【閲覧注意】ここだけ任意の生徒が

  • 1二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:20:39

    銃声や爆発音に対して酷いトラウマを負ってしまった様子を観察するスレ

    もはや銃声や爆発音が日常茶飯事のキヴォトスでは生きていけないね♡

    ※スレ画はイメージです

  • 2二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:21:33

    エデン条約でそうなった生徒が結構いると思うんだよね

  • 3二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:21:44

    任意って事は…好きに想像して良いって事かい?
    🎲はいらない感じ?

  • 4二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:22:06

    任意の生徒とはいうものの、想像しやすいように一応ダイス振ってみるか


    dice1d155=110 (110)

  • 5二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:22:49

    >>3

    好きに想像してもらっても良いです

    ダイスは目安程度に

  • 6二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:23:15

    百鬼夜行の生徒はヤバそうだな
    お祭りのたびに開幕の空砲や花火におびえるって事だろ?
    最悪だ

  • 7二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:26:38

    カヨコのサプレッサーに悲しい過去…

  • 8二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:35:42

    考えててピンと来たのはヒナかな……
    何があればヒナにトラウマを負わせられるかは分からないけど、フラッシュバックの恐怖で指先を震わせながら、必死に自分に言い聞かせて気合だけで戦場に赴いていてほしい
    でも当然そんな状態が長続きする訳もなく、ある時急に戦闘中に嘔吐と過呼吸を起こして泡を吹きながら倒れてほしい……

  • 9二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:54:51

    >>7

    知り合いがトラウマを負ったのか、あるいは昔はカヨコ自身が無理だったけど今はサプレッサー付きなら大丈夫なようになったのか……

  • 10二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:56:46

    トラウマがひどすぎてシャーレの完全防音室に引き籠って先生の秘書役になってる生徒とかいいじゃんね

    dice1d155=50 (50)

  • 11二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:57:23

    も、もうバイトできない....

  • 12二次元好きの匿名さん24/07/08(月) 23:58:15

    柴関爆破の一件で……?

  • 13二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 00:02:03

    キヴォトスだと先生くらいしか銃器持ってない人がいないから必然シャーレが安息の地になるのか

  • 14二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 09:00:32

    もう一度振ってみるか

    dice1d155=31 (31)

  • 15二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 09:02:59

    目の前でヘイロー破壊爆弾による爆殺を見たら普通にトラウマになりそう

  • 16二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 09:05:12

    ココナちゃん教官か……いいね
    いくら大人びているとはいえ、結局は11歳だしね、乗り換えがたい辛いことの1つや2つあるよね……

    最初の頃は事態の重さを分かってない梅花園生が銃とか手榴弾をココナちゃんの目の前でチラつかせてからかうんだけど、反応が割とシャレにならないレベルで取り乱すから、その子もかなり罪悪感を抱いてしまって……みたいなシナリオが浮かんだ

  • 17二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:38:55

    "……それは、大変だったね"

    シャーレの面談室。
    政治的な問題を抱えた生徒も訪れるこの部屋は防音措置がしっかりとなされている。
    今、この部屋にいるのはシャーレの先生と、チャイナ服を着た銀髪の幼女──山海経の梅花園教官、春原ココナの2人だけ。

