない
凪はそのまま玲王の肩口にもたれるようにして顔を寄せ、首筋から玲王の匂いをスンスンと嗅いで堪能し始めた - 71スレ主24/07/05(金) 22:24:47
玲王「ッ…(凪の息が首にかかんの、なんか、くすぐってぇ)」
首元に凪の熱い息がかかると、玲王も公共の場に相応しくない想像をしてしまいそうになる
玲王「(ヤバ…落ち着けって、俺。こんな場所で興奮してたらマジの変態じゃねーか)」
そう、凪は体調が悪くて自分に覆い被さっているだけだ
もしかしたら、昨夜風邪っぽかったのを看病してくれていた凪にうつしてしまったのかも知れない
それなのにちょっと胸に手が当たったくらいで変な声を出してしまうなんて、「レオってとんだドスケベだね」と凪に引かれてしまうかも知れない
玲王は先程のような声を出してしまわないよう口元を手で押さえつつ、小声で凪に話しかけた
玲王「あ…凪、大丈夫か?もし気分悪いんなら、次の駅で一旦降りて…」
凪「ううん。大丈夫、アキバに着くまで、こうしてレオにくっついてたらヘーキだから」 - 72スレ主24/07/05(金) 22:28:29
秋葉原に向かう電車は徐々にスピードを緩め、次の駅に停車する
目的地に近づくにつれさらに人が乗車してきて、二人の身体は隙間無くピタリと合わさった
玲王は校外ではラフにブレザーの前を開けているものの、ベストのボタンは常にしっかりと閉じている
片手を玲王の胸から下ろした凪が、玲王に気付かれないようにそのベストのボタンを一つずつ器用に外していった
玲王「(あー…凪の匂いとか温度とか、この距離で意識してたらマジでやべぇ…。どーしよ、素数でも数えるか?)」
凪が一人で着替えられない赤ちゃんだと思っている玲王は、凪がボタンを外したことに気づかず凪の専売特許である素数を数え始める
玲王「(えーっと…2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19…)」 - 73スレ主24/07/05(金) 22:35:34
ボタンが外れて前が開いたベストの中に凪が手を滑り込ませ、玲王のカッターシャツの上から親指で乳首をクルクルと擦った
玲王「んッ!?」
突如として与えられた刺激に玲王が思わず声を上擦らせたが、手で口を塞いでいたためなんとか周囲にそれほど漏らさずに済んだ
そして、玲王の目は「何が起こったのか分からない」というように大きく見開かれている
それもそうだ
体調不良で自分の身体にもたれかかっているだけだと思っていた凪が、こんな場所で何か仕掛けてくるなんて思いもしない
玲王「(おいっ!何してンだよっ!?)」
自身の肩口に顔を伏せている凪の耳元に向かって玲王が小声で問うものの、聞こえないフリをした凪は止める様子もなくその手を玲王の腰の方へと下げていった - 74スレ主24/07/05(金) 22:39:19
凪「(うわぁ〜この状況マジで興奮する…)」
満員電車の中で、超・進学校のキラキラした白い制服に身を包んだ学園の王子様にイタズラできるなんて、こんな状況に興奮するなと言う方が難しい
凪は玲王のスラックスから少しずつシャツを引っ張り出していく
玲王「ぁ、ちょ、やめ…」
凪が何をするつもりなのかをようやく察した玲王がその手を押さえようとするが、人が多すぎて肘が曲げられず、自身の腕が上手く動かせない
それに、もしここで凪と自分のしている行為が周りにバレたら
「白宝生が電車内でわいせつ行為!」
「なんとその正体は、BL所属選手の凪誠士郎と御影玲王だった!」
などと、ネットニュースで炎上待ったなしになるかも知れない
玲王「っ、ダメ、こら!待て、」
玲王は周囲にバレないよう出来る限り抑えた声で凪を制止しようとするものの、そんな可愛い声で「ダメ…待って♡」(※凪視点)と耳元で囁かれたところで、凪にとってはご褒美でしかなかった - 75スレ主24/07/05(金) 22:42:22
凪は玲王のシャツとスラックスの隙間に直接手を入れ、そのままゆっくりと腰骨のあたりを撫でさすっていく
玲王「ぁ…(そこ、ヤバい…)」
触れるか触れないかの強さで腰骨の周りをじっくりと円を描くように触れられ、そちらに気を取られている内にカッターシャツの前ボタンも全て開けられてしまっていた
玲王「んなっ!?」
ここで玲王はようやく自分の服が凪の手によってほぼほぼ脱がされているコトに気付く
凪「なんかレオの風邪うつっちゃったかも。俺の体熱くなっちゃったから…レオの体で冷ましてね?」
一方的に楽しんでいる凪が玲王の耳元でそう告げ、今の状況に興奮して熱くなった大きな手のひらを玲王の胸元へと直接ヒタリとつける
玲王「!?」
そして、シャツ越しに親指で捏ねるだけだった乳首をカリッとその人差し指で弾いた - 76スレ主24/07/05(金) 22:46:50
玲王「あッ」
凪「レオ、声出しちゃダメ」
外気に触れて敏感になったそこを弾かれ、ビクッと身体を跳ねさせた玲王の腰を逃げないように凪がグッと引き寄せる
玲王「(あ、当たってる…)」
グリグリと凪に腰を擦り付けられ、さすがの天然御曹司も凪の凪が大変なコトになっていることにようやく気付いた
玲王「え、はなせって」
焦った玲王が狭い空間の中でなんとか逃れようと身を捩るのを察した凪は、親指と人差し指でギリっと玲王の乳首を強くつねり上げた
玲王「いっ…!ぁ、やだ、」
凪「どうして?やだじゃないでしょ。気持ちいい、もっとシてって言って」 - 77スレ主24/07/05(金) 22:49:05
耳に吐息がかかるほどの距離で、いつもより抑えた低い声で凪にそう言われると、玲王は膝から崩れ落ちそうになってしまう
玲王「や、だから、あ、あたってる…」
羞恥から顔を赤くした涙目の玲王が、キッと凪を見上げる
凪「ワザと当ててんだけど?」
もうこうなったら凪も怖いモノ無しである
嫌なのに逃げられない玲王が可愛くて、もっと責めて追い詰めたくなってしまった
玲王「…だって、しりが、」
凪「何?お尻触って欲しい?」
玲王「じゃなくて、俺の尻に、あたってんの…」
凪「?」 - 78スレ主24/07/05(金) 22:51:12
尻?メインディッシュにはまだ手をつけていないはずだが…
どういうことかと疑問に思った凪が、玲王の肩に埋めていた顔を上げてお尻の方を見る
すると、何者かが玲王の可愛いお尻に勃◯したものを擦り付けていた
凪「…は!?」
なんと玲王はガチの痴◯をされていたのだ
それもこれも、凪くんが玲王にエロい顔させてエロい声を周りに聴かせるから…
せっかくの放課後デートはどうなってしまうのか
恋人がリアルに満員電車で痴◯されてる!
スパダリ凪くんはどうした?
