- 1二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:08:32
- 2二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:17:43
ミケラの没セリフじゃねえか
- 3二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:37:14
たぶん元トリニティ生徒とかでしょキミ
- 4二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 00:45:04
約束の王は誰になるかな
- 5二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 02:27:22
- 6二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 03:09:07
キヴォトスもサンクトゥムタワー(エルデンリング)を手に入れた者がテクスチャ(律)を定められるっぽいよね
- 7二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 03:56:26
ベアおばは死に
先生は嘆き
生徒が先へ進む
そんな一幕になる - 8二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 04:00:28
虐げられていた奴らにミケラは劇物すぎる
- 9二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 04:10:44
何人魅了されちゃうことやら…
- 10二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 05:06:20
大人がまさか永遠の"子供"という
- 11二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 12:08:52
- 12二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 15:11:47
楽園の証明か…
- 13二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 15:39:57
案外ベアおばもミケラに魅了されちゃったりして
利用しようと近付いた結果…的な - 14二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 15:41:31
幼いが故の無垢な願いを幼いが故の残酷さで振るってくる
あまつさえ力があるのがなおえげつない - 15二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 15:42:57
ミケラの愛に全てを託してついていったアリウスが自分たちのために全てを捨て去ったミケラに引導を渡す展開が見れるんですか!!?
- 16二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 15:43:35
このレスは削除されています
- 17二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 15:45:54
ベアおばのガワにラダーン突っ込まれたらdlcには程遠いけどだいぶ絶望的だよね
- 18二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 16:10:07
- 19二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 20:34:13
- 20二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 22:07:50
知恵と誘惑で最も恐ろしいと語られてるからな…黒服の策や地下生活者の謀略とも渡り合いかねない
- 21二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 22:10:07
- 22二次元好きの匿名さん24/07/12(金) 23:07:58
このミケラはヘイローを棄てて神になるのかな
- 23二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:22:14
半身であるトリーナを肉体ごと切り分けて神になろうとしてそうな気もする
- 24二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:42:58
- 25二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 10:57:21
生徒ナイズドするなら
生まれつき魅了の力を持つミケラと生まれつき眠りの力を持つトリーナの二重人格でアリウスに流れ着いて
苦痛に満ちた世界に優しい律を敷く為にあらゆるものを棄てて神になろうとしてる...って感じなのかな
恐らく方法はキヴォトス中に魅了の力を広げる事による世界平和 - 26二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 17:49:06
──最初の記憶は、忽然と現れた「あの人」の姿。そう、気付いた時には既にいた、謎めいた人。
そうして、残っていた生徒に多くのことを教えていった。
私たちみたいなのは幼くて、内戦の事も何も知らなかったから、最初はただ、こういう事もあるんだって漠然と受け止めた。
……一切の毒も影も無い、純粋な優しさが心地よかった。
まぁ、そこですべて変わった訳じゃないんだけど
内戦下にあった大きな二つの派閥から、徐々に依り集まっていく私たちは目を付けられ、板挟みの弾圧が始まりました……排斥の当事者だった人たちは純粋に「トリニティ」を憎んでいたから……そ、そしてあの人が「トリニティ」の元生徒だったから……
結局、事態は私たちを第三勢力と為して激化したの。みんな、必死で戦った。
救いが、溢れないように。希望が、壊れないように……
それでも、あの人は隠れなかった、隠せなかった。前に立って、たとえ本物の殺意を向けられても、傷を付けられても、触れ合う為に、分かり合う為に……歩み寄っていった。
───この世界がいかに壊れ、苦痛と絶望があろうとも
───生があること、生まれることは
───…きっと、素晴らしい
そうして、長年続いてきた内戦は終結した。あの人の……「ミケラ様」の誓いの宣言によって……互いとも分かり合えず、共に憎しみあっていた彼らを、私たちとも、針と紡ぎあげた。愛と、優しさによって……まさに、神の御業だ
- 27二次元好きの匿名さん24/07/13(土) 20:29:28
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- 28二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 08:21:28
予知の白昼夢空間でトリーナの声を聞くセイア…
- 29二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 14:06:40
みさきちに続く洗脳タイプのex持ちかな?
- 30二次元好きの匿名さん24/07/14(日) 21:01:21
- 31二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 01:54:45
- 32二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 02:07:19
永眠しちゃう!!
- 33二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 02:32:57
「先生」の意識が戻らなくなってから、100日が経過した本日──
病院より緊急発表がありました──
眠っているだけのように 見えるだろう?
おそらく 永眠 - 34二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 14:02:48
さりげなく足を舐めるつもりでいるんじゃねえよ!
- 35二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 14:57:57
YOU DIDE
- 36二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:10:18
ストーリーの途中で魅了が掻き消えてアリウス始め影響下に置かれてた生徒達が大混乱に
その中でアリスク達は本来の“家族”としての在り方を思い出していくんだろうな... - 37二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 22:17:32
- 38二次元好きの匿名さん24/07/15(月) 23:48:38
- 39二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 09:59:08
ベアトリーチェ支配下時代のアリウス自治区でさえも
流石に生徒から折った歯を打ち付けた鞭で滅多打ちにするような刑罰はあるまい…あったかもしれない… - 40二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 12:38:44
神になろうとするミケラを家族であるアリスク達が止めに行くストーリーならベアおばは中盤くらいで死亡退場して終盤で聖女バルバラの依代になる時に名前が出るぐらいになりそう
言っちゃあなんだけどベアおばにアンスバッハみたいな生徒がいるわけないし、そもそもモーグと違って思想面でも相容れないからミケラからの扱いが死ぬほど塩くなりそう - 41二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 18:42:23
拾い虫(DIVI:SION)たちを引き連れ腐敗した緑青の金属で出来た装甲で身を包むオートマタを装いミケラに付く無名の守護者ムーアか…
- 42二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 19:56:51
黒服から骨ぐらいは拾ってあげておきましょうかとか言ってそう
- 43二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 20:10:01
ベアトリーチェの代わりに現れた「天賦の子」で
ロイヤルブラッドで適性のあるアツコをバルバラの依り代にしようとするルートもあるかもしれない
救い主だったのに迷いや愛をトリ―ナと一緒に棄ててしまった所為で
かつてアリウスを牛耳っていた冷酷な大人と変わらなくなってしまうんだ... - 44二次元好きの匿名さん24/07/16(火) 21:00:01
レダみたいな側近も居るのかな
魅了の力のお陰でアリウスが救われたなら心酔する生徒も居そう - 45二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 07:26:16
魅了したベアトリーチェ経由でゲマトリアの研究成果に手を付けてそう
- 46二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 07:32:08
ミケラがサンクトゥムタワー掌握したらテクスチャが書き換えられてキヴォトス全体に魅了がかかるのか...あれこれハッピーハッピーじゃないか?
- 47二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 15:03:31
- 48二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 15:05:20
でもハッピーハッピーにはなるんだよね
- 49二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 15:08:35
旧律の王先生…
アロナに導かれてる… - 50二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 15:18:36
優しき律に導かれる世界を願ったのにその願った心も己そのものであるトリーナも棄てた時点で「優しき律だったもの」を世界に押し付ける存在になり果ててるからなあ...
