- 1読み手24/07/07(日) 19:17:24
昔々、空を流れる天の川の側に真面目に孤独に働く『織姫』という名前の1人の機織りが居ました。
織姫 dice1d119=70 (70)
※ホスト規制の関係で23〜0時は書き込めない事が多いです。ご了承下さい。
※このお話は七夕と連動した特別編です。次回は予定通り『ヘンゼルとグレーテル』をお送り致します。
- 2二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:19:27
- 3読み手24/07/07(日) 19:23:16
「うおーっ！今日も頑張りますよーっ！石に立つにんじんのようにーっ！」
織姫はそれはそれは働き者ではありましたが、日々働く事しかせず、寝る事と食べる事以外は全て働いていました。 - 4読み手24/07/07(日) 19:24:18
- 5二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:24:25
この織姫怠けたりするの……？
- 6二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:25:12
- 7二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:25:55
元のおとぎ話だと色ボケて仕事さぼる様になるからなぁ、恋に目覚めて悪い子になるんじゃね？
- 8読み手24/07/07(日) 19:27:21
「織姫が働き者なのは喜ばしいことですけれど、とはいえ彼女は年頃の女性…。そろそろ働く事以外にも楽しい事…例えば色恋沙汰などを見つけてあげるべきでしょうか…。」
そう思った神様は、織姫の婚約者を探すことにしました。 - 9読み手24/07/07(日) 19:29:42
神様は近くに住むイルカに良い男は居ないか聞いてみました。
イルカ dice1d119=1 (1)
- 10二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:33:03
北海道が育んだっぽい道産子なイルカ
- 11読み手24/07/07(日) 19:34:27
「イルカちゃん。今度娘の織姫に良い殿方を紹介したいのですけれど、誰かいい方を知っていたりしませんか？」
「神様ちゃん、殿方ってなに？」
「……えっとですね、男性という意味です。」
「なるほど分かったよ！呼んでくるね！」
イルカは大急ぎで空を泳ぎ始めました。 - 12読み手24/07/07(日) 19:35:46
「お待たせー！」
「…………えっと…？」
イルカは面の整ったカッコいいオスのイルカを呼んできました。
オスイルカ dice1d119=44 (44)
- 13二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:37:48
（オスにしては）いやーきついでしょ
- 14二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:38:59
だから！なんで元ネタ牝馬なんだよ！
- 15読み手24/07/07(日) 19:40:45
「どう！？カッコいい男の子イルカ！人気なんだよ！？」
「えっと…織姫は人なのですけれど…。それと、カッコいいというよりは、可愛いの方が適切かな…と…。」
「そうよね！アタシは可愛い上にカッコいい、完璧で最高の魔法使いイルカなんだから！」
「魔法使いイルカ、とは……？」
神様はイルカの案を一旦保留にして、別の人のところを頼ることにしました。 - 16二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:42:46
魔法使いイルカというメルヘンの塊！(なお実際)
- 17読み手24/07/07(日) 19:43:31
- 18二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:44:43
小ギツネどころか白面金毛九尾の狐じゃねぇの？
- 19二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:44:47
小……？
- 20二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:45:23
この小ギツネ虎じゃない？
キツネの皮被った虎じゃない？ - 21二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:45:31
虎ギツネの間違いでは？
- 22二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:45:43
可愛い子狐(ドリジャ目線)
- 23二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:46:40
余ギツネじゃねーか
- 24二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:47:07
この子狐気品と威厳に溢れすぎでは？
- 25読み手24/07/07(日) 19:49:37
「ほう、琴の神自ら見えるとは珍しい。余に何の用か？」
「その…私の娘の婿になる殿方を探しておりまして…。小ギツネさんにも協力してもらおうかなと。」
「…フッ、そんな事か。あの働き者の娘であろう？話には聞いておる。興が乗った、余が見繕ってやろう。」
小ギツネはそういうと、空を跳ねるように走って行きました。 - 26二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:50:46
（ダイスの女神様の機嫌次第でポン狐ツになるんだろうなぁ……）
