- 1◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 22:35:40
- 2◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 22:37:52
戦闘 dice1d100=67 (67) +30(システム使用時追加+50)
事務 dice1d100=75 (75)
医療 dice1d100=91 (91)
知性 dice1d100=56 (56)
運動 dice1d100=1 (1) +30(システム使用時追加+50)
技術 dice1d100=48 (48)
倫理 dice1d100=53 (53) (システム使用時-30)
慈悲 dice1d100=20 (20) (システム使用時-30)
神秘 dice1d100=89 (89) (システム使用時追加+50)
- 3二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:39:58
うわーっ魔法使いタイプ!
- 4二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:43:08
ダイススレで基礎ステータスに1ある奴見たの初めてかもしれん
- 5◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 22:48:27
学校 dice1d5=3 (3)
1,アビドス
2,ゲヘナ
3,トリニティ
4,ミレニアム
5,ヴァルキューレ
学年 一年生
所属 dice1d4=2 (2)
1.カイザー
2.ゲマトリア
3.外部組織
4.>>1の研究員個人
- 6二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:49:54
このレスは削除されています
- 7二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 22:54:42
元所属てこと?
- 8◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 22:59:06
あ!元ゲマトリア所属いいかも!そうします!
所属は、この子の所属じゃなくて研究員の所属です。元ってことは現在もいりそうなので振ります
研究員の前の所属はゲマトリア。
今の所属は dice1d4=3 (3)
1.カイザー 2.外部組織 3.無所属、個人で動いてる 4.自分で組織を作った
- 9◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 23:05:17
ここからはトリニティ一年生の私がやっていきます。
身長 130+ dice1d100=96 (96)
体重 非公開 (重め)
顔 dice1d100=50 (50) (1に近いとかわいい系、100に近いとカッコいい系)
髪の長さ dice1d100=62 (62) (100に近いほど長い)
胸 dice1d3=1 (1)
1,貧 2,普 3,巨
おなか dice1d3=1 (1)
1,細い 2,普通 3,肉がある
腰 dice1d3=3 (3)
1,小さい 2,普通 3,大きい
羽 dice1d2=1 (1)
1,ある 2,ない
大きさ dice1d3=1 (1)
1,小さい 2,普通 3,大きい
場所 dice1d3=3 (3)
1,頭 2,背中 3,腰
色 dice1d3=1 (1)
- 10◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 23:10:41
(身長でっかなったなぁ...)
- 11二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:16:56
このレスは削除されています
- 12◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 23:20:37
私の肉体は dice1d4=3 (3) に改造を施して作られたらしいです。私には作られる前の記憶はないです
1.廃墟に安置されたアンドロイド
2.トリニティから去年卒業した生徒の肉体
3.アビドス砂漠に残されていた遺物の一つ
4.外部から持ち込んだアンドロイド
- 13◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 23:24:06
そして入学の日に研究員の方にこの種類の武器を渡されました。
dice1d9=6 (6)
1.HG
2.SMG
3.SG
4.AR
5.SR
6.LMG
7.HMG
8.GL
9.RL
- 14◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 23:33:13
私は入学前日に軽機関銃を渡されました。
それと一緒に私は盾も渡されたんです。理由は
dice1d3=2 (2)
1.研究員「銃に盾って、なんかかっこいいじゃん☆」
2.研究員「君の変えなんてないから簡単に破壊されたら計画が台無しだからね。その盾でしっかり体を守るんだよ?」
3.研究員「君がだめになっても変わりはいくらでもあるけど、中に入れたシステムに変わりはないから、死んでもそれだけはしっかりと守ってね」
- 15◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 23:42:20
なので私は入ったばかりはいつも左手に盾を持って体をいつでも守れるようにしてました。今は友達皆が優しいとわかっているので学園内では基本背中に背負ってます。あとは何を話したら(決めたら)良いでしょうか、初めてなのでこれで良いのか不安です。
- 16二次元好きの匿名さん24/06/30(日) 23:43:54
divison2のクルセイダーシールドみたいな感じで使ってる感じ?
- 17◆kz/Q.uXfB2Ji24/06/30(日) 23:57:37
初めて聞くゲームなので軽く調べてみてみましたが、運用方法はそんな感じです。足が守れなくて軽めなのも同じです。
- 18◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/01(月) 09:17:45
あ、そうだ、私の年齢を書いておきましょう。でも体がいつできたか分からないので、改造を施して起動した日からどのくらい経ってるかを書きます。
dice1d3=2 (2)
1. dice1d15=6 (6) 年
2. dice1d11=3 (3) ヶ月
3. dice1d30=18 (18) 日
その日から銃や喋りの訓練を色々とやって入学しました。
- 19◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/01(月) 09:20:48
今日まで3ヶ月なので、数日で戦いの練習を基本に簡単な会話や行動ができるシステムを入れてそのテストをしてから入学しました。
- 20二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 14:55:17
調べてみたけどかっこいいな
- 21二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 15:37:58
このレスは削除されています
- 22◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/01(月) 15:39:02
- 23二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:24:42
このレスは削除されています
- 24二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:34:17
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 02:33:10
ではSSを書いていきます。素人なのでいろいろとおかしいところがあるかもしれません...
- 26二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 09:06:37
よろしくお願いします!
- 27◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/02(火) 11:10:13
マシンガンを軽と重で分けたのは失敗したなと今ちょっとだけ後悔
- 28二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 15:49:23
- 29二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 20:58:19
- 30二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 21:54:59
- 31二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 21:59:35
- 32二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:14:44
男性「さあ、着いたぞアオ」
キィッという音を立てて、一台のが暗い路地裏に止まる。その車内には黒いスーツを着た男と、高身長の学生服を着た女の子が乗っていた。男は車の運転席から、後ろに乗っている女の子の方を向く。
男性「朝説明した通り、今日からアオはこのトリニティ総合学園に転入してきた一年生だ。お嬢様学園だからしっかり敬語で話すように。一年以内でキヴォトスの中で一番の強さを持つように努力してくれ、戦闘に関することは学習させたがまだ不十分だからな。あとは最低週に一度、私に学園内部のことを伝えてくれ、その都度こちらからいろいろ返事を返すからな。さあ、行ってこい」
アオ「わかりました。ご主人の、思想を、叶えるように、努力をします。では、行ってまいります」
機械のように淡々と答えて車から降りてしゃがんだまま特性の大きいリュックを背負い、肩から機関銃をかけて片手で持ち、左腕に盾を取り付けてすくっと立ち上がり、学園へ向けて歩き出す。
男性「...本当はその体をもとに、並みの身長まで小型化させたやつを作って目立ちにくくしたかったが、連邦生徒会長が失踪した今の混乱したときに動かないとダメなんだ...外の人間のために頼んだぞ、アオ」
アオが路地裏から右に曲がって姿が見えなくなるのを確認してから、アクセルを踏み込み学園から離れる……
トリモブA「でっか...」
トリモブB「あの人、身長何センチあるのです...?」
トリモブC「私あの方見たことありませんわ...」
チラチラ...ヒソヒソ...
アオ「...すごく、視線を感じます。説明は、受けてましたが、やはり、この身長は、目立つのですね...」 - 33二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:15:29
しかしここで隠れたりしたら逆にさらに目立つと判断し、そのまま歩き続けていると誰かから声をかけられる。
????「す、すみません、そこの蒼くて大きな方、一度止まってくれませんか...?」
どこか近くから声をかけられて立ち止まり、辺りを見回すが声の主が分からない。
アオ「えっと...どこに、いらっしゃいますか?姿が、見当たらなくて...」
あたりを少し歩いてずっときょろきょろ探すが全く見つけられない。
????「...むぅ!こっちです!声のする方に近づいてください!そうこっち!ゆっくり近づいてください!」
その行動がからかわれていると思われたのか、声の主は少し怒った声に代わり、不安になりながらアオはゆっくりとその方向に歩く。
????「そこで止まってください!...そして、ゆっくり下を向いてください。」
指示の通りに下を向く。
アオ「え、下...?....あ!」
下を向くと...赤くて丸いヘイローが浮かび、黒のベレー帽を被っていて目が前髪で隠れており、黒い制服を着ていて、私を見上げてぷんぷん怒っている小さなかわいらしい生徒が足元にいた。 - 34◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/03(水) 09:33:16
ん!ムズい!
- 35二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 17:33:12
正実モブ「やっと気づいてくれましたね」
アオ「はい、すみません。まだ、この身長差に、慣れてなくて...」
アオは話を聞きやすいように屈む。
正実モブ「学生証を見せてください、あなたがトリニティの生徒か確かめる必要があるので。」
アオ「学生証ですね、わかりました。少し待っていてください...」
服を探って取り出し、正実モブに手渡す...
正実モブ「天命アオ...一年生...もしかして、今日来ると言っていた転校生の方でしょうか?聞いていた身長と違うのですが」
アオ「はい、私は、今日転校してきた、天命アオです。身長は多分記入ミスです。あとで修正してもらうようにお願いしてみます。」
正実モブ「...そうでしたか、じゃあ私がそこまで案内しましょうか?あなたが進んでいる方向違いますよ?」
アオ「この先の、立派な建物では、ないのですか?」
正実モブ「そっちは大聖堂です。あなたが行くのはあっちです。ついてきてください」 - 36二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 22:49:12
まぁ普通は2m超えは嘘だと思うよな…
- 37◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/04(木) 00:44:17
アオは正実モブに手を握られて、人前で引っ張られながら歩いて行く。その姿を見てクスクス笑う白い服装の生徒もいれば、可愛い、母と娘みたい、と話しながらスマホを向ける生徒もいる。
アオ(ま、まずいです、あまり目立つとご主人に怒られます。早く立ち去らないと...どうすればこの状況を...)