凪の痴◯撃退法と玲王へのフォローを下3レスから🎲 - 79二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 23:15:55
- 80二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 23:17:27
- 81二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 08:06:43
思ってた以上に本格的な痴◯プレイしていて笑った
凪くん欲望走り過ぎ
そんなんだから不届き者が現れるんだよ
イチャイチャ(凪視点では)を邪魔する不届き者の股間に鞄でダイレクトアタックしてから、玲王と不届き者の間に割り込む
ガチの痴◯をされていたと玲王が気づいたら可愛そうなので、続きは部屋でたっぷりしようねと誤魔化して、何事もなかったように玲王の服のボタンを閉める - 82二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:35:14
ほしゅ
- 83二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 15:34:40
痴漢の亀をデコピンして撃退
ついでに乳首触った罪も痴漢になすりつける - 84スレ主24/07/06(土) 17:42:48
- 85二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 17:51:12
スレ主のぬいちゃん本当かわいい
凪くんも口に出しなー! - 86二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 18:05:27
乳首触った罪もなすりつけるの笑った
- 87二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:00:03
擦りつけるの草
ぬいちゃん達は可愛いね - 88二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:40:56
おめめキラキラぬいちゃんかわいー
- 89二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 09:02:58
キラキラしているぬいちゃんたち可愛いー
- 90スレ主(↑安価番指定ミス🙏)24/07/07(日) 10:26:00
凪の視線の先
サラリーマン風の男がスラックス越しではあるものの、明らかに玲王の尻に勃◯したモノを押し付けるような動きをしていた
凪「〜〜ッッ(て、てっめぇ…!俺もまだレオのそんなとこ触ったコトねぇのにさぁぁ〜〜!?)」
凪は怒りと嫉妬のあまり思わず髑髏を出してリーマンのチ◯コを握り潰してやりたくなる
しかし、不幸中の幸いか
玲王はまだ自分の尻に当たっているものがナニか分かっていないようだった
過去のトラウマから性に関することを避けていた玲王が、ようやく自分との性夜を迎えるために尻◯を開発する気にまでなってくれているのに
ここまで来て振り出しに戻るわけにはいかない
凪はなんとか玲王に気付かれないよう、痴漢を撃退することにとした…が - 91スレ主24/07/07(日) 10:28:49
玲王「っ、(誰かのカバン…かな?なんか、尻に当たってんの、やだ…)」
玲王「なぎ、たすけて」
人に押されて腕も動かせない玲王が小声で凪に助けを求める
凪「っ、レオ…どしたの?」
凪「(うわぁ…嫌だよね。すぐにやめさせたいけど、痴◯されてるって知ったらショック受けるし、絶対レオに悟らせちゃダメだ。ここはなんとか上手く回避しなきゃ…)」
玲王「ぁ、お尻に、当たって」
凪「えっ、な、ナニが?」
玲王「っ…なんか…かたい、やつ」
凪「ブフォッ!」
玲王「!?」
玲王の意識を少しでも逸らせるためにと会話をしてみたが、それは凪自身にとって逆効果だった
玲王が何を言ってもエロく聞こえてしまう
その赤らめた八の字眉の困り顔と、子どものように辿々しい喋り方がダメだ!
しかし玲王は至極必死なのである。興奮している場合ではない - 92スレ主24/07/07(日) 10:30:35
凪「あ…今、人多いからさ、多分荷物が当たっちゃってるのかもね。俺と場所代わろっか」
自分も思いっきり玲王の腰にチ◯コを押し付けてしまっていたが、これもあとで聞かれたら荷物だったと言い訳しよう
しれっと悪いコトを考えながら凪が揺れに合わせて生じた隙間を使って、玲王とポジションを代わろうとしたその時だった
痴◯「ハァ…ハァ…君、可愛いね、彼氏にも触られて、喜んでるの?」
玲王「ふぇ?」
凪「(しゃ、喋りかけて来てんじゃねぇよぉぉぉおーーッッ!?)」
違う方向に鍛え抜かれている凪の表情筋は微動だにしなかったものの、痴◯が自我を出して玲王に話しかけてくるという不測の事態に凪はパニックになる
玲王「ひぅッ!」
凪「えっ!?」
そして只事ではない玲王の声を聞いて我に帰った凪が再び後ろを見ると、シャツが出された隙間から痴◯が直接スラックスの中へ手を入れ玲王の尻を触ろうとしていた - 93スレ主24/07/07(日) 10:34:23
凪「おいっ!?テメェふっざけんなッ!!」
もう痴◯の存在が玲王にバレてしまったのなら誤魔化す必要もない
そいつの勃◯して敏感になっている亀の部分を目がけて、凪がビシッ!と常人なら見逃してしまうような恐ろしく速いデコピンをお見舞いした
痴◯「ぐぅ゛あ゛ッッ!?」
たかがデコピンといっても、天才から放たれたその渾身のデコピンは軽く缶に穴が空くレベルである
痴◯のチ◯コがどうなったかはお察しください
玲王「えっ、あ…?」
自分の背後で急に男が叫んだものだから、玲王だけでなく周囲の乗客も何かヤバいトラブル発生か?と距離を取り始める
凪「(や、やばい…!)」
いきなり周りから人が減ってしまっては、今全開きオープンになってしまっている玲王の制服の隙間から、玲王のいたいけな乳首が丸見えになってしまう
凪は急いで自分のブレザーを脱いで、玲王の肩へと掛けて前を隠した - 94スレ主24/07/07(日) 10:37:58
『次は、◯◯、◯◯、お出口は左側です』
凪「あ、レオ…もう次で降りよ。あと一駅だし」
玲王「うん…」
本物の痴◯が登場したせいで周囲の視線が自分達に集まってしまっている
これ以上この車両に乗っていては良くないと判断した凪は、玲王の手を引いて秋葉原の手前の駅で電車を降りた
ザワザワ…ガヤガヤ…
『◯番線から◯◯行きが発車します』
『◯番線ドアが閉まります』
〜♪
アナウンスと電車の走行音が飛び交う帰宅ラッシュのホームで、二人は立ち尽くしたまましばし無言になっている
凪「レオ…大丈夫…じゃ、ないよね。端っこの椅子に座って、あったかいレモンティーでも飲む?」
今更になって凪がスパダリっぽいことをし始めるが、もう遅い
玲王「…なぁ、凪。さっきの奴…俺になんか言ってたよな」
凪「え?」
玲王「その、彼氏に触られて…喜んでる、とかって…。お前、やっぱり俺の体触ってた…よな?」 - 95スレ主24/07/07(日) 10:42:10
自分の少し大きめのブレザーを肩から掛けた玲王に真っ直ぐ目を見つめられた凪は、周囲の喧騒が遠ざかっていくのを感じた
凪「や…それ、は…」
もしここで、「そうだよ、レオが可愛くてつい触っちゃった」などと正直に言ってしまったら、それは痴◯と同じ言い訳にしかならない
きっと今日はもう解散になってしまう
だから嘘を吐いた
凪「…触って、ないよ?」
玲王「いや、お前だろ…」
開けられたボタンを一つずつ閉めながら、玲王の顔からはだんだんと表情が消えていく
これは、今までに何度も経験した。良くない兆候だ
凪「〜っ、ごめん!レオ!」
玲王「…?」
凪「俺、途中からアイツの存在に気付いてたんだけど、どうやって穏便にやり過ごそうか考えてるうちにあんな風にエスカレートしてきて…だって、俺たちあんな場所で目立つワケにはいかないでしょ?その、ユーメイジン、なら」
玲王「凪…」 - 96スレ主24/07/07(日) 10:54:49
凪「俺、人の多さに酔っちゃって、レオの体で熱を冷まさせてもらってたけど…レオの乳首いじって楽しんだりとか、そんなことは一切してないよ?許せないねアイツ、レオの可愛いおっぱい好き放題触るなんて…!」
玲王「…なんで」
凪「え?」
玲王「なんで触られたのが胸だって知ってんだよ」
怒りを含んだ玲王の口調に、凪が狼狽えて顔を上げた
玲王「お前、ずっと俺の肩に顔伏せてたのに…なんで俺が胸いじられてたって知ってんだよ?それ、お前がしてたからじゃねぇの?」
名探偵・御曹司…怒ってる…
そりゃそうだよね
痴◯されただけでもショックなのに、恋人からも同じことされてた上に嘘まで吐かれたらショックに決まってる
アキバデートはして欲しい…
二人にトンチキな服買いに行って欲しい
凪くん、マジでなんとかフォローしてください
凪から玲王への再フォローを下3レスから🎲 - 97二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 12:00:22
土下座して謝ろう
もう痴◯プレイはしませんと誓おう
本物の痴◯も出たし、やっぱり2人きりでエロい事はすべきだよ - 98二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 12:12:58
ジャパニーズ土下座
玲王と距離が近くて興奮してやってしまいましたと供述しよう - 99二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:02:18
ごめんなさいでしたしよう
乳首触ってしまいましたと素直に謝る
