妄想 仮面ライダーエグゼイド

  • 1二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:39:35

    世界有数のゲーム会社、幻夢コーポレーション。その社長である檀マサムネには、2人の子供がいた。
    天才ゲームデザイナーの兄・クロトと、天才ゲームプレイヤーの妹・マドカ。
    クロトは多くのゲームを開発し、大学卒業と同時に父と同じように社長に就任する。
    それと反するように、マドカは高校を人間トラブルで中退し、引き篭もってゲームに没頭する日々を過ごすこととなる。
    ある日、マドカはカウンセリングのため鏡クリニックで診療を受けるも、そこで出会った鏡ヒイロに一目惚れをする。ヒイロはマドカの一押しゲームであるタドルクエストの主人公に似ていたからだ。
    マドカはヒイロに会いたいあまり、心に病を宿すこととなる。

  • 2二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 12:53:44

    近頃、マドカが何かにご執心であることを知ったクロトは、マドカの中にある「異常」がかかりつけの医院に勤める医者にあると見る。
    マドカに偏愛を抱くクロトはマドカの視線を我が物とするヒイロが許せず、マドカに自らが開発した最新ゲーム……マイティアクションXの試作品を贈ることで気を引こうとする。
    マドカは兄から贈られたそのゲームを快くプレイするも、マイティアクションXにはゲーム病の病原体が潜んでおり、このゲームを世界で最初にプレイしたマドカに感染してしまう。
    ゲーム病を発症したマドカには新たな人格・Mが芽生え、マドカの内にストレスとして眠る凶暴性が具現化したMは主人格を誑かすヒイロに嫌悪感を抱いて拒絶し、Mを自覚していないマドカはそれを自らの意思と勘違いしてしまい、更なるストレスでMの成長を加速させてしまう。

  • 3二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:06:19

    絶望の結果段々とマドカの意識は希薄となり、代わりにMはマドカの身体を我が物として操り社内の権力を使って最高のゲームプロジェクト・カメンライダークロニクルを始動させる。それは幼き日にクロトと共に夢見た、2人の理想のゲームと同じタイトルだった。
    Mが着々と進めるカメンライダークロニクルを2人で描いた夢の形を裏切ったと誤解したクロトは負けじとゲームの力を現実のものとするシステムを開発し、それをライダーシステムと名付けるとマドカに贈ったゲームのプロト版のカセットを使い、先んじて仮面ライダーゲンムとなる。
    ゲンムは変身と同時にゲーム病を発症すると、マドカと同じく新たな人格を生み出す。それは今は亡き前社長にしてクロトとマドカの父親であるマサムネの生き写しであり、更にクロトの中にはマサムネの記憶が流れ込む。

  • 4二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:08:25

    保守

  • 5二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:14:38

    ゲーム病の病原体の起源はマサムネが開発し、クロトがマイティアクションXを作成する際に参考にしたマイティノベルXにある。
    マイティノベルXにはマサムネが生前に遺した自らの人生の記憶の全てが記され、クロトはその中のアイデア・ルームからマサムネの考案したゲームを基にして独自のアレンジを加えてゲームを開発していたのだ。
    そしてノベルXには通常プレイ内では決して閲覧できないデバッグルームが存在し、デバッグルーム内にはマサムネが封じた禁忌の記憶とゲーム病の病原体、ワクチンプログラムが記されており、クロトはマイティアクションX作成の際に病原体を知らずのうちに宿してしまったのだ。

  • 6二次元好きの匿名さん22/02/10(木) 13:42:21

    マサムネの記憶を得たクロトは今のマドカの正体が新しい人格であることを確信し、愛憎の入り混じった思惑を胸に天才ゲーマーの力を持つMを分離させるため、最上のストレスをマドカに与える。

    「何故君がバグスターウィルスに適合出来ずに人格を乗っ取られているのか……何故ゲームクリエイターとしての才能が無いのか、何故両親に愛されていなかったのか!その答えはただ一つ……君は、父の計画のために使い潰されるために拾われた、哀れな捨て子だったからだ!」

    マサムネが死して尚隠していた真実。それは、マドカが実の子で無いというものだった。
    マサムネの本当の目的は、6歳の時点で頭角を表していたクロトの才能を使ってリアルとバーチャルの混合した最高のゲームを生み出し、世界最大最高のエンターテイメントを発信することだった。
    しかし才能故に孤独だったクロトに才能を開花させる刺激が足りないと考えたマサムネは、「才能を映し出す水晶」を用意するために捨て子を拾ってきた妻・サクラコを好機として天才ゲーマーだった過去を持つサクラコの幼少期の人格をノベルXで再現してマドカに植え付け、疑似的に天才ゲームプレイヤーを作り出すことでクロトの才能を刺激させたのだ。
    自分がまるでゲームのように何もかも作り出されていた存在と知ったマドカはアイデンティティが崩壊し、反対に自らを嫌う矛盾を抱えたMが分離し、Mはパラドと名を改める。

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています