- 1ssアシタカ22/02/09(水) 00:03:12
ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。
※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好きな人が見てもあまり不快に思われないように常識の範囲でお願いします。
>>190は次のスレ立てをお願いします。
※次のスレを貼る人はこれをテンプレにして下さい。
前スレ
ここだけルディが女の子だった世界線89|あにまん掲示板ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好き…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:06:33
たておつー
- 3二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:06:52
速えよアシタカ!?
- 4二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:13:29
10まではうめとかないと、朝までに落ちる
- 5二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:14:37
ってか90かぁ
アシタカの呪いもあと10スレか…寂しいやら切ないやら - 6二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:15:33
- 7二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:16:14
ロキシー♂だとやばくね?くらいか?
- 8ssアシタカ22/02/09(水) 00:16:37
- 9二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:17:27
50スレの団結は凄かったからなぁ、懐かしき楽しい思い出だ…
- 10二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:17:48
- 11二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:18:39
修行帰り獣モードエリオットに行ったら殺されかけそうだな…
- 12無視していい設定衆22/02/09(水) 00:23:30
ルディ子(名前ルーディア、ルディア)
・小さい頃はちょっと生意気で小賢しく口が回った
・エリスとの初夜でアルスとクリスがいるシングルマザー
・妊娠しやすい呪子
・男性不信の男性恐怖症
・子供たちを温めるための火属性や水属性が得意
・低身長巨乳(149くらい…?)
・14歳からずっと母乳が出ている
・もしかして*よわよわ…?
・ジュリのことを子供のように想っている
・ノルンやアイシャにお母さんみたいに振舞っているが誰もいない時ゼニスに甘えている
・ナナホシにも甘えられてる
ルディ呪子概念
・妊娠しやすい。出産までの期間が早くなる。
・生まれた子供は膨大な魔力や、強い力を持つ
・子供への愛情が強くなる
・ずっと若々しい見た目、寿命は人族と同じ
・妊娠している子供の安全性が爆上げ
・出産時肉体活性化
AIの呪い
・子供の成長が早くなる
・子供が呪い子になる
#二次創作 #恋愛 【TSルディネタ】我が子【※エリスファン閲覧注意】 - 02 インテンシティの小説 - pixivエリスの子だ。 たった今、俺の中から生み出された二つの命を見てそう感じた。 顔を真っ赤にして、割れんばかりの声で力強くなく赤子。そして二人の深紅の髪がエリスとのつながりを否応なしに感じさせた。 女としてこの世に生を受け、初めてこの身をささげようと決めた相手、エリス。 だが、エリス...www.pixiv.netここだけルディが女の子だった世界線SSまとめ(許諾もらえたもののみ) Wiki*wikiwiki.jp - 13無視していい設定衆22/02/09(水) 00:24:54
アシタカの呪い可哀想だし可愛いね…
誰がやったんだか - 14ssアシタカ22/02/09(水) 00:27:44
主犯格その一来たな……
- 15二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:30:07
眠い設定衆
ボクじゃないよ、ホントだよ、なんかやるかぁ!ってかつがれただけだよ
ボクは悪いスライムじゃないよ - 16二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:33:45
- 17ssアシタカ22/02/09(水) 00:37:38
どの道ss投稿数50越えとスレ数100越えしないと死ぬ呪いは外道の極みでは……?
というわけで一時くらいにお題書くから待ってやがれよ変態どもめが - 18眠いからもうみねぬ設定集22/02/09(水) 00:42:11
- 19二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 00:53:07
- 20ssアシタカ22/02/09(水) 00:54:51
- 21二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 01:03:29
そこに関してだけは言論統制徹底するのか……
- 22二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 01:04:16
10歳で迷宮に放り込んで老化止まる呪い子(成長しない)にするとか?
- 23ルディ子現パロ概念22/02/09(水) 03:16:42[R-18] #4 【ルディ ロキシー TS 現パロ 謎シチュ】ルディアとロキシーの火照る夜 | ルディ子現パロシリー - pixivロキシー編です。これを機に氷責め?みたいな感じのシチュエーション流行って欲しくて書きました。
下記サイトに掲載許可済みです
https://wikiwiki.jp/douhou/www.pixiv.net実に遅れに遅れて何とか本日シチュエーションを思い立ってのワンナイトクオリティです
どうかご賞味ください。あとサイトへの掲載もよろしくお願いします
- 24ssを叩き込むアシタカ22/02/09(水) 05:49:10
- 25フワフワのルディ子22/02/09(水) 05:52:40
風呂上がり、久々にララと一緒にレオを丸洗いしたあと、途中で飽きたララの代わりにレオの身体を乾かしてあげる。
手からドライヤーかけるだけなんだけどフッサフサの毛がふわふわ揺れてめちゃくちゃ癒される、私がエリオットじゃなくて命拾いしたねレオ……
なんて考えながらレオをなで回しているとシルフィが側に来てじっと見つめてくる。
「シルフィも触る?」
「えっ!?あ、うん…じゃあ、触るねルディ……」
「あれ?シルフィ?」
「エリオットがよくルディの髪下ろさせてたけど……本当にフワフワだねルディ……」
なんてちょっとえっちな言い回しでシルフィは私の髪の方を撫で始める。
わわわわわ、私じゃないんだが?ほら、レオも若干期待外れな顔してるじゃんか。
……フッ、残念だったねレオ、うちの旦那様ってば私に夢中でレオの方に目が向かない見たい……って
「うひゃあっ!?」「うへへへ~ルディの髪の毛ふわふわだ~」
「シ、シルフィ!さすがに顔を埋められるのは恥ずかしすぎると言います……んっ…」チュウ…
「ルディ、今日は……ボクでいいよね?」
私の髪の中からいたずらっぽい笑顔を見せたシルフィにそのまま唇を奪われる、シルフィにしては珍しく今日はガツガツ来ている。
かくいう私もすっかりその気になってしまった、今日はこのまま寝るつもりだったのになぁ……
「もう……みんなが寝てからだよ?」 - 26ssアシタカ22/02/09(水) 05:55:10
タイトルはフワフワのルディ子、自由にまとめてくれ同胞よ。
シルフィがちょっとパウロとかゼニスに嫉妬して髪下ろしてるルディに独占欲湧いちゃうのあると思うんだよね
これ以上は本番になりそうなのでこれくらいで……
- 27二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 07:43:54
レオ…ララにきっちり報告するんだぞ?
関係ないけどルディ本編後(蛇足編とか)では髪伸ばしてるとかあると良いよね、ゼニスが長い髪はお姫様の特権なのよーみたいな憧れ話してたの思い出して平穏になったら伸ばし始めたよ、とかで - 28二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 09:15:07
- 29二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 09:17:44
- 30二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 10:57:43
- 31二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:01:37
- 32二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:06:44
- 33二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:13:59
汚らわしい魔族め……
- 34二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:14:47
ただの夫婦間のじゃれ合い定期
- 35二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:33:15
ジーナスさん就任じゃなくて復帰させられてるじゃねーか!