次触る時はえっちする時、ベッドの上でしますと約束しよう - 100スレ主24/07/07(日) 21:04:44
- 101スレ主(モブ描く気力ない)24/07/08(月) 03:09:29
凪「レオ…俺はレオよりお金もないし、言葉も上手く話せないから、今はこんなことしか出来ないけど…俺の精一杯の誠意を見て欲しい」
玲王「…凪?」
凪「ほんっとに、すんませんでしたぁぁぁぁッッ!!」
玲王「っ!?」
応援団で鍛えたそのクソデカボイスとともに、凪は帰宅ラッシュのホームで玲王にジャパニーズ土下座をかます
これは風呂上がりの玲王に間違えてメイド服を渡してしまって以来の土下座である
この男、まるで成長していないのだろうか
玲王「ちょっ、バカッ!何してンだよ?こんな人が多いところで!」
玲王「(コイツ…マジで熱あんのか?頭おかしくなった?)」
玲王が周囲の目を気にしつつ凪の腕を掴み、なるべく人気のないホームの端っこまでズルズルと引っ張って行く - 102スレ主24/07/08(月) 03:16:24
玲王「あーあー、何してんだよマジで…制服のズボン汚れちったじゃん」
玲王は凪をホームの椅子に座らせて、汚れた手やスラックスをウェットティッシュで丁寧に拭いてやる
しかし、身体を触っていたことを土下座してまで認めたのに、玲王がそのことについて何のお咎めもして来ないことに凪は疑問を抱いた
凪「うぇ…?レオ…怒んないの?」
玲王「ん?何が?」
凪「…その、電車ん中人多くて、レオと距離が近くて、体くっついてたら興奮しちゃって…やってしまいました」
そう、凪が嘘偽りなく本当のコトを供述する
玲王「…え?んー、まぁ…正直に言ってくれたから、今回は許してやるよ。凪に嘘吐かれる方が嫌だからな」
凪「レオ…?」
いくら正直に本当のことを言ったとはいえ、それであの蛮行をチャラにしてくれるとは、この御曹司人が良すぎないか?と凪は心配になった - 103スレ主24/07/08(月) 03:21:16
凪「…ねぇ、レオって、変な投資とか宗教に騙されたりとかしてないよね?」
玲王「騙されてねーわ!」
俺を誰だと思ってんだよ?失礼なコト言うなよな、と玲王はプリプリ怒っているが、こんな隙あらば痴◯されてしまうような危なっかしい御曹司を一人で世に放つワケにはいかない
玲王の父親が玲王が生まれてすぐ、玲王のためにばぁやを雇って、高校生になった今でもリムジンで送り迎えさせている理由は、決してタイムイズマネーのためだけではないのだと凪は痛感する
凪「…あんなすぐに痴◯に狙われるとか、レオのこと心配で、俺いくつ心臓があっても足りないよ」
玲王「いや、でも最初に胸とか触ってきたのはお前じゃん」
トンチンカンなこと言うんじゃねーよ、と玲王が凪の額にデコピンしてニッと笑う
凪「ごめん…」
玲王「それにな、ちゃんと触り方とかで…お前だって分かってたよ」
凪「えっ」 - 104スレ主24/07/08(月) 03:26:37
玲王「俺が今まで何回お前に乳首いじられきたと思ってんだよ?お前の手の感触とか、温度とか、動かすタイミングとか…見なくても全部、体が覚えてるって」
玲王が凪の手を取り、唇でその指先に触れる
凪「(うわ、こんなのされたら、またヤバくなんじゃんっ…!?)」
自分からの愛撫を覚えていると言っただけではなく、昨日の◯淫を思い出させるように玲王が唇でそっと凪の指を付け根の方へと辿る
凪「(しぬしぬしぬしぬ…!これ、マジでオーバーキルだからっ…!)」
玲王「だから、ほんと…お前で良かったわ」
凪「へぇ?」
あまりの刺激に魂が抜けかけ、腰砕けのようになってしまっている凪は気の抜けたような情けない相槌を打つ - 105スレ主24/07/08(月) 03:32:38
玲王「実は、ちょっと…その、俺も途中から触られてキモチ良くなっちゃってたから…お前じゃない奴の指で、自分がそんな風になってたら嫌だな、って思ってた。だから、触ってたのがやっぱり凪だったって知って…安心した」
この世に舞い降りた天使かと見紛うような笑顔で、玲王が微笑みかけてくる
凪「(か、可愛い。超大好き。ぜったいハ◯ころす…)」
凪「え、じゃ、じゃあ…また今度、俺と痴◯プレイしてくれる?」
ほらほら凪くんそーいうトコだぞー
このあとトンチキ服をゲットして猫耳メイドカフェ編に入るからね
玲王、嫌なら嫌でビシッと断っちゃって!
それともまさか…ちょっとイイな、とか思っちゃった?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 106二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 03:43:50
それは無理!
- 107二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 08:34:48
- 108二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 08:36:37
- 109二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 08:42:09
調子に乗るな(ほっぺつねり)
- 110二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 12:13:12
スレ主の挿絵好き過ぎるw
- 111スレ主24/07/08(月) 20:47:53
- 112二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 01:06:45
- 113二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 08:50:30
- 114二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 18:50:09
🌵
- 115スレ主24/07/09(火) 19:36:24
玲王「痴◯プレイって…なんだよ」
凪は調子に乗っていた
もうここまでくれば言ったもの勝ちだろ、くらいの気持ちである
とはいえリアルに電車でそんなプレイをしては公然わ◯せつ罪で捕まってしまうので、凪的に幾分か控えめにしたプレイを玲王に提案する
凪「え、だから…雰囲気だけ。レオの部屋の窓ガラスとかに押し付けて、抵抗出来ないのを後ろから無理矢理したい」
玲王「うわ」
この発言にはさすがの御曹司もドン引きである
凪「…ダ、ダメ?」
玲王「調子に乗るな」
凪「いひゃい」
当然の制裁、凪は玲王からほっぺつねりの刑を受けるが心なしか喜んでいるようにも見える
玲王「…」
凪のために尻◯開発すると言ったものの、それをしたらしたで次から次にとんでもないコトを要求されそうで、玲王は少し不安になった - 116スレ主24/07/09(火) 19:39:55
二人は手前で降りてしまった分の一駅を秋葉原へ向かって歩く
そこで玲王は疑問に思っていたことを凪に聞いてみた
玲王「お前って、その…どーいうのが好きなの?」
凪「どうって?」
玲王「だから…す、好きなプレイ、とか…?」
痴◯プレイしたいとか、普通じゃなくね?と聞きたかったが、人の性癖にどこまで突っ込んでも良いものか玲王は悩む
でも夜のパートナーにもなる以上は、きちんと凪の性的嗜好を聞いて理解しておきたかった
玲王が優秀で完璧主義なところはこんな時でも変わらない
凪「え?まぁ…特にないって言ったら嘘になるけど…(レオの)メイドは好きだよ」
玲王「メイド…」
一番大事な主語が抜け落ちていることに、舞い上がり続けている凪は気付かない
凪「あとは、(レオの)コスプレだったらだいたい好きかも」
玲王「へぇー…(メイドとかコスプレって…普通なのかな)」
結局、聞けば聞くほど不安になってしまった
凪の夜のパートナーになれるのか玲王は自信を失くしそうになる - 117スレ主24/07/09(火) 19:43:26
玲王「(とりあえず、話題変えるか)」
玲王「つーか凪」
凪「ん?」
玲王「さっきみたいに、人前で簡単に土下座とかすんなよな。お前は俺が認めた唯一の宝物なんだから」
凪「レオ…」
玲王「俺が『宝物』だって認めたのはお前だけなんだから、そのコトにもっと誇り持てよ」
凪「うん…」
凪「でも、それにはレオの協力も必要なんだよね」
玲王「俺の協力?」
お前は俺の宝物だ、と何度も伝えているのに、これ以上何の協力が必要なのかと玲王が首を傾げる
凪「レオが俺のこと大好き、って言ってくれてたら…俺、いくらでも自分のこと誇れるよ」
玲王「は?んなの、いつも言ってるだろ…大好き、って」
凪「嘘。最近全然言われてないし。ちゃんと言って」
玲王「いや、こんな人多いとこで言えねーって…また今度、二人きりの時にな」
会話に気を取られ地図も見ないまま歩いていた二人は、秋葉原とは逆方向の賑やかな商店街へと入っていた
周りには夕方の買い物客がたくさんいて、大好きだのなんだのと見つめ合って言える雰囲気でもない - 118スレ主24/07/09(火) 19:51:55
凪「あと、最近普通のチューもしてないよね。レオとキスしてたら、もっと凄いチューしたくなっちゃうから」
凪と会話をすればするほど、そういう話題にしかならない
玲王「…お前がそんなにイチャつくの好きとは知らなかった」
凪「え、そう?」
玲王「最初の頃は、全然触ってこなかったし」
凪「(DTですから…)レオは俺とイチャイチャするの好きじゃないの?」
玲王「え?」
凪「レオが俺のこと大好きなんだって実感したいから、たまにはレオの方からも俺にイチャつきに来て欲しいなって思ってんだけど」
なんか…凄い恋人っぽいこと言ってる(※恋人です)
てかはよ服買え…(舞台は御◯町駅〜ア◯横の設定)
御曹司、凪とイチャつくのは好きなの?どうなの?