アオ「すみません、もう、場所が、わかって、大丈夫なので、手を、離して、ください」
今の状況を解決しようと演算をし始めたせいか、顔が少し赤く、熱くなっている。
正実モブ「ダメです、あなたは一人じゃすぐに迷子になりそうなので、部屋まで連れていきます。普通、門をくぐって正面に見える大きな建物が本館だと予想できるはずなのに、あなたは立派という理由だけで誰にも場所を聞かずに、別のとこ行っちゃってるじゃないですか」
アオ「それは、目立ちたく、なかっただけで...それに、本館、のようなものは、一番立派で、目立ってて、大きい、と、教えられました」
正実モブ「それは入口から入ったときの見た景色であって、歩きながら常に一番大きく立派で目立つ場所じゃないです!」
アオ「そう、なんですか?」
正実モブ「それに、わかりやすいところに学園内のマップを設置しているのに、あなたはそれに一切気づいてないじゃないですか。改めて考えると更に心配で仕方がないです、おとなしく引っ張られてください。あと緊張を解いてください、その機械のようなしゃべり方じゃ、ここで友達は出来ませんよ」
アオ「...わかり、ました」
演算で目立たない解決策が見つからないので、アオは演算をあきらめて引っ張られて連れられて行く。
この日に取られた二人の写真がSNSに乗せられて少しづつ拡散され、それによって身長が大きなアオの存在が学園内に知れ渡る速度は、送り出した男性の予想を上回るものだった。
男性「あーもぉ!目立つなって散々言ったのに!」
仕事の合間に見ていたSNSでその写真を見つけ、頭を抱えた。 - 38◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/04(木) 00:48:27
- 39二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 09:10:14
この正実モブが最初の友達になるのかな
- 40二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:00:20
ツルギ(進化前)の可能性
- 41二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:26:28
- 42二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:35:01
もしかしたらNT-Dの可能性もある
- 43二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:39:33
このレスは削除されています
- 44◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/04(木) 21:41:23
正実モブ「はい、ここです、ここがトリニティ総合学園の本校です。」
正面から入ると、きれいなシャンデリアがぶら下がっていて、とても清潔感がある。
アオ「とても、綺麗、ですね。」
ずっとそれを眺めていたいと思って歩き出すと、体をグイっと引っ張られる。
正実モブ「ちょっと、どこに行こうとしてるんですか、今行くのはこっちです」
アオ「す、すみません。こんなに、綺麗な場所は、初めてで...見て回りたく、なって、しまいました。」
正実モブ「見て回るのは色々なことがひと段落してから!早くいくよ」
二人は目的の部屋につく。
正実モブ「この部屋にノックして、『失礼します』って言って入るんだよ?それと、頑張って。私は外で待ってるから」
アオ「はい、ありがとう、ございます...スゥ...フゥ...では...失礼します」
空気を多く吸い込んで吐き出して体内を冷却する。その後にコンコン、コンコンと四回ノックをし、部屋に入る。
白い清潔な服を着た生徒「こんにち...デッッ!?...えっと、天命アオさんですか?」
頭を下げながら部屋に入ると、ペンでスラスラ書類を書いて待っていた生徒が目を丸くして驚いていた。彼女の背中の羽がバサッと広がる。
アオ「はい、そうです。私は、今日転校してきた、天命アオと申します。」(この方も驚いている...私の身長が小さく記載されていたのでしょうか。一回ご主人に聞いてみる必要があるかもしれません...)
扉を閉めた後に礼儀正しく頭を下げる。 - 45二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 02:14:45
イブキより1mもデカいんだよねこの子…
でも運動させてみたらモブちゃんにも劣るよわよわ - 46二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 08:10:37
126cmと書いてあったとか?
- 47二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 19:30:53
来る前にちっちゃい子が来るって楽しみにしてたこいそう
- 48◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/06(土) 00:06:01
目の前にいる白服の生徒は、机に建てて置いてある蒼いファイルを引き抜いて中をぺらぺらとめくり、何度も私と資料を見比べている...様子がおかしいので、アオも少し戸惑っている様子。
白服の生徒「...お伺いしますが、あなたの身長は何cmでございますか?」
アオ「226cmです...あの、すみません、それには、何と、記載されて、いましたか?」
白服の生徒「アオさんから送っていただいたこの書類には、書き直しの後はありますが間違いなく226㎝と書かれていましたわ。どこも間違ってはいません。しかし、どなたか間違えて126cmと読んでしまい、そのまま転入生紹介で学園中に、あなたが126cmの身長であると広まったようですの...申し訳ございません。立っているのも疲れてしまうでしょう。席に座ってくださいませ。」
アオ「はい、失礼します」
お辞儀した後席に座る。アオの身長は並みの大人を超えるほどの高身長で、腰以外スラっとしていて細いが、雰囲気が若干幼く感じる。顔写真ありで疑われなかったのはこれが原因だろうか。そう思いながら、白い服の生徒は転校生が来た時のマニュアルやらなんやらを書いてまとめたファイルを引っ張り出す。
白服の生徒「まずは、転学おめでとうございます。この学園はかなり入学試験が難しいですが、よく受かれましたね。ではいろいろと説明させてもらいますわ...」
この学園の歴史と派閥について、学校のルールについて、今ある部活動について、学園内の各施設について、今日から入る寮の場所について、などをいろいろとアオにゆっくり説明をする。
白服の生徒「ではこちらが、寮のカギでございますわ。そして学生証を前の学校のものからトリニティのものに更新いたしますわ。それと調べたところ、その銃の登録がまだ済んでいないようでございますので、寮に荷物を運ばれたら書類を申請するまで銃は携帯なさらないようお願いいたしますわね。書類はあとで寮に送らせていただきます。では、学園生活を楽しんでくださいませ」
鍵をもらい、学生証を新しいものに交換した。
アオ「はい、ありがとうございます。では、失礼します」
席を立ってお辞儀した後、部屋から退出する。部屋の前で、ちょうど電話を切った正実モブが待っていてくれた。 - 49二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 09:21:09
自分が案内しないと迷子になるとでも思われてるのかな…
- 50二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 14:16:04
このレスは削除されています
- 51二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:07:02
保守
- 52二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:48:30
今更だけど、念の為で回覧注意、書いとけばよかったなぁ...
- 53◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/07(日) 08:09:46
忙しくてなかなか書き進めれない
- 54二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 14:06:37
スレ落ちしないように保守しておきますので自分のペースで頑張ってください!
- 55二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:23:24
このレスは削除されています
- 56◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/07(日) 21:23:49
ありがとうございます。がんばります!
- 57二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:09:05
正実モブ「おつかれさまです...どうでしたか?何かあったりはしませんでしたか?」
アオがぱたんと扉を静かに占めると、正実モブはスタスタ近寄り、アオの手をぎゅっと握りながら問いかける。アオは室内であったことを大体話した。
アオ「...それと、この銃の、申請が、まだだったらしく、申請するまで、使用不可、だそうで、それまで、寮に、置いてと、言われました。なので、寮に行く、予定です。」
正実モブ「じゃあ寮に行きましょうか、案内しますね」
アオの手を引いて歩こうとするが、アオは動こうとしない。指も開いて、手を放そうとしている。
アオ「あ、あー...私は、寮の場所を、中で教えて、もらいました。なので、場所は、知っています。だから、あとは一人で、行けるので、大丈夫です。迷子には、なりませんので」
正実モブ「いいえ、アオは絶対迷子になります。それとアオの本来の身長を知ってる生徒は少ないので、最悪不審者だと思われるでしょう。だから正義実現委員会である私といた方が面倒ごとを起こさずに済みます。」
アオ「確かに、面倒ごとは、嫌です....分かりました、一緒に、行きましょう。でも、私は、一人でも、迷子には、なりません。」
二人は手をつないだまま本校を出て、寮へ向かう。
(そろそろネームドキャラを出したいところ...正実に関係があって、この身長差で手をつないで寮に向かうところを何かしらだと思って向かってきて話しかけそうな...) - 58二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 09:20:49
やっぱりツルギやハスミとか?
- 59二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 19:48:49
手をつながれる程信用されてないな…
- 60二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:35:42
まぁ正実メンバーが無難かな
- 61二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:34:05
ツルギとハスミは戦闘避けられなさそう、自分の後輩が、見た事ない大きな生徒とどこかへ向かって歩いてたら、誘拐犯だと思って攻撃されても...
- 62二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 02:29:05
このレスは削除されています
- 63◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/09(火) 02:45:17
外でスマホの画面を見て、最近出てきた噂話に夢中になっている生徒たちが、本館から出てきたアオたちに気づく。画面とアオを交互に見た後、突然走って向かってくる。アオはそれに気づくと、体を反転させて、正実モブを連れて寮がない方向へ走り出す!
アオ「なんで!こっちに!みんなさん!来るんですか!」(二人でいても面倒ごと起きてるじゃないですかぁぁ!)
正実モブ「わぁぁぁ!?アオさんそっち寮じゃないです!戻ってくださいいぃぃ!!」
アオたちは、青春を楽しむ様々な生徒と生徒の隙間を駆け抜け、途中で黒く赤く堕天使のような他とは違う姿と気配の生徒の横を通った気がしてもお構いなしに走り続けて距離を放し、しばらく走り続けて建物と壁の間を見つけて逃げ込む。
正実モブ「はぁ...はぁ...目立ちたくないからって....あんなに走ったら...逆に...目立ってますよ...!」両ひざに手を付けてせき込んでいる。
アオ「す、すみません!体が、勝手に、逃げちゃいました...ここは、どこ、なのでしょうか。ならないと、言ったのに、迷子に、なって、しまいました。」
そこで隠れて羽を休めて、体力を回復させているととつぜん正面にある壁がバゴォォン!!という音を立て穴が開き、一人の生徒が現れる。
ツルギ「きひひ...私の後輩を連れ去るやつはお前かぁぁ!!」
正実モブ「ゴホッゴホッ...つ、ツルギ先輩!?」
アオ「ち、違います!私は、連れ去る、つもりは!」
ツルギ「きぇぇぇぇぇええええ!!」ダァン!ダァン!
ツルギは奇声を発しながら散弾を二発射撃し、アオはとっさに腕に取り付けた盾で防ぐが、怒りが乗った散弾の威力によろめいてしまう。すかさずツルギは盾に蹴りを入れてアオを吹き飛ばし、建物の壁を貫通する。その時の衝撃でアオは自分の銃を手放してしまう。
アオ「うぐぅぅっ...!強い...背中がすごく痛い...」
建物の反対側まで吹き飛ばされて道まで飛び、金属の看板にぶち当たって根本から折ってしまう。その道を通っていた生徒たちが悲鳴を上げて逃げていくのを無視して立ち上がり、おれた金属の看板を手に取り盾を前に構え、ツルギが来るのを待つ。 - 64二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 02:53:15
おもしろそうなスレを見つけた、期待
- 65二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 08:13:48
モブちゃん早く止めてあげて!
- 66二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 13:14:28
保守しておくか
- 67>>2924/07/09(火) 21:23:10
- 68二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:52:01
- 69二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:59:25
このレスは削除されています
- 70◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/09(火) 23:07:40
あー...確かにそうですね、一瞬出しちゃいましたが秘密にしておきます。
- 71◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/10(水) 00:25:01
( >>63 の最後数行を修正して書きました。)
ツルギ「きぇぇぇぇぇええええ!!」ダダァン!
ツルギは奇声を発して赤いオーラを出した後、二丁のショットガンを同時に撃つ。アオはとっさに盾を前に向けて防ぐが、怒りが乗った散弾の威力でよろめいてしまう。すかさずツルギは盾に蹴りを入れてアオを吹き飛ばし、建物の壁を貫かせ大穴を開ける。その時の衝撃でアオは自分の銃を手放してしまう。
アオ「うぐぅぅっ...!強い...背中がすごく痛い...」バチバチ...