- 36二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 11:39:31
真面目にロキシーは上澄みも上澄みなんだ…ルディが頂点レベル(純人間魔術師で七大列強)なだけで
- 37凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 11:56:35
妄想駄文投下します。
妄想駄文ですがまとめてくださると、嬉しいです。
凡人に囲まれた凡人/エリスがブエナ村にくる話 - ここだけルディが女の子だった世界線SSまとめ(許諾もらえたもののみ) Wiki*wikiwiki.jpから始まった誰得謎√です。
読まなくても↓のあらすじだけで多分大丈夫です。
あらすじ。
ルディ子がエリス付きでブエナ村へ戻り、シルフィとともに魔大陸へ転移した√です。二人とも魔大陸でルディ子が潰れたため成長が早く、そのまま3人で冒険者になり、一緒に大学に在籍しました(ヒロイン非TS)
あと、ギレーヌにフィリップ様の忘れ形見がいます。
- 38凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 11:56:47
『求婚行列編(エリス追加√)』
「たっ、助けて……!!」
ボクが図書館で課題の調べ物をしていると、珍しくルディが素直に助けを求めてきた。顔は青ざめ膝はガクガクと震えている。
ボクは驚くも、とりあえずルディを抱き寄せて背中を撫でてあげる。普段子供扱いするな、と主張するルディが返す余裕もないだなんて……。変な男……例えばルークにでも絡まれただろうか……それにしたって、ここまでの反応は珍しいが。
「シルフィ、いる?ちょっと面倒だから手伝って欲しいんだけど」
そう訝しんでいると、エリスもやってきた。……物凄く面倒臭そうな顔だ。
秋。獣族の発情期の季節。本来リニアとプルセナに求婚するはずの男達は、その狙いをルディとエリスに絞った。
ルディは2人にボスと慕われているし、エリスは2人を何度も殴り倒している。リニアとプルセナに求婚する男達が代理として決闘を申し込むのもおかしくはないだろう。加えて二人自身に求婚する面々も多いようだった。
幸い、ルディ達に勝てるような人はいないようだったけど。ただ、ルディにとっては大勢の男に迫られるというのは、恐怖に違いない。
「ちなみにシルフィも狙われてるみたいよ」
「えぇ……ボクみたいな貧乳狙って何になるんだか」
「シルフィは可愛いです。ルークの見る目がないだけです。あいつはただのおっぱいキチです」
ルディの気力が戻ったのかボクの腕の中でルディが拗ねた声を出した。
でも、かわいいだって、えへへへ。「かわいい」と褒めたのに嫉妬したのか、エリスがボクの腕から浮かれるルディを強奪した。
ちなみにルディは同室のゴリアーデ先輩に寮の外に出ないよう助言されたらしいのだが、勉強する機会を失うのを損だと感じて、折角の助言を無駄にしてしまったのだとか。
……あとで、ルディ連れてゴリアーデ先輩に謝りに行かなきゃいけない気がしてきた。 - 39凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 11:57:07
「でも、あいつらルディ好きなくせに、男の人が苦手って知らないのね」
「二人のおかげで大分マシになったから……こういう極端な例も今までなかったし。知ってるのもザノバとクリフくらいだと思う」
「んー、多分、ルークも気付いてるよ」
「「嘘!?」」
二人が驚愕の声を上げた。司書さんが「ゴホン」とわざとらしく咳き込む。
ルークは女たらしではあるけど、女たらしなだけに、そういう所には目敏い。エリスを諦めない一方で、他の女性のフォローも忘れない紳士ではあるのだ。ただ、ボクに対する扱いが妙に軽いので、ルディとエリスからは煙たがられてはいるけど……むしろ敵視されてると言っていい。哀れな。
「エリスの方は大丈夫だったの?」
「素手で倒せる程度の雑魚しかいなかったから。とはいえ、ジーナスに見つかって叱られたから逃げてきたけど」
「どれほど暴れてきたのさ……」
「あと、イゾルテが張り切ってたわね……『私より強い人は現れるでしょうか』って。そうそう現れない気もするんだけど」
あの人はアリエル王女の護衛をする傍ら、出会いも求めてるから、こういう機会に目を輝かせる姿は想像がつきやすい。余裕が戻ったのかルディが声を上げた。
「そういや、ギレーヌは大丈夫なの?」
エリスと同じく、実戦講義の特別講師となったギレーヌも獣族だ。リニアやプルセナと同じく発情期を迎えている彼女は家で休んでいる。
「おばあちゃんが面倒見るって言ってたけど?」
「エリナリーゼが……?ああ、そう、ギレーヌと同じパーティだったって話だものね……」
エリスはギレーヌに頼りにされてなくて、ちょっと拗ねてしまった。こういう時のエリスは可愛い。
- 40凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 11:57:29
「で、話を戻すとしてルーディアさん、この状況どうします?」
「シルフィエットさん、そう言われましても」
「全員私とシルフィでぶちのめしてやればいいじゃない」
ルディの分もやってあげるわよ?とエリスは自信満々だ。できればボクもそうしてあげたいのだけど。
「それやると、二人が大目玉食らうから、何とか平穏無事にすませたいんだけど」
ルディからしたらそうだよね。ボクも無駄に説教食らうのはなぁ……
「じゃ、引き篭もる?」
「嫌よ。なんであんな奴らのために私達が我慢しなきゃならないのよ」
エリスは腹立たしげに言う。正直そう思わないでもない部分はあるにはあるんだけど。
数秒考え込んだ間、ルディが何か閃いたのかブツクサと言い出した。
「……ねぇ、エリス。ジーナス教頭は大学内にいたんだよね?」
「ええ、東棟だったかしら」
「何か思いついたんだ?」
ボクの問いにルディは「上手くいくか分からないけど」とはにかんだ。
「ところでエリス、そろそろ離してもらっていい?」
「嫌よ」
「そんな殺生な」
「……ねぇ、ルディ、エリスって可愛い?」
「?何を突然当たり前のことを。エリスは可愛いし美人さんじゃないか」
あっ、ボク美人って言われてないんだけど!?
- 41凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 12:00:13
*******************
「えへへへ〜♪ルディ、上手く行ったね、褒めて褒めて」
「うん、シルフィのおかげで今日はうまく行ったよ。……エリスもありがとうね。助かったよ」
「……ふん」
あっ、エリスったら照れ隠ししてる。
ボク達3人は寮ではなく、宿屋の一室を借り切って宴会をしていた。寮だと領長さんに迷惑がかかるからだ。
決闘の申込みに辟易したボク達はルディの提案により、ジーナス教頭に許可を取りエリスの特別講義をすることに決めた。
名目上はボクとルディを助手にして「剣士がいかに魔術師と連携を取るか実演する」というもの。実演相手は有志から募集して、最大五人一組で申し込むこと、という条件をつけた。
決闘騒ぎが収まらないなら、いっそこっちから有利な条件で仕掛けてしまえばいい……という考えだ。ちなみに、戦うのはボクとエリスだけでいいよ、とは言ったけどルディは「情けないけど二人が一緒なら多分怖くないから」と参戦した。
そうして、ボク達は冒険者時代の服を着込んで久々にパーティを組んだ。結果は31戦31勝無敗。ルディとボクは無詠唱魔術を封印してこれだ。性欲や雑念に目が眩んだ男達が即席のパーティを組んだところでかなう訳がない。人数の多さがかえって自分達の首を締める結果にしかならなかった。
ただ、途中から鍛錬目的の学生達の方がやってきたのは焦った。個人的な技量で言えば求婚目的の人達の方がよっぽど強かったけど、事前に話し合いを密にしてきた分、正直何度か追い詰められてしまった。特に外部から腕試しにやってきたニナさん……最後まで魔術師の仲間を信用していたら、人数差も手伝って勝負は危うかった。
あと、ルディ目当てで襲来した魔王も恐ろしかった。ルディの魔術があと一秒遅かったら間違いなくボク達は力負けしていただろう。
まあ、何はともあれ、今日の試みは盛況のまま大成功に終わったのだ。
- 42凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 12:00:37
「それにしてもエリス、本当に強くなったよねぇ……ボク動きについていくの大変だったよ」
エリスは人に教えれば教えるほど本人が強くなるってイゾルテさんから聞いてはいたけど、本当に動きが洗練されていた。ギレーヌは自分の言葉で説明することで、どのように自分が動いているかより正しく理解していってると言っていたっけ。エリスはまだ先を求めて暇さえあれば素振りしてるけど。
「それ言うならシルフィもだよ、後ろから見たけど位置の取り方とか意識の誘導とかやたら巧くなかった?」
ふふん、ルディに褒められちゃった。お婆ちゃんに色々パーティでの動きを教えてもらった甲斐があったなぁ。
「ルディだって、凄かったじゃない。私とシルフィだけで戦うんだ、って思ってたのに、全然そんなことなかった」
一番の強みである無詠唱魔術を封印するなら、もしかするとルディは役立たずになるかもしれない……そう思っていたボク達の予想を遥かに越えて、ルディの魔術は的確に相手を妨害し撃破していた。勉強の成果が如実に出ていた。
それから気が緩みに緩んで、ボク達はその日の戦いをあーでもないこーでもないと、褒めちぎり合った。
二本目の酒瓶に空になろうかと言う所でエリスが酔いの赤みとも違う赤い頬でボクに合図を送ってきた。
思わず尻込みした。アリエル様が「ヘタレを押すには酔ってる時」なんて言ってたけど、ボク達のやろうとしてることは卑しすぎる行為だった。
でも、エリスは羞恥心を我慢して、抜け駆けもしたくないし置き去りにされたくもない、と言ったのだ。ボクもその言葉に殉ずるべきだった。
ボクはエリスと自分にこっそり解毒魔術をかけた。
- 43凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 12:00:57
「あれ、二人ともどうしたの?」
「ねぇ、ルディ、その卑怯なんだけどさ、ボク達抱き合う以上の……もっと。もっといやらしいことをルディとしたいんだ。服脱がしてもいい?」
言いながらボクはルディのお腹に手を回した。エリスは真っ赤になりながらもルディの肩を抱いてる。
「あ?え?え?え?……なんで?え?酔ってる?」
「ううん、本気。今日の決闘騒ぎに当てられたってのもあるんだけど、機会をずっと伺ってたんだボク達二人で」
「あれ、酔い醒めてる?あ、解毒、いつの間に、ちょっ、待って。私もげ」
エリスが唇を塞いで、解毒魔術を封じた。抜け駆けとは思わない。一緒にするって事で、エリスはいっぱいいっぱいなのだから。
「ごめん。ルディ頭回るから、すぐに逃げちゃうでしょ?ボク達を傷付けてもいいからさ。本心を言ってほしいな」
傷付けてるのはボク達じゃないか、って理性が僕を殴った。卑怯者、裏切者、罵声が頭の中で飛び交う。
エリスも同じだろう。真っ赤になりながら、これで本当にいいのか?という迷いが瞳に浮かんでる。
良くないかもしれない。でも、ルディを逃したくなかった。離れることになっても、向き合って欲しかった。
「いつから?」
「出会った時から」
「………私は10歳の誕生日から////」
「それじゃ、私、二人を洗脳したみたいじゃないか……」
ルディが浮かない顔で俯いてしまった。
やっぱり、ルディを傷付けてしまったのだろうか。エリスと二人で見合ってしまった。
でも。
「ボクもエリスもルディに救われたんだ。そういう関係になりたい、ルディに見合うだけの人になりたいって努力もしてきた。その努力してきたものを洗脳だっていうなら、いくらでも洗脳されてあげる」
「……私の方が釣り合わないよ」
「どうして?ルディは凄いじゃない」
エリスが何を馬鹿なことを言ってるんだろうという顔でルディを覗き込んだ。
- 44凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 12:01:22
「だってさ、私卑怯者じゃないか。
子供の頃、二人にいやらしいことばかりしてたじゃん。変な目で見て変な場所を触って。
そんなことばかりしてたから罰が当たったのに、ちょっと酷い目にあったからって、男の人が苦手になってさ。ズルいじゃないか、そんなの」
いやらしいこと、されただろうか。確かにたまにルディは気持ち悪い目で見てきたことがあった。エリスはおっぱいをよく揉まれてた。
じゃ、仕返ししなきゃね、と冗談を言ってほぐそうかとも思ったけど、言ったらルディは償いの為だけにボク達を受け入れてしまう気がした。
「ボクは気持ち悪い顔は沢山見たけどさ、ルディに守られることはあっても、酷い目にあわされたことも一度もないよ?」
「私は触られる度に叩いてきたじゃない」
ルディはどうしたらいいか分からないか迷ってる様子だった。