それともタイムイズマネーだからベタベタするのは時間の無駄って思ってる…?
凪とイチャイチャするの好きなのかどうなのか、たまには玲王の方からも来てくれるのか?
玲王の返事を下3レスから🎲 - 119二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 20:09:37
凪とイチャイチャするの好きだけど、自分からいくのは恥ずかしい
なんかえっちな奴だと思われそうだし… - 120二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 20:56:42
もちろん凪とイチャイチャするのは好きだけど、周りが見えなくなっちゃうから2人しかいない場所でイチャイチャしたい
- 121二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 06:48:22
ほしゅー
- 122二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 09:44:54
好きだけど、やり方あんまり分からないし、ずっとそうしてたくなっちゃうし…
- 123スレ主24/07/10(水) 18:44:45
- 124二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 22:42:15
恥ずかしいのか
可愛いね玲王 - 125二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 22:43:29
ベタな凪くん好きw
- 126スレ主24/07/11(木) 00:47:11
凪は正直自信が無かった
いつも玲王にベタベタ触りたがったりイチャイチャしたがるのは自分の方ばかりで、玲王からそういう意図で来てくれたことは数えるほどしかない
まだ自分と玲王の間には目に見えない壁があるような気がしていた
だから一線を越えさえすれば、二人はもっと素直に話せるようになる、もっと距離が近づける
玲王と早く心も身体も一つになりたいとそればかりを考えてしまい、凪は常に気持ちが焦っていた
凪「レオ、俺のこと嫌い?」
玲王「嫌いなワケねーだろ。そうじゃなくて…」
玲王「凪とイチャイチャするの好きだけど、自分からいくのは恥ずかしい」
凪「…」
玲王から本音のような言葉を聞いて、玲王は自分に隠し事をせず話してくれるようになったのだと凪は少し安堵する
凪「(自分からいくのは、ってコトは…俺からいくのは良いんだ)」
凪「そんなの気にせずにレオからも来てよ。レオとエロいことする分には、いつでもウェルカムだよ俺」 - 127スレ主24/07/11(木) 00:51:07
玲王「けど、お前が良くてもなぁ…」
いつもは歯切れ良く話す御曹司が珍しく言い淀む
凪「?」
玲王「なんかえっちな奴だと思われそうだし…」
凪「バカッ!」
玲王「!?」
凪「レオはえっちで良いに決まってんだろっ!!なんなら、俺はレオがえっちであればあるほど嬉しいですッ!!」
ザワザワッ… ザワ… ヒソヒソ…
玲王「…」
ア◯横商店街に凪の遠慮ないクソデカボイスが響き渡った
玲王から「えっち」という単語を聞いてDSのように大興奮してしまったのだ。仕方あるまい
凪「そりゃ恥ずかしがってるレオも捨て難いけど、たまにはノリノリ(のエロエロ)で来てくれるレオも見てみたいっていうか…昼は淑女、夜は娼婦のように…だっけ?」
玲王「あ、あっちの方に服屋あんじゃん。もうここで服買って行こうぜ。俺先行っとくなー」
凪の言葉を無視して玲王がスタスタと歩いて行ってしまい、その後ろ姿を凪が慌てて追いかける - 128スレ主24/07/11(木) 00:54:32
客引きの声や流行りの曲が賑やかに各店から流れる
国際色豊かな食べ物屋からお馴染みのチェーン店、服飾からゲームセンターまであらゆる店が雑多に並ぶ迷路のような商店街には外国人観光客も多い
玲王「へぇー…色んな店があんな」
こんな景色も、車に乗って目的地までドアtoドアで移動するだけでは知らなかったな、と玲王は思う
玲王「でも今日は時間ねぇから、マジで急いで決めなきゃな」
そう、今日の最重要課題はエ◯グッズの購入
アキバ潜入服のチョイスにそこまでの時間は割けないのだ
玲王は目に留まった服屋の中に入り、店員に軽く挨拶して一通り店内を見て周った
玲王「…んー、ダメだな」
凪「何が?」
庶民の店の服ではお気に召さないのかと、凪の頭に5千円パーカーの悪夢が蘇る
玲王「俺が選んだらどう頑張ってもオシャレになっちまうだろ?アキバの要素が足りねぇんだよ」
凪「…なるほど」
つまらないものとダサいものが嫌いな御曹司である
幼少期から父親の趣味で名だたる前衛アートに囲まれて育った彼にはダサ…いや、アキバオタクのような個性を出すことは困難であった - 129スレ主24/07/11(木) 00:57:22
凪「じゃーさ、いっそのこと目瞑って選んだら?」
玲王「おっ!凪それナイスアイデア」
二人はアウターやインナー、ボトムスそれぞれのコーナーの前で目を瞑って、せーので商品を手に取り、そのままそれぞれ別々の試着室へと入る
玲王「なぎー?着替えたー?」
凪「おっけー」
玲王「じゃあいくぞ?せーの」
玲王のかけ声とともに二人同時に試着室から出た
玲王「ブハッ!凪、お前のそのパンツの柄イカしてんじゃん!」
凪「いや…逆にレオは無難にまとまりすぎでしょ」
玲王「えー?冬なのに七分袖のジャケットとか意味わかんなくて良くね?あ、じゃあ手にブレスとか巻いちゃおっかな♪」
凪「…」
玲王はダサめの服を着ていても腰の位置が高いスタイルの良さもさることながら、顔の良さでどうしても目立ってしまう
今からメイド喫茶とエ◯タワーに行くというのに、人目を集めるのはマズかった - 130スレ主24/07/11(木) 01:00:26
凪「そうだ、アキバオタクといえば眼鏡でしょ」
玲王「おっ、なるほど。伊達メガネな。斬鉄みてーだな!」
凪「あと髪も普段と違って上げてみたりして…」
玲王「うわー一気に変装っぽくなってきた!」
玲王の身元がバレないよう、凪は積極的にコーディネートを考えて組んでいく
玲王も自分では選ばないコーディネートに変装のような気分でノリノリだった
凪「トドメはコレだね。一撃必殺・柄マフラー」
玲王「んだこれ!柄に柄じゃねーか!」
凪「うん。いいよレオ、アキバっぽい」
メイド服じゃなくても、女装じゃなくても
玲王が色んな服を着てはしゃいでいるのを見るのは楽しい、と凪は思う
凪「(…ていうか俺、今すっごくレオの彼氏してない…?)」
そう、ぶっちゃけ先程電車内で痴◯から玲王の彼氏認定された時も、凪は心の中で密かに喜んでしまっていた - 131スレ主24/07/11(木) 01:05:36
- 132二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 01:09:28
仲の良いお友達に見えます
- 133二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 07:41:10
モデルのお仲間ですか?
- 134二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 09:12:53
ご友人ですよね?
