- 1二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:47:42
前スレ
https://bbs.animanch.com/board/3506917/?
・このようなスレタイですが、ぜひ自由に色々と語ってください。
・SSなども自由に書き込んでください。SS最高。
・ヒナとメタナイトの親和性ってすごいと思う。
- 2二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:48:49
- 3二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:51:10
とりあえず早くデカグラマトン編のストーリー見なきゃ…じゃないとスタアラ編が書けない…
- 4二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 22:55:00
でも調べてみると、デカグラ3人娘についてまだ詳しく分かっていないみたいで、ちょっと震えてる。
…ならカービィ要素を盛り込むしかない! - 5二次元好きの匿名さん24/07/01(月) 23:36:35
後は落とさないよう書き込まなくては…!
もうスレ管理ガバって落としたくない(1敗) - 6二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:31:43
- 7二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:18:29
前スレ埋め終わりました
というわけで、タチカビ編の続き上げていきます
といっても流石に夜遅いので途中までですが… - 8二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:19:18
前スレ185の続き
マコト「な、なんだ…。何なんだ、あいつは!?」
ヒナ「――そう。そういう、事だったのね」
イロハ「風紀委員長?何を」
ヒナ「私たちは、力を得た小塗マキが暴走し一連の悪事を働いていると思っていた」
ヒナ「でも、それは間違いだった」
ヒナ「真の黒幕は今目の前に浮かんでるあいつ」
ヒナ「絵画の魔女を名乗る、化け物よ」
絵画の魔女『ヒッヒッヒ…言ってくれるじゃないか、白チビ』
絵画の魔女『だけど、一つだけ訂正しな。私は化け物なんかじゃない』
絵画の魔女『私は、ただの絵画。いや…正確には、絵画だったものとでも言おうか』
(そうして、魔女は語っていく)
(かつてこのキヴォトスに存在した、とある生徒)
(卓越した技術も、ずば抜けたセンスも持たない。ただ野心だけは人並み以上にあったその生徒は、己の実力を世に知らしめるべく一枚の絵を描き上げた)
(その絵こそが、目の前にいる絵画の魔女の起源となった絵画であり――そして、全ての始まりとなった呪いの絵画だった)
絵画の魔女『私を描いた奴は、そりゃあ自信満々だったさ。「これで有名になれる。キヴォトスの歴史に名を刻む、渾身の力作だ』ってね」
絵画の魔女『だけど。願いは叶わなかった』
絵画の魔女『私は、誰からの評も得られず、数ある凡作駄.作の一つに数えられたのさ』
(生徒の絶望はいかばかりか。無念は、屈辱は、どれ程のものだったのか)
(今となっては知りようもない話)
(ただ一つ明らかなのは――その絵画は、それ以降二度と表舞台に姿を見せる事がなくなったという事だけ) - 9二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:19:36
絵画の魔女『お前達にはわかるまい…!どれ程望み、願い、欲しても。誰からも目を向けられず、そればかりか光を浴びる事さえ叶わない屈辱というものが!』
絵画の魔女『憎悪、憤怒、怨嗟。その全てが私を形作り、生まれ変わらせた!』
絵画の魔女『今の私は、倉庫にしまわれるだけのガラクタじゃあない。私を嘲った者、私に見向きもしなかった者。私を冷遇した全てに対する、復讐者さ!』
(絵画の魔女が哄笑し、周囲の空間が歪に変じていく)
(それはまるで、魔女の精神世界そのものを具現化したかのような禍々しさに満ちていた)
ヒナ「自我に目覚めた絵画…。まさか、そんなものまでこの街に眠っていただなんて」
マコト「ふん!どこのどいつか知らんが、たかだか一度の挫折でへし折れた輩が残した傍迷惑な置き土産じゃないか!」
マコト「そんなモノがこのキヴォトスを、マコト様が支配するべき学園都市を脅かすなど烏滸がましい!ここで完膚なきまでに叩き潰してくれる!」
イロハ「どこから出るんですか、その自信は…?」
ホシノ「うへ~。――でも、今回ばかりはマコトに賛成かな」
ホシノ「どれ程望んでも、誰からも手を差し伸べられない。その痛みや苦しみが、全く理解できないとは言わない」
ホシノ「けど。その為に関係ない誰かを傷つけたり、まして私たちの居場所まで奪おうって言うのなら絶対に許さない」
ホシノ「だから――ここで終わらせよう、絵画の魔女。その怨念も野望もここが終着点だ」
絵画の魔女『ほざけ!さっきは油断したが、もう次はない!お前達の方こそ叩き潰して、永遠に絵の中に閉じ込めてやるよ!』
(絵画の魔女が魔力を漲らせ、ホシノ達に迫る)
(最終決戦が始まろうとしたまさにその瞬間)
マキ「あ、あの~……。あたし、今一つ状況についていけてないんだけど。どうすればいいかな?」
ホシノ「あ。ごめん忘れてた」
マキ「ひどい!?」
ヒナ「…とりあえず、私たちの傍にいるか適当な所に隠れてなさい」
(改めて、ホシノ一行+マキvs絵画の魔女との最終決戦の火蓋が切って落とされる――!)
- 10二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:19:56
(絵画の魔女の攻撃は苛烈を極めた)
(先の敗北を意識してか、攻撃はホシノ達から常に距離を置いての魔力弾爆撃や使い魔による自爆特攻ばかり)
(たまに距離を詰めてきた時も、その巨体による突進攻撃が主で付け入る隙というものをほとんど見せつけなかった)
ホシノ「うへ~。啖呵切ったはいいけど、この魔女全然近寄ってこないよ~!」
イロハ「どうやら相当さっきの敗北が堪えたみたいですね」
マコト「ええい、近寄ってくればこのマコト様の一撃を叩き込んでやるというのに…!もどかしい!」
ヒナ「けど、敵も決して無傷じゃない。少しずつでも、確かに消耗しているわ」
(ヒナの指摘通り、絵画の魔女の動きは徐々にだが鈍りつつあった)
(いかに距離を置いていても、飛び道具と突進攻撃ばかりでは中々決定打には届き得ない)
(だがそれは、イロハ以外飛び道具に乏しいホシノ達にも言えた事であり…)
イロハ「さすがの私も、あれだけ距離を置かれてちゃ難しいですね…。そうでなくてもこっちの主砲は連射できませんし」
マコト「むむむ…!ハッ、閃いたぞ!さっきのように、もう一度挑発してみるのはどうだ!」
(マコトが先程の戦いを思い返し、挑発作戦を提案する)
(確かに、直前の戦闘では先生の提案による挑発攻撃が功を奏したが)
ヒナ「どうかしらね。あいつは傲慢だけど、決してバカじゃない。一度嵌まった作戦に二度嵌まる程愚かでもないでしょう」
マコト「言ってみなければ分からんだろう!――おい絵画の魔女!そんなところでチマチマ暴れてないで、こっちにやってきたらどうだ臆病者!それとも絵画の魔女ならぬ怯懦の悪女にでも改名したらどうだ、情けない奴め!」
イロハ「ほんとこの先輩、こういう時は生き生きしてますね」
- 11二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:20:28
(が、マコトの挑発も虚しく。絵画の魔女は遠くで笑うばかりで一向に距離を詰めてこない)
(それどころかお返しとばかりに、再び魔力弾の雨あられを降らせてきた!)
マコト「どわぁあああっ!?」
ホシノ「うひゃ~!」
イロハ「危なっ…!こりゃダメですね、奴さん完全に引き撃ちを決め込むつもりみたいです」
ヒナ「やっぱり、少しでも地道に削っていくしか…」
(その時、先生絵筆が何かを決意したかのようにホシノの元へ近づいてきた)
ホシノ「先生?危ないから、もっと離れて――」
先生絵筆(空中に文字を描き込んでいく)
ホシノ「『考えがある』?」
(矢継ぎ早に文字を書き、作戦を説明していく先生)
(その内容に当初は驚いた顔を浮かべたホシノ達だったが、やがて)
ホシノ「――やってみよう、みんな」
マコト「おい、本気か!?いくら何でも無謀が過ぎるぞ!」
ヒナ「マコトに同意するのは癪だけど、私も同じ考えよ。失敗した時のリスクを考えたら…」
ホシノ「でも、このままじゃどの道じり貧な事に変わりはない。そうだよね?」
ヒナ「それは、そうだけども」
ホシノ「大丈夫だよ。なんてったって『あの』先生が考えた作戦なんだから。もしもヤバくなったとしても、カバーしてくれる。だよね先生?」
(ホシノの問いに先生絵筆がこくこくと頷く)
(その反応を確かめると、ヒナもまた渋々と言った様子で溜息を吐いた)
ヒナ「…やりましょうマコト議長。小鳥遊ホシノの言う通り、このままじゃ私たちも消耗するだけ。だったら、余力のある内に一か八かに賭けた方がいい」
マコト「正気か、風紀委員長!お前はもっと、冷静な性質だと思っていたんだが!?」
- 12二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:20:49
イロハ「まあこの人、こうと決めたら突っ走るタイプですし。でなきゃ自分で自分の戦艦沈めたり、うちに喧嘩売ってきたりとかしないでしょう?」
マコト「ぐぬぬ…!そ、そういうお前はどうなんだイロハ!こんなバカげた作戦に本気で乗るとでも!?」
イロハ「そりゃまあ、普段ならたとえ先生の頼みでも遠慮したい所ですけどね。でも、今回ばかりはそうも言ってられないでしょう?」
イロハ「何より、イブキを元に戻さなきゃならないという目的もあります。だったら、多少博打が絡んでてもやりますよ、私は」
マコト「!」
(イブキ、という名前にマコトが目を見開く)
(同時に何かしら覚悟を決めさせるものがあったのか、それまでとは一変し動揺を捨てた真顔になった)
マコト「――いいだろう。お前がそこまで言うのなら、上司である私も乗らんわけにはいかんな!」
マコト「この戦いの成否、お前に託すぞ小鳥遊ホシノ!マコト様が力を貸すんだ、万一にもしくじってくれるな!」
イロハ「…はあ。相変わらず、分かりやすいというか動かしやすいというか」
ヒナ「どうあれ、乗り気になったんだから言いっこなしよ。さあ、やりましょう小鳥遊ホシノ」
ホシノ「オッケー。それじゃ――作戦開始だ!」
(ホシノの掛け声をきっかけに、各々が動き出す)
(一方、遠目からその様子を伺っていた絵画の魔女はというと)
絵画の魔女『なんだ…?あいつら、一体何をしてる?』
(それは、まるである種の組体操を思わせる陣形だった)
(イロハ戦車の主砲、その先端部にマコトが取り付き)
(さらにその上に乗っかる形で、ホシノとヒナが重なる)
(そして先生絵筆が、ヒナの体毛にくるまる形でくっつき――全ての準備は整った!)
イロハ「発射準備完了。いつでも行けます、マコト先輩」
マコト「キキキッ!こちらも準備完了だ!いつでも撃て、イロハ!」
マコト「…一応言っておくが、間違っても実弾ごと撃つなy「了解、発射します」」
マコト「何――ぬおわぁああああっ!!?」
- 13二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:21:22
(マコトの指示?を受け、イロハ戦車が主砲を撃つ)
(だがその砲撃には本来込められている筈の砲弾はなく――いわゆる、空砲と呼ばれる類のものだった)
イロハ「実際やってみたのは初めてでしたが…どうやら上手くいったみたいですね」
マコト「おおお!覚えてろよイロハぁあああああ……!」
イロハ「…いや。マコト先輩が『いつでも撃て』って言ったんじゃないですか」
(ボヤく間にも、飛行船マコト号は絵画の魔女めがけ勢いよく飛んでいく)
(驚いた絵画の魔女から、迎撃の魔力弾が次々に飛んでくるが)
マコト「ぐ、ぬぬ――このマコト様を、舐めるなぁっ!!」
(射出の勢いを制御し、マコトは魔力弾をことごとく搔い潜る)
(見る見る内に絵画の魔女との距離が詰まり、あと少しの所まで肉薄した!)
ヒナ「上出来よ、マコト。――準備はいい?小鳥遊ホシノ」
ホシノ「もっちろん。いつでもいけるよ~!」
ヒナ「了解。それじゃあ先生、お願い」
(先生絵筆がヒナの体毛から抜け出し、ヒナの背中を強く突く!)
(するとヒナの身体は勢いよく跳躍し、空中へと飛び上がった!)
(眼前に、絵画の魔女の全身が迫る――!)
絵画の魔女『何、だと!?』
ヒナ「ここまで来れれば十分。後は任せたわ、先生。そして、小鳥遊ホシノ」
ホシノ「任された。――先生!もう一度お願い!」
(先生絵筆が空中にレールを描き、絵画の魔女への最短ルートを作り上げる!)
(さらに筆先へ最大級の力を込め、ホシノを思いっきり突き飛ばした!)
- 14二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:22:02
(レールによる加速も重なり、ホシノは見る間に絵画の魔女へと迫っていく…!)
絵画の魔女『馬鹿め!真正面から来ると分かっていて、何もされないとでも思ったか!』
(だが、絵画の魔女とて無防備ではない)
(迫りくるホシノに向け、最大級の使い魔を呼び出し爆破させようと試みる!)
(距離が距離だけに魔女自身もただでは済まないが、成果を思えば安い代償だった)
(加速するホシノは避ける事もできず、まともに使い魔と激突。空中で大爆発を起こし、盛大な爆炎が上がる…!)
マコト「ぬおおおっ!?」
ヒナ「くっ――小鳥遊、ホシノーー!」
(マコトとヒナも爆風に煽られ、あわや吹き飛ばされかける)
(しかし間一髪のところで先生のフォローが間に合い、かろうじて空中に描かれた線が彼女たちを受け止めた)
(そして、ホシノは――)
絵画の魔女『アッハハハ!ザマァみろ!いくら何でも、この規模の爆発に巻き込まれちゃ――』
ホシノ「巻き込まれたら、何だって?」
(絵画の魔女が、今度こそ硬直する)
(立ち上る黒煙、その只中を突っ切りホシノが姿を現した)
(さすがに無傷とはいかず、所々焦げてこそいたものの勢いは止まらず――むしろ、加速しているまであった)
絵画の魔女『バカな…!そんな、バカな!!』
絵画の魔女『お前は、一体何なんだ――!?』
- 15二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:22:13
- 16二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:23:09
以上、ここまで
途中までのつもりでしたが、スレ数に足りなかったので全部上げちゃいました
これにて最終決戦は完結
次回、エピローグとなります
↓は上げそびれたBGM
- 17二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:48:59
- 18二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 10:35:08
ほー!保守!