「わ、私に騙されてるだけかもしれないよ?もっと他にいい人いるかもしれないし」
「例えば誰よ?」
「………クリフとか」
「彼はおばあちゃんのものです」
「あ、え、ルイジェ……んうっ!?」
ボクは腹立たしくなって往生際が悪いルディの唇を奪った。
ルディは抵抗しなかった。身体も強張ってないと思う……。
「ルディ、ボク達がどうとかじゃないよね。ルディの気持ちを教えて」
「私達にこういうことされて嬉しいの?嫌なの?どっちよ?」
エリスの問いにルディは黙って真剣に考え出した
「………うれ、しいと……多分、お、もう///」
ルディが真っ赤になってようやく出した答えにボク達はルディをベッドに押し倒した。
翌朝ルディは二人同時に愛せるか、不安だ、と、こんなことまでしておいて言うべきじゃないかもしれないけど、と言い出して、確かに不安になった。後先を全く考えてなかったかもしれない……。
「ルディが私の方を見なくなったら全力で振り向かせるわ」
そう言い切ったエリスを見て、ボクはエリスともにいて良かったと、この友人でもありライバルでもある彼女に感謝した。
- 45凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 12:02:26
************
?????視点
男は魔法大学にフラリと立ち寄った。知己の女性の孫娘がアリエルの元につき、アスラ王国を出奔してしまったために、様子を見てきて欲しいと言われたのだ。件の孫娘はミリス教徒らしく潔癖な所があり、ダリウスのような悪漢とは相性が悪かった。
男も幸いラノア王国に、用があったため快諾し、娘を遠目から見て、元気そうに男達を倒している姿を見て役目を終えた。
さて、『剣の聖地』にでも寄り道しようかと踵を返そうとした所で、3人の娘が授業という名目で多くの男達を打ち倒す様を目撃してしまった。
3人とも類稀なる実力者であった。
一人は剣神流の剣士であったが、時折無意識か水神流や北神流の技が混じる事があった。
残る二人は魔法戦士と魔術師だった。兵法という点では北神流に通ずる所も多い。
どの娘にも目を瞠るものがあり、その上三人は突如乱入した魔王を、連携にて見事打ち勝ってしまった。
翌日、男は三人が前日と同じく授業という名目で挑戦を受けていたのを見て、自らもそれに申し出た。本来であれば無意味な戦いなどするべきではないが、剣士として悪い癖が出てしまったのだ。
少女達は初めて敗北を喫した。男はその戦いが求婚回避の目的で行われているとは知らなかったため、少女達が青い顔をしながら「あなたの妻にならなくてはいけないのか」と聞いてきて焦ってしまった。
そして、今度は紳士として悪い癖が出た。うら若き娘の暗い表情に責任を感じて、3日に渡って鍛錬をつけてやることにしたのだ。
少女達は一度たりとも男に勝つことはできなかった。だが、一人は『頭』が良く、一人は『眼』が広く、一人は『才』に溢れた剣士であった。故に、このたったの3日が少女達のこれからの飛躍に役立つだろうと、男は確信していた。
男はガル・ファリオンにいい土産話ができたと笑い、シャーリアを後にした。
数年の後、3人の乙女はアスラ王国にて男と戦い、その成長を男に見せつけ、男は敵ながら強くなった彼女達の姿に感動にも似た思いを抱くことになる。
- 46凡人に囲まれた凡人22/02/09(水) 12:03:20
終わりです。
このルートのシルフィは一対一に限るならそんなに強くないけど(それでも上澄みではあるだろうけど)、パウロやゾルダートに「3人から一人だけ選ぶとしたら誰をパーティに入れる?」って質問したら、迷いに迷った挙げ句に二人ともシルフィを選ぶくらいには燻し銀なイメージです。
- 47二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:11:09
特化すぎる二人と比べるとリーダー似合いそうだなシルフィ…
どっちも出来るし分かるは強すぎる - 48二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 13:21:45
- 49ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 14:46:42
ss投稿します。
- 50ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 14:46:57
「うっぷ…」
思わず、吐きそうになるのをこらえながら飲み込む。
「母さん、無理しないほうがいいんじゃ…」
「ありがとうアルス…でもこれは私がやらなきゃいけないことだから。」
そう言って私は目の前に積まれた大量のお菓子に向き合った。…これ全部はキツいなぁ。早くも心は折れそうだった。
さて、なぜ私が大量のお菓子を食べることになったのか。それはバレンタインである。
私は子供達を喜ぶ行事を増やすためにシャリーアでいつくか日本の行事を流行らせた。バレンタインもその一つである。
これらの行事は無事シャリーアに根付き、子供達も喜んでくれている。…しかしフワッとした概要しか伝えながった結果本来の形から変化してしまったものも少なくない。
バレンタインもその一つで好きな人にお菓子をあげるということしか伝えなかった結果男女問わず好きな人にお菓子をあげる日となった。
これ自体はまぁいいのだが、一つ問題(こんな表現をとるべきではないが)が起こった。
なんと、ファンクラブのメンバー全員が毎年お菓子を送ってくるようになったのだ。
正直、全員分食べるのはキツイがせっかくの好意を無下にはしたくないので私は毎度バレンタインとその周辺の日時はお菓子と格闘している。 - 51ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 14:47:08
「…それにしてもすごい量だね。母さんはモテモテだなぁ」
私がお菓子の山に四苦八苦しているとアルスが苦笑しながらそう言った。
「そんなこと言ってアルスもいっぱいもらってるんじゃないの?アルスカッコいいし」
そううちのアルスはカッコいいのだ。その上魔術も剣術もできておまけに優しい。さぞたくさんのお菓子をもらってるのだろう。
「…いや、家族以外からはもらってないけど」
「嘘でしょ…?」
しかし、アルスから帰ってきた返事は想像の真逆のものだった。…アルスにお菓子上げないとか最近の子達はどんだけ理想高いの?なんて戦慄していると、
「いや、家族から貰えればそれで十分だから。みんな美味しいのくれるし…ほら、アイシャ姉のとかすごくない?」
そう言ってアイシャから貰ったというチョコを見せてくれる。
なにこれ、スッゴ!…ていうか明らかに私にくれたものよりグレード上なんだけど。
「それじゃ、母さん僕は部屋は剣の修行してくるからあんまり無茶しないでね。」
なんてことを考えているうちにアルスは修行のためにリビングを出ていった。
まぁアイシャでも作るチョコの品質がばらつくことぐらいあるか。なんてふうに納得した私は再び大量のお菓子に向き合った。…カロリー凄そう。
ちなみにお菓子で摂取したカロリーは夫達との夜の運動で全て消費された。 - 52ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 14:47:17
アルス視点
「おいしかったなぁ」
家の廊下を歩いている最中、家族から貰ったお菓子の味を思いだして僕はそう呟いた。特にアイシャ姉が作ってくれたチョコは格別だった。
「あ、アルス君!」
なんてことを考えているとちょうどアイシャ姉が話しかけてきた。
「どうしたのアイシャ姉?」
「ええっと、その…私のチョコおいしかった?」
「うん、一番おいしかった。」
「…本当?ルディア姉とジュリよりもおいしかった?」
「うん」
「やったぁ、よかったぁ」
僕の感想を聞いてアイシャ姉はとても嬉しそうに笑ってくれた。母さんとジュリ姉に勝てたのがそんなに嬉しいのだろうか?
「僕もアイシャ姉のチョコが食べらて本当よかったなって思ってるよ。来年も楽しみにしていい?」
「も、もちろん!来年と言わず、ずっと作るから!」
そう言うとアイシャ姉は顔を真っ赤にして走り去ってしまう。
「ありがとう。今から来年が楽しみだよ。」
走り去っていくアイシャ姉の背中に向けて僕はそう言った。 - 53ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 14:48:21
終わりです。同胞さんこれもまとめていただけると嬉しいです。
バレンタイン概念とイベント概念流行れ - 54ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 15:05:58
>>53一応補足。アルスが家族以外からはお菓子貰えないのはアイシャが色々手を回したから
- 55二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:10:15
アイシャさあ…はよコクレ
もしくはアルスのクソボケがぁー!!!? - 56二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 15:37:14
アルスが鈍感系ラノベ主人公になってる…
- 57ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 16:37:36
クソ雑魚ヤンデレ催眠術師ルディ子概念
- 58二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 16:44:48
- 59二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 16:46:59
非TSエリスで、キュムロニンバス使い終わった後、服を乾かしてたらアルマンフィが来ちゃった電波が届いた。
ペ様「アルマンフィの目は私の目だ」
ルディ子「ふぅん……あっ(察し」
ナナホシ「あなたも所詮変態の同族だったのね」 - 60二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 16:56:11
- 61二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 17:00:04
ありです
- 62二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 18:30:42
- 63ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 19:04:47
- 64二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:11:09
- 65ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 19:23:39
やっぱりスレ違かぁ。
- 66ssアシタカ22/02/09(水) 19:39:48
残業はクソ(ただいま)
今から色々せにゃならんのでお題のssは10くらいまで待ってもろて - 67二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 19:51:13
- 68ルディ子現パロ概念22/02/09(水) 19:54:48
- 69ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 20:02:17
>>67すまない。思い付いたこと書いただけで内容とか一切考えてない。このスレで書いてもいいならいつか書くかも。
- 70二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:02:55
お疲れー…
- 71二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:03:38
現パロ…髪に芋けんぴ付いてるよ?
- 72ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 20:12:17
>>68ブルマ着て体育の授業受けるルディ子とそれに興奮するエリオット
- 73ルディ子概念を深め隊22/02/09(水) 20:31:01
話は変わるけど、ボロ沼ちゃん(男性恐怖症)が男の目線を逃れるために幻術を開発するというのはどうだろうか?
使いそうな幻術
・男に見えるようにする
・背の高い厳つい女に見えるようにする
・貧乳に見えるようにする - 74二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:33:03
・パウロに見えるようにする
- 75二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:38:32
幻術だっていうとビタになるな……守護魔獣化したビタ√!?