建物の反対側まで吹き飛ばされて道まで飛び、金属の看板にぶち当たって根本から折ってしまう。その道を通っていた生徒たちが悲鳴を上げて逃げていくのを無視して立ち上がり、おれた金属の看板を盾を右手で持ち、中の関節が歪んで動きが鈍い左腕をたらしたまま、ツルギが来るのを待つ。
ツルギ「くひひひひひひっ......」
先ほどアオが貫いた建物の穴から、瓦礫の上を歩いてツルギが出てきて、アオに銃口を向ける。アオは微動だにせず、体内のモーターをゥィィィィイイイン...と段々大きく鳴らして何かをしようとしている。
正実モブ「ま、待ってくださいツルギ先輩!私は誘拐されたんじゃなくて、アオを案内していただけなんです!アオの身長が聞いてた話と違いますが、間違いなく今日来る転校生です!本館内で確認取れてます!」
バチバチした空気を割って、正実モブがアオの機関銃を抱えながら現れ制止する。
ツルギ「......」
銃を構えたままその正実モブのほうを見て、しばらく制止する。正実モブはツルギの奇怪な表情に怖気づくが、アオの冤罪を晴らすためにツルギの目を見て訴える。
ツルギ「...そうか...すまない、早とちりをした...」
ツルギは銃を下げて殺意をなくし、アオは手に持っている看板を地面に落として、モーターの音が静かになる。
正実モブ「よ、よかった...アオさん、この方は私も所属している正義実現委員会の委員長、剣先ツルギ先輩です。先輩、この方が数日前の転校生紹介で言われていた天命アオさんです。」
二人の横まで近づいて、それぞれのことを説明する。
- 72二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 08:59:42
誤解が解けてよかった!
- 73二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 20:12:43
保守
- 74◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/10(水) 20:24:59
(私が思ってたツルギのイメージと、実際のツルギが違くて書くの難しい...)
- 75◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/10(水) 21:20:09
ツルギ「...アオ、腕は大丈夫か。私の攻撃を、盾で受けてから、腕を垂らして、盾を付け替えているが」
アオ「いいえ、大丈夫です。ちょっと、さっきので、腕が、しびれている、だけ、なので。」
正実モブ「本当ですか?まさか怪我しているのに無理して言ったりしてませんよね?寮に着いたあと左腕を確認しますからね。ではツルギ先輩、これで失礼します。建物の修復作業が始まったら私も向かいますので」
アオの銃を持ったまま右手をつないで歩き出す。
ツルギ「...あとで話したいことがあるから、アオを検査して、救護騎士団に預けた後、正義実現委員会に来てくれ。」
正実モブ「わかりました。終わったらすぐに向かいます。」
寮へ向かう。さっきとは違い、人通りが少ない別の道を通って向かう。
正実モブ「...すみません、逃げるくらい目立つのが苦手だとは思わなくて」
アオ「ご主人が、目立つなと、言っていた、ので、それを守ろうと、しただけで、人が苦手、というわけじゃ、ないです。」
正実モブ「そのご主人って、どんな方なんですか?」
アオ「......とても、厳しい方です。私は、弱かった、ので、毎日、戦う学習を、ずっと、しました。会話も、できてなかった、ので、生活と会話の学習も、しました。」
正実モブ「そうだったんですね。もしかしたら、この学園に通えるようになるために、頑張った結果厳しくしちゃったのかもしれませんね。」(前はもっと人見知りで、もっと会話が途切れ途切れだったのかな...)
アオ「......そうだったの、ですかね...ご主人は」
二人は目的地である寮にたどり着いた - 76>>2924/07/11(木) 07:35:41
- 77◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/11(木) 10:53:39
名前どうしようか考えているんですがなかなか思いつかなくて...
- 78二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 18:50:57
安価で募集するとかどうですかね
まぁでも既存キャラの苗字とかに当たって血縁関係とかの設定を考えるのが嫌ならしなくてもいいですけど - 79◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/11(木) 19:16:28
その手がありました。でももう名前決まっちゃったので、次のキャラが出てきたら募集します
- 80◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/12(金) 01:34:41
寮は、学園の周りにある水路の向こう岸に派閥別に数棟づつ並んでいる。アオたちは寮の場所がわかる地図看板の前に立つ。
アオ「私は......ここの、寮、だそうです」
正実モブ「そこなんですか?私と同じ寮じゃないですか。よかった~。他の寮だったら毎日会いに行くのが大変でどうしようかと...」
アオ「私が、同じ寮、だと、どうして、良いのですか?」
正実モブ「だって私たち、もう友達でしょう?あなたはしゃべりに少し癖があるけれど、一緒にいるととても楽しいですし、なんだかほっとけないですし...」
アオ「友達...友達とは、何ですか?」
正実モブ「え、友達とはですか?そうですね...今日のようによく一緒に過ごして、よく喋る親しい人のこと、ですかね...アオさんは今まで友達は居なかったんですか?」
アオ「はい、ご主人と、ずっと、過ごしていて、外に出たことが、あまり、なかったので......友達は、いませんでした...が、あなたは、私の、初めての、友達です。」
正実モブ「うん、私たちは今日から友達です!」
ニコッと正実モブは笑う。アオは、なれていないのか少しゆがんだ笑顔で笑う。
正実モブ「ってそうだ!アオの腕の確認しなきゃいけないことと、ツルギ先輩にこの後来るように言われていたのを忘れていました。早く部屋へ行きましょう!」
手をつないだまま二人は寮へと急ぎ足で向かう。広くてきれいな道を行く中、アオの目には周囲の透き通る景色が映り込んでいた。いろんな生徒が楽しそうに行き交っている、青春を感じる様子をよく見たいとその方向に顔を向け、足が止まりそうになるが急かすように正実モブに引っ張られて、アオは前を向いて歩みをそろえた。
これから住む寮の前まで行って学生書をかざすと自動で扉が開き、二人は中へ入る。エントランスは優しさと柔らかさを感じられる居心地が良い広い空間で、今はアオと正実モブの二人しかいない。
アオは、ゆっくり歩いて、その空間をよく観察してみようと1階をまた歩いて回ろうと思ったが、今は急いでいるから...後でいいかと思いとどまる。また歩き回ると思われたのか、正実モブの握る手が強くなった。 - 81二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 08:27:09
まぁ生まれてから3ヶ月くらいですもんね…
- 82二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 17:00:03
同じ寮でよかった!
- 83二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 23:08:48
正実モブ「エレベーターが来たから、早く乗って向かいましょう。」
チーン...という音が鳴ってエレベーターの扉が開く。正実モブがアオを引っ張って中に一緒に入ろうとすると。
ガァンッ!!
アオ「い゛っ....!!」
大きな音とアオの正実モブがびっくりして後ろを向くと、鼻を抑えて屈みながら入ってくるアオの姿が、一般的なエレベーターの入り口の大きさは2mで、中は2.2mらしく、アオよりも高さが小さい、というかアオがデカすぎる。
正実モブ「あっ...ご、ごめんなさい、アオがエレベーターよりもでかいとは思わなくて...」
アオ「いいえ、ちょっとよそ見、してしまった、私が、ぶつけてしまった、だけなので。」
頭をぶつけないように少し前に屈んで乗る。この中に居るとどれほどアオが大きく、正実モブが小さいのかが互いによくわかる。
チーン...という音が鳴って扉が開き、扉が開く。廊下は広くてとてもきれいで、扉がたくさん並んでいる。
アオ「私の部屋は...791ですね。」
正実モブ「私は711なので、ちょっと遠くなっちゃいましたね」
扉の前に着いて、アオはドアノブを何回か引くが扉が開かず、首をかしげる。
アオ「あの、この扉、開かないです。壊れてる、のでしょうか...?」ガチャガチャ...
正実モブ「あー...この扉はですね、ドアノブの上の黒い縦長の箱みたいな部分に、少し前にもらった学生証をかざすと開きますよ。」 - 84◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/13(土) 01:17:11
更新を早めるのはまだ難しいですが、序盤の確定で進めたいところ進めれたので、そろそろダイスの神の振りを試しに入れていこうかなと思います。
- 85二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:12:47
ダイス神は気まぐれだぞ…
- 86◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/13(土) 10:36:11
うーん...確かに気まぐれなのが怖いけど、あー...どうしようかなぁ...
- 87二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 18:17:29
何事もチャレンジですよ!
