【閲注】ウタハ「こちらを見て欲しい」⑦

  • 1スレ主24/07/04(木) 12:15:59

    スレ主です

    ⑦スレ目ですね……⑦スレ目?????

    このスレ画からは想像も出来ない地獄ですが、今ss書いていらっしゃる文豪様とスレ主は別人です。気にせず楽しみましょう。
    (辻ダイスも控えましょう)

    

概念としては好感度反転装置喰らったモモイが一週間周りにバレずにいた話です。
前スレから文豪様がおりますが、他の皆様もこういうの見たいとか書いてみたいなどあれば遠慮なく書いてくださいませ。スレ主がニコニコキャッキャします。



    埋まりそうになれば190辺りでスレ主が次スレ立てます。

  • 2スレ主24/07/04(木) 12:16:18
  • 3二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:20:26

    立て乙

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:21:24

    立て乙です。

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:22:44

    たておつ

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:22:47

    クックック、立て乙です…心が辛くなってきました

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:38:50

    おっつおっつ

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:58:09

    とりま10まで

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 12:59:33

    楽しみ

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:00:32

    マジで頼んだアリス

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:12:58

    スレ立てありがとうございます
    一人で何スレ消費してるんでしょうね?馬鹿なの?そしてこのスレでも終わらないです馬鹿ですね

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:17:20

    「到着しました。このまま会いに行ってもいいですか?」おぉ…来てくれた。「いいよ、ありがとう」と返した。

    ミドリとユズが部屋から出ていき…少ししてからドアをノックしてアリスが入ってきた。
    アリスの表情はかなり暗い。皆そうだからほんとに悲しい…皆が笑顔を失ったのは私のせいだって分かっているけどさ…。

    「モモイ、ごめんなさい…ここまで遅れてしまって…。ア、リスはモモイの異変に気付けませんでした」
    「毎日が楽しい…そう思っていたんです。アリ…スの隣でモモイはずっと苦しんでいたのに…」
    「隠し通すって決めたのに…隠し切れなくなって迷惑をかけた私が全部悪いの。アリスは悪くないよ」
    「違います。アリスは悪いんです…勇者を目指しているのに…すぐ傍にいる大切な友達を救えませんでした」
    「勇者は皆を助ける者なのに…皆どころか、たった一人の大好きな…モモイを救えなかったんです…」
    「そんなわ…アリスが…勇者を名乗っていいはずがありません。勇者…失格です…アリス…は勇者ではありませんでした…」
    「モモイ…本当にごめんなさい…ごめんなさい…」と謝りながらもう涙が床にポタポタ落ちてる…。

    …全員、雰囲気が違うな。ミドリは激しい自己嫌悪だった。ユズは自己嫌悪と…私への恐怖心もあったね。
    アリスは…二人とはまた違う。違うんだけど…自己嫌悪は三人とも共通なんだよね…そんなに自分を嫌いにならないで…。
    名乗れない。失格。ここはミドリと共通するけど…ミドリはそれらが全て自己嫌悪に集中して心がグチャグチャになっていた。
    アリスはミドリと少し違う。魔王を否定し…勇者を選んだ。だけど今…自分は勇者ではなかったと言っている。
    自分は勇者ではなかった…ならば自分は一体何なの?何者?…そういう事なんだよね、きっと。

    …うん、わかったかも。いや、かもじゃない…わかるよ。アリスは目的を…自分を見失っていると。

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:28:50

    その周りに向ける分析力を自分に向ければ「あれ私何も悪くないな?」ってなる筈だろ!!
    どうして自分に対する怪物の色眼鏡がえぐいって…

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:34:20

    「そんなに自分を嫌いにならないで…。」
    お前じゃい!!おーまーえじゃーーい!!

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:38:17

    モモイ、共通点まだあるよ
    3人に対する見解が全部ブーメランになってるところ

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:49:23

    モモイ、その優しさを少しは自分に向けろや!

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:52:21

    本心を隠しながら皆のメンタルを回復させる対話型ADV
    見事全員を攻略したらハッピーエンド!モモイは一人ひっそりと消えます

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 13:55:09

    モモイによってアリスの勇者としての目的を見出す
    →目的を果たせなかった「モモイを救う」と再設定
    →モモイを真の意味での救う
    という好循環になっちゃえ

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 17:01:49

    >>11

    こんなに素晴らしいSS

    読むだけで仕事を頑張る活力になるので

    ご自身のペースでどんどん書いてください

    お願いします

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 19:32:25

    アリスは自分を見失ったけど、人間一回は自分を見失うからある意味人に近づいた、って言えるのかもしれない()

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 20:38:32

    「ごめんね…アリス。私馬鹿だからさ…ストレートに聞いてもいいかな?」と聞くと、アリスは黙って頷いた。
    「今のアリスは…自分が一体何なのか…よくわからなくなってない?違う?」アリスが顔を上げる。

    「…はい。…ア、リスは勇者を目指していました…何故ア…リスは勇者を目指していたか…本当の理由を知っていますか?」
    「アリ…ス…は人間ではありません。皆と一緒に過ごしていても…違うんです、違うのがわかってしまうんです…」
    「わ…アリ…スは機械だから。それでも…機械だとしても勇者を目指せば…皆により近付けるはずだと信じていました…」
    「ですが…大好きなモモイを助けられないようなわた…ア、リ…スが…勇者であるはずがありません…」
    「勇者ではないア、リ……私は…人を装ったただの機械で…私は、私は……一体、何の為に…存在して………」

    泣いてたけどもうボロ泣きだよ…。そんな気はしてたけど…結局アリスもこうなっちゃった…ごめんね…。
    やはりアリスはアイデンティティを見失ってる…様子を見る限りかなり危ないな…そりゃそうか…。
    もう…自分をアリスとすら言えていない。『私』か…本当に自分が何なのか、どうすればいいのかがわからなくなってる。

    …私と似た悩みでもある。自分は何なのか…人の振りをした存在…目的がわからない…共通点は多い。
    怪物、人間、機械の違いか…。きっとアリスに見えている景色は私とも…ミドリ達とも異なるのかもしれないね。
    寿命も異なるだろう。アリスの活動限界…全くわからない。それでもいつか止まる日は来るはず…それがアリスの死だ。
    アリスの気持ち…私もわかるよ。私も意味不明な矛盾の塊のクソ馬鹿で…本当に何なのかよくわからないし…。
    目的もよくわからなかったからそれもわかる…でも今の私はちゃんとあるよ、自らの終末に至るという身勝手な目的が。
    それに…私とアリスは決定的に異なる。私は存在してはならない怪物だけど…アリスは存在していい善良な子だから。

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 20:40:15

    お前も!存在してて良い!善良な存在なんだよ!!!!!!