冷静に考えればホログラム技術の開発になるな。光系統魔術(仮)とかいう新たな系統生み出して、ロキシーがまた論文書き出すのか - 76二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:39:03
※↑の催眠耐性糞雑魚ルディ子概念
「催眠魔術…?」
「はい、いつだかギースから教わりまして」
別に変なことがあったわけじゃない。武力で勝てない相手にはこれを使うといい、と別れる前に教わっただけだ。普通に今まで忘れてた。さっきオルステッドがザノバに使っていたのを見て思い出しただけ。
「それってどんな魔術なんだ?」
「極めれば相手を意のままに操れるとか何とか…」
眉唾ですけどね、と締めた。ギースの一族に伝わるらしいが、普通は相手を眠らせる程度しか使えないらしい。ギースも大して使えないと聞いた。
「ふーん」
そう言ったエリオットは興味無さげに目を逸らした。相手を意のままに、の部分で一瞬反応したがまぁ良いだろう。男の子だしね、わかるよ、うん。
「エリオット、エリオット」
「ん?」
「ちょっと練習台になって下さいませんか?」
露骨に嫌な顔された。
「大丈夫ですよ、身体を傷付けるわけじゃないんで」
「いや、でもなぁ…」
「先っちょだけ、先っちょだけですから」
「何の先っちょだよ」
最終的にはしょうがねぇなぁ、という風に折れたが。まぁ無理強いする必要はなかったかもしれない。後で一つ言うこと聞けよ、とは言われた。嫌な予感がするというか主に夜中に色んな意味で酷い目に合いそうな。シルフやロキシーに頼めば良かったと今更後悔。 - 77二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:39:24
「じゃあ、行きますよ…」
座ったエリオットに向かって一言一言言葉を紡ぐ。
「“貴方はだんだん眠くなぁる”…」
いやオルステッドはこんな馬鹿っぽい詠唱は使わないらしいが。曰く、獣族の吠魔術同様言葉に魔力を乗せて相手の意識に干渉するらしい。眠る以外は魔力量を割りと使うからそんな使わない、と聞いた。
「“貴方はだんだん…“だんだん……」
……
「おい、ルーディア?」
いきなり彼に言われて!?となり飛び起きた。一瞬寝ていた。最近ルーシーの世話とかオルステッド戦の準備とかロキシーの原因不明の妊娠とかエリオットとかで寝てなかったからかなぁ…と思いつつ、
「じゃあ気を取り直して」
「続けるのか…」
勿論、私が修得できるまでだ。
「“貴方はだんだん目の前の相手にハグしたくなぁる”…“ハグしたくなぁる”…“ハグ”…」
「いやそんなの何時でもしてやr……!?」
気がついたら何故か彼に抱きついていた。わけがわからない。いやもしかして…
「私ってそんなに催眠かかりやすいですか?」
「逆にそれ以外何があるんだよ」
悶絶した。
- 78二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:40:23
「じゃあ今度は俺から行くぞ」
あの後色々あって最終的に私の催眠耐性を測る実験になった。何故だ。
「“ルーディアはだんだん腹が減ってくる”…」
「大丈夫ですね」
さっき昼食を取ったばかりだからだろうか。
「じゃあ…“ルーディアは俺に抱き付k」
ガシッ、と彼にしがみついていた。いや別に私の意思じゃない。
「じゃあ今度は…と言いたいがちょっと怠くなってきたし後にするわ…」
「魔力が枯渇しかけてますね、今日は止めた方が良いです」
「そうする…」
そう言うとエリオットはいきなり上を脱いで私を押し倒し待て待て今昼だぞせめてカーテンはしめt
「ってことが」「成る程…」
後ろでロキシー達にしばかれてるエリオットは置いといてシルフに今日あったことを言っていると、
「ちょっと良いですか?」
と絶賛妊娠中のロキシーが聞いてきた。
「ルディはおそらく元から催眠耐性が低い上に自分がして欲しいことと合致すると凄まじく低下するんだと思います」
なので、と前置きしてから彼女は、
「“お手”」
私の手が伸びていた。
「…あれ?」
「へぇ…ルディはそんなことして欲しいんですね…」
ロキシーはいやらしい笑みを浮かべていた。
「いやロキシー、妊婦はそんな激しいことしちゃ」
「別に私は何もしませんよ、“返事は?”」
「わん…」
彼女の口が三日月の弧を描いた。シルフは後ろから獣のように目を光らせていた。
了
- 79二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:41:05
NARUTOの無様とかこのすばの紅魔族みたいに水を使って光の屈折率を弄り透明化する術はありそう
- 80二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:42:39
- 81二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:08:50
ノルンちゃんは誰もいない二人きりの時に魔が差してやってしまうけれど我に帰って忘れるようにと催眠術をかけたにもかかわらず罪悪感に苛まれて何もかも忘れてるルディ子に自分のした事を説明して私にも催眠をかけてくださいと贖罪して欲しいです!!、
- 82ssアシタカ22/02/09(水) 21:09:50
グレイラットはさぁ……
- 83薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:16:58
我が家にKOTATSU(約15kg)を導入するべくひーこら運びながら書いた駄文を投稿しても宜しいでしょうか…だいぶ勢いのまま書いたから口調が怪しいし今さっき本編確認したら時系列の食い違いが発生したけどそこはルディがルディちゃんになったバタフライエフェクトでイベントの発生が遅れたとかで勘弁してください…
催眠概念素敵♡もっと流行って♡ - 84二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:17:23
グレイラットの頭脳には性のことしかないのか
- 85薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:18:15
雪国のとはいえうだるように暑かった夏が終わってしばらく、季節は秋に差しかかろうとしていた。この辺で紅葉とか見れないかなー食欲の秋なんて言うし今度の休暇は家族みんなで美味しい物でも食べに行きましょうねウフフ〜なんて思ってた私は、
「あの、シルフィ?そろそろ離して?」
「いや」
シルフィの腕の中に閉じ込められています。どうしてこうなった。
「いやって、あの私何かしちゃった?」
「ルディは何もしてないよ」
「なら良かった…それじゃあ私は買い物に」
「それはだめ」
なんという不当な逮捕、腕の力も強まり絶対に離さないぞと言わんばかりだ。当方としてはせめて理由の開示を求めたい。
「しばらくは買い物もアイシャちゃんに任せてなるべく外にも出ないでほしい。あ、学校に行く時はボクからなるべく離れないでね」
「??じゃあ私の仕事はともかくシルフィが仕事の時は」
「アリエル様から連れてきていいって許可もらったから、ついて来て。お願い」
そこまでするのか。最近シルフィの様子が変なのには気づいていたが…それにしてもこれは少し異様だな。だがこの様子だと取り敢えず言うことを聞いておいた方が良いのかな…?
「ただいま〜」
「ただいま帰りました…って何でリビングでいちゃついてるんですか義兄さん…姉さんの顔真っ赤ですよ」
マジか。というかいつの間にか外出していたアイシャと…ノルン?今日帰ってくる日だっけ?
「おかえり、ごめんねアイシャちゃんノルンちゃん呼びに行ってもらって。それで街と学校の方はどうだった?」
「義兄さんや先輩方の言ってた通り獣族の人増えてましたね、毎年ああなんですか?」
獣族…あーなるほどやっと分かった!発情期か!そういやあの時はなんかびしょ濡れだったバーディガーディと決闘紛いの事をさせられたりしたな、実に懐かしい。
- 86薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:18:46
なんて事を口に出すとシルフィから信じられないものを見るような目で見られた。なんでやねん。
「ルディ…もしかして去年自分がどうなったか覚えて無いの…?」
「どうなったか…?」
はて、そういえば記憶が曖昧だ。確かリニアたちから手紙を貰って…獣族の男に決闘を申し込まれて…次々ときたからこわくて図書室に逃げ込んで…バーディガーディと決闘して吹き飛ばしたらその後で『ノリの悪い連中であるな。さて、では、一発殴らせてもらうぞ』とか言ってグーパンされそうになって…それで気絶したんだったかな?
「うーん…気がついたら医務室に居て、シルフィが治癒魔術かけてくれてたような…なにかあったっけ?」
「いや覚えてないなら良いよ。とにかく今回だけは言うことを聞いて、お願いだから」
「そこまで言うなら…」
シルフィといつもより多く過ごせるのは嬉しいし、多少の不便は我慢としたもんだろう。
- 87薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:19:09
翌日。
「A級冒険者ルディア・グレイラット殿とお見受けする!我と尋常なる婚儀の決闘を…!?」
「ボクの妻に何か?」
お、第一決闘者はっけーん、とか思ってたらシルフィが即座に前に出て庇ってくれた。
「婚儀の決闘を…」
「ボクの、妻に、何か?」
「婚儀の「何か?」ナンデモナイデス」
す、すごい。迫って来た獣族を言葉と迫力だけで追っ払ってしまった。長年王女の護衛を務めてるだけあるなぁ…
「婚儀の!」「某と!」「決闘を!」
てか多いな!前は図書館に引き篭もってるうちに薙ぎ倒されてたから知らなかった!そしてそれを次々追っ払っていくシルフィもホント凄いな!
「ふぅ…今年は特に多いね」
「あ、やっぱり多いんだ」
そうだよな去年はここまで頻度高くなかったし、シルフィが居てくれて良かった。
「そろそろ教室だね、名目上は一応学校の見学だから授業中の教室には入れないようになってるよ」
なら私の授業を取れないシルフィとはここで一旦お別れか、少し残念。最後にハグの一つでも欲し
「しばらくはボクもアリエル様たちと一緒に授業受ける予定だからよろしくね」
はい?
「この時期は生徒会も立て込んでてさ、決闘の邪魔をするなとか言って襲撃される事もあるんだよね、それでしばらくはボクも一緒に受ける事にしたんだ。ずっと受けたかったルディの授業を受けつつ護衛もできる、両得だよね。それじゃあ入ろっか」
ちょ、ちょっと待って欲しい、色々と準備が…!ええいままよ!