    ココナは最近自分の身に起きた異変を相談しに、シャーレを訪れていた。

    「その……それで……あれ以来銃声と爆弾の音が、怖くて…………」

    彼女は消え入りそうな声で助けを求めた。

  • 18二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:40:20

    >>17

    話は数日前に遡る。


    その日、ココナはいつものように園児たちを連れて散歩に出かけていた。

    しかし、その日は運が悪いことに山海経マフィア同士の抗争が活発になっている日だった。

    いつもの散歩コースにも、そのいざこざは波及しており、その場は混乱していた。

    煙幕、爆発音、発砲音。

    ちょうど散歩の折り返しに通るはずの大通りはそういったものが立ち込め、その動揺は園児たちにすぐに伝わった。


    「っ……!朝礼のときは姉さんからこんな話聞いてなかったのに……!?」


    「こ、ココナちゃん……?大丈夫……?」

    「わあ!新型のマシンガンだ!カッコいいー!」

    「ちょっと〇〇ちゃん!危ないからやめとこうよ」

    「わ、わたし怖いよ……」


    呆然としていたココナはすぐに警戒心を取り戻し、教官としてやるべきことをしようとした。


    「はーい、みんな!こっちはちょっと危ないから、今日は向こうの方からぐるっと回って帰ろうね!」


    そういって園児をなだめつつ、急いで人数を数える。


    「1、2、3、4、5……うそ、1人足りない……!?」

    「ココナちゃん!〇〇ちゃんがいません!さっき黒い服の人のマシンガンを見たいって言ってて……」


    なんということだ。

    慌ててあたりを見回す。


    確かにその子の言う通り、少し離れたところにいるマフィアの持ってる武器を見ようと、こっそり近づいてる園児の姿があった。

  • 19二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:41:14

    >>18

    「〇〇ちゃん!危ないです!戻ってきてください!」


    しかし、銃声鳴り響く戦場で聞こえるはずもない。


    「……私は〇〇ちゃん呼んでくるから、みんなは絶対にここから動かないでね?ココナとお約束しましょうね」


    他の園児を安全なところまで誘導し、そう言い聞かせる。


    振り返って例の園児の方を見ると、幸いにもマフィアが作ったバリケードの裏にいて、怪我をしたような様子はなかった。


    「〇〇ちゃん!今行きますから……!」


    ココナは小さな体躯を活かして銃弾を掻い潜り、少しずつその子へ近づいた。

  • 20二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:42:19

    >>19

    「〇〇ちゃん、みんな心配してるんですよ!」

    「えっ!?わっ!ココナちゃん教官!?」


    武器を見るのに夢中になっていたのか、その園児は声をかけると大きく驚き、後ずさりをした。

    武器を見るためにバリケードの端ギリギリまで身を乗り出していた状況だった。そんなときに後ずさりをしたのなら、当然その身はバリケードから飛び出ることになる。


    「クソッ!まだ構成員がいやがったのか!撃て撃て!!」


    交戦中のマフィアは、頭に血が上っており、敵らしい姿を見たらそれを反射的に撃ってしまうものだ。

    視界の端に〇〇ちゃんを捉えたマフィアは銃口を彼女に向けた。


    目の前で愛しい園児が弾幕に晒される。

    幼くともキヴォトスの人間だから、即死とはいかない。しかし、裏社会の抗争の余波を受けて無事で住むほどタフでもない。


    「教官……痛、い……」


    頭、腕、胴体、脚……身体中から血を流しながら、その子は助けを求めた。


    それからはあまり覚えていない。

    一応、その子は病院に運ばれて緊急手術をし、一命は取り留めたものの、しばらく入院を余儀なくされている。


    その日以降、ココナは銃声を聞くたびに〇〇ちゃんの悲痛な姿が脳内にフラッシュバックするのだという。


    そして、話は今に戻る。

  • 21二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:42:59

    >>20

    「今日も……山海経からシャーレにくる電車の中が、ずっと怖かったです……みんな銃を持ってて……だから目をギュッとつぶって、それで、なんとか……」


    キヴォトスは外からすれば異常なまでの銃社会であり、銃を持っていないヒトは変質者よりも少ないという噂もある。

    そんなキヴォトスで、銃が、銃声が怖いというのは致命的だ。


    「今日私が持ってきたARも……護身用に見た目だけは持ってるように見せてますが、弾を抜いて、マガジンも置いてきました……それでも、鉄の重みや、冷たい金属の感覚が、ずっと不安を掻き立てて……うっ……うぅ……」


    ココナは飛び級して高校に通っている才女だ。それは間違いない事実だ。しかし、それでもまだ11歳というのもまた事実。自力だけでは乗り越えがたい、辛い出来事もある。


    "よく頑張ったね。ココナは強いよ"


    先生はココナの頭を撫でた。


    "撃たれたその子を助けたんだろう?それだけでも教官の責務を十分果たしてるよ"

    "同じ『先生』である私が保証する"


    「先生……」


    いつものココナなら、「子供扱いしないでください!」とでも言い出すだろうが、今はその手の温かさに身を委ねたかった。


    "辛かったらいつでも相談してね。電車で銃を見るのも辛いなら、シャーレの防音室でしばらく過ごしてもいい。ココナが一番安心できる方法を一緒に探していこう"

  • 22二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:44:08

    ココナちゃんはこんな感じかな
    曇らせを日和ってしまったかもしれん

  • 23二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:45:40

    いきなりすげえssがとびでたじゃん

  • 24二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:54:16

    アメリカで似たような事件あったな
    保安官が車に落ちたドングリの音を銃声と勘違いして発砲した事件
    その保安官は戦場帰りの退役軍人でPTSD持ちの人だったから起きてしまったという……

  • 25二次元好きの匿名さん24/07/09(火) 14:55:52

    実際に苦しんでる方がいるのでシャレにならないネタではある
    だが、俺は見てえんだこの概念が……!