- 27読み手24/07/07(日) 19:51:58
「この男など、どうだろうか。」
「あ…えーっと……。」
小ギツネは顔が整ったオスのキツネを連れて来ました。
オスギツネ dice1d119=110 (110)
- 28二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:52:29
雌牛では？？？
- 29二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:52:43
キツネというよりウシ！
- 30二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:52:46
牛かな？
- 31二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:55:14
小キツネです、通してください
- 32二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 19:57:37
子狐かな…、大狐かも…(胸部装甲を見つつ)
- 33読み手24/07/07(日) 19:58:42
「コンにちは！な、なんちゃって…。私、オスギツネって言います！よろしくお願いしまーす！」
「えっと…申し上げにくいんですけど、織姫は人でして…。」
「それが何の問題だと言うのだ？たかだか種族の違い如き、愛されあれば乗り越えられると思わんか？」
「はぁ…。で、でも…その…キツネというには少し丸っこい気もしますし…。」
「何を言う！このモチモチが良いのであろうがモチモチが！」
「わぁっ！小ギツネ様、お腹をつねるのはご勘弁を…！」
神様は小ギツネの案も保留にして、次の人のところに向かいました。 - 34二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:00:14
今のところの登場人物
ワンコ織姫 琴の神(北米由来) 道産イルカ ワガママオスイルカ
白面金毛余ギツネ オスキツネ(牛) - 35二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:00:45
今回はちぐはくな配役ばかりだねえ
でもそこがダイススレの面白さだねえ - 36読み手24/07/07(日) 20:00:48
次に神様は近所に住んでいる龍のところに行きました。
龍 dice1d119=36 (36)
- 37二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:01:32
シャカー龍
- 38二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:02:41
シャカリュー
- 39読み手24/07/07(日) 20:08:10
「あン？神様が来るったァ珍しいな。まァ、何聞きに来たかの目処は立ってるよ。娘の旦那探し、だろ？」
「流石ですね龍さんは。早速聞くんですけれど、いい方はいらっしゃいませんかね？えっと…人間だと嬉しいのですが…。」
「安心しろよ神様。オレが人間に龍をあてがうようなタマに見えンのか？もう目をつけてる人間は居るぜ。連れてきてやるよ。」
龍はそう言うと、空を泳ぐように飛んで行きました。 - 40読み手24/07/07(日) 20:09:46
「連れてきたぜ。」
「おぉ…！」
龍は天の川の向こうで畜産をして暮らしている働き者の青年『彦星』を紹介してくれました。
彦星 dice1d119=88 (88)
- 41二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:10:19
さすシャカ
- 42二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:10:49
休め彦星！（先駆け）
- 43二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:10:54
これ介護で仕事出来なくなったのでは…
- 44二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:11:01
うーんこれは完璧な彦星
……でもイチャイチャというか看病で仕事サボるやつじゃね？ - 45読み手24/07/07(日) 20:14:03
「こんにちは。おれ、彦星って言います。普段は牛の世話をして暮らしています。」
「どうよ？秘蔵っ子だぜ。顔の良さは折り紙付きだ。」
「えぇ…！これなら織姫も喜んでくれそうです！」
神様は彦星を婿に選び、早速織姫と会わせることにしてあげました。 - 46二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:15:13
働き過ぎ&頑張り過ぎ夫婦！？
- 47二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:17:56
この彦星、入院＆面会謝絶で年1回しか会えないやつなのでは…
- 48二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:21:03
このままだとグラスがせっかく結ばれて甲斐甲斐しくお世話をする織姫を引き剝がすひとでなし神様になってしまうので
イッチが頭抱えてそう
……まあ神様だから人じゃないんだけどなガハハ！ - 49二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 20:26:12
このレスは削除されています
- 50二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:12:51
もうやられたか...おのれ規制...