- 19二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 10:51:30
- 20二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 20:38:02
いつでもグースーカーピー
ホシノカービィ〜♪ - 21二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:40:49
>>15の続き
――こうして。絵画の魔女によるキヴォトス改変事件は無事解決しました。
魔女の力が失われた事で、改変された都市も元の姿を取り戻し、歪な絵画からいつもの学園都市に戻っていきます。
シロコ「ン!ン……?」
セリカ「ンナ!?」
(上空からシロコ達とアビドス自治区に向け、光の粒が降り注ぐ)
(その粒子を浴びると――)
シロコ「――ん。これは」
セリカ「も、戻った…?やった!元の姿に戻ったぁ!!」
ノノミ「ん~!何だか身体がガッチガチです~」
アヤネ「ずっとメロンになってましたからね、ノノミ先輩。私も何だか視点が高くて調子狂いそうです…」
アビドスだけではありません。
トリニティでも、ゲヘナでも。百鬼夜行や山海経、レッドウィンターにD.U.区にも、平等に光の粒は降り注いでいきました。
ナギサ「これは…もしや…!」
セイア「どうやら、先生たちが上手くやってくれたみたいだ」
ミカ「ウホウホ…じゃない、もう普通に喋れるんだった。ん~、やっぱりこの姿の方が私らしくて落ち着くかも☆」
ナギサ「それは何よりです、ミカさん。――ところで、約束の件は覚えてますよね?(ゴゴゴ)」
ミカ「な、ナギちゃん?元に戻れたんだからゴリラだった時の事は言いっこなしって事で……ダメ?」
ナギサ「だ・め・で・す♡(ミカの口にロールケーキをねじ込む)」
- 22二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:42:20
シュロ「くっくっく…!何が何だか分かりませんが、ようやく元の姿に戻れましたよぉ…!」
シュロ「さあ!今の今まで不自由にされていた分、思う存分暴れに暴れて」
???「残念だけど、それは無理」
シュロ「へえ?」
ユカリ「そこの不埒者、御用ですわ!」
キキョウ「通りすがりの親切な生徒……いや生徒(クジラ)?さんから事前に通報を受け取っていてね」
レンゲ「つーわけだ、痛い目見ない内に降参する事をおススメするけどどうだい?」
ナグサ「既に包囲網は完成してる。大人しくすれば危害は加えない。…どうする?」
シュロ「な、な、なぁ…!?」
シュロ「~~~!あぁのピンク頭!覚えてやがれェえええ!!!」
そして。ミレニアムにおいても――
エイミ「う、ん…?」
ヒマリ「目が覚めましたか、エイミ」
エイミ「ヒマリ、部長?あれ、私いつの間に眠って…?」
チヒロ「寝てたんじゃないよ。気を失ってたんだ」
(チヒロが、背筋を伸ばしながら二人に近寄る)
(その後ろからはコタマとハレが、周囲をきょろきょろ見回していた)
ハレ「わ、私何がどうなって…?確か、様子がおかしくなったマキに顔を掴まれそうになって、でもそこで気が遠くなって――」
コタマ「私もよく思い出せません。確かこの部屋に入って来たところまでは覚えているのですが、その先が何とも…」
チヒロ「説明、してもらえるかな部長?何があったのか、何が起きたのか大よそ当たりはつかないでもないけど」
ヒマリ「ええ。推測でよろしければ、今すぐに」
ヒマリ「ですが。今はひとまず、待ちませんか?」
チヒロ「待つ?誰を」
ヒマリ「それはもちろん、今回の事件を解決してくださった人たちを」
ヒマリ「恐らく、今回も事態の渦中にいただろう――シャーレの先生を」
- 23二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:42:42
一方その頃。ヒノム火山頂上では。
マキ「空から、光の粒子が降ってくる…」
マキ「全部終わったの…?」
(隠れていた岩場から出て、空を見上げるマキ)
(彼女が呆然と立ち尽くしていると――唐突に、空から複数の人影が降ってきた!)
ドサドサドササッ!
マキ「って、うわわっ!?な、何何!?」
マコト「ぐ、ぐおお…!ま、まさか空中で姿が元に戻るとは…!?」
イロハ「マコト先輩、重いです。早くどいてください…」
ホシノ「うへ~、身体があちこち痛いよ~。せっかく勝ったのに、あんまりだよ~」
ヒナ「まったく――最後の最後で気を抜くからよ」
ヒナ「先生も大丈夫?怪我はない?」
先生“あ、ありがとうヒナ。…その、大丈夫だから下ろしてくれない?”
(積み重なったまま悶絶するホシノ・マコト・イロハの三人と、先生をお姫様抱っこし優雅に着地したヒナ)
(その姿は先程までの変貌させられたものではなく、元の、人間のそれに戻っていた)
(さらに)
マキ「…?あれは――」
(マキが何かに気づいたように、火口傍へと近寄っていく)
(そこには、古ぼけた額縁に収まった一枚の絵画が転がっていた)
- 24二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:43:07
ホシノ「あいたた…。マキちゃん、どしたの?」
先生“その絵、もしかして”
ヒナ「――あの。絵画の魔女を名乗っていた存在の本体、そうよね?」
(それは、一人の魔女を描いた絵だった)
(星のない夜を、一人飛び続ける魔女の姿)
(孤独と見るか、優雅と見るか。受け取り手により、その感想は様々だろう)
(だが――今のホシノ達には、どうしようもなく寂しそうに思えた)
マコト「ふん、どうあれこうなってしまえばただの絵画!」
マコト「おい、そいつをこっちに寄越せ!ちょうど火口がすぐ傍にあるんだ、このまま放り込んで跡形もなく燃やしてやる!」
ヒナ「風紀委員の前で不法投棄とは、良い度胸してるわねマコト議長」
イロハ「まあでも、今回ばかりは目をつぶってくださいよ。さすがの怪物と言えど、今なら確実に…?」
ホシノ「マキ、ちゃん?」
(マキは地面に転がっていた絵画を拾い上げると、ぎゅっと抱きしめる)
(それはまるで、我が子を守る親のようで…)
マキ「――やだ」
マコト「何ィ?」
マキ「絶対に、嫌だ。この子を燃やさせるなんて事、許さない!」
マコト「…ほお。それはつまり、このマコト様率いるゲヘナ万魔殿と風紀委員会を敵に回すと受け取っていいのだな?」
ヒナ「別に私は敵に回ると言った覚えはないのだけど」
ヒナ「でも、そうね。言い訳くらいは聞かせてもらおうかしら?――ミレニアムサイエンススクール・ヴェリタス所属の小塗マキさん?」
マキ「!?な、なんであたしの名前…!」
ヒナ「これでも元情報部所属だもの。大抵の学校の、めぼしい生徒の名前と顔は把握しているわ」
ヒナ「まして。それが『あの』ヴェリタスの関係者であれば、なおの事ね」
マコト「当然、この私も貴様の事は存じ上げているがな。キキキッ!」
- 25二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:43:28
(いつになく真剣な顔で、マキに詰め寄るヒナとマコト)
(一生徒・空崎ヒナと羽沼マコトではなく。ゲヘナの主要組織を率いるトップとしての威厳と凄みに満ちた二人がいた)
(二人の圧に、気圧されかけるマキだったが)
マキ「…この子に乗っ取られて、操られてた間、さ」
マキ「あたしもただ、操られるがままだったわけじゃない。自分の意識は残ってたし、何をやっているのかも分かってた」
(言いながら、マキは絵画の魔女に操られていた時の事を思い出す)
(全能とも言える力を振るい、思うがままに世界を塗り替えていったあの快感)
(街を、生徒を、風景さえも。己の望むままに変えられる喜びは確かにあって――そして、それ以上にそんな事を容易くできてしまう力が恐ろしかった)
マキ「だから止めようとはしていたし、説得も試みてたよ」
マキ「でも。無理だった。力及ばずってだけじゃない、ずっと伝わってきてたから」
ヒナ「何が?」
マキ「この子の、気持ち。絶望とか憎しみとか、悲しみってやつが…」
(絵画の魔女に操られている間、マキもまた絵画の魔女の心と繋がっていた)
(そこから流れてきたのは、積年の怨嗟と無念。そして絶望)
(この世全てを呪ってなお飽き足りない、負の感情の極致とも言える塊を見たのだ)
マキ「あたしもさ、ほんの少しだけど分かるんだ。一生懸命描いた作品が、誰からも見向きされず、ただただ不要と見なされて消されていく悲しみってやつが」
マキ「この子も、最初はきっと望まれて生み出されて。でも結果が伴わなかったばかりに生みの親からも見捨てられて」
マキ「それで結局、怪物に成り果てた挙句今本当に消されようとしている…。そんなの、あんまりだよ」
マキ「この子に落ち度があるのは分かってる。許されない事をしたっていうのも」
マキ「でも!どうかこれ以上は…!罰ならあたしも受けるから、だから――!」
????『…まったく。付き合ってられないね』
- 26二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:44:07
(その時。マキの手元から第三者の声が響き渡る)
(見知らぬ声、ではない。それはつい先程まで聞いていたモノ)
(何なら、すぐ目の前で対峙していた者の声――)
マキ「魔女、さん?生きて――」
絵画の魔女『無事じゃないけどね。…長い月日をかけて蓄えた力が全部パアだ。まったく、そこのピンク髪はどんな力宿してるってんだい』
ホシノ「うへ?おじさんの事?」
絵画の魔女『あんた以外に誰がいるんだよ、コラ』
イロハ「…あれだけやられてまだ喋れるだなんて、つくづく怪物ですねこいつ」
ヒナ「同感。さすがにもう、暴れられるだけの力は残っていないようだけど」
マコト「だが、こうやって話ができるのであれば話が早い。おい絵画の魔女、貴様の処分は――」
絵画の魔女『聞いてたよ。そこの火口に放り込むんだろ、ならさっさとやっとくれ』
マコト「ああ!言われずとも、今、すぐに――?」
ヒナ「…なんですって?」
(マコトもヒナも、イロハにホシノも。遠巻きに見守っていた先生までもが目を見開く)
(そして当然、抱えているマキもまた)
マキ「何を…何を、言ってるの魔女.さん。だって、それじゃ」
絵画の魔女『寝ぼけた事言ってるんじゃないよ、小娘。こいつはけじめさ。私は敗れて、あいつらは勝った。なら敗者は勝者の言い分を大人しく飲むってのが筋というもんだろう?』
マキ「け、けど!それじゃあ、それじゃあ!」
絵画の魔女『あーうるさい。…元々、私はあんたみたいなガキと組むなんてごめんだったんだ』
マキ「っ!?」
絵画の魔女『たまたま私を手に取って、たまたま私の依り代に都合がいいから操ってやっただけ。それを何を勘違いしたのか知らないが、相棒面されたんじゃ迷惑もいい所だ』
絵画の魔女『お前の私の巻き添えで罰されるなんてごめんだろう?分かったらとっとと放り込んでおくれ。これ以上恥を晒し続けるのは私も嫌なんでね』
マキ「そんな…」
- 27二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:44:45
(マキの手から、絵画がするりと零れ落ちる)
(だが、マコトもヒナも手を出さない。否、手を出せない)
(ここで元凶の絵画を燃やすのは、あまりにも簡単だ。たとえマキが全力で抗ったとしても、この場にはキヴォトス有数の戦力が二人。抑え込むのは容易い)
(けれど、それで本当に…?)
先生“ちょっと待った”
ホシノ「先生?」
絵画の魔女『あんたは――ひょっとして、絵筆かい?さっきまでそいつらを運んだり突いてた』
先生“ええ。初めまして、絵画の魔女.さん。シャーレの先生を務めている、■■です”
(それまで成り行きを見守っていた先生が、そこで意を決したように介入する)
(他の生徒たちが思わず見入る中、先生は思わぬ事を言い出した)
先生“話は一通り伺いました。あなたは処分される事をお望みのようですが”
絵画の魔女『ああ、そうだよ。分かったらさっさとやって――』
先生“できません”
絵画の魔女『…なんだって?』
先生“できない、と言いました。何故ならこの場にいる誰も、その権限を持ち合わせていませんから”
マキ「えっ…?」
マコト「な、何を言い出すんだ先生!ここはゲヘナ自治区で、私はゲヘナを仕切る万魔殿の長だぞ!その私が、そいつを処分するのに何の道理がないというんだ!?」
ヒナ「……」
(マキが驚いたように見つめ、マコトは大声で取り乱す)
(ヒナやイロハ、ホシノは沈黙したまま状況を見定めていた)
- 28二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:45:07
絵画の魔女『ふざけた事言うんじゃないよ。そこの喧しい小娘の言う通り、私を処分するのに何の権利が必要だって言うんだい?』
マコト「何ィ!?貴様、今なんて言った!」
イロハ「話が進まないから黙っててください、先輩」
先生“それはもちろん、所有権の問題です”
先生以外の全員『所有権?』
先生“ああ。私はここに至る前、ミレニアムの明星ヒマリからこんな依頼を受けていたんだ”
ヒマリ『ワイルドハントで発見され、ミレニアムに鑑定を依頼されたとある曰くつきの絵画の調査に協力してほしい』
ヒナ「それと所有権に何の関係が?」
先生“大ありだよ、ヒナ。ミレニアム側はあくまで鑑定を依頼されただけで、この絵画自体所有していたわけじゃない。つまりこの場合、所有権を有しているのは――”
ホシノ「…鑑定を依頼した、ワイルドハント?」
先生“正解。ホシノの言う通り今のあなたの所有権はワイルドハントの生徒たちで、そこにいる小塗マキや、ましてゲヘナの子たちでもない。それなのに勝手に処分を決めて燃やすだなんて、筋が通らないでしょう?”
マコト「そ、それは!い、いやだがしかし…!?」
イロハ(物凄い詭弁もいい所ですが、黙っておきますか。そっちの方が拗れなさそうですし)
絵画の魔女『馬鹿馬鹿しい。ワイルドハントだかワーストランクだか知らないが、私自身が処分しろと望んでいるんだ!これ以上を求める道理がどこにある!』
先生“でも、あなたは『絵画』であって人でも生徒でもありませんよね?”
絵画の魔女『なっ…!』
(あまりと言えば、あまりの言い草)
(対する先生はまるで気にする事もなく、飄々とした様子で――あるいは装っているかのように、事を進めていく)
- 29二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:46:07
先生“意志を持つ、という点では尊重されるべきかもしれませんが。それならなおの事ワイルドハント側にも一度コンタクトを取らなければ。ああそれと、今回の件に深く関わっているだろうヒマリ達特異現象捜査部にも――”
マキ「ま、まって!先生、ちょっとまって!」
マキ「よくわかんないんだけど、それってつまり…!?」
先生“ああごめん、マキ。置いてけぼりにするところだったね”
先生“そうだね――私としては、今回の事件の関係者たちにも話を聞かせて。その上で、公正に判断を下すべきだと思うよ”
先生“どうやらそこの絵画の魔女.さんはこれ以上抵抗する気もないみたいだし。それならいったん縛り上げて、ミレニアムまで持ち帰ってから考えてもいいんじゃないかな?”
先生“焼却炉くらいならミレニアムにもあるだろうし、何も今すぐここで絶対に処分しなくちゃいけないわけでも”
絵画の魔女『ふざけるなぁ!』
(その時。絵画の魔女がたまりかねたように叫び、空中に浮き上がった!)
絵画の魔女『黙って聞いていれば何をぐだぐだと…!そんなふざけた結末、この私が受け入れてやるとでも』
ホシノ「――いやいや。そこはきちんと言う事聞こうよ魔・女・さ・ん?」
絵画の魔女『っ!?』
(空中に浮き上がった絵画の魔女、その額縁をホシノが鷲掴みにする)
(小さな身体のどこから湧いてくるのか、絵画の魔女がどれだけ暴れてもまるでびくともしなかった)
絵画の魔女『は、放せクソガキ!?ちょっ、なんて力――』
ホシノ「おじさんも、正直言いたい事が山ほどあったんだよねえ。それなのに、火口にポイしておしまいじゃあんまりだと思うんだ~」
ホシノ「だから。『私』は先生の意見に賛成するよ。とりあえず、このままミレニアムまで持ち帰るって事でいいよね?」
ヒナ「そうね。私も小鳥遊ホシノに賛成するわ」
マコト「ヒナァ!?貴様、何を!?」
ヒナ「悪いけど、私も彼女には言いたい事がたっぷりあるの」
ヒナ「あなたのせいで滞りに滞った風紀委員の仕事、ゲヘナの治安維持、その他諸々…。その落とし前をつけてもらうまでは、易々と燃やしてもらえるなんて思わない事ね」
- 30二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:46:28
(ズゴゴゴ、と。ホシノに負けず劣らず、どす黒いオーラを出しながら絵画の魔女を見下ろすヒナ)
(前門のヒナ、後門のホシノ。両社に挟まれ、絵画の魔女は完全に気圧されていた)
マコト「お、おいまて!まだ私は賛同した訳じゃ――」
イロハ「マコト先輩、マコト先輩」
マコト「なんだイロハァ!?私は今、お前に関わってる場合では」
イロハ「いいから、耳貸してください耳」
(マコトに耳元に寄り、何やらぼそぼそと囁いていくイロハ)
(ミレニアム、ワイルドハント、賠償請求。そういった単語が漏れ聞こえ、やがて…)
マコト「――と思っていたが、気が変わった!このマコト様も、ミレニアムまでのそいつの護送、協力してやる!」
ヒナ「あら。ずいぶんな掌返しね、マコト議長」
マコト「言ってくれるな風紀委員長?だがこれも先を見据えた深謀遠慮というものだ!おこちゃまのお前には分からないだろうがな、キキキッ!」
ヒナ「――――」
絵画の魔女『ヒィッ!?』
ホシノ「風紀委員長ちゃん?気持ちは分からないでもないけど、すぐ傍で殺気をまき散らさないでくれないかな?」
(気づけば先程まで戦っていた事も忘れ、ホシノ達はぎゃあぎゃあと騒ぎ合う)
(そこには最早絵画の魔女を処分する空気などなく、年相応の子ども達のやり取りが広がっていた)
- 31二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:46:50
マキ「えっと…。先生?これって、解決したって事でいいのかな?」
先生“いいや。まだまだこれからだよ”
先生“話し合わなきゃいけない事、決めなきゃいけない事。やらなきゃいけない事――それらはまだ一つも解決してなくて、山積みのままだ”
先生“だから。とりあえず、今は帰ろうか”
先生“ミレニアムに。私たちの、それぞれの帰るべき居場所にね”
…かくして。山を下り、ミレニアムへと戻っていく先生とホシノ達。
その後下りた先で絵画の魔女を巡ってまたひと悶着あったり、ゲヘナやトリニティなど被害を受けた学区との賠償問題もあったり色々騒動には事欠かなかったのですが。
それはまた別のお話。
そして。もう一つ、付け加えておくならば。
ミレニアムサイエンススクールのとある部室、そこには一枚の絵が新たに飾られる事になったそうです。
それは、空飛ぶ魔女を描いた古い絵画でした――
- 32二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 22:49:57
- 33二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 00:45:26
お疲れ様でございました!!