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:16:45

    誰かモモイに言ってやってくれ
    お前も存在してて良いんだよ お前もみんなをあの悪魔から守った素晴らしい存在なんだよ…

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:19:03

      / ⌒ \
      ( ᓀ‸ᓂ )
       丿 !
       (__ノ
    虚しい……あまりにも虚しすぎる……流石の虚しいたけでも虚しいものは虚しい、早く晴らしてやってくれ、枯れてしまう

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:24:46

    モモイなのはダメ!死刑!ってトリニティでも言うらしいしね?

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:34:56

    うつ病患者がうつ病患者のカウンセリングをしてるみたいな光景

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:39:52

    深淵を知っているからこそ他者の深淵を分析できるという事

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:40:33

    アリスの悩みは自己喪失…アイデンティティ・クライシスとも言う。当然だけどこれはとっても深刻でヤバい。
    最悪…鬱病や無気力、何も出来なくなってしまう…これも本から得た知識だ。アリスにそんな事になって欲しくない。
    自分は一体なんなのか…何者で、存在意義も目的も何もかもわからない…それなら…。

    「アリス。『コギト・エルゴ・スム』って知ってる?『我思う、故に我あり』って訳されてる言葉」
    「この言葉だけが有名で独り歩きしてるんだよね…これを提唱した人はほんとはもっと違う事を言いたいんだけど…」
    「今のアリスにはこの言葉の理解が必要だと思う。難しい話なんだけど…でもクソ馬鹿なりに頑張って説明してみるよ」

    アリスが涙を流しながら顔を上げた。泣かないで…ハンカチあげるから涙を拭いて?

    「自分も世界も本当に存在していると言えるの?真なの?全部…偽なんじゃないの?って全てを疑う事から始まる話で…」
    「こんなの誰に聞いても判断出来ないよね、だって私やアリスも全てが偽物かもしれないんだからさ」
    「そうやって自分も他人も世界も疑えるもの全てを疑って偽としていくと…最後に一つだけ残るものがある」
    「自分を含めた全てを疑っている自分という存在が残るんだよ。自分は本当に存在するのか?と考える自分がいる」
    「自分は全てを疑っていると意識出来ている…それなら、自分すら疑う自分自身の存在は否定出来ない…存在が証明されるの」

    「アリスはずっと自分の存在に悩んでるんだよね?悩んでる…つまり考えられる。ならアリスという自分は確かに存在する」
    「私は一体何なの?何者?じゃなくてアリスはアリスなんだよ。アリスが自分をアリスだと思っている限りね」
    「私はアリスは絶対にアリスだと確信を持って言える。断言していい。アリスはアリスだ!って高らかに宣言出来る」

    アリスは黙って私の目を見ながら話を聞き…少し顔つきが変わった。泣いてるけど…雰囲気が良くなってる?

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:42:01

    そして存在が証明されているからこそ消さなきゃいけないゴミが私だよ!なモモイ

  • 30二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 21:49:06

    デカルトか…
    ブルアカストーリー見た後だと例のアイツが浮かぶのが悔しい

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:32:52

    泣きながら…でも真面目な顔つきで、アリスが静かに、ゆっくりと話し始める。

    「私は…自分が一体何なのか…何者で、何の為に存在しているのか…未だに自分の存在を疑っています」
    「ですが…モモイ。私に『アリス』という名前をくれたのは…モモイでしたね」
    「私はモモイが大好きです。何よりも大切で大事なモモイ。私はモモイを絶対的に信じています」
    「やっと…信じられる答えの一つに辿り着けたのかもしれません。自分の存在意義…自分の全てを疑っていても…」
    「私は…いいえ、アリスは…モモイが強く信じてくれるアリスを…信じる事にします」
    「モモイがアリスをアリスだと信じてくれるのなら…アリスはアリス。そうなんですね」

    表情に明るさが戻ってきた…そうそうそれだよ。アリスに暗くて悲しんでる表情なんて似合わないから。

    「そうだよ、アリスはアリス。だって私はめちゃくちゃ信じてるから。足りないならまだまだ補強してもいいよ?」
    「だから…アリスが私を信じてくれるというのなら、アリスで絶対ぜーったい間違いないよ」
    「ありがとうございます…モモイ。アリスは…まだ前を向いて進む事が出来そうです」
    「今考えてみると…大好きなモモイがくれた『アリス』という名を言えずにいたのはモモイに失礼でした…ごめんなさい…」
    「謝らないで…少し元気になってくれて私も嬉しいよ。アリスはそうじゃないと、落ち込んでるアリスは悲しくなっちゃう…」
    「それに…アリスは勇者なんだからさ…。勇者は勇者らしく堂々と前を向いて、光指す方へ歩いていこう」
    「…アリスは…勇者でいいのですか…?本当に…?大好きなモモイを…救えなかったアリスが…?」

    あっ…待ってそうじゃなくて…。不安そうに下向いちゃった…涙が床に落ちてる…前を向こうって言ったばかりじゃん…。
    まあ私は前でも下でもない、後ろを向いて開き直って…今も信じさせて騙してる最低最悪裏切りクソ無能の怪物なんですけどね。

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:38:42

    勇気をもって踏み込め…

  • 33二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:59:55

    真実を言う事が、必ずしも正しいとは言えないのだよモモイ
    だからずっと、怪物と戦ってたんだろ?

    ??「残酷な真実を、優しい嘘で隠す事って悪いことか? 真実を知ったとしても、救われるわけないのに」

  • 34二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 22:59:56

    今更だけどアリス視点だとモモイが"自分のせい"で
    "また"倒れたわけだからね…(パヴァーヌ2章より)
    会いに行っただけで偉すぎるよ…

  • 35二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:13:56

    「アリスは勇者じゃなかったって言ってるけど…別にそんな事ないと思うよ?」と言うと何故?って首を傾げてる。
    「RPGを思い出してみて?勇者って必ずしも生まれついての勇者だけとは限らないでしょ?」
    「なんか色々やってる内に、皆に信頼されて勇者と呼ばれるようになる。そんなゲームもよくあるじゃん?」
    「転職して最終的に勇者になるゲームもあるよね、そういうこと。アリスはまだ…道半ばなんだよ」
    「一度の失敗で勇者が剥奪されるなんて事ないでしょ。成長したその先で…初めて勇者になるんだから」
    「それに、私達って今まで何度もアリスに助けられてるよ?アリスはずっと人助けをして、経験値を稼いでるんだよ」
    「私なんて馬鹿過ぎて何度失敗したかわからないくらい失敗だらけだよ?今だってアリスを泣かせてるし…ごめんね…」