- 51二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:14:43
- 52二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 21:51:01
この織姫と彦星(牽牛)、どっちも働きすぎで倒れそうで心配になる…
- 53二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:04:41
この人でなし！
- 54二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:04:53
- 55二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:07:14
むしろ賢者の贈り物が似合ってきたな
- 56二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:10:45
年に1度しか会えない理由がかなり重いものになってそう
- 57二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:21:39
い、いやまだだ！まだ決まったわけじゃない！
- 58二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:42:35
このレスは削除されています
- 59読み手24/07/07(日) 22:43:13
2時間ほどホスト規制を受けていたのですが、解除されたので続きを書き込んで行きたいと思います。
(選挙の影響で広域規制したのかな…？)(自分、都内在住じゃないんですけど…) - 60読み手24/07/07(日) 22:43:59
「婚約ですか？私が？」
「はい。単刀直入に言いますと、あなたは働き過ぎです。少しは娯楽にも目を向けて、年頃の女性らしく振る舞うべきだと思います。」
「でも…機織りのお仕事が…。」
「いいではないですか。少しぐらい羽を伸ばすつもりでお婿さんと遊んでくれば。」
「で、でも…その彦星さんを私が気にいるという保証も…。」
「では、お呼びしましょうか？彦星様、来て下さいませ。」
神様が彦星を呼ぶと、彦星は少しだけ緊張しつつも柔らかな表情で挨拶をしました。
「初めまして、織姫さん。おれ、彦星って言います。これからよろしくお願いします…。」
「……………。」
「………織姫？気に入りましたか？」
「ふぁい…………。」
「………そ、相当気に入ってくれたみたいですね…。」
織姫は彦星のはにかんだ笑顔にときめき、すっかり夢中になってしまいました。 - 61二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:44:51
読み手さん生きとったんかワレェ！
- 62読み手24/07/07(日) 22:46:34
しばらく経って、互いの職場に出向いたり、雑談をしていく内に織姫は完全に彦星に惹かれていっていました。
彦星も直向きに働き、元気で健気な織姫の姿に惹かれていました。
「今日はおれの牧場来てくれてありがとうございました。でも…本当に良かったんですか？女の子にこんな肉体労働…。」
「大丈夫ですっ！私が…えっと、その…彦星さんと一緒に居たかったので…。」
「えっ…？そ、そうですか……アハハ……。嬉しいな…。」
「…………。」
「…………。」 - 63読み手24/07/07(日) 22:48:47
「あ、あのっ！」
「は、はい。どうしましたか？」
「お父さんにもこの前言ったんですけど、私、決めた事があるんです！」
「決めた事？」
「彦星さん！わ、私と……結婚してくださいっ！」
「………っ！ほ、本当に…おれで良いの？おれ…その…。」
織姫は言い淀む彦星の唇を、唇で塞ぎました。
「……『レースに出てみよ人には添うてみよ』。私は彦星さんに添ってみて感じたんです。この人が良いって…。」
「……織姫さん。」
2人が黙って見つめ合っていると、織姫は顔を真っ赤にして目線を外しつつ口を開きました。
「…………へ、返事を貰えると、嬉しいなぁ…なんて…。」
「……はい。不束者ですが、よろしくお願いします。織姫さん。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。彦星さん。」
こうして、織姫と彦星は正式に婚約する事となりました。 - 64二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:50:47
やはり赤と青はよく似合う、身長も同じだし
- 65読み手24/07/07(日) 22:52:20
婚約してから、働き者の2人は前とは違って常識の範囲で働くようになり、仕事が終われば2人の時間を過ごすようになっていきました。
仕事と家庭の両立を成し遂げており、神様もそれはそれは嬉しそうに2人の夫婦を見届けていました。 - 66二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:57:35
年1回しか合わせてくれなくなる未来が見えない
- 67二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:57:36
両立しちゃったよ
- 68二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:58:48
もうここでハッピーエンドでいいじゃん！
- 69二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 22:59:26
これは、赤ずきんの時みたいに世界が悪意を持ち始める前兆じゃな…？
- 70二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:00:15
アルダン、ルビー「は？」
- 71読み手24/07/07(日) 23:01:32
ある秋の日、畜産のシーズンで2人が忙しなく動いていた時でした。
「ゴホッ…ゴホッ…。うーん…風邪かなぁ…？」
「彦星さん大丈夫ですか？」
「季節の変わり目だからね。今度お医者さんに診てもらってくるよ。」
彦星は医者をやっているヘビに診てもらうことになりました。
ヘビ dice1d119=35 (35)
- 72二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:02:22
随分とやかましいヘビだな
- 73二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:03:04
ヘビが出てきてもう嫌な予感しかしない
- 74二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:03:21
もはや常連のチケゾー
- 75二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:03:42
チケゾーの出演率高いなあ
- 76二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:04:23
チケゾーはこのシリーズの準レギュラーだからな
- 77読み手24/07/07(日) 23:05:36
「あの、ヘビさん。結果はどうでしたか？ま、まぁ…ただの風邪でしょ？」
「ど…どうしてこんなになるまでしてたのーーー！？」
「えっ！？」
ヘビは涙ながらに話し始めました。
「キミの身体はね、ボロボロなんだ…。このままだと、過労死しちゃうよっ！？」
「………えっ？」 - 78二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:06:54
- 79二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:07:26
ｵﾃﾞﾉｶﾗﾀﾞﾊﾎﾞﾄﾞﾎﾞﾄﾞﾀﾞ!
- 80二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:07:29
- 81読み手24/07/07(日) 23:11:14
「か、過労死…？変な冗談はやめて下さい！おれは妻のためにも、働かないといけないんだ！」
「冗談なんかじゃないよっ！！！これ以上働いたらキミの身体は本当に壊れちゃうんだよ…！？」
「…………。」
「織姫さんにも、伝えとこうか…？」
「…つ、妻だけは！織姫さんだけには…言わないでください…。心配、かけさせたくないので…。」
「でも…それって…。ダメだよ！言わないとダメだ！」
「考えはあります…！だから…織姫さんだけには…言わないで下さい……！！」
彦星はそう言うと、ヘビの元を去りました。 - 82二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:12:51
過労死はあかん…何とかなれ
- 83読み手24/07/07(日) 23:15:25
「彦星さんっ！大丈夫でしたか？ヘビさんからは何と…？」
「………やっぱり、ただの風邪だってさ！今日は薬を飲んで寝ておくよ。心配してくれてありがとう。」
「それなら良かったです…。彦星さんに何かあったらと思うと私…。」
「……………。」
(おれが倒れたら織姫さんを心配させてしまう。でも、おれが絶対安静にしてても織姫さんを心配させてしまう…。)
彦星は悩みました。
悩んだ末に、神様に相談することにしました。 - 84読み手24/07/07(日) 23:27:50
「そうですか…お身体の調子が…。」
「ええ…。そこで相談に来たんです神様。おれの身体をなんとか健康にする事は出来ますか？」
「健康に、ですか…。」
「はい…。」
「それは、申し訳ございません。難しいんです…。いくら神と言えど、限界はあります。」
「そう…ですよね…。すみません、無理難題を言ってしまって…。」
「ですが、1年に1日だけ健康にすることなら…ほとんどノーリスクで出来ます。」
「ほ、本当ですか！？」
「はい。ですが、364日は今のまま…働いてはいけない体のままです。ですが安心して下さい。その間に療養しておけばすぐにでもよくなりますよ。」
「……ありがとうございます。でも、織姫さんにはどう言ったら…。」
「……私から、彦星さんは少し用事が出来て遠くに行かなくては行けないと言っておきましょう。彼女のことです、納得してくれるでしょう。」