そりゃ止めなきゃならない案件よ - 51二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 19:31:24
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- 52二次元好きの匿名さん24/07/17(水) 21:15:51
最初に接触したミカが魅了されたりセイアがミケラの神計画見抜いた結果排除されかかったりとかありそうなのが怖い
心を盗まれた時点で魅了の力が解除されない限りはミケラの配下に付いたも当然だし - 53二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 08:46:47
ベアトリと完全トレードの場合はアリウス平定(漂白)後にゲマトリアとの接触で世界の秘密を一部理解、そこから見聞を深めていく過程で無名の司祭たちの意思に触れて自らの出自を呪い断捨離で身体を捨てあれこれの準備を得た後に色彩に身を浸して恐怖を超えて神になる計画を立てる(恐らくvol.4で決戦)
ベアおば健在だと同時期でアリウスの権限めぐって競争に勝利、もしくは奪取からの遷移で権力者に
その後意図的かしっぺ返しか知らんがベアおばに儀式の生け贄にされかけるも魅了で泥沼化、どっか行っちゃった後にキリエ後にミケラの動向を追うdlc的ストーリーが始まる…って感じかな? - 54二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 18:06:20
- 55二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 20:24:36
- 56二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 22:27:44
ミケラは、全てを受け容れ、抱こうと望み
だがひとつだけ、そうできぬものを知っていた
絶対の大人も、先生も
決して並び立つことはない - 57二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:18:03
ベアおばを表向きのリーダーとして利用する√があるとして
魅了されてるアリウス生ですら恐怖で震えるくらいの虚無の表情をベアおばに向けてそう - 58二次元好きの匿名さん24/07/18(木) 23:55:26
- 59二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 02:08:15
ミケサースクワッド…
- 60二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 11:32:39
保守
- 61二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 11:41:03
異形のゲマトリアたちに向き合うのがヘイローめいた大ルーンを背にした中性的な子供、っていう構図は良いと思うんですよ
本質は子供より無垢で大人より狡猾な存在なんだけれども - 62二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 15:52:25
"あなたは「子供」だよ"
"まだまだ未熟で、不安定な"
「!」
"ごめん、もっと早くに行くべきだった"
"「責任」を取るべき大人が、ちゃんと義務を果たすべきだった"
「…やめてください、それは侮辱です。確かに、私が願ったこと、すべてを受け容れ、抱こうと望み…ここに至ったのですから」
"世界が、そうさせてしまった"
"そこまで、あなたを思い詰めさせた"
「…ならば、受け入れてください。私の誓いを、貴方が罪を知り、世界を憂うのなら…そうして、道を譲るがいい」
「それを拒むのであれば、我らが並び立つことはない…せめて大いに闘い、ここで雌雄を決め──」
"私はあなたの敵じゃない"
「!?」
"私は生徒の味方だよ"
"…あなたも、私の大事な生徒だ"
- 6364続き24/07/19(金) 15:53:49
「…なぜ、侮るのですか…罪も、弱き己も、始まりの因果も…すべてを棄ててまで、超えた。なのに…」
「やがて、救世主になれたはずです。すべての子供に寄り添わんとした、貴方なら…」
"私は、救世主なんかじゃないよ"
"すべてを救うなんて、出来っこない"
「あぁ、やはり貴方も知っている。弱さを、至らなさを、不甲斐なさを…私と、同じ…」
「なのになぜ、侮るのですか…貴方のような、優しき人が…!!」
"(大人のカードを構える)"
「私は、貴方を許せない…!」
"みんなに、犠牲の上を歩ませはしない"
"あなたに、この重荷を背負わせはしない"
"ミケラ、あなたを止める" - 64二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 16:42:07
アリスクにとっては大切な家族と恩人を取り戻す戦い
先生にとっては犠牲の上に本物の「楽園」を築こうとするミケラを止める戦い
エデン条約編の最終決戦として相応しいな... - 65二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:37:55
このレスは削除されています
- 66二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 20:50:57
- 67二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:17:39
- 68二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 21:23:35
大人になるとゲマトリアみたいになるの!?ってなるな
- 69二次元好きの匿名さん24/07/19(金) 22:31:42
- 70二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 07:25:41
ここだとフレイヤの朱い腐敗を取り除いたようにミケラがミサキの病弱体質を治してそう
- 71二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 07:25:44
まあ神格としての姿はそれぞれ違うよって事で
それにミケラは自分の一側面であるトリーナを捨ててるしあれは本来の姿から変化したものって言えなくもないしね - 72二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 10:14:07
原作だと責任をとるべき立場のベアおばが死に逃げしやがったのを考えたら
計画を立案実行した責任者のミケラが残るわけだしこの世界だと少なくともアリウス生には悪いようにはならないよね - 73二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 12:26:37
キヴォトスにおいて「神になる」手段について考えてみたけど
この世界線ではミケラは三位一体を儀式的に再現しようとしてるんじゃないかなと妄想
子、親、聖霊の三側面を持つとされてる神をベアトリーチェかアツコ(子)、バルバラ(親)、ミケラ(聖霊)で構築する事で上位存在になる...みたいな - 74二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 15:35:36
- 75二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:18:35
- 76二次元好きの匿名さん24/07/20(土) 19:46:10
恐らくバルバラを器へ降ろす手段はマエストロから、
自分の構成要素を棄てる手段はゴルゴンダから得たと思われる
でも彼らも驚いたと思うよ
神秘の方舟を研究してたら本気で上位存在になって世界を救済しようとしてる子供が居るんだもの - 77二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 01:57:50
印象変化の高低差が激しそうだなこの子...
謎めいたアリウスのトップ(間接的に説明〜初登場)
↓
悪い大人よりも悪い奴(魅了能力とそれを用いた暗躍)
↓
本気で救世主になろうとしてる子供(過去や救済計画が判明)
↓
アリウスの一員、先生の大切な生徒(エデン条約編完結後) - 78二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 03:57:07
最終手段はここに棄てるして側面切り捨てまくってもありそう
- 79二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 08:37:22
アリウス自治区の各所に遺されたミケラの十字が
その後復興したアリウスの貴重な観光資源になる - 80二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 11:38:15
- 81二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 12:23:58
- 82二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 19:32:23
- 83【悲劇】1/2※独自解釈24/07/21(日) 22:19:23
「貴方も見てきたでしょう、先生。もとより、世界とは悲劇なのです」
────むなしい。
「ミケラ様!」「平和が訪れたのも貴方のお陰です!」「ミケラ様!」
────むなしい。
「ミケラ様。食料と物資の分配に関してですが──」「ミケラ様、医薬品の不足について────」
────むなしい。
「...ミケラ様。手を、握ってくれますか?それだけで、わたしは元気になれますから...」
魅了の力を用いて齎された秩序は、隠れた問題を浮き彫りにした。
物資の不足と困窮。あるいはあの内戦が、淘汰を起こし、アリウスを維持していたのか?
地下墓の果てに籠った所で、残る道は傷の舐め合いと緩慢な終わり。
だからこそ、異形の【大人達】が持ち掛けた取引と対価は、私達に未来と外への道を開き────
────どうしようもなく、世界が優しくない事を理解させられた。
あらゆるものに満たされながら、不和と権謀術数が張り巡らされるトリニティ。
自由と選択肢に溢れながら、暴力とエゴが際限なく衝突し合うゲヘナ。
...そして、上っ面の青春の裏で、大人と子供の、子供と子供の闘争が終わらないキヴォトス。
残酷過ぎたのだ。殻から出たばかりの私に、寒々しく広がる青空と現実は。 - 84【悲劇】2/2※独自解釈24/07/21(日) 22:21:16
────だからこそ、優しき律を。
弱い自分を切り分けて、揺るがぬ理想の救い主に。
「あははっ☆持ってた愛も迷いも捨てたのに、どうして優しい世界が出来ると思うの?