    そう言うとアリスは顔を上げて「アリスが泣いてるのはモモイのせいじゃありません!」って言ってくれた。

    「…モモイ。さっき言ったアリスが勇者を目指した理由…実はもう一つあるんです」
    「アリスは…モモイに憧れていたんです。モモイはいつもアリスに色んな事を教えてくれて…」
    「モモイの言葉はいつだってアリスを勇気付けてくれました。モモイの言葉をきっかけに…ゲーム開発部は動き始めるんです」
    「アリスにとっての勇者はモモイなんです。モモイのように光へ導く勇気ある者になりたくて…アリスは勇者を目指しました」
    「アリスは…大きな失敗をしました。大好きなモモイを…助けられませんでしたから…」
    「ですが…モモイが言ってくれた言葉を信じて…また一から勇者を目指します。今度こそ大切な人達を守れるように」
    「ですから…アリスはモモイを守りたいです。勇者は誰かを助け、誰かを守る事から始まるのですから…」

    アリスはもう大丈夫そうだね。凄くいい…涙を拭いて、目に輝きが戻ってる。正に光の勇者って感じ…良かった。
    …私が勇者?…その正体は勇者に擬態した怪物…魔王?だよ。どんだけ騙してんだよさっさと滅ぶべきだわこいつ。

  • 36二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:16:51

    アリスは通す ウタハ先輩も通す 私は通さない

  • 37二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:16:56

    さて、輝きを取り戻した勇者よ…目の前の自称怪物、如何せんとする?

  • 38二次元好きの匿名さん24/07/04(木) 23:48:18

    モモイがアリスを晴らしたお礼にアリスがモモイを晴らすのだ

  • 39二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 00:17:53

    本当はダメだけど!ひでぇことだけど!
    こんな風にみんなを晴らしたモモイがある日ふっといなくなるのを想像したら興奮する

  • 40二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 01:15:15

    まあ何にせよ、アリスも明るくなってくれて良かったよ。謎に感情がある不出来な怪物でも嬉しいものは嬉しい。
    一匹で喜んでいると、アリスが真剣な顔つきで私を見ている事に気付いた。何か言いたいけど迷っているような…。
    私の様子を観察するようにジッと見つめて…よくわからない何かを決意したキリッとした凛々しい目。

    「モモイ。聞きたい事があるんですが…話してもいいでしょうか?」
    「なに?なんか真面目そうな話?私ってクソ馬鹿だからさ…ちゃんと答えられるかはわかんないよ?」

    そう答えるとアリスは少しだけ悲しそうな顔をした。…また私何かやっちゃいました?
    ヤバいぞ今どこで悲しませたんだ?あまりにも馬鹿過ぎて全っ然わからん。無能か?…無能だっつってんだろ無能の馬鹿が!
    無能を極めてるせいで理由がわからず困惑していると…また真剣な目で私を見つめながらアリスが話し始めた。

    「これは…本当に重要な事なんですが、モモイを傷付ける事になるのかもしれない…そんな難しい話です」
    「さっきモモイがアリスに聞いてくれたように…アリスもモモイに聞きたい事があるんです。質問してもいいでしょうか?」

    直感が告げた。
    この独特の空気…緊張感、確かに覚えがある。ミドリと深夜に話したあの時と一緒だ。これに間違いはないと断言出来る。
    アリスの言葉を頭が理解した瞬間から警鐘が鳴り響いている。これは決してアリス個人の質問ではない、わかる。
    皆だ。ただアリスが代表して聞いているだけで…皆の想いが集まっている。絶対的な勘…怪物としての本能が告げている。
    よく分かっている。他ならぬ私のせいで…私の不利など最初から決まっていたのだということを。
    アリスが…皆がこの秘密を知りたいと思ったのは。皆の想いから様々な…友愛…信頼…希望がここに集ってしまったのは。
    全部私のせいだということを。私…才羽モモイという名の最後の怪物が暴かれようとしているのだということを。

  • 41二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 01:29:46

    自己への悪意が漏れ出してる、今なら言葉が届くかも?

  • 42二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 07:04:47

    これ最後どうなんだろうな
    モモイ自殺かまわりに救われて光の怪物になるか

  • 43二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 07:36:53

    ヤバいもう気付かれたぞ
    精神状態は最悪だけど頭キレキレなこのモモイが本気で仮面を被ったら…

  • 44二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 11:36:31

    ただ、鬱の人がかぶる仮面は相当脆い
    躁状態の場合はわからないが

  • 45二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 11:43:31

    >>44

    現在躁状態です…

  • 46二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 13:45:32

    躁ってか回復期かな
    気持ちは沈んだままだが体力が回復してるので、一番危ないとされる期間

  • 47二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 19:39:03

    ここで回復させないと本当に失踪コース一直線なので…

  • 48二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 20:56:16

    頭に鳴り響く警鐘…秘めた激情が迫り上がってきた。マズいぞ抑えろこんなもんアリスに向けるな。
    私の思考は超加速し…一瞬で最高速度に達した。狂ったように脳が歯車の如く高速回転している。
    目を閉じ冷静に…驚くほど頭が冴えている。今ならユズと頭脳対決が一応?成立する?燃え滓が太陽に勝てる訳ないが。

    …漆黒の怪物は消えた。しかし私に残った悍ましい感情…この感情は全て自分に向けて皆に向ける気はない。
    気はないが…私は今、かなり動揺している。もしも…間違ってこの向きが変われば…一体どうなる…?
    奴ではない…私だ。私自身が持つ黒い理性と感情が牙を剥くんだ、大好きな皆に。怖い、傷付けたくない…。

    怖い…傷付けない方法……全部赦してしまえば?どうなる?もし…もし私がここで…自分も含めた全てを赦せば…。
    赦す…赦して私のあの地獄の日々を洗い流してしまえば?…私が立っている場所は…完全に無くなる気しかしない。
    そして…私の大切だったあの皆と共に過ごした日々も…全て忘れて溶けるような気しかしない。
    馬鹿が。赦されていいはずないだろ怪物だぞ。赦される怪物などあってはならない、怪物須らく黄昏に死すべし。

    …意味不明だね。流石は世界のバグ。自身の終末を望む者が、過去や今が崩れるのは怖い?笑い話か?
    …やはり完全に暴かれてはならない、どれ程不利であっても…全てを捨ててでも私は滅ぶべき、終わりを迎えるべきだ。
    地獄への片道切符。地獄への急行列車に乗り込み…自分から海に呑まれに行く。何もかもまとめて水没する。
    海、海へ。海へ降りてゆく。輝いていた日々を走馬灯のように思い出しながら降りてゆくんだ。最も深いあの場所へと…。
    アリス…皆…ごめんなさい…皆は絶対にこんな事は求めてないってわかってるんだよ。だからこれは私のエゴ。
    皆を傷付けたくない…本心だよ。穏便に済ませたいけど…最悪の場合は酷い事をする。…ごめんね。そう決めたの。
    ごめんね…ごめんなさい…大好きな皆…ごめんなさい…。どうか…許してね。私の最期の我が儘を。

  • 49二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 20:57:57

    最期、ね

  • 50二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 21:26:18

    >>赦される怪物などあってはならない、怪物須らく黄昏に死すべし。

    >>許してね。私の最期の我が儘を。


    これ今モモイに必要なの「気づけなくてごめんね」じゃなくて発破なのでは?

