- 1二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:37:43
- 2二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:38:04
「トレーナーさん、少し働き過ぎではありませんか?」
「え? そうかなぁ?」
「そもそも今日は休日ですよ」
「でも、経験も知識もないからこうやって少しでも努力しないと」
僕の言葉を聞いて少しだけ困ったような
「それは美徳ですけど、休むべき時は休んだ方が良いですよ」
「うん、これが終わったら――」
と言ったあたりでそっと手にもった資料を抜き取られ。
机に伏せられる。
いきなりの事に反応が遅れてしまった。
「すぐ反応できないほど疲労がたまっているんですよ」
「それはそうかもだけど――」
「休憩することへの同意もとれたようですのでさ、こちらへどうぞ」
と言ってソファに誘導される。
事務椅子とは違い体重をやさしく受け止めるクッションに思わず体を預けてしまう。
「ぁ――」
「気が張っていたのでしょうね、少し待ってくださいね、リラックス効果のあるハーブティーを淹れますので」
「うん、お願い」 - 3二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:38:28
「ありがとうジャーニー、ちょっと体がポカポカしてきたよ」
と言ったあたりでカップを返し立とうとしたが――
「まだ休んでいないですよ、トレーナーさん」
そっと袖をつかまれる。
力づくで引き留めることもできるだろうにこういう振る舞いをするのがジャーニーらしい。
降参したように再度ソファに腰を下ろす。
「相変わらずの人ですね」
「相変わらず扱いやすいってこと?」
「さてどうでしょうね」
かつての事を思い出し冗談めかして言った言葉に小さく笑いながら流された。
「今なら信じてもらえると思いますけど、当時から大切に思っていたんですよ」
「うん、ありがとう」
自然な動作で僕の隣に座りこちらの肩に身を寄せてくる。
ふわりの香る香水とハーブティー。
世界の輪郭がぼやけていくように感じる。
それをジャーニーは感じ取ったのか、こちらの肩に手をそっとあてて倒してくる。
ちょうど膝枕をされているような格好になる。
「随分お疲れのようですし、お貸ししますよ」
「ん――よろしく」 - 4二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:38:48
「ジャーニーも随分つかれていたみたいだね」
ちょっとした緊張から眠気に身を任せることができなかった僕より先に眠り始めてしまった愛バの安らかな寝顔を見てつぶやく。
僕の隣にいると安心できるのって自惚れてもいいかな?
とそんなとりとめのない事を考えながら、今度こそ眠気に身を任せて意識は闇に沈んでいった。 - 5二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:41:33
以上です。
前作はこちらです。
【閲覧注意】貴方を求め【トレウマ SS】【ドリームジャーニー】|あにまん掲示板姉上、一つ問おう?」「なんだいオル?」聡明な妹が問いかけることは本当に珍しく逆に少しだけ疑問に思いながら言葉を返す。時間はそろそろ就寝時間に移ろうとす頃合いだ。「なにがあった? いや、なにをするつもり…bbs.animanch.com一体どんな徳積めばドリジャの寝顔見ながら膝枕してもらって寝るってことできるんでしょうね。
- 6二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 00:50:27
ある程度たまったので一端ここでまとめます。
これはまだドリームジャーニーへのイメージが固まっていないころの作品で若干どころかかなり血なまぐさいですね。
https://bbs.animanch.com/board/3533324/
こっちはモブウマ娘が出てきて色んな出会いを知っている側だったら面白いなと思った作品ですね。
https://bbs.animanch.com/board/3537760/
新シナリオで飯テロくらったのでこういうことやっててほしいなぁと思った奴ですね。
https://bbs.animanch.com/board/3541875/
二人はもっと軽率にイチャイチャしててほしい。
https://bbs.animanch.com/board/3545787/
コスモピュエラを聞いて不意にSF脳が入って幻覚を見たからついやってしまった奴ですね。
- 7二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 01:12:27
応援スレに推薦しておいたゾ
- 8二次元好きの匿名さん24/07/02(火) 02:40:19
ものすごく良かった、こういうひと時の休息すごく好き