「本当に…ありがとうございます。」 - 85二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:30:00
なるほど～
- 86読み手24/07/07(日) 23:33:47
「…と、言う訳でね。おれはしばらく遠くに行く事になったんだ。大丈夫だよ安心して、牧場はお義父さんや近所の人たちが見てくれるらしいから。」
「そうなんですね…。でも、やっぱり離れ離れは辛いです…。」
「お、おれも………辛い、けど…。…1年に1回、この7月7日の今日、七夕の夜にさ、天の川を渡って絶対に帰ってくるよ。」
「……約束ですよ。」
「うん、約束…。」 - 87二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:35:42
離別の理由付けが上手すぎる
- 88読み手24/07/07(日) 23:42:05
「そろそろ夜が明ける…時間だ。機織りの仕事、頑張ってね。何かあったらお義父さんに言ってくれたらおれにも伝わるから言ってあげてほしい…それから…えっと…。」
「フフッ！『急いで1着取ったものなし』！私以上に彦星さんが心配しちゃダメですよっ！」
「そ、そうだね…ありがとう…。」
「さぁさぁ！お勤め頑張ってきてください！働き者の彦星さんっ！」
「ありがとう！織姫さん！また1年後…！」
「………はい、また1年後。」
天の川を渡って手を振る彦星を織姫はいつまでも見送っていました。
彦星が見えなくなると、織姫はポツリと一言呟きました。
「……『芝を見るより明らか』です。早く、こうやって離れ離れにならないように、良くなって…戻ってきて下さいね。」 - 89二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:43:48
もしかしたら俺はケイチヨを推してたのかもしれない
- 90二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:44:29
今年の7/7も残り15分くらいか…
織姫と彦星も別れの時間が迫ってきているのかな - 91二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:48:13
事情を察してても口には出さないチヨちゃん、いい子だ…
- 92読み手24/07/07(日) 23:52:45
1年後、天の川が強く輝き始める日がやって来ました。
7月7日、七夕の夜の日です。
空を見上げてみてください。
織姫と彦星は1年ぶりの再会に喜んでいることでしょう。
雨が降って天の川が溢れて見えなくなっても大丈夫。
神様が遣わしたカササギの群れが天の川に橋を作り、2人を必ず会わせてくれるでしょう。
愛し合う2人は久々の再会に喜び、空に幸せが満ちる頃、我々の願いもその幸せに呼応して叶う事でしょう。
おしまい - 93二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:54:31
乙です、今回は特にきれいな終わり方ですごく凄かったです
ケイちゃんは早く身体良くなって好きなだけチヨちゃんに会えると良いなぁ - 94二次元好きの匿名さん24/07/07(日) 23:54:39
7/7に素晴らしい物語をありがとう！
- 95読み手24/07/07(日) 23:59:45
お疲れ様でした。今回は七夕特別編として『織姫と彦星』をお送りしました。
ホスト規制中に外に出て空を見上げてみたのですが、今年は綺麗に2人が出会っているのを実感する事が出来ました。
アプリやその他媒体で全く絡みのないウマ娘たちの絡みを考えてあげるのもこのダイスSSの妙味ですね。果たしてチヨちゃんとケイエスの2人を私は魅力的に書けていたのかは分かりませんが、皆さんの反応を見る限り前向きに捉えて良さそうですね。
では、次回は予告通り『ヘンゼルとグレーテル』をお送りいたします。改めてお疲れ様でした。
また1年後、夜空を見上げてみてくださいね。 - 96二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:06:06
お疲れ様でした！アプリでケイチヨの供給が欲しいぐらい没入感がありました！
- 97二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:14:12
- 98二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 00:47:21
なるほどアスクレピオスか
- 99二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 12:47:33
エルコンのお尻のほうが大きいだろ定期
- 100二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 16:16:18
おつかれさまでした
既視感がわかった
この2人、キキララだ！ - 101二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 16:40:15
キャラと元ネタの話を崩さずどちらも両立させためちゃいい話だったわ