  • 51二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 21:27:59

    入院して今までモモイが見たミドリ、ユズ、アリスの言葉がモモイ自身にそのまま帰ってくるんだよな

  • 52二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:25:16

    皆と共に眺めていた華やかな前景は今や後ろになったが故に…今の私は再び後ろを向いている。
    最も美しかったあの日々。今ではそこに近付けず…ただ遠くから見つめることしか出来ないその風景。
    過ぎし日を回想し…今までの人生の全てを破壊して終わりへと突き進む…奴の漆黒の意思を継いで。

    はぁ……と内心大きな溜め息が出る。覚悟したところで…憂鬱。悲嘆。空虚。葛藤。苦痛。これらは消えることなどない。
    …ここに至ってあの忌々しい奴を参考にするとは思わなかったな…。意思もそうだがあの悍ましい感情。
    私は怪物であると同時に漆黒の怪物の激情を継ぐもの。無能の怪物と漆黒の怪物を掛け合わせた…真なる『怪物』。
    皆を踏み付けてでも、泣かせてでも地獄へ向かうと決めただろう?それが最善最良だと信じているだろう?
    これは、怪物に対する私の審判であり、懲罰であり、そして救済だ。そして…結果的にみんなの平和の為だ。
    ひび割れた仮面を被り…波風を立てない。波…私は波に呑まれて漂溺し、光り輝く水底を眺めながら死ぬつもりだが…。
    まあ、それで済むならいい。だがそれで折れなかったら?…その時は才羽モモイという名の怪物として立ちはだかろう。
    …昨日読んだ本を思い出す。【るしへる】という。一致し過ぎて笑いそうだった。悪魔は人と姿の変わらぬ存在だと。

    悪魔…怪物。そう…私は怪物。怪物ならば、もっと怪物らしくあるべきだ。私は黒い感情に染まった怪物なのだから。
    終末へと至る為に怪物らしく…怪物らしく…怪物らしくあれ。ひび割れた真っ黒な仮面の中の怪物…二重構造。
    怪物が表出したら…もう二度と戻れない。名残惜しい…未練しかないが…これが大好きな皆との決別の時。
    誰よりも愛する皆を守るため。より多くの大好きな人たちを守るために私の全てを集め…皆に仇なす怪物となろう。
    私は怪物。お前は怪物。私は怪物。お前は怪物。私は怪物。お前は怪物。私は怪物。お前は怪物。私は怪物。お前は怪物。私は…

    閉じていた目がゆっくりと開き…最後の怪物が目覚めた。

  • 53二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:32:16

    「悪魔を倒すは勇者の務め」ってね

  • 54二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 22:36:08

    RPGで戦闘で倒すが、その中に「生きている状態で相手の暴走を止める」という意味合いがあるのがあるからね

  • 55二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 23:36:30

    ──────

    部屋の雰囲気が一変した。

    モモイは全く気付いていない。自分だけに向けていた黒い激情。まだ抑える気のそれはもう外に漏れている事に。
    モモイは仮面…演技…暴かれる…怪物…など色々と考えて決意していたが、率直に言って決意以前の問題だ。
    己の死と真剣に向き合い…死の為に生きる意志。死を望んだ時点で…モモイは既にどうしようもなく壊れていた。
    狂った者のひび割れた仮面など最初から機能していない。自己認識は勿論、判断力も何も…まともに残っていなかった。


    重く圧し掛かるような異様な気配にアリスは圧倒されていた。身体が内側から冷えていく感覚。
    まだ…質問していいか聞いただけなのに…言葉に詰まってしまう程の凄まじい威圧感があった。
    これは…ミドリの言う通り、モモイの最も深い傷に触れる行為で…危険極まりない行為。間違えた?…違うはずだ。
    モモイの様子を見て慎重に判断し、今ならと思い話そうとした。ここはモモイの信じる…自分の判断を信じたい。
    もう一度勇者を目指すと決めた。モモイを守りたいと心からそう思った。モモイを絶対に信じているから。
    モモイも…どうかアリスを…皆を信じて欲しい…。願い…祈りながら今一度切り出した。

    「モモイ…?黙っていられてはアリスは何もわかりません…。答えて欲しいですが…無理にとは言いません」
    「…もう一度聞きます。傷付く話かもしれませんが…質問してもいいですか?」と慎重にモモイの様子を窺う。
    「……うん、いいよ。どんな話でも…私なんかよりアリスの疑問に答える方が大事だから大丈夫、安心してね」

    安心してね?これのどこが安心出来るんだと文句の一つでも言いたくなる圧力だが…やはり気付いていない。
    あのモモイがここまでの重圧を放つと誰が想像出来ただろうか。…ユウカは一瞬だけ感じ取っていたが。
    アリスにとって、こんなモモイは初めてだ。見た目だけなら普通。ただ…異常に暗く重い空気のみが場を支配している。
    しかしモモイはいいよと言ってくれた。ならば今が正念場。勇者…勇ある者。今こそ勇気を出す時だ。

    「…では聞きます。モモイは…自分がどうでもよくなっていませんか?自分に価値なんてないと思っていませんか?」

  • 56二次元好きの匿名さん24/07/05(金) 23:38:07

    アリス…!頼む!!

  • 57二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 00:13:37

    追いついた!
    と思ったらクライマックスかよぉ!!

  • 58二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 00:24:52

    がんばれアリス…!!

  • 59二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 01:22:20

    クライマックス突入!こえぇ爆弾解体…いや、一歩間違えたら即ゲームオーバーに繋がりそうな極限状態…?