...だから、此処は通れないよ。わたし含めて、夢見がちな悪い子は」
────だからこそ、揺るがぬ力を。
救い主の導き手には、かつてアリウスを守った聖女を姫君の下へ。
「ミケラを止めて...あの子にとって、神は牢獄。
檻の中の神は...誰も救えない」
────だからこそ、誰もが幸福な【楽園】を。
愛をもって抱くのだ。アリウスを、トリニティを、そして世界を!
「ミケラ。あなたには本当に救われた。ミサキ...ヒヨリ...そして今の私が居るのも、あなたのお陰だ。
...でも、あなたの【楽園】は受け入れられない。そこにアツコも、あなたも居ないから」
「だから止める。そして取り戻す。家族のアツコと、恩人のミケラを!」
”──この先に待つ未来には、無限の可能性があるんだ。”
”チャンスは私が何度だって作るよ。それが大人の役目だから”
”だから────未来を諦めないで、ミケラ。独りぼっちの神にならなくても、【楽園】を作らなくても”
”手を取りあえる道は、きっと作り出せるから” - 85二次元好きの匿名さん24/07/21(日) 22:34:47
- 86二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 08:19:56
紡がれた木のヘイローを浮かべた幼子の如き子女から変貌を遂げて一転、新たな神として象徴たる輪のヘイローを光の冠として頭に飾る長身の凛々しい青年に誰もが主(神)を見出だす
そんな中で尚も「生徒」だと言える先生の意志もまた光る
- 87二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 12:04:39
ユーザーの反応「あぁ"忘れられた神々のためのキリエ"ってそういう……」
- 88二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 15:12:42
ストーリーでは終盤アリウスの制圧に駆けつけてくるトリニティの戦力も交えた最終決戦になる
「ストーリー限定かな?」と思わせて時間が経った後に実装される制約解除決戦
seresuteliaru pantheon
T h e L i g h t O r M i q u e l l a - 89二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 15:19:09
セトの憤怒
ミケラの光
並べても違和感ないなコレ - 90二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 15:41:40
トリーナはセイア同様夢から語り掛けてきそう
もしかするとセイアを無力化する為に蜜をアズサに預けるかもしれないけど... - 91二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 15:50:40
この場合トリーナはゲームと同じ植物みたいな姿なのだろうか?普通に生徒みたいな姿になってるなら見てみたい
- 92二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 20:05:56
- 93二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 20:18:31
- 94二次元好きの匿名さん24/07/22(月) 23:57:45
- 95二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 00:04:38
多分居ないんじゃないかな
腐敗周り持ち込んじゃうと話が更に拗れそうだし...(小声)
「天賦の双子」って呼ばれて説明されるアリウス生徒会長で正体はミケラとトリーナの二重人格という種明かしになりそう
- 96二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 04:54:12
- 97二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 10:13:28
血を分けたマレニアも王と仰ぐラダーンもいないキヴォトスだと
孤独な神という点が強調されてそれはそれでいいと思います - 98スレ主24/07/23(火) 10:53:07
- 99二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 11:29:55
- 100二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 11:31:01
学力こそ王の故よ(補習授業部顧問)
- 101二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 11:44:06
右手を突き上げた勝利のポーズ(誰が言ったか○○ゆめくん)がDJのパフォーマンスに見えなくもない
アリ夏イベントの要でもあったしミケラ様DJとか如何です?ミケラッチョしませんか? - 102二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 11:45:34
学力とは筋力である(ラダーンの方を見ながら)
- 103二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 12:22:39
ミケラが仕掛ける(神になろうとする)タイミングが気になる
原作のエデン条約式はユスティナを手に入れられればそれで良くてそこからのアリウス大暴れはベアトリーチェにとってはオマケだったんだろうけど...
...いっそ調印式の会場ど真ん中にエニル・イニムでも生やすか? - 104二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 12:38:40
- 105二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 14:05:34
エデン条約編後のミケラは棄てていたものを元に戻されたり神になってた反動で眠りに付いてそう
そんでトリーナが主人格になって犯した罪を清算しようとしたり貧しいアリウスを復興させようとしてそう
アリスクは旅に出ず残りそうな感じがある
優しい律計画をぶち壊したから肩身が狭いかもだけどそれ以上に本編より愛着のあるだろうアリウスを放置しないだろうし - 106二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 14:20:49
- 107二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 15:23:09
この世界線ミカの被害者度が大きく上がるかもしれない
本気でアリウスと仲良くなろうとしたのに魅了の力で気が付いたらミケラの傀儡にされてるんだから...
もしかするとマコトもアリウスと内通謀ったときに魅了されてるかもしれんし
事情判明するまでは過去最悪の敵扱いされそう - 108二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 18:48:12
- 109二次元好きの匿名さん24/07/23(火) 20:17:22
これは著者が飛田ニキイチの漫画版のブルアカだな
- 110【約束の聖女】1/2※独自解釈24/07/23(火) 22:21:14
アリウスの姫君よ、そして聖徒の英雄よ
貴方達の献身は、ずっと謳われる
そして約束は果たされ、強き魂が帰ってくる
私の導きとなる為に
むかしむかしの話です。
トリニティになった学園と分かたれ、異端となったアリウスが敵として排除されていた時代。密かに手を取り、アリウスを逃したものがおりました。
ユスティナ聖徒会。戒律に従い、苛烈に振る舞う彼女らが、何故異端を助けたのか。
数多の謎を残したまま歴史より姿を消した聖徒会でしたが、その中でも至上と謳われる聖女バルバラは、当時のアリウス生徒会長と密かに約束を交わしておりました。
迎えに行こう。導き手として、仲介者として、再び貴方達を日の下に。
...約束は果たされず、アリウスは地下深くで静かに絶望を蓄えてゆきました。
その数百年が、欠陥品であった【神】を生み出す門に、十分な力を与えたと知らぬまま。
そして、救い主が現れました。
愛で人を結び、繋げ、それがどうしようもなく無力だと知った幼子が。 - 111【約束の聖女】2/2※独自解釈24/07/23(火) 22:24:09
登る。登る。登る。
金の光が差す緑色の空の下。
カタコンベを突き破り現れた、螺旋を描く聖地を、
四人の生徒と一人の大人が、息を切らしながら駆け上がっていた。
家族を取り戻し、恩人の凶行を止める為に。
神になろうとする半身への償いの為に。
未来を諦めかけた一人の生徒を救う為に。
“トリーナ、間違いないね?”
「...ええ、この先にミケラとあの子を感じる」
“分かった。皆!せーのっ!!“
息を合わせ、石造りの扉を力尽くでこじ開ける。その先に広がっていたのは、際限なく広がる灰の大地と、聳え立つ巨大な二本の柱...否、門であった。
足を踏み入れると同時に、門が煌々と光を発し、一人の少女がゆっくりとした歩みで姿を現した。
攫われ、離れ離れになっていた三人の家族。
無事な姿に安堵がよぎりかけるが、それは灰混じりの強風に吹かれ、纏っていた白いコートが空へ舞い上がった事で覆る。
露わになったその姿は、黒い装束で全身を包み、青が混じった長い紫髪を広げ、
“金色に染まった瞳とヘイロー”を携えた少女。
「...アツコ」
サオリの喉から、驚愕と絶望の入り混じった声が漏れ出る。
「アツコ...!!」
それに呼応したのだろうか。アツコだった少女は、身丈には不釣り合いな二振りの重火器を持ち上げると、全身から力を迸らせながら銃口を向けた。
約束の聖女が帰還する。
導き手として、在るべき場所へ神を呼び戻す為に。 - 112二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 01:06:10
ミケラアツコ…
- 113二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 01:08:13
ティエリエ枠→トリーナ
アンスバッハ枠→サオリ
かあ…
先生もアロナ背負わなきゃ - 114二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 11:31:15
ストーリーの中盤辺りで何処かで、ミケラのヘイローが壊れたというメッセージが表示されて
ミケラが死んだと勘違いしてしまうシーンがありそう - 115二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 12:13:32
- 116二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 12:22:38
ボディの素材はアツコ、上書きされた神秘や人格はバルバラ、ミケラの王形態で青年ミケラが首に手をまわして背中に乗るのか…
- 117二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 13:07:02
- 118二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 13:45:18
しかし迷いも恐れも愛も棄てたミケラをどう改心させればいいんだ...