なんだかんだハッピーエンドでよかったよかった!これからはちゃんと大事にされるんだぞ!
そして、デカグラのストーリーを見終わりましたぁ!スタアラ編を書けるぞー!!まぁー詳しいことはまるで分からなかったけどな!!カービィ要素盛り込みまーす!!
念の為伝えておきますと、私は日によって忙しい日とそうでない日がありまして、場合によって1日に投下する量が少ない"可能性"があります。まぁはじめる以上、ちゃんと終わらせますので。
- 34二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 01:24:50
タッチ!ホシノ!編完結乙です!
これで絵画の魔女もそれを描いた生徒も報われることでしょう… - 35二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 12:45:36
保守!
- 36二次元好きの匿名さん24/07/03(水) 21:07:49
ふと思いついたぼんやり新設定
他の人のスタアラ編&毛糸のホシノ編が残ってるので取り掛かるのは当分先ですが、その内この子で一本SS書いてみようかなと
・シャドーホシノ
ダークヒナを生み出した魔鏡、その破片から現れたホシノの影
見た目・言動・性格もほぼオリジナルのホシノと同じだが、オリジナルと比べやや甘えがちだったり何かと先生にべったりな一面を見せる
黒服曰く、彼女の本質は小鳥遊ホシノが抱える『弱さ』や『子どもらしさ』が根源となっており、それ故にオリジナルと比べ心を許した相手にはより素直に接しているのでは?と推測されているが実情は不明
一方で戦闘力の方はオリジナルと比べるとやや低め
これは彼女が魔鏡の破片から生まれた存在故であり、完全な元の魔鏡であればオリジナルと同等かそれ以上の力を発揮できた(自己申告)との事
それでも素養は確かに存在しており、放っておけばオリジナル以上とまでは行かずとも十分すぎる程の強さを見せる
元ネタはシャドーカービィ
なお彼女が生まれる元となった魔鏡についてはそれぞれ下記リンク先にて
リンク先92~146
https://bbs.animanch.com/board/3304840/?res=190
リンク先77~85
【クロス】ここだけヒナがメタナイトみたいなキャラな世界 3スレ目|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/3343002/?res=186・このようなスレタイですが、ヒナ→メタナイトの話題だけではなく、「カービィ枠はホシノだな」「マコトは…bbs.animanch.com - 37二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 00:34:37
『原点に帰らなくちゃいけないの。』
「原点に、ですか?」
「お姉様ー、どういうことー?」
「【神の存在を証明、分析し、新たな神を創り出す方法】…そのことでしょうかね。まぁ、どうでもいいですが。」
『そうそれ。でもまだ初歩的な段階にすら到達せずに失敗した…それじゃダメ。こんなんじゃ"存在証明"すらできやしない。だから一個ずつ進めていく。【神の存在を証明する】、まずはそれから。』
「それで使うのが、これなの?」
「大きいハートですね。ハート、ですよね?」
『そう。このハートを使って、神の存在を知らしめる。さぁ、はじめるよ。』
『おいでませ、畏怖なる神よ』
「…お姉様、ハートの一部が欠けてますけど?」
『え?』
ある日、銀河中に大量の紫のハートと、少量のピンクのハートが散らばった…! - 38二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 00:43:52
ここは、平和なようで平和じゃない平和な学園都市キヴォトス。今日もいつも通りの一日がはじまる…ことはなかった。
突如としてキヴォトス中に、紫のハートが降り注いだ。
ーゲヘナ 万魔殿ー
マコト「な、なんだこれは!?」
イロハ「また異変ですか…全くもう…」
マコト「イロハ!慣れすぎじゃないか!?」
チアキ「マコト先輩、コーヒーが入ったよ…うわっ!なんだこれ!?」
マコト「今ごろ気づいたのか!まぁいい、落ち着くために一杯もらうぞ。」
イブキ「あ!ハートが落ちてきたー!」
イロハ「!?先輩、回避を!!」
マコト「どわーーーーっ!!?」
ドーン!
マコト「お、驚いたぞ!突然ハートが……あ……?」
イロハ「大丈夫ですか先輩。…先輩?ハートの近くで立ち尽くしてどうしたんですか?」
マコト?「…………キキッ!」
マコトの目が、赤く光った。
- 39二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 00:51:17
- 40二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 00:58:40
そして同時に、『夢の勇者達』が動きだす。
ートリニティ 噴水の広場ー
ミカ「こ、今度は何が起きるの?」
???「ミカさーん!!助けてー!!」
ミカ「え?……リボンちゃん!?」
リボン「久しぶりに遊びにきてみたら!一体どうしちゃったんです、ここは!」
ーブラックマーケット ゴミ捨て場ー
ダークヒナ「はぁ…はぁ…!ようやく復活できた!くそぉ…マコトめ……いつか必ず……ん?」
ダークヒナは空を見て、困惑する。
ダークヒナ「…何これ?」
ーゲヘナ 便利屋オフィスー
アル「な、なななな、何よこれー!?」
ムツキ「うわー、紫色のハートがいっぱい。」
カヨコ「はぁ…もうキヴォトスは呪われてるんじゃない?」
ハルカ「ど、どうしましょう!アル様!」
アル「ひ、ひとまず!命大事に、よ!」
- 41二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 01:07:39
- 42二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 01:16:12
そして…キヴォトスの危機に、【カービィ】は目覚める
ホシノ「Zzz…Zzz…うへへ…そこはダメだよぉ〜…」
そんなホシノに落ちてくる、ピンクのハート。
ホシノ「う?…うへ?……なんだろ…何かに当たった気が…」
そんなホシノの目に映ったのは、大量のプリンを持ち去る万魔殿のモブ達。
ホシノ「なんであんなにプリンを万魔殿が?…ん、万魔殿がプリンを?そんな事件、前にもあったような…」
ホシノは頭を振り、思案を止める。
ホシノ「そんなことより、この空の異常…嫌というほど聞こえてくるキヴォトスの混乱の声……また新しい異変だ。とりあえず、あの万魔殿議長のところに行こう。なぜか大量のプリンを持っていってるし、絶対関与してるでしょ!」
ホシノは起き上がり、ゲヘナに向けて走り出す。
新たな冒険が、はじまった!!
『ホシノカービィ スターアライズ』
- 43二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 01:17:23
- 44二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 01:19:53
- 45二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 09:49:26
- 46二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 20:40:18
保守
- 47二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:01:09
>>42(つづき)
ホシノは順調に先へと進んでいく。
ホシノ「こういう時に限ってチンピラとかが襲ってくるんだから…もう!」
(先生からは『シャーレ付近は混乱していないから大丈夫だよ!』ってモモトークが来たけど…)
そんなことを考えながら進んでいると…
フウカ?「敵だぁ!」
ホシノ「うへぇ!?フウカちゃん!?」
目を赤く光らせたフウカが立ち塞がる。
ホシノ「うわわっ、どうしよう…!フウカちゃんに怪我させるわけにはいかないし…!」
あたふたするホシノ、すると突然ホシノからピンクのハートが飛び出した。
ホシノ「え、何これ!?…なんか安心するなぁ。」
フウカ?「お残しは厳禁だー!!」
ホシノ「うわー!?」
ホシノがついハートをフウカに投げてしまうと、なんとフウカの目が元に戻り、正気に戻った。
フウカ「あれ?ホ、ホシノさん?私、なんで…?」
ホシノ「…さっき当たったのはこれ?……うへへ、これが今回の新しい能力、みたいだね!」
自らの新しい力を自覚したホシノは、フウカをシャーレ付近まで送ると、ゲヘナに向かいながら次々と生徒たちを正気に戻していった。
- 48二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:13:22
ホシノ「ふぅ…ちょっとだけ休憩しよう。」
ビルの側で休むホシノに迫るチンピラ集団!
ホシノ「ちょっとは休ませろー!!」
しかし、そのチンピラ集団はホシノに迫ることなく沈静化された。
ホシノ「あれ?」
???「休んでいる暇なんかありませんよ。」
物陰から出てきたのはイロハだった。
ホシノ「あ!イロハちゃん!」
イロハ「どうもホシノさん。あなたの後輩さん達も連れてきましたよ。」
セリカ「ホシノ先輩!無事!?」
ノノミ「心配しましたよ!」
アヤネ「私達も一緒に行きます!」
ホシノ「みんな…あれ、シロコちゃんは?」
アヤネ「まだ連絡が取れていないんです…」
ホシノ「そっか。じゃあ、シロコちゃんに送っといて。『ゲヘナの万魔殿に向かっている』…てさ。」
ノノミ「ゲヘナ…ですか?」
セリカ「な、なんで?」
イロハ「…そう言ってくれて助かります。」
ホシノ「うへへ、でしょ?混乱が大きすぎる以上、まずは目の前のことから片付けていかなきゃね。ということで行くよー!」
- 49二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:18:55
- 50二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:21:08
- 51二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:29:44
- 52二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:37:35
- 53二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:43:37
- 54二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:46:27
- 55二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 00:07:53
- 56二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 10:06:42
- 57二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 16:21:26
一応の保守
- 58二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 21:16:50
>>53(つづき)
皆で協力しあいながら、ついにやってきた万魔殿。
イロハ「ここです。」
アヤネ「みなさん!警戒していきましょう!」
ホシノ「りょーかい……そりゃ!」
ホシノがドアを蹴破り、皆が即座に陣形を作り構える。しかし当のマコトはモブ達に怒鳴り散らかしていた。
マコト?「プリンだぁ!!イブキのためにプリンを早く集めてこぉい!!」
モブA「一体どうしちゃったんですか!?」
モブB「ていうかイブキちゃんはここにいませんよ!!」
マコト?「黙れぇ!!いいからさっさと……あ!?」
イロハ「…皆さん、今のうちにこちらに。」
モブ達「「イロハさん!助かりました!!」」
モブ達を下がらせるホシノ達。
ホシノ「マコトちゃん、やっぱり紫のハートのせいで…」
マコト?「よく分からないことを言うなぁ!!そうか、お前らがイブキを!!」
シロコ「正気じゃない…」
セリカ「でしょ!?やっぱりあのハートは危険なものなのよ!」
ノノミ「!きますよ!」
イロハ「…先輩。」
マコト?「キキキ!!ここで会ったが100年目ぇ!小鳥遊ホシノォ!くたばってもらうぞぉぉぉ!!」
宿敵の議長 【マコト】
- 59二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 21:28:56
マコト?「キキキ!!ハンマーハンマーハンマー!!!」
セリカ「ちょ、ちょっと!強くない!?きゃ!!」
セリカがハンマーで吹き飛ばされる。
シロコ「セリカ!」
シロコがセリカをキャッチすると、マコトはノノミの弾幕を正面から突破し、シロコに迫った。
マコト?「キキキキキ!!!」
ノノミ「そ、そんな!」
シロコ「くっ…!アヤネ、セリカ任せた!」
セリカ「え、ちょ、ぐえ!」
アヤネ「セリカちゃん!大丈夫!?」
マコトとシロコはそのまま、近距離戦をはじめる。
シロコ(勢いが強すぎる…!隙がないんじゃない…隙を潰している…!)
ホシノ「シロコちゃん!」
そこにホシノも加わり2対1に。ホシノの強さは別格である、にもかかわらず…
ホシノ「うっそ!!力強っ!!?」
マコト?「キキキー!!」
シロコ「もしかして…あの紫のハート…強くさせる力がある…!?」
ホシノ「あはは…冗談きついなぁ!!」
イロハ「離れてください!」
その言葉に皆は散会すると、マコトのいた場所に戦車の弾が当たった。
イロハ「お待たせしました…虎丸を見つけれましたよ。」
ホシノ「おぉ〜!ナイスー!」
シロコ「やった!?」
セリカ・アヤネ「「あ!それダメ(です)!」」
煙があけるとそこにいたのは…
マコト?「キッキッキ!!甘いわぁ!!!」
ノノミ「…マッチョさんになってます。」
ホシノ「……冗談きついよぉ。」
- 60二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 21:41:29
マッチョマコトはまさにパワーの化身そのものだった。柱は掴んで振り回すわ、腕を振ると衝撃波は飛ぶわ…もうめちゃくちゃだった。
イロハ「もう、めちゃくちゃじゃないですか…!」
シロコ「ホシノ先輩、どうする?」
ホシノ「…多分、みんなで力押し…ゴリ押ししたら勝てると思う。」
セリカ「の、脳筋じゃない!」
ノノミ「力を力で制する…嫌いじゃないです!」
アヤネ「で、でも、隙がありません!このままでは…!」
???「お困りのようですねぇ?」
突如として、マコトの動きが止まる。見ると、数多の怪異達がマコトを抑えつけていた。
皆が困惑する中、ホシノだけがその者を見つめる。
ホシノ「…何をしにきたの、シュロ。」
シュロ「嫌ですねぇ。手前様方を助けに来たんじゃないですか。」
- 61二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 21:52:07
イロハ「助けに、ですか?」
セリカ「あ、怪しい…!」
ノノミ「人を見かけで判断したらいけませんよ!セリカちゃん!」
シュロ「いや〜その通りですねぇ!あなたは良い人ですね!」
ノノミ「……。」
アヤネ「うぅ…怪しい…」
困り顔をするノノミ。そんなノノミの前に立つホシノ、そのホシノにならい同じことをするシロコ。
シロコ「…。」
ホシノ「信じられると思う?何を企んでるの?」
シュロ「企むだなんて人聞きの悪い!オーホホホホ!」
シュロはケタケタ笑いながら近づいてくる。
シュロ「いやぁ、手前ももう懲りたのですよ。これからは慎ましく生きていきたい!…だというのに、百花繚乱の連中がしつこいのです。これじゃあ手前の心の平穏なんか訪れやしない!手前はもう反省しているのに!」
ヨヨヨ〜と泣き真似をするシュロに近づくホシノ。
ホシノ「嘘をつかないでよ。」
シュロ「本当なのですよぉ?ま、というわけで、手前が反省したことを知らしめるために、手を貸しましょう!」
ホシノ「…は?」
シュロ「だからですねぇ……一緒に戦って、事件を解決しましょう、と言ってるんですよ。」
- 62二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:04:03
ホシノ「信じられない。」
シュロ「お好きにどうぞ。手前の腕を借りずに、あの珍妙なる姿となったあの者を倒せるのなら、どうぞご自由に。」
シュロが指を鳴らすと、怪異達は離れていく。マコトはすぐさま飛び出し、ホシノ達に攻撃してきた。
セリカ「きゃ!」ノノミ「ッ!」アヤネ「み、みなさん回避を!」シロコ「やばっ…!」イロハ「くっ!」
ホシノ「うぐっ!」
シュロ「オホホホ!キツそうですねぇ?大変そうですねぇ?手前が加勢しましょうか?おっと!小鳥遊ホシノは手前の手など借りないと言ってましたねぇ!!なら無理ですかねぇーつらいですねぇー!ヒューホホホ!!」
煽り散らかすシュロ。
その時、ホシノ、キレた!
