- 1二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:40:23
三メートルはあろうかという島木の巨体から放たれるプレッシャーは凄まじく、まるで城壁が迫ってきているかのような錯覚を覚えるものの動きは極めて鈍重…数多のケンカに勝利し、場数を踏んできた熹一からすれば取るに足らない相手であった。
熹一は慣れたフットワークで懐へ潜り込むと島木の腹へ強烈な蹴りをお見舞いし、抵抗する暇も与えぬままパンチ・コンボを叩き込む。
特別な技術を用いない名もつかぬ攻撃ではあるが、過酷な修行によって磨き抜かれた肉体と天性の格闘センスをもってすれば一騎当千の破壊力を生み出す。
勝利を確信をした熹一だったが、目の前にそびえ立つ巨体が倒れることはなかった。
「なんやそらあっ…こそばゆいんじゃあっ!」
島木はわざと攻撃を受けた上で、挑発するように余裕の笑みを浮かべてみせたのである。
自分の攻撃にぬかりはなく、確かに手応えもあった…
決して頭脳派ではない熹一の分析が一瞬の隙を生み、島木のカウンターを顔面で受けてしまう。
"肉のヨロイ"…それは筋肉の上に脂肪をつけ、さらに筋肉で肉体を覆った特異体質。チンゲ、いや石毛の見立ては正しかったのだ。
(ただの打撃は効かんっちゅうことは…久しぶりに本気のケンカができそうやのォ)
「かーっワシはなんて優しい人間なんや!一発ええのん貰わんと本気になれんからのォ」
流れ出る鼻血もそのままに軽口を叩く熹一。だがその目には伝説の暗殺武術…"灘神影流"を継ぐ者の気迫が宿っていた。 - 2二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:41:08
文豪を超えた文豪
- 3二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:41:09
ま…また一般通過文豪か…
- 4二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:41:56
- 5二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:43:16
まさか鉄拳伝全42巻をノベライズしてくれるってわけじゃないでしょ?
- 6二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:44:36
- 7二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:52:33
やばっシマキンが強敵に見える
- 8二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 20:53:22
三メートルはあろうかという
やっぱ人外ですよね?