  • 60二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 03:43:06

    >>59

    大丈夫だろう。『テイルズ・サガ・クロニクル』をクリアした勇者アリスなら。モモイの真実に辿り着くだろう。

  • 61二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 06:07:00

    これでなんとかモチモチルートにいってくれ(懇願)じゃなきゃプレ先みたくなっちゃうから

  • 62二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 06:10:11

    >>59

    これ爆弾解除で例えようとすると何百本もあるうちのたった1本を切らないと全てが吹き飛ぶんすよ

  • 63二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 06:31:56

    >>61

    モチモチルートを書いてたスレ主と今書いてくれてる方は別人なんだ…

    別人だから、結末が一緒とは限らないんだ…

  • 64二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 06:56:23

    結末は違っても違ったハッピーになってほしいぞ
    もちろん作中のボロボロになったモモイ視点でのハッピーではない

  • 65二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 08:27:28

    >>57同じく……辿り着いてしまった……これが虚無?全ては虚しい……モモイが……皆が晴れるまで……

  • 66二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 11:45:37

    魔王から友達を救い上げてくれ、勇者……!

  • 67二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 12:07:17

    ヒヒッ……ヒッ……、いいですねえ
    膨大な苦しみの中で見出した真理を以って勇者と嘯くかのモノを退治といきましょうか!

  • 68二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 14:48:17

    >>67

    お前は対策委員会に謝罪しながら海の藻屑になって消えろ

  • 69二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 14:48:37

    アリス……頑張れ……!!
    怪物に囚われたモモイを助けてくれ……!!!

  • 70二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 19:58:03

    ドキドキ

  • 71二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 20:15:48

    モモイはほんとの勇者だも!

  • 72二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 20:41:45

    「ごめんねアリス。質問に質問で返してもいいかな?どうしてそう思ったの?」言葉は普通だが凄い圧だ。
    「…今、モモイと話していても感じたんです。モモイは自分を何度も馬鹿と言っていましたよね。私なんか…とも」
    「以前は…そんな自分を卑下するような発言はありませんでした。ですが今は口癖のように…」
    「実際馬鹿なんだから別にいいでしょ?私は元々成績も良くなかったし…普通に馬鹿だよ?」
    「ミドリもアリスもユウカも私を馬鹿!って言ってたじゃん?そうだね、本当だね。ただ認めただけだよ」
    「…ではミドリとユズが言っていましたが、すぐ謝って泣く時もあるとはどういう事ですか?」少しモモイの目が動く。
    「自分に自信がないから、すぐに謝ってしまう…さっきの自分を卑下する発言の多さも考慮すると…」
    「自分を極端に下げてしまっている…アリスはそう考えているのですが…どうでしょうか?」

    「…どうでしょうか?じゃなくて…それで何が言いたいの?自分を下げてる…それが何?ごめんね…わからなくて…」
    「モモイ…こんな質問をしてごめんなさい…ですがもう少し、落ち着いてください…」
    「落ち着いてって何が?大丈夫だよ落ち着いてるから。でも…心配してくれてありがとう。アリスは優しいね」

    見た目は変化がない。今まで通り…そしてあの装置起動時のモモイと同じ。言葉も優しい。しかし空気が重過ぎる。
    更なる強圧がアリスに襲い掛かる。目を合わせるのが辛い。ただ話すだけで苦しい。頭も胸も痛い。
    これはモモイの防衛本能なのだろうか?「触るな」「聞くな」「暴くな」…そんな幻聴が聞こえてくる気がする。
    皆ユウカから話は聞いていた。恐怖し思わず後退ってしまう程の気迫があったと。だが…それを遥かに上回っていないか?

    「んーと…?結局アリスは何が言いたいの?全然よくわかんないよ…何たって馬鹿だからさ」
    「…丁寧に、ゆっくりと話します。どうか…冷静に最後まで聞いてください」ひびが入った器に触れるような緊張感が続く。

  • 73二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 20:51:32

    ここで圧に屈して、目を逸らしたら全てが終わりそう…モモイの目をしっかりと見つめるんだアリス!

  • 74二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 20:52:19

    過呼吸になる自信がある…

  • 75二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 21:54:08

    …重苦しい。だがこれはアリスがそのように感じているだけで、モモイの姿にまだ変化は見られない。
    今までの話だけでも自己肯定感が極端に低いのは伝わるが…これでもまだ、普通に会話をしている段階に過ぎない。

    「これもミドリ達から聞いた話なのですが…昨日から急に身体の治りが良くなってきたと聞いています」
    「ああ…それは私も驚いてるよ。回復力ゴミ過ぎーって思ってたくらいスローペースだったのに、急に良くなってきた」
    「上半身を起こすのが超苦しかったのに、今は頑張れば起き上がる事は出来るよ。…まだ痛みはかなりあるけどね」
    「その急な回復が…気になるんです。お医者さんの説明によると…回復速度は患者の精神状態が大きく関わっているそうです」
    「精神状態が悪ければ…回復は遅くなると。モモイは特に…回復が極端に遅かった…それで一つの可能性に行き着きました」

    そこまで言うとアリスは一旦話を止めて目を瞑り…少し間を置いてから目を開けた。改めて覚悟を決めた光のある目。
    モモイの見た目は全く変わっていない。しかし…静寂の中で空気だけが更に重くなった。気を抜くと圧し潰されてしまいそう。
    言い方は悪いが…今や奇怪、面妖と表現してもいい。怪物にでも取り憑かれているのか…?そう感じてしまう程の圧迫感。
    もしもの時は全力で止める。すぐ駆け寄れるように息を吐き準備を整え、意を決して…アリスは遂に核心に迫ろうと沈黙を破った。

    「キッパリ言います。モモイが今まで極端に回復が遅かったのは…生きる意志がないから…死にたいと…思っていたから…」
    「それがここに至って急に…前向きになってくれたのだと思いたいですが…おそらく違います」…身体が硬直しそうだ。
    「これは皆…ゲーム開発部だけでなく、ユウカ達も含めて話し合った推測です」モモイの目が…ゆっくりと動いた。
    「モモイは…自分が…死、ぬ為に…その為に…今を生きようと決意している…違いますか?」

    瞬間。部屋が…否、時すら凍り付くような…極限まで鋭く研ぎ澄まされた気配がアリスの胸を貫いた。

  • 76二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:01:22

    さすがアリス…怪物に気付いたか…
    頼む、マジでその怪物部分がヤバいんだ…

  • 77二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:10:11

    怪物という概念に取りつかれたのか、その概念の怪物から受けた呪いか
    それを祓うことができるのか

  • 78二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:28:50

    クライマックス

  • 79二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:33:18

    >>77

    72を見るに自分から怪物になりに行ってる

    モモイとしてはさっさと死なせてくれよって感じっぽいね

    みんなに自分から嫌われに行くことも躊躇なくなってる

    自分が死ぬことの大義名分を欲しがってる印象

  • 80二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:40:05

    >>79

    訂正

    52じゃった…


    自分から嫌われようとしてるモモイは見てて悲しくなってくるな…

  • 81二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 22:42:36

    もう最初の何も気付けなかったゲーム開発部じゃない
    確実に真実に近付いてる
    トゥルーエンドに近付いてる
    頼む…あとはモモイが変わるだけなんだ…