- 135スレ主24/07/11(木) 17:56:55
- 136二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 22:17:34
トンチキ衣装着ていてもモデルに間違われるのか
- 137二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 22:20:51
スレ主のぬい写ほんとに可愛い♡
煩悩漏れてる凪くん好き - 138二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 06:53:35
レオの水着見たいよね分かるよ
- 139二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 18:19:34
脳内ピンクな凪ぬいクン
- 140二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 22:55:02
夏は海やプールを満喫しそうななぎぬいくん
- 141スレ主24/07/13(土) 01:17:21
店員は凪の質問に対する返答に悩んでいた
アパレル販売歴◯年、これまでファッションに関することを聞かれたことはあっても、客同士の関係性について聞かれたことなど無かった
しかし目の前の白い男性客は見た目は若いが190cmはありそうな高身長、隣の紫髪の客も180後半はありそうだし何よりも顔がズバ抜けて良い
二人ともその辺の一般人では無さそうに見える
そして店員は二人がこの短時間で選び、身につけたであろう試着済みの服装に目をやった
高難易度な柄合わせを自分の物にしてしまえる着こなし、他にはない唯一無二のコーディネート
これは間違いなくファッションに精通した者達に違いない、と店員は結論付ける
店員「モデルのお仲間ですか?」
凪「はぁ?全然違います。俺たちは超ラブラ…もがっ!?」
危険な空気を察した玲王が凪の口を塞ぐ
何を言うつもりかは知らないが、碌でもないことを言いそうなコトは何となく分かった - 142スレ主24/07/13(土) 01:19:55
玲王「ハハ、店員さんすみません。俺の連れが変なこと聞いてちゃって。あ、このマフラーってもう一つ同じのありますか?」
店員「(超ラブラ…?ああ、ラブ◯イブってアニメのお仲間かな。アキバも近いし)そちらのマフラーをもう一点ですね。かしこまりました、お持ちします」
店員はマフラーの在庫を確認しに奥へと捌ける
凪「(クソッ…あの店員見る目ねーな。どっからどう見ても俺とレオはカップルじゃん)」
玲王と恋人に見てもらえず、凪は軽くやさぐれる
玲王「…それにしても凪、お前ってやっぱファッションに興味あったんだな」
凪「どゆこと?」
玲王「だって俺ら、あの店員さんにモデル仲間だと思われてたじゃん?お前の選んだこの眼鏡が業界人ぽく見えたのかなー、って」
玲王はそう言ってかけていた伊達眼鏡を外し、しげしげと眺める
玲王「(…良かった。凪がメイドやコスプレ好きなのは、やっぱり全部ファッションへの興味からなんだよな…変な趣味とかじゃないんだよ)」
凪「…」 - 143スレ主24/07/13(土) 01:25:06
木を隠すなら森の中、アキバの雰囲気に馴染もう作戦はどこへ行ったのか
玲王はなぜだか目立つはずのモデルに間違われたことを喜んでいるので、凪はもう黙っておくことにした
玲王が納得するコーディネートさえ決まってしまえば、念願の猫耳メイドカフェはすぐそこだ
会計を済ませて制服を紙袋に入れてもらい、二人は店を出る
玲王「よっしゃ、凪のおかげで変装もカンペキ!で、お前の行きたいメイドカフェってどんなとこ?」
凪「えーっと…(猫耳メイドって言ったら、レオ警戒するかな)猫がいるところ、かな」
玲王「え、猫?(猫カフェってやつ?)あー、たしかにそー言う業態って流行ってるよな。お前猫好きなんだ?」
凪「え、猫(耳)はみんな好きでしょ。フワフワしてて可愛いじゃん」
玲王「あー、たしかに…?」
玲王「(意外…面倒臭がりのコイツも生き物とか愛でるんだ。サボテン飼ってるくらいだし、当然か?)」
二人は早速すれ違ってることに気付いていない
凪「なんか…レオと二人だけで知らない夜の街歩いてるのって、新鮮だね」
玲王「だな。この辺、アニメの広告ばっかだけどな」 - 144スレ主24/07/13(土) 01:29:55
夜の秋葉原には、ロマンチックなイルミネーションではなく、家電量販店のド派手なネオンが輝く
そして今をときめくアニメキャラ達の絵が至る所にあり、デートにしてはちょっとロマンからはかけ離れている
それでも凪は冬の夜風に吹かれて玲王と歩く道が楽しかった
雑居ビルのエレベーターに乗り、目的の階数へと向かう
玲王「猫がいるメイド喫茶かぁ。初めてだな〜」
凪「俺も(どんな衣装なのか)楽しみぃ」
ガチャ…
凪が鉄製の重い扉を開ける
メイド「おいしい音まで!」
メイド「さんさーん、にーにー、いちいちー♡」
凪&玲王「「??」」
ポンッ!
決して広いとは言えない店の中で、何やら景気良くシャンパンの開く音がする
店内は薄暗く怪しげなネオンが輝いており、まるで宇宙船を思わせるような装飾だった - 145スレ主24/07/13(土) 01:32:03
メイド「あ、ご主人様二名のご帰還でーす!」
メイド「おかえりなさいませご主人様!本日も任務お疲れ様でした〜!」
色とりどりの猫耳を付けたメイド達が、ようやく二人の存在に気付いて出入り口に駆け寄ってくる
玲王「なんだよ、ここ…」
凪「え、見たまんま。猫耳メイドカフェだけど」
玲王「猫…耳…?」
猫ってこの猫かよ!
かなり個性の強そうなメイドカフェにやって来てしまった二人
いや、ここってむしろコ◯カフェってやつなんでは…?
しかし宝物の凪くんがチョイスしたメイドカフェである
そのお店に対して御曹司・玲王の第一印象は?
玲王の感想を下3レスから🎲 - 146二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 07:41:23
インスタ映えしそうな店内だな
- 147二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 11:58:57
なんか思ってたのと違う
- 148二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 13:09:14
あー...まあ、良いんじゃね?
- 149スレ主24/07/13(土) 20:16:15
- 150二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:53:37
- 151二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 09:22:49
こういう未来目指して現在の凪くんにも頑張ってもらおう
- 152スレ主24/07/14(日) 18:42:18
玲王「あー…まあ、良いんじゃね?」
良いんじゃね、そりゃそう言うしかない
御曹司がメイドカフェに行ったのはアキバの某有名店に一度きりだけ
良いも悪いも判断基準にすべき材料が無さすぎる
店内は週末とあってそこそこ盛況
カウンターは満員で、二人はソファータイプのボックス席に通された
メイド「初めてのご主人様ですね!まず注意事項とチャージ料等について説明させていただきます」
凪&玲王「「はーい」」
非現実的な猫耳を付けたメイドさんだが、その口から出る内容は繋がり禁止、撮影禁止、過度なお触り禁止などリアルな禁止事項であった
メイド「基本料金が〜で、TAX20%で〜」
玲王「(前行った店、こんな説明あったっけな…)」
ここ、メイドカフェじゃなくね…?
玲王はそう思ったが、せっかく凪が行きたいと言って場所まで調べて連れて来てくれた店である
訝しがりながらもとりあえず様子を見ることにした - 153スレ主24/07/14(日) 18:43:43
メイド「そしてなんと、初回サービスでチェキが撮れます!」
凪「へぇー、いいね」
玲王「は?」
その言葉に玲王が突っかかる
玲王「お前…チェキ撮るのかよ…」
凪「そりゃ撮るでしょ。何しに来たの」
玲王「何しに、って…」
凪「(レオに似合いそうなエロい衣装を見たら、資料として保存しておかなきゃ)」
玲王「まー、いいけど…」
こういう界隈のチェキはハグしたりキスするフリをしたりと結構過激なものもあると、前にメイド喫茶をした時に調べた
それを撮りたがるなんて…コイツも結局は男なんじゃん、と玲王は複雑な気持ちになってしまう - 154スレ主24/07/14(日) 18:44:55
凪「あ、もちろん資料のために、だよ」
玲王「…資料?ああ、そっか。お前が世界的デザイナーになるための、ジャパニーズオタクカルチャーファッションの参考に、か」
凪「え、デザイナー?何それ」
玲王「??だってお前、ファッションに興味あるんだろ?メイド服とか、女装とか」
凪「ファッション?いや全然。俺(レオがする)コスプレにしかキョーミないけど」
玲王「え」
凪「レオ、俺のこと勘違いしてるでしょ」
玲王「??」
説明中の猫耳メイドさんそっちのけで、凪が熱く語り始める
凪「コスプレってのはね、する方からしたら己の変身願望を満たす手段だよ。そのキャラに対する愛情表現であり、自分の肉体を使った自己表現。もはやアートでさえある」
玲王「お、おう…」
凪「だからね、レオ。俺がメイドさんとかコスプレを好きなのは、決してやましい理由とかじゃないんだよ。そこにあるのは純粋な興味だけ」
玲王「…ふーん」 - 155スレ主24/07/14(日) 18:45:55
玲王「(そんなにメイドに興味あるのかよ。どんだけメイド好きなんだよ)」
面倒臭がりの凪の熱弁に、玲王は自分では凪をここまで熱くさせられないと落ち込む
メイド「(凄いイケメン来たと思ったけど…やっぱりトンチキ衣装なだけあってヤバイやつだったわ)」
凪「さ、説明の続きどーぞ」
メイド「あ、では、次の説明に参ります!」
その後も猫耳メイドからシステムの説明などを受けた
メイド「ちなみに1000円で1ポイントが貯まります。ポイントに応じて直筆のお手紙とか個人動画をプレゼントしますので、ご主人様たちも頑張って貯めてくださいね♪」
凪「えー、全部めっちゃいいね」
玲王「…」
凪「(俺もレオから手紙とか動画もらいたい)」
凪が渡されたポイント交換の一覧表を下まで見ていく - 156スレ主24/07/14(日) 18:47:32
凪「え、30万ポイントで『結婚』ってあるんだけど。1000円で1ポイントってことは…3億積んだら結婚出来んの?」
メイド「はい!」
凪「へぇ〜(3億で猫耳メイドのレオと結婚出来るなら)余裕で詰むけどな」
玲王「は?」
メイド「ありがとうございます♡」
玲王「(んだよ…それ…結局メイドなら誰でも良いのかよ)」
凪がお世辞など言うタイプじゃないことは玲王が一番よく知っている
玲王「何、お前。金詰むの?サッカーで三億稼いで、メイドさんと結婚すんの?」
凪「あ、ごめん。結婚はお金じゃないよね。分かってるよ」
玲王「じゃなくて…」 - 157スレ主24/07/14(日) 18:48:53
玲王「(やっぱり、コイツ俺じゃなくてメイドなら誰でもいいのかよ!?一体誰のために尻◯開発までしようとしてると思ってんだよ…!)」
御曹司のプライドはボロボロになりかけている
凪「(お金でレオを買う、みたいなことはしたくないからな…ちゃんと俺の気持ち伝わるように頑張んなきゃな)」
紫髪の眼鏡のイケメンはドンヨリと落ち込み、白くてデカいイケメンはホヨホヨと花を飛ばしながら空想の世界に耽っている
メイド「…あ、ではこの船に乗船オッケーでしたら、乗組員になっていただくためにご主人様達にも猫耳をつけてもらいます♡長毛や短毛、リボン、鈴付き…色々ありますが、どれになさいますか?」
なんだか猫耳など付けている場合ではないほどすれ違っているが…とりあえずどんな耳にしようか?