- 88二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 18:27:12
慣れないうちは、どれが出ても扱いきれるという選択肢から始めればよいのです
応援してます - 89 ◆o4UP.SnF3o24/07/14(日) 01:24:46
このスレは落ちないわ、私が保守るもの。
- 90二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 09:01:43
私も保守ろう
- 91二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 13:35:17
アオが言われた通りに学生証をかざすと、カチャッと音が鳴り、扉が開いた。
入ってすぐ右に洗濯機、左に小さな台所と白い冷蔵庫があり、洗濯機よりも奥の右側と正面に扉がある。正面の扉を開けて部屋に足を踏み入れると、広々とした空間が広がっていた。壁は淡いクリーム色で、床はハードメイプルの木のフローリング。左側にはシンプルな木製のデスクがあり、その上には小さなランプと数冊の本が並べられている。デスクの隣には、大きなクローゼットと全身鏡が設置されている。右側にはふかふかのベッドがあり、ベッドカバーは白色である。戻って右には洗面台とお手洗いとお風呂場が別々らしい。
部屋を一通り見て回った後、ベッドに二人で座る。
アオ「すごく、きれいで、明るい、部屋、ですね。ここが、私の部屋....」
リュックを下ろしてベッドに置き、目を輝かせながら部屋を眺める
正実モブ「そう、今日からここがアオの部屋なんです。毎日、この部屋からアオの青春の物語が始まるんですよ?」
アオ「私の...青春の物語が、ここから、始まるんですね...」
正実モブ「さて、じゃあアオの腕を診よっか。袖を上げて見せて?」
アオ「はい、分かりました」
袖をめくってひじを見せる。肌は白くきれいで、外見的な違和感は一切見られない。
正実モブ「見た感じ何も異常はないけど...うーん...今も動かせないの?」
アオは腕を動かそうとしてみる。 dice1d4=3 (3)
1.自己修復機能で治ったのだろうか、ほんの少し擦れるような違和感があるものの、問題なく動かせる。
2.カリカリカリ...という異音が出て、動きに変な抵抗と軽い痛みを感じるものの何とか動く。
3.ガガッ...ガガッ...関節が曲がってるのだろうか、何かに引っかかってビクともしないうえに、「ぐっ....」と呻き声を出すほど痛い。
4.+戦闘以外で感じたことがないほどの強い痛みで涙目になる。
- 92◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/14(日) 13:37:22
名前書くの忘れてただ....保守ありがとうございます。間接パーツが強い衝撃に弱かったのか、ツルギ先輩の攻撃と蹴りが強すぎたのか
- 93二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 19:37:21
保守
- 94二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:27:15
普段は耳を澄ませないとモーター音は聞こえないらしいけど、壊れてたら普通に響いてそうなんだんだよな。そこんとこどうなんだろ
- 95二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 08:08:38
ほ
- 96二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 17:24:06
このレスは削除されています
- 97二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 17:24:30
このレスは削除されています
- 98◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/15(月) 17:26:33
アオは腕を動かそうとしてみる。ガガッ...ガガッ...という大きな金属のような異音と共に、突き刺すような強い痛みを感じ、アオは思わず「ぐっ...」と声を漏らして顔をゆがめてしまう。
正実モブ「えっ...そんなに痛いんですか!?無理して大丈夫と言わないで、と言ってたじゃないですか!」
アオ「ご、ごめん、なさい...」
正実モブに怒られて、アオは体を縮こませる。
正実モブ「...あと、腕から鳴った異音のことも後でしっかり聞きます。とりあえず腕を固定する為の包帯と棒を部屋に取りに行くので安静にしててください。」
アオ「はい...」
正実モブは、壁についている液体画面が着いた薄い装置に何かを操作し、カードをかざしたあと扉を開けて廊下に飛び出ていく。
アオ「...どう、しましょう...体のこと、を、言って、良いか、どうか、ご主人に、何も、言われて、いないです...。正直に、言って、あの子が、どう思うか...うぅ、演算しても、答えが、出ません」
正実モブがどんな反応するかの答えを演算で探り続けていると、カチャッという音と共に正実モブが帰ってきた。救急箱と木の棒を手に持っている。
正実モブ「アオ、持ってきました。今から応急処置で腕を固定しますが、それをしながらアオに質問しますね。その腕、どうして機械のような音が鳴っているんです?」
アオの左側のベッドの上に座って、救急箱を開ける。
アオ「...言ったら、嫌いに、なったり、しませんか...?」
恐る恐る聞く。顔を正実モブに向けられず、ずっと真正面を向いている。
正実モブ「あなたが嘘を言ったら、嫌いになります。でも正直に言ったら、嫌いになりません。私たちは友達、相手のことをしっかり受け入れられないなら、友達とはいえません。大丈夫です、正直に話してください。」 - 99 ◆o4UP.SnF3o24/07/16(火) 00:04:48
正実モブちゃんまっすぐでかわいい
保守 - 100二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 10:05:46
このモブちゃんなら大丈夫だよ
- 101◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/16(火) 12:10:32
まっすぐな瞳が、アオを見ている。アオは、その瞳でこのこが本当にそう思っていると信じる。しゃべろうとするも、精神とシステムがぶつかるバグがよりひどくなり、その抵抗で普段以上に熱が出て声がうまく出せない。冷却装置で体内を冷やし、。口から熱い排気を出しながら、ゆっくり正直に、自分の体について答える。
アオ「すぅ......ふぅ......分かりました、正直に、話します。私は、作り物の、機械、です。人に、寄せて、作られた、アンドロイド、です。ご主人が、私を、作りました。腕が、動かない、のも、異音も、機械の、パーツが、歪んで、動かないから、です。」
「お願い、します。私が、機械だと、いうことは、誰にも、言わないで、ほしい、です。救護騎士団も、行きたくない、です。2人だけの、秘密に、留めたい、です。」
アオが答えられる分を全て答えた後、手をきゅっと握り、正実モブの反応を待つ。生身だったら体が震えそうなほど頭の中が不安でいっぱいで、床を見つめることしか出来ない。
正実モブ「......私に話してくれてありがとう。機械であることは誰にも言わない、2人だけの秘密にしておきます。アオが何者であろうと私たちはずっと友達、私を信じて言ってくれてとても嬉しいです」
アオ「...良かった、ほんとに、良かった...」
フシュゥゥゥ...と口や各関節から熱気を出して安堵し、頭の中も落ち着いて正常に戻る。
正実モブ「...でも、救護騎士団には連れていきませんが、どうやってその腕を治すんですか?もしかして次の休みの日まで放置という訳じゃないですよね...?」
アオ「このくらい、なら、持ってきた、替えの、パーツに、取り替えれば、大丈夫です。自分で、できます。」
リュックをトントンと叩いて、この中に入っていることを伝える。
正実モブ「良かった、自分で修理できるんですね」
アオ「はい、なので私は、あなたが、正義実現委員会へ、行った後に、修理を、始めます」 - 102◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/16(火) 12:13:09
正実モブ「うん、わかりました。では行ってきますが、その前に...私とモモトークで繋がりませんか?何かあった時に直ぐ呼べて、近くにいなくても話せるので...」
アオ「分かりました。学校へ、来る前に、作ってもらった、アカウントが、あるので、それと、繋げます」
2人は携帯を取りだしてモモトークを開き、連絡先を交換する。アオは初スマホの画面を眺めながら、嬉しそうにしている。
正実モブ「それと、私たち、お互いにきちんと自己紹介していませんでしたね...」
アオ「...確かにそうですね。じゃあ私から...」
お互いにベッドの上乗っかって向き合う。
アオ「私は、1年生の『天命(てんめい)アオ』です。」
正実モブ「私は、1年生で正義実現委員会に所属している梶間(かじま)ユウです。これからよろしくね、アオさん」
アオ「はい、よろしく、お願い、します。ユウ、さん」
ユウ「うん、よろしくね。じゃあ私今から行ってくるから、何かあったら連絡してきてね。行ってきます。」
アオ「はい、お気をつけて、ください。」
正実モブ、改め、梶間ユウはアオの部屋から出て、急いで正義実現委員会へ向かう。天命アオは、ドアからユウが行くのを見送ったあと部屋に戻り、服を脱いで、体の修理を始める。 - 103二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 21:13:00
保守
- 104二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 01:05:14
このレスは削除されています
- 105◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/17(水) 01:07:26
全身が肌色の人口肌で包まれていて、一見すると普通の人間に見える。リュックから折り畳みナイフとマニュアルを取り出し、読みながら手順通りに進める。
アオ「まずは...『痛覚センサーOFF...自己修復機能OFF...左腕電力遮断を開始...遮断しました。』」
普段よりも高く機械音声のような声でスラスラと喋った後元に戻る。左腕の皮をナイフで切り裂き剝がしていくと、灰色の球体関節が露出する。中の球体が歪み、コードが切れて絡んでいて、中のパーツが飛び出て、腕のパーツに干渉している。
アオ「すごい、ことに、なって、ます。どうりで、うごかない、わけです」
工具をリュックから引っ張り出して修理を始める。前腕を取り外してベッドに置き、上腕からつぶれた球体関節を取り外す。分解して使えるパーツが残っていないか調べるも全てがダメになっていた。仕方がないので新品の球体関節を取り出して上腕に取り付け、コードをつなぐ。時間があるのでついでに動作確認による全身の点検修理も行った。
...点検の結果、左腕全体にわずかな歪みがあり、人でいう背骨の部分が一部破損しているが、動作に問題はなさそうだ...ツルギ先輩がどれほど強いのかがよくわかってしまう。頭の内部に後付けされた改造パーツの検出があったが、ご主人様が取り付けたものであると判断して問題ないと判断した。
アオ「...やっと、終わりました。後は...元に戻して、全部、戻したら、良い、ですかね?...後は、ほぼ逆の、順番、ですね。なら、読まなくても、私なら、できるはずです。」
マニュアルを閉じて、左腕を戻して、皮膚を付けて、裂いた部分を縫合糸でつなぎ、包帯で腕を包む。
アオ「あとは、動きを、確認しながら、戻して、いけば、よいですね...『左腕電力供給開始...』」
左腕の感覚が戻ったことを感じ、試しに動かしてみる。
dice1d3=3 (3)
1.前よりも動きがとても良い。ご主人は良い換装パーツを用意してくれたようだ。
2.学校に来た時と変わらない動きだった。上手く修理できたようだ。
3.少し動きが鈍い。初めてだからどこかに間違いがあったのだろうか。
(レスの投稿を間違えて再投稿しました。)
- 106二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 01:37:25
このレスは削除されています
- 107二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 11:06:14
このレスは削除されています
- 108二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 14:59:44
このレスは削除されています
- 109二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:43:53
保守
- 110二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 22:28:17
少し動きが鈍い。初めてだからどこかに間違いがあったのだろうか。しかしもう糸で縫って包帯を巻いてしまったのでどうすることも出来ない。
アオ「(次の点検で、つけ直し、ましょう)あとは、ふたつだけ。一気に、ONに、しますか...『自己修復機能、痛覚センサー...ON』...う゛っっ!?」
左腕に激痛が走り、すぐに左腕だけ痛覚を切る。
アオ「...治療...だから...痛くない...と思っていた...のですが...マニュアル...読んでおけば、よかったです...」
しばらくした後道具を全部部屋に片づけ、リュックに入れている様々なものを部屋にしまう。そうしているといつの間にか外が薄暗くなっていた。部屋の中でスマホを見て、いろんなことを調べているとカチャッと鍵が開いて、ユウが入ってくる。
ユウ「ただいまもどりました。腕の修理はできましたか?」
アオ「はい、動くように、なりましたが、すこし、鈍いので、次の休みに、ご主人に、直してもらう、予定です。包帯は、おそらく、明日には、外れます」
袖をまくって、ひじに包帯を巻いた包帯を見せる。
ユウ「ならよかったです。では、そろそろ私は部屋に戻りますが、授業が終わったら用事があるので、その時は桃トークで連絡してください。では...また明日、おやすみなさい。」
アオ「おやすみなさいませ、また明日、です。」
ユウが部屋を出て扉を閉め、部屋にはアオひとりだけになった。 - 111 ◆o4UP.SnF3o24/07/18(木) 00:12:37
人間相手の医療は得意でも自分を治すための機械修理は苦手だったか…
なんだか悲しいな - 112二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:16:52
- 113二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 14:45:21
保守
- 114二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 19:39:55
保守
- 115>>2924/07/18(木) 22:48:24
- 116◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/18(木) 23:16:35
(コテハンつけ忘れたびたびやらかしてるから注意しないとだ...)