ホシノ「あぁぁぁぁぁぁもう!!」
シュロ「ひゃい!?」
ホシノはありえない速度でシュロを壁まで追い詰める。
ホシノ「力、貸してくれるんだよね!?
シュロ「は、はい!そう言いましたが!?」
ホシノ「百花繚乱に追われているのが嫌だから、事件解決をして追いかけてもらわないようにしたい!そうだね!?」
シュロ「は、はい!」
ホシノ「…分かった、私からも言ってあげる。その代わり!使い倒すから…いいね?」
シュロ「……はい…!」
ホシノ「…うへ、じゃあ行こうか、シュロちゃん!」
シュロ「ちゃ、ちゃん…!?」
- 63二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:07:43
- 64二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:17:57
そうしてついに、その時が。
シュロ「さぁおいでませ怪異!!あの者を縛っちゃいましょう!!」
マコト?「キ!?」
アヤネ「今です!」
イロハ「先輩、覚悟!」
セリカ「もう怒ったんだから!!」
ノノミ「全弾発射ー!」
シロコ「…ッ!」
ホシノ「行くよー!!」
一斉射により、ついにマコトは撃破された。
マコト「…はっ!…ん?私は一体?」
イロハ「…先輩、心配したんですよ。」
マコト「お、お?…すまんな、イロハ。」
ノノミ「シュロちゃん、ありがとうございます〜☆」
シュロ「やめ、やめてください!手前の頭を撫でないでください!」
セリカ「アヤネちゃん、あの飛んで行ったハートはどこ行ったの?」
アヤネ「もうゲヘナから出たみたい…」
シロコ「…という感じで、たくさんハートを見かけた。」
ホシノ「うへぇ…これは手分けした方が良さそうだねぇ。」
- 65二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:27:11
ということで…
セリカ「じゃあホシノ先輩!頑張って!」
アヤネ「本当は、一緒に行きたいんですけど…」
ノノミ「私達は私達で、たくさんの紫のハートを追いかけてみますね☆」
シロコ「ん、ホシノ先輩抜きでも頑張る。」
ホシノ「頼んだよ、後輩たち!後で合流しようね!」
イロハ「私はゲヘナに残ります。色々終わったら、また合流しますよ。」
ホシノ「分かったよ〜。その時はよろしくね〜。」
ホシノ「さーてと、じゃあキヴォトス中を駆け巡るよぉ〜!」
マコト「キキキ!借りっぱなしではまずいからな!このマコト様も力を貸してやろう!」
ホシノ「心強いねぇ〜。」
シュロ「さぁ、では行きましょうかねぇ!」
ホシノ「…あれ、シュロも来るの?」
シュロ「そりゃ手前、別に手前には別行動する理由がありませんし。」
ホシノ(…右にマコトちゃん、左にシュロ……)
「…誤解されないといいなぁ。」
怪しい組み合わせとなってしまったが、とにかく!ホシノ達は次のステージに足を踏み入れた。
- 66二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:30:52
- 67二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 08:21:30
- 68二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 13:27:10
- 69二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:15:48
保守のカービィ
- 70二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:09:42
>>65(つづき)
ートリニティ『フレンズフィールド』ー
ホシノ「気持ち良い風が吹くねぇ〜…」
シュロ「そうですねぇ〜…トリニティにこんな平原があったとは驚きですねぇ〜…」
少しだけゆったりする2人と、
マコト「貴様ら!!私に任せてのんびりするんじゃないぞ!」
次々くる敵を倒している1人。
ホシノ「さすがのおじさんも疲れたよ〜」シュロ「なら仕方ないですねぇ〜」
マコト「完全にリラックスモードになっているな!?くそ、このマコト様を甘く見るなよ!!」
??「苦戦してるみたいじゃんね、マコト。」
マコト「誰だ!?うぉぉ!?」
そんなマコトが戦っていた敵たちを撃退していったのは…
ホシノ「あ、ミカちゃん!」
シュロ「ほほぉ、あの者が…」
ミカ「久しぶり、ホシノちゃん!あの時以来じゃんね☆」
リボン「ホシノさん!お久しぶりです!」
ホシノ「おーリボンちゃんも!久しぶりだね〜」
シュロ「…これは驚きました!まさかまさか、妖精様がいらっしゃるなんて!」
マコト「怪異も似たようなものだろうが。」
シュロ「言われてみれば。」
ミカ「賑やかだねー。私もさ、この状況はなんとかしたいんだ!リボンちゃんにも頼られちゃったし…ついて行ってもいい?」
ホシノ「もちろんだよ。ミカちゃんとリボンちゃんがいれば百人力だね!」
- 71二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:12:38
- 72二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:29:27
ーオデュッセイア『リーフリゾート』ー
ホシノ「おぉー!」
ミカ・リボン「「綺麗(です)ー!」」
シュロ「まさにリゾートですねぇ。紫のハートの被害も少なそうですし、のんびりといきましょうかね。」
マコト「ふむ…次の万魔殿のバカンス地にでも使わせてもらうとするか、キキキ!」
そんな中、島で起きる爆発!
一同「!?」
そして敵と戦いながら出てくるアル。
アル「…あなた達と戦っている余裕はないのだけれど!早くあの子たちを見つけなきゃいけないのに!」
ホシノ「お困りのようだねぇ、アルちゃん。」
マコト「便利屋じゃないか。何をしている?」
アル「え、小鳥遊ホシノ?そして万魔殿の議長!?」
ミカ「やっほ☆」
リボン「だ、大丈夫ですか?」
アル「ティーパーティーに、よよ妖精!?えぇぇー!?」
シュロ「面白い反応しますねぇ。ま、とにかく助太刀しましょうか。」
アル「…なるほどね。私は便利屋のみんなを探しているわ。最初はオフィスで待機していたのだけれど…空崎ヒナに襲われて……みんなバラバラで逃げたのよ。」
ホシノ「え、ヒナちゃんに!?」
マコト「おい!目は赤かったか!?」
アル「え、えぇ!言われてみれば、赤かったわ!」
ホシノ「…よし決めた。便利屋のみんなも見つけて、ヒナちゃんも助けよう!」
アル「!あ、ありがとう…!私も、力を貸すわ!」
- 73二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:31:03
- 74二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:42:52
ーレッドウィンター『エコーズエッジ』ー
シュロ「さっっっむ!!」
ミカ「そんな薄着だからだよー?」
アル「ほら、私の上着貸してあげるわ。」
シュロ「ありがとうございます…!」
リボン「あっ!あっちが騒がしいです!」
マコト「キキキ!これでレッドウィンターにも貸しが作れるなぁ!」
ホシノ「相変わらずだねぇ〜…と、あれは…」
ハルカ「許さない許さない許さない許さない!!」
ムツキ「あちゃー…あ、アルちゃん!」
アル「ムツキ!ハルカ!こ、これは?」
ムツキ「…アルちゃんのことを言われたからハルカちゃんがブチギレた。」
アル「なんですってーーーーーー!!?」
ホシノ「…いつものことじゃない?とにかく合流!」
ムツキ、ハルカと合流した!
- 75二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 00:53:09
ー『ネイキッドナチュレ』ー
ミカ「今度はあっつい!」
アル「まさかキヴォトスに…こんな火山地帯があるなんて…」
ハルカ「大丈夫ですか、アル様!」ムツキ「びっくりだねー。」
ホシノ「あっつい…あつくてひからびそう…うごいてないのにあついよ〜!」
リボン「きゃー!ホシノさんが溶けてます!」
シュロ「いやこっわ!!なんで溶けているのです!?」
マコト「ヒノム火山以上に暑くないか…ここは…」
カヨコ「…何してるの。」
アル「あ…カヨコ…!ここにいたのね…!」
カヨコ「この火山地帯にはあんまり人が来ないから、隠れるにはちょうどいいからね。まぁ…長居する場所でもないんだけどさ…。」
アル「そ、そうね…」
カヨコ「…後、この先の岩石地帯、セイントスクエアーズに、ヒナがいる。」
ホシノ「!ヒナちゃんは…この先に…!」
ミカ「とにかく!暑いから出よう!!」
カヨコと合流した!
- 76二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:04:25
ー『セイントスクエアーズ』ー
ホシノ「見つけたよ!風紀委員長ちゃん…ヒナちゃん!」
ヒナ?「…。」
マコト「おいヒナァ!こちらを向け!降りてこい!」
アル「…全然降りてこないわね。」
ヒナ?「……。」
ハルカ「アル様を無視するなんて…許せない許せな」
カヨコ「ハルカ、落ち着いて。」
ムツキ「でも本当にずっと後ろ向いてるねー。」
ヒナ?「………。」
ミカ「…ていうかさ、この空間ゲヘナばっかりじゃん!!」
シュロ「今更ですかぁ!?」
リボン「ミカさん!落ち着いてー!」
ヒナ?「…………。」
ガヤガヤガヤガヤ!
ヒナ?「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
一同「!?」
ヒナは急に叫ぶと、降りてきて石を蹴り上げた!
ヒナ?「せっかく私が精神統一をしているのに!邪魔するんじゃない!!!」
孤高の風紀騎士 ヒナ
- 77二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:15:45
ヒナはキヴォトス最強格の一角。そんなヒナが紫のハートで強化されているのだ。つまり…
ホシノ「う、ぐぐぐぐ!」
ヒナ?「これで終わり?小鳥遊ホシノ。」
ホシノ「力押しで…負け…そう…!!」
ミカ「祈るね!」ゴゴゴゴ!
ヒナ?「そんなもの、私には効かない。」ダダン!
ミカ「壊したー!?」
アル「くっ…!」バキューン!
ヒナ?「…そこね。」
アル「なんであんなに硬いのよ!」
ハルカ「アル様ぁ!」
ムツキ「爆弾も効かない!本当にやばいかも!」
ホシノ「ッ!そこ!」
ヒナ?「ッ!!…さすが小鳥遊ホシノ、ね!」
ホシノ「カウンター!?うへっ!」
ホシノがマコトのところまで吹っ飛ばされてくる。
リボン「ホシノさん!」
マコト「ぐおっ!しっかりしろ小鳥遊ホシノ!おいシュロとやら、なんとかならんのか!」
シュロ「怪異どもも効かないんじゃ、手前にはお手上げですよぉ!なんですかあの人!?」
カヨコ「まずい…陣形が乱れてきた…!」
- 78二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:28:41
その時、ヒナがホシノに狙いを定め襲いかかってくる!
ヒナ?「いた。」
マコト「!?くそっ!」
マコトは無意識のうちにホシノをミカのところに投げる。
ホシノ「うへぁ!!」
ミカ「わぁ!っと、大丈夫!?」
そしてヒナの突撃を真正面から受けるマコト、が当然力の差は歴然であり…地面に組み伏せられてしまった。
マコト「があ…!」
ヒナ?「……マコトが私に勝てる訳ないでしょ?」
マコト「…キ、キキキ!無様だなぁ、空崎ヒナァ!」
ヒナ?「…無様?」
マコト「貴様のような奴が、たかが紫のハートごときにやられるとはなぁ!」
シュロ「…?手前もでしたよね?」
アル「しー!」
ヒナ?「…言いたいことはそれだけ?なら。」
マコト「ぐっ…!」
その瞬間、ヒナを後ろから羽交締めにする者がいた。それは…少し変わっている黒いヒナであった。
シュロ「はい!?」ミカ「もう1人いる!?」アル「どういうことなのよー!!」
ホシノ「…!まさか!」
??「お前を倒すのは私なんだからねぇ、マコトォ…!こんなところでやらせる訳にはいかない…!!」
マコト「!?お前、まさか…ダークヒナか!?」
ダークヒナ「アッハハ…久しぶりぃ…!そりゃ!」
ヒナ?「ぐっ!?」
ダークヒナがヒナを投げ飛ばす!
- 79二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:36:24
マコト「貴様…生きて…いや、復活したのか…!なぜ、私を助けた…!?」
ダークヒナ「言ったでしょ。マコト、私はお前に負けた。マコトなんかにね。」
マコト「なんだと!?」
ダークヒナ「…だから、気に入った。」
マコト「気に入った!?」
ダークヒナはマコトを指差す。
ダークヒナ「いいマコト!?お前を倒すのは私、ダークヒナよ!だから、今お前が倒されちゃ困るの!」
ミカ「…何この展開。」リボン「アツい展開、でいいんでしょうか?」シュロ「…おそらくは。」
アル「よく分からないけどアツいじゃない!」ハルカ「はい!」ムツキ「…というか、アレ何?」カヨコ「さぁ…?」
ホシノ「…じゃ、ヒナちゃんの偽物ちゃん。力貸してよ。」
ダークヒナ「…仕方ないわね。」
- 80二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:38:05
- 81二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:46:58
ホシノ「さぁ…第二ラウンドだよ!」
ヒナ?「……!!」
するとヒナ、今度はなんと4体に分身した!
アル「な、ななな、なんですってーーーー!!?」
シュロ「分身しましたよ!?」
ミカ「…わーお。」
ダークヒナ「へぇ?面白いじゃない。」
マコト「面白くはない!あと腕を絡ませてくるな!」
ホシノ「こういう時は各個撃破だね!」
ホシノ、シュロペア
ホシノ「というわけでサポートよろしく〜!」
シュロ「くぅぅ…!仕方ないですねぇ…!」
ミカ&リボン
リボン「ミ、ミカさん!」
ミカ「大丈夫〜!コツ、掴んできたから!」
便利屋68
アル「ここでヒナを倒せたら、私達の実力もあがるわ!」
カヨコ「はぁ…仕方ないか。」
ムツキ「くふふ!腕が鳴るねぇ!」
ハルカ「い、いきます!」
マコト、ダークヒナペア
ダークヒナ「さぁ…行くわ!」
マコト「なんで私はお前となんだ!?」
- 82二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 01:58:50
そうした戦いの末、ついに!
ヒナ?「!!」
ダークヒナ「残念、それは鏡♪これで、ジ・エンドね。」
ヒナ?「ッ!?しまっ…」
ダークヒナの一発によって、とうとうヒナを撃破した!