あれ?フィッツ様だ、先生顔真っ赤〜、姉さん…、あーまた校舎沈みそう、等々の野次が扉を開けると飛んでくる、というかなんだよ最後の!まぁ良い平常心だ平常心…
「えー色々と世間が騒がしい時期になってきましたが、皆さんにおかれましてはあまりハメを外すことなく節度を持って行動して頂けると幸いです、それじゃあ授業を始めますね!」
- 88薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:20:19
幸い授業は滞りなく終わり、昼食の時間になった。何故か生徒会室で。連れられてくるまでにししょお〜!いずこへ〜!と呼ぶ声が遠くから聞こえた気がしたのは気のせいにしておこう…
今日のメニューはアイシャ印の愛妹弁当である、シルフィが予め頼んでおいたらしい。至れり尽くせりすぎてびっくりする。
「ふふ…ルディア様は愛されていますね」
「どうでしょう、今日のはちょっと行き過ぎてるような気もしますが」
シルフィとルークは外で見回り、従者の子たちは別室で食べるとかで今生徒会室にいるのはアリエルと私だけだ。
「それだけシルフィに大事にされているんですよ、少し妬けますね」
「そこは疑ってません、ただ…」
「ただ?」
「そんなに頼りないのかな、と思わなくも無いですね」
実際頼りないのかもしれないが。教師としてはまだ新人だし、今日だってシルフィが居なかったら授業に遅刻して生徒たちに迷惑をかけてしまったかもしれない。
「今回は頼る頼りないの話ではなくシルフィの意地でしょうね」
「意地?」
「そうでしょう?自分の女が別の男に迫られていい気分になる人も居ますが、シルフィはそうではありませんからね」
別に私が口説かれている訳ではないのだが、と突っ込むのは野暮だろう。それだけシルフィは私を大事に思ってくれている、そこは本当に疑いの余地はない。だが…
「ただ守られるだけというのも、落ち着きませんね」
「でしょうね、それでも今は私の友達で貴女の夫の顔を立てて守られてあげて下さい。貴女が去年の時みたいになるとシルフィが悲しみますから」
「去年…本当に何があったんですか?」
「覚えていないというのは本当だったのですね、大した事ではないのですが…シルフィから口止めされてますので、『もし去年の事を喋ったりかこつけてルディに手を出そうとしたらすり下ろすからね』と。凄い剣幕でしたね…あぁ……」
なんでちょっと嬉しそうなのこの人。はっ、これはもしや貞操の危機!?私はもうシルフィの物でしてよ!
- 89薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:20:49
「「ただいま戻りました」」
シルフィとルークが帰ってきたらしい。一連のちょっと恥ずい会話聞かれてないだろうな。
「そろそろ昼休みも終わりですね、今日はもう私たちは寮に戻りますが貴方たちはどうしますか?」
「ボクたちは一旦家に帰ってから戻ってきます、ルディもそれでいいよね?」
「いいけど、本当に私も連れてくるの?それって大丈夫なの?」
「私は構いません。シルフィの珍しいわがままですしね」
「俺も同じだ。…しかしそこまでする必要があるのかシルフィ?」
「あるよ。今日だけで両手じゃ足りないくらい絡まれたんだよ…」
とはいえ流石に家まで押しかけては来ないと思うが、と思った所で先程の会話が脳裏に蘇る。それだけ大事にされている、シルフィの意地、か…そこまで言われて悪い気はしない、思う存分に大事にしてもらうとしよう。
「ただいまー」
昼は学校、夜は寮という生活サイクルが続いて3日目、シルフィが夜勤で無い日は家に帰る事になった、なんだか久しぶりに家に帰ってきたって感じがする。家にずっといる事になったアイシャは大丈夫だったかな
「お帰り〜あ、お姉ちゃんたちが留守の間にお客さん来てたよ」
殆どが獣族の人たちだったからお義兄ちゃんの言う通りに追い返しといたけどね、とアイシャ。って家まで来てたんかい!
「アイシャは大丈夫だったの‥?」
「お義兄ちゃんに対処法聞いてたし、聞きそうにないのには居留守使うか裏口から抜け出して人を呼びに行ったから大丈夫だよ」
話を聞くとどうもあらかじめシルフィとアイシャで周囲の家の人に根回しをしていたらしい、手際が良すぎてビックリする。そしてシルフィが居る後ろの体感温度がどんどん低下している気がする。
「それで今日はまた学校に戻るの?」
「いや、今日はシルフィがお休みだから家に残るよ。色々面倒をかけてごめんね」
まだ10歳そこらなのに自分の都合で家の事を任せきりにしてしまうわ一人でほっておくわで本当に申し訳ない、家に迎えたらパウロにグーパンリバイバル、リーリャにお小言、ゼニスにお説教食らう覚悟はしておこう…本人は見た感じ気にした様子まるでないけど。
- 90薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:22:00
「はぁ…疲れた…」
夕食と入浴を済ませた後、二人きりの寝室で火照った体を休める。まだ教師には慣れないし、その上絡まれる度合いも当社比200%って感じで気苦労が多い…シルフィが居てくれなけりゃ本気で潰れてたかもだな。
「お疲れ様、ごめんねボクのわがままで振り回して」
「ううん、こちらこそ守ってくれてありがとう。でもいつまで続くんだろうね。前は気づいたら終わってた気がするけど」
「去年はルディが…あ」
また去年か、いい加減気になってきたな。
「去年が、何?」
「いや、あの」
「あのねシルフィエットさんや、私ってそんなに頼りないかな?大事にしてくれるのは分かってるつもりだけど、そんな何もかもから守ろうとしなくても大丈夫だからね」
正直シルフィが自分にかかりきりになって世話を焼いてくれるのは嬉しい。けれど何も知らないままただそれに甘えて依存しているだけというのは、やっぱり違うと思うのだ。
「うん…分かった、言うよ」
けどショックは受けないでね、と前置きして聞かされた内容は、なんというか…嘘くさい話だった。
- 91薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:22:21
追いかけてくる人たちを躱しつつ図書室に逃げ込んだらシルフィ…当時はフィッツ先輩が獣族の婚儀について教えに来てくれた所までは記憶があった。しかしシルフィが言うにはそこからバーディガーディとの決闘までの記憶が私の中からすっぽ抜けているらしい。
詳しく聞くとなんでもしびれを切らした生徒が守衛を押し退けて図書室に入り込み私を引きずり出そうとしたとか、シルフィがブチ切れて校舎内なのに魔術を撃ちかけたとか、挙句の果てに半狂乱になった私が豪雷積層雲を暴発させて校舎が半壊したとか、一体どこの世紀末デスカソレハという修羅場のオンパレードだったらしい。そっかーこないだ生徒が言ってたまた校舎沈みそうってそれかーなんて現実逃避ができるのはあまりに現実味がないからだろう。
それでシルフィが流されてる間に泳いでやって来たバーディガーディと決闘したと。ホントにあった事なのかそれ?
「本当の事だよ。それで寮まで流されたからついでにルディの杖を回収して、やっと帰って来れたと思ったら今度は魔王だし…それから」
まだあるのか。でも決闘のことは覚えている。岩砲弾を撃ち込んだら派手に爆散して…その後殴られ…いや痛みの記憶ないな、殴られて即気絶したとか?
「ううん、ルディは殴られなかったんだ。殴られかけたけどちょっと、色々あって…その後気絶したルディは医務室に預けられたんだ」
「私としてはその色々を教えてほしい」
「ボクとしては言いたくないよ…あんなルディは初めて見たし金輪際見たくなかったから…」
「ちょっと過保護にしすぎちゃった、と」
「うん…」
シュンとしたシルフィって仔犬みたいで可愛いな、ではなく確かにシルフィとしては気が気でないのだろう。去年とは違いシルフィの妻になったわけだし束縛系夫になってでも目の届く場所に置いておいた方が安心と言う気持ちは理解できる。一生ずっとってわけでも無いしそれくらいのわがままには付き合ってあげるべきなんだろうな。
- 92薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:22:51
「でもそれだけじゃないんだ…」
「え?」
「ボクも変なんだよ、なんだか最近ルディとずっと一緒に居たいし、ルディが家族以外の人と話してると嫌な気持ちになるし、そんな自分も嫌になるし、もういっそこの家にルディを閉じ込めて誰にも会えなくしてしまいたいくらいなんだ」
「お、落ち着いてシルフィ、ゆっくり息をしてなんだか目つきが怖い!」
「うん、ごめん。冗談…ではないけど、そんな事しないよ」
良かった…
「どうしてなんだろうね、昔からこの時期はちょっと悶々とするくらいだったのに、今年だけおかしくなっちゃったんだ」
そう言いながらシルフィが私の髪に顔を埋めてくる、うなじに息がかかってちょっとくすぐったい。
「それは多分私と結婚したから、かな?」
「え?」
「だって私はもうシルフィの奥さんだから、シルフィからしたら他所の人に言い寄られるのを見るのはあんまり気分が良いものじゃないでしょう?だから仕方ないよ」
それは当然の心理だ。私だってシルフィが他所の女に口説かれてるのを見たらキィーーーーッ!!誰よその女!!とハンカチを噛みちぎる自信がある。ましてや私たちは新婚一年目、まだ慣れない感情を持て余すのは当然のことだろう。
「そっか。仕方ない、か」
「そう、仕方ない事なのですよシルフィエットくん」
「じゃあ、もっと甘えても良い?」
「そ、それは常識的な範囲でお願いします…」
これから先、一緒に歩いていく長い人生。一年に一月くらいはシルフィに独占される時期があったって良い。そんな事を思いながら、私はシルフィの腕の中に収められたまま眠りについたのだった。
- 93薄めすぎたカ○ピス22/02/09(水) 21:24:03
終わりです。メモに書き付けてペーストする書き方してるから途中文字数オーバーとか禁止ワードで弾かれて焦った!独占欲の強いシルフィとノルン&アイシャに義兄さん/お義兄ちゃんと呼ばせたかったのが割と原動力。
同胞殿こちらもまとめていただけると幸いにてございますです…
後今回は特に描写不足が目立った気がするので以下補足
大学側がまた校舎壊されても困るけど決闘禁止にしたらそれはそれでめんどくさいから旦那さん守ってあげてって依頼が発端、これは書いたけどシルフィが独占欲爆発してるのを見てそこまでしろとは言っとらんと思っていると思われる。
求婚行列がダイジェスト形式なのは当方の曇らせ力と筆力不足。こっちは露悪的すぎるかなと省いたけどバーディ陛下にグーパンされかけたルディちゃんは聖級拳と龍神貫手のトラウマが爆発して人前に出られない様相になっちゃった感じ。陛下は気遣いの出来るナイスガイなので後処理は他人任せにしました。
ルディちゃんが女の子になった事でリニプルに加えてついでとばかりに本人にも求婚かまそうとした人がいるので人数割り増しになってるかなーという想定でございます言葉と筆力不足でホントごめんなさい
- 94二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 21:39:37
そ、そうか!シルフィには獣族の血が入ってるから発情期があるんだ!!!