扉を少し開けてろうかを覗き、誰もいないことを確認する。その後扉を閉めて部屋に戻り、ミッドナイトブルーの色をしているUSBメモリにある端子を口に入れて咥えながらスマホを起動してモモトークでご主人である男性に連絡をする。
【アオ】
『ご主人』
『今日の活動が終わって新しい寮の自室に戻ったので連絡をします。』
『まず、トリニティ総合学園の新しい学生証を入手しました。』
『それと、学園内で私の身長が1m違いで教えられていました。』
『明日には学園の掲示板に訂正したものを載せるとのことです。』
『次に、正義実現委員会のツルギ部長と数分だけ交戦しました。』
『この交戦で、左腕全体が歪み、左肘の球体関節と、背骨型パーツの一部が破損しました。』
『球体関節は取り換えたものの、左腕の歪みと背骨型パーツは直せませんでした』
『球体関節も動きが鈍いので、週末の点検修理をお願いしたいです。』
【ご主人】
『わかった。まず、アオ。学園内では目立つなと、言っていたはずだが。』
(SNSに乗ってる、ユウと手をつないで歩いてるアオの写真)
『それに、初日で部長と交戦とはどういうことだ、何をやらかした。』
【アオ】
『ご主人、申し訳ございません。その子と一緒に歩いていたところを、私が誘拐したと間違われたようです。』
『誤解は解くことができました。』
【ご主人】
『SNSを見る限り、もう目立たないことはできない。』
『それに正義実現委員会の部長と関わったのなら丁度良い。』
『指示を変える。正義実現委員会に入れ。』
『あそこは強者と出会いやすい、そこで強くなれ。』
『あとは学園や生徒のことを学習しろ。』
『いつかは無くなる、今のうちに知って、キヴォトスの生徒がどんな存在かを知りなさい。』 - 117◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/18(木) 23:17:57
【アオ】
『わかりました』
【ご主人】
『修理は今週の土曜、いつもの場所に来なさい。』
『誰にも尾行されないように細心の注意をはらい、一人で来なさい。』
【アオ】
『了解しました。おやすみなさい、ご主人。』
【ご主人】
『頼んだぞ、アオ。』
アオはスマホの電源を切った後、ピーっと鳴ったUSBメモリを抜いてリュックに仕舞う。その後、ふろ場で体の汚れを落としたり、銃の点検をしたり、衣服を洗ったりして過ごしていると就寝時間が近づいてきた。
盾を壁に立てかけ、寝間着に着替え、SNSをで自身に関する投稿を見た後、今日話題になった投稿を見ていると、
『みんな聞いた?連邦生徒会のあの正体不明の部活に顧問の先生が来るらしいよ!部活の名前がシャーレ...?確かそんな名前だったような...どんな先生が来るんだろうね?』
という投稿を見た。
アオ「連邦生徒会...先生...シャーレ...知らない、ことが、まだまだ、たくさん、あるよう、ですね。明日が、とても、楽しみ、です。」
しばらくいろいろと見た後に就寝時間となり部屋が薄暗くなったので、スマホを消してベッドに横になり、スリープモードになって就寝して朝を待つ。
一日目終了 - 118二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 09:10:52
先生と接触しろとか言ってきそうだな…
- 119二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 19:41:28
世界を壊すために作られたロボットが青春というものの尊さを知ってこの世界を守るのっていいよね…
- 120◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/19(金) 23:54:14
〔二日目〕
まだ起床時間前の5時頃に、アオのスリープ機能が解除される。部屋は暗闇で何も見えないが、感覚でどこに何があるか理解することができる。カーテンと扉を開けて冷たい風を感じなら外を見ると、昨日まで明るく輝いて見えていた建物が闇に飲まれている。遠くにある空が少し赤みがかっており、光る星々が徐々に消えて無くなっている。
アオ(きれい...)
少しづつ明かりが増して顔を出した太陽が、全てを青白い光で照らす。この体に入ってから3か月、一度も見たことがないきれいな日の出。私という自我が生まれてから見ることが出来なかった、ゆっくりと明るい青に変わっていく空と、輝きを取り戻していくきれいな景色。アオが住む寮の灯りがつくまで、ずっと眺め続ける。
部屋に戻って、包帯をほどいて腕を見ると、皮膚は縫合糸が消えているセンサーを戻しても、痛みはほとんど感じなかった。制服に着替え、初めての授業に使う教材をスクールバックに入れ、ご主人から事前に渡された、緑色のキャップとラベルで白い稲妻が書かれた飲物で朝の補給をしたころで部屋のチャイムが鳴る。扉を開けるとユウが立っていた。正実の制服を身にまとい、準備が終わっているようだ。
ユウ「おはようございます。早く活動する部活や委員会の生徒が多い関係で起床時間が他よりも早い6時なので、よく眠れているか不安で見に来ました。」
アオ「おはようございます。その起床時間、よりも、少し前に、起きてしまい、ましたが、眠ることが、できました。」
ユウ「ならよかったです。私は正義実現委員会の訓練があるのでこれから学園へ行ってきます。一緒に来ますか?というか、アオが迷子になりそうで不安なので一緒に行きたいです。」
アオ「......分かりました、私も、行きます。ユウさんとお話し、したいですし、正義実現委員会に、興味がある、から...で!別に自分が、迷子になるから、じゃないです!」
頬を膨らませながら左腕に盾を取り付け、銃を肩にかけ、スクールバックを持って廊下に出て、二人で学園へ向かう。外にはほかの生徒も歩いていた。
ユウ「そういえば、ネットのニュース見ましたか?連邦生徒会のシャーレって部活に、先生って方が来たらしいですよ。大人の方だそうです。」
アオ「昨日、私も、見ました。どんな方、なのでしょうね。私の、ご主人、のような方、なのでしょうか」 - 121二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 08:42:38
ご主人とは正反対なんじゃないかなぁ
- 122◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/20(土) 10:48:37
ご主人様は何を思い生徒の殲滅を考えたのでしょうね、もしかしたら手段が違えど根本は同じかもしれませんし、少し違うかもしれません。
きっかけから今に至るまではもう考えついてますがそれをきちんと書けるかどうか。
- 123二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 18:29:28
保守
- 124二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:07:05
さてここが分岐点かな?
先生との出会いがどんな作用を起こすか楽しみ - 125◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/20(土) 21:38:52
ユウ「うーん...もしかしたら、あまり厳しくない優しい人かもしれませんよ?会ってみないとわかりませんが...」
アオ「この学園に、来る日が、待ち遠しい、ですね。」
そんなことを話していると、学園の門をいつの間にかくぐり、大きな噴水がある広場につく。周りを見渡すと、大聖堂と部室会館の灯りが朝早くからついている。二人は噴水の横を通ってところでアオが立ち止まる。
アオ「そういえば、銃の申請を、しないと、いけないん、でした。私、一度、本館に行って、書いた書類、渡しに、行きます。」
ユウ「...迷子にならない?一緒に行った方が良いですかね...?」
アオ「私、機械だから、とはいえ、そんなに、信用ないなら、悲しみますよ...?」
ユウ「う...うーん...分かった。正義実現委員会はあっち側で朝の訓練してます。糸目のイチカ先輩に声をかけると良いですよ。じゃあ行ってくるね。」
アオに手を振った後、何度か心配そうに後ろを振り向きながら走り去っていく。
アオ「よし、私は絶対に、寄り道、しません。目の前の本館、あそこに、行くだけ...」
周りを見ないようにして、本館のほうへ進んでいく。シャツ一枚しか着てない人が視界の端の離れたところにいた気がするが、幻覚だと信じて急ぎ足で本館に入る。
アオ「銃は...ロッカーに、隠して...行きますか、事務室。」
事務室は朝早くから受付が始まっていて、アオは書いてきた書類を提出し、無事に所持と発砲許可が下りる。そしてロッカーの銃を持って、本館を出た後、変な人がいたはずの場所を恐る恐る見るが、誰もいなかった。
アオ「そう、ですよね。お嬢様の、学園には、居ませんよね...」
ホッとした後、ユウに言われた通りの場所に向かうと、正義実現委員会が走り込みや腕立て伏せなどの体力づくり、近接格闘の訓練をしていた。皆真剣に取り組んでいて話しかけられず、アオは遠くからずっと眺めることしかできなかった。 - 126二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 22:12:07
まさかお嬢様学園のトリニティに薄着で出歩くような人間が居る訳が…
- 127二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 08:12:15
トリニティに限ってそんな人がいるはずは...
- 128二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 09:25:30
このレスは削除されています
- 129二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 09:26:26
このレスは削除されています
- 130◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/21(日) 09:30:42
- 131◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/21(日) 09:31:52
- 132二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 19:16:33
かわいい
- 133二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:50:33
保守
- 134◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/21(日) 23:57:09
一人、身長が高くスラっとしている正実の生徒が、アオに気づいて近づいてくる。糸目なのでアオはその生徒がイチカ先輩だとわかった。
イチカ「おはようございます。転校生の天命アオ、だったっすかね?ツルギ先輩からあなたのことの話は聞いてるっす。私たちに何か用っすか?」
アオ「はい、そうです。初めまして。実は、正義実現委員会に、興味があって、入りたいと、思って、来ました。」
イチカの目が少しだけ開き、アオをじっと見つめる。
イチカ「...そうなんっすね~...でもごめんなさいっす。実はツルギ先輩に、アオを正義実現委員会に入れないように言われているんっすよねー。」
アオ「ど、どうしてですか!?私が、強くない、からですか!?」
イチカ「ちがうっす!というか普通、先輩の怒りの2撃防いで立てる時点で弱いわけないっす!...理由は2つあるっす。まずは私がアオを見て思ったことっす。入部理由、自分の意志じゃないっすよね?」
アオ「い、いいえ、私は...強くなりたくて、入りたいんです...」
イチカ「強くなりたいのは、本当のようっすけど、断られたときに、何か恐れているように感じたっす。強くなりたいなら何だって方法はあるっす。なんで正義実現委員会にこだわるっすか?」
アオ「それは...その......」
イチカ「...人の意志に従って動くだけなのは、ただのロボットや兵隊っす。人になりたいなら...誰の意志の元に動くんじゃなく、自分の意志を元に動くのがいいっすよ。」
アオ「...わかりました。」
イチカ「2つ目は、ツルギ先輩が言ってました。アオは今ある組織に入るよりも、入らない方がアオに合っている。だそうっす。詳しい理由は教えてくれなかったっすがね...」
アオ「私は、無所属な方が、良いんですね...」
イチカ「そうっす。あ、でも強くなりたいことに関しては、何とかなるかもしれないっす。」 - 135◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/22(月) 00:11:33
ぱあっと表情が明るくなる。
アオ「ほんとうですか!」
イチカ「決定するかはわからないっすが、1つは戦闘訓練の仮想敵として戦ってもらうことっす。それと、出動がしばらくなかったりして戦闘に飢えているときの戦闘の相手っす。こっちはもしかしたら放課後にさっそくかもしれないっす。昨日不完全燃焼で飢えまくってる人がいるので...良いならこの後相談してみるっす。」
アオ「ありがとう、ございます。お願い、します。」
イチカ「わかったっす。OKかどうかは、ユウちゃんから伝わると思うっす。じゃあそろそろ戻るっすね~」
アオ「はい、訓練、がんばって、ください!」
イチカ「アオも頑張るっすよー。」
アオはその場から離れて立ち止まり、モモトークご主人に一文おくる。
『正義実現委員会には入ることができませんでした。でも、強くなることが出来そうです。』
それを送った後、アオは授業を受ける教室へ向かう...かなり迷ってしまったが。
そして、アオは初めて授業を受けた。結果は、
dice1d4=2 (2)
1.とても簡単な授業だった。
2.とても勉強になる授業だった。
3.少し難しかったが何とかなりそうだ。
4.ぜんっぜん分からない。頭が焼き切れそうだ。
- 136二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 08:13:12
勉強はできそうだね
- 137二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 17:36:22
少なくとも実力で補習授業部に入部することはなさそうだね
- 138◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/22(月) 22:46:11
午前に行かなきゃならない授業が終わり、朝にも飲んだ中級栄養ドリンクを飲みながら広場でゆったりとしている。
午前は保険、歴史、情報、数学だった。
別の教室から「救護に行ってまいります!」という大きな声と共にガッシャァァン!!とガラスと壁が破壊される音が聞こえたりするハプニングがあったものの、良い知識を身に着けることができた。
ユウ「あ、アオ、ここにいたんですね!午前中の授業はどうでしたか?」
横からユウが駆け寄ってきて、隣に座る。アオはユウに気づいた途端、翼をパタパタと動かす。
アオ「はい、とても良い、授業で、良い知識を、身につけれました!ユウさん!私、迷子には、なりませんでしたよ♪」
ユウ「朝、身長が大きな生徒が、不安そうな顔できょろきょろしながら学園内をさまよっていた。と聞きましたが、誰なんでしょうねー?」
アオ「だ、誰、誰なんで、しょうね、あはは...」
じーっと、アオの顔を見つめながら聞くと、アオは目をそらしながら、栄養ドリンクを飲んでごまかす。 - 139◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/22(月) 22:48:30
ユウ「...お昼ご飯、もしかして栄養ドリンクで済ませようとしてませんか?」
アオ「え?はい、そうですが。他の食べ物も、食べれるそうですが、これのほうが早いと、言われてるので。」
ユウ「朝ごはんはなんでしたか?」
アオ「これを、1本、ユウが来る前に飲みました。」
ユウ「......それよりも前は?」
アオ「ずっと、栄養ドリンクです。これしか、摂取したこと、ないです。」
ユウ「うそでしょ...ちょっと待ってアオ」
ゴクッゴクッと飲み干して、2本目を手に取ろうとしたとき、瓶を取られてカバンに入れられる。
ユウ「ねえアオ、それよりも良いものは世の中にたくさんあるんだよ?特にこのトリニティには、おいしいものが沢山あるから...」
アオ「でも、これのほうが効率が良いと」
ユウ「それしか飲んだことないのに効率とか...良いです。わかりました。食べに行きますよ、というか食べさせます。他のもの食べてから効率やら何やらいくらでも言って下さい。」
アオ「な、なんで、怒って、いるのですか?ちょ、ままってください!服伸びちゃいます!ああぁぁぁぁ....」
アオを無理やり引っ張って、二人で商店街に向かった。 - 140二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 08:51:07
効率なんて関係ねぇ!美味いものをたくさん食べろ!!!