やはり切り離されたトリーナ諸共感情をくっつけて元の状態に戻してから
揺さぶるしかないのでは? - 119二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 14:32:22
ミケラ様こそが最も恐ろしい神秘を持っている
- 120二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 19:58:45
レダもダンも生徒としていて欲しいところではある。
ミケラに挑む前に先生&アリスクvsミケラ親衛隊&ユスティナ聖徒会が始まる。
途中からアンスバッハとティエリエ枠の生徒も参戦してくる。 - 121二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 20:42:03
レダは生来抱える猜疑心に押し潰されそうになったのを魅了によって抑えられた上愛と優しさを教えられて心酔してる生徒
ダンは苛烈な内戦の中自己研鑽へ依存する事で生きてたけどミケラの支えとなる目的を得て格闘の才能を開花させた無口な生徒...と妄想
魅了が解けた後犠牲の生じるミケラの計画に迷ったり反対した親衛隊メンバーを粛清する光景が見える... - 122二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 21:00:29
レダとサオリは同級生で親友。ミケラのためってスタンスは同じだけどサオリは神になるのを止めるため、レダは神になるのを叶えるために戦う。
- 123二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 21:09:35
「すまなかった、サオリ。あの日、あの牢屋の中で、君を勝手に同志と呼んでしまった」
- 124二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 21:16:51
レダの猜疑心については内戦帰りという背景がつくだけで一気においたわしくなるよね
- 125二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 23:05:11
このバルバラは残像出しながら馬鹿でかいガトリングを叩き込んだり空に飛び上がって隕石の如く落ちてきたり、ミケラとの合体技で理不尽な広範囲攻撃するってこと?
- 126【レダと同志達】1※独自解釈24/07/24(水) 23:08:38
「久しいな、先生。
そして...やはり来たか、サオリ、ヒヨリ、ミサキ」
砂が敷き詰められた、開けたドーム状の空間。そこに、白いサーコートを纏った金髪の生徒が立っていた。
「...レダ」
「...君達はミケラ様ではなく、先生に導かれているのだろう?あの方の救いを、否定する者として」
ーーーーーーーーーー
猜疑心。人から言われたことを素直に信じられず、疑ってしまう心。
...孤立無援、今日を生きるのが精一杯な私に、ずっとずっと付き纏う呪い。
崩れた自治区で、いつからの物かも分からない思想を振り撒く勢力。そのお零れに集まる者。それを奪う者。
諦めと裏切りの連続。吐き出される凡ゆる言葉全てが、何もかも信じられなかった。
「むなしい」
私が何をした?何故この呪いは付き纏う?
どうして皆疑り合い、際限なく争わなければならない?...何故この世界は、救いが無い?
「...なら、もういい」
唯一の持ち物の、黒ずんだ長銃を自分に向ける。
仮に撃ち尽くした所で死なない上、より苦しむだけ。緩慢に死には近づくだろうが。
でもそうしなければ、己の全てが壊れてしまいそうだった。
だって、生きていた所でこんな猜疑心(のろい)に抗う術も──
『大丈夫、ですか?』
声の元へと顔を向ける。人の形をした温かな太陽が、そこに居た。
私の猜疑心(のろい)が掻き消えていく。
破れた本に書かれていた愛と優しさ。知識として覚えただけのそれが、心に浸透していった。
「あなたは?」
離れたらもう会えない。そんな気がして思わず手を伸ばし...柔らかく握り返された。
『私はミケラ。このアリウスを少しでも善くしたい...子どもです』 - 127【レダと同志達】2※独自解釈24/07/24(水) 23:13:47
「...或いはミケラ様が、世界が望んでいるというのか。導き手達が見え、雌雄を決する事を」
“違う。私達は、アツコとミケラを取り戻しに来たんだ。皆の大事な家族を“
「皆の【救い主】だ。先生」
一触即発の空気が、清めの間に満ちる。
「かつてのアリウスは、このキヴォトスの縮図だ。欺瞞、策略、暴力。
あの時我らに救いを齎したように、ミケラ様がこの都市に蔓延る病を癒し、優しき世界を作る」
レダが語るはミケラの生み出す、優しき律の敷かれた新世界。
確かに都市に満ちる不和は解消され、ゲヘナやトリニティに留まらず、
数多の垣根を越えた本物の平和が為されるかもしれない。
...だが。
「でもそこに、アツコもミケラも居ない」
生じる犠牲を突き付けるはミサキ。
「そ、それに!導きに従うだけじゃ、自分の好きな物を見つける事もできません...!」
可能性の狭窄を発するはヒヨリ。
「...私は、ミケラの導きが消えて家族としての繋がりを思い出した。
争いの無い、優しい世界。確かに良い物だ...でも私は、今の在り方を放棄したく無い。
家族としてアツコと、ヒヨリと、ミサキと、いや、皆と!生徒としてこの世界で生きたいんだ!」
そしてサオリが、自己意思の肯定を示した。
停戦の余地は、始めから無かったのである。
「...いいだろう」
「ミケラ様に近づくな」
拒絶の言葉と共に、レダは兜を閉じ、針の如き長銃を向ける。
それに呼応する様に部屋奥から飛び出した帽子の生徒、ダンが強く拳を構えるとほぼ同時。
「”針の騎士“レダが、落葉のダンが、そして我が同士達が、お前達を許しはしない」
青ざめた修道服の軍勢が、【神】の救いを信じる生徒達が。
その否定者へと牙を剥き、殺到した。 - 128二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 23:32:03
アンズバッハ枠の生徒はセイアの付き人で、未来視を封じるために呪いのようなものをかけられるセイア。
それを解くために先生たちと一緒に戦うってのはどうよ。 - 129二次元好きの匿名さん24/07/24(水) 23:40:33
- 130二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 00:48:54
一年時代は至近距離で弾丸ブチ込む戦闘スタイルだったんだよね…
- 131二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:10:12
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- 132二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:13:18
セイアちゃんがトリーナの蜜を盛られて夢の世界の住人になってそう
- 133二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:29:28
対峙する聖女の復活はアツコの姿を依代に降りてきてかつてのバルバラ…ではないんだよね
厳密には聖徒会の遺した感情を、戒厳の守護者として意志を受け入れ、記号的にも名実共に次代の、新世の「バルバラ」へ至った"アツコ"本人なんだ…
闘いの最中みんなの名前を呼んで「私は大丈夫」と語りつつ銃口を向けるんだ…… - 134二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:33:37
でもミケラの聖女となる以上「優しい律」で救われる存在にはなれないし
家族や世界を幸福にする礎にしか成れない
だからサオリ達家族はただの”秤アツコ”を連れ戻そうとするし
先生は二人の犠牲の上で成り立つ楽園を否定するんだ
- 135二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:48:26
赤獅子フレイヤもいそう
立ち位置的には聖女バルバラの英雄的伝承に憧れた納筋シスターフッドか、あるいはミメシスとしてバルバラと共に呼び出されてミケラによってかつての人格を取り戻して復活したユスティナ聖徒会の一員か…
- 136二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 10:51:35
アツコのフォロワー、ナタン
アンスバッハがサンクトゥス分派の子なら同じくサンクトゥス分派幹部、ナタンでもいいかもしれない - 137二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 11:02:59
このレスは削除されています
- 138二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 11:04:17
本筋はミケラの現れたアリウスがどういった道を辿るかだし、登場人物はあまり増やさなくてもいいかもしれない
元ネタの方は王になる過程で得た縁が影の地で掘り下げられていくけど
こちらはエデン条約編が軸な以上アリウスとトリニティで大体完結してるから... - 139二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 13:27:36
先生がミケラに寄り添って改心させる為には「神になる」という結論に至るだけの過去と苦痛を知る必要があると思うの
というわけで恐らく棄てた恐れや迷い、愛と身体を押し付けられたであろうトリーナに夢で共有してもらおう - 140二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 15:09:43
ムーアちゃんもいるのか…
- 141二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 15:27:51
- 142二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 19:26:14
バルバラアツコ、キリエ終了後は強化形態的な立ち位置で実装されそう
アツコ(臨戦)みたいな - 143【償い】1※独自解釈24/07/25(木) 21:18:14
【あらすじ】
魅了が解け、恐慌状態のアリウス自治区を突き進む先生とアリウススクワッド。
親衛隊に攫われたアツコを救うべく突き進む一行を前に、同じく魅了が解け、復讐の為暴走するミカが立ち塞がる。
激戦の果て生徒達と分断された先生は、足場の崩落に巻き込まれてしまうが...?