画像でもオッケー📷
二人の付けた猫耳をそれぞれ下3レスから🎲 - 158二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:35:48
凪→紫の鈴付き猫耳
玲王→黒のリボン付き猫耳 - 159二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:57:11
凪はサイバー猫耳(光る)
玲王は王道黒猫耳 - 160二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 03:30:13
凪→白のふわふわ猫耳
玲王→紫のふわふわ猫耳(黒いリボン付き) - 161二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 11:13:22
ほしゅ
- 162スレ主24/07/15(月) 21:39:01
- 163二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 02:13:00
- 164二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 12:28:39
ほ
- 165スレ主24/07/16(火) 16:04:46
猫耳メイドが差し出した大きめの箱を覗くと、中には様々なタイプの猫耳が詰まっていた
凪「へぇー…猫耳ってこんなに種類あるんだ(レオに似合うのどれかな)」
玲王「…」
凪「レオ、どれにする?」
玲王「…別に、どれでもいい」
凪「(ありゃ)」
凪の言葉足らずな発言の数々により、御曹司は拗ねてしまっていた。しかしそのことに凪は気付かない
いつもならこんな時、面倒臭がって代わりに選んでもらおうとするのは凪の方なのに
凪「(慣れない電車に乗って、痴漢にも遭っちゃったし…レオ、疲れちゃったのかな)」
スゲェ、知らない世界だ!と言ってウキウキと瞳を輝かせながら猫耳を選ぶ玲王も見たかったが、自分で恋人に似合う猫耳を選ぶのもまた一興である
凪はレース付きの紫や、ドギツイ豹柄ピンクの猫耳の中から一番引かれそうになく、それでも少しばかり自分のエゴを入れた王道の黒猫耳を手に取った - 166スレ主24/07/16(火) 16:11:13
凪「はい、レオ。こっち向いて?」
玲王「?」
黙って顔だけをこちらに向けた玲王の頭に、凪がヒョイと黒の猫耳をのせる
凪「うわぁ、レオ可愛い!ちょー似合ってるよ」
玲王「…似合ってるワケねーじゃん」
玲王「(俺、男だぞ)」
周りを見れば二次元の世界から飛び出してきたみたいにフワフワした可愛くて華奢な女の子達ばかり
どの子も猫耳もメイド服もとてもよく似合っている
そんな中で、変装とはいえトンチキな服を着て、猫耳をつけた自販機超えのデカい男なんて可愛いワケがないのに
何の罰ゲームだよ、と玲王は居た堪れない気持ちになった
玲王「(あーもう、なんだよコレ。なんか凪に気ィ遣わせちまってるし…こんな自分にもイライラする。来なきゃ良かった)」 - 167スレ主24/07/16(火) 16:17:13
凪「え、レオ似合ってるよ?凄い可愛い。最初っから猫だったみたい」
玲王「…」
凪のボケにもツッコミはなく、自己嫌悪に陥っている玲王はまだ復活しない様子だ
凪「じゃあ、俺はどれつけよっかな……あ」
玲王が選んでくれそうにないため、凪は自分で箱を漁って、中から文字通り光るモノを見つけた
凪「じゃーん。これどう?光る猫耳」
玲王が顔を上げて凪の頭を見ると、凪はまるでゲーミングPCのように七色に光るサイバーな猫耳をつけていた
玲王「ぶはっ!おま、宇宙人かよ!」
凪「あ、笑った(良かったー)」
メイド「そちら冬季限定のイルミネーションde猫耳です。どちらのお耳もご主人様達にとても良くお似合いですよ♡」
玲王「…ありがと」
凪の光る猫耳姿に思わず笑ってしまい、メイドにも褒められ、拗ねていた自分が恥ずかしくなった玲王は困ったように顔を赤くしている
凪「(ほんとに可愛いって思ってるんだけどな)」 - 168スレ主24/07/16(火) 16:21:40
凪「ねぇ、初回サービスのチェキって俺とレオの写真でも良いの?」
メイド「(え?きゃ、客同士で?私達の存在意義は?)あ、も、もちろんです♡」
凪「だってさ、レオ。あとで俺らのツーショット撮ってもらおっか。俺とレオの猫耳記念日」
その言葉に玲王が驚く
玲王「え?お前メイドさんとチェキ撮りたいんじゃねーのかよ」
凪「ううん。メイドさんは(レオに着せる)衣装の参考にするだけだから、チェキが一人一枚ならもう一枚はメイドさん単品で良いよ」
玲王「凪…」
普通ならばここで、「俺が意地張ってた…お前のこと勘違いしててゴメン!」「ううん、全然いーよレオ」
これで大団円である
しかし、そうは簡単にいかない
そんなにスムーズに事が進むのなら最初からこの二人は拗れていないのだ
ここで再び…いや、n回目の御曹司の右斜め上のボケが発動する - 169スレ主24/07/16(火) 16:26:18
玲王「…(コイツ、資料だとか言ってカッコつけてるけど…ほんとはメイドさんと一緒にチェキ撮りたいんだろうな…)」
凪「?」
玲王「(それに、さっきから柄にもなくお調子者みたいに光る猫耳なんか付けてさ…それ、メイドさんの気を引きたくて付けてるんだよな?やってるコトが小学生男子じゃん、凪…)」
凪「レオ?」
先程から「俺の猫耳姿も可愛いでしょ?レオ褒めて?」と褒められ待ちをしている凪だったが、玲王から向けられるのは慈愛と哀れみを足して二で割ったような眼差しであった
凪「(うわ、じっと見られてる…惚れ直しちゃったのかな)」
玲王「…(もしかすると、ここに俺を誘ったのも、一人じゃ来る勇気がなかっただけなのかも知んねぇな…。そうだ、だったらこの店で凪が喜ぶコトしてやんねーと)」
タスクが定まった時の御曹司は行動が早い
これが令和のスーパー受け様、仕事の出来る男である - 170スレ主24/07/16(火) 16:32:41
玲王「凪、お前(メイドさんからの)直筆の手紙とか個人動画が欲しいんだろ?」
凪「えっ、(レオからの手紙と動画!?)なんで分かったの?…もしかして、俺、声に出てた?」
凪が慌てて両手で口を塞ぐが、玲王はもう良い、分かったからそれ以上言うな、というように目を閉じ首を横に振る
玲王「…ばーか。お前の考えてるコトくらい、俺にはまるっと全部お見通しだっての」
凪「レオ…!」
玲王「大丈夫だ凪、俺に任せろ」
凪「イエスボス!」
このド天然御曹司に任せてはいけない
しかし、浮かれた凪はそのことに気付かず、玲王からのお手紙とエッな個人動画に想いを馳せていた
メイド「え、えーっと…(この人達、二人だけの世界だな)お二人とも、猫耳を付けて無事この宇宙船『スペースキャット』の乗組員となっていただきました!ご乗船おめでとうございます♡お祝いにドリンクはいかがでしょうか?」
ここは限りなくコンカフェに近いメイド喫茶である
喫茶店らしく、メイドは飲み物を勧めてきた
そして玲王は、バン!とテーブルの上に勢い良くブラックカードを叩きつけた - 171スレ主24/07/16(火) 16:37:20
メイド「!?(ブ、ブラック!?)」
玲王「一番高いの…出してもらえる?」
メイド「はい?」
玲王「俺のモットーはタイムイズマネー。効率良くお店のポイント貯めたいから、この店で一番高いドリンクちょうだい」
お、御曹司〜!?