- 141◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/23(火) 15:20:21
dice1d4=3 (3)
1.露店のクレープ
2.先輩がオススメしていたパフェ
3.転校祝いでケーキ
4.上の美味しいもの全部食べさせる
- 142◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/23(火) 23:09:20
二人が向かった先は、トリニティ総合学園から十数分歩いた先にある白くてきれいなケーキ屋さん。お店の看板、外装内装、売ってあるケーキ、外にあるイスとパラソル付きのテーブル、どれを見ても高級なお店ということがわかる。
ユウ「ここ、トリニティでも有名な美味しいケーキ屋さんなんです。アオの転校祝いってことで食べてみませんか?」
アオ「すごいお店ですね...私は、ケーキという、お菓子は、初めて、知りました。はい、とても気になります。食べてみたいです。」
ユウ「わかりました。じゃあお店の中に入って買いましょう。」
チリンチリン♪扉を開けるときれいな音が鳴る。
店員「いらっしゃいませ~、どんなケーキをご所望ですか?」
店員の声は優しく親しみやすい声。
ユウ「では、チーズケーキ、ショートケーキ、チョコレートケーキ、モンブラン、そしてブレンドティーを二つずつください。室内でいただきます。」
店員「かしこまりました。では自由に座ってお待ちください。すぐにお持ちいたします。」
外が見れる席に座る。アオは緊張しているのか背筋を伸ばし、肩をこわばらせて机を凝視している。
少しすると、頼んだケーキと紅茶とフォークが運ばれてきて机に並べられる。どれも美味しそうで、アオの表情が和らいでくる。
アオ「とても、美味しそう、です...」
でもすっと手つけずにそのケーキを見ている。どう食べたら良いのか分からず、アオはずっと困惑しているようだった。
ユウ「...ケーキはね、このフォークっていう食器を使って食べるの。それで、この白いケーキがショートケーキ、黄色くて上がきつね色のケーキがチーズケーキ、茶色いケーキがチョコレートケーキ、そして他と違う形のこのケーキがモンブラン。このカップに入ってるのはいろんな紅茶が入ったブレンドティー、ケーキと一緒に少し飲むととてもおいしいよ。でも最初はケーキだけ食べてみて?」
ユウはフォークを持ちながらそれぞれのケーキの説明をする。ユウの持ち方はとても綺麗で上品だった。 - 143◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/23(火) 23:28:40
アオ「...わかりました。じゃあ、このショートケーキを、食べます...」
アオはフォークを手に取り、ユウの真似をして、ぎこちなく握りしめた。指先は少し震え、フォークの持ち方を何度も調整しようとするが、どうしても手に馴染まない。握り方が不自然で、フォークの歯が空中で揺れる。
ケーキを突き刺そうとするも、フォークの先端が狙いを外し、何度も表面のクリームのみを削って滑り、皿の縁をカチンと音を立てる。そのたびにアオ顔には微かな赤みが差し、焦りが募る。周囲の視線を感じながら、何とか平静を保とうとするが、うまくいかない。まるでアオの手が自分のものではないかのように感じられる。
アオはフォークをしっかり持つために柄をぎゅっと握りしめ、さらに不格好な握り方になる。息を呑み、もう一度フォークをケーキに向けるが、その動作はどこかぎこちなく、まるで初めてフォークを使う子供のようだった。
ユウ「大丈夫?私が食べさせよっか...?」
アオ「だ...大丈夫、です。」
何度か失敗して、やっと一口サイズのケーキを突きさすことができて、落ちないように慎重に口に運び、あむっ...と口に入れる。
口の中に広がるふんわりとしたスポンジと、甘くて滑らかなクリーム、あまりの美味しさにアオは目を見開いた。こんなに美味しいものがこの世に存在するとは思いもしなかった。アオはフォークの先端を口に含んだまま、目をキラキラさせ、驚きと喜びの入り混じった表情でその味をかみしめる。
アオ「ん...!ん!!ゴクッ...すごくおいしいです!初めてです!感動してます!」
ユウ「良かった♪じゃあ私も食べようかな、いただきます」
アオは不器用に、何度か失敗しながらフォークをケーキに指し、何度も口へ運ぶたび、その美味しさに感動する表情が浮かび上がる。その姿はまるで子供が初めてお菓子を食べた時のような無邪気さで溢れていた。ケーキの一片一片を大切に味わいながら、初めて知る美味しさに心を奪われていた。
ユウは、その幸せな子供のようなアオの姿を見て、ここに連れてきてほんとによかったと思い、アオを眺めながらケーキを食べる。 - 144二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 08:19:54
なんかお母さんみたい…
- 145二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 11:52:16
そして、全部のケーキを食べ終わり、お会計を済ませてお店を出る。
アオ「ありがとう、ございます!すごく、美味しかったです!」
お腹をさすって幸せそうな顔をしている。
ユウ「良かったです。じゃあ、これから定期的に、美味しいもの一緒に食べに行きませんか?」
アオ「はい、絶対に、行きたいです!」
会話をしながら歩いていると、ユウのスマホのモモトークが鳴る。
ユウ「あっ...アオさん、イチカ先輩から、放課後の戦闘の付き合いと、戦闘訓練の仮想敵役の許可が降りた、と連絡が来ましたけど、これって何のことですか?」
アオ「それは、私が、正義実現委員会に、入れない、代わりに、強くなる為に、お願い、したのです。戦闘の付き合いは、今日の放課後、からやります。」
ユウ「誰とやると言ってました?」
アオ「確か...『昨日不完全燃焼で飢えまくってる人がいる』、と、言ってたはずです」
ソレを書いた途端に引き止めてアオをしゃがませ、ほっぺを両手で挟みながら焦った表情で話す。
ユウ「アオ、危なくなったらすぐに逃げるんだよ...分かった?絶対だよ?」
アオ「...どうしてです?」
ユウが答えようとすると、学園から鐘の音が鳴る、授業開始20分前の鐘のようだ
ユウ「えっ、もうこんな時間!?走るよアオ!」
アオ「わ、分かりました!」 - 146◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/24(水) 11:53:50
2人は何とかギリギリ間に合い、アオは午後の授業を受けた
dice1d4=4 (4)
1.とても簡単な授業だった。
2.とても勉強になる授業だった。
3.少し難しかったが何とかなりそうだ。
4.ぜんっぜん分からない。頭が焼き切れそうだ。
- 147二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 19:38:50
ユウの言葉が気になって授業に集中できなかったか…
- 148◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/25(木) 02:50:27
そしてアオは午後の授業を受けるのだが...頭の中がユウとケーキのことでいっぱいで、一切頭に入ってこなかった。
アオ「あぁ...全然、わかりません、でした...明日頑張れば、良いですかね。」
放課後になり、ユウから『地図のこの場所で待っているそうです。』というモモトークを受けてその場所へ向かうと、ツルギ委員長がいた。そこはとても広く何もない公園だった。
ツルギ「...来たか...昨日の腕は、治ったか?」
アオ「はい、もうすっかり、直りました。戦う相手は、ツルギ委員長、だったのですね。」
ツルギ「ああそうだ。私は戦っている間、手加減はできないが、良いか?」
アオ「良いです。私は、とても、強くならないと、いけないので、壊す、勢いで、来てください。」
スクールバックを端っこに置き、盾がしっかり固定されているか、銃はきちんと動作するか、戦闘時の高俊敏装置と戦闘補助システムを使用できるか確認する。
先日機能作動しかけた戦闘補助システムは、解除方法不明のロックがかかっているようだ。
ツルギ委員長は両手にショットガンをもち、静かにアオの準備が整うのを待っている。今すぐにも戦いたそうな雰囲気を醸し出している。
アオ「...よし、準備完了です。戦闘を始めましょう!!」
キィィン!という音と共にアオの緑色の瞳が強く光り、白く小さな翼をバサッと広げる。
ツルギ「ざぁ゛...暴れる時間だぁ゛!!」
黒く大きな翼を広げ、空に向かって大きな奇声を発する。 - 149二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 12:34:56
目光るの!?