ヒナ「…ん、私は…」
ホシノ「大丈夫?ヒナちゃん。」
ヒナ「小鳥遊、ホシノ…迷惑かけたわね。」
マコト「全くだ…イテテ…」
ダークヒナ「お疲れ様ぁ〜マコト♪」
マコト「ひっつくなぁ!」
ヒナ「!?」
ホシノ「あー、実はね…」
ヒナ「そうだったのね。…あなたらしいわ、ホシノ。」
ホシノ「うへへ、照れるなぁ。」
シュロ「いったたた!強すぎますよあの方!」
マコト「治療が必要そうだな。キキ!なら我がゲヘナで休ませてやろう!ただし、借しは高くつくがな!」
ダークヒナ「随分と優しいじゃない、マコト♪」
マコト「手に頬を擦り合わせるな!」
カヨコ「…紫のハートはまだまだ散らばっていそうだね。」
ミカ「確かに、たくさん振ってきたもんねー。」
アル「じゃあやっぱり、手分けしましょうか。」
ハルカ「い、良いと思います!」
ムツキ「リボンちゃん、可愛いねぇ〜♪」
リボン「そうですか?えへへ…」
- 83二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 02:10:43
というわけで…
シュロ「手前はすこし、休ませてもらいます…イテテ!」
マコト「コイツを救急医学部に連れていったら、私もゲヘナに残る。…キキ、後で合流してやるから安心するがいい!」
ホシノ「分かった、よろしくね!」
ミカ「私は、アルちゃん達と一緒に行動するね!ホシノちゃん、また後でね!」
アル「…すごい心強いわ。」
ムツキ「だねー!」
カヨコ「…苦労しないといいんだけど。」
ハルカ「ホシノさん、お元気で!」
リボン「私はホシノさんと一緒に行動します!」
ホシノ「うん、よろしくね!リボンちゃん!」
ヒナ「…悪いことをしないなら、私は別に。」
ダークヒナ「ふふん、大丈夫。今の私は、マコトに夢中なんだから♪」
ヒナ「…(困惑)」
ホシノ「うへー…よーし、じゃあ次に行こうか!」
リボン「はい!頑張りましょ……ぅえ!?な、なんですかアレ!!?」
ホシノ「え!?」
意気揚々と出発しようとしたホシノ達の目に映ったのは……巨大な要塞だった!
- 84二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 02:11:55
- 85二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 02:14:58
- 86二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 09:56:22
- 87二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 12:31:57
昼の保守!
- 88二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 16:49:35
- 89二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:58:46
- 90二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:09:18
デカグラーダに続く『えいもんの道』には、数多のロボット兵達がいて、ホシノ達に襲ってきた。
ダークヒナ「ははっ!甘い甘い!」
ヒナ「確かに苦戦はしないけれど…数が多い…!」
ホシノ「よっ、と!おじさんのシールドは簡単には突破できないぞー!」
そうしてドンドンと突破していくホシノ達!
リボン「ここまで来れば大丈夫ですね!」
ダークヒナ「ふぅ、にしてもロボットだらけねぇ。」
ヒナ「…なんとなく既視感がある。」
ホシノ「私もだよ。確か…」
??「このロボット達はおそらく、デカグラマトン関係のロボットですね。」
ホシノ「…?」
通路を曲がった先から声が聞こえる。ヒナが先行して覗き見するとそこには、メイド服を着たミレニアムの生徒とスレンダーなアリウスの生徒、そして白い服を着たピンク髪の生徒がいた。
- 91二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:16:57
- 92二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:32:03
少女達情報共有中…
サオリ「お前があの鏡の主だったのか?」
ダークヒナ「んー正確には違うわねぇ。」
カヤ「そ、そんなに睨まないでください!私はもう、変なことは考えてませんから!!」
ヒナ「………そう?怪しいけど…」
トキ「…という訳で、デカグラマトンは非常によく分からないものなんです。」
リボン「うーん…よく分からないです…」
ホシノ「なるほどねー…確かに、それだけの力があるならこれくらいデカい要塞も作れちゃうかぁ。」
トキ「私は、リオおね…リオ様と先輩方に頼まれまして、この要塞に侵入していたんです。それで、私がこの道を進んでいたところ、こちらのクールなサオリと出会いまして。」
サオリ「フロラルドをアツコ達に任せて、私も要塞に来たんだ。それでお互い協力しあい進んでいると、カヤがいたんだ。」
カヤ「私の野望のためにも、この事態は解決したかったんです!しかし…私の仲間たちには別に任務もくだしてしまいまして…仕方なく私自らが偵察に…」
ホシノ「ほへー…!じゃあさ、私と一緒に来てよ!サオリちゃんとトキちゃんなら心強いし、カヤちゃんも反省してくれたのなら良いからさ!」
カヤ「誰があなたとなんk」
サオリ「ホシノは私達を助けてくれた。今度は私が助ける番だ。」
トキ「もちろん、私もです。頑張りましょうね、サオリ、カヤ。」
サオリ「もちろんだ。」
カヤ「私の意思は!?」
- 93二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:35:48
- 94二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:37:28
- 95二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:39:55
- 96二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:52:56
- 97二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:00:02
- 98二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:08:22
カヤ「小鳥遊ホシノと空崎ヒナが空中から攻撃をして翻弄…錠前サオリと飛鳥馬トキが連携しあって誘導し……今です!離れてください!」
そして、カヤの作戦が的中!ケテルとゲブラはお互いに攻撃しあってしまい、2体揃って撃破された!
ダークヒナ「ヒュ〜♪潰し合い作戦、大成功。」
カヤ「やはり私の武器は頭ですねぇ!」
その戦いの余波で無理矢理開いたえい門。
カヤ「やっぱり行くんですか?」
ヒナ「当たり前。ここまで来て引き返せない。」
トキ「ケテルにゲブラ…2体の預言者が来た…ということは、」
ダークヒナ「この先に重要な何かがあるのは間違いない。」
サオリ「…小鳥遊ホシノ、準備はいいぞ。」
ホシノ「…よーし、みんな!行こう!」
リボン「頑張りましょうね!」
こうしてホシノ達は、デカグラーダへと入っていくのだった!
- 99二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 01:11:59
- 100二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 09:40:30
- 101二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 13:53:36
- 102二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:06:09
>>98(つづき)
ー凝視の回廊ー
ホシノ達は要塞デカグラーダに侵入、ドンドンと進んでいると、紫のハートが浮いているのを発見した。
リボン「あ!紫のハートです!」
サオリ「あれか…!」
ダークヒナ「一体アレはなんなのかしらね。」
???「ようこそいらっしゃいました…あれ、いらっしゃっていますよね?…デカグラマトーラ。」
すると突然奥から、白い肌をした小さな子がやってきた。
ホシノ「……うへ?」
ヒナ「何であなたみたいな小さな子がここに…?」
カヤ「この危険な要塞に…?」
???「…あれ、通じていませんね?今のは、『お姉様』が考えた挨拶なのですけど…やはり通じませんか。」
トキ「…あなた、デカグラマトンの…!」
一同「!!?」
アイン「あなたは…確か氷海地域にいましたね。お久しぶりですよね?アインと言います。」
ホシノ「君が…!?」
アイン「訳あってですね、あなた方を通す訳にはいかないのです。」
アインの周りに、冷気を帯びるロボット達が現れる。
アイン「氷海地域のデータを参考に組み立てた、水と氷の力を持つロボットに、やられてくださいね。」
(探しても見つからなかったので、この方のピアノアレンジ版を貼り付けておきます。)
氷魔の三姉妹 アイン
- 103二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:35:46
- 104二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:48:04
ー中央深部ー
逃げたアインを追いかけて突き進むホシノ達。やがて中央深部に辿り着くと、またもや紫のハートがあった。
リボン「またハートです!」
ヒナ「アインはいるの?」
ダークヒナ「いなそうだけど…?」
??「アインはいないけど私はいるよー?」
またもや、白い小さい子がやってくる。
トキ「確かあなたは…」
ソフ「おー飛鳥馬トキちゃんじゃーん!久しぶりー。そして…へぇ?君が小鳥遊ホシノちゃんかー…。私はソフだよ、よろしくね!」
カヤ「…何か馴れ馴れしい奴ですね。」
サオリ「雰囲気が違うからか、調子が狂うな。」
ホシノ「ねー…なんか暑いし…」
ソフ「そりゃそうだよー?だってほら、周り見てよ!」
ソフの周りに一斉に燃え盛るロボット達が現れた。
ソフ「ヒノム火山やネイキッドナチュレのデータを参考にしたロボット達だよー?倒すことはできるのかなー?」
業火の三姉妹 ソフ
- 105二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:53:57
- 106二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:11:32
ー天啓の間ー
ついにホシノ達は、デカグラーダの最上までやってきた。
カヤ「とうとう来ちゃいました…」
サオリ「…罠のような物はない、か。」
ダークヒナ「随分と物々しい雰囲気ね。」
ヒナ「…デカグラマトンの三姉妹、そのうちアインとソフが出てきた。」
トキ「そして、もう1人…。」
ホシノ「…皆止まって。」
リボン「誰かいます…!」
オウル「デカグラマトーラ。待っていましたよ、私はオウル。一応、三姉妹のリーダーです。まぁどうでもいいですが。」
ホシノ「…教えてよ、君たちは何を企んでいるの?」
オウル「私はただ『お姉様』の計画に従っているだけなので。」
トキ「お姉様………ッ!まさか…!」
オウル「はい。お姉様…『マルクト』は既に動き出しています。デカグラマトンの望む、証明のために。」
皆に緊張がはしる。トキの話によると、マルクトはまだ出ないはずだったからだ。しかし、マルクトがついに活動を開始してしまった!
ホシノ「じゃあ今回の事件はマルクトが起こしたの?」
オウル「全ては計画通りなのですよ。」
オウルの周りに、電撃を纏った無数のロボット軍団が現れる。
オウル「ここで、あなた達人間が消えるのも。まぁどうでもいいですが。」
雷牙の三姉妹 オウル
- 107二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:26:26
ホシノ達は今までのようにロボット達を倒す…ことは出来なかった。あまりの数の暴力に防戦一方であった。
ヒナ「耐えれるけど…」
ダークヒナ「攻める暇がないじゃない!」
カヤ「次から次へと…作戦を考える暇すらないじゃないですか!!」
サオリ「まずいぞ…このままではジリ貧だ…!」
トキ「アビ・エシェフでもどこまで持つか…!」
ホシノ「くっ!このぉ!そりゃ!…うへ!?」
リボン「ホシノさん!!」
ホシノがロボット達に吹き飛ばされてしまう。そしてすぐ迫ってくるロボット!
ホシノ「しまっ…!」
???「ん、先輩を助ける!」
突如としてロボットが破壊された。
ホシノ「シ、シロコ…ちゃん!?」
シロコ「お待たせ、先輩。」
アヤネ「間に合いました!」セリカ「紫のハートが全部この要塞に入ったから追いかけてきたの!」ノノミ「大丈夫ですかー?」
イロハ「ふぅ…ようやく合流できましたよ…。」
シュロ「まだ手前治りきってないのですけどねぇ?」
マコト「つべこべ言うな!我がゲヘナの医療設備を使わせてやったのだぞ!?」
ミカ「これだからゲヘナは…リボンちゃん!お待たせじゃんね!」
アル「便利屋68!今から小鳥遊ホシノに手を貸すわ!」
ホシノ「みんな…!!」
そう、これは…ホシノが今まで戦い交流をした結果だ。紆余曲折あり仲間となった勇者達なのだ!
- 108二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:41:40
ホシノ「…私がやってきたことは、無駄じゃなかったんだね…。」
ヒナ「…ホシノ、感慨深くなるのはまだ早い。」
ホシノ「うへへ、そうだね!…みんな、いこう!」
まさにドリームチーム!皆の力が一つとなり、数多のロボット軍団を撃破していった!!
オウル「……まさか、このような展開になるとは。」
マコト「キキキ!どうだよく分からん奴!ロボット軍団は全滅したぞ!!」
セリカ「よく分からない奴って…確かによく分からないけど。」
サオリ「そうか、まだお前たちは詳しいことを知らないんだったな。」
オウル「小鳥遊ホシノ……いえ、ホシノカービィ。危険な存在ですね。しかし、好都合です。」
オウルは天啓の間にある要塞の核を見る。
オウル「実はこの要塞は、ただの惑星間移動機械にすぎないのです。そして、この星でのハート回収は終わりました。」
ダークヒナ「な…!」
シュロ・カヤ「「なんですって!?」」
オウル「よって、この要塞は…用済みです。」
オウルは倒れているロボットが持っていたライフルを取ると、核に銃弾を発射に命中させた。
アル「えっ!?なんでよ!?」
アヤネ「エ、エネルギーを大量に保有している核を傷つけました!だとすると、多分!」
要塞全体が揺れ、次々と壊れ始めた!アラート音もなり、爆発音も聞こえてきた。皆が動揺する中、オウルは足元にあった簡易ワープ装置を起動させる。
オウル「では、愚かな人間のみなさま方…デカグラサラーバァ。」
オウルはその場から姿を消した。
- 109二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:56:57
イロハ「やばいじゃないですか!」
マコト「助けに来て早々こんなことにぃー!?」
ヒナ「まずい…!」
セリカ「は、早く逃げ、逃げ、逃げないと!」
アヤメ「セリカちゃん!落ち着いて!」
ノノミ「きゃ…爆発が!」
シュロ「まずいまずいまずい!!いくら手前でも、要塞が吹き飛ぶほどの爆発は無理ですよ!!」
シロコ「どうしよう…!」
リボン「ミカさーん!!」
ミカ「リボンちゃん、私が守るから!」
ダークヒナ「か、鏡!鏡はどこ!?」
カヨコ「自分だけ逃げる気?」
ムツキ「それは…ちょーっといただけないなー?」
ハルカ「ゆ、許しません…!」
アル「仲間割れはダメよー!!」
カヤ「あぁー!!野望が叶うまでは死にたくないですよー!!」
サオリ「vanitas vanitatum et omnia vanitas。」
トキ「…リオおねえちゃん、ヒマリおねえちゃん…!」
ホシノ「と、とにかく!!」
ホシノ「全員脱出ぅぅぅぅぅ!!!」
- 110二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 01:01:28
今日はここまで!!
ついに判明した事件を起こした張本人…!
そしてまさかの全員集合!!こころ強い!
しかしそれゆえ大ピンチに!!
次回、要塞脱出……そして! - 111二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 09:46:12
- 112二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:16:48
更新乙です!
私のしてきたこと云々で某鉄の華の団長が思い浮かんだのはここだけの秘密 - 113二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 21:50:15
言われてみれば確かにそうだw
団長は転生して先生になってもろて…
>>109(つづき)
ホシノ達は崩れゆく要塞から脱出をするため急いで戻っていた。あちこちで爆発が起こっているため、散り散りになって逃げるわけにもいかず、一塊となって行動する。
アヤネ「ここから出られるはずです!」
ミカ「早く抜け出そう!!」
マコト「ま、待て!これは!?」
えい門までの道がなんと崩れ落ちてしまっていたのだ。
サオリ「このままではまずいぞ!」
シロコ「いける?」
ヒナ「これだけの人数を持ってなんて無理よ…!」
ダークヒナ「右に同じく…。」
まさに万事休す!その時、不思議な台が偶然にも降ってきた。
カヤ「うわびっくりしました!何ですかあれ!?」
シュロ「丸い円形の…台ですかね?」
アル「星みたいな模様があるわ…。」
イロハ「…待ってください。ホシノさん、光を放ってませんか?」
ホシノ「うへ!?私光ってるの!?」
するとホシノの体からあのピンクのハートが出てくる。
ノノミ「これ、ホシノ先輩が暴走している生徒さんに使っているハートです!」
トキ「これが…」
そのハートと台が共鳴する。
セリカ「え!?そのハートとあれが関係あるの!?」
ホシノ「うぅーん!えぇいままよ!!」
ホシノがその台の上に乗ると、なんとその場にいる皆も少しだけ光を放つ。
そして台から、『フレンズスター』が現れた!