ーーーーーーーーーーー
声が聞こえる。中性的で、どこか幼なげな声色の、後悔が。
──我が全ての恐怖を、ここに棄てる
「ミケラさん。貴方に、決して拒めないであろう提案を一つ。」
心を紡ぎ、繋いでも、眠りと夢の中、安らぎを与えても。解決しようのない困窮と現実。
緩やかに蔓延る恐怖を前に、私は悪魔へ頭を垂れ、皆の可能性を対価に生命を繋いだ。
──我が迷いを、ここに棄てる
「はじめまして☆で、いいのかな?生徒会長さん。
──私は、あなた達アリウスと和解したい。」
夢にまで見た光への道。しかしその先が古きアリウスの鏡写しである現実を前に、彼女の善意を塗りつぶした。
...あの時手を取れば、未来は変わったのだろうか。
──我が愛を、ここに棄てる
「...分かった。それでサッちゃん達が、皆が幸せになれるのなら」
大勢を傷付けて、弱い自分を切り離して、漸く手をかけた救済の道。
首輪を繋ぐ悪魔を出し抜き、大団円まであと一歩。...だというのに。
「...でも、最後に教えて。自分を切り分けて、神になって、優しい律が敷かれて」
「その先に、あなたの幸せはあるの?」
何故私は、棄てた筈の思いを、いまだに抱いているのだろう?
─我が半身を、ここに棄てる
金色の髪を靡かせる幼子が、背を向けて消えて行く。そんな姿が脳裏によぎった。
ーーーーーーーーーー - 144【償い】2※独自解釈24/07/25(木) 21:23:41
「...ごめんなさい」
声を聞いて起き上がる。運が良かったのか、だいぶ落ちたにも関わらず痛みは無い。
光差す空間の中、長い紫髪の少女が巨大な花に包まれ、酷く濁った涙を流している。
”...トリ―ナ”
トリ―ナ。百合園セイアから伝えられていた、夢の中で出会った少女。
もう一人のアリウス生徒会長が、そこに居た。
「...私のせいなの。あの子にアリウスの全てを背負わせておきながら、
苦しみに寄り添うどころか、重荷になっていた」
”...ミケラは悪い大人でも、救世主でも無かった。ただ力があっただけの、優しい子どもだったんだね”
立ち上がり、トリ―ナへと身体を向ける。
「...何をするの」
”アツコを、ミカを、サオリ達を、そしてミケラを、助けに行く”
”私は先生だから。追い詰められた生徒を、放ってはおけないんだ”
今この瞬間にも、サオリとミカは戦っているし、離れた二人もこちらを捜している筈。
助ける生徒が増えただけだ。そう先を急ごうとして...
「...あの子は、ミケラは、もう救う事は出来ない」
トリ―ナは、そう零した。
「切り離してしまった。あの子の迷いも恐れも愛も、今は私の中にある」
彼女がぽつぽつと語りだしたのは、謎に包まれていたミケラの真の目的。
それはアリウスに秘匿されたオーパーツを用いて神となり、世界全てを優しい律で包むキヴォトス救済計画であった。
...そして計画の鍵として、アツコが必要だった事も。
神となる為に異形の大人を出し抜いて、その技術でトリ―ナ含めた己の本質を切り離し、ここに棄てた事も。 - 145【償い】3※独自解釈24/07/25(木) 21:25:17
濁った涙が止まらず、小さな水溜まりを生む。取り残された彼女は、懺悔を零し続けていた。
「...あの子を、許してあげて。ミケラはもう迷えない。恐れられない。
そして愛する事も、もう出来ない。だから────」
”謝るのは私の方だよ、トリ―ナ。”
”やった事が、消える訳じゃない。これまでミケラが目的の為に、大勢を踏みつけにした事は覆らない”
”でも世界が、君達を、アリウスを追い詰めてしまった。可能性を奪われて、そういう在り方を選ばざるを得なかった”
”...責任を取れる大人が、誰も居なかった。だからせめて、これからの未来を保証してあげたい”
”それに、信じたいんだ。救いを信じて戦ってきたミケラが、犠牲の無い道を諦めていない事を”
”生徒に関して諦めが悪いのが、先生(わたし)だからね”
そう言って、花からトリ―ナの身体を持ち上げる。不気味なほど軽かったが、些細なことだ。
「...どうして、そんな事を?」
”あの子の苦しみに寄り添いたい、でしょ?
足の代わりになるよ。叶えられる願いなら、手伝ってあげたいんだ”
「...変な、人。」
”それに、感じるんだ。この先できっと、君が必要になる”
”返しに行こう、トリ―ナ。これまでの感謝も、後悔も、全部”
”そして教えに行こう。世界はまだ捨てたものじゃないし、寄り添える人も居るって”
ーーーーーーーーーー
不幸中の幸いか、逸れていたミサキとヒヨリとは、直ぐに合流できた。
「無事みたいだね、先生。早くサオリ姉さんの所へ向かおう」
「え、ええっと。それで、背中に背負ってる子は誰なんですか?」
”あっ、そうだったね。この子は───”
「...私は、トリ―ナ」
「...ミケラに、返しに行きたいものがある、アリウスの生徒」 - 146【償い】補足※独自解釈24/07/25(木) 21:27:00
- 147二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:04:12
- 148二次元好きの匿名さん24/07/25(木) 22:05:56
- 149二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 07:39:14
- 150二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 08:04:43
ここまでエルデンリングとブルーアーカイブが上手く噛み合うとは…あにまん民達の解像度の高い内容に感服します
これってライカード版とか糞喰い版とか他のキャラを主軸にしたブルアカ世界とかアリかな?
可能性が有るのなら是非とも見てみたい - 151二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 08:11:29
ミケラのヘイローが壊れた時の大混乱ちょっと気になるな……
大半のアリウス生徒は魅了が解けてもなおミケラについていこうとするんだろうな……
魅了されていた時の温かさが忘れられないばっかりに…… - 152二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 09:19:01
角人枠がゲヘナ生の誰かになるのかな
- 153二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 10:47:54
- 154二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 15:35:57
- 155二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 20:01:50
この世界線のゲマトリア(ベアおば抜き)について考えてみた
「砂漠で水を求めて死にゆくものに、水を提供する...ただし、一生奴隷として働いても返済できない額で。」
対策委員会で黒服が言ってた言葉だけど、忘却された上孤立無援なのがアリウスだからゲマトリアに生命線を握られる事で事実上の「領地」にされてる気がするのよね
魅了で平和を作れてしまったのがミケラだからそのせいで守るべき生徒達に無自覚に悪い大人の片棒を担がせる状態になって...