- 95二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:15:42
- 96二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:32:14
確かに人間は年中発情期だったぜぇ!!!
- 97二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 22:46:01
幼少期ルディ子の姿がいまいちイメージできない
脳内でルーデウスの髪を伸ばしてみてもなまじ原作で長髪にして括ってるせいでルーデウスにしかならんのよな
みんなどんなルディ子想像してる? - 98ssアシタカ22/02/09(水) 22:50:04
アシタカはポニテの位置がちょっと高くなって家だとオシャレになんの抵抗もないけど外で遊ぶ時は動きやすいズボンとか履いてそうなイメージ
シルフィ君には家でのお勉強会でかわいい格好するルディ子外で活発無自覚無防備の波状攻撃を受けてもらいたい
- 99ssを叩き込むアシタカ22/02/09(水) 22:52:03
- 100アルスの初恋22/02/09(水) 23:04:34
「アルス…今日はもう稽古に行くんですか?」
ジュリ姉との人形作りでかなり魔力を使ってしまったからバテてこない内にと剣を持つと、なぜか不機嫌な顔をしたジュリ姉に声をかけられる。
「うんジュリ姉、最近なんか掴めて来た気がするんだ、水神様も今度来た時には王級認可が出せるかもって言ってくれたんだ!」
でも、最近は本当に調子がいいんだ、この前の稽古でだってシルフィ父さんから一本取れたし、意気揚々とジュリ姉に自慢してしまう。
「……そうですか、しっかり頑張って来てくださいアルス」
また不機嫌な顔をされてしまった、母さんが俺くらいの頃にはもう帝級より強かったらしいしシルフィ父さんは聖級魔術師で北王だった。
こんなのんびりしてたんじゃジュリ姉に呆れられるのも仕方ない、もっともっと頑張って強くなって見せないと。 - 101アルスの初恋22/02/09(水) 23:17:13
「アルス、最近伸び悩んでない?ボクが相手で本当に足りてる?」
シルフィ父さんとの打ち合い稽古で何度目かの質問をされる。
「また……?シルフィ父さん以上の師匠なんて俺にはいないよ」
「そうかなぁ……早く剣で強くなりたいならアレクとかエリオッ」「シルフィ父さん、あんな奴らから教わったって俺は上達しないよ、今が一番だもん」
母さんに迷惑ばっかりかけてるバカと母さんの腕を斬るような大バカに教わるなんて絶対ごめんだ、シルフィ父さんの方がいいに決まってる。
そういつものように返事をすると、シルフィ父さんがたまにするジトっとした目を向けられる、正直この目だけはちょっと苦手だ。
「ふーん、相変わらず意地っ張りだなぁアルスは、じゃあなんでそんなに不満そうなのさ?」
「う……」「ボクが一番だーって言ってくれるのに、相談はできないんだ、へぇ~」
「わかったよ父さん……」
こういう言い方をし始めたシルフィ父さんに隠し事ができた試しはない、観念をした俺は悩みを打ち明ける事にした。 - 102アルスの初恋22/02/09(水) 23:27:52
「ジュリが笑ってくれない?」「……うん」
「そうかなぁ?アルスといる時のジュリはいつも楽しそうじゃない?」
「で、でも最近、前みたいに剣が上達しても褒めてくれないし……等級が上がっても喜んでくれないんだ」「へ?」
「え、えっと……アルスは…ジュリと普段どんな話してるの?」
「いつも?人形の事とか母さんの事とか……後は下の子達が大きくなったね、とか」
「そ、そうじゃなくて、これだ!って思うような話題って……どんなこと話してるの?なにかジュリとやってることないの?」
「だからそれは水神様に剣を褒められたとか母さんに新しい魔術を…ジュリ姉にもたまに見てもらってるよ?」
そこまで言うとシルフィ父さんは大きくため息をついて項垂れてしまった、なにか変なことを言ったんだろうか。
「と、父さん?」
「はぁ……あのねアルス、アルスはさ…ジュリの事が好きなんだよ」
「………………え?」 - 103アルスの初恋22/02/09(水) 23:40:30
全く気づいてなかった、なんで先に父さんが分かったんだろう?
でも、ジュリ姉の事が好き、そう言われてしまうと色んな事に納得が行った。
呆れたような顔をしてシルフィ父さんは色々なアドバイスをしてくれたけど一番大事なのはジュリ姉と一緒に何かをすることだって言った。
……いつもしてるんだけどなぁ…?
そう思ってボンヤリしていると、あんまりのんびりしてたらザノバ兄に取られちゃうよ?
と言われて、なんだか凄くいてもたってもいられなくなった。
そうだ、ザノバ兄は母さんよりもジュリ姉と一緒にいるし仕事も好きなものだって一緒なんだ。
ジュリ姉がザノバ兄に抱き締められている姿を想像して、一気に勝てる気がしなくなっていると、シルフィ父さんにさっさとデートに誘ってこいと剣を取り上げられてしまった。 - 104アルスの初恋22/02/09(水) 23:52:50
「あれ?アルス、今日の稽古はもう終わりなんですか?それにさっきと服も……」
「いや……そうじゃないんだけどその…そう!最近飾り用の色石とか染料とか減ってるし!そろそろ買い足した方がいいんじゃないかな~って!」
「そういえばそうですね、リストに加えておきま」「わわわ、そうじゃなくて!そ、その、えっと……せっかくだし俺とジュリ姉で良いのがないか探しに行か……ない?」
「?うーん…確かに最近人形の売れも良くないし…うん、せっかくだしジュリ達で決めちゃいましょうか!」
「よ、よし!そうと決まればザノバ兄に報告だけしとくから!ジュリ姉は家で着替えててよ!」
「ただの買い出しなんだからこのままでも…」「いいから!着替えててよ!たまには母さんの作った服着ないと機嫌悪くなっちゃうだろ!」 - 105アルスの初恋22/02/10(木) 00:14:40
そう言って先にジュリ姉を家に向かわせてる間にザノバ兄に報告をすると、少しだけ微妙な顔をされた後に今度人形を作れとだけ言われた。
ジュリ姉にしては珍しく支度に時間がかかって、俺が家の前で貧乏ゆすりを始めそうになった頃、ジュリ姉が出てきた。
白いワンピースと花の刺繍の入った帽子、やっぱり綺麗だなぁジュリ姉……
と、まじまじ見ているとレースで強調された大きな胸元に目が引っ張られそうになって目を逸らす。
普段仕事用の作業着や部屋着で綺麗に隠れているせいでたまにオシャレをすると凄くめだってしまうのだ。
「お待たせしましたアルス、グランドマスターに捕まってあれこれ着せられて……変じゃないですか?」「うえぇ!?変なことないよ!似合ってるよジュリ姉!」
「そうですか…?とりあえず行きましょうかアルス」
「こ、これは……!アルス発案の氷像魔物人形シリーズ!?アルス以外に再現できる職人がいたとは……!」
「ジュリ姉ー」
「これは…この彫りの癖は王竜王国での仕事を最後に行方をくらませた天才彫師の……!?銘はついていませんが、間違いないです!まさかこんなところでお目にかかれるとは……」
「ジュリ姉~?」
…………まぁ、こうなるよな…
久々の買い物に大興奮のジュリ姉にそのまま数時間付き合う事にした。
なぜか、クリスの買い物の時と違って全然退屈じゃなかった。 - 106アルスの初恋22/02/10(木) 00:29:41
「やっぱりたまには市場で掘り出し物がないか探すべきですね、まさかこんなに…アルス?その本なら工房に置いてますよ?」
ジュリ姉が一通り買い物を終える間に俺も一つ、ジュリ姉の作った人形の付録が入ったノルン姉さんの本を買った。
「いや……ジュリ姉の作ってる人形、こうやって売られてるんだな……って」
「最近はほとんど弟子達の作ったやつですよ、ジュリが作った分なんてそれこそ……あれ?」
「誰が作ったどうだとか俺には分かんないけど、ジュリ姉が作った人形くらいわかるよ、いつも見てるんだから」
「あっ…そ、そうなんですねアルス、いい事ですよ、そうやってよく観察したらもっと色んな名匠の…」
「どうだっていいよ他のなんて、ジュリ姉のだから好きなんだよ」
「え?……っと…そ、そそ、そうなんですか!?昔からよく見てたけどまさかそんなにジュリの作品に惹かれてただなんて……」「ジュリ姉」
「…………」
「俺、ジュリ姉の事が好きで…もっと一緒に色んな事したり、こうやって買い物とかして……そ、その!ジュリ姉と!一緒になりたいんだ!…………ジュリ姉は?」
「……ュリ」「え?」
「ジュリ、ジュリでいいですよアルス、姉はいりません」 - 107ssアシタカ22/02/10(木) 00:33:00
- 108ssアシタカ22/02/10(木) 00:44:28
アシタカ時空みたいにルディ子の家の方に引き取られて通う形だとこういう形になったりもするんじゃないかな……って
教育係がルディ子だしちょっとルディ子の喋り方とかオタクっぽいはしゃぎ方が移ってるといいよね……って - 109二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 00:55:20
ボリュームが凄い……流石はルディ子スレ最強の粘族……
- 110二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 05:21:09
ありがとう…
これはいい…
アルスが猿とイキリ嫌ってる理由も分かるし、ジュリがはしゃげてるのも可愛い… - 111ssアシタカは22/02/10(木) 07:00:31
- 112二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 07:06:25
- 113二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 09:09:08
アルスからすればお父さんはシルフィだけ!だよねそりょぁ
- 114二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 10:20:31
原作だと家にいない人間が同居してそうなルディ子時空、屋敷のリフォームが凄そう
- 115二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 10:44:42
- 116二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 11:02:46
天原世界における淫魔族出身の大魔王みたいだから違和感ない。
- 117二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 11:28:32
ノルンも寮に行かずに住んでるはずですわ!!!