  • 82二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:09:32

    こっちまで息が苦しくなってくる…

  • 83二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:14:42

    研がれた銛で心臓を穿たれたような衝撃。全力で止めるという先程の覚悟は霧散し…アリスは完全にフリーズしていた。
    血を吐き出しそうな程…鋭利だった。物理的なものではないので流石にそうはならないが…身体がピクリともしない。
    凍てついた時の中で、口を切ったのは姿だけなら特に変化のないモモイだった。

    「アリス。今の言葉には少し思う所があるの…私なんかが説教だなんて本来あり得ないんだけど…本当にごめんね?」
    「さっきアリスは私を大好きだって言ってくれたよね?大好きなら…注意しないといけない事があるんだよ」
    「親しき中にも礼儀あり。大好きな相手だとしても…超えちゃいけない一線ってのがあるの」
    「アリスは私みたいな馬鹿よりずっと賢いし、学習意欲も高い良い子だから…きっとわかってくれると思うんだ」
    「死は忌み嫌われるもの…禁忌なんだよ。ゲーム中に言ってる死んだー!なんて他愛もない軽口とは訳が違う」
    「誰かに簡単に言っていい言葉じゃないの。当然わかってると思ってたんだけど…でも思い返してみると…」
    「アリスは疑問があった時はよく私に質問してたよね。私も自分からアリスに何かを教える事は多かった。それなら…」
    「…これは教えてなかった私が悪いね…大切な事なのに…もっと早く教えるべきだった…ごめんなさいアリス……」

    一見するとただモモイが反省して謝っているように見える。しかし…アリスは今、モモイに対して恐怖していた。
    謝っていながら…未だかつて経験した事のないプレッシャー…それがモモイから放たれている。
    気を失いそうで…悲鳴を上げそうになってしまう。眩暈を起こしかけている、心が…狂ったように荒れている。
    ネルに対する恐怖心とは比較にならない。勇気を振り絞ってなお…この重圧に身体も心も圧し潰されそうだ。
    心から守りたいと思った大切で大好きなモモイが怖い…?失礼にも限度がある…自分を殴りたいが、指すら動かせない。

    モモイは意識的に圧を放っているように見えない。それなら…これはモモイの秘めた激情が勝手に漏れている?
    これが今のモモイの心の中…?しかし…これでもまだ…極一部に過ぎないはずだ。
    自虐的なのも自罰的なのも伝わっているが…未だに怒りや憎しみ等の強く黒い感情を感じていないのだから。

  • 84二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:23:46

    ちょっと『効いてる』のか…?
    防衛本能なのか、上手く話を逸らしてるように見える

  • 85二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:25:47

    アリスの質問には答えていないからね
    ここで気圧されずにもう一度聞けるかどうかかな

  • 86二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:26:18

    緊張感がすごい…!!
    文章でここまで張り詰めた空気が伝わってくるなんて

  • 87二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:27:08

    やめなよアリス。お前死にたがってる?って聞くのは失礼なことなんだよ。

  • 88二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:30:28

    >>87

    失礼とか以前の問題です!!!!!!

  • 89二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:32:23

    >>85

    本心を隠そうとしてるんだから回りくどく聞いちゃはぐらかされちゃうだろうしね

  • 90二次元好きの匿名さん24/07/06(土) 23:52:12

    本読んで言語力めきめき上げているから変な解釈して質問の本位から外れた答えを出されないように
    ただ真っすぐに、相手のど真ん中に、ある意味突き刺さる質問だね

  • 91二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 02:38:55

    あまりに闇が深すぎてアリスだけでどうにかなるか不安になってきた…

  • 92二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 03:13:43

    >>91

    怪物を倒すのに別に勇者は一人で戦う必要は無いんだけどね……問題は今この場でのパーティ編成は無理な事だ

  • 93二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 03:29:43

    「ゲ開の総意」として質問してるのに礼儀云々を語るのはナンセンスだゾKMUI

  • 94二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 07:02:11

    全てを…全てを吐き出してください!!アリスの事をモモイ自身だと思って!!そのドス黒い物を全て!!!

  • 95二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 08:23:26

    クロイに進化してない?

  • 96二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 12:03:24

    捕手

  • 97二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 12:33:57

    まだ黒い感情出てないのにこんなに気圧されるなら、全部出てきたら無理でしょ
    モモイはまだ最終形態を残してるのに

  • 98二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 12:40:49

    相手は全体攻撃(圧)を毎ターン与えてきて...こっちは勝利フラグのためにターン(会話)を稼がないといけないという...アリス視点はかなりの高難易度ゲーム

  • 99二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 12:49:27

    無理してタイマンである必要もないかも。ここで感情が爆発して、肉体が個室から解き放たれて1対多数に持ち込まれる流れもまだ有り得る

  • 100二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 13:44:47

    時間が停止したかのように止まってしまったアリス。頭を下げて謝っても、返事の一つも返ってこない。
    既に壊れてしまっているモモイだが、流石に何か変だと考えられる頭はあった。

    「…アリス?どうしたの…?さっきから黙っちゃってるけど…」とモモイが不思議そうに首を傾げる。
    影を踏まれてしまうとこうなるのだろうか?近付く事も離れる事も出来ず…アリスは只々その場に立ち竦むしかなかった。
    「ア、アリス…?…や、やっぱり私なんかに説教されたのが嫌で怒っちゃったの…?ご、ごめんね…ごめんなさい…」
    「ごめんなさい…馬鹿の分際で烏滸がましかった…ごめんなさい…お願い…許して……」とアリスによたよたと近付いてくる。

    泣き出すモモイを見るのが苦しい…。今すぐ抱き締めてモモイは悪くないと安心して欲しいのに…身体が動いてくれない。
    モモイはアリスの目の前まで近付き「ごめんなさい…アリスになんて事を…ごめんなさい……」と只管謝り続けている。
    しかしアリスの反応が全く無い。謝っても完全に無視する程怒っちゃったの…?益々不安になってしまったモモイ。
    でもただ謝る事しか出来ない…涙を流し、謝り続けながらアリスの身体に触れようと手を伸ばした。