平和を願いながらも調印式襲撃や神になる計画をやらかす一因になるのではと妄想 - 156二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:15:19
- 157二次元好きの匿名さん24/07/26(金) 23:48:52
だから、棄てたものをトリーナと一緒に返しにいく必要があったんですね(1敗)
- 158二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:34:53
なるほど、神としてのミケラは消えるけど棄てたものを戻すことで人にもどり、生き残るわけですね。
- 159二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 09:37:50
腕のみ霊体でかさ増してインド神的な威容を出してるけど割と実体よりの姿してる
- 160二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 18:40:40
保守
- 161二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 19:05:13
棄てたパーツのいくつかはトリーナみたいに
生徒として自律行動し始めたりしそうではある
最初は記憶を喪ってるけど、自治区内を巡ってミケラの足跡を辿っていくうちに
自分がミケラの縁者、おそらく分け身であることを察して
彼が棄ててしまったものを返すためにミケラの元に集いそう - 162二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 21:55:04
- 163二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 22:07:02
…私はミケラに、返したい
かつてミケラのものだった意志を
皆を救わんと広がる虚しさに抗い続けた、矜持を
神へと昇るために、彼女が捨て去った愛を - 164【導きの終わり】1※独自解釈24/07/27(土) 23:21:32
あまりにも、異様な光景だった。奇妙な短刀を手に、地下深くの空間に立つ長い金髪の生徒の前には、
禁忌という言葉を形にしたような巨大な【門】が佇んでいた。
(...アリウスの生徒会長、ミケラ!
しかし、どういう事だ。ただ一人で、何故か刃物まで持って)
遠い昔に排斥され、忘れられたアリウス分校は、エデン条約を巡る一件で再び姿を見せた。
アズサを送り込みトリニティへ介入した、謎めいた力を持つ勢力として。
その謎を解き明かさなければならない。故に私は友人の聴聞会が迫る中、予知夢を用いてその影を追っていたのだ。
(異形の大人との対等とは言い難い取引。不気味なまでの秩序と平穏。
裏があるとは思っていたが...鬼が出る、とはこの事か)
「そこに居るのですね。百合園セイアさん」
(...私が知覚されている!?)
予想外の状況に戸惑うが、同時に違和感に気付く。
ミケラの肉体は淡く輝き、薄っすらと地面を映している。さながら幽霊のように。
「本質を切り棄て続けていた...故に、見えるようになったのでしょうか。
...でも、嬉しいです。”生徒”としての私の最期を、見届けてくれる人が居るなんて」
『生徒としての最期』。瞬間、言葉しか届かないはずなのに、私は止めようとした。してしまった。
「ミケラ!何を始めようとしているんだ!?」
「さようなら、百合園セイアさん。ご友人を利用した私が、言えた事ではありませんが...
どうか貴方達トリニティにも、優しき律が訪れん事を」
そう言って、ミケラは短刀を胸に突き立てながら、【門】の中に身を投げ出す。
反射的に駆け寄り、そこへ手を伸ばしてしまった。瞬間、私は迸る光に、文字通り引きずり込まれ──
【どこかで、ミケラのヘイローが砕けた】
──導きは、壊れたのだ。 - 165【導きの終わり】2※独自解釈24/07/27(土) 23:30:27
『元気でね、サッちゃん、皆。どうか幸せに』
違和感。かつて皆を救い、今も導くミケラ様が、何故親衛隊を差し向けて私達を追い、
姫...アツコを連れ去らねばならなかったのか?
そして、何故アツコは分かっていたかのように、それに従ったのか?
「ど、どうしましょう...ここまで逃げてきましたけど、完全に孤立無援ですよ、私達...」
違和感。これまでアリウスの未来の為に貢献し続けた私達が、
何故あの瞬間から、敵として扱われたのか?
それに奇妙だ。これまでの平穏が嘘のように、アリウス自治区は揺れ動いている。
「...どうする、サオリ『姉さん』。...なんで、今までこう呼んでなかったんだっけ」
違和感。固く閉じられた、記憶の蓋が開かれる。
そうだ。私達は家族だった。過酷な環境のアリウスで、力を合わせて生き延びて。
悪意の坩堝の中、懸命に命を繋いで。その中で、あの人と、恩人と出会ったのだ。
緩やかに塗り潰されていた情緒が、記憶が、意志が再び芽吹き出す。
「...アツコを、家族を、連れ戻さないと」
でも、どうやって?恩人の凶変。沸き立つ違和感。謎だらけの中、放り出されたこの状況。
導きを失った私達は、どうすれば目的を果たせるんだ?
苦悩するサオリの脳裏には、あの日無力な身でも生徒を導いた、一人の大人が脳裏を過ぎっていた。 - 166【導きの終わり】3※独自解釈24/07/27(土) 23:32:29
「今からでも止めないと!ミケラ様と姫様が!」
「不可能だ。計画は最終段階に入った以上、私達の仕事は混乱を押し留める事」
「あの大人達に利用されているのでは!?誰でもいい、助けを...」
親衛隊の本部、その会議場にて。
魅了により成立した秩序と教導。その土台が崩れた今、ミケラの親衛隊は計画を維持する者と
これまでの教えと剥離した手段を前に揺らぎ、中止を主張する者に分かれていた。
部屋に満ちる膠着状態を前に、帽子を深く被った生徒が溜息を付き...
瞬間。照明が落とされ、十数発の銃声と激しい殴打音が鳴り響く。
喧騒に満ちた会議場は、一分もしないうちに静かになった。
「...」
ダンが小さなライトを構える。昏倒し、拘束された親衛隊の傷ついた顔が映った。
「助力に感謝する、同士ダン。お陰で迅速に事を運べた。彼らには暫く寝ていてもらおう」
針のような長銃と、編まれた金髪が印象的な生徒が近づく。針の騎士、レダ。
アリウスの頭脳を制圧した彼女へ、ダンは筆談で問いかける。
『よかったのか?賛同者も排除しても』
「この状況において致命傷となる、指揮系統の混乱を防ぐ為だ。
それに投降を説かれたとして、揺らぐ可能性も我らには無い。聖徒会も今や我々の指揮下だ」
『アリウススクワッドはどう対処する』
「導きがあって尚、サオリ達は抵抗を選んだ。彼女らは強く、聡い。
きっと姫君の為、確実に戻ってくるだろう...まずは生徒達の混乱を収め、戦力を盤石としておこう」
『了解した』
「同士ダン、ミケラ様を御守りするぞ。約束の聖女が帰るまで」
返り血に染まるレダは、そう言って同士へと微笑む。
その眼には彼女が忌み、封じられてきた猜疑の炎が燃えていた。 - 167【導きの終わり】4※独自解釈24/07/27(土) 23:34:28
無尽蔵の光。【門】の先に広がる異常な世界。力の洪水と形容すべきそれが、あらゆる感覚を満たす。
私を構成する全てが、取り返しの付かないものに置き換えられていくような...!
(私が、消えてしまう!)