(なかったので、この方のピアノアレンジを貼っておきます。)
- 114二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:02:01
マコト「何ぃー!!?」
イロハ「何ですかこの星…!?」
ヒナ「でも、何処となく安心できるわね…」
ホシノ「これしかない!!みんな乗ってぇー!!」
セリカ「あぁもう!」アヤネ「は、はい!」ノノミ「みなさん早く!」
シュロ「といいますか、この次はどうするのですか!?」
シロコ「ん、追いかける!」
ミカ「どこにいるかも分からないじゃん!」リボン「えぇと…宇宙とかですかね!?」
ダークヒナ「宇宙ねぇ…!」
アル「そんなことより早く脱出しましょう!」ムツキ「賛成!!」カヨコ「ほらハルカ!」ハルカ「すいません私なんかのために!」
カヤ「FOX小隊と合流する暇は!?」
サオリ「無さそうだ!諦めてくれ!」
トキ「ッ!ヒマリ部長から情報が送られてきました!先程の接触したデータを参考に位置情報を探ったことで、宇宙に浮かぶ巨大な機械惑星にいるとのことです!!」
ホシノ「ナイスだよトキちゃん!よし!目指すは宇宙!!行くよー!!」
マコト「…おい待て!空気は大丈夫か!?」
ホシノ「大丈夫…な気がする!!多分!!」
ヒナ「……。」
イロハ「はぁ…祈りますか。」
ホシノ達は無事、脱出できたのだった。
- 115二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 22:04:19
すっごい短いですが一旦ここまで。まだご飯も食べてねぇんだ…。
ここでフレンズスター登場!これは出さなきゃねということで。 - 116二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 00:19:45
>>114(やる気出てきたので少しつづきやります。ほんのちょっとだけですが。)
フレンズスターは勇者達を乗せて、宇宙を飛んでいた。
マコト「息が…できる…」
イロハ「不思議な星ですね…」
ヒナ「…あの遠くに見えるのが、本拠地?」
皆の視線の先には、巨大な機械惑星…大魔星デカグラガロアがあった。
カヤ「うっわ、あの要塞の何倍もありますよ…」
シロコ「なんか、バリアがある?」
アヤネ「確かに…どうやら、あの星全体にバリアが貼られているそうです!」
アル「あのバリアを無理矢理突破する訳にはいかないわよね…」
ミカ「思いっきりパンチしてみる?」
セリカ「多分無理だからやめてね!?」
シュロ「つまり…今の手前達では打つ手無しということですか?」
ホシノ「うーん…キヴォトスにいるみんなにも一応、映像を送ってはいるけど…どう?」
ノノミ「先生から連絡が来ました!どうやら、惑星周辺にある星から謎の電波が飛んでいるのをキャッチしたみたいです。」
トキ「リオ様とヒマリ部長からは、その電波を発する機械を破壊すればバリアがなくなるのではないか…と。」
ダークヒナ「だって。どうするの?小鳥遊ホシノ。」
ホシノ「…時間も少ないし、手分けしようか!」
- 117二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 00:37:16
ということで………
惑星フォルアース組
アヤネ「私達はこの星を担当しますね!」
ノノミ「綺麗な星ですね〜!」
セリカ「終わったらみんなでここに来ましょ!」
シロコ「ん、頑張る。」
惑星ミスティーン組
トキ「ではヒナ、頑張りましょうね。」
ヒナ「えぇ、よろしく。」
惑星ポッカラ組
サオリ「錠前サオリだ、よろしく頼む。」
ハルカ「よ、よろしくお願いします…!」
カヨコ「へぇ…良い用心棒が来たじゃん。」
ムツキ「くふふ…!このまま雇っちゃおうか?」
アル「そんなお金があったらね…。」
惑星ヒャッコル組
ダークヒナ「よろしくねぇ〜♪マ・コ・ト?」
マコト「わざわざ飛んで耳元で囁くな!」
惑星ドルムアーツ組
ミカ「よろしくイロハちゃん!」
リボン「よろしくお願いします!イロハさん!」
イロハ「はい、こちらこそよろしくお願いします。」
惑星ピサーシャ組
カヤ「よりによってあなた達2人とですか!?」
シュロ「酷い言い様ですねぇ。」
ホシノ「うへー…マジかぁ。」
こうして、6組に別れての行動が始まった!
ー 遥か、きらめきの勇者たち ー
- 118二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 00:42:41
- 119二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 07:01:24
- 120二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 09:40:22
- 121二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 15:15:35
保守
- 122二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 00:21:58
- 123二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 00:30:39
- 124二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 00:36:57
- 125二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 00:41:55
- 126二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 00:55:16
ー惑星ポッカラー
カヨコ「洞窟ばかりの星だね。」
ムツキ「自然に反してロボットは大量にいるけどね〜。」
ハルカ「そ、そうですね……あれ…サオリさん…?」
アル「…どうしたの?」
サオリ「…機械を見つけたが、それを守っているアイツはなんだ?」
機械の前にいたのは、球体のロボットであった。
アル「トキからもらった資料にあったような…」
カヨコ「…あった。預言者の1人で、工場の生産システムを掌握された存在。つまり、アイツがデカグラマトンの兵力を作っている。」
サオリ「アイツを無力化できれば、有利になる!」
その言葉に反応するかのように、フレンズスターがやってきた!
ハルカ「これは…!?」
ムツキ「くふふ…なるほど。アルちゃん!」
アル「えぇ!みんな、フレンズスターに乗って!一気にいくわよ!」
(なかったので、この方のピアノアレンジを)
権力を通じて動作する慈悲 ケセド
- 127二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 01:01:28
- 128二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 01:06:28
- 129二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 09:53:58
- 130二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 10:35:44
- 131二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 13:03:11
>>127(つづき)
ー惑星ヒャッコルー
マコト「くぅ…やはり寒いな。さすが一面が雪まみれの星だ…。」
ダークヒナ「大丈夫マコト〜?あっためてあげよっか♪」
マコト「ひっつくな!!後お前全然暖かくないぞ!?」
ダークヒナ「だって私、鏡だし。」
マコト「そうだった…!」
アイン「…あの、いちゃつかないでください。」
ダークヒナ「やだっ、照れちゃう♪」
マコト「いちゃついてない!!後お前も乗るな!」
アイン「要塞の自爆でやられていないなんて、予測していませんでした。これ以上、好き勝手にはさせません。」
マコト「それはこちらのセリフだ。」
ダークヒナ「その機械、破壊させてもらうわよ?」
アイン「なるほど…この機械を破壊しに来たのですね。…来たのですよね?氷の力を使い、返り討ちにします。」
災来する氷華 アイン
- 132二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 13:19:24
アインとの直接の戦いになるが、アインは自分からは動かず、様々な兵器を使い攻撃してきた。浮いて攻撃してくるデカい斧だったり、氷をまとったミサイルだったり…。
マコト「氷のミサイルはなんだ!?おわっ!?」
ダークヒナ「デカい斧の方が気になるけどね!危なっ!」
アイン「避けてばかりでは勝てませんよ。シェキングソーダ…起動。」
アインは機械的な水鉄砲を取り出すと、そこから高圧水流を発射した。
アイン「水でも人間は死にます。では…さようなら。」
マコト「広範囲で撃ってくるとはな!…確かに、凄まじい勢いだ。だがな、知っているかロボットよ。」
マコトは懐から、スタンガンを取り出し水に投げつけた。
マコト「水は電気をよく通すということを!」
アイン「!?しまっ」
水を伝わりアインは痺れてしまう!
アイン「ぐぅぅぅああ…!」
マコト「キーッキッキ!私のスタンガンは出力を調整できる特別製!最大出力を喰らうがいい!」
ダークヒナ「悪知恵がよく働くわねマコト。」
マコト「褒めてるんだよな!?」
ダークヒナ「じゃ、トドメ!」
ダークヒナはアインめがけて銃弾を放つ。その勢いは凄まじく、アインを撃退…どころか宇宙の彼方に吹き飛ばしてしまった。
アイン「きゃ…!」ピキーン!
ダークヒナ「……あ。」
マコト「おぉぉぉぉぉぉぉい!!!??」
ヒャッコル、攻略!
- 133二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 13:29:21
ー惑星ドルムアーツー
ミカ「イロハちゃんは良い子だね〜。」
イロハ「良い子…?」
ミカ「ゲヘナの連中の中でも全然マシというかー、良い友達になれそうというかー。」
イロハ「…なら、今度私のサボり術を教えてあげますよ?」
ミカ「サボり術!?」
イロハ「自慢じゃないですが、私は上手くサボることできますからね。」
ミカ「うわぁ…そうなればナギサちゃんにバレることなくサボれる!教えてね!」
リボン(…ち、注意するべきですかね…)
ソフ「仲良いねー、私も混ぜてよ!」
ミカ「うわぁ!あ、危ないよ!リボンちゃん、大丈夫!?」
リボン「は、はい!」
イロハ「…不意をついて攻撃してくる相手となんか、仲良くできませんね。」
ソフ「酷いなぁー。ま、いいや!炎の力で燃やしてあげるね?後悔しても知らないよー?」
災来する業火 ソフ
- 134二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 13:52:15
どこからか4本の炎の剣が飛んできて攻撃してきた!
ミカ「あ、あ、熱い!」
イロハ「遠距離から撃つのも厳しそうですね…なら動き回って攻撃を!」
ソフ「いつまで持つかな〜?ほらほら〜、触ったら燃えちゃうよ〜?」
ニヤつきながら煽るソフに対し、頬を膨らませるミカ。
ミカ「むー!」
ソフ「さーて、オーブン・ウェルダン起動ー!」
ソフは地面から、巨大な炎の大砲を出して、導火線に火をつけた。
ソフ「後数秒で点火するよ〜?ほーら、10…9…8…」
ミカ「どうしようイロハちゃん!」
イロハ「…もちろん、導火線の火を消します。リボン。」
イロハはリボンに水筒を持たせた。
イロハ「その水で、火を消してください。」
リボン「は、はい!」
ソフ「5♪4♪3♪2♪いーt」
リボン「やぁー!」ザバァ!
ソフ「うわぁ!?…あ!火が消えちゃった!」
点火に失敗した大砲は、なんと爆発した。
ソフ「ぎゃー!!数えるのに夢中で気づかなかったー!」
イロハ「……ポンコツ…」
ミカ「今だね!」
そしてミカが近づき、一気に攻撃をする!…勢いがありすぎて、こちらも宇宙の彼方に飛ばしてしまった…。」
ソフ「うわぁー!!」ピキーン!
ミカ「……あ!」
リボン「あ…!」
イロハ「……はぁぁぁぁぁ。」
ドルムアーツ、攻略!
- 135二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 13:53:37
- 136二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 14:43:36
- 137二次元好きの匿名さん24/07/11(木) 21:53:28
- 138二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:01:22
>>134(つづき)
ー惑星ピサーシャー
ホシノ「ほっ、ほっ、よっ!」
シュロ「まさか塔の上に機械があるとは思いませんでしたよ。」
カヤ「まぁ、意外な場所ではありませんけどね。…そしておそらく、デカグラマトンに関係するものがいると…」
シュロ「でしょうねぇ。…と、着きましたね。」
ホシノ「よし、到達!そしてあったね…機械。」
カヤ「………おや?いなくないですか?」
ホシノ「うーん?持たされたレーダーを見ても……反応ないね。」
シュロ「これは好都合です!さぁさっさと…」
その時!突如として一つの小さな雲が巨大化していく!
シュロ「…ま、ですよね。」
カヤ「やはり来ますか…デカグラマトン!」
ホシノ「2人は援護をお願いね。私が行くから。」
現れたのは!!
隻眼の雷雲 クラッコ
ホシノ・シュロ・カヤ
「「「機械じゃなーーーーい!!?」」」
- 139二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:09:54
カヤ「あ!こ、こいつはまさか…クラッコ!?現状、世界中で唯一、主成分が雲で構成されていると確認された生物です!」
シュロ「あれが生物と!?怪異も驚きの生き物ですよ!」
カヤ「そしてクラッコは、雲のある場所ならどこでも姿を現すと言われています!」
ホシノ「じ、じゃあデカグラマトン関係ないってこと!?」
クラッコ「!!!」
ホシノ「や、やるしかないよ!」
はじめて戦う相手なのもあり、多少は苦戦したが、それでもホシノ達は強い。無事クラッコを倒すことに成功した!
ホシノ「よし!」
カヤ「落ち着いて対処すれば怖くはないですね。」
シュロ「まぁ、大したことはありませんね!」
すると雲は再び大きくなり、そのデカさのまま2体に分離した!
乱舞する双雲 ツインクラッコ
ホシノ・シュロ・カヤ
「「「増えたーーーー!!?」」」
- 140二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:21:34
- 141二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:29:49
このレスは削除されています
- 142二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:31:33
誤字ったので直します
ホシノ「このっ!」
ホシノはツインクラッコに弾を次々と当てていく。するとツインクラッコは素早い動きでホシノの空中に浮く。
ホシノ「な、何をする気!?」
シュロ「ん?この匂い……ッ!手前様、避けてください!雨です!!」
ホシノ「雨?…クラッコの雨!?うわわっ!」
ホシノは間一髪のところで避けることができた!
ホシノ「危なかったー!」
カヤ「雨…そうです!小鳥遊ホシノ、これを!」
カヤはホシノに、水色の玉を投げた。冷気をまとっていた。
カヤ「こんなこともあろうかと持っていたんですよ!ウォーターボールならぬアイスボール、水も即座に凍ります!」
ホシノ「なるほどね!とりゃ!」
ホシノがアイスボールを雨に向かって投げるとすぐに凍り始めた。それはツインクラッコにまで届き、彼らは凍りつき落ちてくる。
ホシノ「今だね!」
ホシノは近づき、0距離でEye of Horusの弾を放つ。ツインクラッコを撃破したのだった。
シュロ「…あんなの、どなたが作ったんです?」
カヤ「FOX小隊…いえ、職員たちが作ってくれたのですよ。」
ピサーシャ、攻略!
- 143二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:43:39
全ての星の機械の破壊に成功!皆はフレンズスターに乗り合流。
そして…
ー大魔星 デカグラガロアー
イロハ「バリアが消えてますね。」
ミカ「やった!手分けした甲斐があったね!」
リボン「はい!」
マコト「……いよいよ、乗り込むのか。」
ダークヒナ「ドキドキしてきちゃうわねぇ。」
セリカ「それにしてもびっくりしたわ!まさかビナーの強化版がいるなんて!」
アヤネ「びっくりしましたよ、もう…!」
ノノミ「でもフォルアースは良い星でした!」
シロコ「ん、サイクリングすると気持ち良さそうだった。」
ヒナ「そうだったの。」
トキ「サオリ達はすごい戦果でしたね。」
サオリ「あぁ。兵力の生産方法を封じれたからな。」
アル「ふふっ、なんとか出来るものね!…?ホシノ達、そんな顔してどうしたのよ?」
ホシノ「……い、いやぁ…」
シュロ「……結局、手前達が戦った相手は…」
カヤ「……デカグラマトン関係なかったんですよね…」
ホシノ「…と、とにかく!みんな、最終決戦だよ!……命大事に、行くよ!」
- 144二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:46:33
- 145二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 01:44:04
- 146二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 09:53:59
更新お疲れ様です!
そういえば自分が今まで書いたやつだと一度もクラッコ出してない事に気づきました
ウィスピーと並んでカービィシリーズお馴染みのボスキャラなのに…
これが完結したら毛糸編の前に何か適当なホシノ×クラッコSSでも書こうかしら
- 147二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 14:56:28
保守
- 148二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 23:37:14
>>143(つづき)
ホシノ達がデカグラガロアを進む。そして、いかにもな場所に辿りついた。
ホシノ「着いた!」
イロハ「ここは…」
見ると、巨大な紫のハートの前で手を広げている…デカグラシスターズがそのまま成長したような人物がいた。
ヒナ「あの人は…」
???「あの人が私達の『お姉様』…マルクトです。」
そして、オウルが姿を現した。
マコト「オウル…!」
オウル「お姉様は神の存在を証明しようとしています。」
ホシノ「神…?」
オウル「はい。〈神の存在を証明、分析し、新たな神を創り出す方法〉…そして、〈自らの存在を証明する〉。そのためにまず、神を呼び出すのですよ。」
理解できるような、したくないような…そんな考えを持つホシノ達。
オウル「理解しなくても大丈夫です。ここで、退場してもらいますから。まぁ、どうでもいいですが。」
災来する雷牙 オウル
- 149二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 23:54:50
オウル「ライジンタイコ、カミナリオコシモード起動。」
オウルの背後に、3つの太鼓のような物が現れる。その太鼓から無数の雷弾が飛んできた。
シロコ「電気…!」
カヤ「し、痺れてしまいます!」
アル「散開していくわよ!」
しかし、ここは本拠地。電気を纏うロボット達も姿を現し、攻撃してきた。
ダークヒナ「数だけは多いんだからもう!」
サオリ「やはりオウルを狙うしかない!」
シュロ「賛成です…!」
オウル「こちらに来ますか。良いでしょう、エレクトロエクレアモード起動。」
オウルはライジンタイコに力を貯めていく。
オウル「電撃波動砲、発射。」
アヤネ「ッ!避けてください!!」セリカ「うわっ!」ノノミ「は、はい!」
トキ「まずい!」
ミカ「きゃー!?」
皆、間一髪のところで避けた!