- 118ssを叩き込むアシタカ22/02/10(木) 12:07:48
- 119ルディ子の女子会ラノア特別生編22/02/10(木) 12:18:31
「不公平ニャ(なの)」「はい?」
研究疲れで私の家に休みに来たナナホシを寝かしつけていると、たまたま遊びに来ていたリニア達に絡まれてしまった。
ハチマキとかタスキつけて断固抗議とか言い出しそうな勢いだ。
「最近ボスはサイレントに入れ込み過ぎなの」
「全くニャ!フィッツの奴はまだ仕事だけど暇してるボスの一番の子分を差し置いて甘やかしすぎニャ!」
「たまに手が空いてる時に遊んでるだけだけど……」
「それニャ!せっかく手が空いてるのにあちし達よりそいつを構うなんておかしいんじゃニャいか?」
「その通りなの、順番で言うならプルセナ達が先のはずなの」
「二人が勝ってるのはザノバとクリフ君だけでしょ、全く…二人とも変なところでめんどくさいんだから……」 - 120ルディ子の女子会ラノア特別生編22/02/10(木) 12:26:27
一先ず二人を連れて一階のソファにまで行く、あれ以上部屋の前で騒いだらナナホシもアルス達も起きてしまう。
そこで、私は片膝ずつにリニアとプルセナの頭を乗せて撫で回してやることにした。
奇跡のダブル膝枕からの干し肉と魚で餌付けだ、ユラユラしてる尻尾がかわいい。
「そうそう、こうやって子分を労って……っておかしいニャ!?別にサイレントみたいに子供扱いしろなんて言ってないニャ!」
「またまた~そんな事言って結局くつろいでるじゃん~」フサフサ…「うにゃぁ……」
「そうなの、恥ずかしいならさっさとどけばいいの、ボスの膝とおやつはプルセナの物なの」
「うぅぅ……あーあー!全くボスは仕方がないニャ!このままボスに付き合ってやるニャよ!」 - 121ルディ子の女子会ラノア特別生編22/02/10(木) 12:33:03
「……で、そうなったわけ?」
「おうサイレント!残念だけどボスはあちし達に首ったけニャ!そのまま尻尾を巻いて逃げるといいニャ!」
「ボスの一番は私達なの、勘違いさせちゃったみたいで申し訳ないの」
「鬱陶しいわねこいつら!」「まぁまぁ、」
二人は完全にくつろぎきっている、流石獣族順応が早い。
二人はバカだけどこうやってじゃれてるとトーナ達を思い出せて結構癒される、やっぱり姉妹なんだなぁ……うんうん、
「ルディ!聞いてるの?」「え?なんだったっけ、あっナナホシも来る?モフモフで気持ちいいよ?」
「もう帰るって言ったのよ……それと、押し潰されそうだからお断りよ」 - 122ssアシタカ22/02/10(木) 12:35:26
- 123ssアシタカ22/02/10(木) 12:37:53
- 124二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:39:42
- 125二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:44:32
- 126ssアシタカ22/02/10(木) 12:53:27
- 127二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:55:34
- 128二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:03:07
ルディとシルフィ二人きりの新婚生活って割と綱渡りで色々アレな感じだったからなぁ…その二人の子供が甘え下手になるのも仕方ないというかなんというか
- 129二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:09:17
エリオットくん(捨てずに魔法大学ついてきたルート)だと甘えベタにはならないだろうがナチュラルにこんくらい愛し合うのが普通じゃね?(子供育ってなお新婚一週間目かな?なバカップル)でそれはそれで価値観歪みそう
- 130二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 15:20:32
ふと思ったが父に関してはルディ巨乳以外にララリリルーシー鉄床もわりと統一見解なのよな
- 131二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 15:34:17
- 132二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:35:06
シルフの鉄床因子を否定しろよ!?エリナリーゼ美乳やぞ!
- 133二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:36:43
未来図がないから…
- 134二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:37:46
- 135二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:56:12
- 136二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 16:57:13
- 137二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:02:27
- 138二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:20:36
- 139二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:32:21
- 140二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:35:57
パウロの武と政治と言いくるめの才能に加えてルディの魔術で隙がない…
- 141二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 18:50:48
パウロ死亡ルートでルディ子の子供達にパウロ伝説を語るルディ子。
冒険者S級だったパウロ爺ちゃん。
移転事件でいち早く捜索団を結成したパウロ爺ちゃん。
命をかけてルディ子を助けたパウロ爺ちゃん。 - 142二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 19:42:23
- 143二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 19:52:40
元々パウロ大好きだからな…やるよね
- 144二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 19:52:53
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- 145二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 19:54:47
むしろロキシーがここにいるのがあの道具作った研究者だって紹介されるときに扉開けたら
ふぅ…ルディの発情臭は落ち着きますね、匂いが薄くなってきてるからまた道具つけたまま履いてもらわないと
して扉閉じられてほしい
- 146二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 19:55:17
- 147二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:16:56
荒んだルディ子ちゃんが事あるごとに女性もののパンツを握りしめて祈る北方大地編!?
- 148二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:18:48
- 149二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:23:24
TS嫁ルートだと男に捨てられたはずの女が男のカピカピパンツを握りしめてる事になる!?怖いよ
- 150ssアシタカ22/02/10(木) 20:26:09
- 151二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:30:15
- 152二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:31:00
そしてまじでお疲れ…
- 153ssアシタカ22/02/10(木) 20:31:30
- 154二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:32:28
- 155ssアシタカ22/02/10(木) 20:33:57
- 156二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:36:03
人の心
- 157二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:37:50
- 158二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:37:53
- 159ssアシタカ22/02/10(木) 20:40:01
あまりの魔力量にトゥレントが食傷起こしそう
- 160二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:41:26
TSエリスが切った髪を大事に持ち続けていたのにサラがこんなものがあるからと捨てられて風に舞う赤い髪を必死にかき集めるルディ子もいいと思います
- 161二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:41:36
- 162二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:43:22
衝動的な行動で取り返しがつかない失敗をしてほしいね
- 163ルディ子概念を深め隊22/02/10(木) 20:44:40
>>157じゃあ私もエロい?話を。ラプラス謹製のパワーアップアイテム(魔法少女)の副作用で使えば使うほど性欲の強くなるルディ子概念
- 164二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 20:49:59
ヤッた相手に無限の魔力とそれをガンガン消費する身体強化魔法(正確には魔力がルディ子と共有されてかつルディ子の方から引っ張られる)が付与される……都合良すぎるな
闘気部分オミットしてオルステッドルートの魔力タンクにする方が設定のスッキリ感が好み - 165二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:02:05
流石ネズミ一匹で世界の運命が大きく変わる作品だぜ…!
- 166二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:08:01
パウロ生存√が語られるならゼニス非廃人√もありだよな。
ただ、神子の能力がなくても起こりうる武力面以外の問題が全部解決してしまいそうな気がして物語が成立しなくなりそう。 - 167二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:27:12
- 168二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 21:49:26
- 169二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:13:22
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- 170グレイラット家のある一日22/02/10(木) 22:29:27
※へんたいネタ注意、おーけー?