最悪の未来が、脳裏に過ぎった。失敗した。私のミスだ。伝えなければ。残り少ない刹那でも。
ふと視界が開ける。目の前には直情的な私の友人。せめて彼女に。
「セイアちゃん、どうしたの!?私...」
「ミカ!!君が、アリウスをッ───!!」
ごぼり。血の塊が吐き出されると同時に、喉が動かなくなる。
(...伝えなければ。ミカに、話すべき事を。いや、赦しを。何をやってるんだ私は──)
全身が弛緩し、地に伏せる。駄目だ。これじゃ混乱を招くだけ。
だと言うのに口が動かせない。伝えられない。こんな体たらくで何を変えるんだ、百合園セイア?
私の友人が、ミカが慌てふためき、目を腫らして駆け寄る姿が映る。
(...誰でもいい。お願いだ。ミカを助けてやってくれ...)
ーーーーーーーーーーー
糾弾と混乱が、壁の向こうから響いてくる。目の前で倒れたセイアちゃんは病棟へ運ばれ、私は牢へ戻された。
それと同時に、突然意識の奥底に隠れていたものが噴き出して。
「...あははっ」
これまでの記憶とそれらが、噛み合ってしまった。最悪の形で。
アリウス生徒会長とのお茶会。異文化交流の筈のそれを機に、封じられていた感情が。
「弄んだんだね。私の居場所も、友達も、思いも、全部。」
溢れ出していく。憤怒が。ゲヘナに向けていた曖昧な嫌悪ではない、本物の憎悪が。
とんでもない悪魔に騙されたもんだ。平和と愛を説き、裏で混沌を招く邪悪。
ティーパーティーの私。トリニティ生の私。セイアちゃんの友達の私。全部全部、壊されてしまって。もう何も残っていない。だから───
「──裁いてあげないと。あなたたちアリウスの全てを、この私が」
相応の報いくらい、与えてもいいよね? - 168二次元好きの匿名さん24/07/27(土) 23:36:57
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- 169【導きの終わり】補足※独自解釈24/07/28(日) 00:04:13
大ルーン破壊を切っ掛けにそれぞれの意思を思い出す流れと
エデン条約編4章始動の流れを混ぜてみました
魅了されていたのはミカとアリウスの生徒全員(マコトも居るかも?)を想定してます - 170二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 07:55:38
- 171二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 14:31:15
そういえばこのエデン条約編だと補習授業部はどうゆう扱いになるのかな
- 172二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 19:31:26
概ね本編と同じでアズサが魅了されてるか否かくらいだと思うが自分としては後者を推したい
確固たる決意と意思故に魅了が効かなくて導きに従ってるアリウスにとっちゃ異端児なんだけど
だからこそトリニティやアリウスを救う最初の火種を起こすんだ...
- 173二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 19:35:38
- 174二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 22:05:28
恐らくこの世界のエデン条約編の裏テーマは「導き」だと思う
ミケラはアリウスを導く事で平和を齎せたし、大勢を救えた
それ自体は正しい事だったんだけど、結果的にそれはアリウス生の殆どがミケラに選択肢を依存し、
彼/彼女に負担を強いて追い詰めたりゲマトリアの介入を許す事に繋がっていくんだよね
「一人の超人に依存しても上手くいかない」が一貫してるのがブルーアーカイブだし、
あくまで生徒の味方として助力に留める先生とのスタンスの違いや
導きから自立して友達と困難に立ち向かうアズサ、或いは自分達の在り方を再定義しようとするアリスクとの対比になるんじゃないかな - 175二次元好きの匿名さん24/07/28(日) 22:58:56
- 176二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 08:43:44
ほし
- 177二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 16:02:00
上でも話題が出てたけどこの世界だと最後にミケラが『全部私がやりました』って言えば丸く収まるんだよね
異能の力でアリウスとトリニティゲヘナの上層部を掌握してたのは事実なわけだし…
ただそれで終わるのが青春の物語かって言われるとちょっとうーんってなるけども - 178二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 19:24:47
『私はみんなをメロメロにして神になろうとしました』看板を首からかけて
投棄した肉体の回収行脚に勤しむミケラ一行 - 179二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 20:46:25
ミカの善意から始まったのがエデン条約編だし
最終的に「アリウスとトリニティの和解」が超遠回りだけど成立する結末に落ち着くと良いなあ
アリウスは導きを失ってしまうけど、それに至るまでで積み重ねられた教えや優しさはちゃんと残って仲直りに繋がる感じで
ラストカットは花壇の整備をするアリスクと補習授業部がすれ違ってサオリが微笑むんだ... - 180二次元好きの匿名さん24/07/29(月) 23:48:29
百智卿ギデオンみたいにミケラのヤバさを察して消そうとする生徒がいても良いと思うんだ
- 181二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 10:16:23
育ててる花はミケラとトリーナを象徴するスイレンかな
- 182二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 19:59:35
- 183【世界が虚しくても】1※独解24/07/30(火) 23:30:03
※ミケラに関して多大な独自解釈を含みます
【あらすじ】
神として再臨したミケラの力を前に、結集した生徒達は次々と戦闘不能に追い込まれていく。
今や立っているのは、先生とトリーナだけだった。
聖女と化したアツコと共に、世界を抱こうとするミケラ。
しかし先生は誰も犠牲の無い未来を紡ぐ為“大人のカード”を抜き───
生徒が積み重ねた消耗もあって、遂にミケラは膝を付いたのであった。
救い主になった自分が、弱さから脱却した筈の身体が深く体勢を崩す。
((”シャーレの先生“の真の異能、これ程までとは!...けれど))
確かに強大。しかし、神の力が失われた訳では無い。
約束の聖女も未だ健在。問題ない。まだ立ち上がり、戦える範疇。
何より導きを拒み、私に立ち向かえる者は先生以外残っていない。誰ひとり───
((...待て、先生と共に居たトリーナは──))
その瞬間。紫の髪を靡かせながら、背後からトリーナが飛びついた。
一人の生徒が意識から外れ、奇襲を仕掛けられる決定的な機会を作る。
先生の作戦は力押しではなく、最初から...!
『“大人のカード”は...陽動!!』
”トリーナ!お願い!“
「...もういいのよ、ミケラ。無理をして、背負わないで...」
分たれたものが、戻ってゆく。
切り棄て続けた本質が。無力を呪った、自分自身が。 - 184【世界が虚しくても】2※独解24/07/30(火) 23:31:04
肉体が、戻る。
非力で、武器の扱いが下手だった。生徒会長だからと戦いでもアリウスの導きであろうと、
無理に色々なものを使おうとして。
結局小さな拳銃が精一杯で、あれこれ皆にフォローされたっけ。
迷いが、戻る。
この世界は残酷で、虚しいだけのもの。
違う。辛い事も理不尽な事も山程あるけど、確かに優しさは芽吹いていた。
現にトリニティに送られ暮らすアズサは、友情と居場所を手に入れ幸福を謳歌していた。
...ティーパーティーの彼女の、善意を踏み付ける必要はあったのか?
覚悟を決めて助けを求める事が、アリウスのより善い未来へ繋がっていたかもしれないのに。
全ての恐れが、戻る。
魅了の力は全能じゃ無い。アリウスを取り巻く問題には焼け石に水で、
結局大人の介入を許すしかなくて。間違った術を、彼らの悪意を、己の導きとして皆に押し付けた。
ここに至るまで、何千を傷付けたのだろう。何万の意思を踏み躙ったのだろう。
それも満足に分からない自分の愚かさが嫌いで。負うべき責任の大きさが怖くて。
だから成ろうとした。導くに相応しい、崇高な何かに。
...愛が、戻る。
アリウスの皆が大好きだ。異能だけで弱い私の、大切な仲間達。誰一人取りこぼしたく無かった。
でも、現実はそう甘くなくて。光差す道を歩ませる事も叶わなかった上、一人で全てを救おうとしても、結局アツコを巻き込んでしまった。
...何が神だ。何が優しい律だ。分かっていたじゃないか。私の導きは、最初から誤って─── - 185二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:31:57
物凄くバカな事を言うけどブルアカ未プレイで内容とか知識をみんなの反応集から取り入れていた時期にシャーレの先生=ミケラっていう説を考えていたんだ
だって生徒の足を舐めたり髪の匂い嗅いだり高額のおもちゃを買うような変態でダメダメな人が殆どの生徒に好かれているってあり得ないもん
いくらプライベートがダメでも″先生″としては立派で生徒の事を思いやる行動をとってももここまで好かれるか?、
皆なにかに惑わされているんじゃないの?