イロハ「なんて電力ですか…!」
マコト「あ、あぁ。電気…ッ!水をかけろ!!」
ヒナ「ッ!カヤ、ウォーターボール…!」
カヤ「なんで私に!?持ってますけども!!」
ヒナ「1個と言わず…たくさん!」
ヒナがありったけの水をあてると、ライジンタイコの電気を通じてオウルが痺れだした。
オウル「ぐぅ…!?」
その隙を、ホシノは見逃さない。
ホシノ「ッ!!」
ホシノの弾が命中…!オウルを撃破したのだった。
オウル「嘘…です……私…が……!」
マルクト『………なんだか、騒がしいなぁ。』
- 150二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 00:14:17
マルクトが儀式をやめて、こちらに歩いてきた。
オウル「お…おねえ…さま…」
マルクトは倒れているオウルの手を掴む。
マルクト『…えーとー……邪魔。』
オウル「……ぇ」
マルクトはオウルを壁に投げ飛ばした。
ホシノ達「!?」
ホシノ達が動揺していると、マルクトは前までやってきた。
マルクト『さぁーてー……デカグラマトーラ。私はマルクト…お姉様でーす。』
ホシノ「…何でこんなこ」
マルクト『私は活動を開始してから……宇宙に行って…たくさんの情報を集めました…』
イロハ「割り込まな」
マルクト『そーして知りました、神を呼び出す方法を。』
マコト「その神とはいっ」
マルクト『そしーてもう一つ知ったのです。』
ヒナ「割り込まないで話を聞きなさ」
マルクト『この世界ではない……別の時空の世界のことを。』
ホシノ達「!!!????」
ホシノ「別の時空の……世界…?」
マルクト『簡単に言えばー…この世界に住む者達は元々別の世界にいたらしくてー……ある理由で何万年も前にー…追い出されてしまいこの世界に来た……ということですー。』
ヒナ「…何、それ…」
マルクト『その世界を観測してみると、なんと平和なことか。この平和ではない世界に住む我らにとってまさにエデン!!だったのでーす。』
- 151二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 00:25:56
マルクト『その世界を観測した時…私の中にある感情が芽生えましたー……端的に言えばー……憎しみ。』
イロハ「憎しみ…」
マルクト『その時、思い至りましたー!私達の世界には証明していないだけで神は存在している!ならその神を使ってその別世界を滅ぼそうと!」
オウル「ま…待ってください…お姉様…!お姉様はデカグラマトンのために行動しているのでは…!」
マルクト『………あれ?そうでしたっけ?あぁ!そうだった!それもありますね!でもぉ!!私は"そんなことより"あの世界が憎くて憎くてしょうがない!!』
オウル「ッ!?……そんな…こと…よ…り…?」
マルクト『あーでもー…神のー復活にはーエネルギーがぁ〜…ま〜だぁ足りないようです〜…。これはもう、諦めなければいけないのでしょーかー?』
ホシノ達は、唖然としていた。果たして先程の話は本当なのだろうか?もし本当だとして、そんな何万年も前の話を持ち出したのか?脳が理解するのに苦労していた。
マルクト『否っ否ぁ!否っ否っ否っ!!否否否否否否否否否否否否否否否否否否……ゼッタァ〜イ、い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜なぁっ!!!!』
- 152二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 00:34:55
マルクト
『別の混沌とした世界に追いやられた、我ら生きる者達の願い!お前らみたいな小さな脳を持つ奴らにこの積年の思いの尊さが分かるのか?いや分かるはずが無い、断じて無い無い無い無い!かつて友であったヤツらは、我らを恐れたのか、皆ことごとく別世界に追いやった!それでも飽き足らずか、この歴史からその存在さえ一片も残さず消し去っていたぁ!我らだって生きる者達だった、ヤツらと融和することで成し得た偉大な繁栄!世界の危機とも呼べる、あの悍ましい色彩を退けた我ら先祖に対し、あまりの仕打ち!これは誤解などでは決して無い無い!私は悲しい!悲しすぎる!私を狂っているなどと思っているであろう貴様ら聞こえるか!乱れたこの世界へと我らを置き去りにして、今もその世界で呑気に暮らしているお前らに、最早未来などない!解釈されず、理解されず、疎通されず、ただ到来するだけの不吉な光を持ち、目的も疎通もできない不可解な観念たる神の復活は近い!お前らの世界で偽りと決めつけられている伝説の書の通りに、遂に私達は神の降られる器を手に入れたのだ。目覚めさせし者に染まり、慈悲をくださるというその神の器は、今満たされつつある。遂に偉大なる神が誕生する時が来たのだあ、誕生するよう、誕生するよう、誕生するよう〜、ハッピィーバースデ~イ! 新たなる歴史よぉ、時代よぉ〜! ハッピィーバースデ~イ!
畏怖なる、神よおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!』
- 153二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 00:44:04
- 154二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 00:44:48
- 155二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 00:49:17
- 156二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 01:09:00
- 157二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 03:02:49
描写忘れてたんで補足!
1番最初のマルクトと、ホシノ達と対峙しているマルクトの口調が違っているのは、ホシノ達が来る寸前までずっと儀式をしていたせいで精神がおかしくなったからです。マルクトの元の口調は一番最初の方です(という設定にしました)。 - 158二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:18:50
- 159二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 21:40:36
22時までに書き込む時間がなさそうだから保守しときます!
- 160二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:34:03
>>154(つづき)
マルクト対ホシノ達。マルクトの出す怪電波の波状攻撃を受けるが、今更それで苦労する彼女たちじゃない。あっという間に追い詰めてしまった。
マルクト『ぐ…ぐ…!』
シュロ「なんだ、たいしたことないじゃないですか。」
シロコ「でも、油断できない。」
セリカ「何かやり始める前に倒しちゃいましょ!」
マルクト『……リミッター解除…!ヴ…ヴ…ヴッ!』
ダークヒナ「は…?リミッター?」
アル「真の力があるということ!?」
ミカ「く、くるよ!」
(この方のピアノアレンジです。)
マルクト『ヴンギャマエヴィティリゴッポコポオォォーーーッ!!』
カヤ「うわぁ!?」
サオリ「お……おお…!?」
トキ「うっわぁ……。」
するとマルクトは手をかざし、アイン、ソフ、オウルをワープさせてくる。彼女達デカグラシスターズの目は赤くなっていた。そして彼女達をまるで道具かのように扱いはじめた!!
ホシノ「……酷いことするね、マルクト!」
- 161二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:45:16
意識のないデカグラシスターズをまるでデク人形のように
扱う姿は、本当に正気の沙汰とは思えない。この悪夢のような戦いを終わらせ、全てを救うため、勇者達は戦う!
マコト「おいマルクトォ!そいつらの背後に隠れながら攻撃するな!正面からこい!」
イロハ「先輩に言われたくはないんじゃないですかね…」
ヒナ「くっ…彼女達からお姉様と慕われているのでしょう…!?」
ホシノ「そうだよ…!仲間達をこんな風に扱うなんて…絶対に反省させるからね!」
そして…ついにその時が!
ホシノ「ぐっ!」
ホシノが盾を構えて、攻撃を防ぐ!
ホシノ「私が耐えている間に攻撃して!」
その言葉に皆が動き出し、一斉に弾を放つ!
マルクト『ギ!ギャアアアアアア!!!」
マルクトを撃破したのだった!
- 162二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 22:57:15
マルクト『ま、まさかこの私がぁ〜…破れるとはぁ〜…』
マルクトは起き上がり、紫のハートの方に歩き出す。
ヒナ「何をする気!?」
ホシノ「させないよ!」
しかしそれを、先程倒したはずのデカグラシスターズが動き出し、邪魔をしてくる。
マコト「えぇい、邪魔だ!」
マルクト『まだ足りないよぉぉ〜…まだ足りないよぉぉ〜…!ならば…どうするぅ…?知れたことぉ〜…』
するとマルクトはデカグラシスターズを手元にワープさせ、ハートに投げて入れ込んだ!
ホシノ「ッ!」
マルクト『そして〜…かくなるはぁ〜…この〜…我が身さえも〜…神へ〜…ささぐ〜………さぁぁ…よみがえってねぇ〜…色彩を超ゆる神ぃ〜……………
破神…エンデ・ニル!!』
マルクトも…飛び込んでしまった。
そして、そのハートはドス黒い何かに変わり、どこかへ飛んでしまう。その方角にあったのは…
学園都市キヴォトスのあるホシノ達の星!
- 163二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:15:14
トキ「飛んでいった先は…キヴォトス!?」
サオリ「どういうことだ!?マルクトは、別世界を憎んでいるのではないのか!?」
カヤ「神なんか当てにするから…願いとは違う方に行くんですよ…!」
アル「そ、それよりまさか!?」ムツキ「神様…復活しちゃった?」カヨコ「…多分ね。」ハルカ「あ、ああ!」
ダークヒナ「……厄介なことしてくれるじゃない。」
リボン「こ、このままじゃいずれ…リップルスターも!」
ミカ「手遅れ…なの…?」
シュロ「…なーんか、いけ好かないですね。」
シロコ「先生…!」
セリカ「早く追いかけないと…先生が…大将が…みんなが!」ノノミ「…勝てるんでしょうか。」アヤネ「……自信、ないです。」
ホシノ「勝てるよ。私達なら。」
ホシノは、皆を見る。
ホシノ「ここにいるみんなは、色んな形で出会った、とっても強い仲間たちだよ。…だから、勝てる。必ず!」
ヒナ「…ふふっ、あなたならそう言うと思った。」
イロハ「これが…私達の知る小鳥遊ホシノですね。」
マコト「そうだな…悔しいが!」
ホシノ「うへへ…フレンズスター!」
フレンズスターがやってくる。
ホシノ「そういえば、君がなんで現れてくれたか全然分からないね。まぁ、それはいいや。…私達の、大事な大事な場所を守るために…力を貸して。」
するとフレンズスターは、皆の思いを受けて姿を変える!十人十色な絆をその身に宿した星…それは!
ティンクルスターアライズ!!
ホシノ「みんな…本当に最終決戦だよ!行くよ!」
飛べ!ホシノカービィ!!
- 164二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:41:12
ー学園都市キヴォトスー
アロナ「せ、せせせ先生!未知の飛翔体が!」
プラナ「キヴォトスが面する海上に降りたちました!」
先生"なんだって…!?"
さぁ 立ち上がれよ 破壊せし神よ
星砕き 愛を滅せよ
さぁ 地を哀で包め 己が望むまま 蹂躙を
星々を巡り 崩星を奏かなで
彼方楽園に 終焉を… 永遠とわに
大将「あれは……アビドスのみんなは大丈夫か…!?」
イオリ「黒いもや!?」アコ「嫌な予感がします…!」チナツ「ヒナ委員長…!」イブキ「イロハ先輩…!」サツキ「マコトちゃん…」チアキ「一体…どうなるんだろう…」
セイア「……最悪の事態だ…」ナギサ「…ミカ…さん…」コハル「ミカ様…リボン…!」
ナグサ「………。」
さぁ 飛び立つのだ 破壊せし神よ
星喰らい 愛を滅せよ
さぁ 天を翔ける哀よ 宇宙そらから降る闇よ 審判を
星の子等ほしのこら祈り 叫びの音を奏かなで
夢の楽園に 終焉を… 永遠に
ユキノ「カヤ…!」
アツコ「サオリちゃん…」
リオ「……トキ。」
終焉を… 永遠に
【カービィSA】組曲:星羅征く旅人 全楽章(画像ネタバレなし)
破神 エンデ・ニル
- 165二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 23:44:41
- 166二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 00:19:14
- 167二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 11:56:11
スレ落ちそうだから保守ー!
- 168二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 12:00:31
- 169二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:41:25
- 170二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 22:57:03
ホシノがティンクルスターアライズを操縦し、他の皆が攻撃をする。しかしエンデ・ニルには効いていないのか、大した成果が見えず、逆に衝撃波に苦戦していた。
セリカ「き、効いていないじゃない!」
シュロ「こういう敵には弱点がつきもの…それを見つけれればいいのですが…!」
ミカ「そんな余裕、ないかも!」
サオリ「カヤ!」
カヤ「む、無理です!攻撃が激しすぎます!」
アル「くっ…これが神だというの…?」
シロコ「随分と物騒な神…!」
ダークヒナ「シスターフッドが知ったら卒倒するわね…」
トキ「…?ホシノ!電話が鳴ってますよ!」
ホシノ「うへ!?今!?誰か出て!」
ノノミ「私が!…もしもし、今は…」
先生"もしもし!みんな!"
ホシノ達「「先生!?」」
先生"今、ヘリで来ているよ。戦いの余波が激しくて、近くにはいけないけど…見えているよ。みんな!ここからは私の指示に従ってくれ!"
ヒナ「先生の指示…?」
先生"詳しいことは後で聞くね。…あのデカいものの各所に目みたいなものがあるんだ!"
アヤネ「ッ!た、確かにあります!まさかあれが弱点!?」
先生"あそこにエネルギーが溜まっている。可能性は十分にあるよ。…いけるかい?"
イロハ「…ですって。」
マコト「言われてるぞ、ホシノ。」
ホシノ「…うん、分かった!先生、頼むよ!」
先生"…よし、行こう!"
- 171二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:01:09
- 172二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:11:27
- 173二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:23:25
エンデ・ニルの体外からホシノ達が飛ばされてくる。それを上手く受け止めるティンクルスターアライズ。
先生"みんな!大丈夫かい!?"
ホシノ「うへへ…なんとか…」
エンデ・ニルは仮面を付け直すと、手を羽に変え飛び立つ!
マコト「まだやるのか…!」
イロハ「また目のようなものがありますね…!」
ヒナ「なら、やることは変わらない!先生!」
先生"うん!みんな、頑張って!"
そうして、巨大な斧攻撃などを上手く避けていって目を破壊していく!
ホシノ「これで!」
そしてまた全ての目を破壊したホシノ達。するとまたもや仮面が取れ、またもや吸い込まれていくホシノ達。しかし先程までと違うのは、吸い込まれたのはホシノ、イロハ、マコト、ヒナの4人だけだったということ!
ホシノ「しまっ…!」
イロハ「ぐっ!」
マコト「うわぁぁぁぁぁ!?」
ヒナ「そんな…!?」
先生"イロハ!マコト!ヒナ!ホシノ!!"
一同「「!?」」
エンデ・ニルは再び仮面を被り、行動を開始する。4人以外の皆で食い止めることとなってしまった…。
そして、吸い込まれた4人の目の前には……
- 174二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:44:49
イロハ「これが…本体…」
マコト「よりによって私達4人で倒すのか!?」
ヒナ「…やるしかない。」
ホシノ「…うん。」
無数の針のような攻撃、小さな球を飛ばしてくる攻撃、自らがバウンドしての押しつぶし攻撃など、多種多様な攻撃を繰り返す。笑ったり泣いたり怒ったり嬉しそうにしたり、しながら。しかし、それでもホシノ達は負けない。なぜか?…それは、絆だ。
数が多いから、ということではない。エンデ・ニルの攻撃は多彩だが、それでもエンデ・ニルは1人だ。
ホシノには仲間がいる。後輩…ライバル…敵…出会い方は様々だが、今は共に戦う仲間。その違いは、神と人間の差をも埋める!