ブラックカード(家族用)を叩きつけてこの店の最高級ドリンクを所望した御曹司
しかし、お察しの通りこの店はメイド喫茶ではない
コンカフェなので、つまり、酒を置いている…
自販機超えの二人を見たメイドは、二人が成人済みだと思って高級シャンパンを持って来てしまう
おいしい音まで3.2.1…
酔っ払った玲王はどうなる?下3レスから🎲
(※本作はフィクションです。未成年の飲酒はやめましょう) - 172二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 16:45:25
ねむねむにゃんこになる
二人して主語が抜けてる…😂 - 173二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 17:04:49
凪に対してスーパー甘えんぼモードになる
- 174二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 17:17:10
凪にひたすらほっぺチューをかます
- 175スレ主24/07/16(火) 19:58:13
- 176二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 20:01:54
ねむねむにゃんこでスーパー甘えん坊モードでなおかつちゅっちゅしてくれ(欲望)
- 177二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 22:41:32
ねむねむにゃんこな玲王絶対可愛い
- 178二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 08:48:30
チンアナゴだけで興奮できる凪くんすげぇや
- 179スレ主24/07/17(水) 18:17:33
メイド「ほ、ほんとによろしいんですか?」
玲王「いいよいいよー!みんなで飲も!」
玲王はもうヤケクソだった
先程までの落ち込みが嘘のように開き直った笑顔を見せる
メイド「(ていうか、この人よく見たらめちゃくちゃイケメン…!芸能人?)」
眼鏡とトンチキ服で隠されていたが、玲王の顔の良さにメイドもようやく気付き始めた
そしてオリシャンと呼ばれるメイドの顔入りオリジナルシャンパンとグラスが運ばれ、メイドが意気揚々と蓋を包むシール部分を剥がしていく
メイド「ではでは、おいしい音まで!」
玲王「おいしい音までー!」
メイド「さんさーんにーにーいちいちー♡」
玲王「さんさーんにーにーいちいちー♡」
凪「…」
ポンッ!
小気味良い開栓の音を立てて開いた瓶の口から、グラスへ発泡性のキラキラした液体が注がれた - 180スレ主24/07/17(水) 18:19:56
メイド「おいしくなぁれ、萌え萌えにゃーん♡」
玲王「にゃーん♡」
凪「にゃーーーん!!!」
メイドを真似して招き猫ポーズをとる黒猫耳の玲王を、凪が高速で隠し撮りする
その際シャッター音に合わせてクソデカボイスで叫んだので、多分撮ったことはバレていないハズだ
メイド「それでは一緒にー?にゃんぱ〜い♡」
玲王「にゃんぱ〜い♡」
凪「(れおっぱーい!)」
独特の乾杯の音頭と共に玲王がメイドとグラスを合わせ、一気に煽ってその中身を飲み干した
凪「わーレオ、飲むの早。ゴックン上手になったね。俺のもまたゴックンしてね?」
玲王「…」
凪「(あれ?)」
いつもならこんなセクハラ発言「バカッ!人前で何言ってんだよヘンタイ!しねっ!」くらい言われそうなものだが、玲王が黙ったまま何も言って来ないことに凪は違和感を覚える - 181スレ主24/07/17(水) 18:24:11
玲王「…んぁ?どした凪。お前も飲めよ。お前が始めた推し活だろ」
凪はシャンパングラスを持っていた手を玲王に掴まれ、そのまま口元に近づけられる。パートナーによるアルハラであった
凪「てか…あれ、レオ、手熱いよ。顔もなんか赤いし…また熱上がってない?」
玲王「んー?そんなコト言ってぇ、凪くんはぁ〜、俺のシャンパンが飲めないのかなぁ?」
凪「…ハイハイ。飲みますよ」
ただのノンアルシャンパンなのに
今日の玲王はだる絡みする酔っ払いのようで、いつもに増してテンションが高いな、と思いながら凪もグラスに口をつける
凪「…うわー、シュワシュワする」
凪「(しかも、なんかいつもレオと飲んでるやつよりも苦い…?)」
味に違和感を覚えた凪は、べぇ、っと舌を出して早々にギブアップを示した
無理なものは無理。時には諦めも肝心だ
凪「レオー、俺これ無理かも〜。甘いのがいいなー。メイドさんレモンティーある?」
メイド「もちろんございますよ。ホットでよろしいですか?」 - 182スレ主24/07/17(水) 18:26:08
玲王「ふふん。いいよぉ、凪。お前はお子様舌だもんなー?飲めばポイント貯まるし、何でも好きなもん頼めー」
凪「うん…(ポイント?)ありがと」
玲王が、テーブルの上に裏返しで置かれていた伝票を表にして金額を確認する
玲王「ふむ。このシャンパンで五万か。じゃあ50ptで、早速メイドさん直筆の手紙ゲットだな」
凪「(たっか!)ねぇレオ、こんなにたくさんお金使うとか…もしかしてメイドさんのこと好きになっちゃった?」
玲王「はぁ?メイド好きなのはお前だろ!」
玲王「(さっきから、誰のために飲んでると思ってんだよ…!)」
その後もシャンパンのボトルを空けるべく、グビグビと飲んではグラスを空にしていく玲王を見て、「レオもメイドからの手紙を貰いたがるなんて、やっぱり男の子なんじゃん」と凪は勘違いしていた
凪「…(まぁ、レオは俺とセッして女の子になっちゃうんだけどね)」 - 183スレ主24/07/17(水) 18:28:48
玲王「…ぷはっ!…えーっと、50ptで手紙だから、次は100ptで個人動画か。メイドさん!オリシャンあと二本追加ぁ!」
メイド「えーっ!?いいんですか?ありがとうございまーす♡オリシャン二本いただきましたー!」
凪「レオはシャンパンが好きねー」
玲王「…ふぅっ」
凪「?」
玲王「(なんか味がニゲェんだよな、このノンアルシャンパン。しかも昨日の熱のせいか頭も痛くなってきたし…でも腹のキャパには限界あるし、頑張って高いやつたくさん飲んでポイント稼ぐしかねぇよな。凪が飲めねーんなら、俺一人で頑張るしかねぇんだ、御影玲王…!)」
パートナーの夢を叶えるべく、御曹司は凪の隣で孤軍奮闘していた
凪がまったく喜ばない方に向かって
玲王「…凪、嬉しいか?ここに来れて」
凪「え?…うん、もちろん嬉しいよ。みんな(服が)可愛いし…何よりレオと一緒に来れたのが、一番嬉しいかな」
玲王「…(そりゃ凪一人じゃ恥ずかしくて来れなかったんだし、こうしてポイント貯めるほどの金もねぇもんな…って、俺はコイツのATMかよ)」 - 184スレ主24/07/17(水) 18:31:23
玲王は酔った頭で一人で勝手にぐるぐると考え始め、再び落ち込んでいた
凪「あ、ゴメン。なんか俺の行きたいとこ付き合ってもらっちゃってんね」
玲王「ハッ、謝んなよバカ…(余計惨めになるだろ)」
凪「今度はレオの行きたいとこに行こうね」
メイド「ホットレモンティー、お持ちしましたぁ〜」
凪「ありがと」
メイド「では、こちらにも呪文をかけます。おいしくなぁれ、萌え萌えにゃ〜ん♡」
凪「にゃーん」
凪「(今度これ、レオに猫耳付けてやってもらおー)」
玲王「…」
ふわふわのメイドさんと戯れている楽しそうな(※玲王視点)凪を見て、玲王は複雑な気持ちになる
こんな時、俺が…女の子ならなぁ
と、玲王は思わずにはいられないのだ - 185スレ主24/07/17(水) 18:35:01
女の子なら、きっとメイド服も似合うし
何よりきっと、凪とすぐセッ◯スも出来る
凪を暴走させたり、我慢ばっかりさせて変な風にさせているのは…全部自分のせいだと、玲王は自責傾向を強めてしまっていた
メイド「あ、シャンパンとってきますね!」
玲王「…うん。おねがい」
そんなことを考えているうちに、玲王はウトウトと眠気に包まれていく
なんだか身体がぽかぽかと温かくなり、良い気持ちになってきた
そして玲王は、コテンと凪の肩にその形の良い小さな頭を預ける