    その時、ドアが急に開いてミドリとユズが入ってきた。突然の事にモモイは驚きながら振り向いた。
    …え?なんで二人が来てくれたの?…でも正直とっても助かる…アリスを怒らせちゃって…謝っても無視されちゃう…。
    クソ塵の分際で身の程も弁えずに説教するなんて…誰だって怒るよね…絶対に許されない事をしちゃった…。
    また迷惑をかけちゃうけど…お願いだから二人にも協力して欲しいな…無能でごめんね…ごめんなさい……。
    モモイは頭の中でも謝り続け…この上なく気が動転していた。ミドリ達に縋る様に助けを求めて…ゆっくりと近寄る。

    そのミドリとユズは…凍り付いたように完全に動けなくなってしまっているアリスの姿にも驚いていたが…
    それ以上に…泣きながら自分達に近付いてくるモモイから放たれる、凄まじいプレッシャーに動揺していた。

  • 101二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 13:46:31

    ただ"其処に居る"というだけで光の勇者をも竦ませ身動き一つ取れない程に固まらせる……

    う~ん、これは怪物!w

  • 102二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 13:57:31

    全てのモモイを消す魔王モモイにならないと良いんだけど…

  • 103二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 14:03:17

    1ターン過ぎたから動くんだ、アリス

  • 104二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 14:34:46

    >>103

    ラスボスは何ターンかスタンさせてくるだろ

  • 105二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 15:08:59

    爆弾解除が始まったと思ったら
    切るコードが花火散らして威嚇してくる…

  • 106二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 15:29:29

    モモイ は 威圧(lv.99) を はなった!
    アリス は 一時的 に 行動 が できなくなった!

  • 107二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 15:38:11

    ──────

    私とユズちゃんは病室の外で密かに待機していた。
    アリスちゃんが…もしかしたらお姉ちゃんの闇に触れる事があるかもしれないと知っていたから。
    作戦を練る為にアリスちゃんには一日待ってもらい、ユウカ達と一緒に全員で話し合って決めた。
    実はお医者さんとは以前からミレニアムと連携し、協力関係にある。私達の全ての事情を理解してもらってる。
    多少の荒事には対処出来ても、生徒が全力で暴れ出すのは難儀なようで、今は私達に任せて後ろに控えてくれている。
    お医者さんからも急な回復についての説明はされていた。これはおかしい、きっと悪い方へと向かっているはずだと。

    お姉ちゃんは周囲には優しくても、自罰的で自分を隠そうとするタイプだと判断したみたい。私もそう思ってる。
    自分の心情を吐露する事はメンタルケアで重要…カタルシス効果?みたいなんだけど…お姉ちゃんは普通の方法では言わない。
    催眠療法も考えたみたいだけど、意思が強固で通じそうにないのだとか。お姉ちゃんには悪いけど…かなり厄介…。
    カウンセリングを続けてもいつまでかかるかわからない。この急な回復は既にかなり危険な状態にあるだろうと。同意する。
    多分死ぬつもり…地道なカウンセリングでは間に合わず、もう…いつどうなってもおかしくない可能性が高いと説明された。

    ユウカ達とも話し合って…お医者さんも出した結論で納得した。専門医だから信用出来る話だし…やっぱり死ぬつもりなんだ…。
    お姉ちゃんを精神病院に、という話もされたけど…私達はどうしてもそれを受け入れられなかった。ごめんなさい…。
    それならば…とお医者さんは深い愛を持って接している私達が、思い切って心に踏み込んでみるのはどうかと提案してくれた。
    アリスちゃんがどんな子なのかも聞かれて、詳しく話すと「あなた達に任せるのが一番可能性があります」と言われて…
    皆とも相談しながら…お医者さんの提案を受け入れた。…本当に荒療治もいいところで危険な賭けになるけど…仕方がない。
    これは私の…私達のエゴだ。どっちがお姉ちゃんの為なのかわからない。でも…お姉ちゃんと皆を信じて心に触れると決めた。

  • 108二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 17:23:46

    3人で対処という事かな?

  • 109二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 17:44:49

    このレスは削除されています

  • 110二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 17:45:46

    実質ラスボス戦か……

  • 111二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 17:49:31

    何かあれば私達も中に入るつもりで外から様子を窺い…静かに集中して聞き耳を立てていた。
    勿論、アリスちゃんの許可も得ている。アリスちゃんは「恥ずかしいですが…これもモモイの為です」と言ってくれた。
    最初は二人の話し声が聞こえて…いい雰囲気になってた気がしたけど…その後遂に切り出したのか、静かな会話が続いた。
    途中でアリスちゃんの声が聞こえなくなり…お姉ちゃんが泣きながらアリスちゃんに謝り続ける声だけが聞こえてきた。
    …おかしい、何かあったはずだ。ユズちゃんと目で合図し、病室に突入した。

    入った瞬間、張り詰めた異様な空気に驚愕した。な、何これ…これは…本当にお姉ちゃんが発しているものなの…?
    心臓が刺すように痛む強圧に私もユズちゃんも身体が固まりそうになるが、しかし屈している場合ではない。
    お姉ちゃんは?アリスちゃんは?今どうなってる?お姉ちゃんを何としてでも守る為に私達はここにいるんだ。
    部屋を見渡すと…力なくペタリとへたり込んでしまったアリスちゃんと、泣きながら私達に助けを求めるお姉ちゃんがいた。
    私が何か言う前にユズちゃんが…思わず張り上げそうになる声を無理矢理抑えているかのように私に指示した。

    「ミドリ、すぐにモモイをお願い…!わたしはア…あっちを…とにかく急いで…!」
    「わかった!お姉ちゃん…落ち着いて、大丈夫だよ…!」と、お姉ちゃんに素早く…でも刺激しないように近寄る。
    お姉ちゃんは泣きながら「アリスを怒らせちゃった…謝っても許してくれない…許されない事をしちゃった…」と私に泣き付く。
    …勘だ。今のアリスちゃんの姿は絶対に認識させてはいけない。知ってしまったら…お姉ちゃんは本当に壊れてしまうと。
    やっぱり傷に触れるべきじゃなかったの…?でも…お姉ちゃんの心の奥まで踏み込まないと真の解決には至らない…。
    お姉ちゃんが信じてくれた私を信じて…この行いは正しいと信じたい。今は何がなんでもお姉ちゃんを守らないと…!

  • 112二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 17:55:26

    怪物に恐怖してるアリスなんて見たら、その瞬間にモモイが全てを実行しかねないのこわぁ...
    さらに、このピンチを切り抜けたとしてもまだ本題は残ったままという...

  • 113二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 18:06:41

    普段元気で明るい子が本心から泣いて謝ってる筈なのに、めちゃくちゃ嫌悪や敵対を感じるプレッシャーを放ってるって、実際その場に居たらこっちが壊されそうで怖い

  • 114二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 18:37:44

    雲行きが…
    でもまだ情報を得るパート
    ここでダメージは受けるものだよね
    そうだよね…?