- 150二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 20:30:40
ほほほ
- 151二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 23:32:42
このレスは削除されています
- 152◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/25(木) 23:47:00
ツルギは地面を強く蹴り「ダァン!ダァン!」と連続して撃ち込みながら突撃してきた。
アオは盾を正面に構え「ガン!」と音を立てて火花を散らせながら防御。その衝撃を利用して後方へ跳び距離を保つ。
アオは冷静に軽機関銃を片手で構え、ツルギの動きを追いながら「ダダダダダ!」と連射。しかしツルギの動きが速く一切命中せず、ツルギの散弾を防御しながら避けるのに精いっぱいで、防戦一方であった。
ツルギ「きひゃぁぁぁぁぁ!!」ダァンダァン!カッチャン!ダァンダァン!
アオ「ぐっうぅ...!体が、追いつかない...!」ガァン!ギャアン!
防御するたびに左腕が軋む。球体関節の逆流電流や痛覚センサーで体が痛む。ツルギとの距離も段々と縮まる。このままでは昨日のように蹴りをまともに食らい左腕を破損してしまうだろう。
アオ「簡単に、負けるわけには...!『HL-D 高俊敏装置(high legerity device)作動』追いついて、みせます!」
身体の動作リミッターが解除され、緑の瞳が桃色に変わり、全身を軋ませながらツルギの動きに追いつき始める。避けて散弾の被弾量を減らしながら「ダダダダダ!」とツルギの腹部に向かって連射。
「バシュバシュン!」数発ツルギに命中させることができるが、全く怯まず常に恐ろしい顔をこちらに向けている。
ツルギ「くすぐってぇじゃねえかぁ...!」
アオ「しっかり、狙わなきゃ、ダメそう、ですね!」ズサァァァ!
後ろに飛ぶのをやめて立ち止まり、盾を横にして正面に構え、銃を上に置き「ダダダダダ!!」と乱射する。
ツルギ「ぐぅう...!」バシュバシュバシュン!
アオ「...もらった!」
ツルギの全身に銃弾が命中し、怯んだように立ち止まって両腕をたらして俯き、ゆらゆらと体を揺らしている。アオは勝機と思い盾を構えるのをやめ、銃を前に突き出しながら突撃した。 - 153二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 09:11:33
うおぉぉぉぉぉ!!!いっけぇぇぇぇぇ!!!
- 154二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 18:59:15
ほ
- 155二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 02:08:20
保守
- 156二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:21:11
接戦だ…!
- 157◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/27(土) 16:43:10
(すみません、今日の零時までには出します。頭ガンガンしてまして...)
- 158二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 16:53:14
体調には気をつけてくださいね
一番大事ですから - 159二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:38:39
体調悪いなら今日はお休みでもいいんやで
- 160◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/27(土) 22:21:47
ツルギ「かか、かかかかか...」
ツルギから赤黒いオーラが出る。
アオ「ひっ...!?」ゾワッ
アオはツルギから恐ろしい殺気を感じて咄嗟に左足を地面に押し付けて止まり、弾丸を受け流すように盾を斜めに構える。
ツルギ「無駄だぁ!!」ガッチャン!タ゛タ゛ァン!!
カ゛キ゛ャオォォォン!!と爆音を鳴らして火花を散らしながら防ぎきるも、衝撃で接続部が壊れて盾が飛ぶ。
アオ「あっ!盾...!」
ガッチャン!タ゛タ゛ァン!
気を取られた瞬間、お腹に強い衝撃と激痛を感じ地面から足が離れる。アオの体が宙を舞い、地面にバタバタと転がる。
アオ「い゛...った...ぃ......」
手で触って確認する、皮膚はあまり損傷しておらず、修復が進んでいて貫通してない。意識で感じる、体は特に問題ない。だがシステムロックが解除されていた。
邪魔な痛覚センサーを切り、立ち上がる。全身のモーター音が段々と大きくなる。銃を持ち換え、右手を下ろす。
アオ『......』フシュー...ゥィィィィイイイン
ツルギ「...」ガッチャン... - 161二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 08:19:19
これツルギにも自分が機械であることがバレるのでは?
- 162◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/28(日) 18:25:02
(戦闘描写って結構難しいですね、すごく悩んでしまう。)
- 163◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/28(日) 21:20:38
アオの目が真っ赤に染まり、口から常に白い息を吐きだし、赤色のオーラに包まれる。
ツルギは戦闘を楽しむ狂気的な顔でこちらを見ていた。互いに走り出した。
ダダダダダ!タ゛タ゛ァン!!ダダッ!ダダダダ!タ゛ァンタ゛ァン!!
アオはセンサーで発射前に回避し射撃。ツルギは勘で回避し散弾を放つ。お互い被弾を無視した激しい戦いを何分間も繰り広げた。
アオ「ぐっ...うぅ...」バスン!バチッバチバチ...
そしてシステムを載せる想定をしていない体が動きに耐えられず、関節が限界を迎えて倒れてしまい、戦いが終わった。
目の色が元に戻り、正気を取り戻す。
アオ「あれ、私...なんで...?」
ツルギ「...今日の特訓は...終わりだ。.」
互いに制服がボロボロで流血と返り血で染っており、ツルギの体は傷が既にふさがっている。
ツルギ「立てるか...とりあえず近くの休めるところまで行こう...」
アオ「...わ、わかり、ました...」
軋む体を起こして立ち上がり、荷物をからって盾を片手で引きずりながらツルギについていった。 - 164二次元大好きの匿名さん24/07/29(月) 07:24:57
保守。
- 165二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 12:39:11
システム起動すると色もヘイローの形も変わるのね…
- 166◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/29(月) 22:34:35
アオは手足を震わせてふらつきながらツルギと共にベンチまで歩き、そこに座る。座ってしばらくして、アオの震えがマシになってきてからツルギが口を開く。
ツルギ「...アオ、戦いに付き合ってくれてありがとう。久しぶりに暴れられた。」
アオ「はい、私も、戦えて、よかった、です。」
アオは落ち着かず、俯いて自身の体を見る。皮膚はいたるところを内側から火傷していて痛々しい。服が血で赤くなり、破れて少しきわどくなっている、しかしどれも全く気になっていない。
ツルギ「...アオは、どうして、トリニティに来て、強くなりたいんだ?ゲヘナ学園のような、戦闘が多くて強い生徒がたくさんいる学園はあるはずだ。」
アオ「ご主人に、トリニティに入れと、言われたからです。なぜここなのかは、私は知らないです。」
ツルギ「その主人の言いなりで入って、良かったのか?」
アオ「......はい、ユウと、出会えたので、とても、楽しいです。入れて、良かったと、思います。」
ツルギ「そうか。今日はありがとう、次の戦いの時もよろしく頼む...」
アオ「はい、今日はありがとうございました。」
二人が別れた後、アオはモモトークを開いてユウに『ツルギ先輩との戦闘が終わりました。』と送る。するとすぐに電話がかかってきてそれに出る。 - 167二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 08:53:07
心配してたんだなぁ
- 168二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 10:30:11
ユウ『アオ大丈夫!?体ぐっちゃぐちゃのめっためたにされてないですよね!?』
アオ「私は、弱くない、です!」
ユウ『ツルギ先輩がキヴォトス内でもトップクラスに強いから言っているんですよ!...でも、声を聞いた感じ大丈夫そうですね、先輩は手加減したのでしょうか』
アオ「ツルギ、委員長、あれでも、全力じゃ、なかったん、ですか...これでも...手加減...されてたんですか...」
ユウ『とりあえず、今どこ?そっちに向かうから教えてほしいです』
アオ「...座標の公園入口近く、ベンチにいます。ユウは今何処にいますか?」
ユウ『私?私は今寮に居るけど...』
アオ「良かったです。もし可能、なら、私の部屋、から、換えの制服、持ってきて、ほしいです。血で濡れて、ボロボロ、なので...」
ユウ「分かった、着替え持っていくね。そこから動いちゃダメだよ?じゃあ電話切るね」
プッと切れたあと、ベンチに座ってユウが来るのを待つ間に、戦いで残り少なくなったAPを栄養ドリンクを開け、ちびちび飲みながら待つ。
アオ「ん...吸収の効率で、考えたら、やはり、これが1番、だと思いますが...んっ...ゴクッ...うん、戦わない時は、効率悪くても、良いかも、しれないですね。...それにしても、あれで手加減...だったのなら、もっと、もっと強くならないと...ご主人の思想、叶える力には、届かなさそうですね...。」
そして十数分後、ユウが走りながらこちらに向かってくる。 - 169二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 21:31:49
保守
- 170二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 05:57:39
そういえばユウのことは名前と正実であること以外決まってないですね。身長と羽だけダイスしちゃいますか。あとは何を振れば良いだろうか
身長
140+ dice1d20=7 (7)
羽 dice1d2=2 (2)
1,ある 2,ない
大きさ dice1d3=3 (3)
1,小さい 2,普通 3,大きい
場所 dice1d3=1 (1)
1,頭 2,背中 3,腰
- 171◆kz/Q.uXfB2Ji24/07/31(水) 06:02:01
今のところ正実モブと見分けがつかないか、少し身長が高いかですね。コハルよりも1cm低いです。
- 172二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 17:06:52
保守
- 173二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 19:07:46
内側からの火傷とか、痛覚センサーいれたら泣くじゃすまなそうだな…
- 174二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 19:16:05
このレスは削除されています
- 175◆kz/Q.uXfB2Ji24/08/01(木) 06:40:14
書いてる間に寝落ちしてしまって落としかけた...危ない...
- 176◆kz/Q.uXfB2Ji24/08/01(木) 07:18:28
アオ「あ、ユウさん、私は、ここです!」
ユウ「えっ!?ちょ、そ、そんな格好で立たないでください!というかなんで付けてないんですか!?」
ユウの顔が赤くしながらアオを座らせる。アオはどうしてか分からず首を傾げる。
アオの制服は正面がかなりボロボロで、素肌が見えまくっていた。特に、至近距離でEXスキルを食らったせいでアオお腹が丸出し、しかも高身長のせいで下から胸元が丸見えになっていた。そして胸元に制服以外の布が見当たらない。
アオ「え、この格好、まずいんですか?それと、何を、付けるん、ですか?」
ユウ「下着ですよ下着!あなたの主人につけろと言われてないんですか?」
アオ「下着...私、つけて、ますが」ピラッ
ユウ「わぁぁぁぁぁ!!そっちじゃないです!捲らないでください!とりあえず今すぐ着替えに行きましょう!...ツルギ先輩、なんで指摘しなかったんですか」
アオ「な、何か、まずいの、ですね。分かりました。じゃあ直ぐに着替えましょう」
アオは制服を太ももの上に置いて脱ごうとするが、すぐに服を引っ張られ阻止される。
ユウ「こ、ここで脱ごうとしないでください!羞恥心というものは無いんですか!?」
アオ「し、羞恥心...?私は見られてもなんの問題も...」
ユウ「キヴォトスでは!外で下着を見せたり!服を脱ぐのは!恥ずかしいことなんです!余程の変態しかやらないです!特にトリニティには居るはずないです!」
ユウ「はぁ...はぁ...分かりましたか?だから、どこかの物陰に移動します。私が銃を持つので、換えの制服で、前を隠してください...アオ、良いですか?」
アオ「は、はいっ...」 - 177二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 13:11:19
そうだよな...そんな人居るわけないもんな...