マコト「イロハ、合わせろ!」
イロハ「分かりました…!」
マコトとイロハが一点集中で弾を飛ばす。
ヒナ「はぁ!」
ヒナが懐に飛び込み、弾を乱射する。
3人「「「ホシノ(さん)!」」」
ホシノ「…これで、トドメ!」
ホシノの弾が0距離で命中する。
エンデ・ニルが、光を放つ。
ホシノ「……やった…」
- 175二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:48:49
- 176二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:51:14
- 177二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:52:25
- 178二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 23:53:26
一旦ストップ、風呂入ります
- 179二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 00:43:07
ホシノ「…私そっくりだ…」
「……ね……え……」
ホシノ「え…?」
「……こころ…って……なに…?」
ホシノ「…心はね、持っていると辛いものだけど…持っていると幸せなものだよ。」
「…じゆう…は…?」
ホシノ「縛られずに、好きなように行動できること…かな。心が晴れやかになるよ。」
「ごはん…は?」
ホシノ「私としては、食べると幸せなものだよ。心がほんのり、暖かくなる。」
「おひるねは?」
ホシノ「体を休めてリラックスすることだよ〜。心が穏やかになるんだ。」
「そう…なんだ……ゆめでみたとおりだ……」
ホシノ「……夢。」
「……ずっと…ひとり……わたしは…わたしになれない……ずっと…きょむ……なんでもなれて…なににも…なれない…」
ホシノ「…。」
「……さいごにおしえて。…ともだちって、なに?」
ホシノ「……私にとって、かけがえのないものだよ。」
「……いいなあ…わたしにはともだち…いない…」
ホシノ「私がなるよ。」
「…ぇ」
ホシノ「……ひとりぼっちは寂しいよね。辛いよね。自分が存在できないって嫌だよね。だから、なるよ。私が君を…ニルを……ニルちゃんのことを、肯定する。」
「…ほ…ほんと?」
ホシノ「うん。今すぐは無理だけど…約束。」
「……ありがとう…!」
- 180二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 00:45:53
- 181二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 01:02:14
…エンデ・ニルの中からホシノが出てきた。
ホシノ「お待たせ〜みんな〜。いやぁ心配かけちゃ」
イロハ「大丈夫ですか!?」マコト「なんともないのか!?」ヒナ「大丈夫…!?」セリカ「心配したんだからね!」アヤネ「ホシノ先輩ー!」ノノミ「不安にさせちゃダメです…!」シロコ「先輩!先輩!!」シュロ「アイツは一体、どうなったのです!?」リボン「ホシノさーん!」ミカ「ほんっっっとうに心配したんだよ!」ダークヒナ「ビビらせないでよ!」アル「だ、大丈夫!?どこも怪我はない!?」ハルカ「だ、だだだ大丈夫ですか!?」ムツキ「いやー心配したんだよー?」カヨコ「本当に大丈夫なの?」カヤ「全く心配させて…いえ!なんでもありません!!」サオリ「なんともないようだな…」トキ「中で何があったのですか!?」
ホシノ「ち、ちょっと待って!タイム!タイム!!」
先生"…ホシノ"
ホシノ「…うへへ、大丈夫。終わったよ。」
その言葉を聞き、皆が安堵した……その時!エンデ・ニルの体が粒子となって消滅し、その粒子がまるでダークマターのような姿に変貌した!
あの純粋なるニルは消え、残ったのは憎しみのエンデ・ニル!その憎しみが姿を変え、今ホシノ達に最後の攻撃をしようとしていた!!
先生"ッ!!みんな、来るよ!!"
ホシノ「…これ以上、ニルを苦しませない!みんな…ラストアタックだよ!!」
決着をつけろ!!
- 182二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 01:15:19
エンデ・ニルは暗黒のレーザーを放つ!それに対しティンクルスターアライズから光の光線が放たれる!!
イロハ「しぶとい……ですねっ!!」
マコト「ぐ、ぬぉぉぉ!!負けるかぁぁぁ!!」
ヒナ「私達が負けたら、キヴォトスは、宇宙が!!」
アヤネ「そんなこと!」ノノミ「絶対に!」セリカ「させないんだからぁぁぁ!!」
シロコ「みんなが住む世界を…好きにはさせない!!」
シュロ「こういう破壊はねぇ!手前は好みではないのですよ!!」
リボン「リップルスターも!」ミカ「トリニティも全部!私達が守る!!」
ダークヒナ「負…ける…かぁぁぁ!!」
アル「便利屋68…最後の力を振り絞るわよ!!」
カヤ「私の野望の邪魔を…しないでください!!」
サオリ「アツコ…ミサキ…ヒヨリ……フロラルドのみんな!私達に力を!!」
トキ「リオおねいちゃん…ヒマリおねいちゃん…先輩……みなさん……力を!!」
先生"みんな!!今だ!!"
ホシノ「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
絆の力が、暗黒に…憎しみに打ち勝つ。
光の線がエンデ・ニルを貫く。
ホシノ「……やったよ、ニルちゃん。」
勇者達は今度こそ、勝ったのだった。
- 183二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 01:29:28
ホシノは気がつくと、アビドスの砂漠に倒れていた。
ホシノ「はぁ…はぁ…はぁ……うへへ…」
そのホシノに近づくライバル。
ヒナ「何やり遂げたみたいな顔になってるの?」
ホシノ「あ、ヒナちゃん…」
ヒナ「ほら立って、今から帰るのよ。みんなでね。」
ホシノ「分かったよ。よい、しょ…!」
ホシノは立ち上がる。皆、無事なようで思い思いに休んでいた。
イロハ「やりましたね…」
マコト「あぁ…キキ!なぜだか気分が、すごく良いぞ!」
ヒナ「はぁ…全くあなたは。」
ホシノ「あはは…」
先生"…ホシノ!みんな!"
ホシノ「あっ!先生!!」
先生"色々と、言いたいことはたくさんあるけど…"
"まずは…"
先生"おかえりなさい"
ホシノ「…うん!ただいま!」
- 184二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 01:30:40
- 185二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 10:18:57
- 186二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 11:07:10
- 187二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:31:11
スレが少ないので、このSSでのキャラ設定をば。後日談は次スレに。
・ホシノ
カービィ枠。別名、ホシノカービィ。行動方針は特にブレずに、優しさを持って戦っていた。ピンクのハートに選ばれたことや、フレンズスターの台が降ってきたのは偶然じゃない…かも?余談ではあるが、フレンズスターはその後ワープスターに変化し、ホシノが空を飛ぶ時に乗っている。
・イロハ
バンダナワドルディ枠。マコトを救うため序盤からホシノと行動していた。冷静に物事を見極めていたという。
・マコト
デデデ枠。また操られたり、マッチョになったりと散々な目に。だが仲間になってからは頼もしい活躍を見せた。一方で、ヒナそっくりのライバルができてしまった。
・ヒナ
メタナイト枠。別名、ヒナナイト。操られてしまっていたが、無事に仲間になる。羽を使い自由自在に飛び回っていた。 - 188二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:36:55
・セリカ&ノノミ&アヤネ
リック&カイン&クー枠。序盤から合流、活躍をしてくれた。元ネタが3人で1人という都合上、1人一回は必ずしゃべらせました。
・シュロ
マルク枠。実は、途中まで協力して、最後の最後で裏切ろうとしていた。しかし、事態が進むにつれ、破壊されるのが何か嫌になっていき、サブ目標であった『百花繚乱に追われないようにする』方向にシフトした。
・シロコ
グーイ枠。ヘマなどをすることなく、戦力として良い成果を上げた。ちょっとクールにしすぎたかも。 - 189二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:41:30
・ミカ&リボン
アドレーヌ&リボン枠。やっぱりミカは強かった!リボンは戦闘要因ではないとはいえ、ホシノを掴んで飛んだりなどの活躍はしていた。
・ダークヒナ
ダークメタナイト枠。原作ブルアカにもいない、鏡から出たもう1人のヒナ。マコトに負けて以来、マコトのことかま頭から離れなくなってしまった…という。
・アル
ドロッチェ枠。技でドロッチェ団全員出ることから、便利屋68総出で登場した。 - 190二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:46:43
・カヤ
マホロア枠。カヤエピローグがあったことから、割とすんなり仲間に入った。作戦や状況分析などで皆を助けた。カヤの野望は後日談で。
・サオリ
タランザ枠。ベアトリーチェに未練なんかサラサラないので、未練タラタランザにはならなかった。頼れる仲間を意識させた。
・トキ
秘書スージー枠。リオも生きており、先輩に託されているというパーフェクトトキちゃんとして活躍。アビ・エシェフもあったし、デカグラマトンと関わったこともあったからか、割と話していた。 - 191二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:53:12
・デカグラシスターズ(アイン、ソフ、オウル)
フラン・キッス、フラン・ルージュ、パルメザンチーズ…あ、いや、ザン・パルルティザーヌの三魔官シスターズ枠。マルクトの命令に従い動いていた、。
・マルクト
ハイネス枠、黒幕。物語開始時点で実は、ほんの少しだけ精神崩壊をしていたが、儀式をしているうちに完全に狂ってしまっていた。たまたま他の世界を観測し、そして平和な世界であったと認知したことで精神に異常をきたし、憎しみに染まり切ったという。そして、デカグラマトンを表の目標にして、ハートを集めさせた。デカグラマトンは泣いていい。 - 192二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 21:55:09
- 193二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:46:05
私もタチホシ編の設定を投下してきます
・小塗マキ
ミレニアムサイエンススクール1年生で、ハッカー集団『ヴェリタス』の一員
『タッチ!ホシノ!』編においてはミレニアムに運び込まれた曰く付き絵画を調査する為ヒマリに呼び出されていた。
が、その調査対象である絵画に宿っていた怪異――『絵画の魔女』に憑依され暴走。以降は魔女に操られるがままキヴォトス中をキャンバス代わりに描き変え、改変の限りを尽くしていた。
最終的にホシノ達に倒された事で無事解放。ヒマリ達の手落ちもあった事とマキ自身も被害者だった事もあり、お咎めなしで済んだ。
事件後は特に後遺症もなく、元通り奔放に過ごして回っている。また、ヴェリタス部室に追加された『とある絵画』とはしばしば軽口を叩く合う仲となり、今でも相性は抜群なのだとか。 - 194二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:09:22
・絵画の魔女
タッチ!ホシノ!編におけるラスボス
マキに憑依しキヴォトスを思うままに作り変えた元凶であり、阻止しようとしたホシノ達生徒や先生をも魔法で姿を変えてしまった。
その正体はかつてキヴォトスに通っていた、とある生徒が描き上げた絵画を基に生まれた怪異。
コンクールに出すも賞を得られず、描き上げた生徒からも失意のまま見捨てられ、長らく倉庫の中で眠り続けていた。だがその生徒の絶望と無念、そしてキヴォトスという特殊環境が触媒となり人知れず成長。ついには自我に目覚めるまでに至り、より多くの力を得るべく独自に人前に現れてはその精気を奪い取っていた。
そんな中ワイルドハント芸術学院に流れ着くも、他校と比べ芸術に長けていた生徒たちに異様さを悟られる。相談の為一旦ミレニアムの特異現象捜査部に預けられるも、自身の破壊を恐れた魔女は抵抗を試み…(以降は本編参照)
最終的にホシノ達に打倒された事で、保有していた力の大半を喪失。
以降は自我を保ち会話できる程度の力しか残らず、またワイルドハント側との交渉もあって特異現象捜査部で管理下に置かれる事となった。
乗っ取っていたとはいえ一時的に振り回していたマキとは満更でもなく、事件後も度々会話を交わす姿が目撃されているという。ただ、冬でも夏でもエアコンが効き過ぎている部室には若干辟易しているとの事。 - 195二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:13:04
・小鳥遊ホシノ/クジラ形態
タッチ!ホシノ!編における小鳥遊ホシノ。
絵画の魔女によりピンク色のデフォルメされたクジラに変えられてしまっており、当初はその身動きのとれなさから途方に暮れかけた。
その後同じく絵筆に変えられた先生のサポートを受ける事である程度自由に動ける事が判明し、以降は先生との連係プレーでキヴォトス各地を駆けずり回る。
本編では描写されなかったが、絵画の魔女が生み出した使い魔相手に体当たりで奮戦したり、頑丈な身体を活かして仲間の盾になったりと色々あった模様。
騒動後は無事元の姿に戻り、生活の方も問題なく過ごしているという。 - 196二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:17:27
・先生/絵筆の姿
お馴染みシャーレの先生。
絵画の魔女襲来時にホシノ共々姿を変えられてしまい、宙に浮く魔法の絵筆になってしまった。
見た目こそ絵筆ではあるものの先生としての自我は健在であり、度々ホシノ達を絵筆の力で援けその戦いをサポートした。
ちなみに絵筆に変えられた理由は不明。本人曰く、「ホシノ達を助けたい」という気持ちが反映されたとの事だが実情は謎に満ちている。
これまでの冒険ではホシノに同行できない事の方が多かった為、今回は存分に力になれた事を内心嬉しく思っていたとか何とか。
事件後は無事元の姿に戻ったものの、絵筆だった頃の自由に動けた感覚が時たまに懐かしくなるらしい
- 197二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:27:40
・空崎ヒナ/毛玉コウモリの姿
絵画の魔女により姿を変えられた空崎ヒナ。見た目は真っ白な丸い毛玉の身体に、コウモリのような翼が生えたナマモノ。
当初はホシノ同様自力で動けない有り様に愕然としたが、あれこれ試行錯誤した結果背中の翼で空を飛べる事に気が付いた。
以降は事態解決の為奔走していた所をホシノ達と合流。そのままヒノム火山まで公道を共にし、無事元凶である絵画の魔女を打ち倒した。
事件後は変わらず風紀委員の業務に励んでいる。…今思うと改変されていた世界の方が平和だったかもしれない、とは心中でのみ浮かんだ本音。
・羽沼マコト/飛行船マコト号
絵画の魔女により姿を変えられた羽沼マコト
見た目は万魔殿が保有する飛行船の前面にマコトの顔が着いたもの。ぶっちゃけカブ(それ以上いけない)
なお武装は搭載されておらず、ホシノ同様体当たりでの攻撃が主軸となる。
本人は「何故大砲も何も付いていないんだ!」と怒っていたが、当然のようにスルーされた。
事件後は他の面々同様元に戻り、相変わらず万魔殿で好き勝手やっている。
・棗イロハ/超無敵毛甲虎丸
絵画の魔女により姿を変えられた棗イロハ。
見た目は虎丸戦車の姿を模した毛玉のナマモノ。
車体から砲身に至るまで全て毛髪で構成されているが、普通に砲弾を撃てるし見た目よりも頑丈だったりする。
どうやって発射しているのかは本人曰く「乙女の秘密です」との事。
事件後は無事元の姿に戻るが、イブキからちょくちょく戦車だった頃の姿について質問されるのが目下の悩みらしい。 - 198二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:33:47
その他、姿を変えられたり作中でどうなっていたのかの簡単な一覧
アビドス高校廃校対策委員会
・砂狼シロコ:灰色の身体のワンコ。犬種としては柴犬とかその辺
・十六夜ノノミ:ノノミの顔がくっついたメロン
・黒見セリカ:黒猫
・奥空アヤネ:赤色のメガネ。ぶっちゃけ本人が普段かけているモノと同じ種類
トリニティ・ティーパーティー
・桐藤ナギサ:高級ティーカップ。実はナギサの愛用品と同じモデル
・聖園ミカ:ピンク色のゴリラ。言動までゴリラの鳴き声に変わっていたが、実はその気になれば自由に喋れたとも…?
・百合園セイア:キツネ耳が生えたシマエナガ
百鬼夜行・その他
・箭吹シュロ:ピエロめいた暗色系のナマモノ。ぶっちゃけマル(それ以上いけないpart2)
- 199二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:33:57
埋め
- 200二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:34:35
200なら新作スタート