  • 115二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:02:09

    モモイ「大切なもののためならダメってわかっててもやっちゃうよね」
    ホシノ「わかる」

  • 116二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:41:44

    部屋の異様な空気はお姉ちゃんが泣いている今もずっと続いている。身が竦む圧力が私達にも襲い掛かる。
    …アリスちゃんはこれを近場で集中して受け続けて…耐えられなくなってしまったんだ。私も正直に言えばかなり苦しい。
    だけど今…私の感情はどうでもいい!お姉ちゃんが最優先!気合いを入れろ才羽ミドリ!絶対にお姉ちゃんを守れ!
    泣き続けるお姉ちゃんに…アリスちゃんの姿が見えないように私の身体で隠しながら背中にそっと手を回して抱き留める。
    これ以上気が動転してはいけないから…静かに…砂で作られた城に触れるように慎重に…。

    「お姉ちゃん…大丈夫、大丈夫だよ…私が傍にいるから…泣き止んで…お願い…」
    お姉ちゃんは謝り続けながら藻掻いている。私に助けを求めてきたはずなのに…何で私から逃れようとしてるの…?
    その弱った身体のどこにこんな…と驚く程の力で私を振り解こうとしながら、凍り付くようなプレッシャーを放ち続ける。
    もう抑えられない…!私から抜け出してお姉ちゃんは何をしようとしているの…?怖くて全力で抱き締め続けるが…
    遂にお姉ちゃんは私を撥ね除けて…私の手から離れてしまう。行かせちゃダメ…!無我夢中でお姉ちゃんの足にしがみ付く。
    でも…これじゃ持たない…!絶対に行かせてはいけないのに、いつ払い除けられてもおかしくない…怖い…誰か助けて…!

    その時…誰かの手がお姉ちゃんを掴み、必死にお姉ちゃんを抱き留めてくれた。…アリスちゃんだ。って事はユズちゃんは…

    「皆ごめんなさい…アリスのせいです…ですが…反省は後!今やるべき事は…絶対にモモイを止めて守る事です!」
    「モモイ…皆ここにいるよ…!心配しないで…落ち着いてね…」ユズちゃんも必死にお姉ちゃんを止めてくれてる。
    お姉ちゃんを止める為に、ユズちゃんもだけど何よりアリスちゃんがいてくれるのが本当に頼もしい。
    私とユズちゃんで何とか出来なかったとしても、アリスちゃんの力なら…少なくとも、暴れられても抑えられるはず。

    三人で泣き喚き暴れるお姉ちゃんを宥め…少し落ち着いてくれるその時まで必死に押し留め続けていた。

  • 117二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:38:53

    アリス…お前ほんとに勇者だよ…!!(語彙力)
    一旦仕切り直しか
    ズルズルと悪い方に行かなくてよかった
    緊張感すごすぎて面接より心がざわつく…
    この文章力で救いのない結末を見せられたら耐えられる気がしない

  • 118二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:48:38

    それになったら読者諸共色彩に触れちゃう

  • 119二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:17:09

    >>118

    色彩....反転.......ウッ頭が

  • 120二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:20:13

    >>117

    そんな君に初代スレよりこれ♥

  • 121二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:55:17

    ワァ・・ァ・・・

  • 122二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:02:25

    その後ろに「モモイ最押し」と書かれているから大丈夫っしょ!

  • 123二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:33:21

    やっと…やっとほんの少しだけ落ち着いてきた…異常な重圧は今も続いているけど、皆必死過ぎてそれどころじゃない。
    この圧し掛かるような重く苦しい空気…これがお姉ちゃんがずっと抱えていた黒い感情なの…?
    意識すると身体が震えそうになるけど絶対にダメだ。そんなのが知られたらお姉ちゃんは罪悪感で壊れてしまう。
    お姉ちゃんは暴れる力は弱くなってきたけど、ずっと泣きじゃくってる…。本当に痛ましくて…私も涙が出てくる。
    いつになれば落ち着いて話が出来る状態になるのか…誰もわからないけど続けるしかない。


    ……どれほどの時間が過ぎたのか。失礼だけど…小さな子をあやすように頭を撫で続けている内に…少し落ち着いてきた。
    まだ泣いてるけど…抵抗はしなくなった。今なら少し話が出来そう。ただ…何と声をかければいいのかわからない。
    下手な事を言えば…また恐ろしい事になりかねない。慎重に考えないと…ユズちゃんとアリスちゃんに目配せする。
    アリスちゃんが泣きながら頷いて…勇気を出して口を開いた。

    「モモイ…ごめんなさい…アリスが返事をしなかったせいで…モモイをここまで不安にさせてしまいました…」
    「それにモモイの言った事は正しいんです…わかっていたのにアリスはあんな質問を…モモイは何も悪くありません…」
    「全部アリスが悪いんです…モモイを守ると言ったばかりなのに…こんな体たらくで…本当にごめんなさい……」

    お姉ちゃんは黙ってアリスちゃんの話を聞いてる。アリスは悪くないよと言いたそうに首を横に振りながら。
    わかっていたけど…お姉ちゃんの闇に踏み込むのは苦しい。泣き続けるお姉ちゃんを見て苦しくならない者など存在しない。
    でも…お姉ちゃんは私達の想像を超える程苦しんでるんだ。今だってそのはず…この終わらない圧迫感が…そう教えてくれる。

    モモイはもう心がグチャグチャで。皆はモモイを必死に宥めながら…モモイがずっと抱えていた苦痛を僅かでも理解したい。
    出来る事なら…もっと深い所まで理解し皆で共有して、モモイの心の闇を少しでも照らしたい…そんな想いがある。
    皆この上なく真剣なのだが…未だ誰一人として気付いていない。他ならぬ…モモイ自身ですら。

    モモイの胸底。最も深い奥底には、来たるべき終末の時を静かに待つなにかが居る事に。

  • 124二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:56:34

    モモイが思ってるより、自己暗示が深く、無意識下までいってるのか…?
    嫌悪感を無理矢理引っぺがして、イマジナリーにして、それにひたすら罵声を言い嫌悪してたからか、怪物に向けた罵声も嫌悪も、自らに言っているように感じてもおかしくは無い
    ほぼ1週間、最後の方は体力も弱ってる中、それが呪いという名の暗示になってしまったのか
    行動と意識がちぐはぐなのも、暗示(無能・怪物)がかかった無意識とそれに影響された意識(本来のモモイ)になってしまってるからか

スレッドは7/8 10:56頃に落ちます

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