~ルディ子の場合~
本日はオルステッドのお仕事で出張である。どこの村だったか、それは置いておくとして、
「ところで、この後お茶でもどうです?」
「いやぁ、あはは…」
何か変なのに絡まれた。さっき助けた男の子だけど吊り橋効果か何かだろう。そんな、私には妻と二人の夫とたくさんの扶養家族が…
(仕方ないか…)
腹を括る。こんな所で神事を行うなんて、神よ、お許し下さい。御神体を取り出し、
「クンカクンカ!スゥゥゥゥゥゥ!ゲホッ」
むせた。やはり人が自らの領分を越えて神に近づくのはいけないということだろう。太陽に近付き過ぎたイカロスは堕ちるしかないのだ。
「うっわぁ…」
隣の少年はドン引きしていた。でも人妻を口説く君が悪いんだぞ…っと内心で愚痴る。私だってこんな人前で神事はしたくない。
「さよなら」
トテトテ、と街外れの転移陣に向かう。あうっ、恥ずかしさから転んだ。ぐすん。 - 171グレイラット家のある一日22/02/10(木) 22:30:08
~シルフの場合~
「それでシルフ、ルディア様とは最近どうです?」
アリエル様への用事でアスラ王宮に来ていたある日、アリエル様はそう仰った。
「私が言えた義理ではないですが彼女も他に何人も囲ってると聴きますからね、エリオット様やロキシー様と一緒に彼女を責めたりとか」
「しませんよそんな事…」
普通に陵辱にしかならないだろう。僕は別に彼女を虐めたりしたいわけじゃ…
「じゃあ、どうです?私と」
「怒りますよ、ルークが」
えっ、俺!?というような雰囲気を扉際のルークが出していた。
「まぁまぁ、彼女も今日はエリオット様と寝てらっしゃるのでしょう?ロキシー様と身体を慰めたりは」
「しないですって」
「でも溜まってるんでしょう?」
「アリエル様に手を出したら殺されますって」
主にエリオットやアルスに。アルス君は僕に懐いているが僕が浮気したら評価は地の底に落ちるだろう。それだけは避けたかった。
「まぁまぁそんな事仰r」
懐に入れてた媚薬をアリエル様の口に突っ込んで部屋を出る。
「おいシルフ、お前媚薬なんて常備してるのか」
「いつもはこの5倍は常備してるよ」
大きさじゃエリオットに敵わないからね、と冗談交じりに言い、アリエル様の処理をルークに頼んだ。言ってて悲しくなってきた。ルークの憐れむような、変態を見るような目線が背中に刺さった。
- 172グレイラット家のある一日22/02/10(木) 22:30:42
~ロキシーの場合~
「ロキシー先生、入り、ます、よ…?」
昼休憩で寛いでる最中、生徒が尋ねて来た。私の部屋は半ば個室染みているせいで色々と散らばっていたのだが、その生徒は知らなかったのだろう、片付ける間もなく入って来たせいで困惑していた。よく見れば隣にララもいた。
「あの…先生、これは…?」
「それは私の「それ泥ママ用の衣装だよ、昨日の夜使ってた」
弁解しようとした私の言葉を遮りララが真実を暴露していた。生徒はドン引きしていた。私は膝から崩れ落ちた。
「じゃあこれは」「泥ママに着せる用のスク水?だね、確か」
崩れ落ちた私をよそに二人は部屋を物色していた。最終的に片方は帰ったが。
「青ママ、泥ママ困らせるのやめよ?」
「だって、…」
はぁ、とララはため息を吐いた。腹を痛めて産んだ娘はあまりにも容赦がない。
「青ママ、これ上げる」「これは……!?」
ララから渡されたのはルディのシャツだった。
「ララ、これを何処で…」
「青ママがそんなだからね、私にも遺伝した」
娘が私のせいで変態になってしまった。私は崩れ落ちた。
「じゃあ青ママ、項垂れてないで次の授業の準備しなよ」
もう盗むのやめなよー、と言いながらララは退出した。私は倒れたままだった。
- 173グレイラット家のある一日22/02/10(木) 22:31:37
~エリオットの場合~
剣を振り、魔物を屠る。ルディアがいればもう少し時間をかけたが、今日は留守番なのでさっさと帰るべく最速で終わらせた。
「あの、ありがとうございました。お礼は…」
「いやいい。早く帰っていい、か……」
助けた相手は声の高さからして女だろう。生憎女なら最高のを知ってる、と思い振り替えると、
「(獣族かよぉおおお!?)」
ヤバい、血筋のせいで色々と抑えられない。リニア拾ってきた時も家の外に放り出されたしそれは避けたいが、
「(助けてくれルディア)」
何故獣族の所に連れてきたオルステッド。遠くの龍神を恨みながら駆け出す。後ろで何か叫んでるがそれに応じて浮気し、シルフや息子に殺されるよりはましだ。何ならそれすらも最愛の妻に泣かれるよりはましだ。転移陣に乗って、シャリーアに戻った。
「おかえりエリオッ、とぉ!?」
出迎えたルディアに抱きついた。
「まって、今昼だから、私も仕事終えたばかりだしここ事務所だか──!?」
うるさいので唇で黙らせる。ついでとばかりにそこら辺に落ちてた猫耳の魔道具をつけた。
「にゃ、エリ、ほんと、だめだ、って!?」
余計ムラムラしてきた。そのままソファに押し倒す。今日の夜の帳は、随分と早かった。
- 174グレイラット家のある一日22/02/10(木) 22:32:22
~アイシャの場合~
「アイシャ姉、もうやだ俺…」
家を片付けていた最中、アルス君が話しかけてきた。曰く、ルディア姉の帰りが遅いから事務所に行ったら、そのままソファで貪りあって─というかエリオット兄に貪られているルディア姉を見たらしい。あたしが言えた義理じゃないがこの子はだいぶマザコンだから、大好きな母を寝取られた気分にでもなったんだろう。
「何で俺ってあいつに勝てないんだろうな…」
「大丈夫だから、アルス君が頑張ってるのはあたしが一番知ってるから」
彼を抱き締める。そうだ。ルディア姉にも、ジュリにも渡さない。この子の努力を一番知ってるのは──
「…ごめん、取り乱した」
「良いよ、あたしだって嫌だったらやらないから。落ち着いた?」
あぁ、と返された言葉に少し下がる。本当ならもっとしていたいけど。──もっとやって良いんじゃない?と悪魔が首をもたげた。
- 175グレイラット家のある一日22/02/10(木) 22:33:03
「ねぇ、アルス君」
「ん?……は?」
振り向いたアルス君は驚いていた。そりゃそうだろう。あたしが胸をはだけて迫ってたら。
「や、アイシャ姉、こういうの良くないって」
知ってる。
「じゃあさ、アルス君。戯れ言だと思って聞き流して欲しいし、あたしも恥ずかしいから一回しか言わないけど」
彼の耳元に口を寄せた。ルディア姉秘伝の、ボレアス・グレイラット家に対する殺し文句。
「あたし、アルス君の仔猫が欲しいニャン」
彼が目を見開いたのがわかった。震えているんだろう。抑えているんだろう。ここで手を出したら大嫌いな父親と同じだって。
「いいよ、来て」
そう言うと、彼はふっと力を抜いてこちらに寄りかかって来た。口付けられて、口内に舌が侵入してくる感覚。そのまま彼に押し倒されて、やって来る快楽に身を任せた。こんな純粋な、何よりも愛しい弟分を罠にかけて無理矢理自分の浅ましい欲望を叶える自分に、目を、背けたかったから。
- 176グレイラット家のある一日22/02/10(木) 22:34:02
終わり。この後妊娠発覚したんだよね…
~番外編・ノルンの場合~
「る、“ルイジェルドさんはだんだん私を好きになる”」
「…そんなことされんでも、俺はお前を好いているが」
「あう…じゃ、じゃあ“ルイジェルドさんは私を抱きたく”」
「今は昼だ、夜まで待て」
「ひゃ、ひゃい」
- 177二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:40:38
アイシャだけアウト感がやべえー!!
- 178二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:42:25
きっちり誤魔化さず謝って慰めックスまでするんだぞ!
- 179二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:45:43
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- 180二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:46:45
なんかこう…湿度が熱帯雨林
- 181二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 22:53:05
というかこれアイシャにとっての理想の女性像は?→ルディ
なのもまたややこしさがます… - 182二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:20:54
ルディがしっとり感の時期超えた(目が常時♡はっちゃけおかあさんモード)だけにこれからが本番のアイシャがね…
- 183ssアシタカ22/02/10(木) 23:36:35
ここ数日残業で時間的に厳しいのに手が空いた時には大体スレが落ちかけてるのままならないなぁ……
というわけで次スレでss書くためにもアシタカ時空での家庭教師編の設定を開示します(いつもの)
高魔力持ちにしか興奮できない呪子設定のエリオットが初日でルディ子を押し倒してボレアス家はルディ子を嫁入りさせるしかない!
ってなってエリオット周りはちょっとイージーモード(物覚えがいいとはいっていない)
ただしダンスパーティーの時にサウロス爺さんが口滑らせたせいでノトス家に事情がばれて親戚の子が敵勢力の家に売られてる!
ってなったノトス家がルディ子を引き取ろうとして一悶着あってそこでルディ子がエリオットとの婚約云々を本気で意識し始める感じです - 184二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:39:49
ほう…?面白そう
- 185二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:40:17
- 186二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:42:24
ピレモンさん案外あのクソ野郎子供を売りやがった!と怒りを感じて引き取りそうでわはある
- 187二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:44:50
というかあれか、ルークがエリオット(不能だと思われてた憐れな敵対勢力の男)にかわいい従兄弟が嫁ぎますよ(唯一発情される情婦として売られますよ)を聞かされた後で子連れのボロ沼ルディと大学で出会うのか
- 188二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:46:09
- 189二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:48:44
貴族から抜けたのに自分の血を利用して敵対貴族にノトスの血を引く女を売ってるようにしか見えなくてどう転んでも寄越せ!の一択しかない……
- 190二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:50:30
- 191二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:52:19
- 192二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 23:52:44
次スレざますよ!
ここだけルディが女の子だった世界線91|あにまん掲示板ルディが女の子だった場合の無職転生を妄想するスレです。※キャラクターに対する過度に暴力的な曇らせや、曇らせのための原作キャラの極端なクズ化は、虐待スレやキャラヘイトになるので、なるべくそのキャラが好き…bbs.animanch.comところでSS書き終わって投稿ついでになんぞや新概念はあるまいかとスレを覗きに来たらもう終わりかけだった時のどうしたらええんや…感は異常やね
- 193ssアシタカ22/02/11(金) 00:01:03
ちなみにルディ子家庭教師送りの流れは
ミリス教徒のルディ子がシルフィを女の子だと勘違いして全裸に剥いてしまって責任取ろうとしてそこにシルフィが無自覚に浸け込んでしまって共依存に……
と親達が勘違い(そんなに間違ってない)して不能の子しかいない親戚の家に避難兼仕事の斡旋でドナドナ
って形なので、パウロ達は結構普通に遊びに来ます - 194二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:01:19
なんならルディの扱いが許せなかったから敵になった(誤解)割と美味しいポジション取れそうだなぁ!、
- 195二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:02:35
パウロが来るたびエリオット隠しそうだなあ(べた惚れ&教育でルディは俺の嫁!隠そうともしない)
- 196二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:03:57
- 197二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:06:00
まじの内乱沙汰じゃねえか!!ノトスとしても引けんだろうし…
- 198二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:06:05
- 199二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:07:46
誰なんだろうこの三下口調(多分七大列強)…
- 200二次元好きの匿名さん22/02/11(金) 00:08:28
200ならルディはアリエル様の性奴隷として従兄弟と出会う