神秘を上回る凄い何かに魅了されて好きになってんじゃないの?
…って妄想していました
という事でシャーレの先生 実はミケラの半身というストーリーは面白いですかね? - 186二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:33:16
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- 187【世界が虚しくても】3※独解24/07/30(火) 23:33:58
「生徒会長」
バルバラの器になったアツコが、そこに居た。
もう意識はない筈なのに、妙にしゃっきりとした顔でこちらを見つめて...勢い良く、頬を叩いてくる。
「やっぱり楽園の成就は、あなたの幸せじゃ無かったんだね。妥協した手段だった」
『...』
「...でも、それでも。私が聖女の器になるって決めたのは。
あの日サッちゃん達を、心から助けようとしてくれたからだよ。その無垢な善意に、皆救われたから。
...それに、独りは寂しいもの。でしょ?」
『...アツコ』
更に幾つかの足音が、歩み寄ってくる。
「...生徒会長。私は魅了の力があったから、無条件に着いてきていた訳じゃない。
仮にそれだけだったら、私は今より自分とアリウスを好きになれていなかっただろうし」
「そ、それに!ずーっと泥を被って、私達が少しでも幸せになれるよう努力してくれてたのも事実、ですよね?
ご飯にあまり困らなかったのは、そういう事かなって...」
『...ミサキ、ヒヨリ』
「私は、ずっと気付けなかった。恩人で、象徴の貴方が導きの裏で、
責任や苦痛を抱え続けていたことを。...本当に、すまなかった」
『...サオリ』
「...恩返しをさせてほしい。導き手じゃなく、一人の生徒としての貴方に、寄り添いたいんだ」
誰もが、導きもなく心から私を見ている。
合わせる顔がない。迷いが、恐れが、愛が枷となり、自分自身を縛っていて...
神としての私を手放したら、どうにかなってしまいそうで。
”ミケラ”
『...先生』
そんな私の前に、一人の大人が揺るぎない姿で立っていた。 - 188【世界が虚しくても】4※独解24/07/30(火) 23:36:43
”ミケラ。あなたがアリウスを導き、トリニティとゲヘナを巻き込んで大勢を傷付けたのは覆せない事実だ。...でも“
”あなた達はそうせざるを得ない状況に追い込まれ、可能性を奪われ、無理矢理責任を負わされた。
...そんな事を子供に強いて、当然の事だなんて。断じて間違っているし、認められちゃいけない。だから”
“私が、君達アリウスの未来を保証するよ。“
“悪意ある者に支配されない、キヴォトスの正式な一員。連邦生徒会に、世界に認められた学園の一つとして。”
”その為に、私が、連邦調査部シャーレがいるんだ。“
”...だから、もう自分を赦していいんだよ。ミケラ“
“ここまで積み上げたアリウスは、生徒達は、確かに君が守り抜いたんだものなんだから“
確かな導きが、そこにあった。
内戦時代から、ずっとずっと望んだ救いの手が。
『...ごめんなさい』
目が潤む。纏った何かがひび割れていく様な感覚がしたが、気にも留めなられなかった。
『...ごめん、なさい」
大粒の雫が地面に溢れ落ちる。視界が下がる違和感なんかどうだっていい。
今鏡を見たら、きっと酷い顔をしているんだろうけど。
「ごめん、なさい!』
涙で歪んだ視界の中、闇雲に駆け出す。向かう場所は一つ。
伝えなきゃ。私の帰るべき約束の場所。ずっとずっと、愛しているみんなへ。
思い切り飛び込み、先生を、アリウスのみんなを、力の限り思い切り抱いた。
みんなどうしようもなく大きくて、あたたかかった。
「わたしが、まちがってたよ...!!」 - 189【世界が虚しくても】5※独解24/07/30(火) 23:38:33
抱きしめた身体は、すっかり小さくなっていた。神はもうおらず、緩やかに金髪から紫髪へ戻っていく、一人の少女がそこに居た。
“...トリーナ、ミケラは”
「...大丈夫。あの子は、疲れて眠っているだけ」
「...良かった。誰も犠牲にならずに済んだんだな、先生、皆。」
”うん。誰一人欠けても、きっとこうはならなかったよ“
「...そうだな」
サオリの言葉が身に沁みる。誰一人取りこぼしたくない。先生としての私の願いは、辛うじて叶えられた。
アツコも無事で、すっかり意識を取り戻している。大団円とはいかないが、少なくとも危機は去ったのだ。
3人の少女の前で、青くゆらめく人影が、陽炎の如く緩やかに散っていく。その表情は微笑んでいる様に見えた。錯覚か。或いは幾星霜を超えて、約束を果たせた故か。
「ありがとう、力を貸してくれて...さようなら、バルバラ」
アツコが一人、聖女への別れを呟く。
「...何故約束の聖女は、アツコちゃんに意識を返してくれてたんでしょう?」
「分からない。奇跡だって事で良いんじゃないの」
「...そういう事に、しておきましょうか。えへへ、もう動けません...」
そんな彼らの背後で、【門】は大きな音を立てて崩れ落ちていく。二人の犠牲と、キヴォトス中の可能性を引き換えに叶う楽園。
それが今の世界より幸福だったのかは、もう証明できない。
「...二度と、神は生まれない」
“きっとあんなもの、最初から無くて良かったんだよ。...ありがとう、トリーナ。ミケラに想いを伝えてくれて”
...でも私の言葉に、ようやく心から微笑み返せたトリーナの姿を見ると。きっと間違ってはいなかったと、思いたかった。
空が明け、澄み渡った青空が広がりだす。
...救済は、二度と成らない。それでも進むしか無いのだ。例え世界が、如何に残酷で虚しくても。 - 190【世界が虚しくても】補足※独解24/07/30(火) 23:44:59
ミケラの居る世界線の決着を妄想しました
因みに棄てた感情を返さないと説得不可能なのでトリーナの回収は必須です(1敗) - 191二次元好きの匿名さん24/07/30(火) 23:49:57
お疲れ様です、毎回良質なSSを書いていてとても素晴らしいです
- 192二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 00:00:20
ここまで皆様方が良質なSSを投稿したり面白い設定を考えたり先程も感動的に物語の幕を閉じた後に言うのも大変申し訳ないがやはりフロムの救いのないイベント(例.Bloodborneの人喰い豚に喰われたガスコイン神父の娘)みたいに影が残る結末とか見てみたいんだ!
結局ミケラは消える様に死んだりレダとダンがミケラを守る為の戦いの末に死んでしまったりトリーナが二度と目覚めなかったりしてほしいんだ!
不快に思ったスレ民達 本当にごめんなさい - 193二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:15:28
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- 194二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:15:38
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- 195二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:15:48
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- 196二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:15:59
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- 197二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:16:09
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- 198二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:16:19
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- 199二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:16:29
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- 200二次元好きの匿名さん24/07/31(水) 07:16:40
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