  • 26二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 00:37:40

  • 27二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 10:03:42

    >>8

    「ッ……ハァッ……ハァッ……ハッ……」


    空崎ヒナは仮眠室のベッドの上にいた。

    息は荒く、滝のような汗をかいている。


    「ヒナ委員長……今は少しでもお休みになってください……」


    傍らで書類を整理していたアコが心配そうに声をかける。


    「いえ……どちらにせよ眠れないのなら、仕事をしている方がマシだわ……心配してくれてありがとう、アコ」


    目の下に濃いクマの残るヒナはベッドから降り、いつもの制服へと着替え始めた。

  • 28二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 10:04:04

    >>27

    彼女の不眠の原因は数日前のトラブル。

    エデン条約の一件以降、トリニティに吸収されたアリウス分校。その極一部の過激派がゲヘナに侵入、無差別な襲撃を仕掛けたのが始まりだった。


    昔から戦闘に特化した教育を受けてきたアリウス。その腕は風紀委員の一団を相手にしばらく善戦するほどだった。しかし、それでも地の利と人数差は無視できず、次第にアリウスは兵力を削られていった。

    窮鼠猫を噛むとは言うもので、人間は追い詰められると何をしてもおかしくはない。アリウスは最後の抵抗としてあるものを取り出した。


    ヘイローを破壊する爆弾。

    ゲマトリアのマエストロが開発し、アリウスに供与したとされる特殊な爆弾。「死」が縁遠いキヴォトスにおいて最も忌避される兵器。

    本来、トリニティに編入する際にその全てを回収、破棄されていたはずのそれを、アリウスは使用したのだ。


    「ヒナ委員長!危ない!」


    何人かの部下が咄嗟に身を呈してヒナを庇う。

    閃光。爆発音。爆風。

    ヒナは自らの翼も使ってそれらを防いだが。


    「貴女たち!ねえ!返事をしなさい!」


    自らを庇い、直接その爆発に晒された何人かの部下は、再びヘイローが灯ることはなかった。

    目立つ外傷は無かったが、四肢はダランと垂れ、肌は蝋のように白く、その顔は恐怖、驚愕、怒り……そのような感情のまま凍りついていた。


    「あぁあああああッッ!!!!!!!!」


    最後まで抵抗を続けていたアリウス生もこの爆発に巻き込まれ、ヘイローが砕けたようだったが、そんなことはもはやどうでもよかった。

    私のせいで部下が死んだ。その事実がヒナの心に深く深く突き刺さっていた。

  • 29二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 10:04:26

    >>28

    犠牲となった彼女たちの夢を見る。

    その度に後悔と自責が心身を苛む。

    今、ヒナはおよそ戦える状態ではない。

    銃を握ると手が震え、手榴弾を持つ手は力が入らない。爆発音が聞こえるたびに呼吸は浅くなり、銃声が鳴り響くと酷い目眩に襲われる。

    でも、私が行かなくちゃ。その一念だけで、なんとか風紀委員の部室に残っている。


    「アコ行政官、失礼します」


    風紀委員のパトロール部隊の1人が報告に来た。

    ちらりとヒナの方を見て申し訳無さそうな顔を見せる。


    「……第27地区において温泉開発部が爆発を起こしています。現在近くの部隊が交戦中です」


    ヒナはその報告を聞いて、無言でジャケットを羽織る。


    「ヒナ委員長!お手を煩わせるようなことにはしません!今は休んでください!」

    「そうですよ!我々実働部隊に任せてください!ロクに休まれてないのでしょう!?」


    「……いえ、私が行くわ。私でなきゃいけないの」


    そう言って、その小さな体躯に見合わない大きな愛銃を手に取った。

  • 30二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 10:05:16

    >>29

    現場に着くと、温泉開発部のメンバーと風紀委員が激戦を繰り広げていた。

    地面には無数の穴が空き、そこらじゅうで火薬の爆ぜる音と匂いがしていた。


    「ッ!……ハッ、ハッ……ハッ、ハッ…………!」


    車から降りたヒナは、辺りに漂う「戦場」の雰囲気を感じ取った。


    「委員長!無理はなさらないでください!」

    「止めないで、アコ。これは……私が向き合うべき問題、なの……」


    力の抜ける腕に鞭を打ち、リロードをする。構えたはいいが、身体が震えて照準が合わせづらい。


    照準を覗き、相手の姿を捉える。


    「「「委員長……私は……まだ生きたかった……」」」


    照準に映る人影に、私を庇って死んでいった風紀委員の姿が重なり、ヒナを責め立てる。

    それは幻覚。今は任務に集中。そう思って脳内から振り払おうとするが。膝がガクガクと震える。悪寒がする。冷や汗が止まらない。身体は明確に拒否反応を示している。

    引き金に人差し指をかける。しかし、手が言うことを聞いてくれない。


    「……?委員長は不調みたいだな!今のうちに攻撃を仕掛けろ!」


    部隊を指揮している温泉開発部の1人が大声で叫ぶ。

    それを合図に、ヒナの周囲に様々な物が飛んでくる。銃弾、榴弾、焼夷弾……そういった物がヒナの周囲で炸裂する。

    間近で響く無数の爆発音。それは、ヘイロー破壊爆弾の記憶を鮮明にフラッシュバックさせるには十分で。


    「ぁ……」


    心労が限界に達したヒナは、過呼吸を引き起こし、そのまま地面へと伏した。

  • 31二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 10:06:15

    以上、ヒナ編でした

  • 32二次元好きの匿名さん24/07/10(水) 21:56:13

    保守

オススメ

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