- 178二次元好きの匿名さん24/08/01(木) 20:01:36
面白いSSスレを見つけたので保守ります
アオちゃんって外部から転入してきたってことになってるから後々メンタル焦燥ナギサに目をつけられて補習授業部に入れられてもおかしくないかもなぁと思った
今のアオちゃんとハナコが出会って変態ムーブ見せられたら情緒というか常識というかそういう感じのなにかがぶっ壊れそうでヒヤヒヤしとります - 179二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 07:03:50
あさほ
- 180二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 07:16:47
盾を引きずりながら、2人は早足で近くに物陰がないか探す。しばらく歩くと別の公園があり、ここには公衆トイレと木やしげみがあるようだ。
ユウ「あそこにしましょう、アオは盾を立てかけて待っててください、中を確認してみます」
アオ「分かりました。」
アオは公園の中を引きずり、公衆トイレの外の壁に立てかけて、前を服で隠しながら待つ。数分後ユウが戻ってくる
ユウ「ダメです、誰か一人入ってます。しかも御手洗いじゃなくて、恐らく本かスマホか何か見てます。直ぐに出そうにありません。裏手に回ってそこで着替えましょう」
アオ「はい、向かい、ましょう」
盾と銃を壁に置き、2人で裏に回る
アオ「よし、脱ぎますね」
ユウ「も、もう少し小声で喋ってください...!バレちゃいますよ...!」
アオ「すみません...じゃあ...脱ぎます...」
アオは、何も異常がないのに自身の顔が少し熱くなって、緊張していることに違和感を覚えながら、身につけているボロボロの制服を外し、下の下着と靴下のみになる。公衆トイレの中で扉が開く音が聞こえた。 - 181二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 07:32:27
アオ「はい、脱ぎ終わりました。」
ユウ「っ...この子...やっぱり1人で歩かせるのはダメだ...下しか履いてないのに...隠しすらしない羞恥心のなさ...危なすぎる...」
アオ「じゃあ、新しい制服を...あれ...」
足に力がはあらなくなり、しゃがんでしまう。
ユウ「だ、大丈夫!?」
アオ「り、両足関節が...壊れた?いいえ、動かせるはずですが...緊張が、原因で、動かせない、ようです...なぜ?緊張する、ものなど、今は、無いのに...」
ユウ「とにかく、もう中の人がでてきたから早く着替えないと...!私がスカートをやるから、アオは上を着て!」
ユウはアオの足にスカートを通し、アオは制服の袖に腕を通す。
???「そ、そこに、誰かいるの?」足音が近づいてくる
ユウ「!?ま、まずい、早く、急いで!」
アオ「は、はいっ...!...あっ」
ユウ「えっ...あ...」
アオが何かに気づいたような声で手を止め、ユウもその方を見る。ユウが特に今会いたくなかった、同級生で同じ正義実現委員会で、破廉恥なことに過剰反応に嫌がる生徒...下江コハルがこちらを見てた。
コハル「あ..え...」
アオとユウはただ着替えるつもりだが、今日コハルが見ていた本の内容が、こっそり外でやる百合物。そして空いてる服の横のファスナーに手をかけているアオと、履かせるために体を近づけながら、アオのスカートを持っているユウの姿。今のコハルの脳内では目の前の光景に勘違いを引き起こすのに、条件が良すぎた。コハルは顔を赤くし猫目で震え、ユウはまずいと冷や汗をかく。 - 182二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 16:36:13
保守
- 183◆kz/Q.uXfB2Ji24/08/02(金) 17:48:37
コハル「な、なな!なにしてるの!?こんなとこでしちゃダメ!禁止!死刑!!正義実現委員会の生徒がどうして転入生とそんな、そ、そんなこと!そんなことしてるの!?」
ユウ「お、落ち着いてコハルさん!私たちはただここで服を着替えているだけです!アオの制服がボロボロになったので!」
バックからボロッボロの布切れになった紺色の制服を取り出して見せると、ピャーっと変な鳴き声を発しながらさらに顔を真っ赤にして、頭の羽をばたつかせてる。
コハル「せ、制服がボロボロ!?そんなに激しくやったの!?駄目!死罪!その服没収!」
混乱しながらボロボロの制服と着てる制服を同時に引っ張る。
アオ「ま、待って、ください!なんで、今着てる、服まで、引っ張るんですか!?伸びちゃいます!」
ユウ「あーもう!落ち着かせるから手伝って!」
誤解をとかないまま離すのはまずいのでコハルを羽交い締めにし、暴れ疲れて頭が冷えるまで押さえつけた。
...そして、どうしてここで着替えてたのかを粗方説明し、互いの名前を教えあった。
コハル「ばっかじゃないの!?ツルギ先輩と戦った!?自分から死刑になりに行ってるじゃん!」
ユウ「恐らくだいぶ手加減された...とは思うよ。まさかツルギ先輩の全力と渡り合うとは思わないし...ここまで保ってる時点でだいぶ強いとおもうけどね?」
アオ「いつかは、ツルギ委員長と、本気で、戦えるように、なりたいです」
ユウ「ところで...コハルさん。ここに来る時に生徒とすれ違っているはずですが、知りませんか?」
コハル「えっ...し、知らない!公衆トイレから出てきた生徒なんて!私知らないから!」
アオ「おかしいです。ユウは、公衆トイレ、からと、言ってません。コハルさんは、知らない、はずです。」 - 184二次元好きの匿名さん24/08/02(金) 22:02:09
ヤメナイカ
- 185二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 06:03:36
保守
- 186二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 13:34:01
ユウ「つまり居たのはコハルさんですね?何してたんです?お手洗い目的じゃないことは分かってますよ?」
コハル「ち、違っ....な、何してたっていいじゃない!」
ユウ「駄目ですよ。お手洗い場はお手洗いをする場所。それ以外の目的で使うのは基本ダメです。本当に違うというのなら、バックの中、見せて貰っても良いですね?」
コハル「ば、バックの中!?だ、ダメ!」
動揺してまた赤面し、空いてるバックの開口を手で抑える。
アオ「な、なんでです?正義実現委員会は、治安維持組織。やましいことは、しないはずです。」
ユウ「その通り。だから問題なく見せれるよね?」
コハル「じ、じゃああなた達はどうなの!?見せれないものがあるはずよ!」
アオ「どうぞ」ユウ「はい」2人は躊躇いもなく中を開ける。アオのバックには勉強道具と栄養ドリンクが数本。ユウのバックには筆記用具のみ。
ユウ「...さぁ、コハル、見せよっか」
ユウはゆっくりコハルに近づく、コハルは後ずさり。
コハル「う...うぅ...!ダメ!私のバックの中は見せないからぁ!」
そう言って反転し、逃げようと走り出したとき...パサっ...と紙の束が落ちたような音がしてコハルが固まる。ユウが固まる。アオはユウの体が影になり、落ちたものが上手く見えなくて、なんだろうと思ってる。 - 187二次元好きの匿名さん24/08/03(土) 20:51:40
見なくてもいい物だよ…
- 188二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 06:22:50
꒰ঌ(⸝⸝ↀᯅↀ⸝⸝)໒꒱ピャー!
- 189二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 13:42:36
エ駄死
- 190◆kz/Q.uXfB2Ji24/08/04(日) 16:45:40
アオ「な、何か、落ちましたが、どうして、止まっている、のですか?」
ユウ「あ、あー、あーー....アオ、しばらく目を手で隠して何も見ないで!」
アオ「は、はい!分かりました!」
座ったままピター!っと両手を目につける。
ユウ「それで...えーっと...その本は...あー...押収品で...えーっと、見られないようにダメな者か、確認してただけ、ですね?」
コハル「え?いやこれは...」
ユウ「押収品がダメな者か、確認するために、ここで、確認していた。そうですね?」
コハル「う、うん!そう!私はここで、押収品が違法な者か確認してた!」
ユウ「そう!で、これは正義実現委員会ではないアオには悪影響だから、目をつむってもらいました!」
アオ「ああ!そうだったの、ですね!分かり、ました!」
ユウはコハルに近づいて、耳元でささやく。
ユウ『コハル、これは持ち歩いちゃダメなのは知ってますよね。今回は見逃すから、ここを離れたらそれを早く部屋に戻して...わかった?』
コハル「う...うん...」
ユウ「じゃあ確認が終わったので、それ仕舞ってください。よし、アオ、目を開けていいですよ」 - 191◆kz/Q.uXfB2Ji24/08/04(日) 17:05:01
アオ「はい、わかり、ました」
アオは目をぱちぱちさせながら手を放して立ち上がる。コハルはアオの身長にびっくりしている。
ユウ「じゃあ、その押収品を押収品管理室に持って行ってください。万が一先輩たちに所持の理由を聞かれたとき、証人として私たちのことを呼んでください。」
コハル「まあ...やばそうなときは...」
ユウ「じゃあアオとも連絡取りやすいように、モモトーク交換しましょう。」
アオとコハルはスマホを取り出して、モモトークの友達登録をする。
ユウ「今日のことでなくても、万が一のことがあったら私たちに連絡してください。すぐに向かいますので。」
アオ「はい、私たちに、気軽に頼ってください」
コハル「...こ、今回だけ、頼るかもしれないけど!私は頼らなくても大丈夫だから!」
バックを持ったまま走って去ってしまう。
ユウ「...ああ言ってるけど、困ってるの見かけたら、助けてあげてください...コハルは正義実現委員会としての誇りが強いだけなので」
アオ「わかりました。じゃあ私たちも、行きましょう。私は、体の点検を、したいです。」
ユウ「そうでしたね、寮へ帰りましょうか。」
二人は裏から出て、銃と盾を持ちながら寮へ向かう。
その後何事もなく寮へついて、二人でアオの部屋に入った。 - 192◆kz/Q.uXfB2Ji24/08/04(日) 17:06:44
そろそろ次スレなのですが、スレのタイトルはこのままが良いのでしょうか。それともこの物語に仮で付けているタイトルが良いのでしょうか。
- 193二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 17:09:10
優しさが沁みるぜ
- 194◆kz/Q.uXfB2Ji24/08/04(日) 17:55:38
今日の21時くらいに次スレ立てます
- 195二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 19:01:41
名前はスレ主の好きなようにしていいと思う
- 196二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 21:05:29
- 197二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:16:06
うめ
- 198二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:16:32
埋め埋め
- 199二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:16:50
たておつ
うめ - 200二次元好きの匿名さん24/08/04(日) 23:17:36
200ならアオちゃんは幸せになる