凪「レオ…どしたの。周りに人いるよ?ここ」
いつもなら人前で必要以上にくっつきたがらない玲王を、凪は不思議に思った
玲王「いや、なんかさ…。もー全部、どーでもよくなってきた」
凪「?」 - 186スレ主24/07/17(水) 18:37:21
玲王「凪、しってるか?高校生のカップルなんてな、一年以内に7割は別れちゃうんだよ…」
凪「え?」
玲王「卒業したら別れちゃうのに、みんな恋だの愛だの、そんなモンに振り回されて、泣いたり、笑ったりして…バカみてーだよな、って」
玲王「(ま、俺もその内の一人なんだけどな…)」
凪の代わりにシャンパンを飲んで、尻◯まで開発しようとして、全部凪の喜ぶ顔が見たいだけの、非合理的な行動
昔の自分なら絶対にしないコトばかり
凪と出逢ってから、全てが変わった
玲王「…」
凪「レオ…寝ちゃった?」
玲王「んーん……ねてねー、よ…」
凪「うそ、眠いんじゃん」
玲王「だいじょぶ…ねむく、ねーって…」
凪「(えー、どうしよ。顔も声もとろとろになってて可愛いんだけど)」
本物の猫が擦り寄って来るみたいに、凪の肩に額を擦り付けて甘える玲王を見た凪の頭の中には、もう「可愛い」しかなかった - 187スレ主24/07/17(水) 18:42:33
玲王「…なぁ、なぎ。おみずちょーだい?」
凪「へ?」
玲王「あー、もう、あっつぅ…。なぁ、この服ぬげねー。なんでぇ?なぎぃ、ふくぬがせてー」
凪「えっ?ちょっ…!」
玲王が急に肩から身体を起こしたかと思えば、おもむろに七分袖のジャケットを脱ぎ、ボタンのついたシャツをTシャツのように捲り上げて脱ごうとするその手を、凪が慌てて押さえ付ける
凪「なっ、ダメだって!こんなとこで脱いだら」
玲王「…なんれぇー?なぎはぁ、おれのこと…きらいなの?」
凪「は?レオ、どしたの…呂律回ってない」
まさか、と思い凪がシャンパンの空き瓶を掴んで裏にあるラベルを読むと、そこには『度数12.5%』と書かれてあった
凪「…!!」
未成年による飲酒、身バレ、スキャンダル、炎上
そして御影コーポの株価急落、からのパパさんの激怒…
コンマ一秒の間に、凪の頭の中に最悪の事態がグルグルと駆け巡る - 188スレ主24/07/17(水) 18:47:20
しかし、幸いここは撮影禁止のメイド喫茶である
凪が先程した『瞬間・隠し撮り』以外は、恐らく誰も文◯砲の証拠となりそうな写真は撮っていないはずだ
あとはこれ以上の飲酒をやめさせて、玲王の酔いを醒させるしかない
凪「レオッ、ダメ!これお酒だよ?ペッしなさい!」
玲王「やだぁー、おれはまだのみてぇーのぉー。なぎがだっこしてのませて?」
凪「グッ…!!」
アルコールのせいか頬を赤らめた猫耳玲王に首へ手を回され、その発情したような顔を鼻先まで近づけられて可愛くおねだりされてしまった
凪「(ヤバい。勃つって、これ…)」
超ド級に反則だろこんなモン。これが試合なら一発退場レッドカードだ
玲王「…もぉー。なぎくんはさぁ、おれとメイドさんのぉ、どっちがすきなんだよ?」
フワフワと笑いながら凪の首に手を絡ませている玲王が、下から凪を見上げるようにして首を傾げる
凪「そんなの…っ、言わせないでよ、レオが好きに決まってんじゃん」 - 189スレ主24/07/17(水) 18:54:14
今言葉にしたのは当たり前のことだけど
自分で言っていて、凪は恥ずかしくなって顔を赤らめてしまう
いつもは自分が無理なコトを玲王に言っては困らせる側だが、玲王から同じようなことを言われるのはこうも破壊力が違うのか、と焦った
凪「…(ヤバい、早くなんとかしなきゃ)」
心惜しいと思いながらも、凪は冷静でいられる内に玲王の肩を両手で掴んで後ろへと引き剥がす
凪「ね?だから、お水飲もっか」
玲王「うん。わかったぁ…おれ、なぎの言うとーりにする」
凪「ヨシヨシ、レオはいい子だね」
玲王「じゃあー、ここでちゅーしてのませろ」
二人がいるのは角のソファー席で、担当のメイドさんはシャンパンを取りに行ったまま、まだ戻って来ない(ご都合展開)
チャンスか?いや、NOTチャンスなのか?
酒の入った人間に無貞を働くのはどうかと思うが…
ここで判断を誤っては後々大変なことになりそうだぞ凪誠士郎…!
酔っ払った玲王に口移しをお願いされた凪は、この後どうした?
凪の行動を下3レスから🎲 - 190二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 18:56:18
玲王からの命令だ!
イエスボスで飲ませる - 191二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:22:01
"飲ませる"
一択だ!!!!!!イケーーー!!!! - 192二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 20:32:12
飲ませる
そしてちゅっちゅしてるのをメイドに目撃される - 193スレ主24/07/18(木) 00:27:21
- 194二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 09:27:31
凪にだけ玲王に耳生えてるの見えるスレめちゃくちゃ良い!!単発で立てたら見に行くね🙋♀️
- 195スレ主24/07/18(木) 18:13:11
凪「(い…今、何て言った?)」
ここで、ちゅーして、飲ませろ?
それはつまり、公共の場で口移しで水を飲ませろと言うことで
普段の玲王なら絶対に許してくれない行為
玲王がシラフに戻った時、酔っている今の記憶が残るのか残らないのかは分からないが、残っていた時が怖いので凪は一応お伺いを立てる
凪「だ、ダメだよレオ…誰かに見られちゃったら」
玲王「だめー?」
凪「だ、だめでしょ…そんなの」
こんなの反則だ
顔を赤くして潤んだ瞳をトロンとさせた玲王に甘えられて、えちえち行為をおねだりされて、断れるほどのメンタルなど凪は持ち合わせていない
それが出来れば今まで暴走などしなかったのだ
玲王「いいじゃん。なぎがおれのだって、メイドさんたちに見せつける…」
凪「え?」
玲王「おれはさ、お前のえーてぃーえむでもなんでもいいけど…おれのことだけ見てよ」
凪「…レオ?俺はずっとレオしか見てないけど…」
玲王「じゃあ、おれの言うこときいて?」 - 196スレ主24/07/18(木) 18:24:34
そう言って目を閉じてキス待ち顔をする玲王に、凪はテーブルの上に置かれていたペットボトルの水を口に含んで玲王の口に流し込む
凪「(ええーい、ままよ!どうせ誰も見てないでしょ…!)」
ゴクッ
玲王「…ん、おいしー。もっとちょーだい」
凪「…もぉ〜。いえすぼす!」
なんなんだこの可愛い生きものは
猫耳を付けて自分にだけ見せる表情でゴロゴロと甘えてこられたら、面倒臭がり屋の自分でも玲王になんだってしてあげたくなってしまう
その後も玲王が欲しがる命令通りにちゅっちゅと何度も口移しで水をあげていると、ほのかにシャンパンの香りがする熱い口内をさらに奥まで貪りたくなってしまった
凪「(あー、もうここでやめとかないと止まんなくなっちゃう…)メガネ邪魔だね、外す?」
玲王「んー…いいよぉ」
メイド「ご主人様お待たせしました〜!追加のオリシャンでー…す…?」
玲王はねむねむにゃんこだ!
しかし、追加のシャンパン二本を持って来たメイドさんにちゅっちゅしているところを目撃されてしまった…!
二人を見たメイドさんの反応を下3レスから🎲 - 197二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 19:11:05
お邪魔をしてはいけない!!撤退
- 198二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 19:58:48
メイドさんは腐女子だったので隠れてガン見
- 199二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 21:16:29
初回サービスのチェキはお二人のキス写真にしますか?(慈愛の笑み)
- 200スレ主24/07/18(木) 22:53:39